【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」4周目 (1000)


 艦これ(艦隊これくしょん)の二次創作SSです

 前スレ
 【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」3周目の3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428164716/)
 までのことは一切引継ぎ無し 新しくはじめます


 ※何の罪もない艦娘達が陥れられ、絶望の淵に沈みます
 ※安価・コンマ・多数決を使います


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429544962


『機動駆逐艦カンムスKAGEROO』


陽炎「カゲロウ、目標を駆逐する……」ダァン!

悪徳役人「わ、我らの軍備がああぁぁ!!!?な、なんなのだあの小娘は……!!」


『西暦2×××年……世界の軍事バランスは、突如現れたチンジュフル・ビーイングと、その使用する少女兵器【艦娘】によって崩れ去った』


長門「デュナガト、目標を狙い撃つ!」ピシュゥン

悪徳役人「はうっ、ハートを射抜かれた!」ドキッ


『特殊な兵装【艤装】を操り、悪の組織に単身立ち向かう……その姿は正に、人間武器庫』


古鷹「フルタカ、目標に抜錨します」

古鷹「…………ヘッ、皆殺しだぁ!!」クワッ


『氷の上を自在に滑り、特性のスティックで敵をぶった切り、血の滴る寿司を作る天才料理人!!』


霧島「キリシマ、目標を破砕する…………オラッ!」

霧島「おいどんは……!あっしは……!私は……!!」ヘナヘナ


『機動駆逐艦カンムスKAGEROO-2nd season-』


金剛「始まりマース……カンムスター……私達の計画が」

比叡「霧島、あなたも私達の仲間……カンムスターなんですよ」

霧島「マジかよ」


古鷹「長門さん!?殺されたんじゃ……」

陸奥「残念だったわね……妹よ。ってか、似てないでしょ私達」


榛名「撃つというのですか姉妹を!!」

霧島「違う!!私は艦娘だあぁぁーーーーー!!!!」


古鷹「テートクに依存しっぱなしでぇ、私達に勝てるわけねーだろ!!」

比叡「た、助けてお姉さまー!!」ボーン


金剛「まさか、陽炎……あなたが、純粋種のカンムスターだというのデスかぁ!?」

陽炎「カゲロオーライザー……未来を切り開く!!」


『劇場版 機動駆逐艦カンムスKAGEROO-A wakening of the Trailblazer-』


霧島「海から深海棲艦とかいうのが攻めてきたですって!?」

港湾「一緒ニナロウヨ……構ッテヨ……」

霧島「ぎゃああああぁぁぁ!!浸食されるううぅぅ!!自爆!!」ドーン


陸奥「乱れ撃つわあああぁぁぁぁぁ!!!!!!」ダダダダダンッ!

古鷹「切り開くんだ!未来を、明日を!!」


陽炎「カゲロオークアンタ……出撃する!!」

港湾「遊ボウ……遊ボウ……」

陽炎「私達は……分かり合うことができるんだあああああああああぁぁぁっぁあーーーーーーーーー!!!!!」


・・・・・・

パチパチパチ

1周目提督「いやーすごかったな!カンムスKAGEROO一挙見!」

3周目提督「素晴らしい。流石敏腕プロデューサー2周目の手がけた大スターKAGEROUだよ」

2周目提督「よせやい照れるじゃねぇか」


3周目提督「にしても、2周目は多くの艦娘を手籠めにして孕ませたそうじゃないか。その後どうだ?」

2周目提督「幸せに暮らしてるよ?」

1周目提督「俺も五十鈴と幸せに暮らしてるぜ!」


1周目提督「にしても惚れさせて突き放すドッキリはホント楽しかったなー」

2周目提督「俺もこんなんじゃなきゃ……またやりたいよ」

3周目提督「俺は今度またやるけどな!」

提督「…………」


3周目提督「お、なんだ4周目。この話題に興味あるのか?」

提督「ああ……同期のお前らがそんなに熱中するのって何だ?」

2周目提督「よくぞ聞いてくれた。それはな…………」

~かくかくしかじか~

提督「はぁ!?なんじゃそりゃ!?」

1周目提督「要は惚れさせた後に突き放すんだよ簡単だろ?」

提督「………………」

2周目提督「あ、お前真面目な提督だもんな……そんなことしないか…………スマン、今の話は忘れ」

提督「何故俺にもそんな楽しそうな事を教えてくれなかった!!!!」


1周目提督「(ああ、これ…………俺らと同類か)」

2周目提督「(Welcome to underground)」

提督「俺も早速帰ったらやるぞ!!明石と大淀を招集しよう!!」ゴゴゴゴゴ


3周目提督「だが気を付けろ……治安維持艦娘は強敵だ」

提督「なんだそれ?」

1周目提督「俺の頃には無かったが……どっかのバカがドッキリの最中、色々シャレにならんことを繰り返すから……」

2周目提督「ごめんちゃ」

3周目提督「とにかく、治安維持艦娘っていうのは……お仕置き部隊だ!ドッキリした後油断するんじゃないぞ!!」

提督「お、おう!わかった!!」


提督「(よし、俺もウチの艦娘を絶望させて泣かせてやるぜ!!見てろーーーーー!!)」

 始まる前に注意

 ・提督達はあくまで心をやっつけたいので痛いことや体の傷つける事はNG
  (例:腹パン、焼き鏝、尿道がガバガバになるくらいの尿道調教 等)

 ・露骨な自分ブースト安価取りはNG(安価先が遠かった場合はちゃんと取るかも)

 ・これは上記に反するなと感じたら安価下にします

 ・後は頑張れ

 連取単発については規制無し

 コンマについて、今流行りの反転コンマ?とかはナシ。そのまま  


 大前提なのでこれらに関するクレーム等はナシで

 長々とごめんな、それじゃあはじまりはじまり


提督「というわけで、艦娘を絶望させたいんだけど…………どう?」


大淀・明石「………………」


 下衆判定

 コンマ一桁奇数→提督と同調する下衆
 コンマ一桁偶数→常識人(仕方なく協力することに)

 大淀>>下1
 明石>>下2


 ↓これがそのままコピペできて楽だ……


提督「どうだ?」

明石「はぁ…?」

大淀「とうとうおかしくなったんですね」

提督「違う!……言っちゃあなんだが、俺はそれなりに艦娘の皆から慕われている」

明石「うわーそれ自分で言っちゃいますか」ドンビキ

大淀「それで、何で慕ってくれる子達にそんなことをしたいんですか?」

提督「よくぞ聞いてくれた。確かにこんな俺に付いてきてくれる娘達は泣かせたくない」

提督「練度も高く、皆ケッコンできるようだしな」


提督「だがな!そんな彼女らが絶望と悲しみに暮れ、歪む顔が見たいとは思わんかね!?」

明石「あ、は、はぁ……」

大淀「わかります!」

明石「え!?」

大淀「あの可愛く、美しく、強い彼女達の顔が歪む……ウフフフフフフフ」ジュルリ

明石「ヒイイイィィ!」


提督「明石、お前はどうだ?」

明石「嫌ですよ!こんなサイコ女と一緒にしないでください!」

提督「そうか……残念だ。じゃあこの前大本営から送られてきた試作20連装砲のメンテは夕張に任せて――」

明石「やります!一緒に歪む顔を拝みましょう!!」

提督「(ククク、チョロイな)」


提督「もしかしたら艦娘達も俺達が知らない意外な一面を見せるかもしれない。それはキャラ崩壊だがウチの鎮守府ではこうなんだという認識で挑んでいこう」

提督「二次創作だしな」

大淀「提督、誰に言ってるんですか?」

提督「俺を含めた皆だよ」

大淀「はぁ……?」


提督「それに歪んだ顔を見たいと言っても物理的やシャレにならないことはNGだ」

明石「例えばどんな?」

提督「ボコボコにしたり、体に一生残る傷を作ったりすることだな。ここはひとつ穏便に行きたい」

大淀「心の傷はいいんですか……」

提督「なぁに、後で謝ってお許しを得ればいいさ」

大淀「(それで済めばいいですが)」

提督「俺は紳士だ。R-18な展開も控えて、あくまで紳士的に泣かせていこうぜ!」


明石「これが矛盾ってやつなんですねぇ」


提督「始める前に大淀、ウチって結構デカくなってきたけど、まだ出てない艦娘もいるよな。誰が出てないんだ?」


大淀「はぁ……しっかりしてください。我が鎮守府に配属されていないのは


大鯨・矢矧・酒匂・大淀・秋月・名取・鬼怒・瑞鳳・天津風・時津風・磯風
浦風・野分・舞風・朝霜・早霜・清霜・プリンツ・U-511 ・天城・雲龍・香取


ですね」


提督「はぁ……何がドロップ限定だよ……イベント海域なんてそんな行かねぇんだよ……あぁプリンツたん会いたかったなぁ」

大淀「その割には普通にデイリーで出そうな艦もたくさんいますが」

提督「うるせぇ、1日のプレイ時間が短い万年大佐で悪いか!」

大淀「もっとやる気出してくださいよ……そんなんだからイベントを連続で逃がすし他の提督からもナメた目で見られるんですよ」

提督「出ないものはしょうがないだろ!」

大淀「鎮守府はこんなに大きいのに……ウチのあだ名知ってます?『見かけ倒し』ですよ」

提督「うっせ!大型で鈴谷と熊野は出したんだからそれくらい褒めろ! 」

明石「名取は?」

提督「名取…………?知らない子ですねぇ……」


提督「それより、大淀はここにいるのに、何で軽巡洋艦大淀はいないんだ?」

大淀「フフフ……あと、私も万能ではありません。1、2の漏れがあるかもしれませんがその辺は私も人間ということで」

提督「艦娘だろ」

 イカれたメンバーを紹介するぜ!!

・下衆部隊

提督:諸悪の根源。艦娘の絶望に歪む顔をみることを楽しんでいる
   それなのに普段は良い提督を演じてきたため、周りからの評価・信頼は高い
   下衆

大淀:提督と同様他人の不幸を笑って楽しむ
   持ち前の頭脳を活かしてチームに貢献する
   下衆

明石:物に釣られてチームに加入した
   チーム内唯一の常識人  


・元仲間(今回は仲間に選べません)

 吹雪
 川内
 陽炎
 夕立
 睦月
 霧島

・元ターゲット(今回はターゲットに選べません)

 卯月
 五十鈴
 扶桑
 山城
 金剛
 霧島
 利根
 吹雪
 初霜
 春雨
 暁

多いな…………以上だ!!


 というわけで早いが今日はこれまで
 仲間安価からは明日の夕方に始めます

 ボソッと言うけど、朝潮ちゃん制限も無いよ……気が向いたら被害を被らせるけど


 仲間を自由に選ぶ……そういうのもあるのか

 じゃあ多数決を取ります


 1.今まで通り、提督がリストアップした5人の中から選ぶ
 2.自由に選ぶ

 >>下7まで


 判定2.自由安価

 では今回からは提督がリストアップする5人を、自由に安価してもらいます
 
 そして、その5人から、また2人に絞る安価をとります

 めんどいかもしれないけど、その周に長く登場するからね……


 じゃあまた明日

多分夕方の6時から6時半くらいに再開できます
勢い余って作った雑コラでも見て待っててください

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074556.png


大淀「それで提督、これからどうするんですか?」

提督「ああ、いくら惚れさせて突き放すと言っても、俺達3人だけじゃ限界がある」

提督「だからな、艦娘の中から仲間を作ろうと思う」

明石「ほう、仲間ですか」


提督「やっぱり人数は揃えとかないとな……マルチに対応したいぜ」

大淀「その判断、スペシャルで2000回で模擬戦ですね」クイッ


提督「そんなわけでな、一応何人かリストアップしておいた」

大淀「どれどれ……」

明石「…………」チラッ


>>74】【>>76】【>>78】【>>80】【>>82

 

朝潮

比叡

夕張

比叡

た か お


【朝潮】【雷】【夕張】【比叡】【高雄】


大淀「このラインナップは…………どういうことですか?」

明石「色々変です!!下衆じゃない子が沢山います!!!!!!」

提督「まぁ落ち着け、そう詰め寄られちゃ話もできねぇ。理由を聞きたきゃ、静かにしろ。OK?」

明石「わかったからはやく!!」バンバン

提督「テメェお約束を守れや!!」

・・・・・・


提督「まぁいいや、まずは朝潮だな。コイツはまぁ……なんだ、普段従順にいい子ちゃんしてるだろ?」

明石「ええ。いい子ちゃんじゃなくていい子です」

提督「そんないい子ちゃんが、心の中にドロドロしたものを抱えてると思うと…………ちょっと来るだろ?」ニタァ

大淀「完全同意」

明石「ええっ!?」


提督「次に雷。言わずと知れたロリオカン」

明石「この子もいい子じゃないですかぁ!!姉妹思いで世話焼き!!素晴らしいですよ!!」

提督「だが、お前が見ているのは雷のほんの一面だ…………もし、奴に隠された面…………ドSの面があったら?」

明石「ま、まさかそんな……」

大淀「非常に興味があります」

明石「ちょっと!!」


提督「次は夕張だな。コイツに至っては、下衆版明石と言った感じだ。発明家でもあるから、下衆部隊の技術レベルがグンと上がる」

明石「えぇー…………夕張ですかぁ?発明仲間として大好きですけど、彼女まで巻き込むことないじゃないですかぁ」

提督「お前も対抗心を燃やして、技術貢献たのむぞ」ポンポン

明石「し、しなかったら新装備のメンテ任せてくれないんでしょ!やりますよ!」


提督「えーっと、次は比叡か」

大淀「これには私も疑問ですね。金剛さん以外に靡かないと思いますけど……」

提督「大淀…………俺は見たんだ……」

大淀「何をです?」

提督「…………比叡が、比叡が………………比叡が……」

明石「比叡がなんですか先を言ってくださいよ」

提督「比叡が…………他の艦娘の不幸を笑ってたところ…………」

明石「えええぇっ!?」

提督「この前廊下で、暁が漏らしたオシッコに滑って榛名がコケたことがあってな……比叡のあの笑いは、邪悪だった」

大淀「彼女にそんな一面があったとは…………」


提督「んで、高雄。これは俺が好きだから」

明石「え?」

提督「俺の嫁だから。わかった?」

大淀「は?」ギロッ

提督「…………彼女は高雄型の長女としての重責や、アニメでのプレッシャーで歪んだと考えられるそれでいいですか」

大淀「…………わかりました」

提督「(怖い……)」


提督「とは言っても、流石に5人は多すぎる。仲間にするのは2人に絞ろう」

提督「お前ら、誰か推薦したい奴はいるか?」


大淀「では、>>91で」

明石「……私は>>93でいいです」

朝潮

朝潮ちゃん

安価下?安価し直し?

>>99 二刀流なんているか?

>>100
同じ安価が、oとOで重なってるからじゃない?


大淀「朝潮さんでいいのでは?」

明石「私は夕張でいいと思います」


提督「ほう、理由を聞こうか」


大淀「はい。朝潮さんは、いい子です」

提督「そうだな。それで?」

大淀「いい子……それはすなわち、周りからの信頼も厚く、彼女はしっかり者で信用できるという地位を確立させています」

大淀「そんな彼女が仲間になれば、ターゲットをより油断させることができるかと」

提督「なるほどな……今までの積み重ねを利用して落とす…………やるじゃないか」ニタァ

大淀「提督程では」ニタァ


明石「私は……まぁ、部隊の役に立つからじゃないですかね。技術レベルアップです」

明石「(本当は私がやることを夕張に押し付けてヨゴレをさせようって考えだけど)」

提督「なるほどな…………よし、わかった!」


提督「じゃあさっそく2人を勧誘に行くぞ!!」

大淀・明石「はいっ!」

・・・・・・


 ここでちょっと質問

 朝潮と夕張 どっちがいい? 

 何がとかじゃなくて、とにかくどっちがいい?

 直下

でも下衆雷もたしかにちょっと見たいかも

逆に考えるんだ、仲間にできなかったらターゲットにできるさと考えるんだ!
だけど雷は、利根と被るかもな


提督「よし、じゃあまずは夕張の所に行くぞ!」

提督「大淀!!」

大淀「はいっ」


明石「……なにそのモニターは?」

大淀「これで鎮守府は、私の目に繋がります」

提督「実はこの鎮守府、全ての部屋と施設に死角が無いように隠し監視カメラが仕掛けてあるんだよ」

明石「ええええぇぇぇぇっ!!?」

大淀「さらに私や提督を含めた全員に、発信機が付いていますので、誰がどこにいるかもこのマップに表示されます」

明石「この鎮守府にプライバシーは無いのぉ!?」


提督「で、夕張は今どこにいる?」

大淀「はい。現在は>>125にいる模様です」

提督の部屋


大淀「提督の私室にいるようです」

提督「お、俺の部屋?」

明石「何してるんでしょうね」

提督「まぁいいや……とにかく、行ってみるぞ」

・・・・・・

~提督の私室前~

提督「ったく……なんで俺の部屋を覗かなきゃならんのだ……!」

大淀「明石さん、泥棒スキルを使って音を立てずに扉を開けてくださいよ」

明石「私そんなスキル無いわよ!!」

大淀「大丈夫、できます」

明石「ったく…………」ソー


明石「あ、できた……」

提督「でかした!これで中が覗ける!」


夕張「ふっふっふ…………この新兵器を……提督の机に仕込んで、と…………」

・・・・・・

提督「おい、なんかヤバそうな物を仕込もうとしてるぞ!!」

大淀「突入しますか?」

提督「当たり前だ!!爆発物だったらどうする!!」

明石「どんだけ信用ないんですか……」

・・・・・・

バンッ!

提督「オラ夕張ィ!!」

夕張「ッ!?」

大淀「現行犯です」

夕張「て、提督ぅ……!?」


提督「俺の机に何を入れようとしやがった!!!言えぇぇぇぇ!!!!!!!」

夕張「え!?や、やだなー提督ー!私、ソンナコトシテナイデスヨー!!」

提督「大淀」

大淀「では、私が体に聞いてあげましょう」クイッ

夕張「げっ!ま、まったタンマ!!教える!教えるから!!」ビクビク

明石「(大淀に何があるというの……)」


提督「オラ、お前が不届きにも俺の机に何を仕込んでたのか言え……新兵器だって言ってたぞ」

夕張「あ、あははー……新兵器と言うか、なんというかー……」


夕張「>>135が出来たから、つい提督で試したくなってー」アハハ

原子爆弾


夕張「さ、最新式のコーヒー湯沸かし器を…………」

提督「………………」

夕張「か、かき氷を作る機械かなー!!」アセアセ

明石「………………」

夕張「温水装置とか!?」ダラダラ

提督「……大淀」

大淀「夕張さんの首から血が噴き出して……噴水のように私達に降りかかっても、あなたは意地を通せますか?」クイッ

夕張「ああっわかったわかった!!!!」


夕張「ソ連製のマーヴⅥを…………」

提督「ハァ!?」

夕張「SS22L弾道ミサイル……弾頭には14.5kgの濃縮ウランが詰まっていて、プルトニウム起爆装置付き。1個の破壊力は30㏏……」

夕張「マタウエマク、イテクオ!!」


提督「大淀」

大淀「はい。アームロック!」

夕張「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!ごめんなさいごめんなさい!!!!!許してえええぇぇぇぇぇ!!!!!!」


夕張「ちょ、ちょっと待ってください!!!!!」

提督「ほう……言い訳は署で聞こう」


夕張「あなたは私を、ほったらかしにしたんだ……!明石にばっかり構って!!……そんな私を、提督は……マッドサイエンティストと呼ぶゥ!!」

夕張「しかし!放置された私の手に……提督にお仕置きする強力な武器が与えられた!!だから!!」


大淀「更正の余地無し」グググッ

夕張「あいたたたたたたた!!!!!!ごめんなさいーー!!提督に構ってもらいたくて、ちょっとしたジョークだったんですぅぅぅ!!!!」

提督「はぁ?…………大淀、放してやれ」

大淀「はい」パッ

夕張「うぅ………………恥ずかしいよぉ……」

>>106の安価ってどっちがゲス野郎かって安価だったんじゃねもしかして


 >>150残念ハズレ いや、ゲスになるかもしれんが
 

提督「で、なんだよ。構ってもらいたかったって」

夕張「だって提督、最近だと技術面は明石に頼り切りなんだもん!!」

明石「わ、私!?」

夕張「それまではただのアイテム屋の看板娘だったくせに、いつのまにか私の技術ポジと取って行ってぇぇぇ!」フェェェン

提督「明石………………」

明石「私のせいじゃないですよね!!?」

・・・・・・

提督「わかったよ……お前がそう思ってたなんてな…………でも、これからは違うぞ」

夕張「えっ……?」

提督「俺はお前が必要で、お前を呼びに来たんだ」

夕張「どう、いう……?」

提督「それはな――」

・・・・・・


~かくかくしかじか~

提督「――というわけでな、皆の絶望する顔を見たくて、お前が必要なんだ」

提督「発明チャンピォン、お前の超人技を見せてくれ!」

夕張「そ、そんなこと…………」

明石「(ほーら、拒む。絶対拒むよー普通の常識人なら拒むって)」


夕張「なんで私を最初に誘ってくれなかったんですかぁぁぁ!!」ビエエェェン

明石「ええっ!!?」

提督「ごめんな……でも、明石がどうしてもって推薦してきたんだ」

夕張「明石、が……?」

提督「ああ。自分1人だと不安だから、夕張にこの事を手伝ってもらいたいってな……嘆願されたよ」


明石「え、私そこまで――ムゴォ!?」

大淀「ここは黙っておきましょう」グググ

明石「(い、息があああぁぁぁ!!!!!!!!!)」ジタバタ


夕張「そうなの……明石が………………」

提督「どうだ、やってくれるか?」


夕張「…………当たり前ですよ!!」


夕張「これまで日の目を見ることのなかった私の発明品達……!いよいよ使われる時が来たのよー!!」

大淀「(一体何を開発してきたんだろう…………)」

明石「ムグーーーーーーー!!!!(死ぬ!!!!死ぬ!!!!!!)」ジタバタ


提督「そうか!!ありがとう夕張!!!!」

夕張「もう、これからはこういう楽しそうな事をするときには私を呼んでくださいよ~!!」

提督「じゃあ艦娘の絶望した顔が見たいってのは?」

夕張「そんなん常日頃から!」

提督「合格!!」

夕張「FOO!!!」

・・・・・・


提督「いやぁ~夕張が話の分かる奴で助かったよ~!」

明石「」

提督「あれ、明石はなんで気絶してるんだ?」

大淀「さぁ?」


提督「まぁいいや。明石は放っておいて、次は朝潮だな…………大淀!!」

大淀「はい。朝潮さんは>>165にいます」

秘密の地下室


大淀「どうやら…………地図に無い所にいますね」

提督「はぁ!?そんなのあるのかよ!」

大淀「だって、ほら、これ」

提督「…………本当だ……どうやら、地下のようだな…………カメラは?」

大淀「駄目です。ここには……」

提督「そうか…………じゃあ、行ってみるか。この秘密の地下室とやらに」

大淀「はい」


明石「」

提督「おーい明石、いつまで寝てるんだ行くぞー!」ペチペチ

明石「ッ!!」ムクッ

明石「わ、私一体!?」

提督「ったくなに寝てるんだよー。とっとと行くぞ」

明石「え?あ、はぁ……」


~秘密の地下室前~

大淀「この階段を降りたら……その場所ですね」

明石「なんですかこれぇ……ホラーな雰囲気がしますよぉ……!」

提督「虎穴に入らずんば虎子を得ず。行くぞ!!」

・・・・・・

~秘密の地下室~

朝潮「はい。はいそうです…………特に異常は…………はい」

朝潮「では、定時連絡を終わりますね…………」ガチャッ

朝潮「ふぅ…………」


提督「誰とお話してたんだい?」

朝潮「ッ!?」ビクッ

朝潮「し、司令官!!?!」


提督「ヒューーーー!」


提督「ま、そんなことはどうでもいい…………朝潮、お前に頼みがある」

朝潮「え……?」

~かくかくしかじか~

提督「というわけで、朝潮。お前にはターゲットを油断させるスパイを演じてほしい」


朝潮「司令官…………それ、本気ですか?」

提督「ああ。本気さ……俺は艦娘の絶望に歪む顔が見たい!!」

朝潮「そう、ですか…………」


朝潮「ならっ!!」ガッ

提督「ぬおっ!?」ドサッ

明石「提督!?」

大淀「一瞬で、取り押さえられた……!!」


朝潮「2人も動かないでください!!鎮守府の平和を脅かす芽は……この治安維持艦娘が許しません!!」

提督「な、なんだって!?治安維持艦娘だとぉーーーーーー!?」


大淀「では今通信していた相手は……港湾労働者組合!!」

朝潮「ほう、大淀さんはご存知でしたか……我々の存在を」

明石「どういうこと!?」

大淀「鎮守府の治安を維持するために秘密裏に選任された、ごく少数の艦娘……それが、治安維持艦娘」

朝潮「そういうことです!!まさか私を仲間に勧誘するとは、愚の骨頂!!これであなた方の企みは始まる前からおしまいです!!」


提督「ぐ、このぉ……!」

朝潮「動かないで!!」

提督「ぎえええぇぇ!!痛い!痛いよ!!関節決まってる!!」

朝潮「動いたら骨盤叩き割りますよ!!」

提督「ひえええぇぇぇ!!」


提督「ふっ、ふふふふふ……!」

朝潮「何がおかしいんですか?」

提督「大淀と明石には動くなと言ったな?」

朝潮「ええ。2人が動いたら、司令官の骨盤を真っ二つにします」

提督「そうかそうか…………クックック」


提督「なら、3人目はどうする気だ?」

朝潮「えっ?」


バチ、バチチチ……

明石「なっ、朝潮ちゃんの後ろに、スパーク!?」

大淀「あれは……!」


夕張「光学迷彩、じゃじゃじゃーん!」っスタンガン

バリッ!!!!!

朝潮「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ドサッ


・・・・・・

~執務室~

提督「さて、朝潮よ…………俺の提案を受けてもらえるか?」

朝潮「…………フンッ!」プイッ

朝潮「というか、この縄を解いてください」

提督「駄目だ。解いたら俺を捕まえに来るだろう?」

朝潮「当然です!!」


提督「…………ふむ、お前ら、ここは俺と朝潮だけにしてくれ」

明石「えっ、いいんですか?」

夕張「万が一の為に護衛でも……」

大淀「…………わかりました。2人とも、出ましょう」

提督「頼む」

明石「…………はーい」

夕張「変な事しないでくださいよ!」

ガチャッ バタン


提督「さて、2人きりだな……朝潮」シュルル

朝潮「えっなんで縄を解くんですか!?」

提督「窮屈だろう?俺はお前に乱暴しようって気はサラサラないからな」

朝潮「スタンガンで気絶させたくせに……」

提督「アレは致し方ない措置さ」

朝潮「どーだか!」プイッ


提督「では朝潮……俺達の仲間に」

朝潮「なりません!私は治安維持艦娘……その役目を!!」

提督「ほう…………」ニタァ


提督「じゃあ、治安維持艦娘のまま、俺の仲間になれ」

朝潮「何を言って……」


提督「お前は常日頃こう思っていなかったか?『いい子でいなきゃ』」

朝潮「ッ!」ビクッ

提督「『私は1番艦』『皆のお姉さん』『コミック頑張らなきゃ』」

朝潮「なんですか!?やめてください!!」

提督「『治安維持艦娘に任命されちゃった……よりいい子にならなくちゃ』『ちょっとでもミスしたら、いい子じゃない』」

朝潮「うるさいです!!!!!!司令官に何が分かるんですか!!!」


朝潮「私はいい子じゃなきゃいけないんです!!皆を律して、治安を守って……!」

朝潮「私が、私がいい子じゃなきゃ、誰がいい子になるんですか!!?」


提督「朝潮……いい子でいる必要なんてない」

朝潮「えっ…………?」

提督「お前は頑張って来た……それこそ、皆から……俺からも信頼され、治安維持艦娘に任命されるほどに……」ダキッ

朝潮「やっ、やめてください……!骨盤叩き割りますよ!」

提督「やれるならやってるだろ……じゃあ何でしない?」

朝潮「ッ……!」


提督「もうお前は、頑張らなくていいんだ……ちょっと気を抜いたからって、皆はお前を責めたりしないよ……」

提督「だからさ、ちょっとくらい悪いことをしてもいいんだぞ」ギュウウ

朝潮「やっめてください……!治安維持艦娘の、私が……!」


提督「もう1度言うぞ…………お前はいい子だ。だから、頑張らなくていい。お前の頑張りは皆が認めてる」

提督「そんなお前を見込んでの頼みなんだ……俺の、仲間になってくれ」

朝潮「うっ、ううぅぅぅぅ…………!」ポロポロ


提督「それに、お前も見てみたいだろ?皆の困った顔……皆の、悲しみに歪む顔を……」

朝潮「悲しみに……歪む…………」

提督「ああ。想像してみろ……今まで気丈に、優しくふるまってきた皆が……あっけなく泣き叫び、助けを求めてくる……」


朝潮「(皆を、いじめて……泣かせちゃう)………………」ゾクゾクッ

提督「(ククッ)なぁ、いいだろう?」

朝潮「……はい、イイ…………とても……!」

提督「俺と一緒に、皆を陥れよう。毎日が楽しいぞぉ」


提督「それに、所詮はドッキリさ。謝れば許してくれるし、オチャメだったのかってなるよ」

朝潮「ホントですか……?」

提督「ああ。だから、一緒に……『頑張らずに』頑張ろうぜ?」

朝潮「……………………」


・・・・・・

ガチャッ

明石「あ、出てきた!」

夕張「大丈夫でした!?」

大淀「首尾は?」


朝潮「……………………」

提督「ほれ」


朝潮「治安維持艦娘改め、下衆部隊……朝潮です!!」ニコッ

明石「ええええええええぇぇぇぇぇ!!?!??」

夕張「やったぁー!ようこそ下衆部隊へ!!」


大淀「どんな魔法を使ったんですか?」

提督「ああいう奴ほど、心の隙間は脆い……そこを突いてやっただけだよ」


朝潮「下衆部隊最高ー!!愉悦最高ーーー!!」FOOOOO

夕張「イエーーーーーーーーーーイ!!」

明石「そんなぁあぁぁぁ!!」


大淀「まるで洗脳…………流石ですね、提督」クイッ


提督「これで治安維持艦娘というピースが手中に入った……クククッ」

提督「いわば俺達を唯一脅かす存在の喉元に食らいついたということ!!」


提督「大淀の万能さ、明石の汎用性、夕張の技術、朝潮のスパイ能力……これは良いチームになるぞぉぉぉ!!」

一同「ばんざーい!!下衆部隊ばんざーい!!!!!」

明石「うぅぅ……そんなぁ……」シクシク


・・・・・・

提督「というわけで、早速俺達のターゲット……哀れな生贄を決めようか」ニタァ

大淀「ついにですね」

明石「うぅ……」

夕張「これは私の発明の出番ね!!」

朝潮「誰だか知らないけど骨盤叩き割ってやる!!」


提督「さぁ記念すべき我らのターゲット1号は…………>>221だ!!!!」

由良


提督「由良だあああぁぁぁぁ!!!!!!」

一同「いえーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!」


明石「え、その理由は!?」

提督「うむ。由良は元気でいい子だ」

明石「それで?」

提督「元気でいい子!!頼りになるし、それにバレンタイン優しすぎる!!!!!!」

提督「あのチョコの渡し方は卑怯だろ!?惚れるわあんなん!!!!!」

夕張「確かに長良型らしいというか、いい人ですね」


提督「だが……アイツ、俺のケツを狙ってるかもしれん…………」

明石「え”っ”?」ドキッ

提督「この前さ、アイツと廊下ですれ違った時……『私の単装砲、好き?』とか言ってきやがった!!」

提督「生えてんのか!?と一瞬疑ったくらいだわ!!!!」

提督「よってあいつには罰が必要だ」

明石「意味がわかりませんよ!!」


朝潮「建前なんてどうでもいいんですよ!重要なのは、由良さんを絶望の淵に叩き落とす!!それだけ!!!!たった1つのシンプルな答えですッッ!!」

提督「その通り!!!!!!!!」


提督「よって俺はここに、由良を惚れさせて突き放すことを宣言する!」

夕張「ヒャッフー!!!!!」

朝潮「パララララララ!!!!!」

明石「な、なんなのこのテンション……」

大淀「皆さん溜まってるんですよ」


提督「というわけで、早速由良の場所を特定する!!」

大淀「既に特定済みです」

提督「流石だ……大淀」

大淀「それほどでもあります」クイッ

提督「それで大淀、憐れな羊は今、どこにいる!?」

大淀「>>直下です」


大淀「甘味処間宮ですね」

提督「よーし早速直行ー!!」


大淀「しかし、5人でぞろぞろ行くのは不自然では?」

提督「む、そうだな…………じゃあ夕張と朝潮、ついてきてくれ」

夕張・朝潮「はいっ!」

提督「当面の目的は由良を俺に惚れさせることだ。そのために色々アプローチするぞー!!」


提督「ファイッ!」

一同「オッ!」

提督「ファイッ!」

一同「オッ!」

提督「ファイッ!」

一同「オッ!」

提督「ファイッッッ!!!!」

一同「オオオオオオオオォォォォッ!!」


提督「出発!!」


~甘味処 間宮~

提督「…………さて、間宮の前に来たわけだが…………」

大淀『聞こえますか皆さん』

提督「ああ。感度良好」

大淀『このイヤホンは鎮守府のどこに居ても私達を繋いでくれます。有効活用しましょう』

夕張「大淀も便利なの考えたわね」

朝潮「使用感も自然すぎて、着けてる感覚が無いくらいです」


提督「よーし……ここはいきなり押しかけるよりも、由良が何をしているかを知ろう……大淀、状況を」

大淀『現在由良さんは間宮さんとなにやら話をしていますね…………随分熱くなっているご様子』

提督「ほう…………よし、その話を盗み聞きしよう。裏に回るぞ」


~間宮裏~

提督「よし、ここで……」

夕張「任せてください!こんなこともあろうかと、指向性マイクを用意してきました!」ガサゴソ

提督「流石だ夕張……じゃあ窓の隙間から、2人を盗聴してくれ」

夕張「了解!」

・・・・・・

由良「―――!」

間宮「――――」ウンウン

・・・・・・

提督「どうだ?夕張………………夕張?」

夕張「…………」

提督「おい!」

夕張「ハッ!」

朝潮「2人は何を話してたんですか?」


夕張「それが…………>>245

戦艦用に特別に揃えられたメニューを
駆逐艦の子達にも量を抑えて提供してあげてほしい


由良「それでね、思ったの!駆逐定食はお子様ランチみたいな奴や、味付けも優しい料理ばかりでしょ?」

間宮「そうね。比較的幼い艦娘が揃うから仕方ないけれど……」

由良「でも味覚が幼い艦娘ばかりじゃないんだし、戦艦勢が食べる大人な味のメニューを食べたい駆逐艦もいるはずなの」

間宮「確かにどこか大人っぽい駆逐艦もいるわね……浜風ちゃんとか」

由良「うん。でも戦艦メニューは駆逐艦には量が多すぎるから……メニュー内容は同じままで、量を駆逐艦用に調節したのを出してほしいの!」


間宮「なるほど。いい考えだと思うわ!」

由良「そうでしょ!?」

間宮「由良さんがそこまで駆逐艦の子達について考えていたなんて……すこし意外だけどね」エヘッ

由良「私達軽巡は駆逐艦に助けられる面も大きいから……なるべく、環境だけでも良くしてあげたいの」

間宮「分かったわ!鳳翔さんと相談して、メニューのマルチ化を検討してみる!!」

由良「お願い!」


提督「(ちなみにこの後、全てのメニューに各艦種ごとの量を設定して『空母盛り』『戦艦盛り』『軽巡盛り』『駆逐盛り』『潜水艦盛り』などの規格が設定されることになった)」


神通「あら由良さん、素晴らしいことを考え付くものですね」

由良「神通さん!聞いてたの?」

神通「つい盗み聞きしてしまって……」

由良「ううん、褒めてくれて嬉しいし!」


神通「由良さんの話を聞いて、私もメニューを改善しようかなと思いました」

由良「メニュー?神通さんも食堂の担当だったっけ?」

神通「いいえ……最近、潜水艦の人達の訓練メニューが物足りない気がして…………せっかく燃費がいいのですから、訓練量も今までの2.2倍くらいにしようかと」

由良「へぇ~」


提督「(ちなみにこの神通の進言は承諾し、潜水艦連中の訓練メニューは倍増した)」


~執務室~

提督「成果が上がった。由良は優しい」

夕張「ちょっとでも邪な話をしてるんだろうなぁと思って盗聴した自分を叱りたい!!でも叱らない!!」

朝潮「戦艦の人達のメニュー……気になります!」


大淀「どうやら由良さんは食の面での鎮守府の功労者になりそうですね」

明石「ねぇーやめましょうよー!そんないい人を陥れるなんてぇ……」

提督「何言ってやがる!!やめるわけないだろ!!!!!」

朝潮「いい人ほど落差が激しい!!」

夕張「いい人ほど罪悪感や背徳感が激しい!!」

提督「いい奴は、ターゲットにするのにもいい奴ってことだ!!!!」

明石「うぅぅぅぅ……」シクシク

大和「なんて哀しい潜水艦の話なのパクパク」


提督「というわけで、早速由良にアプローチしようと思う」

大淀「好感度上げフェイズというわけですね」

提督「その通りだ。誰か俺と由良がくっつくいい方法はないか!?」


明石「(う、うぅぅぅぅ!!!!)」ウズウズ

明石「(言いたい!!恋愛映画検定準1級の明石として、激しく提督と由良さんをくっつけたい!!)」ウズウズ

明石「(でもでも、提督のプラスになることはぁぁぁ……!!)」ウズウズ

大淀「…………」ニタァ


大淀「どうやら明石さんに考えがあるようですね」

明石「えっ!?」

提督「ほう、今まで否定してきていた分、すげぇのが来そうだな……」

明石「えええっ!?ちょ、大淀!!」

大淀「フッ……」ニタァ

明石「こいつぅぅぅぅぅ!!!!」


提督「それで明石、どうだ?」

明石「はい…………あります……」

提督「おお本当か!!流石だ!!」


朝潮「明石さんも仲間ですものね!」

夕張「信頼できる仲間として、どんなのが来ても安心だわ!」

明石「貴様らああぁぁぁ!!」


提督「さぁ明石、その方法とは!?」

明石「うぅ…………>>271です」

由良に提督専用のメニューも一緒に考えてくれと言う

一緒に出撃して敵と戦って戦友に

五十鈴の時同様、また深海のアルバイト雇わなくちゃ


明石「由良さんはああ見えて、提督への好感度は高いですから……ここは、由良さんの窮地を救ってみては?」

提督「どういうことだ?」

明石「一緒に出撃して、深海棲艦と戦うんです!!」

提督「ハァ!?」


明石「考えても見てください、戦友から芽生える愛というのもあります!!」

明石「命の危機には生存本能が高まり、相手と恋に落ちやすくなる!吊り橋効果です!!」

明石「そんなところで危機を救ってみなさい!!ベタ惚れですよベタ惚れ!!発情オメ○汁ビシャビシャ!」

大淀「(うわぁ……)」ドンビキ

提督「そ、そうか?」


明石「提督用の艤装だって私と夕張で完成させてみせます!ね、夕張!?」

夕張「え!?ええ、まぁ作るくらいなら……」

明石「よしっ!!なら早速作りに行こう!!人間でも扱える艤装を!!」


提督「明石…………今まで否定的だったからどうなるかと思ったが……お前も立派な下衆部隊だったようだな」

明石「褒め言葉どうも!」

明石「(ケッ!クソ提督めが!!轟沈は嫌だけど大破して帰ってこい!!)」


提督「2人とも、俺用の艤装はどれくらいで出来る?」

明石「ざっと3日で!!」

提督「よし!じゃあその3日後に、俺と由良の2人で出撃する!!」


朝潮「しかし、敵はどうするんですか?」

提督「大丈夫だ。俺に考えがあるよ」

大淀「ああー……あの人ですか」

朝潮「?」

・・・・・・

~浜辺の物陰~

提督「というわけで、君の力を借りたい」

軽巡棲鬼「…………ハ?」

大淀「お久しぶりですね、軽重棲鬼さん」

朝潮・夕張・明石「ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?!?!?!??!?」


 ×大淀「お久しぶりですね、軽重棲鬼さん」
 ○大淀「お久しぶりですね、軽巡棲鬼さん」


朝潮「な、なんでぇぇ!?」

夕張「てきしゅーーーーー!てきしゅーーーーーーーー!!」ウーーーーウーーーー

提督「バカやめろ!!コイツはそんなんじゃねぇよ!!」

明石「で、でも何で…………!?」

軽巡「用ガ無イナラ、帰ルゾ」

提督「おいおい待てよ待てってらぁ、ホント深海棲艦は怒りっぽいんだからぁ!」

軽巡「……」イラッ


提督「まぁ落ち着けよお前ら。コイツは害はねぇよ」

大淀「大丈夫ですよ皆さん」


明石「というか、どうしてここに!?何で提督と親しげ!!?!?」

提督「ああ、それは話すと長くてなぁ…………」

・・・・・・


~数年前・浜辺~

提督「ここが俺の着任する予定の鎮守府かー……まだ建設途中だな」

提督「あれ、なんだあれ?」

軽巡「…………ウゥ」ボロッ

提督「お前、怪我してるじゃないか!!」

軽巡「ニン、ゲン…………!」ググッ

提督「動くんじゃねぇ!!とりあえず、ダメコン持ってくるから……!」

・・・・・・

提督「ダメコンって深海棲艦にも効くんだなぁ」

軽巡「ッ!」ジャキン

提督「ぎゃああぁぁぁ!!何でその主砲向けるの!?」

軽巡「何故、私ヲ助ケタ……!慰ミモノニ、スル気カ?」ギロッ

提督「そんなんじゃねぇよ!!…………ただ、戦ってもないのに、命を見捨てられるかよ……」

軽巡「………………」


軽巡「酔狂ナ奴メ…………貴様ハ後悔スル……私ヲ逃ガシタコトヲ……」クルッ

提督「あ、おい待て!帰る前に、これ!」

軽巡「…………何ダ?」

提督「腹減ってんじゃねぇのか?俺特製のおにぎりだ!それ食って元気出せ!」

軽巡「…………愚カナ人間ガ……」ザザーッ

提督「………行っちまった」


・・・・・・

提督「おっ、お前また漂流してんじゃん!!」

軽巡「ウゥ…………」ボロッ

提督「しゃーねーな……またダメコン持って来てやるよ」

・・・・・・

軽巡「…………何故助ケタ」

提督「それこの前も言ったぞ」

軽巡「……………………ソウカ…………」

提督「ああ」

軽巡「…………世話ニナッタ」クルッ

提督「おっと、待て!」

軽巡「何ダ?ヨウヤク私ヲ殺ソウトデモ?」

提督「おにぎり、やるよ」

軽巡「…………フンッ」ザザーッ

何このくっ殺要員


・・・・・・

提督「またかよ……」

軽巡「……」ボロッ

提督「まぁ、なんとなくお前が落ちてそうな気がしてな……ダメコンも持って来てあるんだ」

軽巡「…………」

・・・・・・

軽巡「ナァ……」

提督「なんだ?」

軽巡「私ハ深海棲艦ダ…………モウ、私ヲ助ケルナ」

提督「嫌だっつったろ。俺はこの鎮守府の提督になる予定だが、まだ完成してない。俺は提督じゃないんだ」

提督「だから、俺はまだ役職が無い。俺個人だ」

提督「俺個人は、お前を助けたい。ダメか?」


軽巡「勝手ナ理屈ダ…………オイ」

提督「なんだ?」

軽巡「オニギリ、ヨコセ」


~着任当初~

提督「おっ、今度は無傷じゃん」

軽巡「………………貴様ガコノ鎮守府ニ着任シタト、聞イタ」

提督「ああ。なんとかな……なんだ、俺に会いに来てくれたのか?」

軽巡「ツケアガルナ、バカガ……ホラ」

提督「え?」

軽巡「祝イダ…………海デ貴様ノ艦娘ニ会ッタ時ハ……容赦ハシナイ」クルッ


提督「そっか………………ありがとな」

軽巡「フンッ、ジャアナ……」

提督「おい待てよ」

軽巡「?」

提督「おにぎり、忘れてるぞ」


・・・・・・

提督「おっ、いるいる」

軽巡「…………」ボロッ

提督「ほれ、ダメコンだ」

・・・・・・

軽巡「………………スマン」

提督「なぁに、良いってことよ」

ザッ

提督・軽巡「ッ!?」


大淀「なんですか!?提督……何で深海棲艦と!?」

提督「大淀……!待ってくれ、これは!」

軽巡「艦娘……沈メ!!」ジャキン

大淀「提督から離れて!!」ジャキン

提督「だからやめろぉぉ!!!!!!!」

・・・・・・

提督「ってことで、コイツは無害だ!いいな!?」

大淀「そんなこと言われても……!」

軽巡「…………」

提督「ここは俺に免じて、な!?」

大淀「……………………ハァ、分かりました……」

軽巡「ッ!?」

大淀「バレても知りませんからね」


提督「ふぅ、助かった……」

軽巡「…………オイ……」

提督「ん?」

軽巡「オニギリ……」

提督「あるよ」

・・・・・・

提督「これが、俺とコイツの関係だ」


提督「だからコイツは無害な奴なんだ、信じてくれ!!」

明石・朝潮・夕張「………………」

提督「お前ら――」


朝潮「ビエエエエエエエエエェェェェェェェェン!!!!!!」

提督「ッ!?!?!?」

明石「い”い”!!話でずね”ぇ”!!!!!」

夕張「なんなのぉ!!この胸がキュンキュンするのおおおおぉぉぉ!!!!」


提督「…………なんだこいつら」

軽巡「デ、私ハ……オ前ノ言ウ、敵ノフリヲスレバイイノカ?」

提督「ああ。頼まれてくれるか?」

軽巡「………………オニギリ……2ツダ」

提督「サンキュッ!!」


・・・・・・

~工廠~

カーンカーンカーン……

明石「悪いけど資材が足りなくてねぇ…………」ヒッヒッヒ

夕張「大丈夫……ずっと提督と一緒よぉ……」ヒッヒッヒ

カーンカーンカーン……

明石・夕張「ヒッヒッヒ……………………」


カーンカーンカーン…………

・・・・・・


 ※2人は資材に向かってしゃべってるだけです


~3日後~

提督「どうだ明石!!」

明石「えぇ…………できましたよ」

夕張「ステータス全1だけど、人間でも使える艤装…………」

明石「海の上も自在に移動できる!!これであなたも血の滴る寿司を作る天才料理人!!」


大淀「外見は吹雪さんのに似てますね……」

明石「それが一番イメージしやすかったから」

夕張「体への負担も考えて、装備は単装砲だけだけどね」


提督「よし、早速由良の所に行ってくる!!」

・・・・・・

短小砲?


~港~

由良「提督さんが艤装つけてここで待ってろって…………なんだろう」

提督「おおおーーーーい!!」

由良「あっ、提督さ…………ええっ!?」


\デエエエエエエエエエエエエエエエエエエン/


提督「どうだ!?俺も艤装を付けたんだ!戦えるぞー!!」

由良「え、それ……ホントに!?」

提督「ああ!カッコよくないか!?」

由良「か、カッコいいですけど…………まさか、出撃するなんてことは……」

提督「せっかくつけたんだからさ、水上くらい走ってみたいよー!!」


提督「だから由良、一緒にちょっとこの辺付き合ってくれないか?」

由良「艤装つけて待ってろってそういう……」

提督「な、いいだろ!?」

由良「…………わかりました。提督さんの随伴艦になりましょう!!」


・・・・・・

~水上~

提督「うおおおおお!!!!!」ザアァーーーーーーー

由良「すごいです!提督さん、さっそくコツを掴んでますね!!」

提督「俺下手したら、アニメ1話の吹雪よりできてるー!!」


由良「私もスピードを出しましょう!!」ザァァーーーー

提督「おっ、速いな由良!負けないぞーーー!!」ザアァアァァーーー

・・・・・・

大淀『そろそろ軽巡棲鬼さんにご登場願いましょうか』

提督「ああ、合図は俺の射撃だからな」

朝潮『もしもの時の為に、私達も港で待機していますね』


提督「よーし!じゃあ撃ってみようかなぁー!!」ジャキン

由良「わぁっ!提督さんの単装砲、素敵です!!」

提督「(ぬへへ……)」


提督「狙いを定めてー…………発射!」

ダァン!!


軽巡「…………合図……」

軽巡「狙イハ、提督ト、艦娘…………オニギリ……!」

・・・・・・

由良「もう提督さん、立派に出撃できますね!」

提督「はっはっは、そう褒めるなよー」

ピーッピーッ

由良「ッ!?」

提督「ん?どうした」

由良「電探に感あり…………軽巡クラス1……(ホ級かヘ級かしら)」

提督「まさか、敵襲!?」

由良「提督さんは下がって!私がやります!!」


由良「(相手は1隻……はぐれかしら)」

由良「負けないから!!」


提督「お、おい由良待て!アレ……!!」

由良「えっ、嘘……!!」


軽巡「………………フッ」ザアアァァーー

提督・由良「軽巡棲鬼!?」


提督「やべぇぞ!!逃げよう!!由良1人じゃ無理だ!!」

由良「で、でも提督さんをお守りしなきゃ!!」

提督「いいから逃げるぞ!!」

・・・・・・


軽巡「(打チ合ワセ通リ…………威嚇射撃)」

ダァン!

提督「撃ってきた!!」

由良「大丈夫!大きく外れてます!!」

由良「(でも、どうする私!!このままじゃ追いつかれて……2人とも……!!)」


由良「(こうなったら……!!」


 1.提督を先に行かせて自分は戦おう
 2.2手に分かれて自分に引き寄せながら逃げよう

 >>直下


由良「(2人で追いつかれるから……ここは2手に分かれて!!)」

由良「提督さん、右に行ってください!私が囮になって引き寄せます!!」

提督「お前、まさか戦う気か!?」

由良「逃げるんです!1人の方が逃げやすいですから!!」

提督「…………わかった……!」


軽巡「(2手ニ分カレタ……?)」

由良「そらっ!こっちよー!!」ダァンダァン!

軽巡「(アッチデイイヤ)」

由良「(やった、誘いに乗った!)」


由良「速力は私の方が速い!!これなら逃げられる!!」

軽巡「(オニギリ……逃ガサナイ!)」

・・・・・・

提督「おい、大淀……由良が振り切りそうだぞ」

大淀『ご安心を』

夕張『今朝のメンテで、由良の艤装にはちょーっと細工をしたのよねー!』

提督「どんな?」

夕張『ある速力以上を出すと、機関がダウンしちゃうような細工♪』

提督「ワーッハッハッハ!!本当かぁエェ!?」


朝潮『つまり、逃げられると思ったら艤装が壊れてジ・エンド!!』

夕張『絶望に叩き落としぃぃぃいぃぃ!!!!!!』

提督「愉快だなぁ!!そんな命の危険からくる絶望に歪む顔、しっかりカメラに収めてやるぜぇ!!!!」ザアアァァーーーー


・・・・・・

由良「あとちょっとで……逃げ切れる!」

由良「よぉし!!もっともっとスピード上げて、撒いちゃおう!!」グイイィィン

プシュゥン…………

由良「えっ?」

ウッ、ウゥン……

由良「え、ちょっ!?」

ピタッ

由良「どう、いうこと!?機関停止!?」

由良「再起動!!」ガッ

プスッ、プシュッ

由良「しない……………………ッ!」クルッ


軽巡「フフフ…………」

由良「そん、な………………」ガクッ


軽巡「コレデ……!」ジャキン

由良「ぁ……ぁぁっ……!」ガクガク

由良「(やだ、沈んじゃう……!やだ、やだよぉ……!!)」ポロ

・・・・・・

大淀「声を聞いてるだけで絶頂しそうなくらいに、悲しい絶望の声……」ウットリ

夕張「これが、私の求めていた快楽なのね!!」ウットリ

朝潮「えへへ……由良さんのかわいそうな声ぇぇ…!」ウットリ

明石「(逃げたい……)」

・・・・・

軽巡「オワリ!!」

由良「いやああああああぁぁぁぁ!!!!!」


ダァン!

由良「…………あ、れ……撃たれて、ない……」

軽巡「ヌッ……!!(何今ノ……蚊ニ刺サレタ?)」miss!

提督「由良あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ザアァァァーーー

由良「提督さん!!?」


提督「このぉ!!」ダァン

軽巡「ギャー(棒)」miss!


提督「(って、なんつー棒読みだ!!!!)」

軽巡「(弱スギル……)」

提督「うおおおおおおおぉぉぉ!!!!」ドカッ

由良「て、提督さんが……深海棲艦に特攻して、もつれ合ってる……!!」


提督「おい!もうちょっとマシな演技しろよ!!」ボソボソ

軽巡「オ前ガ弱クテ、無理ダ……」ボソボソ

提督「じゃあおにぎり10個やる!だからもっとちゃんとやってくれ!!」ボソボソ

軽巡「オニギリ……10個!?」カッ


軽巡「人間ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

提督「うおおおおぉぉ!?」


由良「提督さん、危ない!!」


軽巡「死ネエエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

提督「そう簡単に、死ぬかあぁぁぁぁぁッ!!!!!」

ダァン!!

軽巡「ギャアアアアアアアアアァァァァァーーーーーーー!!!!」

由良「提督さんが、圧倒してる!?」

軽巡「(オニギリオニギリオニギリオニギリオニギリ!!!!)」


提督「俺の由良にぃ!!手を、出すなぁぁぁ!!!!」

由良「ッ!」ドキッ

ダァン!!

軽巡「グウアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!オノレ、覚エテロオオオオオオオォォオオオオーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

・・・・・・


提督「おとといきやがれってんだー!!」


由良「…………」ポー

提督「大丈夫か!?由良!」

由良「ッ、え!?あ、はい!!大丈夫、です……」カァァ


由良「あ、あの提督さん!その…………さっき、『俺の由良』って……」

提督「え!?あ、あー……あれは…………」

提督「気にすんなよ!あはは!!」

由良「………………そう、ですか……(気にしない訳、ないじゃない……)」


明石『チッ、ヒーロー気取りやがって(大破くらいすればよかったのに)』ペッ

朝潮『こちとら特撮はお呼びじゃねぇってんだよ』ペッ

夕張『クソ溜めみてぇなシーンだ』ペッ


大淀『さぁ提督、ここで一発、口説いてみては?』

提督「え」

明石『ああーそうでしたそうでした!!』

明石『もう時間は夕方!!夕日が照らす大海原に2人きり!!見てるのは私達とその辺のカモメくらいですよ!』

朝潮『カモメ、もう飛び去っていきましたよ……』
http://www.youtube.com/watch?v=a2My0KjQ_to

明石『とにかく!ここで一発、なにか惚れさせるような一言いきましょう!!』

提督「(無茶言いやがって……)」


提督「あ、まーなんだ……由良」

由良「はい?」

提督「その、な…………>>327

お前が無事で本当に良かった


提督「お前が無事で……本当によかったよ」ニコッ

由良「~~~~~!?」カァァァ

由良「ど、どういうつもりですか提督さん!!!?」

提督「どうって……ありのままの、素直な気持ちさ」


由良「だ、だめです!ありえません!!提督さんがそんな、そんな……!」

由良「(カッコいいだなんて……!!)」

・・・・・・

朝潮「キングを……」ニタァ

大淀「チェック…………」ニタァァ

夕張「メイトォ…………」ニタァァァ

・・・・・・


明石「くううぅぅぅぅ~~~~!!胸キュン!!胸キュン~~~~!!!!!」キャー

明石「提督!!いっそ告白まで行っちゃいましょうよ!!!!」

提督『エッ!?』

・・・・・・

明石『ほら早く!!告白ですよ!!男と女が結ばれてチュッチュラブラブ!!』

明石『クッハーーーーーーー!!!!!!!!』

提督「(なんだかしらんが、今の明石は相当気持ち悪い……)」


提督「(にしても、告白かぁ……)」


由良「あわわ……わわわわぁぁぁ……!」プシューー

提督「(なんだか、今の由良を見ていると……)」

提督「(アリ、かもしれない…………そう思ってしまうな……)」


提督「(さて、どうしよう……)」


 1.告白する
 2.告白しない

 >>下2


提督「なぁ、由良……」

由良「ッ、ハイ!?」


提督「その、さ………………さっき、俺の由良っていうの、うやむやにしちゃったろ?」

提督「それを……今、ハッキリさせたい」

由良「え、それ……どういう?」


提督「由良…………」

提督「俺の、俺だけの由良に……なってください」ペコリ


由良「え、えええぇぇぇぇぇーーーーーーー!?」カァァァ


提督「どうだ?」


由良「………………………………」

由良「………………………………………………」


由良「…………………………………………………………はいっ……!」


由良「私で、よろしけれ、ば……」ニコッ


提督「ッ、由良ぁっ!!」ダキッ

由良「きゃっ!」


・・・・・・

大淀「やりましたね」

明石「えんだああああああああああああああああああああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

夕張「甘っ……」ペッ

朝潮「オエエエ!」


提督「ホントに、ホントに良いのか!?由良!!」

由良「はい、提督さん……!」グスッ


由良「>>341

うーん、ネタバラシ濃くするのに、もうちょい溜めてから告白したかったが
次は突き落としタイムだな

私も愛してます


由良「私も愛しています、提督さん……!」

提督「ッ!」グスッ


提督「ありがとう……!こんな俺に……答えてくれて!!」ポロポロ

由良「何言ってるんですか!それに、涙を流すシーンじゃないですよ!」

提督「ははっ……そうだな……」ポロポロ

提督「(嘘泣きだけどね)」

・・・・・・

明石「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!ええんじゃ~~~~~~~~!!!!!!!!!!!」

夕張「うるせぇ!!!ガタガタ言うな!!!!!」

・・・・・・


ドルンッ ドッドッドッド

由良「あ、艤装も直ってくれた!」

提督「じゃあ帰ろうか。そろそろ黄昏時だ」

由良「はいっ!あ、提督さん」

提督「なんだ?」


由良「その……単装砲で軽巡棲鬼を圧倒した提督さん…………とてもカッコよかったですよ!!」

提督「はっはっは!なんのなんの!お前を守るためなら、なんだってしてやるよー!!」

由良「わーい!嬉しいです!!」

・・・・・・


 飯 1時間後にまた再開します

乙です
提督「はっはっは!なんのなんの!お前を守るためなら、なんだってしてやるよー!!」
絶望泣き顔を見るためにもなんだってするよね!


~執務室~

提督「我帰還!我帰還!!」

明石「おかえりなさい提督ー!!いやぁぁぁラブラブな素晴らしいシーンでした!で、終わりでしょ!?」

提督「は?」

明石「これで私達の役目は終了!キューピットで終わりにしましょうよ~!」

提督「大淀、このバカを医務室に運べ」

明石「」

・・・・・・

提督「さて、かくして俺は由良の恋人となったわけだが…………ホントにアレ、惚れてるのか?」

大淀「さぁ」

朝潮「私にも……分かりかねますね」

夕張「どっちでもいいんじゃないです?」

明石「いいやだめ!!!!!!確かめましょう提督!!!!!!!!!!」クワッ

提督「えっ?」

明石「惚れてるかどうか確かめるんですよぉぉぉ!!その耳は飾りですかぁ!?ええ!?」


明石「さぁ!さぁぁさぁさぁぁぁぁ!!!!」


明石「さぁ!」

大淀「吸い込んでくれいぃ~!僕の寂しさ!孤独を、全部君がぁ~!」

明石「さぁ!!」

朝潮「噛み砕いてくれぃぃ~!下らん事悩みすぎるぅ~!僕の悪い癖を~!」

明石「さぁ!!!」

夕張「笑ぁってくれぃぃ~!ダメな奴と!離れて気付くなんて遅いと~!」

明石「さぁ!!!!」

提督「受け取ってくれぃぃ~!やっぱり君が誰より好きだからぁ~~~~~!さぁよならできないぃ!!!」

一同「さぁ!!」


提督「確かめる方法決めようかぁ~!!」

一同「はーーーーい!!!!!」
1


提督「そこまで言うなら明石、秘策はあるんだな!?」

明石「ええ!この恋愛の明石!!結べない恋は無い!!」

一同「おおおおおーーーーー!!」


明石「ここはズバリ!>>359をして確かめるんですよぉ~!!」

恋占い


明石「ここは、恋占いですよぉ~~~~!」っ雑誌


提督「お前に期待した俺が馬鹿だったよ」

大淀「はぁ…………」

朝潮「恋愛の明石……クソと同じだ」

夕張「徹夜続きなら休んだ方がいいわよ」


明石「違いますよぉ~!!たしかに雑誌の占いなんて眉唾ですけど、ちゃんと聞いてくださいー!!」


明石「これは誕生日や血液型なんてものじゃなくて、ちゃんとした占いなんです!!」

提督「ハァ…………まぁ聞いてやる」


明石「これは、誰にでもできる占いじゃないんです。鎮守府でしかできない占いなんです!!」

提督「ほー、それで?」

明石「名付けて瑞雲占い!!」

明石「やり方は簡単!相手の名前を書いた瑞雲を水平線に飛ばして、途中で落ちたら、まだベタ惚れじゃない。しかし、見事見えなくなるまで飛んで行ったら……相手はベタ惚れなのが確定しているとう魔法のような占いです!!」


提督「なんでだよ!!?なんで瑞雲なんだよ!!!!」

大淀「せめて九九艦爆にできませんか?」

明石「これは占いの考案者である『ひむかい』って人が決めたものだから……どうすることも……」

提督「はぁ…………仕方ねぇな。じゃあとっとと瑞雲飛ばすか」

・・・・・・


~港~

提督「よし、マジックで『由良』って書いた瑞雲を持ってきたぞ……というわけで、誰か瑞雲飛ばせる人ー」

一同「……………………」

提督「ですよね……」

夕張「提督ー!持ってきましたよー置いて使えるカタパルト!」

提督「でかした!これなら俺自身が瑞雲を飛ばせるな!!」

カチャッ


提督「さて、方位よーし、風向きよーし、角度よーし!」

提督「さぁ瑞雲、俺の恋を占ってくれぇぇぇー!!」

バシュゥッ!


瑞雲「」ブウウゥゥゥゥン……


朝潮「中々じゃないですか?」


 瑞雲は…………

 コンマ一桁奇数→見えなくなるまで飛んでいった
 コンマ一桁偶数→海にドボン

 直下


瑞雲「アバヨ!」ブウウゥゥン…………


提督「………………見えなくなったな」

夕張「当然よ!私特製のカタパルトだもの!」ヘヘン

朝潮「と、いうことは……」

明石「由良さんは提督にベタ惚れえっへへへへぇぇぇぇーーーーーい!!!!!」

提督「マジなのかぁ!?」


大淀「というか、飛んでいった瑞雲はどうするんですか?」

提督「え?あ…………まぁ、いいよ。アバヨって言ってたし帰ってこないんだろ」

大淀「はぁぁぁぁ……貴重な資源が……」

提督「また出せばいいさ」


・・・・・・

日向「おかしいなぁ…………」

扶桑「どうしたの?」

日向「この鎮守府……瑞雲が1つ無くなってる気がするんだ………無くすなんてことはないし……盗まれたとか?」

扶桑「ブッフォォッ!!ヒヒヒ、瑞雲の管理はあなたの責任ですからねぇ!!無くしたなんて提督に知られたらどうなるでしょう!」ヒヒヒ

扶桑「あー人の不幸でご飯が美味しいわぁ!!」


日向「うぅぅぅぅ……どうしよう…………」トボトボ

日向「おや、こんなところに掲示板なんてあったっけ…………?」

日向「なになに、『治安掲示板』……?」

扶桑が幸せそうでなにより


日向「ちょうどいい!瑞雲が無いというのは、この鎮守府の治安に関わることだ!!」

日向「えーと、なになに?『XYZと集合場所と日時を書いてね』かぁ……ふむ」カキカキ

日向「瑞雲見つかるといいなぁ」

・・・・・・

~夜・廊下~

提督「よし、こちら提督……これより、由良とバッタリ痴漢大作戦を開始する」

大淀『ご武運を』

朝潮『にしても、占いは本当かどうか確かめるって……それじゃあ占いの意味ないんじゃ……』

提督「ベタ惚れってわかってるからこそできる作戦だろ。これは」

夕張『じゃあ打ち合わせ通り、すれ違いざまに痴漢してくださいね』

提督「なんでこんな作戦してるんだ俺…………」

大淀『ドッキリのためですよ』

提督「おおっとそうだった!よーし、ドッキリの為に出撃ー!!」


大淀『そろそろ由良さんが通ります』

提督「………………来た!」


由良「~♪」

夕張『GO!』

提督「(ええいままよ!!)」

スタスタスタ


由良「あ、提督さん!」

提督「おう」


提督「(さて、ここは………………)」


 コンマ二桁00~30→スカートの上から尻を撫でるような感じで
 コンマ二桁31~60→スカートの中に手を突っ込みパンツを触る
 コンマ二桁61~99→由良たんにおぱんつジャンクション!

 >>下2


提督「(んああああぁぁぁあぁぁ~~~~!!!!由良たんのお股におぱんちゅジャンクション~~~!!!!)」ガバッ

由良「えっ、えええぇぇぇぇ!!?」


朝潮『し、司令官!?』

夕張『これは…………!!!!!!』

大淀『リンボーダンスのように上向きに状態を横にしながら、立っている由良さんの太腿の間に頭を挟まれ、パンツをムシャムシャしている~~~!!!!』

朝潮『なんというアクロバティックな変態!!!!!』

明石『誰がそこまでやれって言いましたーーーーーー!!!!!!!!』


提督「白か!!!!王道にして至高!!!!」

提督「随分薄い生地じゃないか!!!形が口越しに分かっちゃうよ!!」

由良「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!放してください!!!!」

提督「ムッ!この臭い……由良、さっきオシッコしたね!!!!」クンカクンカ

由良「きゃああああああああああぁぁぁぁぁっぁぁあ!!!!!!!!!!きゃあああああああぁぁぁぁぁっぁあ!!!!!!」

提督「味わい深いよ!!!!」ハムハム

由良「んっ……!って、ちょっとやめてくださいーーーーーーー!!!!!」

提督「(まぁこの辺にしとくか……)」


提督「ごちそうさま!HAHAHA!」

由良「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…………」ゼェゼェ


由良「て、提督さんは変態なんですか!?」

提督「違うよ?」

由良「でも今のは!!」

提督「今のはカップルなら誰でもすることなんだぜ。知らないのか?」

由良「ええっ!?そうなんですか!?」

提督「まぁこの鎮守府は男女の色恋なんて無いからなぁ……知らないのも無理はないか」


由良「そうだったんですか…………あのあの!流石に、今のは廊下じゃ恥ずかしいんで…………その、そういうのは、2人きりの時に……」

提督「それじゃ!俺は用事があるから!!」タッタッタ

由良「え!?もうー!なんなんですかー!!」

>>1にはいつも驚かされる、色んな意味で


~執務室~

提督「というわけで、あれだけのことをしておいて暴力で反撃して来ない由良は俺にベタ惚れという結論に至りました~!!」

一同「………………」

提督「ちなみに由良にする前に軽巡棲鬼に同じことしたけど、股の間を撃たれた。あと数センチでチンコ吹っ飛んでた」

明石「あたりまえです!!!!!!!!!!!!!!!!!」


朝潮「司令官……この朝潮、感服しました……そこまで自身を落として目的を遂行しようとするなんて……!」

大淀「やはりあなたは素晴らしい!!」

夕張「エクセレント!!!!!!」

提督「ヘヘッ、照れるぜ」

明石「ええええええええええぇぇぇぇぇ!!?!」


提督「お前も下衆部隊古参なら、これくらい慣れとけ」

明石「近寄るな変態!!!!!!!」


提督「まぁ落ち着けよ……アイツが俺にベタ惚れだと分かった今…………やることは1つだ」

一同「ッッ!!」


大淀「いよいよですね」クイッ

朝潮「ついに……由良さんも骨盤とお別れ……!」ジュルリ

夕張「捕まえて実験動物にしてやろう」フハハハ

明石「はぁ……(ついに来てしまった)」


提督「これより、由良を陥れる!!!!!!!!」

一同「ハッ!!」ビシッ

軽巡棲鬼は萌えキャラか否か問う


 >>395ビジュアル見ろ ほらぁ、分かるでしょ?気が強そうで、こう……



提督「さて、満を持してやってきた絶望フェイズ!!!!」

大淀「我々の神髄、本懐、真骨頂!!」

朝潮「言うなれば人体で重要な部分!!そう!骨盤のような!!」

夕張「今週のビックリドッキリメカ~~!!」


提督「さぁ誰か、俺にベタ惚れで仕方ない由良をどう絶望させるか決まった奴はいるかー!?」

朝潮「はいっ!!」

提督「おお朝潮……治安維持艦娘だった頃のお前が懐かしいよ……骨盤砕くとかはダメだぞ」

朝潮「わかってますよ!とっておきがあるんです」


朝潮「しかし骨盤を砕くに等しいほどの絶望……それは私の頭の中にあります!」

提督「ならば聞かせよ!!その頭の中を!!」


朝潮「ハッ!!>>404でございます!!!!司令官!!!!!!!!」

ksk


朝潮「やはり艦娘にとって、骨盤を砕かれるに等しいは……解体!!」

一同「……!」ゾクッ


朝潮「いいですか司令官…………この世は謎だらけ…………例えば、自分と同じ『自分』がいるとしたら?」

提督「お、お前一体何を…………」

朝潮「由良さんとはしばらくイチャイチャしまくっててください……ベタ惚れの更に先……ケッコンすら見据えるほどに」

朝潮「そして、そうなったとき……司令官は由良さんを捨てるんです」

明石「ひどい!!」

夕張「ケッコン詐欺師だ!!」


朝潮「そこでこう。『今のお前は飽きた。今度は違う由良で楽しむよ』と言いつつ……2人の目の前には、新しい由良さんの体が…………」

提督「ホラーじゃねぇか!!!!」


朝潮「まぁ本当に解体するわけじゃないですし、新しい由良さんの体は明石さん達が人形を作るってことで」

提督「なるほどな。自分がいなくなる絶望と、自分でない自分が生まれる恐怖……それらを体験してもらうということか」

朝潮「ええ…………クックック」


大淀「はい」

朝潮「なんですか?」

大淀「計画自体は素晴らしいと思います。しかし……あまり事を大きくしすぎると、他の治安維持艦娘が動いてくるのでは?」

朝潮「ああー、それについてはご安心を」

大淀「?」

朝潮「他の治安維持艦娘について、私は1人正体を知っていますから」ニタァ

提督「ま、マジかよ!!」


提督「(流石だ朝潮…………俺が心変わりさせたとはいえ、底が知れねぇ!!)」


提督「よーし分かった!!朝潮がここまで言ってるんだ。俺も男だぜ!!明石!夕張!!」

明石「はーい……」

夕張「はいっ!!」

提督「本物そっくりの由良人形を作り上げろ!!」

夕張「了解!ざっと5日で完成ね!!」

提督「5日か…………」


大淀「提督はその5日間で、ケッコンするくらいまでに由良さんとイチャラブしてください」

提督「ああ。承知の上さ」


提督「大淀は全体のバックアップ。朝潮は…………頼みたいことがある」

朝潮「はい?」

提督「朝潮には、由良に『提督はとてもいい人だから、ケッコンするべき』みたいな感じで俺を褒めろ」

朝潮「なるほど……普段真面目ないい子ちゃんの私が言うからこその説得力ですね」

提督「あぁ……そうさ」ニタァ

朝潮「ヒヒッ」ニタァ


提督「早速明日から作戦開始だ!!作戦名は……オペレーション・ジャンクション!!」

一同「おおーーーーーーーーーーー!!!!」

夕張「って、なんでジャンクション?」

提督「ただ単に、カッコイイから」

・・・・・・

~1日目~

提督「さーて、今日は何をして由良の好感度をカンストさせるか…………」

提督「よし、>>423だな」


 1.プレゼント(何をまで書く)
 2.マッサージ

1リボン


提督「由良のあの特徴的な髪型を支えるリボン……それをプレゼントしよう!」

提督「何色がいいかなー」

 色直下


~繁華街・アクセサリーショップ~

提督「(こういう所って……1人で来るような場所じゃないよなぁ」

店員「何かお探し物でしょうか?」

提督「ああ、彼女にプレゼントするリボンを探してるんですけど……髪を結ぶ奴」

店員「なるほど……では、こちらなどいかがです?」


提督「……黒?」

店員「だと思うでしょう?だけど、光の当て方で…………」

提督「うおっ、色が!」

店員「光の当たる角度によって色が変わるんですよ!まるで虹色のような!」

提督「買った!!!!!」

店員「ありがとうございました~!300ドルでーす!」

提督「喧嘩売ってんのか?」


~鎮守府・提督の私室~

由良「呼び出しって何ですか…………ハッ!もしかして、また昨日のような……!?」

提督「今日は違うよ。せっかく恋人になったんだから、プレゼントくらいしたいなって想って……受け取ってくれ」

由良「えっ!?て、提督さん……!」


提督「お前の髪をとめるリボン……使ってくれたら嬉しいよ」

由良「はい!…………あら、黒なんですか?」

提督「と、思うだろ?どっこい!光の当て方で…………」

由良「わっ!色が変わったー!!」


提督「まるで変幻自在なリボン。不思議で面白いから、着けると楽しいんじゃないか?」

由良「ありがとうございます!!!!一生大切にしますね!!」ダキッ

提督「ああ!お前が喜んでくれたら、俺も嬉しいよ!」ニコッ


・・・・・・

~次の日~

由良「ふんふふーん♪」

五十鈴「あら、由良。リボン変えたの?」

由良「うん!提督さんにプレゼントされちゃったー!!」

阿武隈「私的には提督から貰ったと予想します!」

由良「そうよ!私達付き合ってるの!」

五十鈴「そうだったの!?」

阿武隈「私的には驚きです!」


由良「でも皆には内緒にしてね。ケッコンまで伏せておきたいから」

五十鈴「なるほどね……わかったわ!」

阿武隈「私的にはOKです!」

・・・・・・

提督「大淀の助言通り、喜ばれたなぁ……やっぱり大淀が仲間だと頼れるよ」

提督「……これが明石とかだったら……まぁ、うん……」


提督「由良は俺のプレゼントしたリボンを早速身に着けている」

提督「とても嬉しそうだ」


提督「プレゼントした俺としても嬉しいねぇうんうん」


提督「ってなわけで今日は>>440しよーっと」


 1.マッサージ
 2.外に食べに行く

2


・・・・・・

提督「おーい由良ー!」

由良「あっ提督さん!」

提督「今日の夜だけどさ、外に食べに行かないか?」

由良「ええっ!?も、もしかしてそれって……でぃ、ディナーデートというやつですか!?」

提督「まあディナーっていう程豪華じゃないけど……」

提督「俺は>>下2を考えてるよ」


 コンマ二桁00~40→松屋
 コンマ二桁41~70→ファミレス
 コンマ二桁71~99→料亭


提督「ファミレスにでも行こうかなって」

由良「ファミレス!由良、ファミレスは大好きです!!」

提督「(よかった……やはり万人受けするファミレスは最高だな)」

・・・・・・

由良「じゃあ私……このミックスプレートで!」

提督「俺も同じのにしようかな」

店員「おうよ!このガ○ト!負けんぜ!!」

・・・・・・

由良「とっても美味しかったです!!」

提督「(ファミレスは値段相応の味だけど……こう言ってくれると、連れて来て良かったって思えるな)」

提督「ならよかった!」

・・・・・・


~3日目~

朝潮「あ、由良さーん!」

由良「朝潮ちゃん。なぁに?」

朝潮「司令官から聞きました!お2人が付き合ってるって!」

由良「ええっ!?も、もう提督さんったら……」

朝潮「確かに司令官は将来もずっと由良さんを幸せそうにしてくれそうですものねぇ~」ウンウン


朝潮「お似合いのカップルです!ケッコンも早くに済ませちゃった方がいいですよぉ!」

由良「け、ケッコン…………」カァァ

朝潮「それじゃあ私はこれで!お幸せにです!由良さん!!」

由良「……う、うぅ……提督さんと、幸せに…………」ポー


朝潮「ヘッ、奴さん相当キてますぜ」

提督『よくやった……これでもうドッキリを仕掛けても問題ないな』


~4日目~

カーンカーンカーン……


明石「嬉しいでしょ……皆と1つになれるのよ……」ヒヒヒ

夕張「助けて?ふふっ、今助けてるじゃない……この辛く苦しい現実から」ヒヒヒ


カーンカーンカーン……


明石「もうすぐ完成よ……おめでとう」ヒヒヒ

夕張「提督の栄光ある作戦の礎になるのだから……あなた達も幸せねぇ……」ヒヒヒ


明石・夕張「イヒッヒッヒッヒッヒ」


カーンカーンカーン…………


~5日目~

提督「さて、運命の日だ」ニタァ

提督「今日、俺は由良にケッコンを申込み……その流れで突き落とす」


提督「問題はどうやってケッコンを申し込むかだが…………どうしようかなぁ」

提督「そうだ、>>453の時に申し込もう!!」


 1.部屋に呼び出して指輪を渡す
 2.ジャンクション中に指輪を渡す
 3.渡したグラスの中に指輪が入っている

資材(那珂ちゃん)に話しかけてるだけです

3

2


提督「ジャンクションしながらプロポーズしよう!!」

朝潮『正気ですか……』

大淀『ま、まぁ頑張ってください……』

提督「おう!!」

~提督の私室~

由良「お呼び出しってなんですか?提督さん」

提督「用か…………用は、これだぁっ!!」バッ

由良「えっ!?またああああああああああああああぁぁぁぁぁ!?」


提督「ふむっ!!!!ふむっっっ!!!!!!!!今日のパンツは薄い緑!!!!由良の大草原の香りがするぞ!!!!」

由良「恥ずかしいよおおおおおおおおおおぉぉぉ!!」

提督「2人きりの時と言ったのは由良じゃないか!!だから今こうしてるのさ!!ふむっ!!!!!!!ふむっっっ!!!!!!!!」


由良「(た、耐えるのよ由良ぁっ……!普通のカップルは、みんなやってるんだから!!)」

由良「(提督さんだって、私のことが好きだからこうしてるの……これが正常!!)」

提督「ふむぅぅっ!!ふむっふむぅぅぅぅっっっ!!!!!!」

これを受け入れる由良の健気さに思わず涙


提督「ところで由良!!俺の体のどこか、モッコリしてないか!?」フムッ

由良「えっ!?も、モッコリって…………あうっ!?」

由良「(て、提督さんの股間……モッコリしてる!!!)」


提督「そこに、2人にとって大事な物が入っているんだ!!受け取ってくれぇっ!ふむっっ!!」

由良「こんな所に何があるっていうんですかぁ!!」

提督「いいからチャックを開けて!掴め!」

由良「掴めええぇぇ!?」


由良「(ま、まだケッコンもしてないのに早すぎるよぉ……!!)」

由良「(でも……せっかく提督さんが求めて来てくれる……!し、仕方ないよね……提督さんの単装砲、拝みます!)」

ジーーーーー

由良「…………!」プルプル

由良「あれ、なんか、固い…………あれ?」

由良「チャックの中に……何ですかこれ?」ヒョイッ


提督「ふぅっ、疲れた」ムクッ

由良「(やっとやめてくれた……)」

提督「開けてみてくれ。俺からの、人生最大のプレゼントだ」

なぜ股間に…


・・・・・・

朝潮「」

大淀「かいつまんで言うと、提督のズボンのチャックの中には、チ○コではなく、とあるケースが入っていたと」

朝潮「ど、どんびきです…………こんな史上最低のプロポーズがかつて今まであったでしょうか……」ガタガタ

大淀「朝潮さん、我らは下衆部隊です。提督のすることに口を挟んではいけません」

朝潮「よく見れますね……大淀さん」

大淀「インターネットってすごいんですよ。色んなものに慣れちゃいます」

・・・・・・

由良「も、もしかして……これって……!」

提督「ああ。言うのが遅れちまったな……開けてくれ」

由良「……!」パカッ

 指輪
\キラキラ/

由良「あっ……!」

提督「由良…………」


提督「俺と、ケッコンしてくれ」


由良「そんな、私達……まだ付き合って1週間も経ってないんですよ!?」

提督「だが出会ってからはもう……何年も経ってるよ」ギュッ

由良「はうっ!て、手を握りながらそういうことは言わないでください!」

・・・・・・

大淀「軌道修正完了ですね」

朝潮「どこが!?」

・・・・・・

提督「さっきはすまなかったな……由良が好きなあまり、ちょっと熱くなりすぎた」

由良「も、もう…………アレ、ホントに恥ずかしいんですよ……」

提督「すまんすまん!…………で、返事だが……」

由良「あっ、あ……はい!」


由良「不束者ですが、よろしくお願いします!!」ペコリ

提督「ああ……よろしく!由良!!」ニコッ

由良「はいっ!!」ニコッ


・・・・・・

大淀「ふぅ……やっと茶番が終わりましたね」

朝潮「次は、いよいよ工廠ですねぇ……」ニタァ

大淀「ええ。我々の勝利の場です」クイッ

・・・・・・

提督「あ、そうだ!あとさ、由良に見せたい物があるんだけど、いいかな?」

由良「見せたい物、ですか?なんでしょうか」

提督「ついて来ればわかるよ。工廠へGO!!」


・・・・・・

由良「(司令官に告白されてから1週間…………出会ってからはもう数年経ってるけど……)」

由良「(遅いのか早いのか分からないけども、私達は結ばれた……そりゃ、ちょっとあのジャンクション?っていうのは恥ずかしい……)」


由良「(しかしそれも気にしないくらい、私は提督さんが好きになっていた)」

由良「(提督さんに貰ったこのリボン……今も着けている)」

由良「(提督さんに手をギュッてされたり、抱き付かれると、ドキドキが早くなる)」


由良「(きっと私達は、朝潮ちゃんが言ってくれた通り、これからたくさん幸せになるんだ)」

由良「(提督さんは私を幸せにしてくれて、私は提督さんを幸せにする!!それが、旦那さんとお嫁さんなんだ!)」


由良「(ありがとう提督さん…………私なんかを、好きになってくれて)」

由良「(ずっと愛しています……提督さん)」

・・・・・・


~工廠~

提督「この部屋だ」

由良「工廠ってことは……新装備ですか?それとも……改二にしてくれるとか!?」

提督「(改二についてはマジでわからん……)」


夕張『その部屋の真ん中に由良人形を座らせてありますからね!照明は全部白いLED!バイオハザードの研究室みたいになってますよ!!』

提督「よくやった」ボソッ


提督「じゃあ、入ろうか」

由良「はいっ!!」

ガチャッ

・・・・・・

由良「(なにかなーなにかなー♪)」

由良「(提督さんがプロポーズの直後に見せてくれるもの……とっても気になる!)」

由良「(装備にしても改造にしても、提督さんのお役にもっともっと立てるようになれたらいいなぁ……)」

・・・・・・


~部屋の中~

由良「それで提督さん、見せたい物って?」

提督「ああ…………見せたい物っていうのはね………………」


提督「アレだよ」ニタァ


由良「…………………………えっ……?」


由良人形「…………」


由良「え、アレ……私?」

提督「(あいつら……マジでヤベエの作ったな……近くで見ても生身の由良そのものだぞ……)」


由良「ね、ねぇ……どういうことですか?提督さん…………」

提督「ん?ああぁ…………それはね……」


提督「お前はもう用済みだから、そこにいる新しい『由良』に、代わってもらおうと思うんだ」ニタァ

由良「えっ…………?」


由良「何言ってるんですか、提督さん……?由良は私で……」

提督「ああそうだな。でも、お前という存在はここで無くなり、底に座っている由良が新しくお前になる」

由良「ッ、い、意味がわかりません!!私が消える!?意味がわかりませんよ!!」

由良「そもそも、どうしてこんな物を見せてきたんですか!?プロポーズのお祝いの品なら…………もっと、いいのが……」

由良「こんな悪趣味な嘘、あんまりですよぉ……」グスッ

提督「由良…………」ギュッ


由良「あっ……(手、ギュッってされた……)」

由良「(あぁ……きっと、優しい言葉で謝ってくれるんだろうなぁ……)」


提督「何言ってるんだ?」

由良「…………えっ?」


提督「お前とケッコン?アハッハッ!バカじゃねぇの!?」パッ

由良「あっ、手!放さないで!」

提督「うるせぇ!!」

由良「ッ!」ビクッ


提督「お前とケッコンするって言ったよな?あれは、嘘だよ!嘘!!」ハハ

由良「な、にを…………」

提督「つーか、お前にはもう飽きたんだよね。ちょっと優しくしたらすーぐ惚れてさ」

提督「お前が大事そうにつけてるそのリボン、本当はそれゴミ捨て場から拾ってきたやつだからな」

提督「うえっ、臭いわーお前。ゴミ捨て場みたいな臭いするわ」

由良「う、そ……」

提督「嘘じゃねぇって。だからさ…………」


提督「とっとと消えて、新しい由良になってくれよ……不良品(ジャンク)」

由良「ッッ!!」


・・・・・・

明石「うわっ、流石に言い過ぎですよ!!そもそもあのリボンは、提督がちゃんとお金を出して買った物なのに……」

大淀「目的の為なら、そんなもの関係ないんですよ。あの人は……」

朝潮「さすが私の司令官…………とってもいいです!!」

夕張「興奮してきちゃった!!」


明石「こんなの胸糞よぉ……」

朝潮「胸糞?ちょっと違うんじゃないですか明石さん」

明石「え?」

夕張「そうね。私達は少なくとも、この状況を胸糞だと思ってないわ」

大淀「この状況は我々にとってのご馳走…………欲望という空腹を満たす、食事なんですよ」ニタァ

・・・・・・


由良「どういうことなんですか……提督さん!」

提督「言った通りだよ!お前には飽きたから、捨てるんだよ!!捨てるの!解体!!」

由良「嘘、嘘です!!提督さん、目を覚まして!!提督さんはそんな酷いことをする人じゃない!!」


提督「おいおい、俺が酷いことをしないって、誰が決めたんだ?」

由良「そんなの……っ!」

提督「お前は用済みなんだよ。大人しく解体されろ」

提督「そうだ。解体はそこにいる新しい由良にやってもらおうか……なぁ由良!」


由良「(『なぁ由良』……それは、私に向けられた言葉じゃない)」

由良「(そこに座っている、『私』に向けられたものなんだ………………)」

由良「(そう認識するのと同時に…………私は、目の前が真っ暗になった錯覚に陥った)」

・・・・・・

夕張「さぁショータイムよ!この由良人形は置物じゃない……リモコン操作で動くのよ!!」

夕張「さらにこのマイクに話しかければ、由良人形が由良の声でそれをしゃべってくれるの!!はい朝潮ちゃん!!」

朝潮「まかされてえええぇぇ!!」

夕張「由良人形、ウェイクアップ!!」

・・・・・・

由良人形「………………」パチッ


由良人形「お呼びかしら、提督さん♪」ニコッ

提督「おう(マジで喋った……)」

由良「ッ!!」


提督「早速命令を言い渡す。そこにいるゴミを片付けろ」

由良人形「はーい!」

由良「ッ、いやぁ……こ、来ないで!!」ダッ

ガチャッ ガチャガチャツ

由良「嘘!扉、何で開かないの!?」ダンッ

提督「鍵を閉めたんだよ。外側から……お前は力尽きるまで、『由良』に追いかけられ……解体されるんだよ」


由良人形「さぁ、1つになりましょう……」スタスタスタ

由良「い、いやぁ!いやぁぁぁぁ!!」

由良人形「つーかまーえた♪」ガシッ

由良「放して!!お願い!!助けてぇ!助けて提督さん!!」


提督「おーい由良、ソイツ、跡形も無くやっちゃっていいから」


由良「――――ッ!」

由良「(私、もう…………提督さんの、由良じゃ…………ない、の?)」ポロポロ

由良「ていと、く……さん……でい”どぐざん”!!!!」


提督「やれ」

由良人形「さようなら、できそこないの由良さん」スッ

プスッ

由良「あっ……!ぁ、ぅ…………」ガクッ

由良「…………」Zzz


提督「ふむ、体に害のない睡眠薬……ちゃんと効いたな」

大淀『お疲れ様です、提督』

提督「ああ。だがまだお疲れ様じゃないぞ」


提督「次は、いよいよネタバラシなんだからな!」ニタァ


 今日はここまで また明日


いいところで切りやがるぜ…

 病んだ明石はきっとかわいい
 というわけで再開

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira074647.png

いよいよクライマックスか


提督「さーて、ネタバラシだが……どうする?」

大淀「新しい由良さんこと由良人形、気絶させてどこにでも移動させられる由良さん……この状況を利用しない手は無いですが……」

提督「あくまでネタバラシをする流れだからな。いっそ目が覚めたら皆でイエーイ!!ってのもいいぜ」

朝潮「それでは面白くない!」クワッ

提督「あくまで手の1つだっつってんだろ!!」


夕張「じゃあ私に良い考えがありまーす!!」

提督「おっ、なんだなんだ?」

夕張「私が考えた興味ある計画をご披露しよう!!」

朝潮「ここにきて夕張さんですか」

大淀「期待しましょう」

明石「(変なのじゃありませんよーに)」


夕張「ここは、>>501でネタバラシよ!!」

夕張と明石の特性メカで実際に解体される感覚を味合わせてからネタバラシ

個室に監禁して由良人形とイチャイチャしてる所を見せる


夕張「私と明石が組めば、作れない物なんてないわ!」

夕張「ここは、解体される感覚を味わえるメカを作って、その実験台にしてる最中にネタバラシしてあげましょう!!」


朝潮「ひゅー!アンタ頭良いじゃねぇか!」

提督「こんな時こそ頭を使わねーとなぁ!!」

夕張「やったぁ!ドッキリ万歳ー!!」


大淀「なるほど…………では、由良人形では解体できなかったから、仕方なくその解体(の感覚を味わえる)マシーンを使う設定と」

夕張「その通りよ!」

提督「さっすがぁ!!」


提督「頼んだぞ2人とも!!今回の作戦はお前らに頼り切りだが……またお願いする!」

夕張「任せて!」

明石「うわああぁぁぁ!!こうなりゃ自棄だぁ!!3時間で作ってあげましょう!!!!」


提督「マジかよ!?」

朝潮「さっすが明石さん!!」

大淀「提督が見込んだだけのことはありますね」


\あーかーし!あーかーし!/

\あーかーし!あーかーし!あーかーし!あーかーし!あーかーし!あーかーし!あーかーし!/


明石「うぅぅぅぅぅぅ……!」シクシク

・・・・・・


~工廠~

カンカンカンカン!!!!


明石「うおらあああああああぁぁぁぁぁぁ」シュバババババ

夕張「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」シュバババババ


カンカンカンカンカンカン!!!!!!


明石「死ねよやぁああぁぁぁぁぁ!!!!!」シュバババババ

夕張「君達はもう考えなくていいのだ!ただ言われたことをやるマシーンになるのだ!!」シュバババ


カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン!!!!!!

・・・・・・


夕張「できたわ!」

明石「完成でーーーーーーーーーーーーす!!!!!!!!!!」ゼェゼェ


提督「これは…………人が入れる大きさのカプセルでしょうか?」

提督「(ガンダムXでカリスが閉じ込められてた奴みたいだな)」

夕張「ンお目が高いわぁ~」

明石「中を見てください!」

カパッ プシュウウゥゥ

提督「ん?おおこれは……なるほど、いいじゃないか!」


夕張「対象者の手足を拘束するベルト!これで中に入った人は手足を動かせません!」

明石「さらに首のあたりについたてのように板があるため、体の様子は見えない!」

夕張「でもこの小窓で外の様子は見れます!!」

明石「拘束後は、体の感覚がジワジワと無くなっていく薬を投与するため、足からジワジワ解体されていく感覚が味わえますよぉ~!!」

提督「完璧だ!!」

素晴らしい


夕張「この薬は足から胴体、手、首までの感覚を無くすことができます。もちろん、後遺症は無い!!」

大淀「やっている最中にネタバラシというコンセプトを念頭に入れたその薬……グレートですよ」


提督「いよっしゃあぁ!!じゃあさっきの部屋にこのカプセルを持ち込んで、由良を入れるぞ!!」

・・・・・・

提督「ここはカプセルの中から部屋が見れるよう……立てかけよう」

夕張「はーい」

明石「このクレーン型艤装を使う時が来るとは……」ウイーン

ウイーーーン…………ガシャッ

夕張「…………よし!立てつけOK!!」

提督「明石、お前は砲撃よりクレーンだ!!」

朝潮「ではここに由良さんをブチ込みましょう!」


由良「」Zzz

朝潮「オラ、とっとと入れ」

提督「意識ない相手に何言ってんだお前」

カシャン

夕張「固定完了!拘束!」

ガショッ

夕張「ベルトOK!」

明石「ついたて板OK!」

夕張「内蔵注射への薬の注入OK!」

明石「オールOK!」


提督「うむ、ところで由良はいつ起きるんだ?」

大淀「薬の強さからいって……そろそろ起きるかと思います」

提督「よーし!じゃあお前らは部屋の外で待っててくれ。看板は大丈夫か!?」

夕張「ここに!!」【ドッキリ 大 成 功 !!】

提督「いいぞぉいいぞぉ!!じゃあ作戦開始だ!!」


~数日前・岬~

日向「掲示板にはここに書いたが…………本当に来るのか……?」

ザッザッ

日向「ッ!」クルッ

>>520「要件は?」

妙高


提督「(ウチの妙高は改二だ。早くあの眉毛絵から脱したかったのだ)」

提督「(なお他の妙高型はまだ改止まりだが、那智がそろそろ改二になる)」

夕張「提督、何考えてるんですか?」

提督「え?あ、いやちょっとな」

・・・・・・

日向「あなたが、治安維持艦娘!?」

妙高「はい。治安維持艦娘を務めさせてもらっています」

日向「なるほど……では、早速頼みたい」

妙高「なんでしょうか?」

日向「瑞雲の行方だ!!!!!」


妙高「………………はい?」


日向「私の瑞雲がどこかに行ってしまったんだぁぁぁ!!このままでは私は発狂して鎮守府を破壊して回る!!」

日向「だから探してくれええぇぇぇ!!見つからなくてもどうなったか教えてくれえええぇぇぇぇ!!!!!!!!」ガシッ

妙高「わっ!?わ、わかりました!やってみますから放してください!」

日向「ありがとう!!!!!」パッ

・・・・・・

妙高「ふむ…………なるほど……この前提督が数人の艦娘を連れて、港で瑞雲を飛ばしていたと」

蒼龍「はい」

響「……」コクッ


妙高「目撃証言ありがとうございます。ところで、何故提督達がそんなことをしていたかわかりますか?」

蒼龍「さぁ…………響、わかる?」

響「Поцелуй ваша мать hips」


妙高「……なんて?」

蒼龍「こうだ。テメェのお袋のケツにキスしろ、と……」

響「ッ!?バレた!?」

妙高「このクソッタレ!!」

蒼龍「まぁまぁ妙高さん落ち着いて!!」



妙高「どうやら瑞雲を飛ばしてどっかにやってしまったのは、提督でした」

日向「………………どうしてなんだ……」ガクッ

妙高「え?」

日向「ど、うして……!瑞雲をぉぉぉぉ!!!!!!!!」ポロポロ

日向「うああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」ビエェェン

妙高「ええ……」


日向「あんなに、瑞雲の良さについて語り合ったのに!!」

日向「あんなに、私に瑞雲を積んでくれたのに!!」

日向「あんまりだあああああああああああああああっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


日向「……ユルセナイ……!」

日向「特別な瑞雲をあげた仲だというのに、瑞雲を……!!許してなるものかぁ!!」

日向「ぶっ殺してやる!!!!!」


妙高「ちょ!待ってください日向さん!!」

日向「今の私にあるのは、怒りと憎しみだけだ!!止めないでくれぇぇ!!」

妙高「きっと提督にも理由があったんですよ!私が聞いてきてあげますから、落ち着いて!!」

日向「フーッ!フーッ!!」

妙高「ね!?」


日向「……わかった……頼む」

妙高「わかりました!」


妙高「(うぅ……私、とんでもなく面倒な依頼を引き受けちゃった……?)」


・・・・・・

由良「ん、うぅ…………」パチッ

提督「お!起きたか!」

由良「あれ、私…………解体、されたんじゃ……」

提督「残念だったなぁ、トリックだよ」

由良「何を言って……あれ、ここは……?」


提督「どうやら新しい由良はお前を解体できなかったみたいでな、特別に作った解体マシーンでお前を解体することにした」

由良人形「ごめんなさーい!」キャッキャッ

由良「えっ……!?」ビクッ


提督「そのカプセルは、お前を足から上に向かって解体していく仕組みとなっている。お前はジワジワと、解体される感覚を味わっていくんだよ」ニタァ

由良「い、嫌!!」ジタバタ

由良「なんで、動かないのぉ……!」

提督「無駄だ。体は拘束してあるんだからな…………まぁ、せめてもの情けで、解体される体は見えなくしてあるが」

提督「それじゃ、楽しんでくれ……自分が消えていく感覚と言うのを」ニタァァァ


プスッ

由良「痛ッ、い、今!足に何か!!」

提督「解体が始まったんだよ。ほら、足の指の感覚あるか?」

由良「足の、指…………」


由良「ッ、無い……!?感覚、無い……!!」

由良「じゃあ、本当に……解体、し、て…………い、いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ジタバタ

興奮してきた、服を脱げ


・・・・・・

夕張「どうやら薬の投与に成功したみたいね」

朝潮「うひょおおおぉぉ!!いい顔ですぅぅぅぅ~~!!」

大淀「興奮します」

明石「ああー聞こえなーい!!」

・・・・・・

提督「ほーら、今頃足首まで解体されたんじゃないのか?」

由良「嫌ぁ!!本当に、無いの!!足首ぃぃ!!」

由良「助けて!提督さん!!助けてぇ!!」


提督「何言ってるんだよ。お前はもう、由良じゃないだ。ただの資材」

提督「由良は、ここにいるもんな」

由良人形「はーい♪」ダキッ


提督「そうだ、せっかくだからアイツに見せつけちゃおうぜ」

提督「俺達がどれだけ仲が良いか……って」ニヤッ

由良人形「そうですね!」ニヤッ

由良「えっ……何を、して…………」


提督「由良…………」チュッ

由良人形「提督さん……」チュッ

提督「(……味はしないし、口の中に唾液があるわけでもない……ロボだなぁ……現実に戻されちゃうよ)」


由良「て、提督さん!?何を、して!」

由良「(聞かなくても分かる…………提督さんは、私じゃない、私と…………!)」

由良「(私も、そこまでしてないのにぃ……!)」ポロポロ


提督「何って、由良とイチャついてるんだよ」

提督「それはそうと、そろそろ脚は全部無くなった頃じゃないか?」

由良「無いんです!!本当に、脚が!無いんです!!お願い!ここから出して!!お願いだからぁぁ!!」


提督「次は胴体だ。アッハハハハ!」

由良人形「ねぇ提督さん、ギュッってしてくださいぃ」

提督「ああ。いいぞ」ダキッ

由良人形「あはっ♪嬉しいです」


由良「やめて!!提督さんにギュッってされるのは、私なの!!やめてぇ!!」

由良人形「どうやってするの?する胴体も無い癖に」キャハハ

由良「ぇ…………?」

由良「(……本当だ、もう、胸のあたりまで…………感覚、無い………)」

由良「(私はもう、提督さんに……抱き締めて、もらえ、ナ、イ…………)」

由良「あ、ぁあぁ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


由良「お、ねがい!私から……奪わないでぇ!!」

由良「提督さんに、抱き締めてもらえる体を!!」

由良「お願いだから、返してええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」


提督「お前はそろそろおしまいだな。ほーら由良、次は手を握ってやろう」ギュッ

由良人形「提督さんの手、あったかーい!」


由良「アァ、アッ、アァァァ……」ガクガク

由良「(提督さんが、手を握ってる…………)」

由良「(私が、一番好きだったことを…………してもらってるのは、も、う……私じゃない…………)」

由良「(だって、もう…………手も、無い……)」ポロポロ

心が痛むなあ(ニタァ


由良「あはっ……あははははっ!!」

由良「ごめんなさい提督さん…………私、もう、全部なくなっちゃうみたい!」

由良「もう、駄目みたいです!あははははははははは!!!!!!」

・・・・・・

朝潮「来たああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

夕張「泣き笑い来たああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

大淀「ついにおかしくなるまで来ましたね!」

・・・・・・

提督「ああ。テメェはもう終わりだぁ!」

由良人形「バイバーイ!ジャンク品さん!」

由良「あはっ、あな、たに……分からないわよ!」

由良「提督さんに、抱き締めてもらえるのは、中々されないから、嬉しい!」

由良「手を握ってもらえるのは、それ以上のことをしないからドキドキする!」

由良「あははは!あっはははははは!!!」


由良人形「それはあなたの話よ。私は、それ以上のことをしてもらえるもの」

由良人形「本当は自分に嫉妬してるくせに、見苦しいわよ」

由良「うるさい!!!!!!!!!!」

由良「うるさいうるさいうるさい!!!!!あなたなんかに、私の事はわからない!!!!!あなたは私じゃない!!!!」


由良「提督さん、私、これだけは言えるから……!」

由良「そこの、私よりも……!私の方が、提督さんのこと、愛してるから!!」

由良「だから………………ごめんなさい……!」ポロポロ


由良「飽きさせちゃって……ごめんなさい……!!」ポロポロ

由良「私が、退屈な相手だった……?私がつまらなかったから、飽きた?」

由良「もっと、提督さんに色々してあげられればよかった……?もっと……私の方から、色々した方がよかった……?」

提督「由良……」

由良「もっと、もっと…………もっと!、私、ヒッ、わ、たひ、うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

心にグサグサ来るのに顔がニヤケっぱなしで困る


由良人形「言いたいことはそれだけ?」

由良人形「もう首の感覚も無い癖に、よく言うわ!アッハハハ!」

由良「ええ…………私はもうすぐ、消える…………」

由良「だからあなたは…………提督さんを、飽きさせないで……いっぱい、色んな事をして、愛してあげてね……」ニコッ


提督「…………せめてもの情けだ。最後は俺の手で解体してやろう」

由良「あはっ……嬉しい…………提督さんに、してもらえるの?」

由良「やった…………あそこにいる私に勝った……だって、提督さんの手で、解体してもらえるんだもん……」

由良「提督さん……ありがとう…………ありがとう……」ポロポロ

由良「私、幸せでした…………」ニコッ

提督「由良………………」カチッ

ガチャッ プシュゥゥゥ


由良「(私、提督さんに…………逝かせてもらえる……)」

由良「(これが、私の幸せなんだわ…………だって、心が温かいもので満ち満ちてるもの……)」

由良「(愛してます……提督さん)」

・・・・・・

提督「何してんだよ。ほら、出ろ」

由良「えっ?」

提督「もう薬の効果抜けてるから。動けるだろ?」

由良「あれ?」

提督「カプセルも開けて、拘束も解いてあるよ」

由良「え?あれ?」


由良「あれ、提督さん…………これは?」

提督「これは……?フフフッ」ニタァ


提督「これは、こういうことさ!!!!!」

バンッ!

一同「いえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!」タッタッタ

提督「チアリーディング部隊!!踊れぇ!!ミュージックスタートぉ!!!!!」

ズンチチズンチッ、ズンチチズンチッ

朝潮「D!」

夕張「O!」

大淀「K!」

明石「K……」カァァ

朝潮「I!」

夕張「R!」

大淀「I!」

提督「DOKKIRI!!!!」

一同「だーーーーーーーーーーーーいせーーーーーーーーーーーーーこーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

\FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!/


由良「へ、へぇ?」ポカン


提督「どうだ!?俺のドッキリチアリーディング部隊は!!」

朝潮「レッツゴードッキリ!」

夕張「ユーアーターゲット!」

大淀「狙われ堕とされ泣かされポカン!」

明石「(こんなチアリーダーの恰好して、ポンポン持って…………恥ずかしいよぉ……)」カァァ


提督「というわけさ!!!!!!!!!!」

由良「え?」


提督「も~鈍いなぁ由良は!!ドッキリだよドッキリ!!!」

由良「どっき…………え?」

提督「え?」

大淀「(これ理解してない奴……)」


提督「だーかーら!!全部嘘!!お前を解体するってのも、新しい由良ってのも、ぜーーーーーーんぶ!!!!!嘘!!!!!!!!」

由良「う、そ……?」

提督「ああ!!お前は解体されないし、そもそもされてない!お前はお前1人だ!!」

由良「ほ、んとう……ですか?」

提督「ああ!!」

由良「ッ、ぅ、ぇぁ、ぁっ、うわあああああああああぁぁぁあっぁぁぁぁん!!!!!提督ざぁぁぁぁん!!!!!」ダキッ

提督「うおっ!」


由良「提督さぁぁぁん!提督さぁぁぁぁぁぁん!!!!!」ビエェェン

提督「よしよし、怖かったなー」ナデナデ

由良「ばい”ぃ”!!ごわがったでずぅぅぅぅぅ!!!!!」


大淀「泣けますね」

朝潮「え?どこが?」

夕張「胸糞なんだけど」

明石「あなた達……」


由良「じゃ、じゃあ私、ずっと提督さんの傍にいられるんですね!?」

提督「ああ。お前はウチに必要な艦娘だよ」

提督「勿論俺にとってもな」ニコッ

由良「やったああああぁぁぁぁっぁ!!!!よかったよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」


提督「さて、ドッキリ成功して許してもらえたところで撤収するかー!」

由良「え、ドッキリ?」

朝潮「今更!?」


由良「え?ドッキリって……どういうことですか?」

夕張「さっき言ったじゃ~ん!」

提督「仕方ないなぁもう1回言うぞー?」

由良「はい」


提督「コホン」

提督「由良に告白したのも、おぱんつジャンクションしたのも、ケッコンも、新しい由良と称して人形を作ったのも、解体も何もかも、ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぶ!!!!!!!!!うーーーーーーーーーそでーーーーーーーーーしたーーーーーーーー!!!!!!!」

一同「うっそでーーーーーーーしたーーーーーーーーー!!!!!!」

由良「え、ええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!?!??!??」


由良「え、ちょ!?えっ!?ええぇぇぇぇぇぇ?!???!?!!?」

提督「だからケッコンも無し!!そもそもお前練度足りねぇだろ!!!!」

朝潮「この練度43が!!!!」

夕張「むしろ43もあることを喜べ!!!!」


由良「そ、そんなあああああああああぁぁぁぁぁぁ!?」

由良「じゃあ、好きって言ってくれたのは!?」

提督「ああ。仲間として大好きだ」

由良「はああああああああああああああああぁぁぁぁ!?」


由良「じゃああの、新しい私とかいうのは!?」

提督「あれは人形だよ!朝潮!」

朝潮「私、朝潮でーす!」
由良人形「私、朝潮でーす!」

由良「はああああああああああぁぁぁぁぁぁ!?!!!?!?!?」


由良「じゃ、じゃあ今までのこと、全部……!」

提督「ああ!嘘!」

由良「そ、そんなあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


由良「じゃあこのプレゼントのリボンは…………」

明石「それは提督が300ドル出して買ってきた奴!ちゃんとした高級リボンよ!」

由良「あ、そうなの……よかった」

・・・・・・

提督「さーて、ネタバラシも済んで、丸く収まったところで祝賀会でもするかー!!」

一同「いえーーーーーーーーーーーい!!!」


ダァン!!


提督「おいおい誰だよ嬉しさのあまり発砲した奴ー!誰かに当たったら危ない――」


首のない由良人形「」ドサッ


提督「だ、ろ…………え?」

妙高「そうですね、人に当たったら危ないですね」ニコニコ


提督「みょ、妙高ーーーーー!?」

夕張「ぎゃあああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

明石「私達の娘があああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

大淀「何故あなたがここに!?」


妙高「とある方に頼まれて、瑞雲が1機無くなってるというから調べてくれと」

提督「(日向だな)」

大淀「(日向さん……)」

妙高「そこであなた方が飛ばしていたと分かったので、こうして理由を聞きに来たのですが……別の理由を聞かないといけませんね」ニコッ


妙高「提督がベラベラ喋っているの、全部聞かせていただきました…………どうしてそんな酷いことを由良さんにしてるんですか?」ジャキン

提督「え!?あ、いや……これは…………」ダラダラ


朝潮「司令官、下がって!」ボォン

ネット「」バサッ

妙高「グッ!なんですって!?きゃあぁぁ!」

提督「朝潮!?それは……!」


朝潮「治安維持艦娘に支給される……鎮圧用捕縛ネット…………残念でしたね、妙高さん」

妙高「朝潮さん……!あなた、まさか……!!」

朝潮「ええ………………治安維持艦娘妙高さん!あなたはもう終わりですよ!!」

提督「なっ、妙高が治安維持艦娘だったのか!!」

朝潮「私が知る唯一の治安維持艦娘ですが…………まさか自分から渦中に入って来るとは愚かな!!」


妙高「あなた、治安維持艦娘……!?」

朝潮「その通り。私もあなたと同じ、治安維持艦娘ですよ」ニタァ


妙高「どうして!?何故治安維持艦娘であるあなたが、こんな悪事に加担を!!」

朝潮「フフフフフ……私は生まれ変わったんです。もういい子ちゃんを演じるのはたくさん……私は、悪い子になるんです!!」

妙高「そんな……定時連絡で、朝潮ちゃんが裏切ったことなんて聞いてなかった……!」

朝潮「私はいい子ですから……バレないように色々してますよ」


朝潮「すべては、この時のために……」ニタァ

提督「でかした朝潮!!」

大淀「フッ、無様な。我ら下衆部隊を止められる者など皆無!」

夕張「地に這いつくばって消えてしまえ!!」

明石「そ、そうだそうだー!」

妙高「おのれ…………!覚えていなさい明石さん!」

明石「なんで私だけええぇぇ!?」


提督「そもそもなぁ!酷いことというが、所詮はドッキリだぞ!?現にやられた由良だってこうして許してくれてるんだ!!」

夕張「そうだそうだー!!」


妙高「………………許してくれてる?」

提督「ああ!」

妙高「なら、何故由良さんはあなたに単装砲を構えてるんですか?」

提督「え?」クルッ


由良「………………エヘッ」ジャキン


由良「皆動かないで!!!動いたら提督さんの単装砲を吹っ飛ばします!!!!」ガッ

提督「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!お助けええぇぇぇぇ!!!!!!」ジタバタ

朝潮「んなっ!?」

夕張「ちょ、ちょっと!許したんじゃないの!?」

由良「だーーーーーれが許したって言いましたか!!!!!!許すわけないでしょう!!!!!!」

由良「私の純情を踏みにじって、こんな手酷く扱ってえぇぇぇぇ!!!!」


由良「さぁ、朝潮ちゃん!妙高さんから離れて!!」

朝潮「ぐ、ぐぬぬ……!!」


妙高「ありがとう、由良さん」ムクッ

由良「いえ!」

提督「お前らー!!助けろぉぉぉ!!!!」

大淀「提督…………!!」

提督「大淀!!」


大淀「戦略的撤退!!!」ダッ

朝潮「お元気で!」ダッ

夕張「単装砲を吹っ飛ばされても人口のを付けてあげますから!」ダッ

明石「バーカバーカ!!!!!」

提督「お前らああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!1」


由良「あっ、逃げられちゃう!」

妙高「大丈夫です」フッ


ガチャッ、ガチャガチャッ

大淀「なっ、開かない!?」

朝潮「これはまさか…………!!」

妙高「ええ。通りかかった人に私が入ったら鍵を閉めるよう頼みました」

妙高「30分したらまた開けてもらうよう言いましたので、あと20分くらいありますね」ニコッ


明石「こうなったら、ドア吹っ飛ばしてやあぁぁる!!」ジャキン

夕張「無駄よ明石!!このドアを砲撃でも揺るがない程硬くして、中から開けられないようにしたのは私達よ!!」

朝潮「くそおおおおおおおおお裏目に出てるぅぅぅぅぅ!!!!!」

妙高「フフフ……」ザッザッ

一同「ッ!?」

妙高「治安維持艦娘について知っているなら、私の役割も知っているわね……」

朝潮「あ、あはは……」

大淀「OH…………」


妙高「お仕置きです」

一同「ぎゃあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」


・・・・・・

一同「」チーン

由良「で、どうするんですか?このクズ共」

妙高「そうですね…………被害者は由良さんですから、決めてください」

由良「おおー!!じゃあどうしようっかなー」ウキウキ

提督「お、のれぇ……!」


由良「じゃあこうしましょう!!」


 提督へのお仕置き>>607
 大淀へのお仕置き>>608
 明石へのお仕置き>>609
 夕張へのお仕置き>>610
 朝潮へのお仕置き>>611

アナル開発

ksk

ポケットマネーで大型艦建造リレー

往復ビンタからの黙って手を優しく握る

生首だらけの部屋に監禁

首が取れるスプラッター映画を24時間ずっと見せつけられる

深海棲艦の苗床


 大淀だけ暴力系なので、>>606>>613、614から再安価

 >>直下


~提督・ポケットマネーで大型建造リレー~

提督「ポケットマネー……2万円課金っと」

提督「まぁ10回ってところか…………クッソーーーーー!!!!!」
※2万でどれくらい回せるのか分からないから10回ってことにしといて

妙高「資材は20固定……バーナーも使いますよ」

提督「あっ、ちょっと待て!!!!」

ボオオオオオ

提督「ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!」


最上「やぁ」

提督「次!!!!!!!!!!!」

最上「やぁ」

最上「やぁ」

最上「やぁ」

最上「やぁ」

大和「どうも」

最上「やぁ」

まるゆ「どうも……」

まるゆ「どうも……」

最上「やぁ」


提督「」チーン

妙高「さぁ、名取さんが出るまで続けましょう」

提督「普通に建造した方が早くね!?」

 名取はマジで出ない どうしてだろう


~大淀・プラモの首引きちぎり~

妙高「では、これが提督と夕張さんと明石さんのガンプラコレクションです」

ズラッ

大淀「こ、これらの首を取ればいいんですよね?普通にポロッと行けばいい話じゃないですか?}

妙高「何を言ってるんですか。もちろん、首関節をニッパーで切り落とすにきまってるじゃないですか」

大淀「うわぁ……」

妙高「ちなみに、これはあなたへのお仕置きですから…………そうですね、3人のコレクションを大淀さんが自分からバラバラにした、と青葉さんに伝えておきましょう」

大淀「ええっ!?ちょ、待っ!!」

妙高「1時間で終わらせてくださいね。それでは……」

バタン

大淀「うぅぅぅぅ……私のイメージがぁぁぁ……!」パチッ パチッ

ガンプラ達「ギャァァァァ」ポロッ


その後腹黒大淀の噂は鎮守府中に広まった


~明石・生首だらけの部屋に監禁~

妙高「ここで1ヶ月暮らしてください」

マネキン生首達「」ズラッ

明石「ひいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!嫌!!!!やめてください!!!!!!!!!!」

妙高「駄目です。お仕置きですから……食事はお届けします。テレビやトイレもありますから、普通に暮らしてくださいね」

バタン

明石「うぅぅ…………」チラッ

生首「」

明石「目が合ったああぁぁぁぁ!!!!嫌だああぁぁぁああ!!!!」

・・・・・・

~夜~

明石「怖すぎる…………おやすみなさい」

生首「」カタッ

明石「ッッッッ!!!!!!!!!!」バッ

シーーーーーーン

明石「…………気のせい…………」

生首達「」カタカタッ

明石「ひっ!?」

カタカタカタカタカタカタ

明石「ぎゃああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」ガクッ

ガチャッ

妙高「言い忘れてましたが、たまに動くように細工してありま…………聞いてないですね」

バタン

・・・・・・

何回も同じ事書かなくていいよ


~夕張・首がとれるスプラッター映画24時間耐久視聴~

夕張「くっそぅ……椅子から動けない……」

妙高「はいこれ、ポップコーンの代わりにレバー炒めです」

夕張「吐き気がするわ!!!!!!!」

・・・・・・

『恐怖!首折り族の儀式!!』デーン

夕張「(なんかとってもB級な予感)」

『オラッ!首の骨を折られたいのか!!』

『お助けぇぇ!!』

『フンッ!』

ブシュウウウウウウウウーーーーーー!

夕張「ブッ!!!!」

夕張「(首の骨折るって言いながら首刎ねたああぁぁぁぁ!!!!!)」

・・・・・・

『お前は電子レンジに入れられたダイナマイトだ!!』

夕張「ぎゃああああああぁぁぁぁ!!!!!」

『殺してくれと叫ぶまでいたぶってやる…………そうだな、首を引き千切ろうか』

夕張「ひいいいぃぃぃいぃぃ!!!!!」

・・・・・・

~24時間後~

妙高「どうでしたか、夕張さん」

妙高「って、レバー食べてないじゃないですか」

夕張「む、り……」カタカタ

妙高「駄目です。食べなさい」

夕張「いやああああああああぁぁぁぁ!!!!もう、もうしないから!!!許してえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」

・・・・・・


~朝潮・首のないマネキンの部屋に放置~

妙高「治安維持艦娘は、お互いの存在を知っていてはならない……あなたを報告できないのが残念です」

朝潮「ふんっ、悪事が明るみに出ない間は私は安全!!ざまぁみろ!!」

妙高「あなたがたのドッキリを告発してもいいんですよ?」

朝潮「そんなこと、できるんですか……?」

妙高「………………できませんね。由良さんが『そこまでするのはかわいそうだ』と言ってきましたので」

朝潮「ざまぁみろおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」

妙高「ここです」イラッ

ガチャッ

・・・・・・

首のないマネキン達「」ズラッ

朝潮「ひっ!?」

妙高「彼らの首は、隣の部屋の明石さんを歓迎してます」

妙高「ではここで……1ヶ月間頑張ってください」

朝潮「いやあああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!」

・・・・・・

~1ヶ月後~

妙高「どうでしたかー」ガチャッ

朝潮「ひいいいいいいいいい!ひいいいいいいい!!!妙高さん!!!!昨日、マネキンが動いてええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

妙高「(ああ、最後の日だけサプライズでちょっと動かすよう細工したのを忘れていました)」

妙高「って、おしっこしてるんですか!?」

朝潮「だって怖くてえええええええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」

・・・・・・

朝潮のお仕置きは実質メインイベントですな
実にいい


 明石悪堕ち判定

 大淀・明石はスタートが常識人だった場合、お仕置きの度に下衆に目覚めるかの判定を行います

 
 コンマ一桁奇数→下衆化
 コンマ一桁偶数→変わらず

 直下


 判定 明石はまだ常識人!!


明石「うぅぅぅぅ……!!提督めぇぇ……!!よくもこんなことに巻き込んでぇぇ……!!」

明石「でも、私がいなきゃ……皆暴走して、取り返しがつかなくなっちゃうかも……」

明石「うぅ……行動を一緒にするくらい、大丈夫だよね……?ピンチになったら寝返ろう」

・・・・・・


提督の雑談
『いやーマジで良かったよ。あの由良の顔!でも、まさか妙高があそこで出てくるとはなぁ……瑞雲占いなんてしてたからか……
 日向には瑞雲渡してご機嫌を取っといたからまぁ、大丈夫だな

 にしてもひでぇよ!ポケットマネーで大型回したらほとんど最上だぜ!?ったく……まぁ大和とまるゆが来たからいいけどさぁ

 そういや最近大淀が妙に皆から距離を置かれてるけど……仕方ないよな、お仕置きとは言え俺のプラモコレクション破壊してくれたんだから
 夕張と明石は気絶してたよ。あいつら全塗装派だし。俺?俺は素組からの部分塗装派
 
 明石と夕張と朝潮は…………うん、夕立から距離を取ってる。何でか知らないけど
 お仕置きの内容聞いたが、アレはヤバイな……首はシャレにならないよ……絶対トラウマだぜあれ
 俺も子供の頃プレデター見た時はメッチャトラウマだったからなぁ……

 あ、話聞いてくれてありがとうな。こんなん話せるのお前くらいだからよ!

 はいおにぎり。それじゃあな!』


 【由良編END】


 加速についてですが、別に否定しません
 ちょっと遠い安価とかだったら皆待ちすぎてレスできなくなっちゃうときもあるし、多少は必要かも

 それによってズレても運命だから諦めよう

 まぁ下2とか3とかの近いところだったら、普通に安価内容を書いてくれればいい
 取りたい気持ちは死ぬほど分かるが、外しても運命当たっても運命だから
 言い方は悪いが、その外れ安価がある意味加速になるし、また頑張ってくれと思ってる


 はい!この話終わり!!!!!!!!!


 ここでアンケ この周を続けるか、次に行くかです

 次に行く場合はこのスレのまま、5周目に突入します
 
 ちなみに仲間の入れ替えとかは廃止しました

 
 1.続ける
 2.次へ

 下10まで


 結果 1 続ける


 飯を…………食べたいんだ…………1時間くらい……空ける

 慌てるな、俺はただ飯が食いたいだけなんだ


・・・・・・

~お仕置きから1週間後~

提督「集合下衆部隊!!」

一同「いえーーーーーーーーーーーい!!」


提督「どうだった?俺を見捨てようとしたお仕置きの味は!!」

朝潮「もう首は嫌です……」

明石・夕張「私達も……」

大淀「実害はなかったですが……私のイメージが……」

明石・夕張「許さん……!」

大淀「私が好んでやったわけじゃないです!」


提督「もう懲りたろ!!俺達はチームワークを強くしなければならない!!所謂団結力だ!!」

提督「俺達が団結しなければ、真の愉悦なんて夢のまた夢!!」


提督「だから、お前ら!俺についてこい!!」

朝潮「司令官……!!」

夕張「私、あなたの度量の広さに感激中です!!」

大淀「私達は見失っていました……目標と言う名の果実を」

明石「私、一生ついて行きます!!」


提督「あ、妙高」

明石「ぎゃああああああああ!!!!!違うんです違うんです!!!!私は別に何もしてません!!!!」


明石「あっ」

一同「………………」

提督「…………明石よ」


明石「あ、ええと!何でもないですよー!!あはは!!!」


提督「(明石の奴はまだ下衆じゃない…………まぁ、ついてくるならいっか)」

明石「そ、それで提督!!次は誰をブチのめすんですかぁ!?私とっても楽しみですー!!」

提督「そうかそうか。なら明石よ、お前が決めていいぞ」

明石「え”!?」


提督「楽しみなんだろ?ならお前に任せるよ」

朝潮「明石さん!楽しみですね!!」

大淀「そこまで積極的になるとは……嬉しいです」

夕張「さぁ、明石!!教えて!誰をやるの!!?」

明石「うわああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


明石「うぅ…………(まさかこんなことになるなんて)」

明石「(でも、これを機に…………あの人をイジめるのも……)」


明石「分かりました」

提督「おお!それで、誰をターゲットにするんだ!?」


明石「>>703です!」

翔鶴


明石「翔鶴さんです!!」

提督「ほう」ニタァ


明石「五航戦として、お姉ちゃんとしてしっかりものの翔鶴さん!」

明石「しかしその中はきっと劣等感や嫉妬とかでドロドロしてますよぉ!!!!」


大淀「そんな人を突き落す…………ククッ、素晴らしいです明石さん」

朝潮「翔鶴さん…………ケケッ」

夕張「今から想像がつくなぁ~」ヘッヘッヘ


明石「しかもあんにゃろうアニメで結構メイン張りやがって!!!!」

朝潮「Fuckin!!!!(私は背景の1人にいたけど)」

提督「それが本音か」


提督「なるほどなぁ~確かに翔鶴は良いな」

提督「なんてったって、初めて来た空母が翔鶴だったからな。軽空母より先に来たからビックリしたよ」

大淀「確かにあの人はこの鎮守府でも古参ですね」

提督「瑞鶴の奴が中々出なかったのが苦い思い出だ」


朝潮「んなこたぁどうでもいいんです!!」

夕張「さっそく視察に向かいましょうよ!!」

提督「フッ、お前らのアグレッシブさには恐れ入るよ……ああ、行こうか!!」


提督「ブレイン大淀!」

大淀「ハッ。既に場所は掴んであります」

朝潮「流石!」

大淀「この鎮守府で、私から逃れることは不可能……」クイッ


大淀「そして、翔鶴さんは>>732に居ます」

工廠


大淀「工廠にいますね」

提督「ほう。最近俺の部屋というジンクスを打ち破りまくってて嬉しい限りだ」

・・・・・・

~工廠~

大淀「翔鶴さんはここにいるはずですね」

明石「なんだろう?工廠なんて特にすることは無いのに」

夕張「せいぜい、装備の点検とかよね。皆の装備は一応ここで作ってるわけだし」

朝潮「いました!翔鶴さんです!!」

提督「何してんだ?こんな所で……」


 翔鶴は…………>>739していた

建造


大淀「あそこは……建造ブロック?」

提督「何で…………」

夕張「あれ、建造ブロックに時間が表示されてますよ!」

明石「しかもバーナー使ってる!!」

提督「あの野郎上司に無断で何してやがる!!」

・・・・・・

翔鶴「フフフ…………さぁ生まれるのよ………………」

翔鶴「産声を上げなさい、新しい艦娘……」


建造された艦娘(艦娘じゃなくても……)>>745

瑞鶴


プシュウウウゥゥウーーーーー

瑞鶴「………………」パチッ

瑞鶴「あれっ?私…………」

翔鶴「うふふふふっ…………おはよう、瑞鶴♪」

・・・・・・

提督「な、なにぃーーーーーーー!?!?!?」

明石「瑞鶴さん!?」

提督「あいつーーーーーー!!!俺が何ヶ月もかけて出した瑞鶴をいともあっさりとぉぉぉぉ!!!!」

朝潮「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!!!!」

大淀「このままでは…………この鎮守府には、瑞鶴さんが2人存在することに…………」

夕張「由良さんの時とは違う、本当のパラドックスよ!!」

・・・・・・

瑞鶴「あっ、翔鶴姉ぇ!!」ダキッ

翔鶴「ふふふ…………」


・・・・・・

大淀「にしても不自然です…………瑞鶴はもういるのに、何故作ったのでしょうか」

明石「理由が無きゃおかしいね」

朝潮「どうします?聞いてきましょうか?」

提督「いや、アイツがもう勝手にゲロるだろう」

夕張「えっ?そんなことがわかるんですか?」

提督「俺の戦術眼がそう告げている」

・・・・・・


翔鶴「嬉しいわ瑞鶴…………あなたが来てくれて」

瑞鶴「私も、翔鶴姉ぇに会えて嬉しい!」


翔鶴「思えば…………>>761のためにあなたを建造しようと決心してから結構経ってたわ……」

瑞鶴「えっ?」

ksk


翔鶴「あなたは、前の瑞鶴を解体して……あなたを成り変わらせる為に私が誕生させた…………あなたの親は私なのよ」

瑞鶴「え?あ、あの翔鶴姉ぇ……何を言って…………」オロオロ

・・・・・・

提督「おい、ドッキリとか言えなくなってきたぞ」

大淀「下手したら私達、正義の味方になっちゃいますね」

朝潮「それは嫌だ!!私達は一生悪になるんだ!!」

・・・・・・

瑞鶴「この鎮守府には、もう私がいるってこと!?」

翔鶴「そうよ瑞鶴。でもね、ここにいる瑞鶴はもう……いらないの」

翔鶴「あの瑞鶴は…………>>771だから、もう……解体しなきゃ」

加賀さん加賀さんばっかり言って姉に構ってくれない


翔鶴「あの子は…………もう、加賀さんのモノだから……」

瑞鶴「え、加賀さん?」

・・・・・・

提督「キ」

朝潮「マ」

夕張「シ」

大淀「既にキテマシタワー」

・・・・・・

翔鶴「そうなの、ねぇ瑞鶴、加賀さんって好き?」

瑞鶴「好きじゃないわ!あんな一航戦なんて…………」

翔鶴「そう。一航戦は味方であろうと敵…………好きになっちゃいけないのよ」

瑞鶴「はい!翔鶴姉ぇ!!」


翔鶴「(そうよ…………加賀加賀うるさいあんな子……もう妹じゃない…………私の妹はこの瑞鶴なの…………フフッ、フフフフフ)」


 以降、今生まれた瑞鶴の事はずいかくと表記します


・・・・・・

提督「作戦を変更したい。『翔鶴を更正させてまっとうにさせたい』の間違いだ」

朝潮「だ、ダメです!作戦の変更は認められません!!御用になりたいんですか!?」

提督「この野郎都合のいいときだけ治安維持艦娘やりやがって!!」


大淀「ですがこれは…………とんでもない現場を目撃してしまいましたよ」

提督「ああ…………まさか瑞鶴が2人になるとは」

明石「翔鶴さん黒すぎぃ!!!!」

夕張「どうするの?このままじゃ、惚れさせて突き放すどころじゃないけど…………」

提督「………………いや、初志貫徹……俺は翔鶴をモノにして、突き放す!!!!」

明石「難易度高そうですけど……」

朝潮「でも、やるんですね」

提督「当たり前だ!!誰が何と言おうと俺には関係ない!!俺を誰だと思ってる!提督だ司令官だ!!」


提督「だからお前ら…………俺についてこい!!」

一同「ハッ!!」ビシッ


・・・・・・

提督「まずは翔鶴を俺に惚れさせる!!!!!」

明石「うわぁ……みるからに瑞鶴さんLoveなのに……」


大淀「それでも、その困難を乗り越えた先にある愉悦を…………」

朝潮「惚れさせて突き放して反応を……」

夕張「我々の崇高なる計画を……」

提督「俺はやる。俺は、やる!!!!!!!」


提督「明石!!こんな時こそお前の力が必要だ!!!!翔鶴にアプローチするにはどうすればいい!?」

明石「わ、私ぃ!?」

朝潮「頑張ってください!恋愛大臣!!」

夕張「技術部の星!!」


明石「うぅっぅぅ……」

提督「確かにこれはお前にも手に余るのは分かる。だがお前ならできる」

大淀「明石さん、あなたならできます」


明石「私なら、できる…………私なら、翔鶴さんにアプローチ、できる!!」


明石「>>793でアプローチ、できる!!」

ずいかくを翔鶴から寝取る


明石「将を射るならまずは馬から!!翔鶴を射るなら瑞鶴から!!」

明石「まずは新しく生まれたずいかくさんを、翔鶴さんから取るんです!!!!」

提督「えええぇっ!?」


朝潮「これは…………盛り上がってまいりました!!」

夕張「えっぐ~い!!さっそく絶望フェイズ~?」

提督「これでまだ惚れさせパートだぜ…………へへっ」


朝潮「しかしちょっと待ってください!翔鶴さんは加賀さんに取られたから、今のずいかくさんを建造したんですよ!?」

朝潮「司令官がずいかくさんを取っても……翔鶴さんはまた建造するだけじゃ……」

大淀「それについては大丈夫でしょう」

朝潮「えっ?」

大淀「翔鶴さんは加賀さんに瑞鶴さんを取られてからずーっと、建造を誓ってきていた……つまり、相当の苦労があったはずです」

大淀「私が調べます。翔鶴さんがどうやって瑞鶴さんを建造できたのか」

提督「ああ。俺も瑞鶴を出すまで何万と資材を犠牲にしたからな…………ここは大淀に任せてみよう」

朝潮「わかりました……お願いします、大淀さん!」

大淀「任せてください」クイッ


・・・・・・

~一航戦の部屋~

瑞鶴「加賀さーん!」ダキッ

加賀「んっ、どうしたの瑞鶴……」

瑞鶴「うーん……会いたくて!」

加賀「邪魔。赤城さんが帰ってきたらどうするの」

瑞鶴「赤城さんは微笑ましく見てくれてるじゃない!大丈夫!」

加賀「まったく…………アニメで共演したからって調子に乗りすぎ。五航戦はいつも……」


瑞鶴「加賀さんは、私のこと嫌い?」ウルウル

加賀「…………別に、嫌いじゃないわ」

瑞鶴「じゃあ好きってことね!ありがとー!!」

加賀「ハァ……今だけよ」ナデナデ

・・・・・・

~執務室~

瑞鶴『ありがとー!』


提督「…………いつの間にこいつらこんなことに……」

朝潮「これは……翔鶴さんに同情します」

夕張「敵対視してた人に妹がここまで懐いちゃぁねぇ……」


大淀「翔鶴さんがどうやってずいかくさんを建造できたのか、分かりました」

提督「マジか!教えろ!!狙った艦娘を出す方法をぉ!!」

大淀「狙った艦娘ではないですが……ある意味、執念と強運です」

提督「何ぃ?あの運なし空母が強運だとぉ?」


大淀「はい。翔鶴さんは秘密裏に、空母レシピ分の資材を集めていたんです」

大淀「出撃先の海域で拾った物や、クルージング部隊に頼み込んだり、給料を使って買ったり……」

大淀「その甲斐あってか、翔鶴さんは空母レシピを回せるくらいの資材を手に入れました」

朝潮「それで一発でずいかくさんを出したって!?」

大淀「はい…………」

提督「超常現象かよ…………」

大淀「よほどの執念だったのでしょう……翔鶴さんの日記を覗いてみたら…………見たいですか?」

提督「見たくないが…………見てやろうじゃないか」


大淀「では、これがそのページの写真です」

提督「ほう…………皆、見るぞ」


○月×日
『今日は瑞鶴と一航戦よりも戦果をあげた。とっても嬉しい……提督も褒めてくださったわ。
 でも最近、瑞鶴が加賀さんとよく一緒にいるところを見るけど…………どうしたのかしら?』

○月△日
『昨日、瑞鶴は部屋に帰ってこなかった…………どうしたのかと心配してたら、一航戦の部屋でお泊りしていたらしい。
 どうして?瑞鶴…………あなた……』

×月□日
『こうなったら、瑞鶴を建造するしかない…………私の瑞鶴……私の瑞鶴…………私の、瑞鶴。
 待っていて。すぐに資材を集めて……きっときっと、あなたを……私と共に歩んでくれるあなたを生み出してみせるから……』


明石「うわぁ……」

夕張「これは、恨みが見えるようだわ……」

朝潮「でも意外です。日記だともっとドロドロした感情を抱えてると思ってましたけど……」


提督「…………おい出せよ」

大淀「……何をです?」

提督「日記帳のページを見ろ」


提督「ページが9から11に飛んでる。10ページはどこだ」

大淀「あれっ、出版社のタイプミスかなぁ」

提督「抜き取ったページを寄越せぃ!!!!!!」バリンッ


大淀「………………分かりましたよ。皆さんの為にぃ……」

ピラッ


提督「なになに…………ッ!?!?!?!!!!!!!??!??」

朝潮「どうしました?」

夕張「どれど…………れ……」ピシッ

明石「こ、れは……!」


○月□日
『どうして……どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして……
 瑞鶴、私の瑞鶴瑞鶴……わたしのずいかく……どうして
 加賀…………許せないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせない
 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる 
 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
 殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
 ゆるせない殺してやるゆるせない殺してやるゆるせない殺してやるゆるせない
 殺してやるゆるせない殺してやるゆるせない殺してやるゆるせない殺してやる
 私の瑞鶴を奪った加賀。一航戦のクセに、私から全部奪っていく加賀
 絶対に殺してやる
 許さない
 
 殺してやる 殺してやる 殺してやる

 許さない 絶対 奪った 加賀 殺

 ~~~~~破れている~~~~~

 ~~~~ページの続き~~~~~

『落ち着こう 落ち着け 落ち着かないと
 大丈夫、瑞鶴は、私の所に戻ってきてくれるはず
 瑞鶴……大丈夫よね?戻ってきてくれるわよね?

 もし、戻ってこなかったら私………………

 殺しちゃ

 ~~~~~破れている~~~~~


大淀「この破れた先は見つかりませんでした……」

一同「」アゼン

提督…いい奴だったよ…


明石「私、ちょっとこの作戦から離脱したいなーってあはは……」

一同「…………」

明石「ごめんなさい嘘です」

・・・・・・

提督「はぁ…………胃が痛いよ……部下がこんなことになってて」


瑞鶴『ねぇ加賀さん!ポッキーゲームしない?』

加賀『いいわよ。そのポッキーは全部私が食べるわ』

瑞鶴『ふっふーん!今度は負けないから!』


夕張「この2人はこっちの気も知らずに……」

提督「もう消せそのモニター!!泣きたくなる!!」


提督「コイツらじゃなくて翔鶴を移してみろ。アイツなら今五航戦の部屋にいるだろ」

大淀「はい。ずいかくさんと一緒にいますね」

・・・・・・

~五航戦の部屋~

翔鶴「さぁずいかく。ここがあなたの部屋よ……」

ずいかく「…………元の瑞鶴の物が、たくさんある……」

翔鶴「これから捨てていけばいいわ。ここはもう、あなたの部屋で……あなたは、ここの瑞鶴なのだから」

ずいかく「うん……」

翔鶴「(どうせ今日も、夜まで瑞鶴は一航戦の部屋から帰ってこないだろうし)」

・・・・・・


大淀「(…………うわっ、こっちのモニターだと……一航戦の部屋、すごいことになってる……)」

大淀「(……大画面に出そうかしら)」


 大淀は皆が見てる大画面に……

 1.一航戦の部屋を出した
 2.引き続き五航戦の部屋を出した

 >>下2

1


大淀「(一航戦の部屋、出しちゃおう)」

大淀「提督、部屋を切り替えます。一航戦の部屋を出しますね」

提督「え?おい俺達は翔鶴を」

大淀「えい」ピッ

パッ

・・・・・・

加賀「チュルッ、んっ、チュッ……はぁっ、んぅ……」チュウウ

瑞鶴「んっ、うぅんっ!か、がさん!もう、ポッキー無い、わよぉ!」チュウウ

加賀「ダメ……口の中に味が残ってるわ」

加賀「いけない子…………いつもこうなるのが分かってるくせに、挑んで来て」

瑞鶴「だ、ってぇ……加賀さん、キス上手くてぇ……」

加賀「翔鶴さんはいいの?」

瑞鶴「だめぇ……翔鶴姉ぇのことは、言わないでぇ…………」

加賀「……今日もするの?」

瑞鶴「うん………………お願い……」

瑞鶴「私を、また加賀さんのモノにしてぇ……」

・・・・・・

朝潮「うっわ」

提督「何故映した!!!!!!!!!!!!!何故だ!!!!!!言え!!!!!!!!!!!!!」

明石「ヒュ~~!」

夕張「ほう…………(今度加賀さんにアレ売りつけてもいいねぇ)」

ほう………続け給え


大淀「2人はこういう関係なので、『瑞鶴さんを翔鶴さんにヨリを戻させる』という選択肢は無理になりました」

提督「ああ…………もう、分かったよ…………」

大淀「ちなみに五航戦の部屋に戻すと……」

・・・・・・

翔鶴「いい?ずいかく。一航戦は敵よ。決して仲良くしてはダメ」

ずいかく「はいっ!翔鶴姉ぇ!」

翔鶴「あなたは私と一緒に、五航戦の誇りを貫くのよ」

ずいかく「はい!!あ、そうだ翔鶴姉ぇ」

翔鶴「なぁに?」

ずいかく「提督さんは?私まだここに来たのに提督さんに会ってないわ」

翔鶴「そうね…………じゃあ提督にも会いに行きましょうか」

翔鶴「(新しいずいかくの存在を認めさせ……今までの瑞鶴を解体させるように言えば…………)」ククク

・・・・・・

大淀「恐らくこっちに来ますね」

提督「よっしゃ、俺に任せろ。ずいかくを1撃でオトしてやる」

朝潮「なんてったって撃てば落ちる七面鳥ですしね!!」

夕張「アッチの方も1発ヤッちまえばオチるって!?へへっ、スケベ野郎が!」

明石「でも加賀さんにはオチてたわよね……」


 提督死亡ENDはここぞという場面でコンマ判定2回くらいの狭き門なので、可能性としては薄め



大淀「はい、一航戦の部屋」

瑞鶴『ひやぁぁぁぁ!!お、ねがい!!指動かさないでぇ!!イッたばかりだかりゃあぁぁ!!』

加賀『可愛いわよ瑞鶴……』

瑞鶴『可愛いって言わないでぇ……!また、いっ、イッちゃうからああぁぁぁぁぁ!!!!』


提督「変えろ!!子供もいるんだぞ!!」

朝潮「え?」

大淀「わかりましたよ……はい、食堂」


赤城『ハムッ、ガツガツ!やりますね、大和さん!!』

大和『ンクッ、そっちこそ!!ガツガツ!ズルルル!!バクバク!!』

鳳翔『食材が無くなっちゃったわ……』

武蔵『だったら買って来ればいいだろ!!ガツガツ!!』

・・・・・・


・・・・・・

コンコンコン

提督「はーい!」

ガチャッ

翔鶴「失礼します」

ずいかく「…………ッ!」

提督「どうしたんだ?(イケメンスマイル)」キラキラキラ

翔鶴「なんですか?そのキメ顔」クスクス

提督「あっはっは!似合わないか!!!」


ずいかく「…………」ドキドキ

生まれたばかりの娘を堕とすとか興奮するな


・・・・・・

大淀「これは……」

明石「完全にオチてる……」

朝潮「やはり七面鳥……」

夕張「チョロッ」

・・・・・・

提督「ていうか瑞鶴、どうした?お前改になってからは上黒かったハズだろ」

ずいかく「えっ!?あ、え……」アセアセ

翔鶴「ああ提督、この子は……」

~かくかくしかじか~

提督「なんだって!?新しいずいかく!?」

翔鶴「はい…………」

提督「でも、なんでまた新しいずいかくを……?」


翔鶴「(ここで提督に前の瑞鶴を解体させるようなことを言っておこうかしら)」ニタァ

提督「(翔鶴さん、笑みが黒いぞ。バレバレだぞ)」

翔鶴「実は、前の瑞鶴は>>859で……」

影で翔鶴に嫌がらせをしてくる


翔鶴「実は……実はぁっ!!」ヨヨヨ

ずいかく「どうしたの翔鶴姉ぇ!」

提督「なんだなんだ!?」


翔鶴「実は……私、瑞鶴に嫌がらせを受けてたんです!!」

提督「な、なんだってー!?」

翔鶴「はい!


翔鶴「かなり辛いんです……毎晩、私の枕元にお経を垂れ流しのラジカセを置いてきたり……」

翔鶴「がまんしてましたが、出撃前にこっそり矢筒から矢を全部抜かれたり……」

翔鶴「しょうがないなと思って私が赤城さんと仲良くしてると、爆撃しようとしてきたり……」

翔鶴「ねようとすると太鼓の達人やりだしてうるさくしたり……」


提督「(今の縦読みで本音がまるわかりだ……)」

翔鶴「とにかく酷いんですぅぅ!!!」


ずいかく「あれ、そうだったの!?前の瑞鶴が加賀さんと仲良くて――」

翔鶴「ずいかく!!!!!何言ってるの!!!!!!!!」クワッ

ずいかく「ひっ……!」カタカタ


翔鶴「ですから、私はいじわるしてこない、優しいずいかくが欲しかったんですぅぅ!!」

提督「そ、そうか…………(やばい、翔鶴が予想以上にヤバイ)」

翔鶴「提督!!お願いします!!今の瑞鶴を解体してください!!この子の練度は私が責任を持って上げますから!!」

提督「えぇーー!?でも、今の瑞鶴には今まで築いてきた仲間との関係もあるし……」

ずいかく「っ……」シュン

翔鶴「それもなんとかなりますから!ね!!?」


提督「わかった!考えておくよ!!」

翔鶴「絶対ですよ!!絶対解体ですからね!!」

提督「考えるつったろ!!あーそれと、ずいかくは置いてけ。この鎮守府について、色々教えておきたいからな」

翔鶴「…………変な事をしなければ」

提督「せんわ!!それにお前は後で出撃だろ。準備しとけ」

翔鶴「……分かりました」

コレを堕とすのか…


 ちょっと空けます 30~60分くらい
 今日は2時か3時くらいまでかな


・・・・・・

ずいかく「それで提督さん、お話ってなに?」

提督「(お前は夕立か!)」

提督「コホン!あー……話って言うのはな……」

提督「(ここはいい感じの話で場を和ませるか)」


提督「(話題は……>>884でいいな)」

初代瑞鶴について


提督「既にここにいる瑞鶴について、お前に話しておきたくてな」

ずいかく「ッ!」ピクッ

提督「そう構えることは無い。理由はどうあれ、お前はこうして俺の鎮守府の仲間になった」

提督「ただ、お前の仲間の1人の話をしようって、それだけさ」ニコッ

ずいかく「そ、そうですか……?」ビクビク

提督「ああ。翔鶴はああ言っていたが、俺は最初の瑞鶴も、お前も大切な仲間だと思ってるよ」

ずいかく「……う、れしい……です」モジモジ


提督「ちなみに、最初の瑞鶴は>>890なやつなんだ」

女好き


提督「無類の女好きでよぉ!3度の飯より女を食うのが趣味の変態スケベ野郎なんだよ!ヘッヘッヘ!!」

ずいかく「そうなんですか!?」

提督「しかもこの前逮捕されたんだよ!警察署長の娘とヤッちまって!」

提督「アイツらしいぜ!スケベ野郎が!」ヘヘヘ


ずいかく「うわぁ……そ、そんなの私じゃないわ!別人よ!!」

提督「ああわかってるよ。お前はノーマルだよな!」

ずいかく「そうよ!!私はそんな女にだらしのないヴァカ女とは違うわ!!」


ずいかく「(ま、前の私どんだけ酷い奴なのよ~~!!)」

提督「(一応場は和んだ……よな!!うん!!ずいかくも心を開いてきてるぞ!)」


提督「(そもそも加賀とねんごろになってる時点で女好きというのは間違いじゃないはずだ!)」


提督「そうだずいかく、疲れたろ。お茶でも淹れるよ」

ずいかく「えっ!?いいわよ!私が淹れます!!」


 お茶を淹れる時にハプニングが……!>>900

瑞鶴の顔面にお茶がぶっかかる


・・・・・・

提督「いいって!俺が淹れるから!」

ずいかく「いいえ私が!」

提督「俺が!」

ツルッ

提督・ずいかく「あっ」

ずいかく「ッ、提督さんあぶない!」ドンッ

提督「のわっ!?」ドテッ

バッシャァン!

ずいかく「あっつうううぅぅううぅ!!!!!!」


提督「大丈夫かずいかく!!」

ずいかく「え、ええ……緑茶だったのね……ちょっとでも冷えてたから、大丈夫……熱いけど……」

提督「熱いのには変わりないだろ!いいからほら、タオルと……あと、俺のだが着替え!」

ずいかく「ありがとうございます……」

提督「上半身ビショビショじゃないか!とりあえずドックは今満員だから……とにかく氷袋でも持って来る!」ガチャッ


ずいかく「あっ、提督さ――」

バタン!

ずいかく「行っちゃった…………」

ずいかく「提督さん…………優しいんだ……」


・・・・・・

提督「どうだ、俺の手が滑った大作戦は」

大淀「流石です」

提督「本当なら俺の顔にお茶をぶっかけるつもりだったんだがな……ずいかくが意外と反応よかった」

朝潮「その場で司令官の顔にかかれば、ずいかくさんが心配して距離が近くなり……今見たいなら、司令官の方から距離を近くできますね」

夕張「さすが提督!素晴らしい戦術眼!!」

明石「(驚くべきことは今のがハプニングじゃなくて人為的な物だったということなのだろう……)」

・・・・・・

ガチャッ

提督「大丈夫か?」

ずいかく「うん……一応、火傷はしてないみたい……」

提督「よかったぁ……ずいかくの可愛い顔に火傷なんて作ったら、俺どうにかなっちゃうところだったよ~」

ずいかく「もう、どうにかって何ですか」フフッ


提督「(よーし良いムードだぞ……出会ってまだ20分くらいしか経っていないが、ずいかくは俺に好印象のようだ)」

ずいかく「提督さんはドジね!私が守ってあげなくちゃ!」

提督「(それどころか結構好いてくれてる!?)」

・・・・・・

大淀「これは…………出会って1時間で合体コース!?」

朝潮「合体ってどんなセックスですか?」

夕張「ただのセックスよ」

明石「あー!あー!聞こえなーい!!」

・・・・・・

提督「……(よし、口説くか!)」


提督「なぁずいかく……」

ずいかく「え、なんですか?」

提督「ぶっちゃけ、前の瑞鶴とかお前とか、関係ない」

ずいかく「えっ……」

提督「お前はお前だ。歓迎するよ」ギュッ

ずいかく「えっ、えええぇっ!!(て、手を握られっ……!!)」カァァ


提督「だから、よろしく頼むよ」ニコッ

ずいかく「はっ、はい!!」


ずいかく「>>913!」

よろしくお願いします


ずいかく「よろしくおねがいします!提督さん!」ニッ

提督「ああ、よろしくな」ニコッ

・・・・・・

ずいかく「お茶美味しいですね」ズズズ

提督「そうだなぁ」ズズズ


提督「(さーて、ずいかくはどうやって落とそうかなー)」

大淀『提督、聞こえますか?』

提督「大淀?なんだ」ヒソヒソ

大淀『ここは、>>919をしてずいかくさんをオトすのがいいかと』

ずいかく着任記念パーティーを鎮守府で開く


大淀『ずいかくさんはまだ、自身の存在について疑念を抱いています』

提督「(まぁそれは分からんでもない……自分と同じもう1人の自分がいるって嫌だもんな……由良もキツそうだったし)」

大淀『ですから、ここは歓迎パーティーを開いてずいかくさんはこの鎮守府に必要なんだという意思を見せましょう』

大淀『そこで呼び出して告白するっていうのも……』


提督「グッドだ……大淀」ヒソヒソ

大淀『それほどでもありまくりです』

・・・・・・

提督「あ、そうだずいかく!!」

ずいかく「なんですか?」

提督「せっかくここに来たわけだし、歓迎パーティーを開こう!!鎮守府の皆でお前を歓迎するよ」

ずいかく「ええっ!?そ、そういうのは……」

提督「大切な仲間が着任したんだ。皆でワイワイしようぜ!!」

ずいかく「うぅぅぅ……あ、ありがとうございます……って、こういうのは本人に話しちゃダメなんですよ!」

提督「あっ、そうだったー!!サプライズにしておけばよかったー!!」

ずいかく「まったく提督さんったら」フフッ


 睦月と如月……改二になったら、なんというか…………部活じゃん……いや、なんでもない。かわいいよな


・・・・・・

提督「てなわけでパーティーだ!!」

一同「いえーーーーーい!!」


夕張「設営は任せて!」

明石「大きい場所……そうだなぁ、食堂の椅子とテーブルを取っ払ってやりましょうか」

提督「さすがクラフト部!頼りになるぅ!」


朝潮「でも、前の瑞鶴さんとか、皆はどうするんですか!?」

提督「間違って着任したけど、ここにいる限り仲間だよって感じで存在を認めさせる。皆悪い奴らじゃないし、受け入れてくれるだろう」

提督「それに、瑞鶴に関してはちょっとその場にいなくなる策もあるしなぁ……」ククク

・・・・・・


提督「開催は一週間後!!ステキなパーティー始めるぞ!!」

一同「おおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!」

・・・・・・

~執務室~

提督「ってなわけで、ずいかくはしばらく俺の部屋で預かるが、いいか?」

翔鶴「何言ってるんですか!駄目です!(私のずいかくなのに!)」

提督「そう言われてもなぁ……お前らの部屋には既に瑞鶴がいるし……寝れないじゃん?」

翔鶴「それは、ずいかくが私と一緒の布団に」

提督「翔鶴が新しいずいかくと一緒の布団に寝てる部屋で、前の瑞鶴は寝たがるとは思わんしなぁ……」


翔鶴「そもそも、前の瑞鶴は解体するって決まったんでしょう!?」

提督「そう簡単にできるか!!せめて今のずいかくが奴の練度に達するまでは解体はしない!!」

翔鶴「そ、そんな…………約束と違いますよ!」

提督「急な戦力ダウンは無理だ!だからずいかくがその練度に到達したら考えてやる」

翔鶴「…………絶対ですよ……!」


提督「1週間後にずいかくの歓迎パーティーを開く。そこで皆に認知してもらうよ」

提督「だからそれまでずいかくは俺の部屋に寝泊まりしてもらう!」

翔鶴「…………」ギロッ

提督「いきなり瑞鶴が2人この鎮守府に現れたら色々面倒だろうが。パーティーが終わったら、専用の部屋とかを設けるから!」

翔鶴「手を出さないと、誓えますか?」ジトッ

提督「ああ大丈夫だ。俺は清廉潔白だよ、牧師さんにも負けないくらい」


翔鶴「わかりました。ならば、提督を信用して……ずいかくを1週間預けます……」ギリッ

提督「ありがとう。心配するな、ずいかくが翔鶴のモノだってことくらい、知ってるからよ」

翔鶴「…………いいでしょう」


翔鶴「(提督……本当にずいかくを取ったりしないわよね……もし、そうなったら…………フフフ……)」


~提督の私室~

提督「というわけで、お前は1週間ここで寝泊まりしてもらう。極力外出も控えてくれ」

ずいかく「て、提督さんの部屋ーーーーーー!?!??!」

提督「ああ。ベッドはこれを使ってくれていいよ。俺はソファとかで寝るから」

ずいかく「えっ!?そ、そんな申し訳ないです!!私がソファに!」

提督「決定事項だ。覆らん」

ずいかく「そ、そんなぁ……(て、提督さんのベッドで寝るなんて…………!まだ、会ったばかりなのにぃ!!)」カァァ


提督「(ククク…………この1週間で好感度を上げて、パーティーで告白してオトす!!完璧な作戦だぜぇ……!!)」ニタァ

大淀『ご武運を』

明石『変な事はしないでくださいよ!』

夕張『パーティーの準備はこっちにお任せー!!』

朝潮『セックス!セックス!!……皆セックスし続けろ……男も女もセックス!!鎮守府中の艦娘の穴という穴に精液を流し込め……愛液と精液がまじりあい、心と体がグチョグチョになるセックスをするのだぁ……!!』


 今日はここまで 明日の15時くらいにちょっとだけ再開します


 加賀に冷たくされながらも感じちゃうM瑞鶴と、甘えん坊なずいかくの加賀大勝利ハーレムを思いついたがストーリーに関係無いので封印

 ちなみに金曜から日曜日の夜まで、更新できません
 ですので明日が今週最後の更新になります


 3時からと言ったな アレは嘘だ(4時くらいまで続けます)


~夜・五航戦の部屋~

瑞鶴「た、ただいまー……」

翔鶴「おかえりなさい、瑞鶴」ニコニコ

瑞鶴「うん……ごめんね、今日も遅くなっちゃって」

翔鶴「いいのよ。今日も強くなるためにどこかで修行してたのでしょう?」

瑞鶴「え!あ、うん!提督さんの役に立つためには、もっともっと強くならないといけないから!!」

翔鶴「こんなに夜遅くまで頑張ったわね。ここ最近ずっと――」


翔鶴「――誰と修行してるのかしら?」ニコッ

瑞鶴「ッ!?」ビクッ

翔鶴「どうしたの瑞鶴?修行と言っても1人じゃ限界があるだろうし、誰かに教えを賜るのも大切じゃない」

瑞鶴「そっ、そうだよね!最近だと…………あー……ひ、飛龍さんとか!二航戦の人に!!」

翔鶴「あらそうなの。じゃあお礼をしないとね……瑞鶴を強くしてくれてありがとうございます、って」

瑞鶴「ううんいいよそんなの!私からしておくから!!」

翔鶴「そう?」

瑞鶴「うん!ささ、今日はもう寝よう!明日も修行ー!!おやすみ翔鶴姉ぇ!」


翔鶴「ええ……おやすみなさい、瑞鶴…………」


~執務室~

大淀「We wanna HERO!!」~♪

明石「さぁ出しなよ……朝潮ちゃ~ん」

夕張「ヒッヒッヒ……」


朝潮「ぐぐぐ……!ここは……中を出す!!」パンッ

大淀・明石・夕張「ロン!!!!」

大淀「大三元!」

明石「四暗刻単騎!!」

夕張「国士無双!!!!!」

朝潮「」


大淀「規律が全てです……守らない者は、罰を受ける」

夕張「おら身ぐるみ剥げ!!」

明石「了解!!」

朝潮(全裸)「ふぇええぇぇぇぇぇん!!」


夕張「あー楽しかった!あ、朝潮ちゃんは今日一日そのままね」

明石「勝ててよかったぁ……」

朝潮(全裸)「フフフ…。セックス、セックス、みんな、セックスし続けろ! 激しく! もっと激しく!  …ペニスとヴァギナをこすり合って、愛液と精液を混ぜ合って、肉と肉とがとろけ合うまで交わり続けろ!  いずれは、鎮守府中の艦娘も参加させてやる。善人面した司令官もだ!  そうだ、進水式がいい。式が始まり、全員が港に集まったとき、私が電波を送ってやる。  鎮守府中の艦娘達の穴という穴すべてに、精液を流し込んでやる。  大淀さんも明石さんも、みんな家畜のようによがらせて、可愛い艦娘達の膣にペニスをぶち込むのさ! ……鎮守府の次は、深海棲艦を巻き込んでやる。ただ敵対しただけの見ず知らずな奴ら同士を、いきなりセックスさせてやる。たとえそれが空母であろうと、戦艦だろうと、重巡だろうと、軽巡だろうと、陸軍艦だろうと、駆逐艦だろうと、潜水艦だろうと、全員残らず性器を結合させて、愛液と精液にまみれさせてやる……セックス、セックス、セックス、どいつもこいつもセックスさせてやる。  膣やペニスが擦り切れて、血塗れになっても、腰を振り続けさせてやる。血と精液と愛液にまみれながら…喉が乾けばそれをすすらせ、腹が減ったら互いの肉を咬みちぎらせる。そして延々続けさせてやる。  セックスを。フフフ、セックスだ。  セックス、セックス、セックス、セックス、セックスセックスセックスセックスせっくすせっくすせっくすせっくすせっくす…」ブツブツ

大淀「おや、どうやら提督が瑞鶴さんにアプローチしてるみたいです」ポチポチ


~昼・提督の私室~

提督「ほーらずいかく。鳳翔さん特製のカレーだ。たんと食え」

ずいかく「あ、ありがとうございます……いただきます」

提督「俺もいただきまーす!」


提督「さすが鳳翔さんのカレー!うまい!」パクパク

ずいかく「おいしい……!」パクパク

提督「量、足りるか?空母盛りは流石に乗るカートが無かったから、それは重巡盛りだが……」

ずいかく「大丈夫!足ります!私出撃してないし、まだ練度1だし!」

提督「そうか、よかった」モグモグ

・・・・・・

提督「(さて、まず胃袋は釣れた……次は……)」


提督「そうだずいかく。まだこの鎮守府の事をよく知らないだろ。何か質問はあるか?」

ずいかく「えっ、質問……です?」

提督「ああ。なんでもいいぞ」

ずいかく「じゃあ………………>>966について……」

翔鶴姉


ずいかく「翔鶴姉ぇについて、教えてほしいなって」

提督「翔鶴について?」

ずいかく「うん。まだここに来たばかりだから、よく分からないし……なんか怖いし」

提督「(それはわかる)」


大淀『提督、ここで翔鶴さんの印象を操作しておけば、ずいかくさんをオトしやすくなるかと』

提督「(なるほど、その手があったか!)」

提督「翔鶴かぁ……そうだな…………一言で言うなら、>>972だな」

ksk


提督「女好きだな」

ずいかく「え!?」

提督「流石にお前の姉を貶すのはどうかと思って黙っていたが……ここは真実を語るよ」


提督「実はお前ら姉妹は、この鎮守府では相手かまわず所かまわずのガチレズサイコ姉妹として名が通っていてな……」

ずいかく「」

提督「そのツインフィンガーに処女を散らされた艦娘は数知れず……もうお前らに体を許す奴はこの鎮守府には居ない」

ずいかく「」


提督「翔鶴は加賀に瑞鶴が取られたからお前を建造したって言ってたろ?」

ずいかく「え、なんでそれを……!」

提督「俺はここの提督だ。部下の事は知ってるよ(瑞鶴と加賀があんなことになってるとは知らなかったけど)」

提督「まぁそれでだ。翔鶴の真の狙いは、お前の処女を散らし、未来永劫その体を自分のモノにするつもりなんだ」

ずいかく「そ、そんな……!」カタカタ


提督「(適当ぶっこいてるように聞こえるだろうが、案外これ真実だからな)」

提督「ずいかく、お前はその翔鶴の企みを受け入れるのか?」

ずいかく「わ、私…………」

提督「それだといじわるな質問だな……じゃあずいかく、お前は女好きか?」

ずいかく「え?」

提督「前の瑞鶴と同様ガチレズか?」

ずいかく「そんなことない!私はノーマルよ!!」ブンブン

提督「そうか……」


提督「なら改めて聞こう。お前は翔鶴の為に、自分のノーマルを犠牲にして、体を許すか?」


ずいかく「翔鶴姉ぇの為に…………体を…………」


 1.翔鶴の為なら……仕方ない
 2.嫌だ。男の人と普通の恋がしたい

 >>984

【安価】提督「艦娘を惚れさせた後突き放して反応を見たいんだが」4周目の2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429761478/)

次スレです

今回の1000アンケは、ずいかくを落とす時……

 1.提督からアタック
 2.ずいかくからアタック

を選んでね!多数決です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年04月06日 (金) 04:28:53   ID: jSCCZk07

曲の歌詞書くのは普通にヤバくねぇか?

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