若林智香「これは……メガネっ?」荒木比奈「スカウターっス!」 (91)

智香「スカウターって……なにっ?」

比奈「智香ちゃん知らないっスか!? 国民的名作マンガ、ドラゴンボールの有名ギミックっスよ!!」

智香「ドラゴンボール……知ってはいるけど、読んだことないんだっ☆」

比奈「今度、貸すっス。けどこれは本物のスカウターじゃなくって、そっくりな外観に似た機能を付けた晶葉ちゃん(池袋晶葉)のハンドメイドっス」

智香「似た機能……そもそもこれって、どんな機能があるのっ?」

比奈「そもそもは、対象の強さを計るものっスけど……とりあえずツルの部分に触れてみて欲しいっス」

智香「こうっ?」

ピピッ 『森久保モード!』(音声:假野剛彦)

智香「えっ!? あっ、レンズの所に数字がっ! あそこにいる幸子ちゃんの上に、数字が出たよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370075122

輿水幸子「ま、まっままさか本当に降りることになるとは、おっ、おお思いませんでしたよ!」

P「いやあ。幸子が空から舞い降りたら、本当に天使だよなあ」

幸子「あ、ああ当たり前ですよ。は、はは、は……」

ピピッ 『562ムーリィ!』

智香「この数字と単位は、どういう意味なのっ?」

比奈「ムーリィは、仕事の大変さの質を表す単位っス。具体的には、乃々ちゃん1人が逃げ出しちゃうお仕事が1ムーリィになるっス」

智香「ということは、これから幸子ちゃんがやるお仕事は……乃々ちゃんなら562人が逃げ出しちゃうようなお仕事って事だねっ☆」

比奈「その通りっスけど、乃々ちゃんが562人逃げるっていうのも、想像すると壮絶っスね」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

ムーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィー
ムーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィー
ムーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィームーリィー コケッ ミンナマッテー!

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


http://i.imgur.com/gZuC3EX.jpg
http://i.imgur.com/B1SAMc7.jpg
若林智香(17)

http://i.imgur.com/qKR75Bd.jpg
http://i.imgur.com/IAXNEzz.jpg
荒木比奈(20)

http://i.imgur.com/gRvqCDw.jpg
http://i.imgur.com/dpMFARm.jpg
森久保乃々(14)

http://i.imgur.com/VwWPqm2.jpg
http://i.imgur.com/oK0RRRA.jpg
輿水幸子(14)


誤爆からきました

期待

智香「なんでもそうだけど、数字が大きくなり過ぎるとわかりにくくなるよねっ☆」

比奈「あ、それはスカウターが森久保モードだったからっス。モードを変えてみるっス」

智香「えっ? こ、こうかなっ☆」

ピピッ 『島村モード!』

幸子「べ、べべ別に怖くはないですね! み、皆の注目の的ですね!」

P「そうか、じゃあヘリもスタンバってるから行くか」

ピピッ 『0.89シーリィ!』

智香「なんとなくわかったよっ! つまりこのお仕事は、頑張りやの卯月ちゃんでも、0.89人やめたくなっちゃうって事だねっ☆」

比奈「智香ちゃんは察しがいいっス。けど、0.89人ってなんか具体的過ぎてちょっと怖いっス」

比奈さん好きだから期待

なんだよシーリィってWWW

智香「でもこれ面白いねっ☆ 他にもいろんなものが計れるのかなっ?」

ピピッ 『上条モード!』

智香「比奈ちゃんに数字が……139M(メガ)ネ?」

比奈「Mネは、そのアイドルのメガネ力を表す単位っス」

智香「メガネ力っ……? ここにはいないけど、あっちの方角にも反応が……距離3000メートルの地点に250Mネっ?」

比奈「おそらく亜子(土谷亜子)ちゃんっス」

智香「あっちに177Mネ……」

比奈「……とすると、佐織(奥山沙織)ちゃんっスかね」

ピピピピピピピピ!

智香「あ……これすごいよっ! あっちに……さ、329Mネだってっ!! 誰だろう?」

比奈「春菜ちゃんしかいないっス」

智香「なるほどっ☆」

比奈「この間も、プロデューサーが用意してくれた衣装がネガネ無しだったから大変だったっス」

智香「春菜ちゃん、怒ったの?」

比奈「いやいや、誤解しないで欲しいっス。春菜ちゃんはメガネの普及に命を賭けてるっスけど、怒ったりするような娘じゃないっス」

智香「そうだよね。じゃあ、どう大変だったのっ?」

比奈「……メガネをしてないアタシを見て、春菜ちゃんは少し悲しそうに微笑んで…そのまま涙目で去って行こうとしたっス」

智香「あー……それって辛いよね」

比奈「まだ怒られた方がいいと思ったっス」

智香「でもその後、仲直りというかまた仲良くなったんだよねっ?」

比奈「そうっス。春菜ちゃん家にお泊まりしたっス」

智香「なんだか楽しそうっ☆」

比奈「楽しかったっスよ。けどビックリしたのは、春菜ちゃんお風呂でもメガネをはずさないっス」

智香「レンズが曇ったりしないのっ?」

比奈「ちゃんとコーティングスプレーかけてるっス。それに、メガネが無いとシャンプーとトリートメントをしょっちゅう間違えるそうっス」

智香「なるほど」

比奈「それどころか、春菜ちゃんは寝る時もメガネをはずさないっス」

智香「? どうしてっ?」

比奈「夢がぼやけて見えるらしいっス」

智香「そういうものなの?」

比奈「アタシもちょっとわかんないっスけど、春菜ちゃんはマジっスから」

鷹富士茄子「あ、いたいた。比奈ちゃん、比奈ちゃん宛てに封書が届いているわよ♪」

比奈「え? あ、今日がサークルの当落通知が届く日だったっス。! こ、この封筒の色は……」

茄子・智香「?」

比奈「夏コミ受かったっス! 感無量っす!! これも茄子さんのおかげっス!!!」

茄子「別に私は、申込書を代筆してこれを持ってきただけよ。でも、良かったわね」

比奈「今回は気合いを入れて、原稿に挑むっス。ついては誰か、手伝って欲しいっス」

智香「コミケってあの、マンガやアニメの自主出版本の祭典だよねっ? じゃあ由里子(大西由里子)ちゃんはどうかなっ☆」

比奈「由里子ちゃんはダメっス。彼女とは同好の士っスけど、サークルの手伝いはダメっス」

智香「そうなのっ? じゃあ他にマンガに興味のある娘っていうと……」

奈緒か?

森久保乃々「森久保、アイドルやめるってよ……う、うぅ、もっとはっきりとプロデューサーにわかってもらえる言い方を考えないと、アイドルをやめるなんてむーりぃー」ブツブツ

智香「……乃々ちゃんは? 少女マンガが大好きだって言ってたからっ」

比奈「いいっスね。乃々ちゃん、ちょっと頼みがあるっス。アタシの同人サークルを手伝ってくれないっスか?」

乃々「ど、同人サークルですか? それってマンガの……?」

比奈「そっス。あと当日の売り子も、お願いしたいっス」

乃々「わたし、コスプレとかはむーりぃー……人がたくさん来ると、心がおれるんですけど……」

比奈「あ、コスプレはいいっス。というか、売り子はコスプレ禁止だから安心して欲しいっス。それに弱小サークルだから、そんなにお客さんは来ないっス」

智香「マンガが実際に描かれる所が見られるチャンスだよっ☆」

乃々「そ、そうですか? それじゃあちょっとだけ……」

比奈「ありがたいっス。サークルは3人だから……智香ちゃんも、お願いできないっスか?」

智香「アタシっ? でもアタシ、マンガとか全然わからないよっ!」

比奈「智香ちゃんの応援の力に期待したいっス」

智香「それでいいなら……うん、いいよっ☆」

比奈「修羅場での途切れそうな意識を、智香ちゃんの応援で乗り切るっス!」

智香「修羅場っ?」

乃々「途切れそうな意識……?」

すごい人選だな

〜コミックマーケット開催1週間前〜


比奈「新刊『SyoJoの奇妙な体験』の原稿……か、完成っス」

乃々「MUURRRREEYYYYーッ!!」

比奈「の、乃々ちゃん。助かったっス……ほんと、感謝っス……」

智香「が……がんばれ……比奈ちゃん……乃々ちゃん……☆」

比奈「智香ちゃんも、夜を徹しての応援ありがとうっス」

乃々「原稿は落ちなかった……わたしの命も没する時……」ガクッ

比奈「乃々ちゃん……少女漫画が好きというだけで、強引にアシにして悪かったっス……」

智香「あ、アタシが見たかった……ルーベンスの同人誌だよ……っ」ガクッ

比奈「智香ちゃん、天使が迎えに来る夢を見てるっスね……あ、アタシも意識が……ああ、見えるっス、シンフォニアの世界が……」フラッ

ハッ!

比奈「だ、ダメっス! 入稿するまでが修羅場っス。しっかりするっス!! 今、寝てしまったら全てが水泡に帰っス!!!」

千川ちひろ「そんな時は、スタドリよ!」

比奈「……それはダメだって、プロデューサーに止められてるっス。それより、原稿を……」

向井拓海「あー? んだぁ? なんで事務所で全員ぶっ倒れてんだよ?」

比奈「拓海ちゃん……た、頼むっス。この原稿を、印刷所まで届けて欲しいっス……」

拓海「は? なんだよ、これ?」

比奈「アタシの描いた同人誌の原稿っス……頼むっス……」

拓海「同人誌……ねえ。んなモンをテメーらブッ倒れるまでやってたのかよ」

比奈「そうっス。拓海ちゃんから見ればバカバカしいかも知れないっスけど、アタシたちががんばったその結晶っス」

拓海「……わかったよ。この封筒の住所に届けりゃいいんだな?」

比奈「ありがとう! 恩に着るっス」

拓海「バイクならひとっ走りさ。……ふうん、同人誌ねえ」

比奈「くれぐれも頼むっス!」ガクッ

〜翌日〜


比奈「よく寝たっス。ようやくスッキリしたっス」

乃々「修羅場は……心がおれますけど」

比奈「もうさせないっス。悪かったっス」

智香「でもみんなで一丸になって作業するって、楽しいねっ☆」

比奈「さすがに智香ちゃんは、一晩でもう元気っス」

P「おーおはよう、みんな」

比奈「あ、プロデューサー。念のために確認するっスけど、話していた日から3日間オフで間違いないっスよね」

P「あー……それなんだが」

比奈「イヤっスよ? 誰がなんと言っても休むっスよ?」

P「比奈を指名してリポーターの依頼がきてるんだ」

比奈「お断りっス」

P「やっぱり詳しい娘がいいだろう、って先方が」

比奈「ダメっス」

P「コミックマーケットというイベントのリポなんだが」

比奈「絶対に……えっ!?」

P「俺はよく知らないんだが、比奈は詳しいんだろ? なんか最近は参加者も激増していて、正しいマナーとかもレポしながらやって欲しいんだと」

比奈「……大事なことっスね。アタシの大切な場所を守るために、アタシにできることなら……」

P「やってくれるか? とりあえず午前中で終わるから」

比奈「わかったっス」

智香「えっ?」

乃々「じゃ、じゃあ……」

比奈「というわけで、午前中は2人に店番を頼むっス」

乃々「むーりぃー」

智香「と言われても、アタシたちだけじゃあっ」

比奈「よく考えればアタシの本の為に来てくれた人に、残念な思いをさせるのも……まあ少数なんスけどね」

乃々「よく知らない所で、知らない人のお相手とかむーりぃー」

智香「こういう時こそ、由里子ちゃんにお願いしたらどうかなっ?」

比奈「それだけはダメっス……でもそうっスね、助っ人を呼ぶのはいい考えっス」

乃々「誰かいるんですか?」

〜コミックマーケット当日〜


ケイト「ハァイ! 今日はスケット、がんばるマス!」

乃々「け、ケイトさんなんですか? 今日の助っ人って?」

ケイト「イエス! 日本の本、だいすきデスネ。いっぱんりゅうつうしてる本だけじゃなくテ、じひ出版しテル本も読んでみたいデス」

智香「よろしくねっ☆」

乃々「そ、それにしてもすごい人……あぅ」

智香「これみんな並んでるんだねっ? まだ開場してないのに、こんなにっ!」

比奈「相変わらず、徹夜組が多いっスねえ。よくないことっスけど」

ケイト「それで、end of a lineはどこデスか?」

比奈「あ、アタシたちはサークル参加っスから並ばなくていいっス。こっちのゲートでこのチケットをスタッフに渡すっス」

乃々「あの……比奈さんの分は?」

比奈「アタシは仕事っスから、この取材者のネームと腕章で入るっス」

比奈「さて、準備もできたしアタシは行ってくるっス」

乃々「は、早く帰ってきてくださいね」

智香「待ってるよっ☆」

ケイト「お仕事、がんばれマス!」

智香「さて……開場したけど、お客さんあんまり来ないねっ」

乃々「それはう、嬉しいですけど、せっかく苦労して作った本が売れないとなんだか残念っていうか……」

智香「がんばったもんねっ☆ ほら、ここ乃々ちゃんが塗ったんだよねっ」

乃々「あ……」

ケイト「どうしたデスか?」

乃々「こうして自分が手伝ったことが本になっていると……ちょ、ちょっと嬉しいんですけど……」

智香「そうだよねっ☆」

ケイト「なかなかイイ絵とお話デスねー。これ、ワタシ買っちゃうマス」

乃々「あ、じゃ、じゃあ、わたしも……」

智香「うんっ! アタシもっ☆」

ケイト「アハハ! これで売り上げ、3さつデス」

客1「あ、新刊ありますかー?」

客2「スケブ、お願いしたいんですけど」

乃々「お、お客さん……はうぅ」

ケイト「はい。1さつ500Yenデス」

智香「描いたヒナちゃんは、午後から来ますっ☆」

乃々「お、思っていたよりも売れましたね……」

ケイト「持ち込んだ本、はんぶんちかク売れマシた」

智香「このペースなら、完売も夢じゃないよっ☆」

?「まあまあの売り上げみたいね」

?「売り子に挨拶してやろうかね」

乃々「だ、誰ですか……?」

姉御?

由里子「人は人、私は私! もぎたてフレッシュな腐界のプリンセス、大西由里子推参」

拓海「腐界のニューホープ! 特攻隊長、向井拓海だあ!!」

智香「あ、2人ともいらっしゃいっ☆」

ケイト「新刊デスか?」

拓海「ああ、あと既刊もあったら……って、ちがーうっ!」

乃々「ええっ!?」ビクッ

由里子「アタシの助言にもかかわらず、やっぱり健全本を作ってるみたいねー。比奈ちゃんは」

ケイト「どゆことデスか?」

由里子「比奈ちゃんの本はねー、アタシの好みじゃないんだわー。ねえ、拓海ちゃん」

拓海「ああ。アンタらの原稿を届けてから、アタシも興味がでてね。同人誌ってヤツに」

由里子「拓海ちゃんはすばらしいわぁ。アタシの貸したBLややおいに、大きな理解と興味を示してくれたのよねー。げへへへへ」

智香「なんだかよくわからないんだけどっ?」

♪キラリンオンドデ ニョッニョッニョワー♪

智香「ケータイ……はい? もしもしっ」

比奈「智香ちゃん、どうっスか?」

智香「あ、うん半分ぐらい売れたんだけど」

比奈「! すごいっス! 感激っス」

智香「それで今、由里子ちゃん達が来てるんだけど」

比奈「由里子ちゃんが!? ま、マズいっス!!」

智香「え?」

比奈「と、ともかく、アタシが行くまで持ちこたえていて欲しいっス」ブチッ

智香「比奈ちゃん? もしもしっ?」

安部菜々「ビビッ! みんな来てるって聞いたんだけどー。あれ?」

うわぁ……

http://i.imgur.com/skyxapR.jpg
http://i.imgur.com/P3Jw74F.jpg
安部菜々(17?)

拓海「あいつウサミン星人だぜ……」

由里子「らしいね」

菜々「?」

ケイト「菜々、ほんとに宇宙人だったデスかー?」

乃々「そ、そうなんですか?」

由里子「わかったぞ!! ウサミン星人はなみはずれた歌唱力のほかに……コスプレのようなことをできるやつもいると聞いたことがある……」

菜々「これ、コスプレじゃなくて衣装だよ? ここだとそんなに目立たないんだよねー」

拓海「どれどれ。前々から気になっていた、ウサミン星人の年齢は……っと」

智香「あっ! あれはスカウター」

乃々「な、なんなんですか?」

智香「ほら、アタシも持ってるんだけど色んなものを計測できるギミックなんだよっ」

拓海「ああ。これでウサミン星人の年齢を調べてやる」

な、何が起きてるんだ…

ていうかスタート時点からこの流れを予測できるはずが無い

ななさんじゅうななさいの年齢を調べるのはやめてさしあげろ!

菜々「?」

ピピッ 『川島モード!』

拓海「おっ! ウサミン星人の肌年齢は……」

ピピッ 『17ワカルワ』

拓海「へっ?」

由里子「拓海ちゃん、スカウターを外して」

拓海「なに?」

由里子「ウサミン星人は状況に応じて肌年齢を変化させるのよ。こんな数字はもう、あてにはならないわ」

拓海「そういやそうだったぜ……菜々のファンは、17歳という年齢に油断して『メルヘンデビュー』を買わされやがったようなもんだったからな」

菜々「ナナは正真正銘の17歳だよっ!」プンスカ

てっきりスカウターが爆発するのかと……
安部さんごめんなさい

由里子「それよりも、比奈ちゃんの同人誌よ」

拓海「どれどれ。比奈のヤツの新刊の値段は……っと」

ピピッ 『土屋モード!』

智香「? 別にそんなことしなくても、定価は500円だよっ?」

由里子「拓海ちゃん、スカウターを外して」

拓海「なに?」

由里子「同人サークルは売れ行きに応じて値段を変化させるのよ。こんな数字はもう、あてにはならないわ」

ケイト「いや、ダカラ500円デスよ?」

拓海「そういやそうだったぜ……同人ショップで定価買った『突きなものは突きだからしょうがない』が、隣の中古同人ショップで100円で売られたりしたからな……」メソメソ

乃々「あ、あの、それで結局なにをしに来たんです……か?」

由里子「簡単なことよ。比奈ちゃんの新刊をアタシが気に入れば購入するし、もしそうでなければ……」ジュルリ

乃々「そ、そうでなければ……?」

ケイト「い、イッタイ……」

菜々「?」

拓海「買わずにこのまま帰るぜ!」

乃々「……」

菜々「……」

ケイト「……」

智香「それって、あたりまえじゃ……」

由里子「……ともかく、同人誌を見せてもらうわ!」

拓海「ええと、どれだ?」

棟方愛海「はいこれ」

拓海「お、サンキュ!」

由里子「愛海ちゃん……?」

由里子「!」ハッ

由里子「拓海ちゃん、よけてーっ!!!」

拓海「へ? この同人誌のことか? なかなかカッコいい表紙じゃねえか。えっと、タイトルと中身は……」


『爆乳特攻隊長のオートパイ』

愛海「うひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ


拓海「うひゃひょぎいぃぃぃやややあああぁぁぁーーーっっっ!!!」バターン

由里子「拓海ちゃん……表紙からどういう本か見切れないの……」

愛海「願望を本にしてみたんだけど、これ委託してもらえないかな?」

由里子「なに言ってるの! 比奈ちゃんのサークルは、今後やおい専門としてやってもらうのよ!!」

愛海「やおいよりも百合よ!」

由里子「時代はPヘッド攻め、赤羽根受けよ!!」

愛海「72攻め91受けです!!」

ケイト「なんというか……よくわからないジタイになってきましたネ」

菜々「ナナもよくわかんないよ」

乃々「うぅ……比奈さん、早く来て欲しいんですけど……」

なんちゅうカップリング…

智香「比奈ちゃんまだかな……そ、そうだっ! スカウターで比奈ちゃんの位置を」

ピピッ 『上条モード!』

智香「あ、もうすぐここに比奈ちゃんが来るよっ☆」

由里子「え? 比奈ちゃんが? どれ……」

ピピッ 『千川モード!』

由里子「!!」

拓海「由里子、こいつらの言ってるのはホントか!? 比奈がこっちに向かってるのか!?」

由里子「比奈ちゃんかはわからないけど……あと4分ほどでここにやって来るわ」

拓海「へえ」

由里子「購買能力5000ほどのやつが……!!」

拓海「ご……5000だと……!? そ、そいつはなにかのマチガイだ」

由里子(確かに成人している比奈ちゃんはカードも持っているハズ……つまり最低でも5000ということ……)

比奈「お待たせっス」

乃々「はうあ! ひ、比奈さん早かったですね」

ケイト「4ミニッツもかかってマセんケド」

比奈「遅れて申し訳ないっス。由里子ちゃん、そこまでっス! このブースで好き勝手はさせないっス!!」

由里子「比奈ちゃん……比奈ちゃんほどの画力があるなら、もっとBLを……」

比奈「他人のシュミを否定したりはしないっスが、BLはアタシの好みじゃないっス」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

由里子「……そう。けど、それじゃあアタシに比奈ちゃんの同人誌を買わせることはできないわよ!」

比奈「今回の新刊は、BLにしか興味がない人にも手にとってもらえる自信作っス!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


拓海「お……おお、スゲー気迫だな。2人とも」

智香「買うか、買われるかの、真剣勝負だねっ☆」

乃々「あの……そんな大げさなものじゃないと思うんですけど……」

ケイト「デスね」

拓海「いいや。智香、スカウターで由里子を見てみろよ」

智香「えっ? う、うん」

ピピッ 『千川モード!』

智香「由里子ちゃんのに上に数字が……ええっ!?」

乃々「ど、どうしたんですか?」

ケイト「千川モードは購買能力をあらわすんでしたネ? いくらなんですか? 由里子の購買力ハ?」

菜々「ものすごい金額を用意してるとかー?」

愛海「どうなの?」

智香「い、1マニー……」

乃々「……えっ?」

愛海「1マニー? ほんとに?」

ケイト「1マニーって……ほぼ無一文じゃないデスか!」

※1マニーは日本円で約1円です(マニー1単位に相当する円貨額で表示)

拓海「ヘッヘッヘ! 絶望的な数字だろ? 由里子はここに来るまでにBL本を買いまくって残金はほぼゼロだ。そんな由里子にどうやって買わせる気だ!? 比奈ァ!!!」

乃々「そんな……」

ケイト「無理デスよ比奈! 由里子に本を買わせることは不可能デス!!」

智香「待って!」

菜々「とうしたのかな?」

智香「比奈ちゃんのあの表情……きっとなにか考えがあるんだよっ☆」

乃々「そ、そうなんですか? 比奈さん」

比奈「いかにもっス! アタシは亜子ちゃんと一緒に修行して、必殺技を身につけたっス」

由里子「必殺技?」

比奈「名付けて『買い王拳』っス」

由里子「カイオウケン……?」

比奈「サークルのすべての運用資金を投資でコントロールして、瞬間的に増幅させるっス。うまくいけば、本の値段を下げられるっス」

乃々「す、すごいんですけど……」

智香「印刷代の捻出にも苦労していた、あんなにカツカツのサークル運営なのにまだ値段を下げられる……ってことなのっ!?」

ケイト「比奈も人が悪いデスね。そんなとっておきがアルなら、はじめからやってくだサイ」

比奈「そうもいかないっス。うまくサークルを運営しないと、アタシのお財布が先にまいっちゃうんス」

智香「えっ?」

比奈「つまり……」

かいおうけんってオマエなWWWWW

〜比奈と亜子の修行中〜


亜子「フヒヒ。よくがんばったわね。けど、くれぐれも言うとくけど、あまり買い王拳を多用しちゃアカンで。資産運用を誤れば、サークルが潰れかねないから」

比奈「わかってるっス」

亜子「せいぜい、2割引までにおさえてね」

比奈「よくわかったっス」

比奈「……っていうわけっス」

智香「なるほどっ☆」

ケイト「それ相応のリスクがあるんデスね」

由里子「よくわかんないけど、アタシにその本を買わせられるの?」

比奈「いくっス! 買い王拳・2割引きっス!!」

ピピピピピピピ

百合子「な……ね、値段がガクンと下がった!?」

拓海「いや、だから……いくら値段が下がっても、由里子の所持金は1マニーなんだって」

比奈「しょうがないっス……赤字がでても、売れ残るよりいいっス!! 買い王拳を3割引まで下げるしかないっス」

拓海「だから、聞けって!!」

〜その頃 東館で同人誌を売りさばく土屋亜子は〜


ピピピピピピピ

亜子「えっ!? この反応は比奈ちゃん? ものすごい勢いで値段がさがってる!?」

ピピピピピピピピピピピピピピ!

亜子「! スカウターが……あ、あかん。2割引き以上に値段を下げたらあかんて、比奈ちゃん……ど、どんどん値段が下がって」

ピピピピ……ボンッ

亜子「きゃっ!!! す、スカウターが……そ、そんな……」

亜子ちゃん同人やってんのか

〜ふたたび比奈のブース〜

比奈「さ、3割引でも、由里子ちゃんには買わせられないっス……か……」ゼエハア

由里子「こ、このアタシの財布のホモ……いやヒモをここまで緩ませられるとは……」ゼエハア

比奈「こうなったら……!」カッ

由里子「な、なに!?」

智香「比奈ちゃんっ! だめだよっ!! それだけは……それだけはだめなんだよっ!!!」ポロポロ

比奈「智香ちゃん……ゴメンっス……」

由里子「なんなの?」

比奈「後でアタシのこと、怒ってもいいっスから……」カッ

由里子「なんなのよ!?」

比奈「いくっス! 買い王拳・10割引きっスううううううぅぅぅぅぅぅーーーーーーっっっっっっ!!!!!!」

!!

百合子「買った!」

比奈「お買い上げ、ありがとうございまっス」

乃々「お、おおげさなんですけど……」

ケイト「デスね。智香もノリすぎデスよ」

智香「なんだか一生懸命な二人を見てたら……ついっ☆」テヘペロ

菜々「あーん! こういうノリこそ私の出番だったのにー」ガックリ

拓海「良かったな、由里子。なんだかんだで比奈の同人誌、楽しみにしてたもんな」

由里子「ぐへへへへ。ただでもらえちゃったー!」

比奈「そもそもそのつもりだったっスけどね。友達であり、そして同じ同人という趣味を持つ仲間っスから由里子ちゃんは」

由里子「ふむふむふむ……うほほ、さすが比奈ちゃん。この筆致とストーリー構成でやおいを描けばいいのに……」

比奈「それはお断りっス。次回は由里子ちゃんに、自費で買わせてみせるっスよ」

由里子「それはどうかなー。ぐへへ」

愛海「あ、私の本も委託させてよ」

比奈「どれどれっス……これは……」

愛海「いいでしょ?」

比奈「ま、まあいいっス」

ちひろ「みなさん、楽しんでますか?」

乃々「あ、ちひろさん……」

ケイト「ちひろも、本をBuyに来たデスか?」

ちひろ「ええ。今日は……買うわよ……」

ピピピピピピピピ

智香「あれっ? スカウターが勝手に?」

比奈「? 緊急非常事態機能っスね。なにが表示されてるっスか?」

智香「これ……千川モードだねっ……ちひろさんの購買能力が……ええっ!?」

拓海「なんだ? どーした?」

智香「最初は5000マニーだったのが……どんどん上がっていく……」

菜々「ほ、ほんとに?」

智香「10000……100000……ま、まだ上がってるよっ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

なんの話だっけこれ?

乃々「い、いくらなんですか? ちひろさんの購買能力は……」

ケイト「智香?」

智香「そ、そんな……」

由里子「いくらなのよ?」

ちひろ「私の購買能力は530000です。しかしこのサークルだけに全額投入する気はありませんから、ご心配なく」

比奈「いや、買って欲しいっスけどそんなに本はないっス」

ちひろ「しかもコミケはまだあと2日、日程を残している。この意味がわかるかしら?」

智香「えっ!? も、もしかして53万っていうのは、今日だけの予算なんですかっ!?」

ちひろ「比奈ちゃん」

比奈「え、な、なんスか?」

ちひろ「買い王拳を身につけたみたいだけど、まだまだね」

乃々「え……」

愛海「その自信はもしかして」

菜々「ちひろさん、もっとすごい必殺技をもってるのかな?」

ちひろ「ええ。見たい?」

ケイト「まあ……」

由里子「ちょっと興味あるし」

ちひろ「じゃあいくわよ! ……大地に存在する、海に存在する、生きているすべてのプロデューサーさん…………この私に、ほんのちょっとずつだけモバコインをわけてくれ……!!!」

拓海「うわあああぁぁぁーーーっっっ!!!」

智香「世界中から、モバコインがちひろさんに集まっていくよっ!」

愛海「それに見て!」

菜々「ち、ちひろさんのお財布がパンパンになっちゃったよっ!」

大原みちる「サイフがパンパン!?」フゴフゴ

由里子「いつ来たの? みちるちゃん……」

みちる「私のパン力は530000フゴフゴです」

ケイト「トクに聞いてませんケド」

乃々「み、みちるちゃんの持ってるバケット、頭ぐらいの大きさなんですけど……」

みちる「しかも私はまだあと2個、バケットを残しているんですよ」フゴフゴ

拓海「なに? パンチ力が530000? 勝負しろよ!」

みちる「パンチ力じゃなくて、パン力ですよ!」

菜々「それよりちひろさんですよ!」

バケットじゃなくてバゲット(baguette)だよ

ちひろ「世界中に散らばるプロデューサーさんから、ちょっとずつ集めたこのモバコインの塊……これぞ課金玉よ!!」

P「いったいどれだけのプロデューサーが、どれだけガチャを回したらあれほどの大きさの課金玉になるというんだ……」

比奈「あ、プロデューサー」

P「急にサイフが軽くなったから、もしやと思ったら……ちひろさん、気安く使わないでくださいその技」

ちひろ「えへっ。でもさすがですねPさん、平気な顔で」

P「まあ俺は、みんなががんばってくれてるからな」

乃々「え……?」

P「みんながアイドルとしてがんばってくれるから、俺は安心して課金できる」

拓海「そ、そうなのかよ」

P「ああ。いつもありがとうな、みんな」

智香「プロデューサーさんっ……アタシ、これからもがんばりますっ☆」

比奈「そっスね。お仕事がんばって、プロデューサーがちひろさんに絞りきられないようにするっス」

菜々「そうそう。ナナもね、メイド喫茶のお仕事はやめてアイドル声優まっしぐらでいくことに決めたんですよ! ビビッ」

P「あ、あそこやめたのか」

由里子「あれ? 行ったことあるんですか、菜々ちゃんのメイド喫茶」

P「担当アイドルが、副業として勤めている所だからな。しかし初めて行ったけど、メイド喫茶ってすごい所だな」

乃々「ど、どうすごいんですか?」

P「入店するなりメイドさんに『本宅へは初めてのご帰宅でいらっしやいますか?』って聞かれた」

ケイト「Oh……日本語、むずかしいデスね……」

菜々「剣の道は剣道、柔の道は柔道、そして家政婦の道は冥道! メイドさんも奥が深いんですよ」

智香「プロデューサーさん……メイド喫茶は一人で行ったんですかっ?」ムスッ

P「あ? いや、一人は恥ずかしかったし、心細いからたまたま一緒だった千鶴(松尾千鶴)と楓さん(高垣楓)を連れて行った」

智香「そうですかっ」ホッ

菜々「2人とも初めてだけど、けっこうコーフンしてましたねえ」

P「ああ。2人とも最初は遠慮してたけど、結局メイド服を着せてもらってたな」

http://i.imgur.com/dsRj2uY.jpg
http://i.imgur.com/fPEHznO.jpg
川島瑞樹(28)

http://i.imgur.com/rkl3hOo.jpg
http://i.imgur.com/DCRXw5I.jpg
棟方愛海(14)

http://i.imgur.com/OR9FJFq.jpg
http://i.imgur.com/J1qY535.jpg
大原みちる(15)


〜回想 菜々の勤めるメイド喫茶『ちくわ道明寺』〜


P「おお、千鶴に似合うな。可愛いぞ」

千鶴「可愛い? そんなわけない……そんなわけ……」

P「ほんとだって。楓さんも似合いますね」

楓「そうてすか? ありがとうございます」

菜々「はーい! じゃあご注文のオムライスですようっ。ご主人様の為にナナ、ケチャップでナナの名前を書いてあげちゃいますね。えっと……安部……」

千鶴「待ってください」

菜々「え?」

千鶴「書き順が違います」

菜々「ま……まあ、そこは細かいこと言わないで……」

千鶴「よくありません。書き順の乱れは、字の乱れ。貸してください」

スッ スッ スッ

『千鶴』

P「お、おお……さすがだな、千鶴。綺麗な字だ」

千鶴「それほどでも」

P「じゃあ食べさせてもらうな。千鶴の千から……」パクッ

千鶴「あ……」

P「? なんだ」フゴフゴ

千鶴「別に……別に////」

P「?」

千鶴(わ、私の名前をプロデューサーが食べてる……な、なんだか恥ずかしい////)

菜々「あ、ドリンクも……」

楓「はい、自家製のジュースです。自家製だから、俺ん家ジュース……ふふっ」

P「……いただきます」

菜々「ナナ引き留められましたけど、少しずつお仕事も増えてきて夢が現実になってきましたから、アイドルだけでやっていくことにしましたー!」

P「菜々だけじゃなくて、みんな人気がでて仕事も増えてきてるからな。がんばろうな」

一同(※乃々を除く)「「はいっ!」」

P「実はここにいる、全員で仕事をやるオファーが来てるんだ」

智香「そうなんですかっ? ひゃっほーう☆」

比奈「みんな一緒なら楽しいっスよね」

P「ここにいる者だけじゃないぞ」

千鶴「お待たせしました」

楓「みんな、よろしくね」

P「千鶴と楓さんも一緒だぞ!」

智香「ひゃっほーう☆ なんだか修学旅行みたいだね」

比奈「にぎやかで嬉しいっス」

由里子「よろよろー」

拓海「ま、いっちょやってみっか」

みちる「それでどんな仕事なんですか? 方向としては。私、グルメ関係が嬉しいんですけど」フゴフゴ

愛海「女の子がいっぱいいる仕事がいいなー」

P「ズバリ! 旅もの、しかも海外リポートだぞ!!」

ケイト「Oh またチガウ国へもいけるデスね」

ちひろ「あ、その仕事ってもしかして」

智香「?」

ピピピピピピピピ

智香「あれっ? またスカウターが勝手に?」

比奈「緊急非常事態機能っスか。今度はなにが表示されてるっスか?」

菜々「ナナ、外国は初めてなんですよ!」

拓海「海外……楽しみだぜ。実は初めてなんだよなー。なあ、いったいどこの国なんだよ」

P「ああ、それはな……」

智香「森久保モードだ。えっとプロデューサーさんの上に数字が……ああっ!!」

比奈「ど、どうしたっスか!? 何が見えてるっス!?」

愛海「どこどこー? 美人がおっぱいいる国なのー?」

P「どこかというと……」

ピピピピピピピピピピピピピピピピ

比奈「智香ちゃん!! どうしたんスか!? 智香ちゃん!!!」

智香「あ、ああ……も、モードを森久保モードから島村モードに……あああああっ!!!」ガクガク

由里子「どこなんですか?」

拓海「もったいぶってねえで、早く教えろよ」

P「ドバイだ。中東で一番栄えている国だぞ」

ケイト「知ってマス。もとはUKのほご国でしたからネ。観光にもチカラを入れてる美シイ国デス」

千鶴「綺麗な風景の国ですか。色々と学ぶことが多いと嬉しいです」

楓「中東のドバイばあちゃん……ふふっ」

愛海「美人も多そうね。ぐふふ」

みちる「美味しいパンもいっぱいあるよね!」フゴフゴ

比奈「智香ちゃんっ! しっかりするっス」

智香「きゅ……90000シーリィー……!? 100000……110000……ま、まだ上昇してるよっ!!!」

比奈「なんでスって!?」

智香「じゅ120000……130000……140000……ま、まだあがってるよっ!!! そ、そんな……160000……

比奈「そ、そんなお仕事が……そんな仕事が……」

http://i.imgur.com/MckkJPx.jpg
http://i.imgur.com/COw4VZg.jpg
松尾千鶴(15)

http://i.imgur.com/PWQYnFk.jpg
http://i.imgur.com/0ziRZIW.jpg
高垣楓(25)



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

P「そのドバイにある一番高いホテルのテニスコートで野外ライブだ」ニコニコ

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


やばい、支離滅裂なのに…
千鶴の使い方に感動してしまった

菜々「やったー! 高級ホテル!!」

拓海「いいね! 楽しみになってきたぜ」

千鶴「海外でライブ……海外でライブ……外国の人に可愛いって言われるかも……かも……」

楓「ホテルでモテるかも知れない……ふふっ」

愛海「高級リゾートホテルなら、美人がいっぱいよねー」

みちる「ディナーとかもリッチですよね!」

楓「高級ホテルはリッチだから立地がいい……ふふっ」

智香「180000っ……」

ピピピピピピピ……ピー……ッ

比奈「!?」

ボンッ★

智香「す、スカウターが……」

比奈「壊れちゃったっス!!!」

イスラム圏とアイドル…

ないだろww

P「これがそのホテルのテニスコートだ!」

乃々「……」

由里子「……」

拓海「……」

千鶴「……」

楓「……」

ケイト「……」

愛海「……」

みちる「……」

菜々「……」

比奈「……」

智香「……」

P「The Burj Al Arab hotel! もともとはヘリポートだった所を利用して作られたテニスコートで、高さ200メートル。世界でも一番高いところにあるテニスコートだな! ここの一面全体でみんなに歌って踊ってもらうからな。じゃあみんな、行くぞ!!!」

一同(※乃々を含む)「「いーやーあーほんとにむーりぃー!!!!!!」」


ちひろ「これで終わりじゃないんですよ。もうちょっとだけつづくんじゃ」

http://i.imgur.com/GspBVFA.jpg

The Burj Al Arab hotel

>>75
こ、こええ!

〜中東ドバイThe Burj Al Arab hotelテニスコート〜

ビュオオオォォォーーーッッッ

由里子「た、高いぃぃぃーーーっっっ」」

拓海「見ろよ、まわりの建物がゴミのようだぜ。ははは……」

千鶴「下をみたらだめ……下を見たらだめ……」

楓「このホテルお高いんでしょう……ふ、ふふ、ふふっ……」」

ケイト「Nooooooooooooo!」

愛海「この風……手のひらの感触が胸みたい……ぐ、ぐふ……ふ」」

みちる「愛海ちゃん、しっかり!」

菜々「ぽ、ポートタワーより……じゃなかった。ウサミンタワーよりも高いよぉ!」

比奈「こ、怖いっス!!! 落ちたら死ぬっス」」

智香「こ、こんな所でダンスしたら落ちちゃいますよっ★ ねえ乃々ちゃん……乃々ちゃん? 乃々ちゃん!?」

乃々「あはは……あははあ……あぅ……もう分からないです……。だんだん変な気持ちになってきましたけど……」

智香「乃々ちゃん、しっかり!!!」

乃々「え、ファンサービスですか? もうプロデューサーさんの好きにしてくださいぃ! らぶりーはーとびーむーりぃー!!!」

>>75
落ちたテニスボールもったいねぇとか思った俺はきっと庶民。

これ本当に200メートルかよ?もっとあるだろ!

ちひろ「シンデレラガールズにまつわる若林智香ちゃんや、その仲間たちの大活劇! みなさんにお見せできるのはここまででおしまいです……」

ちひろ「これからもさまざまなトラブルは、たぶんおこるでしょうがきっとまたなんとか乗り越えていくことでしょう……」

ちひろ「だいじょうぶ! プロデューサーの皆さんには、エネドリとスタドリがあるんですから……!」


ありがとう!! さようなら!!
    THE・END
 ━━ お し ま い ━━

※訂正

>>11
×比奈「……メガネをしてないアタシを見て、春菜ちゃんは少し悲しそうに微笑んで…そのまま涙目で去って行こうとしたっス」
○比奈「……メガネをしてないアタシを見て、春菜ちゃんは少し悲しそうに微笑んで……そのまま涙目で去って行こうとしたっス」

>>58
×乃々「み、みちるちゃんの持ってるバケット、頭ぐらいの大きさなんですけど……」
 みちる「しかも私はまだあと2個、バケットを残しているんですよ」フゴフゴ
○乃々「み、みちるちゃんの持ってるバゲット、頭ぐらいの大きさなんですけど……」
みちる「しかも私はまだあと2個、バゲットを残しているんですよ」フゴフゴ



なんだこのオチ? いや、落ちたら死ぬけど……

以上でおわりです。
おつきあいいただいた方、そして誤りを指摘してくださった方、本当にありがとうございました。
そして画像先輩、本当にありがとうございました。

1日遅れですが、夏コミの当落通知あわせに森久保ちゃんのSR化お祝いを重ねました。

おっつし!
カオスだったな

なんでこのSSを書こうと思い立った?尊敬するわwwww

>>85
森久保ちゃんのむーりぃーが可愛くて、他の何かに転用できないか考えたらこうなったんですよ。
何かの単位にしようと思い立って。

そんなことからSSとか思いつくんか
なるほとね

ドラゴンボールネタが面白かった

高さ200mからテニスボール落ちたら、下の人にあたったら死ぬんじゃないかな?

人選がなんかいいいなwwwwww
乙乙


面白い展開だった

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom