モバP「ブルーウェーブね…」 (40)

オリックス好きの工藤忍Pでございます。
のんびりとやっていきます。誤字脱字等は朗らかな心でスルーしてください。

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クラリス「ええ。今、バファローズが頑張ろうKOBEデーで優勝した時のユニホームを着て試合をしているのです」



モバP「優勝した時となると、ちょうど20年前か…」



クラリス「感慨深いです。私の生まれた年でもあり、同時に…」



モバP「阪神大震災ですね。俺も良く覚えていませんが衝撃的でしたね」



クラリス「それが契機で私は、神の道に興味を持ち、神戸に行き、そしてPさんと出会いました」



モバP「そう考えると、なんだか不思議だな。だが、クラリスが野球に興味があったのも驚きだ」



クラリス「そうでしょうか?地元ですし、触れる機会は多かったと思いますよ」



モバP「でも、ここに来たときはブルーウェーブはまだ残っていたのか?」

クラリス「残念ながら私が来たときはバファローズに名前が変わっていました。ですが、スタンドで応援していて良く似たユニフォームを着ていたのが気になって」



モバP「クラリスさんがスタンドで応援している姿が想像つかない…」



クラリス「教会のイベントで子どもたちと一緒によく行っておりました。外野の天然芝がとても美しいのですよ」



モバP「元ソフトバンクの村松選手もFAで来た時に言ってたな」



クラリス「そうだったのですか。天気がいい時のスタジアムはすごく気持ちが良くてのんびりと試合を見ていました」



モバP「あのスタジアムほど晴れが映える球場はそうないと思うな」



クラリス「ええ。今では行ける機会が減ってしまったのが少し残念です」

モバP「写真は残ってないのか?」



クラリス「持っております。ここに」スッ



モバP「おお。スカイマーク時代の神戸か。みんないい笑顔だな」



クラリス「Pさんはオリックスが好きでしたよね?」



モバP「そうだよ。イチローが抜けだした辺りから勉強しながらラジオを聞いていたよ。でも、地元じゃなければキャッツキャッツで。月曜日にかけていたよ」



クラリス「月曜日、ですか?」



モバP「まだその頃は交流戦がなくて、地元以外は野球=セリーグの風潮でな。パリーグはセリーグの試合がない月曜日に試合をしていたんだ。マンデーパリーグ。もう死語になったな」



クラリス「そういうことをしていたのですか…。Pさんのブルーウェーブ時代に好きだった選手は?」



モバP「ブルーウェーブを知るきっかけになった、金田選手。まだ現役の平野恵一選手と後藤光尊選手だな。特徴的な選手が多くて、何で誰も知らないんだ!って思ったよ」



クラリス「ふふふ…。本当にPさんは好きなんですね」



モバP「まあ、その頃は色々あったぞ。ホークスに滅多打ちにあったり、真っ先に優勝の可能性が無くなったり…」



クラリス「ああ…。Pさんの目が遠い…」



モバP「後は合併だよな。バファローズとブルーウェーブが無くなるという出来事でな。だけど、それがターニングポイントになったと思う」



クラリス「そうなんですか?」



モバP「この出来事で良くも悪くもパリーグが焦点を浴びた。両チームともパリーグ所属だったから尚更な。選手会はストライキを行ってシーズン中なのに日曜日に試合が無くなった」



モバP「バファローズは消滅してしまったが、オリックスバファローズという形で名前を残すことになった。選手の分配にはかなり問題はあったが、両チームの選手が混じる中、仰木監督がチームを指揮する」




クラリス「仰木監督…。確か20年前にブルーウェーブを優勝させた監督ですよね」



モバP「ああ。だが、1年目で体調不良で退任された直後、亡くなってしまったな…。ショックだったよ」

クラリス「そうでしたね…。神戸でもかなり話題になっておりました」



モバP「合併後に丑男という応援歌が出来たらしいが、悲しみ乗り越えは色んな意味が含まれてるな」



凛「蒼いの?」



クラリス・P「・・・」



モバP「まあ、ブルーウェーブだから青い波だな…。蒼ではないぞ」



凛「そう…。私は帰るね」バタン



モバP「何時の間に来ていたんだ…」



クラリス「そう言えば、バファローズはタオルを開いたり閉じたりしていますけど、あれも応援なんですか」



モバP「ああ。あれは合併前のバファローズがやっていたものだ。オールスターでも良く使われるやつだな」

クラリス「なるほど。そう何ですか」



モバP「今年は行く予定なのか?神戸」



クラリス「ええ。3日ほどお休みをいただいて行こうかと。ただ神戸でのオリックス戦とかぶらせるのは難しいかもしれませんね」



モバP「まあ、神戸での戦いはそう多くないからな…。今から日程調べてそこに入れるか?」



クラリス「いえ!そこまでしていただかなくて結構です!先方からのお仕事が入るかもしれませんから空いたと思ったところで頂ければそれで大丈夫です!」



モバP「そうか…」



クラリス「はい。お気持ちだけ頂きます」

3か月後――


モバP「はい!ぜんいんちゅうもーく!」


ワラワラナーニ?


モバP「急で悪いんだが、明後日から3日間、アイドル総出で研修会に行ってもらう」



エ?ナニソレキイテナイヨーヤスミクレー



モバP「急ですまんな。ようやくOKが出たんだ」



未央「しつもーん!」



モバP「はい。ちゃんみお」



未央「今回の研修会にはPさんは来るんですかー?」



モバP「今回はアイドルの研修会だ。俺とちひろさんは行かないぞ」



ちひろ「頑張ってきてくださいね!」



エ?Pコナイノ?ドウイウコト?



モバP「はいはい!静かに!明日は午前九時にここに集合!後の手配は全て添乗員さんに任せてある!移動先にてしおりを渡す!やることも書いてある」



ザワザワ・・・ザワ・・・



モバP「以上だ!きらりがここに来るように手配済みだからな!!杏!」



ゲ!イッショウニイコウネエ!アンズチャン!



キガエドウシヨウ・・・ナニモッテイコウ・・・



モバP「――ふう。さて、我々も準備しますか。ちひろさん」



ちひろ「私達も行きましょう。神戸へ!」

次の日――


346P前――



モバP「全員いるな!今からバスに乗ってもらう。座席指定は無いが、偏らないように乗ってくれ」



凛「すごいね。バスが五台も並ぶと圧巻だね…」



卯月「みんなで研修なんて修学旅行みたいでわくわくします!」



未央「よーし!乗るぞー!」



添乗員「今回の研修会のしおりでございます。他の車両に乗っている皆さんと同じものでございます」



パラパラ



クラリス「!」



未央「今回の行き先は神戸!?一体何をやるの?」



添乗員「今回は皆さんにボランティア活動を行ってもらいます」



全員「!?」



添乗員「皆さんに本当の笑顔を今一度知って、覚えてほしいとモバPさんから伝言をいただいております」



未央「で、でも200人以上いるんだよ?いくら何でも大がかりじゃ…」



添乗員「そのあたりは10ほどの班で活動してもらいます」

添乗員「細かい点は書いてあるしおりをご覧ください」


ウワ!ワタシ!ロジョウセイソウダ!


ワタシハタクジショデス!ガンバリマス!



添乗員「宿泊場所もそこに記載しておりますので、皆さんの足で向かってください」



未央「え!?送迎は無いの?」



添乗員「ありません」ニコ



コンナノヤッテラレルカ!ワタシハカエル!ニョワー!ガシッ!



添乗員「それでは出発します!」



ブロロローー



モバP「…行きましたね」



ちひろ「行きましたね」



P・ちひろ「向いましょう!いざ!神戸!」



アイドルたちは東京→神戸へ向けてバス・飛行機で移動しましたー。P・ちひろは新幹線で神戸へ行きます。



凛「ここが…神戸…」



添乗員「お疲れ様でした。ではみなさん。これから活動場所に行ってもらいます」



卯月「活動内容はどういうのがあるんですか?」



添乗員「路上清掃、託児所のお手伝い、高翌齢者とのこうれいかい(交流会)フフフ・・・」



凛「あの添乗員さん、楓さんだったんだ…」



添乗員(楓)「教会の清掃活動と地元ラジオ・テレビのPR活動の全5か所です。10の班で2日間行ってもらいます」

杏「杏はテレビ局が良い!楽だ!」



楓「…杏ちゃん。兵庫のテレビ局とラジオ局は合計8局。場所も少しバラバラなんですよ。5人で行っても4局出てもらうけどいいかしら?」



杏「託児所でゴロゴロしてる…」



楓「それでは班ごとに分かれていきましょう!」



清掃組――



未央「全く…。神戸にまで来て、ゴミ拾いとは…」



美波「でも、こういう活動も大切よ?」



託児所組――



卯月「あ、走っちゃダメ―!危ないよ!」ドタドタ



杏「ZZZ…」



清良「…」ニコォ




高翌齢者との交流会組――



老人A「おお、こんなきれいな人に会えるとは。長生きするものじゃ…」



瑞樹「もっと言ってください!」



老人B「孫の嫁にぴったりだと思うんだがねえ。今度来てくれんかね?」



美優「い、いえ!私は…」アセアセ



教会清掃組



クラリス「…」



穂乃香「…」



柚「グザァー!」

地元テレビ・ラジオPR組――


城ヶ崎姉妹「よっろしくー!」



菜々「うっさみーん!」



そんなこんなで2日経ちましたー!



クラリス「それではみなさん。おやすみなさい」



オヤスミー!



クラリス「あら?私の部屋の扉に何か挟まって?」



『ホテル前で待つ』



ホテル玄関――



モバP「やあ。久しぶりの教会はどうだった?」



クラリス「Pさん…。どうしてここへ?」



モバP「明日の夜。研修会のラストを飾る計画のために来たんだ」



クラリス「明日を飾るラスト。ですか…」



モバP「しおりには午後3時半に新神戸駅集合と書いてあったな」



クラリス「ええ。それで終わりじゃないのですか?」



モバP「ああ。実はな――」

次の日午後3時半――



楓「さあ。全員集合したので出発しましょう。バスに乗ってください」



卯月「楓さーん!クラリスさんがいません!」



楓「クラリスちゃんは教会の方と挨拶があるので先に行ってほしいとのことです」



ソウナンダー



楓「…ではほっともっとフィールド神戸へ出発!」



エ?ホットモット?オベントウ?



ありす「ほっともっとフィールド神戸は野球場のようです」



友紀「えー。バファローズ戦なの?キャッツがいいー!ってかキャッツ見せろー!」



楓「お客様。物の投げ入れは大変危険です」



ガバッ!ウ、ウーン・・・



楓「静かになったので出発しまーす」



新神戸駅→ほもふぃー神戸へ移動中――

ほっともっとフィールド神戸――


凛「へえ。ここがほっともっとフィールド神戸…」



未央「野球場に行くの初めてだからワクワクする!」



ありす「今日の相手は…イーグルスのようですね。予告先発はバファローズが金子千尋。イーグルスは則本と発表されてますね」



茜「うー!スポーツと聞いて黙っちゃいられません!ボンバァー!」



藍子「あ、茜ちゃん!ヒッパラナイデェー!」ピュー!



楓「チケット渡しますから並んでくださーい」



フィールド内――



卯月「ひろーい!」



未央「かっこいー!糸井いるかな?糸井!」



凛「まあ…悪くないかな?」


 
楓「試合開始は6時予定です。自由に買い物や練習見学して下さい」



仁奈「野球選手のキモチになるですよ!」フンス!



友紀「よぉーし!一番近くで見に行こうよ!仁奈ちゃん!」



志乃「お姉さん。ビール頂戴…」



早苗「私もー!」

ありす「・・・というのがバファローズの歴史です」



LMBG「ありすちゃんものしりー!」



ありす「そんなことありませんよ…」ドヤァ



薫「でも、今日お兄さんたち着ている服はちょっと違うね?なんて書いてあるの?」



若葉「あれは…ブルーウェーブって書いてありますね」



舞「何でブルーウェーブの服着てるんだろうね?今日はバファローズなのに?」



忍「見て見て!バファローベルのぬいぐるみ!可愛いよ!」



あずき「ねえねえ!このオリ姫ジャージでみんなお揃い大作戦しようよ!」



穂乃香「…」ジー



バファローブル「」



柚「ぐさぁー!」



穂乃香「ぴにゃこら太ー!」



忍「ん?――ねえねえ!みんな!大変だよ!」

志乃「そう言えばバックネットに書かれてる、『頑張ろう日本デー』ってなにかしら?」



瑞樹「バファローズとイーグルス。両方とも震災を経験した球団同士だからってことじゃない?」



『みなさま。本日はほっともっとフィールド神戸へお越しくださいまして誠にありがとうございます』



沙紀「ん?どっかで聞いたことがあるような声っすね…」



『パシフィックリーグ公式戦バファローズ対イーグルス第19回戦。午後6時試合開始予定です』



フリスク「大変!たいへーん!」



凛「忍。それにフリスクのみんなも慌ててどうしたの?」



『なお、本日は346プロダクションプレゼンツ。頑張ろう日本デーでございます』



「え?」



未央「ちょっと!これうちの事務所絡んでんの?」



忍「そうなんだよ!グッズショップの隣に私たちのグッズまで売ってるんだよ!」



全員「」オオ!アノセンシュカッコイーデヤガリマスネ! フジタッテイウンダヨ!



『本日、スターティングオーダーの発表は346プロダクションの千川ちひろがお知らせします』ワードンドンドン



全員「ちひろさんー!?ナンデ?ナンデチヒロサンガ?」

ちひろ『まずは先攻のイーグルス。1番ライト背番号7 松井――』



未央「普通に選手紹介しちゃってるよ!」



凛「うちのプロダクションが冠付けてるけど、誰も表に出てないよ!いいの?」



ちひろ『先発ピッチャーは背番号14 則本――』



スタジアムDJ『本日のスタメン紹介は、346プロダクション、千川ちひろさんでした』



ちひろ『ありがとうございましたー』


パチパチパチ…



凛「アイドルより目立つ事務員がいて言いわけ?」



未央「分かんない…」



卯月「何だかよく分かりませんけど、かっこいいですね!ちひろさん!」



DJ『替わりまして、後攻のオリィーックスバファローズ。スタァーティーング!ラインナァーップ!』ドンドンドン



DJ「1番。セカンドベースマン。背番号5 平野――」



未央「普通に進行しちゃってるね…」

DJ『ピッチャー。背番号19!金子千尋!』



卯月「バファローズにもちひろさんっているんですね!頑張ってください!」



未央「一応エースだよ。その人…。MVP取ってるし…」



卯月「ええ!そうなんですか?」ガビーン



DJ『それでは記念品の贈呈です。本日はスタドリ・エナドリ1年分が両チームに送られます』



未央「あ!あれのフォルム見たことある!」



凛「アレってスポーツ選手が飲んでも大丈夫なのかな?」



卯月「スポーツ選手にもお墨付きなら、島村卯月、もっと頑張れますね!」



未央・凛「…」



DJ『記念品の贈呈は346プロダクション所属ので兵庫出身、松原早那さん。西川保奈美さんです!』



四銃士「なん…だと…」



紗那「あ!二人とも写ってる!写メとろっと!」カシャ!



DJ『記念品を受け取っていただくのは、イーグルス岡島選手。バファローズは駿太選手。お願いいたします』



保奈美・早那「」



シャシントリマスヨー。カシャ!



DJ『皆さんありがとうございました!記念品贈呈でした!』

四銃士「何だか負けた気分だわ…」



DJ『続きまして、国歌斉唱です。スタンドの皆さんはご起立、ご脱帽をお願いいたします』


ガヤガヤ


モバP「いよいよだな…」



ちひろ「そうですね…」



モバP「今朝から練習したんだ。絶対うまく行くはずだ――」



少し戻って昨晩――



クラリス「国家斉唱と始球式。ですか…」



モバP「ああ。クラリスは20歳。震災も20年前。そして兵庫出身。これで条件はすべて整った」



クラリス「Pさん。いまいちお話が読めないのですが…」



モバP「実はな。明日のバファローズ戦はここ神戸で行われる。頑張ろう日本デー。冠は、346プロダクションだ」



クラリス「!」



モバP「今回の研修会の目玉は、君がブルーウェーブのユニフォームを着て、マウンドから第1球目を投げるんだ」



クラリス「そんな大役…私には…」



モバP「これは卑怯かもしれないが、教会の皆さんも明日の試合に来てくれるそうだ。成長したクラリスの姿をみんなに見てほしいんだ」



クラリス「…」

モバP「もし、無理なら代役を立てる。桃華も神戸出身だ。彼女に始球式、小梅、ありす、舞に国歌斉唱をお願いするが――」



クラリス「やらせてください!」



モバP「…そう言ってくれると思ったよ。明日6時にここで待っててくれ。迎えに来る」



そして今日――



モバP「じゃあ、行こうか」



ほっともっとフィールド神戸――



クラリス「懐かしい…」



モバP「3か月前の話でティンときてな。こういうことも面白いんじゃないかと思ったんだ」



クラリス「それで出来てしまうんですから、Pさんは凄い人です」



モバP「みんなが頑張ってくれたからだよ。俺はその手伝いだけだ」



そして今に至る――



ちひろ「クラリスさんは上手く投げられるでしょうか?」



モバP「コツは掴んだと思います。後は本人次第です」



ちひろ「何だかライブ前の気分ですね」



モバP「立派なライブですよ。これも」

DJ『本日の国家斉唱は、神戸市にある××教会の皆さんです』



穂乃香「××教会って…」



柚「うん。柚たちが掃除した場所ダネ」



未央「あ!クラリスさんじゃない!ブルーウェーブのユニフォーム来てる!」



凛「本当だ…。いないと思ったらここにいたんだ」



DJ『震災から20年。この機会に巡り合えた神に感謝し、鎮魂となるよう一生懸命歌います。とのことです。それではお願いします』



国家斉唱――



DJ『ありがとうございました!××教会の皆さんでした!』



DJ『さあ!バファローズのナインがグラウンドに散っていきます!皆さん盛大な拍手で迎えてください!ライトフィールダー、糸井――』



ワーワー!ドンドンドン!



DJ『本日のファーストピッチは、346プロダクション所属、兵庫出身のクラリスさんです!』



未央「ええ!始球式もやるの!」



ユキオネーサンガタオレヤガッタデス! タンカ!タンカ!



卯月「クラリスさーん!頑張ってくださーい!」



志乃「緊張してるわね…」



瑞樹「それはそうよ。3万人以上入るのよこの球場。ライブよりも人が入ってるのよ」



DJ『バッターは中島――』



クラリス「まっさらで手入れが行き届いたグラウンド――」



クラリス「――キャッチャーミットめがけて!」

クラリス「いきます!」



ビュッ!



「おお!」



中島「」ブン!



DJ『ストラーイク!見事な投球を見せて頂いたクラリスさんに、もう一度大きな拍手を!』



パチパチパチ!



伊藤「」ボールスッ



クラリス「あ、ありがとうございます!」ペコリ



DJ『以上、始球式でした!』



球場の通路――



モバP「お疲れ様!ナイスピッチング!」



ちひろ「お疲れ様でした!」



クラリス「お二人とも、ありがとうございました」



モバP「俺たちは出来るように練習しただけだ。うまく行ったのはクラリスが頑張ったからだ」

保奈美「クラリスさん。お疲れ様でした!」



早那「お疲れ様でしたぁー。クラリスちゃんの見て感動してこっちが泣きそうです…」



クラリス「保奈美さん。早那ちゃんもお疲れ様でした」



保奈美「Pさんからここにきて呼び出しくらった時は何事かと思いました」



早那「ばれないように振る舞うの難しかったんですよぉ~」



モバP「ごめんな。ぜひみんなにうちのアイドルのことを知って、成長した姿を見てもらいたかったんだ」



早那「でも、すごく楽しかったですぅ。またこんなお仕事やってみたいですぅ」



モバP「こんな仕事はめったに取れないし、それに本当に始球式を気をしたい奴もいるしな…」



ミテロヨー コバヤシガトレナイヨナ タマナゲテヤル…



モバP「さてと、仕事も終わったしみんなの所に行って試合見ようか!5回裏が終わったら花火もあるぞ!」



早那「あ、それはいいかもぉ~。早那は野球分からないけど、花火は見たいしぃ~」



保奈美「行きましょう」



クラリス「…」



クラリス「――Pさん。この3日間、いつまでも心の残るような思い出をいただきました」



保奈美「クラリスさん。行きましょうよ!」



クラリス「はい。すぐ行きます」タタタッ!



クラリス「私、もっと輝けるよう、頑張ります!」



おわり

以上で本編終了です。モバマス×野球シリーズ3作目です。

過去作はまあ、多田李衣菜「イチローってオリックス出身なの!?」
       モバP「好きな応援歌?」がございますが、まあ出来はお察しというところで。


普通に30レスほどの作品ですが、長く書ける人凄いなと思いました。



おまけは短めに…

おまけ――


楓「灘のお酒は、どんなだろう?フフフ…」



モバP「朝から全開ですね」



楓「灘は日本酒で有名ですからね。全ての道はローマに通ずるが、日本酒の道は灘に通ず」



モバP「誰の言葉ですか?」



楓「今私が作りました」



モバP「はあ…」



沢の鶴資料館――



楓「♪」グイッ



神戸酒心館――



楓「♪♪」グイッグイッ



白鶴酒造資料館――



楓「♪♪♪」グイッグイッグイッ



モバP「飲みすぎだろ…」



夜――



モバP「飲みすぎですよ…」



楓「♪」トローン



おわり

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