真「それでは聴いてください」(33)

春香「はぁ……。今日も失敗しちゃった……」

春香「生放送でやっちゃったぁ……」

春香「盛大に転んでセット壊しちゃったよぉ……」

春香「あの時の美術さんの顔が……」

 ガラッ!!

春香「えっ」

響「ギターの響!!」 ギャイィーン

真「ボーカルの真!!」

やよい「ベースのやよい!!」 ブンボンボボン

貴音「どらむの貴音!!」 ダガスドドドスコドンチャーン

真「四人そろって!!」

響「……」

やよい「……」

貴音「……」

真「それでは聴いてください」

春香「いやいやいや、名乗るんじゃないの?そこ名乗る流れじゃ……」

真「じゃあ放課後ティータ……」

春香「スタァァァァッップ!!」

 ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカ

春香「あ、もう始まるんだ」

真「サーンタクロースがー死んだ朝ーにー!!」

真「ダーダリーオカーマロがくれーたー!!」

真「キャンディハイーウェー!!」

真「甘いマシーンガーン!!」

真「ボーダライーンがー にじんで消えーたー!!」

真「カーブをー曲がーりたくなかったー!!」

真「ハーンドルーからー手を放しーたー!!」 

真「きょ守うーたーがー まぁっぷたつーにー!!」

真「引き裂かれーてー 雨降らせーたー!!」

真「ふーゆのー星ーに生ーまれたーらー!!」

真「シャーローンみたーいになれたかなー!!」

真「ときーどきーおもーうよーときーどきー!!」

真「ねー シャーローンつーきーから脱け出すー!!」

真「とおーめーいーな温度だけー!!」

真「欲しーいよー そーれーだけー そーれーだけー シャロオオオオン!!」

 ガラッ ピシャン!!

春香「……」

春香「え?なに、ちょっとかっこいい……」

小鳥「ぴよ……、また一人仲間が減ったぴよ……」

小鳥「この世に生を受けて2x年……、よもや奴らがここまで力をつけていたとは……」

小鳥「侮っていたぴよか……」 エル・プサイ・コンガリィ

 ガラッ!!

小鳥「ぴよ?」

真「おめでとうございます!!」

小鳥「ぴぴぴぴよっ!?」

真「仲の良いご友人がご結婚されるそうですね!!」

小鳥「ぴよよ、なんで知ってるぴよ!?」

真「友人代表スピーチ、頑張ってください!!」

小鳥「ぴーよぉおおおお!!!」

真「あ、そうだ、小鳥さん。夫婦が一年間で愛し合える日数ってどれくらいあるか知ってますか?」

小鳥「ぴよ?一年間で?ぴよよ……」

真「それでは聴いてください」

 タンタンタンタランタン…… タンタンタンタンタタン…… タンタンタン……

小鳥「……なんか始まったぴよ」

真「聞こえてーくるー」

真「流れてーくるー」

真「君をー巡るー おさーえよーのなーい」

真「想いがこーこにあーんだー」

真「耳ーを塞いでもー 鳴りー響いてるー」

真「君が好きー」

小鳥「……」 キュン

真「分かっているー 馬鹿げているー でもどーしよーもなーい」

真「目覚ーめたー瞬かーんからー またー夢ん中ー」

真「もうずっときーみのーゆーめーを見てんだー」

真「おーなじきーもちでー いてくれたーらいいなー」

真「針ーのあーなに通すよなー 願いをつなーいでー!」

真「365日のー 言葉を持たぬラーブレター」

真「とりとーめなく ただー君を書き連ーねるー」

真「明かりを灯しつーづけよおー」

真「心の中のキャンドルにー フーっと風ーが吹ーいてもー」

真「消ーえーたーりしーないよーぅに」

 ガラッ ピシャン!!

小鳥「……」

小鳥「やだ……、かっこいい……」 ジュン

涼「はぁ……。いつまでこんなことやってればいいんだろう……」

涼「本当にちゃんと再デビューさせてくれるのかな……」

涼「りゅんりゅん!!」

涼「……やっぱり無理だよ……」

 ガラッ!!

真「それでは聴いてください」

涼「えっ!?な、なに!?」

真「始まりそーうだよ 終わりなき時だーいへと 僕をこのー場にー 置ーきー去ーりに」

真「泣き出しそーうだよ 瞳開ーけば 夢かうつーつかー きーみがいーなーい」

真「愛だとおーもったのーは ぼーくだけ」

真「忘れてしーまーいたーいと 泣ーいてぇも!」

真「未だにはーなーれなーいよ すーべーて」

真「うるわしくーび筋ーの にーおいもー」

真「懐かしいーあーの日ーの ざーんぞーおも」

真「君のなみーだーも ぼーくをー呼ぶーこーえも」

真「まぁだぁー!!」

 ガラッ ピシャン!!

涼「……」

涼「すっごいかっこいい……」 リュン

亜美「うぁうぁー、こんな点数じゃ叱られちゃう……」

亜美「抜き打ちで小テストなんかしないでほしいよ全く」

亜美「こりゃ証拠インメツするしかないね、ちかたないね」

 ガラッ!!

亜美「おわっ!」

真「それでは聴いてください」

亜美「へ?まこちん何やって……」

 ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ

 ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ ジャカジャジャンジャジャ

 ジャカジャジャ

真「ハイスクール 先生が僕に聞いたお前の夢は何かと」

真「フィダウェーイ ヴェトナムボーイ チキンダンス ミッドナイトカウボーイ」

真「夢はー できたてのホットロッドであいつ迎えにゆく」

真「夢はー 壮絶な最期ーを遂げることーじゃなーい!」

真「ハイスクール 先生が僕に聞いたお前の未来はー」

真「ハイスクール マリーポッピィンスカンキー イッツァピグレーッ」

真「夢はー できたてのホットロッドであいつ迎えにゆく」

真「夢はー できたてのホットロッドであいつ迎えにゆく!!」

真「ロマン」

真「ハイスクール ティーチャー ハイスクール ハーイスクール ハイスクール」

真「ハイスクーーーーーーーーーーーーーーーーール!!」

 ガラッ ピシャン!!

亜美「……」

亜美「か、かっこいい……」 ドキドキ

雪歩「あぅぅ……、こんな水着で大勢の人の前に出るなんてぇ……」

雪歩「む、無理に決まってますぅ……」

雪歩「やっぱり私は、穴掘って埋まって……」

 ガラッ!!

真「そんなことないよ!!」

雪歩「えっ!?真ちゃん!?」

真「それでは聴いてください」

 ジャカジャジャジャジャジャジャジャ ジャカジャジャジャジャジャ

 ジャカジャジャジャジャジャジャジャ ジャラジャジャジャジャジャ

真「うーれーいーの箱ーにー詰ーめられて都市を駆けーる人ーおー」

真「ひーどーくーちーからが要ーるーよーおーでー夢ーは衰えーるーもーのー」

真「すーれー違ーうーうー 人がいーるーうー むーなーしさーはーあー 空に捨てろよーお」

真「にーびー色のースターあー 誰のなーみーだー」

真「にーびー色のスターあーあー 泣ーいーたー!」

真「もー戻せることなどはない 確かなことを紡ーぐだけーでー!!」

 ガラッ ピシャン!!

雪歩「……」

雪歩「……同性で結婚できる国に行こう……」

千早「んっん……」

千早「喉を痛めてしまうなんて……プロ失格だわ……」

千早「何としてもすぐに治さなくては……」

 ガラッ!!

千早「あら?マイクスタンド?」

千早「だけじゃないわ、ベースに……ギター、アンプにドラムまで……」

千早「なぜこんな所に……」

 ガチャッ

真「……」 スタスタスタ

やよい「……」 スタスタスタ

千早「真?高槻さんも……」

響「……」 サッサッ ガチャ

貴音「……」 スッ ドン ドン

 ブーン ボンボボ キィンフォーン ドドン…… カリカリカリ ボボン

千早「えっ?何が始まるの……?」

真&やよい「ウォントゥ チェンジュァシーチューエィション」

真&やよい「バットゥユァ プライドィズゼー」

真&やよい「アーイノワイッマスビーティーバッチュア プライィズネーガーティヴ」

真&やよい「ウィージィー ユーウィルネーヴァーリー ザターアッ」

真&やよい「ウォントゥ チェンジュァシーチューエィション」

真&やよい「バットゥユァ プライドィズゼー」

真&やよい「アーイノワイッマスビーティーバッチュア プライィズネーガーティヴ」

真&やよい「ウィージィー ユーウィルネーヴァーリー」

真&やよい「ユーウィルネーヴァーリー」

真&やよい「ザーターァー!!」

 ガラッ ピシャン!!

千早「……」

千早「……わ、私も」 ウズウズ

伊織「何よアイツ!失礼しちゃうわ!この伊織ちゃんに対して!!」 ガシャーン

伊織「何が『もっと大人っぽくできない?』よ!!だったら引き出してみせなさいよ!!」 ドカーン

伊織「あんなカメラマン二度とお断りよ!!誰がこの玉の肌を撮らせるもんですか!!」 グリグリッ

 ガラッ!!

真「それでは聴いてください」

伊織「は?」

 チャーラーラーラ デゲデデーデッデ デゲデデーデ ジャーンジャーン ドン

 チャーラーラーラ デゲデデーデッデ デゲデデーデ ジャーンジャーン

真「笑って 笑って も強ーいーやーつのーフーリーするーのーはー止めて」

真「泣けて くるぜ 見え透いーたーおー世ー辞ーばーっか」

真「がーらーになーく なーにーをーすーる」

真「ゲーラーゲーラーゲ オーゥノーォー!!」

真「うー笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑ってぇ!」

真「ピーカーピーカーに 笑っちまえ!」

真「カラーを 破って! 転ーげ回って! アーォ!!」

真「ずっと ずっとー!満足してんじゃねえ!! エィ」

 ガラッ ピシャン!!

伊織「……」

伊織「もっかい……やってみようかしら」

あずさ「あらあら~」

あずさ「ここはどこなのかしら……」

あずさ「はぁ、こんな時に手を引いてくれる運命の人がいてくれたら……」

 ブロロロロ…… キィッ

あずさ「あら~?コンテナトラック?」

 ガシャン ウィーン……

あずさ「あらあら~」

真「この恋はー 負けたくないのギミギミアー」

真「熱い風ー 吹く季節に心揺ーれるー」

真「今もまだー 信じられはしないけれどー」

真「あの言葉ー 心に刺さぁったまーまーなーのー」

真「会えなくてー 気持ちはどこにあるのかなー」

真「会いたくてー でも打つ文字が見つからなーい」

真「この距離がー すぐに縮まればいいのにー」

真「不機嫌なボーイ キミになんて送ればいいのー」

響「575で言葉遊び並べ ああ キミの心探りたいの」

響「123ゆるゆる過ぎてる 最終電車もう終わってる」

響「あーヒマなう これってチャンス? ポチポチボタンをプッシュなう」

響「目をつぶって返信を祈る キミに届けこの気持ちを乗せて」

やよい「ねぇねぇ今なにしてるの? そろそろ寝ようと思ってた」

やよい「あたし全然眠たくないけど からの真夜中2人のせめぎあーい ナチュラルハーイ」

やよい「今日はもうグッナイ? 勝手な人 でも好きな人 おやすみ」

真「季節はまだ終わーってないよ」

 ウィーン ガシャアン……

あずさ「……」

あずさ「もしもし、プロデューサーさんですか……?」

真美「やっばーい!超やばい!今日レッスンあんの忘れてた!!」

真美「はぁはぁ、急がないとりっちゃんに怒られるー!!」

真美「亜美のやつー教えてくれたっていいのにもー!!」

 ガラッ!!

真美「ぬわー!!」

真「それでは聴いてください」

真美「は?なに?まこちん今そんな時間」

 デゲデッデデッデッテッデデーデ デゲデッデデッデッテッデデーデ

 ドンガッ ドンガッ ドンガッ ドンガッ

響「ウィーバーック」

響「ウィーバーック」

美希「ウィーバッカゲン フリーコンダミュージッ」

美希「打ーちー込んだビーツ そんで唯一」

美希「ウィーフラッ上げ フリーコンダミュージッ」

美希「ブーギー乗んな フリーダムでユーニク」

美希「アイマス勢 集合ドゥーイン ベースdj縦横無尽」

美希「テクニックで中央分離 体 破壊 レツゴーウィライッ」

真「エピソ-ド5 受け継いだマイク イツパーリタイム アイムバックマイロウ」

真「間空いてシーズン第5章 ユノゥ 三銃士で大合唱」

真「アッペンダン あとアガるだけ トゥービーコンティニュー」

真「久しぶりmk うしろでdj おきらくベーシスト アユレーディ ハーィズターィ」

やよい「ウィーガーナーロックダハーゥ ぶーちーかーまーす! イェイ!」

やよい「機能はデックでバーウンス 呼ーびー覚ーまーす」

やよい「ハゥズーイン キャンユーグルービン」

やよい「アイラックダウェイヤームービン あがった手にスルーイン」

やよい「ウィーアーダ チューゼッ チェック!!」

やよい「オーライナゥ 飛び跳ね ステッピンダバンス」

やよい「デーリーバーダービーエービーフォー エーブーリーターン」

やよい「おーさーらいだ ワントゥファイブ ドーン フォーゲッザカーン」

やよい「オーサライズ可能なコード 配布するアカーンッ!!」

やよい「ワイヤフレームのボーダー自由移動」

やよい「突き進むこのニューエラ ウィーアーバック!」

やよい「ディスイッノッアーラーハゥ シャールウィノーゥ」

やよい「終ーわーらーないフィエスタ ヒーアウィゴゥ ウィーアーバーッ!!」

 ガラッ ピシャン!!

真美「……」

真美「お姫ちんなんでただ踊ってるだけなのさ……」

真美「しかも遅刻確定じゃん……」

律子「どうやったって計算が合わないわ……」

律子「これだけの予算、一体どこに……」

律子「まさか……横領!?」

 ガラッ!!

律子「は?」

真「それでは聴いてください」

 カッ カッ カッ カッ ……

 ジャン…… ジャンジャンジャンジャンジャン……

 テーレッテーレッテーテレッテー

真「なーがく伸びーたじーぶーんよりー 背の高ーいかーげーがー」

真「夕焼けとー僕を繋いだーあーあー 冬のー帰りーみーちー」

真「あーの娘の泣き声に似たー にーしー向ーきーのかーぜーはー」

真「呼んでいる宝物だったーあーあー いつかーのーおーもーかーぁげー」

真「あーおーをあーらーそーぉってーえー 悲ーしみをー繰ーりーかーえすよー」

真「くさーりーは解ーけーなーい なーのに何故ーだろお」

真「空がーきれーいだ」

 ガラッ ピシャン!!

律子「……」

律子「これが原因か」 ワナワナ

p「はぁ?何言ってんだ!?知らないぞそんなこと」

p「落ち着け律子!ちゃんと聞いてくれってば!」

p「こっちだって連絡つかなくて」

 ガラッ!!

真「それでは聴いてください」

p「……あぁ、律子。今すぐこっちに来てくれ」

 ドンドンドン ドンドンドン

真「短い命の花びらがーきーれーいだー」

真「夜の間にー 見に行こうかなー」

真「じゃれ合うほーしたーちもーきーれーいーだ」

真「ライトアップされた 私の気持ち」

真「あーなーたーをー わーすーれるー じーかーんが なーいー」

真「あーなーたーをー わーすーれるー じーかーんがー なーいー」

真「セミがアイスコーヒーを飲んでるーぅー」

真「熱いフライパン みたいな道でー」

真「私も冷たいものが飲みたいな」

真「薄着で見えたー 私の気持ち」

真「あーなーたーをー わーすーれるー じーかーんが なーいー」

真「あーなーたーをー わーすーれるー じーかーんがー なーいー」

 ガラッ ピシャン!!

p「逃がすか!」

 ガラッ!!

p「いない……だと……?」

なんだこれ

意味とかアホか
エレ速でも見てろ

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