【討鬼伝】モノノフ日記【極】 (40)

タイトル通りの討鬼伝SS

女主人公視点で時系列はイズチカナタ討伐後

ほのぼのだらだらで戦闘はありません、あしからず

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○月×日 晴れ


今日は何となく早起きしてしまった

たまには早朝の散歩でもしてみようと外に出る

すると日課の走り込みをしている富嶽とばったり出会う

「おう」と声をかけられたので朝の挨拶を返し、そのまま走りこみに付き合うことにした

雑談を交わしながら里の周りを軽く流す

普段は里を一周するだけらしいが、今日は私がいるのでもう一周追加

競争して負けたほうが朝飯を奢ることとなった

結果は私の勝ち

迅ミタマのタマフリを使えば楽勝である


「てめえ、韋駄天は卑怯だろ・・・」


ふふん、なにが卑怯なものか

ムスヒの君の利点を最大限に活かしたまでである

二人で歩きながら里に戻る途中、素振りをしている桜花と出会う


「おはよう、走り込みの帰りか?お互い精が出るな」

富嶽がまたもや「おう」と簡潔な挨拶をしたので、私もそれに習う

そして二人で桜花の流麗な太刀捌きを眺める


「あまりじろじろ見られると恥ずかしいのだが・・・」


と言われたので、富嶽はそのまま鍛錬の続きを開始した

木の枝に逆さまにぶら下がり腹筋を鍛え始める

私は手持ち不沙汰になってしまった・・・

すると桜花が手ごろな木の枝を二本拾い、一本をこちらに投げて寄越す

ヒマなら手合わせ願おうか、ということか

しばらく二人でチャンバラごっこに興じることにした

桜花の一太刀を受けた私の枝が折れたのを機にチャンバラ終了


「ありがとう、いい鍛錬だった」


私も同様だという旨を告げる

そろそろ帰ろうかと思ったところ、富嶽が腕立て伏せを開始するところだった

少しイタズラ心が湧いてくる

うつ伏せになった富嶽の背中に無遠慮に腰掛ける


「あぁ?てめえ何やってんだ!?」


いやなに、疲れたところに良い椅子を見つけたのでねと冗談を放つ


「はっ、俺を椅子扱いとは隊長様も偉くなったモンだ」


皮肉を返し、富嶽は私の体重を意にも介さず腕立てを開始

おうおう、さすが里一番の腕力家、女一人くらい軽いものといったところか

「これくらい文字通り朝飯前ってヤツよ!」


ふむ、実に頼もしい男である、背中を預けるに値する・・・まあ今は私が背中を借りているのだが

そこで手ぬぐいを持った橘花がご登場

手ぬぐいを桜花に渡すと不思議そうな目でこちらを見る

「何をやっているのですか?」と問われたので

富嶽の返事を遮り「お馬さんごっこだ」と答えてやった


「すごく楽しそうですね!」


満面の笑みでそう言うので、橘花も乗るか?と問うと、彼女の顔がさらに明るくなる

「いいよね、富嶽?」とお馬さんに確認する


「ちっ・・・上等だ。女二人くらいどうってことねえ」


泣く子も黙る富嶽のアニキも神垣の巫女の笑顔には敵わないらしい

そして女二人を乗せたお馬さんは勢い良く腕立てを開始した

橘花はきゃっきゃとはしゃぎ実に楽しそうである、そして可愛い


「任務に支障がない程度にしておけよ?」


と桜花に釘を刺されたが、お馬さんごっこは結局、橘花が満足するまで続けられた

丁重に礼を述べた橘花が去ってから、私が「ご苦労様」と声をかけると富嶽はなにやら語り始めた


「神垣の巫女ってのは心身ともに負担がでけえからな・・・」

「普通のガキみてえに外で遊びまわったり出来ねえ。それで辛い思いをしてきたはずだ・・・」

「この程度で気が晴れるんなら安いもんさ」


男前なことを言うじゃないか、顔に似合わず気遣いの出来る男だ

これで腕がプルプルしてなかったら最高に格好よかったんだけどな~


よし、今日はやっぱり私が朝飯を奢ってやるとしよう

○月△日 晴れ


昼食を食べ終えて昼寝でもしようかと思ったところ

外からキュイキュイと声がするので覗いてみる

ホロウと千歳が速鳥に天狐語を教えていた


「キュイ、キュキュ、キュイ~」

「きゅい・・きゅきゅ・・・」


相変わらず覚えは芳しくないようだ


「おや、おんしか。何か用かえ?」


千歳にそう聞かれたので様子を見に来ただけだと答える


「そう言えば貴殿はどの程度、天狐語を扱えるのだ?」


速鳥の問いに、もはや達人級だと答える


「ほほう、言うたな?少し試してやろう」


それから千歳と二人でキュイキュイと問答をする


「?・・・まるで会話が成り立っていませんが」


ホロウが訝しげに割り込む

ごめんなさい、達人とか嘘です

「そんなことだろうと思うたわ」


ちなみに今のは「千歳は今日も綺麗だね」って言ったつもりなんだけど


「はあ・・・おんし、女子を口説くならもう少し時と場合を選ばんか・・・」


・・・くそう、「な、何を言うておるのじゃ、おんしは///」みたいな反応を期待してたのに

千年単位の鉄面皮は伊達じゃねえ


「なぜ貴方は天狐語を扱えないのに天吉と意思疎通できるのでしょうか?」

「そ、そうだ・・・貴殿は何ゆえ天狐に好かれるのだ?」


ホロウと速鳥の尤もな疑問に、さあ、ムスヒの君だからじゃない?と適当に答える

実際、たいして意識しなくとも天孤の言いたいことはだいたいわかるし、こちらの言葉もだいたい伝わる

速鳥の心底うらやましそうな目が痛い

うむ、今日は天吉を貸してやるから存分に励みなさい


「!!・・・貴殿の気遣いに心から感謝する」


れっつモフモフたいむです、というホロウの謎の言葉を尻目に私は昼寝に戻ることにした

○月□日 晴れ


任務の打ち合わせのために本部に向かっている途中で那木と出会った

里の子供たちを連れて神木のほうへ歩いていくところだった

何か催し物でもあるのかと問うと、モノノフの蔵書の整理中に面白い絵本を見つけたので子供たちに読み聞かせてあげるのだという

なるほど、それはいい考えだけど程々にしておけよと声をかけ、那木と別れた

「?・・・何を程々にしておけば良いのでしょうか?」

自覚がないあたり性質が悪いな・・・


子供たちの中にしれっと初穂が混ざっていたが気にしないでおこう


一時間ほど打ち合わせをして自宅に帰る途中、神木のほうに寄ってみた

案の定、那木が延々と絵本の作者や時代背景について説明を続けていた

ほとんどの子供が眠っているか舟をこいでいる

利発そうな少年がちょいちょいと質問を挟むものだから那木も気を良くしてしまったのだろう、説明はまだまだ終わる気配はない

仕方がないので、そろそろおやつの時間だからお開きにしてはどうかと提案し、子供たちを解散させることに成功した

ああ、これで説明の矛先は私に向かうのだろうな・・・



・・・初穂、お前は寝るな

そして止めろ

○月ガキ日 曇り


今日は桜花、那木と共に任務に赴くことになった

桜花は浮かない顔をしている

なぜなら本日の標的はマフチだからである

相変わらず蜘蛛嫌いは克服できていないようだ

道中、桜花はぶつぶつと何か小声で呟いている


「あれは蜘蛛ではないあれは蜘蛛ではない・・・」


どうやら自分に言い聞かせているらしい

その呟きを聞いた那木が大いに賛同した


「その通りです!あれは蜘蛛ではありません!」


ああ、嫌な予感しかしないぞこれは

那木は嬉々として蜘蛛とマフチの違いを説明し始めた

足の付き方、複眼の構造、関節の数の違い等々・・・

那木としては違いを明確にして科学的な観点から「マフチは蜘蛛ではない」という認識を補強する目的で説明をしたのだろう

だが蜘蛛に関する描写があまりにも克明かつ詳細だったため、節足動物特有の嫌悪感を催す姿が生々しく脳裏に浮かんでしまった

別段蜘蛛が苦手でもない私でさえ聞いていて少々気が滅入るくらいだ

ウタカタ蜘蛛嫌い筆頭の桜花には完全に逆効果であろう

彼女は耳をふさいで涙目になっていた


うん、今日の任務はダメかもしれない

○月ノズチ日 晴れ


今日は桜花と息吹が任務に出ている

私は速鳥と一緒に里の防衛のため本部で待機

しかし特に鬼が攻め入ってくる気配もないので実に暇だ

秋水と雑談して時間を潰すことにする

速鳥は天吉をモフモフしている

秋水は用事があるといって席を外してしまったので、私は続いて木綿と雑談を交わす

速鳥は飽きずに天吉をモフモフしている

そろそろ桜花たちが帰ってくる頃合いなので出迎えの準備をする

速鳥はひたすら天吉をモフモフしている

二人が帰ってきたのでお茶を淹れてやる

速鳥は一心不乱に天吉をモフモフしている


「速鳥の天狐への愛は常軌を逸しているな・・・」

「だな・・・俺たちが帰ってきたの、気付いてないんじゃね?」


茶を啜りながら二人は呆れた目で速鳥を眺める


「だけど、好きなものを追っかけ続けるってのは理解できるな」

「まあ、俺の場合モフモフじゃなくてモチモチだけどな」


と、息吹は言う

うん、なんとなく察しはついた


「モチモチ?どんな動物なんだ?」


察しの悪い桜花さんが見当はずれな疑問を投げかける


「・・・・・・あんたには縁のない話さ」


その言葉と胸に注がれた憐みに満ちた視線から、ようやく桜花は察したようだ

その後、息吹の鳩尾に肘鉄がめり込んだのは言うまでもない


速鳥はまだ天吉をモフモフしている

○月ササガニ日 曇り

安の領域に鬼域が発生したので出撃してきた

雑魚鬼ばかりだったのでささっと殲滅して帰還する

本部に帰ってくるとお頭と九葉が将棋を指していた

珍しいこともあるものだ

基本的に二人とも根が生真面目なので、部下が戦っているときに自分だけのうのうと遊戯に興じるというのは好まないはずだ

観戦していた木綿に事情を聞く

私が出撃しているあいだに霊山から通達があったらしい

内容は・・・まあいつもの無茶振りである

お頭がどう対処したものかと思案していたところ、九葉が「私に将棋で勝てば霊山を説得してやる」とふっかけたそうな

うむ、これまた九葉にしては珍しい提案だ

ただいまの盤面は圧倒的に九葉の優勢

木綿によれば飛車角桂馬落ちでこれである

軍略の天才というのは伊達ではないらしい、霊山軍師の面目躍如といったところか

お頭、マジ頼んます、ほら木綿も応援して、と言ったら木綿はどちらを応援したものか決めかねているようだ

木綿なら無条件でお頭を応援しそうなものであるが・・・今日は珍しいことずくめだな~


「ふん、王手だ」

「くっ・・・詰みか」


結局、勝負は九葉の勝利に終わった

「さて、約束どおり罰を受けてもらおうか」


九葉はにやにやといやらしい笑みを浮かべながらそう言った

そんな賭けしてたのか、我らがお頭の命運や如何に?


「持ってきましたよ~!」


木綿が小鉢をもって現れる

そこには橙色の野菜が乗っていた・・・お頭の嫌いな人参である

なるほど、木綿がどちらを応援するか迷っていたのはこういうことか


「さあ、召し上がれ」

「む、むう・・・」

「ほら、どうした?好き嫌いはいかんぞ?」

「わかった、食うから・・・少し心の準備をさせろ」


九葉はいつもの邪悪な笑顔でお頭に催促する

コイツやっぱ性格悪いわ

苦悶の表情を浮かべながら人参を食べるお頭を、実に嬉しそうに眺めていた

お頭、完食


「ふふん、面白いものが見れたな。これに免じて霊山からの件は何とかしてやるとしよう」

「ああ、助かる・・・」


九葉さんったら天邪鬼~

相変わらず仲が良いんだか悪いんだかわからない二人である

今日はここまで
明日の同じ時間帯に投下、完結の予定

支援感謝

続きを投下開始

○月オニビ日 晴れ
長期の任務が終わり自宅に帰ったら美麻と美袖が突撃してきた


「おめでとうございます!一位っすよ、一位!!」

「いー」


一体なんの話であろうか?

詳しく聞いてみたところ、ウタカタ民報突撃取材班により「嫁にしたいモノノフ番付」なる調査が行われたらしい

その名のごとくウタカタの里の人々に誰を嫁にしたいかを聞いて回ったところ、見事私が一位の座を射止めたとのことだ

長期任務で不在の間になんて面白いことを・・・取材に同行したかったな・・・

それにしてもこの結果は予想外である

嫁にしたいというなら橘花、木綿、那木あたりで頂上決戦になりそうなものだが・・・

少し気になったので私を選んだ理由の調査結果を見せてもらった

・強い

・ムスヒの君だから

・守ってもらえそう

おおむねこんな意見である

女性としての魅力に関して一切言及されていないことについて私は怒るべきだろうか、泣くべきだろうか

また、こんな理由もあった

・先輩といると落ち着くから

・那木はいつもおそばにおります

・シラヌイの戦力として欲しい

女も投票してるのかよ!

そして誰も正体隠す気ねえな!!

凛音に至っては単なる引き抜きじゃねえか!!!

・・・男性票のみなら私は中の上くらいの順位だったが女性票のおかげで一位に祭り上げられてしまった

他の面子を見ていくとやはり橘花、那木は頂上付近だった

桜花は可もなく不可もなく・・・といったところか

ホロウ、千歳、凛音も里に来て日が浅いながら中々の高位に食い込んでいる

意外なのが木綿がかなり下の方だということだ


「あ~それはっすね~・・・」


美麻の説明によれば、お頭と相馬に圧力を掛けられることを嫌った男性モノノフ諸君が木綿への投票を躊躇った結果だそうだ

その辺の浮動票がホロウと千歳、凛音に回りこのような結果になったのだとさ

まあ、一位になったことは素直に喜んでおこう

流石は私、流石はムスヒの君である

さあウタカタの民たちよ、私を敬え


ん?番付の最後に見慣れない名前が・・・

こんな名前の女性モノノフはいただろうか?



天狐  一票



お い 速 鳥

オニ月キンキ日 晴れ


先日の「嫁にしたいモノノフ番付」に引き続き「旦那にしたいモノノフ番付」なる調査が行われた

正直、結果は予想できていた

有象無象を蹴散らしお頭がダントツ一位だ

オオマガドキを生き延びた英雄であり里を守るモノノフの代表

現役を退いたとはいえ実力は確かであり、指揮能力や人望、責任感も申し分なし、おまけに顔も渋い

さらに人参が苦手などという「ぎゃっぷ萌え」なる属性をも手にしている

三位以下との得票数を大きく引き離し文句なしの一位である

ちなみに暫定二位は相馬である

なぜ暫定なのかというと、一部の女性により票が水増しされた疑いがあるからだ

ウタカタ民報は相馬様親衛隊なるものの正体を取材する予定だと美麻は語っていた

今回は私も少しばかり取材に同行させてもらったので、お頭が一位になったのにはもう一つ理由があることを察した

それはお頭以外の男性モノノフにまともなのがいないことだ

故に三位以下の得票数が極端に少ない

取材に応じてくれた女性の表情からも「もうこの中から選ぶならお頭以外ないでしょ」というのがありありと感じられた

そこで我々取材班は、なぜお頭を選んだのか?ではなく、なぜ他のモノノフを選ばなかったのか?を問うてみた

結果は以下のとおりである


息吹・・・顔は良いけど馬鹿っぽい、軽薄そう等々

富嶽・・・女より鬼との戦いを優先しそう

速鳥・・・女より天狐の世話を優先しそう

相馬・・・木綿さん一筋で相手にされなそう

九葉・・・必要に迫られたら妻でも見捨てそう

秋水に至っては裏方なので知らない人のほうが多いという有様である

無論、取材に応じてくれた女性たちはこれらの男性諸氏が命がけで里を守っていること(九葉を除く)、その人柄が善良であること(九葉を除く)を理解している

そして彼らを敬っているのだ(しつこいようだが九葉を除く)


だが旦那にするとなると話は別だ

現実は非情である



ちなみに富嶽に関しては、極一部の層から熱烈な支持があった

「自分、どこまでもアニキに着いて行きます!!」と彼らは熱く語っていた

このことは本人には伏せていたほうが良いだろうか・・・?

オニ月ナキサワ日 雨


今日は暦が「良い食材が手に入ったから」と言って夕餉を作りに来てくれた

正直、出会った頃の暦の料理の腕は微妙だったが、最近は中々上達してきた

いつも作ってもらってばかりなのは心苦しいので料理の監督も兼ねて一緒に台所に立つことにした

「まるで新婚さんみたいだね」と言うと「な、何を言ってるんですか先輩は///」と予想通りの反応をくれた、可愛い

う~ん、是非千歳にもこの反応をして欲しいものだ

二人で作った夕餉を食べていると、暦がこんなことを言った


「そういえば先輩はお洒落ですよね」


どうやら他のモノノフと違って防具を沢山持っているからそう思ったらしい

私は敵の属性に合わせて防具を変えるのはモノノフの嗜みだと思っていたのだが・・・


「あんな沢山の防具、どこに仕舞ってあるんですか?」


無論、武具箪笥の中である


「先輩、どう考えても入りきらないんじゃ・・・」


実はあの箪笥、アヤナシの素材で出来てるからこの世の物理法則が適用されないんだ


「本当ですか!!?」


もちろん嘘である、隠し棚が沢山仕込まれているだけだ


「だ、騙したな!先輩!!」


暦は単純だなぁとからかうと、例の可愛らしいふくれっ面を披露してくれた

私はこの瞬間を待っていた!!

すかさずふくらんだほっぺたを突っつき、その感触を堪能する

プニプニとした表面に適度な弾力で指を押し返す空気圧

うむ、モフモフに匹敵する素晴らしい感触である

ちょっと強めに押すと暦の口からぷひゅっと間抜けな音を立てて空気が漏れた

なんだか可笑しくなって二人して笑ってしまった

食後のお団子食べる?と聞くと力強く「頂きます!」と答えた

もう機嫌は直ったようだ

やっぱり暦は単純だなぁ

オニ月ワイラ日 曇り


先日の暦との防具に関する会話で、なりきり装束なるものが支給されていたことを思い出した

他のモノノフが着ている防具を模したものである

箪笥の肥やしにするのももったいないのでたまには着てみよう

今日は那木にしようかな

・・・よし、この際徹底的になりきってみよう

速鳥を呼び出し、忍の変装術を駆使させ顔を那木そっくりに仕上げてもらった

これで本部に顔を出してみるとしよう

まず本部の真ん中で仁王立ちしているお頭に「おはようございます、お頭」とお辞儀をし出来るだけ丁寧に挨拶してみた

お頭は「ああ、おはよう」と返したのちに、「むう・・・?」と何やら違和感を覚えたような顔で私を見る

あらあら、早速バレたようなので種を明かす

なぜバレたのか問うてみると「那木は俺のことを大和様と呼ぶからな」と答えた

そうだった、那木は人を様付けで呼ぶんだった、注意せねば

お頭に遊びはほどほどにしておけよと釘を刺されたが、せっかく変装したのだ

全員の反応を見てみたいので続行する

続いて本部にやってきた桜花と息吹に挨拶する


「おはよう那木」


と桜花は自然な挨拶を返してくれた

見事に騙されてくれたようである

続いて息吹


「おう、おはようさ・・・アンタ誰だ!?陰陽方の間諜か!!?」


一瞬でバレただと!!?

仕方がないので種明かしし、お頭の時と同様なぜバレたのか問うてみる


「いやだって胸が・・・」


桜花、コイツ殴っていい?ってかもう殴った

オニ月マフウ日 晴れ


先日のなりきり装束でドッキリ作戦は息吹のおかげでやる気を削がれてしまい頓挫してしまった

しかし那木の防具は弓の扱いに向いているとわかったため、久しぶりに弓を使って任務に出てみることにする

今日の獲物はダイマエン

遠距離から戦っているとみんなの動きがよく見える、そしてあることに気付いた


初穂姉さんマジ半端ねえ

滞空時間がヤバイ


鎖鎌を駆使してずっと空中で敵に張り付いていた

私は主に太刀を使っている

地上で鬼の足を斬っているとなんか上のほうから初穂の声がするな~とは思っていたが、まさかここまでやるとは・・・

あれよあれよと言う間にダイマエンの羽が毟り取られていく様は見ていて痛快である

ミタマの浦島太郎さんもノリノリのご様子だ

なんて言ってる間に討伐完了、楽勝楽勝


あえてもう一度言おう


初穂姉さんマジ半端ねえ

オニ月ドリュウ日 曇り


こないだの初穂姉さんの活躍を見て私も鎖鎌を使いたくなったので至急、たたらさんに作ってもらった

ミタマは気力関連を中心にした構成で滞空時間を延ばそうという目論見だ

防具はもちろんなりきり装束・初穂である

私の姿を見て初穂姉さんが「えへへ、お揃いだね!」と嬉しそうに寄り添ってきた

なんかやる気出てきた

さあ、任務に出発だ


で、実戦で鎖鎌を使ってみたわけだが、これがどうにもうまくいかない

思うように滞空時間が伸びず、攻撃を続けられない

対して初穂姉さんはまだ飛んでる

もはや跳躍ではなく空中浮遊と言ったほうが正し

私自身、鎖鎌の扱いに慣れていないと言うのもあるが、まさかここまで差があるとは・・・

なんと申しますか、技量の差だけでは説明しきれない何かがあるような気がしてならない

あの小さな体のどこにそんな力が・・・

ん?小さな体・・・?



そうか、体重差か!!

オニ月ゴウエンマ日 嵐


物見から鬼の大群を見つけたと報告があった

あれが里に向かってくるとなるとかなり危険であるとお頭が判断したため、ウタカタ、シラヌイ、三番隊の連合軍で討伐に向かうこととなった

全員で鬼を千切っては投げ千切っては投げ、一騎当千獅子奮迅の大乱闘により殲滅完了

そして今しがた帰ってきたところ

疲れた、今日はもう寝る

オニ月オンモラキ日 晴れ


先日の大規模討伐作戦のおかげでここ数日は任務もなく平和な日々が続いている

おかげで丸二日ほど惰眠を貪ることが出来た

さすがに三日目ともなると寝るのも飽きてきたし、体が鈍るので外に散歩へ出かけてみた

里周辺の森を歩いているとカキーン!という音とともに石が飛んできた

何事かと思い石が飛んできた方角に向かう、すると


「はっはっは!入れ食いだな!!」


と相馬の声が聞こえてきた

森の開けた部分で富嶽率いるウタカタ訓練兵と相馬率いる三番隊が相対している

一体何をしているのだろうか?

近くにいたホロウに事情を聞いてみる

任務がなくて暇を持て余した血の気の多い連中が、何か大人数で出来る暇つぶしはないかと思案していたらしい

そこでホロウが『べーすぼーる』なる球技で遊んでみてはどうかと提案したところ、全員が乗ってきて今に至ると言う

なるほど、しかしさっきからずっと相馬が金砕棒で富嶽の投げた石を遥か彼方にかっ飛ばしてるだけだが・・・

ホロウさん、遊び方はこれで合ってるの?


「問題ありません・・・たぶん・・・」


あ、コイツ記憶喪失になった影響で細かい遊び方忘れたな?


「はっはー!大漁大漁!!!」

「くそっ、さっさと俺にも『ばったー』をやらせやがれ!」

「何を言っている?まだ『すりーあうと』になっていないぞ?」

「ちっくしょー!お前ら、もっと石持って来い!!!」


負けず嫌いな富嶽が若い衆に命じる

相馬は得意げに金砕棒を素振りしている

・・・・・・まあ、楽しそうで何よりだ

オニ月ダイマエン日 曇り


木綿から緊急招集の知らせがあったので急いで本部へ向かう

到着するとお頭と秋水が真剣な表情で話し合っている


「形跡からして、小型のダイマエンだと思われますが・・・」

「しかしこれだけ接近されたと言うのに、橘花の結界には反応がない」

「つまり鬼は何らかの方法で結界を欺いた可能性があるわけですね・・・」

「ああ、本当にそうだとすれば・・・厄介なことになるな・・・」

「詳しく調べてみる必要がありますね」

「そうだな」


お頭に一体何事かと問う


「急ですまないが、秋水とともに里周辺の調査に向かってくれ」

「申し訳ありませんが至急、準備を願います」


只事ではなさそうなのですぐに武具の準備に取り掛かる

そのあいだ、秋水が事情を説明してくれた


「ダイマエンと呼ばれる鬼をご存知ですね?」


もちろん知っている、二足歩行のデカイ鳥だ

そんでもって岩を飛ばして攻撃してくる


「そうです。里のある一角で、大量の石が転がっているのが発見されました」

「里の住民によると、つい最近までそんな石は存在しなかったそうです」


あ、これはもしかして・・・


「僕はこれを小型のダイマエンの仕業ではないかと考えているのですが・・・」

「不可解なのはその石が結界の内側にあったということ、つまり鬼は何らかの方法で結界を欺き・・・」


うん、どう考えても昨日の『べーすぼーる』で相馬がかっ飛ばしたやつだわ

物凄い言いにくい・・・でも言わなきゃ駄目だよね

仕方なくお頭と秋水に事情を説明すると、鬼の仕業でないことに安堵するとともに何ともいえない微妙な表情になった

一応、事実確認のために相馬たち一同を呼び出しお頭が改めて彼らに事情を聞く

説明を終えて納得したお頭と秋水は調査の取り消しを決定した

まあ余計な仕事が増えなかったのは喜ばしいが、おかげで「紛らわしい真似をするな」とお頭の小言をいただく羽目になった



・・・あれ、なんで私まで説教されてるの?

オニ月朧日 満月


今日も一日平和に終わった

夕餉を終えてふと窓の外を見ると綺麗な満月が見えた

オオマガドキ以来空に厚い雲がかかっていることが多いため、非常に珍しい光景だ

こんな夜は見晴らしのいい場所で月見酒と洒落こむとしよう

秘蔵の酒を取り出し、小高い丘を目指して散歩に出た

目的の場所に到着、月を眺めつつ酒の蓋を開けると良い香りが漂ってくる

ちんちろりん・・・ちんちろりんと、聞こえてくる虫の声に風情を感じながら一口

美味い

二口目を呷ろうとしたところで違和感を覚える

さっきの虫の声、この季節にはまだ早すぎるのではないか?

そう思ったと同時に賑やかな人の声が響く


「この勝負、頂いた!」

「だぁぁーーちっくしょう!!」

「おいおい、この姐ちゃん強すぎんだろ・・・」


凛音、息吹、富嶽の声である

なにやってるの?と、近付いて声をかけると


「見ての通り博打だ、博打!」


フンドシとサラシ姿の息吹と富嶽が答える

さっきのちんちろりんはサイコロを振る音だったようだ

風情が台無しだなあオイ・・・


「お前も混じるか?」


と凛音の姐さんが問う

彼女の後ろには大量のハクと野郎共の衣服が

どうやら凛音の一人勝ちのようである

良かろう、情けない部下どもの仇は私が討とう


「頼むぜ、隊長!俺たちはもう賭けるモンがないんだ・・・」


君たち、明日からの生活どうする気だ?

まあそれは置いといて・・・


「いざ、尋常に・・・」


勝負だ!

私と凛音で一進一退の攻防を繰り広げる

勝負が佳境に差し掛かったところで、なぜか背中に殺気を感じた・・・


「お前たち・・・なにをやっている?」

振り向くと、鬼の形相の桜花さんと、姉の殺気に戸惑う橘花が居た

珍しい月夜を二人で眺めに来たのだろうか?いずれにせよこれはいささか不味い展開だ


「いやあ、これは・・・その~・・・」

「人々の手本足るべきモノノフが博打とは何事だ!恥を知れ!!」

「まあまあ、良いじゃないか。我々は明日も知れぬ身、刹那の運気に身を委ねるのも一興だろう?」

凛音が飄々と桜花を諭そうとする


「そっちのお嬢ちゃんもどうだい?サイコロ、振ってみようじゃないか」

「え、いいんですか?」


おおっと、ここで凛音、橘花を巻き込んだ!妹に甘い桜花さんの反応や如何に!?


「むう・・・サイコロを振るだけだぞ?ハクや物を賭けるのは駄目だ」


安定の桜花さんでした

そして桜花を除いた全員でサイコロを振りはじめる

「わあ!ぞろ目が出ました!」

「まじかよ!?」

「あ、またぞろ目です!!」

「おいおい、すげえな・・・」

「またまた揃いました!!」

「この子、博才あるわね!」

橘花が投げるたびにとんでもない目が出る

神垣の巫女には運が良くなる加護でもあるのだろうか?

「『びぎなーずらっく』ってやつだな。昔、西洋には初心者に加護を授ける神様が居たらしいぜ?」

「そうなんですか?息吹さんは物知りですね!」

「ええい、橘花にデタラメを教えるな!!」

「しかし、ここまで完膚なきまでにやられると博打打ちの立つ瀬がねえや」

「そうだな、我々の完全な負けだ。持って行きなさい」


そう言って凛音は野郎共から巻き上げた物を全て橘花に差し出す


「だ・か・ら物を賭けるのは駄目だと言っているだろう!」

「それが博打打ちの流儀さ。俺たちにはこんなもんしか残ってねえが、我慢してくれ」


息吹と富嶽が橘花に差し出すためにサラシとフンドシと外そうとする


「橘花に汚いものを見せるな!か、帰るぞ橘花!!」

「あ、待ってください!え~っと楽しかったです!またやりましょうね?それでは皆さん、お休みなさい!」


早口にそれだけ言うと、橘花は桜花の背を追いかけ去っていった

ふう、なんとか有耶無耶にできたな


「さて、邪魔者が去ったところで続きと行きましょうか」

「おう、こうなりゃとことん付き合うぜ」

「あと賭けるもんは何があったかな・・・さすがに槍は不味いか?」


懲りないねえ、あんたら

モノ月ノフ日 快晴、ところにより天孤


本日は非番だ

というか今日は任務がない上に鬼の活動もしばらく沈静化しているのでモノノフ全員非番のようなものである

そういえば最近、神木にハクをお供えしてないことを思い出し、神木の方に向かうことにする

神木前の日当たりのいい場所で息吹と出会う


「よう!あんたも一杯どうだい?」


昼間から飲んだくれてやがる・・・そもそも息吹君、酒はやめたんじゃなかったの?


「たまの非番の日くらい見逃してくれよ」

まあ良いだろう・・・よくよく見ればその酒、こないだの博打で私から巻き上げた秘蔵のやつじゃないか!

ええい、私にも寄越せ!まだ一口しか飲んでなかったんだぞ!


「お、乗ってきたねえ!」

「御免!!」

「うおぉ!?」

どこからともなく天吉を抱えた速鳥が降ってきた


「どこから湧いて出やがった!?」

「天吉が神木に登って降りられなくなっていたのでな・・・今しがた救助したところだ」


あらあら、うちの天吉がご迷惑をおかけしました

「構わぬ・・・好きでやっていることだ」

「自分が救わずして、誰が天狐を救うというのか!」


うむ、速鳥は今日も平常運転だ


「はっはっは!天狐愛、相変わらず迸ってるね~・・・あ、お前、それは駄目だ!」


息吹の慌てた様子に何事かと思い見てみると、天吉が酒を舐めていた

速鳥が素早く酒から引き離したものの、どうやら酔っ払ってしまったようでいつもより元気に走り回り始める

大丈夫なんだろうか?

「速鳥、天狐語の特訓の時間じゃぞ」


ちょうど良いところに千歳がやってきた


「師よ・・・天吉が・・・天吉が!!」

「天吉がどうした?」

「キュウ~イ~キュキュ~」

「ふむ、変な味の水を飲んで・・・幸せな気分、と」


千歳が天吉の言葉を通訳してくれる

「おんしら、天狐に酒を飲ませたのか・・・」

「も、申し訳ない、自分がついていながら・・・」

「まあ大事ない、人と同じで時間がたてば元に戻る」


それを聞いて一安心だ


「運動すれば酒も早く抜けるだろう。速鳥、今日の特訓は中止だ、天吉と遊んでやるがよい」

「了解ッ!!」

「さて、おんし・・・」


千歳はこちらにちょいちょいと手招きする

は、何でしょうか、千歳さん?

「何を呆けておる。酒を飲んでおるのだろう?さっさと私にも注がんか」


千歳って酒飲めるの?


「前にも言うたはず・・・私はおんしらよりはるかに年上。酒の味くらい知っておる」


そういうことならガンガン行こうか~!!

おおっとぉ~、頬に朱の差した千歳さん、絵になりますね~


「ふふ、あまり年上をからかうものではないぞ」


むむ、酔っていても鉄面皮は健在か~ちくしょう


「あ、皆さん良い所に!おはぎを作ったので食べませんか?」


木綿がお盆にてんこ盛りになったおはぎを持って現れる

いいねいいね、酒の肴にいただきます!

「俺もいただくとしよう!」


木綿に釣られてどこからともなく相馬も現れる


「甘い匂いがします!」


次いでおはぎに釣られたホロウも参戦


「おう、あんたも一杯やるかい?」

「貴様、昼間から飲んだくれているのか?」

「たまにゃ~い~じゃね~か」


すっかり出来上がった息吹と相馬がじゃれあう

君たちそんなことしてていいのかね?腹ペコホロウがいるんだよ?


「し、しまった!」

「美味です」


あっというまに大量のおはぎがホロウの胃に収まってしまった

残りひとつである


「おい、貴様・・・わかっているな?このおはぎは俺がいただく」

「い~や、これは譲れないね!」


しょうもないことで火花を散らすいい大人たち

その向こうで・・・敢えて無視していたのだが・・・神木がなにやら喚いている

仕方がないので話を聞いてやると、どうやら速鳥と天吉が枝を荒らしたことにご立腹らしい

わかった、わかりました、これでも食らって大人しくなさい

博打で巻き上げたハク、さらに最後のおはぎ、ついでだ酒もいっとけ~


「お、おお~~これは!?」


神木に花が咲き誇る、どうやらお気に召したようだ

ふはは、これはご機嫌な眺めじゃないか!

最後のおはぎを取られて相馬が落ち込んでいる


「俺は・・・いつになったら木綿殿のおはぎを食べられるのだろうか・・・?」

「ま、この里にいればそのうち機会はあるさ」

「ええい、そもそも最初から貴様が遠慮していれば済む話だろう!」

まあそんなことてカッカしない、お前も飲め!

「わあ!綺麗ですね!!」

「ああ、そうだな。それにしてもなぜ急に花が?」

「ご存知ですか?神木はその昔云々」

「おい、今はそんな話より・・・」

花に釣られて橘花、桜花、那木、富嶽も登場!

ささ、駆けつけ一杯


「これ、お酒ですか?」

「橘花はあまり体が強くないんだ、勧めないでくれ」

「では一杯だけいただきますね」

「おぉ!?こいつは美味いじゃねえか!」


桜花、堅いこと言わない

もう飲んでる二人を見習え


「あ、先輩!さっそく花見ですか?」

「私たちも混ぜなさい!ってお酒くさっ!?」


お団子を持った暦と初穂も見参!

二人で団子を作っていたら花が咲くのが見えたのでほいほい釣られたご様子

ツマミにどうだと失敗作の団子を押し付けられたが、この際食えればなんでもいいさ!


「おい、これはなにごとだ!?」

「なんと言う体たらくだ・・・」

「あら、楽しそうじゃない?」


いよいよ宴会の様相を呈してきたこの場にお頭、九葉、凜音も推参!!


「まったく、隊長がなんて様だ・・・」


隊長命令です、飲みなさい


「いや、お頭に隊長命令が通用するかよ・・・ってかだいぶ酔っ払ってるなコイツ」


何を言っているのかね息吹君、わらひはまだまだよてはおらんよ~


「それは酔っ払いの常套句だ。はぁ・・・これ以上しつこく絡まれてもかなわん。一杯だけ付き合おう」


そっちのしかめっ面もだぞ~あ、こっちの姐さんは言わなくても飲みますよね~

ふはははは、た~のしくなってきた~

騒ぎを聞きつけた里の皆さんも混じり始める

それどころかいつもお世話になってるからと酒だのツマミだのを提供してくれる

うむ、ムスヒの君の人徳がこんなところで生きるとは

敢えて言おう、さすが私!


そんなこんなで宴もたけなわ

ぼちぼち酔いも冷めてきて色々粗相をしてしまったことに、私は今になって青ざめ始める

ふとみんなの会話が途切れたところで、橘花がぽつりとつぶやく


「ずっとこんな日が続くといいですね」


みんながしんみりした顔でうんうんと頷く


「続けばいい、ではない」


はい出ました、九葉さんの得意技、いい雰囲気に水を差す


「続かせるのだ、我々がな・・・」


くそう、九葉の癖に良いこと言うじゃないか


「そうだな、珍しくお前と意見があったな」


お頭が同意する


「まあしかし、今日くらいは羽を伸ばしてもいいだろう」

「みんな、明日からはしっかり頼むぞ?」


「無論、私はいつでも全霊で挑む覚悟だ」

「はい、里の守りは任せて下さい!」

「おうよ、鬼退治は俺たちに任せとけっての!」

「私も頑張ります!」

「へっ、言われなくてもまだまだ暴れ足りねえんだ」

「もう、大和ったら誰に向かって言ってるのかしら?」

「美味しい物をいただけるなら、私は協力を惜しみません」

「自分も全力を尽くす所存です!」

「ははっ、三番隊の見せ場はまだまだこれからだ」

「シラヌイに帰るのは、まだ当分先にするわ」

「ふん・・・貴様に言われずともそのつもりだ」

「おんしらには借りがある・・・私も出来る限りのことはしよう」


皆、口々にやる気を述べる

よし、私も明日からもっと頑張ろう

決意も新たに、酔っ払いは微睡みに落ちていった・・・


モノノフ日記 終わり

おわり~

毎度毎度、自分以外に書いてる奴いるの?ってなジャンルのssばっかり書いてます

ってなわけで過去作宣伝

アル「サガラ軍曹」宗介「なんだ、アル?」

ネロ「hey,ダンテ」ダンテ「what's up,ネロ?」

【モンハン】YOU「慰安旅行だ!!」【月下雷鳴】

今作と同じくほのぼのだらだらな感じです

ではテキトーなところでhtml化依頼出してきまーす

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