モバP「クラリスゥ!結婚しろオォ!!」ダキッ (129)


クラリス「ぷ、プロデューサー様!?一体何を…」オロオロ

P「Marry me!!」

クラリス「そのように言われましても…」オロオロ

P「つまり、俺の言いたいことはだな…」

クラリス「は、はい…」

P「結婚してくれ!!!って事だ」

クラリス「それは承知しているのですが…」オロオロ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429223536

ちひろ「Hey そこのドンキードッグ(駄犬)。ついに神の徒にまでセクハラの魔手を伸ばしやがったか」

P「黙れよハイエナ。守銭奴に神を説かれるいわれは無いぜ、俺は出会ったあの時から心をクラリスに奪われてただけだ」ナデナデ

クラリス「プロデューサー様、私、あの、この歳で頭は…ぁぅ」

ちひろ「言うじゃないですか。とっととその手を離しやがってください、孕ませる気ですか」

P「おいおいチッヒー、触れただけで妊娠するわけないだろう?もしかしなくてもジャンキー?お得意のドリンクの売れ行きは好調かい?」

ちひろ「いーい度胸だ」ガタッ

P「やるつもりか?」ニヤリ

クラリス「お二人共…喧嘩はダメです!」





P・ちひろ「「ヘーイ!」」パァンッ

クラリス「…?」

P「あぁ、別に喧嘩とか仲が悪いとかじゃないぞ。お互いに漫画とか映画とかに影響されてたのが露見しただけだから」

ちひろ「言葉遣いはちょっとアレですけど…結構嫌いじゃないんです」

クラリス「そういうお話でしたか…」ホッ

P「心配してくれたのか?」ナデナデ

クラリス「あ、あの、やはり恥ずかしいのですが…」カァ

P「そうだ、肝心の話題を忘れるところだった。結婚してくれ。いや、しよう?」

ちひろ「懲りませんねぇドギー」

P「はっはっは、諦めるつもりは毛頭ありませんよー。…もう感情を押し留めることが出来ないんだよォ!!」ダキッ

クラリス「ひゃあ」

ちひろ「嫌なら嫌と言ってくださいねクラリスさん。速攻でそこな変態プロデューサーをヤク中にして放り捨ててきてあげますから」ニッコリ

クラリス「いえ……その」

P「答えを……聞かせてくれ」キリッ

クラリス「き、急に真剣にならないでください…卑怯ですわ」カァァ

P「…………」

クラリス「か……考えさせてくださいまし!」ダッ

P「あ」

ちひろ「逃げちゃいましたね」

いいだろう

P「ちひろさんのせいですからね!ぷんすか!」

ちひろ「気持ち悪いです」

P「ひどい……ん?」

ちひろ「どうしたんですか?」

P「……」ザワザワ

ちひろ「……?」

P「……何だか、嫌な予感が。ちょっと出かけてきます」

ちひろ「プロデューサーさん?どちらに……行っちゃった」




クラリス(…はぁ、どうしたらよいのでしょう)

クラリス「プロデューサー様…」

このスレで前々から気になってたけど
打ち消しの意味の場合、「無い」ではなく「ない」


クラリス(いけませんよクラリス。あなたはシスター、その意味が分かっているのですか?)

クラリス「……それでも、私はプロデューサー様と…」グッ


「まてー」


クラリス(あら…今時珍しい元気な)


キキィィッ!!!

「え…?」

クラリス「……ッ!」


クラリス


ガンッ!!




.


クラリス(いけませんよクラリス。あなたはシスター、その意味が分かっているのですか?)

クラリス「……それでも、私はプロデューサー様と…」グッ


「まてー」


クラリス(あら…今時珍しい元気な)


キキィィッ!!!

「え…?」

クラリス「……ッ!」





ガンッ!!




.

P「つまり何が言いたいかって、…この企画は明らかに無理があるだろ!」

ちひろ「あァン?パピー(子犬)は黙っててくださいよ!事務の仕事に口出ししてんじゃねー!!」

P「テメェ人の話聞いてんのかジャンキー!アイドル達がいる前ではやめとけ!」

ちひろ「既にクラリスさんに聞かれてんだろうがよォ!!」

P「あんたが振るからノっちゃったんだろ!!」

杏(こわ…)



pipipipipipi

P「ったく…はい、346プロですが」キリッ

ちひろ「白熱しちゃいましたね……仕事しないと」

P「はい、クラリスは確かにうちの……」

ちひろ「ハート触らせてあーげーるー♪」




P「……」ガタッ



ちひろ「…どうしたんですかプロデューサーさん?」

P「す、すみません、ちょっと、ちょっと出かけてきます」

ちひろ「えぇっ!?」

P「後で連絡いれますから!!!」ダッ

ちひろ「……えー」

>>16
いや、何回も何回もあるから変換ミスじゃなく、それが正しいと誤認してるのだろう
最近は間違って覚えてる人が4割近くいそう

あとこまけぇこたぁって言い分嫌い

P「クラリスゥゥ!!!」

ガラッ


クラリス「……プロデューサー様、ですか?」

P「…………よかった…」

クラリス「…おはようございます」

P「昨日の帰りに、事故にあったって?意識不明って聞いたが……いつ、目が覚めたんだ?」

クラリス「今朝の事です。ふふ、無理をしてしまいました」

P「お前な…」

クラリス「来ていただいたのにすみませんプロデューサー様。今日は、帰っていただけませんか?」

P「なんですって」

クラリス「少し…一人になりたいのです」

P「……分かったよ」



P「……まぁ、無事でよかったかな」スタスタ

「…312号室のクラリスさんのお知り合いの方ですか?」

P「え?はぁ、まぁ」

「……すみません、何でも…」スタスタ

P「…何だあの看護師」




ちひろ「クラリスさんが入院!?先に言ってください!!」

P「悪かったですってば。明日にでもみんなで見舞いに行きましょうよ」




クラリス「静かですね……もう、夜なのでしょうか」


クラリス「…………」


クラリス「…………っ」


クラリス「……う、ぅぅ……っ」グスッ



ガラッ

P「クラリスー、早速見舞いにきましたよー」

クラリス「プロデューサー様…」

P「どうした、目元が腫れてないか?」

クラリス「ね、眠れなくて…?」

P「疑問系かい」

ちひろ「あの、私達もいるんですけど」

まゆ「他の皆さんは都合が合わなくて、まゆしか来れませんでしたぁ。お見舞いのお菓子、置いておきますね」

クラリス「ちひろさんに、まゆさん…わざわざありがとうございます」ニコ

まゆ「……お菓子はこっちですよぉ?」

クラリス「あ、すみません…寝ぼけているみたいで……」

まゆ「………………」

クラリス「今、何時ですか?」

P「そうか、ここ時計がないんだな。えーっと…げげ、もう8時か……しまった、もう少し早めに来るべきだった」

ちひろ「プロデューサーさんが明日行こうって言ったくせにクラリスさんの事を心配してソワソワソワソワ……仕事明けに寄ってみたんです」

クラリス「まぁ…ありがとうございます」

P「ま、まぁなー」

まゆ「……」ジーッ

P「…まゆ?」

まゆ「いえ、何でもないですよぉ。ちひろさん、私たちは先に帰りましょうか」

ちひろ「え?」

P「ん?」

まゆ「プロデューサーさんはタクシーで帰ってくださいねぇ」

ちひろ「え、ちょっとまゆちゃ」

ガラッ

バタン

P「…えー。俺財布事務所に忘れたんだけど」

クラリス「そ、それは…どうしましょうか。私、今財布が手元に無くて…」

P「いや、借りるつもりは…………ん?」

クラリス「?」

P「……クラリス、さん?」

クラリス「はい…?」



P「枕元にあるのって、財布だよな?」


クラリス「え、あ、そ、そうでした、すっかり忘れてて…」

P「クラリス」

クラリス「は、はい!」

P「…まゆの持ってきたお菓子、取ってもらえないか」

クラリス「え……す、すみません。今気分がすぐれなくて…あまり体を動かしたくはないのです」

P「…………」

クラリス「すみません…」

P「すごく変な事を聞いてもいいかな」

クラリス「な、なんでしょうか」



P「今日、俺が着てきたシャツ。何色?」



クラリス「……な、何を言って…」


P「いいから」

クラリス「…白」

P「……水色なんだけど」

クラリス「で、電気の加減で…本当ですね、水色ですね?」

P「じゃあネクタイは?」

クラリス「も、もう。何を言ってるんですかプロデューサー様、夜も遅いのでそろそろ」

P「この質問だけでいいから。終わったら帰る」

クラリス「う…うう……」

P「……」


クラリス「赤、ですよね?」

P「見間違えようがないよな。これは黄色だ。センス悪いとか言うなよ?」

クラリス「…………」


P「なぁクラリス、お前…まさか」

クラリス「……」





ちひろ「え?クラリスさんの目が……!?」

まゆ「はい、確信を持って言えますねぇ」

ちひろ「ど、どういう事?」

まゆ「クラリスさんは今、耳を頼りにしていますね。さっき、ちひろさんとまゆが何も言わなければプロデューサーさんとだけ話しをしていたと思いますよぉ。…気配で人がいる事が分かっても、誰かまでは分からなかったと思います」

ちひろ「そんな…」

まゆ「まゆの渡したお菓子を受け取り損ねたのも……はぁ。プロデューサーさんも、大変になりますねぇ」



飯落ちにつき

言い訳がましくて申し訳ないんですが
なにぶん書き貯めなんてしないでポンポン投下するもんで、打ちミスに気付かない事が多々です。指摘ありがとござます。予測変換先輩にもよく言い聞かせます

無い→ない

気ィつけます

P「…気付かなかった」

クラリス「……騙そうとしたわけではないのです」

P「……」

クラリス「ただ、どうしようもなくて…」

P「クラリス…」

クラリス「信じられますか?私、プロデューサー様が……見えないのです。あんなに愛おしかった、貴方のお顔を………もう、見る事が、できないのです」ポロポロ

P「…治るんだよな?」

クラリス「……」フルフル

P「…………」

クラリス「…兵庫の教会に、一度帰ろうと思います」

P「…そうか」

クラリス「……アイドル活動もできませんから」

P「そんな事は!…そんな事は…っ」

クラリス「いいのです…もう、いいのです」グスッ

P「……」

クラリス「これも、天の思し召し…シスターの私が、プロデューサー様に惹かれていた事にお怒りになったのでしょう」

P「認めない!そんなの認めない!!」ギュッ

クラリス「プロデューサー様…」

P「俺は、お前を不幸にする神なんてもんを認めない!そんな身勝手が許される存在なんてクソ食らえだ!!」


ザーーッ!

ピシャーン!!


クラリス「!」ビクッ

P「……」

クラリス「……いけません。プロデューサー様は、私に関わると罰が降ってしまうかもしれません」

P「知るか。当てるなら当ててみろっての」

クラリス「…そんなの、私が嫌なのです!」

P「…」

クラリス「プロデューサー様には、不幸になって欲しくない……分かってください」ギュッ

P「……俺は」

クラリス「……明日にでも、発ちます。連絡は入れていませんが、なんとかなるでしょう」

P「…俺が、俺がなんとか」

クラリス「……」フルフル

P「……っ」

クラリス「今まで私の手を取ってくださって、ありがとうございました…」ニコ


P「勝手に、勝手にしろ……っ!」


ガラッ


クラリス「……さようなら、愛しいお人」







ちひろ「プロデューサーさん、手…止まってますよ」

P「あ……すみません」

ちひろ「……」

P「……」ボーッ

ちひろ「……」

P「……」

ちひろ「おいチェリー野郎、仕事ヤル気がないなら帰ってくれてもいいんですよ?」

P「……すみません」

ちひろ「……」イラッ

ちひろ「クラリスさんの見送りには、プロデューサーさんだけ来なかったですね?」

P「……行きたくても、行けなかったんです」

ちひろ「は?」

P「…クラリスに関わろうとすると、必ず何かが俺の邪魔をするんですよ」

ちひろ「……呆れましたよ、プロデューサーさん」

P「……すみません」



まゆ「……」


.







クラリス「……この土の感触…懐かしいですね」


クラリス「えっと、扉はこの辺りかしら」


クラリス「ただいま戻りました……え?はい?」


クラリス「あの…どちら様でございますか?」


クラリス「あ…っ……!?」



P「……電話くらいなら…くそ、また圏外か」

まゆ「プロデューサーさん、クラリスさんはもう地元に帰ってしまったんですよぉ?まゆ達の事も見てください」

P「え、いや、はは…」

まゆ「……まゆが、慰めてあげましょうか…?」ピトッ

P「おいおい、冗談はよしてくれよ…」ハハ

まゆ「冗談なんかじゃないです…まゆなら、プロデューサーさんの心を癒してあげるのに…?」

P「はは、心配してくれてるんだよな?ありがとうな…でももう」


まゆ「……プロデューサーさんは、クラリスさんを愛してるんですね?」


P「……お、おう。まぁな」


まゆ「まゆじゃ、代わりになれませんか…?」

P「……」

まゆ「…まゆなら愛せますよ?」

P「……ごめんな」

まゆ「…そうですかぁ」ハァ

P「…まゆにも、いつの日か運命の人が」

まゆ「………プロデューサーさん?」

P「ん?」

まゆ「……」グイッ


チュッ


P「な……、何を…!?」

まゆ「……」

P「…ま、まゆ……」

pipipipipipipipipipipipipipipi!!!!!

P「……」チラッ

まゆ「……」

P「……はい、346プロ」


『…………』

P「…………何故、私のところに?」

『…………』

P「……そう、ですか。警察には?」

『……………』

P「…………………分かりました」

最近ペース落ちてきたでごぜーます
最後まで書けなかったけど今日のところは風邪ひいたんで寝るですよ
おやすみしやがってくだせー

     /"´⌒`ヽ、
     >,, イ,ヶ:::::::;\
    (wwwwww,,,::::::::;;;;;:::ヽ、
      ゞ μ ノ ;;;;;::::;;::::ヽ、
      };ww〆;;;;:::::;;;;;;;:::::::ヽ、Mw,
       ~~{ミ彡;;;; /;;;;:γ⌒;;. .ゞ Mww,
        }ミ彡;:/::;;檎;;:::::...;;:::: :ヽ、7

        ノ#!##(::;;璽;;≠;;;;;;:::::: : } メwゝ∧_
       {##!##,;;::;螺檎}};;;;;::: :  ;メ::}~~~>  (´
ャ‐(,j{゙j、,、 {##!##※;護爾{{;;;;:::: ". . .メ;;;}/~  (´

 やλ^/  {##!!##;;:痔羅碁..... "" ; メ;;;::] {M∧/^´    
  ~ヽ^´;,、 ヘ###等醐璽裸;;;;;,,,;.. . ;};;;: ::::}>こし、∧//
   ヘ ;;::: ̄,/^へ、._, -;;;´ ̄;;;:::: ; メ,,,,,;::;;;:{~~~~.> そ

    \;;;;;;;レ〈/メ、_;;;;::::;;;;;:::; ノ ,,:::::,,,;;;;;;;}/~  ,へ〈
        /::;;;;;:::;::檎璽羅冫"" ;;;;;;;;:::: 〈WV⌒     頼む、どうか>>15>>22 を許してやってくれ彼らはゴジラなんだ
        {::;;;;;;::/檎璽羅護; ;;;;;;::,,,,,,,:::: : 〈し、_
         {護璽 /;;;::::::;;;;;;;;´;;;;;⌒;;::`:ヽ}>そ
         〉螺:::;/: ;;;;;:::..::::;;;::::.....:;;;;;::::: }W´
        /{醐璽{:  \;;;;;;:::;; ; ; ;; : :::: ::::::;;;:}:}、
        { ;;:{爾等{:  ;;;:;;;: ::; ;;;;;;; ::::::: ::::::;;;;ノ}:: {、                             {檎}
       { ;;;;:ヘ檎璽{:  ,,::;;;;;;;;; ;;;;; ,,;;; ::::::: :;;;;::ノ }::; }、                             {檎}
       } ;;;;:::::護璽;{ ,,;;;;;; ::::::::;;;;;; ;;;;; ::::: :::;;;;;;; :乃護;;},、                           {檎}
       ゞ::;;;;;:::::螺護},,,,;;; ;;;檎:::::;;;;; ;; :檎璽;;;;;;;;ノ檎璽螺},、                        {檎檎}
        \檎檎璽螺璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎},、                   {檎璽螺}
          ゞ檎璽檎璽螺璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺}、            ,{檎璽螺璽}
          ヾ!檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎螺}檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎}´
           ゞ檎璽螺檎璽螺檎゙゙゛^~~~`檎璽螺檎璽螺檎璽螺檎璽璽檎璽螺檎璽螺檎璽璽}´
         〆シャ檎璽螺檎璽螺::;}´      `檎璽螺檎璽螺檎璽螺螺檎璽螺檎璽螺}´
          ̄ ̄  ゛/檎璽螺,}´          ''''''''''''''""""""""
              (,)ノ(,))ノ(,);;ノ


まゆ「ダメですよぉ」

P「まだ何も言ってないじゃないかー」ハハ

まゆ「クラリスさんの事は忘れましょう?まゆが、まゆが居るじゃないですか。ね?」

P「クラリスのピンチだ。この俺が行かないわけにはいかんだろ?」

まゆ「お別れを…したんでしょう?他人じゃないですか」

P「分かってるんだけどさ…、いつもブルっちまってる俺の身体が珍しく覚悟キめちまってるんだ」スッ

まゆ「あ……」

P「…クラリスのところに行く」


ちひろ「一人で行く気ですか?足臭いじゃないですか、プロデューサーさん」

P「此の期に及んで喧嘩売ってんですか」

ちひろ「冗談ですよ。味方は多いほうがいいでしょう?」

P「いやいや、危ないですから。普通に事件ですから」

ちひろ「むっふっふ、テレビやマンガを見てるだけじゃタまってくるものがありますからね。そうだ、早苗さんも誘っちゃいましょうか」

P「おいおい待て待て。そんなピクニック感覚で行くところじゃないですよ!」

ちひろ「うーん、”あの人”は腰いた痛めてたっけ…?最近一緒に飲んでないから分からないなぁ」

P「おい!」

ちひろ「いきがんないでくださいよ。膝笑ってるくせに、覚悟決めたとか」プークスクス

P「武者震いだお!」

ちひろ「こっちだって貴方に死なれると困るんです、事務的な意味で」

P「だからって…危ないんですから」

ちひろ「プロデューサーさん、私達をただの女の子だと思わないでください。これでも結構やり手なんですから」エッヘン

P「どこの業界のだよ」

ちひろ「ちなみにコードネームは《ドリンク》です」キリッ

P「だからどこの業界のだよ!」




クラリス「……私のような一介のシスターなどを捕まえても何の得もありません、神様も赦してくださいます、解放してはくださいませんか?」


クラリス「え……教会…、なるほど…貴方達は地上げ屋さんですね?ならば尚更、盲目の私なんて利用価値の欠片もありませんよ…?」


クラリス「あうっ!」


クラリス「…私には祈ることしか、できませんから」


クラリス(P様…)





ちひろ「すいませーん」

「あん?」

ちひろ「こんにちはぁ」ドスッ

「何だお前ぇるぅぁ」ドサッ

ちひろ「みなさん、今の内ですよー」

P「……何を注射したんですか今」

ちひろ「細かいことは(ry。この埠頭のどこかにクラリスさんがいるはずです!いやぁ、なんだかゾクゾクして来やがりましたねぇ」

P「楽しんでませんか」

ちひろ「不謹慎かもしれませんけど愉しみです」

P「字面が…」

ちひろ「さぁ、この男をその辺に隠して行きましょうか」

P「死んでないでしょうね……うわ、泡吹いてる」

早苗「お姉さんもなんだかドキドキしてきちゃった。婦警さん時代とは違って、SATだかCIAだかみたい」ドキドキ

P「ここまで来たら本当に気をつけてくださいよ…」

「おい!お前ら何して」

ちひろ「そいっ!!」ヒュッ

「あぐぁ!」ブスッ

P「……」

「虹じじ色の恐竜が見えるるるるる新発見だだ」バタッ

P「」

ちひろ「なるほど…Bの薬は使えませんね」ポイッ

P「ちょっと」

「うわ、侵入者だ!」

「何だと?サツか!?」

「うろたえるな小僧ども!!」ガカァッ!

P「ヤバい!見つかった!!」

ちひろ「揃いも揃ってモルモットがわらわらと……私が時間を稼ぎましょう。先に行ってください」ククク

P「悪い顔…」

ちひろ「あぁ、時間を稼ぐのはいいんですが……別に、アレ等は倒してしまっても構わないですよね?」

早苗「…ええ、遠慮はいらないわ。ガツンと痛い目にあわせてやって、ちひろちゃん」

ちひろ「そうですか。ならば、期待に応えるとしましょう」

P「死なせちゃダメですよ!分かってますよね!?」

ちひろ「わーってますって、ちゃっちゃと愛しのシスターを救出に行っちゃってください」シッシッ


「おい!待て!!」

ちひろ「貴方達の相手はこの私ですよ」

「…女1人で何ができる!やっちまえ!!」

ちひろ「チンピラだかヤクザだか知りませんけど舐めてもらっちゃ困りますね。……いいでしょう、試したいお薬は山ほどあるんです」ニッコリ





P「大丈夫かな…」

P(いろんな意味で)

早苗「ほら、行くわよプロデューサー君!」

P「あ、ハイ」

早苗「てりゃ!」バキッ

「うがっ!?」

早苗「ほいさ!」ボコッ

「あひぃ!?」

早苗「ふん、所詮は現実なんてこんなもんか…」ハァ

P「ははは…頼もしいです」

早苗「…分かれ道か……プロデューサー君はこっち。あたしはこっちね!」

P「え」

早苗「待ってろよ強敵ーっ!」ドドドドドド




P「……行ってしまった」


P(これ俺必要だったんだろうか……”あんな事”言っときながら何もしてなくて恥ずかしい)

「ん?誰だ?」

P(……ぃっ!?)ドキィッ

「おい、誰だ!侵入者か?」

P(ヤバイヤバイヤバイ……)

P「あ、あははー、悪いな。いやー悪い悪い」スタスタ

「え?……誰が?何が?」

P「いやー、悪いな。本当に…………ッ!」バキィッ

「うぎゃっ!」

P(危なかった…)

「ん?誰モゴッ!?」


P「ん?……今誰か居た?」

P(……気のせいか)





(な、なんだこいつ!?……リボン…!?苦し…)

まゆ「動いちゃだめですよぉ…?」





.


P「どこだ……どこにいる…!」





P「クラリスゥ!!」バァンッ

クラリス「……プロデューサー、様、ですか…?」

P「あっさり見つかっ…………無事か!?」

クラリス「…プロデューサー様……そちらですか…!?」

P「あぁ、ここだ!」ギュッ

クラリス「あぁ…プロデューサー様…!」ギュッ

P「無事か?無事だな!?よかっ」

クラリス「……っ」




チュッ



P「んむぐ……!?」

クラリス「……来てくださったのですね…こんな私の為に…」ポロポロ

P「クラリス…」



「やっぱりいやがったか!」

P「!」

クラリス「!」

「舐めた真似しやがって…どこのモンだお前らァ!」チャッ

P(拳銃!)

「その女1人で済む話だったのに引っかき回しやがって……[ピーーー]!」

クラリス「プロデューサー様!」

P「っ!」



メキゴキポキャッ



「やっぱりいやがったか!」

P「!」

クラリス「!」

「舐めた真似しやがって…どこのモンだお前らァ!」チャッ

P(拳銃!)

「その女1人で済む話だったのに引っかき回しやがって……死ね!」

クラリス「プロデューサー様!」

P「っ!」



メキゴキポキャッ

「アッ─────────────!」


P「……?」

「」ドサッ

『間に合ったようですね』

P「ボイスチェンジャー…?君は一体…」

『正体を隠す為に失礼します。小鳥じょ……《りとるばぁど》の依頼により、馳せ参じました』クスッ






P「なるほど、ちひろさんの言ってた助っ人ですか」

ちひろ「はい。本人はやはり腰を痛めていたので代理を寄越してくれたのでしょう」

P「わざわざ、ありがとうございます」

「依頼ですから」

ちひろ「こちらからも報酬をお支払いします。今、手持ちが無いのですが…」

「らぁめんで、結構です」

ちひろ「へ?」

「らぁめんです」




クラリス「なにやら…私なんかの為に沢山の人が動いてくださったようですね」

P「そうだな…」

クラリス「P様……ありがとうございます」

P「俺は何も…」

ちひろ「そういえばあんな啖呵を切った割に、殆ど何もしてないんじゃないですか?」

P「ゔっ」

クラリス「啖呵を…?」

ちひろ「こっちに来る時、急に空港が豪雨と突風、雷に襲われて飛行機が飛べなくなったんです。そしたら何を思ったかプロデューサーさん、外に出て『幸せにもしてやれない神ごときが俺の邪魔すんじゃねー!!』とか、頭が狂ったような事を叫びだしたんですよ」

クラリス「まぁ…!」

P「ここにまた黒歴史が生まれた瞬間でした」

ちひろ「すると何故か雨も止んで雲も晴れて無事に離陸できました。何を言ってるのか分からねーでしょうが私も何言ってるかわかりません」

早苗「魔法使いの才能あるかも。もしくは神様に嫌われたかどっちかね」

P「どっちでもいいさ。クラリスとまた会えたんだから」

クラリス「プロデューサー様…!」

P「ん?」

クラリス「本当に愛しいお人…私の見えない眼でも、プロデューサー様だけは映るようですわ」

P「そ、そうか…?なんだか照れるな」

クラリス「……プロデューサー様」ピトッ

P「おぉ…」



まゆ「近くないですかぁ?」ジーッ


P「ま、まゆ!?」

クラリス「まゆさん…」

まゆ「まゆも頑張ったんですよぉ、撫でてください」

P「そうだったのか、ありがとうな」ナデナデ

まゆ「♪」

クラリス「プロデューサー様!私、心細くて死んでしまいそうでした。……抱き締めてください」ギュッ

まゆ「」

P「はぁ!?」

まゆ「…クラリスさぁん?シスターですよねぇ?」

クラリス「天の思し召しです。それに…」チラッ

P「う…?」

クラリス「もう、私の唇は捧げましたから…」ポッ

P「お、おい」

まゆ「」

ちひろ「おーおー、手の早い事ですねぇ」

クラリス「うふふ」

まゆ「……奇遇ですねぇ」クスッ

クラリス「?」

まゆ「まゆも、一昨日……プロデューサーさんに捧げたばかりなんですよぉ」ニッコリ

P「お、おいぃぃ!!」


クラリス「……プロデューサー様…?」ゴゴゴゴゴ


P「誤解だ、誤解じゃないけど誤解だ!」

「奇遇です。私も…」

ちひろ「…一応、リトルバードに報告しておきます」

「め、面妖な…」



クラリス「天が赦しても。この私は赦しません」

P「なんだってぇぇぇ!!?」

クラリス「私はシスターを捨てる覚悟でしたが…プロデューサー様の気持ちなんてそんなものだったのですね……」シクシク

P「そんなことない!そんなことないぞ!!?」

クラリス「…言葉で言ってください、神様と私と皆さんの前で誓ってください。じゃないと、嫌いになります」プイッ

P「わかった、わかったから嫌いにならないでくれ!」

クラリス「……」




P「…結婚してくれ。神様なんかといるより幸せにしてみせる」

クラリス「私の全てを…貴方に託します。共に、歩んでまいりましょう」ニコ






.


まゆ「まゆは、諦めたわけではないですよぉ」

クラリス「ふふ…全力でいらしてください」

ちひろ「正妻の余裕ですね」

早苗「見せつけてくれちゃってー」


クラリス「ところで」

P「ところで?」

クラリス「ふぅ……お腹すいてしまいました」

「らぁめんを食べにまいりましょう!」

P「ラーメンか……たまにはいいかな」

クラリス「プロデューサー様…手を、引いていただけませんか?」スッ

P「まかせろ」ガシッ


終焉

熱がさがらないので休憩を入れてから投下します



何も考えないで書き込む事は『絶望』と思うだろうが 逆だッ!

展開がどうなるのか、最初は自分でもわからないから幸福なんだッ!その可能性はまさに安価スレ!

そう、この>>1はネタなんざ考えちゃあいないッッ!
即ち、スレタイは唐突な思いつきッッ!!展開もストーリーもスレを立てると同時に閃くッッ

だから最初のレス以降は時間が空くんだ!だがそれを受け入れた上で最後まで書いてみせるという『覚悟』と『意地』があるッッ!

その『覚悟』が!この速さを実現させたッッッッ!!


何が言いたいかって、お疲れ様でしたってこと。

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