【安価・コンマ】戦闘破壊学園ダンゲロス 参【R-18】 (276)

異能力者「魔人」が多く集う学園。

「私立希望崎学園」。別名「戦闘破壊学園ダンゲロス」。

では今日も今日とて抗争が起き、魔人が死ぬ!

手出し無用。口出し不要。
ここから先は我らが持ち場、邪魔をするならお前も殺す。
気をつけろ!

この先、DANGEROUS! 命の保証なし――

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429222253

【ルール】
仲間グループと敵グループ(基本的に番長グループと生徒会)に分かれて、勝利条件を達成するように戦います。

【ゲームの進行】
あなたのターン

仲間グループ(安価で選ばれた誰か一人または一組)のターン

敵グループ(コンマで選ばれた誰か一人または一組)のターン

転校生のターン(コンマで選ばれた誰か一人または一組) ※転校生が存在しない場合はスキップ

【攻撃判定(コンマ判定)】
基本成功率を50%として、精神力の差によって成功率が変動します。

【逃走】
攻撃判定成功時、体力・精神力をそれぞれ1消費することで戦闘を強制終了させます。

【基本ダメージ判定:コンマ下一桁】
0(10として扱う):クリティカル(5)
987:3
654:2
321:1

【死亡について】
体力・精神力が0になった時、そのキャラクターは死亡します。

【転校生について】
コンマ判定時、00が出た場合、第三勢力「転校生」が最大三体まで襲来します。
彼らは圧倒的な精神力と無限の防御力を持ち、物理的攻撃・物理的能力(殴る・銃で撃つ・ビームを発射する・爆破するetc)で死亡させることはおろかダメージさえ与えられません。
逆に言えば彼らの強みはそれだけです。特殊な攻撃・能力で死亡させることができます。(餓死・溺死・凍死・窒息死・衰弱死・カウンターetc)
転校生襲来に備えて、対転校生魔人を配置するのも良いでしょう(来るとは限らないが)。

【攻撃判定(詳細)】

※基準(コンマ0=10)敵と精神力が同値 5:5
6~0:あなた側勝利
1~5:敵側勝利

※精神力が【あなた>敵】且つ、その差が1~4 6:4
5~0:あなた側勝利
4~1:敵側勝利

※精神力が【あなた>敵】且つ、その差が5以上 7:3
4~0:あなた側勝利
3~1:敵側勝利

※精神力が【敵>あなた】且つ、その差が1~4 4:6
7~0:あなた側勝利
6~1:敵側勝利

※精神力が【敵>あなた】且つ、その差が5以上 3:7
8~0:あなた側勝利
7~1:敵側勝利

※キャラ安価テンプレ
【名前】 ※読み仮名があると助かります
【性別】
【学年】
【性格】
【見た目・所持品(武器含む)】 ※武器になりそうな技術もこの場所に書いてください(演算能力 性技 料理 など)
【能力名】
【能力説明】
【その他】 ※学園の立ち位置や役職なども、思い付くのであればこの場所に書いてください(番長・生徒会長などの特殊な役職以外)

※フライング投稿は自重してください。採用しない場合もあります。

※版権キャラそのまんまや、よっぽど不謹慎な物でない限り採用します

※どんな能力でも構いません。調整します

※学生以外のキャラを登場させたい場合は【学年】を【年齢】に直して投稿してください

【リーダー(番長・生徒会長など)】
彼らが死亡することは戦場の士気を大きく下げることに繋がります。
(死亡した場合、全てのコンマ判定に-2)
彼らの命を守ることが勝利に繋がるでしょう。

※エロ歓迎。どんな性癖にも対応したい(レズ・ホモ・百合・BLどんとこい)

※グロ歓迎。人死にがこのスレの半分。

※命をかけた戦いです。投稿されたキャラが惨殺、レイプされる可能性があります。お許しください

※投稿されたキャラが運悪く全く活躍できず死亡するかもしれません。お許しください

※過去スレです

【壱】【安価・コンマ】戦闘破壊学園ダンゲロス【R-18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1422452821/)
【弐(前スレ)】【安価・コンマ】戦闘破壊学園ダンゲロス 参【R-18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429222253/)

※前スレのあらすじ

1章【不正単位流出事件】七代目あなた(番長G):敗北(死亡)
不正単位流出が発覚した希望崎学園。生徒会長サテラカイザーを始めとする生徒会は、単位を金で買ったとされる番長グループの殲滅作戦を開始した。
番長グループが勝利するかと思われた矢先、“転校生”3人が襲来。両陣営全滅で戦いは幕を閉じた。
この事件の後、新・生徒会の独裁体制は見直されることに。

2章【“あの日”の先は“草臥れ儲け”】八代目あなた(番長G):引き分け(生存)
生徒会と共に転校生を撃退した番長グループ。その手柄を生徒会だけのものにしようとした「希望君子」生徒会長に彼らの怒りが爆発。関係は悪化、抗争へ発展する。
実はこの戦い魔人嫌いの現校長「偏堂見一」によって仕組まれたものだった。
校長に従う裏切り者2人の存在に気付くことで戦いは終結する。

3章【魔人小隊突入】八代目あなた(番長・生徒会連合軍):現スレに続く
番長グループと生徒会の共倒れさせる計画が失敗した偏堂校長は、遂に親の力を使い“魔人小隊”を突入させる。
“学園自治法”が崩された今、2つの陣営が手を組み戦う!

※訂正

【壱】【安価・コンマ】戦闘破壊学園ダンゲロス【R-18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422452821/)

※前スレ>>1000「次ハルマゲドン、あなたが転校生枠で参戦」について



















※了解しました。コンマ00が出るまで1vs10(予定)と厳しい戦いとなるかもしれませんが、頑張りましょう

※次回、転校生あなた決定です

※縛りアリの戦いは勃発理由を安価する時に、提案してくれれば採用しますよ

【番長・生徒会連合軍名簿①】

【名前】あなた ♂ 三年
【詳細】>>485
【体力】9/10
【精神力】1/9
【能力】悪因悪果
【効果】
①この能力はこの魔人にダメージが与えられた時、発動する。精神力2消費。
ダメージを与えた者に、この魔人が与えられたダメージ分ダメージを与える。
②この能力はこの魔人が死亡した時、発動する。
この魔人を死亡させた対象を死亡させる。

【番長】万津子 ピーター(まつこ -) ♀? 三年?
【詳細】>>489
【体力】3/3
【精神力】5/5
【能力】ノミナサイ
【効果】
①自攻撃判定成功時、精神力2消費。対象精神力を0にする。
②この魔人に与えられるダメージは、ダメージ表の半分とする(小数点以下切り捨て)

【名前】竜胆 竜也(リンドウ タツヤ) ♂ 三年
【詳細】>>490
【体力】2/2
【精神力】3/4
【能力】竜殺龍(ドラゴンキラードラゴン)
【効果】
①攻撃判定成功時、この能力を発動する。精神力1消費。
固定ダメージ1追加。
②この魔人が死亡した時、この能力を発動する。
この魔人を死亡させた者を「竜」に変化させる。

※竜 の詳細
【名前】竜
【体力】10/10
【精神力】変化前のものに依存する
【能力】なし
【効果】「竜」変化前の魔人の精神力が5以下の時、【所属先:なし】とする。

【名前】夜裏 沈(やり しずみ) ♀ 一年
【詳細】>>491
【体力】5/6
【精神力】4/4
【能力】ウィナーキャット
【効果】体力1消費(戦闘時の場合、攻撃判定成功後体力1消費)。
対象一人の能力をコピー。
一度だけ消費無しで発動できる(ストックできる能力は1個のみ)。
永続効果のある能力をコピーした場合、この魔人が死亡するまで発動していることとする。

【番長・生徒会連合軍名簿②】

【名前】尾白 ショウタ(オジロ -) ♂ 一年
【詳細】>>522
【体力】1/9
【精神力】6/6
【能力】貴方のお腹、満たします
【効果】自攻撃判定成功時、この能力を発動する。
精神力2消費。対象一人を【戦線離脱】させる。

【戦線離脱】戦闘続行不可能な状態。原則、今回の戦場からは永久的に離脱する(生存確定)。

【名前】一 二三(にのまえ ふみ) ♀ 二年
【詳細】>>523
【体力】6/6
【精神力】1/1
【能力】エリアキーパー
【効果】
戦闘開始時に発動する。体力2消費。
戦闘中、この魔人また仲間に対する全ての被ダメージ結果を2減らす。

【名前】夢路 恋歌(ゆめじ れんか) ♀ 三年
【詳細】>>711
【体力】3/3
【精神力】3/3
【能力】妖精の悪戯
【効果】
①戦闘開始時に発動する。精神力1消費。敵のコンマ判定1下降修正。
②索敵時に発動する。精神力1消費。選択した敵がいる場所へ移動できる。
③被索敵時に発動する。精神力1消費。戦闘を回避する。

【名前】黒原 生徒子(くろはら せいとこ) ♀ 一年
【詳細】>>712
【体力】1/1
【精神力】5/5
【能力】監利者顕現
【効果】
①この能力は電気信号やデータを操る能力を持つ魔人、または電気信号やデータが本体である魔人を対象に発動する。精神力2消費。自由に操ることができる。
②自攻撃判定成功時発動。精神力2消費。対象一人の記憶の操作を行う(一言に収まる程の簡単なものに限る)。

【魔人小隊名簿①】

【名前】横寺エイジス(よこでら-) ♂ 24
【詳細】>>679
【体力】3/3
【精神力】10/10
【能力】エレキ・ロッカー
【効果】自攻撃判定成功時、精神力2消費。ダメージ判定に固定ダメージ1追加。
この能力によってダメージを受けた者は、この魔人との戦闘終了までの間、ダメージ判定処理後毎に体力を1減らす。

【名前】九頭流布子(クトウ ルフコ) ♀ 25
【詳細】>>680
【体力】1/1
【精神力】2/8
【能力】後ろから這い寄る名状しがたい冒涜的なナニカ
【効果】(戦闘中の場合、自攻撃判定成功時発動)精神力3消費。「邪神」を一体召喚する。

※「邪神」の詳細

【名前】邪神
【体力】3/3
【精神力】3/3
【能力】後ろから這い寄る名状しがたい冒涜的なナニカ
【効果】この能力は、戦闘中この者が存在している限り発動する。
攻撃判定処理後、同じ場にいる者全員の精神力を1減らす。(対象外「邪神」「九頭流布子」)

【名前】刺殺 ♂ 17
【詳細】>>685
【体力】1/1
【精神力】4/4
【能力】刺殺
【効果】この能力は戦闘中全ての判定処理後(攻撃判定、ダメージ判定、能力発動選択、逃走)に発動する。精神力1消費。対象一人に対してダメージ判定を行う。

【番長グループ構成員→魔人小隊特殊工作員】黒乃(くろの) ♀ 二年
【詳細】>>437
【体力】1/1
【精神力】3/9
【能力】草臥れ儲け
【効果】
精神力3消費。以下のコンマ判定表に従って、この魔人を介入(移動)させる。

※“草臥れ儲け”判定表
0:最初から(【戦 闘 開 始】時まで戻る)
987:かなり戻る(【戦 闘 開 始】時から“草臥れ儲け”発動までのレスから数えて1/3進行した辺りのレスに介入する)
654:まぁまぁ戻る(【戦 闘 開 始】から“草臥れ儲け”発動までのレスから数えて1/2した辺りに介入する)
321:ちょっと戻る(“草臥れ儲け”を発動したレスより後ろから数えて、最も近い判定があるレスに介入する)

【魔人小隊名簿②】

【名前】誘受 戯(いざない あそび) ♀ 17
【詳細】>>689
【体力】5/5
【精神力】5/5
【能力】頭柱花挿(とうちゅうかそう)
【効果】
この能力は男性且つ異性を性的対象と見ている者にのみ発動できる。
自攻撃判定成功時発動。精神力2消費。戦闘中、対象一人の全てのコンマ判定2下降修正。

【名前】時緒 翔子(ときおしょうこ) ♀ 21
【詳細】>>690
【体力】9/9
【精神力】10/10
【能力】星黒鉄世界
【効果】
①攻撃判定処理前にこの能力を発動する。精神力2消費。自攻撃判定を無条件で成功とする。
次回のこの魔人の攻撃判定を無条件で失敗とする。
②被ダメージ判定時、または相手の能力発動時この能力を発動する。精神力2消費。無効化する。
次回のこの魔人の攻撃判定を無条件で失敗とする。

この能力を無効化することはできない。

【時緒翔子 4ダメージ 5/9】

翔子「ぎあ゛っ」

時緒は勢いの付いた尻尾に叩きのめされた。
そして、さらに追い討ちをかけるように尻尾が巻き込んでいた丸太が飛んで来る。この量、優に1トンは超えている。
これに潰されれば確実に死ぬ、はずだ。

破壊音が静まった後、竜胆は時緒が死んだかどうか確かめに近づいた。

……死んでいない。

馬鹿力と言うものか。
怪我は大きい。だが、あの攻撃を受けて尚、立ち上がり戦う意志を見せているのだ。

翔子「やっばいなー、ホント。ホントヤバいよホント。一発喰らっちゃったよ」

翔子「そろそろ本気出さなきゃ」

【時緒翔子 “星黒鉄世界” 精神力2消費 8/10】

――時が止まった。

時を止める“星黒鉄世界”。止めれば止めた分だけ、発動後身体が硬直するペナルティはあるが一撃で屠ってしまえば問題はない。
時緒は得意の投げナイフを竜胆に向けて放った。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【竜胆竜也 体力2/2】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【竜胆竜也 1ダメージ 体力1/2】

結果……失敗。ナイフは大きく予想進路を外れ、竜胆の太腿付近に突き立った。
そして、時は動き出す。

翔子「あ……これ……ヤ……バ」

同時に時緒も沈黙。
何が起こったか分からない竜胆は、突然現れた脚の痛みを堪えつつ彼女の方を見た。
一時停止をかけたように固まっている。助けが来たのか、はたまた彼女の能力の何かなのか。
とにかく今の彼女はただの的。攻撃の機会は逃さない。

↓1【発動可能能力】
1【竜胆竜也 “竜殺龍” 精神力1消費 3/4】

2【通常攻撃】

竜也「マルガレーテの仇!」

【竜胆竜也 “竜殺龍”発動 精神力1消費 2/4】

竜胆の片腕の皮膚はささくれ立ち、鱗が浮き出る。
爪は黒く鋭く尖り、動かぬ時緒に振り下ろされた。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0(10):5
987:3
654:2
321:1

【時緒翔子 体力5/9】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2
【竜胆竜也 “竜殺龍”】固定ダメージ1追加

【時緒翔子 6ダメージ -1/9】

数秒前、マルガレーテにされたように竜胆はその鋭い爪に時緒の首を引っ掛け、回した。
首の骨が折れる。そんな半端なものではない。
勢い余って彼女の首は気管が潰れ、首の皮が伸びに伸び、切れるまで回り続ける。
果ては切り離された頭部が竹蜻蛉のように回りながら空の彼方へ飛んで行ってしまった。

【時緒翔子 死亡】

【魔人小隊 残り5人】

※仲間ターン 終了

※次 敵ターン

【直下コンマ下一桁判定】
0987:横寺・誘受・刺殺
654:九頭・邪神
321:黒乃

【九頭・邪神組】

希望を貪り尽くした邪神は、逃げたあなたを追う。

流布子(もう少しで殺せそうだったんだけどねぇ……)

九頭が推理するに、能力が発動出来ないあなたは仲間と共にいる。
邪神さえ生きているなら、例え自分が死んでも少なくとも一人は確実に殺せる。

流布子「邪神様、行きましょう」

邪神「ぎま゛」

↓1【発動可能能力】
1【夢路恋歌 “妖精の悪戯” 精神力1消費 3/3】

2【能力発動しない】

【夢路恋歌 “妖精の悪戯” 精神力1消費 2/3】

しかし、どれだけ探してもあなたは見つからない。
まるで、何者かによって意図的に目的地を遠ざけられているかのように。
彼女達が気付くことはない。邪神の足下に蠢く“ちっちゃいオッサン”がいることを……。

【直下コンマ下一桁判定:索敵】
09:竜胆
876:夜裏
54:尾白
321:一

【九頭・邪神組vs尾白】

ショウタ「ぅ……」

九頭は怪我を負った少年を発見した。頭部からの出血は視界を悪化させ、足下も覚束無い。
ここまで手酷くやられている状態であれば、邪神の力も必要あるまい。
あなたのことはまず置き、優先対象はこちらだ。

流布子(ふふ、かわいそうに。今邪神様が楽にしてくれるわ)

流布子「邪神様! あの少年を救済するのです!」

邪神「を゛ん゛」

ショウタ「わ……!」

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
5以上:尾白攻撃成功
4以下:九頭・邪神組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【九頭・邪神組攻撃成功】

邪神が尾白に手をかけようとしたその時

邪神「ぐぴぃっ」

頓狂な声を上げた。

流布子「邪神様!? 邪神様が……恐怖しておられる!」

邪神を睨み付ける。
その目は「死を覚悟した目」。死を知らぬ邪神は怯え、慄いた。

流布子「殺せ! 殺してしまってください! こンのガキがあッ!」

愛する邪神を不安がらせた敵に九頭は、綺麗な顔を醜く歪ませ罵声を浴びせる。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【尾白ショウタ 体力1/9】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【尾白ショウタ 2ダメージ 体力-1/9】

次々と飛びかかる邪神に為す術なく、ねじ伏せられる尾白。
少年らしい健康的な肌は牙によりこじ開けられ、赤い臓物を晒した。

邪神「ぬぱ、ぬぱ」

ショウタ「……」

悲鳴一つ上げず喰われていく。

九頭「ふふふ、うふふふふふふふっ」

ショウタ「……」

ショウタ(ごめんなさい、夜裏さん。僕……もう……ダメみたいです……)

ショウタ(僕、貴女のことが……あなたのセックスが……好き……でした……)

ショウタ(どうか……生きて――)

【尾白ショウタ 死亡】

【番長・生徒会連合軍 残り7人】

※敵ターン 終了

【21:15(4ターン目)】

※あなたのターンです

ピーター「校長の野郎はホント馬鹿ね」

生徒子「ええ!」

ピーター「アタシ達をコケにしてくれたわ。それがどういうことか……教えてあげなきゃネ!」

あなた達4人は職員校舎へ侵入成功。
見張りのない生徒会室に隠れ様子を窺う。校長室に入り、小隊に指示を送っているであろう偏堂校長を……殺害する。それが今の目的だ。

あなた(希望会長……こんなことをしてアンタが喜ぶとは思っちゃいない。だが……こうしない限り僕らの気が晴れないんだ!)

↓1【行動】

1【索敵】

2【協力提案】 ※名前指定

※番長・生徒会連合軍名簿 >>18>>19

※魔人小隊名簿 >>20>>21

【索敵】

↓1【発動可能能力】

1【夢路恋歌 “妖精の悪戯” 精神力1消費 2/3】

2【能力発動しない】

【夢路恋歌 “妖精の悪戯” 精神力2消費 1/3】

あなた「夢路、校長室の前に人はいるか?」

あなたが夢路にそう尋ねると、黙って頷いた。
「アンタらの出番よ」
彼女は声を潜めて“彼ら”を呼び出す。
すると、物影から何やら小さな集団が夢路の周りに集まってくるではないか。

歌恋「点呼」

「1」

「2」

「3」

「4」

「5」

集団の正体は“小さいオッサン”達。ワイシャツにステテコ姿の今時いない小汚い彼らを彼女は“妖精”と呼んでいる。
“妖精の悪戯”は「妖精(オッサン)」を使役する能力。使用方法は広く、索敵から攻撃まで可能。
更に夢路にしか見えない存在の為、隠密性も抜群。
数分前、九頭らを影ながら退けたのも妖精の仕業である。

さて、夢路に命令されたオッサンらはやれやれと腰を叩きながら敵影を探しに行く。その結果は……

↓1【索敵結果】

1【横寺・誘受・刺殺】

2【黒乃】

妖精の目を通じ、校長室前を確認する。
そこには見慣れた姿があった。一糸纏わぬ女生徒の――

歌恋「……黒乃」

あなた「いたのか!? 黒乃が……」

生徒子「……」

ピーター「ヤバいわね……」

裏切り者の登場に驚き、話し合うあなた、万津子、黒原をよそに夢路は“あること”をしていた。
彼女の認識として、自分と妖精は対等な関係にある。彼らを使役した後にはそれ相応の“賃金”を払う必要があるのだ。
しかし、オッサン達に金は使えない。使わずとも夢路が生き続けている限り、生きることができる。
では、何を以て労を労うのか――

恋歌「んっ……あっ、やっ、そこは……」

あなた「どうかしたのか、夢路?」

恋歌「ふゥっ、はっ、だ、大丈ブ……んっ」

火照る頬。妖しく身を捩らせ、喘ぐ姿。あなたが心配して聞くが「大丈夫」としか答えない。
が、どう見ても大丈夫ではない。
端から見たら突然彼女がオナニーを始めたのかと思うだろう。

違う。

彼女は“セクハラ”をされている、オッサン達に。
臍の辺りを舐められ、尻を触られ、太股に肥えたオッサン特有のヤニ臭くて荒い息を吹きかけられているのだ。
能力使用料は発動後、“カラダ”で支払う。それが彼女のやり方、彼女の“認識”である。
何時、どんな妄想をして彼女がこの“妖精の悪戯”を所有する魔人になったのか……

恋歌「んっ、これ以上、触られたら……イ、イ、イッ、んァ――」

あなた(イったな)

ピーター(イッたわね)

生徒子(イきましたね)

……それをここで話すのは止めておこう。彼女自身の為に。

恋歌(イっちゃった……みんなの前で……)

【あなた・万津子・夢路・黒原組vs黒乃】

これは黒乃にとってこの状況は最悪の物であった。
番長の万津子、副番あなた。そして彼女の知らない魔人二人。
四人に囲まれた状態で正面きって戦える相手ではないのだ。かと言って逃げることも許されない。
校長室の番を任された黒乃は偏堂を守らねばならない。

ピーター「黒乃……アタシね、ホントのアンタは裏切りなんてことしない子だと思うの」

あなた「万津子!」

ピーター「大丈夫よ、【あなた】。アンタが今、校長室の前から消えてくれれば……見逃すわ」

ピーター「用はアンタにはない。偏堂に用があるの」

万津子の優しい言葉も耳に入らない。
生粋の軍人である黒乃にそんな情は通用しない……はずだった。

黒乃「……」

それなのに何故今、自分のしたことをこんなにも後悔しているのか。
一人の少女「黒乃」の存在を認めてくれた番長グループ。仲間達。
ほんの数日の潜入が彼女を変えた。しかし、もう後戻りはできない。

黒乃(何で私を苦しめるの……? こんなに苦しむなら、いっそ――)

【黒乃 “草臥れ儲け”発動 精神力3消費 0/9】

黒乃「いいえ、万津子ピーター。私は退かないわ。あなた達も校長室へは入れない」

黒乃「それとね――」

黒乃の言葉を聞く前に時間は逆行する。
“草臥れ儲け”が最期に行った歴史改変。それは、黒乃の存在をそもそも“なかったことにする”こと。

彼女は何を言おうとしていたのだろうか。こうなっては、黒乃自体を思い出す者もいないのでどうにもならない疑問なのだが。

【黒乃 消滅】

【魔人小隊 残り3人】

【直下コンマ下一桁判定】
0:最初から(【戦 闘 開 始】時まで戻る)
987:かなり戻る(【戦 闘 開 始】時から“草臥れ儲け”発動までのレスから数えて1/3進行した辺りのレスに介入する)
654:まぁまぁ戻る(【戦 闘 開 始】から“草臥れ儲け”発動までのレスから数えて1/2した辺りに介入する)
321:ちょっと戻る(“草臥れ儲け”を発動したレスより後ろから数えて、最も近い判定があるレスに介入する)

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【尾白ショウタ 体力1/9】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【尾白ショウタ 死亡】

邪神に喰われる尾白の少し後ろで、べちゃりと何かの落ちる音が聞こえた。
九頭は敵が現れたかと辺りを見回す。

流布子「……あれ何かしら?」

全裸の女の死体だ。いや、まだ死んではいないか。
何かを呟いているようなので、少し近寄り耳を澄ますと

「ごめんなさい」

「ありがとう」

この二言を最後にピクリとも動かなくなった。

九頭にとって顔も名も知らない者だ。
なあんだつまんないのとさして気に留める様子も無く、彼女は邪神を連れてその場を後にした。

※あなたのターン 終了

※次 仲間ターン

↓1【行動する仲間】

※番長・生徒会連合軍名簿 >>18>>19

※魔人小隊名簿 >>20>>21

【竜胆竜也】

脚に受けたナイフを無理やり引き抜き、校舎へ急ぐ。
仲間達はもう到着したのか。それとも……。
竜胆の心にあらぬ不安が過ぎった。

竜也(マルガレーテ……お前の身体は戦いが終わったら必ず……)

死んだ仲間をただ捨て置き行くのが気掛かりでもある。
早く決着を着けたいところ。

【直下コンマ下一桁判定】
5以上:索敵
4以下:協力提案

【直下コンマ下一桁判定】
偶数:横寺・誘受・刺殺組
奇数:九頭・邪神組

【竜胆vs横寺・誘受・刺殺組】

竜胆の目の前に集団が現れたのは、それから数分後のことである。
ベースを小脇に抱えた優男と痴女、それと自分と近い歳くらいに見える少年だ。

エイジス「飛んでモッシュに入るサマフェスのボーカルたぁロックだねぇ」

と、ベース男の方は訳の分からないことを言っている。

竜也(どうやら……囲まれたようだな)

剣を構えて三人を威嚇するが、相手はプロ。脅しにすらならない。

戯「さ、刺殺くん。殺しちゃってもいいわよぉ」

刺殺「御意」

痴女はパチリと指を鳴らした。

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
8以上:竜胆攻撃成功
7以下:横寺・誘受・刺殺組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2

※訂正

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
7以上:竜胆攻撃成功
6以下:横寺・誘受・刺殺組攻撃成功

※再判定はしません

※判定結果は 7

【竜胆攻撃成功】

竜胆はこの戦いでもう一人を倒している。恐れることは何も無い。
魔人小隊を相手に木々に飛び移りながら翻弄する。

エイジス「このまんまじゃやられちまうぜ!? どうするよ!」

戯「……いいわよ、刺殺くん。“使っても”」

刺殺「了解。対象を“刺殺”します」

【刺殺 “刺殺”発動 精神力1消費 3/4】

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【竜胆竜也 体力1/2】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【竜胆竜也 3ダメージ 体力-2/2】

竜胆が集中力を欠いたエイジスに殴りかかろうとした時だ。
背中の辺りに熱い衝撃が走った。衝撃は胸にまで伝わり、一呼吸置いた後それが痛みだということに気づく。

刺された。

刺殺の能力“刺殺”は、自分や仲間、また敵がどのような状況に置かれようとナイフを刺せる状態にする。
要するに必中能力である。

背中に刺さったナイフは心臓にまで達していた。
竜胆はそのまま失速。慣性の法則に従い、木の上から投げ出される。

※今日はここまで

竜胆は刺殺に向かって譫言のように言った。

竜也「そうか貴様が」

竜也「貴様が」

竜也「俺の家族を殺した……竜――」

【竜胆竜也 死亡】

【番長・魔人連合軍 残り6人】

刺殺「……え?」

刺殺が困惑するのも無理はない。
これは竜胆の妄言であり、勿論刺殺の正体が親殺しの竜なんかではない。

さて、ここで竜胆竜也の過去の真実をお教えしよう。彼の家族を殺した者の正体とは――
他でもない。彼である。
魔人に覚醒したての竜胆の“竜殺龍”は暴走。家族をあっという間に喰い殺した。
「竜の姿を見た」という記憶は、鏡に映る自分の姿。これをなんと不幸なことか「自分ではない」と“認識”してしまった。
更に悲しいことに彼は裁かれることはない。覚醒したての魔人の暴走は法律によって許される。

事実に気づかない竜胆が魔人警察に駆け込んだところで「かわいそうな子」扱いをされるだけで相手にすらしてもらえなかった。

そんな時、“竜殺龍”に新たな効果が発生した。“死亡した際に、呪いの領域にまで達した竜への復讐心が、自身を殺害した相手を強制的に竜へ変化させる”!
一種の責任を押し付けるような力により変化させられた者は、強靭な生命力を得る代わりに能力、精神力の低い者は更に自我を失うこととなる!

その“呪い”の力は刺殺をドラゴンに変えていく。

刺殺「あ゛、が、ががが……」

戯「な……っ」

竜「ぐあぁぁっ!」

巨大なドラゴンになった彼には自我が残っていないようだ。岩をも切り裂く爪を振りかざし、仲間の攻撃を開始した!

【竜vs横寺・誘受組】

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
7以上:竜攻撃成功
6以下:横寺・誘受組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2

【横寺・誘受攻撃成功】

エイジス「おいッ! 邪派網の野郎はこんな能力伝えなかったぞ!」

戯「……“また”やられたってワケね」

エイジス「どうするんだい誘受サンよォ!」

戯「刺殺くんを……殺すわ。私が引き付ける! 攻撃はエイジスくんに任せる!」

エイジス「あ、ああ!」

そう言うと誘受はスカートを捲り上げ、竜に……見せつけた。

【誘受戯 “頭柱花挿” 精神力2消費 3/5】

誘受が自らの陰部を露出することで発動する“頭柱花挿”は、自分の性的魅力を極限まで高める能力。
彼女(主に陰部)を見た男は陰毛が逆立つ程硬く硬く勃起し、どうしてもレイプをしたくなるのだ!
竜も男。ヘミペニスをギンギンにたぎらせ、誘受にのしかかった。

数百キロの竜が乗ったことで彼女の腰の骨は悲鳴を上げたが、今は戦闘中。気にしてはいられない。
自分の膣の許容量を超すであろう疣だらけのペニスを受け入れた。

戯「ぐぁあ゛、あ゛ッ!」

ミリミリと何かが裂ける音が聞こえた。しかし、ここまで来ればもう安心。
竜は誘受にしか目が行かず、攻撃されようと腰を降り続けるだろう。
そうすれば――

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
7以上:竜攻撃成功
6以下:横寺・誘受組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2
【誘受 “頭柱花挿”】-2

【竜攻撃成功】

興奮した竜は射精する度、情けない声を出し誘受に噛みつく。

竜「がああ゛~~ッ!」

彼女の肩は抉られ、右腕は皮一枚で繋がっていた。
このまま十分もヤり続けていれば最終的に食べられてしまうだろう。
横寺も暴走に巻き込まれぬよう、慎重に攻撃の機会を待つ。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2
【誘受 “頭柱花挿”】-2

【誘受戯 3ダメージ   体力2/5】

戯(強い……強過ぎる。刺殺くんが人間だった時はあんなに……弱かったのに)

戯(エイジスくんは戦闘の要。彼だけでも逃がさなきゃ)

誘受は犯されながら考える。彼女曰わくレイプされている時が一番頭が回るのだそうだ。

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
7以上:竜攻撃成功
6以下:横寺・誘受組攻撃成功
【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2
【誘受 “頭柱花挿”】-2

【横寺・誘受組攻撃成功】

誘受は横寺に「逃げろ」と言ったが、聞く耳を持たない。

エイジス「ここで逃げちゃあ男が廃る! 任せてください誘受サンよォ!」

【横寺エイジス エレキ・ロッカー発動 精神力2消費 8/10】

上官命令を無視するのは感心しない。しかし、これがロックだと言わんばかりに竜に向かってエレキベースをかき鳴らす彼は誘受にとってどれほど頼もしいものであったか!
そして、横寺の方もただ意味なくベースを演奏しているのではない。
彼の能力、“エレキ・ロッカー”によって発射する電流を蓄えているのだ。

エイジス「うおおっ!」

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2

【竜 体力10/10】

【竜 4ダメージ 6/10】

竜「ぐぉおおおんっ!」

電撃が竜を貫く!
誘受に攻撃を当てないように電流を発射する技量は半端な訓練から得られる結果ではない。実際強い。

“エレキ・ロッカー”の能力は電撃を流しただけでは終わらない。
砂鉄、そして、番長グループの不良達が捨てた鉄パイプなどの金属類が一斉に竜へと向かって来た。
能力の対象になった者の身体には強力な磁場が発生する。その力に引き寄せられた金属という金属が追撃を浴びせるのだ!

【竜 1ダメージ 5/10】

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
8以上:竜胆攻撃成功
7以下:横寺・誘受・刺殺組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2
【誘受戯 “頭柱花挿”】+2

【横寺・誘受攻撃成功】

エイジス「これで終わらせてやらぁッ!」

電撃により全身が麻痺した竜。軽く痙攣を打っているその内に、横寺は更なる攻撃を行う。

エイジス「刺殺! テメェにゃ悪いが死んでもらうぜ!」

【横寺エイジス “エレキ・ロッカー”発動 精神力2消費 6/10】

深紅のベースはスパークを発し、夜の森はライブ会場さながら光り輝いた。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2
【誘受戯 “頭柱花挿”】+2
【横寺エイジス “エレキ・ロッカー”】固定ダメージ1追加

【竜 体力5/10】

【竜 2ダメージ 3/10】

電撃の苦しみとセックスの快感が綯い交ぜになり、竜はよく分からない声を上げた。
磁場の追加ダメージも激しさを増す。どこから持って来たのか有刺鉄線や弾丸、果ては爆弾まで巨体に引き寄せられ、突き刺さる!

竜「んほぉおおおおぉっ!」

【竜 1ダメージ 2/10】

エイジス「クソっ、まだ死なねぇのか! ロックじゃねェなあ!」

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
8以上:竜胆攻撃成功
7以下:横寺・誘受・刺殺組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2
【誘受戯 “頭柱花挿”】+2

【横寺・誘受攻撃成功】

体力も精力も尽き果てた竜は鼻息荒く最後の悪あがきのつもりか大暴れをする。
が、その攻撃は見当はずれの方向に落ちるばかり。一番近くにいるはずの誘受に傷を与えることさえできない。

戯「……さよなら、刺殺くん。悪く思わないでね」

哀れに思った彼女はポケットから小刀を取り出すと、鱗に覆われた胸にそれを当てた。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【竜 体力2/10】

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】-2
【誘受戯 “頭柱花挿”】+2

【竜 3ダメージ -1/10】

竜は二三度口から血を吐き出すと、ゆっくり目を閉じた。

戯「瞳孔確認。脈、無し。死亡確認」

エイジス「……そうかい」

竜は死んでも元の姿には戻れない。
嘗ての仲間に別れを告げて、横寺と誘受は残党の駆逐へと向かう。
こちらにも小隊としての面子がある。たかが子供風情にしんではいられないのだ。

※仲間ターン終了

※次 敵ターン

【直下コンマ下一桁判定】
偶数:横寺・誘受組
奇数:九頭・邪神組

【九頭・邪神組】

子供だと思って侮っていたのが間違いだと気づく頃には、既に隊員の半分が死亡してからであった。
九頭は横寺らとの通信を終え、掃討を続ける。
残りは七人。気は抜けない。

流布子(あちらだって能力の消耗は激しいはずよ……【あなた】を見つけてしまえば……)

↓1【発動可能能力】

1【夢路歌恋 “妖精の悪戯” 精神力1消費 1/3】 ※この能力を発動してしまうと「夢路歌恋」が死亡します

2【能力発動しない】

1

黒乃の能力で戻ったのでは

>>115 ※見落としていました。死にません

【夢路歌恋 “妖精の悪戯”発動 精神力1消費 1/3】

【直下コンマ下一桁判定】
偶数:夜裏
奇数:一

【九頭・邪神組vs一 二三】

――ある夏の日のことである。

「一 二三(にのまえ ふみ)」は親友「木南 北実(きなみ きたみ)」と共に中学最後の夏休みを過ごしていた。
宿題、プール、夏祭り。どれも平凡なものではあるが、どれも二人にとってかけがえのない思い出だ。
そして、あっという間に夏休み最後の日が訪れる。二人は今日も一緒に遊び、勉強し、各々の家へ帰る……はずだった。

人通りの少ない裏通り。いつも「ひみつの近道」として使っていた道。
そこを通っていた所、突如二人を謎の男が襲いかかる!

奴こそ当時巷で有名だった辻斬りならぬ“辻レイプ魔”魔人の「IN・茎・真っ黒田アーサー」。
彼の「エクス“カリ(ここを強調して読む)”バー」は、陰茎を剣状に変形させる強化系変質能力。変質者だけに!

幼気な少女らは力の強い魔人に抑え込まれ、身動きがとれない。

処女膜を斬り破らんとする真っ黒田を前に、助けを請う親友。
それを見て、一は“妄想”した。

二三(神様……私に力をください。魔人を倒す力じゃなくて……北実ちゃんを助ける力を!)

一、実は同性の親友である木南に仄かな恋心を抱いていた。
この願いの裏には、叶わぬ恋だと知って尚、彼女を守ることで自分の存在価値を見出したいという願望もあったのだ。

その“妄想”は“認識”へと転じる!

真っ黒田の巨大な剣を弾く浮遊する“盾”が現れた。それらは二個、三個と増えていく。
盾は防御するだけが芸ではない。それらは彼の周りを飛び交い、顔面を殴り飛ばした。
それだけでは気が済まなかったのかトドメに「エクス“カリ(ここを強調して読む)”バー」をへし折る!

こうして一は魔人へと変貌を遂げ、見事レイプ魔を倒したのであった。

一は魔人になったのだから嫌われてしまうのではないかと不安であったが、それは考え過ぎに終わる。
木南は彼女を命の恩人と讃え、その友情は一層深まったのだ。

別々の高校へ進学し、顔を合わせる機会も減ったが今でも交流は続いている。

友情は永遠だ。それが“恋愛”へ変質することはない。
そんなことは一本人がよく知っている。

木南に最近彼氏ができたそうだ。

「タミちゃんやるじゃんo(`▽´)o おめでと!」

ベッドの上で泣きながら打ったメールは、自分の初恋が失恋に終わることを認めるもののような気がしてならなかった。

――現在

事実上、彼女は最後の生徒会構成員。
この戦いが終わったら親友にメールをしよう。「実はね――」と。
そんな小さな目標が今の彼女を動かしているのだ。

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
7以上:一攻撃成功
6以下:九頭・邪神組攻撃成功

【補正】
【魔人小隊:リーダー不在】+2

【一攻撃成功】

邪神二匹の発する狂気は洗練されて来つつある。
召還されたばかりの時や、希望らと戦った時とは比べ物にならない。
一も立つことさえままならず、何度も膝を付きかけた。
が、それと同じ回数分彼女は立ち上がる! 負けられない戦いがあるのだ。

二三「私は……負けないっ!」

狂気をも圧倒する気迫。それに邪神も九頭も驚かされた。

流付子「な、なんなの……さっきの子といいアンタ達……」

流付子「ホントに学生なのっっ!?」

邪神「くぴぃら」

↓1【攻撃目標】

1【九頭流付子】

2【邪神①】

3【邪神②】

【→九頭流付子】

流付子「はっ!」

気迫に押され、気づいた時には既に一が九頭の懐に。

二三「さよなら!」

流付子「く、ソがぁああああッ!」

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【九頭流付子 体力1/1】

【九頭流付子 -1/1】

流付子「かァッ!!」

魔人となれば女子の一でも、敵の腹部に大穴を開けることなど容易い。
仲間の仇とばかりに鋭い手刀を刺し込む。

流付子「く……邪神さ……ま」

九頭は腹を抑え、よろめくとその場にうずくまり息絶えた。

【九頭流付子 死亡】

【邪神①② “後ろから這い寄る名状しがたい冒涜的なナニカ”発動】

【一二三 2ダメージ(精神力) -1/1】

一はそれを確認すると、ふっと身体中の力を抜いたように倒れ伏した。
邪神の力に彼女の精神もまた耐えきれなかったのだ。吐き気を催す幻覚の中、何とか最期まで狂気に染まらず芯を保ていたのは“親友”を思い出していたからだろうか。

二三「タミちゃ……私ね……頑張ったよ……あのね、私ね――」

【一二三 死亡】

※敵ターン 終了

【21:33(5ターン目)】

※あなたのターンです

ピーター「残るは二人と二匹ってところね」

万津子は呟いた。

ピーター「アタシ達の犠牲も大きかったわ。一の連絡も取れないことを考えると……そうね、彼女も」

野太い声でうぅむと唸り何かを考えている。
万策尽き果てた、といったところか。

ピーター「あのね、【あなた】」

あなた「なんだい、万津子」

ピーター「アタシ、考えたの」

あなた「何をだい?」

万津子は、何か決意をしたような、それでいて“そのこと”をあまり話したくないようなどっちつかずな表情をしていた。

ピーター「アンタね、“逃げる気”ない?」

あなた「……は?」

ピーター「アンタは能力発動する力は残ってない。このままじゃその“邪神”とやらにやられちゃうわ」

ピーター「でもね、【あなた】。この学園には抜け道がたくさんある。そこから逃げれば……ま、アンタくらいなら助かるってことね」

ピーター「どう?」

唐突過ぎる。しかし、間違ってはいない。これも万津子なりの気遣いだ。
今のあなたは足手まといとなる可能性は高い。

あなた(でも、仲間を置いて逃げる訳には……)

夢路も黒原もうんうんと頷いてあなたを見つめている。
この意見に概ね同意しているということだ。
引き返せないところまで来ている。結論を出すなら今だ。今しかない。

ピーター「どうしたいか、聞いてるの」

あなた「僕は……」

1、戦う (このまま索敵判定へ)

2、逃げる (あなた“だけ”助かる)

↓1

答えは決まっていた。

あなた「戦うに決まっているだろ? 無論、最期まで……さ」

ピーター「ふふ。そうね、不粋なことを聞いたわ。ごめんなさい」

そう笑いながらも万津子は少し残念に思った。
敵の規模が多すぎる今の連合軍には勝ち目が薄い。彼さえ生き残ってくれればあるいは、と考えていたのだ。

いや、ここまで言われたならあなたを無理やり家へ返すつもりもない。

死ぬ時も帰る時も一緒、だ。

【直下コンマ下一桁判定:索敵】
偶数:横寺・誘受組
奇数:邪神

【あなた・万津子・夢路・黒原vs邪神】

邪神「むれゎ」

邪神二体は未だ生きていた。
そもそも九頭の“後ろから這い寄る名状しがたい冒涜的なナニカ”は邪神を召還する能力であって、彼ら(彼女ら)を帰還させる術は持ち合わせていない。
召還されたら倒されるまで召還されっぱなしなのだ。そこが厄介なのである。
定期的に召還しては邪神を野に放つ彼女の行動は小隊の中でも度々問題視されていた。

読者諸君も不可解な事件や宇宙的な恐怖を感じた時は、邪神のせいかもしれないので注意しよう。

それに、彼らは何物にも属さない。
九頭と行動している時ばかりは仕方なく魔人小隊の者として活動していたが、今となっては関係ない。

二匹は埋まることのない空腹を満たす為、容赦なくとびかかって来る!

【直下コンマ下一桁判定(0=10):攻撃判定】
6以上:あなた・万津子・夢路・黒原攻撃成功
5以下:邪神攻撃成功

【邪神攻撃成功】

恐怖に捕らわれ動けない獲物から狙う。
まずは

【→黒原】

生徒子「え、あ、うぁ!」

狂気に浸食された黒原は逃げ出すが、遅い。ここは邪神の領域だ。

【直下コンマ下一桁判定:ダメージ判定】
0:5
987:3
654:2
321:1

【黒原生徒子 体力1/1】

【黒原生徒子 5ダメージ 体力-4/1】

黒原は肢体を引き裂かれ、そのまま邪神に食い尽くされた。

【邪神① “後ろから這い寄る名状しがたい冒涜的なナニカ”発動】

【あなた 2ダメージ(精神力) 0/9】

【夢路恋歌 2ダメージ(精神力) 0/3】

【黒原生徒子 死亡】

【あなた 死亡】

【あなた “悪因悪果”発動】

【邪神① 消滅】

【夢路恋歌 死亡】

狂気の中、精神が朽ちる寸前。あなたは最期の力を発動する。
“悪因悪果”は自分に受ける“負の事象”を相手に返す能力。神をも殺すその力は邪神一体を消滅させた!

ピーター「う……」

ピーター「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」

伏した仲間。
還らぬ日々を思い起こし、ピーターは一人邪神を睨み付けた。
勝ち目のない戦いも【あなた】となら往ける。そう思いながら決めたというのに――

まさかこんな形で――

【GAME OVER】

※酉を晒したバカは死刑! こちらが新酉です

【エピローグ】

魔人小隊、全滅。
番長・生徒会連合軍、全滅。

この戦いがどのように終わりを告げたのか……誰も知らない。
そう、一般生徒は魔人小隊の介入さえ知らないのだ。

学園はこれ以降、戦いの歴史に一度を幕を下ろすこととなる。
番長グループもなりを潜め、生徒会も取り締まる者が激減した為、組織規模の収縮が行われたのだ。

最後に……校長偏堂見一だが、ハルマゲドン終結数日後、不可解な死を遂げ発見された。
この話はまた、別の機会に。

【引き分け ※邪神は数に入れない】

そういや希望が優先殺害対象になった理由って明かされてないよね
小隊勝利時に死人に口無しで濡れ衣着せるとかだったのかな

>>154
※一つは電戯の能力との兼ね合いでした。電戯が“緑神砕崩給”を得ることで、竜胆の“竜殺龍”(の②の効果)を封[ピーーー]ることが可能です。死ななかったら次は夢路(目)を狙うつもりでした。

【プロローグ】

“転校生”。それは魔人の中でも頭一つ抜けて強い存在を指す。
彼らは通常の能力の他に「無限の攻撃力」と「無限の防御力」を持つ。
無限の攻撃力は普通の魔人の頭を西瓜のように割り、無限の防御力は直接攻撃を無効とする。
時空を行き交い、平行世界で“依頼”をこなす。
その生態の多くは謎に包まれており、未だ解明されたことはない……はずである。少なくとも“この”世界では。

そして今日も、また一人。彼らの強大な力は電話一つで派遣される。

「『転校生』をご用命でしょうか?」

↓1【依頼人・依頼内容】

※依頼人は>>5のテンプレを参考に。学生である必要はありません。【学年】の部分を【年齢】に書き直して投稿するのも可能です。

※【その他】の下に【依頼内容】の項目を書き足してください。

※依頼人は複数人可能です。

※依頼内容が特定の個人の殺害の場合。標的の詳細も記入することも可能です

「桜ちゃんを。友達を探して欲しいんです。それと……できれば助けてください!」

「なるほど。人探しですね?」

電話口の少女――「千洞 麻姑(せんどう まこ)」は言った。オペレーターも彼女のゆっくりとした喋りに耳を傾ける。

話としてはこうだ。
千洞の友人「拾得 桜(じっとく さくら)」は数日前、私立希望崎学園へ体験入学をしに行った。この期間、学園では入学希望または入学予定の生徒を対象に体験授業を行う所謂「オープンキャンパス」が催されている。
千洞本人も学園行きのバスに乗る拾得を見送っている。

しかし、拾得が帰って来ることはなかった。
行方不明発覚から丸3日。学校に警察などの手が介入できない「学園自治法」により捜査は難航。
藁をも縋る思いで電話をしたのだそうだ。

オペレーターは答える。

「――分かりました。では今回の目的は『拾得桜の安否確認及び救出』で……」

麻姑「ま、待ってください!」

「はい?」

麻姑「あ、あの……桜ちゃんに……もしものことがあったら……その、例えばケガなんかをさせた人がいたら……殺しちゃってもいいです」

「あ、はい。承知しました! では、目的を訂正します『拾得桜の安否確認及び救出。また、対象に危害を及ぼした者の殺害』といった感じで――」

「えっ」と困ったような声が受話器の向こうから聞こえて来る。勢いで言った言葉を本気に捉えられ、急に不安になったのだ。
間接的であれど殺人に加担した罪を背負うということはどういうことか、少し考えた後

麻姑「は、はい。それで良いです」

と覚悟を決めた声で返した。

安堵のため息をつく千洞。しかし、ここで終わりではない。
転校生を召還するのにはもう一つ大事な要素があるのだ。

「あ、あのー。それで『報酬』なんですが……」

麻姑「ほ、報酬? 何ですか、それ」

やはり。
後に彼女は、事前知識無しに転校生と契約したことを後悔することとなる。

転校生は役目を終え己の世界に帰る際、「報酬」を持って行く。
「報酬」は金ではない。転校生は金で動かない。

報酬は人間である。生贄として五体を引き裂き、己の世界へ持ち帰るのだ。

オペレーターからその説明を受けた千洞は電話口から顔面蒼白になったことが分かる程狼狽えていた。
ここで電話を切ることもできるだろう。が、そうはしなかった。友人の有事、今更引けぬということか。

「名指しでお願いします」

名指しと来れば「報酬」にできるのは知り合いに限られる。見知らぬ者は選択不可能だ。
苦渋の決断。千洞が報酬に選んだのは――

↓1【報酬】

>>5参照でお願いします。魔人でも普通の人間でも可。

※「千洞麻姑」の知り合いに限るので、【その他】の部分に彼女との関係を書いてください。

千洞 参考にして一色作成したんですが【能力説明】も書いた方がいいですか?

>>167
※どちらでもOKです。依頼人・報酬は非戦闘員を予定しています。

一応書いときます

【能力名】夏の夜の悪夢(シェイクナイトメア)
【能力説明】他人の認識をかき乱す。人間ならば魔人化させ、魔人ならば能力を暴走させ自滅させる。
近づくものを不幸にしかねない力だが、上手くいけば転校生を仕留められると目論み、拾得を探すため千洞と共に危険な賭けに出る。

麻姑「カヤちゃん……『一色 夏夜』さんを報酬にします」

「一色夏夜」。その少女も千洞の友人である。
一つ、違うところを上げるとすれば……魔人であることだろうか。

何故、千洞はその友人を殺すような道を選んだのか。

それは、彼女が一色に転校生の契約方法を教わっていた時分のことである。

夏夜「あのね、マコ。転校生のことで、もしもの事があったら……あたしの名前を出して。覚悟はできてるから」

そう言われていたのだ。
この時、「報酬」のことを口に出さなかったは自分を不安がらせないようにする為だったのか、と千洞は考える。

助ける方法が他には無かったのだ。

一色が魔人へ覚醒したのがバレてから、千洞の父母は彼女と会うことを禁じた。
今回の行方不明の件についても「希望崎は魔人のたまり場。行く方が悪い」と助けてさえくれなかった。

頭がよく、頼れる一色は千洞にとって憧れの存在であった。
そんな彼女を自分の一言で殺してしまうなんて――

「では、契約書を持った転校生がそちらに向かいますのでしばらくお待ちください」

麻姑「できるだけ……早く」

「了解しました。判を押していただければ直ぐに転校生は仕事を開始致しますので……」

「では失礼します」

ガチャリと受話器を置き、ため息をついた。
ここは夢の島前電話ボックス。外では一色が待っている。
早く出て、どうだったか話さなければいけないのだがどうにも涙が止まらない。

↓1【あなた(転校生) 体力・精神力共に12固定です】

>>5参照

【名前】あなた
【性別】男
【学年】3
【性格】冷静だが戦闘時は熱さを前に出す。孤独を好む。
【見た目・所持品(武器含む)】全体的にワイルド、茶髪で髪はボサボサでかなり伸びている。後述のものに変化する大砲を常備。
【能力名】氷河暴象時代(アイズエイジマンモス)
【能力説明】その名の通り、マンモスの力を具現化した能力。腕からマンモスの牙のようなトンファーを生やし貫いた部位を絶対零度の冷気で凍結させたり、大砲をマンモスの鼻のように変化させ超火力のビーム砲(砲身も鼻のようにグネグネ曲がるので追尾可能)を出したりと攻撃ノバリュエーションは豊か。そもそもパワー自体能力を発動させなくてもマンモスのように桁外れの馬力を誇り、自身の肉体もマンモスの毛皮のように厚い。全体的な水準がかなり高い能力。
【その他】過去は一般人だったが、弟を希望崎学園の生徒全員によるイジメにより失って以降失意のどん底に立たされたのをきっかけに能力に目覚めた。(破滅願望が絶滅したマンモスを連想させた。)その後、色々とあり転校生となったがそこまでの記憶は本人にも分らない。炭酸飲料が好き。


【名前】
【性別】女
【学年】 2
【性格】さっぱりした性格。そうなっちゃったものは不運だから仕方ないねと割りきるタイプ。
 見た目に似合わず、かわいいもの大好き。
【見た目・所持品(武器含む)】 眼鏡っ娘(けど伊達眼鏡)。山猫のようなしなやかな肢体がアピールポイント。
【能力名】影絵劇場(シルエット・グランギニョル)
【能力説明】影を操る。影から武器を作り出したり、影に潜りこんで攻撃を回避。相手の影を縛って拘束するなど影に関係することなら大概できる。
最大の特徴は自分の影を実体化させた影人形。感覚を共有できるので不意討ちさせたり別行動させたりが可能で用途は幅広い。単独行動させた影人形は遭遇した他人の影に潜りこむことでその人物の行動を掌握できる。憑依された相手は操られているという自覚すらなく、自分の意志で動いているつもりが、実際は彼女の意のままに動く操り人形となってしまう。影人形は影に潜るという特性上、発光体や透明人間のような影のないものにはとりつけない。
【その他】演劇部所属。舞台での堂々とした立ち居振舞いから男女問わず人気が高い。

数時間後、現れたのはボサボサ頭の巨漢。
髪は肩につく程長く、バズーカを背負っている。学ランを着崩した姿。ここだけ見ればどこにでもいる普通の魔人だ。

あなた「俺が転校生だ。名前は【あなた】。よろしくな」

あなた「あ、この契約書にサインしてくれ。アンタが千洞麻姑サンだよな」

もたもたとポケットの中から丸められた紙を出して千洞にサインさせる。

あなた「それで……千洞サンの隣にいるのが――」

夏夜「一色夏夜。あなたの報酬よ」

一色は静かに答えた。

あなた「……友人の為に死ねるたぁ肝が座ってるな。悪くない」

あなたはニヤリと笑う。
一方、二人は転校生を恐ろしそうに眺めていた。これが双方の認識の差だ。

あなた「アンタらはこの電話ボックス辺りで待ってればいい。危険だからな。遅くとも半日で帰って来る」

夏夜「待って!」

一人で行こうとするあなたを止めたのは一色。

夏夜「あたし達も行きます。ね、マコ?」

千洞も続ける。

麻姑「は、はいっ。何か手伝わせてください!」

あなたはううむと唸り、二人を見つめ返す。
茶髪の髪の奥から見える鋭い眼光に怯える千洞と、未だあなたを睨み続ける一色。決意は堅いらしい。一呼吸置くと、彼の考えは決まった。

あなた「付いて来な。それと安心しろ、依頼主と報酬の命は守る」

↓1【希望崎学園内では何が起きていた?】 ※回答内容によって戦う状況が変わります

なぜか学園校舎がそっくりそのまま深海へ転移
脱出方法や空気を巡り、協力や殺戮の坩堝に

その頃学園内部では――

生徒会と番長グループの抗争、通称「ダンゲロス・ハルマゲドン」が勃発していた!

あなたとは別の目的を持った転校生も現れ、戦いは熾烈化。拾得の安否が気遣われる。

【プロローグ 終了】

↓1【ハルマゲドン勃発理由】

両陣営のリーダーが行方不明
互いが犯人だとして暫定リーダーを立てて抗争に

両陣営は混乱を極めていた。番長「柳橋 斬火屡(やなぎばし きるびる)」そして生徒会長「堪忍歩苦炉尾 布汰(かんにんぶくろお きれた)」が突如行方不明となったのだ。
犯人探しはまたしても難航を極めた。当初は協力体制を敷いていた二グループも、次第に互いに疑いの目を向け始める。

遂には暫定リーダーを立て、抗争に発展。

あなたが到着時点で死亡者は二十人を超えていたのである。

↓1~5【番長グループ:最初の安価がリーダー:コンマ下二桁目が体力 一桁目が精神力】

>>5参照


【名前】黒野 真央(くろの まお)
【性別】男
【学年】3
【性格】尊大で、笑う時は高笑い。常に余裕の態度を崩さない。
【見た目・所持品(武器含む)】 浮翌遊する玉座を伴っており、よく足組んで座ってる。圧倒的な魔法力と絶対的なカリスマ、壮大な野望を併せ持つ、魔王の条件全てを満たした男。戦闘は攻撃・回復呪文はおろか肉弾戦もこなすオールラウンダー。
【能力名】配下唯々壊 (はいかいいえ)
【能力説明】戦闘前に、自分の配下になるなら世界の半分をやろうと持ちかける。相手が承諾すると相手を一般人以下まで弱体化させる。もちろん仲間にはしない。拒否するとそのまま戦闘に突入するが、まるで2回連続で行動しているような素早さの黒野真央と戦う羽目になる。
 黙ったままだったり、どちらでもない答えを返した場合はとんでもないことになるとか……。
 一度倒しても、強力な第二形態になって復活する。
【その他】常に余裕の態度を崩さないが、その実、用意周到でもあり策をめぐらす。黒野真央からは逃げられない。

【名前】猫宮(ねこみや)さん(タマ、ミャーさん、クロなど生徒によって呼び名は異なる)
【性別】雌
【学年】猫にそんなものはありません。
【性格】気まぐれです。猫ですから。
【見た目・所持品(武器含む)】見たまんま猫です。黒猫です。肉球ぷにぷに。
【能力名】 寓話猫
【能力説明】物語に登場する猫の能力を模倣する。現在は二つの作品を覚えている。
『百万回生きた猫』
 彼女の残機は百万個。何度死んでも残機があるかぎりよみがえる。だが、今の命が何個目であと何個残っているか、彼女自身も把握していない。ひょっとしたらもう残り少ないかもしれないが、生き死にについて達観しており別段気にしてない。
『長靴をはいた猫』
 長靴の意味を取り違えており、雨を降らす能力になっている。霧雨からゲリラ豪雨まで自由自在。屋内でも使える。猫をいじめる生徒を密室で溺れさせたり、魔人が起こした火事を鎮火したりと学園の怪談ネタになっているが彼女はそのことを知らない。
 次は『鍋島猫騒動』か『吾が輩は猫である』に挑戦しようと思っている。
【その他】いつからか学園に住み着いた猫。いつの間にか魔人(魔猫?)になっていた。学園のマスコット的な扱いで、時々、一日校長や一日生徒会長をしている。
 「月がきれいですね」のやりとりをしてみたいが、教養のあるいい雄がなかなかいないのが悩み。

【名前】比良坂 いずみ(ひらさか -)
【性別】男
【学年】二年
【性格】無愛想。群れる人間が嫌い。
【見た目・持ち物(武器含む)】いつも仏頂面をしている。
【能力名】飛頭蛮
【能力説明】死体になった人間もしくは魔人の頭(飛頭蛮)を使役することができる。飛頭蛮は自在に空を飛べる。その性質は凶悪で血を吸われると病にかかってしまう。死体が増えれば使役できる数は増えるが、倒されると首は消滅する。
【その他】番長に弱味があるため協力している。普段は裏方の仕事が多く表には出て来ない。


【名前】断切対 絶(タチキリツ タエ)
【性別】女
【学年】 2
【性格】文武両道・品行方正を地でいく優等生だが、言動がことごとくポンコツな残念系女子。
【見た目・所持品(武器含む)】 振り袖に袴の明治大正ロマンあふれる女学生スタイル。常に帯刀している。
【能力名】 森羅万象この世に斬れぬものなし
【能力説明】「斬る」「斬りつける」といった過程を経ずして、「斬った」「斬り裂いた」という結果を強引に相手に押し付ける。防御や距離の概念を無視して対象を切断できる。認識しさえすれば、能力のような実体のないものすら切断可能。
【その他】実は素手でも能力は使える。
剣道部副将にして刀剣マニア。とある刀匠が番長グループに残していった大量の刀を見るために入り浸っていたら、いつの間にか仲間扱いされていた。

【名前】落木 助平(おちき すけべえ)
【性別】男
【学年】1
【性格】スケベでハイテンションだが露骨なエロは嫌い
【見た目・持ち物(武器含む)】カメラを3つ首からぶら下げて頭に緑のバンダナを巻いている
魔人の身体能力でどんな体勢でもカメラを構えられる
【能力】シャッターチャンス
【能力説明】カンが異常によくなりカメラ越しなら行動の予測までできるある意味未来予知のようなもの
あらゆるチラリズムが大好きでパンチラを見逃したくないというただそれだけのくだらない想いから魔人に目覚めた
【その他】チラリのためなら命を賭け自身をチラリズムの探究者だと公言している

【転校生①】

【名前】あなた 男 三年
【詳細】>>173
【体力】12/12
【精神力】12/12
【能力】氷河暴象時代(アイズエイジマンモス)
【効果】攻撃判定成功時、精神力2発動。ダメージ判定結果に固定ダメージ2追加。

※訂正

【効果】攻撃判定成功時、精神力2消費。ダメージ判定結果に固定ダメージ2追加。

【番長G名簿】

【名前】黒野 真央(くろの まお) 男 三年
【詳細】>>184
【体力】8/8
【精神力】5/5
【能力】配下唯々壊 (はいかいいえ)
【効果】戦闘開始時に同じ場にいる敵全体を対象に発動する。精神力1消費。
対象が精神力3以上(いいえ):攻撃判定成功時にダメージ判定を二回行う。
対象が精神力2以下(はい):対象の体力と精神力を1/1に変更する。

【名前】猫宮さん(ねこみや-) 雌
【詳細】>>185
【体力】7/7
【精神力】5/5
【能力】寓話猫
【効果】
①死亡時、精神力1消費。死亡を無効化し、体力を全回復させる。
②攻撃判定成功時、精神力1消費。全てのコンマ判定に1上方修正。この効果が発動してから数えて3回目のダメージ判定処理後、この魔人を含めた同じ場にいる者全てを死亡させる。 ※溺死として扱う

【名前】比良坂 いずみ(ひらさか -) 男 二年
【詳細】>>186
【体力】2/2
【精神力】6/6
【能力】飛頭蛮
【効果】死亡者一人を対象に発動する。精神力1消費。対象を「飛頭蛮」にする。
この能力の対象になった死亡者は、他の能力の対象にはならない。

※飛頭蛮の詳細
【名前】飛頭蛮
【体力】2/2
【精神力】2/2
【能力】飛頭蛮
【効果】この者は「比良坂 いずみ」と共に行動しなければならない。この者は「比良坂 いずみ」が死亡した時、消滅する。
この者に攻撃を受けた者は、1ターンに一度また戦闘中の場合は更にダメージ判定処理後に体力を1消費される。この効果は重複する。
「飛頭蛮」が消滅しても、この効果は残る。

【名前】断切対 絶(タチキリツ タエ) 女 二年
【詳細】>>187
【体力】6/6
【精神力】3/3
【能力】森羅万象この世に斬れぬものなし
【効果】攻撃判定成功時、体力1消費。ダメージ判定結果に固定ダメージ1追加。
この効果に対して、ダメージ軽減効果と補正効果は適用されない。この能力は実態の無い者や転校生にもダメージを与える。

【名前】落木 助平(おちき すけべえ) 男 一年
【詳細】>>188
【体力】9/9
【精神力】8/8
【能力】シャッターチャンス
【効果】攻撃判定開始時、精神力2消費。攻撃判定結果を成功とする。

番長小屋では浮遊する椅子に乗る青年を中央に四人の魔人が召集された。

真央「――転校生が出現した」

椅子の上の青年、「黒野真央」は告げる。黒野は現在、暫定番長として彼らを纏めていたのだ。
尊大な態度を持つ彼であったが、その言葉に反発する者は少ない。
持ち前のカリスマ性とも言うべきか。豪快な番長柳橋とはまた違った魅力が人を集める。

“転校生”の襲来に四人――正確には三人と一匹はざわつく。

いずみ「ほぉ……それで裏方の俺にも“出ろ”と」

普段仏頂面の「比良坂いずみ(ひらさか-)」も今回ばかりは少し不満げ。

真央「すまぬな、比良坂。貴様には迷惑をかける。しかし、貴様の飛頭蛮には“転校生”を殺す力がある」

そう、ここに集められた魔人達は皆、転校生に有効打を与える可能性がある者ばかり。
“この世界”の希望崎学園魔人らは対転校生の戦法を知っていた。

真央「褒美は出す。存分に働け」

いずみ「……ふん、分かっている」

真央「忙しくなるぞ、貴様ら! いいか、聞け。極力転校生以外に能力を使うな! 我輩と猫、比良坂は単独行動。断切対と落木は二人で転校生を討て!」

絶「御意」

黒野に跪き、命を受けた振袖袴の女生徒「断切対 絶(タチキリツ タエ)」。

助平「分かりやしたぜ、真央さん。転校生も女の子だったらなぁ~」

呑気に笑う典型的なカメラ小僧「落木 助平(おちき すけべえ)」。

猫宮さん「んにゃん」

そして見ての通りの猫、通称「猫宮さん」も一鳴き。

全員が動き出す。

↓1~5【生徒会:最初に来た安価がリーダー:コンマ下二桁目体力 一桁目精神力】

>>5 参照

【名前】 朽木 紅理禍(くつき くりか)
【性別】 男
【学年】 3年
【性格】 豪快な性格ながら仲間思い
【見た目・所持品(武器含む)】 2mを越す筋肉隆々の肉体にエプロンと三角巾。手には伸ばし棒
【能力名】朽木BBA
【能力説明】 殴った相手へのダメージをクッキーに変換
生成されたクッキーは美味で、食べると活力が湧いてくる
【その他】
魔人料理部所属。よくお菓子を作っては差し入れるが、実のところ味はイマイチ。

※age

【名前】コニャック
【性別】女
【学年】1
【性格】天然毒舌キャラ
【見た目・持ち物(武器含む)】褐色肌で銀髪セミロング腰に着けているポーチには大人のオモチャが入っている
【能力】寂しがりな毒婦
【能力説明】自身が自慰をしている時に限り敵対する男性の所在地のみ把握することができる
個人に能力を集中させると強いショックイメージを与えられる
【その他】恥ずかしいので人目から隠れながら能力を使っているが能力の対象になっている相手には自身の自慰姿が脳内に映像として送られていることをコニャックは知らない
今回の戦いには臨時要員として生徒会に呼ばれた





駄目なら安価下

【名前】迅雷影(じんらい えい)
【性別】男
【学年】3
【性格】スピード狂
【見た目・所持品(武器含む)】バイク
【能力名】ロケットでつきぬけろ!LIVE LIKE A ROCKET!
【能力説明】1mだけ光速で動くことができる。バイクに乗っていると、光速の101%の速度が出せる。人体ほどの質量をもつ物体が、大気と重力のある地表で1m移動したとき、どれだけ甚大な被害が出るかは本人すら知らない。
【その他】覚醒直後は音速を超える能力であった。魔人であっても肉体への負担は大きかったという。
その後もスピードを極め続けた結果、このハルマゲドン直前に能力が進化し、光速へ到達した。
まだ一度も発動したことはない。

【名前】 真月 ・凪(しんげつ だいな)
【性別】 男
【学年】 2年
【性格】 表では純真そうだが、本性は残忍で荒々しい
【見た目・所持品(武器含む】いかにも優男の中性的な青年
【能力名】太古狂龍時代(ジュラシックワールド)
【能力説明】 自身の体を恐竜に変化させる他、発動時に恐竜を召喚したり仲間に恐竜化細胞を埋め込み恐竜化させることが可能。更に倒した相手は自動的に恐竜化する。恐竜は自分の意志で操れる。
【その他】生物の知識が豊富。弱肉強食の思想を持っており、弱者が強者に支配される考えから能力を利用した虐めを繰り返していた。最近新しいターゲットを手に入れたが、本人曰くもう壊れたとか。

【生徒会名簿】

【名前】西表 邪麻音(いりおもて やまね) 女 二年
【詳細】>>174
【体力】9/9
【精神力】7/7
【能力】影絵劇場(シルエット・グランギニョル)
【効果】精神力2消費(戦闘時の場合、攻撃判定成功時発動)。「影人形」を召還する。

※影人形の詳細

【名前】影人形
【体力】1/1
【精神力】1/1
【能力】影絵劇場(シルエット・グランギニョル)
【効果】この者は召還されている限り単独をしなければならない。
この者が敵と遭遇した時、この者を消滅させ敵一体の所属を【生徒会】に変える。この効果は「西表 邪麻音」死亡時に解除される。

【名前】朽木 紅理禍(くつき くりか) 男 三年
【詳細】>>197
【体力】7/7
【精神力】9/9
【能力】朽木BBA
【効果】この者が1以上のダメージを与えた時、精神力2消費。与えたダメージ分の回復量を持つ「クッキー」を一枚生成する。
「クッキー」は同じ場にいる仲間にのみ渡すことが可能。
「クッキー」の使用可能タイミングは、「クッキー」保持者の攻撃判定成功時とする。


【名前】コニャック 女 一年
【詳細】>>199
【体力】7/7
【精神力】2/2
【能力】寂しがりな毒婦
【効果】索敵時、体力1消費。【性別:男】である敵魔人の元へ行ける。また、対象の魔人は1ダメージ(精神力)。

【名前】迅雷影(じんらい えい) 男 三年
【詳細】>>200
【体力】8/8
【精神力】9/9
【能力】ロケットでつきぬけろ!LIVE LIKE A ROCKET!
【効果】攻撃判定成功時、任意分の体力消費。ダメージ判定を行わず、同じ場にいるこの魔人以外の魔人全員に消費した体力×2のダメージを与える。

【名前】真月・醍凪(しんげつ だいな) 男 二年
【詳細】>>201
【体力】10/10
【精神力】6/6
【能力】太古狂龍時代(ジュラシックワールド)
【効果】①戦闘開始時、体力2消費。全ての判定に2上方修正。
②この魔人が死亡させた者を「恐竜」に変える。

※恐竜の詳細
【名前】恐竜
【体力】3/3
【精神力】3/3

生徒会室でも緊急ミーティングが開かれていた。
暫定生徒会長「西表 邪麻音(いりおもて やまね)」は、こうなっちゃったのだから仕方ないねとため息をついた後

邪麻音「――転校生が来たわ」

彼女の元に集まった四人も番長グループと同じくどよめく。

邪麻音「転校生を退ける能力を持ってるのは私しかいないみたい。……そうね、コニャックさん!」

コニャック「は、はいっ」

西表の声に銀髪の少女が答えた。
コニャックと呼ばれるこの少女、希望崎学園でも珍しい攻撃力を伴った索敵能力を持つ。二人の能力が合わされば、転校生を“操る”ことも容易い。

邪麻音「貴女には転校生を倒す為に頑張ってもらうわ」

コニャック「あれを使うのは恥ずかしいけど……頑張ります」

邪麻音「いい返事ね。真月くんと朽木先輩は二人で、迅雷先輩は単独で生徒会を迎撃してください」

醍凪「分かってるよ、邪麻音ちゃん。全員殺せばいいんだよね?」

紅理禍「ちょっと醍凪、物騒なこと言わないの!」

西表の指示に目をギラつかせる男子「真月 醍凪」、それを諫めるオネェ風エプロン姿の大入道は「朽木紅理禍」。

影「俺っちだけ一人かよ。ま、仕方ねぇな」

校内だというのに愛用のバイクに跨がり、真っ先に生徒会室を飛び出した男「迅雷影(じんらい えい)」。
四人は元々補充要員。能力には光るものがあれど、チームワークはない。
生徒会に所属した経緯も様々。それもあまり良いとは言えない理由で所属した場合も多く……。
寄せ集めの彼らが果たして「番長グループ」「転校生」そして「あなた」に勝つことができるのだろうか。

↓1【転校生】

>>5参照

※【その他】の欄に目的を書いてもOKです。あなたの味方になる可能性もあります。

【名前】闇水土 風聖火 (あんすいど ふうせいか)
【性別】女
【学年】3
【性格】頭が良すぎて人格崩壊している。創世万象すべてを理解してしまい、「知らなければ良かった」とこの世に生まれたことを嘆き恨んでいる。
【見た目・所持品(武器含む)】惑星1個分の大きさのスーパーコンピューターに匹敵する計算力と、地球上では知り得ない知識の数々。
【能力名】∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑
【能力説明】触れた物体をバグ化させる。
バグ化したものは物理法則が完全に破綻する。科学的性質、重量、体積、温度、電荷、吸光率ほかあらゆる物理量がランダムかつ離散的に変化する。
このランダム性こそがバグ化の恐ろしさであり、カオス的法則すら存在しない。
さらに、他の魔人がこの能力を受けると、肉体や魂がバグ化した上、能力が風聖火と同じものになる。ただしその場合は完全に制御不能となり、風聖火以外の接触した物体すべてが無秩序にバグ化していく。
風聖火がこの宇宙全てを雑音の海へ変えるために生み出した力。
【その他】彼女もまた何者かの指示に従って行動している。

【転校生②】

【名前】闇水土 風聖火 (あんすいど ふうせいか) 女 三年
【詳細】>>214
【体力】12/12
【精神力】12/12
【能力】∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑
【効果】攻撃判定成功時、精神力2消費。ダメージ判定を行わない。同じ場にいる1体を対象に発動する。
この能力の対象になった者は能力発動から1ターン経過後【所属:なし】になり、能力を「∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑(被)」に変更する。

※「∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑(被)」の詳細
【能力】∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑(被)
【効果】①「∞≠☆∩∀∇〈∪∽Φ∫〉@∑」と同効果。
②1ターンに一度、また戦闘時の場合はダメージ判定処理後に体力を2減らす。

「貴様! ハルマゲドンは開始しているのだぞ! どこの校の者かは知らぬが――」

「この私に殺されたくなくば去ね」そう言おうとしたところで、希望崎学園の校門を自分の持ち場としていた生徒会役員「カジワラ」の頭は消し飛んだ。
あなたの担ぐ大砲が発射されていたのだ。校門突破。

「あ、あひ、ひぃっ! あいつきっと“転校生”だーっ! 真央様ーっ、転校生が、さっきのとは違う転校生がーーっ――」

殺人の様子を偶然目撃してしまった番長グループ「ビビりの平井」、逃げるが無駄だ。彼もカジワラと同じく大砲によって胸を貫かれ即死する。そこで

夏夜「ちょっと……【あなた】さん。簡単に殺しちゃったら桜がどこにいるか聞けないでしょう!?」

一色があなたを怒る。
彼女の言うとおりだ。目的を忘れ無差別殺人に及んでしまっては話にならない。あなたは頭かきながらスマンとだけ謝った。
一色はそれでも怒りが冷めやらぬのか「この単細胞」やら「バカ! ウカツ!」やらあなたに罵声を吐きかけた。
如何せん、あなたは“転校生”としては初心者または新参者。勝手が分からないという理由もあるのだが。

さて、読者諸君も気付いた者がいるであろう。両陣営が話していた“転校生の出現”は、あなたを指している訳ではない。
あなたが襲来する12時間程前から、学園で猛威を奮う転校生が既に一人いたのだ。

名は「闇水土 風聖火 (あんすいど ふうせいか)」。

あなたの先輩に当たる人物でもある。

彼女の目的、それは――

【戦 闘 開 始】

【勝利条件】
・拾得桜に危害を及ぼした者の殺害

【敗北条件】
・あなたの死亡
・あなたの行動不能(例:所属変更など)

※今回特別ルールです。お読みください

コンマ判定時
00が出た場合:闇水土側の転校生出現(二人まで)
01が出た場合:あなた側の転校生出現(二人まで)

あなたが索敵して見つけた相手と戦闘前に「会話」ができます(しなくても良い)。拾得がどうなったか分かるかも。

【ターンの進行 ※今回限り適用】
あなたターン

生徒会or番長Gターン

転校生

あなたターン

あなたにとってヤバい相手は
猫宮さん
比良坂(飛頭蛮)
断切対
西表(影人形)
闇水土ってところか

弱体化って点なら黒野とコニャックも含むかな? (黒野はかなり状況限定されるけど)

【14:09(1ターン目)】

※あなたのターンです

あなた「死体を見るのは初めてか?」

あなたは一色の腕に抱き付き震える千洞に声をかけた。白いスニーカーにはカジワラらの血がべっとりと塗られている。
余程恐ろしかったのだろう。死体どころか殺人行為自体遭遇したのが初めてなのだから。

目に涙を溜めてコクコクと頷いた彼女にあなたは「ま、そのリアクションが普通なんだよな」とだけ呟き、また暫く口を開かなくなった。

【直下コンマ下一桁判定:索敵】
0:黒野
98:猫宮さん
7:比良坂
65:断切対・落木組
4:西表・コニャック組
3:朽木・真月
2:迅雷
1:闇水土

※転校生名簿>>173>>214

※番長G>>192

※生徒会>>209

【あなたvs黒野】

椅子が……飛んでいた。と言うよりは浮いていた、の方が正確か。
そこに座る男は足を組み肘を掛け、あなたを見下す。それが転校生だと分かっていても。

真央「あーっはははははは! 貴様、転校生だな。知っておるぞ。平井が最期に『ライフライナー』で連絡してくれたからな」

あなた「……そうか」

黒野が言う「ライフライナー」とは平井の能力を指すのだろう。あなたは、その能力が恐らく連絡手段に使われていたと見た。
ならば彼が“偶然”カジワラの殺害現場に居合わせた理由も分かる。哨戒をしていたのだ。

「知っている」というのなら「ライフライナー」は通話機能の他に映像伝達機能も付いているのか。
まずいことになったかもしれない、とあなたは考える。

焦りの表情を僅かに見せたあなたをよそに、黒野は彼の後ろにいる少女二人に興味津々だ。

真央「姫もお付きか。貴様らも転校生か? いや、違うか? ははははははは、怯えておる! 可愛らしい。攫ってやりたいなァ! 魔王が城には囚われの姫が必要だからな!」

夏夜「や、やめて! 麻姑に触らないで!」

真央「ほほゥ、気の強い姫もいるか。嫌いではない、寧ろ好きだぞ我輩は!」

あなた(どうするべきだ? 情報を聞き出してから攻撃するべきか? スカは引きたくない。戦闘回数も少なく済ませたいが……)

↓1

1、戦闘開始

2、会話する(質問すると答えてくれます ※必ず本当のことを答えてくれるとは限りません)

【会話する】

あなた「少し……聞きたいことがあるんだが、いいか?」

あなたは会話をすることを選んだ。
消耗戦の為、外れだった場合のリスクは大きい。無駄な戦いは避けたい。

真央「ああ、聞いてやる。内容次第だがな」

幸い相手は乗り気。気分が変わる前に、その気にさせて情報を得たい。

あなた(……さァて、何から聞こうか)

↓1【セリフでも聞きたい内容でも良い】

※チャンスは最大三回。気を悪くされると会話出来ません

あなた「アンタが言うその……平井とかいう奴の最期に言ったことなんだが――」

あなたもよく覚えている。彼が最後に叫んだ「さっきのとは違う転校生が」。
この言葉から自分とは違うもう一人の転校生がいるのではないかと推察できる。あなたはそれを黒野に訊ねた。

真央「ふむ……貴様以外の転校生、か。知っているぞ、見たことはないが」

あなた「! 是非聞かせてくれ」

真央「性別は女だ。我が軍からも何人か犠牲者が出た……む、ということはあの転校生と貴様とでは目的が違うのか?」

あなた「……多分」

真央「多分とは曖昧な返しだな。転校生は嘘がつけないと聞いたが」

その通り、転校生は嘘をつけない。
だからこそ何とも言いよう無い事態には曖昧にしか答えられないのだ。
学園が抗争状態になっている理由も分からないあなたに、他の転校生の出現理由など更に分からない。

真央「まだ聞きたいことがある顔をしておるな。良かろう。このような機会はそうそう無いからな」

あなた(もう少し聞くか……?)

↓1【セリフでも聞きたい内容でも可】

どことどこが戦っているのかをあなたは知らない。
しかし、このような戦いになった折、出動する集団をあなたは知っていた。

学園自治組織「生徒会」

魔人の力で魔人を制す彼らであれば必ずこの戦いに関わっているはずだ。
あなたはここで黒野に聞く。

あなた「生徒会で怪しそうな奴はいないか?」

所謂“カマ”をかけた。
ここで「我輩の仲間」などという言葉が出て来れば、こいつは生徒会所属の魔人ということがほぼ確定となる。
他の回答であっても彼が所属するグループの何かしらの情報は得られる算段だ。

真央「ふむ……そうだな。生徒会……貴様が何の目的でそのようなことを聞くのかが分からぬ故、誰が特に……とは言えぬな。分かりやすい質問が我輩も答えやすいのォ」

しくじった。相手は尊大な奴とは言え、転校生を前に慎重になっている。簡単には教えてくれない。
教える情報、知りたい状況がイコールで結ばれなければ教えるつもりはない。黒野はそういう顔であなたを見ている。
相当の切れ者だ。

真央「……我輩も暇ではない。聞いた後に我輩を殺すつもりかもしれぬが……そうは行かん。こちらも死ねぬ理由があるのでな」

真央「聞きたいことがあるならこれで最後にしてくれ。それから……我輩を煮るか焼くかどうするか決めるが良い」

↓1【セリフでも聞きたい内容でも可】

逆に警戒させてしまうかもしれないが、仕方がない。あなたは自分の目的を教えた。

あなた「俺の目的は戦いではなく人捜しだ。アンタとも争うつもりはないが襲ってくる者には容赦しない」

真央「ほお……人捜し、とな。国家転覆から便所掃除までするとは噂に聞くが、そんな探偵紛いの仕事も請け負うのか。ははははは、面白いぞ転校生! もっと聞かせろ」

あなた「ああ……」

あなた「アンタは『オープンキャンパス』の現場で何かの事件に遭遇していないか?」

真央「ふむ……『オープンキャンパス』とな。ああ、『希望崎学園体験入学会』のことか。事件……遭遇した訳ではないが、ああ、確かにあった」

真央「――その日、我がグループの番長と生徒会長が消えたのだ。数名の体験入学生と共にな」

あなた「っ!」

話が見えてきた、気がする。
さて、話がこれ以上進展しない以上、ここからどうするか。

↓1

1、殺しておくか

2、消耗したくないし戦わない

真央「で、どうするんだ?」

黒野は聞く。これは、これから自分を殺すのか否かという意味だろう。
答えは「殺さない」。
あなたの考えに一色は頷いた。千洞も無益な殺生を望んではいない。
その旨を黒野に伝えると

真央「ふむ、そうか……」

少し腕を組み考えた後、ポケットから電話を取り出した。何やら仲間に連絡を取っているらしい。

真央「今、下僕共に連絡をした。『男の転校生は人を探している。遭遇した場合は一度話を聞くべし』とな」

真央「なに、我輩は別に貴様の手伝いをしたつもりはない。このハルマゲドンを円滑に進める為にやったのだ。勘違いするでないぞ」

ここまで協力されると逆に気味が悪い。
あなたは何か裏があるのではないかと疑るが、黒野の豪快さに圧され何も言えず、逃げるように去った。

※あなたターン 終了

※今日はここまで

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