男「幸せにするから」(30)

男「何で毎朝起こしに来るのさ」

幼馴染「朝起きれないからでしょ」

男「別にいいよ」

幼「よくない」

幼「単位取れなくなったら困るでしょ?」

男「まぁ……」

男「でもわざわざ起こしに来なくていいよ」

男「かわいそうだし」

幼「そんなことないって」

幼「さ、学校いこ?」

学校

男「ねぇ」

幼「ん?」

男「いつもどれくらい勉強してるの?」

幼「秘密ー」

男「そう」

幼「ちょちょ……そこは食い付こうよ」

男「じゃあ教えて?」

幼「……」

幼「大体1時かな」

男「何でそんなに勉強するの? 小学校から頭はいいよね?」

幼「さぁ?何でだろうね?」

男「……そっか」

幼「あ、授業始まるよ」

キーンコーンカーンコーン

男「……」カキカキ

幼「……」カキカキカキカキカキカキ

先生「ここをー……幼馴染、やってみなさい」

幼「あ……えと…」

男「4√7」ボソ

幼「あっ…4√7です」

先生「正解です」

幼「別にわかったのに」ボソ

男「ごめんね」ボソ

幼「あ、謝んないでよ…」ボソ

先生「そこしゃべらなーい」

キーンコーンカーンコーン

男「……」カキカキ

幼「……」カキカキカキカキカキカキ

先生「ここをー……幼馴染、やってみなさい」

幼「あ……えと…」

男「4√7」ボソ

幼「あっ…4√7です」

先生「正解です」

幼「別にわかったのに」ボソ

男「ごめんね」ボソ

幼「あ、謝んないでよ…」ボソ

先生「そこしゃべらなーい」

昼休み

男「お弁当もいいよ」

幼「いいから食べて」

幼「私の手料理なのよ?」

男「うん」パクパク

幼「ど、どう?」

男「うん」パクパク

幼「うんじゃわかんない…」

男「美味しいよ、嫁さんにしたいくらいだ」

幼「えっ…あ、いや…そんな……お嫁……いやいや……えへへ…」

男「まぁ勉強は程々にね」

男「身体壊したら元も子もないよ」

幼「えへへ……お嫁さん……えへへ」

男「聞いてるのかな」

帰宅

男「じゃあね」

幼「うん、また明日」

男「何回も言うけど勉強は……」

幼「あーはいはい」

幼「じゃね!」タタタ

男「……」



幼(もっともっと勉強しないと男の受ける大学受かんないもんね)

翌日

男「今日は来ないね」

学校

男「……あれ?」

「幼馴染ちゃんなら休みだお」

男「何かあったの?」

「風邪だってお」

男「…はぁ……」

幼馴染家

幼「学校なんかより勉強しなきゃ…」カキカキ

幼「男……喜ぶかなぁ……」

幼「ふふ……はっ…勉強勉強」カキカキカキカキ

放課後

ピンポーン

幼「はいはいはい」ガチャ

幼「あっ…」

男「サボりだめ」

幼「バレてたか…」

男「昔から変わってないからね」

男「そういうのは」

幼「まぁまぁ」

幼「あ、上がってって」

男「いやいいよ」

幼「いいからいいから」

部屋

幼「麦茶飲む?」

男「うん」

幼「はい」コト

男「ありがとう」

幼「うん、ゆっくりしてって」クル カキカキ

男「また勉強?」

幼「うん」カキカキ

男「……そんな風にやったって身に付かないよ」

幼「大丈夫」カキカキ

男「ホント?」

幼「うん」

男「……明日休みだしデートしない?」

幼「うん………えっ?」

男「わかった、じゃあまた明日ね」

翌日

男「まだ?」

幼「き、急すぎるの!」

男「今からデートに誘います…って前置き必要だった?」

幼「そ、そうじゃないけど……」

幼「デ、デ、デデデート……って…」

男「異性と遊びにいくのがデートでしょ?」

男「準備ができたら行くよ」

幼「う、うん……」アセアセ

5分後

幼「お待たせ!」

男「どこいく?」

幼「え?決めてるんじゃないの?」

男「別に?」

男「このデートは幼馴染のリフレッシュみたいなものだから」

幼「そ、そうなんだ……」

男「まぁそれに好きだからね」

幼「ふぇぇ!?」

男「どこでもいいなら行くよ」スタスタ

幼「あ、ちょ!」タタタ

珈琲店

「いらっしゃい」

男「どうも」

「おぉ兄ちゃん、久しぶり」

幼「うわぁ…スゴいきれいなお店……」

「彼女かい?」

幼「い、いやそんな」アセアセ

男「ブラックで」

幼「そんなスルーしなくても……あ、私は…」

男「彼女にはシロップ三個入れてあげて」

「はいよ」

幼「へえ…よく知ってるね」

男「幼馴染のことは何でも知ってるつもりだよ」

「お待ちどう」コト

男「ありがとう」

幼「あ、ありがとうございます…」

「固くならなくていいよ」

男「そのカップを飲み干して、最初に思い浮かんだ人が好きな人なんだって」

幼「へー…」ズズ

男「俺は幼馴染だったよ」

幼「ロウファ!」ブブ

男「動揺しすぎ」

幼「だ、だだだだって!」

男「さ、次のとこいこう」

「またな」

幼「ま、まって!」ズズ

幼(……男が思い浮かんだ……嬉しい…)

幼馴染かわいいです

ははよはよ

本屋

幼「何があるの?」

男「本があるよ」

幼「いやいや……」

男「月に三回ね、有名人が来るんだよ」

男「これは通い詰めて気づいた」

幼「誰?」

男「安室さん」

幼「え!?嘘!?どこ!?」

男「ただ月に三回ってだけで不規則だから今日はいないよ」

幼「えぇぇ……」シュン

男「でも俺がいるよ?」

幼「ぇ?」ドキッ

男「さてそろそろお昼でも食べようか」スタスタ

喫茶店

「あ、いらっしゃいませ!いつもありがとうございます!」

幼「顔広いね」

男「そうかな」

男「何頼む?」

幼「えーっと……」

幼「えとえと……」アセアセ

「御注文お伺いします」

男「ミートドリアで」

男「彼女にはジュースを」

「はい、少々お待ちください」

男「焦らなくていいんだよ」

幼「うん……ありがと」

20分後

男「美味しかった?」

幼「うん、とっても!」

男「じゃあ次は……」

幼「あ、私帰るね」

男「え?」

幼「その…やっておかないといけないことあるし!」

幼「じゃあね!」タタタ

男「あ……」

男「……ダメだったか…」




幼(スッゴい幸せだった!大人になっても続くように男と同じ大学に……)

1週間後

男「最近起こしに来ない」

男「それもそうか」

学校

男「おはよ」

「あ、男!」

男「なに?」

「修学旅行の旅費、幼馴染ちゃんから回収しといてお」

男「自分で頼めば…」

「最近来てないんだお」

「知らなかったのかお?」

男「……そう言えば見てないなぁ…」

男「……わかった、俺が回収するよ」

「頼んだお!」

幼馴染家

幼「……」カキカキ

男「おーい」

幼「…」カキカキカキカキ

男「ハーバードってそんなレベル高いかなぁ」

男「英語しゃべれればまぁ行けるだろうし…」

幼「……ふぅ」

男「……」

幼「……よし、もう一踏ん張り!」

男「ねぇ」

幼「へ?……何だ幻覚か……」

男「実態だよ」

紫煙

男が天才杉。よく幼馴染は絶望しないな。

この書き慣れていない雰囲気が良い

しえん

男が...

幼に…

男「旅費の回収に来たよ」

幼「ちょちょ……何でいるの!?」

幼「え?聞かれた?え?嘘……」

男「一人2万だって」

幼「いやいや……まさか……でもでもでも……」

男「おーい」

幼「……寝よ」ゴロン

男「おいって」

男「旅費」

幼「……」

男「ほら、布団被ってないで」

幼「何でいるの」

男「旅費の回収」

幼「どこまで聞いたの」

男「さぁ」

幼「……」

幼「私旅行いかない」

男「最後なんだよ?」

幼「いい」

男「何でいかないの?」

幼「勉強したいから」

男「はぁ……」

男「別に俺と同じ大学じゃなくたっていいじゃない」

幼「やだ」

男「独り暮らしだし、環境に慣れるまで大変だよ」

幼「それでもいい」

男「勉強ばっかしてるとあとで辛いよ」

男「今一番楽しいときじゃん?」

幼「楽しくないもん」

男「俺といても?」

幼「そ、それは……」

男「ショックだな……」

幼「ち、ちがっ…」

男「ごめんね、お邪魔しました」

無理してグダグダになるより、
多少時間がかかってもいいからじっくり練り上げてくれ
スレタイが出るの楽しみにしてる

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