海馬「シンデレラガールズ総選挙に俺のアイドルがランクインしていないだと!?」 (60)

海馬「おい、これは一体どういうことだ!?」

海馬「何故俺のアイドルが10位にすらない!?」

磯野「わ、わかりません…、何者かが膨大な票を入れたとしか…」

海馬「くっ…、これだけの金を費やしてもランクインできんとは…」

海馬「それほどほかの担当アイドルのプロデューサーの結束は固いというのか…」

海馬「結束など下らんと思っていたが…、遊戯の言うとおり、結束というのは想像以上に強いものらしいな」

磯野「それで、瀬人様…いかがいたしますか?」

海馬「今のままがダメなら、さらに票をつぎ込んでも恐らく意味がないだろう…」

海馬「それにそれは凡人のやることだ、おれの戦術は常に一歩二歩先を行く…」


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海馬「磯野!」

磯野「はっ!」

海馬「バンダイナムコエンターテインメント、サイゲームスの株を全て買い占めろ!」

海馬「俺が裏でシンデレラガールズ総選挙の票を操作することで、全ての票を俺の担当アイドルへ行くようにする」

磯野「し、しかしそれはあまりにも卑劣な行為だと思います、そもそも公平ではありません…」

海馬「磯野!これは社長命令だ!今すぐ両者の株を買い占めろ!」

海馬「命令に背けば貴様の即刻解雇を命じる!」

磯野「は、はい!」

海馬(ふふふ…これで俺のアイドルはシンデレラガールになれる…)

※実際に株を買い占めても票を捜査することはできないので真似しないでください

磯野「瀬人様!」

海馬「磯野か、どうだ?株を買い占めることができたか?」

磯野「そ、それが…もう既に全て買い占められて…」

海馬「何だと!?」

磯野「一つ残らず跡形もなく…」

海馬「馬鹿な!?仮にも両者は大手の企業、しかも片方はコナミと肩を並ぶほどだぞ!?」

海馬「これをいともたやすく買い占めるだと!?そんなことできるはずが…」

磯野「そのことに関してですが…、実は先ほどニュースで…」

海馬「ニュースだと?」ピッ

海馬「…」ジーッ

海馬「ふぅん…、なるほどな…確かにこんな周りくどいことができるのはやつしかいない!」

海馬「磯野!」

磯野「はっ!」

海馬「ジェット機の用意をしろ!あの死に損ないに引導を渡してやる!」

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

海馬(あれはいつのことだろうか…)



遊戯「ねぇ、ちょっと編成見せて」

城之内「ああ、ほら」

遊戯「なぁにこれぇ、全部低コストのカードじゃないか」

遊戯「しかもステータスが中途半端に守備に多く振ってるじゃん!ステータスを自動で振り分けているんだね」

遊戯「城之内くん、これじゃあせっかく振った守備も役に立たないよ!」

遊戯「イベントだって僕より余計にエナドリ使ってるんでしょ?この攻コストを見たら想像つくよ」

城之内「マジかよ!普通にやっただけなのに…」

海馬「何をしているんだ、遊戯?」

遊戯「海馬君、今シンデレラガールズで互いのユニットを見せ合いっこしているんだ」

海馬「シンデレラガールズだと?」

遊戯「うん、200人近くいるアイドルを育成するゲームなんだ」

海馬「くだらん…そんなものには興味はない」

海馬「ただの絵にどうしてそこまでめり込むことができるのか理解できん」

遊戯「そう言わずに海馬君もやってみてよ、きっと気に入るアイドルがいると思うから」

海馬「やらん」

帰宅後

海馬「よし、アプリのダウンロードが完了した…早速はじめるか」

海馬「むっ…いきなり小娘が現れたぞ…渋谷凛か…いい眼をしている」

海馬「千川ちひろ?チュートリアルはいいから早く進ませろ!」

海馬「属性か…当然クールを選ぶ、俺にふさわしいからな」

海馬「ほう…試しにガチャができるのか?」

海馬「千早…本家のアイドルもいるのか」

海馬「大体わかった、ガチャやイベントで手に入れたアイドルを育てて鑑賞するゲームか」

海馬「とりあえずまずコインを買ってガチャを引いてみるとしよう」ポチッ

海馬「…!?」

アナスタシア『海馬プロデューサー、ズヴェスタ、好きですか?…あ~、星です』

海馬「何だこの小娘は!?」

海馬「この引き寄せられるような透き通った青い瞳…、一切の穢れのない白い肌」

海馬「この小娘、アナスタシアというのか…ふつくしい…気に入ったぞ!」

海馬「アナスタシア、いやアーニャ…お前はこの俺が直々にプロデュースをしてやる!」

海馬「どうやらアーニャは凄い人気らしい…まあ俺が惚れ込んだアイドルだ、当然だ」

海馬「そのせいかは知らんが全部揃えるには恐ろしいほどのスタミナドリンクが必要みたいだな」

海馬「全てのアーニャを手に入れるには2、3000はくだらないな」

海馬「だが、この俺から言わせればその程度の数など造作もなく用意できるわ!」

海馬「早速大量のモバコインをスタドリに変えよう、ついでにエナドリも買うとしよう」


そして…


海馬「フハハハハハ!!!ついにそろったぞ!わが最強のアイドル艦隊!全てをアナスタシア一色にしたぞ!強靭!無敵!最強!」

海馬「見るがいい負け犬共!これが俺と貴様ら凡人との決定的な力の差というものだ!」

海馬「ワ八八八八八八八八八八八八八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!」

ワハハハハハハハ!

モクバ「兄様…、部屋の中で大声で笑って何をしているんだろう?」

海馬「デュエルディスクとスマートフォンを連動して…よし」

海馬「ソリッドビジョンシステム、始動!」ポチッ

ブオン!

アーニャ『海馬プロデューサー、ズヴェズダ…この空に見える星の数は、いくつか知っていますか?』

海馬「おお…、ふつくしい…」

海馬「少しの調整を加えるだけでアーニャが目の前に…」

アーニャ『1万も見えないと、私はパパに聞きました…私もまだ小さな星です…けど、もっともっと輝きたいです』

海馬「安心しろ…、俺がお前を頂点に君臨させてやる…」

アーニャ…

モクバ「…」

モクバ「…兄様は病気なんだ…、絶対に治らない病気にかかったんだ…」

海馬(そして俺がアーニャを揃えて満足したある日…シンデレラガール総選挙というものが始まった)

海馬「磯野!全海馬コーポレーション社員に今すぐシンデレラガールズを起動し、投票券をアーニャに入れるように伝えろ!」

磯野「えっ…?」

海馬「何をぼさっとしている!早くしろ!」

磯野「わ、わかりました!」

海馬(こうして俺は社長権限を持って、アーニャに大量の票をいれた)

海馬(当然俺もアーニャに凄まじいほどの投票権をつぎ込んだ)

海馬(つぎ込んだはずだった…、なのになぜだ!あれほどの量をたしてもランキング10位にすら入らないだと!?)

海馬(おのれぇ…、それほどほかの馬の骨共が担当アイドルに対する思いが強いということか…)

海馬(ならば俺がその思いを粉々に打ち砕いてくれるわ!)

海馬「ペガサス!いるのだろう!」

ペガサス「Oh!海馬ボーイ☆お久しぶりデース!」

ペガサス「今日は遥々何の御用デスか?」

海馬「白々しいぞペガサス、俺は既に知っているんだ」

ペガサス「What?」

海馬「貴様…バンナムとサイゲ、両者の株を買い占めたな」

ペガサス「オー!既にご存知でしたか!」

海馬「何のためだ?」

ペガサス「何のため?海馬ボーイ、アナタも感付いてるはずデース!」

ペガサス「何のため?海馬ボーイ、あなたも感付いてるはずデース!」

ペガサス「次のシンデレラガールズ総選挙、ワタシにはどうしてもシンデレラにしてあげたいアイドルがイマース!」

ペガサス「バット…いくら付きこんでもアイドルが一位になる気配がないことが、今回の中間発表でわかりました…」

ペガサス「そこでワタシは両者の株を全て買占め、裏で操作することによって、一位を嫁にしようと考えたわけなのデース!」

海馬「フン…、貴様らしい卑怯な手だな…前に俺の会社を買収しようとしたが、また同じことを繰り返すつもりか」

海馬「いくら勝てないからといって…そんな下劣で卑しい手を使うなど、選挙に投票したプロデューサーの誇りと思いを踏みにじることになる!」

海馬「随分と落ちぶれたな!恥を知れペガサス!」

海馬「俺は認めんぞ…、貴様のような自分勝手な輩のせいで…、俺のアイドルがシンデレラになれなくなるとは…」

ペガサス「何とでもいいナサーイ!これも全てワタシのアイドルの夢のためデース!」

ペガサス「ここにいても時間の無駄デース!諦めて帰りナサーイ!」

海馬「フン…、俺がわざわざここまで来た理由、お前もわかっているはずだ」

ペガサス「バンナムとサイゲの株を手に入れるためデスね、しかしそれを渡すことはできマセーン!」

ペガサス「もちろんデュエルも認められマセーン、諦めてお家に帰りナサーイ!」

海馬「アンティルールで決着をつけよう、ペガサス」

ペガサス「話を聞いていなかったのデスか?ワタシはデュエルをする気はありマセーン!」

海馬「俺が賭けるのは全てのブルーアイズと海馬コーポレーション全ての権限だ」

ペガサス「ほう…」

海馬「どうだ?お前が海馬コーポレーションの社長になれるんだぞ、さらに事業も拡大できる、悪くない話だと思うが」

海馬「それともなんだ?自称無敵のトゥーンモンスターで俺に負けるのが怖いのか?」

ペガサス「随分安い挑発ですね、海馬ボーイ…」

ペガサス「いいでしょう、その挑発…ぜひ乗ってあげましょう!」

海馬「行くぞ!」

ペガサス・海馬「デュエル!」LP8000

ペガサス「先行はワタシが貰いマース!」

海馬「ふぅん…くれてやる」

ペガサス「ワタシはカードを2枚伏せてターンエンドデース」

海馬「たったカードを2枚伏せただけだと…そんなもので止められる俺ではない」

海馬「俺のターン、ドロー!」

海馬「俺はハーピィの羽根箒を発動!二枚の伏せカードを破壊だ!」

ペガサス「トラップカードオープン!スターライトロードデース!」

海馬「何!?」

ペガサス「このカードの効果であなたの羽根箒の効果は無効、さらに融合デッキからスターダストドラゴンを特殊召喚しマース!」

ペガサス「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!現れナサーイ、スターダストドラゴン!」

スターダストドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」ATK2500

海馬「くっ…、やっかいなモンスターを…」

ペガサス「早くしナサーイ!タイムイズマニーでーす!」

海馬「俺は手札から魔法カード、竜の霊廟を発動!」

海馬「この効果で青眼の白龍をデッキから墓地に送り、さらに効果で伝説の白石を墓地に送る」

海馬「白石の効果でデッキから青眼の白龍を手札に加える」

海馬「さらにトレードインの効果発動、手札の青眼の白龍を捨て、カードを二枚ドロー」

海馬(よし…)

海馬「俺は手札から青き眼の乙女を召喚」

海馬「さらに俺はスケール3のEMヒックリカエルでペンデュラムスケールをセッティング」

海馬「EMヒックリカエルの効果発動!青き眼の乙女を対象にする」

海馬「青き眼の乙女の効果発動!その効果を無効にし、デッキから青眼の白龍を特殊召喚!」

青眼の白龍「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」ATK3000

海馬「バトルだ!青眼の白龍でスターダストドラゴンに攻撃だ!」

海馬「滅びのバーストストリーム!」

ペガサス「くっ…」LP8000→7500

海馬「さらに俺はチューナーモンスター、青き眼の乙女を青眼の白龍にチューニング!」

海馬「シンクロ召喚!蒼眼の銀龍!」

蒼眼の銀龍「ギャオオオオオオオオオオン!」DEF3000

海馬「カードを二枚伏せてターンエンドだ」

ペガサス「海馬ボーイ、あなたは新規で随分強くなりマシタ」

ペガサス「しかし、強くなったのはあなただけではありマセーン!今それを証明しマース!」

ペガサス「ワタシは手札からトゥーンキングダムを発動!」

ペガサス「効果処理としてデッキからカードを三枚裏側表示で除外しマース」

海馬「また目障りなトゥーンモンスターを出すつもりか、だが弱点はわかっている」

ペガサス「ワタシはトゥーンマーメイドを特殊召喚、そしてマーメイドを生け贄に、トゥーンブラックマジシャンガールを特殊召喚!」

トゥーンブラックマジシャンガール「アハッ☆」ATK2000

ペガサス「さらにトゥーン仮面魔道師を通常召喚」

トゥーン仮面魔道師「フフン☆」ATK900

海馬「ふん…低攻撃力の雑魚モンスターか」

ペガサス「トゥーンモンスターは召喚に成功したとき、攻撃はできマセーン」

ペガサス「バット…、トゥーンブラックマジシャンガールは別デース!このままダイレクトアタックできマース!」

海馬「だからどうした!トゥーンモンスターは住処がないと生きてはいけない雑魚モンスターだ!」

海馬「このカードで貴様の愛するトゥーンもろとも吹き飛ばしてくれる!リバースカードオープン!速攻魔法、サイクロン!」

海馬「破壊するのは当然トゥーンキングダムだ!」

ペガサス「トラップカードオープン、魔宮の賄賂」

ペガサス「サイクロンを無効にしてカードを一枚ドローしてくだサーイ」

海馬「…っ!?」

ペガサス「ワタシがいつまでも弱点を野放しにすると思ったら大間違いデース!」

海馬「おのれぇ…」

ペガサス「くらいなさい!」

トゥーンブラックマジシャンガール「えい!」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!

ペガサス「くっ!?」LP8000→6000

ペガサス「カードを一枚伏せてターンエンドデース」

海馬「俺のターン、ドロー!」

海馬「スタンバイフェイズに、蒼顔の銀龍の効果で墓地から青眼の白龍を特殊召喚」

ペガサス「さあ、どうしますか?海馬ボーイ」

ペガサス「トゥーンキングダムがある限り、トゥーンモンスターは戦闘、効果では破壊されず、対象をとる効果を受けマセーン」

ペガサス「サレンダーするなら今のうちデース」

海馬「舐めるな!アーニャのため、貴様に負けるわけにはいかない!」

ペガサス「ほう…、そうですか…あなたはアーニャ推しでしたか」

海馬「だったらどうした」

ペガサス「なら、ワタシがこのデュエルで勝ったら最終結果の票を操作して、アーニャを圏外にしてあげましょう」

海馬「何!?」

ペガサス「ただし、あなたがサレンダーするなら、特別にアーニャを5位にしてあげても構いマセーン」

海馬「…」

ペガサス「さあ、どうしますか?海馬ボーイ?」

海馬「おのれぇ…俺はまだしも…アナスタシアに罪はない!」

海馬「罪のないアイドルのシンデレラガールという夢をゲームの感覚で破壊するなど!プロデューサーとしてもデュエリストとしても失格だ!」

海馬「貴様を許すわけにはいかない!」

ペガサス「ならどうシマスか?無敵のトゥーンモンスター相手にあなたの青眼の白龍でどう立ち向かいマスか?」

海馬「俺は、手札から死者蘇生を発動、青き眼の乙女を特殊召喚」

海馬「さらにヒックリカエルの効果、対象は乙女だ」

海馬「乙女の効果で青願の白龍を特殊召喚」

海馬「バトルだ!二体の青眼の白龍で、トゥーン仮面魔道師に攻撃だ!」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!

ペガサス「…」LP7500→3300

ペガサス「トゥーンキングダムが貼られている状態ではトゥーンモンスターは破壊されマセーン」

ペガサス「代わりにデッキから二枚カードを除外しマース」

海馬「俺は青き眼の乙女と青眼の白龍でシンクロ召喚!もう一体の蒼眼の銀龍を守備表示で召喚する!」

海馬「俺はターンエンドだ」

ペガサス「いくらモンスターを並べても何の意味もありマセーン!」

ペガサス「ワタシのターン、ドロー!」

ペガサス「バトルデース!二体のトゥーンでダイレクトアタック!」

海馬「ぐっ!?」LP6000→3100

ペガサス「さらにトゥーン仮面魔道師の効果でデッキからカードを一枚ドロー」

ペガサス「そして二体のモンスターを生け贄に。トゥーンアンティークギアゴーレムを特殊召喚しマース」

トゥーンアンティークギアゴーレム「ギギ…」ATK3000

ペガサス「ターンエンド、さて、だんだん後がなくなってきマシタね海馬ボーイ!」

ペガサス「せいぜいあがいてみナサーイ!」

海馬「俺のターン、ドロー」

海馬「ペガサス、お前は俺を追い詰めたと思っているようだが、それは違う」

海馬「貴様と俺では、執念が…思いが…アナスタシアに対する愛が…何もかも違うのだ」

海馬「今見せてやる!このターンで貴様を葬る!」

ペガサス「What!?一体どうやって?」

海馬「スタンバイフェイズ時、二体の銀龍の効果で2体の青眼の白龍を特殊召喚!」

ペガサス「Oh!ブルーアイズが三体…ビューティフォー!」

ペガサス「しかしそれでどうやってワタシを倒すのですか?」

ペガサス「トゥーンアンティークギアゴーレムの攻撃力は3000、相打ちをしてもキングダムの効果でワタシのモンスターを倒すことはできマセーン」

海馬「俺のブルーアイズホワイトドラゴンを舐めるなァ!」

海馬「俺は、レベル8二体の青眼の白龍を素材に融合デッキからモンスターを特殊召喚する!」

ペガサス「What!?」

海馬「二体のブルーアイズでエクシーズ召喚!」

海馬「現れよ、カオスナンバーズ107!」

海馬「宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり銀河の源よりよみがえれ!顕現せよ、そして我を勝利へと導け!」

海馬「No.107銀河眼の時空竜!」

No.107銀河眼の時空竜「ギャオオオオオオオオオオオオオオオン!」ATK3000

ペガサス「いくらモンスターを並べても何の意味もありマセーン!」

ペガサス「ワタシのターン、ドロー!」

ペガサス「バトルデース!二体のトゥーンでダイレクトアタック!」

海馬「ぐっ!?」LP6000→3100

ペガサス「さらにトゥーン仮面魔道師の効果でデッキからカードを一枚ドロー」

ペガサス「そして二体のモンスターを生け贄に、トゥーンアンティークギアゴーレムを生け贄召喚しマース」

トゥーンアンティークギアゴーレム「ギギ…」ATK3000

ペガサス「ターンエンド、さて、だんだん後がなくなってきマシタね海馬ボーイ!」

ペガサス「せいぜいあがいてみナサーイ!」

海馬「さらにタキオンドラゴンを素材に、ギャラクシーアイズFAフォトンドラゴンを特殊召喚!」ATK4000

海馬「FAフォトンの効果発動、オーバーレイユニットを一つ使い、トゥーンキングダムを破壊する!」

ペガサス「手札からエフェクトヴェーラーを発動!効果を無効にしマース!」

ペガサス「何度やっても無駄デース!破壊をさせマセーン!」

海馬「だが次の効果を防ぐ手立てはあるまい!俺は蒼眼の銀龍二体でオーバーレイ!」

海馬「現れろ!ランク9!幻子力空母エンタープラズニル!」ATK2900

海馬「エンタープラズニルの効果発動!素材を取り除くことでカードを一枚除外できる!」

海馬「俺はトゥーンアンティークギアゴーレムを除外だ!」

ペガサス「無駄デース!キングダムがある限り対象を取る効果は効きマセーン!」

海馬「このカードは『選んで』と書かれている、『選択して』ではない」

海馬「つまり対象を取らない効果だ、よって貴様の木偶の坊も除外できるということだ!」

ペガサス「What!?「選択して」と「選んで」は同じではないのデスか!?」

海馬「貴様のトゥーンアンティークギアゴーレムを除外する!これで貴様のフィールドには何もいなくなった」

海馬「バトルだ!エンタープラズニルでダイレクトアタック!」

ペガサス「ぐううううううう!!!」LP3300→400

海馬「そして最後に決めるのは俺の魂のカード、ブルーアイズホワイトドラゴンだ!」

海馬「消えるがいい!」

海馬「滅びのバーストストリィィィィィィィィィィィム!!!!!」

ペガサス「NOOOOOOOOOOOOOO!!!」LP1300→0ピーッ

ペガサス「見事です海馬ボーイ…、よくワタシを倒しましたね…」

ペガサス「約束通り、株は全てあなたに譲りマース、アーニャに入れるなり唯にいれるなり好きにしナサーイ…」

海馬「…返してもらうが、譲らなくていい…これは元々あったところに戻す」

海馬「ペガサスよ、選挙というものは大勢の人間が行うものだ、自分一人で行うものではない」

海馬「自らのエゴで選挙の票を操作しても、そのアイドルは本当のシンデレラにはなれん」

海馬「アーニャも、お前の推しも喜ばないだろう」

ペガサス「海馬ボーイ…」

海馬「本当に頂点を取りたければ、小細工はしないで自力で取るものだ…ちがうか?」

ペガサス「ザッツライト、あなたの言うとおりデース…」

ペガサス「ワタシはただ、好きなアイドルを一位にしたくて…こんなことをシテイマシタ…」

ペガサス「今思い返せば、とても愚かな事をしたと思いマース…」

ペガサス「千年眼で懲りたはずですが、どうやらそうではなかった見たいデース…」

海馬「権力を持ったものはその力に溺れ、時折やりすぎる傾向がある」

海馬「ペガサス…、これからは正々堂々、プロデューサーらしく戦おうではないか」

ペガサス「海馬ボーイ…」

海馬「選挙では負けんぞ、きっとアーニャを一位にしてみせる」

ペガサス「望むところデース!」

海馬「さらばだ」

キイイイイイイイイイイイイイイイイン!

ペガサス「グッバイ、海馬ボーイ…」

磯野「おかえりなさいませ、瀬人様」

海馬「投票券をアナスタシアにつぎ込む作業は順調か?」

磯野「はい、このペースならシンデレラガールは間違いありません」

海馬「よし、そのまま作業を続けろ」

磯野「はっ!」

磯野「それで、バンナムとサイゲの株は?」

海馬「元に戻す、票を勝手に操作して頂点を会得しても、それは真の王者にはならんからな」

海馬「それにそんなことをしたらアーニャに不名誉なレッテルが貼り付けられてしまう…、それはアーニャのためにはならない」

磯野「かしこまりました」

海馬(待っていろアーニャ…俺の実力できっとシンデレラにしてみせる)

海馬(俺の戦いはこれからだ!)

別の場所

???「中島、投票券をつぎ込む作業は捗っているか?」

中島「はい、このペースならシンデレラガールになるのも間違いありません」

???「よし、そのまま作業を続けろ、決して中断するな」

中島「はっ!」

???「さて…、その間にアイドルとソリッドビジョンシステムの連動テストをしなくては…」

また別の場所

???「どうやったって、俺たちは票を直接操作することができない」

???「だったら、大量に入れて満足するしかねえ」

???「俺たちの手で、俺たちのアイドルを一位にしてやろうぜ!」

蟹「ああ」

゜M「おう!」

キング「ああ!」

その場所の未来

逆刹「なんてことだ…いくら歴史を修正しても結果発表の結果が変わらない…」

???「何か強い力によって妨害されているようですね」

旋律「このままでは推しがランクインできなくなってしまう!」

絶望「私は絶望せぬぞ!こんなところで私たちの今までの努力を無駄にしてたまるものか!」

???「三人とも…、私の目的のために、共に戦ってくれますか?」

旋律「当然だ、僕たちはいつまでも君と共にいる」

絶望「共に戦おう、未来が正しい道に修正するまで」

数々の強者が挑むこの壮絶な総選挙、果たして勝利は誰の手に?

ルールを守って楽しく選挙!

終わり

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