やよい「鬱積と代償」 (24)





やよい『みんなーっ! 今日は来てくれてありがとぉーっ!』



P「はぁ、はぁ……」シュッ、シュッ


 1人、事務所に残っていた俺は、膝までズボンとパンツをずりさげて、行為に耽っていた。

 最初はライブの映像をチェックしようとしていただけだった。

 けれども最近ご無沙汰だったこともあり、どうしても辛抱ならなかったのだ。


やよい『力いっぱい、がんばるよぉーっ!!』


 元気よく振られる、ぷにぷにと柔らかそうな腕。そして二の腕から脇へと伝う汗。

 ときおり衣装の隙間から覗きそうになる、まだ幼さを残した双丘。

 激しいダンスでめくれ上がり、何度も危ういラインまで露わになる、健康的な太もも。


 気が付くと俺は、天使のような無邪気な少女を、性の捌け口としてしまっていた。


P「やよい、やよいぃ……!!」シコシコ



やよい『た~っくさん、盛り上がってくださぁーい!!』



P「うぅ、出る……!!」ブルッ





やよい「…………………………プロデューサー?」





P「―――ッ!?」ビクッ


 振り返るとそこには……

 いつの間にか半開きにされた扉で、まさに今―――俺が性の捌け口としていた少女が佇んでいた。




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P「やっ、やよい!? もう帰ったはずじゃ……!?」

やよい「忘れ物しちゃったんです。そしたら、もうみんな帰ったはずなのに事務所に電気がついてて……」

P「う、うぅ……」

やよい「なに、してるんですか?」

P「これは……これは、その……」

やよい「事務所で、おちんちん出して……」

P「……っ!!」ササッ

やよい「私のライブの動画を見て……」

P「やよい……これは、その……」

やよい「………………」




やよい「………………」スタスタ





P「す、すまん!! つい、出来心だったんだ!! だから、あの……」

やよい「プロデューサー」

P「っ!!」ビクッ



やよい「……続き、してください」



P「…………へっ?」

やよい「ここで見ててあげますから。さっきの続き、してください」

P「え、えっ……」

やよい「まだ、最後までしてないですよね? はやく、してください」





P「や、やよい? なに、言って……」

やよい「できませんか? ああ、ちっちゃくなっちゃってますね。……じゃあ、ほら」グイッ

P「うわ、お、おい……!?」ボスッ

やよい「プロデューサーはそのまま、そうやってソファであおむけのままでいてください」

P「やよい、一体何を……むぐっ!?」


 なんとやよいはおもむろに、あおむけでソファに転がされた俺の顔を跨ぐと……

 そのまま俺の顔面に、お尻を下ろしてきたのだ。

 今日のやよいはスカートなので、当然、俺の鼻と口は、彼女の恥部を包んでいる白い布に覆われてしまう。


P「ふぁ、ふぁほひっ……!?」モゴモゴ

やよい「これで、続き……できますよね?」





 そう言ってやよいは、今まで見たこともないような蠱惑的な表情で、笑う。

 鼻に直接押し付けられているやよいの下着からは、ほんのりすっぱい匂いと……

 そして、思わず意識をやってしまいそうなほどに濃厚な……雌の香りが醸し出されていた。


やよい「……あは。がちがちになっちゃいました」


 言いながらやよいは、ちらと背後を振り返る。

 俺からは純白の下着に阻まれていて見えないが、そこには無様にズボンが膝までずり下がり、そして石のように硬くなり脈打つモノが、そそり立っているはずだ。

 状況が呑み込めずに目を白黒させている俺へと視線を戻したやよいは、すうっと目を細めて、まるで幼い子供に言い聞かせるみたいに、やさしい声色で言った。


やよい「ほら……おちんちん、がんばってこしゅこしゅしちゃってください」





 それと同時に、やよいは悩ましい腰つきで下半身を前後させ、俺の唇に、鼻先に、自身の恥部をこすり付けてきた。

 そのたびに、蒸れた濃厚な蜜の香りが俺の鼻腔を犯して、そそり立つ俺の分身に、痛いほどの血液が注ぎ込まれる。


やよい『まだまだいっくよぉーっ!!』


 すぐそばのパソコンのディスプレイには、純真無垢を絵に描いたような少女が、煌びやかなステージで歌い、踊っていた。

 そして今、俺の顔の上では、あそこに映っている少女と全く同じ顔をした少女が、まったく違う笑顔と、声と、腰つきで、いやらしく踊っている。


P「……」ギュッ


 気が付くと俺は、やよいに促されるままに、そっと自分のモノを握りしめていた。

 触れた瞬間、下半身から背筋、そして脳天を貫くような衝撃が走った。大げさではなく、それほどまでの衝撃だった。

 通常ではありえないほどの先走り汁が溢れてきて、うっかり射精してしまったのかとさえ思った。

 これまで感じたことのない、とてつもない快感がこの先に待っていることを予感する。





P「……」ニュルッ、ニュリュッ


 いやらしい音を立てて俺がナニをしごき始めると、やよいはこらえきれない、といったように暗い笑みを浮かべ、そしてちろりと舌なめずりをした。

 やよいの腰のグラインドが激しくなる。柔らかい綿の生地と、その向こうのぷにぷにとした浅いふくらみ。そして頬に触れる、もちもちとした太ももの感触が心地いい。

 ときおりスカート越しに覗くやよいの、上気した頬や、媚びるような扇情的な顔つきがたまらなかった。


 ―――限界が近い。


P「もがっ……や、やよい、もう……!!」


 俺の言わんとしていることが伝わったのか、やよいも一層激しく腰を振って、ラストスパートに入ったようだった。

 しごかれることで俺のモノがたてるぐちゅぐちゅという水音に隠れて、俺の鼻先、すぐ目の前から、うっすらと、湿っぽい音が聞こえた気がした。

 俺の鼻息か、あるいは唾液か、はたまた……、少しだけ、顔に押し付けられた布が湿り気を帯びているように思えた。

 それに気が付いたとき、俺は限界を迎えた。





P「やよい、出るっ……!!」


 自分でも驚くほどの信じられない勢いで、俺は白濁した体液をまき散らした。

 思わず涎を垂らすほどの圧倒的な快感によって、しばらく頭がパチパチしていたほどだった。

 やがて俺のモノが射精を終え、ビクビクという痙攣も収まった頃……やよいは俺の顔面に押し付けていた腰を、ゆっくりと持ち上げた。

 そして、


やよい「いっぱい出ましたね。気持ち良かったですか?」

P「……あ、ああ」

やよい「そうですか」





 そう言うとやよいは、スカートの下に履いていた―――先ほどまで俺の顔面に押し付けられていた下着をおもむろに脱ぎ去ると……

 その下着を、俺の顔にぐいっと押し付け、被せてきた。


やよい「これ、あげます」

P「……え」

やよい「これに、明日の夜までに3回出してきてください。宿題です」


 唐突なやよいの言葉に俺がなにかしらの反応を返す前に、やよいは踵を返して事務所の玄関扉へと向かって行ってしまった。

 そして最後にくるりと振り返ると、





やよい「イイ子には、ごほうびをあげますから」


 やよいはそう言って、今度こそ事務所を後にした。

 もはや自慰を見られたとか、そんな当初の問題は些末なこととなってしまっていた。

 考えるべきことはたくさんあったが、一体どれから、どのように手をつけていいものやら、まったくわかったものではない。


 ただ、確かなことは―――


P「……」


 まだ温もりを残している、かすかな染みのついたパンツが俺の手の中にあり……

 そのパンツは、今も流れている動画の中で、多くのファンから声援を浴びている幼い少女のものであり……


 そして、さきほど精を吐きだしたばかりのモノが、再びそそり立ってしまっているということだ。





・・・・・・



小鳥「それじゃあ、お先に失礼しますね」

P「お疲れ様です」


 次の日。

 もう日はとっぷりと暮れている。

 残業のある俺は、今日も最後まで事務所に残ることとなった。

 ただし今日は、昨日と違っている点が一つあった。


小鳥「やよいちゃん、まだ帰らないの? もう遅い時間よ?」



やよい「……」





 そう、今日はやよいが遅くまで事務所に残っていた。

 伊織が一緒に帰ろうと誘っても、なぜかそれを拒んで事務所に残り続けていたのだ。

 やよいは音無さんから質問されると、ちらと俺の方へ顔を向けると、


やよい「帰ってもいいんですか、プロデューサー?」


 と、そう訊ねてきた。


小鳥「あら? プロデューサーさん、やよいちゃんとなにか約束しているんですか?」

P「え、いや、あの……」





 やよいのその問いが、いったいどのような意図でされたものかは確信が持てない。

 昨日のことは、欲求不満な俺が見た夢だったのではないかと、半分以上本気で思っているくらいなのだ。

 いや、きっと例のアレがなければ、夢であったと結論していたに違いない。

 そして俺は、とっさにこう答えてしまっていた。


P「い、いや……話があるから、もうちょっと残っててくれ、やよい」

やよい「はい、わかりましたっ!」


 弾けるような無邪気な笑顔で、やよいは元気に返事をした。

 俺たちのやりとりを見ていた音無さんは、少し不思議そうに首をかしげていたが、しかし深く追求してくるようなこともなかった。





小鳥「あまり遅くならないようにしてくださいね?」

P「は、はい……」


 そう言って音無さんは、事務所を後にした。

 玄関扉の硬質な音が室内に響くと、それから事務所には静寂が満ちる。

 やよいの表情を盗み見ると、彼女は相変わらず無邪気そのものといった仕草で、ソファにちょこんと座っている。


P「……っ」


 俺はそっと、デスクの引き出しの最下段を開く。

 そこには黒いビニール袋が収められており、俺はそれを取りだすと、ゆっくりと立ち上がった。





 昨日の、あの時のやよいは、普段のやよいとはあまりにも違いすぎて、別人なのではないかという思いがどうしてもまとわりついてくる。

 だから今の、無邪気な表情のやよいにこれを差し出すのは、かなり勇気の要ることだった。


P「や、やよい……」

やよい「はいっ! なんですか、プロデューサー?」

P「その……これ……」スッ

やよい「……」


 俺が差し出したビニール袋を受け取ったやよいは、少しもためらうことなくその袋の戒めを解いた。

 そしてビニール袋をさかさまにして、軽く振る。



 びちゃり、という水っぽい音を立てて、白い布がテーブルの上に落ちた。

 それは、俺が昨晩何度も吐きだした精をたっぷりと吸った、やよいのパンツだった。





やよい「………………」


 これを見たやよいはどうするのか……俺は緊張で干上がった喉を、ごくり、と唾液で潤した。

 少しの静寂の後。


やよい「…………プロデューサー」

P「は、はいっ……」


 なにを言われるのか、俺が表情をこわばらせて待ち構えていると、


やよい「…………脱いでください」

P「え?」

やよい「服です。全部、脱いでください」

P「……っ」





 考える余地も、迷う余地もなかった。

 俺の答えは、そこのテーブルで強烈な匂いを発しているものが物語っていた。

 だから俺はゆっくりと、一枚一枚、やよいの目の前で衣服を脱ぎすてていった。

 そしてやがて、いつもアイドル達が集まっている事務所で、完全に生まれたままの姿を晒す。

 すでに俺のナニは、刺激を媚びるようにびくびくと脈打ち、反り返っていた。


やよい「……」


 やよいはソファに座ったまま、俺の頭のてっぺんからつま先までをじっとりと舐めるように見つめる。

 そして、ちろりと唇を舐めたやよいは頬を上気させると―――もう、雌の顔になっていた。

 また例の“スイッチ”が入ったようだった。





やよい「そこに、正座してください」


 やよいは、ソファに座る自分の、すぐ目の前の床を指さして言った。

 俺はすぐにその指示に従う。それを見たやよいは、心底嬉しそうな表情を浮かべていた。


やよい「ちゃんと宿題をやってきたイイ子には、約束通り……」


 そう言ってやよいは、おもむろに靴と靴下を脱ぎだすと、


やよい「……ごほうび、あげますね」


 あらわになった、白くて小さな足を……俺に、差し出すのだった。



はい、おわりです。ここまでご覧いただいて、ありがとうございました。

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