ガチレズ女P「買い出しにコンビニ行ってくるねー」ちひろ「……」(19)

過去に何度かガチレズ女Pで書いてた者です。お目汚しにどうぞ

ちひろ「まっすぐ帰ってきてくださいね!寄り道禁止ですよ!」

女P「はいはい、分かってますってばー」





女P「さーて、立ち読みで一時間くらい時間潰してから帰ろうかしらね」

聖來「…あれ、女Pさん?」

櫂「あ、本当だ」

女P「あら、聖來に櫂。珍しい組み合わせね」

聖來「さっきたまたまそこで会ったんだ。アタシはワンコの散歩中で」

櫂「あたしはちょっとジョギングしてたんだ」

女P「なるほどね」

櫂「女Pさんは?もしかしてサボり?」

女P「違うわ。やるべき事はやったもの。休憩よ休憩」

聖來「物は言いようだね」

女P「好き勝手言うわね…皆して酷い話だわ」

櫂「皆?」

女P「あーいや、なんでもないわ。それよりワンコ久し振りねー。うりうり」

聖來「女Pさんって猫派?」

女P「えっ?ネコ?どっちも好きよ?」

櫂「犬か猫かで別れるよね。私はどっちも好きだけど」

女P「あっ、そっちか。聖來はやっぱ犬派?」

聖來「ワンコもいるしね。もちろん猫もかわいいとは思うけど」

女P「んー、あたしはネコじゃないからなぁ。ネコは好きだけどさ」

聖來「やだなー女Pさん、そんなの見れば分かるよ」

櫂「そうそう、見れば分かるって。あ、もしかしてあれ?猫系女子とか、犬系女子とか?」

女P「……何それ?」

聖來「あ、知ってる知ってる!かまってかまってってのが犬系で、ツンとしてるのが猫系ってやつでしょ?」

櫂「そうそう!女Pさんはどっちかって言うと犬系じゃない?」

女P「えー?あたしそんなにかまってちゃんかしらー?」

聖來「自覚あるクセに」

女P「あは、バレた?」

櫂「女Pさんは所構わずかまってかまってーってしてくる大型犬って感じかな」

女P「そのかまってかまってに応えるのも飼い主の役目じゃない?」

聖來「や、どっちかって言うと女Pさんが飼い主じゃない」

女P「え?あたしが飼い主?ペットプレイ?やだ聖來、ここ天下の往来よ?」

櫂「誰もそんなこと言ってないから!すぐそっち方向にするの止めてよ!」

女P「でへへ、ついね。知り合いの事務員さんの病気が移ったかしら」

聖來「でも、未成年にそういう冗談は止めといた方がいいと思うよ、流石に」

女P「あー……そっか、ごめんね聖來」

聖來「なんでワタシに謝るかなぁ!もう!」

女P「ごめんごめん、ふざけ過ぎた。櫂もごめんね?」

櫂「別にいいよ、気にしてないから。それにいつもの事でもう慣れちゃったし」

女P「それは重畳、それじゃあそろそろあたしは戻るわ。そろそろちひろちゃんの貧乏揺すりで地震が起きそうだし」

聖來「やっぱりサボりじゃない……どうなっても知らないよ?」

女P「……もし、私が死んだら、骨は女子高生が多く通る並木の下に埋めてちょうだい」

櫂「かんっぜんに思考が変態のそれだよ、女Pさん」

女P「踏まれて美味しい、パンツも見えてさらに美味しい!万々歳よね!」

聖來「いっそ清々しさすら感じるよね」

櫂「清々しいほど変態だけどね」

女P「ひっどいこと言うわね。否定はしないけど……っと、やばいやばい、ちひろちゃんからラブコール来ちゃった。それじゃね!」

聖來「うん、お疲れ様」

櫂「じゃあね、女Pさん」

……………………


櫂「そういえば、さっきの犬派か猫派のとこの話、なーんか噛み合わなかったような……?」

聖來「あー……うん、気のせいじゃない?女Pさん、あぁだし」

櫂「あー……あぁ、ですもんね」

聖來(……あ、あれって普通の子は分からないんだ……もう、女Pさん、余計な知識を植え付けないでよね……!)

櫂「それじゃ、あたしはここで……あれ、セイラさん?」

聖來「へっ!?あ、あぁ、うん!じゃあね!」

聖來(あぁ、もう!女Pさんのばかぁ!)

聖來、櫂編終了。しばらくは前回の時のリク消化していきます

ちひろ「遅かったですね?」

女P「いや、その、ね?途中で聖來と櫂に会って、つい話し込んじゃって……はい、反省します」

美玲「今帰ったぞー」

晶葉「同じく戻ったぞ」

ちひろ「あら、二人ともおかえりなさい」

女P「あ、おかえりー。ねーねー、ただいまのちゅーは?」

美玲「は、はぁ!?何言ってんだオマエッ!?」

晶葉「変な事を言うな、助手二号」

女P「いいじゃないちゅーくらい。挨拶よ挨拶」

ちひろ「いい訳ないでしょう!もう!」

女P「…はぁー。もうちゅーなんて何年ご無沙汰かしら…」

晶葉「おや、する相手がいたのか?」

女P「もちろん。もう別れちゃったけどね」

美玲「意外だな、オマエ付き合えたのか?」

女P「失礼な事を言ってくれるわね…これでもモテモテだったのよ?」

晶葉「確かに、助手2号は顔立ちが整っている…内面が壊滅的だとは思うが」

女P「ま、あたしのことはどうでもいいのよ。あんた達はどうなのよ。学校の男子とか、気になる子いないわけ?」

美玲「別に、皆ガキばっかだし…」

晶葉「クラスメイトをそんな目で見た事はないな。向こうも、そんな風に見ていないだろうな」

女P「甘いわ。男子中学生なんて大抵はクラスメイトの誰かを好きなもんなのよ。アイドルやってるあんた達を意識しない奴なんていないわ」

美玲「ふーん…そんなもんなのか?」

ちひろ「うーん…全員そうとは言えないけど…でも、皆さんは魅力的ですから、あながち間違ってないかもしれませんね」

晶葉「しかし、如何せん精神年齢が低くて相手にしてられん。男子に限らずな」

女P「あら、晶葉は精神年齢の高い相手がお望み?」

晶葉「付き合う人間の精神年齢は高いに越したことはあるまい?」

女P「あら、相手の子供っぽい仕草とかもいいじゃない」

晶葉「生憎だが、その仕草に惹かれる事は今の私にはないだろうな」

女P「ふーん…じゃあ、どんな仕草に惹かれるの?」

晶葉「む…考えたことがなかったな。言われてみると」

女P「むふふ、当ててみようか?」

晶葉「ほう、面白い。言ってみろ」

女P「ズバリ!髪をかきあげる仕草よ!」

晶葉「……何故だ?」

女P「え、だってあたしよくやるし」

美玲「ただのナルシストだよなそれッ!?」

晶葉「残念ながらその仕草に惹かれる事はあるまい。それが助手二号なら尚更だ」

女P「えー、なんでなんでー」

晶葉「私は助手二号を恋愛対象として見ていない。それに尽きる」

女P「ぶー。じゃあ美玲は?どう?お姉さんと禁断の扉開いてみない?」

美玲「開くかッ!」

女P「ざーんねん。じゃあ、晶葉はさっき聞いたけど、美玲はどんな人と付き合いたい?」

美玲「は、はぁッ!?なんでそんな話になるんだッ!」

女P「晶葉は精神年齢が高い相手がいい、あたしは可愛い女の子がいい。ついでにちひろちゃんはお金持ちがいい」

ちひろ「こら」

女P「……こほん。ほら、皆好みのタイプを言ったんだから、美玲も言うしかないじゃない?」

美玲「かっ、関係ないだろッ!オマエらが勝手に言ったんだから!」

女P「ほぉら、お姉さんに教えてごらんなさい?」

美玲「だーッ!近寄るな!引っ掻くぞッ!」

女P「カモン!」

ちひろ「あーもう!いい加減にしなさいっ!」

女P「あだっ!?」

ちひろ「さっきからいつまでも話してるんですか!仕事をしてください!し!ご!と!」

女P「ご、ごめんごめん、流石にふざけ過ぎた。だから、ね?ファイルで頭叩くのやめよう?ね?」

ちひろ「……次に騒いだら……分かってますね?」

女P「ひゃ、ひゃい!」

晶葉「あの女Pをあそこまで大人しくさせるとは……」

美玲「す、すごいな……」

ちひろ「……ふぅ、二人ともお疲れ様。ゆっくり休んで、明日に備えてね」

晶葉「う、うむ」

美玲「お、おう」

…………………………………………………

美玲「……あんなに怖いちひろ、初めて見たな」

晶葉「……ちひろ女史の事は怒らせないようにしよう。うむ。ところで美玲」

美玲「んー?」

晶葉「さっきの、異性と付き合うならの話だが」

美玲「オマエもそれ続けるのかッ!?」

晶葉「冗談だ。だが、それだけ言いたくないと態度で示すということは、暗に気になる対象がいるのと公言しているのと同じだ、と忠告しようと思ってな」

美玲「ぐっ……!き、気にならない奴がいない、わけじゃ……ないけど……」ゴニョゴニョ

晶葉(……しかし、髪をかきあげる仕草、か。何故だろうな。悪くないと思ってしまうのは……)

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