舞園「超高校級の耳かきボイス」 (107)

セレス「山田君、退屈ですので何か面白いことをしてください」ガチャ

山田「ふお!?セレス殿いきなり!?せめてノックしてから入室してください!」

セレス「あら、ベッドに潜り込んで…失礼、お取り込み中でしたか。私はこちらで眺めていますのでどうぞそのまま続けてください」

山田「変な誤解をしているようですが…僕はこれからお昼寝タイムに突入ですぞ!あともしそういう状況に遭遇したら出て行ってくださいお願いします」

セレス「お昼寝…?耳にイヤホンをつけているように見えますが、そのまま寝るというのですか?」

山田「ふっふっふ…よくぞ聞いてくれましたな。これこそが僕の快眠サポートグッズ、『耳かきボイス』なのです!」

セレス「耳かきボイス…?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428759959

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セレス「――というわけで、山田君から奪…借りてきましたの」

朝日奈(山田も災難だなぁ…)

舞園「はぁ、そうですか…。それで、それをどうするつもりなんですか?」

セレス「せっかくですので女子の皆で聞いて見ようと思いまして。退屈しのぎにはちょうどいいですわ」

腐川「はぁ!?き、聞かないわよそんな低俗そうなもの…!大体耳かきボイスって何よぉ!」

セレス「山田くんの話しによれば、文字通り耳かきを体験できる音声作品のようです。女性が耳元でささやくことによって、心地いい感覚を得られるのだとか」

大神「想像がつかんな…。ずっと耳元でささやかれては気が散ってかえって眠れなくなりそうなものだが」

セレス「ええ。なのでこうして試しに聞いてみようということです。期待はずれだったら後で山田君にお仕置きすればいいだけですわ」

霧切「とことん不憫ね山田君…けど少し興味が湧いてきたわね」

舞園「あら?意外ですね霧切さん。てっきりこういうことは興味なさそうかと」

霧切「私にだって眠れない夜もあるわ。そういう時に睡眠導入に使えたら便利そうじゃない?」

朝日奈「よくわかんないけど、面白そうだね。聞いてみようよ!」

セレス「ではスピーカーモードにして…再生してみましょう」

山田(……)コソコソ

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『――ではお耳全体のマッサージから始めさせていただきますね』

『――奥の方にも汚れが溜まっていますね。ゆっくりゆっくり、お掃除していきますね』

『――綿棒を溝にそってツツーっと…。ふふっ、どうです、気持ちいいですか…?』

舞園「わぁ…すごく安心する声ですね」

霧切「内容は本当に耳かきなのね。確かにこれなら眠る直前に聞いても問題なさそうかしら?」

セレス「山田君にしてはなかなかおもしろい趣向ですわね。これを聞いて眠りに落ちたらさぞ心地よいことでしょう」

腐川「ど、どこがいいのよこんなの…(もし白夜様に耳元でささやいて貰えたら…ぐふふふふふ)」

大神「確かに睡眠導入として使うには問題なさそうだが…」

朝日奈「な、何か…ちょっとエッチな感じじゃない…?」カァァ

セレス「そういう用途も兼ねているのでしょうね。ですがこの程度ならば許容範囲でしょう」

舞園「直接的じゃないってところがかえっていいのかもしれないですね。男の人ってチラリズムが好きって言いますし!」

霧切「超高校級のアイドルがはしたないわよ。まぁ、確かにこれくらいなら別に問題ないわね」


山田(……)ホッ



セレス「――と、こんな感じでそこで隠れて覗き見してる山田君を安心させたところで」

山田(!?)ビクッ

セレス「探すとしましょうか…隠しチャプターを」

SS内の耳かき音声は
某同人作品を参考にさせていただきました。
今日はここまで

大神「……」ガタッ

山田「ひいいいいいいい!」

腐川「い、いつの間にいたのよあんた・・・」

舞園「隠し…チャプター?」

霧切「どういうことかしら?」

セレス「超高校級の同人作家である山田君のことです。このように健全なものばかりコレクションしてるわけではないでしょう」

霧切「――成程ね。見識を深めるために様々なジャンル、対象の物を集めていてもおかしくないわね」

舞園「ついでに自分の欲求も満たせたら一石二鳥ですね」

朝日奈「つまり…も、もっと露骨なエッチな奴があるってこと…!?」

セレス「その可能性は大きいでしょう。現にこのオーディオプレーヤーの中には耳かきボイスが10作品ほど入っているようです。その中の一つに18禁作品が混じっていてもおかしくないですわ」

舞園「けど10作品もあると全部聞いていくのは面倒ですね」

朝日奈(うわぁ…探す気満々だ)

霧切「そこで大神さんに捕まってる山田君に直接聞けばいいんじゃない?」

セレス「そんなことしなくても単純な山田君の事です。おそらくは上から7番目の作品に…」カチャカチャ

山田「!!??」

セレス「……ビンゴですわ」ポチッ

『お客様、またいらしてくださったんですね。ありがとうございます!』

『またお耳の掃除でもよろしいんですけれど…。今日は、ちょっと特別なサービスは如何ですか?』


『お耳の掃除ではなく…お○んちんのお掃除とマッサージを行うんです』


霧切「!?」
舞園「!?」
腐川「」
大神「」
朝日奈「え…ええっ!?///」カァァ

セレス「ふふっ」

山田「オワタ…」

『うふふ…お客様のお○んちん、ピクピクしてますよ』

『見られただけで、もうこんなに大きくしちゃったんですね』

『あら…皮、被ってるんですね。でも気にしないでください』

『皮もちゃーんと剥いて、綺麗に丁寧に、お掃除していきますからね』

『――ふーっ。ふふっ、息吹きかけたら、おちんちんぴくってなっちゃいましたね』

『――皮の先っぽをこうやってくりくりって…どうです?気持ちいいですか…?』

『――剥いて大人になったお○んちんの先端を、湿らせたガーゼでスーッと、拭いていきますね』

腐川「聞きたくない聞きたくない聞きたくないー!耳が腐るー!」ドタドタ

朝日奈「……///」ボッ

大神「朝日奈!?朝日奈!…このままここにいるのはよくなさそうだ。我は朝日奈を部屋まで送ってくる」ドタドタ

霧切「こ、これは…///」

舞園「覚悟はしてましたけど…実際に聞くとやっぱり恥ずかしいですね///」

セレス「18禁版を聞く前から何となく察していましたが、女の子にいじめてもらう感じのシチュエーションなのですね。オマケに包○茎攻めですか…とんだ変態性癖ですね山田君」

山田「いや、その…『掃除をしてもらう』というプレー内容で考えると…自然にそうなってしまうといいますか…」

『――もう、出ちゃいそうですか?いいですよ。いっぱい、出してくださいね』

『――きゃっ!いっぱい出ましたね。すごーい…』

『――また、いつでもいらしてくださいね』

霧切「…終わったみたいね///」

舞園「なんというか…すごかったですね///。エッチな内容なのに、眠気を誘うような癒やしボイスというか…」

山田「そう!そうなのです!内容は18禁でも、同じく『癒やし』を追求しているのです!だから寝る前に聞いても全く問題なく安らかな気分になれるのですぞ!」

セレス「おだまりなさい」

山田「はい」

セレス「今聞いたこの変態向けはともかく、耳かきボイス自体の癒やしの効果はなかなか期待できるかもしれないですわ」

山田(ならば何故18禁版を聞いたんですかね…?)

セレス「ここに残った女子は私を含めて3人だけですか。――ふふっ、面白いことを思いつきました」

舞園「面白いこと…ですか?」

セレス「そうです。調度山田君もいることですし、協力してもらいましょう」

山田「い、一体何を…?」

セレス「舞園さん、霧切さん」


セレス「私達も耳かきボイスを作ってみませんか?」

今更ですがR-18要素ほんの少しあります。連絡遅れて申し訳ありません。
絶望姉妹がいないのは多分海外旅行中です。


霧切「耳かきボイスを作るって…」

舞園「どういうことですか?」

セレス「山田君、あなたなら録音に必要な環境を用意できるのでは?」

山田「え、ええ…。同人仲間のツテを使えば何とかなるとは思いますが。しかし何故?」

セレス「単純に退屈しのぎです。――ですが退屈しのぎといっても少しでも本気で取り組めるモノの方が好ましいですわ」

セレス「超高校級の力を結集すれば、先ほど聞いたものよりも優れた逸品を作り出すことが可能のはず。睡眠薬よりも強烈に効くような極上の品を」

霧切「だからってなんで私達まで…」

舞園「…いいですね。やってみましょう!」

霧切「!?舞園さん、本気なの?」

舞園「私だって超高校級のアイドルです。音声だけだって人を魅了することができる筈です」

舞園「それに…自慢じゃないですけど私の声、1/fゆらぎ波長を持ってるって言われてるんですよ!耳かきボイスにはピッタリのはずです」

セレス「1/fゆらぎの声にはヒーリング、癒しの効果があると言われていますが…まさか舞園さんがそうだったとは驚きですわ」

霧切(それで快諾したのね…。自分の声を活かせる機会が来たと思って)

セレス「山田君にとってもいい機会なのでは?あなたは普段描くのがメインでしょうが、同人作品というのはそれだけではないのでしょう」

山田「うーむ…確かに同人作品には音声やノベルと言ったジャンルも有ります。僕もそのすべてを網羅してるとは言いきれません」

山田「――むふふ。なんだか創作意欲に燃えてきましたぞ!新しい分野を開拓する絶好の機会。脚本は任せて下さい!」

セレス「ふふっ。やる気を出すのは結構ですが、山田君の性癖を押し付けるような内容にはしないでくださいね」

山田「な!?失敬な!そもそも耳かきボイスには18禁作品のほうが圧倒的に少ないのですぞ!僕が作るのも当然健全な内容です!」

舞園「あのう…そのことなんですけど。脚本も自分で担当しても構いませんか?」

山田「へ?」

舞園「自分で考えた台詞で、シチュエーションで作品を作ってみたいんです!駄目ですか…?」

山田「あ、いや、そういうことでしたら…」

セレス「構いませんわ。山田君には準備だけお願いしましょう」

霧切「――私は遠慮しておくわ。舞園さんと違って1/fゆらぎの声を持ってるわけでもないし、演技が得意なわけでもないもの」

セレス「そうですか、残念ですが無理強いしてもしょうがないですね。ここまで付き合ってくれて感謝いたしますわ」

舞園「一人でやるのは寂しいですけど…霧切さんの分も私が頑張りますね!」

霧切「頑張って頂戴。期待してるわ」

舞園「それで、出来上がった作品は苗木君に聞いてもらうんです!きっと苗木君も喜んでくれますよ!」

霧切「ん?」

舞園「はい?」


セレス(予想通り面白い展開になってきましたわ)

山田(もしや…セレス殿の真の狙いはこっち…!?)

おやすみなさい

カプ厨って言われるのを承知で頼むが
苗霧、苗舞、苗セレ以外の要素入れるつもりだったら先に言ってな
苦手な人はエログロより苦手だから

霧切「苗木君に聞かせるって…どういうことかしら」

舞園「あ、はい。せっかく耳かきボイスを作っても、聞いてくれる相手がいないのは寂しいですよね」

舞園「私はアイドルとして活動してるので、同人作品だとしても事務所を通さず販売することもできませんし」

舞園「結局聞かせる相手と言ったら周りの人…クラスメイトや友人という事になりますよね?」

舞園「しかも内容的にも男の子向けになりそうですし、男子の中で一番仲が良くて、普段お世話になってる苗木君に聞いてもらうのが一番だと思うんです!」

セレス「確かに他の男子は癖の強いひとばかりですしね」

山田(セレス殿がそれを言うのか…)

霧切「…確かに筋は通ってるわね」

舞園「苗木君が気に入ったりしたら、私の声なしでは寝られなくなっちゃったりして…うふふっ」

霧切「――前言を撤回するわ。私も耳かきボイスを作ります。舞園さんとは別の作品としてね」

舞園「やっぱり、霧切さんも苗木君に…?」

霧切「……否定してもしょうがないわね。ええ、そうよ。私も苗木君のために作品を作るわ。舞園さん、あなたとはライバルということになるわね」

舞園「はいっ!わたしも負けませんよ!」

山田「あ!でしたら是非脚本は僕に…」

霧切「いいえ、私も自分で脚本を作るわ。そうでなければ意味が無いもの」

山田「あ、はい」

セレス「ふふっ、ではこうしませんこと?私達3人でそれぞれ耳かきボイスを作って、それを苗木君に評価してもらうというのは」

霧切「本人に直接採点してもらうということね」

セレス「その通りです。誰の作品が一番癒やされたか、苗木君に決めてもらいましょう」

山田(さり気なく自分も混ざりましたな)

セレス「1位を取った人は…そうですね、実際に自分が作った耳かきボイスの内容と同じことを苗木君にして上げるというのはどうです?」

舞霧「!?」

霧切「…おもしろいわね。その勝負、乗ったわ」

舞園「うふふ、なんだか燃えてきましたよー!」

山田「あの、セレス殿…もしよろしければ脚本……」

セレス「自作しますわ」

山田「はい」

セレス「では今日は解散ということで。素晴らしい作品が出来上がることを期待してますわ」

以上です。
>>19
カップリングはその3つだけですが苗セレ要素は薄いのでそれを求めてる人は申し訳ありません
また話の都合上山田とセレスの絡みは多めになっています
ですがいま書かれている内容以上の深い絡みは今後もありません。
いまの内容の絡みでも許せないという人は申し訳ありません。

~数日後~

苗木「耳かきボイス?」

セレス「そうです。山田君にどうしてもと頼まれて。最初は私も断ったのですが、舞園さんが演技の練習になるからと引き受けたので」

山田(すらすら嘘が出てきますな)

舞園(私より遥かに演技上手なんじゃないでしょうか)

霧切(敵に回したくないタイプね)

セレス「舞園さん一人に苦労をかけるのも気が引けたので、販売・公開をしないことを条件に引き受けましたの。ですがそれでは作品の評価も得られませんからね」

苗木「それで僕が聞いてみて、感想が欲しいって感じかな?」

セレス「その通りです。平凡で人並みの感性の苗木君なら、素直にありのままの評価を下してくれると思いましたの」

苗木「ははは…確かに平凡であることは否定しないけど」

セレス「これでも私は苗木くんのことを評価しておりますのよ?」ニッコリ

山田「苦労かけますな苗木殿…。申し訳ありませんがどうかご協力おねがいします」

苗木「うん。大丈夫だよ。正直ちょっと楽しみでもあるんだ」

セレス「一日に一気に3作品分聞いてもらうというのも芸がないですし、一日一作品を就寝前に聞いてもらうというのはどうでしょう?」

霧切「睡眠導入剤としての評価も比較できるというわけね。それでいいんじゃないかしら」

舞園「あ!じゃあ私、トップバッター行きます!」

苗木「最初は舞園さんの作品を聞けばいいのかな」

霧切「問題ないわ」

セレス「私も順番にはこだわりません。舞園さんに初陣を飾ってもらうとしましょう」

舞園「はい!苗木君、しっかり癒やされてくださいね。私、頑張りましたから!」

苗木「うん、期待しておくよ」

山田(…正直不安ですな)

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舞園『参考にしたいので、山田君の持ってる耳かきボイスをあるだけコピーさせて欲しいんです。いろんなパターンが知りたいですから』

山田『構いませぬぞ。では…この、忌まわしき18禁版を除いた9作品分を』

舞園『全部です』

山田『はい?』

舞園『全部です』

山田『…はい』

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霧切『山田君の持ってる耳かきボイスを参考に貸して欲しいのだけど、いいかしら?サンプル数はできるだけ多いほうがいいわ』

山田『お安いご用ですな。では全年齢対象の健全な9作品を』

霧切『何を言ってるの?』

山田『え?』

霧切『あなたは10作品分持ってるはずよね?それを全部貸して欲しいの』

山田『おおぅ…』

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セレス『山田君。あなたのプレイヤーの中の耳かきボイスと隠しフォルダに入れてあった他の非健全作品をすべてコピーさせてもらいました』ニッコリ

山田『ふえええええええええええええええええ』

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山田(気をつけてください苗木殿。彼女たちはみんな何か企んでますぞ…)

おやすみなさい

~苗木の部屋~

苗木(もうこんな時間か…そろそろ寝ようかな)

苗木(そうだ。舞園さんからもらったデータを再生しないと)ポチポチ

苗木(あとはいつでも眠れるようにベッドに潜り込んで、と…)モゾモゾ


『苗木くん、こんな時間にどうしたんですか?』

『え、眠れないから話し相手になってほしい、ですか?』

『うふふ。しょうがないですね苗木君は。けど夜更かしはいけませんよ』


苗木(僕が舞園さんの部屋を訪ねるシチュエーションなのか)


『そうだ!苗木君が眠りにつけるように、私が何かリラックスできるようなことをしてあげますね』

『耳かき、なんてどうです?』


苗木(なかなか導入にこだわってるなぁ。さすが舞園さん)

『遠慮しなくていいですよ。膝枕、してあげますから。横になって頭をここに載せてください』

『そうですよ。いい子ですね、苗木君…。ふふふ、恥ずかしがらないでください』

『苗木君が心地よく眠れるよう、お手伝いしてあげますから』


『では早速耳かきを…と、言いたいところですけど』

『その前に、耳のマッサージを行いますね』

『耳を軽くつまんで、耳のラインに沿ってスーっと撫でるように…』

『…くすぐったいですか?ふふふ。でも、気持ちいいでしょう…?』


苗木(おお…いいなぁ。囁くように話しかけられると、実際に同じことをされてるように耳のあたりがゾクッとするね…)

『耳たぶも…。あ、苗木君の耳たぶ、柔らかいですね』

『つまんで、軽く引っ張ったり、揉んでみたり…気持ちいいですか?ふふっ。よかった…』

『軽く爪を当てて、つんつん、ってしてみたり…』


『え?そろそろ、耳かき、して欲しいですか?』

『もうちょっと苗木くんの耳たぶを堪能したかったんですけど、そういうことならしょうがないですね。ふふふ…』


『では綿棒を使って…まずは溝をなぞるようにツツーっと…』

『ここは、案外汚れが溜まりやすいんですよね。細かいところも、丁寧にお掃除していきますからね…』


苗木(前から思ってたけど、舞園さんの声って独特だよなぁ…聞いてると心が溶けていくような…惹き寄せられるような…)

『次は奥まで、掃除していきますね。危ないから、動かないでくださいね?くり、くりっと…』

『ゆっくりゆっくり、少しずつ奥まで綿棒を入れていきますから…』


苗木(…あぁ……)


『苗木君は、リラックスしててくださいね。くり、くり…』


苗木(……だんだん……眠たく……)



『あれ?苗木君?ズボンの前が張ってますね。脱がしちゃいますね!えい!』


苗木「!?」

おやすみなさい
あとそんなにエロい展開にはならないです

『あ、焦って大声出しちゃった…。あ』

『…コホン。苗木君のその…この…これ』

『被って?ますよね。ほ、ほほほ包茎っていうんですよね?』

『せっかくだから、こっちも掃除しちゃいますね!えい!』

苗木「…」

『こ、こんな皮まみれの苗木君には…には?』

『…恥ずかしくないんですか!こんなの!皮だらけの!』

『被ってて、覆われてて…剥けて?なくて…』

『…何なんですか!もう!』ガチャ

苗木「……」



苗木「…こっちが聞きたいよ!」

~次の日~

苗木「あれは一体何なの舞園さん!訳がわからないよ!」

舞園「ご、ごめんなさい…」シュン

苗木「途中まではすごく良かったのに!後半のアレで台無しだよ!なんなのさあれは!」

舞園「その…苗木君に少しでも満足してもらおうと…山田君から貸してもらったボイスを参考にして…」

苗木「山田君!なんてものを貸してるのさ!」

山田「ええ…こっちに飛び火させるのですか…」

霧切(今日の苗木君は珍しく怒りを露わにしてるわね…?)

舞園「けど収録の途中でやっぱり恥ずかしくなって…途中までは自分でも出来が良かったと思っていたので撮り直しはしたくなかったんです。だから…」


舞園「苗木君なら前半まで聞いたところで眠ってくれると信じて、そのまま渡したんです」

苗木「その謎の自信はどこから来たの?」

セレス「けれどその言い振りですと、途中までの評価は悪くないようですね」

苗木「うん…途中までは申し分なかったし実際に眠りに落ちかけたよ」

苗木「だから最初から再生して耳かきパートだけを聞いて眠りにつこうと思ったんだけど…」

苗木「いつもいいところで後半に突入して台無しにされて、目がさめるんだ」

舞園「うう…もう少し耳かきパートを長く取るべきでした」

山田(そういう問題でもない気がしますが)

苗木「それに!内容も問題だよ!人を勝手に包茎扱いして!皮まみれなんて表現初めて聞いたよ!」

苗木「そりゃ言ってる舞園さんも恥ずかしかっただろうけど、言われた僕も傷ついたよ!」

舞園「……ごめんなさい」シュン




舞園「それで、苗木君は本当に包茎なんですか?」

苗木「それに答える必要はないよね?」


セレス「そこまでにしましょう。舞園さんも反省してますし、そろそろ苗木君も怒りを鎮めてください」

苗木「う…。柄にもなく怒っちゃった。ごめんね舞園さん、言い過ぎたよ…」

舞園「いえ、苗木君が謝らないでください…」

苗木「まぁまじめに評価するなら…耳かきパートはいい感じだったし、舞園さんの声も心地よかったよ」

苗木「だから無理して背伸びしないで終始耳かきボイスに徹してれば、かなりいい作品になると思うよ」

舞園「…はい!ありがとうございます!」

霧切「――焦ったわね、舞園さん。あくまで私達が『してあげたいこと』ではなくて苗木君が『してほしいこと』を考えて作品を作らないとダメよ」

舞園さん「その通りですね…反省します」

霧切「次は私の作品を聞いてもらってもいいかしら?」

苗木「次は霧切さんだね。わかったよ」

セレス「私がトリですか…ふふっ。緊張しますわね」

霧切「覚悟してなさい、苗木君。心地よさで気の抜けたあなたの顔が目に浮かぶようだわ」

苗木「あはは…お手柔らかに頼むよ」

ここまで

~苗木の部屋~

苗木(そろそろ寝よう。そうだ、今日は霧切さんの耳かきボイスを聞かないと)

苗木(舞園さんのデータは恥ずかしいからって消されちゃったけど…ちょっともったいなかったかもな)

苗木(さて…霧切さんのはどんな感じかな)

苗木(あの霧切さんが僕を癒してくれるなんて想像できないけど…ちょっと楽しみかも)


『苗木君、お疲れ様。なかなか助手として様になってきたじゃない』

『もっとも助手と言っても、報酬を支払っているわけではないから強制はできないのだけどね』

『…それでも助手を続けたい?ふふ、なかなか殊勝な心がけじゃない』


苗木(ここでも僕は霧切さんの助手って設定なのか…)

『いいわ。その奉仕の精神に応えて、私から苗木君に何かご褒美を上げる』

『私から贈ってほしいもの、してほしいことを言って頂戴。勿論、常識と良識の範疇でね』

『エッチな要求なんかしたら、蹴り飛ばして即効クビよ。ふふふ』

『…何真剣に考え込んでるの?まさか本当にそんなこと要求する気じゃ…』

『違う?…そんなに必死に否定しなくてもわかってるわよ。苗木君のことだもの』

『…耳かきをして欲しい?ふーん…苗木君も男の子だものね。そういうのに憧れてるのよね』


苗木(また僕から頼むシチュエーションなのか。そういうイメージ持たれてるのかな?)


『了解したわ。耳かきをしてあげる』

『今日だけは、日頃の働きをしっかり労ってあげるんだから。しっかりと味わいなさい』

『横になって…。そう、膝枕よ。うれしい?ふふ…』

『早速耳かき…と言いたいところだけど、それじゃ味気ないわね』

『苗木君…私はね、本当にあなたに感謝してるのよ』

『人と関わるのが苦手な私だったけど、あなたはいつもそばに居てくれたわ…』

『だから、この労いはしっかり、じっくり…時間をかけてしてあげたいの…』


苗木(うっ…霧切さんらしくストレートに言ってくるね…)

苗木(こう囁かれると、嬉しいけど…ちょっと照れちゃうな)


『どう?こうやって背中に手で触れると…安心しない…?』

『背中を手でぽん、ぽんと軽く叩いたり…』

『さすさす…って、ゆっくりなでてみたり』


苗木(…!)


『苗木君の横顔、ちょっと頼りないけど、可愛いわよ。ふふふ…』

『頭も、撫でてあげるわね』

『なで、なで…』

『軽く、ほんの軽ーく、指を立てて…頭を揉むようにマッサージしてみたり…』

『髪を手櫛でといてみたり…』

『どう…?気持ちいいでしょう…?』

苗木(舞園さんは耳のマッサージから入ったけど…霧切さんは別のアプローチで来たね…)

苗木(普段ツンツンしてる霧切さんのイメージからは遠い、まるで甘やかしてくれるような内容で…)

苗木(そのギャップが新鮮だなぁ。すごく、いい…)


『うなじの辺りも、撫でてみたり…』

『ふふ…。くすぐったい?』

『それとも…気持ちいいのかしら…?』

『じゃあそろそろ…耳かきに入ろうかしら』

『ふふふ。名残惜しそうね』

『けど、耳かきをお願いしたのは、苗木君でしょう?』

『耳かき終わったら、また撫でてあげるわよ』


『じゃあこの綿棒を使って…』

『穴の入り口に、軽く当てて…』

『ゆっくり、掃除していくわね』

『……』


苗木(……?)


『…』フーッ


苗木(…!)


『ふふふ、ごめんなさいね』

『ここで息を吹きかけられたら、どんな反応するのかなって』

『つい、出来心で…。試してしまったわ』


苗木(今の、マイクに息を吹きかけたのかな…?)


『耳、弱いのね…。そんなにビクッとしちゃって』

『可愛いわね、苗木君』


苗木(音声だけだけど…ゾクッと、したあ…)

『じゃあ、続けるわね…』

『綿棒を小刻みに動かして…』

『今度は大きく、ゆっくり動かしてみて…』

『痛く、ないかしら…?』


苗木(…あぁ、すごくいいよ…霧切さん…)

苗木(舞園さんとは違って、すぐに眠気を誘うような声ではないけど)

苗木(その分、いろんな手法で僕を癒やそうとしてくれてる)

苗木(…これなら…そのうち、心地よく眠りにつけそう……)





『あら?苗木君。エッチなのは駄目だといったでしょう。なんでズボンにテント張ってるのかしら?』


苗木「ちょ」

ここまで
舞園さんよりかなり長くなってしまった

『全くどうしようもないわね苗木君は…』


苗木(なんで舞園さんも霧切さんもそっち方向に進むんだよ!)

苗木(いや、まてよ…)

苗木(舞園さんと違って霧切さんには動揺が感じられない)

苗木(この甘やかし路線のままそういう展開になってくれるのなら…)



『…いいわ、この際だから、そっちの面倒も見てあげる』

『ズボン、脱がすわね』


苗木(……)ドキドキ


『あら…苗木君、被ってるのね。先っぽまですっぽりだわ』


苗木「なんでさ」

苗木(落ち着け…この際包茎扱いされてることは我慢だ……)


『みっともないわね。それに見た目も気持ち悪いわ』


苗木(……)


『形も変だし…奇形だし…醜いし』

『それにグロテスクだわ』


苗木「同じことじゃねぇか」

『しかもこれだけ大きくして…恥ずかしくないのかしら』


苗木(……)


『クラスメートとして軽蔑する。人間性を疑うわ』

『どうしようもなく哀れで卑屈で矮小な存在ね』

『あなたを育てた御両親が気の毒』

『心底同情するわ』

『申し訳ない気持ちはないの?苗木君』

『男として、人として』

『情けない自分を恥ずかしいと思わないの?』


苗木(……)イラッ


『さて、耳かきを再開しましょうか』


苗木「何でだよ!」ガバッ

短いけどここまで

~次の日~

苗木「ひどいよ霧切さん!何なんだよアレ!」

霧切「ごめんなさい…」シュン

山田(デジャブですかな)

セレス(ある程度は期待してましたが…苗木君をここまで怒らせるとは二人はどのように暴走したんでしょうか)

苗木「前半はすごく良かったのに!心がとろけるかと思ったよ!」

苗木「なのに後半のアレは何!?二重人格か何かなの!?どうしてアレで昨日舞園さんにドヤ顔できたの!?」

霧切「う、ごめんなさい…少しでも苗木君を喜ばせてあげようと思ったんだけど…」

霧切「山田君に貸してもらった作品を参考にして、自分なりにアレンジしてみたの」

苗木「山田君!また君か!二人になんてもの聞かせてるのさ!」

山田「はいはい僕のせい僕のせい」

苗木「しかも霧切さん…喜ばせようって…あの内容で?」

霧切「だって苗木君…時々、朝日奈さんや江ノ島の胸元を見てるでしょう…?」

セレス「まぁ。そうなのですか」

舞園「…へぇ。ふーん…そうなんですか」

苗木「な!そ、そそそんな事ないよ!」

霧切「責めてるわけじゃないのよ。苗木君だって年頃の男の子だし、そういうのに興味があるのだって理解してるわ」

霧切「だけど…私は舞園さんと違ってアイドルでもないし、胸も大きいわけでもない。だから、そういう方法でしかアピールできないと思って」

霧切「…苗木君に渡したボイスの中で最初の方に言っていた事、あれは私の本音よ。苗木君には、本当に感謝してるんだから」

苗木「…霧切さん」




苗木「感謝した結果があの罵詈雑言なの?」

霧切「それは本当にごめんなさい…」


舞園「むー。霧切さん、一体何を伝えたんですか。ずるいですよ」

セレス「まぁまぁ、ここは様子を見てみましょう」


霧切「本当はね、その…ちょっとMっぽい苗木君のために『言葉責め』っていうのをしてみようと思ったのよ」

苗木「え、何その情報。…というかあれは言葉責めじゃなくてただの悪口だよ!」

苗木「あの内容で喜ぶ人なんかいな…いや、いるかもしれないけど。少なくとも僕はイラッときたし、それに悲しかったよ…」

霧切「ごめんなさい…所詮は付け焼き刃ね。そういう知識に乏しい私が、一つの作品を参考にしたところでうまくいくはずがなかったわ…」

苗木(ああ…確かに。語彙が貧弱だったね)

苗木「なんというか…知識のない人が知ったかぶりで話を広げようとしてる感じがして、別の意味で恥ずかしかったよ」

霧切「うう…そう言われると私も恥ずかしくなってくるわね」

苗木「というか…何でまた僕は包茎ってことになってるのさ!」

霧切「それは…言葉責めするのにちょうどよかったというか…参考にした作品でもそうだったの」

霧切「気分を害してしまったのなら、ごめんなさい…」シュン






霧切「ちなみに、苗木君は本当に包茎なの?」

苗木「今蒸し返すことかな?」

山田「あー、苗木殿。お節介かもしれませんが、手術はやめておいたほうがいいですぞ。皮は男にとって立派な性感帯の一つですからな。それを捨てるなんてとんでもない!」

苗木「ちょ、山田君まで何言ってるんだ!」

セレス「はいはいそこまで。苗木君、きちんと評価をしてあげてください」

苗木「あ、うん…霧切さんが本当に僕を癒そうとしてくれてるのは十分に伝わってきたよ」

苗木「聞いててすごく落ち着いて、心地よくて…ずっと聞いていたいくらいだった」

苗木「だからこそ後半のギャップがかなりきつかったんだけど…。ってほとんど舞園さんの時と同じ状況かな」

苗木「無理なんてしなくていいんだよ。僕は霧切さんがそこまで考えてくれてるってだけで、十分嬉しいんだから」

霧切「…相変わらず上手な事ばっかり。けど、素直に受け止めておくわ。ありがとう苗木君」

セレス「ふふっ。綺麗にまとまりましたね」

苗木「というか…耳かきボイスって山田君に頼まれたんだよね?何で二人は僕の名前を呼ん」

セレス「最後は私ですね。先のお二人ほど気持ちを込められた自信はありませんが、持てる全てを出しましたので是非聞いてみてください」

苗木「あ、はい」

山田(誤魔化しましたな。というかお二方は攻めすぎですぞ…)ヒソヒソ

舞園(山田君にも迷惑かけちゃいましたね、ごめんなさい…あと、霧切さん後で私にも聞かせてくださいね)ヒソヒソ

霧切(嫌よ恥ずかしいもの…それよりセレスさんがどういう内容で来るか気になるわね)ヒソヒソ

セレス「ふふっ。喜んでもらえたら幸いですわ」

~苗木の部屋~

苗木(今日はセレスさんの作品か…)

苗木(どういうアプローチで来るのか想像もできないけど、正直嫌な予感しかしないんだよなぁ)ポチポチ

苗木(…寝よう)モゾモゾ


『ふふっ、どうしたのですか。そのように物欲しげな顔をして』

『…ああ、そういえばそんな約束もしましたね。一度でも私にポーカーで勝てたら言うことを聞いてあげると』

『まさか信じたのですか?そのような都合のいい話を』

『…ふふっ。冗談ですわ。そんな悲しそうな顔をしないでください』

『ハンデありのまぐれ勝ちでも勝ちは勝ちですものね。いいですわ。聞いてあげるかどうかは別として、望みを言ってごらんなさい』

『……耳かきをして欲しい、ですか』



『ふふっ、お断りしますわ』

苗木「おい」

今日はここまでです

『しかし耳かき、と言うのはいいアイディアですね』

『そうですね…こんなのは如何です?』

『あなたが私に耳かきで奉仕するというのは』


苗木(そう来たか…さすがにそれは読めなかったよ)


『そうすれば今までの負けの分を帳消しにして差し上げますよ?』

『…ふふっ。懸命な判断です』

『では…。そこに、正座してください』

『膝、お借りしますよ。ん…』

『なかなかの寝心地ですよ。うふふ…』

『早速ですが、耳かきをお願いします』

『痛く…しないでくださいね?』

『優しく、お願いします…。ふふっ』


苗木(……)

『んっ…なかなか筋がよろしいですね』

『あっ…そこ、すごく…いい』

『…あン…もうちょっと…奥までお願いします』

『ほんのちょっとくらい、強くしても構いませんよ?』

『あなたの思うように、動かしてみてください…んっ…』


苗木(これは……)


『うん…いやっ、ちょっ…』

『だ、だめっ…。そこは…!』

『強すぎ…ん……あアン…』

『もっと…優しく…あ…ッ』


苗木(……)ドキドキ

『…ふぅ、スッキリしました』

『意外と、テクニシャンなのですね。ふふっ…』

『さて、反対の耳も、お願いしましょうか』

『…あら?頭を動かした時に、何か固いものが当たったような…?』

『…ズボンのシワ、ですか。成程。確かに座ると一部、布が持ち上がることはありますね』

『ですが。このように…』

『頭をグリグリと、左右に振るようにして押し付けてみても…相変わらず硬いものが当たりますね』

『更に続けてみましょうか…グリグリ、と…』

『…ふふふ。更に硬くなったような気が致しますが、これもズボンのシワということにするんでしょうか?』

『それとも、私の勘違い、でしょうか』

『ならば確認のために更に力を込めて、ピンポイントに刺激を与えてみましょう』

『…ふふっ。あなたって本当にからかいがいがありますわね』

『最初からそういう風に、認めてしまえばよかったのです』

『私に耳かきをしたことで、興奮してしまった…と』


苗木(これは仕方ないよね)

今日はここまで
>>70で霧切さん江ノ島呼びしてますが、さんが抜けてました
脳内補完してください

『しかし困りました…頭元にこのように当たるものがあると…集中できません』

『どうにかしてこれを鎮めてください』

『…このように頭を当てられては無理、ですか?』

『しょうがないですね。では頭をどかすので早く鎮めてください』

『…鎮めるから、少し時間が欲しい?』

『ふふふ。ダメですわ。時間を与えたらあなたが逃げてしまうかもしれませんもの』

『今、この場で鎮めるというのなら、多少は手伝ってあげてもよろしいですわよ?』


苗木(…)ドキドキ


『…大分素直になられましたね。いいですわ。下を全て脱いでください』

『今更、恥ずかしいなんて言いませんわよね?』


『…まぁ、これは…』

『こんなにはしたなく、大きくしてしまって…』

『しかも…ふふっ…先っぽが半分くらいしか顔を出していませんわね』


苗木(もう突っ込むのはよそう…)

『あっ…落ち込まないでください』

『私は好きですよ…これ。可愛らしくて』

『そして…恥ずかしそうにしている、その顔も』

『ふふっ…見ているだけなのに、ビクビク震えさせて…』

『私の視線で、感じているのですか?』

『…はい、正直に言えましたね』

『ご褒美に、じっと観察して差し上げます』

『なぞるように、満遍なく。じーっと』

『おや…先っぽから、透明な液体が…』

『…ふふっ。そろそろ頃合いですかね』

『では…自分でして見せてください』

『…私にしてもらえると思いましたか?』

『もう十分に手伝ってあげているではないですか。こうして視線だけであなたは感じているのですから』

『…そう、上手ですよ。そのまま、続けてください』

『そんなに激しく擦って…見られているのが、そんなにいいのですか?』

『そうですね…直接それに触るのは避けますが』

『このように…太ももの内側をさすって差し上げましょう』


苗木(これは眠れそうにないね)

『…ふふっ。ビクッと、跳ね上がりましたね』

『喜んでもらえて何よりです。ですが…』

『本当にいつも、そうやってしているのですか?』

『…誤魔化そうとしても無駄です。私に隠し事は通用しませんわ』

『…ふふっ。最初から自分が一番気持ちいい方法でやればよろしかったのに』

『そのように、皮を剥いたり、戻したり…』

『皮の上から、先っぽをいじったりするのが…気持ちいいんですよね?』

『皮と先っぽ、二つの感じる部分を同時に刺激するのが気持ちよくてたまらないのですよね?』

『…もう、達しそうなのですか』

『では一旦、手を止めてください』


苗木「そんな!」

『ふふふ。その顔、すごく可愛いですよ』

『発情しきって、熱っぽく…そして切なそうな顔』

『心配しないでください、少しの間だけです』

『この今にも達しそうなあなたのモノを、じっくり観察したいと思いまして』

『そう、息が当たりそうなくらい近くで、ジーっと…』

『……』フーッ


苗木(…!)ビクッ


『ふふふ。実際に息を吹きかけてみました。予想通り、反応しましたね』

『ではこういうのはどうでしょう。息を上から下までなぞるように吹きかけて…』フーッ

『今度は下から上に…』フーッ

『まるで息で扱かれているようでしょう?ふふふ』フーッ

『ついでに太ももも触って差し上げましょう』

『…もう、ビクビクが止まりませんわね。そろそろ限界でしょうか』

『最後に…下の袋も、じっくり観察させていただきますね』

『もうすっかり固く、持ち上がっていますね』

『あっ…よく見るとうねうねと、動いているのですね。面白いですわ…』


『…そろそろ出させて欲しい、ですか』

『いいでしょう。私も楽しませてもらいました』

『最後は立ち上げって…あなたの全身を見下すような形で、達する瞬間を観察させていただきますね』

『さぁ、どうぞ…遠慮なくお出しになってください』


『…きゃっ…!』

『…ふふ。すごい勢いでしたわね』

『気持ち、良かったですか?』

『それは何よりですわ。ふふふ…』


『さて…早く後始末を済ませてください』

『耳かきの続きを、お願い致しますね』


苗木「…」ムクッ


~~~~


苗木「…ふぅ」


苗木「…これ、耳かきボイスじゃないよね」

今日はここまで
明日で終わりの予定です。
直接的な単語は書いてないので健全な内容だと思います

舞園さんの耳かきボイスクソ欲しい
つーか全然スレと関係ないけど詳しそうだし1のオススメの耳かきボイス教えて欲しい、囁き系で



耳かきボイスって立体音響なのかな
立体なら聞きたいものだ。立体音響フェチだから

~次の日~

苗木「セレスさん、その…。駄目だよ!ああいうのは」

セレス「お気に召しませんでしたか?残念ですわ」

苗木「あ、いや、そういうことじゃなくて…その、内容自体はクオリティ高かったし、正直興奮したけど…」ボソボソ

苗木「け、けど!あれ、耳かきボイスじゃないよね?完全に違う目的で作られてるよ!」

セレス「違う目的、と言いますと?」

苗木「その…例えば先の二人の作品は、後半暴走したけど…それでも僕を癒やそうとしてるのが伝わってきた」

苗木「実際聞いてて落ち着くというか…心地いいというか。そんな感じだった」

苗木「それがおそらく眠気を誘って、睡眠導入としても活躍するんだろうね」 

苗木「でもセレスさんのはその真逆で…こちらを刺激しようとしてる感じだった」

苗木「僕を満足させようとしてるのは伝わってきたんだけどね」

苗木「要するに、『癒やし』を与える目的の耳かきボイスってものとはちょっと違うんじゃないかな?って印象だよ」

苗木(実際耳かきもしてないしね)

セレス「成程…確かに、気づけませんでしたね。不覚ですわ」

山田(絶対わざとですぞ…)

苗木「まぁ、完成度は一番高かったけど…」ボソボソ

セレス「ふふっ。参考にできる作品はたくさんありましたからね。山田君には感謝していますわ」

苗木「また山田君か…。駄目だよ、あんまり女の子に変なの聞かせちゃ(今度貸してもらおう)」


セレス「それで、『内容』自体には満足していただけました?」ニッコリ

苗木「黙秘で」

セレス「そんなに殻ににこもらなくても…まるで苗木君のナニのように」

苗木「自然に人を包茎扱いするのはやめてもらえるかな?」

セレス「あら、ごめんなさい」





セレス「やはり、苗木君は包茎なのですか?」

苗木「え、そんなの関係ないでしょ」

山田「苗木殿、全員の分を聞き終わったことですし、一応順位発表をお願いできますかな?」

苗木「あ、うん」

苗木(うーん…どうしよう)

苗木(完成度で言えばセレスさんのだけど…内容が気に入ったから一位にしたって思われても癪だし)

苗木(そもそも耳かきボイスじゃないから論外だね、うん)

苗木(あとは霧切さんと舞園さんだけど…この二人のは正直未完成品レベルだしなぁ)

苗木(かと言って適当に順位つけても角が立ちそうだし…)

苗木(…少し卑怯かもしれないけど、無難な結果にしておこう)

苗木「舞園さんと霧切さんが同率1位で、セレスさんが3位、って感じかな」

山田「あっ…」

舞園「1位、なのはいいんですけど…」

霧切「同率なのね…これはどうなるのかしら?」

苗木「?」

セレス「あら、単独で最下位ですか。残念ですわ」ニッコリ

セレス「1位が二人…ならば、あの約束は二人一緒にやればよろしいのではないでしょうか?」

舞霧「!」

苗木「約束…?」

セレス「ええ。一番苗木君に気に入られた作品を作った人は、その内容と同じことを苗木君にしてあげるという約束です」ニッコリ

苗木「ええ!?そ、そんなの聞いてないよ!というか僕に了承も得ず勝手にそんな」

セレス「あら、当然ですわ。だって結果発表前に約束のことを話していたら…」

セレス「苗木君は、私を1位にしていたでしょう?」ニッコリ

苗木「はぁ!?そ、そそそれは違うよ!」

舞園「…むぅ」ギュッ

苗木「!?ま、舞園さん…。いきなり腕に抱きついて一体」

舞園「苗木君は、私達の作品を気に入ってくれたんですよね。セレスさんとばっかり話してちゃ、つまらないですよ」

霧切「…同感ね」ギュッ

苗木「ちょ…!霧切さんまで」

セレス(ふふふ…面白い展開です。手をかけた甲斐がありましたわ)

山田(見せつけてくれますな…リア充め…)

舞園「私、前は確かに恥ずかしくていっぱいいっぱいになっちゃいましたけど…」

舞園「苗木君と一緒なら、うまくできそうな気がするんです!」

霧切「私も、苗木君と一緒なら…」

霧切「苗木君の反応を見ながら、学んでいくわ。苗木君に、満足してもらえるようにね」

苗木「…うぅ」

舞園「耳かきも、その先も。苗木君に喜んでもらえるように、頑張りますから」

舞園「安心して身を委ねてください、苗木君」

舞園「いっぱい、いーっぱい。癒してあげますから、ね…」



終里

暫くの間お付き合いいただきありがとうございました。
少しでも耳かきボイスに興味持った人は、試してみてね!(ステマ)

>>94
>>95
実は自分もそこまで耳かきボイス聞いた事ないんです
一個試しに聞いてみたら感動したのでその感動をわかちあうために
あと舞園さんの声の耳かきボイスほしいなーという思いを込めてSS書きました。

おすすめは王道を征くJONさんのところのシリーズですかね

html依頼出してきます

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