シャーク『何だそれは』 璃緒『犬よ』 犬『クゥーン』 (9)

シャーク「珍しい犬だな?見たこと無い」

アリト「俺もだ」

シャーク「・・・」

犬「オォン!アォン!」

ベクター「いきなり嫌われちまったみたいだなナッシュ」

シャーク「チッ」

ミザエル「見たところ首輪をしているな。飼い主は?」

璃緒「この子だけが庭に入ってきてたから知らないわ」

犬「クゥーン」

ギラグ「見たところ雌だぜ」

シャーク「仕方ねえから飼い主を捜してやるか」

アリト「そうしようぜ!」

犬「クゥーン」

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カイト「そいつは何だ」

シャーク「犬だとよ」

犬「オォン!アォン!」

璃緒「コラ!吠えちゃダメよ!」

犬「クゥーン」

カイト「珍しい犬だ」

シャーク「女同士気が合うのか知らねえけど璃緒には懐いてやがるぜ」

カイト「雌なのか?」

シャーク「ああ」

犬「・・・」ブッ

カイト「お、おい凌牙!そいつをさっさと家から出せ!」

犬「・・・!」ブッチッパ

シャーク「やりやがった・・・悪りいな糞漏らしやがった」

カイト「・・・」

璃緒「ごめんなさいね」

カイト「いや・・・お前の犬か?」

シャーク「俺の家の庭に入って来てたらしくてな。みんなで飼い主を探してる」

犬「クゥーン」

カイト「ちょっとそいつを見せてくれ」

璃緒「え、ええ」

カイト「・・・」

シャーク「どうかしたのか?」

カイト「妊娠してるぞ」

シャーク「に、妊娠!?」

カイト「さっさと飼い主を探すべきだ」

シャーク「ドルべ達ちゃんと探してんのか」

璃緒「不安よね」

ドルべ「そもそもどういう飼い主かがわからん」

ギラグ「言われてみれば・・・」

アリト「ベクターはどこ行った?」

ミザエル「どうせフラフラしているのだろ」

アリト「あの野郎は肝心な時に居ねえからな」

ギラグ「絵を描いてそこら中に貼ってやろうぜ!」

ドルべ「絵なら私に任せてくれ」

アリト「描けるのかよ?」

ドルべ「こういうのは得意だ」

ミザエル「なら頼む」

ドルべ「紙と鉛筆を」

ミザエル「これでいいか?」

ドルべ「上出来だ」

犬「フゥン!ホォン!ホォン!」ブリッ

「こんな所でウンチをしたらダメだぞ」

ベクター「珍しい鳴き声の犬か・・・おーい!」

「ん?」

ベクター「もしかしたらと思うけど犬が逃げたんじゃねえの?」

「そうだよ」

ベクター「お前の犬なら俺達が預かってるぜ」

犬「フゥン!ホォン!ホォン!」

「こいつも早く会いたがってるぞ」

ベクター「雄?夫婦なのか?」

「そうだよ」

ベクター「なら居場所を案内してやるよ!」

「お、そうだな」

ベクター「お邪魔ァ~!見つけたぜ飼い主!」

シャーク「マジかよ!?」

璃緒「あなたが飼い主?」

「そうだよ」

犬「オォン!アォン!」

犬「フゥン!ホォン!ホォン!」

「二匹とも喜んでるぞ」

カイト「妊娠しているようだ。もう逃がすんじゃないぞ」

シャーク「ちゃんと見てろよ。飼い主なんだからよ」

「わかった」

ベクター「どうよナッシュ?凄えだろ俺」

シャーク「たまたまじゃねえか」

璃緒「犬か・・・私達も買ってみたいわね」

シャーク「いらねえだろ。うるせえのが何人か居るんだから」

ミザエル「こんなものか」

アリト「これなら」

シャーク「何やってんだ?」

ギラグ「あいつの飼い主探しだぜ」

璃緒「それなら終わったわよ」

アリト「は?」

シャーク「見つかって帰ったぜ」

アリト「何だよそれ!」

ドルべ「絵が無駄になった・・・」

シャーク「全部剥がしとけよ」

ギラグ「何だよそれ・・・全部無駄じゃねえか」

アリト「ドルべがもっと早く絵を描いてたら俺らが見つけてたかもしれねえのに」

ドルべ「すまない・・・」

数日後

遊馬「ハハハ・・・」

小鳥「フフフ・・・」









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