提督「艦娘ナイトスクープ」 (235)

この番組は、依頼者から寄せられ
た依頼にもとづいて、鎮守府の提督が
優秀なる艦娘たちを海にはなち、
世のため、人のため、公序良俗と
安寧秩序を守るべく、この世のあ
らゆる事どもを徹底的に追求する
娯楽番組である。


作者はアニメから入ってちまちまゲームをやってる初心者なのでメインはアニメに出てきた方々になると思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428721341

提督「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する艦娘!ナイトスクープ」

提督「私は提督のTでございます」

吹雪「こんばんわ、私は秘書艦の吹雪です。よろしくお願いします」

提督「それでは当鎮守府の優秀な艦娘たちを紹介していきましょう」

提督「一航戦の加賀さん!」

加賀「よろしくです」

提督「いろいろすごい愛宕さん!」

愛宕「パァンパカパーン!」

提督「マイクチェック霧島さん!」

霧島「よろしくお願いします」

提督「駆逐艦代表、雷さん!」

雷「よろしくね!」

提督「深海凄艦代表、空母ヲ級さん!」

ヲ級「……ヨロシク」

提督「貧乳代表、龍驤さん!」

龍驤「だれが貧乳や!」

提督「顧問は戦艦の金剛さんです」

金剛「よろしくネー!」



シリアスはありません、深海凄艦とも仲良しです

提督「金剛さん、どうですか?顧問席の座り心地は?」

金剛「いいですネー!」

金剛「面白そうデス!」

提督「えーー、それでは金剛さんにも楽しんでいただきましょう」

提督「さて、最初の依頼です」

吹雪「はい、まずはA鎮守府の天津風さんからのご依頼です」

吹雪「『みなさんこんばんわ、さっそく私の依頼です」

吹雪「実は私に友達がいるのですが、とても速さが自慢らしいのです」

提督「ほうほう」

吹雪「それはいいのですが、そのことでいつも私に勝負を挑んできます」

吹雪「一度、ぎゃふんと言わせてやりたいんです、艦娘さんお願いします』」

提督「なるほど…でこの記念すべき一回目の依頼を調査してくれたのは」

提督「………加賀さんですか」

加賀「はい、任せてください」

提督「…心配です」

加賀「何がです?」

提督「一回目がこんなテンション低いやつでいいのか…?」

加賀「失礼な」

龍驤「確かにな」

雷「司令官の心配もわかるわよ」

加賀「安心しなさい、一回目にふさわしいVTRになっているわ」

龍驤「ほんまかいな…」




愛宕「まず、ぎゃふんっていうのが死語よー」

霧島「面白そうですけどね」

提督「大丈夫なのか…」

加賀「いや、私のテンションはまあ低いです」

加賀「しかし今回はとてつもない労力がいりました、必ずみなさんを満足させます」

加賀「VTRどうぞ」

加賀「あなたが依頼者の天津風さん?」

天津風「ええ」

加賀「友達に、勝負を挑まれてると」

天津風「そうなの」

加賀「具体的にはどのような?」

天津風「えっとね…どっちが速いかとかどっちが多く食べられるかとか」

加賀「なるほど……それで、ぎゃふんといわせたい」

天津風「ぎゃふんと」

加賀「そうね…」

加賀「ひとついいかしら」

天津風「なに?」

加賀「ぎゃふんは死語よ」

天津風「………そう」

加賀「さて!」

加賀「ここは鎮守府の周辺にあった滑走路です」

加賀「ここで天津風さんにはその友達と速さ勝負をしてもらいます」

天津風「ええ」

加賀「そこで圧倒的な速さを見せつけ、ぎゃふんと言わせると」

加賀「こういう作戦で行きます」

天津風「一ついいかしら」

加賀「なに?ぎゃふんは死語よ」

天津風「そうじゃなくて、あたしの速さは友達には適わないのよ」

加賀「そこで」

天津風「はい」

加賀「いくつか作戦を用意しました」



キャラは都合のいい時に艦娘になったり一般人になったりします 

テロップ「作戦その1」


加賀「靴の裏に車輪を仕込みました」

加賀「これで速く走れるはずです」

加賀「どうぞ」

天津風「………」タッタッタッタ

天津風「……」シャーッ

天津風「…!」ドテッ

加賀「え?」

天津風「イタタ…」

加賀「え?、ちょっと!」

加賀「なぜこけてるんです?」

天津風「……海とは勝手が違うのよ!」

加賀「…つまり?」

天津風「こういうの苦手なのよ!」

加賀「…なんということでしょう」


設定も面白いようにいじってるのでガバガバです

テロップ「作戦その2」

加賀「実は靴にロケットを仕込もうと思っていたの」

加賀「けれどあなたがそんなんでは靴をいじる作戦はすべて無理そうね」

天津風「ええ…」

加賀「そこで!」

加賀「やってきました!」

天津風「……?」

加賀「ここは工廠です」

加賀「あなたがその友達に勝てる武器を!ね?」

加賀「開発してもらいます」

加賀「こんにちは~」

明石「いらっしゃい、なにかしら?」

加賀「実はですね…」


事情説明………

明石「それは私ではむりですね」

加賀「そんな!」

明石「大丈夫です、知人を紹介します」

加賀「そう」


夕張「で、私のところへ来たと」

加賀「ええ、お願いするわ」

夕張「具体的にはどんなのがいいのかしら」

加賀「速いのを」

夕張「……あのねぇ」

加賀「この子の身体能力に関係なく速いものを作ってほしいの」

夕張「……二時間待ってちょうだい」



二時間後


夕張「これでどう?」

加賀「これは…レーシングカー?」

夕張「あなたがこのシートに座るの」

天津風「ウン」

夕張「そして、このボタンを押すとね」

天津風「…」ポチ

ボォォォォォォ!

加賀「おぉぉ…」

夕張「どう?これなら速いでしょ?」

加賀「友達が許してくれるかしらこれ」

加賀「エンジン使っちゃってるじゃない…」




加賀「では!」

加賀「滑走路に戻ってまいりました」

夕張「いいところね、これならあのマシンも本領が発揮できるわ」

加賀「それでは天津風さん!どうぞ」

天津風「…」ブルン

天津風「……」ボォォォォォォ

天津風「………!」ゴォォ

加賀「いけない!」

夕張「燃えてる?!」

加賀「たいへんまずいです、マシンの走った後が燃え始めました!」

加賀「天津風さーーん」



テロップ「試験走行中止」



天津風「…死ぬかと思ったわよ!」

加賀「いったい何があったのですか!」

夕張「どうやら…オイル漏れですね」

夕張「直します」



テロップ「二時間後」

 
夕張「これで大丈夫です」

天津風「もういやよ!」

加賀「しかし、勝ちたいのはあなたでは」

天津風「他のにして!」

加賀「…どうしましょう」


加賀「よろしいですか?」

夕張「ええ」

加賀「見ていなさい天津風さん、私がこのマシンで走ってあげるわ」

加賀「……」ボォォォォォォォ

加賀「………」バッヒュゥゥン

天津風「すごい…」

夕張「完璧ね」

加賀「……フンフン♪」



テロップ「楽しそう」



加賀「どう?」

天津風「…やります」

加賀「よかった」

夕張「調整してきますね」

加賀「さて、本来なら天津風さんに試験走行してもらうところなのですが」

加賀「時間の都合でぶっつけ本番で行かせてもらいます」

加賀「友達もお呼びしました!」

島風「どうもー」

加賀「あなたが友達?」

島風「そう!島風だよ」

加賀「速いの?」

島風「もっちろん!オリンピックにも出られる自身があるよ」

加賀「実はね、今回天津風さんが速さ勝負をしたいということで」

加賀「負けたほうがぎゃふんと言う約束で」

島風「えーー、天津風ちゃん遅いもん、やだ」

加賀「そこでですね、島風さん」

加賀「今回、天津風さんは一つ道具を使うと」

加賀「それでどうでしょう」

島風「それで速くなるの?」

加賀「ええ、とびっきりに」

島風「いいよ!」


テロップ「友達にはマシンのことは一切伝えていません」


加賀「それでは位置について!」

加賀「よーーい」

天津風「…」

島風「…」

加賀「スタート!」

島風「……」ダッ

天津風「…」ダッ


加賀「ルールはですね、1キロの競争」

加賀「単純に速かった方が勝ち」

加賀「そして今、リードは島風さん」

加賀「速いですね、さすがです」

加賀「しかし、こちらには秘策があります」

加賀「100メートル地点に例のマシンが置いてあります」

天津風「…」ダダダ

島風「…?」

加賀「島風さん、コースを離れる天津風さんに不思議な様子」

加賀「なんと、島風さん150メートル突破」

加賀「しかしここで!」

加賀「登場です!!」

夕張「いらっしゃい!」

天津風「……」ゴソゴソ

夕張「ベルトを締めて…」

天津風「おっけー?」

夕張「まだです…」

天津風「早くしてよ!島風ちゃんゴールしちゃうよ!」

夕張「大丈夫ですこのマシンなら3秒でゴールできます」

加賀「……あれ?」

加賀「島風さん500メートル突破、速いです」

加賀「早く来なさいよ…」

天津風「ちょっと!エンジンかからないわよ!」

夕張「安全装置ですよ……」

夕張「はいオッケーです、安全装置解除!」

天津風「行くわよ!」ブゥゥゥン

加賀「来た!きました!」

島風「………?!?!?!?!?!」

加賀「島風さん、動揺しています!」

天津風「行くわよ!」

加賀「今、マシンが動き始めました!」

加賀「…おや?」

加賀「島風さん、あと100メートル」

加賀「しかし…」

天津風「……」ノロノロ


テロップ「加速に時間がかかっている」


加賀「…島風さん、ゴール」

島風「…」クルッ

島風「………」ボーゼン

天津風「…」ドヒュゥゥゥゥゥン

加賀「いま、天津風さんとんでもない速さでゴール!」

加賀「…」

天津風「…」

島風「…」

加賀 天津風「ぎゃふん」


チャチャチャン!!



加賀「はいどうでしたか」

吹雪「クククク…」プルプル

金剛「ッハッハッハッハ!!!!!」

加賀「えーー結果は惨敗と」

龍驤「なんで誰も気づかへんかったんやこれ」

愛宕「おもしろーい!」

提督「負けちゃダメでしょ」

加賀「これがですね、この後、二人の仲を取り持つのが大変でした」

霧島「やっぱり友情にひびが入ったのね」

加賀「ですが島風さん、笑って許してくれました」

加賀「どうやら彼女はとても速いマシンを見たことでかなりうれしかったようです」



ナ~イトスク~~プ

今回はここまで

パチパチパチパチパチパチパチパチ

提督「はい、それでは2つ目の依頼です」

吹雪「はい、続いての依頼はB鎮守府の比叡さんからの依頼です」

金剛「おっ、ヒエーイですね」

霧島「もちろん別の鎮守府の、ですけどね」

吹雪「『みなさんこんばんわ、さっそくですが私のお願いを聞いてください」

吹雪「実はこの間、妹の榛名が卵料理を作ろうとしてレンジでチンしたらしいのですが」

吹雪「なんと、食べる瞬間卵が突然爆発したというのです」

吹雪「……妹は…フフフ」プルプル

吹雪「あっけにとられ、しばらく飛び散った卵を眺めていたそうですが」

吹雪「あまりの熱さに2時間ほど泣きっぱなしだったそうです」

吹雪「ですが、私はこの話が信じられません」

吹雪「そこで、ぜひ優秀な艦娘さんにこの卵を再現していただきたいのですよろしくお願いします』」

吹雪「………フフフフフ」

提督「…どういうことなんでしょうか」

加賀「それってよくできた爆弾なのでは」フフフ

雷「卵爆弾ね」クク…ッ

提督「これを調査したのが」

龍驤「えー、ウチですね」

龍驤「さっきはですねぇ、笑い系だったので」

龍驤「泣かせますよ~ハンカチの準備はええですか?」

提督「…泣くはずがあるか」クスクス

霧島「この依頼のどこに泣く要素があるのよ」フフフフッ

提督「泣くとしたら情けなくて泣くぞ」

龍驤「フッフッフ…情けなくて!」

龍驤「けどまーこれが不思議なんよ」

龍驤「まーまーレンジの中でバン!言うならわかりますわ」

龍驤「食べようとしたら、バン!」

龍驤「こんなことがあり得るかっちゅーねん」

龍驤「まあ見ていただきましょうどうぞ~」


やりたかったネタその1です

龍驤「比叡さん、ノーベルって知っとる?」

比叡「知ってますよ」

龍驤「あの人なダイナマイト発明してずっと後悔しとったらしいわ」

龍驤「……ダイナマイトだけに」

龍驤「ダイナマイト!!!!」

比叡「ッハッハハッハッハッハ!!!」

龍驤「ハハハハハ!!」

比叡「関西の人って面白いですね!!」



比叡「ここにレンジがあります」

龍驤「はいはい、それでは卵を入れて…と」

龍驤「スイッチオン!」

レンジ「………」シーーーーン

龍驤「あれ?」

龍驤「クスクス…おやぁ?」

龍驤「なんで動かん?……あ!」

龍驤「動かないときは、叩けばいい!」

バン!





龍驤「この近所に電気屋さんってある?」

比叡「ありますよ」


テロップ「故障」




龍驤「すんませーん」

龍驤「ちょっとレンジを貸していただきたいんやけど」

大淀「はぁ……なに料理を?」

龍驤「あの…卵料理」

比叡「ちょっと龍驤さん、そのレンジあとで使い物になるかわからないんですよ」

大淀「はぁ…卵料理?」





龍驤「無事、借りられました」

龍驤「実験を再開します」

龍驤「まずは茶碗を逆さにしてその上に卵を置いてみました」

比叡「…………」

龍驤「……」

レンジ「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

龍驤「……おやぁ?」

比叡「……何か出てません?」

龍驤「…出てるなぁ」

龍驤「何が出てるんや?」

卵「白身ブワァァァ」

龍驤「……うわぁ」


龍驤「あ、割れとるなぁ」

龍驤「……熱っ熱っ」

龍驤「熱いなぁ」

龍驤「…持てないくらい熱い!」


龍驤「……」ソーーーッ

龍驤「マジックハンドを使って…っと」

龍驤「……」ヒョイッ

比叡「……っ」つ

龍驤「…………………あっ」ポトッ

比叡「熱い熱い熱い!!!!!!」

龍驤「あああああごめんごめん!!!!」

比叡「あっつー…!」

龍驤「ごめーんおっかしいなぁ!」


テロップ「絶対真似をしないでください」


龍驤「これが君の言っていた爆発卵だ!!!」

比叡「…これ中身出てるじゃないですか!」

龍驤「…もう爆発してるんや!」


比叡「……」モグモグ

比叡「おいしい」


龍驤「…コップの中に水を入れて、その中に卵を入れて、やってみたらどうやろ」

龍驤「……そーっとな」

龍驤「比叡ちゃん、やめるんやったら今のうちやで」

比叡「やりますよ!もちろん」

龍驤「…ふーーん」

ドア「バタン!!!!」

比叡「やめたいんですか?」




龍驤「……」ジーーッ

比叡「…私昔電子レンジの中のぞいたらダメだって言われたんですよ」

龍驤「うそぉなんで?」

比叡「目が悪くなるって」

龍驤「…ほなやめとこ」

比叡「見るときは間接的に鏡でこーーやって…」

龍驤「……クスクス……そーかあ」

龍驤「…間接的ならええんや」
ボン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

龍驤 比叡「わぁぁあああああああ!!!!!」ピョーン

龍驤「うわっぁああぁぁぁぁ!!!!!!」

比叡「うわあああああ!!!」

龍驤「わぁぁぁ…」

レンジ「ビッシャー」

龍驤「うわぁビッシャビシャや…」

比叡「こんなの大淀さんに見せられないですよ…」

龍驤「電気屋のねぇちゃんごめーん…」

龍驤「………きれいに掃除しよ」


龍驤「よし、掃除も終わったし今度は卵単体で加熱や」

龍驤「……」

比叡「……」

龍驤「おやぁ?」

龍驤「なんか、形が変わってきたで」

比叡「これ食べられるんじゃないですか?」

龍驤「マジで?」

比叡「食べられますよ、これたぶん食べごろですよ」

龍驤「食べごろ?」



龍驤「熱いなぁ」

龍驤「これほどの熱さがあるか世の中に!」


龍驤「よし剥けたで」

龍驤「かじってみ」

龍驤「…爆発するかもしれんで!」

比叡「………」ガブッ

比叡「…………?」

比叡「ミシミシ言ってますよこれ」

比叡「…あっつー」

比叡「もう一口行きます」

比叡「…」ガブ

比叡「…おいしい」

龍驤「…ふむ」ガブ

龍驤「塩ある?」
ボン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

龍驤 比叡「ぬわぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」ピョイーーン

龍驤「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ…」

比叡「……おお」

龍驤「爆発したねぇ」

龍驤「…」パク

龍驤「まずっ」

比叡「これ何の味ですか?…」

龍驤「……卵の味やないなぁ」

比叡「…これ、作ってもおいしくないですね」

龍驤「せやなぁ、作ってもおいしないわ」

龍驤「ほな帰るわ」

比叡「ちょ、ちょっと待ってください!」

比叡「爆発したのを見たいんです!」

龍驤「もう爆発しとる!!」

比叡「こんなの使えないじゃないですか!」

龍驤「………なんに使うんや…」クククッ…

続きは明日 おやすみなさい

テロップ「お昼ご飯」

龍驤「まあ、食パン食べようや」

比叡「トッピングとかないんですか?」

龍驤「あるよ」

比叡「あ、なんですか?」

比叡「レタスとか…」

龍驤「卵な」

比叡「………これさっきの奴じゃないですか」クスクス

龍驤「あのね、食べ物はねぇ粗末にしてはいけないから」



龍驤「比叡ちゃん!」モグモグ

比叡「はい」モグモグ

龍驤「いつまでも我々二人で実験してても、埒が明かんっちゅーやつちゃうか?」

比叡「そうですね…」

龍驤「君の妹、呼ぼ」

比叡「………来ませんよ、卵トラウマになったんですから」



テロップ「妹の榛名さんに来ていただきました」


龍驤「どないしたらできるん?」

榛名「えっと、お茶碗の上にですね…アルミに巻いた卵を載せてチンです」


龍驤「……………………」

レンジ「ジーーーーーーーーーーーーーーー」

比叡「……………………」

榛名「……………」

レンジ「チン!」

龍驤「おぉぉぉ………」


龍驤「できたできた…」

龍驤「…これもう触ってええかなぁ」

卵「ミシミシ」

龍驤 比叡「おおぅ!」

龍驤「こ…これもう…今に」
ボン!!!!!

龍驤 比叡 榛名「わぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

比叡「あああ!!!」

龍驤「比叡ちゃん!顔にかかってるやん!!」



龍驤「完全装備や!!」

龍驤「ゴーグルにマスクを着けたで!」


完全に間違えた アルミじゃなくてラップや すんません


龍驤「…………」

比叡「………」

榛名「…………」

レンジ「チン!」

龍驤「おーーでけたでけた…」


龍驤「………」ムキムキ

比叡「…………」

榛名「………」

龍驤「……バァン!!!!!!」

比叡 榛名「うわぁぁ!!!」

龍驤「…?どないしたん?」

比叡「もおおーーーー!!」


龍驤「よっしゃー…剥けた剥けた」

比叡「おーー…」

龍驤「よっしゃ、食べよ」

比叡「……?」

榛名「????」

龍驤「…………?」


テロップ「誰が食べるの?」


龍驤「よしここはじゃんけんや」

龍驤「じゃんけんホイ!!」パー

榛名「ホイ!」パー

比叡「…やったーーー!!!!」チョキ


龍驤「じゃんけんホイ!」チョキ

榛名「ホイ!」グー

龍驤「あぁぁぁぁ!!!」


龍驤「もういやや…」

比叡「ほら、早く!」

龍驤「もうなぁ長いこと艦娘やってるけどこれが一番怖いわ」

龍驤「…海で戦うより怖い」

龍驤「……」ソーーッ

龍驤「…」ガブ

龍驤「……ん…」モグモグ

比叡「ちょっと、味わってどうするんですか!」



テロップ「不発」

龍驤「ちゅーてもやっぱり危ないから、ね」

龍驤「マジックハンドで噛みましょ」

比叡「これ偽物じゃないですか」

龍驤「えーー」

比叡「私は人が噛んでほしいんです」

龍驤「どうしても人でしたい?」

比叡「どうしても人がいいです」

龍驤「君が食べなさい」

龍驤「そこまで言うなら」

比叡「…わかりました」


レンジ「ジーーーーーー」

龍驤「比叡ちゃん」

比叡「はい?」

龍驤「なんか、無口になったね」フフフフッ

比叡「……うれしそうですね」



龍驤「よーしきれいに剥いて…と」


龍驤「よっしゃ、いけ!」

比叡「ガブッといきますね」

龍驤「よっしゃ」

比叡「……………」

比叡「……」ガブッ
ボン!!!!!!!

比叡「ヒエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

龍驤「あああ!!!できたできた!!」

龍驤「完成や!爆発卵の完成や!!!!」

比叡「ヒエー!!ヒエー!!」

龍驤「やったー!!」




テロップ「絶対に真似をしないでください」




チャチャチャン

龍驤「はい!絶対に真似をしないでください!!!」

金剛「比叡は意地っ張りデスネー!」ククククッ

提督「どうしてこうなるんだ?」

龍驤「あのですね、これは単純に加熱のし過ぎということなんです」

龍驤「そういうことなのでこれは卵に限らないです」

愛宕「ほんとー?」

ヲ級「卵ジャナクテモ?」

龍驤「はい、というのもレンジというのは中から加熱するものでして」

龍驤「外側が耐えられなくなると爆発します」

吹雪「とんでもなかったですね最後」

龍驤「もう最後のあとね、比叡ちゃんがもうひくひくしたまま!」



ナ~イトスク~プ


パチパチパチパチパチパチ

提督「さていよいよ今回最後の依頼になりました」

吹雪「はい、C鎮守府の赤城さんからの依頼です」

吹雪「『こんばんわ、放送が楽しみです」

吹雪「さて、突然ですが私は大食漢です、女ですが……ブフッ」

吹雪「そこで、いつも携帯している艦載機を非常食としたいのです」

提督「……はぁ?」

吹雪「よろしくお願いします』」

愛宕「これはきっついのが来たわねー」

霧島「おかしいですねこの依頼」

提督「食べられるものではないと思うんですが」

龍驤「意味わからん」

提督「これをヲ級さんがやってくれたと」

ヲ級「ソノマエニ一つイイデスカ?」

ヲ級「私普通にしゃべりますね」

提督「あ、しゃべれるんだ」

ヲ級「まあ、なんとあほなことを考える人だと思いましたけどね」

ヲ級「はたして食べることはできたのでしょうか」

ヲ級「VTRどうぞ!」


ヲ級「はい、こちらの鎮守府にですね」

ヲ級「金属を食べたいバカがいるということで」

ヲ級「さっそく参りましょう」

ヲ級「こんにちわ~」

翔鶴「あら、いらっしゃい」

ヲ級「こちらに赤城さんいらっしゃいますか」

翔鶴「いませんよ」

ヲ級「へ?」

翔鶴「…………………」

ヲ級「……………どこ?」

翔鶴「あの、今遠征中で」

ヲ級「うそ、じゃあここで取材終了?」




テロップ「取材終了」





テロップ「かと思われたが」



翔鶴「あ!帰投してきました!」

ヲ級「よかった~」

ヲ級「お蔵入りするところだった…」




ヲ級「え~こちらが今回の依頼者の」

赤城「赤城です」

ヲ級「え、なに?」

ヲ級「飛行機を食べたい?」

赤城「はい」

ヲ級「バカじゃないですか」

赤城「いや、私いつも携帯してるんですよ」

ヲ級「いや、飛行機ですよ?!」

赤城「そうですよ」

ヲ級「食べるものじゃないですよ」

赤城「だからお願いしてるんじゃないですか」

ヲ級「いや、ですから………」



テロップ「この後15分の押し問答」



ヲ級「わかりましたわかりましたじゃあ、仮に食べるとしてどの飛行機を食べたいんですか?」

赤城「この子を………」つ九九式艦爆

好きな依頼は小枝探偵の「爆発卵」長原探偵の「大和川ボート通勤」 です


ヲ級「………えーー今赤城さんは食堂ですが」

ヲ級「どうしましょう、飛行機を食べるのは無理がありますよね」

ヲ級「これは私では無理な問題です」






ヲ級「というわけで!」

赤城「ここはどこですか?」

ヲ級「ここはトラック島です」

赤城「こんなところで一体何を」

ヲ級「実は!ここにですね、ある方がいらっしゃいます」

ヲ級「その方ならあなたの望みをかなえてくれるかもしれませんよ」

ヲ級「え~~っと」

ヲ級「あ、いました」

ヲ級「おお~~~~い」

ヲ級「大和さ~~~ん!」

大和「あら、さっきの連絡の方?」

ヲ級「はい、空母ヲ級です」

大和「そちらは?」

ヲ級「今回の依頼者の赤城さんです」

大和「今回、料理を作ってほしいとのことだったんですが」

ヲ級「そうです!お願いします」

大和「何を料理すればよいのですか?」

ヲ級「実は………これを」つ九九式

大和「え?なんですかこれは」

ヲ級「見てわかりませんか?九九式艦爆ですよ」

大和「バカですか?!」



大和「飛行機は食べるものじゃないんですよ!」

ヲ級「この人それを言っても聞かないんです!お願いしますよ!」

大和「……少し考えさせてください」


大和「発想を変えましょう」

ヲ級「というと?」

大和「九九式艦爆を食べられるようにするのではなく、食べられるもので九九式を作るのです!」

ヲ級「ヲヲーーーーなるほど!!!」

大和「……」サッサッサッサ

ヲ級「大和さん、これは?」

大和「飴細工って知ってる?」

大和「あれを使って作ってみます」

大和「ただ、モーターだけは食べられないわ」

赤城「……そう……ですか」

大和「しょうがないのよ、果物のヘタとか芯みたいなものと思ってちょうだい」


テロップ「30分経過」


大和「これで…どうでしょう」

ヲ級「ヲヲーーーすごい!」

ヲ級「どこから見ても九九式ですよ!」

大和「でしょう?すごいでしょう?」

ヲ級「では、飛ばしてみましょう!!」

ヲ級「赤城さん、どうぞ!!」


九九式「ブーーーン」

赤城「……」キラキラ

ヲ級「へー、けっこう飛ぶんですね」

九九式「……」ボロボロ

ヲ級「あれ?」

大和「何か…落ちてる?!」

九九式「バラバラバラ!」ヒューーン

ヲ級「まずい!空中分解してる!!」

大和「墜ちてます!」

九九式「…」グシャッ

赤城「…………」ボー

ヲ級「大和さん?…これは……」

ヲ級「失敗ということで」


ヲ級「失敗の罰で大和さんの46㎝三連装砲を12㎝単装砲に取り換えました」

大和「…情けない…」

ヲ級「これ、どうしますか?」

大和「………もっと固い食材で作りますね」

今回はここまで

大和「今度は餅粉に砂糖を入れます」

ヲ級「固くなるんですか?」

大和「飴よりは」

大和「ただそうすると造形がとても…」

ヲ級「難しいんですか?」

大和「難しいなんてものじゃないです」

赤城「お願いします!」

大和「わかってます、やりますよ」


テロップ「5時間後」


ヲ級「えー、もうあたりも暗くなってきましたが」

ヲ級「ついに九九式が完成したということで」

ヲ級「赤城さん!発艦してください!」

赤城「…いきます!」

九九式「ブーーン」

ヲ級「ヲーーー……」

大和「……………」ハラハラ

九九式「ブンブン!」

赤城「そろそろ食べたいです!」

ヲ級「よっしゃ、着艦してください!」

大和「え?」

ヲ級「は?」

大和「いや、あれランディングギアなんかついてないですよ」

ヲ級「それじゃ、特攻機もいいところじゃないですか!」

ヲ級「仕方ない、赤城さーーん!口で!直接ガブッと!!」

赤城「?????」

九九式「ブーーーーン」

赤城「…」パク

赤城「……♪」ムシャムシャ

ヲ級「おいしそうですね」

大和「器用でしたね」

ヲ級「というわけで、見事赤城さんは九九式艦爆を食べることができました!」

チャチャチャン


提督「ほーー…」

ヲ級「はい、そういうわけでございます」

霧島「あれは九九式艦爆なの?」

雷「完全に特攻機になってたじゃない」

ヲ級「それがですね、なんと!」

ヲ級「こちらに、ご用意しました!」

吹雪「え?これ九九式艦爆ですか?」

ヲ級「いえ、餅粉です」

一同「えぇぇぇぇ!!!!!」

愛宕「すごーい、そっくり!」

提督「え?それ食べられるの?」

ヲ級「もちろんです」

ヲ級「じつはですね、あの後大和さんがこのままでは悔しいということで」

ヲ級「本気で九九式そっくりの食べられる飛べる模型を作る!といってきまして」

ヲ級「それがこちらでございます」

金剛「すごーい……本当にどこから見ても九九式ですネー!」

ヲ級「さらに、本日なんと赤城さんに来ていただいています!」

ヲ級「おーーーい!」

赤城「……」ペコッ

ヲ級「これをぜひ赤城さんに、という大和さんの願いでして」

ヲ級「今回はちゃんと着艦用の装備も完備されています」

ヲ級「行きます!」

九九式「スイーーッ」

赤城「……あっ」

九九式「……」ピタッ

赤城「……………」モグ

赤城「…!」モグモグモグ

赤城「……グスグス」ポロポロ

ヲ級「あ、赤城さんなにも泣かなくても」

赤城「…私…うれしくて…!」

ヲ級「はぁ…赤城さん、ありがとうございました!」

ヲ級「でも、これ以上こんな変な依頼はしないでくださいね!!」

提督「……………グス」

ヲ級「ちょっ…どうして泣いているんですか!?」

提督「いい話だなぁ…」

ヲ級「そうですけどね、まさかあんな馬鹿な依頼がこんな感動ものになるとは…」

加賀「さすがに……涙が…………グスグス」

ヲ級「加賀さんも!?」


ナ~イトスク~プ

提督「さて、今回はここまでです」

吹雪「金剛さんいかがでしたか?」

金剛「とってもエキサイティングだったネー!面白かったヨ!」

提督「ありがとうございます、それでは皆さんまた次回お会いしましょう~」



















続きます

チャーチャーチャチャン!

探偵紹介まで中略



提督「本日の顧問は比叡さんです」

比叡「よろしくおねがいします!」

提督「それでは本日一発目の依頼に参りましょう」

吹雪「はい、D鎮守府の長門さんからのご依頼です」

吹雪「『こんばんわ、先週は楽しく拝見いたしました」

吹雪「実は最近、恐ろしい入浴剤を発見したのです」

吹雪「それは数杯入れるだけで凍えるような寒さに襲われるのです」

吹雪「出先だったので十分な確認もできず、それが何なのかはわからずじまいでした」

吹雪「そこでお願いです、私と一緒にこの入浴剤を探していただけませんか?」

吹雪「そして、できたら駆逐艦の方に来ていただいて一緒にお風呂に入りたいです』」

提督「聞いたことがありますね」

霧島「私もあります」

提督「これを雷くんが行ってきたと」

雷「そうよ!」

雷「最初はこれを探すところからよ、はたして見つかったのかしら?!」

雷「そして、お風呂に入ることはできたのかしら?!それではどうぞ!」

エロ、下ネタ注意


雷「さて、依頼者を楽屋に呼んだわよ!」

雷「いらっしゃーい!」

長門「………フヒ」

雷「あの?」

長門「ああ、失礼」

長門「長門だ、よろしくお願いします」

雷「入浴剤ですか?」

長門「ええ、もう一度あの感覚を…」

雷「それはどんな入浴剤なんです?名前とか……」

長門「名前は『アイヌの涙』です」

長門「それ以外は何も……」

雷「ウーーン」

雷「どこで見つけたの?」

長門「福岡の健康ランドだった気が」

雷「へー健康ランドとか行くのね」

長門「ああ、週に一回は」

雷「まあ、そこに行く前にここのあたりでも売ってないか専門家に聞いてみるわね」

長門「専門家?」

雷「うちの鎮守府の風呂番よ」



雷「………」プルルルル

雷「あ、もしもし?赤城さん?」

続きは夜です

雷「あのですね?」

赤城「……わたしは…聞いたことないですね」

赤城「……ほかの皆さんも知らないと」

赤城「そもそも噂すら流れていないのです」

雷「どうしよう、困ったわね」

雷「仕方ないわね、福岡に行きましょう!」


雷「ここに来たものの…」

雷「どうしましょうか」

長門「………」

雷「長門さん?」

雷「あなたが依頼したのよ、きちんとして頂戴!」

長門「……」

雷「しょうがないわね、助っ人に来てもらうわ」

雷「助っ人!!!」

陸奥「はーい!」

長門「陸奥!?」

陸奥「姉さん、きちんとしてね?」ウフフ

長門「はい…」



雷「あの、これ知ってます?」

町娘「いえ、知りませんね」


陸奥「雷さん、いい情報よ」

陸奥「姉さんが言った健康ランドの元管理人の方の住所を教えてもらったわ」

雷「やるわね!」

長門「その健康ランドは?」

陸奥「潰れたって」



雷「ここね!」

ピンポーン

港湾「はーい」

雷「あのですね、昔あなたが管理されていた健康ランドがあるじゃないですか」

雷「そこの商品って把握しているのかしら?」

港湾「ある程度は」

雷「あのね、アイヌの涙って知ってる?」

港湾「……寒くなるやつね」

雷「知ってるのね!」

港湾「使ってみたことが」

雷「おぉ!」

港湾「胸が縮み上がっちゃったわ」

長門「////」

雷「まだあったりしますか?」

港湾「ええ、かなり残ってるわね」



テロップ「お風呂を貸していただけることに」


雷「さて、この家のお風呂にいます!」

長門「なぜ私が」

陸奥「あなたが依頼したのよ、我慢なさい」

雷「えーー現在、40.5度ね」

雷「少し熱いくらいかしら」

長門「ふふん、この程度はビッグ7である私にはどうということはない」

雷「では、このアイヌの涙を!」

雷「入れます!」

雷「1…2…3杯!」

雷「混ぜて…」

雷「オッケーよ!」

長門「あー……気持ちいい」

陸奥「本当、いいお湯ね」

長門「あーーーーー…………あ?」

陸奥「あら?…なんだかぞくぞくっと…」

長門「…少し冷えてきたな」

陸奥「あ…寒い寒い」

雷「うそよ!だってこんなにあったかいのに」

陸奥「あらあら…あら」

長門「…フフフ…ビッグ7はこの程度は……」ブルブル

陸奥「姉さん震えてるわよ…」ブルブル

雷「本当に?!」

長門「……アーーーーーーこれは…」

陸奥「いよいよ寒いわよこれは…」

長門「寒い寒い……」ザバッ ボヨン

長門「出たら余計寒いぞ!!!!」ザブン

陸奥「……シャワーシャワー…」バシャバシャ ボヨンボヨン

陸奥「アアアアア冷たい冷たい!」ジャブジャブ

長門「うわぁぁぁ………!!」バタン!

雷「あ!長門さんがお風呂を飛び出したわ!」

長門「うううぅぅぅぅぅ…」

港湾「大丈夫?はい毛布」

長門「………」ガクガクガク

陸奥「私も……!」ガタガタガタ

港湾「ほら…あなたも」

長門 陸奥「うぅうぅぅぅぅぅぅ………………」ブルブルブル

雷「えー…世界のビッグ7が情けない姿を見せております」


テロップ「雷はあることを思い出した」


雷「お風呂のあとは扇風機よね!」

扇風機「ぶうぉおおおお!!!」

長門 陸奥「あららららああああああ!!!!!」

雷「絶対嘘よ!こんなのありえないわ!」

雷「港湾凄姫さんもこんな風になったの?」

港湾「ええ」

陸奥「雷さん……これは入らないとわからないわ」

雷「……なにうれしそうなのよ!」

続きは明日で
気づいてるかもしれませんがオリジナルとパロディを交互にやってます
パロディに期待する人はそこんとこよろしく

雷「というわけで、私も入ることになったわよ!」

陸奥「どうかしら~?」

雷「快適ね!寝てしまいそう」

陸奥「あら~」

雷「鼻歌も歌いたい……あら?」

雷「ぞくぞくっと……」

雷「あ~寒い寒い!」

陸奥「追い炊きするわね」

雷「ちょっ…」

雷「熱っ寒っ!」

雷「もうだめ!」ザバン

雷「ひぃぃぃ……寒い寒い寒い」

雷「うぅぅぅぅぅ……」ダキッ

陸奥「あらあら~」ギュッ

雷「寒い~~~!!!」トテトテ

港湾「ほらね、はい毛布」

雷「あ~~~~……………」ブルブル

長門「な?」

陸奥「……姉さんもうだいじょうb…寒っ!」

長門 雷 陸奥「うぅぅぅぅぅぅぅうぅぅ………」

長門「胸が小さくなった気分だ……」

陸奥「本当、縮んじゃいそう…」

雷「い、嫌味なの…!」

雷「え~~……寒、外ではセミが鳴いているのです」

雷「せっかくよ!できるだけ集めてドックで遊んでやるわ!」

忙しくてすんません
明日にはドックでの大騒動を書けるかと思います

雷「ここはD鎮守府のドックよ!」

雷「ありったけのアイヌの涙を集めたわ!」

雷「これをバケツに混ぜて誰彼かまわず悶絶させてやるわ!」

雷「さっそく誰か来たわね」

筑摩「ふーー…お風呂お風呂っ」

雷「筑摩さんね、あの人も餌食よ」

バケツ「……」バシャッ

筑摩「あー…気持ちいい」

筑摩「もうちょっとぐらいこうしていてもいいわよね…」

筑摩「?」ブルッ

筑摩「どうしたのかしら……やけに寒いわね今日は」

筑摩「あっ寒い寒い…」ブルブル

筑摩「あ、上がりましょう…」

雷「あっ、行ってしまったわね」

雷「次は…」

夕立「睦月ちゃーんこっちこっち!」

睦月「待ってよ夕立ちゃん!」

川内「走るなよお前ら!」

神通「まあまあ姉さん」

那珂「アイドルのお風呂シーンだよ!」

雷「三水戦のみんな!」

睦月「吹雪ちゃんは?」

夕立「なんか『大人の都合』でどっかいっちゃったっぽい」

川内「ほら~さっさと入れよ!後もつかえてるんだから」

那珂「は~生き返るね」

夕立「あたし、そろそろ改二になれるっぽい!」

睦月「ほんと!?やったね夕立ちゃん!」

夕立「ぽい~~~…?」

神通「どういう…ことでしょう…体が…震えてきました」

睦月「ねぇ…なんだか寒くない?」

川内「…ん…」

那珂「アイドルはね!どんなに熱くても寒くても笑ってないといけないんだよ!」ブルブル

川内「震えてますね…」ガクガク

夕立「もうだめ!寒すぎっぽい!」ザバン

睦月「私も!」ザブン

長門「どうしたお前たち!」バタン

川内「長門秘書艦!」

雷「?!?!」

雷「どうして依頼者が…」

長門「おまえたち!何をしている!」

夕立「長門秘書艦~」ダキッ

睦月「寒くて死にそうなんです!」ダキッ

長門「なんだなんだ!どうした!」フヒヒ

川内「もーだめ!」

神通「早くここから出て…服を」

長門「お前たち!なにがあった!」

雷「白々しいわね」

夕立「急に寒くなったっぽい…」ギュッ

睦月「こうしていないと凍えちゃうの…」ギュッ

長門「よしよし、あっちで毛布を貸してやる」フッヒヒ

雷「あ、行っちゃった」

アッーーーー ポイーーーー




神通「ね、ねぇさん…」

川内「なに?」

神通「抱き付いて…いい?」

川内「…もちろんよ」

那珂「那珂ちゃんも!」


テロップ「以下、放送できないシーンが続きます」


雷「えー、それでは長門さんを止めてくるわね!」

雷「まったく…駆逐艦を見境なしに…」


チャチャチャン!

提督「ほぉ~…」

雷「これがそのアイヌの涙よ」

吹雪「本当につらそうでしたね」

雷「これは…ハッカ油ね」

霧島「ハッカ…」

雷「実はあのあとね、向こうの鎮守府に事情を説明して帰ったのだけど」

雷「私たちあのドックの水を抜くのを忘れていたの!」

吹雪「えっ…じゃあ」

雷「無電が入ったわ、サムイって」


ナ~イトスク~プ

続きは明日です

パチパチパチパチ

提督「はい、では2つ目の依頼にまいりましょう」

吹雪「はい、今回はシリーズものです」

提督「お、誰の何かな?」

吹雪「霧島さんによる、取り立て屋霧島シリーズです」

霧島「はい、えーこのシリーズはわたくし霧島が依頼者の元へ赴き、貸したものを返さない悪いやつを懲らしめるシリーズです」

霧島「まずはD鎮守府の電さんから『戦艦のNさんに貸した下着がかえって来ないのですなんとかしてください』」

霧島「次はE鎮守府の時雨さんから『僕の大事なものが姉に貸したままかえってきませんお願いします』」

霧島「そしてF鎮守府の鳥海さん『メガネが姉に貸したままかえってきません』」

霧島「ということですね、3つ続けてどうぞ」

チャ~~~~ララン チャ~~~~ララン(極道の音楽)



霧島(グラサン付)「…借りたものを返さない悪いやつがこの世にはいるという…」

霧島「そんなやつにはこの霧島がマイクチェックよ!」

霧島「まずはここの電さんに…」

霧島「どうも~」

電「ひっ!」

電「た、助けてくださいなのです~!」

霧島「あ、ちょっ…」


テロップ「事情説明」


電「ふぇぇ…ごめんなさいなのですせっかく来てくれたのに」

霧島「あ、いやこっちもだいぶふざけてたからごめんなさい」

霧島「じゃあ、本題に入りましょう」

霧島「戦艦のNが下着を返してくれないのね?」

電「ひと月もかえってこないのです!」

霧島「ちっあのロリコン戦艦め…」

電「?なんですか?」

霧島「電ちゃんは気にしないで」

霧島「じゃあさっそく行きましょうか」


霧島「くぉらー!どこにいる!あのロリコン7は!」

霧島「さっさと出てこないとここでマイクチェックするわよ!」

長門「なんだ騒々しいな」

霧島「お、いたわね」

長門「おまえ…K鎮守府の霧島か、この前は雷に世話になったな」

霧島「今そんなことはどうでもいいのよ」

霧島「長門…あなた電から何か借りているわよね…?」

長門「」ビクッ

霧島「しかもあろうことかひと月以上も借りっぱなし…」

長門「……し、仕方ないだろう時間がかかるんだ」

霧島「あら、あれはそんなに時間のかかるものなのかしらね」

霧島「……というか時間って何ですか……」

長門「とにかく、そこまでいうなら私が借りた相手をつれて来てもらおうか!」

霧島「いいですよ」

長門「へ?」

霧島「電さーん!」

電「…なのです」

長門「い…電、なんでここに!?」

電「長門さん…いいかげんに電のパンツをかえしてほしいのです!」

長門「ま、待て!お、お、落ち着け!」

霧島「あなたが落ち着きなさい」

長門「…わかった、そこまで言うならかえそうじゃないか」

長門「…ほら、部屋にあるからとってくる」タタタ…

電「よかったのです、やっぱり長門さんはやさしいのです」

霧島「………」


長門「ほら、これが一か月前に借りたパンツだ」

電「わーーい!ありがとうなのです!」

長門「すまなかったな、しかしもう大丈夫だ」

霧島「なにいい話でまとめようとしてるのよ」

霧島「あなたそのパンツで一か月何してたのよ」

長門「なにも」

霧島「うそ言わないの」

長門「本当だぞ」

霧島「穿いたの?」

長門「無論だ」

霧島「被った?」

長門「もちろん」

長門「なぜそんなことを聞く?」

霧島「…あなたが変態だってことはよくわかったわ」

霧島「もういいわ…せいぜい駆逐艦といちゃいちゃしてなさいな」

パンツが一枚だとは限りませんね まあ1枚ですが うちのながもんはそんなこと気にしないんです


霧島「さて、ここはF鎮守府ですね」

霧島「ここにいる鳥海さんが今回の依頼者…」

霧島「あ、こんにちわ~依頼受けてきました霧島です」

鳥海「あ、どうも~すいませんですこんなこと依頼しちゃって」

霧島「いいのよ、私もこのサングラス気に入ってるの」

霧島「で、依頼文にあった姉ってのは?」

鳥海「摩耶です」

霧島「前から聞こうと思ってたんだけどあなたたちって本当はどっちが姉なの?」

鳥海「摩耶です」

霧島「へー」

霧島「で、メガネ?」

鳥海「そうです」

霧島「あなた今してるじゃない」

鳥海「これは予備で使いにくいんです」

霧島「わかるわ、予備ってなんかしっくりこないのよね」

鳥海「姉の摩耶がちょっと貸してくれと言ってもう二か月たちます」

霧島「摩耶さんは今どこに?」

鳥海「部屋にいると思うです」


摩耶「……………」スヤスヤ

霧島「マイクチェックの時間だオラぁ!!」バーン

摩耶「!!!!」

霧島「おや、いるじゃないですか摩耶さん」

摩耶「な、なんだお前いきなり」

霧島「私は取り立て屋」

摩耶「はぁ?」

霧島「人のものを返さない悪いやつには月に代わってマイクチェック」

摩耶「…帰れよもう」

霧島「あなた妹さんから借りてるものあるわよね、出しなさい」

摩耶「……覚えがねぇな」

霧島「しらばっくれても駄目よ、もう証拠は上がっているの」

摩耶「いや、本当なんだって」

霧島「ならなおさら悪質ね」

摩耶「マジで勘弁してくれよ、ほんとにおぼえてないんだって」

霧島「いい?あなた二か月ほど前に妹の鳥海さんにメガネ借りてるでしょ」

摩耶「…………………あっ!」

霧島「あーら思い出したのかしら」

摩耶「い、いやなんでもねぇ……」

霧島「あら~…これは手ごわいわねぇ」

霧島「まあいいのよ」

霧島「仕方ないわねぇ……あなた………いい体してるわね」

摩耶「ひぃっ!!」

摩耶「あ、姉貴~……」

摩耶「高翌雄~…愛宕~……」

霧島「ふふふ……うちの遊園地で働いてもらおうかしら?」

摩耶「あ…遊園地か…」

霧島「営業時間はPM11~AM5よ♪」

摩耶「うわぁぁぁ!!!完全にダメな遊園地だ!」

霧島「かえしてくれるわね?」

摩耶「はい……」

摩耶「はいこれ…借りてたメガネ」

霧島「よろしい」

霧島「何に使ってたの?」

摩耶「パーティーの余興でやると盛り上がってたんだ」

霧島「メガネを馬鹿にするとは万死に値するわね」

摩耶「ほんと悪かったって、反省してるよ」

霧島「わかってます、私もうれしいのよあなたを遊園地送りにせずに済んで」

摩耶「ほんとにな」



霧島「ここはE鎮守府よ」

霧島「時雨さんは何を返してほしいのか書いてくれなかったわね」

時雨「書くのは恥ずかしかったんだ」

霧島「でも結局ここでは言っちゃうのよ」

時雨「しかたないね」

霧島「何を返してほしいの?」

時雨「その……バイブを…」

霧島「はい?」

時雨「バイブ」

霧島「………ククククッ…ほんと?」

時雨「…恥ずかしい…」

霧島「どうして返してほしいの?」

時雨「お気に入りだから」

霧島「あら~…………………」

霧島「ここにきてまさかの直球のエロネタとはね」

時雨「は、恥ずかしいから…」

霧島「だれに貸してるの?」

時雨「白露」

霧島「どこにいるの?」

時雨「部屋だとおもうよ」

霧島「突撃するわ、だけど白露ちゃんってまだ小さいからあんまり手荒なことはできないわね」


 

霧島「白露ちゃーん!」

白露「………」

時雨「なあ白露」

白露「時雨ちゃん、これ返すね」

時雨「!?」

霧島「な、なぜ?!」

白露「うん……それね、私にはちょっと…強すぎて///」

霧島「//////」

時雨「//////」




チャチャチャン!


霧島「はい!ということですが…」

提督「なるほど、やっぱり霧島はサングラスが似合うんだな」

霧島「まあ、それは否定しませんけどね」

霧島「一つだけ言いたいのはですね」

霧島「どうして最後がバイブなんですか?!」

霧島「もっと何かあったでしょ…!」


ナ~イトスク~プ

パチパチパチパチパチ

提督「それでは次の依頼に参りましょう!」

吹雪「はい、続いては愛宕さんによる爆笑小ネタ集です!」

提督「おおっ!来たね~!」

愛宕「パンパカパーン!それじゃあ紹介しますね」

愛宕「まずはアニメ版鎮守府の夕立さんから『うちの睦月ちゃんは真面目でにゃしぃとか言いません、でもみんなは睦月ちゃんはにゃしぃとか言うと言ってます、なのでうちの真面目な睦月ちゃんにもにゃしぃと言わせてみたいです』」

愛宕「続いてG鎮守府の那智さんから『うちの姉は47都道府県を13秒で言えます、ぜひ見に来てください』」

愛宕「お次はH鎮守府の利根さんから『赤ワインと数の子、生寿司、塩辛を一緒に食べると口の中がおそろしいことになるのである、ぜひ試してほしい』」

愛宕「続いてI鎮守府の白雪さん『ハリセンボンは本当に本当に針を千本持っているのでしょうか、ぜひ調べてください』」

愛宕「最後にJ鎮守府の如月さん『私はそろばんを足の裏につけて坂道を下ってみたいのです、それでクッキーを買いに行きたいですよろしくお願いします』」

愛宕「ということで…はいではどうぞ~!」

ポコポコポン♪ポコポコポン♪ポコポコポン♪

テロップ「13秒で47都道府県?!」




愛宕「はーい、では那智さんの姉の足柄さんにお越しいただいています」

足柄「どうぞよろしくね」

愛宕「さっそくですけど…13秒でこれを言えると」

I---------------------------------------------------------------------I
I北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 東京 神奈川 埼玉 千葉 I
I茨木 栃木 群馬 山梨 新潟 長野 富山 石川 福井 愛知 岐阜  I
I静岡 三重 大阪 兵庫 京都 滋賀 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 I
I広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 I
I宮崎 鹿児島 沖縄   I
I---------------------------------------------------------------------I




足柄「ええ」

いろいろすいません
姉→妹  茨木→茨城


愛宕「本当にできるのかしら?」

足柄「もちろんよ」

愛宕「では!ストップウォッチを用意しました!」

愛宕「よーい……スタート!」

足柄「北海道青森岩手宮城秋田山形福島東京神奈川埼玉千葉
茨城栃木群馬山梨新潟長野富山石川福井愛知岐阜静岡三重大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山鳥取島根岡山
広島山口徳島香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分 宮崎鹿児島沖縄! 」

愛宕「……11秒66ね」

愛宕「…これは…すごいのか…すごくないのか…」

足柄「すごいでしょ!?」

愛宕「まあ、すごいのだけど…」

愛宕「…ほかには何か無いの?」

足柄「ブリッジしたまま…」

愛宕「はい?」

足柄「ブリッジしたまま47都道府県を13秒で言います」

愛宕「…ちょっとやってみてください」

足柄「いいですか?」ヨイショ

愛宕「あら~パンツが丸見え……」

足柄「北海道青森岩手宮城秋田山形福島東京神奈川埼玉千葉
茨城栃木群馬山梨新潟長野富山石川福井愛知岐阜静岡三重大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山鳥取島根岡山
広島山口徳島香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄! 」


愛宕「12秒37…遅くなったけど13秒は切ってるわね」

足柄「どうです?すごいでしょう?!」

愛宕「すごいけど…これは…」

愛宕「……足柄さん、彼氏とかいます?」

足柄「…………………い、いないわよ…」

愛宕「ほしいですか?」

足柄「…………………………………………ハイ」

愛宕「今年いっぱいは無理だと思いますよ」

足柄「そんな!?」


チャチャチャン!

ポコポコポン♪ポコポコポン♪ポコポコポン♪

テロップ「睦月ににゃしぃと言わせたい!」


愛宕「こちらが依頼者の夕立さんです」

夕立「こんにちわ」

愛宕「アニメはお疲れ様でした」

夕立「そんなことないっぽい~」

愛宕「で?睦月さんはどこ?」

夕立「もうくるっぽい」

睦月「あ、夕立ちゃ~ん!」

愛宕「あなたが睦月ちゃんね?」

睦月「はい」

愛宕「ちょっとにゃしぃって言ってくれる?」

睦月「にゃしぃ…?」

愛宕「依頼完了!!」


チャチャチャン!


夕立「え?ちょっと~!」

ポコポコポン♪ポコポコポン♪ポコポコポン♪

テロップ「一緒に食べると……?」


愛宕「とんでもないことになるらしいんですけど…」

愛宕「まぁ食材のことですからね…」

愛宕「私一人でやるよりは…」


愛宕「すいませーーん!大和さん…」

大和「はいはいなんですか?」


愛宕「ものすごいことになるらしいの!」

大和「………意味が分かりません」

愛宕「…ですよね」

愛宕「とりあえず3つとも用意しましたけど」

愛宕「どれからいきます?」

大和「……数の子」

愛宕「一番マイルドなのからいくのね」

大和「怖いんですもん」


大和「……」モグ

愛宕「…………」モグ

大和「………モグモグ」

愛宕「……ゴクッ」

大和「………ゴクッ」

愛宕「……ゴクゴク……あ、マズ!!」

大和「……まずっ!!まずい!!!」

愛宕「な、流し流し…!」

大和「ぺっぺっぺっ!!」

愛宕「ぺっぺっ!!うぇっ…!」

大和「おぇぇぇ……!!」

愛宕 大和「うぇぇぇぇえ……!!!」


テロップ「実験終了」



大和「あー気持ち悪い……」

大和「あなたなんてものもってくるのよ……!」

愛宕「すいません大和先生……まさかこんなことになるとは」

大和「あ…うぇぇ…」


チャチャチャン!

ここまで明日に回します

ポコポコポン♪ポコポコポン♪ポコポコポン♪

テロップ「ハリセンボンは針が千本?」

愛宕「えーこちらにですねー噂の針千本さんがいらっしゃると聞いて」

愛宕「まあ、水族館なんですけどねー」

愛宕「それでは、実際に数えてみましょう!」


愛宕(ウェットスーツ)「それでは!潜ってみたいと思いまーす」

愛宕「ふーーん、潜水艦の子達はこんな感じなのねー」

愛宕「あ!いたいた、よーし……」

愛宕「あっ!!横に毒をもっているミノカサゴが!」

愛宕「ちょっとー!怖いわよー!」

愛宕「ぷはぁ!!今15本まで数えましたー!」

愛宕「じゃーもう一回!」

愛宕「…………………」

愛宕「ぶはぁぁ!!えっと…どこまで数えたのかわからなくなってしまったわ」



テロップ「詳しい人に聞いてみることに」


愛宕「あのねーいつもあなたたち水中にいるじゃない?」
 
58「そうでちね」

愛宕「ということは魚にくわしいわよね!」

58「どうしてそうなるでちか…?」

愛宕「ハリセンボンの針って本当に千本あるのかしら?」

58「そんな話は聞いたことがないでちね」

愛宕「え?」

58「300~400といったところでちね」

愛宕「あら~~~……」


チャチャチャン!

ポコポコポン♪ポコポコポン♪ポコポコポン♪

テロップ「そろばんでスケートがしたい!」


愛宕「如月さん!」

如月「はい?」

愛宕「どういうことなんでしょう?」

如月「そのまんまですよ~靴の裏にそろばんをつけてそのままクッキーを買いに行きたいの」

愛宕(完全装備)「わかりましたー!!すでに準備はできていますー!」

如月(完全装備)「はい~行きましょう~」

愛宕「…………………」ジャーー

如月「……………」ジャーッ

愛宕「あ!クッキー屋さんがみえてきたわよー!」

如月「やだ!屋台じゃな~い!やだ~!無粋~!」

愛宕「おーばさーん!クッキーくださいなー!」

如月「く~ださい~!」

鳳翔「は~い!」

愛宕「あ!止まらなーい!!」

鳳翔「ちょ、ちょっとー!!」


ドンガラガッシャーン!

愛宕「………クッキーくださーい…!」

鳳翔「何してくれてるのよ…」

如月「と、止まらない~!!」


ドテッ!

愛宕「ぐえっ!」

如月「や~ん…」

愛宕「……………これって命がけね…」


チャチャチャン!

愛宕「はい!ということでー…」

提督「半分君がふざけてただけだった気がするんだけど」

愛宕「そう見えましたー?」

吹雪「鳳翔さんがひどい目にあっただけのような…」

愛宕「あれねー…命がけよほんとに」

加賀「楽しそうでしたが」

愛宕「止まれないのよほんとに」

龍驤「ワインのやつは?」

愛宕「あのねー、口に入れた瞬間に生ごみに変わっちゃったわ」

霧島「そんなに!?」

愛宕「撮影のあとでね、大和先生からもう私にこんなものもってこないでって言われちゃった」



ナ~イトスク~プ

イベントやってましたすいません
明日は頑張って続きを書きます

パチパチパチパチパチ!

提督「さて、今週もお別れの時間がやってまいりました」

吹雪「どうでしたか?比叡さん」

比叡「とってもおもしろかったです、お姉さまや霧島に薦められて来た甲斐がありました!」

提督「それではまた来週お会いしましょう~さようなら~」

チャ~チャ~チャラン!


以下、顧問紹介まで省略

提督「本日の顧問は正規空母、二航戦の蒼龍さんです!」

蒼龍「よろしくおねがいします!」

提督「それでは本日最初のご依頼に参りましょう」

吹雪「はい今回はK鎮守府の瑞鶴さんからのご依頼です」

吹雪「『こんばんわ、いつも楽しくみています。」

吹雪「さっそくですが、わたしにはある悩みがあります」

吹雪「それは、手先があまりに不器用だということです」

吹雪「そのせいできれいに服を畳んだりできません、何とかしてください』」

提督「うーーん…なんか小さいな」

吹雪「今までのに比べると見劣りしますね」

提督「えー…これを加賀さんが」

加賀「五航戦の子なんかと一緒にしないで(キリッ)」

龍驤「それもう持ちネタみたいになってるやん」

提督「大丈夫なのかね?」

加賀「まあ、ご覧下さい」

加賀「どうぞー」

加賀「ここね…」

加賀「正直、5航戦の子なんかに会いたくないのだけれど」

瑞鶴「…………」ジーッ

加賀「…わざわざ門で待たなくても…」

瑞鶴「……」チラッチラッ

加賀「めちゃくちゃ時計見てる…」

加賀「ちょっと」

瑞鶴「ひゃいっ!」

加賀「失礼ね」

瑞鶴「い、1航戦!」

加賀「なによ本当に失礼な子ね」

瑞鶴「べ、別にそういうわけじゃ…」

瑞鶴「って、そもそも何しにきたのよ!ここはあんたの鎮守府じゃないでしょ!」

加賀「あんたが依頼出したのよ」

瑞鶴「え!」

瑞鶴「よりによって……」

瑞鶴「というかちゃんと依頼文にあんただけは勘弁って書いたわよ!」

加賀「ええ、小さな3枚目にさらに小さな字でね」

加賀「あんなものどこかで紛失してもおかしくないわね」

瑞鶴「しゃあしゃあと…!」

加賀「それより、依頼は一日でこなさないといけないの」

加賀「早く中に入れてくれるかしら」

瑞鶴「……仕方ないわね、ついてらっしゃい」


瑞鶴「わたしと翔鶴姉の部屋よ」

加賀「案の定きれいなスペースと汚いスペースに分かれているのね」

瑞鶴「ムッキー!これでもきれいにしてるの!翔鶴姉がきれい好きすぎるのよ!」

加賀「いいからさっさと依頼に入りなさい」

瑞鶴「じ、実は………その…………」

加賀「ほら、早く」

瑞鶴「うっさい!だからあんたには来てほしくなかったのよ!」

加賀「そういうのはもういいので、いつまでもツンツンしないで」

瑞鶴「あ、あの…折り紙とか粘土とかすごく苦手で……////////」

瑞鶴「………って、依頼文に書いてたわよねわたし!」

加賀「さあ、なんのことでしょう」ニヤニヤ

瑞鶴「キーーッ!!あんた絶対わかってて言わせたでしょ!!」

加賀「ほら、続き」

瑞鶴「…………手先が器用になりたいです…」

加賀「よろしい」

瑞鶴「…うぅ……」

加賀「じゃあ、まずはあなたの手先をチェックね」

瑞鶴「何をすればいいの?」

加賀「折り紙をもってきてあるわ、これでまずは鶴を折りなさい」

瑞鶴「どうやって?」

加賀「…………………………………………………………………………………」

瑞鶴「…………………………………………………………………………………」


テロップ「折り方から教わることに」


加賀「まさか…ここまでとはな」

瑞鶴「はいはい、そうやってどこかのだれぞの伏線の真似をしないの」

加賀「驚愕しました」

瑞鶴「昔教わったけど忘れたのよ!下手だからそれ以降折ってないの!」

加賀「まさに七面鳥並の頭ね」

瑞鶴「またあんたはそうやってネチネチと……!」

加賀「さすがに折り方指南書は持ってきていません」

加賀「なので私の折り方をまねしなさい」

瑞鶴「はーーい」


テロップ「一度折ってみた」


加賀「……これで完成よ」

瑞鶴「………」ボロボロ

加賀「程があるわよ」ハァ

瑞鶴「うっさい!」

 
テロップ「原因を探ることに」


加賀「折り紙のヘタな人はまず紙がまっすぐ折れないと聞いたことがあります」

加賀「やってみなさい」

瑞鶴「なによ、ちょっと折り紙できるからって…」

加賀「ちょっと…ですか」

加賀「おや、ここにタオルがありますね」

加賀「見ていなさい」

加賀「…………」

加賀「やりました」つタオルのうさぎ

瑞鶴「な……!」

瑞鶴「かわいい………///////////」

加賀「わかりましたか?私の実力を」

瑞鶴「はーーい…」

瑞鶴「これでいいかしら」

加賀「ふむ…二つ折りに異常は見当たりませんね」

瑞鶴「病人扱いするのやめてくれない?」

加賀「三つ折りはどうですか?」

瑞鶴「……あれ?」

瑞鶴「ずれるわね…」

加賀「当り前よ、ふつうはそんな風に一回で折ったりしないわ」

加賀「こうやって、大体の折る位置を決めたうえでそこを丁寧に折るのよ」

瑞鶴「ふーーん…」

瑞鶴「こんな感じ?」

加賀「まあまあですが良しとしましょう」

加賀「では次です、この正方形を……」


テロップ「1時間ほどこの作業を続けました」


瑞鶴「さすがにそろそろいいんじゃないかしら?」

加賀「そうね、だいぶ手つきも様になってきているわ」

瑞鶴「鶴にリベンジね」

加賀「七面鳥?」

瑞鶴「ほんっとしつこいわね!焼き鳥にするわよ!」

加賀「ほら、早く折りなさい」

瑞鶴「ムーーッ!!」


瑞鶴「どう!けっこうきれいじゃないかしら」

加賀「まあ、先ほどのからはかなり進歩しましたね」

瑞鶴「折り紙はマスターしたわ!次ね!」

加賀「ほんとはもっと難しいのを折らせるつもりだったなんて言えないわね」ボソッ

瑞鶴「ねえ!鶴をマスターした私はもう折り紙マスターと言ってもいいわね!」

加賀「ふざけてないで次へ行きましょう」

瑞鶴「ふふん♪悔しいの?わたしに抜かされたのが」

加賀「そういうことは……」

加賀「これを作れるようになってから言いなさい」つ4足歩行の鶴

瑞鶴「なっ……!!」

瑞鶴「…きもい……」

加賀「あなたが折ろうと思ったら1000年は修業がいるわね」

瑞鶴「……はいはい、調子に乗ってすいませんでしたー」

加賀「次は何にしようかしら」


加賀「服を畳みなさい」

瑞鶴「げっ…一番苦手な奴」

加賀「それはよかったわね、この機会に克服しなさい」

瑞鶴「きれいに畳もうとはしてるのよ」

瑞鶴「でも……ほら」グチャー

加賀「……あなたはそもそもきれいの意味を間違えているわね」

瑞鶴「どういうことよ」

加賀「きれいというのはただ丁寧に作業をこなすことではないの」

加賀「服の折り目を見て、それに沿うようにきちんと畳むことなの」

瑞鶴「…ほぇー」

加賀「ほら、やってみなさい」

加賀「これなら折り目もはっきりしてるし折りやすいわよ」

瑞鶴「……………どう?」

加賀「…いいわ、まずまずね」


加賀「最後に、タオルでうさぎをつくってもらいます」

瑞鶴「……来た!」

加賀「行くわよ」スタスタ

瑞鶴「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!」

加賀「ドックに決まっているでしょう?」

瑞鶴「何しに行くのよ!」

加賀「どうせあなたは何度も失敗するのだからそのたびにタオルを取りに行くのは面倒なの」

瑞鶴「………フン」

加賀「…あら、もう反抗しないのね」

瑞鶴「べつに…だけどあんたのこと認めたわけじゃないから」

加賀「そう」
 


最近不定期になってすいません
これからは頑張って毎日更新しようと思います
といいつつ今日はこれだけですごめんなさい

加賀「入渠用のドックにやってきました」

瑞鶴「ほら!さっさと入るわよ!」

加賀「何を考えているの?」

瑞鶴「??」

加賀「服を着たままお風呂に入るだなんて…さすがは五航戦ね」

瑞鶴「どういう意味よ!」

加賀「私ぐらいになるとカメラの前でも別に服を脱いでもいいの」

加賀「もちろん放送規定に引っかかるからタオルは巻くけどね」

瑞鶴「////……ーーっ!!」

瑞鶴「わかったわよ!脱ぐわよ!なめないでちょうだい!!」


加賀「タオルは持ったかしら」

瑞鶴「ええ」

加賀「私のマネをしなさい」

瑞鶴「……」

加賀「…………」スイスイ

瑞鶴「…………」アセアセ

加賀「どう?完成よ」

瑞鶴「…どう…かしら?」

加賀「……上出来ね」

瑞鶴「…ほんとう!?」

加賀「よくやったわ」

瑞鶴「//////////////」

加賀「もう大丈夫ね」

加賀「あがりましょうか。のぼせてしまうわよ」

瑞鶴「////////」

加賀「もうのぼせてしまったの?」

加賀「……しかたないわね」ヒョイッ

瑞鶴「……ふぇ?」

瑞鶴「…ちょっと!なんでお姫様だっこなのよ!!!///////」

加賀「気にしないでください」

瑞鶴「……/////////////ふにゅぅ…」


加賀「まったく、のぼせるのが早すぎです」

瑞鶴「うるさい……/////あんたが風呂に入れたくせに//」

加賀「よかったわね、これでだいぶ手先は器用になったはずよ」

瑞鶴「…またそうやって話を」

加賀「……まあ、すこしはあなたのこと、認めてあげないこともないわ」

瑞鶴「…ふふん//」


チャチャチャン!

加賀「オチが無くてすいません」

提督「君らもう結婚しなよ」

吹雪「客席からの歓声がすごかったですね」

龍驤「ヒューヒュー!!」

愛宕「おっ幸せにー!」

加賀「…/////」

加賀「あの後ですね」

加賀「瑞鶴に部屋の掃除をさせたのですが」

加賀「下手なことばかりして結局前より散らかってしまいました」

加賀「人はそうそう変われるものではなかったようです」


ナ~イトスク~プ

パチパチパチパチパチ!!

提督「さて、では次の依頼です!」

吹雪「はい、つぎはなんと匿名希望の方からの依頼です!」

吹雪「『匿名希望でお願いします」

吹雪「実は最近、淡路島にとんでもない場所を見つけたのです」

吹雪「そこは遊べる施設である射撃場やアーチェリー場、レストランに一面の花畑さらには大人の楽しみ秘宝館までなんでもござれのまさにこの世のパラダイス」

吹雪「ぜひ、一度遊んでみてください』」

提督「………いまどき秘宝館ね」

愛宕「なんか嫌な予感ね」

雷「秘宝館ってなに?」

ヲ級「知らなくていいよ、いまから嫌でも知っちゃうから」

提督「これを調べたのが」

龍驤「はいはいウチですわ」

龍驤「なんと、淡路島にですよ?!」

龍驤「パラダイスですよ?!」

提督「なんだか胡散臭くなってきたな」

龍驤「なんでやねん?!まあ、見ていただきましょうか、どうぞ~」

明日からパラダイス編です

龍驤「どこにあるのかな~……っと!」

龍驤「おやぁ?」

龍驤「看板があるで!」

龍驤「なになに…『水仙郷、この先』!」

龍驤「……面白そうな名前やなぁ」ウヒヒ

龍驤「行ってみよかなぁ!!!」ヒヒヒ



龍驤「見えてきたでー!」

龍驤「お?」

龍驤「誰かおるでーー!!」

龍驤「おーーい!」

高翌雄「はいはい」

龍驤「お姐さん!ここが水仙郷ですか?」

高翌雄「そうですよ」

龍驤「遊んで行ってもええですか?」ヘッヘッヘ

高翌雄「かまいませんよ」

龍驤「お姐さん、いくら?」

高翌雄「500円です」

龍驤「安い!!!」


龍驤「おすすめは?」

高翌雄「まずは自然動物園とかどうです?」

龍驤「自然動物園!?」

龍驤「楽しみやな~!」


高翌雄「ここです」

龍驤「……おやぁ?」

龍驤「ここは…」

高翌雄「狸」

龍驤「たぬき!?」

龍驤「すごい!!たぬき!」

龍驤「これも!たぬきって書いてあるで!!」

高翌雄「これもたぬき」

龍驤「ちょっと!!お姐さん!!」

龍驤「たぬきばっかりやん!!」

バグってね?
高翌雄 高翌雄 

完全にバグってますタカオが漢字になりません
ちょっと外出するのでその間に何とかなるといいですが

ありがとうございます しかしなぜ高雄が…
もう一度投下します



龍驤「どこにあるのかな~……っと!」

龍驤「おやぁ?」

龍驤「看板があるで!」

龍驤「なになに…『水仙郷、この先』!」

龍驤「……面白そうな名前やなぁ」ウヒヒ

龍驤「行ってみよかなぁ!!!」ヒヒヒ



龍驤「見えてきたでー!」

龍驤「お?」

龍驤「誰かおるでーー!!」

龍驤「おーーい!」

高雄「はいはい」

龍驤「お姐さん!ここが水仙郷ですか?」

高雄「そうですよ」

龍驤「遊んで行ってもええですか?」ヘッヘッヘ

高雄「かまいませんよ」

龍驤「お姐さん、いくら?」

高雄「500円です」

龍驤「安い!!!」


龍驤「おすすめは?」

高雄「まずは自然動物園とかどうです?」

龍驤「自然動物園!?」

龍驤「楽しみやな~!」


高雄「ここです」

龍驤「……おやぁ?」

龍驤「ここは…」

高雄「狸」

龍驤「たぬき!?」

龍驤「すごい!!たぬき!」

龍驤「これも!たぬきって書いてあるで!!」

高雄「これもたぬき」

龍驤「ちょっと!!お姐さん!!」

龍驤「たぬきばっかりやん!!」


勉強になります



龍驤「これも?!」

高雄「たぬき」

龍驤「これが、たぬき!?」

たぬき?「ワンワン!」

龍驤「変わったたぬきでんなぁ!」

龍驤「たぬきってワンワンって鳴いたっけ?」

高雄「それはメスだから、発情しちゃってるのね」ウフフ

龍驤「メスのたぬき?!?!」

龍驤「まさに、自然!!」

龍驤「わ!なんや!」

龍驤「なんやお姐さん!蜘蛛の巣や!!」

高雄「自然だから」

龍驤「なるほど!まさに自然!!」


龍驤「これはなんですのん?!」

高雄「ここはバッティングセンター」

龍驤「バッティングセンター?!?!」

龍驤「あー、なんか上に書いてありますわ」

龍驤「何々…BATT」

龍驤「NG」

龍驤「お姐さん、あれBATTNGになってまっせ!」

龍驤「Iがあらへん!Iが!!」

高雄「あれ?」

龍驤「あ!バットや!」

龍驤「ほー…いろいろあるんですなぁ」

高雄「それは大人用でこっちが子供用」

龍驤「へー、ちゃんと分けてあるんですね!」

龍驤「…せやけどこれ差が4センチもないでっせ」

龍驤「計算されとるなぁ」



風邪は治りました
ご心配をおかけしましたかな?

明日から平常運転に戻したいと思います

龍驤「他にはないんですか?」

高雄「アーチェリーがあります」

龍驤「アーーーチェリーー?!」

龍驤「こぅれはやらなくてはいけません!!」

龍驤「行きましょ!」


龍驤「ここでっか?!」

高雄「ここです」

龍驤「弓はどこですのん!?」

高雄「あっちよ」

龍驤「お姐さんお姐さん!」

龍驤「これ、的がありませんやん!」

高雄「あっちにあるわよ」

龍驤「おぅ?!」

龍驤「あれでっか!?」

龍驤「あの、崖っぷちにあるやつ?」

高雄「それよ」

龍驤「まあええわ、射ってみよーーっと!」

龍驤「………」キリキリキリ

龍驤「…!」ヒュンッ

的「カーーン!」

龍驤「んん?????」

龍驤「なんか弾かれましたで!?」

龍驤「あれ、ひょっとしてブリキでっか?!」

高雄「刺さりますよ」

龍驤「刺さるんでっか?」

高雄「刺さる人もおります」

龍驤「刺さる人もおる!?」



龍驤「ちょっと休憩しよーーっと!!」

龍驤「えーーっと、お茶でも買おかなーー!!」

龍驤「おぉっと!こんなところに自動販売機があるぞぉ!」

龍驤「なになに…」

龍驤「『お茶、箱で3600円』!!」

龍驤「高い!!」

龍驤「箱でしか売ってへんのかいな!?」


龍驤「ここに座ろーーっと!」

龍驤「んん?」

龍驤「『有料休憩所』!!!!??」

龍驤「うわーーーー!!!!」

龍驤「まったく、えらい目におうたで」

龍驤「おぉ?看板があるで!」

龍驤「『SLに乗って淡路島を走ろう』?!」

龍驤「…………」キョロキョロ

龍驤「SLあらへんがな!!!」


龍驤「あ!テーブルがあるで!」

龍驤「椅子もあったで!もっかい休憩しよ!」

龍驤「よいしょ……」

テーブル「メキメキ」

龍驤「んんん??」

テーブル「……ばきっ!!」

龍驤「おわーー!!!」ドテッ

龍驤「…休憩終わり!!」

龍驤「ふむ、…スリルは満天…と!」


龍驤「なになに…」

龍驤「『この花畑は150平方キロメートルあります』!?!?!?」

龍驤「堺より広いがな!!」

龍驤「しかも……」クククッ

龍驤「花ひとっつも咲いてへんがな!!!!」

龍驤「お姐さーーーん!!」

高雄「はいはいなんでしょう」

龍驤「花咲いてへんやん!」

高雄「時期が悪いですね」

龍驤「え??」

龍驤「時期の問題か?!?!」

高雄「春に来たら花畑になってるから」

龍驤「ほほう!!ほな、春に来たらええんですな!!」


龍驤「あれは!?」

龍驤「『水のきれいなプール』!」

龍驤「入ろっかなー!」

龍驤「汗かいてしもたからな」

龍驤「おんやぁ?」

龍驤「水がきれいすぎて見えないなぁ…」

プール「カッラカラ」

龍驤「もんのすごい透明度やなぁ!」



ぜひ、一度見てみることをお勧めします 終始こんなノリです

龍驤「お!売店があるで!!」

龍驤「なんか買っていこかなーっと!」

龍驤「んん?」

龍驤「閉まっとる!!」


龍驤「なになに…?」

龍驤「『スペースシャトルにのろう!』!!」

龍驤「あの?!スペースシャトルやて!!」

龍驤「乗りにいこーーっと!!!」


龍驤「おーー…これがあの、NASAの!スペースシャトルやで!」

龍驤「………うーーーん」

龍驤「乗ったところで」


龍驤「またなんかあるで!」

龍驤「『世界で初めて空を飛びました』?!?!」

龍驤「『今、屋上で一休みです』!!」

龍驤「おるわおるわ!!」

龍驤「んでなーーんでかシマウマがのっとるわ!!」

龍驤「なんでやねん!」


龍驤「ちょっと、水を飲もうーーっと!!」

龍驤「あそこに蛇口があるで!」

龍驤「おや?」

龍驤「『この水は飲めません』!!!」

龍驤「……危うく飲んでしまうところやった!」


龍驤「ボーリング場があるで!!」

龍驤「…やっていこうーーっと!!」

龍驤「んん?」

龍驤「なんや…せまいなー!」

龍驤「ものっそい狭いでこれ!」

龍驤「ボールはっと…!」

龍驤「……穴がちいさいなぁ…」

龍驤「指が痛いでこれは!!」

龍驤「しかも仲がぐちゃぐちゃするぞ!」

龍驤「なんや!あっ…!抜けん!!」

龍驤「ぬけーーん!!!」グルングルン

ポーーーン!

龍驤「抜けた!!」

龍驤「あーーよかった、一時はどぅおうなるかと思ったでホンマ!」


龍驤「レストランに来たで!」

高雄「いらっしゃい」

龍驤「なんかありますか?」

高雄「そこのショーウィンドウにサンプルがあるから」

龍驤「ほんまやー!サンプルがあるで!」

龍驤「おぉ…?」

龍驤「お姐さん、これ白ご飯のサンプルって米粒まんまですやん!!」

龍驤「炊かんと…」



続きは明日です そろそろ秘宝館突入します

知らない人はぜひ、動画サイトでパラダイスで検索してみてください

龍驤「滑り台があるでー!」

龍驤「遊んでいこかなーっと!!」

龍驤「おやぁ?」

龍驤「長いなぁ…」

龍驤「お姐さーん!!!」

高雄「どうかしました?」

龍驤「この滑り台、何メートルあるんですか?」

高雄「大体、50メートル」

龍驤「ごぉじゅぅめーーとるぅ!?!?!」

龍驤「…行ってみよかなぁ!」

龍驤「行くでー!!」

龍驤「ヒャーーーー!!!!」

龍驤「…おっと!!」

龍驤「これはおもしろい!!」


龍驤「なになに…」

龍驤「『秘宝館はおしべとめしべのことを学ぶところ』」

龍驤「……行ってみるかぁ!!」


龍驤「おーー…」

龍驤「これはなんでっか?グラビア?」

高雄「写真の切り抜き」

龍驤「ほーー…いろいろありまんなぁ!」

龍驤「せやけどみーーんなウチより胸が大きいなぁ!」


龍驤「なになに…」

龍驤「『いくときあの声ベスト順位』?」

龍驤「もっともっと、こげちゃう~」

龍驤「こげちゃう~?!」

龍驤「そこそこ、出る出る、第八位ごめんごめん?!」

龍驤「ごめんごめんっていうんでんな!?!?!」

龍驤「第八位がごぉめんごぉめん!!」

龍驤「なんか書いてありまんなぁ!」

龍驤「『妻が浮気しているのを知る方法は、キジ一羽を買ってその肉かまたは汁を飲ませるとすぐにわかる』」

龍驤「?????」

高雄「わかるらしいです」


龍驤「いやーしかし、まさしくパラダイスなんやけど…これは…放送できないのが多いなぁ!」

龍驤「勉強になるんやけどなぁ!」


龍驤「ここは落書きコーナーでっか?!」

高雄「そうです、みなさん何か書いていかれます」

龍驤「ウチも書いていこーーっと!」


龍驤「あ~たのし、かった…っと!!!」


龍驤「ここに貼っとけばいいんでんな!」

高雄「あ、そうです」

龍驤「来る人おったら言うといてくださいや!!」

高雄「はい、よく言っときます」


----------------
|    あ |
|    | |
|    た |
|  か の |
|  っ し |
|  た |
| |
| 吹 |
| 雪 |
|---------------

うまいこといかないもんですね



龍驤「はい!というわけで…」

吹雪「///////ヤダ~////」

龍驤「なにか?」

霧島「ちょっといい?」

龍驤「なんでしょ」

霧島「あそこはほかにお客さんがいるの?」

龍驤「まあ、めったにおりません!」

提督「吹雪、大丈夫だ」

提督「人に見られる心配はない!」

吹雪「//////////そういう問題じゃありませんよ~~~//////////////////////」

吹雪「…//取り返してきて~///!!」

龍驤「取り返すには君が自分で行ってください!!」

吹雪「それもいや~~/////!!」

龍驤「いや~面白かったでんなぁ!」



ナ~~イトスク~~プ

今日はここまでにします AAってうまくいかないですね 大体は伝わっているのでいいですが

パチパチパチパチパチ!!

提督「今日は根性もの、笑いときていますがどうですか?」

蒼龍「とっても面白いですね!」

吹雪「……うぅ…」

提督「では、次の依頼に参りましょうか」

吹雪「はい、つぎはL鎮守府の飛鷹さんからのご依頼です」

吹雪「『みなさんこんばんわ、鎮守府にいるときはいつも見ています」

提督「どうして言い訳をしているんだろう」

吹雪「姉の酒好きが止まりません」

吹雪「どうか相手を見繕って姉に負けを認めさせてください」

吹雪「追伸 今日は外出しているので見られません、あしからず』」

提督「終始言い訳していたな」

吹雪「蒼龍さんはお酒とか飲むんですか?」

蒼龍「あんまり飲まないかも、そんなに疲れてるわけでもないですし」

提督「僕はよく飲むよ」

吹雪「意外ですね」

提督「これは…」

愛宕「パァンパカパーン!!」

提督「君か…」

愛宕「なーに?その反応」

加賀「あなたも龍驤に負けず劣らずいい加減だからよ」

愛宕「失礼しちゃうわね」

龍驤「それはそれでウチに失礼とちゃうか?!」

愛宕「まず、今回はけっこう大変そうじゃな~い?」

愛宕「自分でもう一人酒豪を見つけないといけないわけだし」

愛宕「まあ、見ていただきましょうか」

愛宕「どうぞ~」


ネタがやっと出てきました
おまたせしました

愛宕「今回はお酒に関する依頼なのね」

愛宕「うちでお酒といえばもうこの人しかいないわよね!」

千歳「こんにちわ!」

愛宕「え~…こちら、千歳さんです!」

千歳「すごい酒豪がいるって?」

愛宕「勝つ自信は?」

千歳「もちろんあるわよ」

愛宕「それでは、はりきってまいりましょ~!」

千歳「他人のネタを堂々とパクるのはよくないわ!」


愛宕「ここね~」

飛鷹「いらっしゃい」

愛宕「あら?依頼主さんかしら?」

飛鷹「そうよ」

愛宕「こんにちわ」

千歳「君の妹、酒が強いんだって?」

飛鷹「ええ」

千歳「お手合わせ願おうか」


隼鷹「飛鷹~酒が無くなったよ~…って、なんだいその人たち?」

愛宕「あなたが隼鷹さんね」

愛宕「さっそく、うちの千歳さんと飲み比べをしてもらうわ!」

隼鷹「ちょ、ちょ~っと待って!話が見えない!」

千歳「話なんかいらないわ」

千歳「それとも、私に酒量で後れを取るのが怖いのかしら?」

隼鷹「言うねぇ……!」

愛宕「私がルールを決めました!」

愛宕「ビールをたくさん飲んだ方の勝ちよ~!」

隼鷹「単純でいいねぇ~!」

千歳「負けないわよ!」

飛鷹「大変よ!」

愛宕「どうかしましたか~?」

飛鷹「この鎮守府にいまビールがないって!」

愛宕「なんですって!」

愛宕「どうしましょう……」

愛宕「そうだ!」

愛宕「居酒屋やってる知り合いがいるの」


愛宕「こんばんわ~!」ガラガラ

鳳翔「あら、あなた何しに来たの?」

愛宕「ちょっとお願いがあるの」

鳳翔「帰りなさい」

愛宕「つれないわね~!」

鳳翔「この前あなたに屋台壊されたの忘れてないのよ」

愛宕「も~う、それはそれ、これはこれよ!」

鳳翔「いいから帰りなさい」

愛宕「いいわよもうおばさんには頼りません…」

鳳翔「………いいわよあなたの話にのってあげるわよ!!」

愛宕「ありがとう~おねえさん!」

鳳翔「あなたホント長生きするわよ……」ハァ

愛宕「じゃんじゃん飲んじゃって~」

隼鷹「かぁ~~っ!もう一杯!」

千歳「ちゃんと数えてる?」

飛鷹「ええ、今のところ同数ね」

隼鷹「まあまあ、酒は楽しんで飲むものだぜ」

千歳「負けるわけにはいかないのよ」

愛宕「あらあら~お酒足りるかしら?」

鳳翔「お代はあなた持ちだからね」

愛宕「そんな~…お願いよおねえさん!」

鳳翔「ダメ」


千代田「こんにちわ~」

千歳「千代田!?」

隼鷹「おや、妹ちゃんじゃん~、飲む?」

千代田「飲みませんよ、まったくいったい何をやっているんですか?」

飛鷹「ごめんね千代田ちゃんうちの妹が」

千代田「受ける方も受ける方ですよ…まったく」

愛宕「まあまあ、これは真剣勝負なのよ」

愛宕「邪魔しちゃだめよ、こっちへいらっしゃいな」

千代田「なに?」

愛宕「こっちのおねえさんがサービスしてくれるって」

鳳翔「言ってません」


隼鷹「へれ~…」

千歳「ほや~もう限界なのかひ?」

隼鷹「そ~いうあんたもろれふがまわってないじゃん」

千歳「ま~らまらよゆ~よ」

愛宕「現在のスコアは?」

飛鷹「見事に種類、量ともに同じね」

千代田「この千歳お姉を連れて帰るのは誰だと思ってるんですか」

千代田「はぁ…絶対千歳お姉これ潰れるよ」

飛鷹「うちの妹もそうよ、間違いないわね」

愛宕「そーれイッキ!イッキ!」

飛鷹「あおるな!」


鳳翔「そろそろ在庫がなくなるわよ…」

隼鷹「ほへ~?」

千歳「らんれふっへ~?」

飛鷹「だめだこりゃ」


愛宕「もう引き分けでいいかしら?」

隼鷹「らあめらめ~まらのめるよ~」

飛鷹「はいはい、帰るわよ隼鷹」

千代田「千歳お姉も」

千歳「……」スヤァ

千代田「寝てるし」

愛宕「じゃあ、鳳翔さん請求はウチの提督にお願いね」

鳳翔「あとで絶対怒られますよ」



チャチャチャン!



吹雪「……え?終わり?」

霧島「あなた何しに行ったのよ!」

提督「鎮守府からは一銭も出さないぞ」

愛宕「そんな!」

提督「お前はいまから当分の間タダ働きだな」

龍驤「ウチよりひどいな」

雷「艦娘の名折れだわ!」

愛宕「…お楽しみいただけたようなので」

加賀「いただけません」


ナ~イトスク~プ

提督「そういうわけで本日もいろんな依頼がありましたね」

提督「蒼龍さんどうでした?」

蒼龍「楽しかったりほほえましかったり、とっても面白かったです!」

提督「それではまた来週お会いしましょうさようなら~!」




































霧島「モノマネやります!」

霧島「…………………………………………………………………………………」

霧島「もっともっと褒めるがよいぞ!」



エンド五秒もナイトスクープの伝統ですね
 
今回の依頼は世界観がすべてむちゃくちゃになります まあ、汽車自体は戦中もあったのでやさしい心でお願いします


チャ~チャ~チャチャン!

顧問紹介まで中略


提督「本日の顧問はおなじみ料理人の大和さんです!」

大和「こんばんわ!」

提督「この前は料理してないのにえらい目にあってましたよね」

大和「もうあんなものを持ってこないでほしいですね」

吹雪「というか、大和さんはなんであんなに手先が器用なんですか?」

大和「ずっと一人ぼっちですることが手を使う遊びしかなかったからよ」

吹雪「思ったより深刻な理由ですね」

大和「まあ、最近はけっこう人が訪ねてくるんですけどね」

吹雪「へぇ!何しに来る人が多いですか?」

大和「料理作ってって人が多いのよ」

吹雪「副業のほうで有名になっちゃってますね」


提督「それでは本日最初の依頼に参りましょう」

吹雪「はい、今回はK鎮守府の葛城さんからのご依頼です」

提督「お、期待の新人」

吹雪「『みなさんこんばんわ、いつも楽しく見ています」

吹雪「実は私はK鎮守府がある大阪の堺市にあるのですが、私の先輩の瑞鶴さんはいつも奈良県の斑鳩町から通ってきています」

吹雪「もちろん電車なのですが、実はこの電車がかなり大回りをして鎮守府につながっているのです」

吹雪「さらに、彼女の家からまっすぐ大和川が鎮守府まで伸びているではありませんか」

吹雪「そこで、どちらが速いのか調べに来てください』」

提督「それは電車でしょう」

大和「いや、どうでしょう…確か本当に大回りをしていたはず」

提督「これを霧島くんがいってくれました」

霧島「はいはい、まずはこの地図をご覧ください」

霧島「もう完全に川の方が近道なんです」

提督「確かに」

霧島「なので、ボートを用意して朝から勝負してきました」

霧島「果たして、本当に速かったのでしょうか?」

霧島「VTRどうぞ」

霧島「葛城さん、依頼文読みました」

葛城「はい」

霧島「何を考えてるのかしら」

葛城「ええ?!」

霧島「面白いじゃないの」

葛城「面白いですか!」

霧島「ただいま夜の10時なわけですが」

霧島「ここは先日加賀さんとのいちゃラブを放送された瑞鶴さんのお宅です」

瑞鶴「こんばんわ、今回はあなたみたいなまともな人でよかったわ」

霧島「えー…この地図ですが」

霧島「完全な大回りですね」

瑞鶴「そうなのよ」

霧島「一方…あれあれ?」

霧島「直線ですね」

霧島「これは私たちの方が早いですよ」

瑞鶴「いやーどうかしら、同じくらいではあると思うんだけど」

霧島「いや、絶対私たちね」

霧島「なんなら早く着いてコーヒーでも飲んでますんで」

瑞鶴「まあ、明日はっきりすることよ」

霧島「そうね、寝ますか」

葛城「じゃあ、おやすみなさい…」


霧島「………瑞鶴ちゃんは好きな子とかいるの?」

瑞鶴「修学旅行じゃないんだからやめなさい」

霧島「おはようございます」

霧島「ただいま朝の7時半です」

霧島「ただいまより、我々のボート通勤が始まります」

瑞鶴「頑張ってらっしゃい」

葛城「はい!」

霧島「じゃあ、私たち先に行って待ってるからね!」

霧島「急ぎましょう」


テロップ「まず、瑞鶴さんは駅までバスに乗る」


霧島「ただいま、朝の7時40分です!」

霧島「こちらにボートをご用意しました!」

霧島「ジャジャジャーン!」

霧島「スーパーショートカット君レッド!」

葛城「はぁ」

霧島「これさえあれば!ね?」

霧島「さらに今回はなんと、操縦士としてこの方もお呼びしております!」

レ級「よろしく!」

霧島「じゃあ、さっそく乗り込みましょう!」


霧島「快適です!」

霧島「気持ちいいわね…でもちょっと川が浅いかしら?」

レ級「そうだね…ワッ!」

ガゴン!

霧島「何なに!何の音よ!」

レ級「スクリューが浅瀬にひっかったね」

霧島「壊れたの?」

レ級「大丈夫だと思うけど…」

レ級「でもここじゃもうスクリューは使えないね」

霧島「まあ大丈夫よ!今から下流に向かうわけだしもっと深くなるわよ」

霧島「葛城さん、向こうはね八時の電車だから」

葛城「そうですね」

霧島「まだ私たちが勝ってるわね」


テロップ「午前7時50分、瑞鶴さんは駅に到着」


霧島「快調快調…速いわねー!」

霧島「浅いけど…」


霧島「さっそく難関です!」

霧島「あ、怖い怖い!」

葛城「怖い!」

霧島「これは…ボートの上から見るととても怖いです!」

レ級「………」

霧島「…あら?」

霧島「なんだかわたしたち…反対向いてません?」

霧島「大丈夫?」

レ級「大丈夫!」


霧島「とりあえず…私たちが勝ってます!」

ガタンゴトンガタンゴトン!

霧島「あ、来た!」

霧島「抜かれた…」

レ級「いや、あれは各駅停車ね」

霧島「あれは各駅停車?!」

霧島「おっけー!勝ってます!」


霧島「駅が見えてきたわね!」

レ級「あれは…一個目の駅だね」

霧島「一個目?!」

葛城「あのね、JRの一駅は長いの」

霧島「長い?!」

葛城「ええ、相当速いわねこれは」

葛城「この調子ならいけるわね!」

霧島「瑞鶴ちゃんにこのボート売りつけてやらないとね!」


テロップ「しかし!」


ガタンゴトンガタンゴトン!


霧島「ああ!来た!」

霧島「来た…」

霧島「今度こそ抜かれた…」

霧島「葛城さん、抜かれてしまいましたね!」

葛城「抜かれましたね」

霧島「でも!大丈夫です」

霧島「私たちは一本道、向こうは大回りですから」

霧島「このボート、深いところでは無敵よ!」


テロップ「しかし、川の様子が」


霧島「あ~あ~…浅い浅い」

霧島「あ~あ~…あ~止まった」

レ級「乗り上げたね」

霧島「乗り上げましたか?!」

霧島「ここは岩ばっかりね…」

葛城「あ、また岩ですよ!」

霧島「あ、だめだめ!」

霧島「あ~また止まった!」


霧島「ここは危ないわね!」

ザッバーン!

霧島「うわぁ!」

葛城「また後ろ向きですよこれ」

霧島「ちょっと!」

レ級「…………!!」バシャバシャ!

霧島「大変です!レ級さんが落ちそうになっています!」

霧島「もう大騒ぎです!!」

バシャーーン!

霧島「ダメダメダメ怖い怖い!」

ザブーン!

霧島「おぉぉぉ!!」

葛城「なんだか笑えてきました」フフフ

霧島「危ない危ない!!」

葛城「また後ろ向いてますよ!」


霧島「あ!船体に穴が開いた!!」

霧島「水が!!」

レ級「周りは空気体だから沈むことはないよ!」

霧島「いやいや…もうずぶ濡れよ」

霧島「う~~ん…閉めても入ってきちゃうわね」


霧島「アッハッハッハ!!」

霧島「和服がビショビショ!!」

葛城「………………」ビッショリ

霧島「あ~あ~…艦載機も全部水だらけ!」


霧島「いやだわ~…本当」

霧島「トラブルがいっぱいね」


霧島「うぅ~~わ!」

バシャーン!バシャーン!

葛城「うわうわ!!」

ザッバーン!ザバーン!

霧島「え~……」

霧島「もうビシャビシャです」

レ級「危ない!」

霧島「え?!」

霧島「うわぁ!!」

霧島「岩?!」

霧島「何よ!この通勤用の川!」

霧島「なんといいますか…もう」

霧島「通勤とか勝負とか…」

霧島「もうそんな状況ではございません」


水ダバー 艦載機プカー


葛城「……………」ボーゼン

霧島「……」つ艦載機

霧島「もうこれ、中に水入っちゃってるわね」

ガタンゴトン!ガタンゴトン!

霧島「あーー!!!」

霧島「また抜かれた!」

霧島「私たち、抜かれっぱなしじゃない?!」

レ級「そうだね!」


瑞鶴「…………」テクテクテク

テロップ「瑞鶴さん、最寄りの駅に到着」


霧島「………」

レ級「………」

葛城「………」

テロップ「止まっている」


レ級「赤い橋が見える?」

霧島「ええ見えるわ」

レ級「あれを超えたらもう2つ目の駅だよ」

霧島「おおっ!!」

霧島「ということは、もう2駅来た!」


瑞鶴「………」テクテクテク

テロップ「瑞鶴さん、鎮守府に到着」

テロップ「8時53分、業務開始」


学校がテスト期間に入り、いつも以上に量が少なくなってごめんなさい
頑張ります

霧島「これ……私たちまだ奈良県よね?」

レ級「あの橋を越えたあたりじゃないかな?」


霧島「…えー…県境、超えました!」

霧島「ああ!」

霧島「葛城さん、ごめん!」

霧島「あと二分で…九時よ」

葛城「………もうとりあえず、鎮守府に電話しますね」

葛城「………」プルル

葛城「あ、瑞鶴さん?」

葛城「あのね…ちょっと…遅れます」

瑞鶴「大丈夫なの?」

葛城「もちろんです!もう大阪には入ったんで」

瑞鶴「いや、大阪にはすぐ入れるでしょ」

葛城「とりあえず、昼前には着くと思うんで…」

瑞鶴「そう?」

葛城「あの…昼のお弁当だけ…頼んでおいてもらえます?」

霧島「何言ってるのよ…」

瑞鶴「…はいはい、わかったわよ」


霧島「欠勤するわけにはいかないのね!」

葛城「そうです、忙しい体で…」

葛城「こんなことやってる場合じゃないんです!」

霧島「…いや依頼よこしたのはあなたでしょ」

葛城「ねぇ」

霧島「なに?」

葛城「この水域はどんどん漕いでいこう」

葛城「じゃないと…私仕事が待ってるの」

霧島「だから…あなたが依頼したんでしょ」

葛城「いや、こんな依頼するほうもするほうですけど、受けるほうも受けるほうよ」

霧島「そんなこといわれても…面白いと思ったんだもの」


テロップ「文句を言い出す依頼者」


霧島「これは…無理ね!」

葛城「無理じゃないわよ!ほら、早く行くわよ!」

テロップ「正午」

瑞鶴「…」モグモグ

瑞鶴「あ、今日のボーキサイトおいしい」



葛城「待ってまって!ちょっと…!」

葛城「ダメよ!ホントに見えないのよ!」

霧島「なになに?!」

葛城「これはちょっとまずいわね!」

霧島「あ、本当!ちょっとまずい!」

霧島「危ない危ない!」


テロップ「堰に引き込まれていく」


霧島「やめよう!ちょっと…!」

葛城「迂回!迂回しよう!」

霧島「レ級ちゃん!これはホントに落ちるわよ!」

霧島「やばいやばい!」

レ級「……」

葛城「…!…!」バシャバシャ

霧島「大丈夫?」

レ級「大丈夫!」

霧島「いやいや…全然止まってないわよ!」

葛城「これ…もう滝じゃん!」

レ級「……!」

霧島「……ホーー…」


テロップ「止まった」


テロップ「陸を迂回する」


霧島「なによそのヘルメット」

葛城「はぁ…はぁ……怖かったでしょ?」


霧島「とにかく…着くでしょ!」

霧島「行くわよ!」

テロップ「しかし、さらに」


バシャーン!バシャーーン!

レ級「これはもう迂回は無理だ!」

レ級「流れに負けちゃうから行くしかないよ!」

ザブーーン!ザッバーン!

霧島「そうね!」

葛城「ううわぁ!」

バキッ!

霧島「わああああ!!!」

葛城「浸水した!!」

霧島「やばいやばい!」

ザブザブ!

霧島「あぁ!見てください!ポセイドンアドベンチャー状態です!!」

霧島「これは…ちょっとシャレにならない!」


レ級「…………」バシャ!スイーー

霧島「うまいわねぇ…さすがね」

葛城「いや、私たち取り残されたわよ」


霧島「え~~…我々今、すごい状況に…なってます!」ドドドドド!


霧島「本当に死ぬかと思ったわよ」

レ級「はい…マジで怖かったですね」

葛城「ホントに…」

レ級「バキィ!って言いましたしね」

霧島「線路が見えてきたわ!」

レ級「阪和線だよ!」

霧島「じゃあ、あれの次が高野線?」

レ級「そうだね!」

葛城「よし…まだ定時まで時間があるから」

葛城「なんとか遅刻で免れるわ」

霧島「そうね」

葛城「…なんかさっきからグルグル回ってるだけじゃない?」

レ級「そうだね」


レ級「よいしょ、よいしょ」

霧島「下流にも浅瀬が多いのね」

葛城「………ちょっと下りるわね」

葛城「……」ズルッ バチャン!

霧島「なに?こけたの?!」

葛城「こけたわよ!」

霧島「もう、最高ね!」

葛城「いい加減にして!」


葛城「よし、行こう!」

葛城「もうちょっとで…」

霧島「よし!」

葛城「なんとか鎮守府に着くわよ」


霧島「出た!」

レ級「出た!!」

霧島「高野線よ…!」

霧島「うれしい!」

霧島「もうちょっと…」

葛城「そうね…」

霧島「………もうどうでもいいって顔してるわね」

テロップ「上陸」


霧島「やった…!」

霧島「ほら、急ぎなさい!」

レ級「じゃあ、気を付けて!」

霧島「ありがとー!」

レ級「ほら、急がないと!」

葛城「どうも~!」

霧島「そうですね、欠勤になりますし!」


霧島「どっち?!」

葛城「こっちです!」


霧島「急げ急げ!」

葛城「見えました!!」

霧島「あれね!」

霧島「バンザーイ!」


霧島「すいません!遅刻しました!!」


テロップ「午後5時37分、出勤」


霧島「すいません、遅刻しました…」

瑞鶴「…………今何時?」

霧島「もう…5時40分」

瑞鶴「……まったく…」

霧島「これは…船で通うっていうのは無理ね」

瑞鶴「……ホントに…」

霧島「…いや、やってもいいですけど」

瑞鶴「…うん」

霧島「夜12時ぐらいに出ないとだめですね」



チャチャチャン!

霧島「はい…ということで、失敗!と」

提督「ほぉぉ…」

霧島「浅かったんですね、エンジンがほとんど動かせませんでした」

大和「堰?あれは怖そうね」

霧島「あれねぇ…ホントに怖かったわよ」

提督「事前に掘っときゃよかったのに」

霧島「事前に?!」


ナ~イトスク~プ

パチパチパチパチ!


提督「えー…なかなかハードな依頼が1発目でしたが、次はなんでしょうか?」

吹雪「はい、L鎮守府の木曾さんからの依頼です」

吹雪「『こんばんわ、毎週楽しく観ています」

吹雪「実は少し前ですが、ある潜水艦娘の世話係をしていたのです」

吹雪「その子がこの間一人旅に出ていきました」

吹雪「心配なのですが、あの子の独り立ちを邪魔したくない気持ちもあります」

吹雪「そこで、気づかれないように彼女を一目見たいのです、お願いします』」

吹雪「…ということですね」

提督「ほぉ…」

吹雪「大和さんは小さい子の世話とかしたことありますか?」

大和「ないですね」

大和「苦手なのよね…」

提督「これは?」

ヲ級「はいはい」

提督「をっ…これは期待できそうだな」

ヲ級「木曾さん、いい人ですよね」

大和「確かに、依頼文でわかりますね」

ヲ級「さてさて、無事に接触することはできたのでしょうか?」

ヲ級「ご覧ください、どうぞ~」

新依頼に突入します
初の感動ものになる予感

ヲ級「いったいどういうことなんですか?」

木曾「書いてある通りだよ」

木曾「けっこう前にウチに陸軍の潜水艦野郎が着任したんだよな」

ヲ級「まるゆさんですね」

木曾「そいつが結構なついてくれてさ、俺としてもうれしかったわけよ」

ヲ級「妹いませんもんね」

木曾「ほっとけ…」

木曾「そんで、あいつはまあ楽しく訓練してたわけだが大規模作戦の時の支援艦隊から外れちまってよ」

ヲ級「あら~」

木曾「相当ショックだったらしくてよ」

木曾「1人旅に行くっつって聞かなくなっちまってな」

木曾「ホントに行っちまいやがった」

ヲ級「止めなかったの?」

木曾「最後まで止めたよ」

木曾「ここでも十分自分を見つめなおせるだろ!ってな」

木曾「まあ、んなこと聞くわけねぇってことだ」

ヲ級「行っちゃった?」

木曾「…行っちゃった」

ヲ級「連絡とか無いんですか?」

木曾「ちょくちょく入れてくれるよ」

ヲ級「だったら何も心配ないじゃないですか」

木曾「そうでもねぇんだよ」

ヲ級「というと?」

木曾「この前さ、地震あっただろ?」

ヲ級「はいはい、けっこう揺れましたよね」

木曾「実はその後何日かあいつと連絡取れなくなっちまってな」

木曾「こりゃ、やられたかもしんねぇなって思って」

木曾「探しに行く準備はしたんだけど」

木曾「明日から行くって日になって連絡があってよ」

木曾「あいつ、ケロッとしててさ」

木曾「もう、こっちは大騒ぎなわけだよ」

木曾「『おめー今どこで何やってんだ!』って感じで」

木曾「向こうはもう何が起こってるか分かってなくて」

木曾「あっちとこっちで修羅場なわけだ」

ヲ級「大丈夫だったのね」

木曾「もう10か月になるからそろそろ会いたいんだよ」

ヲ級「今、どこにいるかわかる?」

木曾「昨日の連絡では香川県あたりにいるってことだったけど」

ヲ級「もっと詳しく」

木曾「たしか…池田町?」

木曾「明後日には穴吹町に着くって言ってたな」

ヲ級「…じゃあ、会いに行きますか!」

木曾「あ、…でもやっぱり直接会うのは…」

ヲ級「じゃあ、こっそり会いますか?」

木曾「そうするか」

ヲ級「えー…ただいま午後4時30分です」

ヲ級「高松に到着しました!」

ヲ級「我々は今から穴吹町に向かい、そこから国道を池田町に向かってまるゆさんと逆行して歩いていきます!」


ヲ級「……着きました、穴吹町です……って」

ヲ級「をぉ…?!」

木曾「…………………」タタタタ…

ヲ級「ヲキュ?!」

ヲ級「ちょっと、ちょっと待って!!」

ヲ級「木曾さん、こっそり会うんじゃなかったの?!」

ヲ級「……ちょっとちょっと…」タタ…


ヲ級「なにしてるんですか…」

木曾「いや、その…」

ヲ級「こっそり会うんでしょ」

木曾「あそこ…白っぽい服着てる人いるだろ」

ヲ級「…いや、あれタクシーの運転手さんですよ!」

ヲ級「いませんねー」

木曾「まじかよ…」


ヲ級「えー…今、私たちは車で国道を池田町に向かって走っています」

ヲ級「まるゆさんっていつもどんなとこで寝ているんですか?」

木曾「野宿も結構やるっつってたよ」

ヲ級「でも、屋根があるところがあればそこで寝るわよね」

木曾「まあそうだな」

ヲ級「じゃあ、ちょっと聞き込みしながら行きますか!」


ヲ級「この子知りませんか?」

カ級「いやー…見てないですね」


木曾「おい!休憩所っぽいところがあるぞ!」

木曾「あーいうところで寝てるかも知んねぇ!」

ヲ級「…いません」

木曾「ほんとかよ…」


ヲ級「こういう食事処とか怪しいわよね」

ヲ級「すいませーん」

ヨ級「いらっしゃい!」

ヲ級「あの、この子このあたりで見かけませんでした?」

ヨ級「いや…見てないですね」

ヲ級「そうですか…」

ヲ級「もしかしたら今日このあたりで野宿してるかもしれませんしここに来るかもしれないので、見かけたら私のほうに…連絡もらえますか?」

ヨ級「いいですよ」

ヲ級「見当たりませんねー…」

木曾「んー…」

ヲ級「もしかしたら、もっと西の方にいるのかもしれないわね」

木曾「車で行ってみるか?」

ヲ級「どうかしら、あんまり行きすぎても行き違いが怖いわね」

木曾「そうだよなぁ…」


イ級「電話です!」

木曾「なんだと!?」

ヲ級「やりました!えー…たった今、家に電話が入りました!」

イ級「はい…はい…川田駅……そこの…はい…あ、駅にいるんですか?!」

ヲ級「ヲォッ!」

ヲ級「ということは…?!」

木曾「……!」

ヲ級「よし、川田に行くわよ!」

ヲ級「そういえば、こっそり会うとか言ってましたよね」

木曾「そうだな」

ヲ級「どうするんですか?」

木曾「うーーん……………」


ヲ級「えー……」

木曾(エラー娘の着ぐるみ)「………」

ヲ級「これならばれません!」


ヲ級「……」

ヲ級「やってまいりました~、ふれあい~最終~列車~!」

木曾(着ぐるみ)「……」

ヲ級「さあ~今日はどんな出会いが待っているのかな~!」

ヲ級「……を?」

ヲ級「誰か寝ていますね」

まるゆ「…………………zz」

ヲ級「をっ!」

木曾「!」

ヲ級「…起こしちゃいますか」

ヲ級「こんばんわ~…」ユサユサ

まるゆ「……ん~~…」

まるゆ「……ん?…」

ヲ級「あ、こんばんわ」

まるゆ「??こんばんわ…」

ヲ級「私たち、ふれあい最終列車という番組のものなんだけど」

まるゆ「はぁ…」

ヲ級「ちょっとインタビューいいかしら…?」

まるゆ「いいですよ」

木曾「………」


ヲ級「そもそもどうしてこんなところで1人で寝ているんですか?」

まるゆ「1人旅してるんです」

ヲ級「えーー?!」

ヲ級「まだ若いのにすごいねぇ」

木曾「(驚き方わざとらしいな…というかそういうお前は何歳だよ)」

ヲ級「保護者の方に反対とかされなかった?」

まるゆ「…あー…されましたね」

まるゆ「ついていくって言って聞かなかったんですけど」

まるゆ「飛び出してきちゃいました」

ヲ級「へ~」

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