学校

「誰かなー」

「イケメンかな！？」

「美少年かな！？」

「いや逆に女かも！」

ｶﾞﾗﾗ

男「オウィーッス！」ﾄﾞﾝｯ

男「転校してきた男だゴルァ！」

ｼｰﾝ

男（なに？今の高校生はリーゼントで挨拶はビビらすのでは……？）

「なにあいつ……」

「今時……リーゼント？」

先生「じ、じゃああなたはあの席ね……」

男「……」ｽﾀｽﾀ

男（待て待て、さすがに気合いが入りすぎただけかもしれん）

ｶﾞﾀｯ

男（プランｂだ）

男「あ、よろしくぅー！」

女「えっ？」

男「俺、男！マヂヨロシクね！」

女「えっえっ？」

男（何を戸惑っているこの小娘は…）

休み時間

「ねー何でリーゼントぉ？」

「何でいきなりキモいしゃべり方ぁ？」

男「今の高校生はこうじゃないのか？」

「えー違うしぃｗｗｗｗ」

男「語尾になぜ「ぃ」をつける？頭おかしいのか？」

「は？」

男（しかしそんなことより……）

男（まさかとは思うが失敗したのか……？）

「ちょ、コイツマジウゼェ」

「オメー覚えてろよ」

男（……ん？何て言ったんだ？……オメー……テロ？……！）

男「あのようなゲス共と一緒にするな小娘ぇ！」

男「……いないのか」

女「あ、あの…」

男「なんだ？」

女「ま、まだ教科書とか……ないよね」

女「見、見せてあげる、ね……」

男「ほぉ、現代の娘も捨てたものじゃないな」

男「感謝する」

女「いやいや……」

女「そ、それより何で……古いの？」

男「古い？顔ならほっといてもらおう」

女「ち、ちがうよ！……その……全体的に…」

男「そうなのか？これを見て勉強したのだが……」

女「……これ30年前のだよ……」