男「君に今の気持ちを伝えたい…」(23)

男「俺、女さんの事が好きなんだ!」

女「お…男くん?いきなりどうし…」

ガシッ

女「お…男くん!?」ドキドキ

男「今から君に詩を贈りたいと思うんだ。何も言わずに聞いてもらえないかな?」

女「///」…コクン

男「ありがとう。これから贈る詩は、谷川俊太郎さんの作品で、俺が作ったんじゃないんだ。」

女「(あっ…有名な人…)」

男「俺の女さんを想う気持ちがピタリとはまる素晴らしい詩だったから、君に贈ろうと思ったんだ。」

女「(…男くん///)」カァァ

男「それじゃあ聞いてください。」

女「…」ドキドキ

男「谷川俊太郎作<なんでもおまんこ>!!」キリッ

女「(…えっ?)」

谷川俊太郎『えっ』

男「なんでも、おまんこなんだよ。」

女「…!?」カァァ

男「あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ。やれたらやりてえんだよ。」

女「…ちょっ…ちょっと…男くん?」

男「何!?」イラッ

女「…あのさ…その詩…」

男「静かに聞いてもらわないと困るんだけど?」イライラ

女「…でも…今…お…ま…って…」カァァ

男「おまんこがどうかした?」

女「あぅ…(ここ教室…みんな見てるよぅ…)」カァァ

男「朗読中は話しかけないで欲しいな。」

女「…ごめんなさい…」ペコ…モジモジ…

女「…でもさ…この詩ってタイトルからして…」ボソボソ…

男「なに?」ギロッ

女「…ほんとに谷川さんの作品…なのかなって…(男くんの悪ふざけ…?)」

男「俺は間違いなく谷川俊太郎さんの<なんでもおまんこ>を朗読してるんだけど?」

男「読み間違いもないよ?だって、俺が女さんを想う気持ちが今この詩に共鳴しているからね!!」ギラギラ

先が見えない…誰か頼む…

ガンバッテ!

(すべってる…)

死ぬほどむせた
もっとやれ

谷川俊太郎『えぇぇぇっ!?』

女「(…なにそれこわい…)」フルフル

男「それじゃあ、あらためて…」コホン

男「なんでも、おまんこなんだよ。」
男「あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ。やれたらやりてえんだよ。」

女「(…最初からなんだ…)」

男「おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな。すっぱだかの巨人だよ。」

モブ「ナニアレ…ヤバクネ…クスクス…オンナサン…」ジロジロ
女「(あぅぅ…)」

男「でもそうなったら空とやっちゃうかもしれねえな。空だって色っぽいよお。」

男「晴れてたって曇ってたってぞくぞくするぜ!!空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ。」
女「…!?」ゾクゾク

男「どうにかしてくれよ」

女「(誰か助けて…)」

あと<なんでもおまんこ>はガチで谷川俊太郎さん作ってます。

知ってるよ、これやね
http://www.youtube.com/watch?v=zxvuwynboii


慌ててggって全文読んできた
やっぱり谷川俊太郎さんは凄かった

男「そこに咲いてるその花とだってやりてえよ。形があれに似てるなんてそんなせこい話じゃねえよ。」

男「花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ。あれだけ入れるんじゃねえよお。」

男「ちっこくなってからだごとぐりぐり入っていくんだよおぉぉ!!」

モブ「!?」ビクッ
女「!?」ビクッ

男「どこ行くと思う?」

女「えっ?…えっと…」

男「わかるはずねえだろそんなこと。」

女「(あっ…それも詩なんだ…)」

男「蜂がうらやましいよお。」

男「ああたまんねえ」恍惚

女「(…たまらない…)」…ゲッソリ

男「風が吹いてくるよお。風とはもうやってるも同然だよ」

男「頼みもしないのにさわってくるんだ。」

委員長「男くん。ちょっといいかしら?」ポン

男「俺にさわるなぁぁ!!」ガバッ

委員長「!?」ビクッ
モブ「!?」ビクッ
女「!?」ビクッ

委員長「あっごめんなさい。でも男くん。さっきから、みんなの居る教室で女さんに対して、ちょっと失礼じゃないかな?」

女「(い…委員長さん…)」パァァ

黙ってろよ委員長…

男「はぁ!?今俺はさ、放課後に女さんに素晴らしい詩を贈ってるだけだぞ?なにが失礼なのか教えて欲しいんだけど?」

委員長「それあなたの作った詩?あなたのやっていることは、悪ふざけ通り越してセクハラよ?」

男「谷川俊太郎さんをバカにするなぁぁぁ!!!」

一同「!?」ビクッ

女「あっ…委員長さん…ちょっと…」チョイチョイ…

>>14
参考ありがとうございます。

以下2人は小声

委員長「大丈夫?女さん?」

女「うん…大丈夫じゃないです…」

委員長「谷川俊太郎さんをバカにするなって一体なんのこと?」チラッ

男「ゼェハァ」ギラギラ
委員長「(男くん…ヤバいわ…)」

女「あっ…えっとね…私も信じられないんだけど、あの詩って谷川俊太郎さんが作ったみたい…」

委員長「えっ?本当に!?でもなんで男くんは、いきなりあんな詩を女さんに?」

女「それは…色々あって…」

委員長「まぁでも止めさせないと…」

女「あっ、ちょっとまって…」

女「あのね、男くんも静かに一度聞けば気が済むみたい…」

女「止めさせようとして、止めてくれそうにないし…」チラッ

男「ゼハゼハゼェ~ハ~ヒ~」ギランギラン
女「…」ゾワゾワ

委員長「女さん…」

女「…それでね…見られてるとすごく恥ずかしいから、みんなを帰らせてもらうことって出来ないかな…」

委員長「…任せて。本当は無理矢理にでも止めさせたいけど…」チラッ

男「ヒ~ハ~!!ヒ~ハァァ~!!」ギンギラギン
委員長「…」

女「ありがとう委員長さん…心配しなくて…大丈夫…だから…ね…」

委員長「…ごめんなさい」

委員長「…男くん?」

男「ウガァ?」ダラダラ

委員長「ひっ…ごめんなさい…。谷川さんをバカにしてしまって…。」

男「分かってもらえればいいんですよ。」テンシノホホエミ

男「でもね、盗み聞きなんてしてないで、用がなかったら早く帰ったらいかがですか?」ニコッ

委員長「…」

男「周りのみんなも。」ニコッ

モブ「…」

委員長「男くんの言う通りね…邪魔してしまって、失礼だったのは私の方だったみたいね。」

委員長「みんなも今日は早く帰ることにしましょう?」

一同「…」コク…コク…ガサガサ…ゾロゾロ

委員長「それじゃあね、男くん、女さん…。」

男「はいまた明日~」

女「あっはい…委員長さん…。」

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