律「ここが新しく建てられた博物館かぁ…」(25)

紬「澪ちゃんが『今度は博物館を題材の歌詞にしたい』って言ってたから頼んじゃった♪どう?」

澪「うん…いい歌詞が浮かびそうだよ…ありがとうムギ」

唯「みんな!入ろ!」

梓「ちょっと先輩!待ってください」





下書きは出来てるので、修正しながら一気に投下します。長編を期待するべからず。

従業員「こちらの扉からお入りください、第2エリアを抜けると案内係がございますので」

紬「はーい♥みんなーこの扉からだってー」

第1エリア

澪「なんか…足に力が入らない…」

律「うん…なんか…四つん這いになったほうが良いな」

唯「えーなんかやだよー」

梓「そんなこと言ってられませんよ…」

紬「なんでなのかしらね…」

澪「膝が痛い…」

唯「あ、スイッチあるよ、スイッチ」

澪「押してみよう」

律「うわぁ!?…生き物…?」

紬「なんだか…不思議ね…」

梓「見てるとワクワクしますね」

律「…なんかあやしいな、先行こう、先」

唯「あーりっちゃんまってー」

第2エリア

澪「あ、少し体が軽くなった気がす…うわっ…」

律「足元が不安定なのか…?」

紬「うーん…アトラクションにしても…やりすぎね…」

梓「あ、これなんでしょう」

澪「なんだろう…宗教かな?」

唯「ぜーんぜんわかんないよぉ」

律「安心しろ唯!私もだから」

唯「だよねぇ~♪」

澪「ふぅ…揺れも治まってきたな」

梓「そうですね」

紬「でも長いわね…出口はどこかしら」

唯「みんなー!」

律「ん?どうした唯」

唯「ここの紙に書かれてるの、さっきのと一緒だよ!」

澪「”禅”…本当だ」

律「凄いな唯!」

唯「えへへ~だってここの絵がギー太っぽいんだもーん」

律「え…うーん…見えん…」

紬「その横のは確か…やっぱり…”道(タオ)”についてだからさっきと一緒よ」

梓「どういうことなんでしょう…」

澪「貸して、その紙と似てるけど…ちょっと違うことが書いてあるみたいだ」

ピーッピピッ…

ブィーン

ビビビビビビッ

梓「あ・・・」

唯「扉が出たー」

律「もうわけわかんないな…」

第3エリア

紬「あれ?案内係が居るって聞いたんだけど…」

唯「あー!車だー」

澪「これに乗ればいいのかな」

律「よーし、乗ろう!」

スゥー

唯「スゴイスゴイ!東京ディ○ズニーランドみたい!」

梓「(か…隠せていない…)」

「イラッシャイマセ」

澪「ひぃ…!」

律「大丈夫だよ澪、あんたが案内係?」

「ソノトオリデス」

紬「アナウンスだけなのね」

「ミナサマノゼンポウヨリ、ブラフマン」

梓「ぶ…ブラフマン…?」

「ブーツストラップ素粒子」

律「す、すとらっぷ…?」

「ロシアンテトリス」

唯「テトリスー?面白いよね!」

「オルゴン・ボックス」

澪「へ…?」

「オテモトノアカシックレコードヲシッカリトオシメクダサイ」

紬「とにかく、締めておきましょう」カチッ

スゥー

律「うわ…早くなった」

梓「どんどん早くなってますね」

キィー

澪「は、早い早い!!」


キィィィィィィイィィイ

唯「すごーい!!」

梓「なにか見えますよ!!」

律「うわ…生き物が何度も…生まれて…死んでく…」

「「「「さーいしょはシーンクロ」」」」

紬「ん…あれ?みんな、起きて!」

澪「あれ…私…」

律「何だったんだあれ…おーい、唯、梓、起きろー」

唯「もー食べられません…」

律「な~に寝ぼけてんだ」

梓「あ、すいません、寝てたみたいで」

澪「大丈夫だよ、さっきまで私達も…アレは気絶って行ったほうがいいのかな」

紬「そうかも、さ、みんな、次で最後だって!行こう!」

第3エリア

唯「あ…足と腰が痛い…」

律「なんでだろ…ずっと座ってたからかぁ…?」

梓「なんかこうしてると…おばあちゃんになったみたいですね…」

澪「おいおい…不吉なこと言うな…」

紬「あ、アレ見て」

律「アレって…一角獣か?」

澪「一角獣って言い方可愛くないから、ユニコーンって言おうよ」

律「メルヘンねぇ~澪ちゅわん」

澪「うるさい!」

梓「模型のはずなのに…凄くリアルですね…」

紬「・・・・・・・・・・・・」

唯「どうしたの?ムギちゃん」

紬「もしかしたら…本物なのかも…」

澪「えっ…」

律「どういうことだよムギ」

紬「よく考えたら…最初に私達が見た生き物って私達見たことあるわよね」

澪「え…あ、確かに…」

梓「なんで…不思議なんて思ったんでしょう…」

紬「きっと、最初にいろんな生き物を見つけた人たちは、不思議に思ったの」

紬「でも、今ではみんな見たことある…不思議に思えないの…だから」

澪「まさか…自分たちで新しい生き物を作ろう…って」

紬「そう…」

律「でもさ!そんなことできるわけないじゃん!」

紬「そうね、今は」

梓「今は…ってことは…」

紬「うん…今後の未来、もしかしたら新しい生き物を創りだそうとする人たちが現れるかもしれない…」

紬「でも、そんなことしてはいけないわ」

澪「生態系が…崩れるから」

紬「うん、さっき私達が車に乗ってみた映像、アレは生き物は最初は生まれて最後は必ず死んでしまう、それを暗示しているのよ」

紬「もしも、必ず死なないのに、増え続ける生き物が生まれてしまえば…」

律「地球が、その生き物に埋め尽くされて大変なことになる」

唯「うーん…うーん…」

律「あ、唯がパンクしそう」

梓「つまり、今いる場所がその生き物に乗っ取られちゃうんです」

唯「なーるほど!って、えぇー!!」

紬「でも、大丈夫よ、だれもそのことを望むはずないもの」

澪「そうだな」

唯「あ、出口!」

律「よーし!出よう!」

唯「ねぇねぇ!帰りにアイス食べていこう!」

律「いいねー!!」

梓「なんだか、すごく疲れましたね」

澪「うん、でも…すごく勉強になったよ」

紬「そうね、とっても…」








はい、分かる人にはわかるネタ

「タイタンの妖女」読んだこと無く
「時間等曲率漏斗館へようこそ」の歌詞だけで考えたので
意見の違いはあると思います。
個人的解釈だと「時間等曲率漏斗館」は生き物の人生みたいなものを展示した館だと思ってます。

以上!

クロスとわからず釣られた人にはごめんなさいと、言っておきます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom