ほむら「統計よ」 杏子「統計?」 (55)


杏子「以前にもこの街にワルプルギスが来たなんて話は聞いてないよ。一体何をどう統計したって

のさ」

ほむら「……」

杏子「…はぁ。お互い信用しろだなんていえる柄でもないけどさ。もうちょっと手の内を見せてく

れたっていいんじゃない?」

ほむら「…ごめんなさい、それは言えないわ」

杏子「……まあ、言えないってなら別にいいけどさー、あたしはグリーフシードさえ手に入ればそ

れでじゅーぶん」

ほむら「そう、ありがとう。話は以上よ。後は美樹さやかへの手出しをやめるならそれでいいわ」

杏子「へいへい」



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杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「佐倉杏子」

杏子「ん?」


ほむら「いつまでここに居るつもり?」

杏子「出てけってことか?」

ほむら「そう言うことではないけど…」

杏子「じゃあ魔女が出るまでかな」

ほむら「…魔女が出なかったら?」

杏子「一晩中居ようかと」

ほむら「そう」

杏子「ダメか?」

ほむら「別に構わないわ」


杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら(気まずい…)


ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら(この空気は無理……)

ほむら(杏子はなんともないのかしら)

杏子「……」ゴロゴロ

ほむら(めっちゃくつろいでる…)

ほむら(私も気にせずゆっくりしてればいいわね…)


ほむら(寝ましょう)

ベッド「ガコン!」

杏子「!?」ビクッ

ほむら「あ…ごめんなさい」

杏子「なんだそれ?」

ほむら「これ? ただの壁収納のベッドよ?」

杏子「すげえ」

ほむら「そうかしら…」


杏子「えらく殺風景な部屋だなとは思ってたんだけど、もしかして壁に色々あるのか?」

ほむら「え? ええ、そうね」

杏子「テレビとかは?」

ほむら「こっちよ」ポチッ

テレビ「ウィーン…」

杏子「おお!」

ほむら「テレビの前にソファも出現するわ」ポチッ

ソファ「ゴゴゴゴゴ…」

杏子「おお!」

ここからどうやってアナルにお菓子をつめこむ
流れにもっていくのか

>>9
今回は詰め込みません!!

え…尻アスだというのか…


ほむら「で、ここはクローゼットになってるわ」

杏子「そう言えば、あんたの私服見たことないな」

ほむら「…見せないわよ」

杏子「なんでさ」

ほむら「なんででもよ」

杏子「あーあ、ワルプルギスと戦う気が無くなってきたなぁ~」

ほむら「くっ…!」

ほむら「…ちょっとだけよ……」

>>11
尻じゃない!!

前の方に詰め込むのか


杏子「結構可愛い服が好きなんだな」

ほむら「言わないで頂戴……」

杏子「でも確かに似合いそうな気がするな、ほむら案外可愛いし」

ほむら「…反応に困るわ」

杏子「へへっ、わりーわりー」

杏子「ここもなんかありそうだな」グイッ

ほむら「あっ! そこは!!」

杏子「うわっ、わっ!」ツルッズボッ

ほむら「ダストシュートよ」

>>14
そんな破廉恥なことしません!!


杏子「…最悪だ……」ドロドロ

ほむら「生ごみとかそこにそのまま捨ててるから…」

杏子「風呂借りていいか?」

ほむら「ええ、どうぞ。そっちの壁が扉になってるわ。そこがお風呂」

杏子「そっか。サンキュ」ヌギヌギ

ほむら「ちょっ…ここで脱がないで頂戴」

杏子「え? なんでだよ。風呂入るなら服は脱ぐだろ」

ほむら「語弊があったわ。扉の先が脱衣所だから、そこで脱ぎなさい」

杏子「別に女同士だし気にすることなんか」

ほむら「いいから。少しは恥じらいを覚えた方がいいわ!」グイ

杏子「わ、わかったから。押すなよ」

期待してよろしきや?


ほむら「これは流石に洗濯した方がいいわね…」

ほむら(パンツ……)クンクン

ほむら「ふう……」

杏子「ぎゃあ!!」

ほむら「!!」ビクゥ

杏子「ほむら、助けて! 水が出てきた!!」

ほむら「左のパネルが温度調節よ! 水出す前に調節しなさい!」

杏子「え? こ、これか……あっ! あっつ!」ドタバタ

ほむら「上げすぎ上げすぎ! 40度ぐらいで止めなさい!!」

>>18
何をだ!

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>>21
まさかのさやほむ
だがありがとう!


杏子「もうほむらが設定してくれ!」ガチャッバシャァ

ほむら「きゃっ…うわっ、あっつ! あっつ!!」ジタバタ

杏子「あ、悪ぃ」

ほむら「つっ…」ピッピッピッ

杏子「おっ…ちょうどよくなってきた」

ほむら「お湯の温度ぐらい自分で調節しなさい…」

杏子「ほむらもびしょびしょになっちまったな」

ほむら「誰のせいだと思って…」

杏子「一緒に風呂入ろうぜー」

ほむら「え?」

杏子「だって風邪引いちまうぞー」

ほむら「……そうするわ」


杏子「あ、ソウルジェムが体だから、風邪とかは無いんだっけ」

ほむら「そうね。でも濡れたついでにお風呂入るわ」

杏子「髪洗ってやるよ」

ほむら「今日の貴女はえらくフレンドリーね」

杏子「そうかー? ほむらの方こそ随分フレンドリーだと思うけど」シャカシャカ

ほむら「……そうかしら」

杏子「なんか前までは取っ付き難いみたいな感じしてたけどさ、そうでもないんだなーって」シャカシャカ

ほむら「……」


ほむら「…意外と上手ね」

杏子「ん?」シャカシャカ

ほむら「頭洗うの」

杏子「まあ妹が居たからなー」シャカシャカ

ほむら「……そうだったわね」

杏子「あれ? ほむらにも話したっけ」シャカシャカ

杏子「別に気にしないでいいよ。もう気持ちの整理はついてる」シャカシャカ

ほむら「…強いのね」

杏子「そうでもねーよ。折れちまっただけさ。よし、流すぞー」シャァァァァ

ほむら「ん……」


杏子「ふー、いい湯だったぁ」ポタポタ

ほむら「あ、こら。ちゃんと髪乾かしなさい」

杏子「いいじゃんか、しぜんかんそーしぜんかんそー」

ほむら「ダメよ、こっちに来なさい」ブオー

杏子「なんだよ。お前は母親かよ…」

ほむら「髪はちゃんとドライヤーで乾かさないと痛むのよ」ブオー

杏子「どーでもいいよ」


杏子「お風呂入ったらお腹減ったなー」

ほむら「貴女さっきカップラーメン食べてたじゃない」

杏子「そうだっけ? まあお腹空いたもんは仕方ねーじゃん」

ほむら「……太るわよ」

杏子「魔法でどーにかなるって。ソウルジェムが本体なんだろ?」

ほむら「…まあいいわ。私もお腹空いたし」


ほむら「お待たせ」

杏子「ホムライスか~、ほむらって料理作れるんだな」

ほむら「オムライスよ。一人暮らしだから、これくらい作らないとやってけないわ」

杏子「とりあえずホムライスいただきます!」モグモグ

ほむら「オムライスよ。どうぞ召し上がれ」

杏子「うまい! ホムライスうめえ!」

ほむら「オムライス」

杏子「ホムライス」

ほむら「……」チャキッ

杏子「じょ、冗談だよ」



杏子「はー、美味しかった」

ほむら「それはどうも」

杏子「寝るには早いけど、やることなくなったなぁ」

ほむら「UNOならあるわよ」

杏子「…一人暮らしなのに?」

ほむら「……」ギクリ

杏子「なんで買ったの?」

ほむら「ま、まどかが来た時の為に……」

杏子「wwwwwwwwwwwwwww」ゲラゲラ

ほむら「……」チャキッ

杏子「めんごめんご」


ほむら「それに一人でも遊べるのよ」

杏子「どうやってさ」

ほむら「こう…裏向きで並べて……」

杏子「ふむふむ」

ほむら「神経衰弱よ」

杏子「……」ププッ

ほむら「他にはこう裏向きで山を作って…」

杏子「ふむふむ」

ほむら「ソリティアよ」

杏子「wwwwwwwwwwwwwww」ゲラゲラ

ほむら「……」チャキッ

杏子「ソーリーソーリー」


杏子「ふぁ~…なんか眠くなってきたなぁ」

ほむら「まだ9時よ」

杏子「良い子は9時に寝るもんだぜ」

ほむら「良い子ね……」

杏子「…なんだよ」

ほむら「別に。私は宿題があるから、ベッドは使ってもいいわよ」

杏子「んだよ。じゃあ起きとく」テレビポチー

ほむら「起きてなくてもいいんだけど…」


杏子「そろそろ終わったかー?」

ほむら「まだ1分も経ってないわよ」

杏子「そうかー……」

ほむら「……」

杏子「そろそろかー?」

ほむら「まだ2分よ」

杏子「そうかー……」

ほむら「……」

杏子「終わりそう?」

ほむら「ちょっと黙ってテレビ見ててちょうだい」

杏子「へーい……」ウトウト


ほむら「終わったわよ」

杏子「zzz」クカー

ほむら「もう、風邪引くわよ」

杏子「……ん? 終わった」

ほむら「ええ終わったわ」

杏子「んじゃ寝るか…」

ほむら「まだ歯を磨いてないわ。そう言えば貴女もね」

杏子「いいじゃん1日ぐらい……もう眠ぃよ」

ほむら「ダメよ」

杏子「ちぇー…」


杏子「歯磨いたら目が覚めちまった」

ほむら「私はもう眠るわよ」

杏子「じゃああたしも寝る」

ほむら「ベッドはどうぞ、私はソファで十分よ」

杏子「おいおい、お泊り会は一緒に寝るもんだろ」

ほむら「そんなの聞いたことないけど」

杏子「常識だぜ、じょーしき」

ほむら「そう。でも今回はお泊り会じゃ…」

杏子「いいから来いよ」グイッ

ほむら「きゃっ」


杏子「狭いな」

ほむら「一人用のベッドだから」

杏子「でも暖かくていいな」

ほむら「…そうね」

杏子「こんなの何年振りかなー」

ほむら「私もこんなこと何年振りかしらね」


ほむら「…杏子」

杏子「…んー?」

ほむら「今日一日ありがとう」

ほむら「なんだか気が楽になったわ。貴女と居てくれたお陰よ」

杏子「zzz」クカー

ほむら「寝るの早い!」

ほむら「……おやすみ、杏子」

杏子「……いただきまーす」ガブゥ

ほむら「ぎゃあ!!」


杏子「ほむらうるせーぞ」

ほむら「誰のせいだと……」

杏子「めんご」

ほむら「まあいいわ…」

杏子「ほむら、おやすみ」

ほむら「ええ。おやすみ」

ほむら(あ、トイレ行くの忘れてたわ)

杏子「zzz」ギュッ

ほむら「!!」

ほむら(これじゃ動けないじゃない……)

ほむら(まあ別に大丈夫よね)


ほむら「zzz」

杏子「zzz」

ほむら「zzz」チョロチョロ

杏子「……ん」

ほむら「zzz」ジワー

杏子「んなっ…!」

ほむら「zzz」ジワー

杏子(おねしょ!? い、いや。あたしじゃないぞ……)

杏子(こ、こう言う時はどうすればいいんだ…)


杏子(起こそうにもなんて言えばいいんだ?)

杏子(漏らしてるぞ…。いや、そんな事ストレートに言えねえよ)

杏子(うわ…ひんやりして来た)

ほむら「……ん」

杏子(しまった! ほむらが気付いた!!)

ほむら「!!!」

杏子(ここは寝たふりしかねえ!)

杏子「……」クカー

ほむら「と、とりあえず寝てるみたいね……」

杏子(起きてるよ! 早くなんとかしろよ…)

ほむら(布団から出て状況を確認しないと!)


ほむら(奇跡的に布団にはあまり染みてないわね…問題は杏子のパジャマのズボンが濡れてしまってること……)

ほむら(幸い、同じ柄のはある……脱がして、履き替えさせれば……)

杏子(こいつどうする気だ……)

ほむら(ゆーっくり…ゆーっくり)グイッ

杏子(!! 脱がす気か…)

ほむら(……なんとかうまくいったわ…)

杏子(なんだこれ…すげー恥ずかしい……)

ほむら(後はこれを履かせるだけ、山場は越えたわ)


ほむら「なんとか気付かれなかった……」

杏子(悪い。全部バレバレだったぞ)

ほむら「…後はゆっくり寝ましょう」

杏子(……)ギュゥ

ほむら「…!」

杏子(目ぇ瞑っといてやったんだから、これくらいしてもいいよな)

ほむら「寝てる…のよね」

杏子(ああ。寝てるぞ)

ほむら「…杏子……」チュッ

杏子(!?!?!?!?)


杏子「なっ…なっなっ! なにして!?」

ほむら「うあっ! あっ、ごめんなさい! つ、つい…」

ほむら(うわあああああああああ! 調子乗ってしまった!!)

ほむら「出来心と言うか…なんと言うか、本当にごめんなさい」

杏子「……べ、別に怒ってる訳じゃねーから謝ることはねーよ…」

ほむら「…」

杏子「…ただちょっと…驚いただけ」



このあと滅茶苦茶セックスした。

おわり

…さて、この物語にはまだ続きがあります。
主人公は誰ですかって?

それはこのSSを読み切ったあなた方1人1人です

今の世の中、たくさん辛いこともある。たくさん嫌なこともある。もう誰も信じられない、信じたくない。そう思っている人がたくさんいるでしょう。

私もかつてその1人でした。でもこのSSの「杏子」のように(というかモデルは作者自身だったり…)懸命に生きて、今では細々とですが暮らしています。

開けない夜は、ありません。

これが、このSSで伝えたかったことの全てです。

最後の最後に、登場人物たちからのメッセージをお聞き下さい。

杏子「おう!まあなにやら辛いこともあるが、生きてみようぜ!開けない夜は、ないってな!」

作者「ちょっ、俺のパクったな!」

ほむら「やれやれね、この二人は…クスッ」

友「見てくれて、ありがとな!お前らも頑張れよ!…イテッ!」

作者「(友の頭をはたきながら)読者様にお前らとか言うな!失礼だろが!」

まあなにはともあれ…

全員「読んでくれてありがとう!」

ありがとうございました!(続編をもしかしたら投下するかも…ゴホンゴホン)

>>47
なにこれコピペ?

まったりしたSSよりマジキチな方が需要あるのかね(´・ω・`)

>>48
うん。結構好きな奴

まど杏はまだ待っててくれな。ごめんな。なんか良いのが思いつかん

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