P「もしもし、聖コスプレ女学院ですか?」(101)




  765プロ事務所



P「はい、初めてなんですけど、今日って予約取れますか?」

P「ええ、あっ……あの、ホームページに載ってた、そちらで一番若い18歳の……何ちゃんでしたっけ?」


P「その子は今日……あちゃー、三日後まで予約でいっぱい?」

P「いえ、他の子は……はい、すみません。気が変わりましたら、また連絡致します」



P「……」ピッ

P「ふぅっ……」



小鳥「コーヒーどうぞ」コトッ

P「あ、すみません小鳥さん」ペコリ


小鳥「……」

P「ん」ズズーッ



小鳥「……」

P「ふぅっ」コトッ


P「さて、次の店を調べるか……」ピッ

小鳥「ちょっと待ってください!!」



P「……」

P「どうしました?」


小鳥「その、セイントコスプレ女学院とは、何なのでしょうか?」

P「ああ」



P「ただの、遊技場です」

小鳥「イメクラですね?」


P「大人の遊技場です」

小鳥「イメクラですね?」



P「……」

小鳥「……」


P「そうですよ」ボソッ

P「イメクラですよ……」



P「だったら何だって言うんですかっ!?」バンッ

小鳥「逆ギレしないでくださいっ」


P「うぅっ、うっ、うっうー」

P「仕方、ないんですよぉ……」ポロポロッ



P「こんなクソ野郎が童貞を捨てるには、もうプロに頼むしか無いんです……」ポロポロッ

P「プロデューサーの俺がプロに頼むんですよ? 笑ってくださいよ小鳥さん!! 笑えよ小鳥ぃぃ!!」ポロポロポロポロッ


小鳥「……」

小鳥「いえ、色々と笑え無いです」



小鳥「だいたい、急にそんなっ……いったい、どうしたんですか!?」

P「気付いたんですよ俺」ボソッ


P「可愛いアイドルに囲まれて、ずっと仕事をしちゃいますが」

P「それはあくまでもアイドルとプロデューサー、言わばビジネスパートナーです」



P「真美や亜美、やよいや伊織、瑞々しい果実のようなアイドル達……」プルプル

P「だがそれは、決して手に触れては行けない禁断の果実!!」グッ


P「……」

小鳥「……」



P「男と言うのはね、小鳥さん?」

小鳥「はい」


P「駄目だと言われるほど、触れてみたくなる生き物なんです」ニコリ

小鳥「駄目ですよ?」


たぶんエロは無し

ねる



P「だからですよ!! アイドルへ手を出さないように、何でも良いから他で代用しようと言うのです!!」

小鳥「何でもと言う割には、18歳の子に限定してませんでした?」


P「……」

小鳥「……」



小鳥「それに、プロデューサーさんて結構テレビにも出演してますから、そんな場所に行かれるのはちょっと……」

P「うっ」


P「うぅっ、うっ、うっうー、うっうー!!」ポロポロッ

P「じゃあ、どうしたらいいんですか!?」ポロポロポロポロッ



小鳥「ごっ、ごほん、けほんっ」チラッ

P「えっ?」


小鳥「ごほっ、けほっ」チラッ

P「風邪ですか小鳥さん?」



小鳥「……」

小鳥「違いますよもう!!」


小鳥「こ、こう言うのは、あれじゃないでしょうか?」

P「あれ、とは?」



小鳥「気心の知れた異性に、頼んでみるんですよっ」

P「え゙っ、気心の知れた……ですか?」


P「しかし、気心の知れた異性と言われても、この事務所以外には」

小鳥「ぴよぴよ」ドキドキ



P「うーん……」

小鳥「ぴよぴよ」ドキドキ


P「あっ!! 分かりましたよ小鳥さん!!」ポンッ

小鳥「ぴよよっ!?」ドキドキドキドキ



P「俺には、親戚の姪っ子が居たんです!!」

小鳥「ぴ……はい?」


P「確か、今年から高校生になって独り暮らしを始めてですね」カチッ

P「バイトが大変だから、お小遣いをもっと欲しいとか言ってたんですよ!!」ピッピッピッ



小鳥「はっ? はっ?」

P「……」トゥルルルルッ


P「あっ、もしもし、姪っ子ちゃん? 俺だよ俺、久し振り!!」

P「あのさ……………十万、欲しくない?」



P「そうだよ。一晩で、十万」ニヤリ

P「何をするか、わか……」


小鳥「ダメぇぇぇっ!!」バチーン

P「おっふ!?」ドサァッ



P「どうして止めるんですかっ!?」ヒリヒリ

小鳥「援交なんて、クズですよクズ!!」


P「えん、こう……」

P「そうか、これは援交だったのか!? 俺は、何をしようとしていたんだっ!!」プルプル



小鳥「気付いて、くれましたか?」ニコッ

P「はいっ、童貞を卒業したい余りに、俺はとんでもない事をしようとしてました」ペコリ


小鳥「ではっ……」

P「もう、間違えません!!」



P「考えれば、お金を渡して得た関係で、いったい何が卒業できると言うのか!?」

小鳥「っ!?」ピクッ


小鳥「そうですぴよっ!! 気心の知れた異性で、援助の関係が無い相手ですぴよっ!!」グッ

P「はいっ、小鳥さん!!」



P「そんな相手は、俺に取って一人だけ……」カチッ

小鳥「///」クネクネ


P「この人しか居なかったんだっ!!」ピッピッピッ

小鳥「んっ?」



P「……」トゥルルルルッ

P「あっ、もしもし母さん? 俺だよ俺、久し振り!!」


小鳥「……」

P「いやー、相談したい事が有ってね」



P「あのさ母さん?」

P「もう一度、俺を産んでく……」


小鳥「ダメぇぇぇっ!!」バチーン

P「おっふ!?」ドサァッ



小鳥「はぁはぁ、これは本当にダメなやつですよダメなやつ!!」

P「うっ」ヒリヒリ


P「うぅっ、うっ、うっうー、うっうー、うっうー!!」ポロポロッ

P「うっうーーーーーーっ!!!」ポロポロポロポロッ



P「……」

小鳥「……」


P「こうなったら」

小鳥「っ!?」ビクッ



P「属性チェンジしか無い!!」グッ

小鳥「属性チェンジ?」


P「長い前フリでした」

小鳥「そうですね」



小鳥「それで、属性チェンジと言うのは?」

P「はい、人には誰しも属性が有ります」


P「俺の属性はロリコンですね」

小鳥「……」



P「このままでは、真美や亜美が危ない!! そうですねっ?」チラッ

小鳥「話が進まないようですので、そうしましょう」


P「ありがとうございます」ペコリ

P「そこで属性チェンジ!! ロリコンを捨てて、新たな属性を入手します!!」



P「……」

小鳥「……」


P「小鳥さん?」

小鳥「はい」



P「俺が明日から、ショタコンになったら……どうです?」

小鳥「変態だと思います」


P「……」

小鳥「……」

今さらだけど

真美「これより、ロリコン裁判を始める」コンコン P「……」
真美「これより、ロリコン裁判を始める」コンコン P「……」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1427424327/)

この設定をちょっとだけ引っ張ってます。



P「仮に変態だとしましょう」

小鳥「変態ですけどね」


P「しかしですよ小鳥さん? 仮に俺が、明日からショタコンになったとしたらっ!!」

小鳥「はい」



P「この事務所は、安全なんですよぉっ!!」バンッ

小鳥「っ!?」ビクッ


P「俺の対象はショタです。ですが、ここにショタは居ません。従って……」

小鳥「安全確保っ……」ゴクリ



P「これで真美と亜美は、俺と言う狼……ワイルドウルフ、テリーボガードから守られます!!」

P「そう、ショタコンになった俺は、まるで御仏のような、穏やかな心で出社して来るでしょう!!」


P「真美に腕を組まれようが、亜美に抱き着かれようが、俺は少しも心を乱しません!!」

P「何故なら、俺はショタコンだからっ!!!」



P「……」

小鳥「……」


P「失礼」ペコリ

小鳥「いえ」



P「兎に角、明日から俺はショタコンです。お忘れなきよう」

小鳥「でも、急にショタコンへ……と言っても」


P「大丈夫、秘策が有ります!!」グッ

小鳥「本気、なんですね?」



P「はい」コクリ

P「ロリコンの俺は今日まで……」


P「さよならです、小鳥さん」ニコリ

小鳥「プロデューサーさん……」




 翌日 765プロ事務所



 ガチャッ

小鳥「おはようございまー」

小鳥「ぴよっ!?」ビクッ


P「……」

小鳥(プロデューサーさんが、ソファーの上で座禅を組んでる!?)



P「……」

P「ふっ」パチッ


P「おや……音無さん、お早いですね」ニコリ

P「私も今日は、早くに目が覚めました」



小鳥「わ、わたし?」

P「これが本当の私なのです。無事に悟りが開けました」ニコリ


小鳥「はっ!? 悟り……小五とロリで、悟りだとか言うんじゃ」ジトーッ

P「愚かな……」



P「この私の前で、真美や亜美などと言うアイドルは児戯に等しい」

P「仏の手の上の孫悟空と同じなのです」


小鳥「あの、例えが良く分からないのですが……」

P「真美や亜美に何をされようと、心が揺るがないと言う事ですよ」



真美「おっはよー!!」ガチャ

亜美「ぐもにー!!」


小鳥「あっ、お、おはよう二人とも」

P「さっそく来ましたね……」ニコリ



真美「兄ちゃん!!」ダキッ

P「ハハッ、こやつめ」ナデナデ


亜美「にぃちゃーーん!!」ダキッ

P「ハハッ、こやつめ」ナデナデ



小鳥「っ……」タジッ

小鳥(二人を相手に、全く動揺していないっ!? まさか、本当に克服をっ?)


P(これで、お分かりになりましたか音無さん?)ニコリ

小鳥(コイツ、脳内に直接ッ!!?)



亜美「兄ちゃんにぃちゃん、こっち見てYOー」クイックイッ

P「どうしたのですか亜美?」


亜美「亜美の見せパン、どーよ?」チラリ

P「……」ピクッ



真美「にぃちゃん、真美の見せブラも、せくちーっしょ? 黒だよ黒っ」チラリ

P「……」


P「お、お、おっ」プルプル

小鳥「プロデューサーさん!?」



P「亜美ェ、亜美ェ……」ナデナデ サワサワ

亜美「あんっ、ダメだよ兄ちゃん……それは、もっと暗くなってからっ」ピクンッ


P「真美ェ、真美ェ……」ナデナデ サワサワ

真美「やんっ、ピヨちゃんに見られてるよぉ」ピクンッ



小鳥「ダメぇぇぇっ!!」バチーン

P「おっふ!?」ドサァッ


小鳥「もう!!」

小鳥「全然ダメじゃないですかっ!? それも割りと早い段階でっ」



P「ふふっ……今回のミスが分かりました。次は大丈夫です」フラフラ

小鳥「……」


P「ミスと言うのは」

小鳥「聞いてないです」

オールドミス

小鳥「>>33!!」バチーン



P「まぁ、聞いて下さいよ。納得の理由ですから」

小鳥「聞くだけ聞きます」


P「確かに俺は、ショタコンに属性チェンジしました……」

P「しかしですよ? ショタはロリと同じ、子供です」



P「そしてまだ子供の内は、男も女も、体型は差ほど変わらないのです!!」

小鳥「聞くんじゃなかった……」


P「ショタコンでも、女の子の体に反応するのです!!」

P「これがミスでした!! だから次は……」



P「俺は……」

P「ホモになります!!!」バンッ


小鳥「ぴよっ!?」ビクッ

小鳥「ほ、ホモ……ですかぁ?」ソワソワ



P「はい。ナヨナヨした野郎が嫌いなホモならば、ショタは対象外ですし」

P「勿論、異性なんてもっての他!! 完璧ですよ小鳥さん!!」


小鳥「でも、急にホモと言っても……」

P「大丈夫、俺に秘策が有りますから!! 明日にはホモです」ニコリ



P「これで真美と亜美は、俺と言う狼……ワイルドウルフ、テリーボガードから守られます!!」

P「そう、ホモになった俺は、まるで御仏のような、穏やかな心で出社して来るでしょう!!」


P「真美に腕を組まれようが、亜美に抱き着かれようが、俺は少しも心を乱しません!!」

P「何故なら、俺はホモだからっ!!!」



P「……」

小鳥「……」


P「失礼」ペコリ

小鳥「いえいえ」



P「兎に角、明日から俺はホモです。お忘れなきよう」

小鳥「本気、なんですね?」


P「はい」コクリ

P「ロリコンの俺は今日まで……」



真美「えっ、そんなのヤだよ兄ちゃん!!」クイックイッ

亜美「兄ちゃんは、ろりこんでいいよっ!!」ギュッ


P「さよならです、小鳥さん」ニコリ

小鳥「プロデューサーさん……」




 翌日 765プロ事務所



 ガチャッ

小鳥「おはようございまー、ぴよっ!?」ビクッ

P「……」ピカァァッ


小鳥(プロデューサーさんが座禅を組みながら、眩しい光を放っている!?)

小鳥(でも前科持ち。本当の御仏になったか、試させて貰います。この消しゴムを、見えない後ろから……えいっ)ヒュッ



P「……」

P「ふっ」


P「Ω(オーム)!!!」バチンッ

小鳥「見えない筈の消しゴムを……叩き落とした!?」ゴクリ



P「おや……音無さん、お早いですね」

P「私も今日は、早くに目が覚めました」


小鳥「プロデューサーさん……本当に、御仏になられたんですね?」

P「最早、誰で在ろうとも、この私(ホモ)の心を掻き乱す事は叶いません。それを証明いたしましょう」ニコリ



 ガチャッ

P「さっそく、誰かが来たようですよ?」チラッ

小鳥「っ……」クルッ


真「おはようございますっ!! あははっ、今日は天気がいいから走って来ちゃいました」

真「って、アレっ……二人だけですか?」キョロキョロ



真「あっ、でもでもっ、ちょうど良かったですプロデューサー」タタッ

真「聞きたい事が有ったんですよっ!!」


P「……」

P「何かな?」



真「最近、ウエストを絞ってるんですけど……」

真「男の人から見て、この位の腹筋って、どうですか?」ペロンッ


P「……」

P「お、お、おっ」プルプル



真「触って」

真「確かめてくださいよ、ぷろでゅうさぁ……」


P「ぐっ、うっ、しかしっ!!」プルプル

真「あはっ、走って来たからかなぁ?」



真「おヘソの中に、汗……掻いちゃいました」ニコリ

P「……」プツンッ


P「真ェ、真ェ……」ナデナデ サワサワ

真「ん、んっ、その触り方は夜のですよっ」ピクンッ



小鳥「ダメぇぇぇっ!!」バチーン

P「おっふ!?」ドサァッ


小鳥「もう!!」

小鳥「全然ダメじゃないですかっ!? さっきと同じですよっ」



P「ふふっ……今回もミスが分かりました。次こそは大丈夫です」フラフラ

小鳥「……」


P「ミスと言うのは」

小鳥「だから、聞いてないです」



P「まぁ、聞いて下さいよ。納得の理由ですから」

小鳥「聞くだけ聞きます」


P「まずもってですね、人間をそう言う対象にしたから失敗したんですよっ!!」

P「だから次は動物ですっ!! 獣の匂いにしか反応しなくなれば!!」グッ



小鳥「それ……オチまで見透かせますよ?」

小鳥「絶対にヤメてくださいね?」


P「ぐうっ……となれば、最後の手段しかない!!」

P「小鳥さん、これに関しては、口出し無しで頼みます」ペコリ




 一ヶ月後 765プロ視聴覚室



響「それで?」

小鳥「と、言うね? ここまでの、長い、ながーーーーーーい」


小鳥「前フリがあったのよっ!!」

貴音「その結果が、あの有り様でしょうか?」



美希「……」

真「……」


小鳥「うっ」

小鳥「と、とにかく、この映像を確認してちょうだい」ピッ


ねる




 中継映像 765プロ控え室



あずさ『はぁい、こっちでちゅよー』

P『たっ!!』フラフラ


あずさ『あんよは上手、あんよは上手っ』

P『た、た、たっ……』タッ



P『たぁー!!』ダキッ

あずさ『よくこれまちたねぇ、えらいえらい♪』ナデナデ


P『たった』ムギュ

あずさ『あんっ、もぅ……こぉら♪ そんな所を触っちゃ、めっ、でしょ?』ニコリ

あずささん口調が変だったらゴメン



貴音「……」

響「……」


美希「……」

真「……」



真美「……」

亜美「……」


伊織「……」

小鳥「プロデューサーさん、幼児退行、しちゃったみたいで……」

あずさお母さんと小鳥おばちゃん

小鳥「>>53!!」バチーン



小鳥「何でこうなったかって言うと」

響「聞きたくないぞ!!」


小鳥「ま、まずは聞いて。納得の理由だから」アセアセ

貴音「聞くだけは聞きましょう」



小鳥「プロデューサーさんがロリコンを直すには、荒療治が必要だと言う事で……」

小鳥「じゃあどうするのと聞いたら、幼児退行、と」


伊織「答えになってないわ!!」バンッ

小鳥「だっ、だからね? プロデューサーさんが誰よりも幼くなれば、それはもうロリコンじゃないだろう……って」



小鳥「今は治療中みたいなの。少女と真逆の『母性』を体に満たす事で、ロリコンを治そうとしてるのよ」

真「それで、いつ治るんですか?」ジトーッ


小鳥「ロリコンが完治したら、勝手に元へ戻るってプロデューサーさんが……」

小鳥「あっ、ほらでも、こうなってるのは事務所の中だけじゃない?」



小鳥「外ではいつも通りのプロデューサーさんなんだし、別に良いんじゃないかなーって」

美希「よくないのっ!!」バンッ


真美「そうだよっ、このままじゃ兄ちゃん取られちゃうよ!!」ガタッ

亜美「ろりこんじゃない兄ちゃんなんて、兄ちゃんじゃないかんね!!」



響「んー」

響「ん?」


響「そう言えば貴音は、あっち側じゃないのか?」チラッ

貴音「……」



貴音「うぅっ……」ポロポロ

響「へっ? どっ、どうして泣くんだ貴音っ!?」アセアセ


貴音「三浦あずさに奪われたのです!!」ポロポロッ

貴音「わたくしの母親役をっ、海外撮影から帰国したばかりの……あずさが、あずさがぁぁっ!!」ポロポロポロポロッ



 Before

P『まっま、まっま』キャッキャ

貴音『あなた様の母上はここですよっ』ニコリ



After

あずさ『ただいま~』ガチャッ

P『っ!? まっまーーっ!!』タタタタタッ


あずさ『あらあら♪』

貴音『あなた様ぁぁぁぁぁっ!!』




貴音「ゔあ゙あああああああああああああ!!」ポロポロポロポロッ

響「何を思い出したんだぞ貴音っ、貴音ぇぇっ!!」ユサユサ



小鳥「たったの一時間ぐらいだったかしら」

小鳥「短い母親役……残念だったわよね?」



貴音「ゔあ゙あああああああああああああ!!」ポカポカッ

小鳥「痛っ、地味に痛いから叩かないでー!! ぴよよよよっ」タタッ



真美「……」

亜美「……」


真美「これは、やるしかないっしょ?」チラッ

亜美「おーよ!!」コクリ


ねる



真美「協力してくれるよね? いおりん!!」チラッ

伊織「なんで、私が……」プイッ


亜美「このままじゃ、兄ちゃんが普通になっちゃうんだよっ!?」

伊織「っ、うぅっ……」



伊織「わかったわよ!! 手伝えばいいんでしょ!!」バンッ

響「何か知らないけど、自分も手伝う!! 貴音はどうするんだ?」


貴音「ゔあ゙あああああああああああああ!!」コクコクッ

響「貴音も手伝うって言ってるぞ!!」



小鳥「ちょっ、ちょっと待って!!」ビクッ

小鳥「プロデューサーさんは、自分の意思でロリコンを克服しようとしてるのよっ!?」


伊織「違うわっ!!」

伊織「私たちが、追い込んだのよっ!!」



小鳥「むむむっ……」

小鳥「そうだっ、美希ちゃんや真ちゃんはどうなの?」チラッ


美希「あずさの一人勝ちは、何としても阻止なの!!」グッ

真「ボクも美希と同じです。今のままじゃ、悔しいじゃないですか!!」グッ



小鳥「どうしてなの皆!?」

小鳥「プロデューサーを普通に戻したくて、ロリコン裁判を起こしたんでしょ!?」


真美「……」

亜美「ううん」フルフル



伊織「認めさせたかっただけよ……自分はロリコンだっ、て」

小鳥「それだけでっ?」


真美「ろりこんを隠してた頃の兄ちゃん……」

真美「真美と目が合うと、目を反らしちゃうんだよ!?」



小鳥「くっ」ダッ

伊織「どこに行くのよっ!?」


小鳥(もう駄目、もうあの子達は手遅れっ!!)タッタッタ

小鳥(私が、私が何とかするのよ小鳥!!)ダダッ



 ガチャッ

小鳥「プロデューサーさん!!」バァン

P「あ、ばっば!!」


小鳥「……」

P「ばっば、ばっば!!」キャッキャ



あずさ「そうね、ばっばねっ」ニコリ

P「ばっばー」キャッキャ


小鳥「……」

小鳥「黙れ」ボソッ



あずさ「あらっ、どうかしたんですか?」

小鳥「いえ、なんでも……」


小鳥「……」ガチャッ バタン

小鳥「ゔゔうううううううううう!!」ポロポロポロポロッ




 ポンポンッ

小鳥「えっ」クルッ

貴音「……」


貴音「フッ」バチーン

小鳥「おっふ!?」ドサァッ


貴音「しっかりなさいませ、戦いはこれからなのですよ!?」キッ

小鳥「そっ、そうね……ファイトよ小鳥!!」フラフラ


小鳥(えっ、なんで今ビンタされたの私?)

伊織「みんな、一気に勝負を決めるわっ」ザッ

思い付いた。次はたぶん、どっちかにするよ。

・無人島へアイドル達と休暇に行く話か
・右腕を骨折したPの日常生活を、アイドル達が手助けする話

伊織「あんた、右手を使うの禁止だから」みたいな感じで



小鳥「でも、どうするの?」ヒリヒリ

伊織「ふん。秘策があるわっ」ニヤリ


小鳥「秘策?」

伊織「そうよ。真美、亜美、準備はいい!?」パチンッ



真美「がってんしょーちのすけぇ!!」

亜美「島田紳助だよっ、いおりん!!」


響「じゃあ、行くぞっ?」ゴクリ

真「せーーーーのっ!!」ガチャッ




  決戦ッッ!!!


伊織「あずさっ!!」バァン

小鳥「ぴよっ」


真美「……」ザッ

亜美「……」



貴音「……」

響「……」


美希「……」

真「……」



P「すぅー、すぅー」コクリコクリ

あずさ「ふふっ、おねんねしたわね」ナデナデ


あずさ「……」チラッ

伊織「……」



あずさ「あらあら~♪」

あずさ「ベビーシッターの皆さん……揃いも揃って、どうかなさったんですか?」ニコリ


伊織「ベビーシッ……ぐっ」ギリッ

貴音「返しなさい!! 私の子を返しなさい!!」

小鳥おばあちゃん

小鳥「>>77!!」バチーン



あずさ「返す?」

貴音「……」コクリ


あずさ「私がプロデューサーさんを取ったんじゃ無いですよ?」

あずさ「プロデューサーさんが……」



あずさ「私を選んでくれたの」ニコリ

貴音「ゔあ゙あああああああああああああ!!」ポロポロポロポロッ


あずさ「うふふ~」

響「な、泣いちゃダメだぞ貴音!?」ナデナデ



あずさ「下に待たせてるので、お仕事に行ってきまぁす」ヒラヒラ

あずさ「ほんと、大変だわぁ~」ガチャッ バタン


貴音「うぅっ……」

響「……」ナデナデ



真美「……」

亜美「……」


伊織「……」

伊織「甘いわよ、あずさ?」ニヤリ



美希「……」ジィーッ

美希「デコちゃん、あずさが律子の車で行ったのっ」チラッ


真「よしっ」カチッ

真「鍵も掛けたよ!!」



伊織「美希、真、貴音、響、後は任せてちょうだい」

響「うんっ」コクリ


伊織「真美、亜美?」チラッ

真美「ほいさ、やっちゃうよー!!」コクリ



P「すぅー、すぅー」ムニャムニャ

亜美「起きて兄ちゃん!!」ユサユサ


P「あうー」

P「あ」パチッ



P「たっ」キョロキョロ

P「……」


P「まっま」

P「まっまは?」キョトン




真美「ほらほらっ、兄ちゃんのすきなLO……ここに置くよ?」ドサッ

P「えう、おー?」


P「えうっ……」ピクッ

P「えう、えう、えうぅぅぅオオォォォォッ!!」ジタバタ



小鳥「プロデューサーさんが苦しみ出した!?」

真「きっと、自分の中で戦ってるんだ!!」グッ


美希「頑張ってハニー!!」

響「プロデューサー、頑張れ!!」



伊織「そしてこれが……秘中の秘」ガサゴソ

伊織「元に戻す秘策よっ!!」バッ


小鳥(伊織ちゃんが何かを取り出した?)

小鳥「まっ……まさかアレはっ!?」ビクッ



真美「兄ちゃんを放しちゃダメだよ亜美!?」ガシッ

亜美「もちっ!!」ガシッ


P「や、ヤッ、ヤメッ……」

伊織「てやあぁぁぁぁぁっ!!」ガボッ



伊織「ん~~~~~っ!!」グィィッ

P「お、お、おっ」


小鳥「プロデューサーさんの頭に被せたアレは……」

小鳥「まさかっ、まさかぁぁぁっ」



伊織「……」

伊織「やよいの、パンツよ」


P「……」

P「っ……」バタァァン



真「仰向けに倒れた!?」

貴音「やったのですか!?」


P「うっ」ピクッ

P「うあ、あっ……俺は、ロリコンじゃ、ない」



真美「兄ちゃん……」ウルウル

亜美「にぃちゃん」


伊織「ふんっ」プイッ

小鳥(最後の仕上げなのね?)ゴクリ



真美「そのまま目を開けて兄ちゃん……」

亜美「亜美たち今日はミニだから、下からなら丸見えだよっ? 見せパンじゃ無いよっ!!」


P「……」ピクピクッ

真美「いおりんも、ワンピめくらないとっ」



伊織「わ、わかってるわ!!」

伊織「くっ……ほら、好きなだけ見なさいよヘンタイ」ファサッ


P「……」

P「ガーター、つ、き……」プルプルプルプル



貴音「あなた様ぁぁぁぁぁっ!!」

P「ッッ!!!」カッ


P「おいおい、どうやら天国に来ちまったようだな」ボソッ

伊織「っ!? あんたっ」



P「素晴らしい景色だった……」スタッ

P「ありがとよ三人とも」ニコリ


真美「兄ちゃん!!」ダキッ

亜美「兄ちゃん!!」ダキッ



小鳥(何て清々しい表情なの!?)

小鳥「プロデューサーさん? ロリコンは……」


P「ロリコン、ですか?」

P「……」



P「やめねぇっ……!」

小鳥「っ!?」ビクッ



P「続行だっ……!」

小鳥「っ!!?」ビクビクッ



響「ぃ、やったぁっ!!」

真「そうこなくっちゃ!!」パチンッ


貴音「ふぅっ……」

貴音「一時はどうなる事かと」ニコリ



美希「ハニー!!」タタッ

P「ははっ」


P「……」

P「……」




 その夜 765プロ事務所



P「あーっ、やっと溜まってた仕事終わったぁ!!」ノビーッ

P「……」


P(ロリコン卒業は近い)

P(恐らく、二年後か、三年後……)



P(アイドル達だって成長するんだ)

P(それが必然……)



P(自惚れで無ければ、何人ものアイドルから想いを寄せられている)

P(だから、俺だけが立ち止まる事なんて出来ない)


P「……」

P(それだけは、しちゃいけない……)



P(俺に残された道は)

P(二つ……)



P「プロデューサーの俺には、二つしか無いんだ」

P(この事務所を、去るか……)


P「……」

P(あるいは……)






P(ロリコンで在り続ける………)

P(灰になるまで……!)



おわり


長く引っ張ったロリコンPは、これでラスト

次にもし書く事があったら、

>>73のやつか、他に思い付いたの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月31日 (月) 18:14:17   ID: MJ-Ud6Jk

連作ものをきっちりまとめたし、最後の話は安易にエロにいかずきっちりストーリーを練り上げてるのいいね。
今回は話の題材がアレだったけど良かった。次の作品に期待するぜ!!

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