ゴキ娘「夜這いするッス」(80)

深夜二時

ゴキ娘「…」カサカサ

男「zzz」ゴロンッ

ゴキ娘「フッフッフ…よく寝てるッスね~」ジッ

ゴキ娘「いつも快適な部屋を提供して貰ってるからッスから、たまにはお返しをしなきゃマズいッスよね~」

ゴキ娘「ハァハァ…暑い夜になりそうッス…」ニヤニヤ

?「そこまでだ」

ゴキ娘「何奴ッスか!?」

クモ娘「我が主に汚らわしい手は出させぬぞ」

ゴキ娘「やれやれ…何が主ッスか、ただ害虫駆除用にって理由で潰されてないだけじゃないッスか」

クモ娘「う、うるさいッ!とにかく手出しはさせんぞ!」

ゴキ娘「まったく…蠅取り蜘蛛ごときが私のスピードについてこれると思ってるんスか?」カサカサ

>>2の続き)
そのあとは互いに六尺姿で威嚇、腕組みヤニ 咥えガン飛ばし、 大股で筋肉と勃起誇張して、野郎比べだ。
雄臭ぇポーズで挑発しあう。腰突き出し勃起 を振り回し、 オラオラ節で興奮に火が付く。

やわらオイルをタップリ仕込んで、いよいよ ズリ戦開始だ。
胴ズリ、逆ズリ、雁ズリ、玉ズリ、上ズリ、 下ズリ。 野郎うなぎ責め、腰砕けの手マンコ、野郎泣 かせの亀頭責め。
片手技と両手技の競り合いで、雄の粋と艶を 比べ合う。 ズリ見せ根性丸出しでな。
一息入れる時にゃ、奴の胸板めがけて、勃起 ションベン。
ビシバシ痛ぇくらいに、照射すりゃ、雄の征 服感が全身を 快感となって駆け回る。

さらにオイルを仕込んで2r。
今度は俺のズリビデオ見せながらのダブルズ リ攻撃さ。
ラッシュ飛ばして、ド淫乱野郎に変獣し、チ ンポ・センズリ・押忍の連呼。
俺達はまさに、チンポ、ズリ、男意気を激し く比べ合う戦闘士だ。

寸止めのエロい表情も相手を落とす神技、何 度も食らう度に金玉の 引きつる痛みさえ新たな快感に変わる。
その時、ほんの少しの気の緩みで奴は快感の コントロールを失い 射精の痙攣に突入。

2回に渡るファイトはいずれも俺の勝利、最 後は奴のチンポめがけて、 野郎征服の快感に酔いながら勝利の照射!
3時間勝負は俺達ズリ舎弟の絆を更に固めた ぜ!

クモ娘「し、しまった!」クルッ

ゴキ娘「ハハハハッ!スローリーッスね!」カサカサカサ

クモ娘「アウッ」ドテッ

ゴキ娘「このままベッドを登頂するッス!」カサカサ

ムカデ娘「ご飯みーつけたっ!」ピョンッ

ゴキ娘「グボッ!!」ドサッ

ひぃぃぃいいいぃぃぃ

今日の夜寝られねぇじゃねえか!

俺は別の意味でな、ハァハァ

実際に膝に登られた身としてはまたされないか怖いんだが

俺は寝床に忍び込んできて腕にしがみついてハムハムされた事がある…

クモ娘「ゲッ、ムカデだ…」

ムカデ娘「はらぺこっー!」ガバァ

ゴキ娘「緊急回避ッス!」ズシャァー

ムカデ娘「こらぁ!逃げるなぁ」

ゴキ娘(ムカデは虫にも人間にも見境なく攻撃する危険度sッス!このままじゃ旦那も危ないッス!)

ゴキ娘「おい!そこのチビグモ!ここは一時休戦して共闘するッス!」

クモ娘「え…で、でもお母さんからこんな状況でどうしたらいいか教わってないし……」オドオド

ゴキ娘「ダメだこのヘタレ」

アシダカさん「なんだ騒がしい」

クモ娘「あっ!師匠!」

ゴキ娘(caution!caution!caution!前方に殺戮マシーン出現!直ちに撤退するッス!)コソコソ

アシダカさん「コンバンハ、イタダキマス」ニコッ

ゴキ娘「ヤメテ、ヤメテ!私は美味しくないッスよーー!」カサカサカサカサカサ

クモ娘「さすが師匠は凄いな、私ももっと精進しなければな」

ムカデ娘「もうクモさんでいいやー」グバァ

クモ娘「ビャアアア!怖いよぉお!!」ピョンピョン

>>8
ハムハムって可愛くね?




カ娘「やっとうるさい連中が消えたわね…」ぶーん

カ娘「ウフフッ、可愛い寝顔…食べちゃいたいくらい…」チュッ

チュー…  チュー…  チュー…

カ娘「ぷはっ……やっぱりアナタの血が一番だわ…とろけちゃいそう…」トローン

カ娘「それじゃあ酔いもまわってきたし……」


カ娘「子作りしましょ?ア ナ タ」クススッ

第一夜 勝者 カ娘
第一夜これにて終了

一夜ということは当然二夜もあるんだな④

>>13が俺の言いたいこと言ってくれた④

タイムリーなssを見つけてしまった
布団の上からgが逃走したばっかりなのに

いいものだな。見る分には④

ゴキ娘「昨日はヒドイ目にあったッス」

ゴキ娘「今日は天井から狙うッス」カサカサ

男「祝・童貞卒業……zzz」ムニャムニャ

ゴキ娘「ハァハァ…童貞こじらせて夢で夢を叶えちゃってるッスね…(※昨晩のことは知りません)」

ゴキ娘「今夜こそ、私が旦那の貞操を盗ませて貰うッスよー!」ピョンッ

?「待てー!」ヒューン ドガッ

ゴキ娘「またッスか!?」バギャ

てんとう少女「男さんはお仕事で疲れてるんだから、眠りの邪魔しちゃダメだよ!」

ゴキ娘「お、お前は何日か前に迷いこんだテントウ虫!またも益虫が私の行く手を阻むッスか…やれやれ…」

てんとう少女「ここから先は一歩も行かせないよ!」バッ

ゴキ娘「今すぐどけば見逃してあげるッス」

てんとう虫「ゴキブリなんて怖くないもん!」

訂正
てんとう虫 ×
てんとう少女 ○

ゴキ娘「やれやれ……世間知らずな子供には大人の怖さを教えなきゃいけないッスね」カサカサ

てんとう少女(速い…!気が付いたら隣に居た!)

ゴキ娘「言葉だけで心を折ってやるッス」ボソッ

~以下ゴキ娘の言葉責めタイムは断片のみでお送りします~

数だけは……        その家の中には……
       首をとられても……          死因は餓死で……
     死ぬ際に……         卵が……         アンタの体に……
           人間が寝ている間に……        枕元からカサカサ音が……

俺の心が折れた

てんとう少女「嫌ぁ……ヤダぁ…もう止めてよ…グスッ……」ガクガク

ゴキ娘「あとちなみに…」

てんとう少女「止めて!聞きたくない!!」ブンッ ブンッ

ゴキ娘「…さっき話してる最中に卵を何個か托卵させて貰ったッスよ」ボソッ

てんとう少女「ヒッ!?」チョロ…チョロ…ジワァ~

ゴキ娘「なーんちゃって、嘘ッスよ……?あれ?まさか漏らしちゃったスか?」ニマニマ

てんとう少女「こ、これは本能で…」アセアセ

ゴキ娘「プフッ、成虫にもなってお漏らししちゃうちびっ子はとっとと寝ろッス」ニヤッ

てんとう少女はドジっこだと思う

てんとう少女「…びぇぇぇぇえん!」ダッ

ゴキ娘「よくパンツ洗うッスよ~」ヒラヒラ

ゴキ娘「さて、それじゃあ旦那の元に…」クルッ

アシダカさん「いつからワタシがいないと錯覚していた?」ギロッ

ゴキ娘「ホントッに勘弁して下さいよっーーー!!!」カサカサカサ

アシダカさん「フン、害虫が…」

クモ娘「師匠!お疲れ様ですっ!」

アシダカさん「お疲れさん、今日はもうパトロール終了していいぞ」

クモ娘「分かりました!お休みなさいです!」ぺこっ

アシダカさん「ファ~ア、おやすみ~」ヒラヒラ

クモ娘(やっぱり師匠はすごいな!一睨みしただけであの欲情ゴキブリを退散させるなんて!)

クモ娘(長年、主を守ってきた技術と経験、何より忠誠心が私とは桁違いなんだよな~憧れちゃうな~)




アシダカさん「クソッ!守りきれなかった…」ぽろぽろ

アシダカさん「まさか蚊ごときにやられるとは……うう、御主人の初めてが……ずっと狙ってたのに……」ぽろぽろ

アシダカさん「害虫を狩れば喜んで貰えるし、御主人を守れるからやってただけなのに勝手に弟子とか出来ちゃうし…」ぽろぽろ

アシダカさん「辞めるに辞めれなくなってアプローチできなくなっちゃうし……」グスッ

アシダカさん「御主人を狙う女は増えてく一方だし…」グスッ

アシダカさん「だからね御主人、ワタシ決めたね」ニコッ

アシダカさん「御主人が他の女に汚される前にワタシが汚してやる、って」ニコニコッ

アシダカさん「まずは逃げられないように手足を縛らせてもらうね~、もし逃げようとしたら噛み切るからね」二コッ

アシダカさん「大丈夫、怖くないよ?ワタシに愛を捧げるなら」

アシダカさん「ワタシがこんなに愛してるんだもん、御主人も同じくらい愛してくれますよね?」


アシダカさん「ワタシはワタシが守り続けた御主人の肉の味が知りたくてたまりません」

第二夜 勝者 アシダカさん
第二夜これにて終了



第三夜はよ

乙④

ちょ……
最後怖い怖い怖い

ウスバカゲロウ希望

カナブンさんくる?

ゲジゲジ、カメムシ希望

この時期なら蝉も嫌だ

おっと、蝿を忘れてないかい?

蛍光灯にひかれて網戸に突撃してくるカミキリムシに勝る恐怖はない

番外編 セミファイナリスト

窓際
ミーンミンミンミン…  ジーッジーッ  シャワシャワシャワッ

ゴキ娘「あ~も~、本当にうるさいッスね~色狂いの童貞どもが少しは黙れッス」だる~ん

セミたん「ミーンミーンミンミンミンッ!!」

ゴキ娘「うん?庭で鳴いてる奴がいるッスね…、わー綺麗な髪の毛ッスねー、あんな髪に男共は惹かれるんだろーなー」

ゴキ娘「てっ、ええ!?女のセミが鳴いてる!?」

ゴキ娘「はっ!まさか草食系男子を誘惑する為に……」

セミたん「誰が女だ!俺は男だ!このヤロー!」ぶーん

ゴキ娘「うわっ飛んで来た、あと私は野郎じゃなくて女ッス、一応」

ゴキ娘「まあまあ、落ち着いて…茶でも飲むッスか?」コトッ

セミたん「おっ、おう…わりぃな……」ズズッ

ゴキ娘「暑い中ご苦労なこったッスね~、どうッスか?女とヤレたッスか?」ズッ

セミたん「ブッーー!?ヤ、ヤルってお前…」ゲホッ ゲホッ

ゴキ娘「あれ?セミが鳴く理由って交尾したいからじゃないんスか?」

セミたん「も、もうちょっとオブラートに包めよ……、まあセミのほとんどそういう目的なんだろうけど…」

ゴキ娘「交わることが目的じゃないんならアンタの目的って何なんスか?まさかホモとか…」ズリッ

セミたん「勝手に引くなよ、俺はこの家の奴に伝えたいことがあってここにいるんだ」

ゴキ娘「旦那に?やっぱりホモじゃ…」ズリッ

セミたん「だから違うって言ってんだろ、まあ俺みたいな奴なんてそうそういないだろうけどさ……」

ゴキ娘「で、その伝えたいことって何なんスか?」

セミたん「それが俺にも分からないから困ってんだ……」

ゴキ娘「ハァ?どういうことスッか?」

セミたん「いや……羽化してすぐにアイツを見たんだけどさ、初めてあった気がしないつーか……胸がポカポカするつーか……」

ゴキ娘「要するに自分の気持ちが理解できないってことッスか?」

セミたん「言っとくが恋愛感情じゃねーからな」

ゴキ娘「聞いた感じマイナスの感情じゃないし……胸がポカポカ……」

セミたん「理解できれば鳴いて伝えられるんだけどなー」

ゴキ娘「……もしかして胸がポカポカすると同時に自然と微笑んだりしないッスか?」

セミたん「あっ、そういえばそうかも……何で分かったんだ?」

ゴキ娘「間違い無いッスね…アンタが抱いている感情は恐らく『感謝』ッス」

セミたん「『感謝』?」

ゴキ娘「そうッス、それも家族とか友人とか親しい人への『感謝』に近いッスね、さすがに理由までは分からんスけど」

セミたん「俺がアイツに対して『感謝』か……」

ゴキ娘「私は理由もなく時間を過ごすのは賢くないと思うッス、アンタあんまり時間がないんでしょ?」

ゴキ娘「だったら本能に従うべきッス、種の保存…生き物の義務ッスよ?」

セミたん「本能か……」

ゴキ娘「……」

セミたん「……やっぱり俺はこの気持ちをアイツにぶつけるよ、この命果てるまで」

ゴキ娘「本当にいいんスか?」

セミたん「ああ、父ちゃんと母ちゃんには悪いけど種の保存の方は兄弟達に任せるよ」

セミたん「だって俺の『感謝』も本能だからな」二コッ

セミたん「さーて、そろそろ帰るとするか…今日はアリガトな、何かお礼でもしたいけど身一つしか持ち合わせていないんでな」

ゴキ娘「じゃあ死んだら死体食わせてくれッス」

セミたん「へっ!お前より長生きするつもりだからそりゃ無理だな」

ゴミ娘「恩知らずな一生童貞確定野郎ッスね」

セミたん「じゃあな!来世で会ったらお前とはいいダチになれそうだぜ!」ぶーん

ゴキ娘「そう思うならとっととくたばりやがれッス、またな騒音シンガー」ヒラヒラ

ああ 何度でも叫ぶよ 君の名前を届くまで

ああ 何度でも唄うよ 君を心を守る歌を

ああ 何度でも 送るよ今を生きてるシグナルを この命 果てるまで……

五年前

幼ゼミ(ここ何処?眩しくて暑くて苦しい……)ゼェゼェ

幼ゼミ(僕、死んじゃうのかな?……)グスッ

幼ゼミ(あっ、誰か来た……)ビクッ

幼ゼミ(視線を感じる…、僕食べられちゃうのかな?)ぶるぶる

ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ

幼ゼミ(何の音だろ?うわっ!?)ヒョイッ

幼ゼミ(やだやだやだやだ!!死にたくない!…えっ?)スッ パラパラ

幼ゼミ(もしかして助かった?いや、助けてもらった?)パラパラ パラパラ

幼ゼミ(ま、待って!顔、まだ僕は恩人の顔を見ていない!)クルッ

幼ゼミ(……うん、しっかり記憶した、僕のヒーローの顔)パラパラ

幼ゼミ(今はまだ無理だけど、いつか…いつか必ず貴方に『ありがとう』って言いに行きます……)





ゴキ娘「まだ暑さは残る秋、葉は染まり始め、何処からか蜩の悲しそう声が聞こえてくるッス……」

ゴキ娘「あのやかましいセミは……」

セミたん「イェーイ!鈴虫さんとデュエットだぜぇ!」

ゴキ娘「心無しか夏より元気ッス」


ゴキ娘「花は咲き誇り、虫は空に舞い上がる、全ての生物が渇望していた春……」

ゴキ娘「あのうるさ過ぎるセミはすでに……」

セミたん「花見だー!酒持って来ーい!」

カナブン娘「下戸が何言ってんのよ!」

クモ娘「酔っぱらいに絡まれる身にもなって下さいよ!」

ゴキ娘「周りとかなり馴染んでいた」

ゴキ娘「……まあ夏には死ぬだろう」


ゴキ娘「最近気付いたッス」

セミたん「何に?」

ゴキ娘「アンタがセミじゃないことに」

セミたん「ただ長生きなだけだよぅ」

ゴキ娘「長生きの秘訣は?」

セミたん「愛かな?」キリッ

ゴキ娘「死ねよホモ野郎」

番外編 セミファイナリスト 終

しばらく来れなくなる、乗っ取り可
残ってたらまた書く

待とういつまでも

ゴキがいた
スプレー掛けようとしたらこっちに向かって飛んできた
あの時は絶望したもんだが、なるほど白昼堂々仕掛けてきたわけか

害虫にさえ欲情する日本人かっこいい…

>>51
妄想力を爆発させろ

触角のある幼女が胸に飛び込んできたと思え!

わたしまーつーわ

待てせたお詫びに次の勝者を安価で決める、未出の虫でも既出の虫でも可、今日中に書く
>>56

サソリ
妖艶なお姉さんキャラでおねがい

>>56
サソリが家に侵入してる状況って危険過ぎるだろwwwww

昨日トイレでムカデが交尾してたよ…誰か家に助けに来て(t^t)

番外編 恐怖!真夜中の侵入者

クモ娘「大変です!一大事ですよ!!」ピョン ピョン

アシダカさん「何かあったのか?」

クモ娘「近所のペットショップからかなりヤバい奴が脱走したらしいんです!」

アシダカさん「ふむ……、まあ警戒はしておこう」

クモ娘「何でそんなに落ち着いてられるんですか!?主が心配じゃないんですか!?」

アシダカさん「わざわざ脱走した奴が民家に来ると思うか?」

クモ娘「それは……確かにそうですね…」

アシダカさん「冷静さ保てなければ守衛はできないぞ?」

クモ娘「しょ、精進します……」

午前一時

クモ娘「師匠に怒られちゃった…」テクテク

クモ娘「うん?あそこに見慣れない奴がいるな」ジッ

クモ娘「怪しいな…ちょっと接触してみるか」ピョン ピョン

クモ娘「あっーと、ちょっとスミマセン」

サソリ姐さん「あらこんばんは、どうかしましたか?」

クモ娘「つかぬことお伺いしますが何をやっているのですか?」

サソリ姐さん「散歩よ、今夜は月が綺麗だから寝るのがもったいなくって…」

サソリ姐さんきたああああああああああああああ

サソリ姐さん「逆にお聞きしますが貴方は何をしているのかしら?」

クモ娘「私はこの家の主を守る為にパトロールを…」

サソリ姐さん「まあ随分立派なことを…尊敬しちゃいますわ」

クモ娘「尊敬?……ま、まあ当たり前ですよ!クモとして生まれた宿命ですから!」フフンッ

サソリ姐さん「誰でも出来ることじゃありませんわ、主さんに対する忠誠心が無ければ出来ないことですもの」

クモ娘「そうなんですよ!案外大変だし、皆はヘタレとか言ってくるし…」

サソリ姐さん「ヘタレなんてとんでもないですわ、私から見たら貴方は立派な武士ですわ」

クモ娘「武士…?私が…ですか……?」

サソリ姐さん「きっと主さんも貴方に感謝しているんでしょうね」

クモ娘「そ、そうですよね!何だか自信が湧いてきました!」フンスッ

サソリ姐さん「私も怪しい虫を見かけたらお知らせしますわ」

クモ娘「御協力感謝します!」ビシッ




アシダカさん「こっちには怪しい奴はいなかったがそっちはどうだ?」

クモ娘「こちらにもいませんでしたっ!」

アシダカさん「そうか…、それじゃあもう警戒する必要も無いだろう、ご苦労さん」

クモ娘「お疲れ様でしたっ!」

アシダカさん「ところで何でそんなに嬉しそうなんだ?」テクテク

クモ娘「いやー、パトロール中に凄く良いひとと出会いまして……」テクテク




サソリ姐さん「ウフフッ、ここの警備も案外チョロイわね…」クスッ

ムカデ娘「何がチョロイのー?」

サソリ姐さん「!!」ビクッ

ムカデ娘「お姉ちゃんだーれ?」

サソリ姐さん「あらこんばんは」ニコッ

ムカデ娘「こんばんはっー!」ニコリッ

サソリ姐さん「お嬢ちゃんは何やってるのかしら?」

ムカデ娘「ご飯探してるの」ジュルッ

サソリ姐さん「あらあら……、私は食べられちゃうのかしら?」

ムカデ娘「お姉ちゃんは美味しくなさそうだから食べないよ」

サソリ姐さん「それはよかったわ」

ムカデ娘「アタシね、ちゃんと『いただきます』と『ごちそうさまでした』できるんだよ!」

サソリ姐さん「あらあら、お利口さんね」なでなで

ムカデ娘「へへへ、褒められた!」二コーッ




ムカデ娘「じゃーね!また遊んでねー!指切りしたからね!」

サソリ姐さん「ウフフ、お休みなさい」

午前二時

セミたん「おっ!ゴキさんじゃん!」

ゴキ娘「何だアンタッスか…」

セミたん「どうした?珍しく夜這いに行かないのか?」

ゴキ娘「なーんか体調優れないんスよね……」

セミたん「バカな…、バカが風邪をひいた……だと…?」

ゴキ娘「何があってもアンタの死体だけは食うッス、首だけになっても」

セミたん「怖っ!」

物陰

サソリ姐さん「あらあら……、一日は意識が戻らないように盛ったはずなんだけど……生命力だけは一級品みたいね」

サソリ姐さん「まあ動けないならいいですわ」クスッ

サソリ姐さん「さて、それじゃあそろそろ…」スッ




サソリ姐さん「ペットショップに来た貴方に一目惚れして早二年…、やっと辿りつけましたわ」

サソリ姐さん「それにしても貴方、随分虫に好かれる体質みたいね」クスッ

サソリ姐さん「でも、貴方はもう私の物」

サソリ姐さん「もう私と貴方の間にアクリルの壁はありませんわ」

サソリ姐さん「二年間分の愛と毒、しっかり味わってもらいますわ」



サソリ姐さん「毒牙に犯され、悶え苦しみ果てる覚悟は有りますわね?」

番外編 勝者 サソリ姐さん
番外編これにて終了

ゴキとセミのコンビがいい味出してるなwww

アクリルの壁ww

ゴキ娘「重要なことを忘れてたッス」

ゴキ娘「実は私飛べたッス、しかも結構な速度で」ぶーん

ゴキ娘「というわけで、さあ!旦那!空から女の子ッスよ!しっかり受け止めて欲しいッス!」ヒューン ポスッ

ゴキ娘「!!……遂に!遂に!旦那の胸に飛び込めたッス!!」

ゴキ娘「ハァハァ……旦那の香り、旦那の体温……」うっとり

ゴキ娘「むはー最高ッス!もう死んでもいいッス!!」

ムカデ娘「それじゃあいただきまーす♪」ガオンッ

ゴキ娘「緊急回避ッス!」バッ

ゴキ娘「またアンタッスか」

ムカデ娘「あー、今のおしかったのになー悔しいなー」

ゴキ娘「というか、何で私を狙うッスか?この家の外に出れば獲物は沢山いるはずッスよ?」

ムカデ娘「えっーとね、うーんとね、ここが楽しいからだよ」

ゴキ娘「楽しい?」

ムカデ娘「うん!みんな仲良しだもん」

ゴキブリが胸に飛び込んできたら全身の鳥肌3・くらいたってショック死しそう

ゴキ娘「仲良しッスか……(まあ確かに一緒にいると楽しいッスけど……)」

ムカデ娘「家族ってこんなかんじなのかなー」

ゴキ娘「家族ねぇ……」

ムカデ娘「隙ありっ!」ガバッ

ゴキ娘「危ね!」バッ ヒュー

ゴキ娘「あれ?何で星空が見えてるんスか?それに下から風が……」ヒューン

         ドガッ




ゴキ娘「っ……あれ?ここどこッスか?」キョロキョロ

ゴキ娘「確か私は窓から落ちて……」

ガラッ

アシダカ母「こら!休日だからっていつまで寝てるの!早く起きなさい!」

ゴキ娘「ゲッ!?年増し殺戮マシーン!?」

アシダカ母「ほほぅ……朝一からワタシに喧嘩は売るとはいい度胸じゃないか……」ニコッ




ゴキ娘「オハヨウゴザイマスデスッス」

ムカデ妹「おはよー!」

クモ姉「またお前は母さんと喧嘩したのか……」

ゴキ娘「ケンカナンテ、トンデモナイッス、ワタシタチハナカヨシオヤコッス、サッキノハ、アイアルゴウモンッス」

セミ兄「きつけっ!」ビシッ

ゴキ娘「はっ!?ここは何処?私は昆虫網ゴキブリ目?」

セミ兄「ここは地球でお前は可愛い俺の妹さっ!」

ゴキ娘「いつにも増してウザい」

お、おい、ゴキ娘?

待つよ

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