陽乃「妹って良いよね」八幡「全くです」 (148)

陽乃「何が素晴らしいって可愛いの何のって」

八幡「しかも甘えられても突き放されても御褒美なんですよね」

陽乃「そうそう!どんな態度でも許しちゃう!」
八幡「たまに機嫌悪い時の毒舌なんか幸せの絶頂ですよね」

陽乃「その後に優しくされるともうメロメロになっちゃう!」

八幡「いやぁ、妹って良いですよねぇ」

陽乃「うんうん」

雪乃「ちょっと待ちなさい」

陽乃「なーにー?お姉ちゃんに甘えたいのかな~?」

小町「いきなり二人でそんな会話で盛り上がられてどんな顔すればいいのお兄ちゃん!?」

八幡「笑えばいいと思うよ」

陽乃「ねー」

雪乃「どこまでが本気なのか分からないのがタチが悪いわね」

小町「て言うか御褒美って何!?気持ち悪いよ二人とも!」

八幡陽乃「我々の業界では御褒美です」

雪乃「小町さん、迂闊に話すと事態が悪化するみたいよ」

小町「えー…」

雪乃「相手にせずやり過ごしましょう」

八幡「こ~ま~ち~」

陽乃「ゆ~き~の~ちゃ~ん~」

雪乃小町「…」プイッ

八幡「残念だな!それも我々の業界では御褒美だ!」

陽乃「妹の一挙手一投足全部御褒美と言っても過言じゃない!」

陽乃八幡「わはははは!」

小町「どうしようこの変態達…」

雪乃「こんなのが家族なんてお互い苦労するわね…」

小町「ゆ、雪乃さん…!」

陽乃「見て見て比企谷君、妹同士友情を深め合ってるよ!」

八幡「これはもうあれですね、天使が天使を呼ぶフィーバータイムですね!」

陽乃「幸せすぎて死にそうだよ!」

八幡「今死ぬと二度と御褒美が貰えませんよ!?それで兄や姉を名乗れるんですか!?」

陽乃「雪乃ちゃんのお姉ちゃんじゃなくなるなんて嫌だよ!死ぬより辛いよ!」

雪乃「私と小町さんは今が死ぬほど辛いのだけれど」

小町「ポイント低ーい…」

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八幡「小町可愛いよ小町」

陽乃「雪乃ちゃん可愛いよ雪乃ちゃん」

小町「うわあ…」

雪乃「目眩がしてきたわ…」

八幡「俺は小町の美貌で眩いばかりだ!」

陽乃「あたしはずっと雪乃ちゃんの可愛さに目が眩んでるよ!」

雪乃「はあ…」

小町「もうやだ…」

京介「なんて変人達なんだ」
暦「まったくだな」

陽乃「雪乃ちゃんと結婚する人の面接とか考えたことある?」

八幡「当たり前ですよ、最低でも身長185センチの竹野内豊クラスのイケメンで浮気をせずに小町だけを愛し続ける年収一億円以上の男じゃないと話になりませんね」

陽乃「雪乃ちゃんの結婚相手もそのくらいは常識だよね」

八幡「妹に悪い虫が付こうもんなら鬼にも悪魔にもなる所存です」

陽乃「駆除ならあたしに言ってくれたら手配できるから安心してね♪」

八幡「心強いです雪ノ下さん」

小町「竹野内豊って年の差とか考えてよ…親子じゃん」

雪乃「落ち着いて小町さん、呆れるところはそこじゃないわ」

陽乃「あ、でもあたし的にはジェイソン・ステイサムなら雪乃ちゃんを渡せるかも」

八幡「とかいっていざ式になると血涙流すんでしょ?」

陽乃「間違いないよ」

八幡陽乃「うわあああああん!」

小町「勝手に小町達がお嫁に行った想像をして勝手に泣いてる…」

雪乃「私自身はジェイソン・ステイサムは好みではないのだけれど…」

ミスだよ、言わせんな恥ずかしい

八幡「まあ、結局妹が選んだ男なら幸せにしてやれそうなら許すんですけどね」

陽乃「だよね、静ちゃんみたいになられると可哀想だし」

雪乃「ここに来て平塚先生を責め立てるのね」

小町「先生からすればとんだ流れ弾だよ!」

八幡「先に生きると書いて先生とはよく言ったもんだ」

陽乃「静ちゃんいなかったらあたしたち竹野内豊とジェイソン・ステイサムを追い求め続けてたよね」

八幡「俺は卒業してないですけど平塚先生は一番の恩師だと思います」

雪乃「教育の代償の闇が深すぎるのだけど」

小町「そもそも一生独身とは限らないよ!?」

八幡「じゃあお前ら平塚先生がウェディングドレス着てバージンロード歩いてる姿が想像できるか?」

雪乃小町「…」

陽乃「そういうことだよ」

八幡「お前ら妹組は俺達が守る!」

雪乃「少し頼りたい気持ちになったことを許してください平塚先生」

小町「おーい雪乃さーん、戻ってきてー」

何でや!?
ゲームのエンディングで平塚先生のウェディング姿あったやろ!

陽乃「雪乃ちゃんマジ天使」

八幡「小町マジ天使」

雪乃「と、鳥肌が…」

小町「捻デレのお兄ちゃんに褒められて少し嬉しいかも」

雪乃「小町さん、お願いだから踏ん張って」

八幡「さあ小町、一緒に千葉県の兄妹の愛の深さを世界に広めよう!」

小町「お、お兄ちゃん…!」

雪乃「お願い小町さん!一人にしないで!」

陽乃「ほら、雪乃ちゃんも千葉は兄妹だけじゃなくて姉妹も素晴らしいってことを世に知らしめようよ~」

雪乃「い、嫌よ…」

八幡「待てええええい雪ノ下さん!妹が嫌がっているのに迫るとは何事か!?」

陽乃「はっ!あたしとしたことが!?」

八幡「危ない危ない、危うくお姉ちゃん失格になるところでしたね」

陽乃「ありがとう比企谷君!」

雪乃「助けられたのに感謝する気にならないわ…」

小町「すでにお兄ちゃん陽乃さんに感謝されてますもんね」

八幡「雪ノ下さん!」

陽乃「比企谷君!」

雪乃「あの二人は何で名前を呼び合っているのかしら」

小町「妹の小町達には分からないんでしょうね…」

雪乃「…」

小町「…」

八幡「小町は東京に空がないといふ」

陽乃「汚れちまつた悲しみに今日も雪乃降りかかる」

雪乃「何故高村光太郎と中原中也なのかしら…」
小町「若干名前がもじられたのは分かりました」
八幡「そんな俺達は」

陽乃八幡「人間失格!」

八幡陽乃「わはははは!」

小町「恥の多い生涯…なるほど!」

雪乃「凄く蹴りたい背中が二つあるわね」

八幡「妹と言えば?」

陽乃「天使」

雪乃「また何か始めだしたわね」

陽乃「妹と言えば?」

八幡「女神」

小町「二人の中の妹像どうなってんだろ…」

八幡「天使といえば?」
陽乃「妹」

八幡「女神といえば?

陽乃「妹」

八幡陽乃「妹に付いた悪い虫は?」

八幡陽乃「消毒だ~~~!」

雪乃「あなた達二人にこそ消毒が必要よ…」

小町「ですよねー」

陽乃「ねえねえ比企谷君」

八幡「何ですか雪ノ下さん」

陽乃「妹と掛けて何と解く?」

八幡「妹と掛けまして、はっきりしない様と解きます」

雪乃「…その心は?」

八幡「曖昧(愛妹)です」

陽乃「座布団一枚!」

小町「ゼロだよ!むしろマイナスだよ!」

八幡「では雪ノ下さんもどうぞ」

陽乃「妹と掛けまして、青空と解きます」

小町「その心は?」

陽乃「共に住んで(澄んで)ます」

八幡「座布団二枚!」

雪乃「山田君全部持って行きなさい!」

陽乃「何言ってんの雪乃ちゃん、山田君なんかいないに決まってるじゃない。変なのー」

八幡「そうだぞ雪ノ下、変なことを言うんじゃない」

小町「二人にだけは言われたくないよ!」

雪乃「さ、殺意を覚えたわ…」

八幡「雪ノ下、結婚しよう」キリッ

雪乃「…え?」

八幡「幸せにする、浮気はしない。永遠の愛を誓う、だから結婚してくれ」

雪乃「な、ななななな!?」//////////

小町「おお!?なんて大胆な!!」ワクワク

陽乃「うーん、なーんか違うなぁ」

八幡「ですよね、何が違うんですかねぇ」

雪乃小町「…?」

八幡「妹が連れてきた男がどうプロポーズしたら妹を任せられるんですかね」

陽乃「難しいねー」

雪乃小町「…」

ゴスッ!バキッ!

八幡陽乃「ありがとうございます!」

雪乃「全く、本気にしそうだったわ」プンプン

小町「さすがに今のはダメだよ二人とも!」

八幡陽乃「」チーン

陽乃「居酒屋とかでカップル割りとかあるじゃない?」

八幡「確かに、オシャレなカフェとかでも聞きますね」

陽乃「姉妹割りとか聞かないなーって」

八幡「確かにおかしいですねそれ!」

小町「それだと女子会割りとかになるんじゃ…」
八幡「待て小町、だったら兄妹割りがないのは何故だ?おかしいだろ」

陽乃「それにあたしは『姉妹割り』にこだわってるんであって女子会割りには興味ないの」

雪乃「…割に合わないからじゃないかしら」

八幡陽乃小町「…」

雪乃「な、何かしら…」

八幡陽乃小町「…」パチパチパチパチ

雪乃「やめて頂戴!無言の笑顔で私に拍手を送るのをやめて頂戴!」

八幡陽乃小町「…」ガタッパチパチパチパチ!

雪乃「スタンディングオベーションはもっと嫌!」

八幡「居酒屋とかで酔って暴れる奴とかいますよね」

陽乃「ちょくちょく聞くよね」

小町「飲んでも飲まれるなですよねー」

雪乃「つまみ出せばいいのよ」

八幡陽乃小町「…」ガタッパチパチパチパチ!

雪乃「またこのパターンなの!?」

ゆきのん可愛い

八幡「小町とデュエットしたい」

陽乃「あたしも雪乃ちゃんとデュエットしたい」
雪乃「いきなり言われても…」

小町「何歌うの?」

八幡「小町エンジェル」
雪乃「直球ね…」

陽乃「Kiss me」

小町「お前の目を見つめたまま狂うのならそれでも構わない!」

八幡「お前らは?」

雪乃「蝋人形の舘」

陽乃「雪乃ちゃんを蝋人形にしたい!」

小町「太陽は罪な奴」

八幡「小町が一番高気圧なビーナスだよ」

陽乃「じゃあさ、静ちゃんとなら?」

八幡小町雪乃「LONELY WOMAN」

八幡陽乃小町雪乃「噂のLONELY WOMAN♪」

雪乃「…」ゴクリ…

小町「…」ゴクリ…

八幡「…」ゴゴゴゴゴ!
陽乃「…」ゴゴゴゴゴ!
雪乃「ふ、二人とも何を真剣に睨み合っているの?」

小町「まさか小町達のせい?」

八幡「あ、小町」ニコッ

陽乃「あら雪乃ちゃん」ニコッ

雪乃「え?」

小町「二人とも喧嘩してるんじゃないの?」

八幡「喧嘩?雪ノ下さんと?」

陽乃「にらめっこしてただけだよ?」

小町「心配して損したよ!」

雪乃「勝敗は?」

小町「そこ気にするんですか!?」

八幡陽乃「引き分け」

雪乃「私達を見て笑い掛けたからね」

小町「もはや一生モノのバカですね」

八幡「ラーメン好きなんすよ俺」

陽乃「たまに食べると美味しいよね」

小町「お兄ちゃんはよく平塚先生と食べに行ってますよ」

雪乃「あの先生それでいいのかしら…」

陽乃「噂のLONLY WOMANは置いといて、あたしは麺類ならうどんが好きかな」

小町「小町は夏に食べるそうめんが好きです」

雪乃「私はパスタね、アルデンテなものが特に好きよ」

八幡「なんだこのそばの人気の無さ」

陽乃「こればっかりは好みの問題だからね~」

雪乃「誰もそばに居ないのは平塚先生よね」

八幡小町陽乃「…」

雪乃「しまった…」

八幡「…お前、それは言い過ぎだろ」

雪乃「え?」

小町「その毒舌はあんまりです」

雪乃「え、いや、あの」
陽乃「お姉ちゃん、雪乃ちゃんのそういうところは直して欲しいな」

雪乃「ご、ごめんなさい…」プルプル

八幡「千葉ってピーナッツしか目立たないじゃないですか」

小町「千葉愛に生きるお兄ちゃんの言葉とは思えない!」

陽乃「夢と魔法の国が浦安にあるじゃない」

八幡「千葉にあるくせに東京名乗ってる非国民はノーカンです」

雪乃「名産は確かにピーナッツが代表的ね」

小町「いやまあ、探せば良いところはいっぱいありますよ」

八幡「んなもん北海道から沖縄まで地元の良さのない所なんかないだろ」
雪乃「ふなっしー…」

八幡「雪ノ下、お前の千葉愛がどれほどのものかは知らんが、ふなっしーの場合は非公認の千葉のマスコットキャラクターだ」

陽乃「テレビで取り上げられまくってたよね」

八幡「この場合、船橋のお偉方に先見の明が無かった、ひいては俺達千葉県民にふなっしーをバックアップするに足るキャラクターだということを見抜けなかった負い目がある」

小町「やけに喋るねお兄ちゃん」

陽乃「続けて続けて」

八幡「つまり!ふなっしーは生まれは船橋市だが育ったのは己の力のみの叩き上げオブザキング!ブレイクした今になって千葉の名物扱いすることは彼を裸で放り出したくせにいざ立派になれば自慢しだしてしまうような醜い人間だと宣言することに他ならない!」

雪乃「!」

陽乃「うんうん」

八幡「俺達千葉県民に見る目が無かったのだ…許しを乞う気はない…だから、今まで通り存分に道を切り開いて欲しい!それだけだ…」

陽乃雪乃「…」パチパチパチパチ

小町「あの三人と小町の温度差は千葉とふなっしーみたいなもんなのかな…」

八幡陽乃「…」

雪乃「ふ、二人並んで座って何しているの…?」
小町「おお!?これはもしや愛が芽生えたのかも!」

雪乃「ま、まさか、そんな訳ないでしょう」オロオロ
小町「あーっとここで始まった三角関係!お兄ちゃん!選択を誤ると修羅場だよ!頑張って!」

八幡陽乃「すー…」ZZZ…

雪乃「…目を明けたまま寝ているわ…」

小町「二人揃ってアクロバティックな結末だー!」

雪乃「…」ホッ

小町「…」ニヤニヤ

雪乃「!」ビクッ

小町「…」ニヤニヤ

雪乃「…」ZZZ…

小町「いや、寝たフリなのバレバレですから、ていうか目を明けたまま寝てる二人の真似は変でしょ」

雪乃「…」ウルウル

小町「この二人はバカだから平気ですけど雪乃さんはまともなんですから落ち着いてくださいよ」
雪乃「…」コク

小町「いい子いい子」ヨシヨシ

雪乃「//////」テレテレ

八幡「♪」ゴクゴク

雪乃「またマックスコーヒーを飲んでいるのね」
八幡「お前も飲むか?」
雪乃「試しに頂くわ」ゴクゴク

雪乃「…ものすごく体に悪そうな甘さね」

八幡「それがたまらん」
雪乃「たまになら悪くないわ」ゴクゴク

八幡「だろ」ゴクゴク

八幡雪乃「♪」ゴクゴク

八幡「♪」ゴクゴク

雪乃「またマックスコーヒーを飲んでいるのね」
八幡「お前も飲むか?」
雪乃「試しに頂くわ」ゴクゴク

雪乃「…ものすごく体に悪そうな甘さね」

八幡「それがたまらん」
雪乃「たまになら悪くないわ」ゴクゴク

八幡「だろ」ゴクゴク

八幡雪乃「♪」ゴクゴク

八幡「小町、あれ(練乳)とってくれ」

小町「はい」つ練乳

八幡「あれ(コーヒー豆)どこだっけ?」

小町「棚の右にあるよ」
八幡「お、ホントだ」

陽乃「…」

雪乃「どうしたの姉さん」

陽乃「雪乃ちゃん、あれ(せんべい)ある?」

雪乃「あれじゃ分からないわ」

陽乃「じゃあ、あれ(膝枕)していい?」

雪乃「何のことを言っているの?」

陽乃「む~」

雪乃「今日は何時もより三割り増しで変よ?」

陽乃「雪乃ちゃん、あそこ(猫カフェ)行かない?」

雪乃「行くわ」キラキラ

陽乃(雪乃ちゃんのセンサーが偏って高性能過ぎる)

陽乃「駅前で外国人の集団見かけてさー」

八幡「全員黄泉送りにしたんですね?」

陽乃「しないよ!?」

雪乃「出来ないとは言わないのね」

小町「なにそれこわい」
八幡「冗談は置いといて、その外国人達をどこに売り飛ばしたんですか?」

陽乃「何であたしをそんな悪党にしたいの!?」
小町「だって、ねえ?」
雪乃「出来ないと意地でも言わないからよ」

八幡「そうですよ、雪ノ下なんかシベリアの地に何人の有機肥料を送ったか…」

雪乃「ロシア語が分からないからすぐには無理よ」

小町「ね?こんな風に出来ない理由を言ってくれないと」

陽乃「分かったら出来る方が怖くない!?」

八幡「犬が好きです」

陽乃「犬が好きです」

雪乃小町「…」

八幡「猫になりたい」

陽乃「猫になりたい」

雪乃小町「…」

八幡「遊びたい」

陽乃「遊びたい」

雪乃「なにやら違う意味に聞こえるわね」

小町「犬が好きのくだりなんてもう…」

八幡「私はシスコンです」

陽乃「私はシスコンです」

小町「あ、同じ意味だ」
雪乃「厄介な共通点よね…」

八幡「今から妹と行きたい場所ベスト3を発表したいと思います」

陽乃「わーわー」パチパチ
雪乃小町「…」

八幡「第三位、健康祈願などの御利益のある寺社仏閣」

陽乃「確かに大事だよねー」

小町「思ったよりまともだった」

雪乃「何が飛び出てくるかと身構えていたのに」
八幡「第二位、妹を幸せにしてくれるナイスガイの居る社交界」

陽乃「あたしが手配してあげるよ」

雪乃「シスコンが社交界進出って…」

小町「小町がセレブに…!?」

八幡「最後に第一位!二人で帰る家」

小町「お兄ちゃん…」

陽乃「確かに住み慣れたところが一番良いよね」
雪乃「妹離れする気は当分無さそうね」

陽乃「比企谷君比企谷君」チョイチョイ

八幡「なんすか?」

陽乃「あれ見て」

八幡「おお、小町に似合いそうなウェディングドレスですね」

陽乃「雪乃ちゃんにも似合うだろうな~」

小町「端から見ればカップルなのに…」

雪乃「…いつか着せて欲しいわね」

小町「どどどどっちの意味でですか!?」

雪乃「それは言えないわ」クスッ

小町「両方とか?」

雪乃「!」ギクッ

陽乃「ほお~~~…」ニヤリ

小町「雪乃さんもまんざらじゃ無かったんですね~」ニヤニヤ

雪乃「//////」プシュー!
八幡「何盛り上がってんだあいつら?」

八幡「何事にも優劣はけたほうが良いですよね」
陽乃「確かにそうは思うけど何に優劣をつけたいの?」

八幡「差し当たって妹の可愛さについて雪ノ下さんと一つ」

陽乃「ああダメダメ、勝負付かないよ」

八幡「なぜ?」

陽乃「あたしは小町ちゃんの姉になれないし、比企谷君は雪乃ちゃんの兄になれないじゃない?」
八幡「…俺はとんだ思い違いをしていました!」
陽乃「…まあ一つだけ手段はあるけどさ」

八幡「よし!これからもシスコンを極めるぞ!雪ノ下さん、これからもよろしくお願いします!」
陽乃「肝心な所を聞き逃しちゃってるし…」

小町「お兄ちゃんが家でこんなことしてまして…カクカクシカジカ」

雪乃「ふふ…彼らしいわね。そういえば姉さんも…カクカクシカジカ」

小町「意外な一面ですね!それで思い出しました!お兄ちゃんこの前…カクカクシカジカ」

雪乃「あらそうなの、ちゃんとするところはちゃんとするのね。似たような話で姉さんが…カクカクシカジカ」

八幡「…」

雪乃「どうしたの比企谷君、そんな顔をしかめて」

八幡「いや、小町が作ってくれた献立を昨日からいつまで思い出せるかチャレンジしてるんだよ」
雪乃「あなた、時間はもっと有意義に使うものよ?」

八幡「だったら文句ないだろ…四年前までは思い出せるんだがなぁ」

雪乃「年齢から逆算するとほとんど思い出したようなものじゃない…」

陽乃「まんじゅうこわい」

雪乃「はい」つ まんじゅう

陽乃「今度は苦いお茶がこわい」

雪乃「はい」つ お茶

陽乃「最後は雪乃ちゃんがこわい」

雪乃「あらそう、じゃあ消えるわね」スタスタ

陽乃「待って!こわくないから!こわくないからあ!」

小町「ふむふむ」

雪乃「どうしたの小町さん」

小町「ああ雪乃さん、いやね?兄が飲んでるコーヒーの糖分を調べてたんですよ」

雪乃「なぜ調べるのかしら…」

小町「あれで結構引き締まった体だから何でかなーって」

雪乃「体質かしら?」

小町「不思議なのが摂取カロリーに対して明らかに消費カロリーが少ないはずなんですよ」

雪乃「体を動かさなくても頭を働かせているからではないの?」

小町「確かにあれで切れる兄ですけど、それ以上の切れ者の陽乃さんの胸が…」

雪乃「至急解明するわよ!」

小町「アイアイサー!」

陽乃「雪乃ちゃんが甘えてくれないよ~」

八幡「あいつの柄じゃないでしょうに」

陽乃「代わりに比企谷君甘えてくれない?」

八幡「え?」

陽乃「妹がダメなら弟で誤魔化すからさ~」

八幡「小町に甘えさせると良いですよ」

陽乃「小町ちゃん的にこっちのがポイント高いらしいよ?」

八幡「なら仕方ないですね、甘えるって何すればいいんですか?」

陽乃「とりあえず膝枕!」

八幡「んじゃ失礼して」ポスッ

陽乃「…」

八幡「…」

陽乃「あれ、偶然にも耳かきが」

八幡「せっかくなんでお願いします」

陽乃「も~甘えん坊なんだから♪」カキカキ

八幡「時々携帯の予測変換って普段使わねえだろって候補がたまに出て来るよな」

雪乃「言われてみればそうね」
小町「雪乃の今言った『言われてみれば』が『磐余てみれば』に誤変換されたりとかですよね」

八幡「そうなんだよ、平塚先生とかとメールしてたら超長文のクセに誤字脱字ゼロだったりしてな」

雪乃「国語教師ですもの、そこはやはりプロよ」
八幡「でもな、『今期の成績』のつもりだったんだろうが送られてきたメールが『婚期の成績』になってたことがあってな」

小町「『婚期の成績では国語はトップクラスですが数学は最下位です』とかになるの?」

雪乃「…国語の部分は口説き文句で数学の部分は収入を指した意味に感じるわね」

八幡「それだとただの甲斐性無しの女たらしじゃねえか」

陽乃「え?違うの?」

八幡「雪ノ下さん、いたんですか」

陽乃「婚期のあたりからいたよ?」

小町「なんで今まで喋らなかったんですか?」

陽乃「あたしも高校の頃に静ちゃんが似たようなことしてたのを思い出してたの」

雪乃「弘法も筆の誤りというかなんというか…」
八幡「ホント誰かもらってやれよ…」

八幡「趣味でトライアスロンとかしている人間が分からないんですよ」

陽乃「まあそこは趣味だからさ」

八幡「泳いで自転車漕いで走るってただの苦行じゃないですか」

陽乃「体力作りにはうってつけじゃない」

八幡「泳ぐ・漕ぐ・走るのうちの一つだけなら分からんでもないですがね、三つだと体壊しそうじゃないですか」

陽乃「まあ自分の限界を超えたいのかもね」

八幡「にしてもしんどそうな競技の三つの合わせ技はちょっとね」

陽乃「三択ならあたし・雪乃ちゃん・小町ちゃんのうち誰を選ぶのかな?」

八幡「三人ともっすよ?」

陽乃「え?」

八幡「別にその三択ならしんどくないじゃないですか」ケラケラ

陽乃「…」ポカーン

八幡「何か変なこと言いました?」

陽乃「ううん、ちょっと驚いただけ」クスッ

小町「小町たちの結婚相手にうるさい二人はどんな結婚相手がいいの?」
八幡「年収一千万以上の専業主夫OKな人」

陽乃「年収一千万以上稼ぐから専業主夫してくれる人」

雪乃「!?」

八幡「つってもなかなかそんな縁ないだろうしなあ」

陽乃「出会いは運命なんてラブソングだけだよねえ」

雪乃「…」オロオロ

小町「え~…」

雪乃「こここここ小町さん!作戦会議よ!」

小町「え、ちょ、引っ張らないでくださ…あーれー!」

八幡「なんだあいつ」

陽乃「変な雪乃ちゃん」

八幡「にしても雪ノ下さんもお前を溺愛してるよな」

雪乃「あなたの小町さんへの愛情に負けず劣らずよね」

八幡「妹的には俺たちみたいなのはどうなんだ?」

雪乃「そうね、鬱陶しいこともあるし有り難いこともあるから一概にどうとは言えないわね」

八幡「そういうもんか」
雪乃「あなた達限度を知らないからどうしても勘弁して欲しいときもあるわよ」

八幡「なるほどなあ」

八幡「カマクラー」

カマクラ「なーご」ゴロゴロ

小町「珍しくお兄ちゃんにべったりだー」

陽乃「可愛い猫ちゃんだねー」

雪乃「…」ソワソワチラチラ

カマクラ「なーご」チョコン
陽乃「今度は雪乃ちゃんが懐かれたね」

雪乃「♪」ナデナデ

陽乃(雪乃ちゃんとイチャイチャしたい)ジー

八幡(俺も小町とイチャイチャしたいです)ジー

雪乃「何を見つめ合っているのかしら…」オロオロ

小町「これはあれですね、見つめ合うと素直におしゃべりできない2人のパターンですね」

雪乃「これ以上仲良くなられると…」オロオロ

小町「雪乃さんが悲しみに泣くことになりますよねえ…」

雪乃「…」プルプル

陽乃(あの二人なんか楽しそうで羨ましいよね)ジー
八幡(最近あの二人眺めてるだけで楽しいんすよ)ジー

陽乃(あたしも)ジー

小町「どちらをどう応援するべきなんだろう…」

八幡「その昔、かの有名な第六天魔王織田信長は大層なシスコンだったそうで」

陽乃「ほうほう」

八幡「ともすればシスコンとは今の世でも天下統一に最も近い存在と言っても過言じゃないかもしれません」

陽乃「なるほどー、そんじゃあたしと比企谷君で天下布武かじっちゃう?」

八幡「じゃあ、笑い声からキメますか」

八幡陽乃「ふははははははははは!」

雪乃「いきなり山賊みたいな笑い方をしだしてなんなのかしら」

小町「山賊というか悪の一味みたいですよね」

陽乃「妹戦隊!」

八幡「シスコンジャー!」

陽乃「真っ赤なカラーはハートの証!陽乃レッド!」シャキーン!

八幡「クールに愛でるぜ妹を!八幡ブルー」シャキーン!

陽乃「二人揃って!」

八幡「シスコンジャー!」ドーン!

雪乃「私は赤面ものよ!」

小町「小町はブルーだよ!」

八幡「四人揃って!」

小町「揃ってないから!」

陽乃「妹がチャラそうな男に絡まれました、さてどうする?1、地獄を見せる2、地獄に連れて行く3、地獄の永住権を与える。さあどれ?」

小町「地獄しかない!?」

八幡「1番2番3番と4番の地獄巡りをさせると5番の地獄に落とすと9番の地獄でさらに地獄を味合わせるで」フシュルルルル
雪乃「選択肢が増えているし何よりあなたが地獄の鬼のような形相になっているわよ!?」

八幡「妹を守るためにコンクリートを粉砕できるようになりました!」土管グシャー

陽乃「私は妹を守るために鉄板に穴を開けられるようになりました!」鉄板ボーン

八幡「妹がいる皆さん!」土管グシャー

陽乃「共に戦いましょう!」鉄板ボーン

小町「何と戦うの!?」
雪乃「行かず後家まっしぐらね…」

陽乃「いもうとスイッチ『い』」

八幡「いつも見守りたい」

陽乃「いもうとスイッチ『も』」

八幡「もうこんなに大きくなって…」

陽乃「いもうとスイッチ『う』」

八幡「うれしいありがとうの一言」

陽乃「いもうとスイッチ『と』」

八幡「とても毎日充実しております」

雪乃小町「…」/////

八幡「『いもうと』であいうえお作文を作ってください」

陽乃「『い』っしょに育った間柄

『も』う一緒にお風呂に入ってくれないけれど

『う』まれた絆は廃れない

『と』ても素敵な間柄」

八幡「…」パチパチパチパチ
雪乃小町「…」/////

八幡「は!か!た!の!」

陽乃「塩!」

八幡陽乃「実はメキシコ産!」

八幡「おすぎです!」

陽乃「ピーコです!」

八幡陽乃「オカマでも姉妹と呼んで!」

八幡陽乃「わはははははは!」

小町「なんなのあのコンビネーション…」

雪乃「一種の病気じゃないかしら…」

陽乃「妹と昼下がりに紅茶を飲む、姉冥利に尽きるよ」ズズー

雪乃「大げさよ」

陽乃「いいの、あたし重度のシスコンだし」

雪乃「開き直ったわね」クスクス

陽乃「まあね」クスクス

雪乃「ふふふ…」ニコニコ

陽乃「えへへー」ニマニマ

八幡「ちょっと前に角界で八百長やらで大問題になりましたよね」

陽乃「覚えてるよー、あったねそんなこと」

小町「相撲みたいなお堅そうなスポーツであんなことあるのかって驚きましたよ」

雪乃「そのせいで角界自体が土俵際になったのよね」

八幡陽乃小町「…」ガタッパチパチパチ!

雪乃「わ、忘れた頃にまた…!」

八幡「なあ小町、プリン好きか?」

小町「好きだよ?す ご く」

八幡「なくなると怒るか?」

小町「怒るね、と て も」

八幡「走るの早いか?」
小町「早いよ?め ち ゃ く ち ゃ」

陽乃「それで小町ちゃんに死ぬほど追いかけられたと」

八幡「はあはあ…殺られるかと思いました」ゼエゼエ

陽乃「あたしもさっき間違って雪乃ちゃんのスコーン食べちゃってさー」ケラケラ

雪乃「あらそうなの」ニコニコ

小町「お兄ちゃんみっけ」ニコニコ

陽乃八幡「」

ゴシャッ!メキッ!

陽乃八幡「ありがとうございます!」

小町「プリン1ヶ月分ね」

雪乃「オランダ屋の菓子折りを1ヶ月分お願いね」

八幡陽乃「イエスマム!」ビシッ

陽乃「くー」zzzz

小町「あれ、陽乃さん寝てる」

雪乃「たまに昼寝しているわ」

八幡「寝てても近づいたらやられ」ドゴオ!

陽乃「ムニャムニャ」zzzz

雪乃「眠れる獅子を起こす必要はないわ、離れましょう」

小町「陽乃さん怖っ!お兄ちゃん大丈夫?」

八幡「」チーン

八幡「こないだはえらい目に逢った」

陽乃「ごめんね?」

八幡「小町に喰らわさなかったんでいいっすよ」
陽乃「雪乃ちゃんに当ててたら?」

八幡「雪ノ下さんが当てるわけ無いから聞く意味ないでしょ」

陽乃「たしかに」クスクス

陽乃「おもしろい番組ないなぁ」ピッピッ

八幡「なんか大体おなじですよね」

陽乃「ね、見てて楽しい番組がないというか」

八幡「ドラマもたかが知れてますしねえ」

陽乃「妹特番とかなら絶対見るんだけど」

八幡「世の中妹に目を向けなさすぎるんですよ」
陽乃「ホントにねえ」

八幡「あれ?」ガサガサ

小町「どしたの?」

八幡「いや、買い置きの一本満足バーがなくてな」

小町「あれ、お兄ちゃんのだったの?お父さんかと」

八幡「なんだ小町が食ったのか、十本くらいあったんだけど」

小町「ちょくちょく食べてたらなくなっちゃって」

八幡「まとめて食わなけりゃいいや、マッ缶も切らしてたしついでに買ってくるわ」スタスタ

小町「自分のおやつ食べられても怒らないんだ…ポイント高いよ♪お詫びにプリン一ヶ月は取消だね」

八幡「なんで小町がプリン一ヶ月の刑を取り消したのかわからないんすよ」

陽乃「プリン一ヶ月は飽きるからじゃないの?」
八幡「なるほど、つまりお兄ちゃんのセンスに任せるから小町を満足させてみろってことですね」
陽乃「あたしは何種類もある菓子折りのローテーションだから楽だけど難易度上げてきたねー」

八幡「お兄ちゃん甲斐があるじゃねえか、こりゃ頭使わねえと!」ダダダダ

陽乃「行っちゃった、明日はどの菓子折りが良いかな~」

小町「最近ことあるごとにお兄ちゃんがシュークリームやらなんやら買ってきまして」

雪乃「プリン一ヶ月の代わりかしら?」

小町「プリン一ヶ月は小町がお兄ちゃんの買い置きを食べちゃったから取り消したんですよね」

雪乃「甘味に目覚めて…いたわよね」

小町「その割りに自分はマッ缶とたまにクッキー食べたりする程度なんですよ」

雪乃「過保護ね」

小町「過保護ですかね」

陽乃「比企谷君、どうしたのパティシエの格好なんかして」

八幡「買って渡すより作った方が量やらなんやら都合がいいんすよ」シャカシャカ

陽乃「…お姉ちゃんとお兄ちゃん、本気出す?」ニヤリ

八幡「妹の舌をうならせましょう」キリッ

八幡「こ、小町と付き合うだなんてそんな」////
陽乃「ゆ、雪乃ちゃんと付き合うだなんてそんな」////

小町「…すごい」

八幡「腕によりをかけた自信作だ」

雪乃「この量を食べるの…?」

陽乃「雪乃ちゃんの分もあるよー」

八幡「スイーツ食べ放題だな」

陽乃「ほらほら食べてよー」

小町雪乃「いただきます」

八幡陽乃「お味はいかがですか?」

小町「おいしい!」

雪乃「何故ここまで凝ったものを…」

八幡「プリンの代わりだけど」

陽乃「菓子折りの代わりだよ?」

小町雪乃「え?」

陽乃「なーんだ、ただのすれ違いだったのかあ」
八幡「てっきり小町が俺を試してるのかと」

小町「プリンの代わりにしてもあれはおかしいでしょ…」

雪乃「姉さんも比企谷君も頭の回るバカだわ…」
八幡「まあいいや、せっかく作ったし食ってくれよ」

小町「この量は無理だからお兄ちゃんも食べてよ」

八幡「お、いいのか?」
雪乃「姉さん、なにをしているの?全員で食べないと無理よ」

陽乃「はいはい、お茶淹れてくるから待ってね」

八幡「あ~腹一杯」

雪乃「美味しかったのは美味しかったのだけれど、量がすさまじかったわ」

陽乃「いや~、比企谷君の腕前も大したものだね~」

小町「お兄ちゃんにそんな才能が…」

八幡「凝り性なんすかね」

陽乃「あたしも比企谷君も元から妹の凝り性じゃない」ケラケラ

八幡「違いないっすね」ケラケラ

雪乃「もはや先天性を疑うわね」

小町「妹めがけて凝り性使う人初めて見たよ!」

小町「雪乃さん来るってー」

八幡「おーそうか、茶菓子は冷蔵庫に作り置きあるから出してやれよー」ピコピコ

小町「はーい」

八幡「…」ピコピコ

小町「あ、なんか陽乃さんも付いて来るって」

八幡「マジかよ…」

小町「なんで嫌そうなの!?」

八幡「雪ノ下と小町の分で作り置き切らすんだよ。しゃあない作るか、作り置きは俺が食うから新しいやつ出してやれよ」シャカシャカ

小町「あの一件からお菓子作りに余念がない…」
八幡「…」シャカシャカシャカシャカ

陽乃「おー比企谷君の力作だー」

雪乃「プロ顔負けね」

小町「作るのも早いしすごいですよね」

八幡「褒めても何も出ないぞ」つ紅茶

陽乃「いやいや、これは素直にすごいよ」

八幡「やめてくださいよ」つ追加のお菓子

雪乃「そうよ、自信を持たないと却って嫌味よ?」

八幡「言い過ぎだろ」つお土産用に用意したお菓子

小町「いやいや、お店出せるよこれ」

八幡「さすがに照れるわ」つ和菓子

陽乃雪乃小町(チョロい…というか和菓子まで!?)

八幡「住みやすい街ランキング一位の千葉だけど、オシャレ感は神奈川に及ばない気がしますよね」

小町「まー確かに」

陽乃「やっぱ横浜ブランドかな?」

雪乃「関西の神戸関東の横浜と聞いたことがあるわね」

八幡「となるとだ、関西最大の都市は大阪だよな?関東は当然東京な訳だしな。…住みやすい街は関西に絞るとどこなんだ?」

陽乃「なんかそれも神戸って聞いたような…」

八幡「ぐはっ!…つ、つまり千葉の様に住みやすく、横浜の様にオシャレってことなのか!?」

小町「なにそれすごい」
雪乃「確かに両立は難しいわよね」

陽乃「行ってみたいねー」
八幡「千葉の繁栄のためにも見ておきたいですね」

小町「小町は普通に観光したい」

雪乃「比企谷君は結局千葉愛に戻るのね…」

八幡「日本の素敵な都道府県」

陽乃「わーなつかしー」
八幡「千葉」

陽乃「ふむふむ」

八幡「千葉」

小町「ん?」

八幡「千葉」

雪乃「こんなだったかしら?」

八幡「千葉」

陽乃「いつも心に」

八幡「千葉!千葉!千葉!」

雪乃「ダメだわ、千葉しか眼中にないわ」

小町「千葉愛も病気レベル!?」

陽乃「風邪ひいちゃった」ゴホゴホ

八幡「移しにきたんすか、帰って下さい」

陽乃「雪乃ちゃんに移したくないし」ゴホゴホ

八幡「小町に移ったらどうするんですか」

陽乃「だから小町ちゃんは雪乃ちゃんといるよ?」ゴホゴホ

八幡「ならいいです、何か飲みます?生姜湯?」
陽乃「お願い」ゴホゴホ

八幡「お粥も生姜湯のあと作るんで」

陽乃「ありがと」ゴホゴホ
八幡「移ったら俺の看病頼みますよ」グツグツ

陽乃「もちろん」ゴホゴホ

八幡「頭いてえ」ゴホゴホ
陽乃「はい生姜湯」

八幡「うす」ゴホゴホ

陽乃「はいお粥」

八幡「ども」ゴホゴホ

陽乃「んー、熱高いね」
八幡「頭がぼーっとします」

陽乃「とりあえず寝ときなさい」

八幡「あざっす」ゴホゴホ
陽乃「おやすみ」

マンハッタンを検索するつもりがマンハッテンで検索してテンションが下がった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月10日 (金) 00:14:21   ID: q8At6hDt

いつもブラコンな二人が急にそっけなくなったらっていう展開を期待

2 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 07:45:07   ID: FPR3fdM1

はるのんの正妻感

3 :  SS好きの774さん   2015年04月21日 (火) 23:12:12   ID: jNubQLaK

というか、
八幡と陽乃はやくくっつけよ!!

4 :  SS好きの774さん   2015年05月09日 (土) 02:34:30   ID: Ch0VtMmi

Pixivの不知火提督のネタをパクってる

5 :  SS好きの774さん   2015年06月14日 (日) 06:25:00   ID: XQmZ6E7J

マジでパクリだった

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