夕立「提督さん、褒めて褒めてぇーっ!」 (61)

夕立「ぽいぽーい!」ダキ

提督「はは、今回の出撃も大活躍だったな!」

夕立「夕立、提督さんのためならもっと頑張っちゃうっぽい!」

提督「それは嬉しいな! よしよし、良い子だ」ナデナデ

夕立「わふわふ!」

提督「夕立は本当に良い子で可愛いなぁ!」ナデナデ

夕立「えへへ!」



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夕立「提督さん、あーん」スッ

提督「あむ」パク

夕立「夕立が作ったお料理、美味しいっぽい?」

提督「すごく美味しいよ! 夕立は家庭的なんだな」

夕立「一生懸命練習したっぽい!」

提督「これからどんどん腕が上がっていきそうだな」

提督「期待しているぞ?」

夕立「ぽい!」

提督「さて、飯も食べたし仕事を始めるか」

夕立「ぽい!」

提督「じゃあ、夕立は今年度の備品調達書一式のサインを頼むよ」

夕立「任せてっぽい!」

提督「俺は今度の海域の作戦でも考えるか」

夕立「こっちが終わったら手伝うっぽい!」

提督「すまないな、頼むよ」

夕立「終わったっぽい!」

提督「いつも仕事が早くて助かるよ」

夕立「じゃあ、夕立も一緒に手伝うっぽい!」

提督「ありがとうな」

提督「でも、もうお昼近いからさ」チラ

夕立「あ」

提督「また午後から頼むよ」

夕立「わかったっぽい」

提督「じゃあ昼飯でも食いに行くか」

夕立「あ、提督さん」

提督「ん?」

夕立「夕立、ちょっとやることがあって、今日は一緒に食べられないっぽい」

提督「そ、そうか・・・」シュン

夕立「そんなに落ち込むことはないっぽい!」

夕立「夕食のときは大丈夫っぽいから、ね?」

提督「あぁ、わかったよ」


『廊下』





ザァァーーーーーーーーー・・・・・・





提督「今日は雨か」

提督「明日まで止みそうにないな」

提督「これじゃあ、外にも出られない」

提督「時間が空いたら、夕立と散歩に行きたかったなぁ・・・」





時雨「提督」





提督「ん? おぉ、時雨じゃないか」

提督「お前も今から昼飯か?」

時雨「うん、そうだよ」

提督「時雨は他の娘達と食べる約束はしているのか?」

時雨「ううん、別にしていないけど」

時雨「どうしてそんなことを聞くんだい?」

提督「いやな、ちょっと夕立が今日は一緒に食べるのが無理そうでな」

提督「恥ずかしいけど、1人で食べるのはちょっと寂しくてな・・・」

時雨「じゃあ、僕と一緒に食べようよ」

提督「良いのか?」

時雨「大歓迎だよ、さぁ行こう?」

提督「やった!」


『食堂』


提督「新しくできたこのメニュー、すごい美味しいな!」パクパク

時雨「海鮮あんかけチャーハンだっけ? 確かに美味しそうだね」

提督「時雨の広東風鶏肉とカシューナッツ炒め定食も美味しそうだな」

時雨「僕も少しそっちの料理が食べたい・・・」

時雨「ねぇ、提督」

時雨「僕のも少しあげるから、提督のも少しくれるかな?」

提督「あぁ、良いぞ、ちょっと今取り皿に分けるから」スッ

時雨「あ、待って」

時雨「食べさせっこしない?」

提督「え?」

時雨「はい、あーん」スッ

提督「あ、あむ」パク

時雨「どうかな?」

提督「お、美味しいな! (な、なんかカップルみたいだな///)」モグモグ

時雨「ふふ」ニコ

時雨「じゃあ、次は提督が僕に食べさせてね?」

提督「よ、よし、じゃあその・・・あーん」スッ

時雨「あむ」パク

時雨「」モグモグ

時雨「すごく美味しいよ」ニコ

提督「そ、そうか、はは」

提督「(今気づいたけど、これって間接キス・・・///)」

提督「(おっと! いかんいかん! 俺はロリコンじゃないぞ!)」

提督「(でも、時雨も夕立と似て美人さんだよなぁ・・・)」ジー

時雨「どうしたの? そんなに僕を見つめて」

時雨「僕に興味があるの?」

提督「えっ!? あぁ、いやぁなんでもないよ!」

時雨「ふふ・・・」






ザァァーーーーーーーーー・・・・・・





提督「雨、さっきよりも強くなってきたな」

時雨「うん、風もすごいね」

提督「時雨はどんな雨の日でも好きなのか?」

時雨「今日のはちょっと怖い感じがするかな?」

提督「そうだよな・・・」

提督「それにしても、夕立は何をしているんだ?」

提督「まだお昼も食べていないみたいだし、大丈夫かな?」

時雨「あまり詮索をしてはいけないよ、女の子には秘密がいっぱいあるんだ」

提督「秘密、ねぇ・・・」

時雨「まぁ、午後の仕事の時間までには戻ってくるさ」

提督「そうだな」

提督「じゃあ、俺は先に執務室に戻っているよ」スッ

提督「お昼、楽しかったぞ、時雨」

提督「また今度一緒に食べような? ありがとう」

時雨「うん、僕も楽しかったよ、提督」

時雨「じゃあ、またね」ニコ


『執務室』


提督「」ガチャ

提督「ん? 夕立じゃないか」

夕立「提督さん」

提督「お昼はどうしたんだ?」

夕立「え? あぁ、それは大丈夫っぽい」

提督「本当に大丈夫か? なんか食べていないようだけど」

提督「どこか具合悪いのか?」

夕立「そんなことはないっぽい」

提督「そうか・・・無理はするなよ?」

夕立「ぽい!」

提督「それで、用事は済んだのか?」

夕立「ぽい!」

夕立「ちょっと熱中し過ぎちゃったっぽい!」

提督「そうかそうか、まぁ大丈夫そうだな?」

提督「よし、じゃあ午後も頑張るか!」

夕立「ぽい!」

提督「(はぁー・・・それにしても今日の時雨、すごく綺麗だったな・・・)」

提督「(時雨ってあんなに綺麗な娘だったっけ?)」

提督「(いつも静かなのに、今日はあんなこと提案するなんて・・・)」

提督「(時雨のことが頭から離れない・・・)」

提督「(っと! 俺は変態か!)」

提督「(あぁ、でも夕立も綺麗なんだよなー・・・)」

提督「(改ニにしてから、髪の先端付近の色が変わって)」

提督「(目の色も紅くなって)」

提督「(身長も少し伸びたかな?)」

提督「(あ、あと胸も・・・)」

提督「(本当に大人びたよな、夕立)」





夕立「提督さん」





提督「わっ!?」ビク

夕立「提督さん、何をボーッとしているっぽい?」

提督「す、すまん、ちょっと考え事をな・・・」

夕立「ふーん・・・そう」

夕立「どうせエッチなことでも考えていたっぽい?」ニヤニヤ

提督「そ、そんなことはないぞ!」

夕立「へへ・・・」

夕立「余計なことを考えていると、時間はどんどん過ぎちゃうっぽい」

夕立「早く仕事を終わらせて、時間を有効に使うっぽい!」

提督「そ、そうだな」

夕立「夕立は提督さんと一緒に過ごす時間を、少しでも増やしたいから」

夕立「手際良くお仕事できるように頑張っているっぽい!」

提督「嬉しいなぁ」

夕立「さ、お茶でも飲んで頑張るっぽい!」コト

提督「そうだな、ありがとう」ズズ

夕立「・・・・・・」

夕立「」ニコ

提督「よし! なんとか良いところまで終わった」

提督「夕立はお風呂に入ってきなさい」

夕立「わかったっぽい! 提督さん、無理はしないでね?」

提督「おぅ、大丈夫だよ」

提督「んぐぐ!」ゴキゴキ

提督「背骨鳴らすのって気持ち良いなぁ」

夕立「今日の夕食は時雨と一緒に作ったっぽい!」

時雨「頑張って作ったよ」

提督「おぉ! これは美味そうな肉じゃがだな!」

提督「それにしても、2人は本当に仲が良いんだな」

夕立「当たり前っぽい! 時雨は大切な姉妹っぽい!」

時雨「姉妹の中では、夕立と一番の仲良しかな?」

提督「そうかそうか、良いことだ」

提督「あぁ・・・この味、どこか懐かしい・・・」

提督「それでいて落ち着く、優しい味だ・・・」

提督「本当に美味しいよ、この肉じゃが」

提督「ありがとうな、また作ってくれ」

夕立「えへへ!」

時雨「ふふ・・・」

提督「あぁ、そう言えb」ズキ

提督「うぐっ!?」

夕立時雨「!」

夕立「だ、大丈夫っぽい?」

時雨「提督、どうしたの・・・?」

提督「だ、大丈夫だ、ちょっと頭痛がしただけだ」

提督「(なんだ? 今の頭痛は・・・?)」

提督「(それに、何故か脳裏に断片的な何かが過ったような・・・?)」

提督「(過去の・・・記憶・・・?)」

提督「(ま、まさかな・・・ちょっと疲れているだけだ)」

提督「(でも・・・俺は何かを・・・)」

提督「(何かを忘れている気がする・・・)」





夕立「・・・・・・」

時雨「・・・・・・」




提督「ちょっと今日は早く休むよ」

夕立「そう」

時雨「うん」

提督「風呂に入って、ちょっとしたら寝るか」

提督「2人とも体調は崩すなよ? って、俺が言えたことじゃないな」ハハッ

夕立「・・・・・・」

時雨「・・・・・・」

提督「(・・・?)」


『大浴場』


提督「ふぅー・・・」チャプ

提督「・・・・・・」

提督「いつもはみんながここを使っているのか」

提督「今は俺だけ」

提督「1人だけ」

提督「広いなぁー・・・」

提督「・・・・・・」

提督「(さっきから頭の中がもやもやする)」

提督「(なんだ? 俺は何かを忘れている・・・)」

提督「んー・・・」

提督「?」

提督「これは・・・ケッコン指輪・・・?」

提督「???」

提督「ん?」

提督「(あれ? 俺、なんで今疑問に思ったんだ?)」

提督「(俺は夕立とケッコンして、秘書艦にして・・・)」

提督「ん? ん・・・?」

提督「???」

提督「な、なんd」ズキッ

提督「うぐぅっ!?」ザバァ

提督「・・・・・・」

提督「・・・・・・」

提督「・・・・・・・・・」

提督「・・・違う」

提督「俺は夕立とケッコンなんかしていない・・・」

提督「そもそも、誰ともケッコンなんかしていない・・・」

提督「俺の秘書艦は春雨ちゃんだ・・・」

提督「どうなっているんだ? どうしてこんな・・・」

提督「夕立・・・・・・」

提督「・・・・・・」

提督「確かめなくては・・・」ザバ

提督「(俺は頭がおかしくなったのか?)」

提督「(どうして今まで気がつかなかったんだ・・・)」

提督「!」

提督「は、春雨ちゃんは大丈夫なんだろうか!?」

提督「とりあえず執務室に!」

提督「(念のために拳銃を取っていこう!)」


『執務室』


提督「ない・・・ない・・・!」

提督「おかしい・・・確かにここに仕舞ったはずなのに!」





夕立「提督さん」





提督「ひっ!?」ビク

夕立「そこで」

夕立「何をしているっぽい?」ニコ

提督「ゆ、夕立! 話がある!」

夕立「ぽい?」

提督「俺はお前とケッコンカッコカリした覚えはないぞ!」

提督「どうして俺とお前の指に指輪がはまっているんだ!」

提督「一体どうなっているんだ! 俺はおかしくなったのか!?」

提督「それともお前が騙しているのか!? お前は偽物なのか!?」

夕立「・・・・・・」

提督「春雨ちゃんはどうした!」

提督「夕立! 上官命令だ! 一体俺に何をした!?」ガシッ

提督「答えろ! 答えてくれ!」

夕立「・・・・・・」










夕立「」ニタァ

提督「」ビク





夕立「へへ・・・へへへへへ・・・・・・」





夕立「あはははははははははははははははははははははははははははははははは」

提督「ひっ!?」ビクビク

夕立「あーあ」

夕立「提督さん、気づいちゃったぽい?」

提督「な、何を・・・」ガタガタ

夕立「勘の鋭い提督さんは大っ嫌いっぽい」

夕立「ま、今回は夕立も悪かったっぽい」

夕立「今度からは徹底してしないと・・・」

提督「は? は・・・?」

夕立「提督さん、春雨は無事だから安心するっぽい」

提督「春雨ちゃんはどこにいるんだ!」

夕立「それは言えないっぽい」

提督「舐めたことを・・・!」

夕立「あ、それと提督さん」

夕立「探し物はこれっぽい?」スッ

提督「あ!」

夕立「こんなもの持ち出して、どうする気だったっぽい?」ニヤニヤ

夕立「怖い怖い、こんなもの、提督さんには不要っぽい」

夕立「ふんっ!」グシャ  バキバキ  ジャリジャリ

夕立「へへへへへへ・・・・・・」パラパラ

提督「ひぃっ!?」ビクッ

夕立「さてと、提督さん」

夕立「こっちを見るっぽい」ニコ

提督「な、何を・・・!?」

夕立「」ギロ

提督「うぐっ!? (か、体が動かない・・・!)」

夕立「」ニタァ

提督「(クソッ! め、目が離せない・・・!)」

提督「(ど、どうなるんだ!? 助けてくれぇ!)」

夕立「・・・・・・」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ

提督「!? (な、なんだ!?)」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ

提督「(夕立は何をして・・・?)」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ





提督「があぁぁぁっ!?」




提督「(あ、頭がぁぁぁぁぁっ!?)」

提督「(頭の中が掻き回されるぅぅぅぅぅ!!)」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ

提督「(ぐがぁぁぁぁぁ!! 止めてくれぇぇぇぇぇ!!)」

提督「(ぐがぁぁぁぁぁっ!?)」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ

提督「(あが・・・がはっ・・・あぇぇ・・・・・・)」

夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ





提督「(ぁ・・・・・・)」





夕立「 ぽ い ぽ い ぽ ~ い 」ク ネ ク ネ















提督「」





夕立「へへ・・・・・・」




夕立「よしよし」ナデナデ

提督「夕立ハ今日モ可愛イナァ」

時雨「今回はちょっと危なかったね」

時雨「まさか気づいてしまうなんて」

夕立「そうね、今度からは定期的にしないと」

提督「今日モ良イ1日ニナリソウダ!」

夕立「提督さん、ぽいぽいぽ~い」クネクネ

提督「アァ~・・・」グニャグニャ

時雨「ダメだよそんなにしちゃ、提督が壊れちゃうよ」

夕立「ぽい!」

提督「エヘ、エヘヘヘヘ」

春雨「姉さん達、私にも司令官を可愛がらせて」

夕立「ぽい!」

春雨「よしよし、司令官、愛していますよ?」ナデナデ

提督「ワーイ!」

春雨「ゴメンなさい、やっぱり私達姉妹はみんな仲良しですから」

春雨「幸せも、みんなで感じてほしいんです」

春雨「私は姉さん達も司令官も好きですから」

提督「ア~イ」

夕立「ぽいぽい!」

時雨「良いことを言うね、春雨」

春雨「こんな私を愛してくれて、本当にありがとうございます、司令官」

春雨「白露姉さんと村雨姉さんは反対しましたが、もう大丈夫ですから」

春雨「」チラ

白露「」ビクビク

村雨「」ガクガク

春雨「ふふ・・・」ニヤ

春雨「これからは、みんなで司令官を愛してあげます」

春雨「一緒に楽しく過ごして、幸せになりましょう?」

提督「ウン!」

春雨「うふふ・・・」

時雨「ふふ・・・」

夕立「えへへ・・・」

白露「」ガタガタ

村雨「(だ、誰か助けて・・・!)」

夕立「・・・・・・」










夕立「ぽいぽいぽ~い」クネクネ

白露「ぁ・・・・・・」

村雨「ぅぁ・・・・・・」





『Happy End 最狂の駆逐艦達  終わり』


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月06日 (月) 02:52:24   ID: ANk3rj5f

あかん、やられる(確信)

2 :  SS好きの774さん   2015年04月09日 (木) 20:12:58   ID: uBMr47Mo

ぽいぽいぽーい、で草生えるわ

3 :  SS好きの774さん   2015年04月10日 (金) 08:14:19   ID: T9phWjDS

ぽい ぽい ぽーい

4 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 04:17:31   ID: ZYjwVK2b

五月雨と涼風は何処に……

5 :  SS好きの774さん   2017年04月04日 (火) 13:36:42   ID: GWt2BOjS

タイトルから想像つかない結末だった(褒め)

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