モバP「どうしよう……完全に暇だ」 (86)

P「デスクワークも終了、営業するまでもなく仕事が舞い込む」

P「アイドルはみなレッスンお仕事etc……」

P「完全に暇だ……」

P「仕事する前の俺って何をやっていたっけ……」

ガチャッ

飛鳥「おはよう、ん?」

飛鳥「珍しい、キミだけか」

飛鳥「大抵、賑わいが止まない事務所に、キミが独り……」

飛鳥「ま、いいさ。コーヒー飲むかい?淹れてくるよ」

P「頼んだ」

P「……よし」

P「今日は飛鳥の乳首を触ろう」

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P「しかし、いきなり触らせてくれと頼んでも」

P「通報されて刑務所入ってようやく出所して心を綺麗にするだけだ」

P「段階を践もうか」

P「どのくらい好かれているか確かめてみないとだな」

飛鳥「おまたせ」

飛鳥「角砂糖は一つしか入れていないよ」

P「ありがとう、ちょうどいいよ」

飛鳥「いつものことだからね」

P「飛鳥はブラックか?」

飛鳥「イグザクトリィ、その通りさ」

P「そうか、猛烈にブラックが飲みたくなったから交換してくれないか」

飛鳥「心変わりかい?いいよ」

飛鳥「……」ゴクッ

P「そういえば、飛鳥」

P「俺のこと好きか?」

飛鳥「ブホォッ!?」

飛鳥「げほっ、げほっ」

P「だ、だいじょうぶか?」

飛鳥「けほっ……いったい急に何を言い出すんだい……」

P「気になってしまったんだ」

飛鳥「普通そういうのは態度や雰囲気から察するものだろう?」

P「ふむ、確かにそうだな」

飛鳥「まったく……」ゴクッ

P「ということは……」

P「飛鳥、俺のこと好きだろ?」

飛鳥「ごふっ!?」

P「大丈夫か!?」

飛鳥「けほっけほっ……ボクをからかわないでくれないか……」

P「すまん」

飛鳥「一体何を根拠にそんなことを言ったんだい……?」

P「根拠か?そうだな」

P「飛鳥が俺にコーヒーを淹れるときは必ず「ふふっ、隠し味というものさ」って言いながら飲み口にキスしてることとか」

飛鳥「」

P「俺の上着を羽織りながら「キミのココロとボクのココロが、間接的に重なる気がする」って言ってたこととか」

飛鳥「」

P「挙げ句の果てにはそのままパン「待って、待ってくれないか」

飛鳥「悪かった、ボクが悪かったよ」

飛鳥「それで、ボクの好意を聞いて、キミはどうする気だい?」

P「あぁ、それはちく……」

飛鳥「ちく?」

P「飛鳥と交流を深めようと思ってな!」

飛鳥「ふ、ふーん」

P「しかし……飛鳥が全力で否定してくるということは、まだ好感度がイマイチということだな……」

P「よし!デートしよう!」



その日、三度目の水しぶき―といってもコーヒーだが―があがった。

P「ほら、助手席乗って」

飛鳥「事務所を空けてしまっていいのかい?」

P「仕事はとっくに終わっているからな」

P「ちひろもいるし」

飛鳥「それなら大丈夫そうだね」

バタン

P「さ、出発だ」

プッピー(屁ではなく車のクラクションである)

P「とはいえ」

P「デートとはどこに行けばいいんだろうか」

飛鳥「キミの無計画さに開いた口が塞がらないよ」

P「ショッピングモォールに行こうか」

飛鳥「無難だね、無計画なキミの事だから、突拍子も無いところに誘われるかと思ったよ」

P「なら、人気の無い山道とかにするか」

飛鳥「捉え方によっては、ハラスメントと勘違いしそうだね」

P「しりとりしようか」

飛鳥「……キミは本当に突拍子も無いね」

「着いたぞ」

「ぐ……もう「ル」から始まる言葉は存在しないんじゃないかな」

先程まで俺と言葉遊びをしていた飛鳥は、ぶつぶつと文句を垂れながらドアを開け、車から降りる。

「ルーズリーフとかでいいんじゃないか?」

「あ……」

「ふふん、俺の勝ちだな」

「帰り道でキミを屈伏させるさ」

悔しいのか、ぷいと顔を逸らし、捨て台詞を吐く飛鳥は。
年相応の少女だと思った。

「さて、洋服でも見ようか」

…………
……

飛鳥「P、青と黒、どっちの色がいいだろうか」

飛鳥「二色で迷って、客観的な意見を尊重しようかと思ってね」

P「うむ……俺は黒の方が好きだな」

P「青も似合うだろうが、黒の方がもっとな」

飛鳥「そうかい、それじゃあ買ってくるよ」

…………
……

P「お腹は空いたか?」

飛鳥「そういえばここにはフードコートがあったね」

飛鳥「昼食にしようか、キミもお腹が空いたようだし」

P「おう」

…………
……
飛鳥「……たこ焼きで足りるのかい?」

P「オムライス……だいぶお腹が空いてたんだな」

P「……オムライス、一口くれないか?」

飛鳥「見てたら食べたくなった、隣の芝はなんとやらってことかい?」

P「ちょっと違う気がするな、まぁそんなとこだろうが」

飛鳥「ん、はいどうぞ」

P「……」

飛鳥「?」

飛鳥「口を開けてくれないと、食べられないと思うよ」

P「いや、まさか「あーん」ってされるとは」

飛鳥「ッ!?」

飛鳥「い、いや、これは///」

P「無意識か、じゃあお言葉に甘えて」

パクッ

飛鳥「う……///」

P「顔赤くするくらいなら、やらなきゃいいのに……」

P「ほら、たこ焼き」

P「あーん」

飛鳥「あ……あーん」

パクッ

飛鳥「っ……!あっっ!」

P「あ、熱かったか」

飛鳥「ほふっ、はふっ!」

P「すまんな」ナデナデ

飛鳥「~~~ッッ!///」

…………
……
P「おっ、ゲームセンターがあるじゃないか」

飛鳥「好きなのかい?」

P「子供の頃は行ったなぁ、最近はあまり」

P「莉嘉とかにつれてかれた時ぐらいだ」

飛鳥「なら、業界研究のつもりで回るのはどうだい?」

P「素直に行きたいと言いなさいな」

飛鳥「お見通しってやつかい?」

P「あぁ」

飛鳥「色々なゲームがあるんだね」

飛鳥「叩き、踏み、なぞり、踊る」

飛鳥「インターフェースがそれだけ多様化してきたということかな」

P「あぁ、より様々な動きが反映されるようになってきたんだな」

P「昔は黄色い変な髪型がしゃがみながら真空波を放っていたんだがな」

飛鳥「ん?これはプリント倶楽部かい」

P「そうだな、最近のものは進化が凄いようだ」

P「どれ、撮ってみようか」

P「始まるようだ」

飛鳥「……」ピース

P「顔が笑ってないじゃないか!?」ガビーン

パシャっ

P「あぁ!?変な顔で!?」

飛鳥「……ふふっ」クスッ

パシャッッ!

P「いい顔じゃないか」

P「最後の一枚のようだぞ」

飛鳥「何かポーズでもとるかい?」

P「そうだな、よし」

スッ

チュッ

パシャッ

飛鳥「……ふぇ?」

飛鳥「い、いい今ほほほ頬に!?」

P「ん、落書きだってさ」

飛鳥「ぴ、P……!///」

…………
……
P「落書きで化粧までできるとはな……やらなかったけど」

P「飛鳥はこのままで十分かわいいからな」

飛鳥「///」プシュー

飛鳥(キスされてから顔の火照りがとれない……///)

P「しまった……もうこんな時間か」

P「飛鳥と一緒だと時間がたつのが早いな」

飛鳥(しかも時々嬉しいことを……)

P「帰ろうか、事務所に」

飛鳥「う、うん……」

プップー

P「飛鳥、楽しかったか?」

飛鳥「うん……目には映らない羽を伸ばすには、充分すぎるよ」

P「そうか……よかった」

P「……」

飛鳥「……」

飛鳥(急に沈黙が……)

飛鳥「し……しりとり……するかい?」

P「いや……今はいい」

飛鳥「そうかい……」

P「……」

飛鳥「……えっと」

飛鳥「桜、綺麗だったね」

P「そうだったか?」

飛鳥「あれだけ咲いていたのに、目に入らない訳がないだろう」

飛鳥「風と共に淡い色の花びらが舞っていたのに」

P「いや」

P「お前しか見てなかった」

>>35のプップーは屁じゃなくて車に乗ったことを示唆するためのクラクション音です。失敬。

飛鳥「っ!?」

P「桜は、日本の風情だ」

P「写真に収めても、全ては伝わらない。あの舞う動き、予測のできない顔に、人は心を揺らすんだ」

P「でも、満開の桜も、俺にとってはただの背景だ」

P「飛鳥」

P「俺には、お前しか見えなかった」

P「あの場所、あの時に、一番綺麗に咲いていたから」

飛鳥「……P」

飛鳥「そんなセリフで、ボクに何を望むんだい?」

飛鳥「言の葉を咲かせ、心に芽生えさせた感情に」

飛鳥「ボクは、答えればいいのかな」

P「飛鳥、降りよう」

飛鳥「え……まだ事務所には……」

飛鳥「っ……」

飛鳥「……桜……」

P「営業をサボってたらさ、こんないい桜を見つけてさ」

P「たった一本だけど、綺麗だろう?」

飛鳥「あぁ……」

P「さて、飛鳥」

P「飛鳥は、聴くのと謳うのは、どちらが好き?」

飛鳥「……聴く方かな」

P「そっか、だったら俺の言の葉を受け取ってくれ」

飛鳥「……うん」

P「……飛鳥、好きだ」

P「俺の生涯をかけて」

P「飛鳥の心の桜を、満開にしてみせる」

P「だから、俺と付き合ってくれ」

飛鳥「……うん」

飛鳥「ありがとう」

飛鳥「P、ボクの答は一つさ」

飛鳥「もう既に、桜は花を開いている……と」

…………
……

P「念願の、飛鳥と恋人になれた」

P「ようし!次は飛鳥の乳首を触ろう!」

P「乳首が目当てでつきあった訳じゃないけど、やっぱり乳首は触りたい」

P「だから、段階を踏んで乳首を触ろうと思う」

P「絶対乳首特権を主張しよう」

眠くなってしまった。更新はまた後で。

ムラムラしてると文章が落ち着いてしまうので、次は抜いてから書きたい。

…………
……

P「付き合い始めて2週間……か」

飛鳥「キミのせいで限られた時間がさらに短くなった気がするよ」

P「嫌か?」

飛鳥「嫌だったら、既にキミの側にはいないさ」

P「そうか」ナデナデ

飛鳥「ふふ……」

P「飛鳥、飴舐めるか?」

飛鳥「いただこうかな」

P「ほら、口開けて」

飛鳥「……P、飴ぐらい自分で食べれ「あーん」……あーん」

パクッ

飛鳥「レモン味か……程よい酸味が心地いい」

P「喜んでもらえて嬉しいよ」

P「俺も舐めようか……あれ」

P「それが最後の一つみたいだ」

飛鳥「む……それは申し訳ないね」

P「構わんさ、飛鳥に食べて貰えたなら、飴も喜んでいるよ」

飛鳥「…………ク……で……」ボソッ

P「ん?」

飛鳥「ボクの舐めかけでいいなら……な、舐めるかい……?///」

飛鳥「や、やっぱり今のは忘れ

P「いただこう」キリッ

飛鳥「ぅえっ!?」

飛鳥「へ、変な声が出てしまった……」

P「飛鳥、口を開けてくれ」

飛鳥「ま、まままままって!ストップ!」

飛鳥「ボクが悪かった、勢い余っておかしなことを言んぐっ!?」

飛鳥「ん……は……んむ……」

P「ん、ありがとう」

飛鳥「あ……」トローン

P「さて、飛鳥との幸せタイムはこれぐらいにして、仕事を……」

クイッ

P「どうした?服の裾なんかつかんで」

飛鳥「……///」

P「仕事に戻りたいんだが」

飛鳥「……さっきの飴……」

飛鳥「……か、返してくれないかな///」カァァァ

P「……あぁ、わかった」

チュッチュチュー

…………
……

…………
……

P「あれから2週間」

P「飛鳥とキスもスムーズに頻繁にできるようになった」

P「さて、そろそろ乳首を触っていい頃だろうか」

P「いや、やはり段階を踏むべきだろう」

P「そうときまれば行動だ」

P「頑張るっちゃ!」

星が姿を隠す、と言っても曇りなわけではない。
ボク達のエゴに多くの星が身を隠しているだけ、といったところか。

「ふぅ……」

集合時間の15分前、早すぎるということはないだろう。
自販機の熱くはないコーヒーを口に含み、まだ白い息を漏らす。

見覚えのある車が走る様が、ボクの目に映る。

「……おでましかな」

エンジンが止まる所を予測し、足を向かわせる。


こんな夜に、何の用だろうか。
まぁ、暇だから……いや、キミの誘いだから出向いた。

どうやら、ボクの記憶に差異は無かったようだ。
助手席に乗らせてもらおうか。

真面目な顔で操作する横顔を見つめながら、心に浮上した問いを投げかける。

「この後、どこにいく予定だい?」

「俺の家だ」

Pは、特に表情を変えることなく、淡々と答えた。

いや、淡々と答えられては困るんだが……

「ボクを家に連れ込む、と」

「あぁ」

車中だし、引き返せない。
いや、嫌だと言えば止めてくれるだろう。

別に、満更でもないが。

「家に連れ込んで、どうする気だい?」

「満月というわけではない、特に名前がついていないような月が昇っているけど」

「狼にでもなるつもりかい?」

家に呼ぶということは、そういうことなんだろう?

困ったな、今日の下着は気合いが入っている。
期待していたと思われるのは、吝かではないな。

10、15分ぐらい、車に揺られた後に、Pはエンジンを切った。

駐車場特有の匂いが、鼻につく。

「ふふっ、送り狼ではなく、迎え狼といったところかな」

「狼になるって決めつけるんじゃない」

鍵を閉め、エレベーターホールへと向かうキミの後ろ姿を追う。

やれやれ
そろそろ覚悟を決めようかな。

「お邪魔するよ」

……よく言えばシンプルな部屋だ。

ベッド、テーブル、テレビ。そしてボクのポスターが飾られている。

「さて、ボクを何故部屋に呼んだのか。教えてくれても良いんじゃないかな」

ボクはベッドに腰をかけ、すましたように問いかける。
ドキドキしていることがバレるのは、勘弁したいからね。

トンっ

優しく、ボクの肩をPが押した。
気を抜いていたのも相まって、柔らかいベッドの上に、ボクは倒れ込んだ。

「期待してたんだろ?」

覆い被さり、顔を覗き込むように。
キミの重さで、ベッドが軋む。


ボク達は軽くキスをした。
夜の長さには不釣り合いな、短いキスを。

「んっ……!」

Pの指が、服の上から、ボクの体に触れる。
恥ずかしさと、触られた喜びが交錯していく。

恥ずかしいから抑えていた声も、時々漏れてしまう。

「服の上からでも、堅くなってるのが分かるな」

「い、言わなくていい」

恥ずかしい……

触れられた箇所が熱を帯びていくのがわかる。

「あっ……」

凝り固まった場所を解すように、Pのゴツゴツした手が……

「P……!」

気持ちいい。

アイドルとしての自分を、忘れて。
今は委ねてしまおうか。

P「随分肩凝ってんだな」

モミモミ

飛鳥「それだけ熱心に仕事をしてるのさ」

飛鳥「まぁ、本業よりキミの手伝いが原因だとは思うけどね」

P「う……すまん」

飛鳥「キミの力になりたいのさ」

P「飛鳥ぁ……!」

モミモミなんて肩もみ以外使わないでしょ(?)

P「だいぶほぐれたかな」

飛鳥「ん……うん。凄く楽になったよ。ありがとう」

P「いつでもやってやるから、遠慮するなよ」

飛鳥「わかった」

飛鳥「さて、恩返しをしないといけないだろう?」

飛鳥「Pのためならなんでもしてあげるよ」

P「それじゃあ、ちく……」

P「俺にもマッサージしてくれないか?」

飛鳥「今、ちく「マッサージ、頼むよ」

飛鳥「う、うん」

P「ふぅ……危ない危ない……」

P「あー」

P「あーはぁー」

P「おー」

P「おぁー」

P「ほー」

…………
……

飛鳥「ふぅ……」

P「飛鳥、ありがとう」

P「飛鳥の一生懸命なマッサージのお陰で疲れがしっかりと取れたよ」

P「今の俺は元気8700倍ってところかな」

飛鳥「凄まじいインフレだね」

P「まぁね」

…………
……
飛鳥「もうこんな時間……か」

飛鳥「さて、と。ボクは帰らせてもら

ガシッ

飛鳥「……P?手を掴まれたら帰れないよ」

ギュッ

飛鳥「あっ……」

P「……泊まっていけ。寮の方には連絡しておくから」

飛鳥「……うん」

P「……風呂、沸いたぞ」

飛鳥「うん……お先に入らせて貰うよ」

…………
……

飛鳥「……ふぅ」

Twitterで「完全に乳首だこれ」で検索したらちょこちょこ使ってる人いたから喜ばしい。もっと流行れ。流行語まで。

P「イメージしろ……俺」

P「お風呂上がりの飛鳥にさりげなく……こう、こんな感じ」

P「しゅっ!」

P「しゅっ!」

P「よし!」

P「洋服を……こうっ……!」

飛鳥「何をやっているんだい?」

P「ん?飛鳥の乳首をどうやってさわ……

飛鳥「……」

P「きゃぁぁ!?」

P「あ、ああああ飛鳥さん!?」

P「いつの間にかあがられて!?てか、何故バスタオル一枚で!?」

飛鳥「替えの洋服を、常に持ち歩いているわけでは無いからね」

P「ば、ばっか!俺の服着とけ!」

ポーイッ

P「ふ、風呂いてくる!?」

ダダダダシュバババ(スリケンの音ではない)

飛鳥「……」

…………
……

P「あ、あがりましたよー……」

飛鳥「すぅ……すぅ……」

P「もう寝てしまったか」

P「俺の枕に顔を埋めて、かわいい奴やな」

P「俺も寝ようかな、おやすみ飛鳥」

パチッ(凄まじい勢いで電気を消す音)

P「腕にすっぽり収まって、飛鳥枕だな」

P「……しかし、俺がYシャツしか持ってなかったせいで」

P「すっごいえっちな格好(裸Yシャツ)になってしまったな……」

飛鳥「ん……P……」

ギュッ

P「飛鳥から絡みついてきました」

P「これは事故です」

飛鳥「ふふ……しょうがないね……」

P「どんな夢見てるんだろう」

飛鳥「んっ……」

サワッ

P「っ!?」ビクッ

飛鳥「やっぱり……いい肉体だね……」

P「お、おぉ」

P(胸筋のあたりをさわられとる……)

P「寝ぼけてるのか……?」

飛鳥「P……」

スリスリ

P(胸に顔を擦り付けるだなんてそんな破廉恥な子に育てたつもりは……!)

P「き、きょうはベッドで寝るのは諦めるかな……」

ガシッ

P「ホワイッ!?」

飛鳥「これだけ誘ってるのに、手を出さないだなんて」

P(誘ってたのか)

飛鳥「どうやら、強引にいかなければならないようだね」

P「な、なにを……」

再び、ベッドが軋む。
先ほどとの違いは、部屋の明るさ。
そして、軋ませた者の違いだろう。

素肌にYシャツのみを身につけた少女は、寝そべった男の上に跨った。

「キミも……期待していたんだろう?」

二度目のキス。

それが何を意味するのか、二人は、解っていた。

P「うぉらぁぁぁ!?」

P「まだそんなことはしません!」

飛鳥「キミが触りたいって」

P「言ったけども!今じゃなくていい!」

P「お前が契りを結べる年になったら……な?」

飛鳥「……そうかい」

飛鳥「その時は、今日の責任を」

飛鳥「取ってくれるのかい?」

P「当たり前だ!」

飛鳥「既に夜も遅い、眠りにつこうか」

P「あぁ」

飛鳥「おやすみ」

P「おやすみ、飛鳥」

…………
……

Pが眠った後、飛鳥が持て余した熱情を気付かれないように発散したとさ


めでたしめでたし

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