息子魔王「8歳です」 娘勇者「5歳です」 (43)

娘勇者「魔王ちゃん魔王ちゃん」

息子魔王「なに、勇者」

娘勇者「大きくなったらお嫁さんになってあげる」

息子魔王「そうか、期待しておこう」

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魔王父「二人とも仲良しで何より」

魔王父「勇者ちゃん、パパさんまだお迎えこれないみたいだから、お夕飯食べていきな」

魔王母「シチューできたわよー」

娘勇者「ありがとうございます、ごちそうになります」

魔王父「さ、いこうか」

息子魔王「わーい母上のシチュー!」





バタバタ ガゴォォォン(扉)



勇者父「すまん魔王!遅くなった!」

魔王父「しーっ! 子供らはもう寝とる!」

勇者父「むすめぇー……」



娘勇者「すやすや」
          オテテツナイデル
息子魔王「ぐー」


魔王父「明日の朝にしろ」

勇者父「ああ、そうするよ…ああもう、王様の会議になんで俺もでなきゃいけないの…」

魔王父「魔界と人間界の国交正常化のためなのだろう、頑張ってくれよ頼むから」

魔王父「人間界の話がまとまらねば、私が出ることもできないだろう」

勇者父「普通に個人は仲良くできてるんだから、それでよくね?」

魔王父「子供らに不安を残したくない」

勇者父「……」

魔王父「お前だって、うちの息子を見るまで殺しにきていたじゃないか」

魔王父「誰もがそうなる、そういう世界のままじゃいけない」

勇者父「あーもう、今日泊めろ!とことん話すぞ!」

魔王父「ふふっ、酒をもってくる」



娘勇者(8)「ねー魔王ちゃん」

息子魔王(11)「なんだ」

娘勇者「いつになったらその仏頂面、やめてくれるの?」

息子魔王「お前が将来いい女になったら考えてやる」

娘勇者「…むぅ、基準がわかんない」

息子魔王「………はぁ、しょうがねえな…」  ゴソゴソ

息子魔王「やるよ」

娘勇者「なあにこれ、実?」

息子魔王「魔界の花の種だ、これを育てて、この花が似合う女になったら、いい女になったって認めてやる」



娘勇者「むぅぅぅ…帰されたけど、結局はぐらかされた」

勇者母「あらあら、そんなにほっぺを膨らませて…魔王君にフラれちゃった?」

娘勇者「まだフラれてないと思う…ママ、植木ばち一個もらうね」

勇者母「どうぞ~」



娘勇者(11)「あれから3年たってます」

息子魔王(14)「うん」

娘勇者「いっっっっっっこうに、芽が出ないのですが!どうなってるの!」

息子魔王「貸してやった植物の本、ちゃんと読んだのか?」

娘勇者「読んだよ!魔王ママにも育て方聞いたのに、全然だよ!」

息子魔王「じゃあお前が女としてまだまだってことだな」

娘勇者「それを言われると痛い…」

息子魔王「剣術ばっかりやってるんだろ、どうせ」

娘勇者「ぐはぁ!!」




息子魔王(19)「あれ以来、勇者が姿を見せない」

息子魔王「さすがに心配になったが、親父もお袋も教えてくれない」

息子魔王「なので、変装をして勇者家に単身乗り込んできたわけだが」



  崩れ落ちた一軒家



息子魔王「どうしたものか…」

息子魔王「というか、なんで周辺住民は普通に生活してんの」

住民A「ああ、勇者さんたちなら、黒服の男たちにどこかにつれていかれちゃったよ」

住民B「お家もこんな壊されちゃってねえ、酷いもんだ」

住民C「全部このままにしておけって命令されてさ、勇者ちゃんの持ち物とか回収してあげたいんだけど…」

住民C「どういうわけか、黒服の連中が突然あらわれるのさ、何もできないんだ」

住民D「あんたも関わらない方がいいよ、早くでていったほうがいいよ、魔者くん」

息子魔王「…ばれてましたか、失礼した」

住民D「気を付けるんだよ」



夜中。。。

ガサガサ、カラン

息子魔王「あった、魔法の種… なんだよ、芽、出てるじゃねえか」

息子魔王「これが鉢か、ああだめだ、割れちまってる」

息子魔王「…ん?」


メキメキ…グググ…

息子魔王「どうなってる、急に成長した?」

フワァァ…キラキラ…



息子魔王「……おかしい、この花、赤い…」

息子魔王「教えろ、あいつの居場所を」

息子魔王「お前なら出来るだろう、魔王の伴侶にしか、咲かせられない花」



息子魔王「俺の女を取り戻す、手伝え、魔王妃の花魔獣!」

まさかながらで投下してるのか?




貴族の屋敷。。。


貴族「んふふふふぃ、娘勇者ちゃんの成人、16歳、うへへへへ」

勇者父「はぁ、あなたなんかにうちの娘をやりたくないから、魔王くんのところに行かせてたのになぁ」

勇者母「魔王さんのところに遊びにいってるのかと思ったら、森の賢者さんのところにいたなんてねえ」

貴族「おかげで拐いやすかったよー、ここ数年、しっかり見張らせてよかった!」

貴族「ここ2年ですっかり大人しくなったよ、いい女になったよ!良かったね、お父様!うはははは!」

勇者父「ストーカーめ」

勇者母「困ったわー、女の子らしくっていうより諦めようとしてるわよねあの子」

勇者父「魔王くんを悔しがらせるいい女になるんだって言ってたのに、こんな顔だけの貴族の嫁なんて…」

勇者父「最上階の部屋に閉じ込められて2年、かわいそうなほど痩せてしまって…」

勇者母「早く助けてあげてほしいわ」

貴族「んはははは、何をいってるんです」

貴族「魔王の嫁より、人間同士の結婚の方が彼女のためですとも!」






息子魔王「説明ありがとうございます、勇者父さん」

勇者父「あいよー」

貴族「!?」



息子魔王「んじゃぁ、助けにいってきます」

息子魔王「あ、借金のカタとかじゃないんですよね?」

勇者父「うん、本当に誘拐」

勇者母「正確に言うと、私たちを人質にとって脅したのよ」

息子魔王「なるほど、でしたらまずお二人を救出した方がいいですか?」

勇者父「大丈夫ダイジョウブ、先に娘をよろしくー」

勇者母「うふふふ、切れないように我慢してたので、そろそろ限界なものでね」

勇者父「巻き込まないでよー《廃墟の魔女》」

勇者母「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」  (紫色の煙)

勇者父「うんやばいね、魔王くん、よろしく」

息子魔王「あ、はい」

貴族「ちょっと!まっ」





  ズドン!





娘勇者「………はぁ」

娘勇者「パパ、ママ…」

娘勇者「情けないなぁ、こんな結果か…」

娘勇者「お花もきっと枯らしちゃったし、魔王くん、呆れてるんだろうな」

娘勇者「……会いたいよぉ…ぐすっ…」

娘勇者「助けて、魔王くん…」



ぺたっ(窓)

娘勇者「は?」

ぺったんぺったんぺしぺし

娘勇者「なにこれ、お花…?」

息子魔王「おーいたいた、勇者、助けにきたぞー」

娘勇者「魔王くん!」

息子魔王「花魔獣、窓を壊せ」

ぺたぺた(花粉)

息子魔王「勇者、ちょっと離れてろ」

娘勇者「うん!」



…ぶつぶつ…じゅわぁぁぁ…
          どろどろべたぁ


息子魔王「よし、こっちこい勇者」

娘勇者「ま、まって、んードレス邪魔!」  ビリーッ

息子魔王「おい、なにしてんだよ、もったいねえな」

娘勇者「魔王くんがいるもの、こんなごてごてした趣味悪いドレスなんかいらない!」

息子魔王「そりゃそうだ、もっとシンプルなほうが似合う」

息子魔王「…しっかし…本当に、綺麗になったな」

娘勇者「ふぇ!?」

息子魔王「花魔獣、地上まで頼む」

ぴこぴこ、ぴょーーーんっ!

娘勇者「ひゃぁぁぁ!!」

息子魔王「うははは、すげーっ!」



どっすん!  ふわふわ

息子魔王「ふー、無事着地成功ー」

娘勇者「(ぱくぱく)」



勇者父「娘!」

娘勇者「あっ パパ、ママ!」

勇者父「娘ーーっ!ああ、よかった、無事だ!」

勇者母「怪我はないみたいね、よかったわ…魔王くん、ありがとう」

息子魔王「もっと早く決断するべきだったのに、ぐずぐずしてたせいで、本当に申し訳なかった…」

娘勇者「魔王くん!」

息子魔王「うわっ な、なんだよ!」

娘勇者「すっごく怖かったんだからね!責任とってお嫁さんにしてよ!」

息子魔王「はあ?!責任とかありねえよ!」

娘勇者「え…」



貴族「ふはははは!ほらみろ、フラれたじゃないか娘勇者!」

息子魔王「や、ちげえし」

貴族「ははは、は?」

息子魔王「花魔獣が無事じゃあないが、ちゃんと咲いたんだ、約束通りいい女になったって認めてやる」

娘勇者「え、え!?」

息子魔王「あのとき渡した種がこの花魔獣だ、でも、普通の咲きかたじゃない」

息子魔王「勇者、連れていかれたときに、お前、怪我してたな」

娘勇者「あ、そういえば…」

息子魔王「勇者の血を浴びてたおかげで2年間枯れずにすんで、俺が拾ったことで急成長した」

息子魔王「でも、俺はそこの貴族が存在することが許せないんでな」

息子魔王「勇者を嫁にはできねえ、今から人間を殺すからな」

息子魔王「責任なんかとれん、約束できない、だから、結婚は無理だ」



勇者母「あら、それなら大丈夫よー」

勇者母「この人なら私がきっちり調教しておきますからね」

貴族「ひぃ!?」

勇者母「うふふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」



勇者父「あー、うん、妻にまかせとけば大丈夫だよ」

息子魔王「え、ええー…」



勇者父「とりあえず、魔王さんのところにいってなー、そのうちむかえにいくからねー」



息子魔王「そういうわけで、うちに向かってますが」

娘勇者「うん」

息子魔王「わかりますか、今の俺、大変格好悪いんですけども」

娘勇者「うーん、そうでもないよ」

息子魔王「あんだけ言っといて、『じゃ、うちの娘をよろしく』って言われたんだぞ」

娘勇者「そうだね、さすがにびびった」

娘勇者「でも、魔王くんが、人殺しにならないなら、その方がいいから」

息子魔王「そうか」

娘勇者「そうだよぉ」



息子魔王「じゃあ、格好悪いまんま、言わせてもらうぞ」

娘勇者「うん」

息子魔王「あの花魔獣を芽吹かせられんのは、魔王の妻だけなんだ」

娘勇者「うん…」

息子魔王「だから、俺が勇者の夫になるのは無理なんで、えーっと…」



息子魔王「次期魔王になる、俺の嫁になって欲しいです」

娘勇者「うん…はい、よろしくお願いします……ぐすっひっく…」

息子魔王「おう、よろしく」









ぺったんぺったん

ひょこひょこがさがさ

パタパタフリフリ



プラカード『おわり』

はえーなww




お読みいただいた皆様、ありがとうございました
◆G/mqなんとかです。
なんか急に、一晩で終わらせられるお話を作りたくなったのです
書きながら投稿しながらでだったので、日付かわるぎりっぎりでなんとか終わりました

最後までおつきあいいただきましてありがとうございました


>>12
はい、ながら投稿です
パソコン壊れてて別の機械でインターネットしてます
コピペ出来ないのでこうなってます、失礼いたしました

>>25
一晩で終わらせるためですので、自分でもはえーな、と、思いながら投稿してました
書き足りなくなったら、そのうち追加するかもしれないです


皆様、本当にありがとうございました

ありがとうございます
唐突ですが、ちょっとえちぃのが書きたいんですが
タイトルで注意書してない場合、どのくらいなら大丈夫なんでしょう…

ちょっとだけ後日談書きます
あ、エチはまだ無いですよ

>>29
直接的に描写しないぐらいまでだと思う
例えばキンクリ、例えば外野(親とか)の話、など

個人的には親たちがニヤニヤしながら…的な状況が見たい



魔王父「勇者ちゃん、無事でよかったねー」

娘勇者「本当にご迷惑をお掛けしました、ありがとうございます」

息子魔王「親父、なんで教えてくれなかったんだ」

息子魔王「あと少し遅かったら食われてたんだぞ、こいつ!」

魔王父「…残念だが、我々魔王の血族は、勇者の血族を助けることは出来ない」

魔王父「息子、お前が特殊なんだ」

息子魔王「は?」

魔王父「多分、小さい頃から一緒だったのが幸いしたんだろう」

魔王母「それはあるでしょうねー、なんたって勇者ちゃん、赤ちゃんの頃から魔界にきてたわけだし?」

魔王父「勇者父のやつ、まさか魔界で子作りしてくとか、何考えてたんだかなぁ」

息子魔王「ぶふぅっ!?」

娘勇者「あうぅぅ…」

魔王母「あらあらうふふ」

魔王父「まあそのおかげで、勇者ちゃんの魔素代謝が息子をはるかに越えてるんだし、何が起こるかわからんものだ」

娘勇者「魔素代謝?」

息子魔王「魔界の大気の成分、魔素を上手に体に取り込むことができるほど、魔力を効率よく使えるようになるんだよ」

魔王父「人間が魔界で暮らせるようにする方法を研究してきたが、まさか魔界で子作りしろなんて言いずらいっつの 勇者のアホめ」

魔王父「あ、勇者父と母も、勇者ちゃん程ではないが魔素代謝は上がっているよ」

魔王母「魔族が暮らせる理由が、ここで普通に生活してるから、っていうのも、なんだか妙な話よね」

息子魔王「……まあ、最初は旅行くらいできてくれればいいよな」

娘勇者「国交、先は長そうですね…」

>>30.31
ありがとうございます

本当に申し訳ないのですが、キンクリって何ですか
検索してもクリムゾンキングダムしか出てこなくて本当にわからないです
解説お願いします…

>>33
ジョジョのスタンド
結果だけ書いて過程を省くことを指すスラングになってる



微エロ注意です。
《ケモ耳》


息子魔王「おい、なんでローブ姿?」

娘勇者「……見るなー…」 コソコソ

息子魔王「しかもそれ俺のローブなんだけど、かわいいんですけど、なにこのかわいい生物」

娘勇者「え」 ボフッ

息子魔王「隙ありっ」 ガバッ

娘勇者「!!」

息子魔王「………わーぉ」

娘勇者「ちょっ! い、いやーーっ!離せ!見るな!」

息子魔王「勇者…なにその熊耳」

娘勇者「うぅー…」

息子魔王「ん…なんだろうこの魔素、喉に絡まってる?」

息子魔王「べつに怒らねーから言ってみ?俺の部屋いじってたんだろ」

娘勇者「バレてるー」

息子魔王「そりゃぁなぁ…本棚いじったあとがあったし?エロ本でも探して魔道具触っちまったか?」

娘勇者「エロ本は無かったね… で、触っちゃったのは多分ハチミツ?」

息子魔王「ハチミツ…あったっけか?まあともかく現物見せな」

娘勇者「これ…」

息子魔王「……………(ギャーッ!)」

娘勇者「ハチミツにしては透明なんだけど、ちょっと良いにおいしたから舐めちゃって…」

娘勇者「そしたら、こうなってた…」

息子魔王「(やばいやばいやばいやばい昔作った動物変身用の魔法薬の基礎のビン!)」

息子魔王「(時間たって粘性増したのか!…多分、それでハチミツに見えたのか…)」

息子魔王「(で、ハチミツから熊を想像しちまったんだろうな…)」。

娘勇者「これ、もとに戻る…?」

息子魔王「(ぎゃぁぁぁ上目使いやめろー!熊耳かわぃぃぇぇぇええええ!)」

息子魔王「ぉぉ、おう、やってみる…」

娘勇者「ありがとう…」 ギュ

息子魔王「だっふぁ……!」 ハナヂ






息子魔王「魔方陣できたぞ、真ん中に座ってくれ、勇者」

娘勇者「あぁぁわわわわ……ほ、本当に脱ぐの…?」

息子魔王「うぅ、すまん、でも肌にも直接魔方陣描かないといけないんだ…」

息子魔王「(ごめん、本当にごめん! ちょっとだけ下心あります!ごめんなさい!)」

娘勇者「うー、うー……」 ヌギヌギ

息子魔王「よし、良い子だ… まず、背中な」 ナデナデ


ガリリリ… ブシュッ

娘勇者「!? 魔王、なにしてっ」

息子魔王「うわ、動くな!見えるだろ!」

娘勇者「ひゃうっ」

息子魔王「ちょっとだけ腕を切っただけだ、心配すんな 描くぞ…」

娘勇者「魔王…」

息子魔王「……………」


キュ、シュ…ピチャッ……ツツッ…


娘勇者「ん、う、んんー……」

息子魔王「(うう、肌やわぁ…)」




息子魔王「……ふー…背中側終わり」

娘勇者「んう…はふ…」

息子魔王「次、その……………む、む、胸、なんだけ、ど…」

娘勇者「っっ!!」

息子魔王「うぐ…す、すまんっ!正直、いろいろと、やばいですっ…!」

娘勇者「え、ええと、あの…」

息子魔王「そ、その、開き直ってる訳じゃないからな!お前、すげーかわいいんだよ!」

息子魔王「大好きな女にさわってんだぞ、欲情するんだよ!許せ!」

娘勇者「う…うるしゃぃぃ…」

息子魔王「早く終わらせるぞ!まだ理性はあるから!こっち向け!」

娘勇者「まおぅ…」

息子魔王「あううぅぅ、ったく、筋肉あるくせに、ここはやわっこいなチクショウ!動くなよ!」

娘勇者「魔王!」

息子魔王「うあっ なんだよ…」 アセダク

娘勇者「だ、だいぅ、大丈夫、だから…」

娘勇者「魔王、は、怖くないから…終わったら、その…、い、いい、よ…?」

息子魔王「…は?」

娘勇者「こどもじゃないもん…」

息子魔王「……」




息子魔王「なあ、勇者…」

娘勇者「…はぃ」

息子魔王「キスして良いか?」

娘勇者「っ」

 チュッ


娘勇者「ーーーーーーーーっ!」






娘勇者「……あれ…?」

息子魔王「あ、起きたか、よかった…」

娘勇者「あ、あれ、あれ!?」

息子魔王「もう終わったぞ、髪のうえ触ってみな」

娘勇者「…あれ……耳、無い…?」

息子魔王「………………………さすがに、あの状況で先には進めねーわ」

息子魔王「ちょっと強引なんだが、5分だけ寝てもらったんだ」

娘勇者「え、あ…」

息子魔王「本当にすまん、恥かかせたみたいになって」

息子魔王「今度はちゃんと格好つけさせてくれ」

息子魔王「こんななし崩しじゃなくて、気分とかって必要だろ?」

娘勇者「魔王…」

息子魔王「大事にするから、今はチューだけな」 ニヤ

娘勇者「…ムッツリ魔王」

息子魔王「ほっとけ!」





で、その夕方。。。


息子魔王「(勇者は仮住まいの家に戻ったし、もういいよな…)」

ごそごそ……

息子魔王「う、うぅーーーゆうしゃぁ…」

息子魔王「くそー、おっぱいくらい揉んでおけばよかったぁぁぁーーーっ!!」

息子魔王「勇者の匂い、たまんねぇぇぇ!!」



※使用済み魔方陣でナニをしています




一方その頃。。。


娘勇者「はぁぁ……私、何してるのよ…」

娘勇者「尻軽とか思われてたらどうしよう…」

娘勇者「うぅ、魔王が思い止まってくれなきゃ、最後までしちゃってたかもしれないってのに…!」

娘勇者「もうやだぁぁぁ…」





そして、保護者サイド。。。(魔王城)


魔王父「この度はうちの息子が、本当に失礼いたしまして…」

勇者父「いえいえもうっ… うちの娘が息子さんの持ち物を勝手にいじったせいですので!」

魔王母「魔法薬は必ず鍵のかかる保管倉庫にしまうよう徹底させますので」

魔王母「お互い、充分気を付けましょう、ってことで終わりにしましょう?」

勇者母「本当にご迷惑をお掛けしましたわ、ごめんなさい」

勇者母「でも、ちょっと惜しかったわね」

魔王母「そうねぇ、うちの息子ったら変に格好つけたがりなもので…」

勇者母「うちの娘ももうちょっと色気があればねえ…」

父達「「何言っちゃってるの?!」」

勇者母「あらあら、あの子達がちゃっちゃとくっつけばよかったのにねっていうお話よ」

勇者父「まだ早いよ!あと2年くらいはうちに置いとくよ!?」

魔王母「大丈夫ですよぉ、時期が来れば、我慢できなくなるもの うふふ」

魔王父「はーーー……色々と問題があるから止めてくれ…」

魔王父「(勇者ちゃんの避妊の薬、つくっとくか…勇者父が心労で倒れかねん…)」






いったん終わり。。。


>>34
ありがとうございます
ジョジョをキーワードにくっつけたらちゃんとでました
しかも正しくはキングクリムゾン…全然違ったー…
スラングは難しいですね

そしてあんまりえろくもなってないという罠で
おき逃げします
それではまた思い付いたら来ます

ありがとうございました

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