幼馴染「無駄に勘が良いくせに大事なとこで鈍感」(10)

幼「あっ……」

幼「……お弁当に使う醤油が…」

幼「まぁいっか」

幼「行ってきまーす」タタタ

―――――

学校

幼「男くんっ」

男「お、やっときた」

幼「先に行っちゃうなんて酷いよ」

男「いやほら、何か忘れてた気がして」

幼「へー……何か忘れてたの?」

男「さぁ?」

キーンコーンカーンコーン

幼「昼休みやで!」

幼「屋上!屋上行こう」

男「いいけど何でそんなハイテンション?」

幼「テンションが高いからだよ」タタタ

男「……………え?」

屋上

幼「はいっ、お弁当」

男「いつもありがとね」

男「ん?このコロッケって醤油ないの?」

幼「あっ……えと、わ、忘れちゃった」

男「ふーん……」モグモグ

男「てっきり作ってる最中に落としたもんで入れなかったんだと」

男「思った」モグモグ

幼「……」

期待

掃除時間

男「ふんふふーん」キュッキュ

幼「どこ拭いてるの?」

男「床」

幼「そこ壁だよ」

男「そう思うだろ?」

男「ところがどっこい首を傾けたらここが下になるのさ」

幼「うん、そういうこと言ってるんじゃないんだよ?」

幼「拭くなら床ふく」スッ

男「あ、そこいかない方がいいんじゃない?」

幼「え?」

友「うぃーwwwww」ダダダダ

ガッシャーン

幼「いったぁ……」

男「ほら言わんこっちゃない」

幼「わかってたなら何で教えてくれないの!」

男「いや知ってたら教えたよ」

男「ただそこいかない方がいい気がしただけ」

幼「……」

友「おいおい、俺は無視か?」

男「消えて」

幼「消えて」

男・幼「消えて」

友「お前俺泣かしたら心痛むぞ?あ?いいのか?」

男・幼「消えて」

マダー

うぃーーwwww

友「グスッ」シクシク

幼「ねぇ、私のシュシュ知らない?」

男「詩集?」

男「ポエムかいてたの?」

幼「シュシュ!」

男「え?」

幼「もう……手首につけるやつ!」

男「あぁ…リストバンドね」

幼「違う……とも言い切れない」

男「まぁその辺にあるんじゃない?」

幼「どの辺?」

男「どの辺って………スクバの底とか」

幼「探してみる」

幼「あったった!」

男「そう」

幼「まさかあなたが……」

男「人聞き悪いこと言わない」

幼「知ってるのおかしいもん」

男「たまたまだよ」

幼「ふーん……」

友「フィィィィwwww」ダダダダ

ドンッ

男「おわっ!」ヨロッ

男「っとと」クルッスタッ

男「9,99」ビシッ

幼「おー」パチパチ

友「おー」パチパチ

「おー!!」パチパチ

「ちょっと男子ー」

「掃除してー」

「黙れミギワ」

「ハァァァ!?」

男「ははっ」

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