P「……暗号」 春香「えっ?」 (50)



http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426763825
の続きのお話です

前スレを読まないとわからないかもです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428073010


〜765プロ事務所〜



ガチャ




春香「ただいま戻りました〜!」




P「……」


春香「ただいま戻りました、プロデューサーさんっ!」


P「……」


春香「……プロデューサーさん?」


P「……」


春香「……」


P「……」


春香(……無視された?)


P「……」


春香(……待って。なんか、前にもこんな事があった気がするよ)


P「……」


春香(あの時は、確か……)


春香(……そうだ。確か、プロデューサーさんの出すなぞなぞみたいなのに答えると、ナデナデ券がもらえるっていうやつだったね)


P「……」


春香(……と、いう事は、今日も……)チラ


P「……」


春香「……」


P「……」


春香(……そういう事ですか、プロデューサーさん)


P「……」


春香(ふふふ、いいですよ。その挑戦、受けて立ちましょう!)


P「……」


春香(この天海春香、同じ轍を二度も踏みませんっ!)


P「……」


春香(さあ、どこからでもかかって来なさい!)


P「……なあ、春香」


春香「や、山っ!川っ!」


P「え?何を言って……」


春香「ツー!カー!」


P(あ、ひょっとしてこれは……)


春香「ふふふ、ウォーミングアップはこれくらいにしましょうか?」


春香「言っておきますけど私、まだ実力の50%も出していませんからねっ?」


P「あ、うん……」


P「春香。こないだのクイズ、まだ引きずってるんだな?」


春香「べ、別にそんな事は……」


春香「っていうかプロデューサーさん、今日もクイズを出すつもりだったんじゃないんですか?」


P「そんな事はないけど?」


春香「じゃあ、なんで無視したんですか?」


P「あー、ごめん。それは、仕事に集中してて気づかなかっただけだ」


春香「そ、そうだったんですか……」


春香(紛らわしいなぁ、もう)


P「……で、やりたいのか?クイズ」


春香「それはもちろん!そんなの愚問ですよ、愚問!」


春香(なんと言っても、報酬が魅力的だもんねっ!)


春香(プロデューサーさんの、ナデナデ券……!)ジュルリ


P「ふーん……春香はそういう頭を使う事が好きだったんだな」


P(でも、よりによって今日やらなくてもいいのになぁ……)


P(こんな大切な日に……)


春香「さあ、プロデューサーさん!私は準備オッケーですよ!」


春香「いつでも問題をどうぞ!」


P(……ま、今日はやりたいようにやらせてやるか)


P「……わかったよ」


P「じゃあ、ちょっと準備するから待っててくれな」


春香「は〜い」


P「……お待たせ」ピラッ


春香「あれ?その紙はなんですか?」


P「今日は、こないだとは違う感じにしようと思ってな」


春香「違う感じ、ですか」


P「ああ。今日は、暗号クイズだ!」


春香「暗号クイズ……」


春香「わかりました。私、解いてみせます!」


P「よし。じゃあ、第1問」スッ


春香「えーと、プロデューサーさん。この紙に書いてある暗号を解けばいいんですね?」


P「うん。そうだな」


P「そして、正解したあかつきには……」


春香「ナデナデ券ですねっ?」


P「あ、ああ。まあ、そうなるかな」


P(くそ……この流れじゃ、ナデナデ券しか渡せないじゃないか)


P(プレゼントがナデナデ券て……そんなのダメだろ。せっかくの日なのに)


P(今日は春香を全問不正解にして、ナデナデ券を守らないと)


P(そして、ちゃんとしたプレゼントを渡すんだ)


春香「プロデューサーさーん、問題見てもいいですかー?」


P「お、おう。いいぞ」


春香「えーっと、なになに……」




『棚で、撫でた。他県晴れ。胃、臓、タコの田中』




春香「むむむ……!」


P「まあ、最初は簡単だから、すぐにわかるかもな」


P(ちょっと簡単過ぎたかな?)


P(……いや。ここは、春香の鈍さを信じよう!)


春香「うぅ、意味がわからないよぉ……」


春香(棚で撫でる事なんてできるのかなぁ?)


春香(他県晴れって事は、ここは雨って事……?)


春香(……そもそも、タコの田中って、誰……?)


春香(さすがですね、プロデューサーさん……。いきなりこんなに難しい問題を出してくるなんて……!)


春香(でも、私、頑張っちゃいますからねっ!)


春香(とりあえず、一つ一つ解決していこう)


春香(まず、この『胃、臓』って、タコの田中さんの胃や臓の事を言ってるんだよね、多分……)


P(……あの顔は、見当違いの考え方をしてるな、きっと)


P(これなら、正解する事はなさそうだ)


春香「えーと……あれがああなって……」


春香「だ、ダメだ……全然わからない……」




ガチャ




やよい「うっうー!ただいまもどりましたぁ!」




春香「あ、お帰り、やよい!」


やよい「春香さん!ただいまでーす!」


やよい「……あれ?何してるんですか?」


春香「今ね、暗号を解いてるところなんだよ」


やよい「暗号……ですか」


P「やよいもやってみるか?」


やよい「プロデューサー!いいんですかー?」


P「ああ。春香、いいよな?」


春香「そうですね。2人で考えれば、正解がわかるかもしれないですし」


春香「はい。これが暗号だよ」スッ


やよい「えーっと……」


やよい「うぅ、すみません……。むずかしい漢字があって、読めないです……」


P「そっか。じゃあ、平仮名で書くからちょっと待ってな」


P「……」カキカキ


P「ほら、やよい」スッ


やよい「ありがとーございまーす!」


やよい「えーと……」




『たなでなでた。たけんはれ。い、ぞう、たこのたなか』




春香「………あれ?こうして見ると、なんか違和感が……」


やよい「……」じーっ


やよい「あ!わたし、わかりましたぁ!」


春香「えっ?」




やよい「答えは、『なでなでけんは冷蔵庫の中』ですよね?」




P「正解だ!やよいは賢いなぁ」


やよい「えへへ、ありがとーございます!」


春香「ど、どうしてわかったの?やよい」


やよい「この文は、『た』をぬいて読めばいいんです!」


春香「『た』を?」


春香「えーと……なでなで、けんはれ、い、ぞう、このなか……」


春香「ほ、本当だ……!」


春香(そっかぁ……。だから『た』が多かったのかぁ……)


やよい「わたし、こういうクイズはよく弟達とやるんです」


やよい「だから、けっこう簡単だったかなーって」


春香「う……」グサ


P「正解したやよいには、ご褒美だ。冷蔵庫を開けてごらん?」


やよい「はーい」トテトテ




やよい「……プロデューサー、この『なでなで券』ってなんですかー?」


P「それがあれば、いつでもナデナデしてあげるぞ?」


やよい「はわわ!ほ、ホントにもらっちゃっていーんですか?」


P「ああ。もちろんだよ!」


やよい「えへっ、ありがとうございます、プロデューサー!」


春香(いいなぁ、やよい……)


やよい「……じゃあわたし、帰りますね?おつかれさまでしたー!」


春香「お疲れ様〜!」


P「お疲れ、やよい」




バタン




春香「ん〜……」


春香「やよいもなかなか鋭いんだなぁ」


P(よしよし。無事にナデナデ券を春香に渡さずに済んだな)


P「残念だったな、春香」


春香「はい……」


春香「でも、まだまだ諦めませんよ!」


春香「次は、絶対に正解しちゃいますから!」


P「ま、まだやるのか……」


春香「もちろんです!」


P(春香、ひょっとして今日がなんの日か忘れてるんじゃないか……?)

P「……じゃあ、次の問題だ」スッ


春香「頑張りますよ〜!」


春香「どれどれ……」






『ツーツーツートン。ツーツートントン。ツーツートンツーツー。トントンツーツー。ツーツートンツートン。ツートン』







春香「」




P「あれ?どうした、春香?」


春香「な、なんですか?この気味の悪い文字列は……」


P「はは。それを言っちゃ問題にならないだろ?」


春香「私、こんなの見た事ありませんよぅ……」


春香「一体なんなの、これ……」


P(まあ、普通に生活してたら目にする機会はまず無いよな、こんなの)


P(……ちょっと、意地が悪かったかもな)


春香「諦めませんからね……!」


春香(よし、落ち着いて整理しよう)


春香(まず……)


春香(紙に書いてあるのは、ツーとトン、それに句点……)


春香(句点は、そのまま区切りだとすれば……)


春香(ツーとトンの組み合わせを何種類かに分けられる)


春香(そして、その組み合わせが、文字を表してるとすれば……?)


春香(6文字の言葉になる……!)


春香(…………ダメだ)


春香(6文字の言葉なんだろうなぁ、っていうのはわかるんだけど……)


春香(それ以上が全くわからないよぉ……)




ガチャ




あずさ「……ただいま戻りました〜」




春香「あ、あずささん。お疲れ様で〜す!」


P「お疲れ様です、あずささん」


P(あずささんか………)


P(あずささんなら、もしかしたら……)


P(いや、そんなわけないか)


あずさ「あら?春香ちゃん、何を見てるの?」


春香「ああ、これは……」ピラッ


春香「プロデューサーさんの暗号なんですけど、ちょっと意味がわからなくて……」


あずさ「ちょっと、見せてもらってもいいかしら〜?」


春香「はい、どうぞ」スッ


あずさ「………」


あずさ「これは……」


春香「あずささん、どうしたんですか?」


あずさ「春香ちゃん、ソファの下を見てもらえるかしら?」


P「!」


春香「え?まさか、暗号が解けたんですか!?」


あずさ「いいからいいから」


春香「はい、わかりました……」


春香「……よいしょっと」ゴソゴソ


春香「ん〜と……」ゴソゴソ


春香「……あれ?何か……ある?」ゴソゴソ


春香「…………この紙は……?」ピラッ


『ナデナデ券』


春香「ええっ!?な、なんで?」


P「さすがあずささんですね。まさか、モールス信号を知ってるなんて」


あずさ「お恥ずかしい話なんですけど、私、海で遭難してしまう事も多くて……」


あずさ「『このままじゃいけない』って思いまして、モールス信号を覚えたんです」


P「そうだったんですか……」


春香(その前に、迷子癖を直した方がいいんじゃ……)


あずさ「でも、なんなんですか?この『ナデナデ券』って」


P「ああ、その券を持っていれば、いつでもどこでも俺がナデナデしてあげる、っていう券なんですよ」


あずさ「まあ!それはステキな券ですね〜?」


あずさ「春香ちゃん、良かったわね〜?」


春香「えっ……?」


春香「でも、これはあずささんのお陰で……」


あずさ「ううん、春香ちゃんが見つけたのだから、これは春香ちゃんの物よ?」


春香「で、でも……」


P(ま、まずい、このままじゃナデナデ券が春香の手に……)


春香「………やっぱり私、受けとれません。この券は、あずささんの物です」


あずさ「春香ちゃん、いいのよ?遠慮なんかしないで」


春香「いえ、遠慮じゃなくて……」


春香「私、決めたんです」


春香「ナデナデ券は、自分の力で手に入れるって!」


あずさ「春香ちゃん……」


P(春香、そこまでして……)


あずさ「……」


あずさ「……わかったわ。この券は、私がもらうわね?」


春香「はい!」


P(……)


あずさ「……それじゃ、私は帰りますね〜?」


春香「お疲れ様で〜す!」


P「ちゃんとまっすぐ家に帰ってくださいねー」


あずさ「は〜い♪」




バタン




春香「……」


P「なあ、春香」


春香「はい?なんですか?」


P「そんなにナデナデ券が欲しいのか?」


春香「当たり前じゃないですか!だって私、まだもらってないですもん!」


春香「さあ、プロデューサーさん!次の問題を!」


P「はいはい、わかったよ」


P(自分の誕生日、完璧忘れてるな、これは)


P「じゃあ、次の問題だ」


春香「はいっ……!」ゴクリ






宝は765プロにある。

せっかちな人には見つけられないだろう。

エピローグを無事2人で迎えるため、

カーテンコールを聞き逃すな。

しばらくぶりに会った親友は4人。

テーブルを囲むのは3人。

うす暗い闇に近いのは、

花で飾られた部屋。

匂いを辿って一か八か探し出せ。



春香「………」


春香(なんか、今までの中で1番暗号っぽい気がする)


春香(よし、落ち着いて考えよう)


春香(まず大前提として、答えは『事務所のどこか』を示すものになるはず)


春香(1問目の答えは『冷蔵庫の中』で、2問目の答えは『ソファの下』だったもんね)


春香(……9行から成る文章かぁ)


春香(………)


春香(さっきのモールス信号の問題みたいに、ある程度まとまった言葉で一文字を表してると仮定すると……)


春香(例えば、1行で一文字の言葉を表しているとすれば、9行だから答えは9文字の言葉、って事になるね)


春香(でも、規則性がわからない事には……)




P(春香、気づくかなぁ。俺のメッセージに)


春香(場所を表しているっぽい言葉は、『花で囲まれた部屋』っていう部分だけど……)


春香(ウチの事務所にはそんな場所はないし、『匂いを辿って探せ』って言われてもねぇ)


春香(『しばらくぶりに会った親友は4人』で、『テーブルを囲むのは3人』ってどういう事だろ?)


春香(仲間はずれが一人いるって事なのかな?)


春香(あー、ダメだ。全然わからない……)


春香(うーん……)


P「どうだ、春香。答え、わかったか?」


春香「ま、まだです……」


P「ギブアップするなら言ってくれよな」


春香「し、しませんよぉ!絶対に解いちゃいますからね!」


P「そっか」


P(春香……)


春香(……もしかしたら)


春香(そもそもの私の考え方が間違ってるのかも……)


春香(……そうだよ。これは暗号なんだから、文章の意味を考えても仕方ないんだ、きっと)


春香(もっと違う観点から考えないと)


春香(……どういう風に考えればいいんだろう?)


春香(最初の問題みたいに、特定の文字を抜いて読む、とかかなぁ?)


春香(でも、それを一文字ずつ試してたら、時間がいくらあっても足りないよね)


春香(それに、今回は文字だけじゃなくて、数字もいくつか入ってるし……)


春香(ん?数字…………?)


春香(数字かぁ……)


春香(なんだろ……。数字がヒントになってるような、そんな気がしてきた……)


春香(えーっと……)


春香(この暗号に出てくる数字は、765、2、4、3……)


春香(漢数字も入れれば、最後の『一か八か』の1と8も数字っていえるね)


春香(76524318……)


春香(……ん?)


春香(12345678……)


春香(1から8までの数字が揃ってるんだ)


春香(1から8……)


春香(……)


春香(……)


春香(……)


春香(……)







春香「……あああああああっ!!」ガタッ






P「ど、どうした、春香……?」


春香「わ、わかった……!」


春香「えへへ♪私、わかっちゃいましたよ、プロデューサーさん!」


P「ほ、ホントか?」


P(バカな……。春香にわかるわけないと思ったのに……)


P「じゃ、一応答えを聞こうか」


春香「はいっ」


P(……大丈夫だ。まだ春香が間違っている可能性もある)


春香「この暗号には、1から8までの数字が登場します」


春香「実は、この1から8までの数字がヒントだったんですよ!」


P「……」


春香「1から8まで。つまり、9と10はありません」


春香「そして、文章中に出てこない9と10が答えを表しているんです!」


P「……」


春香「『9と10』……『きゅう、とう』……」






春香「……答えは、『給湯室』ですっ!」ババーン






P「……」


P「ば……」


P「バカな……」


P「……正解だ、春香」ガックリ


春香「や……」


春香「やったぁーー!」ダキッ


春香「ついに……!ついにやりましたよ、プロデューサーさんっ!」


春香「私、ついにナデナデ券をゲットしちゃいましたっ!」


春香「さあ、思う存分私の頭を撫でてくださいっ!さあ!」ズイッ


P「あ、ああ。……その前に、聞いていいか?」


春香「んもぅ、なんですか?」


P「さっきの問題、他に気づいた事はなかったか?」


春香「他にって?……ひょっとして、答えが他にもあるんですか?」


P「あ、いや……そういうわけじゃないんだが……」


P「……そっか。まあ、気づかなかったならいいんだ」


春香「なんですか?気になるじゃないですかー」


P「いいんだよ。大した事じゃないからさ」


春香「?……変なプロデューサーさん」


P(こういうのは、自分からバラしたら意味無いからな)


P(……まあ、仕方ないか)


春香「そ、それよりプロデューサーさん。早くお願いします!」ドキドキ


P「ああ、そうだったな」ナデナデ


春香「えへへ………///」


P(……結局、春香にナデナデ券をあげてしまった)ナデナデ


春香「ふわぁ………///」


P(まあ、後でちゃんとしたプレゼントを渡せばいいか)ナデナデ


春香「ふにゅう………///」ギュッ


P(別にプレゼントはいくつあってもいいはずだし)


P「………って、気づいたらもうこんな時間じゃないか」ナデナデ


春香「うふ……///」


P「……春香。おい、春香!」ユサユサ


春香「ふぁい……なんですかぁ……?」


P「まだ帰らなくていいのか?ほら、時間」スッ


春香「……」


春香「あの、プロデューサーさん……」


P「……どうした?」


春香「わ、私……」


春香「か……」






春香「……帰りたく、なくなっちゃいました………///」モジモジ






P「」


P「か、帰りたくないって……」


P「だ、ダメだろ、それは。ご両親、心配してるぞ、きっと」


春香「……お、親は……今日は帰って来ないんです……」


春香(……嘘なんですけどね)


P「そうなのか……」


P「いや、でも……事務所に泊まるわけにもいかないだろ?」


P「この前と違って、まだ電車も走ってる時間だ」


P「さ、用意して帰ろう。明日も仕事だぞ?」


春香「……」


P「……春香?」


春香「……」


春香「…………やっぱり、そうですよね……」ボソッ


P「……えっ?」


春香「……わかりました」


春香「私、帰りますね?」


P「あ、ああ。……気をつけてな」


春香「はい」


春香「プロデューサーさん、おやすみなさい。また明日!」


P「ああ、おやすみ」




バタン




P「………ふぅ」


P「……」


P「……ヤバかったな、さっき」


P(あんな顔で『帰りたくない』なんて言われたら……)


P(……ま、とりあえず何事もなくて良かった)


P(………………あ)


P(誕生日プレゼント、渡すの忘れた……)


P(何やってんだ、俺……)


P(はぁ……せっかく用意したのになぁ……)


〜 春香の部屋 〜



春香「……」ボフッ


春香(……脈、無いのかなぁ……)


春香(嘘ついてまで、プロデューサーさんの家に泊めてもらおうとしたのに……)


春香(私、カッコ悪いなぁ……)


春香「はぁ……」


春香「……」ゴロン


春香「……」ガサゴソ


春香「まあ、ナデナデ券が貰えたから、いいか」スッ


春香「これが、プロデューサーさんからの誕生日プレゼントだと思えば……」


…ヒラッ


春香「……あれ?なんか落ちた……」スッ


春香「この紙は……」ピラッ


春香「……ああ、最後の問題の紙かぁ」


春香「えへ、この紙、記念に取っておこうっと♪」


春香「……」じーっ


春香(難しかったよね、この暗号……)


春香「……」じーっ


春香「……………あれっ?」


春香「この暗号……縦に読むと……!」


春香「プロデューサーさん……!」ウルッ


春香(覚えていてくれたんだ、私の誕生日……!)


春香(ステキな言葉、ありがとうございます……!)




春香(…………おやすみなさい、プロデューサーさん)ギュッ










やよいとあずさは一体なにしに事務所に来たんだ...

とっくに誕生日終わっちゃってますけど……
はるるん誕生日おめでとう!
読んでくれた方、ありがとうございました

乙なんだけど縦に読んだら云々がわからぬ

乙ですよ乙

>>46
最後の暗号の各行の2文字目を縦読みするんです?

>>46
左から2文字目を縦読み


暗号ssは滅多に見ないからありがたい
次回作も楽しみにしてる


乙でした

おお
一文字目とか最後とか斜めとか色々やったが二文字目はきづかなかった

プレゼントの霊圧が消えた

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom