チノ「この街が危ない?」 (29)


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チノ「どういうことですか?おじいちゃん」


ティッピー「さっきのカフェ・ド・マンシーの結果なんじゃが……」


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チノ「つまり、占いの結果で…近いうちにこの街に災厄が来ると…」はぁ


ティッピー「信じとらんじゃろ!!」


チノ「あまりに突拍子がなかったので…」


ティッピー「そこでじゃチノよ!」



ティッピー「魔法少女となってこの街を守るのじゃ!!!!」


チノ「」

チノ「それでは、そろそろ学校の準備を…」すく…


ティッピー「待つんじゃ!!」



チノ「帰って来てからゆっくり聞きます」

学校



マヤ「おー!チノ!おはよー!」


メグ「おはよぉー」


チノ「二人とも、おはようございます」


マヤ「今日の体育はバドミントンだ!」

マヤ「球技大会のリベンジだ!!」グッ


メグ「だねー」


チノ「はい、頑張りましょう」

体育


マヤ「よーし!まずはわたしからだ!」



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体育終了


メグ「結局またまけちゃったねー」


チノ「ですね」


マヤ「くっそー、勝利のポーズしたかったなー」


チノ「………………」

昼休み



マヤ「そういえばさー、二人とも知ってる?」


チノ「?」


メグ「なになに?」


マヤ「最近、街中で野良ウサギが凶暴化してるんだってー」


メグ「凶暴化?」


チノ「知りませんでした」


チノ(シャロさんが聞いたら大変そうですね)

マヤ「あんまり知られてないみたいでさぁ」


マヤ「だから、今日学校が終わったら」



マヤ「3人でそのウサギ捕まえちゃおうぜ!」


メグ「え!?危なくないかなぁ」


チノ「ですね、危険だと思います」


マヤ「ええ!?だってほっといたら、怪我人が出るかもしれないだろ?」

マヤ「な?いいじゃん!危なくなったら逃げればいいんだし」


メグ「ちょっとこわいなぁ…」


チノ「そうです、そもそも危なくなるとわかってたら行かない方が…」


マヤ「もー!!だったら私一人で探すよ!」


メグ「ええ!?危ないよぉ」


マヤ「いいもんね!もう決めた!」


チノ「マヤさん…」あせあせ

放課後


マヤ「よっし!いくぞー!!」ダッ



メグ「あっ!マヤちゃん!」


チノ「マヤさん!」


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街中


マヤ「どこだー野良ウサギー!」


マヤ「捕まえられたら、報奨金とか出るのかなぁ?」ワクワク


マヤ「いないな…」



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その頃


メグ「チノちゃん…どうだった?」


チノ「だめです、どこにもいません……」

ティッピー「」ぴょんぴょんぴょん……



チノ「ティッピー!?」


メグ「あれー?どうしてここに?」



ティッピー「」ぴょんぴょんシュッシュッ!


チノ「?」


ティッピー「」ぴょんシュッシュッ!ぴょんぴょん


チノ「……」コクリ

チノ「メグさん、すいませんちょっと用事が…」


メグ「ええ!?マヤちゃんは!?」



チノ「こっちでも探してみます、メグさんも今日は危ないので家に帰りましょう」

メグ「う…うん…チノちゃんも気をつけてね」


チノ「はい」


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チノ「で…どうしてここに?」


ティッピー「魔力の気配がしたのでな…」


チノ「また…」


ティッピー「やっぱり信じとらんじゃろ!!」ぴょんっ


チノ「今はちょっと他のことで忙しいので」



ティッピー「もしかしたら、その事と関係しとるかもしれんのじゃぞ?」


チノ「?」

チノ「凶暴化してるウサギのことですか?」


ティッピー「凶暴化?ウサギ?」


チノ「よし、マヤさんを探しましょう。おじいちゃんも気をつけてくださいね」すく…


ティッピー「ああああ!!待てチノ!」


ティッピー「ウサギが凶暴化しとるというのも、ワシの感じた魔力のせいかもしれんぞ!」

チノ「魔力とか魔法少女とか…」


チノ「いったいなんのアニメを見たんですか?おじいちゃん」


ティッピー「違うわー!!」


ティッピー「!?」


ティッピー「またじゃ!?近いぞ!!」ぴょんぴょんぴょん



チノ「あっ、おじいちゃん」タッタッタッ

タッタッタッ



チノ「おじいちゃん…いきなりどうしたんですか」


ティッピー「見ろ」


チノ「へ?」




巨大ウサギ「フゥゥッッ!!」毛逆立ち




チノ「!?なんですかあれ!?人間と同じぐらいの大きさなんですが」


ティッピー「やはり、あのウサギから魔力を感じるの…誰かに魔力を注がれたようじゃ」


チノ「実際に見てしまっては…信じるしかないですね…」


ティッピー「だから初めから言っとったじゃろ!」

巨大ウサギ「フゥゥゥゥゥッッ」



ティッピー「来るぞチノ!!」


チノ「え?」


巨大ウサギ「」ヒュッ!!!



チノ「わっ!?」頭抱えしゃがみ込み


ヒュンッ!!!


ドゴオオオオオオオン!!!!



巨大ウサギ「フゥゥゥゥゥッッ」

ガラガラガラ……




チノ「おじいちゃん…コンクリートの壁が砕け散ったのですが……」

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ティッピー「戦うしかないぞチノ!」ピョーン…頭乗り


チノ「っ…戦う?私がですか!?」



ティッピー「行くぞチノ!」


キュウウウゥゥウアアア!

(謎変身空間突入)



チノ「んっ」

ぽんっ

(杖出現)

ぽんっ

(手袋ふぁさっ)

ぽんっ

(髪型ツインテール化)

ぽんっ

(服チェンジ)

ぽんっ

(リボンひらっ)

ぽんっ

(靴チェンジ)


ぽんっ

(ティッピー帽子化)



クルクルクル……


ドン!!!(決めポーズ)




(謎変身空間解除)



チノ「こ…これは」

チノ「魔法少女!?」身体見回し


ティッピー「これで、あのウサギと戦えるじゃろ」


ティッピー「次が来るぞチノ!!」


チノ「!?」


巨大ウサギ「フゥゥゥゥゥッッ!!!」突進

巨大ウサギ「」ガッ


チノ「くっ」ステッキ受け止め


ティッピー「チノ!魔法じゃ!!」


チノ「魔法!?どうすればいいんですか」ぐぐぐっ…


ティッピー「コーヒーの種類名を唱えればステッキが自動で魔法を出してくれるはずじゃ」


チノ「」コクリ


ぐぐぐぐぐぐっ


カァンッ!!
(弾き)



チノ「今ですっ!マンデリン!!!」バッ!!

ステッキ『インスタント=マンデリン』


ウサギの目の前から衝撃波発生



巨大ウサギ「!?」ブオッ!!



チノ「すごい…あの巨体を吹き飛ばしました」

チノ「続けて行きます!!」


チノ「モカ!!!」

ステッキ『インスタント=モカ』


ステッキから火球を飛ばす



巨大ウサギ「!?」ドォンドォンドォンッ!!!


チノ「やりました、ちゃんと効いてるみたいですね」

ティッピー「反撃される前に押し切るぞ!!」


チノ「はい」


チノ「トドメですっ!マンデリン!モカ!!」バッ

ステッキ『ブレンド=マンデリン・モカ』


衝撃波と火球の同時攻撃



巨大ウサギ「っっっ!!!?」ブオッ!ドドドドッ!!!


ドォォォォォン!!!!!

空中で爆発



チノ「ふぅ…」


ティッピー「上出来じゃ、チノ」

ドサッ…


チノ「ウサギが元に戻りました…だいじょぶでしょうか?」


ティッピー「相当な魔力を注がれていたから、おそらく大丈夫じゃろ」


ウサギ「」むく……


チノ「よかった…」


コロッ……


チノ「?……これは?」


ティッピー「ウサギに注がれていた魔力が結晶化したものじゃな」


ティッピー「」パクッ


チノ「おじいちゃん!?」

ティッピー「大丈夫じゃ」もごもご


ティッピー「そのまま放置しておいたら、また悪用されかねないからのぉ」もごもご


チノ「なるほど…」



ティッピー「」もごもご


ティッピー「…うまい」


チノ「」

チノ「それにしても…いったい誰がこんなことを…」


ティッピー「魔女じゃよ」


チノ「魔女?」


ティッピー「魔法少女の最大の敵じゃ」


ティッピー「いずれは戦うことになるじゃろうな」


チノ「なんで魔女はウサギに魔力を?」


ティッピー「おそらくウサギに魔力を注いで、ウサギの中で魔力を育てていたのじゃろう」


チノ「魔力を育てる?」


ティッピー「魔女の魔力は特殊でな…生物に注ぎ込むことで、その生物の生命力を餌にしてどんどん増幅するんじゃ」


ティッピー「増幅しきったところでウサギを殺して魔力を回収する算段だったのじゃろうな」


チノ「ひどい…」

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