【SS】咲「やっぱり京咲がナンバーワン!」京太郎「?」 (1000)


京太郎「(きょうさきってなんだ……?)」

咲「ナンバーワン! わんわんわんっ!」

和「いえ、やはりここは京和が一番かと」

優希「いくらのどちゃんといえど! 京優の方がいいに決まってるじぇ!」

京太郎「共有? (共有がいいってどういうことだ?)」

まこ「わしは京まこがええのぅ」

久「あら? 京久に決まってるじゃない。ロッカーこそ至高よ」

透華「いいえ、京透に決まっていますわね」

京太郎「(教頭? 共闘か?)」

純代「京ドムの方が……」

桃子「京桃が最高っすよ!」

照「京照……」

洋榎「京榎に決まっとるやろ!」

霞「京霞じゃないかしら?」

豊音「京豊がちょーいいよー!」

爽「京爽いいね!」

智葉「京智以外に興味は無いな」


咲「もぉー!! 京咲がナンバーワンなのに!」ムカムカ

 わいのわいのわいのわいの

京太郎「……?? みんなが何言ってるかわからない」ポツーン


竜華「う、うちは京竜が一番ええかなーって……//」テレテレ

京太郎「あっ、恐竜なら俺も好きです!!(やっと分かるのが来たぞ!)」


竜華「!?」カァァッ

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咲「……ギルティ」ボソッ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427983806



 このスレは京太郎を中心とした小ネタSSを淡々と投下するスレです
 以下の内容が含まれているので気を付けてください

・キャラ崩壊
・京太郎と女キャラの恋愛描写
・どっかでみたようなネタの焼き増し

一応前作
【安価ss】京太郎「えこひいきすることにした」咲「えっ」
【安価ss】京太郎「えこひいきすることにした」咲「えっ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426513168/)

 内容の続きとかは特に無いです


 ~やっぱり京咲がナンバーワン~

第一章【小悪魔テク! 文学少女の逆襲】


咲「……」ジィー


京太郎「でさ、その時に優希が」

和「え? そんなことを?」クスクス

優希「もぉぉぉぉ! 変なこと言うな!」

京太郎「あはは、悪い悪い」

優希「むむぅ」

京太郎「今度タコスおごってやるからさ」

優希「えへへ、なら許す!」

和「もう、ゆーきったら」

京太郎「和にも今度奢ってやるよ」

和「え? い、いいんですか?」

京太郎「ああ、当たり前だろ」

和「……ふ、ふふっ」グッ



咲「(これは由々しき事態かも!)」

 


 宮永家

咲「うぅ、このままじゃ京ちゃんを取られちゃうよぉ」グスグス

 コンコン

咲「? お父さん?」

 ガチャ

照「違う、私」

咲「お姉ちゃん! いつ帰ってきたの?」

照「ついさっき。もう私と咲は和解済み。お父さんとお母さんも仲直りしてる設定」

咲「設定とか言っていいのかわからないけど……ごめんね、今話したくないんだ」ゴシゴシ

照「泣いてたの?」

咲「うん」

照「理由を話して。力になれるかも」グッ

咲「えー? お姉ちゃんには無理だと思う」

照「どうして?」

咲「だって京咲の話だし」

照「……京照じゃないなら出番は無いね」ドサッ

咲「(と言いつつベッドに座るんだ)」

照「でも今日は特別に咲の力になってあげる」

咲「え? 本当!?」

照「咲の様子から察するに、他の女の子に京ちゃんを取られそうなんでしょ?」

咲「う、うん」

照「それは私としてもまずい。ここは停戦協定」

咲「ありがとう! お姉ちゃん!」

照「もっと褒めて」ニコニコ

咲「……うん」


 


 数分後

咲「……という感じなの」

照「なんという……なんという」ワナワナ

咲「どうにかなりそうかな?」

照「なる」

咲「ほ、本当!?」

照「私は東京で、最新の流行のモテテクを学んだ。敵はいない」キラーン

咲「す、凄い! これがインターハイチャンプ宮永照!!」

照「もっと褒めて」ニコニコ

咲「……うん」

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照「ということで、早速このサイトを参考にする」カタカタ

咲「(結局パソコン頼みなんだ……)」

照「出た。これこそがモテテクの極地!」

咲「どれどれ……」


モニター「モテる女子力を磨くための4つの心得」


咲「モテる女子力を磨くための4つの心得!?」

照「そう、モテる女子力を磨くための4つの心得」
 


咲「……」ジィー

照「この四つの項目を達成すれば、京ちゃんはもうメロメロ」

咲「す、凄い!」

【モテる女子力を磨くための4つの心得】 ※原文ママ

1. あえて2~3世代前のケータイを飲み会に持っていく

あえて2~3世代前のケータイを使うようにしましょう。
そして飲み会の場で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしくケータイを出していじってみましょう。
そして「あ~ん! このケータイ本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。
言わせたらもう大成功。
「ケータイとか詳しくなくてぇ~! ずっとコレ使ってるんですけどぉ~! 使いにくいんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」と言いましょう。
だいたいの男は新しいケータイを持ちたがる習性があるので、古かったとしても1世代前のケータイを使っているはずです。
そこで男が「新しいケータイにしないの?」と言ってくるはず(言ってこない空気が読めない男はその時点でガン無視OK)。
そう言われたらあなたは
「なんかなんかぁ~! 最近iPhone5が人気なんでしょー!? あれってどうなんですかぁ?」
「新しいの欲しいんですけどわかんなぁぁああい!! 私かわいそーなコ★」と返します。
すると男は「iPhone4でしょ? 5はまだ出てないよ。本当に良くわからないみたいだね。どんなのが欲しいの?」
という話になって、次の休みの日にふたりでケータイ選びのデートに行けるというわけです。
あなたの女子力が高ければ、男がケータイ買ってくれるかも!?


咲「たったこれだけでケータイを買って貰えるの!?」ドッギャーン

照「ね、凄いでしょ?」ニヤリ



咲「ほ、他には……」

【モテる女子力を磨くための4つの心得】 ※原文ママ

2. Twitterで><を使うとモテる

「キャー!」とか「悲しい!」などを表現する「><」をコメントに入れると
Twitterの男性ユーザーは「なんかこの子カワイイなぁ」や「支えてあげたいかも」と思ってくれます。
インターネット上では現実世界よりもイメージが増幅されて相手に伝わるので 「><」 を多用することによって、
男性はあなたを可憐で女の子らしいと勘違いしてくれるのです。
そういうキャラクターにするとほぼ絶対に同性に嫌われますが気にしないようにしましょう。

咲「うぅ、私Twitterやってないよぉ」シクシク

照「問題無い。メールでアピールすればいい」

咲「あ、そっかぁ」

照「それならTwitterと違って、特定多数に見られないから同性にも嫌われない」

咲「お、お姉ちゃん頭いい!」

照「もっと褒めて」ニコニコ

咲「……うん」



咲「次は……」

【モテる女子力を磨くための4つの心得】 ※原文ママ

3. とりあえず男には「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておく

飲み会などで男が女性に話すことといえば自慢話や趣味の話ばかり。
よって、女性にとってどうでもいい話ばかりです。
でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ~?」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、
さすがの男も「この女ダメだな」と気がついてしまいます。ダメ女だとバレたら終わりです。
そこは無意味にテンションをあげて、「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておくのが正解。
たとえ興味がない話題でも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。
積極的に話を聞いてくれる女性に男は弱いのです。
いろいろと話を聞いたあと、「〇〇は〇〇で、〇〇が〇〇なんですね! 覚えたぞぉ! メモメモ!」
とコメントすればパーフェクト。
続けて頭に指をさしてくるくる回しつつ
「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」と言って、「どうしたの?」と男に言わせるのもアリ。
そこで「私のハードディスクに記録しているのでありますっ☆」と言えば女子力アップ!
そこでまた男は「この子おもしろくてカワイイかも!?」と思ってくれます。
私は学歴も知識もありませんしブスですが、こういうテクニックを使えば知識がない私のようなバカ女のほうがモテたりするのです。
男は優越感に浸りたいですからね。

咲「知りたい知りたーい……」カキカキ

照「これでもう京ちゃんの心は咲に釘付け」

咲「で、でもいいの? 私ばっかりこんな」

照「私はお姉ちゃんだから我慢する。それに、咲となら京ちゃんを共有してもいい」

咲「お、お姉ちゃん!」ジィーン

照「感動はいいから褒めて」

咲「……お姉ちゃんは優しいね」

照「もっと褒めて」ニコニコ

咲「……うん」


咲「そして最後は……」

【モテる女子力を磨くための4つの心得】 ※原文ママ

4. レストランではオムライスを食べられない女をアピールせよ

男とレストランに入ったら、真っ先にオムライスなどの卵を使った料理を探して
「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。
するとほぼ100パーセント「どうして? 嫌いなの?」と聞かれるので、
「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。
ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの?」と聞かれるので、
うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。
「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうじゃないですかぁっ! 赤ちゃんかわいそうですぅ!」
「まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)。ピヨピヨとすら鳴けないんですよ……」
と身を震わせて言うのです。
その瞬間、あなたの女子力がアップします。
きっと男は「なんて優しい天使のようなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」
と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。
意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけオムライスを食べて大丈夫です。
「食べられないんじゃなかったっけ?」と言われたら「大丈夫になった」とか「慣れた」
「そんなこと言ってない」と言っておけばOKです。

咲「お、オムライスにこんな秘密が!?」

照「……これで四つ全てを習得した。咲はもう立派な小悪魔ガール」

咲「こ、小悪魔!?」ガーン

照「もう何も怖くない。後はたっぷりと京ちゃんを篭絡するのみ」

咲「え、えへへへっ! やったぁ」

照「きっとこのサイトの著者も応援してくれてる」

咲「うん。見ててくださいね……」ジッ

 著者 アラサー嬢      ※ 当然元ネタの作者は違います

咲「アラサー嬢さん!」


 一方その頃

           ____
     ,. ..:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ            /|
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  ′:.:.:.:.: |:.:.:./|:.:/|/|:.:.:∧:.:/i:.:|:.:.:.:.   ≫  し  オ  ≪
 i:.:.:.:.:.|:.:.:レ'V :|/   |/ .V :|/|:.:|:.:i   ≫   よ   ム  ≪
 |:.:.:.:.:.|:.:.:|´ ̄ ̄      ̄ ̄`|:.:|:.:|    ≫   う  .ラ  ≪
 |:.:.:.:.:.|:.: 抖芋ミ     仗芋ミ:.:.|:.:|    ≫   !  .イ  ≪
 |:.:.:.:.:.|:.:.:|弋::::ノ    弋:::ノ :.:.|:.:|    ≫       .ス  ≪
 |:.:.:.:.:.|:.:.:|        '      |: :|:.:|    ≫     に  ≪
 |:.:.:.:.:.|:.:.:|    、_ _    |: :|:.:|    ≫           ≪
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 元ネタサイト様
 http://youpouch.com/2011/04/26/162331/

 ちなみに続編が出ていますが
 それもやる予定なので、ネタバレが嫌な人は続きは見ないことをおすすめします

 あと、ちょこっと休憩貰いますね>< 
 その後に実践編をやりますよー ぷんぷくり~ん



 翌日


京太郎「おはよう咲」

咲「あ、京ちゃん!」トテトテ

京太郎「なんだか機嫌いいな? 何かあったか?」

咲「う、ううん。それより、今日の放課後は何か予定ある?」

京太郎「今日か? 今日は特にねぇけど?」

咲「ならさ、二人で出かけない?」

京太郎「ん? 別にいいけど?」

咲「えへへ、やったぁ!」



 数十分前

照「飲み屋には私達の年齢じゃいけない」

咲「う、うん」

照「だから放課後にレストランに誘う」

咲「わ、分かった。頑張る!」

照「私も見守ってるから大船に乗ったつもりでいて」

咲「頑張るよ!」


 現在

咲「(京ちゃんをメロメロにする……!)」

京太郎「(咲のやつ、なんか気合入ってんな)」



 放課後

咲「京ちゃん! 早く行こっ!」

京太郎「ああ。でもどこへ行くんだ?」

咲「えっとね……駅前のファミレスでいい?」

京太郎「あそこか。いいぜ」

咲「よし! じゃあ急ごう!」ガシッ

京太郎「ちょ、おい! 引っ張るなよ!」

 ダダダ

咲「(小悪魔テク小悪魔テク!)」メラメラ

京太郎「(なんか疲れてんのかなぁ、咲)」


 ファミレス

 カランカラン

咲「着いたー!」

京太郎「おい、急ぎ過ぎだろ……」ハァハァ

店員?「よく来たね。どうぞこちらへ」

咲「はい!」

京太郎「あれ? 今の店員さん、照さんに似てなかったか?」

咲「き、気のせいじゃないかな? それよりほら! 早く早く!」

京太郎「お、おう?」


店員?「……頑張れ咲!」グッ




店員?「水です」コトッ

京太郎「ありがとうございます」ニコッ

店員?「愛してる」

京太郎「え?」

咲「げふんげふんげふん!」バンバン

店員?「やっぱり京照がナンバーワン……」ボソボソ

咲「京咲だもん」

京太郎「??」

咲「いいからほら! メニューメニュー!」

京太郎「お、おう? 何食おうかなー」ペラ

咲「(お姉ちゃんが見守ってくれてる内に、実践しなきゃ!)」


1. あえて2~3世代前のケータイを飲み会に持っていく


咲「あ、あー!!」バッ

京太郎「!?」ビクッ

咲「和ちゃんにメールするの忘れてたなー! 今メールしてもいいかなー?」

京太郎「お、おう? 好きにすれば?」

咲「ありがとう。じゃあ……」ガサゴソ

紙コップ「」

京太郎「……は?」

咲「えっとぉ、メールを打つには……」パコパコ

紙コップ「」グシャグシャ


店員?「(咲、うまいね。あんな古い電話を使っていたら、京ちゃんも放っておけないハズ!!!)」


京太郎「(いきなり目の前で咲が糸電話でメールを打ち始めたんですが)」キョトン

咲「(い、今がチャンス!!!)」

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:,;.:.;;.;,:::;,:,:.;.;;.,:;:,:,:,:;..;.;,:;. \\ :|   ̄ /liノ心     〕ト、//ヽl  ,.,,:;,.:;,:;.,:;.:,:.,.:,;:

京太郎「!?」ゾクッ

咲「あ~ん! このケータイ本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」ジタバタ

京太郎「?!?!?!?」


京太郎「……え?」

咲「……」ジタバタ

京太郎「(これ、何? え? 頭でも打ったのか?)」

咲「(あれ? どうしたの? ってこないな……まだアピールが足りないのかな?)」チラッ


店員?「(もっと! もっと激しく咲!!」)」カンペ


咲「(分かったよお姉ちゃん!!)」コクッ

京太郎「お、おい?」

咲「はぁぁぁぁ!? マジありえないんですけどぉぉぉぉお!! このケータイぃぃぃぃ!!」ガンガンッ

京太郎「ひっ!?」

咲「どうしたらいいのぉぉぉぉぉおっ!?」ガタガタガタ

京太郎「お、おい! どうしたんだ咲!?」ガシッ

咲「(来た!!)」ピコーン!


店員?「よっしゃ!!」


咲「ケータイとか詳しくなくてぇ~! ずっとコレ使ってるんですけどぉ~!」

京太郎「(え? これケータイなの? というか、お前普通の機種持ってただろ? あれ? 俺の誤解なの?)」アセダラダラ

咲「使いにくいんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」

京太郎「」

: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ  !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ (……マジカヨ)

: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
.: : 丶    \゙、        `> リ  `
ヽ: : :`┬ 、  ヾ          /
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >

咲「(決まったッ!!)」ドヤッ


店員?「(クリティカルヒット!!!)」ニヤリ



京太郎「(お、落ち着け俺! これはきっとアレだ! 咲のいたずらか何かだ!)」

咲「(次は新しいの買わないの? ってくるはず!)」ドキドキ

京太郎「(飲まれるな。平常心で……落ち着いて対応するんだ)」

咲「(お願い京ちゃん! 来て!!)」

京太郎「あ、あー……なら、新しいのに買い換えればいいんじゃないか?」

咲「(キタァァァ!!!!)」


店員?「っしぃぃぃ!」


京太郎「ほら、今はスマフォとかあるし……」

咲「なんかなんかぁ~! 最近iPhone5が人気なんでしょー!? あれってどうなのぉ?」

京太郎「あ、いや。新しいのはiPhone6だな。5とか使ってるのはアラフォーくらいだよ」 ※>>1に悪意はありません

咲「新しいの欲しいんですけどわかんなぁぁああい!!」ジタバタ

京太郎「ひっ!?」ビクッ

                  ,. : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : .、
               ,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、

              /: : : ,: /: :/: : : イ: :|: : ,: : : 、: :ヽ
             /: : : : /_/_:/:': ': : / |: _}_:/: :|: :.∨: : :.
           /: : : :.,ィ/://:l{: |: |: :.| }: /:/:}`: : : :|: : : :.

            /: :.//: :|: {:{:从:{从: :| /:イ:/:イ/ |: : :|: : : :.|
              {:/  ' : : {: |/' Ⅵ  \  / '   }: : :, : : : }
              {: :,: :从 ィ=ミ     ィ≠ミ/: : /-、: /
              |:/: : :{` :.:.:. '     :.:.:.:. ム: :/ Yl}ィァ
               ∧: :从     __   _   /:イ__///ア
               ∨  、   V  ノ 、 ヽイ: : ////
                   ` .   ....:::}  }'/ 〃- く
                ___   `T ´/:|    /, - }-、
                /:/::::::`ー-´l/::イ}   とイ-、 ノ、\
                 /:/:::::::/-/:/:.:八      / ∨ \
               /{::{:::::::/ /:/:.:./  \'  /:.、  ∨__〉
              , Ⅵ::::,/:/:.:./   /__/::::/∧  ,
              {  {:.∨:イ:.:./    ∨二二 イ:::∧  :.
              | ∧:.}':.:./       \__,/  、 ,
                 Ⅵ 「 ̄}         乂        \
              | { |_」           \       ヽ
              | | /:.:.∧            |\         }

咲「私かわいそーなコ★」

京太郎「」ガタガタガタガタガタ


店員?「このパフェんっめ……」モグモグ






京太郎「(やばい。一度咲を病院に連れていった方が……)」ブルブル

咲「(あっ、しまった。先に京ちゃんがiPhoneについて突っ込んできちゃった)」ショボン


店員?「(さぁ、どうする咲!?)」モグモグ


咲「(うぅー、どうにかしなきゃ!)」

京太郎「な、なぁ咲」

咲「でもぉぉぉぉぉ!!!」

京太郎「!?」

咲「やっぱりiPhone7が欲しいなぁぁぁぁあっ!!!!」ガタガタ

京太郎「ひゃぁぁぁあっ!?」ガターン!

咲「いつ発売なのぉぉぉぉ!?」ドンドンドンッ!!

京太郎「ご、ごめん! わからない!! 分からないんだ! 許してくれ!!!」

咲「えぇぇぇぇ!? 分からないのぉぉぉぉ?!」

京太郎「は、発売されたら買ってやるから!! だから許してくれ!! な!?」

    ,':.:.:.:.:': :.:. :.:.| , イ:.l | ̄`丶:.|:.: .|  , -‐-、 | |  :i:.:.:.:.:\
   ,' : : :! :.:.:.:.:.:/:.:.:.:!',| |:.:|__|:.:.:.j:.:.:j|:.:.:.:.:|:.:.|:.:\:|:... i     ヽ
   ! : :.:.:.| :.:.:.:.: !:.:!:.:.:.:| i| ヽ| j:.:./|:./ !:.:.:.;'j:.,'|:./ |:.|:.:.:.:.|:.:.    i
   ! .:.:.:.:.| : :.:.:.:.', |ヽ:.:ヒニ三≠/ j/ j:.:.///_j/ j/|:.:.:.:' i:.:.:. .  i
   | :.:.:.:.:.! : .:.:.: ヽイ X::::::::ハ `  / ///"ィハ,`ヽ f:.:.:/:.:i` 丶 、i
.   !: :.:.:.:.:!:.:.:.:.:.\{{ {: {:::::::kd       i{::::::r! }} /:.:/:.:.:i|
   !:.:.:.:/ ヽ:.:.:.:.:.:!ヽ.マOイ ソ         Y) イ!.ノ//:.:.:.:.:i   ドキッ
.   ;.:.:.:{{  \:.:.ヽ  `¨¨´         、 `¨´  {:.:.:.:.:.:.:.:i
    ',:.:八   `丶\ ゙゙゙゙゙             ゙゙゙゙゙ l:.:.:!.:ト、:. i
     ヽ|ヽヽ.                      !:::ハ| ヽl
.        \.ー\        ⊂ニ  つ     .イj/  !  |
        ヽiヽ::}丶    , ---- 、    <

.          ヽヽl    ./   /\ \イ
            l    / / , ヘ.Y´
            ,xへ|   // / ,.へ.\

咲「え? いいの?」

京太郎「あ、ああ」ゼーハー

咲「(え、えへへ! やった! これで京ちゃんに携帯を買って貰える!)」ニコニコ


店員?「ピンチをチャンスに変えたね、咲」ニヤリ




京太郎「(多分、咲は全国大会の疲れでおかしくなってるんだ。そうに違いない)」ドギマギ

咲「(やっぱりあのサイトは本物だったんだ! よーし、このまま頑張ろう!)」ニコニコ

京太郎「(今日は咲の言うとおりにしておこう)」

咲「(次の実践は……)」


2. Twitterで><を使うとモテる


咲「(Twitterはやってないから……メールで)」

京太郎「……」ビクビク

咲「ね、ねぇねぇ。ちょっとメールで話さない?」

京太郎「え?」

咲「ほら、たまにはそういうのも新鮮だし」サッ

京太郎「(普通の携帯持ってんじゃん)」ガビーン

咲「ねぇ? いいでしょ?」

京太郎「お、おう(ここは合わせておくか)」

咲「えっと……」カチカチ

京太郎「……」

咲「えへへ、送信っと!」

京太郎「(本当に大丈夫なのか、咲)」

 ブーッブーッ

京太郎「(どれどれ?)」パカッ


【ファミレス><デートだね><】

京ちゃんはもう何にするか決めた><

><><><><><><><><

私はまだ迷っちゃうなぁー><
えへへ><
全部美味しそうに><
見えるよね><><><
私は><
京ちゃんと一緒なら><
なんでも><><><><美味しく><><
食べられるけどね><><><><><><
><><><><><><><><

京太郎「(……なんだこれ)」ドンビキ

咲「(ど、どうかな?)」ドキドキ



店員?「(メールは流石に見れない)」




京太郎「あー、まぁ。いいんじゃないか」パタン

咲「(や、やった!)」

京太郎「(正直内容はあまり入ってこなかったかな)」

咲「(この調子で京ちゃんを落とす!!!)」


3. とりあえず男には「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておく


京太郎「メールはもういいだろ。早くメニュー決めようぜ」

咲「うん。どうしよっかなー」

京太郎「……なぁ、咲」

咲「何? どうかしたの?」

京太郎「あのさ。お前、少し疲れてるんじゃないか?」

咲「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」キャピッ

京太郎「!?」ゾワッ

咲「もっと教えてよー、詳しくー♪」ニコニコ

京太郎「あ、いや! 悪気があるわけじゃなくて! 俺はただ純粋に心配して、だな」

咲「ふむふむ」

京太郎「お前が何か疲れたりして、おかしくなってるんじゃないかって」アセアセ

咲「(よし、今だ!)」キラーン


店員?「行ったれー! 咲ぃー!」


咲「京ちゃんは私を疲れてるおかしい奴だって思ってるんだね! 覚えたぞぉ! メモメモ!!」

京太郎「……え?(あれ? これ、怒ってんのか?)」」サァー

         / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
        /  ....:.:.:.:|.:.:.:.:/|:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
.       / .:.:/ .:.:斗─- l{:.:.:.:.:/|:./|:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.  r-、   / /7 :.:./ |:./  Ⅳ / ―- 、 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 八 ヽ     .:.:r- .rテ≠ミ ∨    |/  \/:.:./⌒):.:.:.:
   ヽ ‘, /^l|:/| i{ ん,ハ         j/}/:{  ⌒)::
    〉⌒ヽ、| |/圦.._}弋うン     __  /:/ ̄ ̄:./
    ノ  ⌒ヽ'.  lN i//)  '    ´ ̄ ̄`    ノ:.:.:.:|/
   〈  ⌒ヽ| i  .八     _   (//) rイ:.:.:./|
   {  々ノ     \  マ  ノ    /|:./j/
   ‘,   |   __≧...   _   イ  /ニニ\
    ,〉   从 /|ニニニニニニ7ヽ    /ニ二二\

   /7   ,')]/  :|ニニニニニ7__    /ニニニニニ二>、


咲「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」グルグル

※人差し指を頭に当てて、指をくるくる回しています

京太郎「」


咲「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」グルグル


京太郎「や、やめてくれ……! 咲、咲ぃ!! 何やってんだよ!!!!」

咲「私のハードディスクに記録しているのでありますっ☆」キャピッ


京太郎「……あ、ぁぁ……咲ぃ」ポロポロ


咲「(京ちゃんが私の可愛さに泣いてる!?)」ドキッ


店員?「凄い、なんて女子力なの」ゾクゾク



京太郎「くそ、くそぉ……(俺が不甲斐ないばっかりに)」グスッ

咲「(これはもう疑いようがないよ! ここで勝負を決めなきゃ!)」


4. レストランではオムライスを食べられない女をアピールせよ


店員?「(遂にやるつもりだね、咲。ここはアシストしなきゃ!)」ダッ

京太郎「なぁ、咲。もうやめ……」

店員?「ご注文をどうぞー!」

咲「(ナイスアシストだよお姉ちゃん!) えーっと、どうしようかなー」

店員?「このお店はオムライスがオススメ」

京太郎「……」

咲「「あーん! 私オムライス食べられないんだよねぇ~(悲)」

京太郎「……そう、なのか? 嫌い、だったっけ……?」 

咲「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないのっ><」

京太郎「……なんで?」

店員?「(大チャンス!!!)」

咲「……だって、……だって、卵割ったらヒヨコが死んじゃうんだよっ!」

京太郎「……食用の卵は無精卵だから」

咲「赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)」

京太郎「永遠に生まれないけどね」

咲「ピヨピヨとすら鳴けないんだよ……」ブルブルブル

店員?「(驚異の女子力!!!)」

京太郎「……」

店員?「それで、注文は?」

咲「あ、オムライスで」

店員?「かしこまりましたー」

京太郎「え? 食べられないんじゃ……」

咲「え? そんなこと言ったっけ?」

京太郎「言った」

咲「え、えっと……多分大丈夫になったんだよ」

京太郎「そっか」

咲「うん!」

京太郎「……」



 数分後

咲「えへへ、美味しいね」モグモグ

京太郎「ああ。そうだな」

                  ___,-、 _, ---- 、

               ,   ´     /  `  < ⌒\
               /        |    :.   `ヽ、
             /     / /   l|    V     `   、
              .'     / , { { | |     | 、   、_ \_
              |     | | | |∧| {   :  ハ  V  、\  ̄´
               | | {/--{ 从  | , |-|、 |  、 \`

            ' | ,..- | | | ,ィtォ=ミ∧ |,ィtォ、} / |l ハ\_、
          /イ{ { r 从 { Vソ   ∨' Vソ/イ |∧}
            ∨乂   \            |/ j' リ
            }∧ ー:.          `   ムl/
            /  、 八    _ _   人
               }イ/|\        /
              「<l|  `  .__/_
              |////>、     | 「/|
              -=≦、[二]//l}    |、}l∧_
         -=≦///////////\   |/////≧=-

京太郎「なぁ、咲」

咲「なぁに?」ニコニコ

京太郎「今まで、お前の気持ちに気づかなくてごめん」

咲「え?」ドキッ

京太郎「俺、ダメな奴だったよ。だけど、これからは頑張るから」

咲「(こ、こここここここ!? これって告白!?)」

京太郎「い、一緒に……ヒグッ、戦っていこうかな……グスッ」

咲「(嬉し泣ききたぁぁぁ! えへへ、私も京ちゃんのこと大好きだよ!!!)」ニヤニヤ

京太郎「(こんな大事な話をしてるのにニヤニヤと……もう、咲の精神は)」ブルブル


店員?「ふふ。悔しいけど、咲と京ちゃんの相性はさすが」


咲「えへへへっ!」

京太郎「咲ぃ……俺が、俺がなんとかしてやるからな」

咲「うん! これからもよろしくね!」


     /    .:: : .:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: : : i
   /          / .   /::.:::::    .:::;:イ :/:.::::::::::::::::!   !
  // ..::::_ /: .::::::::/::::::::::::;:イ::;ィ:::::::::::::::::://::/:::::::::::::::::/:: . : :!
 /;/´ ̄ /: .::::::/:;:-‐/T77i ̄:::; -‐' /::7ナー-、_:::/:::レ::!: |

 ´    /: :.:::∠:::イ   ___!:::/   /ノ!ナ|::::::://::::::::::::: :!
      /.:::::::::::::::::;ヘ! ァ"7::::::::iヾ     '´,;-ァ=!::;ィ、 /::::::::/::: : !
     /;:イ::::::::::::::::{ヽ|.'{  b::::::::!      h::::レ:::i>'::::::::/イ:: : !、
    // /:::::::::::::/::|  ! ` ゝ:::ン_        ,!'_::::;ン/:::::::/ i::: : 、ヽ、
   .!/ !/:::::::::/:::::ヽ i   , , ,   ,     , , , i:::::::/ /:::::: : : iヽヽ
   / /::::::::::/:::::::::::゙、_|              |:|:::/_ノ:::::::::. : : ゙、 \ヽ
    /:::::://::::::::::::::;ハ     _  _     !:i:::、::::::、::::::::. : : :i  ヽ!
  ∠./‐' /:::::::::::/   > 、      ̄    /v、::ヽ:::丶:::::::.. : :!
       /::/::::/ _,ノ:::::::::` r 、     ,  イ、/  ' !::::/\::::.、: :!
     /::/;/  `ヽ、__;ィ:|:ー-`〒´-‐:':´::|    レ'  ヽ;ハノ
    //        _,..-'´:|::::::::::::||:::::::::::::::::!丶,、
        _,... -―'::´:::| :::::::::::::::::::::||:::::::::::::::::::::::::|:`ー-、

照「頑張れ咲。やっぱり京咲がナンバーワン」



 第一章 カンッ



 第二章 モテル反撃!犯される女子力!  予告


咲「えへへ。私で大成功だったから、次はお姉ちゃんの番だね」

照「いいの?」

咲「うん! 京ちゃんは私達二人のものだから」

照「ありがとう……咲」ギュッ

咲「それじゃあ、あのサイトを参考にしよう!」

照「うん。続きは……」


【合コンで男を落とす6つのテクニック / 泥酔おもらし女子で高レベルな恋愛を】

1. 太モモを触らせる

2. 男性の手を握ってニギニギ

3. 男性に指酒を飲ませる

4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ

5. お弁当女子で女子力アピール

6. 泥酔おもらし女子


咲「こ、これは!?」

           . :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
         . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
        ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
.       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :′

.        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,
       /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ′
.       ∧: : :.i.: : : : : | : : : : i|: : : : : : : : :.:|: : : 、 : : : : : : : i
     /_\ |: : :.|: : | : : : : i|: : : : : : : : :.:|: :| :ハ: l : : |i : |
    ./: : :,イ: :'|: : :.|: :_|_: : : : il: : : : : :ト、: :.:| }/_, ∨: : :|i : |
   /: :/' |: :l|: : :.|_l: |__ x、八.: : : : :| \} '",,_ i´) : :|i : |

  .//   |: 八: : | 乂_弋ツ>\: : :|<弋ツ.ノ .:::∧: リ.: :|

  ′    |: : : \|:ハ::::::: ̄:::::::::::: \{:::::::: ̄´:::::::/: ::∨: : |
        |l: : : : : : λ       ,        ハ: : : : : : :|
        i|: : : : : : :込、   __   __,.   ,イ: ! : : :、 : :|
       __|: : : : : : : : :|__,.    ー‐ ´  ./|:|: : : : : ハ: :|
-‐= '      |: : :.l| : : : : | .::/>       . イ.>|: : |: : :/ ‐ :|
          |l : :八: : : : |.:::′          /:::::|: /|: :/_   '}
        八:/  \: : |:::|-- 、     --/ .:::::|:/ |:/
               \|:::ト-========イ    }' .ノ'

照「まさに、私にふさわしい女子力アピール……」ニヤリ


 つ づ く


 咲オワタのでここまで

 このスレはこういうネタをちまちま投下します
 基本残念なぽんこつキャラが京ちゃんを振り回す感じですね

 リクとか元ネタ提供は歓迎なので、是非ともお願いします

 追記
 今回は女子力の4つの心得の詳細を先に提示してから投下しましたが
 次回は隠した方がいいでしょうか?

 いきなり照の実践を見たい、という派がいればそれも考慮しようかと思います

>>63
お言葉に甘えて元ネタ提供を

蒼穹のファフナーより部屋紹介ネタ
菫や智葉のような生真面目で不器用なキャラに合うかも
話の流れは以下の動画を参照してください
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6651757

>>77
 確認したので照編の次にやろうかと思います

 今回は実践編→サイトに実際に載っている本文を紹介
 というスタンスで行きます

 断っておきますが、>>1に咲キャラを乏すつもりは全くありませんのであしからず

※それほど今回の女子力テクは次元を超越していますので、照ファンはご注意
※強くてカッコイイ、インターハイチャンプ宮永照のイメージを壊したくない人は本当に閲覧注意です 



咲「(あの日、京ちゃんとファミレスデートしてからというもの)」

京太郎「さ、咲! お腹空いてないか?」

咲「う、ううん。大丈夫」

京太郎「そっか。何かあったらすぐ言えよ」ビクビク

咲「えへへっ。ありがとうっ!」

京太郎「……」ブルブル

咲「(京ちゃんがすっごく優しくなった。これも全部、あのサイトのお陰だね!)」

【女子力を上げる四つの心得】

咲「ありがとう、アラサー嬢さん」ニッコリ


 宮永家


照「そう、よかった」ヨシヨシ

咲「えへへ。私で大成功だったから、次はお姉ちゃんの番だね」

照「いいの?」

咲「うん! 京ちゃんは私達二人のものだから」

照「ありがとう……咲」ギュッ

咲「それじゃあ、あのサイトを参考にしよう!」

照「うん。続きは……」


【合コンで男を落とす6つのテクニック】


1. 太モモを触らせる

2. 男性の手を握ってニギニギ

3. 男性に指酒を飲ませる

4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ

5. お弁当女子で女子力アピール

6. 泥酔おもらし女子


咲「こ、これは!?」

照「まさに、私にふさわしい女子力アピール……」ニヤリ

咲「でも、私達合コンなんてできないよ?」

照「私にいい考えがある」

咲「本当?」

照「うん。後は……」ピッポッパ

咲「電話?」

照「応援を呼ぶ」



 第二章 モテル反撃!犯される女子力!


 ファミレス

京太郎「……(ここは、咲がおかしくなったあのファミレスだ)」

 カランカラーン

淡「うぁー! すっずしぃー!」

菫「ふぅ。長野は遠いな」

照「……あ、京ちゃん」

京太郎「照さん! それに、大星と弘世さんも!」

照「……(やっぱり間近で見るとカッコイイ)」ニヤ

京太郎「(今日、照さんを長野に呼んだのは他でもない。咲のことで話があったからだ)」

淡「長野旅行だー! いぇーい!」

菫「はしゃぐな淡。迷惑だろう」

淡「ぶぅー」

京太郎「(なのになんでこの二人が着いてきてるんだろう)」

照「(これで人数は四人。合コンの条件は満たしている)」ニヤリ

菫「席順はどうする? 須賀君の横に私でもいいか?」

淡「はいはーい! 私が座るー!」バッ

京太郎「おわっ!? なんだよ急に!?」

淡「いいじゃんいいじゃん! 金髪仲間だー! いぇーい!」

京太郎「テンション高いな、ほんと」クスッ

照「……」ゴゴゴゴゴ

菫「(照の顔が虎眼先生みたいになってるな)」

照「(落ち着いて。所詮、淡は人数合わせ。私の女子力で蹴散らすのみ)」

淡「何たのもっかなー?」ワクワク


照「(まずは落ち着くことが大事)」スゥーハー

 コソコソ

照「!(あれは!?)」

店員?「(頑張って、お姉ちゃん!)」カンペ

照「(咲! ありがとう……頑張るから!)」グッ

淡「オススメあるー?」

京太郎「オムライスがうまいらしいぞ」

淡「えー? 私、オムライス食べられない!」

京太郎「なんで?」

淡「だって卵がかわいそうじゃん!」

京太郎「おいおい……お前まで変なこと言うのか」

淡「あははっ! うそうっそー! オムライス大好き!」ケラケラ

京太郎「(可愛いなコイツ)」

照「(まずい! 淡に先んじられないように!)」メラメラ


【合コンで男を落とす6つのテクニック】 原文ママ

合コンでステキな男性を見つけたとします。
あなたは、その男性を絶対に落としたいと思っているとします。
でも、思っているだけじゃ落とすことはできません。
徹底的に女性の魅力を武器として男性を落としましょう。
合コンに来ている男性のほとんどは性欲を発散できずに困っているので、
女性の魅力を徹底的に利用すれば高確率で男を落とすことが可能なのです。
静かにひとりで飲んでいる男がいても、単なるムッツリスケベなだけで内面はドスケベです。
男性は性欲のかたまりと思って間違いありません。女性の武器を使って落としましょう。
結局、性的アピールが強い女性が勝者となります。


照「(つまり、この完璧な体で京ちゃんを篭絡する!)」



淡「ヒヨコが可哀想~♪ でも美味しいから食べるぅ~♪」

菫「なんでそんなに機嫌がいいんだ?」

淡「ん~? えへへ、なんでかなぁ~?」チラッ

京太郎「? なんだ?」

淡「んふふー、なんだろうね?」クスクス

照「きょ、京ちゃん!!」ガタッ

京太郎「はい? なんですか?」



1. 太モモを触らせる

照「(恥ずかしいけど、負けていられない!)」

京太郎「?」

照「わ、私」ワナワナ

京太郎「どうかしたんですか?」

照「乾燥肌で困っているんですよ~><」

京太郎「……え」

菫「ぶふぉっ!?」ミズブシャー

淡「わぁっ!? 冷たいっ!?」

京太郎「か、感想肌?」

照「触ればわかるよカサカサ~(涙)」ガシッ

京太郎「へ? テーブルの下から俺の手を……?」

照「(このまま太ももを触って貰う!!)」ギラギラ

 ガバッ

照「どう~? カサカサでしょ~?」

京太郎「(え? 何が起こってんのこれ? 俺の手が……照さんのスカートの中に!?)」

照「(ひゃんっ……京ちゃんの手あったかい……)」ドキドキ

菫「」

淡「うわーびしょびっしょ」

京太郎「て、照さん!? な、ななななっ!?」バッ

照「あっ……(手を離されちゃった。でも、次はこっちが京ちゃんを)」グッ

 バッ

照「次は京ちゃんの肌をチェックしたいなぁ~?」

京太郎「うぇ!?」

照「(狙うは足!! でも、京ちゃんはズボンだから!)」ガサゴソ

京太郎「ちょ、ちょっと!? テーブルに頭突っ込んでなにしてるんですか!?」

照「じっとしててねぇ~♪」カチャカチャ

京太郎「ちょ!? 何してんすか!? ズボンを脱がさないでください!」ジタバタ

照「(一気に脱がすっ!!)」ギュルギュルギュルギュル!

京太郎「いやぁぁぁぁっ!」スッポォーン

菫「須賀のズボンが弾けとんだ!?」

淡「可愛いトラパン履いてるじゃん」


店員?「……」カシャッ カシャカシャカシャカシャ!


京太郎「(いきなりスカートの中に手を突っ込まされたかと思えば、今度はズボンを脱がされた)」ガビーン

照「(うまくいった。次は……!)」

京太郎「照さん! 何を!?」

照「すっごいスベスベ~♪」サワサワサワ

京太郎「ほわぁっ!?」

照「(このまま京ちゃんを触り続ける)」

1. 太モモを触らせる

あなた自身のほうから男性に太モモを触らせましょう。
必然的に太モモが露出したスカートをはいていくことになります。
できれば生足がベストです。
「乾燥肌で困っているんですよ~>< 触ればわかるよカサカサ~(涙)」
という話題で自然に太モモを触らせ、男性を興奮させます。
男性はプライドの塊なので興奮しているようすを見せませんが、
心の中ではドキドキしているはずです。
どっちの太モモが乾燥しているかで対決する方向に流し、
男性の太モモも触ってあげると落とせる確率がグンとアップします。
男性の生足を出させるのは衣服の構造上難しいので、足首とかでもかまいません。
たとえ男性の足が乾燥していたとしても「すっごいスベスベ~♪」と言って、
ずっとそのまま足に手を置いておきましょう。

照「(あ、これいい。京ちゃんの肌に触るのイイ)」サワサワサワ

京太郎「く、くすぐったいですって!」

淡「いいなー! 私もやるー!」

京太郎「?!」

照「(まずい! このままじゃ淡が!?)」

店員?「(ここはフォローを!!)」ダッ

京太郎「ちょ、お前もかよ!?」

淡「よいではないかー、よいではないかー♪」ワキワキ

店員?「お客様ー! おしぼりお持ちしましたー!」バシィン

淡「ふげらっ!?」

菫「店員が淡の顔面におしぼりを叩きつけた!?」ガーン!

照「(咲!! ありがとう!!!)」



淡「あつっ! あつつつっ!」バタバタ

京太郎「だ、大丈夫か?」

淡「あ、でもさっき濡れたからちょうどいいや」ノヘヘーン

菫「そういう問題か?」

照「(咲のアシストのおかげで淡の介入を防げた)」サッ

京太郎「(あ、戻った)」

照「(この調子で次の作戦に進む)」グッ


2. 男性の手を握ってニギニギ


照「淡。ちょっと席を替わって」

淡「ほへ? なんで?」

照「なんでもいいから」

淡「はーい! ここだと須賀の顔見づらいし、正面の方がいいもんねー」

菫「たくっ、一度立ち上がるハメになる私の立場にもだな」

照「座るね、京ちゃん」

京太郎「あ、はい。(さっきのはなんだったんだ?)」ズボンハキハキ

淡「ほー、中々男前じゃん。前田くん!」

京太郎「前田くんなんていねぇよ。でも、あんがとな」

淡「えっへへ」ニカッ

照「(いけない。淡から気をそらさないと!)」

 サワッ

京太郎「!?(照さんの手が!?)」

照「あ、ごめんね」

京太郎「い、いえ」

照「私、冷え性だから暖かいの好き」ギュッ

京太郎「っ」ドキッ


店員?「(いい! いいよお姉ちゃん!)」



照「(……でも、緊張しすぎちゃって手汗をかかないなぁ)」チラッ

京太郎「(て、照さんの手……)」

照「(よしっ)」スッ


菫「照?」


照「かーっぺっ!」ペチャッ

※手のひらに唾を吐きました


京太郎「!?」

淡「!?」

菫「!?」

照「……」ベチョッ ニギニギ

京太郎「」

照「京ちゃんの手あったかぁ~い」ニギニギ

京太郎「あ、え?」ネチョー


店員?「(凄いよ! お姉ちゃん凄すぎるよ!!!)」ムハー


2. 男性の手を握ってニギニギ

これは掘りごたつや座敷のときに使えるテクニックです。
狙っている男性の横に移動して座ったとき、偶然手が重なったかのように男性の手に自分の手をかぶせます。
あなたは男性に謝りつつも、「私冷え性だから温かいの好き」と言って、
重ねた手にもっと力を入れてニギニギしましょう。
男性はカッコつけて動じないふりをすると思いますが、内心は大興奮です。
あなたが手汗をかいていればモアベター。
男性は女性の汗に性的な興奮を覚えますから、手汗がついた手で触れると興奮してくれます。
手汗がかいてないときは唾液で濡らしておくと良いでしょう。


京太郎「……」

淡「テル? 頭でも打った?」

照「私は至って平常。何もおかしくない」

菫「(胃が痛くなってきた)」ズキズキ

京太郎「あ、あはは……(あれ? もしかして照さんも……)」

照「(京ちゃんが笑ってくれてる! やっぱりこのテクは役に立つ!)」ニヤニヤ


店員?「(さぁお姉ちゃん! 次の実践だよ!)」


3. 男性に指酒を飲ませる


照「(まだ未成年だからお酒は無理。ここは……)」

店員?「お飲み物のサービスです」サッ

京太郎「へ? サービス?」

店員?「ソウデース」

京太郎「ていうか、なんか咲に似てるよーな?」

店員?「失礼します!」ダダダッ

淡「やったー! コーラだー!」

菫「いい店だな。騒いでいる客にサービスとは」

照「(ナイスアシスト! さすがは私の妹!)」

京太郎「まぁいっか。じゃあ、折角だし頂きましょう」

淡「美味しー♪」ゴクゴク

京太郎「コーラなんてどう飲んでも一緒だろ」

照「!!!」ガタッ

京太郎「な、なんですか!?」ビクッ

照「お、美味しい飲み方を知ってる」

菫「なに? コーラのか?」

照「……//」コクッ



淡「え? 知りたい知りたーい!」

京太郎「コーラの美味しい飲み方かぁ」

菫「どうするんだ?」

照「え、えっと。まずは……指を、コーラに突っ込むッッッ!!」ボシャッ

 シュワァァァッ

淡「~~~~~~ッッッ!!!?!???」

京太郎「(すっげー泡立ってる)」

菫「照!? 貴様ッ!!! コーラの炭酸を抜くなどとっ!!」

淡「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」

京太郎「(なんでこれくらいでキレてんだこの人達)」

照「まだこれから。慌てるような時間じゃない」サッ

京太郎「抜いた指をどうするんですか?」

照「こうする」スッ

 パクッ

京太郎「!?」

照「んぅっ……じゅるっ、んずぅぅっ……れろぉ、んちゅっ、ちゅるるっ」ジュボジュボ

京太郎「な、何を!?」」

照「(もっと激しく!) じゅるるるるっ! ずぼぉぼぼぼっ!)」ジュボジュルル

菫「(照がひょっとこ顔になってる)」

淡「」


店員?「せくしー! えろいっ!!」ムハー



京太郎「あ、ぅぁ」パクパク

照「(凄く驚いてる。このタイミングがチャンス!)」チュポン

京太郎「な……なんですか……今の?」
 
照「指コーラって言うんだよ」

淡「(炭酸抜きコーラじゃないんだ。エネルギー効率とかじゃないんだ)」ブツブツ

菫「(もはやツッこむことすら億劫だ)」

京太郎「そ、そうですか」

照「……」ジャブジャブ シュワー

京太郎「(またやってるし)」

照「しゃぶってみ♪」スッ

京太郎「え?」

照「しゃぶってみ♪」ズイッ

京太郎「ほわぁっ!?」ビクッ

照「美味しいよ」ニコニコ

京太郎「い、いえ! いいです! ご遠慮します!!」

照「……(京ちゃんはしゃぶりたいけど、恥ずかしがってる。なら)」ギュルギュルギュルギュル

京太郎「ひぃぃい!?」

照「(無理やりねじ込む!!!!!)」ズボォォォッ

京太郎「おべぇもがぁぁぁぁっ!?」グリグリグリグリ

照「どう? 美味しい?」ニコニコ

京太郎「うべぇぇぇっ!?(口の中がぁぁぁ!?)」ジタバタ

照「うめぇ? えへへっ、ありがとう♪」


店員?「(あれ、今度私もやろう)」


3. 男性に指酒を飲ませる

できるだけ濃いお酒をストレートで注文しましょう。ロックでもかまいません。
とにかく原液が濃いお酒を注文して、指を突っ込んで付着したお酒をしゃぶるように飲みましょう。
男性はあなたの飲み方を見て驚くと思いますが、それがポイントなのです。
「指酒(ゆびざけ)っていうんだよ」
と言って、あなたが落としたい男性に指を差し出して「しゃぶってみ♪」と言いましょう。
男はだいたいがドスケベなので、あなたの指をしゃぶってくれるはずです。
嫌がるそぶりを見せたとしても、それは建前。本心はしゃぶりたくてたまらないはずなのです。
美味しいかどうか聞いて「美味しい」と言ってくれたら、その男性をお持ち帰りできると思っていいでしょう。


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             _..;;=≠'"´ ー|::|:::::、ヘ:|弋ン...:::::..ぞソ/iハノ\! <ハーイ 京ちゃーん
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       /;';';';';、;' ;' \;';';';\./   //l  / ,/  l   |    l| l| l|   l|     |
.       {、;' \;' \;';';';\ ; / / .′ /l /    l   |    l| l| l|   l|     「 ̄ ̄ ̄ ̄: : : :‐- . . .__
          }_\;' \;' \;' ;' //   i | ∧j/\   l   ト、  /}/}/|   l|     |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.       // \;' \;' \/     | l/ ∧芹≧x八  | | / _____」L リ┐   |.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :.|
.     ((// -‐ァ\;' \/.     |       V)炒`. \{‐ァ'≦芹トリ /}/}  ∧{.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :.|
.      (// // }; ; lリ       l / l圦   :::::::::::::::::....V)炒 //__,ノ / {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|
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                 Y :.:.:.:.:.:   /   i    指コーラってー♪
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                 .:.:.:.:.゙、    //   ヽ
                .:.:.:.:.:.. i   /     __,ゝ,       _,,..-‐''""´ ̄ ̄``゙ ゙ヽ
               ..:::.:.::    i  /     / / \ _,....-‐''"_,..-‐_''"´ ̄ ̄ ̄二二二\
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      __>::::::::::::::::::..     \::::::::::::::.    \             }\   <言うんだよー♪
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照「美味しいでしょー♪」ギュルギュル

京太郎「がばっばばばばばっ!?」

照「えへへ」チュポン

京太郎「げほっげほげほっ!!」ウルウル

照「(涙目になるほど嬉しかったんだ。えへへ、可愛いなぁ)」

菫「(須賀……可哀想に。でも、泣き顔可愛いな)」

淡「大丈夫? はい、おしぼり」

京太郎「さ、さんきゅー……」

淡「ちょっとテル! 須賀が可哀想じゃん!」

照「(これだからお子様の淡は、何もわかってない)」ヤレヤレ

京太郎「(大星ってイイ奴だな)」

照「(計画を次のステップへ)」フフフ


4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ


菫「私もどうかと思うぞ、照」

照「……は?」

菫「え?」ビクッ

照「……チッ、ッセェナ」ボソッ

菫「え? えぇっ!?」オロオロ

京太郎「あ、あの?(なんか照さんが急に怖い顔に)」ビクビク

照「うんっ♪ なぁにぃ? 京ちゃんっ★」キャルゥン

淡「!?」

菫「!?」


店員?「(可愛いよお姉ちゃん!!!)」


京太郎「(なにこれ)」





淡「ちょっとテルー! 今の何?」

照「あ?」ギロッ

淡「ひっ!?」ビクビク

京太郎「(マジでナニコレ)」

菫「お、おい照! 私達はお前について来てやってるというのに! なんだ今の態度は!」

照「(そろそろいいかな)」

菫「おい! ちゃんと話を聞け!!」ドンッ

京太郎「あ、あの? 照さん……」

菫「て……」

照「なんかぁこの人ストーカー臭せぇーんですけどぉ~」

菫「る……?」

京太郎「!?」

淡「!?」

菫「い、今なんて……?」ワナワナ

照「容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」

               ,. '" ,. 、\ ,. -‐ 、

             /  /  `    ´`  \
             /                 \ヽ
          ,.'    '    /  i !     ヾ
           / '    l  / ,'./   l. !|    !   ゙ l
         ' /    .l / //    'l l !    l !   !l
.           ' .'     l/ ー '-―_-' リ└- _!,!_   ! !
          ' l     l イ~~~下     ,.二、、ー,、/l! l
         l .l       l ヽ ノ     'i  リ ヽ.!    l
.         l | !     l!          ` "   l    l
         l l ー- _!         ,     l    l.!
.        l  !     |                ト、    |!
       l l !    .l.ヽ      , ― 、    ,. |  ` ┘
        l   !     !.l 丶      ⌒     .イ !
         !  l    l ! .!           <   .!
.         l l  !     ゙、 i   `   ´       !
       l l   !    ヽ 、      .!    !    !
        l  /ヽ.    ヽ  \  l、   !    l
        l./  、 丶    ヽ.   \ヽ` 、 l
      ,.'     丶ヽ   ヽ    \_.ヽ、 ノ
.      l        ヽ\   \     ヽ ヽ\ 、
      l           \   丶    \ヽ   ヽ
.      l           i  ヽヽ.  \、.   ヽ .   l
     /          l   ヽ ヽ  ヽ.\.   ヽ  lヽ
.    /          l,'    ` ヽ.  ヽ \  ゙  ! !

菫「」

京太郎「な、ななっ?!」

照「ハァ~チョーウザ~。私は京ちゃん一筋だしぃ~?」

菫「て、照……貴様、貴様ぁぁぁぁっ!!!!」ガタァーン!!

淡「わ、わわぁっ!? 落ち着いて! ね、ね!!」ガシッ

照「ウザッ(笑)」クスクス

菫「ああああああああああああっ!!!」


菫「もう我慢の限界だ!! 覚悟しろ!!!」バンバン

淡「喧嘩はダメだってばー!!」ガシッ

京太郎「お、落ち着いてください! ね! ね!」

菫「ぐぎぎぎぎががががっ!!!」

照「や~ん、怖い~♪」ダキッ

菫「っらぁぁぁぁ!!!」

店員?「(さすがお姉ちゃん。親友とも言える弘世さんを犠牲にしてまで)」ホロリ


4. 八方美人は嫌われる / 複数に嫌われてもひとりの男をゲットせよ


女性が合コンでミスを犯しやすいのが「八方美人」です。
合コンでは決して八方美人になってはいけません。
合コンが始まってから10分くらいは静かに目立たないようにし、じっくりとターゲットを決めます。
ターゲットを決めたら、その男性にだけ徹底的にアプローチをして、
他の男性たちに対しては冷たいと思われるくらいツンとしていいでしょう。
「何で俺だけに優しいんだ?」と思わせるのです。

ターゲット以外の男性がしつこく話しかけてきたら、ターゲットの男性に
「なんかぁこの人ストーカー臭せぇーんですけどぉ~容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」と言いましょう。
周囲にも聞こえるように言うことで、周囲の人たちも「ああ、この子はA君だけを狙ってるんだな」と思ってくれるでしょう。
周囲の反応が気になる? 
だからあなたは八方美人なんですよ。あなたは何のために合コンに来ているのですか。
1匹も得ずに帰るのですか。そんな漁師いらないですよ。
ターゲット以外の男に嫌われてもいいじゃないですか。


照「(これで京ちゃんは私が一途だと分かったハズ)」ニヤニヤ

菫「何をニヤニヤしてるんだ!!! こっちを見ろ!!」

照「ぷっ(笑)」

菫「ああああああああっ!!!」

京太郎「弘世さん!!」ギュッ

菫「あっ」トクン

京太郎「気持ちはわかります。でも、争いは何も生みません」ジッ

菫「ぅ……ぁっ、そう、だな……」ヘナヘナ

淡「はぁー、疲れたー」

京太郎「大星もありがとな」ナデナデ

淡「!! うん、えへ、えへへっ!」


 テルテルェ……ちょっと休憩します
 5はともかく、6はマジでやばいので今のうちに覚悟完了しておいてください
 

 もうちょいで再開しますが、もう一度だけ注意します
 これから先の展開で、お漏らし描写があります

 皆さん……覚悟して来てる人……ですよね
 



京太郎「そろそろ本題に入りましょうよ」

菫「あ、ああ。そうだな」ドキドキ

淡「本題って何ー?」

京太郎「それは、咲のことなんだけ……」

照「(まだテクは終了していない!)サッ


5. お弁当女子で女子力アピール


照「ねぇねぇ、京ちゃん! これを見て!!」バッ

京太郎「……はい」ナミダメ

淡「(むー、須賀が可哀想)」ムスッ

菫「なんだそのノートは?」

照「……」シラー

菫「頼む、須賀」ビキビキビキ

京太郎「あ、はい。なんですかこれ?」

照「明日作るお弁当の絵、毎日描いてるんだ私♪」パラパラ

菫「(初耳だ)」

淡「(いつも学食じゃん)」

京太郎「へぇ、それは凄いですね。見せてもらっていいですか?」

照「うんっ!」

京太郎「どれど……」

 ________________

 |\            ∥       /|
 |  ( ̄肉)_/ ̄V ̄ヽ_.∥_____∠  |
 |  ( ̄肉) | 手| 手 | ∥  i\チーズ|  |
 |  |`ー´  | 羽| 羽|.∥-ー、\.\ /l  |
 |  |( ̄肉) | 先| 先|∥ ハム )  \l/l  .|
 |  | `ー´  ヾ」^ヽノ∥ヽ_ノ    |__|

 |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./|

 | ┌/⌒⌒⌒⌒ヽ.∥ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |       
 |  (   (   ヾ )∥       l⌒l|  |
 |  |\     飯  /∥     / ̄| .||  |
 |  |  ヽ    ) ノ∥  く`ヽ、゙i.肉ヽ ) | 
 |  |   ヘ   ノ |∥    .\ \ゝ  | | |    
 |  |    `ー^ー'∥     `ヽノ  ̄Ⅵ  |  .
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


京太郎「(壊滅的に絵心がねぇぇぇぇっ!!!!!)」ガァーン

照「美味しそうでしょ? 彼氏が出来たら毎日作ってあげるんだぁ♪」

京太郎「あ、はい……それはいいですね」

照「!!!」ドキドキーン

淡「豚の餌じゃん」

菫「同感だな」



京太郎「か、彼氏さんは幸せだと思いますよ。多分」

照「そ、そう思う?」パァァ

京太郎「……ハイ」

照「そっかぁ、幸せかぁ」ニヤニヤ

淡「……」

照「でもハダカでエプロンは絶対にしないよっ><」

京太郎「え? 別にそんなこと言って……」

照「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪」

京太郎「は?」

        . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、     イ
      /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .    ニlニ

     /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧     |
    /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,    イ
    ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
       i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
.        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
      /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八
.     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、
    .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\
    /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
    .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
.     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕
        //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |
        |{/´ ̄〕    !、___/ヽ    /' \
.         八   '′   l    /  ∧  〈 、   \
      /   \    .'.  /   /_   ∨´   \
     / -‐== /   ∧  / /   :_   :./⌒ヽ. >
    \............./    =- V / -‐=':._    ∨ヽ__/
      Υ⌒/    .′.:〔二〕´     :._    V´/
      |ニ/    :   ∧〔\    八    ∨
      |_V      .! :/ N'  \    个:、_/

照「ハダカでトランクスなのっ♪」キャピキャピ

京太郎「」

菫「コイツ頭おかしい」

淡「……テルー」ボソッ

照「京ちゃんもお弁当食べたい?」ニヤニヤ

京太郎「あ、あはは……じゃあ、いつか機会があれば」

照「いつか作ってあげます~ぅ」キャハッ


5. お弁当女子で女子力アピール


かわいい女子っぽいメモ帳にお弁当のイラストをたくさん描いて、落としたい男性に見せましょう。
「明日作るお弁当の絵、毎日描いてるの私」と言えば、男はだいたい落とせます。
「彼氏ができたら毎日作ってあげるんだぁ♪」と言うとポイントがさらにアップします。
「でもハダカでエプロンは絶対にしないよっ><」
「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪ ハダカでトランクスなのっ♪」
と言えば最高です。
家庭的でありながら、エロティックな女性に男性は弱いのです。
エロいだけでなく弁当も作れる女子の女子力はかなりのものです。
できるだけかわいい感じの色鉛筆を使ったお弁当のイラストがいいと思います。
実際にお弁当を作っていなかったとしても、嘘でもいいのでやりましょう。
付き合ってからお弁当を作るように言われても、無理して作る必要はありません。
「またいつか作ってあげます~う」や「そんなこと言ってないよぅ、ぐすん」
「ほかの女が言ってたんじゃないの~? ぷんぷーん」
と甘え口調で言っておけば男性は突っ込まないでしょう。


店員?「(やっぱりお姉ちゃんは凄い!!)」



淡「(私のせいなのかな? 私がテルを……)」グスッ

菫「(私か? 私がいけないのか……?)」

京太郎「(咲に続いて照さんまで……)」

 ズゥーン

照「(かなり場が温まってきた。やるとすれば、今しかない!)」

店員?「(やるつもりだね、お姉ちゃん! 遂にアレを!!)」

照「(今回の切り札!! それは!!)」


6. 泥酔おもらし女子


照「(もちろん酔っ払うことは出来ない。でも、こう考えるべき)」

店員?「(酔っ払うことを利用したテクなら、逆に酔っ払わないことで)」

照「(より迫真になるハズ!!!)」キラーン

 ※なりません

京太郎「(なんだ、悪寒が……)」ゾクッ

照「……あー、トイレ行きたいなぁ」ボソッ

京太郎「え?」

照「でも、場所が分からないなぁ」

京太郎「え、えっとあっちの……」

照「分かんなぁい、あぁ、漏れちゃうかもぉ!」ジタバタ

京太郎「いやだから! あっちの!」

照「「ここで出ちゃったらやあよ! やあよ!」ジタバタジタバタ!!

京太郎「」

菫「」

淡「」

店員?「(頑張って!!)」ドキドキ



京太郎「(ナニコレ? どうすればいいんだ?)」キョトン

照「トイレつれって! 出ちゃったらやあよっ!」ギュゥ

京太郎「お、俺がですか!?」

淡「えぇぇぇっ!?」

菫「ま、待て照。付き添いなら私が……」

照「やらぁ! 京ちゃんがいいのぉ! 京ちゃんじゃなきゃやらぁ!!」ジタバタ

           :_,.  -─……─-  :
       :
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      \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒>‐-ミ:

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       :/   |:::::::\ ∨_/:::::::::/   ハ:
      :/     \:::::::Χフ:::::::::/
     /        ̄/:Τ:< ̄        ',;
     ;\   |    〈::::∧:::〉       |  /:

京太郎「」

菫「て、照……」ドンビキ

照「出ちゃう、出ちゃうからぁ!」ジタバタ

京太郎「わ、分かりましたから! ね! 落ち着いて!」

照「えへへぇ……」スクッ

京太郎「じゃあ、こっちへ」

照「やあよ! やあよ! やあよっ!」バタバタ

京太郎「暴れないでください!!!」



淡「……なにあれ? 馬鹿なの?」

菫「ああ。馬鹿だ」



京太郎「ほら、ここが女子トイレですよ」

照「うぅ……やあよ! やあよ!」ブルブル

京太郎「(照さんが叫ぶから視線が痛かったな)」

照「さびしんぼやあよモードだから」

京太郎「へ?」

照「ここで待ってなきゃやあよモードだよ」ガチャッ

京太郎「……はい」

 バタン

照「……万事うまくいってる」ニヤリ


京太郎「……帰りたい」


照「(ここでおしっこする必要は無い。少し待ってから……)」

 ガチャッ

京太郎「え?」

照「お待たせ」

京太郎「(ちょ、今水流したか? ていうか、え? 手を洗った!?)」

照「(トイレしてないんだから、手を洗う必要は無い)」

京太郎「……」

照「ねぇねぇ、あのなかで誰が一番かわいいと思った?」

京太郎「えっ」

照「……」ジィー

京太郎「い、いきなりなんですか?」

照「答えてくれなきゃやあよ! やあよ!!」バタバタ

京太郎「わ、分かりましたから落ち着いてくださいってば!」

照「……」ピタッ

京太郎「……お、おおほ……」

                    ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
                /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
               , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ: : : :.
                /: :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
              ': : ': : : :' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :',: : ∨: :i
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          /: : : : : :|: |i: : : | 乂─人:ト、: : :|  \ | ─ |: : :|: : :|
        /: : : :__|: |l: : : |,,___   ` \{ '´  }  ,,N: : 八: :|
         ̄ ̄ ̄   | 八 : 小'庁示ミ、      '乏示庁`|: /: i|:八
              ハj: :\{  乂:ソ        乂:ソ  レ'| : :|: : ヽ
               /: : |: : Λ                ハ〕.: :|: : : 丶
       .       / : : :|: : トハ       '           /‐'| : :|: : : : : :,
             /: : /: |: : |:.:込、                ,イ.:.:.:| : :|: : : : : :′
               /: : /: : |: : |:.:.:l.:.::...    ` ’   ...::.:.:.i:.:i:.| : :|: : : : : : !
           ,.: : :/: : :i|: : |.:.:i|:.::i|:::.〕ト     イ.:.:i.:.:.:l:.:l:.| : :|: : : ; :l: |
          /{ ,r─‐=:i|: : | ̄ ̄ ̄`ノ      .;ト..,|.:.:.:l:.:l:.| : :|: : :/ :|: }
         /⌒ヽ   八: :|      ヽ        〈::::::::`゛l:.:l:.l : 八:/  |:/
        /     \  ヽ}      ∨___∧      |:/ .,)  }'
      /′      \           :,_     ` :::._    ,}′   >、
     //            、\        :,_        }      / λ

京太郎「照さんです」キリッ

照「んへへへへっ! 京ちゃぁんっ!」ダキッ



 コソコソ

店員?「(あと一歩だよお姉ちゃん!)」


京太郎「じゃ、じゃあ戻りますか」

照「……うん」ドキドキ

京太郎「(とても咲のことを相談できるレベルじゃない。また今度にしよう)」

照「(ここで、最後……!)」ドキドキ

京太郎「……照さん、今日は……」




照「アファーッ!!!!」ピタッ



京太郎「!?」ビクッ

照「(この日の為に貯めた、尿! それを全て!!!!)」スッ

 チョロッ チョロロロロロッ    ※咲世界の女性はみんなノーパンだということを念頭においてください

 ジョバババババッ!!!!!

京太郎「!?!?!?!?」

照「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」ダババババッ

京太郎「?!!?!?」ビシャビシャッ

照「やあよぉ……止まらんよぉ」ビジョバババババッ

京太郎「……」ポタポタ

照「やあよもー!」ポチャポチャッ

京太郎「……」ビショヌレ

照「やあよもー! こんなんじゃ、みんなのところに行けないよぉアッファ~~ン(涙)」シクシク

京太郎「……」

照「え~ん(涙) 恥ずかしいから帰りたいよぉ」グスグス

京太郎「……え、あ、はい」





店員?「(お姉ちゃん、あんなにたくさん……凄い!!)」


照「やあよぉ! やらやらぁ! おうちかえるぅ」ブルブル

                 ~~    ~~
                   -―――-    ~
              ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }

            } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {
           { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
           .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }
         } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {
       { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|
      /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }
        ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {
      {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|

       } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|
            |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  }
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           レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス::::/
            ∨\::/r ̄ ̄ ̄7____/    / ∧/  }
               {  ∧    |   /    /   / ∧ {
                } / {\/⌒)_∠__/|    / ∧
              /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ
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              } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {
             ∨ /   /|i: ハ:i:\            |
              /     /:i:i:i:ハ:i:i:i:i:丶 ... ______丿
               〈      i:i:i:i/   :i:i:i:i:i|    |    }

京太郎「……じゃあ、待っててください」

照「う、うん」

 スタスタ

京太郎「あの」ビチョビチョ

菫「どうした須賀!? さっきの照の叫びは……!?」

淡「びしょ濡れじゃん! 何かあった!?」

京太郎「今日は、もう……お開きで」

菫「え?」

京太郎「お願いします……ヒグッ、じゃないとぉ……俺、おかしく、グスッ」プルプル

淡「須賀……っ! 許せない!! テル!!!」ガタッ

菫「やめろ淡。須賀の気持ちを汲んでやれ」ガシッ

淡「でもっ!! でも……こんなの、酷いよ」ブルブル

京太郎「……ごめんな」

淡「っ!」ズキッ

京太郎「じゃあ、俺。照さんを送っていくので」

菫「……頼む」



照「大成功」ホクホク

店員?「やったね! いぇーい!」




京太郎「照さん」

照「……!」

京太郎「じゃあ、タクシー呼ぶので……ホテルまで」

照「やあよ! 京ちゃんの家じゃなきゃやあよ!」バタバタ

京太郎「……ぅぅっ、わ、わかっ、ヒック、分かりましたぁ……うぁぁっ」グスッ

照「(嬉し泣きしてるっ!! やったぁ!)」パァァ

京太郎「(くそっ! 俺は、俺はまた救えなかったのかよっ!!!!)」ポロポロ

照「……えへ、えへへっ」

京太郎「照さん、俺……絶対に、見捨てたりしませんから」ギュッ

照「(プロポーズ!!)」ドキドキーン


店員?「(おめでとう! お姉ちゃん!!!)」


6. 泥酔おもらし女子

泥酔したふりをして、トイレの場所がわからないふりをしましょう。
「ここで出ちゃったらやあよ! やあよ!」と言って、周囲をあせらせます。
泥酔している設定なので、大げさにオーバーアクションしていいです。
落としたい男性に「トイレつれてって! 出ちゃったらやあよっ!」
と言い、男性にトイレに連れてってもらいましょう。手をバタバタさせながら
「やあよ! やあよ! やあよっ!」と言いながら移動すると男性はキュンとします。
トイレに入る前に、「さびしんぼやあよモードだからここで待ってなきゃやあよモードだよ」
と言い、男性にはトイレの前で待っていてもらいましょう。
男性は女性の脱糞音や放尿音をよく思いませんので、できるだけ静かに排泄しましょう。
もちろん排泄しなくてもかまいません。
1分くらいしてトイレから出たら、
「ねえねえ、あのなかで誰が一番かわいいと思った?」と言いましょう。
もちろんあなたがカワイイと言ってくるはずなので、あとはそこで雑談を進めて男性をゲットしてください。
高度なテクニックですが、トイレへの移動中におしっこを漏らすという方法もあります。
「アファーッ!」と声を出して立ち止まり、おしっこを漏らしつつ「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」
と言い、ヘタりましょう。男性は驚くと思いますが、ここからがミラクル展開が開幕するのです。
「やあよもー! こんなんじゃ、みんなのところに行けないよぉアッファ~~ン(涙)」
と男性に言い、恥ずかしいからこのまま帰りたいと伝えましょう。
無責任な男性でなければ、あなたをフォローして他のメンバーに
「なんかあの子気持ち悪くなちゃったみたいだから、俺、家までタクシーで送っていくわ」
という展開になります。タクシーに乗ってから「あなたの家じゃなきゃやあよ」と言い、
自分の家ではなく男性の家に行くようにしむけましょう。
そしてそのあとは……わかりますね? 
男性の家には女性ものの服はないはずですから、洗濯して乾くまで、あなたは男性と甘い時間を過ごせるわけです。


 偉大なる元サイト様
 http://youpouch.com/2011/05/23/151614/


 第三章 「密着!そしてS(シャープ)S(シューター)恋愛へ」  予告


菫「嫌な事件だったな」

淡「う、うん」

菫「……今度、須賀を家に招いて話をしようかと思う」

淡「テルは?」

菫「無論呼ばない」

淡「だよねー」

菫「少し……気になることもあるしな」

淡「?」

菫「いや、なんでもない」

          ____
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  i|:::::::::i|人|::::|::从::::儿;;八|::::::::::|::|
  i|:::::::::i| /モテ   モテハ::::::::::|::|

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  .八::::::八       u  リ ::::::リ::|
   ヽ/:::i:::...   r  ュ   ,.イ::::}/i:::|
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    |-=''"  ノ      人  `'=-|
  /、     ト=======/      \
 /⌒\   ハ       /     /⌒ヽ、

菫「(しかし、部屋に男を入れるのは初めてなんだが……大丈夫だろうか)」


 つ づ く


 二章は終わったので次は菫のターン
 エビオス嬢の女子力ネタは尽きたので、これからは別のネタをメインでやってきます
 だから多分、菫さんは変態にならないですよー、多分

あわあわのおもちを淡々とこねくり回したい
菫パートは凄く短くなりそうなので、ちょっといちゃラブでごまかそうと思います



 第三章 「密着!そしてS(シャープ)S(シューター)恋愛へ」

 
 宮永咲とのファミレスデート
 宮永照とのファミレスでの食事

 それらは、未だ高校一年生の少年にとって――とても耐え難いものであったらしい

京太郎『……ということがありまして』

菫「……そうか。妹まで」

京太郎『もう、俺……どうしたらいいか』

菫「(幼馴染と憧れの人がおかしくなって、相当のショックを受けているな)」

京太郎『うぅっ……ひっく』

菫「なぁ、須賀。こうして電話で相談を受けるのもいいが」

京太郎『?』

菫「どうだろう。もう一度会って話さないか? 息抜きがてら、東京へ旅行感覚で来るといい」

京太郎『東京に……』

菫「(私自身。どうしても須賀と会って確かめたいことがあるからな)」

京太郎『……はい、分かりました』

菫「(彼に感じた、あの一瞬の胸の高鳴り。あれが、本物かどうか――)」

京太郎『次の休みに、行きます』

菫「そ、そうか。待っているぞ」


 
 東京 

京太郎「あ、弘世さん!」

菫「……よく来たな」

京太郎「いやぁ、東京はやっぱり迷いそうになりますね」

菫「無駄に人が多いから、無理も無い」

京太郎「……あれ? 他には誰もいないんですか?」

菫「なんだ? 淡がいないのが不満か?」

京太郎「あっ、いえ! そういうわけじゃ!」アセアセ

菫「(その様子だと、少し期待していたようだな)」ムッ

京太郎「あはは……あの、お話はどこで?」

菫「……ここでは私は少し名が知れている」

京太郎「そりゃまぁ、白糸台の部長ともなれば」

菫「変な記者に照の秘密を聞かれても厄介だ。だから、その、分かるだろう?」

京太郎「?」

菫「わ、私の家で……話しゅっ」

京太郎「……しゅ?」

菫「……」モジモジ

京太郎「……話すんですね」

菫「っ……// 行くぞ!!」

京太郎「あ、待ってくださいよ! 弘世さん!!」

菫「(くっ! ペースを乱されるな!!)」ツカツカツカ



 弘世家


菫「……ここだ」

京太郎「うわぁ、綺麗な家ですね」

菫「家を褒められても嬉しくは無い」

京太郎「そ、そうですか」

菫「……入ってくれ」ガチャッ

京太郎「失礼しまーす……」

菫「今は家に誰もいない。遠慮はいい」

京太郎「あ、はい」

 スタスタスタ

京太郎「(花とか置いてあって、弘世さんのお母さんは綺麗好きなのかな)」

菫「……ここだ」

京太郎「?」

菫「……」ガチャッ

京太郎「あっ、ここは……」

菫「私の部屋だ。入れ」スタスタ

京太郎「え、あ」

菫「……」テクテクテク

 ストン

京太郎「(一直線に椅子に座りに行ったー!)」

菫「……」ギィギィ クルッ

京太郎「(俺はソファに腰掛ければいいのかな?)」スッ

菫「座ってくれ」

京太郎「あ、じゃあお言葉に甘えて」ボフッ

菫「……」

京太郎「……」

菫「……」

京太郎「……」

菫「……」

京太郎「……」

菫「……」

京太郎「……」

菫「さぁ、話そうか」

京太郎「(なんだ今の沈黙)」




京太郎「話そうって……」キョロキョロ

菫「……」ソワソワ

京太郎「なんだか、何も無い部屋ですね」

菫「何!?」

京太郎「!」ビクッ

菫「よく見ろ。ベッドがある」バッ

【菫の部屋の特徴1 ベッドがある】

菫「雀卓とソファがある」サッ

【菫の部屋の特徴2 雀卓とソファがある】

京太郎「(ていうか雀卓邪魔じゃないかな)」

菫「机があって……」キュッキュッ

【菫の部屋の特徴3 机がある】

菫「壁には写真も飾ってある!」ビシッ

【菫の部屋の特徴4 写真が飾ってある】

京太郎「それ、一枚だけですか? (チーム虎姫の写真だけど……)

【菫の部屋の特徴5 ただし写真は一枚のみ】

菫「何か問題なのか?」

京太郎「いえ、だって亦野さんが見切れてるし……」
                 、、_,.,.:
             ≦゙   :

            /ィ   ,.、,、:
            /...;、;リ'"  :
            /;.:リ'     : 
             i;.:.|  _   : 
               iハ:.:! __`ニ ,.: 
           | !、i< ('::i゙  :

               、!     ,.:
                 i    ,..:
                  丶  ,.:
                     `丶 .:
                      :
              _,...-‐''/7:

           rrr''"    i  :
          λi:!      |  :
          / ヽヾ、     | :
 
【菫の部屋の特徴6 ただし亦野は見切れてる】




京太郎「……凄いですね(なんかこう、ぬいぐるみとか無いのか)」

菫「それに見ろ。コンパクトなバスルームもある」スタスタ

京太郎「部屋にバスルームが付いてるのは、いいですね」スタスタ

【菫の部屋の特徴7 バスルームがある】

京太郎「この洗面台とか……あっ、これ?」スッ

菫「!」

京太郎「なんですか、この薬? まさか、どこが具合でも……」ジャラッ

菫「勝手に触るなっ!!」バシッ

【菫の部屋の特徴8 勝手に触ってはいけない】

京太郎「す、すみません。でも……」

菫「……」

京太郎「(あ、そっか。女の子だし、美容サプリとかそういうのを見られたくないんだ……)」

菫「……これは、指が動くのを抑える薬だ」ギリッ

京太郎「え?」

菫「……私は能力を使う時に、つい指が微動し、直後に相手を見てしまう癖がある」

京太郎「あぁ……そういえばそんな対策方法があるとか」

菫「それは卓上に置いての、私の死を意味する。だから、それを抑えるための薬だ」ジャラ

京太郎「」

菫「……一回の対局につき、5錠は愛飲している」キリッ

京太郎「(え? なんなのこの麻雀にかける情熱)」ゾクッ

【菫の部屋の特徴9 癖を抑える薬がある】


京太郎「た、大変なんですね……」

菫「(む、いかん! 私としたことがつい熱が……)」

京太郎「(でも、それだけ頑張ってるってことだよな)」

菫「ま、まだ話は終わっていない!」

京太郎「へ?」

菫「来い!」ガチャッ

 ダダダッ

京太郎「あ、え?」

 チャリンチャリン ポチッ

 ガシャコーンッ

菫「自動販売機だ」キリッ

京太郎「」

【菫の部屋の特徴10 自動販売機がある】

菫「私の部屋から約11歩の距離にある」

京太郎「(というか単に家の目の前の道路にあるだけですよね)」

菫「極めて便利だ。さぁ、飲むといい」スッ

京太郎「あ、あはは……なんていうか、その」ポリポリ

菫「?」

京太郎「弘世さんって、本当に不器用ですね」クスクス

菫「な、なんだと!? この私が不器用だと!?」

京太郎「!?」

菫「面白い。そこまで言うからには、私も引き下がってはいられないな!」

京太郎「あ、え?」

菫「庭に来い!! 私と勝負しろ!!」


 弘世家の庭

菫「さぁ、弓を構えろ!!」

京太郎「えー? なんで庭に弓道場が?」

菫「趣味だ」

京太郎「趣味なんですね。いや、いいんですけど」

菫「私と1射勝負だ。より中心に近い方が勝者となる」


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 √ V ノ _ ̄彡⌒/   {斗r≦ニニ≧s=- r彡イ:/::::/
 i: 0 |ヽ   -=彡 /--- /⌒Yニ=----====彡:::::/:::::::/
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    '/ i八 ̄ ̄ ̄\\     ノ<=ミ    /::::::::::::::|
  / /i: : :∧     \\/´ / ⌒>ヽヽ  /:::::::::::::::::|
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)Ⅹ(彡ヽ: :/: ∧__    >彡ヘ  イ:::/::::/::::::::::::::::::::::::::|
/∧  =≦=/_  ヽ<_/  ', ´ <::/::::/::::::::::::::::::::::::::::|
/  ゞ'   ノ〃/ _ }i_ノ- ≦ ',    \:/:::::::/::::::::::|i::::::::|
      ゝ'_/- ノ /       ', _   \: / ::::::::: |i::::::::|
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          '/:/:∧   // ',         ̄ ̄ ̄ ̄

菫「私が不器用かどうか、確かめてみろ」

京太郎「(なんだか凄いことになっちゃったぞ)」

菫「ではまず、私の番だ!」シャッ

京太郎「(おお、構えがかっこいい)」



                                               「!
                                                /⊥x‐-. .、__
                                             }>'´ ゚。: : ‘,: `: .、 キリキリキリ
                                              /: : : : : :゚ : : : ! : : : : :.
                                            ′ : : : : !: : : i : : : : : :
                                         /|_:_:_:_:i!_:_:}: : :|: : : : : |

                                          / ./} r‐┬|: : :| : : : : :|
                                          ! }ノ 廴ノ ,: : :__! : : : : : |
                                           } 八      ̄ ノ : : : : :|
                                         _}__:|_≧=r‐┬─ |: : : : : : :!
                                  _____`弋__|__|_|  |   | : : : : : !
                                  ` ────‐r‐ミ:  || 「 `ー‐!_:_:_:_:_:_/
                                           \_}  || |     ト、 ヽ
                                          ‘,゚。|| }───‐{ ヽ )
                                             ‘, { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}三
                                                ‘,/  ̄ ̄ ̄ ̄‘, ̄
                                            }」≧‐r----r‐彳
                                             廴リ   廴リ




菫「てぇゅるわぁっ!!」シャッ

京太郎「(掛け声が可愛い)」



的「」シャコーン

京太郎「おぉ、ど真ん中……からは少し逸れてるけど命中ですね」

菫「くっ。だが、私がいかに集中力に長けた器用な人間か分かっただろう」

京太郎「いえ、そういう問題じゃなくてですね」

菫「なに!? では、お前がやってみろ!」

京太郎「はぁ……じゃあやってみます」スッ

菫「(素人に矢が打てるわけがない。私の勝ちだ)」

京太郎「うーんと……さっきの菫さんみたいに」キリキリキリ

菫「ん? ポーズだけは様になっているな……」

京太郎「(掛け声はださいから真似しないでおこう)」キリキリ

菫「まぁ、当たるわけが」

京太郎「疾ッ!!!」ヒュカッ

的「」カコォーン!!!

菫「えっ」

京太郎「あっ……ど真ん中」

菫「」

京太郎「はは……」

菫「……」ウルウル

京太郎「!?」

             . . : : : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : : : . .
        . : ´: 斗──‐-: : : : : : : : -── ミ.、
     /: / : : : x=‐-:.:.._: : : : : : : :_.:.:-‐=x : :丶

    . : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘, : :.
    /: : : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘, : ゚。
  ./: : : :′: : : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : :', : : : : : ‘,: :゚。
  ′‐-   .:/: : : : :/: : : : : : :!: : : : : : : '; : : : : : :‘,:_:゚。

  .    !        ̄        |        ̄   ‘   ゚
  |_  -‐: : :「: : : :/l : : : : : : : |! : : : : : : : ト、: : :‐-. ⊥ _
  | : : : |: : : : :|: : : :′: : : : : : : :|! : : : : : : : l !: : : |: : :|: : : !
  | : : : |: : : : :|: : : | |: 、_ : : : : |i: : : : : : : :_レ!: : : |: : :|: : : |
  | : : : |: : : : :|: : : | |: : : :  ̄: |i: : : : :  ̄:/ |: : :| : :」: : : !
  | : : : |: : : : :|  ̄    ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄    ̄ ̄「 : : : : |
  | : : : |: : : : :| 三三三三三      三三三三 !: : : : : |
  | : : : |: : : : :|. .|.|.|. .               . . . . . .{: : : : :トi
  | : : : |: : : : :|: : : : : : :               : : : : : : :}: : : : ′
  | : : : ヽ、: : |: : : : : : :             : : : : : 丿: : :/
  | : : : : : : ̄ ≧: .、      ∠ ヽ        イ: :Τ´
  |: : : : : : : : : : : : : : :≧=┐    r_. :‐≦ : : : : : : : |
  |: : : : : : : : : : : :> ´ ,イ     ヽ ` <: : : : : : : |
  |: : : : : : : : : f、     ‘,__ i     ヽ : : : : |
  |: : : : : : : : : / ヽ     ‘,   ¨!      ∧: : : :!
  | : : : : : : : : ′ {`丶、   ‘,  i   /! ‘,: :|
  |: : : : : : : : i   ゝ .._ 丶、 ‘, i  / .ャ′  : :!
  |: : : : : : : /      | ¨ ‐--=辷=-‐ ´ }     Ⅵ
  |: : : : : : 〈         !     /Πヽ   .:      〉
  |: : : : : : : ヽ      丿   ,′/ 丶 ゚。  {.     イ:|
  |: : : : : : : : :Ε三三.}     .{ /  ‘,i! Ε三三}:.!

菫「私の負けだ。殺せ」カランカラーン

京太郎「ちょ、えええええええ!?」

菫「もう、私に生きる価値は無い。素人に、弓で負けるとは」フラフラ

京太郎「ま、待ってください! 俺、ズルしたんです!」

菫「……ズル?」



京太郎「あの、俺……妙な話ですけど」

菫「?」

京太郎「弘世さんが弓を構えてる姿が、その……綺麗に、思えて」モジモジ

菫「っ!?」ドキッ

京太郎「だから、その……弘世さんのフォームが頭に焼き付いちゃって」

菫「(あ、だから私のフォームと瓜二つだったのか……)」

京太郎「これは俺の腕前じゃないんです。弘世さんの、真似をしたらたまたまうまくいっただけで」

菫「そ、そうだったのか……//」カァァッ

京太郎「ごめんなさい! 俺、空気読めてませんでした!」

菫「……い、いや。いい(なんだ、これは。胸が熱い)」ドキドキ

京太郎「え?」

菫「元はと言えば、私が変なことを言うからいけないんだ。すまない」モジモジ

京太郎「弘世さん……」

菫「須賀、君はいい奴だ。それが凄くよく分かった」ポンポン

京太郎「あ、ありがとうございます」カァッ

菫「……お茶にしよう。和菓子は好きか?」スタスタ

京太郎「はい! 大好きです!」

菫「ふふ、そうか(あぁ、ようやく分かった)」クスクス

京太郎「へへっ、和菓子とか久しぶりだなぁ」

菫「(あの時の胸の高鳴りも、今のこの気持ちも――偽りなんかじゃない)」

         ,r‐─===‐-    _
       /::::´:::::::::::`ヽ:::::\::::::`ヽ
     . "/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.

     /:::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
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   //イ::/⌒i:::|::|:::|i:::::l⌒|i:::::::::::}::::::::::::::::i
  .'/:::∨ ,,__|i_|:」_八_/i::::リ:::::::::::}::::::::::::::::|

.  〔//::::〔 ̄`   =ミ、/ :::::::::::}:::::::::::::::::
.  //|::::::|  ′  ""  /:::::::::::::リ::::::::::::::::′
  :/_:|:::从        /:::::::/:::/:::/:::::::::::/
  〔 |_:/ハ  t  ァ /___::/:_/:::::':::::::::::/   .*゚
     /::::::.      ./::::::::,::::::::|i:::::::::′     ゚+'.
.    /:::/:::::ーr‐  ´/:::::::::ハ:::::::|i:::::::::|       '%
   /::::'::::::::_.ノ〕  .:::::::::://> :::::::::|

   .:::::::〔´  /   ':::::::::/     `ヽ
  ':::::::〃 /   /::::::::::'         \
. /:::::::::::|  ∧_/:::::::::/       /⌒\
/ ::::::::::::| .′/::::::::/       /     ヽ

菫「(私は、須賀のことが好きらしい)」クスッ



 第三章 「密着!そしてS(シャープ)S(シューター)恋愛へ」

 カンッ


 
 第四章 厨二病タコス! 聖雀士と化した少女  予告


優希「のどちゃん」

和「? なんですかゆーき」

優希「好きな人が出来たらどうする?」

和「え? そう、ですね。どうしましょう」ウーン

優希「私が思うに、行動あるのみだと思うんだじぇ」

和「ゆーきらしいですね」

優希「だから、決めたじょ」

和「何をですか?」

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V /(__,ハ __
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V////}: : : : : : ̄: : .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨//人: : : : : : : : : : :`ヽ
: : : : : : : : : :|`ヽ: : : : : i: : : : : : : : : ‘," : :\: : :.ミ : : : : : : : .
: : : : : : : : : :|  : : : : : }: : : : : : : : : : i: : : : : : :: : : : \ ̄ `ヾ
ハ.: : : : : : : :.|  } : : : :ハ: : : : : : : : : : !:.: : : : : : : : : : : :\

 : : : : : : : : |   |: : : /_厶 : : : : i: : : :.}\:.: : : : : : : : : : : :ヽ
 i: : : : : : : ;' ,斗: :./   : : : : :.:}.: : :,':.: :.\: : : : : : : : : : : : .
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          乂 : :.:ノ   'た !| : : : :|i: : :.| |: :i     \: : : i   i   :. と  太.i
           ̄     _/ !: : : : !! : : ! |:/         \: i   |   : す   郎|
                 ,'::::::::|: : : : |i: : :.|               ヽ  |  : じ  を.|
                 /:::::::::|: : : :.:|i: : :,'                |  // ぇ   |
   _         イ:::::/i ;' : : : ノl: :/              - = ニ ・・         .!
  (  )      イ:::::::::/ :/ : ://j:/               \____/
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辷‐-~辷‐~^ /彡仁二ニニニニ>-= ニ二二二ニニニニニニ==-
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 つ づ け る


第四章 厨二病タコス! 聖雀士と化した少女


 ことの始まりは小学3年生のときだった
 ルイズやシャナに憧れ、私は他の能天気なガキどもとは違うと思い始めていたじょ

 それまで明るく社交的で友達も多かったけど、
 男との関わりを全て絶ち、小学校にいながらにして
 丸1日釘宮ボイスで男子共にツンツンすることも多く

 そして意味もなくマントを羽織ったり、
 人目につく場所で突然胸を押さえて苦しむフリをしたりと、
 周囲の人間からは完全に痛い奴という目で見られていた

優希「私のツンデレ体験はここから始まる」
 
 中学に進学し、私の雀力はメキメキと伸び、
 学年で一番は当然のこと、
 町の大会でも町内でベスト3に入る程に成長した

 部活にも入り、親友とも呼べるのどちゃんとも出会い
 高校に進学し……一緒に入った麻雀部
 

 そこで、私の前に【~忠実なる下僕~サーヴァント】が現れる


 おっとしまった、注意を忘れてました
 これから始まる優希編は、厨二病と変態要素が多く含まれます

 正直、宮永姉妹が可愛く見えるレベルですので
 覚悟しておいてください


 麻雀部唯一の男子が私と話してくれるようになったのだ
 今にして思えば

京太郎「お前ってすごいな。麻雀強いんだ!」

 という中身の無い会話ばかりだったけど、
 当時の私はただ一人話しかけてくるその男子をサーヴァントとして意識するようになる

 とは言っても当然男子に免疫がなかったので自ら話しかけることはなく
 主な活動は放課後の部室で夕日を見ながら
 サーヴァントの使ったコップやフォークをチュパチュパする程度の活動だった


優希「京太郎が使った……んちゅ、ぺろぺろ……ちゅるるるっ」


 サーヴァントの住所は尾行によって突き止め、
 登下校の際わざわざ遠回りしてサーヴァントの家の前を通り
 念を飛ばしたり洗濯物を眺めたり

 周りに座り小便をひっかけて
 マーキングを行うのが日課になった

優希「んっ……」チョロロロ

 ポタポタ

優希「えへっ、えへへっ」タタタッ コソコソ


京太郎「ふんふふ~ん……ん? おわっ! 家の前に犬の小便!?」バッ


優希「(犬はお前だじょ)」プンプン




そして表向きはツンデレ少女
裏では犬の生活を見守るのが日課になっていったじょ

そして、県大会が終わって少しした時に事件は起こった


サーヴァントの体操服(使用後)が盗まれるという事件が起こったんだじぇ!

京太郎「あれ? 確か部室に置いておいたハズなんだけどな」

久「それはおかしいわねー」

優希「……」

サーヴァントは気丈に振る舞っていたけど、私の心中は穏やかではなかった
もちろん体操服を盗んだ奴が羨ましかった(先を越された)というのもあるけど
サーヴァントを守るご主人様気取りだった私には赦すことのできない事件だった

これは早くサーヴァントの雀士(彼女)にならなければと思った私はすぐに行動に出た


優希「……」キョロキョロ


朝イチで登校し、サーヴァントの机の中にフリーのメアドを書いた紙(匿名)を忍ばせ、
サーヴァントからの連絡を待つことにした

匿名にしたのももちろんちゃんとした理由があるじぇ



この頃デスノートにハマりきっていた私はLのような正体不明の探偵に憧れていて
サーヴァントに体操服盗難事件の犯人捜査の助言を、正体を明かさぬまま行おうとしたんだじぇ

そして事件解決後に全て打ち明け、正体はお前だったか……愛してるっ///
という展開になるだろうことは容易に予測できた

優希「ふんふふ~ん♪」

案の定、その後すぐに

『誰ですか? もしかして和か!?』

というメールが届いた。
和とは、とーぜん麻雀部最高の美女のことである

優希「あのバカ犬め、お仕置きが必要だじぇ」カチカチ


それに対する私の返信


『親愛なるサーヴァントへ
 私はあなたのホーリィ・タコス(H・T)です。(和じゃありません^^;)

 サーヴァントの体操服を盗んだ犯人は必ず私が捕まえます
 私はあなたやあなたの周囲の人間の行動パターンや自宅の位置を把握している
 なので容易く犯人を割り出せます。

 あと私は表向き存在しないことになっており
 極秘の捜査を行うので他の人間には私のことを話さないようにお願いします

 H・Tより

(タコスの画像を添付)』


優希「……」



返事は来なかった




 翌日、学校に行くとサーヴァントが私を見るなり

京太郎「……あ、えっと。おは、よう」ササッ

 明らかに拒絶の意を示していた
 なぜ? まさか正体がバレてしまったのか?

 そう悩んでいると、ふと重大な過ちに気づいた

 私のフリーのメアドは
 yuuki-kataoka.xxxx@~(xxxxは俺の誕生日)
 となっていて、完全に正体がモロバレだったのだ

京太郎「あのさ。俺、体操服とかはもう、大丈夫、だから」

 涙目で私を見つめるサーヴァントを前に
 私も涙が溢れそうだった


 その放課後
 私は部長に呼び出されて、お説教を受けた

 というのも、サーヴァントが私の頭を心配して部長に相談したからだ

久「ホーリィ・タコス……ぷふっ、可愛いじゃない」クスクス

優希「……」ギリギリ

 今にして思えばサーヴァントの優しさだったけど
 私は完全に逆恨みして、サーヴァントへの復讐を誓った


 ミスがあったので訂正

 翌日、学校に行くとサーヴァントが私を見るなり

京太郎「……あ、えっと。おは、よう」ササッ

 明らかに拒絶の意を示していた
 なぜ? まさか正体がバレてしまったのか?

 そう悩んでいると、ふと重大な過ちに気づいた

 私のフリーのメアドは
 yuuki-kataoka.xxxx@~(xxxxは私の誕生日)
 となっていて、完全に正体がモロバレだったのだ

京太郎「あのさ。俺、体操服とかはもう、大丈夫、だから」

 涙目で私を見つめるサーヴァントを前に
 私も涙が溢れそうだった


 その放課後
 私は部長に呼び出されて、お説教を受けた

 というのも、サーヴァントが私の頭を心配して部長に相談したからだ

久「ホーリィ・タコス……ぷふっ、可愛いじゃないwww」クスクス

優希「……」ギリギリ

久「サーヴァント……ぷくくくっ」

 今にして思えばサーヴァントの優しさだったけど
 私は完全に逆恨みして、サーヴァントへの復讐を誓った



 私は早速、身元のバレない新たなメアドを作成し
 サーヴァントに脅迫用のメールを送ることにした

優希「これで完璧だじょ」ニヤリ

 私の脅迫メール

『私との約束を破った罰だじぇ
 聖地ヤングガンガンを追放された堕天使は
 ホーリィ・タコス(H・T)によって討ち滅ぼされる

 ちなみにお前が部員に密告するのを防ぐために、
 “裏切りの使徒ユダ”(つまりスパイ)を部員の中に潜ませてもらったじょ
 君がこのことを部員に漏らし、スパイの耳にそのことが入れば
 H・Tは君を殺すじぇ
 部長に密告したとしても、捕まる前にお前を殺すじょ

 この無間地獄から逃れる方法はただ一つ
 聖雀士ホーリィ・タコスの永遠の伴侶になることを誓うのだ』


優希「……あっ」

 私はサーヴァントを諦めきれていなかったことに、メールを打っていて気付いた

優希「京太郎ぉ……」グスッ

 もちろんスパイの話もデタラメだし脅すネタも犯罪クラスだったけど
 当時の私は本当に自分がご主人様だと思い込んでいたので、当然赦されると思っていたじぇ








 次の日、休みの日だというのに親に連れられ
 私は学校に連行された

優希「……」

京太郎「優希……ごめん。俺達だけの問題じゃ、無いと思って」グスッ

 そこには部長・染谷先輩・サーヴァントが揃っていて
 お父さん、お母さん、私を併せた6者面談が始まった


 まずお父さんとお母さんに昨日送った脅迫メールがコピーされたプリントが配られて
 お父さんが声を上げて泣き出した

 なぜ泣いているのか私にはさっぱりわからなかった
 別に悪いことはしてないと今でも思うじょ


優希「?」

京太郎「……」

 面談の内容は主に

・立派な犯罪だがサーヴァントが警察に通報しないという方針だということ

・これ以上、事を荒立てたくないということ

・一度精神科に診てもらうこと

 というようなものであったけど
 警察に連絡しないのは全国大会前に問題がばれないようにするためだろうと
 容易く読めた私には納得できるようなものではなかった

優希「こんなのおかしいじぇ!」

 どうせが通報しないだろうと踏んだ私は強気の態度をとった

優希「私を誰だと思っているんだ。新世界の聖雀士(H・T)だじぇ!」

京太郎「!」

優希「そっちだって体操服を盗んだのを私のせいにしたじょ!」

京太郎「別に、お前がやったなんて思ってないよ」

優希「なのに私だけ捕らえられるなんて、それはお前らのエゴだ!!」

京太郎「ごめん……優希」ウルウル

優希「冤罪が露見するのが怖けりゃ私を見逃すんだな」ドヤッ 

 
 



  生まれて初めて、お母さんから平手打ちを食らった





優希「う、うわぁっ、うわぁぁぁぁんっ! ぶったぁぁぁぁ!!!」ビエーン

 私は声を上げて泣いた
 それはもう、校舎全体を揺るがすほどの大声で

 このまま、当事者の私が暴れることで話は平行線になるかと思われたけど
 ある意外な出来事によって状況は一変することになったじょ

京太郎「……皆さん、もうやめませんか? 話を大きくした、俺が悪いんです」

優希「……じぇ?」


        / ̄ ̄ ̄ミヽ⌒'x___
        /:: : : : ::::::::,.ィ(⌒)"    ` 、
      |: : : ::::::::::::/: : `¨: : :      \
      {::::::::::::::/: : : : : : : : : : : : : :    ヽ
      \|ヽ/: : : : /|/|::|‐"/: : :      ゙,
         ,': : : ::/ (◯)´Χ: : :/゙:.: : :   |
   i≦ミ(⌒)_.レ|:|\|  U  ̄ フ: : /:.: : :  ト、

.   /⌒xヘ/⌒{      <___Χ:.:. : : : : : | .)

   { //__|_/沁、 \      `ー_.\: :.: : : リ"ヽ
  ,.ィ" ̄  ∪)、{i込.  }     (◯)/` : : /:.:. : }
  {||───⊂) ̄/\      ∪ : : : /:::, :,ィ:|
  `ー───‐゙ー"   `゙''ー---‐'ー─‐'゙ム彡" ソ


 頬の痛みで床を転げまわっていた私を
 サーヴァントは優しく起こしてくれた

京太郎「俺がコイツの気持ちに気づかずにいたから、追い詰めたんだと思います」ペコリ

優希「……」

京太郎「俺が、責任を持って優希を元に戻します。だから、だからっ!」バッ

久「須賀君……」

まこ「京太郎、お前……」

 涙目になりながら、私の両親や部長達に土下座をするサーヴァント
 

優希「……うぇぇっ」


 このとき、長かった私のナイトメアが漸く消滅していくのを肌で感じた






 それからサーヴァントは、宣言通りに私に向き合ってくれた

京太郎「優希、帰りにタコス食いに行こうぜ」

優希「う、うん!」

京太郎「聖なるタコスは無いけどな」クスクス

優希「あ、うぁ……もぉっ」ポカッ

 時々こうして、あの時のことをネタにするのは
 サーヴァントなりの、もう気にしていないというアピールなのだろう

京太郎「あははっ。まだ、お前の気持ちに答えられねぇけど」ナデナデ

優希「わわっ!」

京太郎「今はとりあえず、いい友達でいようぜ」ニコッ

優希「……うんっ」カァッ


 私はその日の夜、サーヴァントの縦笛を盗んで家でオナった



 こうして、私の厨二病な日々は終わりを告げ
 全国大会も無事終了した

 今思い返してみると、京太郎には本当に迷惑をかけたじぇ

優希「ただ、気になるのは」

 京太郎の体操服を盗んだのが誰なのか
 私でなければ……一体?

京太郎「でさ、その時に優希が」

和「え? そんなことを?」クスクス

優希「もぉぉぉぉ! 変なこと言うな!」

京太郎「あはは、悪い悪い」

優希「むむぅ」

京太郎「今度タコスおごってやるからさ」

優希「えへへ、なら許す!」

和「もう、ゆーきったら」

京太郎「和にも今度奢ってやるよ」

和「え? い、いいんですか?」

京太郎「ああ、当たり前だろ」

和「……ふ、ふふっ」グッ

優希「(まぁ、別にいっか。私も一着持ってるし)」ニヘラ



 放課後の部室

 ガチャッ

?「……全く、優希もセンス無いわね」クスクス

京太郎のロッカー「」キィッ

?「サーヴァントだの、ホーリィだのと」ガサゴソガゴソ

 クンクン

?「はぁっ……」ゾクゾクッ

 バタン

?「ふふ、それなら私がお手本を見せてあげなきゃ」スッ

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::::::::::::::::゙l:::l|:゙|   ヽ. ,,、                                 /
::::::::::::::::::゙l::lll:゙l    `、ヽ、                              /:::
ヽ::::::::::::::::|::||:ト     `、 `ヽ、                           /::::::

:::`、:::::::::::|::|ト:|       `、  `-、                        /::::::::
::::::`、:::::::::|::|:|:::`、      ヽ、    `ヽ、..._               ,,     爪::::::
:::::::::ヽ::::::|: /           ` 、_     ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐''    /::/::::::;/,
::::::;;;;;;`、;;ノノ    `、       `ー--、......____,,,....,、、‐''     ,/::/:::::::/:/

二,,,、、_z      `、                           ,,,/:::::ク::::://
::::゙l::::|ト ハ       `、                      ,,,//::::::;":;;/ /
:::人::ハ::::::`、        ヽ                ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/
::::::::Y::::\:::`、        `ヽ、,,,,,,,,         ,,,,,,/:::::::/::::ハ::::::::/


久「この、【放課後のロッカー】がね」ニヤリ


 第四章 厨二病タコス! 聖雀士と化した少女


 カンッ


 


 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使  予告


和「ゆーき」

優希「ん?」

和「前の質問の答えなんですけど」

優希「質問?」

和「好きな人が出来たら、という質問です」

優希「あー、あれ……(ちょっと恥ずかしいじょ)」

和「私もようやく、答えが出せそうです」クスッ

優希「え?」

              -‐…‐-
         ´: : : : : : : : : : `` .
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\ ___
     . : : ::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : 〈i:i:〈

.     / : : :/ : : : :/ : : : : !: : |: : : : : : : :〈i:i:〉
    /:: : : : : : : : : ::∧: :/|:: ::|i: :|::| : : |: : ¨
   , : : : ||: : /!: / ∨|: :|i: :|::| : : |i: :|

.   ′: : :|: : :/ |/     |: ::八人| : : |i: :
.  ,: : : : : :|: Ⅵ斗ぅ气ト ムイ≫冬ト: :从/
  ′:: : : ::|: : | 乂rツ    ヒrツ.ムイ: ::|

  .: : : : : ::|: : |  ,.,.,.    、 ,.,. .′:: ::|
 ,:: : : : : : ::|: : |      、 ,    , : :|: : :|
./:: : : : : : :::|: : |: :} iト       イ: : :|: : :|
:: : : : : : : ::|: : |::j{   うr≦: : : |: : | : |

::: : : : : :/|: : |:\   {`ヽ〕iト ..,,__|: : :|
: : : : /i:i:i|: : |:i:i:i:\    }:i:i:i:i:i:i:i:i|: : :|

和「アタックあるのみです」ニヤリ


 つ づ け よ っ か な ー 


 二本立てで疲れたので休憩
 久の放課後のジョーカーパロは和編の後にやる予定です
 
 和編はこのあとやってもいいけど、寝落ちの可能性があるので明日にするかもです
 
 追記
 菫編と優希編は少し感じを変えてみましたが
 不評な部分があれば直します

 すみません、やっぱり和編は明日投下します
 和好きの人は存分に楽しみに待っておかない方がいいです

・第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使

・第六章 ストーカー部長  変態ラブレター!

 この二本立てです
 これで清澄メンバーは全員終わった計算になるので、後は他校ネタですかね

 清澄は全員終わったので後は他校ネタですね 

本日のメニューでございます

・第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使
・第六章 ストーカー部長  変態ラブレター!

お残しと途中退室はペナルティとなっておりますので……



 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使  


 高校に入りたての頃の私は、過去の自分を少々悔いていました
 自分の中学時代は全然間違ってはいないものの、男性との付き合いがまるで無かったからです

 それは親友とも呼べるゆーきも同様のようで
 時折二人で恋愛小説の話を膨らませながら、うわ言のように出会いが欲しいと呟いたこともあります

和「……はぁ」

 厳格な父と母に、手塩にかけて育てられたお陰で私は完璧な箱入り娘と化していました
 家も裕福でしたし、成績も優秀
 麻雀では中学でインターミドルチャンプにもなり、この頃の私は天狗となっていましたね


 中学を無事卒業した私は、どこか周りの男性を必要以上に見下すようになり、
 若干高二病に感染していました

 性格も相変わらず気取った敬語口調のままで、部活以外では必要最低限の友人しかいません
 まして、クラスメイト以外の男性との出会いなんてまるで……

京太郎「よっ! 今日から俺も麻雀部なんだ、よろしくな」ニッ

 と、思っていた矢先になんと麻雀部に男子部員が入りました
 今の時代、麻雀をやっている男性がいることにも驚きましたが
 もっと驚いたのは、彼が素人だったことでしょうか

 彼を合わせてもわずが五人ほどの麻雀部
 私は女性だけの部に男性が入ったことで、大分萎縮してしまったことを覚えています



 
 彼は私が隣に座るだけで、なぜか急にそわそわしだし

京太郎「……な、なぁっ! 和は、その、麻雀が好きなのか?」

 しかもなぜか呼び捨て――こんなのおかしいです
 出会ったばかりの女子を呼び捨てしていいのは、かっこいい男の人だけだとゆーきが言っていました

優希「ね、ねぇ京太郎!」

京太郎「なんだ片岡?」

優希「ゆ、ゆゆゆ優希でいいじぇ!」

和「なんと」

 ゆーきが認めたということは、彼はかっこいい男子だということです

久「はいはい。いいから入部手続きの紙をちゃっちゃと書いて」

京太郎「あっ、はい。っと」ポロッ

和「あ、落としましたよ」

 私は彼が落としたボールペンを広い、彼に手渡そうとしました
 しかし、彼はそのボールペンを受け取らず、引きつった顔で

京太郎「だ、だだだ大丈夫! もう一本あるから!」アセアセ
ヽ./ : : : : : : : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : : ヽ    ヽ冫
:: |: : : : ::/::/: : : /」: : : /}: : : :}゙`「丁ヽハ:!:!: !:  }
-ィ: : : |_,'_,,|-‐''/ / / .}: : /.|: :|: |:::/. }:|:|:. リ !.|. ト.、   ,. ──‐、

: :ト、::ィ゙ |: ::|\/ //.  /: :/ !: :!/!/  !从:/|:.| !∧冫 //´ ̄ ̄ヽ',
: :|人小|ヽ:!.ィ爪沁ヽ. /./ /,.イ爪心ヽ.! イ/.//′   U     } }
: :l: : ヾ |/{:::::::::⊂. ′   ´ ! :::::ィ./ ト,ムノ:!            , ,' '
:γ⌒ⅵヽ弋二;;ノ       ゝ-.″ | }: : : :|         //
',:{ :::`    ::::::::::::::     、  ::::::::::  レ′ : :!.        { !
..',\     ::::::::::              ノ:   ::::!           U
: : :| `ー´\       ,. ,      / !:! !  !
: : :|.     ` 、          ./|: :. !:! !  ::!        ◯
: : :|         }`   .. __ , イ  |::|: |:|: :|  |
: :: }     ィ‐┤.        ├ .、|::|: |:|: :|  {

京太郎「(やべー、和の前だとてんぱっちまう!)」ドキドキ

 何を緊張しているのでしょうか?
 私は何も言い返せずに、そのボールペンを貰うことにしました


 
 それからは、淡々と日々が過ぎていきました
 男性に対して免疫の低い私は、相変わらず彼に関わろうとせず
 ゆーきを介しての会話や、事務的な返事くらいしかありません
 
京太郎「お茶はいるか?」

和「はい。紅茶をお願いします」

 特に彼に思うことも無かった私にとって
 この日々は少しだけ、心地よくも思えました

 このまま男性に慣れていけばいい
 そう考えていた時――

 私は、とんでもないものに出会ってしまったのです


SAYOKO-SUBARA:とてもすばらなアニメがありますよ


和「アニメ?」

 私は懐かしい先輩とチャットで麻雀をしていました
 その時に、彼女からアニメをオススメされたんです


のどっち:なんてタイトルのアニメですか?

SAYOKO-SUBARA:それはですね……


                   i`ヽ __r‐、
   ┌───‐'^ヽ         |  |└、_f┘    rヘr───…¬
   └─‐… ┐ 」         |   ̄ ̄} r‐┐ <__>' ー‐r‐=≦´___, 、
        | { ____」  |\_/  }  {_rへ     j  } \____,  〉
        | │}    _/|  |  r‐‐ '_  r‐rヘ、 / /      /  /
  ┌───‐┘ |  ̄ ̄´   |  |  `二 ┘  r─‐<__,/     / , ヽ、
  └──── 、_」       L.ノ  {_ . -‐ヘ `、      , -‐ ´ / \  丶、
 ─‐C‐O‐D‐E─G‐E‐A‐S‐S=───‐}__}──<_, -‐‐ ´──‐ヽ_r‐'─

                               反 逆 の ル ル ー シ ュ


和「こーどぎあす?」

 それはまさに、運命の出会いでした(恍惚)


和「……テロリストのお話、でしょうか」

 私は早速、休日にDVDをレンタルして家で視聴することにしました

和「……」ジィー

 ジブンヲーセカーイーサーエーモー

和「FLOW、というアーティストですか」

 OPもかっこよくて、作画も綺麗で
 私は借りてきたDVDを夢中で見ていました

 そして、私は――

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:─一::-:::_`'::‐--::,_:::::::::::::::::.....::::::::::::::::::ヽ、                        /!
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        /ー'7`ヽ_/∠/:ノ´::,/ :: :: .. :: :: ::.:l/    `'- ヽ:: :: :: :: ::l ! :: :: ::l l !z:lヘ、       ヽ::::〈
        , ゙   /::::::::::_,. z='シ:::_,.ノ:: :: ::_ __ : /         ヽ、:: :: :: l !:: :: :: ! li:: l!ヽ \、_     ヽ_j
      /   /::::_,z=Z=ニ_,. -'"´`¨¨¨ ´ `ー-'゙            ヽ、:: :: :゙,゙, :: :: :l !l ::l!::l,  `ヽ、‐- .,_
      /   /∠z≠''"´  ヽ、                     \:: :: :: ゙, :: :: ゙, !゙,:ヽ r- .,_ `'=z.,_::::' ─- .,__

和「わ、私にはゼロしかいません……//」ポワーン

 私はテレビの中のゼロに恋をしてしまいました

※ゼロ(アニメ コードギアスの主人公、ルルーシュが扮するテロリストのリーダー CV福山潤)

和「しかもこのカレンという少女……どこか私に似ています」ドキドキ

※カレン(アニメ コードギアスのヒロインの一人 ゼロを信頼し、付き従う忠犬のようなキャラ CV小清水亜美)

和「はぅぁっ……」

 私は一日でDVD全てを見終わりました
 R2まで全て……アレは至福の時でしたね
 



 私は身も心もすっかりギアスにハマり
 いつの間にか、自分が本物のカレンになったような感覚に陥っていました

 学校に通っている時には、アニメの中のカレンのように病弱な少女の姿を偽り

女子M「ねーねー原村さん。一緒におにぎり食べてほしいの」

女子H「わっほい! 一緒に食べようよ! クラスメイトだもんげ!」

和「ごめんなさい……体調が、悪いので」コホコホ

 帰宅した後に
 部屋の中では髪をかきあげて

和「たくっ、いい子ぶるのも疲れるわぁー」コキッコキッ

 などと隠れて言ったりしていました
 当然、カレンに憧れてホットパンツに上はチューブトップ

 少し胸がキツくて溢れることも多々ありましたが、私は満足でした

和「……」

 しかし、私のなかで一つだけ満足出来ないものがありました
 それは――

和「はぁ、ゼロ……」

 ゼロの不在です
 いくら私がカレンになりきろうと、そこにゼロがいなければダメなのです

 ゼロのいないカレンなんて、ルーの無いカレーと同じです
 ネタの乗っていないお寿司と同義です
 ゴミです カスです 扇死ね

和「あぁ、ゼロぉ……」クチュッ

 私はこの日、生まれて初めてオナニーナになりました

※オナニーナ(コードギアスに出てくる女キャラ レズっ気があり、作中でオナニーを披露したメガネ)


 ゼロの不在に悶々とした日々を過ごしていた私ですが
 ある日、全てを変える出来事に出会いました

和「あ、須賀君」

 部室に入ると、そこには須賀君だけがいました
 そういえば、しばらく彼と話していなかったことを思い出し
 
 私はカレンから得た勇気を持って彼に話しかけます

京太郎「ん? あぁ、和か」

和「えっ!?」ゾクッ

 耳を疑いました
 それも無理はありません
 
 なぜなら、彼の発した言葉のトーン……声、全てが完璧にゼロそのものだったからです

京太郎「ごめん。考えごとをしていたんだ」

和「あ、いえ! べ、べちゅにっ!」

 今度の爽やかな声はルルーシュ状態の声
 はぅぁ……前は気付きませんでしたが、彼の声は福山潤さんに似ています

京太郎「どこが具合でも悪いのか?」

和「い、いいいいいえ!? なんでもありません!」ドキドキ

 この時、私は思いました
 私にとってのゼロは須賀君しかいない

 思えば彼はかっこいいですし、私に優しくしてくれます
 麻雀が弱いというのも、ヒョロヒョロなルルーシュだと思えば可愛いポイントですしね

和「(あぁ、ゼロ)」

京太郎「?」ゾクッ

 この日から、私の彼への執着は始まりました




 
 私は須賀君をゼロと決めつけ、部活の時はなるべく彼に接近しました

 とは言っても、まだまだ男性に話しかけることが苦手だった私は
 毎回ゼロの隣の席に座ったり、彼が使用したカップやフォークを舐めたりしていました

 時折、既に綺麗に拭き取られていることがありましたが
 そういうマメな掃除をするゼロは流石だと思いました

 そして私はゆーきづてに彼の住所、電話番号を聞き出して
 ゼロの個人情報も手に入れることができました

 ゼロの住所をゲットした私はさっそくゼロ邸周辺に座り小便(マーキング)をし
 彼の家を観察しました

 手には通販で買ったトランシーバーを常備し
 時折、誰相手でもなく

和「こちらカレン。ゼロに異常はありません」

 などと、架空の報告を繰り返していた

京太郎「(なんか最近、家の周りに犬の小便されすぎじゃないかな




 観察の結果、ゼロには飼っているペットのカピバラがいること
 休日によく、カピバラとジョギングをする習慣があることが判明しました

和「……しかし、このままでは」

 私はずっと彼を見守るだけで終わってしまう
 なんとか彼にもゼロの自覚を持ってもらいたい

 そう考えた私は持ち前の頭脳を活かし、作戦を練ることにしました

 この頃の私は自分のことを完全にカレンと思い込んでいて
 ルルーシュが使った(という設定)のチェスの駒を弄りながら至高したり
 その駒でオナニーナになったりしていました

和「……そうですね」

 長い熟考の末、私が編み出した作戦はこうです

・今の須賀君は皇帝によって記憶を消された状態
・ならば、記憶を思い出させる為にゼロの小道具を見せれば魔神が目覚めるハズ

 作戦というより、ただの設定でした

和「そうと決まればゼロスーツですね」

 私はさっそく通販でゼロのコスプレグッズを買おうとしましたが
 最近の度重なる浪費でお小遣いが足りないという事態に陥りました

 そこで仕方なく、私は近くのドンキでスケキヨマスクを買って、それを代用することにしました


 
 私はこれに追い討ちをかけるべく
 ゆーきから聞き出した、彼のアドレスにメールを送ることにしました

 その内容が、こちらです

『はじめまして 紅騎士、紅月カレン(K・K)というものです

 須賀君を初めて見た時、ついにかの魔神ゼロが地上に降臨したのかと思い、驚きました
 よって僭越ながらあなたをゼロと呼ばせていただきます

 そして勝手ではありますが、これからあなた専属の騎士(彼女)を務めさせていただきます

 とは言ってもかつての騎士の力は失われています故に
 今の私には麻雀でわからない問題を解説する程度のことしかできません。

 もしわからない問題があったら、気軽に私を頼ってくださいね(*^_^*)

 あと、私は表向きに存在しないことになっており(特にブリタニア人には気付かれたくありません)
 極秘であなたの手助けをするので、このことは誰にも言わないでください
 約束です


 紅月カレンより(チェスのナイトの画像添付)


P.S.
 夜にジョギングをするときは気をつけてくださいね(笑)
 一人だけでは無防備です』


       / /  ./  ,ィ          ヽ ヽ_
        / /  ./  //   /!  |l!   .lY'::::::::::)
      ; i  くlハ //,ィ  / .|  リ! j  l }::::::::::l!
      |イl!  ' _`Vメ、 l  / __.! ./_l/__ ノ l::::::i='ヽ
      ゝゝ| ;´んィ:!`    =j/__ノノイ /¨T ヽヽ

      ||  l 弋_丿     'んィ:!.ヽ// ,'   !  } }
      ||  l 、、、     弋_丿 // .,ヘ  .!   j/  / ̄ \
      ||  l     '   、、、 // ./イ  |     |  ア  |
      || ::ゝ.    __     // ./. !   |      |  リ  .!
      ||  | l > ´‐-'   _イ//∥| l  |    <.  で  |
      |l!. l_L:;ノ:.ト!¨  T¨ェ:://.∥ll! l  |     .|  す  !
      l|-、 ヽ: : : :.l! ̄` |:.:.// /l!ll| .!   |     .!  ね .!
     /-、:::ヽ ヽ: : : l ̄ ̄l:.// /: :ヽ! .!   !    \__/
.    / | >ヽ ヽ:.:.:l    l;'///: :/\ .|   |
.     /  l . /ヽ:ヽ ';.:ヽ /:::////、   \  |
   人.. V    } :!:ヽV/'/l;;;_/  Y ..人 !
.  /  ヽl     l  ! [__] / .l     i/  ヽ|


 我ながら完璧な内容です
 これなら彼も、ゼロとして私を認めてくれるに違いありません




 次の日





久「優希! あれだけ言ったのに! また須賀君を裏切ったの!?」

優希「私じゃないじぇええええええっ!!」ビェェェンッ

京太郎「部長! まだ優希だと決まったわけじゃ!」

まこ「……」





 なぜかゆーきが泣かされていました
 一体何がどうなっているのでしょうか







それから数日間待ったものの、ゼロからの返信はありませんでした
私はアピールが足りなかったのかと思い、追撃メールを送ることにした


『物理と化学も教えますよ^^』







和「返事はありませんでした」ポツーン

 それでも私はどうにか、彼に振り向いて貰いたくて再び作戦を練りました
 そこで思いついたのが、染谷先輩のお店で行われるコスプレイベントでした

 つい先日、店員が好きなコスプレをして接客するバイトをやらないかと誘われていたのです

和「(これで須賀君がゼロの格好を)」

 私は勇気を振り絞って、須賀君にも声をかけました

京太郎「え? 染谷先輩のお店で?」

和「はい。衣装は、私が用意しますよ」ニッコリ

京太郎「……うーん、じゃあやろっかな」

和「あ、ありがとうございますっ!」

 私はその日、須賀君がゼロのコスプレをするところを想像してオナニーナしました
 この頃にはお小遣いも溜まっていたので、ゼロスーツも購入済みです

 後はその日を待つだけ
 私は一人、ほくそ笑んでいました




 そして当日
 私はカレンのコスプレをして、咲さんと一緒にお店で待っていました

咲「楽しみだねー」

和「はい」

 咲さんはアーニャの格好で楽しそうに笑っていました
 オレンジとお幸せに、咲さん

和「(さて、問題は須賀君ですが)」

 後は彼の到着を待つだけ

和「(前日にゼロスーツは渡していますし、問題はありません)」ドキドキ
 
 高鳴る胸の鼓動
 私はそのときを静かに待ち……

 ガチャッ

和「!!!」

 遂に、お店の扉が開かれました

和「すが……」

京太郎「どうだ! これ、似合ってるかな?」


                           ___ _ 、 ヽ
                          _,. -─'"`ー-::,ヽ,}l _,.-

                        _,ィ´":.,:.-:.─:.:.:-:.:.:.:.:!:.:`⌒≦、
                        _zフ'"´,.‐'´:.:.:.:.:._,.-‐'´.:.:.:.!:.:.、:.:.:.:二ヽ、
                     ,イ/ ' _,.:.:.:.:.:.:/'",:.:.:.:.:.:.:.:l:::}:::::::. ̄≧,:ヽ
                    /'/´:.:/:.:.:.:.://':.:.:./:.:.:.:.:.l::::l:::::::::::.:`ヽ、ヘ
                    イ:./:.‐---':.:./:./:./:./:.:.:/ !:.lノ:!ヽ:::ヽ:\:.ヽア

                    フ:{:.:/ノ:.フ:.7:./:.:/:.{:.:.:./!:.lノノ::l:ヽヘ::::!:::::}:ヽ}

                      /:/:/:/:.:./:.:l:.:{:.:.{:.:.:l:.ー‐rイl:::::ハ:::l::l::::l::::::l:::}:j
                     ノ:.l_,ソ!:.:.l:.:.j!:/!:.:l:.:. l:.:.:.:.:.j:.:/l::/:::::}!:j!:.}::::::l}::!l
                     卞:イ、ヽ:lVチ=l:.lzl::lヽ.:.:.:.ハj/:/ノ::ノ斗r:::l:::/j
                    ヽ!ヽ:ヽ:.! r千ォzミヽヘヽ:.:l !/i≦チ,rヘノノノ'´
                     `ヘr≦ヽ}丐fェ!、:::ヾ{_ イrf月}ノイ彳〉

                        ヽ,l  ̄ ̄´ .::l `   ̄ ̄´ j_ノN
                         ヽ      ::|       /_,. -──‐,
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                     匸゙'.r-´ヽ  jヽ、´ ー-`' /r、__,| |:: :: :: .:::::|
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                      |:/..|:.::::.::/j::r-,:::j' }::: ィ-ヘ:::::/ | /.:::,.-‐'":: :: :: ..::::::: . :: :: :: :: :: l
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和「す、スガァァァァァァァァァァクゥゥゥゥゥ!!!?!!」ガッタァーン!
 
 私はもんどり打って雀卓にダイビングを決めました
 なぜ、なぜですか!?

 なぜ須賀君がスザクに!? 私が渡したゼロスーツは!?

※スザク(コードギアスの登場キャラの一人 ルルーシュの親友 言動がうざい為に ルルーシュファンからはウザクと呼ばれることもある)



京太郎「え? 大丈夫か和!?」

咲「和ちゃん!?」

 二人が心配して私に駆け寄ります
 これがゼロだったらどれだけよかったことか

和「す、須賀君。なぜ、その格好……?」ブルブル

京太郎「ああアレか? 染谷先輩にマスクはやばいじゃろって言われてさ」

和「?!!?」

咲「それで私がセットで頼んだこの服なんだよねっ」

京太郎「ああ。ラウンズセット? だっけ?」

咲「えへへ、一緒にナイトメア乗ろうね」

和「(あ、アアアアアアアアニャアアアアアアア!!!!)」ブルブルブルブル

 私は衝撃のあまり、ちょこっと失禁していました
 涙を見られぬよう、トイレに駆け込み股間を拭く

 今までに無い、最高の屈辱でした

和「……」

京太郎「お待たせしましたー」

ゆみ「いい格好だな」

桃子「たまにはこういうお店もいいっすねー」

咲「京ちゃん、記録」パシャッ

京太郎「お、かっこよく撮ってくれよ」ニヤリ


和「……」ブルブルブルブル

 こうして私は、スザク姿の須賀君が咲さんと仲良くしているのを見せつけられました
 アーニャ許すまじ

 私はその日、帰路に着いてから狂ったようにオナニーナになりました


和「……はぁ」
 
 その日から、私は生きる気力を失ってしまいました
 彼にはアーニャがいる
 スザクなのにアーニャとカップリング 意味が分かりません

和「う、うぅ……ゼロ、須賀君」ジワッ

 私は狂ったように泣きました
 部屋の外では無駄にディートハルトに似た声の父親がうるさく叫んでいます

恵「どうしたんだ和!? ゼロか! ゼロは素晴らしき逸材なのか!?」

 お願いですからその口を閉じてください

 


 それからどれくらいの時が経ったでしょうか
 学校を数日休み、私は部屋の中で食事も取らずに篭っていました

和「……」

 瞳も虚ろなまま、私はベッドの上で泣き腫らした顔を上げました
 それは、携帯の着信音に反応したからです

和「……須賀、君?」

 番号は須賀君から
 何か……あったんでしょうか?

 ピッ

和「も、もしもし……?」

 私は恐る恐る携帯を取りました
 すると――

?「カレン。いつまでそうしているつもりだ?」

和「え?」

?「お前は我が部のエース。勝手に抜けられては困るんだがな」

和「~~~~っ!?」ビクビクッ

 それはまさしく、ルルーシュ
 いえ、ゼロの声でした

和「な、なじぇ、なーじゃ、なじ、なじぇ、なぜっ!」

 私は数日声を出していなかったことと
 緊張のあまり、声がおかしくなってしまいました

 すると、電話先の声がこう言います

?「窓から外を見ろ、カレン」

和「っ! (外!?)」ダッ

 私は急いでカーテンを開きました
 暗い部屋に、久方ぶりの眩い光が注ぎ……顔をしかめながらも

 私はそれを見ました

                 ,.....、
              〈:::::::::〉
                  {::::::::::::::}
              `:::::::::´
                i:::::::::i
                i:::::::::i
                ':::::::::'
              '::::::::::::'
                 ':::::::::::::::',
             /::::::::::::::::ム
               /:::::::::::::::::::::::ム
           /::::/`|l| \:::::::ム

             {:::::′ |l|  \::::ム
              乂{   |l|    `ヾ;
              `   |l|     }!
               |l|       ソ
               |l|

               |l|
               |l|
               |l|
                    _|l|_
               |l|

                |l|l|l|
                |l|l|l|
                 `|l|´
               |l|


和「!!?」

 逆光で姿はよく見えませんが、あの電灯の上にいる人影
 あの孤独なシルエット……紛れもなく、ゼロ

?「久しぶりに顔が見れて安心した。学校でお前を待つ」バッ

和「あ、ゼロ!!」

 ゼロは電話越しにそう告げると、街灯から飛び降りて去っていきました
 3m以上はある街灯から飛び降りるなんて……

和「……無理、しちゃって」クスッ

 ドンドンドン

恵「和! 今、外に! 外にゼロがいたんだ! カメラに撮ったぞ!!」ドンドンドン

和「須賀君……ありがとうございます」ポロポロ



 翌日、久しぶりの学校ではみんなが私に声をかけてくれました

咲「和ちゃん! お帰りなさい!」

優希「心配したじぇ!」

まこ「まったく。体調管理には気をつけるんじゃぞ」

久「全国はアナタ抜きじゃ戦えないのよ?」

和「……はいっ!」

 そして、私の大切なあの人も

京太郎「よう、和。具合はどうだ?」

和「はい。お陰様で」クスッ

京太郎「べ、別に俺は何もしてないというか、その」アセッ

和「ふふ、もういいんです。私には、これさえあれば」スッ

京太郎「ロケット? 中に何か写真でも入れてるのか?」

          ,>─.:::.──- .ィ─-、._
    __┌.、/          \/:::::|
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    ヽ ! .{: :{:| | | 」|:.| :|: :ィ‐十ト|:|:} : : }:::::\
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   ヽ:::::.{',从|レィ==、   ィ==x .リ/:|」|

     ├┤| :沁 ::::::::    :::::::: ノ/: : !
     |:.:.|',| : :人    r─‐┐  ハ/  /:|
     |:.:.|::| : : |> , `.-- ' ,∠// /! :|
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     |...:|::| ! :リ.|::::{_   __.//゙ / ヽ!|
     |:.:.|:.| ! / /_,ヽ.∠ィ'/ /─=||
     |:.:.|:.| / /─'、,..ィ‐-、_,..|:|  |_    ||
     |:.:.|:.i!:../. :::      .:. . |:∨ ゙<  小.
     |:.:.|:.{ !      :∨:: . ヽ`>、 ∨ |. )
     |.:.:| | {     .:::      :} ! :!
     |:..:|∧ ',: : . .: : . : i.     ..ノ|: | リ
     |:../ ヾ.\__, : : :人: : : : :,.イ〃.ノ/
     ゝ |  `ーイ:: ::::/:|:::::::::/゙_.∠.ィ゙/
      |  ::\.|_ :::/ ::! ::,ィ゙    {"
      ∧  ::::\ } : ::::: ::/    ∧

和「はい。でも、中は内緒です」クスクス

 街灯から飛び降りる瞬間に、撮ってくれた写真
 それは今でも私の胸の中に

和「私の、好きな人の写真ですから」

京太郎「え、えええええ!?」ガターン

和「(見せられるわけ、ないじゃないですか)」ギュッ


  /⌒\人/⌒ヽ
 ノ  \(○)/  ヽ
 Lノ⌒ ( ( ⌒\_」
     く \


 だって、アナタのことなんですよ?
 ねぇ、須賀君――


 第五章 厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使

 
 カンッ

そのゼロのAAを使われると、京太郎が全裸なんじゃないかと思ってしまう

>>356
 飛び降りる感じのAAが見つからなかったので


 一区切り着いたので少し休憩します
 ちなみに優希編、和編は「俺の厨二病体験語ってくから聞いてくれ」というスレが元になっています

 気になる方はググってみるといいかもしれません


 ちなみに和編が無駄に長くなった理由はお察しください
 同様の理由で淡編や透華編、豊音編が長くなったり優遇されても気にしないでください

 それと、今から六章やりますが
 その後に京ちゃん救済の、癒しイベントを挟む予定です
 高い女子力で彼を癒す役目を誰に任せるか、リクエストがあれば参考にするかもです

 
 


 第六章 ストーカー部長  変態ラブレター!


 須賀京太郎
 我が麻雀部において唯一の男子部員

 成績は普通、麻雀は初心者
 顔はかっこよくて高身長、運動神経は抜群
 
 気が利いて、コミュ力も高い

 そんな、彼に……

               . . -――..、--- .、
                . : ´: : : : :_:_:/: : \: : : \
          /: :/: : / /:/リi:l: i\: : : :\

         /: :/: : /   i// 从ハ: :\: : : :.
        /〃:./: : :./ノ    ̄ ‐‐- ∨: :.i: : : ::.
.        // l/: : : /´     ‐‐ 、,__ ∨:.|: l: : ::.
      // /: : : :/ ニ、      ィ斥心ヽi: :|:リ: : : :
        i/  .: : ://ィ斥心     V沙゚ ノi: :l/ : : : |
        l   |: : |/从 V沙  ,    ,,,   l〃: : : : :|
        i   |: : i:∧  ,,,          /: : : : / : |
        |: : |: ∧           〈: : : : /: : :;
         八: :i/: ∧      ´`       〉:l: :.i: : :/
            ヾi/:/i:介: . ..,        .イi: :l: l:|: :/
          ∨ノ: :i: :l:_:〕 --   i:.|:l:/:/:.|:/

          〃: : :l:.ノ.:.:i        ト〃:/: ノ:{
          -=´i/:/:./ニニニ\     i/: /:./: : :ヽ
      // ̄ ノ从ハニニニニニ\__i从i:/`ヽ: :l:.i=-、

      ///\   {::\二二二\   |'二ニi从リ二/、
.     i/{  i \ \:::\二二二\ |二二二ニ/} ∧
.     l/|  八  \ \:::`<ニニニニ\|二二>'":://  i

久「私、恋しちゃった」トクン


 これは、初恋をこじらせてしまった哀れな少女の話
 そこ! 笑ったりしたら、許さないんだから




 高校三年の暑い夏だった
 県予選を突破し、全国を控えた時期

 私は授業が終わると部室までダッシュしてミッションに取り掛かった

 まだまこ達も須賀君も帰ってこない
 私はカバンから用意してきた手紙を取り出す

久「須賀君……」ガサゴソ

 前日に私はラブレターを書いたわ
 このラブレターがリアルに気持ち悪い物だったらしいんだけど

 今日はそれをカミングアウトしようと思うの




 私は二つ折りにした青い便箋の中には真っ赤な文字でこう書いたわ



『こんにちは

 初めまして
 私はこの学校に古くから住んでいる幽霊なの

 ずっと君を見ていました
 君はすごく格好いいわね 

 これからもずっと見ているわ

                 放課後のロッカーより』



 そして、手紙は須賀君のロッカーの中に入れて
 ジョーカーのトランプを扉に貼り付けたの



 そしてトイレに行き、何食わぬ顔で教室に帰ってくる部員達と合流
 彼の反応を待ったわ

 きっと彼は手紙を見つけたらすぐ机の中にしまい、あとでこっそりトイレで読むにちがいない
 そう思っていた時期が私にもありました(棒)


 須賀君と咲のクラスは授業が遅れているようで、少し遅れて来るらしい
 私はまことパンツの話(勝負下着について)をしながらそれを待った

咲「遅れてすみませーん」

 まず咲が部室にやってきた
 私はニヤニヤとしながら、須賀君が来るのを待ち侘びたわ

 そして彼が入ってきた

久「(さあ気づきなさい!そして赤面して非日常に巻き込まれたヒロインのような顔をするのよ!!)」ワクワク
 
 そう思っていた
 しかし先に手紙に気づいたのは咲だった

咲「あれ?何か貼ってあるよ?」

優希「「なにこれwwwトランプ張ってあるじょ?wwしかもToHeart2のトランプwww」

 すぐに優希が食いついて騒ぎ出す

京太郎「なんだ? これ」ガチャッ

 ロッカーを空けて、須賀君が手紙を取り出す
 そして中身を見て、首を傾げる

 すると、それを優希がひったくって大声て読み始める

優希「こんにちはwwwww初めまして。私はこの学校に古くから住んでいる幽霊ですwwwww」

咲「え?」プッ

優希「ずっと君を見ていましたwwくはwwwwwww君はすごくかっこいいわね・・っぷww」

和「ゆーき、いけませんよ」

優希「これからもずっと見ているわ……だってwwwwww放課後のロッカー!」

和「くすっ」プルプル

まこ「……」プルプル

 私はなぜ、みんなが笑っているのかよくわからなかった

アカンwwwwww


 だって放課後のロッカーって書いてるのよ
 あきらかに不思議じゃない?

 このクラスのものじゃない誰かが書いた手紙
 それも幽霊よ?

久「(どうして笑うのかしら??)」

 だけど私は信じた
 私の好きなあの子はきっと赤面してる
 なぜなら内容はどうあれこれはそう……ラブレターだから


久「(しかも不思議がいっぱいの!!)」

 私は期待しつつ須賀君の方を見た

咲「京ちゃん的にはどうなのこれ?」

京太郎「うーん、まぁ。ちょっと、よく分からないかな……」


 私はショックだった
 だってロッカーよ? カッコいいじゃない

 それにToHeart2なの、たまねぇはたまんないと思ってる
 私は私を信じてる


 だけど彼がそれを分からないと言ったのは事実ね

 そして部員達は犯人の予想を始めたのだった

優希「ねぇねぇ! このクラスで一番早く教室に帰ってきたのだれだっけwww」

まこ「あー……、和じゃったか?」

 和とは胸の大きい美少女だった

優希「ええ? ねぇねぇのどちゃんだってよ? なら良かったじぇwww」ツンツン

京太郎「!」ピクッ

       ,   ''" ̄::::::::: `   、
|       " ..:::::::::::::::::::::::     \
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| `ヾ;-、:::::ゝ、           /ト::::::::::::::.
|     }:::::::::> 、      "  |\:::::::::.
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久「(え?どういうこと?)」




 和なら良かったってことは何?
 和のことが好きなの? 

 ねぇ


 それは分からないけど、和本人が

和「私が一番でしたけど、皆さんも一緒だったからアリバイがあります」

 と言った瞬間

京太郎「そ、そっか……」

 彼は少しガッカリしていた


久「……」ブルブル

 そして、今日の「そのとき」はここでやってきたわ
 その時、歴史は動いた

優希「ねぇねぇ、そういえば部長、私達と合流する前に部室の方からダッシュしてこなかった?」

久「え……?」ドキッ

 二秒ほど固まった

久「な、何言ってるのよ。き、気のせいじゃない?」

和「……」

優希「怪しいじぇ」ジィー

京太郎「おいやめろよ。部長がこんなことするわけないだろ」

久「え」

京太郎「普段の言動を見ろよ。俺のことが好きなわけ無いだろ」

優希「それもそうか」

咲「だよね」アハハ

久「……」プルプル



 そりゃあ確かに私は須賀君をこき使うわよ
 でもそれは、私なりの彼への愛情の裏返しだし
 
 そんな私の気持ちにも、彼は気付いてるとばかり……

久「(まして、前世では私達は幼馴染み。魂は今も繋がっている)」

 という設定だった
 少なくとも、私の方はそれを信じ込んでいた

まこ「それくらいにせぇ。大会も近いんじゃ」

京太郎「そうですね」

優希「うぅー残念だじぇ」

久「……!」ピコーン

 ここで私はいいことを考えたわ
 ここまできたら仕方がない、全ての罪を優希に着せてしまおうというもの

 元々優希は須賀君に聖雀士なるストーカー行為を行っていたし
 今更一つくらいこういう行動が明るみに出ても大丈夫よね

         /. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .\
.         /. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:/}ハ:.:.:. . 、
        l.:.:.:.:.:.l:.:/.:.:./〃   }从:.:.:.、
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        }:.:.:.|:.:.:i:.:.:ヽ 、_/  ̄了:/
          :,:.:.|:.:.:.':,:.:.:}、/>   }/
          }八:.:.:.:.':〈 | 二>、zぅ′
         ,厶イ\:.:',:.:|  ー}ーミ:、
.       /⌒\  };.ム|  {厶   ト、
      /-‐- 、 `ー-} \ ノ}、 ∨ | }

        |    \f´\ ∨} \∨ ハ


久「(ごめんね、優希)」ニヤリ


 次の日、私は朝誰よりも早く登校し花壇からパンジーの花を抜いて彼の机に置いた


 「タコス=ロッカー」という置手紙とともに




 さすがに部員全員が引いていた

 そして須賀君は衝撃の事実に泣いていた
 優希も泣いていた

 治療が成功の兆しを見せていただけに、須賀君のショックは相当大きかったのね
 優希は否定していたけど、前科があるだけに信憑性は薄かった

優希「信じて! 私、もうあんなことしてないじぇ!」

京太郎「でも、あの紅月カレンとかいう」

和「」ドキィーン

優希「本当に私じゃないんだじょ!」

京太郎「そっか。じゃあ信じるよ」ナデナデ

優希「きょうたろぉ……」グスッ

咲「いいなー」ボソッ

和「……ゼロ」

久「(このままじゃいけないわね」

 その放課後、私は一つの作戦に出たわ

 当初の目的が失われている
 このままでは聖雀士の事件として終わってしまうもの
                         _,,, ......_

                       , ::'"゛:::::::::::::::::`ヽ、
                        /,.::::::::;/|从;;::::::::::::゙'、
                    //,.::;〃   ゙__v::::::::::::゙i
.                    〃::;/;/-'  `~.,ニ=、∨:i:::::::|
                     /イ/〈 ,イ~i   ' !。_jノ |/::::::::|
                      |! |:;ハヽ゚' ,    ,,,  /:::: :::::|
                     |::l::::i '''  _  ι/:::::::| ::リ
                    ヾ::::ゝ.,_-、    (:::::::::i:y'
                     \;::rニ;``i- ' ゙リ:::i::〈、

                       ノ:;ki'  Α  ./:;::;トー、ヽ
.                       /;/:{  ./=ー‐イノレ' ;==≧、
                      ,イ、!::ゝ"ヘ,//:::://"   `l|
                    /`ヽミ〈 ,,rーヘ;:::_/ .,-、/   }|
.                   /   y'`Y   .|\ /ζ ̄  /||
                    /  ヽ_|__,ゝ     ゙ゃ^"`   ./ |;|
                 /`ー='~/ /'\    ト、   ∠__i_|
                  |    /  L...イ\      ,イ ̄::::::
                 {、  _,, .-'`l::::::|  \   /i |::::
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        ,.:'⌒゙':ー::、_       / ー──-     | .|:::
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       |:::::::::::::::::::::〈:弋;;:~:::: ̄:::::::::::::::::::::::: ̄:"/::::|::i::|::::

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 キモイのはいい
 でもあれが優希の仕業と思われるのは……特に彼に思われたままなのはイヤね


 私の自己顕示欲が火を噴いたわ



 放課後、学校には吹奏楽部のラッパ音が響いている

久「うーん。ユーフォニウムの音色が私の心を潤してくれるわ」

 そんな独り言をつぶやきながら、今度は彼の机の上ではなく中に手紙を入れる。
 内容は以下のとおり



『こんにちは。いや、こんばんはかしらね? ボーイ

 昨日はアナタが皆に手紙を見せびらかすから、優希にはスケープゴートになってもらったわ
 あんな幼児体型のタコスは本当の私じゃない
 私はもっと美しい人間よ……

 ちなみにタコスと書いたのは、私がイギリス人の幽霊だからで、漢字が苦手だからよ
 「薔薇」は書けるけどね

 ふふ、面白いでしょう?

 とにかく、この手紙は秘密にすることよ
 アナタと私の秘密――いいわね?

 おりこうさんだよボーイ、歌を贈るわ
 

     狭いところがおちつくのってなんだろうねあれ
          この胸を締め付ける鼓動と、おさげの結びは
                  私に前世の自殺の記憶を蘇らせる

 
                   
                            放課後のロッカー』








 次の日、なぜか全校生徒を揃えた会議が開かれた



 そしてこの手紙は須賀君の担任によってプリントアウトされ、全校生徒の知るところとなった
 もちろん表に張ったトランプ、二枚目のジョーカーも一緒にプリントされた


担任「えー……誰とはいわないが、先生のところに相談をしにきた男子がいる」

 ざわ……

担任「名前書いてないから手紙はプリントアウトさせてもらった」

 ざわ……
     ざわ……

「きめぇwwwww」

「うわぁ……」

担任「この男子は近頃、ずっとストーカー被害にあっている」

「カワイソス」

「ひでぇことしやがる」

担任「本人は事を大きくしたくないらしいが、それは私が許さない」

 ダンッ

担任「この放課後のロッカーとやらは、須賀が優しいことに付け込んでいるクズだ!」

優希「」

和「」

京太郎「(おいおいおいおいおい!!)」

担任「先生は筆跡でだいたい見当はついている。やった人は後で先生のところにきなさい!」

久「……ふん」

 誤算ね先生
 私は普段から筆跡を隠す練習をしていたのよ

 私の普段の字は偽者なの

    /: : : : : : : : : : : : : : : :\
   /: /: : : /: : : : : : : : : : : : :ヽ
  .,': /: : /: : : : : : : : : : : : : : : : :',
  l: /: :/: : : : : : イ :/l:: :ト、: : : : :.l

  |:/: /: : : : :/ {;{  j: ノ} ヽ,: : :l: l
  |': /: : : /    -‐'   .|i  | :|
  |:;' : :,'←-.、     ., .''"´`ト; : }:l:|
  i!:i: :/v‐ァ=ミ   ´,ィチテァ、 ll : |:l:|

  l: l i{'、、弋ツ    "弋ツノ l:l: l:/     , ‐‐、
.   |!´;lミ',      ,       j :|:./     ヽ___ノt '" ''-、
    ヽ:丶       ,   /:':/         }´ ``ー-、 `.、
     `:; :`、 `ー=='  イ===i       /      '  }、
      x='ィ' 、 ー " {: : ヽ:ヽ--‐‐‐‐-ノ   }‐‐‐/ / }

    ,,ノ(::ト、: : :`:、、   |l、: : :ヽヽ::::::::::/´  _ ノ'、  ` 7 l\
 ,...-":::::::::`、ー`、、: : :\,"´i ト、: : :ヾヽ::/ノ/´/ -‐ ヽ / /   \
;;::::::::::::::::::::::::::T‐-=ヽ: : :.i_l:l:}:/ヽ: :ヽ}`ー'// / l /´ヽ`-'   /人

::、、:::::::::::::::::::::::、 ̄ ̄):} :ノ  //:::::::): : }:::::/" l  | /::::::::::'、   /´  ヽ

久「(バレる筈が無いわ)」どやっ


二人ほど冤罪を被る人がいますねぇ……


 当初は筆跡隠して、秘密の手紙を続け、そして段々筆跡を崩していき

京太郎「もしかして部長なのかも……ミステリーで素敵」

 と思わせる作戦だったんだけど、意外なところで役に立ったわね
 しかし、先生の言った「筆跡で見当がついている」というのは脅しだったのかしら?

 当然私は先生のもとへなどいかなかったわ

 これで私の作戦は続行できる
 学校中にロッカーが知れ渡ったのは誤算だったけど……私はそう思っていた
 
 しかし、なぜかその放課後から彼は和と下校するようになっていた

久「和、なんで最近須賀君と下校を?」

和「ええ、先生に頼まれたんです。帰る方向が一緒だから、なるべく一緒にと」

久「なんでそんなことに!?」

和「例の放課後のロッカー? 気持ち悪い名前ですが、まだ犯人わからないそうです。いやなストーカーですね」


久「あ?」


 後で分かったことだけど、彼が一緒に帰るなら誰が一番か? と聞かれて
 和! と即答したらしい

 学生議会長の私が和と喧嘩できるはずもなく
 私は一触即発の事態だけは免れた

 だけど、どうやら結果的に私はキューピッドになってしまったようね

 二人は付き合ってるんじゃないかとか、そんな噂まで流れたの

和「そ、そんにゃこと……//」モジモジ

京太郎「……//」

久「……」グギギギ

咲「……」グギギギ

優希「……」ゴギガガガギゴ

 私に残された道はただ一つ
 事件は終局へと向かっていく……


 私は家に帰って布団をかぶり、声を殺して泣いた
 いや、声は出したかしら……いや、こらえたかも

 とにかく泣いた。そして机の引き出しを開けたの

 私の秘密ゾーンである。中には盗撮した写真、須賀君の体操服の切れ端、そしてトランプが入っていた
 しかし二枚のジョーカーはもう使い果たしているわ


 ふと、私の手には一枚のカードが握られていた


久「……やるわ」グッ


 次の日、私は放課後が来るのを待った
 そう教室に誰もいなくなるのを

 午後七時半過ぎ
 私は学校掲示板に、一枚の大きな模造紙を貼り付けた

 模造紙には、真っ赤な文字でこう書かれていたわ




『やあボーイ。いや、皆さん

 私はアナタに裏切られて有名人だったわね
 前世と同じ裏切りと過ちが繰り返されるようだわ

 私は結局、この世界からは拒絶されているのよ
 愛する人からも、前世からの因縁も

 アナタは私を忘れて新しい恋をするようだけど、待って欲しいの!

 君はいつか必ず思い出すわ。私はそれまで待ってる

 今回ばかりは私は君のキューピッドとなってしまったようだけど
 だけど10年後か、約束された13年後……そう13階段の13年後!
 私はアナタを迎えに行くわ

 私はもうすぐ卒業するけど、お元気で
 私はいつまでもアナタを見守っているからね??
 原村和……彼を泣かせたら許さない
 アナタはハートのエースなのよ(ここにハートのエースを貼る)

 そして……私は……
       繰り返される過ちに
           人は誰も気づかない
               こんなにも……愛していたのに……
                    放課後のロッカーになりきれなかった
                            
                                   12(クイーン)より』


久「完璧だわ」フゥー


学年ゲロってるじゃなか……(驚愕



 もちろん次の日は学校中で大騒ぎになったわ
 他の学校からも見にくる人が多数いたんだけど……

 学校側は一日中片付けることは無かった
 

桃子「凄いっすね! 変態っすよ!」

ゆみ「あ、ああ。これは酷いな」

華菜「趣味悪いし」

美穂子「そ、そうね……これは、ちょっと」

透華「悪質極まりますわね!!!」

純「可哀想だから、もうやめてやれよ」


久「……」


京太郎「どうして、事態がこんなに大きく……」ウルウル

咲「京ちゃん、大丈夫?」

京太郎「あ、ああ。ごめん」ゴシゴシ

 そして月日は流れた
 全国大会を控えて、練習に励む私達

 すると、校長先生からの提案で
 麻雀部員達がお互いへ一枚ずつ、大会後の自分達へ手紙を書くという催しが行われることになった




 大会を終えて長野に戻ってきた後、全校生徒の前で手紙を開くというイベントらしい

久「ふーん」カキカキ

京太郎「どうしよっかな」

優希「えへへっ」

和「難しいですね」

咲「絶対優勝しようね!」

まこ「ああ、もちろんじゃ」

 私は当然、須賀君への手紙にこう書いた


「約束は守るわ。私はアナタを迎えに行く。今度はロッカーじゃない、一人の女として」


 そして私達は全国大会での激闘を終えた
 そんな手紙があるなんてことはすっかり忘れていた



 遂にやってきたそのイベント当日
 校庭に全校生徒、保護者、他校の麻雀部員などが集まって私達を祝福してくれていた

 私は全国での優勝が嬉しくて、すっかりこのイベントに舞い上がっていたわ

 そして、校長先生の話が終わり
 遂に――

校長「では次に。全国大会前に書いた、自分達への手紙を読んでもらいましょう」

久「え」

 会場が歓声に包まれる
 私は脂汗を流しながら、どうにかしてこの場を逃げ出す算段を考えようとしていた

久「(でも待って。私の番になった時に、適当に誤魔化せばいいんじゃ?)」

 そうよ
 須賀君のパートだけ、その場で思いついたことを言えば……

校長「なお、読むのは送られた側の人にお願いしますので」

久「」

優希「じゃあ先鋒の私からだじぇ!」

 そして優希が壇上に上がり、順に私達からの手紙を読んでいく

優希「えへへ、みんなありがとうだじょ!」

まこ「次はわしじゃのぅ」

 この調子で行くと須賀君の出番は最後になるのかしら?
 いや、待って
 
 そもそも出場はしていないわけだし、もしかすると須賀君の分は渡すだけかも?

久「(そうよ落ち着きなさい久。何も問題は無いわ)」スーハー



まこ「なんだか照れるのぅ」

久「つ、次は私ね」

 私は校長先生から手渡された手紙を開く
 内容はこんな感じだった

優希
『私は部長のことが大好きだじぇ!
 はっはっはっ! いきなりで驚いた?
 知らなかったかもしれないけど……私はずっと部長のことが
 っと、これじゃ誤解されちゃうじょ!
 てへへ、おふざけはこれくらいにして……えっと、えっと
 んー、難しいことは言えないけど
 だーいすきだじぇ! 部長! これからもよろしく!!』

 私の瞳には涙が溢れそうだった

 ごめんなさい、優希
 私はアナタを嵌めようとしたのに……

優希「……」



まこ
『部長はよく頑張ったけぇ
 (中略)
 これからはわしが部活を引っ張ってくからのぅ』



『部長にはとてもお世話になりました
 (中略)
 部長の名に恥じないよう、精進します』


咲『部長、お疲れ様でした!
 (中略)
  えへへ、これからも頑張ります』


久「みんな……ありがとう」

 声が震える
 こんなに素敵な仲間を持てたことが誇らしいわ

 そして、最後は須賀君からの手紙だった


京太郎
『短い間でしたけど、お疲れ様でした部長。
 俺を麻雀部に誘ってくれて、これまで色々と教わって……
 時々、無茶を言われて困らされたこともありましたけど
 俺、この部に入ってよかったって胸を張って言えます
 
 俺が心折れそうになっても、辛くてくじけそうな時でも
 部長が、みんながいたから乗り越えられました

 麻雀を楽しむ心が、俺を支えてくれました

 だから、俺にとって部長は恩人です
 これからも、ずっとずっと

 俺にとって部長は、大切な人ですから!!!』


久「う、うぉあぁっ……おぉぉっ」

 ぶっちゃけ吐きそうだった
 罪悪感ヤバイわこれ

 ていうかもう、須賀君大好き
 愛してるわホント


 嗚咽混じりに壇を降りて、私は和と変わる
 正直、須賀君の手紙が嬉しすぎて何も考えられなかった

 涙でぐしゃぐしゃに顔を泣き腫らして
 ずっと隅で須賀君の手紙を読み返していた

 どれくらいそうしていたのかしら

 ふと気が付くと
 私の横にいた須賀君の姿が無い

 あれ?
 そう思って視線を上げると……

京太郎「以上が染谷先輩からでした」

まこ「我ながら恥ずかしいことを書いたのぅ」テレテレ

和「素敵でしたよ」

咲「うん。流石ですね染谷先輩!」



久「あっ」


 次は私の手紙が須賀君に読まれる番
 このままじゃいけない

 私の体は自然と動いていた

 だけど

優希「行かせないじぇ」ガシッ

久「!?」

 須賀君を止めようとした私を、優希が引き止める 
 なんなのよこの忙しい時に!!!

優希「……部長、私の手紙。ちゃんと読んだ?」

久「よ、読んだわよ。聞いていたでしょ?」

優希「……本当に?」

久「え?」

 優希の瞳が暗く濁っている
 これは……まさか

久「!!」

 私は慌ててもう一度、手紙の文面を見る
 優希からの手紙の内容は――



優希
『私は部長のことが大好きだじぇ!
 はっはっはっ! いきなりで驚いた?
 知らなかったかもしれないけど……私はずっと部長のことが
 っと、これじゃ誤解されちゃうじょ!
 てへへ、おふざけはこれくらいにして……えっと、えっと
 んー、難しいことは言えないけど
 だーいすきだじぇ! 部長! これからもよろしく!!』

久「?」

 何かおかしいところでも……いや、まさか


優希
『私
 は
 知
 っ
 て
 ん
 だ


久「私は……知ってんだ?」ドクン

優希「……言い逃れは出来ないじょ。放課後のロッカー」ボソッ

久「!!」

 私はこの時、全て彼女の手のひらの上だったのだと悟った
 もう、取り返しはつかない

 私は――

 私の書いた手紙はもう


京太郎「じゃあ、部長からの手紙をよみまーす!!」

久「い、いやぁぁぁっ!!」




京太郎「!!」

 須賀君が手紙を開いて硬直する
 あぁ、ダメ……読まないで

 読んでしまったら私はもう、この学校で……街で生きていけない

久「っ、くっ……」ポロポロ

 情けなくて涙が出る
 悔しくて声も出ない

 ごめんなさい

 須賀君、本当にごめんなさい

    __,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__

      > ´ ̄  /   `   `、  、
、 -  ´    /   '     } ヽ ヽ\  \
 `  ̄ >'  /   ,: |    ∧/! |   } ヽ  ヽ
   /,ィ  / ' / /|   _/,.ム斗}-/  ハ   :.
  {/.'   ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ }  |    .
  /  イ/{ : ! ィ斧从}/   Vzソ ノ /イ ,:
<__  ´// 从{ Vソ /         / イ- 、  |
     {'{  { ,    '           /' ⌒ }  |
      从Ⅵ              /.: ノ  |
       叭   v_ ̄ヽ      ,rー'   从
         、           イj   / /
            :.          < |'  /}/
            、__   ´    } イ从/
               |        |/
              「 ̄|     「 ̄ ̄ ̄ ̄}
              |//l|     |//////// 、
        ,. <// ∧      |//////////> 、

京太郎「……」グッ

久「?」

京太郎「須賀君へ。麻雀弱すぎ! もっと頑張りなさい!!」

 ドッ ワハハハ
 ガンバレヨスガー! ナサケナイゾー

久「え?」

優希「!?!」

京太郎「でも、部活の為に頑張ってくれてありがとうね」

久「??????」

京太郎「これからも、精進してください。竹井久より……ありがとうございます! 部長!」ニッ

久「あ、え、うん……」

 意味が分からなかった
 なぜ?
 
 誰かが手紙を書き換えた?

 でも、あの便箋は確かに……


京太郎「……」


 

 

これはマジで惚れるな……

時系列的に優希→和→久→咲→照→菫さんでええんやろか



京太郎「じゃあ次は和のをー」

 ヒューヒュー! イチャツクナヨー!

京太郎「だから違いますって!!」

 ワハハハ

久「須賀、君……」

 その時、私は見た
 須賀君が後ろでに隠した私の手紙を――こっそりと破くのを

 やっぱりあれは、放課後のロッカーからの手紙

 須賀君は――見ないフリをしてくれたのね

久「ありが、とぅ……あり、ありが」ボロボロ

優希「京太郎……お前って奴は」キュンッ

 
京太郎「っておい咲!! なんだこの内容は!!」

咲「あははっ! 自業自得だよー!」クスクス

 イイゾー ヨメサーン

咲「嫁さん違いますから!」

 
久「……」モジモジ

 こうして、放課後のロッカーは成仏した
 今この場に残ったのは、ただの

                      -‐……‐-ミ
                .  ´          `ヽ
                 . '               ヽ
               /            . . . . . . . . :.
            /          . . : : : : : : : : : : : :.
            /イ ,'      . : | . : : : : : .ヽ : : : : : : : :.
         //  ! /    . : /|.:. .:.:ト、ト、: : :| : : : : : : : :.
          //  |//  . : .:/  |ハ: : |   \ト、 : : : : .: .:|
          〃   ′  . : :/    乂{ _,,-‐ ¨ ヽ.: .:|.: .:.|
          {{   i :|  . : :/ー--    ′イニミ、 :i: : |Y: :|
          {!   | :|  . :/ _ ニミ    ィf乏心 〉!: :.|ノ. .′
           `ー- ヽ|  : :i 〃乏ハヾ    乂zク ′ノ.: .:,'
                ヽ.:.:.:|ハ乂zク      /:/:/:/ :イ: : :/―_ァ 、
.                 人.:{ヽV:/:/:   ′   (イ. ! :ノニニ/`ヽi
               _ヽ_:込、   ~~´  .ィ)j=={ニニ7
             __∧ニ厂「`≧=-  <ニニ/. : :{ニニ/      マニニヽ
            . ´ =ァ :`¨¨´. :ノニニニ|-‐‐-「ニニi : : 人_/        マニニ〉
         〃  / : : :/:/ニニニニ{    !ニニニ| |: : :{>、)    ___マア
         {{  { : /: :ハ:i:iマニニニハ  |ニニニj人: : :ヽ   ノ     〈
            \ 人{: : : {  マi:i:`マニハ ムニア´i:i:i:>、: :} /   ___
         /  `ー-、) ヽマi:i:i:`マャjア´i:i:i:i:i:/Уjノ   , イ_ ノ  }
.           { ̄`ヽ、 `ヽ._|  `ー-[二]-‐‐一'' / _,/  !  __ノ
            \   `Tヽ、_|     /i:i:i:|    〈イ     レ'´

久「(好きよ、須賀君)」ドキドキドキ

 恋する、一人の女だった


 第六章 ストーカー部長  変態ラブレター!


 カンッ



 第七章 初デート! キャップの恐るべき女子力!


美穂子「お邪魔します」

久「あら? また来たの?」

優希「おー!」

咲「部長に用事ですか?」

美穂子「ええ。ついでに清澄の皆さんと打ちたくて」チラッ

京太郎「わーい福路さんだー!」

和「もう、須賀君ったら」

美穂子「……//」モジモジ

久「……ふーん? 私に用事、ねぇ」クスッ

美穂子「ひ、久?」

久「須賀君には借りもあるし、たまにはいい目にあわないとね」

美穂子「?」

京太郎「どういう意味ですか?」

久「須賀君、今度の休みは……」ヒソヒソ

京太郎「え、えええええええっ!?」


              .  -‐…‐-  .
                ´          ` 、
.           /                  ヽ
.         / / 〃 ′ ! ¦ l i      ヽ ‘,
            ,′ i !  l ¦¦ l ! ¦i   ',
       |{ ,斗l‐l十 ¦¦ H‐l-! l、l  } |

        | .  _l」..l⊥ ⊥⊥ l L」_|¦j ,'   |
         |  Y        'h77k.Yv' /  |  でーと?
          |   } ,ィ抖芋     v//,ハ} }イ i   |
          }  .{ ,, ,          , ,, '|l  |
            八             ハ | l  |
        / ,′ 丶.     ‘’      イ  | l i|
      ′ {    / | Tl    lT爪 |l i | l l |
.       {     { l,.斗}    lく l ,ソl l | l l|
          ‘, }ノ   {    }, \,ノ,ノノ , l |
       \  >'    |-―-/   `'く/ ノノ
        `7、      |   /   , ´/`Y
        /\丶    | /   ,  /{  ‘,
         ,ノ  /\丶  |/  , ' /   V  ‘,
.        /   {.   \丶|   /    }  ___ヽ
       〈⌒ ー-〉   \l'/     〈_,ノ  _}
       `7⌒7       `)        }--‐'|-‐'


 つ づ く



>>463
 基本的にはそうです
 少し被ってる部分もありますが


 二本立て疲れるね、やっぱ
 明日からは一本に戻ると思います
 
 キャップの女子力イベ(ガチ)の後に、別のキャラで女子力イベ(ネタ)をやる予定
 清澄は全員終わったので、全員終わってるので、終わった筈なので、透華あたりにしようかと思ってます


 追記

 まこ好きがいたら不快に思うかもなので、そろそろ自重しましょうか
 一応まこネタは用意してます

 ただ、癒し枠で確定してるので出番はまだ先です
 キャップ(癒し)→透華(ぽんこつ)→??(ぽんこつ)→まこ(癒し)になるかもですね

 キャップがまこより先なのはどうしてもやりたいネタがあるので、それが理由
 基本、2~3ぽんこつにつき、1癒しのスタイルで行くつもりですよー

おつー

京ちゃんが聖人過ぎて心配になるレベルだわww


 変態要素の無いイチャイチャがあってもいいじゃない
 京太郎がたまには報われてもいいじゃない

 これは聖人×聖人の心温まるデートのお話です


※激しいリア充描写があります 苦手な方は血涙を流しながら見てください


 第七章 初デート! キャップの恐るべき女子力!

 京太郎と美穂子のデート当日

久「いよいよね」コソコソ

和「あの、部長? これはどういうことですか?」

優希「京太郎のデートの尾行をして、邪魔でもするじぇ?」

久「違うわよ。いい? 美穂子は須賀君がよくデレデレするくらい、美人で包容力があるでしょ?」

和「まぁ……否定はしませんが」

久「だから美穂子と須賀君のデートを見て、私達が参考にするのよ」

優希「なるほど」

和「(何か大きく間違っているような気がします)」

久「それと、私達が覗いてることは美穂子も須賀君も知らないんだからね」

優希「じゃあ、コードネームがいるじぇ」


放課後のロッカー「じゃあ私はロッカーね」デーン

紅騎士カレン「ではカレンで」デーン

聖雀士タコス「じゃあタコスで」デーン


カレン「それにしても、須賀君と福路さんに接点があったんですか?」

ロッカー「どうやら全国大会の会場で仲良くなったそうよ。その後、色々雑用のことで気が合うようになったとか」

タコス「部長のせいだじぇ」

ロッカー「失礼ね。ロッカーと呼びなさい」


 ガヤガヤ ザワザワ


 駅前

美穂子「……」ソワソワ


   
 その頃 宮永家


咲「ねぇねぇお姉ちゃん。見てこれ」カタカタ

照「? なにそれ」

咲「男子を落とす方法はこれだ! 初デートでポイントの高い女子の行動ランキング! だって」

照「へぇ……内容は?」

咲「うーんと」


1位  店員さんに「ありがとうございます」とお礼を言う
2位  電車や休憩スペースで席をお年寄りや妊婦に譲る
3位  こちらが恐縮してしまうような高すぎるお店をチョイスしない
4位  エレベーターで「開」のボタンを押してほかの人を先に出そうとする
4位  一緒に歩くのが恥ずかしくなるような場違いな服ではなく、無難な服を着てくる
6位  自分から手をつないでくれる
7位  会計時に財布を出そうとする
8位  足が痛くなるようなヒールの高い靴を履いてこない
9位  次のデートの提案をしてくれる
10位  約束の時間より早く来ている
11位  帰り際に「まだ帰りたくない…」と言う
12位  「疲れていない?」とこちらの体力を気遣ってくれる
13位  別れ際に振り返って何度も手を振ってくれる
14位  こちらの姿が見えなくなるまで、手を振ってくれる
15位  歩くスピードをこちらに合わせてくれる
16位  マフラーをまいてくれる
17位  以前自分が好きだと言っていた髪型にしてくる
18位  コートを着る時、手伝ってくれる
19位  以前自分が好きだと言っていた色の服を着てくる
20位  手作りのお弁当を2人分持ってくる
21位  違う路線なのに、こちらが使う路線の改札まで見送ってくれる
22位  「終電大丈夫?」と終電時間を気にかけてくれる
23位  事前にお店を予約しておいてくれる
24位  トイレから出てくる時、かわいいハンカチを持っている
25位  水筒を持ってくる

咲「……」

照「……」

咲「無いね」プークックック

照「うん。こんなのありえないよ」クスクス

咲「こんなこと実践する人がいたら見てみたいね」

照「私達の神、女子力マスターであるアラサー嬢も苦笑いするレベル」

咲「ねぇ、それより! これを試すのはどうかな?」

照「うん、いいね」ニヤリ


>>508
コードネームの残念さよ……


 駅前 

美穂子「……(少し、早く来すぎたかしら?)」

 現在時刻:約束の三十分前

美穂子「(私ったら、須賀君とのデートを……楽しみにしてる?)」モジ

 ガヤガヤ ザワザワ

美穂子「(まさか、そんなことは)」

 タッタッタッタッ

美穂子「!」

京太郎「すみません! 待ちましたか?」ハァハァ

美穂子「須賀君! どうしたの、そんなに急いで」

京太郎「向こうから、福路さんが待っているのが見えて。それで、急がなきゃって」ハァハァ

美穂子「もう……だからって」クスッ

京太郎「あはは。これでも急いだつもりだったんですけど」

美穂子「ううん。私が早く来すぎただけだから、気にしないでいいわ」ニッコリ
 
【10位  約束の時間より早く来ている】

京太郎「あ、福路さん。その髪型……」

美穂子「あっ、え、えっと……その。ほら、前に……後ろを結んだ方がいいって」ソワソワ

京太郎「はいっ! すっげぇ可愛いです!」ニカッ

美穂子「あ、ありがとう……」モジモジ

【17位  以前自分が好きだと言っていた髪型にしてくる】



京太郎「あ、それに……その服も」

美穂子「うん。須賀君が前に褒めてくれた色の……」

京太郎「やっぱりそれ似合いますよ! 福路さんらしというか」

美穂子「ほ、褒めすぎじゃないかしら」カァッ

【19位  以前自分が好きだと言っていた色の服を着てくる】

京太郎「それに、俺の服となんだかお揃いっぽいというか」

美穂子「そう言われると、確かにそうね」クスクス

【4位  一緒に歩くのが恥ずかしくなるような場違いな服ではなく、無難な服を着てくる】

京太郎「っと、立ち話もなんですね。そろそろ行きましょうか」

美穂子「ええ。ここは少し寒いから」スッ

京太郎「歩きは大丈夫ですか? 靴とか……」

美穂子「ふふっ。今日は動きやすい靴だから大丈夫なの」

京太郎「流石ですね」アハハ

【8位  足が痛くなるようなヒールの高い靴を履いてこない】

京太郎「じゃあ、こっちへ」

美穂子「うん」タタッ

京太郎「今日はありがとうございます。なんだか付き合わせちゃって」

美穂子「いいのよ。私も、大会後で息抜きしたかったから」タタッ

京太郎「そう言われると……って、すみません!」

美穂子「?」

京太郎「俺、歩幅が大きいから。合わせるの大変でしたよね」ペコリ

美穂子「そんなこと無いわ。安心して」

【15位  歩くスピードをこちらに合わせてくれる】



京太郎「でも……」

美穂子「うーんっと……じゃあ、いい考えがあるわ」スッ

京太郎「え?」

美穂子「はいっ♪」

                       , - '"´...:::  ..::::   ..::::    ::::::::___ , -''´
       / / `/⌒`ヽ、 ̄ ̄ プ'"´  :::  :::::  ___ ,  -‐ ノ '"´ ̄
       ,' i , イ::::::::::::::::ノ、/  ::::  :::, -‐ '"´      `` ‐--‐''´
        i  l/', ヽ::::::::;:イ/ :::: , -‐'"´   ` ‐ 、  、 _  ` ‐ 、
       l,イ  ヽ、 `"´ノ_,、- ' ´ノ  /        `` ‐-ー、二` ヽ
      / ヽ   ``,-'"´ 7"',  l           / /   ` ‐-ー─-、
     / ヽ  。ゝ_/:::   ,'  ヽ  l           /        / ̄ ̄ゞ`ヽ,. -ー─'´l
    /   ヽ/  ,':::::::.   i     ヽ、                 /  /, ' /:::::::::、ー'´
   /    /   .:i:::::::::::::.. l    ',  / ` ‐ 、         \  /  / ,'  /::::::::::::::::\
   ,'    l  ...::::l::::::::::::::::.l    ',ノ ヽ、',` ‐- ` ‐- 、        ,イ i   l:::::::::::::::::::::::::ヽ
   i     ';...::::::::::. :::::::::::: l     l             ` ‐ 、     iー-l   ';::::::::::::::::::::::::::::i
   l     ヽ:::::::::::. :::::  l     l                 \  ',   〉-イ`r 、:::::::::::::::ノ
   ヽ    ,イ::::      l ヽ、  l                  ` ‐-‐''´ ノ  ',   ̄ ̄
      ̄ ̄  l::       l   ` ーl
         l        l    \

            l         l ̄ヽ   \
          l / ...:::::::::   l   L  : :ヽ
             l  ...::::::::::/   l    ヽ: :.:.::::` ‐ 、._
          「 ..::::::::::::/    l    l:.:.::::::::::..    ``  ー- 、
          l.:::::::::::::/     L -‐''´:.:.::::::::::::::....     /´il
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           ', ::::::/      . . : :.:.:.::::::::::::::::::::::.:.:/;;;;;;;;;;;;l

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              l イ           l   l;;;;;;/
                 l ,';l         l   l"´
              li;;;l           l     l
               ヾ;l        l     ',
                    l        ハ`` ‐- 、ヽ
                 l              `` ‐ 、

美穂子「これなら、大丈夫でしょう?」

京太郎「っ」ドキッ

美穂子「離さないでね」

京太郎「絶対に離しません」キリッ

【6位  自分から手をつないでくれる】

京太郎「福路さんの手、手袋越しでも分かるくらい……暖かいです」ギュッ

美穂子「……//」ドキドキ



 公園

京太郎「到着っと!」

美穂子「うわぁ、綺麗な公園ね」

京太郎「天気も晴れてよかったです。少し寒いけど、風が気持ちいぃ」

美穂子「ふふっ、須賀君は疲れてない?」

京太郎「え? あ、はい! 大丈夫です!(本当はちょっと疲れたけど……)」

美穂子「……」カッ

  !|   | |   |ト|、_ |i |i      | |   _,A-┼―‐!|
  |.|   |i |i    !、A    |V|     川.   -H  !  /|
  ゝ! _」┘ー‐┘  ̄ ̄   ̄ ̄ ̄`   ̄ ̄` `ニー┘L
-┬:!^´                     彡'=≠==ミ、、
 | !.|                         ´ /::::::::::::::::::ヽヽ
 | N     __,............、                 L:::i:::::::::i::::::i ヾi
 | | |  __彡ィ≠ーテ‐┬-               ィ..{:::::::::::!.....!
 | | :i. 7'")_!、__ノ_C′              !::..、;;;;;ノ..r┘
 | | |                       ゝ=====シ
 .!.| .!    ,, ,, ,, ,,                     ,, ,, ,, ,,
  |.ト、 !  ///////                   ///////
  | | ヽ!   " " " "        ′         " " " "


美穂子「そう。でも私は少し疲れちゃったから……」ファサッ

京太郎「あ、シート」

美穂子「ここでゆっくりしましょう。ね?」ニッコリ

京太郎「は、はいっ!」

【12位  「疲れていない?」とこちらの体力を気遣ってくれる】

京太郎「あっ! 俺、自販機で何か買ってきますよ! 近くに極めて便利な……」スクッ

美穂子「あ、待って」ギュッ

京太郎「!」ドキィーン

美穂子「水筒、持ってきてるの」スッ

京太郎「(ありがてぇ)」ドキドキ

【25位  水筒を持ってくる】

美穂子「アップルティー。口に合うかしら?」

京太郎「すごく美味いです!」

美穂子「よかった」ホッ

京太郎「……俺もこんな風に淹れられたらなぁ」ハァ

美穂子「え?」

京太郎「いや、俺って……麻雀じゃ役に立てないから。雑用や、みんなのケアくらいは一人前になりたくて」ウツムキ

美穂子「……」

京太郎「未だにお茶淹れるのも下手だし……情けないです」

美穂子「そんなことは」

京太郎「福路さんは凄いですよ。麻雀でも、指導でも、雑用でも……俺なんかとは、大違いで」

美穂子「むっ」


美穂子「須賀君」ピシャリ

京太郎「え?」ビクッ

美穂子「デートで愚痴なんて、酷いわ」ムスー

京太郎「あっ、いや! そんなつもりじゃ!」アセアセ

美穂子「だーめ。許してあげない

京太郎「そ、そんな……じゃあどうしたら」オロオロ

美穂子「そうね。なら……はい、横になって」ポンポン

京太郎「え? 横って……」

美穂子「膝枕……ほら、早く」

京太郎「あ、はい」ゴロン

 フニッ

京太郎「(なんだこれなんだこれ……柔らかくて、すげぇいい匂い……)」ドキドキ

美穂子「……ふふっ」サラサラ

京太郎「あ、頭を撫でないでください」カァ

美穂子「あら? 須賀君はよくやってるって聞いたわ」クスクス

京太郎「それは咲とかだけで」

美穂子「なら、私も須賀君だけ」

京太郎「えっ!」ドキッ

美穂子「ほーら、いい子いい子~♪」ナデナデ

京太郎「う、うぅ……(恥ずかしいけど、うれしい)」

美穂子「……ねぇ、須賀君」

京太郎「は、はい」

美穂子「私は、須賀君の方が凄いと思うわ」

京太郎「? 俺の方が?」

美穂子「うん。私、須賀君みたいに優しい男の子……見たことないもの」

京太郎「買いかぶり過ぎですよ。俺なんて、どこにでもいるような普通の……」

美穂子「それを決めるのはアナタじゃないわ」

京太郎「福路さん……」

美穂子「ふふっ、もっと自信を持って。じゃないと、私が悲しくなっちゃう」

京太郎「……ありがとう、ございます」グスッ


京太郎「……」スゥースゥー

美穂子「あらあら、寝ちゃったのね」ナデナデ

京太郎「んぅっ」ギュッ

美穂子「甘えん坊さんね」クスクス

 サァァァッ

美穂子「いい風……」

京太郎「……うぁ、さきぃ……てる、さぁん……やめ、やめてくれぇ」ウーンウーン

美穂子「色々と大変なのね。せめて、夢の中くらい……」ヨシヨシ

京太郎「あぁ……うぅ、ふく、じ、さん」

美穂子「はい。ここにいるわ」

京太郎「……」スゥスゥ

美穂子「このまま――時が止まってしまえばいいのに」ボソッ

 ヒュォォオッ

京太郎「んっ……あれ?」バッ

美穂子「起きちゃった?」

京太郎「福路さん! あ、俺……寝ちゃってたのか」

美穂子「ごめんね。あんまり気持ちよさそうにしていたから」

京太郎「い、いえ! こちらこそデートで爆睡だなんて!」

美穂子「いいの。それより、お腹は空いてる?」

京太郎「へ? あ、えっと」ギュルルル

美穂子「……イエスってことね」クスクス

京太郎「……はい」ズゥーン

美穂子「それじゃあ。お弁当にしましょう」スッ

京太郎「え? まさか用意してくれたんですか!?」

美穂子「ふふっ、張り切りすぎかしら?」

京太郎「そんなことないです! 俺、感動して泣きそうです!」

【20位  手作りのお弁当を2人分持ってくる】

美穂子「はい、取り皿ね」

京太郎「うわぁ、どれも美味そう! 頂きます!」パクパク

美穂子「もうっ。口に付いてるわ」フキフキ

京太郎「う、ぁ……」カァァ

美穂子「はい。綺麗になりました」ナデナデ

京太郎「~~~~//」ドキドキ



京太郎「ふぅー、食った食った。ご馳走様です!」

美穂子「喜んでくれて嬉しいわ」ニッコリ

京太郎「こんなに美味い弁当食べたのは初めてですよ! いいお嫁さんになれますよ! 絶対!」

美穂子「おだてたって何も出ないんだから」カァッ

京太郎「(可愛い)」

美穂子「そ、そろそろ行きましょう」

京太郎「そうですね。えっと、次は……」

美穂子「少し、買い物に付き合ってくれる? もうすぐ誕生日の部員がいて」

京太郎「プレゼント選びですね! 任せてください」ニッ

美穂子「ありがとう」


 とある駅


京太郎「お、来ましたね」

 プシュー ガチャーン

京太郎「ここ、空いてますよ」

美穂子「ありがとう」スッ

京太郎「……俺もなんとか座れ……ん?」

一般乗車爺「腰が痛いのぅ……」プルプル

一般乗車婆「……ええ、痛いですのぅ」プルプル

京太郎「……」チラッ

美穂子「……」チラッ

京太郎「同じ気持ちですよね?」

美穂子「ええ、きっと」クスクス

京太郎「よし」スクッ

一般乗車爺「!?」

美穂子「ここ、どうぞ」

一般乗車婆「あ、ありがとう……お若いカップルさん」

一般乗車爺「まるでわしらの若い頃のようじゃな」

美穂子「っ」カァァァ

京太郎「い、いやぁ」テレテレ

【2位  電車や休憩スペースで席をお年寄りや妊婦に譲る】

>>京太郎「……うぁ、さきぃ……てる、さぁん……やめ、やめてくれぇ」ウーンウーン
京ちゃん……


 プシュー ガタンガタン

京太郎「立っていて疲れてないですか?」

美穂子「ううん、平気よ」

京太郎「よかった。じゃあ、行きましょうか」

美穂子「ええ」

 スタスタ

美穂子「あ、ここね」

京太郎「スコップのお店ですか?」

美穂子「うん。その子はスコップが好きなの」

京太郎「へぇ……穴掘りでもするんですか?」

美穂子「ゼノグ……まぁ、近いことね」

京太郎「え?」

美穂子「と、取り敢えず入りましょう」

京太郎「あ、待ってください!」

 カランカラン

京太郎「この雪女のぬいぐるみ可愛いですね」モフモフ

美穂子「そう? 私はこちらのぬらりひょんぬいぐるみの方が……」

京太郎「ぬらりひょんって……」

美穂子「プレゼントとは別に買っていこうかしら」

京太郎「あ、なら俺がプレゼントしますよ」

美穂子「え? でも」

          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
.      / / :|  ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
.       //  /|  ::l、   :    ー‐   \{  | /  ー‐    j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
     / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
        / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
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:/:.:.:.:.:.:.{: .    . :    ‘, 人U{:.:.:.:.:.:.:.|:\        /:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.―‐┐:/        \:.:
:.:.:.:.:.:.:.: }: : : :--:/\: . ノ:r/   / .: .:.:.:.:.|:.:.:.:\    ,/:.:.:. |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./

京太郎「弁当のお礼です。受け取ってくれますか?」ニッ

美穂子「……うん。ありがとう」ギュッ

京太郎「(可愛い)」ホクホク





 アザッシター

京太郎「プレゼントも買いましたし……結構暗くなってきましたね」

美穂子「あれから色々回ったものね」

京太郎「どこかで夜ご飯を食べて行きますか?」

美穂子「……えっと」

京太郎「あれ? 嫌でした?」ビクビク

美穂子「ううん、そうじゃなくて」

      |  ! ! i |   |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八  | i
      |  | | i {   l ヽ -|=-`ー一'⌒´   \! |
      |  | l 、 ヽ.  ヽ 〆二ニ==ミx.     ||
.    八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ::::::::ヽ `ヽ    ||
        \ヽ\\,ン⌒ 、     、:::::ハ   \ ||
        \r'`′   li\    ヾ:::::(_,  ′! l   !
                |i  ヽ     \ノハ   ||   !
                |i  }     ン'′  ||   !
                |i  ノ     / / / / ||   !
                l:/               | l   i
                |:\          |l   i
                |i  \         ||   !
                |i   ヽ.__ ノ       ! !    !
                ||       ヽ     ||    !

美穂子「もう、お店予約してあるの」

京太郎「……(天使だ)」


カレン「!!!」ガタァーン!!

ロッカー「専売特許が取られたからって驚かないの」

【23位  事前にお店を予約しておいてくれる】

京太郎「それで、どこを予約したんですか?」

美穂子「知ってるかしら? 龍門渕さんが経営している……駅前の」

京太郎「ああ



京太郎「ああ! あの安いけど、めちゃくちゃ美味いって評判の!!」

美穂子「龍門渕さんにお願いして、窓際のいい場所を取って貰ったの」

京太郎「流石だ」

 オーッホッホッホッホ! トウゼンデスワー!

京太郎「今度俺もお礼を言っておきます」

美穂子「ええ。きっと喜ぶわ」

京太郎「そういえば、あそこのエビフライが美味しいんだそうですよ」

美穂子「へぇ、楽しみね」クス

 レストラン もんぶち

京太郎「思ったより普通の見た目ですね」

美穂子「意外と庶民はなのかもしれないわ」

【3位  こちらが恐縮してしまうような高すぎるお店をチョイスしない】

京太郎「三階か。エレベーターを使いましょう」

美穂子「ええ」

 ピンポーン

京太郎「……」スタスタ

美穂子「……」テクテク

恵「……」

京太郎「(なんだこのおっさん。どっかで見たことあるような)」

恵「……」ジィー

京太郎「(めっちゃ見られてる。怖い)」

 ピンポーン

京太郎「(お、着いた)」

美穂子「どうぞ」ポチッ

恵「……ありがとう」スタスタ

京太郎「ふぅー……」

美穂子「?」

【4位  エレベーターで「開」のボタンを押してほかの人を先に出そうとする】


京太郎「うぉぉぉぉ、美味しいですね!」

美穂子「ほんと、凄く美味しいわ」

京太郎「これで1000円以内だなんて……採算取れてるのか?」

美穂子「どうかしら……?」

京太郎「っと、少し……トイレに」ブルッ

美穂子「気にしなくていいわ。ゆっくりね」クスッ

京太郎「は、はい」スタスタ

美穂子「いってらっしゃい」フリフリ

京太郎「……」スタスタ

 クルッ

美穂子「……」フリフリ

京太郎「(まだ俺に手を振ってくれてる)」キュン

【14位  こちらの姿が見えなくなるまで、手を振ってくれる】

京太郎「……ふぅ、やっぱり福路さんには癒されるなぁ」ドキドキ

 ジョボボボボッ

京太郎「よし、戻るか」スタスタ



京太郎「すみません、戻りました」

美穂子「ふふ、じゃあ私も少し……お化粧を直してくるわ」

京太郎「あ、はい。ごゆっくり!」フリフリ

美穂子「……」クスッ

京太郎「(女の人のトイレは……照さんのせいでトラウマになりそう)」ハァ

 スタスタスタ

京太郎「……」ソワソワ

美穂子「ごめんなさい。待ったかしら?」フキフキ

京太郎「あ、福路さん(可愛いハンカチだなぁ)」

美穂子「そろそろデザートが来る頃ね」

京太郎「デザート付きだなんて、いいお店ですね」

美穂子「景色も綺麗で、本当に……」

京太郎「(そう言って、窓の外の夜景を眺める福路さんの姿は――本当に美しかった)」ドキッ

美穂子「?」

京太郎「あ、いえ。綺麗だなって」

美穂子「ええ、そうよね。こんなにも月が……」

京太郎「じゃなくて、綺麗なのは福路さんの方で――」

美穂子「え?」

京太郎「あっ」ドキッ

美穂子「い、今……//」カァァ

京太郎「っ……//」カァァ

 

ウェイター「んっふ、デザートより甘い物を見てしまいましたね……」




  訂正

 

京太郎「すみません、戻りました」

美穂子「ふふ、じゃあ私も少し……お化粧を直してくるわ」

京太郎「あ、はい。ごゆっくり!」フリフリ

美穂子「……」クスッ

京太郎「(女の人のトイレは……照さんのせいでトラウマになりそう)」ハァ

 スタスタスタ

京太郎「……」ソワソワ

美穂子「ごめんなさい。待ったかしら?」フキフキ

京太郎「あ、福路さん(可愛いハンカチだなぁ)」

【24位  トイレから出てくる時、かわいいハンカチを持っている】

美穂子「そろそろデザートが来る頃ね」

京太郎「デザート付きだなんて、いいお店ですね」

美穂子「景色も綺麗で、本当に……」

京太郎「(そう言って、窓の外の夜景を眺める福路さんの姿は――本当に美しかった)」ドキッ

美穂子「?」

京太郎「あ、いえ。綺麗だなって」

美穂子「ええ、そうよね。こんなにも月が……」

京太郎「じゃなくて、綺麗なのは福路さんの方で――」

美穂子「え?」

京太郎「あっ」ドキッ

美穂子「い、今……//」カァァ

京太郎「っ……//」カァァ

 

ウェイター「んっふ、デザートより甘い物を見てしまいましたね……」

             ,..-/:.:.:::.:/.::::..:!:..:.:..:.:\

              //.::.:::/:/:::::::::::::::::::::..::..:.ヽ
           〃//:/:/::/::i::|::::::::i::l:::|::::::::::::..:i
          〃/:/::i:::i::ィ:::/!.:!:::::::|::|:::|:::..i::..:. ..|
           〃/イ./::::|::i:/!::ハ::|::::::|:::!ハ::::|::::::::::|
           !| |i レ:::::::|i::!‐廾‐|:::!、::!:/---、|::リ::::::|
         | !ノi::::::i::!:|.ャ伝テ、:けメ、迂テァ∧|::::|

           |::!::|:::!ハ      iハj   iイ /|:::!:!
.              |ハ|::|:ト、!       ;      !ノ::|::ハ:!
           | !ハ!ハ丶    ′   /::::/レ' リ
             | ′ iヘ丶 `  ̄´ イ:/レ′
                 )|__\_/__K
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           ,...-イ::::::∧  ̄7::!< ̄ /:i:::::\-、

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京太郎「デザートも美味しかったですね」

美穂子「うん……そうね」

京太郎「じゃあ、そろそろ」ガタッ

美穂子「……」

京太郎「っと、あれ? くっ」バサッ

美穂子「もう、ほら。手伝うわ」サッ

京太郎「あ、ありがとうございます。このコート、ちょっと着づらくて」

【18位  コートを着る時、手伝ってくれる】

美穂子「はい。マフラー」クルクル

京太郎「そ、そこまで」ドキッ

【16位  マフラーをまいてくれる】

京太郎「……ふ、福路さん」

美穂子「?」

京太郎「ありがとう、ございます」

美穂子「……どういたしまして」ニッコリ

京太郎「(めちゃくちゃ可愛い)」

 テクテク

ウェイター「お会計でよろしいですか?」スッ

京太郎「はい。えっと」

美穂子「私の分は……」スッ

京太郎「あ、いいですよ! 俺が払います!」

美穂子「え? でも」

【7位  会計時に財布を出そうとする】

京太郎「俺、男ですから」

美穂子「そういうわけにはいかないわ」

京太郎「いえ、俺が出します」

美穂子「……」プクー

京太郎「ふ、福路さん?」

美穂子「分かったわ。じゃあ、こうしましょう」

京太郎「?」

魔王は滅びぬ!何度でも甦るさ!!



美穂子「私が須賀君の分を払うから、須賀君は私の分を払って」

京太郎「え?」

美穂子「ね?」

京太郎「でもそれじゃあ対して……」

ウェイター「須賀君」

京太郎「!」

ウェイター「奢ることだけが、女性が喜ぶ術ではありませんよ」

京太郎「そう、ですね。……ありがとうございます」

美穂子「……」

京太郎「じゃあ、お互いに奢り合いましょうね」

美穂子「ええ」ニッコリ

ウェイター「では、お支払いを」ピッピッ

 ガシャコーン 

美穂子「ありがとうございます」

ウェイター「いえ。ではよい夜を」ニッコリ

京太郎「(出張なのかなぁ)」

【1位  店員さんに「ありがとうございます」とお礼を言う】

 カランカラーン

京太郎「いいお店だったー。人気なのも頷けますよ」

美穂子「また来たいわ」

京太郎「っ」

美穂子「……」ジィー

京太郎「う、うぁっ、えっと、その」

美穂子「……言ってくれないの?」ウルウル

京太郎「可愛いぃぃぃぃぃっ!!!!」

美穂子「!?」

京太郎「あっ」

美穂子「」ボシュッ

京太郎「(やべぇ)」



 公園

京太郎「……」ソワソワ

美穂子「……//」ソワソワ

京太郎「(あれからちょっと気恥ずかしくて、ずっとベンチで横並び)」ドキドキ

美穂子「(時折触れる手が)」

京太郎「(ぬくもりが)」

京太郎・美穂子「(凄く、心地いい)」ギュッ

 ドクンドクン 

京太郎「(どれくらい時間が経ったんだろう)」

美穂子「(誰もいない公園)」

京太郎「(星だけが俺達を見ている)」

美穂子「……(離れたくない)」

京太郎「(一緒にいたい)」

 ギュッ

美穂子「ねぇ、須賀君……」

京太郎「!」

美穂子「もう、そろそろ時間……ね」

京太郎「え?」

美穂子「終電が、近いわ」ブルブル

京太郎「あっ」

【22位  「終電大丈夫?」と終電時間を気にかけてくれる】



 改札前

京太郎「……もう、終わりなんですね」

美穂子「ええ、一日だけの約束だもの」

 マモナクー サイシュウデンシャガマイリマスー

京太郎「すみません。方向が違うのに、わざわざ」

美穂子「ううん、いいのよ」ニコッ

【21位  違う路線なのに、こちらが使う路線の改札まで見送ってくれる」

京太郎「……ここで別れたら、俺達は前の二人に戻りますね」

美穂子「そう、なるわ」

京太郎「(俺は……)」

美穂子「まだ帰りたくない……」ボソッ

京太郎「!!」
       ,,、=-ー'''''"""'''''ー-x、,,
     、イ                "''''
 . /

/           ',     ヾ .  \
     /  /  i  i l  、   キ   '
. /  /   /  /i   | '   ',   ',
/  /   /i  ,' .|   l i.  ',   i
レ  ,'   ,' ,l  いi  l ト、,  l   l
  ..i .  i. l ,ノ.i....l、  l l "アーx、,'
  l  ,ムーア~、 ノ レ、 ',ノ  ノ   ノテ
  ,イ~  !  ',   ’   z=zxxュ _ て
   い  '        "~ zーx、”ミx、
シ、i              レ^汁i猿 ヾ,
  l   _xx=≠         rノ皿取. レ
.i i l 〃~           ー-⊂⌒)

l l l ~ ///  ’    /// i
l l .l                  . ; l
 | .l       r- - 、     . ノ

 |  iヽ、     'ー---’      イ
 |  |  為 、          ,イ~
 |  |   i ~>x __ x<~ |  i
 |  |   |  | |     ::::::::::::::::::|  l
 |  |   |/2ノ           |.へ.l
 |  -ー ̄ .|      、─--- ソ ヽ
~"      |      ’    /

美穂子「まだ……まだまだ、須賀君と一緒に」ジワッ

【11位  帰り際に「まだ帰りたくない…」と言う】

京太郎「福路さん……」


京太郎「大丈夫ですよ。ここで別れても、いつでも会えますから」

美穂子「……本当?」

京太郎「はい。いつでも、駆けつけます」

美穂子「じゃ、じゃあ」ギュッ

京太郎「?」

美穂子「……また」

京太郎「!」

美穂子「また、私とデートしてくれる?」

京太郎「……福路さん」ギュッ

美穂子「っ! 手を……//」

京太郎「俺の方からお願いしたいくらいですよ」

美穂子「須賀君……」

                     ____
               ,. ´ __    `¨¨ヽ

            ,   ̄`  /  ヽ       `ヽ
           /  _     ,:   ∨   、    :.
          / /,´      /    |    ヽ     .
       / //'  ' /  ' /   l| | :  :  ∨   :
       l// / , / ' l| | |     | | |  |   |   |
     _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
      ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
          / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
           / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}'
         ´    \∧  '        ,r ' /
               、  v   ァ    / 从/
                     \ `こ     イ  _|、
                  ` r  ´   //∧
                     /|     /////∧
                「  |   //////////> 、
              , </∧ /   {///////////////> 、
            , </////// ∨__∨//////////////////>、


京太郎「また、デートしましょう」

美穂子「うんっ」ポロポロ

【9位  次のデートの提案をしてくれる】



 ガタンガタン プシュー

京太郎「じゃあ、俺行きます」

美穂子「……」

京太郎「そんな顔、しないでください」

美穂子「!」

京太郎「福路さんは、笑った顔が素敵ですから」

美穂子「……うん」

                        -

                       ´          `
                  /
                /         '            \
                  /   '     ./   /  /
                    /   '     ./   /- ./   '    !   ゚.
              ,     i     '   /  / `/ /  '
                      |    | .斗≠ミ、  / /   /  '  |
              '     |    | {トィ炒 ` ' /   / `ヽ  '
                i    |    | ` ‐'        _'  /i ./
                |    |    |         芹iミ、 //
                |    |    |       ' ヽ沙′'  |
                |    |    |    、      /     |
                |    |    |、     ̄     ' |    |
                |    |    |   、     .   ´   |    |
                |   .|    |   /  ´       |    |
               ! <  |    |  .i、ヽ        |    l
          .<.      |    |.   ヽ > .   |   ,
         /- .、 \     .ルリ//j  _  '     > .|  ./

美穂子「またね、須賀君!」タタタタッ

 クルッ

美穂子「……」フリフリ

京太郎「……はい」フリフリ

 プシュー ハッシャシマース

 クルッ

美穂子「……」フリフリ

【13位  別れ際に振り返って何度も手を振ってくれる】



京太郎「(ありがとうございます、福路さん。もし、俺に……使命が無ければ、きっと)」ギュッ

 ガタンガタンガタン

京太郎「(咲、照さん、和、優希、部長……まだ、俺にはやるべきことがあるから)」ギュッ
 
 ギュッ

京太郎「(俺はまだ、誰かを選ぶことなんて出来ない)」

 

                     /イ         /    V ヽ、    `
                  ,  ´/          |   \
                    _/  '   '    ,:      |    \
                  ̄ ̄/  /   //     }       |
                     /    /    〃     /   |    |
               /      {   /.'       ∧  }    |
               /_, ィ   ∧ /_ |       / V ∧
                 / /  / ∧{tォミ、  ,  /   | '  、
                   / イ  / /| 弐_ V | /   __}/   _ヽ
                     | / , :  ー':, ∨/   イ乎(_ ヽV |
                    ∨ {/ '   / /      Vzソ   V}
                    {   、                 リ
                         ∧   `
                        、
                         ∧ `
                         |l∧      ̄         <
                          「´∧           ´
                        .:'//>--==≦ゞ
                      ////////\        /
                       /////// /   ∧
                        {/////〈/{   / |      //,
                       ∧//// ∨、  ,   }   ,://
                       {// ∧// ∨V{  |  「 ̄/´///

京太郎「さようなら、福路さん」


 ガタンガタン


                /                          \
            . '  /        /           i
              i__/ ./   /  ./  ′|      .|           '.
              └、/   /   -/   ,i     .|
                  `ー// / `/ .       |     i     i
                 `i  xミ、 ´   ′      |     |     |
                      {/:| '.  /      l    l
                  . '   ヒン / '
                l´       ./        .′   '
                 -     /         . '          .′
           /   ー   ´          /     .'
            .'     . '         /        /      .'
              '  > ´ ./         > ´'
          l/    /    > ´   '      /      '
                   .'  > ´   l /   > ´_       |
              l/  /   /_ -‐ ´   '. ヽ
                 /   -=´         , <  > .    '.
               -=≦  . 'ー‐、   , <         ≧=- _
                 i     /    `/            , -ヽ


美穂子「……ウソツキ」


 第七章 初デート! キャップの恐るべき女子力!


 カンッ



 おまけ その頃

ロッカー「」

カレン「」

タコス「」

                   ,..、__
               ,.ィ:、フ、: : \:`:ヽ.、
              / :ハ:!-‐i: 、:ヽヽ-、: ゙、
                / /:ハ: 、 }ハ:j!`、i!ト、:、\
             i.i : | __,...__ iリ _ル.._|:i:iー-ゝ

                 |:!_:i! rェ:ェ、,. /ィ:ェ、 };!!
              {^}j 、     i   !}
              !、_, i     ,. 〉   'i
                i: i !  , _.. .._  /
               ゙i"\ ` 二  /
                 /i_   \___,.イ
             _/   \_  /,ノ\
          _,..-'′\    /―<    ト、_
     _,....-‐''"       \ ∧::_::;!\  |  `ー--、
    /'"               `′ヽ::::i  `゙′      \

恵「……」

ウェイター「やれやれ、困ったものです」んっふ


咲「ねぇねぇお姉ちゃん! 次はこれ試そうよ!」

照「これで京ちゃんもメロメロ」ニヤリ



 第八章 ラブイズマネー! 恋するお嬢様   予告


透華「まぁ、お店に彼が?」

ハギヨシ「ええ。大変喜んでいましたよ」

透華「当然ですわね。なにせ、この私がプロデュースしたお店ですもの!」ドヤッ

ハギヨシ「連れの方ともいい空気で……」

透華「は?」ピクッ

ハギヨシ「あっ」

透華「今……なんて言いましたの?」ニコニコ

ハギヨシ「い、いえ。お戯れを」スッ

透華「ハギヨシ」ギロリ

ハギヨシ「(私としたことが……すみません、須賀君)」グッ


                  / /        ./ ヘ Y.           \   |  j
                 / /        /   ヤ |      -―‐t `  |. /
                    /      .//\ /,ヘ .|   イ  7  | ヽ レ
                  ’/..     /,イ   /へ レ       /  ハ
              / /      \ /./    /′  ̄`ー‐-≦7.    ハ  ’
                 / /      /ヽ/   /'            .::  /  .ヘ  }
            / /      不、 lハ   {|            .::: /    }
            //       / { ;;;≧x、V |        /  /.    / ’
           //       ./. 弋__ツヘ  | ー=--――十 ./    / /
          //         ,イ  """      ノ   て≧芯x_ノ ./    / /
.       / ./  //     |               弋;;;__ ツクイ     / /
    /  ./  //    |. ハ       r:      """/介     ヤ /
   /   /'  / i     |.  ヽ    ト、         /"/ |    マ
 /   /{   { . |     ||./{ >、 ヽ ` ァ   ー‐' /__ ヤ   |. ヽ
    _廴_込 ヽ、   | |´   ヘ \  __  _チ'´ _. ヽマ    ヽ
    {      ヽ  `  .ト.!     ヘ      / ∨「〈.', マ¨ :.  マ     ハ ト、
    λ         マ  } .ハ ヽ    ヽ  /_  .| | マ、 ー-、  ヽ  / .l ! ::._
   / ハ.       /ヤ /ハ| ) /ミ≧≦チ_,マ  ヽ` く ̄¨¨¨.    \,.へj ̄`ヽ
.  / / ヤ    /   У′ リ / ィチ>二<< マ  フ`ーへ   ヽ    `ソ `ヽ ヘ
 / /  ヤ   /   /   / レ// / 厂|、ヾ、\、/    />  _`ー  /   `マヘ
  /     マ  .i   /  /  / /  / /  | ヽヘヽ \  ,イ /   // ̄`ヽ{     マ ヽ
      ヽ 八  .{       | .|  ./ /|   | iマヘ. > >/ | λ.  |.{三三/       .〉`

透華「須賀京太郎――貴方が誰のモノなのか、分からせて差し上げますわ」ニヤリ


 つ づ く


 書いてる途中で何度PCを叩き割ろうとしたことか……
 体力が削られたので一旦休憩

 エネルギーが戻ったら透華編やるかもですね、はい

 京ちゃん爆発しろ


 寝落ちしたらごめんね ぷんぷくり~ん

 透華編始めて行きます



 第八章 ラブイズマネー! 恋するお嬢様


 数ヶ月前


京太郎「よう、和」

和「す、須賀君!」テレテレ


 コソッ


透華「……あれがのどっちの彼氏ですの?」ヒョコッ

ハギヨシ「いえ、正確には付き合っていないようです」コソッ

透華「あんな冴えない男の……どこが」ウーン

ハギヨシ「彼は優しい少年ですよ」フフ

透華「それくらいで、あののどっちが?」


和「(はわぁ、ゼロぉ……)」ポワーン


透華「ハギヨシ。彼の素性を調べなさい」

ハギヨシ「え?」

透華「あの男がのどっちにふさわしい男かどうか、見極めてやりますわ」フフン

ハギヨシ「……はっ」シュタッ

透華「……」チラッ


優希「京太郎ー!」

京太郎「よう、優希」

久「須賀君!」

咲「京ちゃん!」

京太郎「咲、それに部長も!」


透華「(なぜ、あんな男が……)」ウーン




 数週間後

ハギヨシ「調べて参りました」

透華「ご苦労ですわね」

ハギヨシ「映像形式にしてありますので、どうぞご覧ください」スッ

透華「このDVDの中に、須賀京太郎の秘密が……」

ハギヨシ「……あの、透華お嬢様」

透華「? なんですの?」

ハギヨシ「ご覧にならない方がよろしいかと」

透華「え?」

ハギヨシ「……」トオイメ

透華「解せませんわね(あのハギヨシがここまで動揺するなんて)」ウーン

ハギヨシ「とにかく、私はこの映像をオススメしません」

透華「そう言われるとますます気になりますわ! さぁ、早く流しなさい!」

ハギヨシ「……はい」

 ガチャッ 

透華「……」

ハギヨシ「流します」

透華「(さぁ、せいぜい無様な痴態を晒すがいいですわ! 須賀京太郎!!)」ニヤリ

                   l´    ,'::\ヽ∨//_ ヘ:l:.   ',

                   l     !| ̄  ̄/' ´     ',ト::    ',
.                    ,'   Ⅵ    /'        l!∨   ',
                  /   :,'_!|__.{(   _≦千‐<へヽ

.                 //レ//「 ',l -- ´ \   ‐‐ /  ',iヽヘ`ト、
                 //ノヘ // -ヽ_‐   |  , ====ミ  !|:: :: `\
               //  :::i! ! '´ ̄ ̄`  /      ` jレi::: :::.  ', \
.              ///   :::|ヘ.',        '        /!´ !::::   ∧ `',
              // {    ::::|  ト     ー-....‐:::丶l    ,'  }:::   ノ  i!
.             l ! ヽ   :::\.ヘ    ',::::::::::::::::,'     -'/:::  /ヘ. j!
              ヾ / \   ::ヽ人    ヽ:::::; -'-‐っ /「/:::  :::   ∧
.              ∨  ::\  ∨!>   . /, ィ≦ イ  /:  ∧::    ヘ
              /   ::/ ヽ :∨::_レ ´ ヽ _.,ィl }┤ ::|:::  / ∨    \
.             /    /   !_ |/  \  ヽ'‐ヘ」つ、:!:: :{  ::\    :::\
              /  --‐‐ フ::::::ヽ       /´__   l  ├──-ヽ _  ::\
.           / / \ イ::::::::::::::::::::ト  r‐‐   {/ /   ヽ::: \     |  `.i \ ト、
.           /  !  イ⌒ヽ:::::::::::::::::∧ヽ    __ 、イト 、   / \ ヽ   l      \ \
        / /` 彡'      ∨:::::::::::::::∧ク ̄ // .!', `ヾ /、    Y: i   !   |、   \ \
.     / /イ           ∨:::::::::::::イ.  /イ  | ヘ   `i }   ノj/ i  ,'   ,┐、    ヽ
  ___./_/´            ∨::/ ヾ//i !.  !|ヽ\ /,'   / :::i /   ' ::| \   ∧ 、ヽ

テレビ「」ザザッ



咲「あ~ん! このケータイ本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」ジタバタ

咲「はぁぁぁぁ!? マジありえないんですけどぉぉぉぉお!! このケータイぃぃぃぃ!!」ガンガンッ

咲「使いにくいんですぅ~! ぷんぷくり~ん(怒)」

咲「私かわいそーなコ★」

咲「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」グルグル

咲「赤ちゃんかわいそうですぅ! まだ生まれてないのにぃぃ~(悲)」


透華「は?」


照「乾燥肌で困っているんですよ~><」

照「(一気に脱がすっ!!)」ギュルギュルギュルギュル!

照「かーっぺっ!」ペチャッ

照「京ちゃんの手あったかぁ~い」ニギニギ

照「え、えっと。まずは……指を、コーラに突っ込むッッッ!!」ボシャッ

照「んぅっ……じゅるっ、んずぅぅっ……れろぉ、んちゅっ、ちゅるるっ」ジュボジュボ

照「しゃぶってみ♪」スッ

照「(無理やりねじ込む!!!!!)」ズボォォォッ

照「うんっ♪ なぁにぃ? 京ちゃんっ★」キャルゥン

照「容疑者予備軍マジウケルんですけどぉ~(笑)」

照「彼氏の家に泊まったら彼氏のトランクスはいてお弁当作るの♪」

照「分かんなぁい、あぁ、漏れちゃうかもぉ!」ジタバタ

照「アファーッ!!!!」ピタッ

照「アッファ~~ン! やあよ……やあよゆうたのに」ダババババッ

照「やあよぉ……止まらんよぉ」ビジョバババババッ


透華「は?」

ハギヨシ「……」

京ちゃん求道者か何かになるん?


透華「これはなんの冗談ですの?」

ハギヨシ「これは比較的新しい映像です」

透華「え」

ハギヨシ「過去には、このような映像も……」



優希「京太郎が使った……んちゅ、ぺろぺろ……ちゅるるるっ」

優希「私を誰だと思っているんだ。新世界の聖雀士(H・T)だじぇ!」

優希「冤罪が露見するのが怖けりゃ私を見逃すんだな」ドヤッ


和「たくっ、いい子ぶるのも疲れるわぁー」コキッコキッ

和「こちらカレン。ゼロに異常はありません」

和「す、スガァァァァァァァァァァクゥゥゥゥゥ!!!?!!」ガッタァーン!
 

透華「……」


 その後、透華が見た映像は凄惨なものだった
 ストーカー行為を繰り返され、涙し、苦しむ京太郎の姿
 
 なぜ、この大人しい少年がこれほどの苦しみを背負っているのか

 どうしてこの少年がこんなにも業を背負うことになったのか

 透華には分からない


              ,r'´ ̄ ̄ ヽ
       /丶  _//∧      l'⌒ヽ-、_
      /  .|ヽヾ、7/ i|     ヘ_/^ヽヘヘ
     /    |,⊥ミ∨/l|      ト、  └ユ
     !    .i    ト、  ヘ ヌ二¨   ヽ   !
     l    |L_   ゝヽ_/>ャ=ヽャ‐   \-、
     i   '7_,.≧=- }} ′ `   ヘ.    \ヽ

     j   ff'"⌒ヽ ノ   、_,.ィi レ、    l ヘ!

.      ノ   7弋   , ,    爪从 . i    l
.    イ    ハ  tt彳′        l j    ∧
   //   ! ト、       _   ‐ュ   /7   ∧ヘ
.  /,ハ    ヽヽヘ   f二´-‐'' "   / /    / ヘ ヘ
  { { ヘ    丶 ゝ _       /∨  /   ヘ ヘ
  ヘ!  ゝ     \  `  ┬-‐'  /!  ィ′     ヘ ヘ
       丶、_  \  广弌irく  l l 〉────'┼‐-、
         !| \   Y/ /V ≦ヽl ∨       l   ト
         !|   ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ.       l   l
        厶イ  j ∧/ //ハヽ\∨lルl       l
       f´ i   ノ/ ∧∨//  ヾ 、 ゝ'.ノ         l

透華「……は、ハギヨシ」ガタガタガタ

ハギヨシ「……はい」

透華「こ、これは合成ですの? それとも私が夢を見ていますの?」

ハギヨシ「全て現実です。なお、彼が受けたストーカー行為で、映像に起こせなかったものがこちらです」

透華「……家の周りに小便マーキング……変態メール、変態ラブレター……」

ハギヨシ「……文面はこちらです」

透華「うわぁ……あの掲示板の紙は、清澄の部長の仕業でしたのね」ドンビキ

 



透華「犯罪ですわ!!」

ハギヨシ「犯罪ですね」

透華「な、なら! どうして彼は!?」

ハギヨシ「……それは」

透華「いてもたってもいられませんわ! ハギヨシ! 車を!」

ハギヨシ「お嬢様!?」

透華「直接、私が話しますのよ!」

ハギヨシ「……はっ」

透華「(このようなこと、許すわけにはいきませんもの!)」ダダッ


一「なんか透華燃えてるね」

純「部屋に篭ってDVD見てたようだけど」

衣「……邪悪な気配を感じる」ムムム



 清澄

京太郎「ふぅ。今日も疲れたぁ」テクテク

 ブロロロロロロロロ

京太郎「?」

 キキキキキィィィィィッ

京太郎「な、なんだぁっ!?」

 バタンッ

透華「おーっほっほっほっ!! 私ですわ!」

京太郎「龍門渕さん!?」

透華「ようやく見つけましたわよ! 須賀京太郎!!」ビシッ

京太郎「あ、どうも」ペコリ

ハギヨシ「私もいます」

透華「挨拶はいいですわ! それより、アナタに聞きたいことがありますのよ!」

京太郎「俺に聞きたいこと?」

透華「……」ジッ

京太郎「?」

透華「なぜ、なぜアナタは……」ワナワナ

京太郎「龍門渕、さん……?」

透華「……」



 三十分後

京太郎「そう、ですか」

透華「……」

京太郎「全部、知られちゃったようですね」

ハギヨシ「申し訳ありません。暴くつもりはなかったのですが」

京太郎「いえ、別にそれは責めませんよ」

透華「お詫びといってはなんですが、私が力になりますわよ」

京太郎「力に?」

透華「警察沙汰になっても、清澄の名が汚れないようマスコミに圧力を……」

京太郎「あの」

透華「安心なさい。仮に彼女達が貴方に危害を加えようとしても、私が責任を持って……」

京太郎「いえ、それはいいです」

透華「えっ」キョトン

京太郎「それよりも、お願いしたいことがあります」

透華「お願い……?」

京太郎「ええ」

透華「(あのストーカー達から、守ること以外に何を望みますの?)」


京太郎「このことを、誰にも話さないで……胸の中にしまっておいて欲しいんです」


          / \_/\-―‐-y'´ \
         /-‐y'"  ,ヘ ヽ  / ∧   \
          /     ! \ヽ/ //i     ヽ
           ,:!.     |'"´`゙ y''"´ ´|      i
            | |     i |   /′   | i    .|
.           i |     ハ|   〈.!    | |    |
          !/   / |!   ヾ、   |ハ    |
          /    廾ー-_、__,  )!、_,._-‐┤  .゙、
         /   /./ fr、))  /′ fr、i) ゙、   `、
       /.イ   ∧|  ゛'"     `゙'"  ト、    丶
.      ///    ハ._ヾ⊂⊃      ⊂⊃ !人   ヾ、、
      i/ i ,i  〈  `,!             / .リ )  i、 ヽ!
.   /リ 、ソ   Y´;/i\.  ∠ニゝ ,..イ   /   |ノ ノ
  /      >、  ヽ!   `ー---イ´|:.:.:`ヽ/    / \
/   /:Y´:.:.:\   \       / |:.:.:.:/     イ、   \


透華「え!?」



透華「(な、何を言ってますの?)」

京太郎「俺は大丈夫です。だから、ことを荒立てないでください」

透華「ちょ、ちょっと待ちなさい! なぜ、彼女達を庇いますの!?」

京太郎「庇う? そんなつもりは無いですよ」

透華「アナタは彼女達にストーカーされていますのよ! いつ、大変なことになるか!」

京太郎「なりませんよ」

透華「ど、どうして!?」

京太郎「俺にとって、大変なことっていうのは……」

             ___/ ̄ ̄\_
         ,  ´        <⌒
        ,:'            `ヽ、
       ,                \_
                      \ } ̄´
        '              ,  \
      / ,          |/} ∧ }`ー`

       {∧          「ノ|/}/イ
      '  、       | /`/ } '
         } ∧     /イ   /
         |' ,} \__/イ__ /
         //////////∧

        _,.{///////////|

     -=≦//////|////////≧=-- 、_
  r≦//////////////////////////////ヽ
  |//l///////////|///////////////////∧
  |/∧//////////l|///////////////|/////}
  |//∧/////////l|///////////////|/////|
  |///∧////////l|///////////////|/////|
  |//// }////////l!///////////////}/////}

京太郎「俺自身がどうにかなることじゃなくて、みんなが傷つくことですから」

透華「っ!」ドキッ

         |    ト、ヽV'// |     | ヽ
          |    |`゛゛/'""´|     i  ゙、
.         |   |.|  i    |.,ィ     ゙、 |
        / .   ‐∧ー-ャ   ー/‐i'´   ゙、 |
.        /   __,/テ 〒、\  ケテ〒ミァ   ヾ、
     /      λ2:::}   )  <:::} \    ヾ、  どう、して……?
     /,ィ    ,.イ  `´:::::::;/:::::::::`´  |゙、    ヽヽ
   // i     人|  ::::::::::::::::::::::::::::::: レ|     | ソ
    レ' !    /| .∧    r‐‐'つ  ,ノ ノ|    ノ
     ゙、   ゙、゙、.  > 、 ` ̄  ,.イ 、 /   / \
   _,..- ´\   ゙、   /〕` ー '  ト、/  / \  \____
 /      >、  i ,ノ `ー、  , -┘|   /    \  ヾ´ ̄
/へ /|  _/--) /i´     <^>   ヽ  ト-------、   \
| / |/ i´   ./ / |   / 天 ヽ   ゙、 ゙、     i ゙、 、ヽ
. |    |  i / /  ゙、/ / | |゙、 ゙、  ,ヘ  i  /.   |  i .|ヽ|
  |  ..|  i |  |       〈 /| 〉 ゙、/ | `| /     |  | | リ



透華「格好つけるのも大概に――!」

京太郎「龍門渕さん」

透華「っ!?」ゾクッ

京太郎「心配してくださって、ありがとうございます」スタスタ

透華「あ、えっ」

京太郎「でも」

 ズイッ

透華「っ!」ドンッ


  壁  ド  ン


京太郎「俺から、大切な人達を――奪わないでください」

透華「……」ゾクッ

京太郎「すみません。それじゃあ、失礼します」

透華「……」ヘナヘナ

 ガクッ

ハギヨシ「お嬢様」

透華「な、なんですの……!! こ、こっちが善意を言っているのに!」

ハギヨシ「……」

透華「ふ、ふんっ! どうせ虚勢ですわ!! 後で泣きついてきても知りませんわよ!!!」


京太郎「……」


透華「……ふーん、だ」ギュッ


 龍門渕邸

透華「……」ボフボフ


純「なぁなぁ、さっきから透華は何をやってんだ?」

一「さぁ? クッションを叩いてるね」

智紀「何か悩みでもあるのかも」

衣「……ふむ」


透華「(くだらない。あんな戯言、頭がおかしいとしか思えませんわ)」ボフボフ


ハギヨシ「……透華お嬢様」


透華「……自室に戻りますわ」

ハギヨシ「はい」


 透華の自室


透華「……」ピッ


京太郎「……皆さん、もうやめませんか? 話を大きくした、俺が悪いんです」

京太郎「俺が、責任を持って優希を元に戻します。だから、だからっ!」バッ

京太郎「久しぶりに顔が見れて安心した。学校でお前を待つ」バッ

京太郎「須賀君へ。麻雀弱すぎ! もっと頑張りなさい!!」

京太郎「これからも、精進してください。竹井久より……ありがとうございます! 部長!」ニッ

京太郎「俺、ダメな奴だったよ。だけど、これからは頑張るから」

京太郎「い、一緒に……ヒグッ、戦っていこうな……グスッ」

京太郎「お願いします……ヒグッ、じゃないとぉ……俺、おかしく、グスッ」プルプル

京太郎「……ぅぅっ、わ、わかっ、ヒック、分かりましたぁ……うぁぁっ」グスッ

京太郎「照さん、俺……絶対に、見捨てたりしませんから」ギュッ


透華「……」


 翌日

京太郎「(今日も遅くなっちゃったな)」スタスタ
 
透華「……」

京太郎「あっ……龍門渕さん」

透華「あっ」ビクッ

京太郎「どうしたんですか、こんな場所で」

透華「……」ソワソワ

京太郎「?」

透華「あの、えっと」

京太郎「……!」

透華「私は……」

京太郎「龍門渕さんが気にすることはありませんよ」

透華「え?」

京太郎「俺の方こそ、昨日は生意気言ってすみませんでした」

透華「そ、そんなことは!」

京太郎「心配してくれたのに、あんな態度で……」グッ

透華「いえ。私が余計なことを言ったからいけませんのよ」

京太郎「でも、それは!」

透華「……私は、アナタが嫌いですわ」

京太郎「うぇっ!?」

透華「顔もイマイチですし、麻雀は弱い。お人好しで、スケベで、まるでいいところがありませんわ」

京太郎「うぐっ!?」グサッ

透華「そのくせ、複数人に好意を持たれて……その全てを本気で大切に思ってる」

京太郎「……」

透華「……気に入らないですわ。一人を見ることも叶わずに、全てを見ようとして……自分さえも押し殺して」

京太郎「龍門渕、さん」

透華「だから。私はアナタが嫌いですわ」

京太郎「……すみません」


透華「でも」

京太郎「……え?」

透華「個人的には嫌いでも、世間の目から見ると……アナタは応援すべき人間なのでしょうね」

京太郎「俺が……?」

透華「だから、私もアナタを……応援することにしますわ」

京太郎「俺を、応援?」

透華「……彼女達の暴走も、私なら抑えることが可能ですもの」

京太郎「じゃあ」

透華「か、勘違いしないで欲しいですわね!!」

京太郎「へ?」

透華「わ、私はアナタが嫌いですのよ! し、仕方なく手伝ってあげるだけですわ!」

京太郎「でも、それってつまり」

透華「違いますわっ!!」

京太郎「……そうですか」

透華「ええ、そうですのよ」プイーッ

京太郎「……」ジィー

透華「……」ジィー

京太郎「?」

透華「~~~っ//」ダダダッ

京太郎「うぇっ!? なんで逃げるんですか?!」

透華「(あぁぁもぅぅぅ! なんなんですのぉぉお!)」ダッ

京太郎「……あ、あははっ(何がなんだかよくわからないけど)」ポリポリ


透華「(あの男は一体何者……!?)」


京太郎「なんだか、胸がスッと楽になったな」クスッ



 龍門渕邸

透華「……ぁぁぁぁぁっ!」モフモフモフ


一「なにあれ」

純「ぬいぐるみに抱きついて奇声を上げてるな」

智紀「……不気味」

衣「邪悪な気配を感じる」

ハギヨシ「透華お嬢様にも、思春期が訪れたのでしょう」

一「好きな人でも出来たのかな?」

純「あの透華が? 無いだろそりゃー」

智紀「でもあの顔を見ると」


透華「ぁぁぁぁぁあっ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロ


純「そんだけすごかったのかね、須賀って奴」

一「はぁ。しょうがないなぁ」

純「あれをどうにかする策があるのか?」

一「まっかしといてー!」

ハギヨシ「何をなさるつもりですか?」

一「こういうまどろっこいの嫌いなんだよね」ピピッ

 プルルル

一「あ、須賀? 久しぶり」

透華「!?」

一「うん。そうそう、透華がね」

透華「!?!?!?」

一「デートしてあげてよ。うん、次の日曜日」

透華「!?!?!?!??!!?」

一「ありがとう。それじゃ、よろしくー」ピッ

透華「は、はじ、はじじじはじめ!?」

純「うわー、やっちまったなぁ」



一「須賀とのデートを約束しといたよ」

透華「な、なななななんっ!?」カァァ

純「知り合いだったのか?」

一「まぁね」

透華「だだ、だからといってデデデ! デートォ!?」

純「落ち着けよ透華」

透華「私は落ち着いていますわ!!!」ダンッ

智紀「どう見ても慌ててる」

透華「うぅぐっ!?」

衣「……子供だな」ドヤッ

透華「衣に言われたくありませんわ!」

一「そんなに嫌なの?」

透華「い、嫌じゃありませんけど……急過ぎるといいますか、その」ドキドキ

一「じゃあ、ボクが代わりに行こうか?」

透華「……えっ」

純「お、いいな。じゃあオレが行こうかな」

透華「!?」

智紀「なんなら、私が……」

透華「だ、ダメですわ!!」

一・純・智紀「「「へー?」」」ニヤニヤ

透華「あぅっ」

         /   ∧| /|     \ \//
         i´    ト、i| //|     ヽ  <
       |    i.トヾ|///|      |  ゙、
        !    |.||  /"´´|.i     !   |
      !.  __|.!|_,/  、__| !       ゙、. |
.      /    W |    !ハ`ー-   ゙、. |
    ノ    `メ==ミ゙、  /;===、_   丶|
   / .     /`廴!` \  廴_) ヘ´     ヾ
.  /,ィ'    ∧! " :::::;:::::::)::::::::::: "i     、 ゙、
  |.ハ    /.  !  ::::::ノ::::::::::  ノィ       i、.ト、
  |!. ゙、   |   / \ ー-  -=彡      ノ. || .)
     ヽ  ! // / i.ー -‐ ´ /     /   リ /
   __/   Y/ /  /´\   __i     ,イ 丶  ヽ、__,ノ
.r'´ r/    ノ--イ    冫イ  \   ゙、`ー--、 `ー-、'´
. i |/   /./   |  /.フK゙、   \ . i.     \   `ー、
 | ゙、  .N     ゙、 / /,ハ i゙、  / i ノ'   / ヽ    ゙、

透華「ま、参りましたわ」ガクッ

一「じゃあ、オッケーってことだね」


透華「はぁ……」


ハギヨシ「本当に須賀君の番号を?」

一「ううん。演技ですよ」クスクス

純「やっぱな」

智紀「騙されるのは透華ぐらいだと思う」

一「後は萩原さん、お願いします」

ハギヨシ「ええ。須賀君には伝えておきます」クスッ


透華「(デート……私が? あの須賀京太郎と?)」パタパタ


一「しっかし、透華がデートだなんて」

純「どうなることやら」

智紀「不安」


透華「しょうがありませんわ。なら、デートの前に……」







透華「まずは街を買い占めますわ。土地一つ残らず、買いますのよ」

ハギヨシ「!?」

透華「ハギヨシ、エキストラを雇いなさい。街一つ分の」スタスタ

一「ちょ、え? えええっ!?」

透華「それと、この前直木賞を取った作家に脚本を書かせますわ。それと、新たな服を作らないと」ブツブツ

純「」

透華「エステにも行きたいですわね。そうだ、まずはサロンに」ブツブツ

智紀「と、透華?」

ああ、こりゃポンコツだわ……



純「お、落ち着け透華! いいか、それはもはやデートの規模を超越してるぞ!」

透華「ふふ、乗り気ではありませんけど……」ソワソワ




{   `                                         /,ヽ
ヽ    \                                   _, -‐ ´ ∟_
  \     ヽ                              / \ /λ ヾ 、
   \     へ                          /  |iミ V.彡} l   } ヽ
       、     ー 、                     j   |l  ノ  j| |   ゝ 〉
        >、      ` ヽィュ_                    |i   ハ ゝ,  {| ヘ   \i
        /    \       \``ゝ,                }.   / ヾ、ヽ ヽゝ `,   ヽ
      /  |    , -‐       ` ヽ \           ノ. ∠`へ, '  ノ x弋 ヾミ 、 \
    〈  ',. |    }  }        \ }´`ゝ~ ュ _ . 〃  i'〈弋::リ`   ´{テ:::} 〉ヽハ   ,
    ヽ  }. |   ´  / ,,_       ゝ,,._      \ゝ 从 ,,    ,   ` ,,, / 从  /
     ′. ヽ ヘ.__, -‐ ト _ >、        ̄ ` ヽ   .\ ', ヘ  ャー― ,   . /ヘ ゙,ソ /j ゝ
      ゝ  ー,,ュ, -‐ ´ ー´,,   ` ー-  ,      }  ヘ   ` ヾ , ヽ  ノ , ´{| ゝ /ノ\ `ゝ、
        ̄            ゝー‐< ,,  _`` ‐- ´   }     ヽ ー < | f メ ⅳ \  \  `\
                       , -‐  `>ー- ェ   〉     \ /V ,ヘー- ュ  ゝ   ゝ、  ` ,,
                      /   /´´      \  \    .`  ひ二つ ∧   `ヽ  } ー 、  \
                  , -‐ ´    /  '      / ヘ            〉 \  |  、  ノ  ヘ  ヽ   }
                /       ノ ノ         〉、       /   i  \ ',  {   〉  \  \


透華「このデート! 完璧にこなしてみせますわ!」バーン


純・一・智紀「「「めっちゃ乗り気だぁぁぁぁぁ!!」」」デーン


ハギヨシ「(あぁ、お嬢様……悪い病気が)」ホロリ

衣「トーカェ……」ドンビキ

透華「おーほっほっほっ!! 覚悟しておくことですわね! 須賀京太郎!」







京太郎「っ!」ゾクッ







 寝ぼけ眼で書いてたからめっちゃ遅筆でしたごめんなさい
 これで透華編の前半は終わりです

 お次は透華編の後半 京太郎とのラブセレブデート(
 女子力(マネー)の高さ、お楽しみに

女子力(スカトロ)
女子力(痛い)
女子力(厨二病)
女子力(マネー)
さて、どれが一番アレでしょう

キャップはともかく菫がビデオにいなかったということは癒やし枠でいいんだよね?
キャップのような聖人より菫のような微笑ましいポンコツの方が個人的に癒されるね
他がひどいだけに尚更


 今日の追記

>>659
【時系列】
優希→和→透華(情報収集開始)→久→咲→照→透華(初デート)→菫→美穂子→透華(八章予告)

 分かりにくてセンセンシャル


 宮><永姉妹><の><女><子力に飢えて><る人が増えてるよう><><ですね><
 あの><><二人で><やり過ぎると京><太><郎><の精神が死ぬ可能性があるので
 使い><どころ><><><><が><><><><難しいですね><

 いつか><><><><><><来るアラ><フォー><の出番まで
 女子力><><><><(キチガイ)><><は待ってください><

 とにかく>< 今日は京透でキュンキュンキュン! キュンキュンキュン!


 後日 駅前

京太郎「……(ハギヨシさんからの電話で呼び出されたけど)」

 今日は俺に龍門渕さんと出かけて欲しいとのこと
 なんでもハギヨシさんが用事で、龍門渕さんの同伴が出来ないからだとか
 
京太郎「(まぁ、息抜きになるかな)」フゥ

 最近、色んなことがあり過ぎた
 咲や照さん……あの二人を、どうにか以前のように戻す

 その為なら、俺は例えこの身が朽ちようと

京太郎「……」

 デデデーデーン デデデデーデーン

京太郎「ん? なんだこのBGM……ワルキューレの騎行?」

 バラバラバラバラバラッ

京太郎「え?」バッ

 凄い風だ
 一体何が……?!

                             -+
                             l :l
                             l-l--t
        ____________,,,__ .、:::, _______________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙-- ,-≡ l!!≡ 、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                             ヽ,__.,l_l___,7
                            --.t-,-
                          ,lr=./_二ヽ=tl
                     l´  ̄ ̄`./ /l----- l、.`l´ ̄ ̄ `l
                     l.l (○)_ .l/ l'     'lヘ.l (○)  l
                     ヽ `--'  ll l'───‐'l l l `--' 丿
                   '==========.l .l______'l l ----''=====,
             rニ_ニニニニニニニニニ.l .._,,..--o--,,.. l:lニニニニニニニニニ_ニt
              l l::! ̄ ̄ l l:!ー──ltl (l^ lニニニl =ヾ,ゞー─‐ '' l l! ̄ ̄ l l:!
              l_l::!     l_l:!    /ヽ、l__l ,,...「 l- ,  ,i ̄`l    l_l!     l_l:!
             r ェ t   r ェ t .  l  / l,_,,jl__lOl ヽo  l   r ェ t   r ェ t
              Qll:Q  Qll Q    ヽ'y,-,,___,,、、 ──、 t'´  Q ll Q   Q.ll Q
              Q-Q   Q-.Q  ,,.. //   llヾ ヘ   ヘヘ ,,.   Q -.Q   Q ‐Q
                       l::::l:!/__.   lll・l= )  .ヘ.l:::l!l
                       l::::l:!=             =l:::l!i
                       l::::lj            l:::l!j
                        ~"            ~"

京太郎「」

?「おーっほっほっほっほっほ!!! 久しぶりですわね!!!」

京太郎「あ、あれは!?」

               /\
.         ,.  ´ ̄ ̄   〔`
       _厶  / ̄` ー   ヽ
        / ∧/彡ヘ    i..  :
     / i { Y´  } ハ   ヽ  i
    /   /≧ζ x≦八   \!
.   { /{  r抃尓   ィ坊ミx   ヽ

       :. { ハ ` _ ー'  ヽ  「`
      } V > ‘ ' _ィ....^ー' } f7ヽ

       /i / / r' トイ/ `ヽ.....{ / ハ
.       {/i { / /〈 央~=:i .{..../〉....| リ
.      |/........〉 L∧_ 」ィ i〃 i...i

.        VV( _ノ   :::{ { :|  /レ'
           / /   ヾハ }/
            〈 /   ::::i::::::Y
            ト- _rァ__ 」
            ト-{ ‘,  {
.           r 、j  ‘ー!
            ̄   r’、j

透華「私ですわ!!!」デーン


 ざわっ 
    ざわざわっ

女生徒H「見てみて! ヘリですよ! ヘリ!!」

女生徒A「あらあら~? 珍しいわね~」

女生徒R「な、なんでこんな場所にヘリが?!」

女生徒A「軍事ヘリですな→」

女生徒M「軍事ヘリですぞ→」

女生徒T「別に、なんでもいいですけれど」


京太郎「龍門渕さん!」

透華「約束の三十分前に到着とは、中々いい心がけでしてよ!」

京太郎「あのー! このヘリなんなんですかー!?」

透華「細かい説明は後でしますわ! まずはこれに捕まりなさい!」バラッ


縄梯子「」バラバラ


京太郎「え? 俺も乗るんですか!?」

透華「当然ですわ! さぁ!」

京太郎「こ、こぇー……けど、おもしろそうだ」ヨイッショ

 ガシッ

透華「さぁ、引き上げなさい! 純!」

純「へいへい」グイグイ


 プラーンプラーン


京太郎「うわぁぁぁ! すげぇぇぇ!! 俺、飛んでるぅ!」ワイワイ

透華「(第一の作戦は成功ですわね)」ニヤリ

【龍門渕透華の華麗なるプラン1 移動はヘリで男心をくすぐる】



 ヘリ内

京太郎「おぉ、これが軍事ヘリの中か」

透華「急でいい機体が取り寄せられませんでしたのよ」

操縦者「AHAHA! ソーリーネー」

京太郎「あれ、井上さんもいるんですね」

純「オレのことは黒子だとでも思ってくれ」

京太郎「?」

透華「そ、それよりなんだか狭いですわね」

京太郎「そりゃまぁ、軍事ヘリですし」

透華「あ、あ、アナタも窮屈でしょうから……ほら、もっとこっちへ」

京太郎「すみません。少し体が当たりますけど」フニッ

透華「……//」カァッ

【龍門渕透華の華麗なるプラン2 軍事ヘリは密着の大チャンス!】

操縦者「オット、ミスッタネー」グルン

 グラグラ

透華「キャー(棒)」フラッ

京太郎「おっと!」ガシッ

透華「!?」

京太郎「大丈夫ですか?」

            , -‐ ´Y´ ̄`Y` ー-、_

           /   ∧、  / |    `ヽー-、
          i.      ト、ヽ // |     |ヽヽi
            |    i.|ヽ、.V;-'"i     | i リ
           /    |.|   /   ゙、、    ゙、 |
         /   __|_!_i  、__i人___   ヾ
          /     | .! !    リ \`   \
          ノ,   `=テrミ \  ,;==;ィ=iy-    \
      / /      / ゜ー":::::゙、::::::::: ゜‐',イ    、 i
     // i      ,イ  ::::::::':::ノ:::::::::::: /ノ     i リ
      |.|  |\   i. ヽ    ,.-、   ,ノ|/    人'
     !,! /  \ ヽV />┐._!_,ノ,..ィ'、 !/    /i `ー-‐'
 !、   /__/_)   〉'´ \   / Y    /___ `ヽ
 ヾ、-‐' / 、  / /|    /<^>、.  |    /   / ヽ )
 /´    |  / /  i  / ,艾 ゙、  !   |  /   |(
 |!    | ( ,.イ     V  /.| |.| ヽ∧  V/     / 丶、__,ノ

透華「だ、大丈夫でしてよ」ドキドキドキ

【龍門渕透華の華麗なるプラン3 故意のハプニングは恋のオープニング】

純「げっろ」

操縦者「ソレチガウヒトノネタネー」

純「あぁ、ごめん」



京太郎「流石は龍門渕さんですね。こんなヘリを用意できるなんて」ガシッ

※揺れる為に透華の肩を抱いたままの京太郎

透華「そそ、そんなことありませんわ! この程度、朝飯前の猪口才ですもの」モジモジ

京太郎「そういえば、どこに出かけるんですか?」

 わざわざヘリを用意するくらいだし、結構な遠出か?
 いくらなんでも国外は無いと思うが

透華「龍門渕島ですわ」フフン

京太郎「龍門渕島?」

透華「ええ。元は彼岸島だとかいう島を買い取って、私有地にした場所ですのよ」

京太郎「へぇ……って、えええええ!? すげえええええ!?」

透華「きゃっ! 耳元で叫ばないでくださいな」

京太郎「あ、すみません(でもやっぱスケール違うな)」


純「(本当は街を買おうとしたんだけど、必死に説得して島にしたんだよなぁ)」


操縦者「モウソロソロミエテクルネー」

京太郎「おぉ、アレですか!? 意外にデケー! 日本にあんな島あったのか!?」

透華「なんでも地図に乗っていないとか、なんとか。まぁ、買ってしまえば一緒ですわ」フフン

京太郎「俺、こういう島旅行始めてなんですっげー楽しみっす! 長野じゃ海もあまり見れないし!」

透華「喜んで頂けてうれしいですわ」ドヤァ

【龍門渕透華の華麗なるプラン4 島デートで自分の女子力(資金)を見せつけちゃえ!】

京太郎「あ、でも水着とか持ってきてねぇなぁ」ショボン

透華「島の店に用意してありますわ」

京太郎「やっふぅーい!!」キャッキャ

透華「(可愛い)」ホクホク

純「げっろ」

操縦者「ガマンスルネー」



 龍門渕島

京太郎「ふぅー、結構揺れたなぁ」

透華「気分は大丈夫?」

京太郎「ええ、問題無いっす!」

透華「今日はこの島の視察も兼ねていますの。まずは、少し見回っても?」ソワソワ

京太郎「はい! 後で一緒に泳ぎましょうね!」ワクワク

透華「も、もう! 気が早すぎでしてよ」ドキドキ



純「あー、疲れた」グター

一「お疲れ様。じゃあ、次はボクがバトンタッチだね」

純「気をつけろ。あいつらマジでヤバイ」

一「それマジ?」

純「マジ」



京太郎「色んなお店があるんですね」

透華「最終的にはレジャーランドのようにする予定ですのよ」

京太郎「そこそこ人もいますね」キョロキョロ

透華「一般客ですわね。既に集客も始めてますの」

一「(まぁ、全員エキストラなんだけどね。ありがとう劇団ひ●わり……etc)」テクテク


【龍門渕透華の華麗なるプラン5 公募の1万人のエキストラは基本】


通行人S「(こちらウルズ7だ。護衛対象に問題は無し)」

通行人K「(ウルズ6りょーかい)」


京太郎「外人さんもいるんだなぁ」

透華「まぁ、多少は」フフフ



 テクテク

京太郎「少し小腹が空きませんか?」グー

透華「それもそうですわね」クー

京太郎「お、あんなところに串焼きのお店が!」

透華「串焼きが好きですの?」

京太郎「そういうわけじゃないんですけど、こういう場所だと美味そうに見えて」

透華「へぇ。では一つずつ」スッ

京太郎「あ、俺に奢らせてください」

透華「??? どうして? 私はお金に困っていませんわ」

京太郎「ヘリまで出してもらって、何もしないわけにはいきませんよ。それに」

透華「……それに?」


京太郎「やっぱ、可愛い女の子の前じゃ格好付けたいじゃないですか」ニッ


透華「」ドキュゥーン!

一「(あーあ。奢られるとか生まれて始めての経験の上に、あんなこと言われちゃ……)」

 タタッ

京太郎「すみませーん、串焼き二つください」

店員「あいよ。一本500万ね」

京太郎「あはは、よくある冗談ですね。はい、合わせて1000円です」

店員「? おい、兄ちゃん。これは……」

一「げふんげふんっ! あー! あー!!」ギロリ

店員「! そ、そうだ。 じゃあ、二本な」スッ

京太郎「ありがとうございます。龍門渕さーん」タタタ

店員「……」



京太郎「うわぁ、これすげぇ美味いですね! こんな美味しい肉、始めて見ました」ガジガジ

透華「そうですわね、お肉自体は安物でしょうけど、アナタといると……//」モジモジ

京太郎「ですよね。一緒に食べると美味しいです!」ニッ

透華「もぅっ!」カプカプ

【龍門渕透華の華麗なるプラン6 露店の商品は最高級のモノ(そのせいで金額が4桁はズレている)】



京太郎「おいしかったですね、ガララワニの串焼き」

透華「ええ、また食べたいですわ」

京太郎「さて、次はどこを回ります?」

透華「そうですわね……お土産の店を」

 ワーンワーン

京太郎「ん? この声は」

透華「! あれを!」

幼女「おかぁーさーん!」

京太郎「迷子か。お嬢ちゃん、お母さんとはぐれたのか?」

幼女「ヽ(`Д´)ノウワァァァン」ジタバタ

京太郎「あちゃー、俺じゃダメか」

透華「代わりますわ」スッ

京太郎「龍門渕さん?」

透華「アナタ、迷子ですの? ふふ、大丈夫でしてよ」ナデナデ

幼女「ふぇ? おねーちゃん」

京太郎「おぉ、泣き止んだ! 凄いっすね」

透華「まぁ、当然の実力ですわ」ドヤッ

幼女「おかぁさんさがしてー」グイグイ

透華「勿論でしてよ」ニコッ

京太郎「(優しいんだな、龍門渕さん)」ホクホク

幼女「(よし、この辺りだな) ねーねー」

透華「あら? なんですの?」

幼女「おねーちゃんたちってー? つきあってるのぉー?」

京太郎「えっ」ドキッ

透華「な、ななななっ!?」カァァァ

幼女「おかあさんとおとうさんみたぁーい」ダキッ

京太郎「あはは、照れるなぁ」

透華「~~~っ//」モジモジ

幼女「(これでギャラは跳ね上がるな)」ニヤリ


【龍門渕透華の華麗なるプラン7 島の住民は京透の為にあの手この手を尽くす】


一「(ちなみに透華はこの小芝居の作成に関与してないよ。安心してね)」ボソッ

透華「(全く、エキストラが迷子になるだなんて……問題ですわ!)」プンプン



京太郎「ふぅ、これで安心だ」

透華「……」

京太郎「龍門渕さん?」

透華「あ、いえ。ぼーっとしてごめんなさい」

京太郎「どうしたんですか? あの子に何か?」

透華「……少し、衣とダブってしまって」

京太郎「天江さん、ですか?」

透華「ええ。アナタは知らないかもしれませんが……」



オーケストラ「「「「「……」」」」」ゾロゾロ



BGM ~悲しみのメロディ~



透華「衣には、両親がいませんの……」

京太郎「え?」


指揮者「もっと! もっとだ! 虹だ! 虹を出してくれ!」


透華「それで、衣は――」

京太郎「そんなことが……」

透華「……湿っぽい話でしたわね」

京太郎「いえ。聞けて嬉しいです」

透華「……ありがとう」クスッ


【龍門渕透華の華麗なるプラン8 二人のデートを彩る一流のオーケストラが常駐!】


 ごめん、 少し冒頭が切れた





幼女「ありがとぉぉwwwwおねえちゃんたちwwwww」

母親「どうも、助かりました」ペコリ

京太郎「いえ、見つかってよかったです」

透華「もう迷子になっちゃダメですのよ」

幼女「うぇーいwwwww」


京太郎「ふぅ、これで安心だ」

透華「……」

京太郎「龍門渕さん?」

透華「あ、いえ。ぼーっとしてごめんなさい」

京太郎「どうしたんですか? あの子に何か?」

透華「……少し、衣とダブってしまって」

京太郎「天江さん、ですか?」

透華「ええ。アナタは知らないかもしれませんが……」



オーケストラ「「「「「……」」」」」ゾロゾロ



BGM ~悲しみのメロディ~



透華「衣には、両親がいませんの……」

京太郎「え?」


指揮者「もっと! もっとだ! 虹だ! 虹を出してくれ!」


透華「それで、衣は――」

京太郎「そんなことが……」

 
 ああもう! 今度はケツが切れた!!




幼女「ありがとぉぉwwwwおねえちゃんたちwwwww」

母親「どうも、助かりました」ペコリ

京太郎「いえ、見つかってよかったです」

透華「もう迷子になっちゃダメですのよ」

幼女「うぇーいwwwww」


京太郎「ふぅ、これで安心だ」

透華「……」

京太郎「龍門渕さん?」

透華「あ、いえ。ぼーっとしてごめんなさい」

京太郎「どうしたんですか? あの子に何か?」

透華「……少し、衣とダブってしまって」

京太郎「天江さん、ですか?」

透華「ええ。アナタは知らないかもしれませんが……」



オーケストラ「「「「「……」」」」」ゾロゾロ



BGM ~悲しみのメロディ~



透華「衣には、両親がいませんの……」

京太郎「え?」


指揮者「もっと! もっとだ! 虹だ! 虹を出してくれ!」


透華「それで、衣は――」

京太郎「そんなことが……」

透華「……湿っぽい話でしたわね」

京太郎「いえ。聞けて嬉しいです」

透華「……ありがとう」クスッ


【龍門渕透華の華麗なるプラン8 二人のデートを彩る一流のオーケストラが常駐!】




京太郎「一通り見て回りましたね」

透華「ええ。それでは、そろそろビーチに」

京太郎「よし! 泳ぐぞー!」

透華「まずは水着ですわね」

 テクテク

一「げっろ」

智紀「バトンタッチ」

一「結構辛いよー」

智紀「ゲームで慣れてる」

一「あ、そう」


 ビーチ

京太郎「うわぁ、この海パンの素材凄くいいな。ちょっと高いだけあるなぁ」


※京太郎の海パン 一流のデザイナーによるオーダーメイドで一品物 価格3980万円


京太郎「四千円の海パンなんて初めてだ。いつも安物だし」

 わいわいきゃっきゃ

京太郎「それにしても……うーん。ビーチギャルが眩しい」ホクホク

 トントン

京太郎「ん?」クルッ

透華「あ、あの……」モジモジ

            ,.-‐|:ト/ ノt//!j _{ゝ
           /  ヘソ } ¨ ニソ `ii‐

          /  tyイ  ノ _∠| ,,, ,,, ,,ii、
         / /ifアtュイ≠リf@}.@}@}ヘ|
       /-‐ ´  fトムリ::::::ゝニノ水 ゝソ:::ヽ
.      /´    /∨::、::::::::::::〈/三|」::::::::::ノ
     /     /\: ハ:::::>―┴≠┴ 、/ i
.    ゝ-―‐<: \ ` ‐V            }   ',
            `‐-\ ∧        ハ  ',
                  i      :   i .',  ',
                ノ     i::.  i   ',  ',
                   /      :j::.  〈   ヽ 丶
            _rtk       :'::::.  .   \ \
           /{ゝW\:.    :::  .:_i     ヽ  ヽ.
          fニニゝ{@}Z三ミ、_ .ィ彡ヘ _    丶
          Lィfヨ|l~^ヘ:゚゚゚===o。イ/: : :i: :\    `ー、
        (⌒: { || ||: : : :ヽ: : 、_ノゝ/: : : :i: : :く
       (⌒:、l ||: ll: : : : :ヽ_ノ:::/ゝん、 V: ノ

       んん_l、|l_ハハん-‐ヘz'′     `i´
          ヘ 8  8    ヽ       |
           ヘ8  8     ',       l

透華(髪型アップサイド)「ど、どう……ですの?」モジモジ

京太郎「(い、意外に大きい)」ゴクリ

【龍門渕透華の華麗なるプラン9 パッドは基本】


京太郎「……」ポー

透華「だ、ダメ……でしたの?」ウルッ

京太郎「あ、いえっ! その! あまりに綺麗なので見蕩れちゃって!!」

透華「えっ」ドキッ

京太郎「水着も可愛いんですけど、それ以上に……龍門渕さんが、綺麗で」ポリポリ

透華「……ふふっ、嬉しいですわ」ギュッ

京太郎「わっ!? 腕を!?」

透華「さぁ、泳ぎますわよ!」グイグイ

京太郎「はいっ!」

智紀「あっ、二人とも――」

京太郎「わっ! 波だ! すげぇ!」ジャブジャブ

透華「きゃっ! 水をかけないでくださいまし」

京太郎「あははっ!」


 ザプーン ザプーン

智紀「……」
                                                    ,、,、
                                                ,、 ///.〉
                                               ノノ//,',ハ

              , -=ニ -‐: : :.,>‐ァ←ーミ、__,...ノ ` フ´: : : : ´: /       i. ヾ¨ ' /
           ,.イ>'"フ´: : : : /  /     マ,..:ニ._   {: : : : : : :./        .〉   ,.'
         ,ィf '´  /: : : : : :..{;;;:::  i:::..  ,  '彡-‐'T7、 `'ー、: /         / `7´
        ,ィf '´   / : : : : : : /乂_ ノ:::::: ' /...   /  i    ∨       ./  /
      〃   //フ: : : ;/ / /   /、::::::::..  ,′ ,ノ    ∨     , '  /
     〃   // / >''´ ,.イ´./ , ' /  .`:::、::._ , イ/ヽ.   \   /   /
     {!    レ' / / ,.イ   ./;: ' /      `T,才´: : : :..ヽ   \/    /
           / ,イ     レ'´      , < : : : : : : : : : iヽ   `   /

         // /             /: : : : : : : : : : : : :. i  ヽ    /
         //   |               /: : : : : : : : : : : : : : : i   ` 、/
  ,..-一'T゙´/    j      _,,.. -‐''"V: : : : : : : : : : : : : : : :.i

  .i    ソ´       /   ,.-‐''"        ,!: : : : : : : : : ′: : : : :,!
  」 ,-‐7゙       {__/          ,:': : : : : : : : /: : : : : : : i
 ヾtつフ      ,  '           ,.': : : : : : : : ,イ: : : : : : :..i
   ,.'    , '             イ: : : : : : : ://: : : : : ノソ
  ./   , '             イ: : : : : : : :/ ノ: : :.:./ ´
 ../  /            , <: : : __>'´  フ:.:/
 / ./          , <    ̄      <_/



智紀「結構頑張ったのに」ショボーン

純「あるある」



京太郎「あー、気持ちいいなぁ」プカプカ

透華「そうですわねー」ポヘー

京太郎「っと、結構泳ぎましたし。少し休憩しましょうか」ザブッ

透華「ええ」ザプン

京太郎「じゃあ……どこか売店で飲み物でも」


 コソコソ

一「(さて、そろそろかな?)」

京太郎「何飲みます?」

透華「そうですわね」ウーン

 ザッ

?「ひゅーひゅー、お熱いねぇお二人さん!!」

??「イチャつくなら、混ぜてくれますか?」

京太郎「え!?」

透華「!?」

一「(キター! こういうのに欠かせないチンピライベント!!)」

智紀「(これの監修は私。だから、クオリティは高い)」ニヤリ



水着ギャルH「自分、完璧な水着ギャルだぞ!!」

水着ギャルT「まこと、よい顔立ちのお方。どうです? 私と一夏のあばんちゅーるを」


京太郎「え? 俺っすか?(うわぁ、めちゃくちゃ美人じゃん!)」

透華「」


一「(ええええええええええええっ!?  なんで須賀ぁぁぁあ!?)」

智紀「女の方が絡まれるなんてありきたり過ぎ」


【龍門渕透華の華麗なるプラン10 ヒロインはあくまで京太郎】


水着ギャルH「ねーねー、にぃにって呼んでいいー?」

水着ギャルT「らぁめんを食べに参りましょう」

京太郎「え、ちょっ、えぇ!?」

透華「……」プルプル


16×4「あの二人何をやってるのかしら?」

水着ギャルM「お仕事なの」

8ほど足りなくないですかね


>>740
 72言ってるんですかねぇ
 18×4だということは突っ込んではいけない

 もう、64ってことでいいんじゃない?


京太郎「あー、気持ちいいなぁ」プカプカ

透華「そうですわねー」ポヘー

京太郎「っと、結構泳ぎましたし。少し休憩しましょうか」ザブッ

透華「ええ」ザプン

京太郎「じゃあ……どこか売店で飲み物でも」


 コソコソ

一「(さて、そろそろかな?)」

京太郎「何飲みます?」

透華「そうですわね」ウーン

 ザッ

?「ひゅーひゅー、お熱いねぇお二人さん!!」

??「イチャつくなら、混ぜてくれますか?」

京太郎「え!?」

透華「!?」

一「(キター! こういうのに欠かせないチンピライベント!!)」

智紀「(これの監修は私。だから、クオリティは高い)」ニヤリ



水着ギャルH「自分、完璧な水着ギャルだぞ!!」

水着ギャルT「まこと、よい顔立ちのお方。どうです? 私と一夏のあばんちゅーるを」


京太郎「え? 俺っすか?(うわぁ、めちゃくちゃ美人じゃん!)」

透華「」


一「(ええええええええええええっ!?  なんで須賀ぁぁぁあ!?)」

智紀「女の方が絡まれるなんてありきたり過ぎ」


【龍門渕透華の華麗なるプラン10 ヒロインはあくまで京太郎】


水着ギャルH「ねーねー、にぃにって呼んでいいー?」

水着ギャルT「らぁめんを食べに参りましょう」

京太郎「え、ちょっ、えぇ!?」

透華「……」プルプル


18×4「あの二人何をやってるのかしら?」

水着ギャルM「お仕事なの」

 
 さらに修正

京太郎「あー、気持ちいいなぁ」プカプカ

透華「そうですわねー」ポヘー

京太郎「っと、結構泳ぎましたし。少し休憩しましょうか」ザブッ

透華「ええ」ザプン

京太郎「じゃあ……どこか売店で飲み物でも」


 コソコソ

一「(さて、そろそろかな?)」

京太郎「何飲みます?」

透華「そうですわね」ウーン

 ザッ

?「ひゅーひゅー、お熱いねぇお二人さん!!」

??「イチャつくなら、混ぜてくれますか?」

京太郎「え!?」

透華「!?」

一「(キター! こういうのに欠かせないチンピライベント!!)」

智紀「(これの監修は私。だから、クオリティは高い)」ニヤリ



水着ギャルH「自分、完璧な水着ギャルだぞ!!」

水着ギャルT「まこと、よい顔立ちのお方。どうです? 私と一夏のあばんちゅーるを」


京太郎「え? 俺っすか?(うわぁ、めちゃくちゃ美人じゃん!)」

透華「」


一「(ええええええええええええっ!?  なんで須賀ぁぁぁあ!?)」

智紀「女の方が絡まれるなんてありきたり過ぎ」


【龍門渕透華の華麗なるプラン10 ヒロインはあくまで京太郎】


水着ギャルH「ねーねー、にぃにって呼んでいいー?」

水着ギャルT「らぁめんを食べに参りましょう」

京太郎「え、ちょっ、えぇ!?」

透華「……」プルプル


18×4「あの二人72をやってるのかしら?」

水着ギャルM「お仕事なの」




水着ギャルH「そんなパッド女は置いてさー! って、自分はパッドじゃないぞ!」ウガー

水着ギャルT「月に参りましょう! さぁ!」

 グイグイ

透華「あ、アナタたち……」ブルブル

京太郎「ま、待ってください!!」

水着ギャルH「ほら、いいじゃん! 行こう!」

京太郎「で、でも」


通りすがりの海賊王「うるせぇ! 行こう!!!」


 ド ン ッ 


京太郎「あ、行かなきゃ……」フラフラ


一「(ああああ!! 洗脳されちゃったぁぁ!?)」

智紀「ありったけの~♪」


水着ギャルT「なぜ海賊王が……」

水着ギャルH「多分、自分が主題歌をカバーしたからだぞ」

京太郎「俺は海賊に、万能薬に……」

水着ギャルH「未来だけ信じてる~♪」

水着ギャルT「このまま撤退です!」ギュッ

京太郎「あ、柔らかい」

透華「」

 プッツン


透華「い、い、いい加減にしなさいっ!!!!!!!」クワッ

水着ギャルs「「!!」」ビクッ

透華「こ、この人は私のモノですのよ!!! 譲りませんわ!」ガシッ

京太郎「と、透華さん……」ドキン


透華「そりゃあ、私はパッドですわよ!! でもパッドの72が悪いんですの!?」スポッ

水着ギャルH「」

透華「好きな男の人の前で、自分をよく見せようとして!! 何がいけないんですの!?」ブンッ

水着ギャルT「」ベチャッ


一「(パッドを抜いて投げつけたァァァ!?)」ガビーン


透華「こ、この人は私が、わたくしが……う、うぅっ……うわぁぁぁんっ!」ビエーン

水着ギャルH「(あ、これやばい)」サァー

透華「と、取らないで……ひっく、だって、私、初めて……」ゴシゴシ

京太郎「……ごめんなさい、透華さん」ポン

透華「うぇっ?」

京太郎「俺が、ハッキリしないばかりに……すみません」

透華「う、うぅ……」ツンツンツン


智紀「(怒るに怒れなくてお腹を突く透華が可愛い)」ホクホク

純「写真に撮ろうぜ」パシャッ


京太郎「悪いけど、俺はこの人と遊ぶよ。大事な人なんだ」キリッ

水着ギャルH「う、うん。ごめんなー」

水着ギャルT「申し訳ありません。水を差したようですね」

 ソソクサー

透華「うぅ……」ツンツンツン

京太郎「……透華さん」

透華「あっ、名前で……?」ドキッ

京太郎「嫌、でしたか?」

透華「……もう」ダキッ

京太郎「!」

透華「嫌なわけ――ありませんわ」グッ

京太郎「……はい」

セレブデートには請求書がつきものだが…



 ビーチ脇にありそうな、なんか星を見るのに適してそうなベンチ


京太郎「……」

 ジャリッ

京太郎「あ、透華さん。着替えてきたんですね」

透華「ええ。胸のところが、その」モジモジ

京太郎「あはは、スカスカになっちゃいました?」

透華「……」ポカッ

京太郎「す、すみません」

透華「隣、座っても?」

京太郎「はい。どうぞ」

透華「……もうじき、日が沈みますわね」

京太郎「ええ。水平線に夕陽が煌めいて、綺麗ですよ」

透華「綺麗……」

京太郎「……」

 潮風に揺れる髪を流しながら、夕陽を見つめる透華さん
 その顔は、俺なんかじゃ手の届かない程の――美しさを持っていて

 俺は身の程知らずにも、その柔らかな芸術品に

京太郎「透華さん」スッ

透華「ひゃっ」

 そっと触れた

透華「……んっ、くすぐったいですわ」

京太郎「すみません。つい、手が」

透華「手は離さないでくださいな。そのまま――」

 俺の手が透華さんの頬を撫でる
 頬から首筋――うなじに伸びた手はやがて肩まで伸び

 俺は自然と、透華さんを抱き寄せていた

透華「……陽が、沈みきってしまいましたわ」

京太郎「……真っ暗ですね」

 灯りの無い暗闇の世界
 互いの吐く吐息と、肩ごしに伝わる心臓の鼓動だけが――俺達を包む

>>756
他人の業を背負い、借金まで背負えと?(白目



透華「いいえ、真っ暗じゃありませんわ」

京太郎「え?」

透華「ほら、空を見れば星がありますもの」

京太郎「……あぁ、本当ですね」

 夜空に輝く無数の星達
 俺は星座なんか詳しくないが、この時ばかりは知識の無い自分を呪っちまう

京太郎「カッコイイセリフの一つも言えなくて、すみません」

透華「……いいえ。言葉なんて、必要ありませんわ」ギュッ

 透華さんが俺に甘えるように、頬を擦り合わせてくる
 猫みたいだと、つい思っちまった

京太郎「透華さんって……すげーいい匂いがします」

透華「あら? アナタだっていい匂いですわ」クスクス

京太郎「匂いのこと言われるのって恥ずかしいんですね」モジモジ

透華「女性の気持ちが分かりまして?」フフフ

京太郎「……あの、透華さん」

透華「はい」

京太郎「今日は……ありがとうございました」

透華「?」

京太郎「俺、これまで色んなことがあって――辛くて、でも、俺が弱音を吐いちゃいけないから」

透華「……」

京太郎「だから、透華さんが俺に怒ってくれたことが凄く嬉しくて。嫌いだって、言ってくれたことも」ギュッ

透華「そう、ですの」

京太郎「俺の、勘違いだったら――すみません。でも、言わないといけない」

透華「いや」

京太郎「もし、透華さんが……奇跡的な低確率なことだけど」

透華「やめて」

京太郎「俺のことを、好きになってくれていたとしても」

透華「聞きたく、ない」


京太郎「俺は――その気持ちには、答えられません」ポロッポロポロッ


透華「いやぁぁぁっ! どうして!? 私は、こんなにも、こんなにもアナタを!」ギュッ



京太郎「俺には、守るモノがあるから」

透華「そんなもの! 私と二人で!」

京太郎「ごめんなさい。これは、俺とあいつらの問題なんです」

透華「っ」ズキッ

京太郎「だから、龍門渕さんの気持ちは嬉しいけど――今の俺は」

透華「……ます、わ」ブルブル

京太郎「え?」

           _, -‐ ´ iY´ ̄/i  `ー-、____
          i´    ∧i //|     `i--、ヽ
           |.      ト、 | |//|.      iヽ ヽi
            |   ||`ヽY'"´!       i i  ゙
          i .     |.|  /   ゙、、     ゙、 |
           /   ―┼-┤  ー-|A--、  ヾ
        /    __!_ ゙、   _リ__ヽ_    \
       /     `メ2:iヾ  \ "´2:::i>ー'     丶
      / /      / :::::::::::::;::::::):::::::  /i    ヽ |
    // i     /゙、   ::::::::::::::::::   /イ     !ソ
    |.|.  ト、   i |  >、  -―-  ,.ィ´!ノ    人
    ヾ ノ \  \ /r」ー-  イ、,.! /     /i  `ー-‐'
ヾ 、___/ __/_).   i-'´ \  /  Y    /__   `)
  >--‐ / 、 /   ,.イ    ,ヘ^ノi   |   /   /ヽ(
. ( /i   | /   /  ゙、  / ,艾 ゙、.  >、 (  //   | 丶、__,ノ
 ゙、Y  i||   ,.ヘ     V  / | i.|. V  \ \     / 、 `ヽ

透華「私は、いつになっても――アナタのことを、ずっと」プルプル

京太郎「……それが、何十年先でも?」

透華「何十年だって、何百年だろうと……待ちます、わ」グスッ

京太郎「それに、仮に俺がみんなを戻せても……透華さんを選ぶとは」

透華「あら? わ、私を誰だと思って、ますの?」スック

京太郎「え?」

透華「泣く子も黙る龍門渕透華! アナタ如き、私に夢中にさせるのは簡単でしてよ!」ニッ

京太郎「……透華さん」

透華「おーっほっほっほ! 覚悟するんですのね! 私のアタックはしつこいですわよ!」

京太郎「……」グスッ

透華「だから、だから――その頑張る為の力を」スッ

京太郎「えっ――」グイッ

透華「私に、ください」

 俺の頬に添えられた両手
 目の前には涙目の透華さんの顔が迫っていて――

 そして、気がついた時には


透華「んっ」


 柔らかな感触が……俺の頭の中を駆け巡っていた


京太郎「透華、さん……」

透華「これで百年は余裕ですわ!」クスッ

京太郎「……」

透華「そんな顔はダメでしてよ。これは私が勝手に選んだ道ですもの」

京太郎「すみません」

透華「ほら、いいムードが台無しですわ。もうすぐフィナーレだというのに」

京太郎「フィナーレ?」

 透華さんが空を指差す
 そこには綺麗な星空だけが広がっている
 
 と、その時だった


一「行ったれやぁぁ!」

純「ドカンと一発!!」

智紀「やってみよう!」


 ヒュゥーン  ドンッ

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   二二 - * - 二二                     二二 - * - 二二
   三二二二二二三                       三二二二二二三
     =二二二=                          =二二二=
          =二二                    二二=
             ─≡二              二≡─
                ─==─        ─==─
                     ─===─


京太郎「花火……」

透華「ふふっ、祝勝の花火にならなかったのは、残念ですわ」

京太郎「透華さん……」

透華「さぁ、主役が沈んだままではダメでしてよ!」グイッ

京太郎「はい!」


純「おーい! こっちこっちー!」

一「アイドル達がライブやってくれるってさー!」

智紀「このために来た」パシャパシャ


京太郎「あははっ!」

………鹿児島(ボソッ


 
 
京太郎「(俺達は、花火に似ている)」


 昇り、輝いて――そして必ず最後には散り散りになって離れてゆく

透華「ステージに上がりますわよ!」

 なら、せめて――その時が来ても

一「よっ! 待ってました!」

 俺は――ううん、俺達は花火のように消えることなく

透華「今日の主役は!」ニッ

京太郎「俺達だ!!」ニッ

 輝いていよう、いつまでも


                   l´    ,'::\ヽ∨//_ ヘ:l:.   ',

                   l     !| ̄  ̄/' ´     ',ト::    ',
.                    ,'   Ⅵ    /'        l!∨   ',
                  /   :,'_!|__.{(   _≦千‐<へヽ

.                 //レ//「 ',l -- ´ \   ‐‐ /  ',iヽヘ`ト、
                 //ノヘ // -ヽ_‐   |  , ====ミ  !|:: :: `\
               //  :::i! ! '´ ̄ ̄`  /      ` jレi::: :::.  ', \
.              ///   :::|ヘ.',        '        /!´ !::::   ∧ `',
              // {    ::::|  ト     ー-....‐:::丶l    ,'  }:::   ノ  i!
.             l ! ヽ   :::\.ヘ    ',::::::::::::::::,'     -'/:::  /ヘ. j!
              ヾ / \   ::ヽ人    ヽ:::::; -'-‐っ /「/:::  :::   ∧
.              ∨  ::\  ∨!>   . /, ィ≦ イ  /:  ∧::    ヘ
              /   ::/ ヽ :∨::_レ ´ ヽ _.,ィl }┤ ::|:::  / ∨    \
.             /    /   !_ |/  \  ヽ'‐ヘ」つ、:!:: :{  ::\    :::\
              /  --‐‐ フ::::::ヽ       /´__   l  ├──-ヽ _  ::\
.           / / \ イ::::::::::::::::::::ト  r‐‐   {/ /   ヽ::: \     |  `.i \ ト、
.           /  !  イ⌒ヽ:::::::::::::::::∧ヽ    __ 、イト 、   / \ ヽ   l      \ \
        / /` 彡'      ∨:::::::::::::::∧ク ̄ // .!', `ヾ /、    Y: i   !   |、   \ \
.     / /イ           ∨:::::::::::::イ.  /イ  | ヘ   `i }   ノj/ i  ,'   ,┐、    ヽ
  ___./_/´            ∨::/ ヾ//i !.  !|ヽ\ /,'   / :::i /   ' ::| \   ∧ 、ヽ

 
京太郎「(ありがとうございます、透華さん――)」


 あの眩しい、笑顔を守る為に




【第八章 ラブイズマネー! 恋するお嬢様】

 
  カンッ


京ちゃん、もうゴールしよう!


まともな方でしたね(合計金額から目を背けながら


 透華様可愛い 
 透華編は完全に趣味が出ました、サーセン




 九章の予告ちょっとまって
 今ネタ探しと、やるキャラを決めてるのでー

ネタ提供
http://howcollect.jp/m/article/4314

絶対タコスと和ってエンッ!のコピペやってる


>>796
 京太郎がまたダメージを……
 いずれやります

>>798
 エンッは別のキャラでやる予定やったね
 まぁ、別に小ネタやしええんやけど


 さて、たまには京太郎にもストレス解消をやってほしいということで
 新たなネタを仕入れてきましたよー

 後はキャラだけですね
 アホの子っぽくて、ポジティブで、ドMっぽいキャラと言えば誰でしょう


 たくさんのネタ提供アリシャス!
 ですが、個人的にしっくりくるキャラ見つけちゃったので今回はこちらで決めちゃいました

 今名前が上がった人はいずれ必ずやるので、お待ちください

あわあわかな?



 九章予告 思い込みメール 彼女気取りのネキ


洋榎「ふんふ~ん!」カチカチ

絹恵「あれ? おねえちゃん何やってん?」

洋榎「んん~? 知りたいんか~?」ニヤニヤ

恭子「なんや気持ちわるいな」

漫「何かええことでもあったんですか?」

洋榎「うちの彼氏とメールしとるだけやで~」ドヤッ

絹恵「は?」

由子「冗談キツイのよー」

洋榎「ホンマやって! ほら!」パカッ

絹恵「どれどれ」

恭子「メールチェックや」


【送信メール】

おはようさんさんころり~
今朝も京太郎の夢を見たで!

白いパンツだった
京ちゃんは肌もパンツも白いんやなwww


【返事】

毎朝ご苦労様です
死んでください


絹恵「」

恭子「」

由子「」

漫「」

               _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶、: : : : : `丶、

            ,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : : \
           / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :
           /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : :
.         , : ://.: : : : :/ / : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : \: :\: :
        // ': : : : : : :/ /|: : : : : : : : : : : : : :∧ : _|: : : : : : : ‘,ヽ: :|: :
.       | |: / : : : : : : /ト:,| |.:| : : : : : : : : /|厶イ´∧ : : : : : : : ', } ノ\
      八∨: : : : : : :.:| ∨\|\: : : :.:.//   |:/ ‘,: : : : : |.:|ノ___:
      /| /|: :∧: :/|_,,x=== \/     =====x,__|: : : : :.∧|: / \
.      /:.:八l:<  > |⌒゙|/ l/|         |/ l//l⌒|: : :./\|/,,_
     { く ̄ ∧ ∨:(\、 |/ l/|         |/ l//| ,厶:イ\: : :ヽ  ̄ノ
.     \_>|: :/'TT:/  .乂_ソ          乂__ン / : :|  ,): /
         ,>ヽ|:.:〈      ┬ ^ー‐<      ,厶=ニ ̄⌒
       /     |: : l\       、__ノ_,. -‐ ´    \


洋榎「もうwwww素直やあらへんなぁwwwww」カチカチ


 つ づ く



 ということで次回は愛宕ネキ編
 ドM要素じゃなくて、完全にポジティブで選びました

 Mキャラを期待した人はごめんね><

京ちゃん……(ホロリ


 仮眠してたらもうこんな時間……私かわいそーなコ★
 アッファ~ン!! やるよ! やるよ言うたのに!

 アッファ~~~~ッ!!



 やりますよー

覚悟完了!



 九章 思い込みメール 彼女気取りのネキ


洋榎「ふっふ~ん♪」

恭子「……なぁ、それマジなん?」

洋榎「? 何がや?」

絹恵「だから、その……清澄の須賀と付き合ってるって」

漫「……?」

由子「どうなのよー?」

洋榎「当たり前やん! うちと京太郎は相思相愛やで!」

恭子「せやかて、メールの内容がこれじゃあなぁ」


【送信メール】

おはようさんさんころり~
今朝も京太郎の夢を見たで!

白いパンツだった
京ちゃんは肌もパンツも白いんやなwww


【返事】

毎朝ご苦労様です
死んでください


恭子「完璧に嫌われてるやん」

洋榎「はぁ? 分かっとらんなぁ……これやから処女は」

恭子「」

絹恵「え、えええ?! おねえちゃんもう須賀とヤったん?!」

由子「進んでるのよー」

洋榎「アホ、ヤっとるわけないやん」

恭子「やっとらんのかい!」

漫「漫才みたいになってきましたね」

由子「ついてけないのよー」

洋榎「分かった! そない言うならうちと京太郎のラブラブメールの力を見せたるわ!」デーン

絹恵「ラブラブメールって」

洋榎「うちと京太郎の愛の証! しかと見ときや!」パカッ

恭子「……はぁ」

絹恵「覚悟しましょう」

恭子「そやな」


洋榎「じゃあ行くでー! 行くでー!!」クワッ



洋榎「じゃあまずはコレや!」

恭子「どれどれ……」


【送信】

今日は京ちゃんのお店の前を通ったで!
働いてる京ちゃんはとってもかわいかったなぁ~!


【返事】
アレは染谷先輩の店で、俺は手伝っていただけです
ストーカーするくらいなら売上に貢献してくださいね


恭子「ストーカー言われとるやん!」ガビーン

絹恵「って、え!? 長野までい行ったん!?」

洋榎「ついさっきまでやけど?」

由子「あ、今日の外せない用事って……」

漫「長野に行くことやったんですか?」

恭子「休日集まろうって約束! 一週間前からしてたやろ!」

洋榎「京太郎とイチャつくのは生まれた時からの予定や!!!!」ダンッ

恭子「ひっ」ビクッ

絹恵「……ま、まぁ。次、見よか」

漫「そうですね」



 その頃 愛宕家



雅枝「まーた、うちのへそくりが減ってるなぁ」

おとん「え?」

雅枝「アンタ、抜いたりしとらん?」

おとん「してへんよ」

雅枝「ふーん? あの子らが盗ってるとも思えへんし……」

おとん「……」



洋榎「これなんか、京ちゃんの可愛さ抜群やで」

恭子「またそないなこと言うて……」


【送信】

今日はハンバーグを作ったで
ちょっと生肉をこねる感触思い出してみるんや

あれ~~~? 興奮しちゃったとちゃうんwwwwwww?



【返事】

全然意味がわからないですし
ホンマ説明もいらないんで


恭子「純粋にうっざ!」

絹恵「あぁ、ハンバーグ作った日か」

由子「次の日おすそ分けもらったのよー」

漫「そないなこと言うてはりましたね」

洋榎「京ちゃんにも食べさせたかったわwwww」

恭子「で? これのどこが、須賀の可愛いとこやねん?」

洋榎「はぁ? これだから処女はアカンわ」

恭子「……」ビキビキビキ

洋榎「見てみぃ、ここ! 京ちゃんがホンマ言うてるやろ?」

漫「あぁ、本当だ」

由子「……え?」

洋榎「これもう、うちに孕ませセックスしたいってこととちゃうんか!?」キャー

                 /: : : : : : : /:_ノi: : : : : ;\: : : : \:\
                 /: : : : : : : : ://  i: : : : : l.: :ヽ: : : : :i : :|
               /: : : : : : : : ://    ヽ、: : : マ、:`、: : : :i : :!
            /: : : : : : : : ://        \゙ヘ_少、:〉: : :i : :|
                `丶、: : : : : /‐‐-- u    ‐´    ヤ:!: : i : :|
                   / : : : : !  __丶_    ´γー寸 ! : :| : :|
                  ヽ、: : : | /γ-ミ      イ   !冫: : ! : :|
                   | : : :!. i l  |     弋_ノ 〉: : :! : :|
                    ! : : ト、弋.ノ          i: : :/ : : |
                      !.: : i.:ヽ      ′    U |: ':/ : : : |
                      !: : : : 〉     __    , '!: : !.: : : : |
                       ! i : : : l:≧..-. . 二 / | i:.!: ! : : : : |
                   i ヤ: : :.!: : |!匕_|  _ - ´|!: :! : : : : i
                    ヽヽ_〉-/  〉_〈     仆:ヽ: : :/
                     _>-γ′  /  マ   冫-- ′`ヽ、
                    ./   l   ハ._/\_/          \
                   /./    `フヤ'´/| `丶          ,'    ヽ
                   / !     /  /.! |!   `、       /   〉 `、
                  ,'. l .!     \_/ .| |丶_冫     .〈    /   \
               /  ヽ.!          !  i         |  ./       \
                  /    |        |   !         | /        ヽ
                 /.     |        `   l         !/          /
               \_    |                   |       /
                   | `丶- |                   | _ _ - ‐ イ

恭子「ねぇよ」

訳が分からんぞ……(驚愕



洋榎「んで次がやなー」

絹恵「流石の鋼メンタルや」

漫「ちょっと見習いたいかも」

由子「絶対ダメなのよー」


【送信】

京ちゃんのためにラブレター書いたんや!
ポストに入れといたから見るんやで!


【返事】
意外に字も綺麗ですね


恭子「郵送やないんかい!」

洋榎「直接届けた方が愛が深くなるやろ!!」

絹恵「何その理論」

由子「須賀君が内容に触れてないのが怖いのよー」

漫「でも一応褒めてくれてますし」

洋榎「それだけやないで! よう見ぃや!」

恭子「?」

洋榎「字も綺麗ですね、ってあるやろ!」

絹恵「それがなんなん?」

洋榎「アホ! 字 も ! もってことは、うち自身が綺麗やってことや!」ドヤァ

漫「まぁ、そうなる……ですかね」

洋榎「これは毎晩うちの寝顔を見て、癒されたいっちゅうこととちゃうんか!!!」キャァァァ!

           , イ:  ̄: :`: ヽ、
         /: : : : : : : : : : : : \

         ,イ: : , -‐´ ̄レイ: :ト、: : :ヽ  し
.         /: : : /      `` i: : : :i   ら
      <_: : : {─-    -─ .l: : : |  ん
      ヾ; : : :l ゝ、    ゝ、  !: : : l  が
         `i:: :l | |     | |  |: : : !  な
          l: :.i `´    `´  .i: : ,イ
         i: : ヽ、  -=-   ,.イ: :;' :l
.          l: : : :.i`:.┬‐ ‐ i´:/: /: :i
         ヽ;_: _:゙:,ヘ,__/`{; : : ::ノ

         , -‐≠ヽ/Xヘ/ `ーく

         /    /イト\     ヽ
         /     `´/.| `´   . . ' ヽ
       /` 、 〉  / |     ヘ ,   ヽ
      /    /         |     ヽ、
      ヽ、   .{           l  , イ´/
.        /`ー+l          ..  l,イ´ .|´
      /   / |           ', i |   !

漫「でも、まぁ、一応筋は通っとるよーな?」

由子「まだこれだけじゃ判断出来ないのよー」




絹恵「もっとええの無いん?」

洋榎「慌てんでも、うちと京太郎の愛の証は逃げへんで」ニヤニヤ

恭子「うざっ」

洋榎「はぁー、これだから処女は」

恭子「いい加減にせなぶっ飛ばすでホンマ」ゴゴゴ

絹恵「……」


【送信】

今日ちゃん!
プロポーズされるとしたらどんな所がええの?


【返事】

ひろさんのいない所ですかね
あと、俺はプロポーズする側ですよ


洋榎「かわえええええっ!」

恭子「え? ちょ、ひろさんって!?」

洋榎「あれ~? 気付いてもうたん? 気付いてもうたんかwwwwww」ドヤァ

絹恵「ふ、ふぅーん……あだ名で呼んでもらとるんやね」

洋榎「あふぁ~~~www 恥ずかしいて死にそうやわwwww」

漫「ぶん殴ってええですか?」ニコニコ

由子「あざは残さないようにするのよー」ニコニコ

       /: : :______/ / : : : : : / /: /  |: : : : : :|ヽ: : : : :ヽ\
       /: ''7´: : ∧: : :/:/ : : : : : /  ∨ /   :|: : : : .:.: ||',: : : : :‘,\
      ,'/ /: : : : |: :\:||: : : :/   /Χ    : : : : / || ',: : : : : ‘,: :
    (:(  /: : : : : |: >┘|: : :.:/ _,,x====ミ \ ′ : //  :リ ': : : : : :.|ヽ |
     \/_: : : /: : _: :∧: : |⌒ん::::::l |    /: : /厶斗<| : : : | ト | |、
.      / ̄: : : / : / |: :|V\|  | {::::: リ  ,厶イ  宍ミ、  |: : : : :| |: |∧ヽ
     /: : : :.:.:八: 圦 |: :|:     乂_少'        ん::l|\./|: : : : :| |ノ  ': i
.    /: : : : : : : :.:\(ヽ|: :|   //////          | {:::リ  {/: : : :./l/    }ノ
   / : : : : : : : : : / \|: :|ヘ                 ヒ少 _/ : : :/ノ  _/
  /: : : : : : : : : :./ __.|: :「`,>、   l⌒    、   //// TTТヽ\
/: : : : : : : : : : :/    |: :|Y \ ., 乂    \      ||:|  ) )
: : : : : : : : : :.:〃     八::l |   \≧x._ ‐---‐'     ,.ィ: |:| /
: : : : : : : : :/{___      | |  /     \ニニ===ニ二    :|:|
: : : : : : / ̄          |  ′      ', ) /\´ ̄\:|:|
: : : : /_           ∨       ├{ { 、 }    /:/
: :/{    \         /|        | ノ }/  T   /|

洋榎「どや、正真正銘付き合いたてのカップルやろ?」ニヤニヤ

恭子「……あー、まぁ、そやな」

絹恵「でもおねえちゃんの前じゃプロポーズしないって」

洋榎「それは照れ隠しや。見てみぃ、その下。俺がひろさんにプロポーズするってことやろ?」ドヤァ

絹恵「(違うと思う)」

恭子「頭が痛くなってきたで」

今日ちゃん…?


 >>873 テイク2


絹恵「もっとええの無いん?」

洋榎「慌てんでも、うちと京太郎の愛の証は逃げへんで」ニヤニヤ

恭子「うざっ」

洋榎「はぁー、これだから処女は」

恭子「いい加減にせなぶっ飛ばすでホンマ」ゴゴゴ

絹恵「……」


【送信】

京ちゃん!
プロポーズされるとしたらどんな所がええの?


【返事】

ひろさんのいない所ですかね
あと、俺はプロポーズする側ですよ


洋榎「かわえええええっ! ほぉぉぉぉぉっ!」

恭子「え? ちょ、ひろさんって!?」

洋榎「あれ~? 気付いてもうたん? 気付いてもうたんかwwwwww」ドヤァ

絹恵「ふ、ふぅーん……あだ名で呼んでもらとるんやね」

洋榎「あふぁ~~~www 恥ずかしいて死にそうやわwwww アッファ~ンwww」

漫「ぶん殴ってええですか?」ニコニコ

由子「あざは残さないようにするのよー」ニコニコ

       /: : :______/ / : : : : : / /: /  |: : : : : :|ヽ: : : : :ヽ\
       /: ''7´: : ∧: : :/:/ : : : : : /  ∨ /   :|: : : : .:.: ||',: : : : :‘,\
      ,'/ /: : : : |: :\:||: : : :/   /Χ    : : : : / || ',: : : : : ‘,: :
    (:(  /: : : : : |: >┘|: : :.:/ _,,x====ミ \ ′ : //  :リ ': : : : : :.|ヽ |
     \/_: : : /: : _: :∧: : |⌒ん::::::l |    /: : /厶斗<| : : : | ト | |、
.      / ̄: : : / : / |: :|V\|  | {::::: リ  ,厶イ  宍ミ、  |: : : : :| |: |∧ヽ
     /: : : :.:.:八: 圦 |: :|:     乂_少'        ん::l|\./|: : : : :| |ノ  ': i
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  /: : : : : : : : : :./ __.|: :「`,>、   l⌒    、   //// TTТヽ\
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: :/{    \         /|        | ノ }/  T   /|

洋榎「どや、正真正銘付き合いたてのカップルやろ?」ニヤニヤ

恭子「……あー、まぁ、そやな」

絹恵「でもおねえちゃんの前じゃプロポーズしないって」

洋榎「それは照れ隠しや。見てみぃ、その下。俺がひろさんにプロポーズするってことやろ?」ドヤァ

絹恵「(違うと思う)」

恭子「頭が痛くなってきたで」

由子「脳内お花畑なのよー」




恭子「そもそも、どうして須賀はアドレスを教えてくれたん?」

洋榎「ん? 最初は電話しまくってたんやけど、そしたらアドレス教えてくれたんや」

絹恵「(一時期ずっと家電を占領してた時があったけど……アレか)」ドンビキ


漫「他にはどないなのがあるんです?」

洋榎「そやなぁ。これなんてどや?」


【送信】
京ちゃんの写真を待受画面にしたで!
用もなく携帯見ちゃって困るわぁ~wwwww



【返事】
いつ撮ったんですか?!
死んでください



洋榎「照wwwwれwwww隠wwwwwしwwwwww」ニヤニヤ

絹恵「幸せやなおねえちゃん」

恭子「世界中の人間全員がアホなら戦争起こらへんと思う」

漫「他にはどないなメール送っとるんやろ」チラッ



【送信】
いまトイレからメールしてるでwww
京ちゃんはトイレに入るとどのくらい時間かかるん?


【返事】
なし


漫「(アカン)」

恭子「犯罪者やないか!」

洋榎「なんで? 可愛い女の子トイレやなんて興奮するやろ?」

絹恵「須賀は変態や無いで」

洋榎「何言うとるんや。男は狼なのよ、気をつけなさいって知らへんのかいな?」

 コソコソ

郁乃「(懐かしいわ~)」チラチラ

恭子「全然隠れてませんから、とっとと出て行ってください」

郁乃「あ~ん~! 意地悪やな~!」プンプン




郁乃「面白そうな話しとるね~! 混ぜて混ぜて~!」

恭子「つまらん話なんで、帰ってもろてもええですよ」

郁乃「す~え~は~ら~ちゃ~ん~?」ニコッ

恭子「……どうぞ」

郁乃「ありがとな~」ニコニコ

洋榎「代行にもうちの秘密の彼氏が知られる時がきたようやな」ドヤッ

絹恵「その顔いちいちやめて。腹立つわ」

由子「いいから次のを見るのよー」


【送信】

ただいま
今日も一日中京ちゃんのこと考えてたで!
あ、今ちょっと嬉しいと思ったやろ? どや?(笑)


【返事】

ちょーうれしーですー



                      . . : : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶、
                     / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
                   . : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.: : : : : : :\
                  / : : : :.:.:.:.:/.:.:.:/|.:.:. |.:.:.: .:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:. : :\ \

                  // :/ : :.:.:.:.:. ¬: ト|:.:./|:.:.:.: :.:.:.:|:∧_:.:.:.:.:.:. : :〈:ハ: :.
                  /: :人7 : :.:.:.:.:.:.:|:. | ノ |\ノ:.:.:.:.:.:.:ノ|/|∧:|:.:.:.:.:.:.:∨:./
                .: :/  |│ : :.:.:.: [斗予屶イ: :.:.∠斗屶ミ]:j:.:.:.:.:.:.|.:トく:\
             〈 : 〈    |人:.: :..:|:.゙厂ト{:::j│ |_/   ト{::j |刀:.:.:.:.:.:.|:.「 \:\
                \ \.  /.:>人[  ヒ..ン       ヒ.ソ 7:.:.:.:乂|/   〉.:.:〉
                 丶_\/:/(」:.:._>、::、::、    .   、::、 厶 イ\:\__/:./
                  〈:〈  /:| .:|               /|:.:.| ∧:.:.〉 /
                   :∨.:゙| .:トヘ.     ー' ー    厶|:.:.|⌒フ:.:/
                      ∨\| .:|.:.:.:\         .イ⌒]:.:.j∠ ´
                        /: :.:.:.| .:| .:.:.:.: 〕ト  ,,__.  ´    |:. |
                     /: :/ :. | .:|.:.厂'^ト _  |ー┐    :|:.リ
                 /: :/:.:.:.人_レ'゙      >匕人.    |/
                   /: :/⌒ ̄  \ ___,人___jハ \_
                     . : :/         >──=ァ}_}二\〉 ̄`丶
                 / /|/   ∧  {{  _//⌒\丶\ 、  }\
            / //.;/     ∧ 、_レ'´ノ⌒'く    \\}} ;  }
            / / /ノ       } Υ ,/ / /゙\    ト- '    ∧
         ,  /   /        ; │  ,/ / ノ│    | l  ∨  |
            {/    /        ∨ │       |    | |  ∨/∧
            / x冖トミ,_   |  │      ,/    [    ∨ |
               |<   |   `'トミ「 /     イ           | │
               [/ \__]    [__,/      Λ]             | │
                ノ     '´     / 丿            | │

洋榎「結 婚 完 了 妊 娠 不 可 避」ドヤァ

恭子「ねぇよ」

郁乃「へぇ~? 仲がええんやね~」ニコニコ
 
漫「須賀って優しいんやなぁ」シミジミ

絹恵「…………」



恭子「須賀もなんで律儀に返すんやろなぁ」

由子「優しい人なのよー」

漫「人格のよさがにじみ出てますね」

郁乃「ええな~! もっと見せて~!」

洋榎「しょうがあらへんなぁwwwww」ニヤニヤ

絹恵「ええから早くしぃな」

洋榎「じゃあこれや! どやっ!」


【送信】

今日はハーフパンツ履いてたな
京ちゃんの脚を見てるとエッチな気分になっちゃうわぁ……
今晩も京ちゃんで……あかん、イってまうわ


【返事】

勝手にしてください
報告もいりません


洋榎「京ちゃんをオカズにしてええんやってwwww 公認オナニーwwww」

絹恵「(最近隣の部屋でうるさい思うたら……)」ハァ

由子「もう長野に出向いてることは突っ込まないのよー」

恭子「キリがあらへんしな。この行動力はホンマなんなんや?」

     , '"::::::::::::::: ̄`::: 、
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
  ./::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::ヘ
  ′:::::::::::i::::::::::::::!ハ::::::::::::∧

  i|:::::::::::::::|::::::::::::::!  ヤ::::::::::::∧
  |i:::::::::::::::|:::::::::::/   リ从:::::::::∧
  |::::::::::/´レ勹´    _`_キ:::::::::∧
  |:::::::::::!' ,r=‐     ⌒i|::::::::::::::\____
  |::::::::爪 ´,,       ″|::::::::::::::::::::ヽ、 `ヽ
  |::::::::::::::ゝ        .,ノ:::::::从:::::::::::::`ヽ、
  |::::::::::::::::::心 _/.)^._ イ´::::::::∧\::::::::::::::::}
..,ィ|i:::::::::::::::::::::::::/./:   |:::::::i::::::::::\ }::::::::ソ

{::::./::::::::::::::|::::::,'‐^ュ   `k |:::::::i::::::::\"´
ji:{::::广 ̄丁::j’  ´> ‐''ノ从::::::|-ミ::::::::}

  ji:ル   /::::人__,,斗宀'"  i \|ノ;:::/i
   |  彳"/::::::::/'     │  !"¨ ./
   |ゝ-弋./::::::::/__  __ _/i  / |!/|
   |:::::::::::/::::::::/:::::`´:::::::::::::|/  |::::::i|
   |:::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::|   |::::::i|

郁乃「(うちの世代に比べて~今の子は奥手なんやな~)」ジィー

恭子「なんや怖い気配がする」ゾクッ


>>郁乃「(うちの世代に比べて~今の子は奥手なんやな~)」ジィー
なん……だと……?



絹恵「もっと見せて、おねえちゃん」

洋榎「絹は欲しがりさんやな~www ええでwwww」

恭子「(テンションがうざい)」

洋榎「それで、これが次の日のメールや」

漫「さっきのメールの後で返信くれるんですか……」


【送信】

京ちゃんの
かわいさについ
一人遊び
(字余り)



【返事】
うざいです
きもちわるいから
うざいです


洋榎「五七五で返信キタでー!!!」クワッ

恭子「やっぱそれなりに須賀も楽しんでるんか、これ?」ウーン

漫「優しすぎじゃないですかね」

郁乃「洋榎ちゃんは~どこで須賀君と出会ったん~?」

絹恵「それ、聞きたいわ」

洋榎「ん~? あぁ~! あの運命の出会いやな!!」

漫「何か運命的な出会いでも?」

洋榎「当たり前やん! 全国大会の会場で、うちと須賀は運命的な出会いをやな!」

絹恵「いいから話してぇな」

洋榎「しょうがwwwあらwwwへんwwwwなぁwwww」

絹恵「草生やすな」

洋榎「」

絹恵「おとなしく話せばええんや」ゴゴゴゴ

恭子「(ど、どないしたんやろ)」ビクビク


 全国大会 会場


 テクテク

洋榎「はぁ~疲れたぁ~」コキコキ

 がやがや わいわい

洋榎「ん? 自販機が混んどるなぁ……」

 スタスタ

京太郎「あっ。すみません!」ガチャガチャ

洋榎「? なんや、ナンパか?」

京太郎「いえ、違いますよ」

洋榎「冗談や。って、なんやその量のジュース」

京太郎「実は買い出しに来たんですけど、なんだか自販機が壊れたみたいで」

洋榎「壊れた?」

京太郎「はい。もう、当たりまくって……五本のつもりが二十本に」

洋榎「なんやそれ! 自分、明日死ぬで!!」クワッ

京太郎「あはは、かもしれないっすね」クスクス

洋榎「? そないにうちの顔おもしろかったん?」

京太郎「あ、いえ。そうじゃなくて」

                     ____
               ,. ´ __    `¨¨ヽ

            ,   ̄`  /  ヽ       `ヽ
           /  _     ,:   ∨   、    :.
          / /,´      /    |    ヽ     .
       / //'  ' /  ' /   l| | :  :  ∨   :
       l// / , / ' l| | |     | | |  |   |   |
     _/ ィ / { l |__|_{ |∧   }/ ' / l  |   ∧
      ̄  {〃  Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧}
          / ,  从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | '
           / イ从 l ム        Vり ム'  ノ/}'
         ´    \∧  '        ,r ' /
               、  v   ァ    / 从/
                     \ `こ     イ  _|、
                  ` r  ´   //∧
                     /|     /////∧
                「  |   //////////> 、
              , </∧ /   {///////////////> 、
            , </////// ∨__∨//////////////////>、

京太郎「洋榎さんって、カッコイイ人のイメージがありましたから。可愛いところもあるなって」ニコッ

洋榎「っ」ドキッ


洋榎「な、なんや急に! やっぱナンパやないかい!」

京太郎「えええ!? 違いますって! 俺はただ!」

洋榎「ただ?」

京太郎「これ、おすそ分けしようかなって」ガチャガチャ

洋榎「お、おすそ分け……なんでや?」

京太郎「今、俺の当たりラッシュのせいで自販機が混んでるんですよ」

洋榎「まぁ、せやな」

京太郎「だから、試合後で疲れてる洋榎さんが自販機を使えないんじゃないかと思って」

洋榎「そういや……なんでうちのこと知ってるん?」

京太郎「あ、そっか。まだ名乗ってませんでしたね」

洋榎「?」

京太郎「俺は、清澄の一年で須賀京太郎って言います。さっきは部長がお世話になりました」ペコリン

洋榎「清澄!? 長野もんやったんか!」

京太郎「アハハ、はい。いい対局でしたよ」

洋榎「せやろ! うちのよさが分かるなんて、ええとこあるやないか!」

京太郎「そんなことないですよ。とまぁ、そういう事情でこれを」スッ

洋榎「そない言うならもろうたるわ。このレモンジーナが飲みたかったんや」

京太郎「え? あの、それはやめといた方が」

洋榎「なんで? 新発売は試すもんや!」

京太郎「いえ、それはいいんですけど。試合後に飲むものじゃ……」アセアセ

洋榎「かまへん! 飲んだらぁぁぁぁ!!」ゴキュゴキュ

京太郎「あ、あああああ!!」

. / /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
/ / / i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.\
__i /  /: : : : : : : ;ィ: :}: : : : : : : : : : :.
 i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i

=-x /// : :/   ! 「 卞}: : : : : : : : :}
::::i.   / / ==ェx、_ i/i: : : : : : : :/
:C        !::::::::::「ヾ' i: : : : :..:/
''′      |::::::::C  /イ: : :/
        ∨::::ソ i,厶イ\

          ̄`  .!: : / \\
             }: :.!   )::)
  /\        ノ|: .:| //
;,、  ̄ ̄   _,,   <  |: :.!//
    | ̄           !: :|/
    |∧           |: :|
ヽ_,/   ',__        |: :i
_/ ヘ    .i  \.    !:/
》ェ≪    |    \   /
.|| || 》__/     `ヽ

.|| |〃 ̄`ヾ      ハ

洋榎「あ」

京太郎「!」

洋榎「……う」プルプル

京太郎「だ、大丈――」

洋榎「おぶえぁぁぁぁっ!」 ブシャァァァァ

京太郎「」ビチャビチャビチャ

洋榎「……あっ」

自販機で連続で当たりが出る幸運の代わりに、このネキに出会う不幸かぁ…
今までの業から考えると釣り合わないんだよなぁ…



 ランドリー


京太郎「……すみません。俺がちゃんと止めてれば」

洋榎「……こっちこそごめんな。ちゃんとクリーニング代出すで」ショボーン

京太郎「いいんですよ。俺の不注意もありますし」

洋榎「そないなわけにはいかん! いいから電話番号教えるんや!」

京太郎「は、はいっ」ピピピ

洋榎「よし。後でちゃんとお詫びするで」

京太郎「気にしてませんよ?」

洋榎「うちが気にするんや!」

京太郎「そう、ですか。なら、お言葉に甘えます」

洋榎「? えらい素直やな」

京太郎「相手の気が済むようにしてあげるのも、優しさだと思うので」

洋榎「ふーん? えらい達観しとるなぁ」アシブラブラ

京太郎「そうですか?」

洋榎「なんていうか、まるで……複数の女にストーキング行為されたことがあるみたいやな」ドヤッ

京太郎「あ、あはは」

洋榎「嘘や嘘! そないな男、おらへんって!」

京太郎「ですよねー」トオイメ

洋榎「ま、とにかくイイ男やと思うで?」

京太郎「本当ですか? それは嬉しいです!」

洋榎「……」プラプラ

京太郎「? どうかしたんですか?」

洋榎「いや、な。清澄の部員とこうも仲良くしてええんかなって」

京太郎「嫌でした?」

洋榎「嫌ならとっくに行っとるわ。むしろ、心地ええなぁっと」

京太郎「なら、いいんじゃないですか?」

洋榎「アホ。そないに簡単や無いんや」


洋榎「うちは主将や。仲間に示しが付かんとアカン」

京太郎「示し?」

洋榎「せや。確かに普段の言動はアレやけどな……うちかて、決めるべきとこは決めてる」

京太郎「……」

洋榎「せやから、大会が終わるまでは……うちは」ギュッ

京太郎「あの、洋榎さん」

洋榎「?」

京太郎「俺も、その気持ち……分かります」

洋榎「え?」

京太郎「俺も……仲間の前じゃ、嫌なことも言えないっていうか」

洋榎「……いじめ?」

京太郎「違います。まぁ、事情は言えないんですけど……身の回りでおかしなことがあって」

洋榎「うんうん」

京太郎「それが、仲間の暴走だって知っても……俺は、みんなを傷つけたく無いから本心が言えない」

洋榎「……」

京太郎「時には嫌だって言いたい時もある。気持ち悪いって思うこともある。でも、俺は我慢しなきゃいけないから」

洋榎「……せやったか。須賀、頑張っとるんやな」

京太郎「はい。だから、洋榎さんと俺は同じなんです」

洋榎「立場に縛られる……か。その気持ち、分かるで」

京太郎「すみません。なんだか、愚痴っぽくなっちゃって」ポリポリ

洋榎「かまへん。むしろ、それを聞けて嬉しくなった」ポンポン

京太郎「洋榎さん?」

洋榎「なぁ、須賀。初めて会ったうちがいうのもなんやし……おかしな話やって思うんやけど」

京太郎「?」

洋榎「もし――須賀がよければ」

              /: : : : : : : : : : : : : : : :Λ

             ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
          ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
        〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽハ

.      / : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ヘ: ヾ

.      /: : : : : : : : : :,イ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ハ: :Λ
    ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l  ':,: : l: : : : : : ハ:.ヽ':、
.   /: : : : : : : : : ,:.、:,' l: : : : : :l: : :l   V:.l、.: : : : : :l: : ヘ':、
  ,: : :.,': : : : : : /: :./\!: : : : : l V:.',/ ',::l V: : : : : :l:V: :ヘ:.、

.  l: : /: : : : : : :,' V:l  _ V: l: : :ハ V:L_  !:.l l: :/: : : l;ハ: Λ':,
.  l: :,l: : : : : : : l  ヾ, __ ヽマ: : ヘ_ヾ、_ }:/ !:/: : : /: :/ハ: :l: ヘ
  V:.l: : : : : : :≫末宕丁 ` \:ヘ 洋宕末≪,/: :ア、/:/:.l: :!: :.ハ

.   V!ヽ: :ト、: Λ. し::::ハl        し:::::::}  /:/!: :.V Ⅵ: :': : .:ハ
    ',l 入:lヽ: ハ Vぅソ       Vぅソ イ: : :l、: :.Λ ,j:/: : : : ハ
     /: :/l: : :l:! : : :   ,      : : : :  l: : :.l V: : ヘ  }':,: : :l: :',
.    ,': :./ l: : :l l                l: : :lノ ',: : : l l: :}: : l l:.l
   ,: : :'  l: : :l ',     _   _,      -!: : l  V: : l l: ハ: :l l: l
   V: l   !: : :! ‘ 、      ̄       /,:' ': :.,′ }: :/ /:' }: l l:/
    ヾヘ l: : :l   `  、    ,  イ:/ ,: :/  // 〃 ,: / ,'
     \ l: : :l      r>‐ ´   lTヘ ,: /  /      /:,'
       V: :.',   / l }      У V:/        〃
        _入:.ハ-ァ´  ゝ、   /   /:/ Yー= -  、
    γ´   ヽ:.V      λY    〃  }       ヽ
    /       l    /  }‘,       /       / ‘,
.   /        l  /     l ‘,     /       /   ‘,

洋榎「うちと――」


>>京太郎「相手の気が済むようにしてあげるのも、優しさだと思うので」
京ちゃん……無抵抗主義はアカンで……

あと、絹ちゃんもヤバそうな気が……



 時は進んで 姫松

洋榎「まぁ、そないなことがありまして? うちと京太郎はラブラブに?」

漫「ま、まさか……」

恭子「あ、あー」

絹恵「……」ブツブツ

由子「深い事情があったのよー」

郁乃「ええやん~! 素敵やん~?」

洋榎「てへへっ! まぁ、ええからメールの続きや」

絹恵「……」


【送信】

好きだよ! 今日ちゃん大好きだよ!
今日ちゃんのウ●コなら食べれるで!!!!


【返事】
なし


漫「ええええええええええええええええええ!?」

恭子「アカンわ。あの話の後でもこれはアカンわ」

郁乃「これぐらいがデフォとちゃうん~?」

恭子「黙っててください」

郁乃「あ~ん!」


【送信】
京ちゃんがディズニーシーに行きたがってるって聞いたで!
ディズニーショップでパスポート2枚買っちゃったwwwwww
二人で行こうや!


【返事】
断ります
和に好きな人ができたそうなので、あげてください

※この時の京ちゃんは和のロケットで、勘違いをしています


洋榎「もうwwww優しいなぁwwwww譲ってあげるなんてwwww」

恭子「凄い積極性やな」

郁乃「微笑ましいわ~」

由子「でも断られる辺りがらしいのよー」




恭子「というか、単発じゃなくて続いたメールとか無いん?」

洋榎「一応あるで」

漫「(一応レベルしか無いんだ)」

洋榎「これなんか可愛いで」


【送信】

京ちゃんの小さい頃の写真が欲しいなあ
ショタ京ちゃんもかわいんやろうな
でも京ちゃんがおじさんになってもうちは大好きやで!!


【返事】

なんでそういうこと言って恥ずかしくないんですか?


【送信】

うちの京ちゃんに対する愛が本物だからや!
京ちゃんがおじあちゃんになっても変わらへん!


【返事】

そこじゃなくてですね
写真とかショタとか


洋榎「京ちゃんwwww突っ込み上手wwwww」

絹恵「死ね」

漫「!?」

恭子「ど、どないしたん?」

絹恵「え? なんもあらへんですよ」

郁乃「いい眼をしとったで~! ギンギラギンや~!」

由子「いちいち古いのよー」

洋榎「これなんかもええなぁ」


【送信】

京ちゃんはお父さん似?お母さん似?
うちらの子供は京ちゃんに似るとええな!


【返事】

子供以前にひろさんみたいな人が親になるのを想像できません
でも似るなら雅枝さんに似て欲しい


洋榎「おかんはアカンwwwww」

絹恵「おかんがタイプ……」ブツブツ


えっ絹ちゃん、どうしたの…?



郁乃「もっと色んなの見たい~!」

恭子「もう腹は括ったで」

由子「……覚悟完了なのよー」

洋榎「どんどん行くでー!」


【送信】
京ちゃんのシャツってどんな匂いがするの??
そもそも汗かくん?


【返事】
洗剤の匂いがしました


恭子「なんやこれ。普通にカップルっぽいやん」

洋榎「せやろwwwせやろwwww

絹恵「……」


【送信】

おやすみ京太郎、愛してるで


【返事】

おやすみなさいひろさん
あと、しんでください


洋榎「もうwww焦らし上手wwww」

漫「せやからポジティブ過ぎですって」

恭子「まだ覚悟が足りんようやな漫ちゃん」キュポッ

漫「あひぃー!」

 カキカキ

漫「なると巻き!」

恭子「はなまるや!」

意味は少し違うけど、血は争えないやら血は水よりも濃いやら言いますし…(震え声)


郁乃「微笑ましくて可愛ええと思うんやけどな~」

洋榎「代行は流石やな」

恭子「頭おかしいもん同士、通じるんやろうか」

郁乃「あ?」

恭子「なんでもあらへんです」


【送信】

京ちゃん今うちのこと考えてたやろ?
分かるでーふふふっ


【返事】

あれ、殺意が伝わったのかな?


洋榎「うちらはwwwwいつもwwwww以心wwww伝心wwww」

漫「二人の距離つなぐテレパシーですか?」

由子「とてもそうは思えないのよー」


【送信】

今日は後輩にもてもてだったで
あ、女やから嫉妬せんといてな?

京ちゃんはかっこええし、モテるから彼女としては心配や


【返事】

うん、すごい変な人達に好かれて困ってる


【送信】

ストーカー!?
そいつの連絡先教えてや!

【返事】
yuuki-kataoka916*****ne.jp
nodoka-karen-zero-love*****ne.jp
hisa-hisa-locker*****ne.jp
yappari-kyousaki-n1*****ne.jp
teruterulovers-kyou*****ne.jp
atago-nekineki*****ne.jp
goal-keeper-kyoukinu-n1*****ne.jp
omakaseare! yappariomochi-n1i*****ne.jp
attakai-kyouchinko*****ne.jp

※以下ずらっと数十人のアドレス


恭子「」

漫「」

由子「」

絹恵「……」

郁乃「あら~」


>>913
愛宕父、死んだ魚の様な目をしてそう……

阿知賀のメンツもストーカーなのかな?(震え声)



恭子「嘘やろ、こないにストーカーされとるんか」ガタガタ

郁乃「よっぽど男前さんなんやね~」

洋榎「うちの旦那様やからな!」ドヤッ

漫「あれ? 見覚えのあるアドレスが……」

絹恵「次や! 次!!」


【送信】

にゃーにゃー
ごろにゃー


【返事】

ねこかわいいですよね


【送信】

せや! ねこ可愛いで!!
気まぐれで気分屋さんなところがええんや!
寝てる時の目とか最高やし!
京ちゃんもねこ好きなんて嬉しいなぁwww

京ちゃんはどんなねこが好きなん?
うちはアメリカンショートヘアやな

あ、でも京ちゃんが1番好きやから!!


【返事】
なし


恭子「温度差激しすぎやろ!」

漫「うわぁ」

由子「ここまでくるともはやネタなのよー」

絹ちゃんは何となく分かってたけど、松実姉妹もかよ……
っていうか、以下数十人って……(白目



絹恵「……これは?」

洋榎「あぁ、これなぁ」

恭子「ん?」


【送信】

二度とメールしてくるなゴミクズ
うちはお前みたいなアホに興味あらへんのや!


【返事】

どうしました?
何か嫌なことでもあったんですか?



【送信】

ご、ごめん!!!
宛先間違えてもうた……


【返事】

あーもう
死んでください


恭子「イチャつくなやっ!!!!!」ドガッ

郁乃「卓に当たったらダメやで~? めっ!」

恭子「す、すみません」

漫「でもほんま、ええ感じやないですか」

由子「そう見えるのよー」

洋榎「あぁ~京ちゃんかわええなぁ~!」

絹恵「……」


洋榎「このレベルまでくると京ちゃんもうちにデレデレやでwww」

絹恵「ふーん」

漫「とてもそうは見えないというか」

洋榎「これ見てみぃや!」

【送信】

お小遣いは何に使おうかなー
なんやなんや?
京ちゃんはうちと京都にラブラブ旅行したいんか?

しょうがないなーwww


【返事】

別々に行きましょう
費用はひろさん持ちで


                                 _,. .-‐-、
          _                    /: : : : : : :ヽ
      ,. :''"´: : : : :`ヽ、          /: : : :_; : : :-:‐:-. . . ._

     /: : : : : : : : : : : : : : : : :‐-. . . .-‐ ''ン; : ''": : : : : : : : : : : : : :`:ヽ
   /: : :_; : : -‐-x: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
  /: :, '"´ , : ''"´: : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.
. //  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
 {.i  /: : : : : : : : : :_:_: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\

. |j /: : : : : : : ; ''"´   ̄  ー-‐‐7: : : : : : : /l: : : : : : : :iハ: :ヽ`/: : i : : : : : : :}`ヽ
    {: : : : : ./           //: : : : : : : / .l: : : : : : : :i .i: i/ i: : : :}: : : : : : : i : : : . 、
   i: : : :/            /:.:/: : : : : ∧7‐-=ミ:ハ : : : :.!/  j: :ハ∧.: : : : :ト,:i  ̄ `ヾ;,.
   i: : :/             /:.:/{:.i: : : :.i:i リ   i:./ _\: : :i =ニテオ=z≦!: : : : :} '!    /: :}
   ヾ: :i           /:./   i:ハ: : : |:| _,z=オ芹「  \:!  i:::;;;しイ j: : :./:V   /:/
     \__,        'イ     lj ヾ: :i:| '"i::::;;;しイ.      弋::::::ソ ,厶イ:.:ハ :i   /
              `ヾ=---' //\!ト、 弋_::_;ソ         ̄  i |: !: i i }/
                     // |: :i ∧         '_         i |: : .i i:.!
                   {:.i  .|: :!: :∧      / `ヽ    イ l: : :i //
                   ヾ\ |:.:i.:/  ` .     i__,ノ  / iリ |: ://
                           i:.:i/     ≧-  _  イ  ,/ i:/
                        i:.|      八|      ,ハ__   /
                       ';.! _,, -‐f´  \  /  i ` ‐-  _
                      , ''"    {.    ∧_∧   }       `ヽ
                        /    /.   \. _/x==x`ヾ_,ノ      i
                    //  i   ___{{__〃V \        i    \
                        /    .l. / ,、ヽヽヽヾ! i\,ノ       ./     \_
                  /      i / ゝ_/_/_/_/ー-、. \     V          ̄_`ヽ
                  ∠__      /      _,, イ ̄          〈           /::::i i
                  {::::/ `ヽ.  /     -‐‐''"  .|             }::.i      /\:::ノ ノ

洋榎「別々に合流して! 京都でイチャつきたいって書いてるやろ!!!!」

漫「ねぇよ」

恭子「!?」




恭子「しっかし、見事にこっちからしか送ってへんな」

洋榎「たまにやけど、京ちゃんから二通連続でくることもあるで」

恭子「ほんまに?」

洋榎「これとかそうやな」


【送信】

京ちゃん大好きや
京ちゃんとエッチなことしたいでー!
いっぱいセクロスしたいんや!


【返事】

どっかで男引っ掛けてください
おとこひっかけの洋榎さん



【返事】
ごめんなさい
自分で言っててなんですけど、今のギャグは無しで


洋榎「ああああもうぉぉぉぉぉぉ!! 可愛ぃぃいぃぃっ!」

絹恵「可愛い」

漫「まぁ、今のはちょっと」キュンッ

恭子「悪くは、無いかもなぁ」キュンキュン

由子「イイ」キュキュン

郁乃「つまみ食いしたくなってきたで~」ウズウズ



 ちゃらら~ん♪

洋榎「ん、なんや京ちゃんから返信や」

絹恵「え?」

恭子「いつの間にメール送ってたん?」

洋榎「ついさっきや。返すの早いなぁwww」カチカチ

【送信】

今京ちゃんとのメールを友達に見せて自慢してたんや
ラブラブだねって言われたで!


【返事】

どう読んだらラブラブなんだですか?
しんでください

あと、姫松の皆さんお疲れ様です


恭子「礼儀ええな」

漫「いい人ですよね、やっぱり」

由子「精神が強靭なのよー」

絹恵「うちのメールに変身してくれへんのにおねえちゃんには……なんでや」ブツブツブツ

洋榎「なんて返事しよかな~」

恭子「たまには引いてみたらどうなん?」

洋榎「引いてみる?」

恭子「分かった。今まで迷惑掛けてごめん……みたいなさ」

漫「ええですね」

洋榎「引いてみる、か。そやな! たまには引いてみるんのもええかも!」




洋榎「よし! 送ったで」


【送信】

またしんでくださいって言わせちゃったな
迷惑かけてごめん

もうメールはしないようにするで



洋榎「後は返信待ちやな」

恭子「待ってる間に他のメール見よか」

洋榎「ハマってきたんか恭子」ニヤリ

恭子「ち、ちがっ」カァァ

洋榎「まぁええわ。次や次」


【送信】

京ちゃんはどういう女が嫌いなんや?
あと、好きなタイプも教えてぇな


【返事】
嫌いなタイプ
関西弁でしつこくて、メールが好きな、関西弁の人

好きなタイプ
他人を想う優しさがあって、意志が強い……金髪の人



洋榎「京ちゃんwwww好きなタイプと嫌いなタイプwwww間違ってるwwww逆やwww」

恭子「もう諦めたらええんやないかな」

漫「勝算無さすぎて辛いですね」

絹恵「関西弁、嫌い……そうなんだ」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ



 ちゃらら~ん♪

洋榎「ん? また返信きたで」

恭子「返信ってさっきの?」

洋榎「せや。見てみよか」カチカチ


【送信】

またしんでくださいって言わせちゃったな
迷惑かけてごめん

もうメールはしないようにするで

【返事】

はいはい
ひろさん、おととい自分が送ったメール見てくださいね


由子「おととい?」

漫「心当たりあります?」

洋榎「なんやったっけな……?」

恭子「遡ってみぃや」

洋榎「これやろうか?」


【送信】

今日は全然返事くれないね
もうメールしないから!


漫「ちょ」

恭子「いつものことやないか!!」


     _,.:.:.:.:.:. ̄ ̄:.:.:.:.:...
    /⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`<⌒ヽ
  /.:.:.:.:.:.:._|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ',.:.:.:.

  .:.:.:.:.:.:.:./ |.:.::.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:!
. |i.:.:.|::.:/_,人.:.:.:.:ト、|__\.:|.:.:.:.:..|.:.:.|

 八.:.:∨ _,, \_|  ,_  |:.:/:.:i|.:.:.|
   ∨|:|'´⌒     ⌒` レ'.:.:.:リ.:.:.|   ─    _   (⌒Y⌒)
   〈::从 "   ′__  "  ,|:.:/l/:.:.:.:   ̄ノ ̄   / \ \_/
   ヽ|:|    ‘   ′ ,.イ:|/:::::::.:.:.:|
     :|  ≧ァ- < ト、| |::::::::.:.:.:|
     _ --イ >‐<´  />- 、.:i|
    ./    レ ∨ `ー′   i:.:/
    /    /介\    /   |/
.   /   〉   ∨ |∨        |
  〈  /   / :|     |   ∧

洋榎「てへっ」

恭子「かわいないわ! アホ!!」

絹恵「……」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ


 ミス 修正



 ちゃらら~ん♪

洋榎「ん? また返信きたで」

恭子「返信ってさっきの?」

洋榎「せや。見てみよか」カチカチ


【送信】

またしんでくださいって言わせちゃったな
迷惑かけてごめん

もうメールはしないようにするで

【返事】

はいはい
ひろさん、おととい自分が送ったメール見てくださいね


由子「おととい?」

漫「心当たりあります?」

洋榎「なんやったっけな……?」

恭子「遡ってみぃや」

洋榎「これやろうか?」


【送信】

今日は全然返事くれへんね
もうメールせんからな!


漫「ちょ」

恭子「いつものことやないか!!」


     _,.:.:.:.:.:. ̄ ̄:.:.:.:.:...
    /⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`<⌒ヽ
  /.:.:.:.:.:.:._|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ',.:.:.:.

  .:.:.:.:.:.:.:./ |.:.::.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:!
. |i.:.:.|::.:/_,人.:.:.:.:ト、|__\.:|.:.:.:.:..|.:.:.|

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  〈  /   / :|     |   ∧

洋榎「てへっ」

恭子「かわいないわ! アホ!!」

絹恵「……」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ


ヒエッ

そこ修正して欲しくなかった…!

その修正、必要だったんですかねぇ?(震え声



洋榎「明日も休みやし、長野に行く準備せな」

恭子「相変わらずのストーカーやな」

漫「向こうに行っても相手されへんと思いますけど」

洋榎「なんで?」

恭子「いや、だってメールじゃ」

洋榎「あれ? ちゃんと最後まで話さへんかったっけ?」

漫「?」

由子「?」

恭子「何をや?」

洋榎「せやから、うちと京太郎が出会った日のことやけど……」



 全国大会会場


京太郎「洋榎さん?」

洋榎「なぁ、須賀。初めて会ったうちがいうのもなんやし……おかしな話やって思うんやけど」

京太郎「?」

洋榎「もし――須賀がよければうちと――」

京太郎「うちと?」

洋榎「うちとだけは、本音で話さへん?」

京太郎「えっ? 本音で?」

洋榎「せや。うちって、ほら。言動がウザったいときあるやろ? 絹や恭子にもよう言われるんやけど」

京太郎「そう、なんですか?」キョトン

洋榎「うん。せやから、うちと話してる時にうざいと思うたらウザイって言えばええ。死ねと思ったら死ねって言えばええんや」

京太郎「え、ええ!? でも、そんな!?」

洋榎「その代わり! うちも須賀の前では全て本音で話す! 思ったことを素直にや!」

京太郎「!」

洋榎「どや? 悪い条件やないやろ? うちもお前もスッキリや」ニコニコ

京太郎「……ふふっ。じゃあ、俺からも一つ条件があります」

洋榎「……条件?」

京太郎「はい。それは――」



 姫松


恭子「つ、月に一度!? 直接会うやってぇ!?」ガタァーン

洋榎「せやで。ほら、本音で話しすぎて険悪になっちゃマズイからって、京ちゃんが言うから」

漫「それで、明日がその日ってことですか?」

洋榎「まぁな。それに、京ちゃんが悪態吐くんはメールと電話だけなんやで」

恭子「は?」

洋榎「やっぱ直接会うといつもの調子でなwwwメール弁慶やろwww」

絹恵「は?」

洋榎「まぁ、ホンマは……」

恭子「ホンマは?」

洋榎「早く、直接会っても……本音を吐き出してくれるくらいに、仲良くなりたいんやけどな」ウツムキ

恭子「……そっか」

漫「ちょっといい話ですね」

由子「不覚にも感動したのよー」

洋榎「せやから、うちは京ちゃんの前じゃ自分を隠さないし、言いたいことも言う」

  (`ヽ          ___
   ヽj         /: : : :/:.\
           ‐‐‐-  ..〈:.:.: : :\
      /: : : : : : : : : : : : : `:::.、: : ヽ
..     , ':: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ',
.     //: : : : : : : : : : : : : : : : : : :..:.∧: : i
    ,':/: : : ィ : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ : j

    ノ/: : : / |.: : : :.:/|: j.\: : : :ヽ: : : : :i: :!
    //Y: : :/ ̄!: ll :..:l i: i‐ 、ヽ.: : : :Yヽ: l: :l
.  // |: :/   ヽl:',:..:! .l/   .j : :丿:i\\:l
  (:( ∧':.:i-=v. ヽ:!-___   丿イj:丿: :j: :.)
   \i/ |:.ノxxx ,   '' ̄ヽ  |:.|ヽ、://i
.       人U     xxx     |:.!. ):)イ: : :i
.       |:l > 、~_っ  _..ィフl:.!// . !: : :i
.       l:i /  ̄ フ ='' ¨ア ̄ !:!ー-、:l: : リ

洋榎「傍から見れば、アホみたいで気持ち悪いかもしれへんけど……これがうちと京ちゃんの絆なんや」

絹恵「……」

洋榎「せやから、このメールをやめるつもりは無いし。京ちゃんからの毒舌は、むしろ嬉しいんや!」

恭子「そこまで……」


洋榎「(それだけ、京ちゃんの気持ちが楽になるんなら――尚更)」


郁乃「ええ話やん~!」

読み返してみたら絹の反応がおかしくなり始めたのって
今までは辛辣だった返信が『字も綺麗』→筋は通ってる…?ってなった直後の>>870なんだな

以降は辛辣な返信には普通の、可愛げのある返信には不穏な反応していってて
徐々に不穏一色になってってるわ

そしてこの事実を知るのか…

こわE

でも、良い話だったし良かった良かった…よね?


>>950
 実は一番最初からおかしい要素あるYO


洋榎「ふっふ~ん♪」

恭子「……なぁ、それマジなん?」

洋榎「? 何がや?」

絹恵「だから、その……清澄の須賀と付き合ってるって」←京ちゃんという情報だけで清澄の須賀京太郎だと特定

漫「……?」 ←ここで不審に思ってる漫ちゃん


 推理小説が好きな人はピンと来たかも

マジか(驚愕)

あぁ~なるほどぉ…

京ちゃんSSって大体色んな人と面識済みなとこあるから
逆に違和感なく読んでたわぁ…なるほど…

ここのイッチは色んなジャンルに富んでいる(尊敬)


洋榎「ということや! 明日は長野で京ちゃんとイチャイチャライフ!」

漫「頑張ってください!」

由子「応援するのよー」

絹恵「夜道に気ぃつけてな」

郁乃「お祈りしておくで~!」

恭子「まぁ、期待しておくわ。後で話、聞かせてな?」


洋榎「みんな、ありがとな! うち、必ず京ちゃんをゲットしたるわ!」


                                         __

                                        ,/ : : :\
                                       __ /: : : : : : : :ヽ、
                             , . :'  ̄: : : : :  ̄ ` 丶、: : :| i

                           /: : : : : : : : : : : : : `ヽ、: :\: 〉:|

                            / ': : : : : : : : : : : : : : : `ヽ \-._\|
                           // : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :゙>.、
                          /,'/::/ : : : !: : : : :.l  .X∧ヽ: :i: : ハi:゙', :l ;`iヽ、丶
                           / /::/: : :| i::!|: : : ', レ' ヽリ ∨!: :〉:.}`〉!丿:|  ヽ.:゙、
                        i /::/: : : :! l:.l iハ: : :'\ xヤ叭カ 〉:k┤:´:ヽ:/!.  〉.:〉
                         /:{::/l: :i : :.-什ー \:.〉  弋 _ソ /イ :Y´丶: !:/   /:/
                        /:/.!: i !: :i  i xヤ叭 `゙      ´ l :i.  ,!リ./  ./
                 _    /::/   ヽ:!ヽ:i',: :` 弋ソ          l :レ,'.;/   ´
                /´冫\/:/.     \'マヘヽ.   `   -       |:ト'.:〈
                _ ヘ、\゙/:/        ( :{: : !: 〉.   く     l    /|!{iヽ!
.           /´   〉 .! / /.i:!     _./ヽ: 、l: :!:ヽ、  ` - ′ /  }!ヽ  , -─ ‐ 、
         〈 ,弋!丶.v` / .!  _ -彡: : : : :`: ゙ -!: _: : ≧‐ _ .イ   /|! /./       \
             i.   ヽ   〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{       / }- ´  .' /  ′         \
           ヽ   )イ/: : : : : : : : : : :/   l:.!      .//.マヽ   /    .l  !  l    \
           ヽ ′く: : : : / : : : :/     i:!   _ -/イ /  冫__./    .l i .!   !     \
                ',   ヽ:/; : : : : /     , -ヽ ´  ' _.十_' ´         i l!/     !
            ∧   V: :.;': : /     /  , '` /´.入. \          |、´.     |
.             /: :冫   ∨i: : :i     /   / /  ./ l.∧   !        ヽ、      _. -
.           {::/ i    弋: : {  /     ./  ヽ_イ /.|! ヽ _./          ×    γ
.            l::{   ヤ     丶::匕>、    /   |i. / li             l 丶   ./
            l:!   l.     ゙.冫` 〉  .i     |! /  .|i               /  ! /\
               ヘ    ヽ      ヽ   ゙丶_i     ゙ |  丶           /   .∨_ _冫、
                  ヽ       入二|       !    ゙            /          \
                  \   ./     !.     i             | 



洋榎「おとこひっかけの洋榎とは! うちのことやで!!」ニッ


 京太郎の部屋

 ブーブーッ

京太郎「ん?」パカッ

【受信】
 いよいよ明日はデートやな!
 勝負下着は黒がええかな? それとも白?

 京ちゃんと会えるのが楽しみや!!


京太郎「……ふふっ」カチカチカチ  

 パタン


【返信】
 下着は無しで
 会えるのは、俺も楽しみ――かも



 九章 思い込みメール 彼女気取りのネキ

 カンッ

絹恵「夜道に気ぃつけてな」
えっ?

ネキ逃げて(迫真)


思い込みメール!彼女気取りのネキ(本気で思い込むとは言ってない)
これは良いタイトル詐欺


 遅れましたが次スレです
 【SS】照「やっぱり京咲はナンバーツー!」京太郎「?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428514567/)

 十章予告は今から書きますので、お待ちを
 埋めがてらに雑談とかしててもええですよ

 一章から九章で、一番好きだった奴とか聞きたいなー(チラッ)


 ~やっぱり京咲がナンバーワン~

<<各話リスト>>

第一章【小悪魔テク! 文学少女の逆襲】 京咲
・驚異の女子力テクを秘めて、咲が挑む京太郎陥落!

第二章【モテル反撃!犯される女子力!】 京照
・驚異の女子力テクのリベンジ! 照の作戦とは!?

第三章【密着!そしてS(シャープ)S(シューター)恋愛へ】 京菫
・男を初めて自室に入れる菫 緊張のあまり、彼女が取った行動は!?

第四章【厨二病タコス! 聖雀士と化した少女】 京優
・厨二病を患った優希! 京太郎相手に恋のアプローチを開始!

第五章【厨二病ギアス! 紅騎士と化した天使】 京和
・好きでも無かった人が憧れのあの人に似ていた! 和はヒロインになれるのか?

第六章【ストーカー部長  変態ラブレター!】 京久
・もはや厨二病すら生ぬるい! 痛々しい久の恋の作戦!

第七章【初デート! キャップの恐るべき女子力】 京キャプ
・純愛、王道、リア充 相性抜群の二人がたどり着く終着点

第八章【ラブイズマネー! 恋するお嬢様】 京透
・冴えない男が気になってしまう 乗り気じゃなかった筈なのに――揺れる恋心

第九章【思い込みメール 彼女気取りのネキ】 京ネキ
・迷惑メール? ストーカー? いいえ、彼女は本気なのです




第十章【いつだって最後尾 不思議なディスタンス!】

 
 ガチャッ

京太郎「買い出ししてきましたー」

優希「お、ご苦労様だじぇ!」

京太郎「こら、飛びつくな! ちゃんとタコスはあるから」

優希「いぇーい!」

まこ「いつもご苦労様じゃな」

京太郎「いえ。あ、染谷先輩に頼まれていた奴ですけど……」

まこ「ん? ああ、それは後ででええ」スタスタ

京太郎「? そうですか? じゃあ和、これ」

和「ありがとございます須賀君」

咲「私にはー?」グイグイ

京太郎「はいはい。これな」

久「須賀くぅーん」ニコニコ

京太郎「ありますってば」

久「わーい、大好きよ」

京太郎「もう、みんなして!」

 キャッキャウフフ 

まこ「調子がええのぅ……」フフ

京太郎「(いつも思うけど、どうして――染谷先輩はいつも)」チラッ

まこ「……」クスッ

京太郎「(最後尾、なんだろう)」

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   ノ::从:::、:\_ ー ‐  _ノ:::::::ノ人:( ツ
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  人'へ-√´   \::ヽ\ /    |
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    ノ   |:::| ヽ::::}     〉
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   |ー―-------  -―'" 〉
   フー--r―----r―‐r―く
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/:::::/:::::::/:::::::::ノ:::::::::|!:::::::::i!:::::::::::\


 つ  づ  く


立て乙です

清澄と照の破壊力がヤバいwwww久の手紙を読むときの京ちゃんがイケメンやね
キャップは別の意味でダメージがデカかった……しかし、今回はタイトル詐欺にしてやられた

一、二章かな。
女子力(笑)がすごくツボにハマって三十分くらい爆笑してたww

七章が一番だなー
一章と六章も好き

ところで>>924のメールは姉に対する妹の嫌がらせ?


 透華とネキで発覚したと思いますが、別にポンコツ=京太郎がダメージ ではありませんので
 ぽんこつに癒されたっていいじゃない、美少女達だもの

 絹恵編はいずれあると思います
 というかこのまま全キャラ制覇……げふん、無理なことは言わない主義です

 お次はまこ編です
 こっちのスレは感想やら、好きな章を上げるなり、リクエストで埋めてくださると助かったり

 質問とかも、可能な限りは答えますよー


>>971
 普通に野郎からのメールって設定にしてましたので他意は無いです
 姫松って女子高だったっけ? 女子高なら後輩のストーカーってことでもいいです
 共学ならクラスメイトとかってことで


 ちなみに書いてて楽しかったのは八章ですね 透華様万歳
 オリジナルネタだったから、面白さは保証しませんがね


 逆に書いてて辛かったのは七章です
 アレ系はね、心がね、うん

今日はもうここまでですか?


>>978
 仮眠したから眠く無いけど、疲れたのでここまでです
 ゆっくりお休みください

 一、二章が人気過ぎてワロタ
 エビオス嬢さん、新作書いてくれないかなぁ

 あと一個だけエビオスさんの記事あるけど、それはネタにしにくいし

>郁乃「(うちの世代に比べて~今の子は奥手なんやな~)」
慕ちゃんあたりがなんかやらかしてそうで怖いんですが


>>984
 そこらへんはキセキの世代と呼ばれて……るのかな
 多分慕さんは今頃、非嫡子裏ワザを使っておじさんに認知させて……事実婚してるとかしてないとか

 そろそろ残念アラサー共も動かしていきたいですが
 はやりん、すこやん辺りはチョコボでいう死神なので……動かせば京ちゃんはもう

アカン
癒し枠を増やさなきゃ(使命感)

一番好きなのは七章
なんかこう…京ちゃんを幸せにしてあげて!って希望と
キャプテンそこ代わってくださいって嫉妬が入り交じった不思議な気持ちになれた

一番笑ったのは五章と、四章から六章にかけての優希の扱い


立て乙&まこに期待だけど『ポンコツ=SAN値削る』とは限らないってことは
逆もまたしかりなのでは…と邪推してしまってこわE

永水勢と臨海勢は出す予定ありますかの?

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