【咲安価】京太郎「ドラゴンスレイヤー」玄「ひっ」ビクッ (254)


【注意】

・某同人から元ネタ輸入 

・京太郎が主人公

・京太郎が聖人になるか、悪に染まるかは安価次第

・性描写、リョナ、鬼畜、薬物調教が描かれる可能性大

・輪姦、NTRは多分無し(これが甘ちゃんだと思う人は指摘して、どうぞ)

・●凪 is God  新●エル is God

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427889914




 きっかけは些細なことだった


京太郎「あっ、デジレ兄さん」

デジレ「あん?」

 清澄高校麻雀部は全国大会を控えた身
 ということで、試合に出場しない俺はスーパーに買い出しに来ていたんだけど……
 
デジレ「……お前、京太郎か?」

京太郎「うん。従兄弟の京太郎だよ」

 たまたまスーパーで出会った従兄弟
 親父の兄貴の息子で、今は家出して好き勝手やってるそうだ

 噂によると、なんだか危ない仕事をしてるとも聞く

デジレ「デカくなったな」

京太郎「まぁね。それより、デジレ兄さんは何してんの?」

デジレ「……仕事の都合で、ちょっとな」

 そう言って兄さんは買い物かごに食材を詰めている
 どこかで料理でもするつもりなんだろうか

京太郎「昔から料理美味かったもんね。下手な女の人より」

デジレ「当たり前だ。料理でも女ごときに負けるか」ギロリ

 またこれだ
 デジレ兄さんは女の話になると途端に機嫌が悪くなる

デジレ「……そういうお前はここで何をしてる?」

京太郎「あ、え? あぁ……これはその」




 俺は正直に部活の買い出しに出ていることを告げた
 この人に嘘を吐けば後が怖い

京太郎「ということで、まぁ要は雑用ってこと」

デジレ「……」

京太郎「兄さん?」

 デジレ兄さんは黙って俺の話を聞いてくれていたが
 聴き終えると同時に、俺の胸ぐらをつかんだ

京太郎「え!?」

デジレ「京太郎、お前……女に舐められてんじゃねぇよ」

 驚くほどに冷ややかな声だった
 普段も素っ気ないが、それとはまた別の怖さを孕んでいる

デジレ「いいか? 女ってのは屈服させるもんだ……尻尾を振るんじゃねぇ」

京太郎「だ、だけど」

デジレ「お前ならやれる。仮にも俺の従兄弟ならな」

 そう言ってデジレ兄さんは手を離した
 呼吸が楽になって、俺がホッとしたのも束の間

デジレ「これをやる。使いどきは自分で決めろ」

 手に当たるひんやりとした感触
 これは……アンプル?

京太郎「ちょ、ちょっと!」



 兄さんは何も答えず、精算を終えて店を出て行く
 誰かを待たせていたのか、複数の美女と合流するのが見える

 いいな、相変わらずモテるみたいで

京太郎「俺だって……」

 あんな風になりたい
 強くて、かっこよくて……この時代で女の人に真っ向から勝負する強さ

京太郎「……」

 でも俺には何も無い
 格好良さも、強さも、何も

京太郎「……帰るか」

 俺は買い出し用のメモを握り締めて帰路に着く
 デジレ兄さんからもらったアンプルは、カバンの奥底で眠ったままだった




京太郎「ただいま戻りました」

久「あら、ご苦労様。じゃあ次はお茶淹れてくれる?」

京太郎「あ、はいっ」

優希「タコスも頼むじぇー」

京太郎「はいはい」

 全く、帰ってそうそうこれかよ
 でもまぁ、これが俺の仕事だしな

和「……須賀君、頼んでいた電球は買ってきてくれましたか?」

京太郎「ああ。今から変えるよ」

和「ならいいです」

 和も素っ気ないな
 本当に俺、仲間だと思われてんのか?

まこ「感心じゃのぅ京太郎」

京太郎「いえ、そこまで無いですよ」

咲「京ちゃんはこういうの慣れっこだもんね」

 それはどういう意味だっつぅの
 たく、ここに俺の味方はいねぇのか



京太郎「お茶です」

久「ありがと。じゃあ、後は適当に掃除でもお願い」

京太郎「……はい」

 ザッ ザッ

京太郎「……」フキフキ

 
久「それもらい!」

優希「あっ!」

まこ「油断したのぅ」

和「……」

咲「和ちゃんの打ち方は凄いなぁ」

和「そうですか? 普通だと思います」

久「普通に打てるのが凄いのよ」

和「?」

 

京太郎「みんなは楽しそうでいいな……」

 どうせ俺なんて麻雀力無いしな
 オカルトだって持ってねぇし

京太郎「はぁ……」

 結局この日も俺は、雑用だけして家に帰った


 もう、一ヶ月は牌に触れていない


 自室で俺は何気なしにインターネットをしていた
 別にネトマをやってるわけじゃない

 男だし、まぁオカズを探したり色々だ

京太郎「アイドルが腹パンにハマって……ライブで変態行為」

 ウザ可愛いアイドルとして評判だったのに残念だ
 
京太郎「あー、ダメだダメだ。なんかそういう気分になれねぇ」

 ゴロンとベッドに寝転がって天井を見上げる
 なんでだろう

 可愛い女の子達に囲まれて、俺は幸せ者のハズなのに

 満たされない

 虚しさだけが胸中を駆け巡る

京太郎「……わかんねぇ」

 いや

 本当は気づいてる

 この虚無感の理由――それは至ってシンプル

京太郎「俺は、嘗められてるんだ」

 対等な仲間として
 麻雀部員として
 男として

 人間として

京太郎「侮られているんだ」

 頼れない仲間だと
 使えない麻雀部員だと
 情けない男だと

 弱い人間だと

京太郎「……」

 思い浮かぶのは、夕方に会ったデジレ兄さんの言葉

「いいか? 女ってのは屈服させるもんだ……尻尾を振るんじゃねぇ」

京太郎「俺……できるのかな」

「お前ならやれる。仮にも俺の従兄弟ならな」

 デジレ兄さんはああ言っていた

 もし、それが本当なら――
 


京太郎「な、何を考えてんだ俺!」

 黒くなる思考を消し、必死に頭を振る
 いけない、これ以上は……

京太郎「別に……そういう方法だけじゃないだろ」

 認められたいなら強くなればいい
 たった一つ、シンプルな答えだ

京太郎「まずは自分を見つめ直すことからだな」ウンウン

 そうだ
 自分の実力を伸ばせば、みんなだって認めてくれるはず

京太郎「よーし! そうと決まれば!」

 これからは自分を鍛えよう
 そして――あいつらに認めてもらうんだ!

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(?)
・容姿(?)
・家事(?)
・モラル(100)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1


 前置きも終わったのでシステム説明
 
【ステータスとは】
 ステータスは京太郎の強さの基本となり
 数値が高ければ高いほど女の子に惚れられやすくなります
 逆に低いと軽んじられたり、虐げられたりするので注意

 なお、モラルに関しては行動や選択によって変動し
 低くなればなるほど鬼畜な行動が可能になっていきます

【能力】
 麻雀向けの能力もあれば、女の子攻略に使える能力もあります
 取得には条件がある場合もあります

【恋人】
 京太郎が告白、あるいは向こうから告白されてokの場合増えます
 やりようによってはいくらでも増やせます(好感度を上げれば浮気は公認になります)

【メス豚奴隷】
 京太郎が調教に成功したキャラクターの数
 彼女達はとっても幸せ者なので、たっぷり可愛がってあげましょう

【所持品】
 貰ったり、イベントで手に入ったアイテムです
 使用することによって様々な効果が見込めます

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(?)
・容姿(?)
・家事(?)
・モラル(100)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1

 不明点が無ければ能力値決め判定を行います

能力の最低値とか保障されてるの?

気が早いけどエンディングの条件とか

>>15
 最初に決まった数値からどんどん増えるだけです
 原作の京太郎がイケメンだとしても、最初に10と出れば割と不細工になります

>>16
 特に決めてません
 デジレ兄さん的には調教に屈しない女の子が出た時点……なんですがね
 恋人10人か、メス豚10人とかでもいい気がします

最大値はいくつ?

>>20
 今のところ200ですかね

 では判定します
 出たコンマをそのまま採用します


・雀力(?) ↓1
・容姿(?) ↓2
・家事(?) ↓3

麻雀部の肩書き邪魔だし退部するの可能かな?


 細かい設定は考えてませんでしたが、大体こんな感じで

【ステータス対応】
200 人類最強
150 百年に一人の逸材
100 天才
50  一般人
00 生きる価値無し

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(86)
・容姿(56)
・家事(80)
・モラル(100)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1

>>32
 可能にしてもいいけど、ラスボスは清澄じゃなかろうか
 いや、すこやんとかいう雀力200の家事0がラスボスでもいいんですけどね
 


【一日目 休日】

京太郎「……今の自分の実力は分かった」

 麻雀もそこいらの人よりは打てるらしい
 当然だよな、全国区の部員達と打っていたんだし

京太郎「ま、それも一か月前までの話だけど」

 今じゃ俺は期待もされてねぇし
 顔だって一般人よりちょっといい程度

 家事はまぁ……雑用のおかげで伸びたけど

京太郎「今の俺の目標は……みんなに認めてもらうこと」

 長所を伸ばすもよし
 短所を補うのもいい

京太郎「最初が肝心だ。どうするか……」 
 

 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)




京太郎「まずは修行だ」

 忘れていた感覚を取り戻さないとな
 ネトマをするか、容姿に気を配るか

京太郎「……」

 デジレ兄さんのように強くなるんだ
 そして、最後には女を俺の元に這い蹲せてやる……

京太郎「って、何を考えてんだ俺」


 選択 ↓2

1 麻雀
2 容姿
3 家事

 ↓3のコンマ一桁 数値上昇 0は0 ゾロ目は10



京太郎「うーん、髪型を変えてみたがうまくいかんな」

 こういう付け焼刃じゃどうにもならないらしい
 そもそも普段から割と気を配ってる方だし

京太郎「あーくそ! どうにかなんねーのかよ!」

 ここは一度気分を変えて別なことをするか?

 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)


京太郎「いや、ダメだ」

 それじゃ今までと何も変わらねぇよ
 
京太郎「うまく行くまでやってやる!」

 もう、今までの俺じゃ嫌なんだ
 強くなって、あいつらを!

京太郎「見返してやる!」


 選択 ↓2

1 麻雀
2 容姿
3 家事

 ↓3のコンマ一桁 数値上昇 0は0 ゾロ目は10


京太郎「よし、今度はうまくいったな」
 
 少し眉毛を整えただけだけど、雰囲気がよくなった
 うっし、この調子でもっとかっこよくなるぞ

京太郎「……告白されたりしねぇかなぁー。いや、無いか」

・容姿が6増えた

【ステータス対応】
200 人類最強
150 百年に一人の逸材
100 天才
50  一般人
00 生きる価値無し

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(86)
・容姿(62)
・家事(80)
・モラル(100)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1


京太郎「っと、もうこんな時間か」

 すっかり夜だ
 こんな時はアレでもしよう

京太郎「ティッシュ……ティッシュっと」

 選択 ↓2

1 鬼畜同人で抜く

2 純愛同人で抜く

3 近代麻雀で抜く



京太郎「よし、やっぱ近代麻雀だよな」ガサゴソ

 うわぁ、まだアカギ戦ってるよ
 傀さんはやっぱかっこいいなぁ

京太郎「ムダツモ……ムダツモ」シコシコ

 ていうか普通にムダツモの女キャラ可愛い……可愛いくない?

京太郎「うっ!」ビュグルル

 ボタボタッ

京太郎「……最低だ、俺」ズゥーン

 雀力が5上がった


【ステータス対応】
200 人類最強
150 百年に一人の逸材
100 天才
50  一般人
00 生きる価値無し

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(91)
・容姿(62)
・家事(80)
・モラル(100)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1



【二日目】 休日


京太郎「昨日は夢にまで麻雀が出てきたな」

 なんていうか、罪悪感というかなんというか

京太郎「いや、麻雀を冒涜してるわけじゃないんです」

 本能が近代麻雀を求めていたんですよきっと

京太郎「……」

 今日も休日だ
 行動しよう


 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)



京太郎「遊んでる暇なんてねぇ」

 とにかく今は自分を鍛えるのみだ

京太郎「修行、修行、修行だ!!!」

 見てろよ
 明日には強くなった俺を見せてやる!

京太郎「うぉっし! やるぞ!」


 選択 ↓2

1 麻雀
2 容姿
3 家事

 ↓3のコンマ一桁 数値上昇 0は0 ゾロ目は10




京太郎「……」

 ネットで調べたメイク方法
 マジでこんなに変わるなんて

京太郎「これを見たら、あいつらもきっと驚くぞ!」

 数値でいうと13くらい変わったからな

京太郎「……ここいらで成果を確かめてみるか?」
 
 ナンパしに行くのも悪くない
 いや、まだ早いかも

京太郎「ぐっ……」


 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)




京太郎「まだ慌てるような時間じゃない」

 俺はまだまだ強くなれる
 ナンパも、あいつらを見返すのもそれからでいい

京太郎「修行だ修行」

 ストイックになれ
 目指すのはあいつらに追いつくことだけだろう!

京太郎「……やるぞ」

 もっと、もっと力を


 選択 ↓2

1 麻雀
2 容姿
3 家事

 ↓3のコンマ一桁 数値上昇 0は0 ゾロ目は10



京太郎「ふぅん。完璧、とはいかないけど」ツヤツヤ

 結構よくなるもんだな
 これは明日が楽しみだ

京太郎「って、もう夕方か」

 昨日は近代麻雀で抜いたし、今日はやめておこう

京太郎「それより夕飯の手伝いでも……」

 選択 ↓2

1 夕飯の手伝いをする

2 面倒だからやらない

3 外食する


京太郎「頑張った自分へのご褒美に外食でもするか」

 俺は母さんに外で食べてくることを告げて、家を出た
 とは言っても、懐事情は寒いからそんなに豪勢なもんは食えないけど




京太郎「どこにしよっかな」

 日が沈んだ街はどこか寂しく感じる
 それも一人なら尚更だ

京太郎「安くて旨い所でもありゃいいんだけど」

 簡単に見つからないから穴場なんだよな

京太郎「よし、あそこにしよう!」

 コンマ ↓2

00~19 ボロボロの定食屋
20~49 カツ丼屋
50~79 ファミレス
80~99 回転寿司屋
ゾロ目 超高級レストラン
 



京太郎「ここにしよう」

 って、なんだか凄く高そうだな
 一流のレストランって感じだ

京太郎「とは言っても所詮は長野の店だし」
 
 いくらなんでも、俺の財布の中身全てが吹っ飛ぶわけじゃないだろう

京太郎「よーし! 食べるぞー!」

 カランカラン

ウェイター「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」

京太郎「そうです」

ウェイター「……」ジロジロ

京太郎「?」

ウェイター「失礼。では席へどうぞ」

京太郎「楽しみだなぁ」ワクワク

 それから出てきた料理は全て、俺が食べたことのないようなものだった
 いやぁ、来てよかった

京太郎「じゃあ帰ろっかな」

 さて、お会計はっと……

京太郎「ひー、ふー、みー、よー……ん?」

 見間違いか?
 ゼロが1、2、3、4、5……ってことは10万円?

京太郎「あの、伝票間違ってません?」

ウェイター「……」

京太郎「桁が一つ」

ウェイター「……」ニコッ

京太郎「」




 い、いかん!
 ガチで高い店だったか!?

京太郎「(ど、どうする……食っちまったもんは仕方ないし)」

 正直に謝っても許してもらえるわけがないし
 かといって親に連絡されるのも恥ずかしい

京太郎「どうしたもんかなー」ボソッ

ウェイター「お客様。裏の方へ……」

京太郎「あ、はい」

 あーあ。こんなことなら、こんな場所に入るんじゃなかっ……

?「お待ちなさいな!」

京太郎「え?」

 この声……ホライz

透華「龍門渕透華ですわっ!」バァーン

衣「衣もいるぞ!」ドヤァーン

ウェイター「」

京太郎「」

ハギヨシ「私もいます」ニッコリ

京太郎「って、ハギヨシさん!?」

ハギヨシ「よかった。ご無事でしたか」

京太郎「ご無事って……どういうことですか?」

ハギヨシ「我々は買い物でこの近辺にいたのですが、その時に須賀君を見かけましてね」

透華「そのナリでこの店に入ったものですから、心配になったんですのよ」

衣「案の定。身の丈に合わぬ場所だったらしいな」フンス

 つまり、俺を助ける為に来てくれたってことか?

ウェイター「あ、あの?」

透華「この者の代金は私が払いますわ。ハギヨシ」

ハギヨシ「どうぞ。お納めください」

ウェイター「は、はいっ! ありがとうございます!」

京太郎「」ポカーン

 なんだ、これ?
 ……どうして、龍門渕さんが俺を?

透華「何を呆けていますの? ほら、早く着いてきなさいな」

京太郎「あ、え?」

ハギヨシ「大丈夫ですよ。さぁ、こちらへ」






 ということで俺は今、でかいリムジンの中にいる
 もう何が何だか……

 そう頭を抱える俺に、龍門渕さんが呆れた声で言う

透華「全く。清澄は長野の代表ですのよ? 問題を起こされては困りますわ」

京太郎「す、すみません」

衣「……」

京太郎「あの、お金は必ず返しますので」

透華「別にあれくらい構いませんわ。代わりに、これからはちゃんとすることですわ」

 まさか他校の先輩に説教されるとは
 まぁ自分の撒いた種なんだけどさ

ハギヨシ「透華お嬢様。彼にも悪気は無かったでしょうし」

透華「そうですわね。まぁ、私ならあれくらいの食事普通ですけれど!」オホホホホ

京太郎「……」

 すごいな、龍門渕さんは
 自信が満ち足りてるというか、幸せそうというか

 俺とはまるで逆だ

透華「このまま家まで送って差し上げますわ」

京太郎「あ、ありがとうございます」

ハギヨシ「こちらの方面でよろしいですか?」

京太郎「はい。問題無いです」

 助けられっぱなしだ
 ちくしょう……情けねぇ

京太郎「はぁ……」

衣「……おい」

京太郎「へ?」

衣「清澄の雑用よ。名は?」

 顔を上げると、天江さんが俺のことをキツく睨んでいた
 なんだ、普段は可愛い子だって咲から聞いていたけど
 これじゃあまるで……

京太郎「す、須賀京太郎です」

衣「すがきょうたろーか……ふむ」ジロジロ


 天江さんの目は俺を品定めするかのように向けられている
 自惚れじゃなく、そう感じた

ハギヨシ「衣様?」

衣「……コイツ。心に闇を抱えている」

京太郎「!?」ビクッ

 なんだ? 
 いきなり何を言い出すんだ天江さん?

透華「闇?」

衣「芽を摘むなら今が好機。ここを逃せば……」ゴゴゴゴゴ

 車内が騒然とした空気になる
 天江さんの発したプレッシャーで、俺はまるで首を絞められた鶏のような悲鳴をあげた

京太郎「ぐっ……はっ」

透華「衣、やめなさい」

衣「……止めるなとーか」

透華「いいえ止めますわ。そういう決めつけは、嫌いでしてよ」

衣「むっ」

京太郎「はぁっ、はぁっ」

 一気に体が楽になる
 助かった、のか?

ハギヨシ「透華お嬢様」

透華「彼の内面がどうであれ、私達を打ち破った宿敵の仲間ですもの」スッ

京太郎「りゅ、龍門渕さん……」ゼーゼー

透華「さぁ、もうすぐ着きますわ」

 天江さんはまだ不服そうな顔をしていたが、俺から目を逸らして窓の外を眺めていた
 俺は、方に乗る龍門渕さんの暖かな温もりを……ただずっと感じていることしか出来ない


透華「ではごきげんよう、ですわ」ニコッ


 俺の家に着き、リムジンから降りる
 天江さんは結局俺を見ず、龍門渕さんだけがにこやかに俺を見送ってくれた


京太郎「……優しかったな」ボソッ

 俺を助けてくれて、気遣ってくれて
 お金持ちで、強くて、優しくて……

 いいよなぁ、満たされている人は

 俺なんかとは違う

京太郎「いいなぁ、龍門渕さん」

 きっと、彼女には相応の素敵な人が現れるのだろう
 そして結婚し、子を産み、幸せに暮らすに違いない

京太郎「……」

 胸の奥がザラつく
 恩人に対してなのに、どうして、こんなにも


 コンナニモ


京太郎「気に入らない」


 ケガシタクナルノダロウカ



衣「……後悔するぞ」

透華「あら? どうしてそう思いますの?」

衣「……勘」

透華「衣が言うと、本当に起こりそうで嫌ですわね」

衣「……」

 この時、天江衣が抱いていた懸念は現実となるのか
 それは誰にもわからない

 ただ、一つ

 ハッキリとしていることがあるとすれば

衣「あの男は強くなる。そういう目をしていた」

透華「……」

 須賀京太郎がこの日
 龍門渕透華という人間に対して抱いた想いは

 まず間違いなく――どす黒いものである


【三日目】

京太郎「朝か」

 昨日のことが尾を引いているのか、どことなく気分がのらない
 学校に行くことさえ億劫だ

京太郎「今日は休もうかな」

 どうせ学校に行っても大したことは出来ない
 それならいっそ……

京太郎「……はぁ」

 選択 ↓2

1 学校へ行く

2 サボる




京太郎「いいや、学校なんて」

 モラルが5下がった

京太郎「今日は休んで、何かしよう」

 でも休日じゃないから下手なことは出来ない
 つっても、元々長野じゃ大した場所も無いし

京太郎「県外に知り合いができればな」

 そうしたらいろんな行動が可能になりそうだ

京太郎「……」

 後は……女に貢がせて資金を得る、とかな

京太郎「そうすりゃ……」ボソッ


 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)


京太郎「今日も自分を鍛えるか」

 学校に行っても雑用くらいしか無いしな
 それよりも今は修行だ

京太郎「強くなるんだ。強くなって……」ブツブツ

 デジレ兄さん
 俺、なんとなくだけど……兄さんが家出した理由が分かってきたよ

京太郎「負けたくない。女に……」ギリッ


 選択 ↓2

1 麻雀
2 容姿
3 家事

 ↓3のコンマ一桁 数値上昇 0は0 ゾロ目は10



<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(91)
・容姿(77)
・家事(80)
・モラル(95)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1

 

京太郎「今日も洗顔して、化粧水を……」

 後は髪にアイロンかけて……よし

京太郎「いい感じになってきたな」

 ジャニーズレベルは遠いけど、そんじょそこらのモデル並はありそうだ

京太郎「自分で言うのもなんだけど」

 でも、こんなもんじゃまだまだ足りねぇ
 もっと、もっとだ

 もっと俺は……


 選択 ↓2

1 街に出てナンパする(現時点では長野県内)

2 修行する

3 知り合いと連絡を取る(現時点では清澄のみ)




京太郎「ちょっと街に出てみるか」

 これだけ容姿を鍛えたんだ
 一人くらい女が引っかかってもおかしくない

京太郎「よし、行くぞ」

 俺は服を着替えて街へと繰り出した




京太郎「……さて」

 そろそろ下校を始める生徒がいてもいい頃だし
 適当な女がいないかな

京太郎「……お、あれは?」



 自由安価 ↓2 
長野キャラ 中学生も可

 コンマ ↓3 
その子のガード率


 確か、龍門渕の国広一さんだっけか

一「あっつぃなぁ」パタパタ

京太郎「(なんてスタイリッシュ痴女だ)」

 あんな格好して歩いてちゃ捕まるか犯されるぞ

一般通行人「……」ゴクッ

 ほら、ムラムラしてる男もたくさんいる
 
京太郎「(なんとか、これをきっかけに)」タタッ

一「ん?」

京太郎「あ、どうも」

一「? えーっと? 誰だっけ?」

 やっぱそうだよな
 清澄の雑用の顔なんて、覚えてくれちゃいない

京太郎「須賀です。ほら、清澄の」

一「清澄の? あ、あぁ……なんかいたね。でも、え?」

京太郎「?」

一「(あの雑用君ってここまでカッコよかったっけ?)」ドキッ

 ガード率54→49

京太郎「(少しは効果アリ、かな)」

一「で、その須賀がボクになんの用?」

京太郎「実は……ちょっとお茶でも、と」

一「はいぃ?!」

京太郎「ダメ、ですか?」

一「……うーん」


 ↓2

00~49 失敗

50~99 成功



一「ま、まぁいいけど……さ(男に誘われるのって初めてだし)」

京太郎「よかった。じゃあ、あそこの喫茶店とかどうです?」

一「うん。いいよ(まぁ清澄の男だし、変なことしないよね)」

 ガード率49→39

京太郎「じゃあ行きましょうか」

一「変なことしないでよ?」ニヤニヤ

京太郎「あはは、どうでしょう」

 カランカラーン

一「ふぅー、涼しいー」

京太郎「ちょっと暑かったですもんね」

 だからといってその格好は無いけど

一「ボクはオレンジジュース! 須賀は?」

京太郎「じゃあ、アイスティーを」

一「お腹は空いてる?」

京太郎「いえ、そこまでは」

 ここまでは順調だな
 でもまだ少し警戒してる気がする

京太郎「えっと、国広さん。でいいですか?」

一「うーんっとねぇ」


 コンマ ↓2

00~39 「うん。いいよ」

40~99 「一でいいよ」



店員「オレンジジュースお待ちしましたぁー」コトッ

一「うーん。別に一でいいよ」ゴクゴク

京太郎「そうですか。じゃあ、一」

一「ぶふぅぅっ!?」

京太郎「わっ!?」

一「ちょ、ちょっと! なんでいきなり呼び捨て!?」

京太郎「え? だって、呼んでいいって」

一「それはさん付け前提なの! 当たり前じゃん!」

京太郎「す、すみません一さん」

一「ん……まぁ、いいけど」

 ガード率39→29

京太郎「(だいぶ、警戒も弱まって来たかな)」

 結構ホイホイと着いて来てくれたし
 割と乗り気なのかも

一「……ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」トコトコ

京太郎「あ、はい」

 行っちゃったか
 となると、目の前にはオレンジジュースが残ってるわけで

京太郎「(アレを使う時がきたか?)」

 でも薬に頼るのはいざという時の方が
 もし失敗したら……まずいし

京太郎「……」

 選択 ↓2

1 媚薬を使う
2 今はまだその時じゃない



京太郎「(薬にホイホイ頼るようじゃダメだ)」

 効果的に使わないと
 じゃなきゃ、デジレ兄さんに追いつくなんて夢のまた夢になる

一「ごめん、お待たせ」

京太郎「いえ、待ってませんよ」

一「そう?」

京太郎「ん?」

 一さん、少し化粧してる?
 もしかして……俺のことを、少し意識してる感じか?

一「……ふぅ」ゴクゴク

京太郎「……一さんって」

一「ん? なに?」

 コンマ ↓2

00~29 子供っぽいですね
30~69 可愛いですね
70~89 綺麗ですね
90~99 セクシーですね
ゾロ目 俺のことどう思います?



京太郎「綺麗ですね」

一「ふぇっ!?」

京太郎「なんていうか……その」

一「そ、そんなこと、あるかも……だけどさ」

京太郎「綺麗です」

一「っ!」カァッ

 モジモジ

一「(な、なんなのコイツ? いきなり口説いてきて……)」

京太郎「ごめんなさい。いきなり、気持ち悪いですよね」

一「い、いや! そうは、思わないというか……普通にうれしいよ」

京太郎「本当ですか?」

一「……うん」ソワソワ

 ガード率29→14

京太郎「(内股を擦り始めた。これは結構心を開いてきたか?)」

 勝負の時か?
 いや、まだ……

 選択 ↓2

1 告白する
2 デートに誘う
3 ホテルに連れ込む



京太郎「そろそろ場所を変えませんか?」

一「う、うん。どこへ……連れてってくれるのかな?」

京太郎「そうですね」

一「(うぅ……なんなのコイツ。なんか胸がドキドキしてきた)」ドキドキ

 とはいっても、デートなんてしたことねぇし
 こういう時はどこを選べばいいんだ?

京太郎「……」

 
 選択 ↓2

1 映画館

2 公園

3 自室



京太郎「映画とかどうです?」

一「映画かぁ」

京太郎「奢りますよ」

一「やった! 行く行く!」

京太郎「じゃあ、出ましょうか」

一「うん」

 アザッシター 
 カランカラーン

京太郎「何か見たい映画とかありますか?」

一「特に無いけど……」

京太郎「じゃあ俺が選んでもいいですか?」

一「うん。任せた」

京太郎「じゃあ……」


 選択 ↓2

1 アクション映画

2 子供向けのアニメ

3 セクシーな恋愛物



京太郎「これにしましょうか」

一「これって……今話題の?(純君が純愛物だって言ってたっけ)」

京太郎「はい。嫌ですか?」

一「ううん、いいよ(でもこれって……結構激しい携帯小説が元だったような)」

京太郎「すいません、チケットください」

店員「あざぁーっす」

京太郎「入りましょう」

一「うん」

京太郎「暗いですから、手を」ギュッ

一「あっ」ドクンッ

 一さんの手、冷たいな
 女の子って冷え性なのか

京太郎「……もうすぐ始まりますよ」

一「……」ドキドキ


 十数分後

<あんっあんっんあー


京太郎「……」

一「うわ、うわぁ……//」ソワソワ


<んぉっほぉぉぉ! これらめにゃにょぉぉぉおちんぽらめぇぇぇっ!


一「(ぜ、全然純愛じゃないよ純君!!)」ドキドキドキ

京太郎「……」サワッ

一「っ!」ビクンッ

京太郎「……」ギュッ

一「(なんだ、手を握っただけか……って、え!?)」

京太郎「……」

一「(うぅぅぅっ、なんなんだよぉもぉぉぉ)」ドギマギ




一「お、終わったぁ」ハァ

京太郎「すみません、なんだか上映中にいてもたってもいられなくて」

一「だ、だからって手を握るなよぉ」ポカポカ

京太郎「面目無いです」

一「っぅ……うぅぅ~(なんでボクばっかりドキドキしてるのさ!)」

京太郎「もう遅いですし。そろそろ……」

一「あ、うん。そう、だね(このまま別れたら……やられっぱなしじゃん)」ズキッ

京太郎「じゃあ……」

一「ま、まま、待って!!」ガシッ

京太郎「?」

一「あ、あのさ!」

京太郎「……」

一「ボ、ボク……」ドキドキ

 コンマ ↓2

00~29 連絡先を交換しようよ
30~59 まだ、もうちょっと一緒にいたいよ
60~89 須賀君のこと、気になってる……かも
90~99 好きに……なっちゃった
ゾロ目 もう、我慢できないよ



一「好きに……なっちゃった」

京太郎「え?」

 今、一さんなんて……?

一「あぁもう! ちゃんと聞いてよ!」ポカポカ

京太郎「す、すみません。でも、その、信じられないというか」

 まだ会って数時間だぞ? 
 それなのにこんなにあっさり……

一「じ、自分でもおかしいのは分かってるよっ! でもさ、仕方ないじゃん!」

京太郎「お、落ち着いてください」

一「須賀はどうなの!? デートに誘ったんだから、須賀だって嫌じゃないでしょ!」

京太郎「当たり前じゃないですか」

一「っ! だ、だったらその……もう一度、はっきり言う、からぁ」ドキドキ

京太郎「は、はい」

一「好き」

京太郎「……一さん」

一「須賀のことが好き。こんな短い間なのに、今はもう須賀のことで頭が一杯なの」ダキッ

京太郎「……」ギュッ

 ドクン

一「お願い、私と――付き合って」

 ドクン ドクン

京太郎「俺は……」




 切り悪いですが遅いので中断
 国広くんの続きは次の更新で


【ステータス対応】
200 人類最強
150 百年に一人の逸材
100 天才
50  一般人
00 生きる価値無し

<須賀京太郎>
【ステータス】
・雀力(91)
・容姿(77)
・家事(80)
・モラル(95)
【能力】
・無し
【恋人】
・0人
【メス豚奴隷】
・0人
【所持品】
・媚薬×1

 

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