キャッ党忍伝てやんでえ×艦これ エドロポリス鎮守府絵巻(388)

あのキャッ党忍伝と艦これのクロスが帰って来た!
これは『キャッ党忍伝てやんでえ エドロポリスの艦娘達』の続編となる話である。
ニャンキー達と艦娘達の新伝説、いざ、開幕!

ヤッ太郎「てやんでえ!」

前スレ:キャッ党忍伝てやんでえ エドロポリスの艦娘達
キャッ党忍伝てやんでえ エドロポリスの艦娘達 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1422683091/)

主題歌

OP:おっとどっこい日本晴れ
ED:To be Yourself

第1話 エドロポリス新伝説!ニャンキー&艦娘、出動せよ!

ここはエドロポリス。アニマロイドが平和に暮らす都市である。
その海岸にあるエドロポリス鎮守府周辺では、アニマロイドだけでなく艦娘までもいるのだ。

ピザキャット エドロポリス鎮守府店

ワイワイガヤガヤ

吹雪「お待たせしました!」スッ

睦月「こちらです。」スッ

如月「イカスミピザ1人前お願いしまーす!」

夕張「はーい!」

ヤッ太郎「オイラ達がこの鎮守府に来てから1ヶ月経ったな。月日が経つのは早いもんだな・・・。」

プルルン「そうね。新たな艦娘達も増えたし。」

おタマ「おかげで売り上げも大幅にアップ!彼女達のおかげで大儲け。ククククク。」パチパチ

スカシー「相変わらずだな。」

吹雪「あっ、ヤッ太郎さん!出前が入りました!」

ヤッ太郎「分かった!すぐに行く!」

タタタタタ

プルルン「さてと、私達も頑張らないと!」

スカシー「そうだね。」

一方、ここはコーン守のアジト。エドロポリスから逃げてきたコーン守が新しく設立したアジトなのだ。

コーン守「深海棲艦を仲間に加えてから1ヶ月。なのにアタシ達はなんでいつも負けているの!?」

黒薙「私達に言われても・・・。」

深海棲艦達「」コクコク

コーン守「ともかく、ニャンキー達と艦娘達を倒す方法を考えるわよ。何かいい方法はないの?」

幻ナリ斎「それならいい方法がありますぞ。さっき開発したこのゴキブリ退治27号を使えばニャンキーや艦娘を倒せるのはもちろん、エドロポリスも簡単に侵略できますぞ。」

コーン守「なるほどね。それは心強いわ。深海棲艦達、すぐに出動よ!」

深海棲艦達「はっ!」ビシッ

エドロポリス鎮守府

大和「今日もエドロポリスは異常なし。そろそろ皆のところに戻らないと。」

ザザーン

大和「ん?」

長門「どうした?」

大和「この波の音・・・。まさか!?」

ギュイーン

長門「どうやら深海棲艦が来たようだな。」

大和「ええ。すぐに警報を!」

長門「分かった!」

ビービー

吹雪「どうやら敵襲ですね。」

ヤッ太郎「ああ。すぐに出動するぞ!」

艦娘達「はい!」

ウーウー

おタマ『毎度お騒がせしております。只今より艦娘達が出撃しますので、危ないですから離れてください。』

電「全員そろいました!」

おタマ「分かりました。ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ヤッ太郎「よし!出動だ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、今日もピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。今日は何処に行くのかしら?」

ドギューン

黒薙「煉獄、敵の反応は?」

煉獄「もう少しで来るはずだ。あと2、3分といったところだろう。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「ついに来たか!ニャンキー、艦娘共!」

ヤッ太郎「本当に懲りない奴等だな。今日もやられに来たのか?」

黒薙「それを言うのも今日までだ。この最強メカで倒してやる。」

ギュイーン

ヤッ太郎「な、何だこのメカは?」

黒薙「ゴキブリ退治27号だ。その威力は半端ではない。」

スカシー「その巨大ゴキブリ叩きが武器と言うわけか。皆、ここはかわしながら攻撃を当て続けよう!」

艦娘達「はい!」

黒薙「そうはさせるか!やれ!」

ギュイーン

ヤッ太郎「来るぞ!」

ビュン

バシーンバシーン

睦月「そこ!」ドガガガガ

キンキンキンキン

夕立「よし!これでも喰らえ!」ポイ

ドッゴーン

プルルン「今の攻撃で動きが止まったわ。すぐに攻撃を!」

長門「分かった!」ギュイーン

黒薙「そうはさせるか!」ドガガガガ

長門「くっ!」ヒュンヒュン

大和「長門は黒薙を頼む!我々はあの巨大ロボを!」

煉獄「そうはさせるか!」ギュイーン

比叡「しまった!空から・・・。」

ガキン

ヤッ太郎「オイラを忘れちゃ困るぜ!」

煉獄「な!?」

ヤッ太郎「今の内に巨大ロボを!」

大和「はい!攻撃開始!」

ドゴーンドガーンズドーン

夕立「おっ!装甲が外れたっぽい!」

吹雪「このまま一気に叩きのめしましょう!」

黒薙「そうはさせるか!」パチン

ズドドドド

ヤッ太郎「増援を呼びやがったか。面白ぇ!相手になってやるぜ!」

黒薙「朝日!すぐに阿修羅モードのスイッチを押せ!」

朝日「はっ!」ポチッ

ガシャンガシャンガシャンガシャン

長門「変形しただと!?」

煉獄「驚いたか。阿修羅モードは腕の数が増えただけでなく、攻撃力も大幅にアップするのだ。やれ!」

ブンブンブンブン

電「振り回す速度が速すぎて近づきにくいです!」

雷「何かいい方法はないの!?」

ヤッ太郎「下の部分に集中攻撃だ!軸を破壊すればバランスが崩れる。それと同時に奇襲すればバッチリだ!」

吹雪「分かりました!攻撃開始!」

ドガガガガガ

黒薙「何度やっても無駄だ。いくら軸を攻撃してもこのロボは倒れまい。」

赤城「それはどうかしら?」

黒薙「何!?」

加賀「ロケットランチャー、発射!」ドギューン

ドッカーン

陸奥「当たった!」

グラグラ

朝日「大変です!ゴキブリ退治27号のバランスが崩れました!」

信濃「それによって機能も停止してしまいました!」

黒薙「そんなバカな!早く修理を!」

響「今です!ヤッ太郎提督!」

ヤッ太郎「てやんでえ!懲りずに鎮守府を狙おうとした挙句、巨大ロボで迷惑を掛けようとした。その罪、許さん!」

ゴオオオオオ

ナレーター「説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!」

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「くっ!撤退だ!」

ドギューン

金剛「忘れ物デース!」ポイッ

ドッカーン

黒薙「うわああああああ!!」ヒュルルルル

キラーン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

黒薙「以上が今回の報告です・・・。」ボロッ

コーン守「きーっ!くやしー!!」バリバリ

幻ナリ斎「まずい!皆、逃げろ!!」

ドドドドド

コーン守「く、や、しー!!」バリバリ

ドッゴーン

幻ナリ斎「逃げ遅れた者は?」

黒薙「3人ぐらいが巻き込まれました・・・。」

深海棲艦達「ふにゃ~。」

幻ナリ斎「トホホ・・・。ゲンナリ。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「ふう・・・。今日もエドロポリスは異常なしっと。それじゃ、鎮守府に戻るとするか!」

艦娘達「はい!」

タタタタタ

ニャンキー、艦娘達の活躍によってエドロポリスの平和は守られた。
だが、コーン守の野望はまだ尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え!艦娘達!

otu

次回予告

ヤッ太郎「佐世保鎮守府で事件発生!駆けつけたオイラ達が見た物は、寿司となってしまった提督達の姿だった!」

吹雪「艦娘達の話によれば、コーン守が送り込んだロボ、エドマエ28号だという事が判明されたの!」

睦月「しかもこのような事件は佐世保だけでなく、舞鶴、呉、パラオでも起こっています!」

球磨「さらに悪い事に、エドマエ28号はエドロポリスに向かっているクマ!」

スカシー「こうなった以上は黙っている訳にはいかないな!」

ヤッ太郎「ああ、迎え撃ってやるぜ!てやんでえ!」

ヤッ太郎「次回、『エドマエ28号の恐怖!お寿司で大パニック!』。よろしくな!」

第2話 エドマエ28号の恐怖!お寿司で大パニック!

佐世保鎮守府

ワーワーキャーキャー

黒薙「いいぞいいぞエドマエ28号!ここにいる提督全員、寿司にしてやれ!」

エドマエ28号「アイヨ!」

ガシッ

提督A「うわあああああああ!!」

ギュッギュッ

エドマエ28号「ヘイオ待チ!」スッ

ババーン

曙「提督!」

黒薙「これは傑作だ!ハハハハハ!」

エドロポリス鎮守府

雷「新メニューについてだけど、何かいい案がある?」

電「えーっと、大トロなどの海鮮ピザはどうでしょうか?」

夕立「シーフードピザの和風バージョンっぽいね。」

如月「じゃあ、インドカレーピザはどうかな?」

プルルン「いいアイデアね。それなら横須賀カレーはどうかしら?」

赤城「ああ。あの海軍カレーですね。あのカレーはまた食べたいですね。」

比叡「赤城と加賀は食べたことがあるのね。羨ましいな。」

ヤッ太郎「オイラ達もあのカレーを食べてみたいぜ。」

バタン

ヤッ太郎「あれ?スカシーじゃないか。そんなに慌ててどうしたんだ?」

スカシー「緊急事態だ!佐世保鎮守府で事件が発生した!」

ヤッ太郎「何だって!?すぐに出動するぞ!」

艦娘達「了解!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。今日は休みなのに、仕事があるなんて大変だね。」

佐世保鎮守府

ヤッ太郎「ここが佐世保鎮守府か。やけに静かだな・・・。」

タタタタタ

曙「あなた達がエドロポリス鎮守府の方々ですね。私は曙。佐世保鎮守府に所属しています。」

ヤッ太郎「エドロポリス鎮守府提督のヤッ太郎だ。この鎮守府で事件が発生したと聞いたけど・・・。」

曙「こちらです。」

ヤッ太郎達が曙の指差した方を向くと、この鎮守府にいる全ての提督が寿司となってしまったのだ。

赤城「これは酷いわね・・・。」

加賀「ええ。しかも巻き寿司にされている者が10人いるわね。」

スカシー「君達は無事だったのかい?」

曙「はい。あのロボットは私達を襲いませんでした。」

プルルン「となると、狙いは提督というわけね。」

睦月「ヤッ太郎提督!このような事件についてですが、舞鶴、呉、パラオでも起こっている事が判明しました!」

ヤッ太郎「そうか。で、奴等は何処に向かおうとしているんだ?」

睦月「その事についてはまだ判明していません。」

ヤッ太郎「分かった。すぐに提督達を救出するぞ!」

睦月「はい!」

コーン守のアジト

コーン守「佐世保は成功。これで4つの基地を制覇したわ。」カキカキ

黒薙「しかし驚きましたね。まさかあのロボットで基地を制圧するなんて。」

コーン守「今までのロボットもそれくらいの実力は持っていたけど、ニャンキー達にはやられっぱなしなのよ。」

煉獄「なるほど。」

コーン守「だが、このメカならニャンキー達を倒す事ができるわ。覚悟しなさい、ニャンキー、艦娘達!」

次の日、エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「何だって!?あの巨大ロボットがこちらに来る!?」

ワンコー守『そうだ。奴等はお前達を叩きのめすだけでなく、エドロポリスを侵略しようとしているだろう。あのロボが侵入する前に破壊してくれ。』

ヤッ太郎「分かりました!」

ピッ

ヤッ太郎「全員、出動だ!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「ピザ屋さんも大変だね。今度は何処に行くのかしら?」

ギュオオオオオ

黒薙「もう少しでエドロポリスだ。奴等がここに来る前に上陸するぞ!」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「そう簡単には行かないという事か。エドマエ28号!」

エドマエ28号「アイヨ!」

スカシー「来るぞ!」

ダッ

エドマエ28号「逃ガスカ!」バッ

ガシッ

赤城「しまった!」

吹雪「赤城さん!」

ギュッギュッ

エドマエ28号「ヘイオ待チ!」スッ

赤城「うう・・・。この私がこんな屈辱を受ける事になるなんて・・・。」シクシク

スカシー「なるほど。これが本当の軍艦巻きという物か。」

長門「そんな訳あるか!」

比叡「次が来るわよ!」

ガシッ

電「ひゃううううう!!」ジタバタ

雷「電!」

ギュッギュッ

エドマエ28号「ヘイオ待チ!」スッ

雷「電、大丈夫!?」

電「うえぇぇぇぇぇ。」グスン

この後も睦月、夕立、響、暁、神通、大鳳、陸奥、比叡もエドマエ28号に捕まってしまい、彼女達も寿司にされてしまったのだ。

黒薙「ハハハハハ!いくら何でもエドマエ28号には敵うまい!次は貴様等の番だ、ニャンキー!」

プルルン「このままだとまずいわね・・・。」

スカシー「何か方法はないのか?」

吹雪「あのシャリが入っている桶を破壊すれば、寿司を握る事は不可能です!」

プルルン「なら私に任せて!」ビュン

ヤッ太郎「頼んだぞ、プルルン!」

黒薙「飛んで火に入る夏の虫だな。やれ!」

エドマエ28号「アイヨ!」

プルルン「そうはさせないわ!」ズバッ

バリーン

黒薙「な!?シャリの入った桶を真っ二つにしただと!?」

如月「お見事です!」

ヤッ太郎「てやんでえ!舞鶴、呉、パラオ、佐世保の提督達だけでなく、オイラ達の艦娘までも寿司にするとは・・・。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

朝日「せっかくうまくいくと思ったのにー!」ヒュルルルル

黒薙「覚えてろー!」ヒュルルルル

キラーン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

コーン守「また失敗したですって!?」

幻ナリ斎「はい。シャリの入っている桶を破壊されてしまったのが原因です。」

コーン守「きーっ!くやしー!!」バリバリ

幻ナリ斎「やばっ!」ダッ

ドッゴーン

幻ナリ斎「トホホ・・・。今回も巻き込まれた・・・。」

コーン守「黒焦げコーン・・・。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「やれやれ。この騒動もこれで終わりだな。で、睦月達は大丈夫なのか?」

吹雪「大丈夫ですが、寿司にされた事で落ち込んでいました。」

おタマ「あれだけ屈辱的な事をされれば、落ち込むのも無理はありませんね。」

プルルン「でも、舞鶴、呉、パラオ、佐世保の提督達はもちろん、睦月ちゃん達も無事で良かったじゃない。」

ヤッ太郎「それもそうだな。明日もお江戸は日本晴れだぜ!」

今回もヤッ太郎達はコーン守の野望を打ち砕くことはできた。だが、まだコーン守の野望は尽きる事はない。
頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!負けるな、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「艦娘達がウェーク島の奇襲作戦を執行した。結果は成功、もちろん犠牲者も0で済んだ。」

睦月「ところがあの任務以降、如月ちゃんがコーン守に狙われています。」

スカシー「何だって!?如月、お前何かしたのか?」

如月「身に覚えはないけど・・・。」

吹雪「ともかく如月ちゃんがピンチだという事は確かです。すぐにその原因を確かめましょう!」

ヤッ太郎「もちろんだ!」

吹雪「次回、『ターゲットは如月』。お楽しみに!」

第3話 ターゲットは如月

コーン守のアジト

コーン守「幻ナリ斎!如月の反応は見つかったの!?」

幻ナリ斎「えーっと、彼女は今、ウェーク島の攻略に向かっております。」

コーン守「そうなの。んじゃ、行って来るわ。」

幻ナリ斎「へ?どちらへ?」

コーン守「決まっているでしょ?あの子を捕まえてくるわ!」ダッ

幻ナリ斎「あっ、コンちゃん!」

ウェーク島付近

如月「・・・ぁ・・・。」

ギュイーン

如月「ふぅ・・・よかった・・・これで一安心ね・・・。」

ヒュウウウウウウ

如月「・・・っ、やだ・・・。髪が痛んじゃう・・・。」

キュィィィィィィン

海中

ブクブク

コーン守(レーダーによればこの辺りに如月がいるはず。さっさと捕まえて帰るわよ!)

バシャン

コーン守「見つけたわよ!」

如月「!?」

ドゴオオオオオ

コーン守「ギャアアアアアアア!!!」

バシャーン

如月「・・・あら?コーン守が襲い掛かってきたと思ったら、爆発に巻き込まれたわね・・・。でも、今の爆発は一体何なのかしら?」

睦月「どうしたの?」

如月「ううん。早く帰りましょう。」

ギュイーン

バシャン

コーン守「ぷはっ!何なのよ今の爆発は!おかげで逃げられたじゃないの!」

幻ナリ斎「コーン守様、何故そこまで如月を狙っているのですか?」

コーン守「彼女は私の秘密を見てしまったのよ!それがニャンキー達にばれたらとんでもない事になるわ!」

幻ナリ斎「は、はぁ・・・。」

コーン守「もう少しで狙えると思ったのに、爆発のおかげで台無しよ!キーッ!くやしー!!」バリバリ

幻ナリ斎「やばっ。」バシャッ

ドゴーン

コーン守「ワハハのハ・・・。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「へ?コーン守に狙われている?」

如月「はい。背後から私を襲おうとしていましたが、爆発のおかげで助かりました。」

スカシー「なるほど。如月、お前何かしたのか?」

如月「身に覚えはないけど・・・。」

おタマ「となると、ここは調べる必要がありますね。」

ヤッ太郎「そうだな。それにしてもコーン守はなんで如月を狙ったんだ?」

プルルン「さあ・・・。」

コーン守のアジト

コーン守「いつつ・・・。」

黒薙「あまり無茶をするからそんな事になるんですよ。」

煉獄「そうそう。」

コーン守「おだまりけだまり!あの子をスクラップにしないと、私は枕を高くして眠れないのよ!」

炎「ですがコーン守様、あなたは何故、如月をそこまで狙っているのですか?」

コーン守「うっ・・・。」

コーン守(言える訳ないじゃないの。あの事を・・・。)

数日前

コーン守「おっほっほ。意外といけるじゃないの。衣装もピッタリね。」

コーン守「やっぱり私の白い肌にはこれがピッタリね。」

如月「困ったわね。帰り道が分からなくなっちゃった。」キョロキョロ

パンパン
ガラッ

コーン守「!?」

如月「あ・・・。」

コーン守「・・・。」

ガラッ

コーン守(や、ヤバいわね・・・。)

現在

コーン守(こんな事がばれて御覧なさい。ニャンキー達に知られたら・・・。)

想像

ヤッ太郎『やっぱりコーン守は変態だったな!』

吹雪『気色悪いです!』

夕立『変態っぽい!』

比叡『提督達の宿敵がオカマだなんて・・・、頭痛くなるわね。』

睦月『如月ちゃんから聞きました。少しは男らしくしたらどうですか?』

ヘンタイハヒッコメー
ヤメロボケ!アホンダラ!

コーン守「ダメダメダメ!そんなのは絶対にダメ!」

コーン守「いい事アンタ達!今すぐ如月を何とかしちゃいなさーい!!」

深海棲艦達「はっ!」

エドロポリス鎮守府

おミツ「で、数日前にコーン守のアジトに配達に行った事は覚えてる?」

如月「ええ。確かピザ50人前を注文していたわ。あとは・・・、思い出した!」

睦月「何か分かったの!?」

如月「そう言えば帰り道が分からなくなった時、間違えて部屋の方の扉を開けたの。」

ヤッ太郎「となると、コーン守がその部屋にいたという事か・・・。」

ウーウー

おミツ「何かしら?」

ワンコー守『緊急事態だ。深海棲艦達がエドロポリスに着地し、悪さをし始めた。すぐに出動してくれ!』

ヤッ太郎「分かりました。全員出動するぞ!」

艦娘達「はっ!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放!」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが久々に空を飛んでいるよ。」

伊津茂乃母「そうね。今度は何処に行くのかしら?」

ズシーンズシーン

黒薙「もう少しでエドロポリス鎮守府だ。すぐに突入するぞ!」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「ほほう。如月まで出撃しているとは・・・。これで探す手間が省けたな。ひっ捕らえろ!」

バッ

ヤッ太郎「来るぞ!迎え撃て!」

ガキンガキンドゴーンドガーン

スカシー「如月を守りきるんだ!」ガキン

睦月「ええ!如月ちゃんには手を出させません!」ドゴーン

ヤッ太郎「その通りだ!如月はオイラ達の仲間だからな!」ガキン

吹雪「私の仲間に手を出す者は、絶対に許しません!」ドガガガガ

如月「皆・・・。」

黒薙「邪魔をするなら容赦はしない!やれ、ランチャー02!」

グオオオオオ

大和「ランチャー02は両肩に付いている砲撃はもちろん、両腕のリーチが長いです。」

ヤッ太郎「分かった!スカシーと睦月は如月と共に行動してくれ。オイラ達はあのロボを叩き壊す!」

スカシー「分かった!あまり無茶するなよ!」

ヤッ太郎「ああ!」

黒薙「逃がすか!メテオキャノン発射!」

ドゴーン、ヒュルルルル

プルルン「スカシー!ミサイルが来るわよ!」

スカシー「分かった!番傘で跳ね返してやる!」

ヒュルルル

スカシー「そこ!」ガキン

ギュイーン

黒薙「何!?」

ドッゴーン

睦月「当たりました!今がチャンスです!」

ヤッ太郎「てやんでえ!如月を狙おうとしていただけでなく、エドロポリスまでぶち壊した。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「しまった!ランチャー02が破壊された!」

スカシー「で、コーン守はなんで如月を狙おうとしていたんだ?」

黒薙「そ、それは・・・。」

如月「あっ、ようやく思い出した。私が間違えてコーン守の部屋に入った時の事だね。しかも彼は女装していたし。」

黒薙「そ、それが原因だったのか?」

如月「そうなの。でも、私達は提督から話を聞いたから、既に知っているわ。」

黒薙「じゃあ、私達の今回の行為は無駄だったという事か・・・。」

ヤッ太郎「そう言う事だな。という訳で、天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

コーン守「じゃあ、今回の私の行為は無駄だったというの?」

幻ナリ斎「そういう事になりますな。」

コーン守「しかも既に彼女達に知られていたなんて・・・。キーッ!くやしー!!」バリバリ

幻ナリ斎「やばっ!」

ドゴーン

幻ナリ斎「もう嫌・・・。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「まったく。秘密が知られたくらいであのような事をするとは情けないぜ。」

吹雪「人にはそれぞれの事情がありますからね。ばれてしまったらおしまいだと思っている人もいますし。」

ヤッ太郎「言われてみればそうだな。」

如月「あと、皆が私の事を大切な仲間と言ってくれましたね。あの時は本当に嬉しかったです。」

スカシー「気にするなよ。如月も僕達の大切な仲間だからね。」

睦月「吹雪ちゃんも夕立ちゃんも、提督達も仲間だからね。」

如月「ええ。」

ヤッ太郎「という訳で、明日もお江戸は!」

如月「日本晴れだぜ!」

こうしてコーン守の秘密は、ヤッ太郎達に既にばれてしまったのだ。
だが、彼の野望はまだ尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「横須賀基地で艦娘達が誘拐されてしまった!しかもおミツちゃんまで!」

スカシー「何だって!?それは一大事じゃないか!」

プルルン「誘拐した犯人はコーン守の一味。彼等は艦娘達を使って地下での重労働をさせているわ。」

おタマ「そう言えば、横須賀の地下ではお宝が眠っているという情報がありました。」

吹雪「じゃあ、コーン守はそのお宝を狙うために艦娘達を誘拐したのですね。」

ヤッ太郎「こうしちゃいられねえ!すぐに救出に向かうぞ!」

スカシー「次回、『横須賀の隠された秘宝』。お楽しみに!」

第4話 横須賀の隠された秘宝

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「あれ?おミツちゃんは?」

吹雪「おミツ提督なら電と共に横須賀に行きました。」

夕立「横須賀か・・・。確かあそこは海軍カレーがあるって聞いたけど・・。」

おタマ「ですが、今回の目的は横須賀の艦娘達の調査です。戦力はもちろん、どの様な体制なのかも確認する必要がありますので。」

暁「なるほどね・・・。電、大丈夫かな?」

雷「嫌な事が起きなければいいんだけど・・・。」

響「そうなる事を祈るしかない。」

暁「確かにね・・・。」

懐かし過ぎ支援

横須賀鎮守府

ワイワイガヤガヤ

おミツ「ふう・・・。調査はこのくらいね。」

電「ええ。それにしても横須賀の鎮守府ってすごいですね。」

おミツ「ええ。私達の鎮守府に比べると、提督と艦娘の数はもちろん、戦力も倍以上あるわ。」

電「でも、確かに戦力は劣りますが、私達には絆があるからこそ、強いのです。」

おミツ「そうね。それがあるからこそ、エドロポリス鎮守府は最強の軍団と呼ばれているからね。これからも頑張りましょう。」

電「はい!」

ワーワーキャーキャー

おミツ「あら?何の騒ぎかしら?」

電「行ってみましょう!」ダッ

ヒョイヒョイヒョイヒョイ

黒薙「ここにいる艦娘はこれで全員か?」

炎「はい。これで全員です!」

天龍「貴様!私達をこの檻に入れて何をする気だ!?」

黒薙「決まっている。この地下の重労働をさせてもらうぞ。」

おミツ「やっぱりあなた達の仕業だったのね。」

黒薙「お、お前達はエドロポリスの!?」

電「すぐに艦娘達を解放してください!」

黒薙「お断りだ!邪魔をするなら容赦はしない!メガトンキック!」

ドカーッ

電「キャアアアアアアア!!」ヒュルルルル

キラーン

おミツ「電ちゃん!」

黒薙「これで残るはお前だけだ。覚悟しろ!」

おミツ「あ、ああ・・・。」

ガシャーン

黒薙「これで揃ったな。よし!地下に向かうぞ!」

ギュイーン

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「2人共、遅いな・・・。何かあったのか?」

ヒュルルルル

ヤッ太郎「ん?」

電「ひゃあああああああ!!」ヒュルルルル

ヤッ太郎「で、電!?」

ドガシャー

電「いたた・・・。着地しました・・・。」

ヤッ太郎「重い~・・・・。」

電「や、ヤッ太郎提督!」

執務室

ヤッ太郎「何だって!?おミツちゃんが!?」

電「はい。他の艦娘達と共に黒薙達が乗っている巨大ロボに捕えられてしまいました・・・。」

おタマ「これは一大事です。すぐに救出に向かいましょう!」

ヤッ太郎「よし!救出作戦開始だ!」

艦娘達「おう!!!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「ピザ屋さんも大変だね。今度は何処に行くのかしら?」

横須賀基地地下

カツーンカツーン

黒薙「そこ!休むな!働け!」

おミツ「ハァ・・・、ハァ・・・、もう駄目・・・。」カツーンカツーン

カラーン

黒薙「むっ!休むな!」

バシーン

おミツ「酷いわ・・・。」

黒薙「くどいぞ!早く働け!」

おミツ「うわああああああああ!!」パカッ

ドンドンドーン

黒薙「な!?」

ドカーンドゴーン

深海棲艦達「ギャアアアアアアア!!!」

横須賀基地

ギャアアアアアア

ヤッ太郎「どうやらこの地下で悲鳴が聞こえているな。」

雷「でも、どうやって地下に行けばいいのかしら?」

比叡「ここは私に任せて!」

ヤッ太郎「頼んだぞ、比叡!」

比叡「ええ!ドリルドライブ!」

ギュイーン

ヤッ太郎「よし!後に続け!」

ドドドドドド

横須賀基地地下

ガキーン

黒薙「まったく、このミサイル娘が!」

おミツ「ミサイル娘だなんて・・・。私、気にしてるのよ。酷いわー。」

パカッ、ピピピピピ

艦娘達「うわああああ!」ドドドド

黒薙「ば、馬鹿!止めろ!」

おミツ「うわあああああああ!!」カッ

ドンドンドンドーン

黒薙「来るなー!!」

ドカーンドゴーンドカーン

天龍「お、恐ろしい奴だ・・・。」

大淀「エドロポリスの提督って、こんな人が多いのかしら?」

ガラガラドゴーン

黒薙「止めろって言ってるだろうが!」

おミツ「余計な事を言うからよ!」

炎「黒薙様、あれを!」

黒薙、おミツ「!?」

ババババーン

黒薙「おお!あの扉こそ、地下の宝物庫だ!すぐに開け!」

ギイイイイイ

黒薙「いよいよお宝とご対面・・・って、ええーっ!?」

ヤッ太郎「うひゃー・・・。この地下にお宝があったなんて・・・。」

陸奥「いくらぐらい売れるのかしら?」

金剛「数百万は行くと思いマース。」

黒薙「な、なんでお前達がこんなところに!?」

比叡「私のドリルドライブで地下を掘ってみたけど、まさか宝物庫に着くとは予想外だったわね・・・。」

黒薙「ば、馬鹿な・・・。艦娘がドリルを持っていたなんて・・・。」

ヤッ太郎「という訳で、古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「いつもいつも邪魔ばかり・・・。こうなったら徹底的にやっつけろ!」

ヤッ太郎「返り討ちにしてやるぜ!」

ドゴーンドガーンガキンゴキン

ヤッ太郎「チッ!地下じゃ戦いにくいぜ・・・。」

プルルン「ここはお助けメンバーを呼びましょう。」

ヤッ太郎「分かった!」カランカラン

エドロポリス鎮守府

カランカラン

おタマ「あっ、お助けメンバー集合の合図だわ。よし。」ダッ

ピポパ

おタマ「ゴットンさん、ニャンキー達が大ピンチよ。すぐに救援を!」

ゴットン「ゴットンだ、もとい合点だ〜!」

説明しよう!秘密忍者隊ニャンキーには、各地のピザキャットで支店長をしている4人のお助けメンバーがいる。
彼はその中の1人、ゴットンだ。

ドゴーン

ゴットン「ここだな。よーし!」

ジャキンジャキン
ギュイーン

横須賀基地地下

ドゴーンドガーンガキンゴキン

吹雪「一歩も引かない戦いが続いていますが、このままだとやられてしまいます!」

川内「何かいい方法はないの!?」

ドゴーン

ゴットン「大丈夫か!?」

艦娘達「ゴットンさん!」

黒薙「増援を呼ぶとはいい度胸だ。こいつも倒せ!」

ゴットン「お助け忍法、砂嵐!」ギュイーン

ヒュオオオオオ

深海棲艦達「うわああああああ!!」

黒薙「おのれ!トンネル軍団、やれー!」

ズシーンズシーン

大和「そうはさせない!撃てー!」

ドンドンドンドーン
ドゴーンドガーン

黒薙「しまった!機能停止してしまった!」

ヤッ太郎「てやんでえ!罪のない艦娘達を誘拐し、トンネル工事の強制労働をさせるとは。その罪、許さん!」

またまた説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「くっ・・・。撤退だ!」

ビュン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

コーン守「先に財宝を奪われたですって!?」

黒薙「はい。我々より先にニャンキー達が取っていました・・・。」

コーン守「キーッ!くやしー!!」バチバチ

黒薙「まずい!」

ドゴーン

黒薙「もう嫌・・・。」

横須賀基地

ヤッ太郎「やれやれ。横須賀の艦娘も救出したし、あのような事は起きないだろうな。」

電「ええ。おミツ提督も救出されましたし、これにて一件落着ですね。」

長門「おまけに財宝ももらっちゃったし!」

ヤッ太郎「そうだな。という訳で、今日も横須賀は日本晴れだぜ!」

こうしてニャンキー達と艦娘の活躍により、黒薙達の計画をぶち壊しにしたのだ。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「舞鶴鎮守府で事件が発生した。夜の鎮守府で幽霊が出たという騒ぎが起きたそうだ。」

プルルン「それを聞いたウサ姫様は、家臣達を連れて舞鶴鎮守府に向かったわ。」

吹雪「しかもワンコー守様の命令で私達まで行く事になっちゃいました・・・。」

ヤッ太郎「オイラ、あの我儘姫は苦手だからな・・・。」

大和「命令となれば仕方がありません。ウサ姫様に危害が掛からぬよう、しっかり任務を遂行しましょう。」

ヤッ太郎「へいへい・・・。」

睦月「次回、『舞鶴鎮守府の幽霊騒動!』。お楽しみに!」

第5話 舞鶴鎮守府の幽霊騒動!

舞鶴鎮守府

テクテク

榛名「すっかり遅くなっちゃった。早く皆のいる場所に戻らないと。」タタタタタ

ヒタヒタ

榛名「ん?何かしら?」

シーン

榛名「気のせいか。」タタタタタ

ヒタヒタヒタヒタ

榛名「また!?」

シーン

榛名「こ、これって・・・・。」ガタガタ

榛名「キャアアアアアアア!!」ドドドドド

メカ江戸城

タタタタタ

ワンコー守「お待ちください、姫様!お待ちを!」

ウサ姫「もーう、しつこい奴じゃのう!」

ウサ姫「嫌じゃ!姫はお勉強などもう飽き飽きじゃ!」

ワンコー守「何を申し上げます!お戻りを!」

ウサ姫「べーっだ!」

ワンコー守「わ!姫様!お待ちを!」

ワンコー守「うわ!」ゴチーン

ウサ姫「きゃっ!」

ワンコー守「姫様ー!」

ウサ姫「いやあああああ!」

ウサ姫「はっ!父上!」

イエッイエッ「ファッ?」

ワンコー守「上様!」

ウサ姫「父上!ワンコー守が姫をいじめるのじゃ!助けてくりゃれ!」

イエッイエッ「イヤィイヤィイヤー!」バタバタ

ワンコー守「姫様、上様があれでは、家臣一同は心細い限り。何とぞ、しっかりお勉強を。」

ウサ姫「むー・・・。」

エドロポリス鎮守府

吹雪「えっ!?そのような事が!?」

榛名『そうなのよ!私が夜道を歩いている時に、不気味な足音が聞こえたの!』

吹雪「提督には報告したの?」

榛名『ええ。今、鎮守府内で会議をした後、その原因を探り始めるの。』

吹雪「そう。気をつけてね。」

ピッ

睦月「舞鶴、大変な事になっているね。」

夕立「何だか大変っぽい。」

吹雪「うん。とんでもない事が起きなければいいんだけど・・・。」

メカ江戸城

ウサ姫「うー・・・。退屈でつまらんのう。何か面白い話はないのか?」

家臣A「それなら面白い話がありますぞ。」

ウサ姫「どのような話なのじゃ?」

家臣A「犬が西向きゃ尾は東。その犬が白けば尾も白い。面白い?ギャハハハハ!」

ウサ姫「こやつを島流しにせい!」

家臣A「お許しを!お許しを~!」

ウサ姫「他にないのか?」

ウーン

家臣B「そう言えば、舞鶴鎮守府の方で幽霊が出たとか。」

ウサ姫「幽霊?」

家臣C「はい。昨日の夜、舞鶴鎮守府で不気味な足音が出たと艦娘が報告しました。」

家臣D「会議をした後、その原因を探り始めるそうです。」

ウサ姫「幽霊騒動か・・・。よし!姫も舞鶴鎮守府へ向かうぞ!」

ワンコー守「ほ、本気ですか!?」

ウサ姫「もちろんじゃ!すぐに行く準備をするぞ!」

ワンコー守(また始まった。ウサ姫様の悪い癖が・・・。)

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「なるほど。そのような事が・・・。」

吹雪「どうします?」

ヤッ太郎「決まっている。すぐに舞鶴鎮守府に向かうぞ!」

艦娘達「了解!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。そう言えば舞鶴で幽霊騒動があったからね。そこに行くんじゃないのかしら?」

懐かしいけど内容全然覚えてないや
出撃シーンと主人公が一度も巨大ロボに乗れなかったのだけは覚えてる

舞鶴鎮守府

榛名「お待たせしました。私は舞鶴鎮守府所属、高速の巡洋戦艦、榛名です。」

ヤッ太郎「エドロポリス鎮守府所属、提督のヤッ太郎だ。で、お前が幽霊を見た張本人か?」

榛名「はい。昨日、私が夜道を歩いている時に、不気味な足音が聞こえました。」

榛名「気になって振り返って見ると、誰もいなかったのです・・・。」

スカシー「なるほどね。出現するのは夜だとすれば、その時間に行動しないと無理だね。」

ヤッ太郎「その間に作戦会議でも開くとするか。」

ウサ姫「その話は本当か?」

吹雪「本当・・・って、ウサ姫様!?それにワンコー守様まで!」

比叡「どうしてこちらに来たのですか!?」

ワンコー守「実はウサ姫様の命令で来たからな・・・。」

雷「た、大変ですね・・・。」ニガワライ

榛名「ええ。紛れもなく事実です。」

ウサ姫「ふむ・・・。ここは1つ、誰か囮に使うのがいいじゃろう。」

大和「囮ですか?」

ウサ姫「左様。お主達の中から2、3人選ぶぞよ。」

艦娘達「ええーっ!?」

ヤッ太郎「仕方がないぜ。ウサ姫様に逆らうと島流しだぞ・・・。」

加賀「そ、それだけは嫌ですね・・・。ハハハ・・・。」

赤城「笑っている場合じゃないと思うけど・・・。」

コーン守のアジト

コーン守「幻ナリ斎、作戦はうまくいっている様ね。」

幻ナリ斎「はい。このホラー4号は姿を消す事はもちろん、さまざまなホラーの能力を発動する事ができるのです。」

コーン守「なるほど。それは便利ね。」

ヒュン

幻ナリ斎「おっ、黒薙か。」

黒薙「報告があります。先程、エドロポリスの輩共が舞鶴鎮守府に到着し、この騒動を終わらそうとしています。」

コーン守「なら好都合ね。黒薙、ホラー4号と共にニャンキー共を打ち倒しなさい!」

黒薙「はっ!」

その夜、舞鶴鎮守府

ヒュウウウウ

ヤッ太郎「結局、吹雪、夕立、睦月の3人が囮になったそうだな。」

プルルン「大丈夫かしら?」

ヤッ太郎「その時はオイラ達が出動して捕まえるのみだ。」

ヒタヒタヒタヒタ

スカシー「足音が聞こえた!」

ヤッ太郎「よし!ひっ捕らえるぞ!」ダッ

シュン

ヤッ太郎「消えた!?」

大和「これは一体どういう事!?」

黒薙「ホラー4号は姿を消すことが可能だからな。」

如月「この声・・・、黒薙!」

ヤッ太郎「という事は、幽霊騒動もお前達の仕業だったのか!」

黒薙「その通りだ。コーン守様の命令でな。」

比叡「この様な騒動を起こすのは彼しかいないからね・・・。」

ウサ姫「なるほど。幽霊騒動はコーン守の仕業であったか。」

スカシー「ウサ姫様!」

ウサ姫「すぐに奴等を倒せ!」

ヤッ太郎「言われなくてもそのつもりだ!攻撃開始!」

ドゴーンドガーン

黒薙「その様な攻撃は通用しない!やれ!」

ギュオオオオオ

霧島「ロボットからお化けが出現しました!」

比叡「どのような体をしているのよ!」

ウオオオオオオ

球磨「ひえーっ!こっちに来たクマー!」

暁「私、幽霊は苦手なのよー!」

黒薙「ハハハハハ!いくら艦娘でも幽霊には敵わなかったようだな。そのまま彼女達を追い詰めろ!」

金剛「そうはさせまセーン!」ジャキッ

ズバッ

黒薙「何!?背後から攻撃を仕掛けただと!?」

ガコーン

黒薙「しまった!発生装置が破壊された!」

フッ

暁「あら?幽霊が消えちゃった?」

響「どういう事?」

比叡「どうやらこの発生装置で幽霊を出現させたそうね。それが無くなった以上・・・、姿も消す事さえできないわね。」

黒薙「くっ!迂闊だったか!」

ヤッ太郎「てやんでえ!舞鶴鎮守府を騒がせただけでなく、幽霊まで召喚して吹雪達を怖がらせた。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「うわあああああ!!」ヒュルルル

キラーン

ヤッ太郎「天下無敵の、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

コーン守「キーッ!くやしー!もう少しだったのに!」ダンダン

幻ナリ斎「あの発生装置にステルス機能を付けときゃよかったかな。」

コーン守「今更後悔しても遅いわよ!く、や、しー!」バチバチ

幻ナリ斎「やばっ!」ビュン

ドッゴーン

幻ナリ斎「良かった・・・。今回は爆発に巻き込まれずに済んだ。」ホッ

舞鶴鎮守府

ヤッ太郎「やれやれ。幽霊騒動の黒幕がコーン守だったとはな・・・。」

プルルン「これで幽霊騒動も収まったわね。」

吹雪「そうですね。それじゃ、帰りましょう!」

ヤッ太郎「ああ!俺達の鎮守府に!」

こうしてニャンキー達の活躍で幽霊騒動は幕を閉じた。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「鎮守府ランキング?」

吹雪「はい。私達エドロポリスを含めた20の鎮守府でランクを競っています。」

大和「因みにエドロポリスは2位です!」

スカシー「設立してからわずか2カ月しか経っていないのに、まさか上位に上がるとはね。」

ヤッ太郎「こうなったら1位を目指して突き進むのみだ!それに資材も大量にあるからな。」

プルルン「で、その資材をどうするつもりなの?」

ヤッ太郎「決まっている!全ての艦娘をコンプリートだ!」

艦娘達「ええええええええ!!!???」

プルルン「次回、『目指せ!鎮守府ランキング1位&艦娘コンプリート!』お楽しみに!」

第6話 目指せ!鎮守府ランキング1位&艦娘コンプリート!

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「ふあーあ。」

吹雪「ヤッ太郎提督!」

ヤッ太郎「吹雪か。一体何の用だ?」

吹雪「鎮守府ランキングが更新されたので知らせに来ました!」

ヤッ太郎「鎮守府ランキング?何だそりゃ?」

吹雪「私達エドロポリスを含めた20の鎮守府でランクを競っています。」

ヤッ太郎「で、結果はどうなっているんだ?」

吹雪「こちらです!」ポチッ

ウィーン

鎮守府ランキング

1位:横須賀
2位:エドロポリス
3位:ラバウル
4位:佐世保
5位:舞鶴
6位:パラオ
7位:ショートランド
8位:呉
9位:大湊
10位:宿毛湾
11位:岩川
12位:幌筵
13位:トラック
14位:佐伯湾
15位:鹿屋
16位:単冠湾
17位:リンガ
18位:ブイン
19位:タウイタウイ
20位:ブルネイ

ヤッ太郎「おお!オイラ達は2位か!」

吹雪「ええ。コーン守率いる深海棲艦軍団との戦いが高く評価されましたね。」

ヤッ太郎「ああ。次は1位を目指さないとな。」

バタン

吹雪「あっ、夕張さん。」

夕張「ヤッ太郎提督。資材の事についてですが、倉庫に入りきらない程たくさんあります。」

ヤッ太郎「なるほど・・・。だったらいい考えがある。」

夕張「いい考え?」

ヤッ太郎「ああ。全ての艦娘をコンプリートする事だ!」

吹雪「本気ですか!?」

ヤッ太郎「てやんでえ!言った以上は実行するのみだ。で、ここにいる艦娘は?」

夕張「はい。こちらがリストです。」

ヤッ太郎「どれどれ?吹雪、睦月、夕立、島風、暁、響、雷、電、如月、川内、神通、那珂、大淀、北上、大井、愛宕、赤城、加賀、瑞鶴、長門、陸奥、金剛、比叡、大和、球磨、夕張、望月、弥生、多摩、榛名、霧島か。だいぶ人数は揃っているみたいだな。」

夕張「言われてみればそうですね。」

吹雪「そう言えば、他の鎮守府からエドロポリスに着任する予定の艦娘達もいます。私達の活躍に刺激を受けたでしょうね。」

ヤッ太郎「となると、艦娘の製造は新しく入った艦娘達を見て考える必要があるな。」

夕張「そうですね。では、失礼します。」

バタン

ヤッ太郎「やれやれ。これからが忙しくなりそうだな。」

それから翌日、エドロポリス鎮守府に新しく来た艦娘達が姿を現した。

ワイワイガヤガヤ

ヤッ太郎「こうして見るとすごいメンバーだな・・・。」

おタマ「そうですね。では、自己紹介の方を。」

扶桑「はい。佐世保から来ました扶桑です。」

山城「同じく妹の山城です。」

伊勢「同じく伊勢です。」

日向「同じく日向です。」

武蔵「同じく武蔵だ。よろしく頼む。」

ビスマルク「ドイツ出身のビスマルクよ。」

プルルン「佐世保から6人っと。次は呉ね。」

蒼龍「呉鎮守府から来ました蒼龍です。」

飛龍「同じく飛龍です。」

翔鶴「同じく翔鶴です。因みに瑞鶴の姉です。」

瑞鶴「お姉ちゃん!まさかこんなところで会うなんて・・・。」

翔鶴「今までは離れ離れだったけど、これからは一緒に頑張りましょう。」

瑞鶴「うん!」

天城「同じく天城です。よろしくお願いします。」

スカシー「呉はこれで全員だね。次は・・・、舞鶴か。」

鳳翔「舞鶴から来ました鳳翔です。よろしくお願いします。」

龍鳳「同じく龍鳳です。」

祥鳳「祥鳳よ。よろしくね!」

龍驤「ウチは龍驤!よろしく頼むで!」

瑞鳳「瑞鳳です。よろしくお願いします。」

飛鷹「飛鷹です。よろしくお願いします。」

隼鷹「隼鷹だ。よろしくな!」

足柄「足柄だ。よろしく頼む。」

羽黒「羽黒です。よろしくお願いします!」

おタマ「舞鶴は9人ですね。次はラバウルです。」

摩耶「ラバウルから来た摩耶だ。よろしくな!」

鳥海「同じく鳥海です。」

最上「ボクは最上。よろしくね!」

三隈「三隈です。よろしくお願いします。」

鈴谷「鈴谷よ。よろしくね!」

熊野「わたくしは熊野ですわ。」

利根「わしは利根。よろしく頼むぞ。」

筑摩「その妹、筑摩です。」

プリンツ「ビスマルクの妹であるプリンツ・オイゲンです。」

木曾「木曾だ。よろしくな。」

長良「長良です。よろしくお願いします。」

名取「名取です。お願いします!」

ヤッ太郎「12人いるな。最後は横須賀だ。」

天龍「横須賀から来た天龍だ。」

龍田「同じく龍田です。」

由良「同じく由良です。」

鬼怒「同じく鬼怒だよ。」

阿武隈「同じく阿武隈です。」

大淀「同じく大淀です。」

阿賀野「阿賀野型軽巡洋艦、その長女、一番艦の阿賀野よ。」

能代「二番艦、能代です。」

矢矧「三番艦、矢矧よ。」

酒匂「四番艦の酒匂だよ。」

白雪「白雪です。よろしくお願いします。」

初雪「初雪・・・です。」

深雪「私は深雪。よろしくな!」

叢雲「私は叢雲。よろしくね。」

磯波「磯波です。よろしくお願いします。」

ヤッ太郎「これで全員のようだな。オイラは提督のヤッ太郎だ。」

スカシー「同じく提督のスカシー。」

プルルン「同じく提督のプルルンよ。」

おタマ「彼等の上司のおタマです。」

おミツ「ヤッ太郎さん達と同じ提督のおミツよ。」

ヤッ太郎「ここのエドロポリスは他の鎮守府と比べて戦闘が激しいからな。精一杯頑張ろうぜ!」

艦娘達「はい!」

大和「威勢のいい返事ですね。」

ヤッ太郎「でも、艦娘の種類はまだ全員じゃないんだよな。」

プルルン「そう簡単にはいかないからね。」

ヤッ太郎「だろうな。んじゃ、次は資材を使って艦娘を製造するか。すぐに建造部屋へ行くぞ!」

おタマ「待ってください。半分は建物に使いますので、あまり使わないように。」

ヤッ太郎「分かってるよ・・・。」

建造部屋

ヤッ太郎「とりあえずいろんな素材を入れてみたけど、大丈夫だろうか・・・?」

大和「とりあえずは成功する事を祈るしかありませんね。」

ヤッ太郎「ああ・・・。」

睦月「ヤッ太郎提督!大和さん!出来上がりました!」

ヤッ太郎「終わったようだな。で、出来上がった艦娘達は?」

睦月「こちらです。」

コツコツ

ヤッ太郎「おお!雲龍、大鳳、千歳、千代田、古鷹、加古、青葉、衣笠、妙高、那智、高雄、五十鈴、卯月、皐月、文月、長月、菊月、三日月、望月、綾波、敷波、朧、曙、漣、潮、初春、子日、若葉、初霜、白露、時雨、村雨、春雨、五月雨、涼風か。結構多いな。」

大和「それだけではありません!朝潮、大潮、満潮、荒潮、朝雲、山雲、霰、霞、陽炎、不知火、黒潮、初風、雪風、天津風、時津風、浦風、磯風、浜風、谷風、野分、舞風、秋雲、夕雲、巻雲、長波、朝霜、早霜、清霜、秋月、Z1、Z3、伊168、伊8、伊19、伊58、U-511、呂500、まるゆ、伊401、あきつ丸、大鯨、明石、香取もいます。」

ヤッ太郎「という事は・・・、艦娘を全て集めたんだ!やったぜ!」

大和「良かったですね。ヤッ太郎提督。」

ヤッ太郎「ああ。皆にも報告しないとな!」

一方、コーン守のアジト

コーン守「何ですって!?ニャンキー達が全ての艦娘を集めた!?」

幻ナリ斎「はい。こうなってしまうと戦いは厳しくなりますな。」

コーン守「ふっふっふ。こんな事もあろうかと新たな深海棲艦を集めたわ。黒薙。」

黒薙「はっ。お前達、こっちに来い!」

ザッザッザッザッ

幻ナリ斎「おお!深海棲艦達を全て集めたのですか!」

コーン守「そうよ。この最強軍団で全ての鎮守府を攻め落とすわ。貴方達、しっかりやりなさい!」

深海棲艦達「了解!」

甘味処「間宮」

ワイワイガヤガヤ

間宮「お疲れ様です。ヤッ太郎提督。」

ヤッ太郎「ああ、済まないな。それにしても全ての艦娘をたった一日で揃うなんて信じられないぜ。」

伊良湖「私達もその話を聞いた時は驚きました。特におタマ提督はすごく喜んでいましたよね。」

ヤッ太郎「ああ。人出が増えた事で大儲けできるのが嬉しいって言ったからな。」

ビービー

間宮「あら?」

ヤッ太郎「何だ?」

大和『緊急事態です!コーン守の軍勢がこちらに向かっています!」

ヤッ太郎「分かった!すぐに出動する!」

伊良湖「必ず全員帰ってきてくださいね。」

ヤッ太郎「もちろんだ!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ヤッ太郎「よし!行くぞ!」

艦娘達「おう!!!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。しかも人数が増えているし、大仕事でもあったのかしら?」

海上

黒薙「今回は全ての深海棲艦がいる。こいつ等さえいれば、いくらニャンキーでも・・・。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「ついに来たか、エドロポリスの戦士達。だが、今回の我々は一味違うぞ!」パチン

ギュイーン

ヤッ太郎「大量の深海棲艦が姿を現したか。しかも全種類をそろえたみたいだな。」

黒薙「お前達が全ての艦娘を集めると聞いたからな。こっちも対抗して全ての深海棲艦を集めたのさ。」

ヤッ太郎「だったら手加減は無用だな。攻撃開始だ!」

艦娘達「了解!」ドギューン

黒薙「こちらも攻撃するぞ!かかれ!」

深海棲艦達「イェッサー!」ドギューン

ドガーンドガーンガキンガキン

ヤッ太郎「どうやら一筋縄ではいかないみたいだな。助太刀するぜ!」

黒薙「ニャンキー共が戦おうとしている!すぐにあのメカを!」

炎「了解!」ポチッ

ゴゴゴゴゴ

五十鈴「な、何!?」

天龍「お前等!あれを見ろ!」

艦娘達「!?」

ババーン

黒薙「どうだ!艦娘対策用メカ、スパイダー39号だ!」

古鷹「そんなの有り!?」

龍驤「エドロポリスにはこんな敵までいたとは・・・。」

黒薙「さあ、スパイダー39号!奴等を倒しまくれ!」

ドンドンドンドーン

ヤッ太郎「全員、かわせー!」

ドゴーンドガーン

扶桑「攻撃がすご過ぎて近づけません!このままだとやられてしまいます!」

ヤッ太郎「よし!こうなったらお助けメンバーだ!」

カランカラン

エドロポリス鎮守府

カランカラン

おタマ「あっ、お助けメンバー集合の合図だわ。よし。」ダッ

ピポパ

おタマ「ミエトルさん、ニャンキー達がピンチよ!すぐにエドロポリスの海上に向かって!」

ミエトル「了解でゲス!たとえ大将の為なら、たとえ火の中、闇の中!」

説明しよう!彼はお助けメンバーの1人、ミエトル。マッハ5の高速で空を飛ぶ事ができるのだ!

バララララ

ミエトル「大将、皆、無事でいてくれでゲス・・・。」

エドロポリス海上

ドゴーンドガーン

スカシー「皆、大丈夫か!?」

古鷹「まだ戦えますが、装甲はボロボロです・・・。」

プルルン「もう一発でかいのを喰らったら、倒れるのも無理ないわね・・・。」

黒薙「さて・・・、そろそろ終わりにしてやろう。ターゲット、ロックオン!」

ウィーン

黒薙「覚悟しろ!エドロポリスの戦士達よ!」

ミエトル「そうはいかないでゲス!」

黒薙「何!?」

バララララ

ミエトル「間に合って良かったでゲス!」

五十鈴「あの人は?」

ヤッ太郎「あいつはミエトル。マッハ5の高速で空を飛ぶ事ができるお助けメンバーだ。」

五十鈴「へー。エドロポリスにはこんな人もいるのね。」

黒薙「増援が増えてもスパイダー39号に敵うはずがない!あいつも撃ち落とせ!」

ドンドーン

ミエトル「その様な攻撃は効かないでゲス!」ビュンビュン

黒薙「な!?全てかわされただと!?」

ミエトル「そこでゲス!」

バキィ!!

黒薙「しまった!砲台が破壊された!」

ヲ級A「ヲ!?」

吹雪「今がチャンスです!砲撃開始!」

ドガガガガガ
ドゴーンドガーン

黒薙「チッ!機能停止したか!」

比叡「今よ!ヤッ太郎提督!」

ヤッ太郎「てやんでえ!懲りずにエドロポリスを侵略しようとした挙句、スパイダー39号で艦娘達を傷つけた・・・。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「全員、逃げろー!」

ギュイーン
ドッゴーン

深海棲艦達「キャアアアアアアアア!!」ヒュルルルル

黒薙「おのれ、エドロポリスめ!この恨みは忘れぬぞー!」ヒュルルルル

キラーン

吹雪「やっと終わりましたね。」

ピピピピピ

大和「鎮守府ランキングが更新されました!」

スカシー「で、結果は?」

大和「私達エドロポリスが1位にランクアップしました!」

オオーッ

比叡「深海棲艦達を倒した事と、全ての艦娘達を集めた事で、1位を掴む事ができましたね。」

榛名「良かったですね、ヤッ太郎提督!」

ヤッ太郎「ああ!というわけで、天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

艦娘達「大勝利!」

ドドン

コーン守のアジト

コーン守「キーッ!最強軍団を作ったのに、なんで負けちゃうのよー!」

幻ナリ斎「どうやらお助けメンバーが駆けつけた時点で、負けが確定したのかも知れませんね。」

コーン守「キーッ!く、や、しー!!」バチバチ

幻ナリ斎「やばっ!」ダッ

ドッゴーン

幻ナリ斎「トホホ・・・。げんなり・・・。」

エドロポリス鎮守府

天龍「創設してから数か月で鎮守府ランキングのトップを取るなんて・・・。」

衣笠「普通じゃあり得ないけど、すごい記録を出しただけでもいいとしましょう。」

瑞鶴「そうね。1位になった以上はそのランクを死守しないと。頼りにしてるわよ、提督。」

ヤッ太郎「もちろんだ!明日もお江戸は!」

艦娘達「日本晴れだぜ!」

ハハハハハ

こうして、ヤッ太郎達の活躍と全ての艦娘をそろえた事で、エドロポリス鎮守府は1位を取る事に成功した。
だが、深海棲艦達が抵抗する限り、戦いは終わらない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え!エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「エドロポリスが1位を奪取!いやー、笑いが止まらないぜ!」

吹雪「それと同時に私達がアイドルデビューする事になりました!」

ヤッ太郎「本当なのか!?」

睦月「ええ。私達の活躍に目を付けられ、スカウトをされてしまったので。」

プルルン「良かったじゃない。実は私もおミツちゃんと共にMIPPLE(ミップル)の活動を再開するの。」

夕立「そうですか。お互い頑張りましょう!」

おミツ「ええ!」

夕立「次回、『艦娘達のアイドルグループ、EKM48』。お楽しみに!」

第7話 艦娘達のアイドルグループ、EKM48

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「いやー、1位になったおかげで人気が急上昇!笑いが止まらないぜ!」

金剛「そうデスネ。でも、他の鎮守府が動き始めていマース。」

比叡「あんな新参者に負けて悔しいと思ったのかも知れませんね。」

ヤッ太郎「確かにそうだな。さてと、次の作戦でも考えるとするか!」

バタン

ヤッ太郎「おっ、吹雪、睦月、夕立、如月か。どうした?」

吹雪「ビッグニュースです!私達エドロポリスの艦娘全員が、アイドルデビューする事になりました!」

金剛「ホワイ!本当デスカ!?」

睦月「ええ。私達の活躍に目を付けられ、スカウトをされてしまったので。」

比叡「アイドルデビューか。悪くないわね。」

ヤッ太郎「よし!すぐに全員を集結させてくれ!緊急発表を行う!」

金剛「了解デース!」

広場

艦娘達「アイドルデビュー!?」

ヤッ太郎「そうだ。吹雪達がスカウトをされたのがきっかけで、エドロポリスの艦娘全員がアイドルデビューをする事になった!」

キャアアアアア

五十鈴「私達がアイドルになるなんて・・・。」

電「夢なら覚めて欲しいですが、こんなに嬉しい事はありません!」

ヤッ太郎「確かにその通りだ。これから忙しくなるが、体に気をつけて頑張ろうぜ!」

艦娘達「はい!」

プルルン「そうそう。実は私もおミツちゃんと共にMIPPLE(ミップル)の活動を再開するの。」

夕立「プルルン提督とおミツ提督もですか!?」

おミツ「ええ。私達もスカウトされたからね。皆、お互い頑張りましょう!」

艦娘達「はい!」

一方、コーン守のアジトでは・・・。

コーン守「へ?あなた達もアイドルデビューを?」

黒薙「はい。艦娘達がアイドルグループを結成させると聞いたので、こちらも対抗して作りました。」

コーン守「で、名前は?」

黒薙「えーっと、深海棲艦少女組です。」

コーン守「なかなかいいネーミングセンスね。やるからにはしっかりやるのよ。いいね?」

深海棲艦達「はい!」

タタタタタ

コーン守「しかしあの子達がアイドルデビューするなんて驚いたわね。それじゃ、私もやるとしますか!」

幻ナリ斎「へ?いったい何をする気ですか?」

コーン守「決まってるでしょ?私の歌を全ての基地に響かせるのよ!」

幻ナリ斎(嫌な予感しかしない・・・。)

次の日、エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「しかしあいつ等も大変だな。鎮守府、ピザ屋だけでなく、アイドル活動をする事になるとは。」

スカシー「あまり無理はしないようにって忠告はしておいたけど・・・、大丈夫かな?」

ヤッ太郎「まあ、プルルン達がいるんだし、何とかなるだろう。」

おタマ「そうそう。彼女達がアイドルデビューすると同時に、CD発売のイベントを出せば大儲け間違いなしですからね。」

ヤッ太郎「そりゃそうだけど・・・。」

間宮「大変です!黒薙率いる深海棲艦達がアイドルデビューをするそうです!」ガラッ

ヤッ太郎「なんだって!?まさかあいつ等までアイドルデビューするとは・・・。」

スカシー「嫌な事が起きなきゃいいんだけど・・・。」

スタジオ

吹雪「まさかあなた達までアイドルデビューするなんて・・・。」

煉獄「お前達がアイドルグループを作っているって聞いたからな。」

黒薙「だから我々も対抗してアイドルグループを結成した。」

あきつ丸「まさか深海凄艦達までアイドルグループを結成するなんて・・・。」

龍田「こうなると一筋縄ではいきませんね。」

おミツ「そうね。でも、弱気になっちゃダメ。自信を持ってしっかり頑張りましょう。」

多摩「了解だにゃ!」

一方、横須賀基地

ガガガガガ

提督D「何だあれ?」

ギイイイイ

ザンカア「テメー等、行くぜ!ワン、ツー、スリー、フォー!」

BGM:ロック音楽

ザンカア「皆、のってるかー!?」

カラス忍者達「のってる、のってるー!」

ザンカア「のってるかー!?」

幻ナリ斎「のってる、のってるー!じゃなーい!ストーップ!」

ザンカア、レッカア、ボンカア、ウォッカア「へ?」

幻ナリ斎「ここはアンタ達のステージじゃない!メインはあの人でしょうが!」

レッカア「すっかり忘れてたぜ・・・。」

幻ナリ斎「では改めて・・・、チャールズ・コーンさんの登場です!曲はコーンな女の恨み!」

ワアアアアアア

コーン守「こーんーなー、キツネーにー♪誰ーがー、あしーたー♪」

ギャアアアアア
バターンバターン

コーン守「好きよー♪好きよ、好き♪だけどね♪」

ドゴーンドガーン

幻ナリ斎「ぎええええええ!!」

エドロポリス鎮守府

ワンコー守『緊急事態だ!コーン守が自分の歌で、横須賀などの基地を破壊している。しかも奴等はエドロポリスに向かっているぞ!』

ヤッ太郎「こうなった以上はやるしかないが、プルルンと艦娘達はスタジオにいるからな・・・。」

スカシー「仕方がない。僕達だけでも行くとするか。」

ヤッ太郎「そうだな。」

ウーウー

おタマ「只今より、おいしい宅配ピザが発射します。危ないですので離れてください。」

おタマ「では、発射!」

ドゴーンドゴーン
ヒュルルルル

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが空を飛んでるよ。おっ母?」

伊津茂乃母「あたしーもー、アイドルーにー、なりたーいー♪」

伊津茂乃子「お、おっ母・・・。」

スタジオ

BGM:三日月コネクション

吹雪「おミツ提督とプルルン提督の歌、すごいですね・・・。」

天龍「ああ。私達も負けない様、しっかりしないとな。」

大和「プルルン提督達が終わったわ。次は私達の番よ!」

艦娘達「はい!」

ガシャーン

金剛「ホワイ!?何事ですか!?」

コーン守「あら?まさかここで出会うなんてね・・・。」

由良「コーン守!何しに来たの!?」

コーン守「決まっているでしょ?私の美声をここで披露するのよ。」

電「ま、まさか・・・。」

コーン守「ここでー♪一緒にー♪死ななーいーかー!♪

艦娘達「キャアアアアアアア!」

コーン守「そのー訳ないー♪」

ドゴーンドガーン

コーン守「何!?何!?」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

コーン守「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

コーン守「邪魔する気なら容赦しないわ!やりなさい、コンサートホーラー69号!」

シュルルルル

スカシー「皆、武器は持っているか?」

大和「はい!もしもの為に持ってきました!」

スカシー「奴は中心部が弱点だ。そこを狙って撃ってくれ!」

大和「分かりました!砲撃開始!」

ドガガガガガ
バリバリバリバリ、プシュー

ヤッ太郎「よくやった!最後はオイラが・・・。」

ドガッ

ヤッ太郎「うげっ!」

スカシー「ヤッ太郎!」

ヒュン

スカシー「おっと!」ヒョイ

スタッ

コーン守「何をする気なの!?」

スカシー「音痴な歌声で苦しめ、あまつさえ、他の基地やエドロポリスの街を破壊した罪、許さん!」

説明しよう!スカシーの正義の怒りが限界値を超えた時、スカシーの宝刀ピカピカはパワーを増し、恐るべき必殺技を生み出すのだ。

スカシー「必殺!一文字ファイヤー!」ブン

ズバアアアア
ドッゴーン

コーン守「キーッ!くやしー!」

幻ナリ斎「いや、だからと思ったらこれだ。」

ドッゴーン

幻ナリ斎「ギャアアアアア!」

スカシー「つまらぬ物を斬ってしまった。」チャキッ

プルルン「かっこいー!」

おミツ「スカシーさん、ステキ!」

ヤッ太郎「オイラ、かっこ悪い。」

電「ご愁傷様・・・。」

一方、黒薙達は・・・。

黒薙「ん?今、コーン守様が爆発している音が聞こえたような・・・。」

朝日「気のせいだと思いますよ。」

黒薙「それもそうだな。んじゃ、レコーディングに行くとするか。」

ゾロゾロ

そして翌日、艦娘達のアイドルグループ、EKM48のデビュー曲、『ミラクル・ロマンス』が発売され、わずか一日で売れ行きは好調となったのだ。

吹雪「まさか私達のCDがこんなに売れているなんて・・・。」

睦月「最初はどうなるかとドキドキしちゃいました・・・。」

ヤッ太郎「最初は誰だってそうさ。それにおミツちゃんとプルルンのCDも売れてるし、とりあえずは一安心だな。」

おタマ「そうそう。おかげで安心して期間限定のキャンペーンも始める事ができますし。」

吹雪「そうですね。それじゃ、次の曲も頑張りましょう!」

艦娘達「おう!!!」

こうして、EKM48はいいスタートを切る事ができた。
だが、アイドルには様々なグループがいる為、そう簡単にはいかないだろう。頑張れ、エドロポリスのアイドル達!

次回予告

ヤッ太郎「ええっ!?騒動が発生した!?」

大和「ええ。天龍と赤城の喧嘩で艦娘を巻き込んで壁が爆発するという騒動が起こりました。」

ヤッ太郎「とんでもない事になったぞ。この状態でコーン守が騒動を起こしたら・・・。」

長門「緊急事態だ!コーン守が深海棲艦達を連れてエドロポリスに攻めて来るぞ!」

スカシー「なんでこんな時に・・・。」

ヤッ太郎「ええい!こうなったら全員出動だ!」

比叡「大丈夫かしら・・・。」

如月「次回、『内戦勃発!エドロポリス鎮守府、絶体絶命!』。お楽しみに!」

第8話 内戦勃発!エドロポリス鎮守府、絶体絶命!

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「現在、エドロポリス鎮守府は1位をキープしているな。こっちは他と違って戦闘でいつも勝利しているからな。」

おタマ「それに犠牲者もいませんし、それが高評価につながっていたのかもしれませんね。」

ヤッ太郎「まっ、エドロポリスは天下無敵の最強軍団だからな。」

ドゴーンドガーン
ギャーギャー

ヤッ太郎「ん?何の音だ?」

スカシー「向こう側で何かあったそうだ。行ってみよう。」ダッ

ヤッ太郎「おい!待ってくれよ!」ダッ

演習場付近

タタタタタ

ヤッ太郎「爆発が起きたのはここだけど、何も被害はないみたいだな。」

プルルン「いや、それはどうかしら?」

ヤッ太郎「どういう事だ?」

プルルン「あそこを見て。」

ヤッ太郎「あそこって・・・、な!?」

ババーン

ヤッ太郎「裏側に穴!?いったいどういう事だ!?」

加賀「うう・・・。提督・・・。」

プルルン「加賀ちゃん!いったい何があったの!?」

加賀「実は天龍さんと赤城さんが主砲を放ちながら喧嘩をしているのです。止めに向かったのですが、逆に返り討ちに遭ってしまいました・・・。」

ヤッ太郎「そういう事か。だったらオイラが止めに行くぜ!」

加賀「いくら何でも危険ですよ!私達の二の舞になりたいのですか!?」

ヤッ太郎「てやんでえ!喧嘩とはお互いの意思のすれちがいにより起こるものだ。その意志を理解し、相手に気持ちを示せば解決する。オイラならその事に気付かせる事ができるはずだ!」

加賀「提督・・・。」

ヤッ太郎「んじゃ、行って来るぜ!」ダッ

プルルン「大丈夫かしら・・・。」

爆発の起きた場所

ヤッ太郎「えーっと、天龍と赤城がいる場所は・・・。」

ドゴーンドガーン

ヤッ太郎「おっ、ここだな。様子は・・・。」

ヒュウウウウウ

ヤッ太郎「お、おい・・・。いくら喧嘩でもやり過ぎだろうが・・・。」

天龍「誰だ・・・って、ヤッ太郎提督じゃないか!」

赤城「どうしてこちらに?」

ヤッ太郎「お前達が喧嘩をしているから様子を見に来た。で、喧嘩の原因は何だ?」

赤城「あれは30分前の会議が原因です・・・。」

30分前

大和「という訳で、我々エドロポリスの艦娘部隊に必要なのは何かを決めたいと思います。何かありますか?」

ビッ

大和「赤城さん。」

赤城「私達に必要なのは団結力を深める事だと思います。一人一人の絆を強くすればどのような敵でも倒す事ができるはずです。」

大和「なかなかいい考えね。」

天龍「いいや、必要なのは力だ。私達の力は提督より低い。今こそ力をつけなければ、提督達の足手纏いとなるからな。」

吹雪「確かにそれは一理ありますね・・・。」

赤城「ええ。彼女の言う事も一理あるわ。でも、ここで絆を深めなければ戦いに苦戦する恐れもある。そうなると轟沈する人も出る恐れがあるわ。」

天龍「そんな時は無茶をしてでも戦いぬくのみだ。」

赤城「その様なやり方は絶対に認めないわ。少しは考え方を改めなさい!」

電「け、喧嘩は止めてください!」

ワーワーギャーギャー

現在

赤城「という訳です。」

ヤッ太郎「なるほどな・・・。しかしそんな理由で喧嘩をするのも良くないぞ。」

天龍「じゃあ、ヤッ太郎提督はどちらを選ぶんだ?」

ヤッ太郎「えっと、それは・・・。」

赤城「団結力ですよね?」

天龍「いいや、力だ!」

ヤッ太郎「えっと・・・・・。両方とも大事だと思うぜ。ハハ・・・。」

ドゴーン

ヤッ太郎「ひゃああああああ!!」ヒュルルルル

鎮守府前

スカシー「ヤッ太郎、大丈夫かな?」

おタマ「さあ・・・。」

ヤッ太郎「うわああああああ!!」ヒュルルルル

プルルン「あっ、ヤッ太郎!」

ズドーン

プルルン「その様子だと失敗したみたいね。」

ヤッ太郎「あがが・・・。なんでこうなるんだよ・・・。」

コーン守のアジト

コーン守「何ですって!?エドロポリス鎮守府で内乱?」

黒薙「はい。艦娘に必要な物は何かで赤城と天龍が喧嘩しているそうです。」

コーン守「これは願ってもないチャンスね。幻ナリ斎、メカの方は?」

幻ナリ斎「もう準備できています。今回はこちらです。」

ババーン

コーン守「このメカは何かしら?」

幻ナリ斎「これは艦娘撃退用マシン、マックスキラー99号です。しかもその威力は今までよりも超えています。」

コーン守「なるほど。これはお見事ね。すぐにエドロポリスを制圧するわよ!」

幻ナリ斎「ははっ!」

エドロポリス鎮守府

ズドーン

プルルン「スカシーも失敗したのね。」

スカシー「ハァ・・・。いつになったら喧嘩が収まるんだ?」

ヤッ太郎「オイラに言われても・・・。」

ウーウー

おタマ「警報が鳴っているわ。どうやらコーン守がこちらに来るみたいね。」

ヤッ太郎「まさかこんな時に来るとは予想外だぜ・・・。こうなったらすぐに出動だ!」

プルルン「喧嘩している状態で?」

ヤッ太郎「今、動かなければこっちがやられるからな。早く急ぐぞ!」

プルルン「ええ!」

ウーウー

おタマ『毎度お騒がせしております。只今より艦娘達が出撃しますので、危ないですから離れてください。』

電「全員そろいました!」

おタマ「分かりました。ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ヤッ太郎「よし!出動だ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、今日もピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。今日は何処に行くのかしら?」

天龍「だから力が大切だ。オレの目に間違いはない!」

赤城「違うわ。大切なのは団結力よ!」

スカシー「いつになったら終わるんだ?」

ヤッ太郎「さあ・・・。」

ギュイーン

黒薙「そろそろだな・・・。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「ついに来たか。で、この状態で戦うのか?」

ヤッ太郎「当然だ。どんな状態であろうとも、オイラ達は戦い続ける!」

黒薙「いい気になるのもここまでだ。」パチン

ドドーン

陸奥「な、何アレ!?」

コーン守「ホーッホッホッホ!これぞ艦娘撃退用マシン、マックスキラー99号よ!」

金剛「コーン守!いつの間にいたのデスカ!?」

コーン守「最初からいたわよ。さあ、やっておしまい!」

バシャーン、ザザーン

赤城「すごい威力ね・・・。下手をしたら轟沈は免れないわ。」

加賀「ええ。ヤッ太郎提督、指示を。」

ヤッ太郎「分かった。ここは3手に別れて行動しよう。大和達は右、武蔵達は左。天龍達は後ろを攻撃してくれ。」

艦娘達「了解!」

コーン守「それはどうかしら?」

ヤッ太郎「何!?」

ジャキンジャキンジャキンジャキン

スカシー「完全武装だと!?」

プルルン「そんな機能まであったなんて・・・。」

コーン守「さあ、覚悟しなさい!エクストラハリケーン!」

ギュオオオオオ

艦娘達「キャアアアアアア!」

スカシー「皆!」

バシャーンバシャーン

ヤッ太郎「大丈夫か?」

大和「全員無事です。ですが、天龍さんが・・・。」

天龍「ハァ・・・、ハァ・・・。」

スカシー「かなり大破しているな。あと一撃喰らったら倒れるのも無理はないだろう。」

プルルン「そんな・・・。」

コーン守「これはチャンスね!すぐに止めを!」

黒薙「了解!」ビュン

龍田「天龍ちゃん!」

天龍「くっ!」

ガキン

黒薙「な!?」

赤城「私の仲間に手を出す者は・・・、誰であろうとも絶対に許さない!」

プルルン「赤城ちゃん!」

天龍「赤城!どうして私を・・・。」

赤城「天龍さんも私達の大事な仲間です。それにあなたがいなくなったら龍田ちゃんだけでなく、皆が悲しみますから。」

天龍「赤城・・・。さっきは悪かったな。オレが間違ってたよ。」

赤城「私もです。ごめんなさい・・・。」

ヤッ太郎「どうやら仲直りできたようだな。それじゃ、反撃開始だ!」

コーン守「小癪な!徹底的にやりなさい!」

ギュオオオオオ

赤城「加賀さん、行くわよ!」

加賀「ええ!」

ビュン

ヤッ太郎「何をする気だ!?」

赤城「合体技、発動!」

赤城・加賀「天空雷神斬!」

ズバッ、ドゴーン

武蔵「武装が解除された!」

コーン守「そんな!完全武装が解除されるなんて・・・。」

ヤッ太郎「てやんでえ!エドロポリスを征服しようとしただけでなく、艦娘達まで傷つけるとは・・・。その罪、「許さん!」へ?」

説明しよう!天龍の正義の怒りが限界値を超えた時、7.7mm機銃の封印は解け、恐るべき力を発揮するのだ!

天龍「必殺!ドラゴンブラスター!」ドゴーン

ドッカーン

黒薙達「うわああああああ!!」ヒュルルルル

コーン守「キーッ!くやしー!」バリバリ

ドッゴーン

天龍「天下無敵の、大勝利!」

ヤッ太郎「あ、にゃんと!」バシャーン

電「て、提督!大丈夫ですか!?」

ヤッ太郎「オイラが主役なのに・・・。」

吹雪「まあまあ・・・。」

エドロポリス鎮守府

赤城「というわけで、エドロポリスの艦娘部隊に必要なのは団結力に決定しました。」

ヤッ太郎「そうか。実はオイラ達もそう思ったんだ。」

加賀「そうだったのですか?」

おタマ「ええ。確かに貴方達はヤッ太郎さん達より戦闘力が低い。ですが、貴方達が力を合わせて戦えば、どんな敵でも勝てるはずです。」

おミツ「おタマちゃんの言う通りよ。これからはチームでの訓練を中心に行うから、覚悟してね。」

天龍「ああ。もちろん覚悟はできてるぜ。」

ヤッ太郎「というわけで、明日もお江戸は!」

天龍「日本晴れだぜ!」

ハハハハハ

こうして、赤城と天龍が仲直りした事でエドロポリスの平和は守られたのだ。
だが、コーン守の野望は潰える事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え!エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「何だって!?漂流者を発見した!?」

那珂「うん。私達がランニングをしている時、3人の少女が倒れていたの。」

川内「しかも彼女達は艦娘だという事が判明されましたが、この人達は見たことがありません。」

スカシー「見た事ないって・・・、もしかして彼女達は異世界から来たのか!?」

ハルナ「その通りだ。私達は蒼き鋼のアルペジオの世界から来た者だ。」

ヤッ太郎達「えええええええええ!!??」

電「次回、『異世界からの漂流者!?アルペジオの艦娘達』。お楽しみになのです!」

第9話 異世界からの漂流者!?アルペジオの艦娘達

海岸

ザッザッザッザッ

川内「提督達に負けないよう、しっかりしとかないとね!」

神通「ええ。特にヤッ太郎提督は私達の力を遥に超えているからね。」

那珂「よーし!頑張るぞー!」

ピタッ

那珂「どうしたの、川内お姉ちゃん?」

川内「誰かが倒れている・・・。」

神通「本当だ・・・。すぐに運ばないと!」

那珂「うん!」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「ふぃー・・・。書類はこれで終わりか。提督も楽じゃないぜ。」

バターン

ヤッ太郎「おっ、初音か。何の用だ?」

初音「大変じゃ!川内達が海岸で倒れている奴等を見つけたぞ!」

ヤッ太郎「何!?で、そいつ等は?」

初音「今、病室で手当てを受けておる。」

ヤッ太郎「分かった。すぐに行くぞ!」ダッ

初音「了解じゃ!」タタタタ

病室

バタン

川内「ヤッ太郎提督!」

ヤッ太郎「初音から聞いた。彼女達の容態は?」

明石「大丈夫です。どこにも怪我はありませんでした。」

ヤッ太郎「良かった・・・。」ホッ

明石「あと彼女達について調べましたが、この人たちは艦娘だという事が判明されましたが、この人達は見たことがありません。」

スカシー「見た事ないって・・・、もしかして彼女達は異世界から来たのか!?」

「その通りだ。私達は蒼き鋼のアルペジオの世界から来たからな。」

ヤッ太郎「おっ、ようやく気付いたみたいだな。」

「自己紹介がまだだったな。私はハルナ。霧の大戦艦級だ。」

「私はタカオ。霧の重巡洋艦級よ。」

「私はイオナ。霧の巡航潜水艦級。」

ヤッ太郎「オイラはヤッ太郎だ。で、お前達は何故この世界に?」

イオナ「私達が基地に入ろうとしたその時、見た事のないトンネルが姿を現して私達を吸い込んだの。」

プルルン「なるほどね。もしかすると時空乱流によってここに飛ばされたという可能性も高いわね。」

タカオ「じゃあ、皆のところへは戻れないのかしら・・・。」

ハルナ「そうかもな。問題はこれからどうするかだが・・・。」

ヤッ太郎「じゃあ、オイラ達のところで働きなよ。」

イオナ「いいの?」

スカシー「もちろん大歓迎だよ。皆もそう思っているし。」

ハルナ「分かった。これからよろしく頼むぞ。」

ヤッ太郎「こちらこそ!」

翌日

五十鈴「イオナ!出前、お願い!」

イオナ「はーい!」ダッ

タカオ「イカスミピザ、お待たせしました!」

ワイワイガヤガヤ

ヤッ太郎「すっかり馴染んでいるとは驚いたな。」

ハルナ「ああ。私も最初は心配したが、そうでもなかったようだな。」

おタマ「ええ。そのおかげで売り上げも上がりましたし。」

大和「相変わらずですね・・・。」

プルルン「でも、いいじゃないの。大勢の方がにぎやかだし。」

ハルナ「それもそうだな。」

川内「ハルナ、出前お願い!」

ハルナ「今、行く!」ダッ

一方、コーン守のアジトでは・・・。

コーン守「何ですって!?エドロポリスの戦士達が新たな仲間を手に入れた!?」

幻ナリ斎「はい。しかも彼女達は異世界から来たそうです。」

コーン守「その娘達についてのデータは?」

黒薙「こちらです。」スッ

コーン守「どれどれ?えーっと、イオナ、タカオ、ハルナ・・・。この娘達って、蒼き鋼のアルペジオの世界の人達じゃないの!?どういう事!?」

黒薙「彼等の会話を盗み聞きしましたが、時空乱流に吸い込まれ、この世界に来たそうです。」

コーン守「なるほどね。ここは一つ、彼女達のデータを元にニャンキー達を倒すメカを開発しましょう。」

黒薙「大きさの方は?」

コーン守「今までは大型だったから、今度は人間サイズがいいわね。」

幻ナリ斎「分かりました。すぐに作業へと取り掛かります。」

コーン守「しっかりね。」

数日後、エドロポリス鎮守府

カンカン

吹雪「イオナちゃん、けん玉上手だね。」

イオナ「うん。暇な時、よくこれで遊んでいたの。」

タカオ「私はヨーヨーが得意よ。」

睦月「へー。じゃあ、ハルナさんは?」

ハルナ「私か?私はディアボロが得意だ。ほっ!」ヒョイ

夕立「すごい!こんな事までできるんだ!」

ハルナ「まあ、私は大道芸を見ているからな。」

ヤッ太郎「数日しかないのにすっかり仲良くなっちまったな。」

おミツ「そうね。このまま続ければいいわね。」

ヤッ太郎「ああ。」

ウーウー

おミツ「あら。警報が鳴っているわ。」

おタマ『緊急事態です!深海凄艦の集団がこちらに向かっています!』

ヤッ太郎「どうやらコーン守が動き出したな。」

イオナ「コーン守?」

おミツ「エドロポリスを侵略する悪い人たちよ。」

タカオ「だったら私達も協力するわ。」

ヤッ太郎「でも、戦えるのか?」

ハルナ「心配無用。こう見えても戦いには経験がある。それに武器も持っているぞ。」

ヤッ太郎「なら心配ないな。行くぞ!」

イオナ「了解!」

ウーウー

おタマ『毎度お騒がせしております。只今より艦娘達が出撃しますので、危ないですから離れてください。』

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ヤッ太郎「よし!出動だ!」

艦娘達「おう!!!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、今日もピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。今日は何処に行くのかしら?」

ギュイーン

煉獄「コーン守様が提案したメカについてだけど、今回はイオナ達のデータを元に作ったそうだな。」

黒薙「ああ。余程の事がない限り、大丈夫と聞いたが・・・。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

イオナ「さらに、アルペジオ部隊も!」

イオナ、タカオ、ハルナ「只今見参!」

黒薙「こいつ等が異世界からの艦娘か。お前達のデータを元に新たなメカを開発してもらった。」

イオナ「そのメカは?」

黒薙「それはこちらだ!」バッ

バババーン

黒薙「これぞアルペジオの艦娘達のデータを元にしたメカ、アルペジオ45号だ!」

ハルナ「貴様!私達のデータを盗み取ったな!」

黒薙「さあ、やれ!」

ギュイーン

ヤッ太郎「おわっ!なんてすごい威力だ!」

天龍「当たったら一発で戦闘不能だぜ・・・。」

タカオ「いや、私達の能力にレーザーはついていないから。」

黒薙「運のいい奴等だ。なら、モードチェンジ!」

ガシャンガシャン

阿賀野「今度はブラスターに切り替わった!」

山城「あの攻撃が鎮守府に直撃したら・・・。」

扶桑「間違いなく消し炭ね。」

ヤッ太郎「言ってる場合か!早く止めろー!」

黒薙「そうはさせるか!」バッ

ガキキン

黒薙「な!?」

タカオ「イオナ!」

イオナ「どうしてあなた達は侵略するのかな?」

黒薙「コーン守様の命令はもちろん、私達にとって艦娘は敵だからな。」

イオナ「そうなんだ・・・。ふん!」ドガッ

黒薙「ぐほっ!」

ドガシャーッ

煉獄「あっ!ブラスターが外された!」

タカオ「お見事、イオナ!」

イオナ「すぐに止めを!」

ヤッ太郎「てやんでえ!イオナ達のデータを盗み取ってメカを作り、挙句の果てに鎮守府を消し炭にしようとした。その罪、許さん!」

ゴオオオオオ

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「チッ!撤退だ!」

ドギューン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

イオナ「大勝利!」

ドドン

コーン守のアジト

コーン守「きーっ!くやしー!せっかく勝てると思ったのに!」ダンダン

幻ナリ斎「はいはい。悔しいね。」

コーン守「く、や、しー!」バチバチ

幻ナリ斎「やばっ!」ダッ

コーン守「逃がさないわよ!」ガシッ

幻ナリ斎「ちょっと!離して・・・。」

ドゴーン

幻ナリ斎「もう嫌・・・・。ゲホ・・・・。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「それにしても驚いたぜ。まさかイオナがピンチを救ってくれるとは。」

イオナ「ううん。鎮守府が消し炭にされるのが嫌だったから、つい・・・。」

大和「それでもあなたの活躍があったからこそ、エドロポリス鎮守府は守られたわ。」

長門「お前の行為は素晴らしかったぞ。」

イオナ「皆・・・、ありがとう!」

ヤッ太郎「という訳で、明日もお江戸は!」

イオナ「日本晴れだぜ!」

ハハハハハ

こうしてイオナの活躍により、エドロポリスの平和は守られたのだ。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「ラバウルで事件発生!提督達がええじゃないか騒動を起こして大パニックに!」

響「ええじゃないか・・・。これは面白いかも。」

暁「そんな訳ないでしょ!この騒動によって大パニックになっているのよ!」

赤城「原因を調べた結果、コーン守が送り込んだメカ、タイコモチ三号の仕業であることが判明しました!」

ヤッ太郎「またあいつかよ・・・。勘弁してほしいぜ・・・。」

吹雪「提督は戦った事があるのですか?」

プルルン「ええ。前にエドロポリスを混乱させようとした最大の難敵よ。」

艦娘達「ええっ!?」

響「次回、『ラバウルのええじゃないか騒動』。お楽しみに。」

第10話 ラバウルのええじゃないか騒動

コーン守のアジト

コーン守「嫌だ~。これが今回のメカなの?しかも前に作ったタイコモチ三号じゃないの!」

幻ナリ斎「はい。前回の反省を元に改良しましたので。」

コーン守「本当にこんなんで大丈夫なの?」

幻ナリ斎「左様。タイコモチ三号の腹つつみを聞いた物は、催眠術にかかって踊り出す仕掛けになっております。」

幻ナリ斎「これで提督達を操れば基地の壊滅は間違いなし。」

コーン守「まっ、いいでしょう。早速出動しなさい。」

幻ナリ斎「ははっ。行け!タイコモチ三号よ!」

タイコモチ三号「了解!」

コーン守「あら。今回はネジ巻式じゃないのね。」

幻ナリ斎「ええ。永久機関を取り付けておきましたので。」

ラバウル基地

ドドンドン、ドンドン

提督A「ん?」

タイコモチ三号「さあー、皆さん!タイコモチだー!」

提督達「ん?」

タイコモチ三号「タイコモチや、タイコモチー♪さかさで言えばチモコイター♪あ、チモコイターで屁もこいた―♪屁もこいたーや、タイコモチー♪あ、屁もこいたー♪」ドンドン

タイコモチ三号「あ、それ!それ!へ、プー!」

ワハハハハ

黒薙「意味のない事を喋るとは・・・。」

説明しよう!黒薙達が付けているのは、タイコモチ三号の催眠音波をだけを遮断し、その他の音が聞こえる特殊な防音装置なのだ!

タイコモチ三号「屁下りこいてもええじゃないか―♪臭くなければええじゃないかー♪」ギュイーン

タイコモチ三号「あ、ええじゃないかええじゃないか、ええじゃないか♪あ、ええじゃないかええじゃないか、ええじゃないか♪」ギュイーン

ポンポンポンポン

提督達「あわわわわ!」

タイコモチ三号「ラバウル基地はランク3位♪だけどここはバカばっか♪そんな基地なんて滅んじゃえ♪あ、それ!」ポンポン

提督達「滅んじゃえ!♪」

提督達「滅べばええじゃないか、ええじゃないか♪滅べばええじゃないか、ええじゃないか♪」

黒薙「案外、簡単にうまくいったが、ラバウルは単純な奴等が多いな。」

ポンポンポン

電「あわわ・・・。提督達が操られているのです・・・。」

五十鈴「私達の提督まで操られているとは・・・。ともかくエドロポリスに救援をお願いするわよ。」

電「はい!」ダッ

エドロポリス鎮守府内にある甘味処 間宮

ヤッ太郎「いやー、間宮の作った柏餅はうまいぜ。」

吹雪「この笹団子もおいしいです。」

間宮「うふふ。気に入ってもらえて嬉しいわ。」

おミツ「間宮ちゃん達が来てくれたおかげで仕事が楽になったわ。」

伊良湖「いえいえ、私達はこの仕事が主ですから。」

バタン

ヤッ太郎「おっ、五十鈴じゃないか。どうした?」

五十鈴「ラバウルから救援よ!ええじゃないか騒動が発生し、その元凶を倒して欲しいと依頼が来たの!」

ヤッ太郎「だったらすぐに出動するぞ!」

吹雪「はい!」

おミツ「皆、無事に帰って来てね!」

ヤッ太郎「もちろんだ!」グッ

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放。」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。最近、海外に届ける事が多いからね。次はアメリカに行くんじゃないかしら?」

ラバウル基地

黒薙「計画は着実に進行している。でも、本当にこれで大丈夫なのか?」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「ようやく来たか。やれ!タイコモチ三号!」

タイコモチ三号「おお!ニャンキーさんやないですか!」ドドドドド

黒薙「あらー!」スガシャーッ

ヤッ太郎「お前はタイコモチ三号!復活したのか!?」

タイコモチ三号「せや!改良されて復活しました!」

ヤッ太郎「この前は油断したが、今回はそうはいかないぞ!」

タイコモチ三号「まあまあ、とりあえずは争いは止めて、宴会でもしましょうや。」

雷「じゃあ、操られている人たちを元に戻してからね。」

黒薙「それは残念ながらできないな。こいつを倒さぬ限り、催眠は解けないからな。」

プルルン「だったらあなたを倒すのみ!」バッ

タイコモチ三号「争いはここで止めなはれ。私の腹つつみでも聞いとくれや。」

ポンポンポン

スカシー「気をつけろ!奴の腹つつみを聞いたら操られるぞ!」

吹雪「はい!」バッ

タイコモチ三号「さあ、皆さんもご一緒に!あ、それ!」

タイコモチ三号「ラバウル基地はランク3位♪だけどここはバカばっか♪そんな基地なんて滅んじゃえ♪あ、それ!」ポンポン

提督達「滅んじゃえ!♪」

提督達「滅べばええじゃないか、ええじゃないか♪滅べばええじゃないか、ええじゃないか♪」

ヤッ太郎「うぐぐ・・・。こ、これがいつまで耐えきれるのだろうか・・・。」

天龍「ここはお助けメンバーを呼ぼう!」

ヤッ太郎「分かった!」

カランカラン

エドロポリス鎮守府

カランカラン

おタマ「お助けメンバー集合の合図だわ。よし!」

ピッ

おタマ「リキノシンさん!ニャンキー達がピンチよ!すぐにラバウルへ向かって!」

リキノシン「了解でゴワス!」

説明しよう!彼はお助けメンバーの1人、リキノシン。彼はメンバー1の巨漢で、大きな大砲を背負っているのだ!

ラバウル基地

ポンポンポン

提督達「ええじゃないかええじゃないか、ええじゃないか♪」

夕立「うう・・・。もう駄目っぽい・・・。」

睦月「夕立ちゃん、しっかり!」

リキノシン「大丈夫でゴワスか!?」

ヤッ太郎「リキノシン!ようやく来てくれたか!」

スカシー「いきなりで悪いが、すぐにあのメカをどうにかしてくれ!」

リキノシン「了解でゴワス!」ガシャンガシャン

ヤッ太郎「今だ!」

ドゴーンドゴーン

黒薙「どうやら外れたようだな。」

プルルン「それはどうかしら?」

黒薙「何!?」

ギュイーン

黒薙「砲弾の数が増えた!?」

リキノシン「それだけではない。しかも敵に狙いを定めるサーチ機能もついているでゴワス!」

黒薙「という事は・・・。」

ドゴーンドガーン

黒薙「ギャアアアアアア!!」

タイコモチ三号「あがが・・・。」

夕立「今がチャンスっぽい!」

ヤッ太郎「てやんでえ!ラバウルの提督達に催眠術を掛け、ラバウルを混乱させようとした。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「チッ!撤退だ!」

ドギューン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

コーン守のアジト

コーン守「やはりね。最初からこうなる事ぐらい分かっていたわよ。」

幻ナリ斎「へ?という事は・・・。」

コーン守「今回の爆発は無しという事で。」

幻ナリ斎・黒薙「ははーっ、ありがたき幸せ。」

黒薙「そう言えば、ラバウルにいる提督の中に一人だけ異常な人がいました。」

コーン守「どんな人なの?」

黒薙「一般人なのに艦娘達と出動したり、とんでもない行動をする老人がいた気がしますが・・・。」

コーン守「なるほどね。もしかしたらアタシ達は彼と戦うかもしれないし、用心しないとね。」

幻ナリ斎「はっ。」

ラバウル基地

ゾロゾロ

ヤッ太郎「操られていた提督達は正気になったし、無事に艦娘達の元へ戻ったな。」

スカシー「ああ。これでラバウルが滅びる事はないだろうな。」

電「ええ。これにて一件落着ですね。」

ヤッ太郎「それじゃ、帰るとするか。」

タタタタ

ヤッ太郎「ん?今、何か通り過ぎたような・・・。」

スカシー「どうした?」

ヤッ太郎「いや、何でもない。」

こうしてヤッ太郎達の活躍により、ラバウルに平和が訪れた。
だが、コーン守の野望はまだ衰えていない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「鎮守府サッカーカップ?」

吹雪「はい。20の鎮守府だけでなく、世界の各地域から8チーム、国内一般チームから4チームが参加します。」

スカシー「つまり32チームで争われるのか。で、どの様な形式だ?」

電「一次予選が8グループに分けて4チームで争われるリーグ戦。そして各グループ上位2チームが決勝トーナメントに参加する事になるのです。」

ヤッ太郎「そう言う事か。よし!エドロポリスの底力、見せてやろうぜ!」

艦娘達「おう!!!」

暁「次回、『鎮守府サッカーカップ、開幕!』。お楽しみに!」

第11話 鎮守府サッカーカップ、開幕!

ここは艦これ本部。20の鎮守府を管理している場所である。
その中にある会議室ではある大会が開かれようとしていた。

ワイワイガヤガヤ

大佐A「というわけで、20の鎮守府でスポーツ大会を開こうと思っていますが、何かいい案はありませんか?」

大佐B「なら、サッカー大会はいかがでしょうか?」

大佐C「サッカーですか。それはいい案ですね。」

本部長「それでは、サッカー大会という事でよろしいですね。」

大佐A「ええ。それでお願いします。」

本部長「分かりました。これにて会議を終わりにします。解散!」

数日後、エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎達「ええっ!?スポーツ大会が開かれる!?」

おタマ「はい。鎮守府サッカーカップという大会が開かれます。」

スカシー「出場するのは20の鎮守府だけなのか?」

吹雪「いえ。それだけでなく、世界の各地域から8チーム、国内一般チームから4チームが参加します。」

ヤッ太郎「つまり32チームで争われるのか。で、どの様な形式だ?」

電「一次予選が8グループに分けて4チームで争われるリーグ戦。そして各グループ上位2チームが決勝トーナメントに参加する事になるのです。」

ヤッ太郎「そう言う事か。よし!エドロポリスの底力、見せてやろうぜ!」

艦娘達「おう!!!」

一方、このような話はコーン守のアジトにも伝わっていたのだ。

コーン守「なるほど。サッカー大会ね・・・。これは面白そうじゃない。」

幻ナリ斎「いかがいたしましょうか?」

コーン守「もちろん参加するわよ。で、チーム名は何にしようかしら?」

幻ナリ斎「ならこのチーム名はどうでしょう?深海ブラックフォックスですが。」

コーン守「なかなかいいわね。んじゃ、チーム名はこれで決定ね。早速申請しないと。」

幻ナリ斎(この大会にはニャンキー共が出場するはずだ。もし当たったら徹底的に倒さないとな。)

一方、太平洋ではブラックスカルという海賊の一味がいた。彼等は略奪したり、多くの人を殺した極悪人だ。

ロブ「船長。話ってなんですか?」

グロギー「艦これ本部で鎮守府サッカーカップが開かれようとしている。しかも優勝賞金は100万ドルだ。」

海賊達「100万ドル!?」

グロギー「その通りだ。俺達はその大会に出場して賞金を奪い取る。そうすれば法律にも引っかからないからな。」

レック「でも、俺達サッカーなんてやったことないぜ。」

ゴロン「んだ。」

グロギー「心配するな。俺達には必ず勝利するいい方法がある。」

海賊達「それは!?」

グロギー「イカサマだ。」

海賊達「ギャハハハハハ!!」

こうして、20の鎮守府はもちろん、世界の各地域から8チーム、国内一般チームから4チームが決定したのだ。
では、出場チームをご紹介しよう。

1:エドロポリスシーキャッツ
2:横須賀ドルフィンズ
3:ラバウルシャークス
4:佐世保レッドウィングス
5:舞鶴タイガース
6:パラオマリナーズ
7:ショートランドライオンズ
8:呉スパーキーズ
9:大湊ワイルドナイツ
10:宿毛湾アパッチ
11:岩川ホワイトウルブズ
12:幌筵スノーパンサーズ
13:トラックレオパルズ
14:佐伯湾グリズリーズ
15:鹿屋ラプターズ
16:単冠湾ボンバーズ
17:リンガブラッキーズ
18:ブインウェーブ
19:タウイタウイエレファンツ
20:ブルネイワイルドモンスターズ

世界の各地域
アジア1:ソウルドラゴンズ(韓国)
アジア2:北京スターナイツ(中国)
ヨーロッパ1:ベルリンマインズ(ドイツ)
ヨーロッパ2:マドリードマタドールズ(スペイン)
北中米・カリブ:アトランタガンマンズ(アメリカ)
南米:サンパウロFC(ブラジル)
アフリカ:カイロスフィンクス(エジプト)
オセアニア:シドニーブレイズ(オーストラリア)

国内一般
・深海ブラックフォックス
・ブラックスカルパイレーツ
・大阪クラッシャーズ
・京都ファイアーバーズ

それから数日後、艦これ本部で組み合わせ抽選会が開かれた。

本部長「次、エドロポリス。」

ヤッ太郎「はい。」

コツコツ

本部長「それでは。」

スッ

ヤッ太郎「Hです。」

オオーッ

それから50分後、これで全てのチーム分けが決まり、組み合わせが掲示された。

ワイワイガヤガヤ

ヤッ太郎「オイラ達はソウル、大阪、ブルネイと同じグループか。」

吹雪「コーン守はDグループにいるようですね。」

ヤッ太郎「となると、奴等と戦うのは決勝トーナメントだな。」

睦月「ええ。」

こうして第1次予選が始まった。

ヤッ太郎「そこだ!」バシュッ

バシーン、ピピーッ
ウオオオオオオ

Hグループ第1試合 エドロポリス5-0ソウル

コーン守「喰らいなさい!」バシッ

バシーン、ピピーッ
ブーブー

Dグループ第2試合 深海9-0パラオ

グロギー「オラァ!」バシーン

ブーブー

Eグループ第2試合 ブラックスカル10-0トラック

この後もエドロポリス、深海、ブラックスカルは次々と勝利し、準決勝へと進んだのだ。

ワアアアアアア

ヤッ太郎「まさか準決勝の相手がコーン守だとは驚いたな・・・。」

コーン守「それはお互い様よ。覚悟しなさい、ニャンキー共!」

ピピーッ

コーン守「まずは先制点を狙うわよ!一気に攻めなさい!」

黒薙達「おう!!」

ヤッ太郎「コーン守にボールを渡すな!徹底的に守りきれ!」

艦娘達「了解!」

コーン守「喰らいなさーい!」バゴーン

バシッ

天龍「そう簡単に点を取られる訳にはいかないぜ!」

コーン守「くっ!」

天龍「睦月!」バシッ

睦月「はい!」バシッ

タタタタタタ

睦月「如月ちゃん!」バシッ

如月「はい!」バシッ

バシッバシッバシッバシッ

プルルン「ヤッ太郎!」

ヤッ太郎「よっしゃ!喰らえー!」

バシーン

ヤッ太郎「な!?」

コーン守「オホホホホ!このロボキーパー21はどんな攻撃も跳ね返すわよ!」

ヤッ太郎「そっちがその気なら・・・、長門!」

長門「心得た!」ダッ

バシッ

コーン守「何度やっても同じよ!どんなシュートも打ち返してみせるわ!」

長門「やってみなければ分からない!それがサッカーだ!」バシッ

ギュルルルル

コーン守「いくら威力が強くても、このロボキーパー21は敵わないわよ!」

ヤッ太郎「それはどうかな?」

コーン守「何?」

ドゴーッ

吹雪「ボールをロボキーパー21に直撃した!という事は・・・。」

ガシャーン、ポロッ
ピピーッ、ピッピッピー

ヤッ太郎「よっしゃ!決勝進出だー!」

ワアアアアアアア

コーン守「きーっ!悔しー!」バリバリ

幻ナリ斎「やっぱりこの展開だ・・・。全員、逃げろ!」

コーン守「く、や、しー!」バリバリ

ドゴーン

如月「あらら。コーン守が自爆しちゃったわね。」

ヤッ太郎「そうだな。決勝戦も頑張ろうぜ!」

吹雪達「おう!!!」

ブラックスカル本拠地

グロギー「ほう。俺達の相手がエドロポリスに決まったな。」

ロブ「けど、相手はかなり強そうだぞ。絆もかなり深いし、実力も俺達よりかなり上だ。」

グロギー「なーに。奴等にも弱点はあるさ。チームのキャプテンであるヤッ太郎がいなければこっちの物だ。」

レック「まっ、あいつには少しばかり可愛がってやるさ。」

ギャハハハハ

ヤッ太郎率いるエドロポリスは決勝まで進出したが、決勝戦の相手は極悪海賊のブラックスカルに決まった。
果たしてヤッ太郎達はブラックスカルに勝つ事ができるのか!?次回へ続く!

次回予告

スカシー「ついに始まった決勝戦!でも、ヤッ太郎の姿がいないんだ!」

プルルン「何ですって!?あいつ、いったい何処にいるのよ!?」

吹雪「大変です!ヤッ太郎提督がブラックスカルに誘拐されてしまいました!」

スカシー「何だって!?いくら何でも汚すぎるぞ!」

グロギー「フン!勝てばいいんだよ!」

睦月「おまけに試合はとんでもない展開に!ヤッ太郎提督、早く来てくださーい!」

雷「次回、『波乱の決勝戦!史上最大の大ピンチ!』。お楽しみに!」

第12話 波乱の決勝戦!史上最大の大ピンチ!

エドロポリス鎮守府

瑞鶴「そこ!」バシッ

翔鶴「はっ!」バシッ

バシッ、バシッ

ヤッ太郎「残るは決勝戦か。で、ブラックスカルはどんな奴なんだ?」

吹雪「はい。噂によれば極悪海賊で、全ての試合はイカサマを使って勝利しました。」

スカシー「イカサマだって!?それってルール違反じゃないか!」

吹雪「それだけではありません。ブラックスカルと試合をしたほとんどの選手は病院送りとなりました。」

ヤッ太郎「ブラックスカルか・・・。厄介な奴等を相手にしたものだぜ・・・。」

その夜

ヤッ太郎「さーてと、書類も完成したし、さっさと寝るとするか。」

テクテク

ヤッ太郎「それじゃ、電気を消すとするか。」

モル「ああ、真っ暗にしてやるよ。」

ヤッ太郎「へ?」

ギャアアアアアアアア

吹雪「今の悲鳴・・・。まさか!?」

タタタタタ

吹雪「ヤッ太郎提督!?」バターン

シーン

吹雪「いない・・・。ん?」

パラッ

吹雪「『ヤッ太郎提督はもらった。明日の決勝戦、楽しみにしてるぜ。ブラックスカル』・・・。大変な事になっちゃった・・・。」

翌日 決勝戦の会場である艦これマリンスタジアム

スカシー「何だって!?ヤッ太郎が誘拐された!?」

吹雪「はい。悲鳴が起きた場所に向かいましたが、ヤッ太郎提督は既にいませんでした・・・。」

プルルン「そうなの・・・。こうなるとまずいわね・・・。」

長門「ヤッ太郎提督は私達を引っ張ってくれた。けど、彼がいなければ・・・。」

天龍「そう悲観的になるな!ヤッ太郎提督の救出は彼に頼んでおいたぜ。」

電「誰なのですか?」

天龍「かつてヤッ太郎と戦ったカラス忍者さ。」

プルルン「それってもしかして・・・。」

ブラックスカル本拠地

ヤッ太郎「てやんでえ!オイラを誘拐して何をするつもりだ!」

モル「決まってるだろ。お前が試合に出なけりゃこっちの物だからな。」

レル「それにお前がいなけりゃチームは弱体化するからな。」

ヤッ太郎「いくら何でも卑怯だぞ!」

モル「卑怯で結構!俺達はそういう主義でね!ハハハハハ!」

ヤッ太郎「くっそー・・・・。」

カラ丸(まさかヤッ太郎が捕まっているとはな・・・。早く救出しなければ・・・。)

艦これマリンスタジアム

実況「さあ、ついに始まりました!鎮守府サッカーカップ決勝戦!優勝賞金100万ドルとトロフィーを賭けた最大の戦いが始まろうとしています!」

実況「まずは国内一般からブラックスカルパイレーツの入場です!」

ブーブー

実況「やはりブーイングが起きています。そしてエドロポリスシーキャッツの入場です!」

ワアアアアア

実況「おーっと!何という事でしょう!ヤッ太郎選手の姿がいないそうです!」

ザワザワザワザワ

グロギー「見ろよ。観客共は呆然としており、奴等の戦力も落ちている。」

レック「これで俺達の勝利は間違いなしだぜ。」

瑞鶴「そうはいかないわ。サッカーは何が起こるか分からない。最後まであきらめないんだから!」

グロギー「ほう、やれる物ならやってみろ。」

実況「では、各スターティングメンバーを見てみましょう。まずはエドロポリスから。

GK:天龍
DF:瑞鶴、翔鶴、睦月、如月
MF:スカシー、プルルン、吹雪、大和
FW:金剛、長門

実況「対するブラックスカルはこちらです。」

GK:ロブ
DF:ゴロン、スレイ、ブンブー
MF:ジロ、ルイ、ゲイ、バッティ
EW:グロギー、レック、ガット

実況「まもなくキックオフです。では、試合開始!」

ピピーッ

金剛「長門さん!」ポン

長門「心得た!」パシッ

実況「エドロポリスのキックオフで試合開始となりました。長門がドリブルでそのままゴールへ向かい始めた。」

実況「おーっと!ブラックスカルのゲイがコートに油を流したー!」

長門「そんな攻撃は予測済みだ!」

実況「長門がジャンプで油を飛び越え、そのままシュート!」

ロブ「そうはさせるか!」ヒョイヒョイ

実況「だが煉瓦の壁で弾き返したー!」

長門「卑怯だぞ!」

グロギー「勝てばいいんだよ!勝てば!」

実況「ボールはスカルブラックに手渡され、そのままドリブル!」

実況「そしてすかさずグロギーがボールを蹴り、睦月に直撃!」

睦月「うげっ!」

実況「そしてそのままボールに当たっている睦月を投げ飛ばし、ゴールネットに突き刺さったー!」

グロギー「ゴール!」

実況「果たして結果は!?」

審判「ゴール・・・。」

実況「決まったー!先制点を奪ったのはブラックスカルだー!」

おタマ「審判!それはないでしょ!」

実況「ここでおタマ監督が抗議するが、それは弾き返されたー!」

ブラックスカル本拠地

ヤッ太郎「汚いぞ!そんなやり方、ありかよ!」

モル「へへん!それが俺達のやり方なのさ!」

レル「このまま試合終了までじっと見るんだな。」

カラ丸「それはどうかな?」

レル「何!?」

ボン

モル「うわっ!煙幕か!?何も見えないぞ!」

ヤッ太郎「カラ丸!」

カラ丸「今の内にさっさと逃げるぞ。」

ヤッ太郎「おう!」ダッ

艦これマリンスタジアム

実況「スカシーがそのままドリブルでシュートに向かった!だが、皮肉な事に押しつぶされたー!」

おタマ「もう見てられない!ヤッ太郎さん、早く来てください!このままだと大ピンチです!早く・・・うげっ!」ゴチーン

バターン

通路

ヤッ太郎「早く急がないと大変な事になってしまう!」

カラ丸「ああ。試合が終わる前に!」

モル「そうはさせるか!」ギュイーン

ヤッ太郎「やばい!追いついてきた!」

ヒュンヒュンヒュンヒュン
ギュイーン

ヤッ太郎「くそ!いい加減しつこすぎるぞ!」

カラ丸「こうなったら、奴等はここで退場させるしか方法はない!」

ヤッ太郎「もちろんだ!」ダッ

ビュンビュン

モル「おっ、こっちに来たぜ。」

レル「どうやら自殺行為をするそうだな。お望みどおりにしてやるぜ!」

ヤッ太郎「それはどうかな?」

モル「何!?」

ズバッ、ズバッ

カラ丸「勝負ありだ。」チャキッ

ドゴーン

艦これマリンスタジアム

実況「マスタードのような辛口の試合となりました。」

ピピーッ

実況「ここで前半終了。6-0でブラックスカルが大量リード。」

ザッザッザッザッ
ゼーゼーゼーゼー

実況「さあ、ハーフタイムショーの時間です。どうぞ最後までお聞きください。海軍提督学校のマーチングバンド部です!」

BGM:リバーダンス

控室(ブラックスカル)

ジロ「快調、快調!」

レック「楽勝だな!」

バシッ

レック「痛っ!」

グロギー「エドロポリスはもう相手にならない。ヤッ太郎がいないだけでな。」

控室(エドロポリス)

シーン

スカシー「ハァ・・・。」

ヤッ太郎「良かった・・・。まだ終わっていなかったぜ。」バタン

プルルン「ヤッ太郎!無事だったの!」

カラ丸「俺もいるぜ。」ヒョコ

スカシー「カラ丸も来てくれたのか!」

カラ丸「ああ。天龍から話は聞いた。ここからは俺も協力するぜ。」

艦娘達「ありがとうございます!」

ヤッ太郎「それじゃ、見せてやろうぜ!オイラ達の真の強さを!」

こうしてヤッ太郎は無事に会場に辿り着き、カラ丸も合流したのだ。
だが、ブラックスカルとの点差は6となっている。果たしてヤッ太郎達はブラックスカルを倒す事ができるのか!?
鎮守府サッカーカップ、いよいよクライマックス!

次回予告

ヤッ太郎「ついに鎮守府サッカーカップもクライマックス!ここから反撃開始だ!」

カラ丸「ああ!俺達はこんなところで止まるわけにはいかないからな!」

吹雪「今までやられた分、倍返しします!」

グロギー「こうなったら徹底にお前等を倒してやる!」

ヤッ太郎「望むところだ!」

カラ丸「次回、『ついに決着!奇跡の大逆転勝利!』見逃すなよ!」

第13話 ついに決着!奇跡の大逆転勝利!

艦これマリンスタジアム

実況「さあ、ついに後半戦が始まろうとしています!」

グロギー「よーし、後半戦もこの調子で倒しに行くぞ。」

実況「おーっと!ヤッ太郎選手が帰ってきました!それだけでなく、カラ丸選手もいます!」

ワアアアアア

グロギー「あいつ等は何をやっているんだ!」

ロブ「まあまあ、いつも通りにやればいいじゃないか。」

グロギー「それもそうだな。」

審判「用意はいいか?」

ヤッ太郎「ああ、始めてくれ。」

ピピーッ

実況「まずはブラックスカルのキックオフ!そのままシュート!」

ヤッ太郎「させるか!」バシッ

実況「おーっと!ヤッ太郎選手が弾き返し、そのままシュート!」

ドゴーン

審判「ゴール!」

実況「決まったー!ここからエドロポリスの反撃が始まったー!」

ヤッ太郎「もう一発!」ドゴーン

審判「ゴール!」

おタマ「やったー!」ピョンピョン

スカシー「よし!僕達も負けずに戦うぞ!」

艦娘達「はい!」

スカシー「そこだ!」ドゴッ

カラ丸「はっ!」ドゴーン

プルルン「えい!」バシーン

ヤッ太郎「これで一点差だな。大和!」バシッ

大和「はい!」パシッ

レック「させるか!」バッ

大和「吹雪!」バシン

吹雪「えい!」ドゴーン

ピピーッ

審判「ゴール!」

吹雪「これで同点に追いつきました!」

グロギー「こうなったら容赦しないぞ!徹底的に叩きのめせ!」

実況「さあ、ヤッ太郎がゴールに向かい始めた!おーっと!ブラックスカルが襲い掛かってきたー!」

ドカバキボカスカ

ヤッ太郎「ギャアアアアアアア!!」

実況「これはいくら何でもやり過ぎだ!審判は何をやっているんだ!?」

おタマ「審判、あそこです!」グイッ

審判「ゲッ!」

ピピーッ

実況「ここで笛が鳴りました!エドロポリスはPKを取得しました!」

カラ丸「ヤッ太郎、大丈夫か!?」

瑞鶴「しっかりしてください!」

ヤッ太郎「あがが・・・。」ピクピク

カチコチカチコチ

グロギー「これでよし。ヤッ太郎がこれを蹴ったと同時にスイッチを押すんだ。いいな?」

ブンブー「了解、了解。」

グロギー「審判、ボール。」

審判「どうも。」

実況「さあ、蹴るのはヤッ太郎です。彼のキックで試合が決まります!」

カラ丸「残り時間はあと5秒。お前に全てが掛かっているんだ!」

大和「そうですよ!ヤッ太郎提督ならきっとできます!私達はあなたを信じていますから!」

ヤッ太郎「皆・・・。やってやるぜ!」

ヤッタロウ!ヤッタロウ!ヤッタロウ!ヤッタロウ!

実況「観客席からヤッ太郎コールが鳴り響いています!さあ、ヤッ太郎が蹴りに向かった!」

ヤッ太郎「喰らえ!」バシーン

カチ

ブンブー「あら?」

実況「おーっと!ボールはそのままゴールに向かっている!」

カチカチカチカチ

実況「そしてそのままゴールに刺さったー!」

ピッピッピー

実況「試合終了!7-6でエドロポリスシーキャッツの優勝です!」

艦娘達「やったー!!」ピョーン

実況「そして優勝トロフィーと賞金がおタマ監督に手渡されます!」

おタマ「やりました!」Vサイン

ヤッ太郎「という訳で、天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

カチカチカチカチ

グロギー「貸せ、マヌケ!お前は押すスイッチを間違えたんだ。」

カチッ、ドゴーン

ヤッ太郎達「ん?」

ヒュルルルル、ドシーン

ヤッ太郎「どうやら捕まったようだな。おとなしく刑罰を受けて来いよ。まっ、島流しは確定だな。」

ブロロロロ

ヤッ太郎「とりあえずトロフィーや賞金は悪者の手に渡らずに済んだし、これにて一件落着だな。」

プルルン「そうね。皆、記念写真を撮るわよ!」

ゾロゾロ

ヤッ太郎「という訳で、今日も艦これマリンスタジアムは!」

スカシー達「日本晴れだぜ!」

パシャッ

こうしてヤッ太郎達はブラックスカルを撃破し、見事優勝を果たしたのだ。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「ラバウルでまたもや事件発生!今度は爆発騒動が起こったそうだ。」

吹雪「しかも原因はバクハツ5号の仕業です!」

ヤッ太郎「こうしちゃいられない!すぐに出動だ!」

五十鈴「ところがラバウルから新たなヒーローが登場したり、別の場所からもヒーローが来たりと大混乱!」

スカシー「しかもプルルンは大先生の発明した薬で何処かに行ってしまった!」

ヤッ太郎「何だか不安になってきた・・・。」

瑞鶴「次回、『ラバウル青春大爆発騒動!ヒーロー、大集結!!』。お楽しみに!」

第14話 ラバウル青春大爆発騒動!ヒーロー、大集結!!

猫股霊界之介の研究所

ブクブクブクブク

猫股霊界之介「」キラーン

ポトッ、ドゴーン

猫股霊界之介「ふっふっふっふっふ。ついにできた!わしの一生かけた夢の薬ができたぞい!ほにゃはははは!」

説明しよう!彼の名は猫股霊界之介。ネコ忍一族の天才科学者だが、ただのスケベの発明家である。

猫股霊界之介「ただのスケベは余計じゃ!とにかく、これさえ飲めば元気モリモリで100万馬力!ネコ原宿でピチピチギャルと張り合っても平気だもんねー!がにゃははははは!」

猫股霊界之介「さてと、これがどの様な効果があるか、実験台を使うとするか。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「大先生から贈り物だ。なになに?元気爆発ドリンク・・・。」

スカシー「今度は本当に大丈夫なのか?」

吹雪「提督達はこのドリンクについて知っているのですか?」

ヤッ太郎「ああ。プルルン、おタマ、おミツちゃんがこのドリンクを飲んでどうにも止まらなくなってしまったんだ。」

スカシー「そのおかげで戦いには勝ったけどね・・・。」

飛龍「そ、そうだったんですか・・・。」

プルルン「ふー・・・。喉乾いたわ。あっ、いい物があったわ。」パシッ

蒼龍「そ、それは!」

ゴクゴクゴクゴク

日向「プルルン提督?」

プルルン「な、何だか体が・・・。」

ポーッ

ヤッ太郎「ゲゲーッ!また暴走状態になったー!」

プルルン「このドリンク、いったいどうなっているのよー!」バタバタ

初雪「大先生からのドリンク・・・。」

プルルン「それを早く言ってよー!」バタバタ

曙「プルルン提督!」ドン

プルルン「何で押すのよー!」ドギューン

曙「助けようとしただけなのに・・・。」

プルルン「どうにも止まらない!♪」ドギューン

一方、コーン守のアジトでは・・・。

幻ナリ斎「コーン守様、深海棲艦達の姿が見えませんが・・・。」

コーン守「ああ。彼女達なら休暇で旅行に出かけているわ。」

幻ナリ斎「そ、そうですか。」

コーン守「それじゃ、私達もお休みして青春しましょう。」

幻ナリ斎「あ、あのね・・・。」

BGM:青い山脈

コーン守・幻ナリ斎「わーかく明るい歌声にー♪雪崩はー消える、花も咲くー♪」

幻ナリ斎「だーっ!もう、コンちゃんったら!」

「青春か。何といい言葉だ!」

コーン守「ん?」

「青春とは何だ!血と汗と涙、そうさ、涙は心の友達なのさ!」

コーン守「ゲンちゃん、あれは何?」

幻ナリ斎「彼はニャンキー打倒の為に開発されたバクハツ5号でございます。」

バクハツ5号「バクハツ5号は、バクハツ5号は、いかしているんだぜー!♪」

コーン守「な、ナイスガイ・・・。」

バクハツ4号「4号もいましてよ!」

幻ナリ斎「あと小型の1号達はニャンキー暗殺用です。」

コーン守「なるほど。では、バクハツ5号。おびき出しようのバクハツ30号達を使って早速作戦にかかりなさい!」

バクハツ5号「今回はどちらへ?」

コーン守「危険人物のいるラバウルよ。彼を始末しないと大変な事になるわ!」

バクハツ5号「Let's begin!今、青春は爆発だー!」

バクハツ4号「おー!」

海上

ギュイーン

バクハツロボ達「ランランラーン、ランランラーン、ララララランランラン♪オー!」

バクハツロボ達「ランランラーン、ランランラーン、ララララランランラン♪オー!」

ラバウル

ワイワイガヤガヤ

『またもや天下無敵のエドロポリス、大手柄!』

校長「あの野郎共、我輩より目立ちやがって・・・。許さんのじゃーい!」

バクハツロボ「なら今から頑張ればいいじゃないか!」

校長「ん?誰なのじゃい?」

バクハツロボ「細かい事は気にするな!さあ、夕日に向かって走るぞ!皆、行くぞ!」

バクハツロボ達「おう!!!」

校長「?」

ザッザッザッザッ

バクハツロボ達「俺達、青春ど真ん中ー!」ビョーン

ドゴーン

校長「ミチルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」

シュウウウウ

校長「」チーン

別の場所

バクハツロボミュージシャン「皆!俺の歌を聞いてくれ!青春時代は♪ば、く、は、つ♪」

ドゴーン

提督達「ギャアアアアアアア!!!」

トイレ

ジャアアアア

孫「はー、すっきりしたー。」

バクハツ4号「どうして?」

孫「ん?」

バクハツ4号「どうしてトイレに行った後、手を洗わないの?」

孫「何って、ちゃんと手洗いしているけど・・・。」

バクハツ4号「ならあなたは大丈夫ね。それに比べ、大人は不潔な人が多いの!大人なんて、大人なんて・・・、不潔よー!」ダッ

ドゴーン

孫「あぎゃー!」

ドゴーンドガーンドゴーンドガーン

じーさん「ん?何か騒がしいぞ。」

電「いったい何があったのでしょうか?」

孫「う・・・、うう・・・。」

じーさん「おお、孫!どうしたんじゃ、その傷は!?」

孫「お、おじいちゃん・・・。女の子がトイレに行った後、そのまま自爆した・・・。」

五十鈴「で、爆発に巻き込まれたのね。」

孫「うん・・・。」

じーさん「よーし!こうなったらお友達軍団を呼んで立ち向かうしかない!」

孫「待って、おじいちゃん。こんな時はいい方法があるよ。」

じーさん「いい方法?」

孫「天下無敵のエドロポリスに頼んだらきっと助けてくれるよ。さあ、早く救援を・・・。」

じーさん「だっしゃー!」バキッ

孫「うげっ!」

じーさん「ドリャー!」バキッ

じーさん「でーい!」ドガッ

モンスター1「おけけけけ!」バシッ

モンスター2「ピポポポポ。」バリバリ

じーさん「奴等のおかげで助かったら、わしの立場がないだろ!えー、コラー!」

孫(今、何かいた・・・。絶対何かいたぞ・・・。)ピクピク

エドロポリス鎮守府

ウーウー

漣「ラバウルから連絡が入りました!爆発騒動が起きているので、その元凶を倒して欲しいそうです!」

ヤッ太郎「分かった!けど、プルルンが・・・。」

朧「彼女に関しては心配いらないでしょう。それよりも早く!」

スカシー「分かった!おタマ!」

おタマ「はい!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放!」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが久々に空を飛んでいるよ。」

バクハツ20号「こんな事でいいのか?」

伊津茂乃子「うわっ!?」

バクハツ20号「いつもいつもワンパターンで、それでいいのか?」

伊津茂乃子「あわわわわ・・・。」

伊津茂乃母「何か文句ある!?」

バクハツ20号「あ、あの、奥さん・・・。」

伊津茂乃母「ん?」

バクハツ20号「青春って・・・、爆発だ・・・・。」

ドゴーン

伊津茂乃子「おっ母・・・。」

母よ、あなたは強かった!

潮「プルルン提督・・・、何処に行ったのでしょうか・・・・。」

ヤッ太郎「地球一周したら、帰ってくるだろ。」

エジプト

プルルン「ひゃーっ!もう、どうにも止まらない!♪」ドドドドド

プルルン「誰か止めてー!」ドドドドド

ヒョイ

プルルン「うわああああ!!」ドドドドド

ゴチーン

プルルン「きゅ~。」

「大丈夫か?」

プルルン「ん・・・。あなた達は?」

「心配いりません。私達は貴方達の敵ではありませんので。」

プルルン「敵ではないって・・・、貴方達はまさか!?」

エドロポリス鎮守府

おタマ「大丈夫でしょうか、プルルンさんがいない状態で・・・。」

キキッ

おタマ「あっ、大先生!」

猫股霊界之介「わしが送ったドリンクの事じゃが、誰か飲んだか?」

おタマ「プルルンさんが飲んでしまい、そのまま何処かに行ってしまいました・・・。」

猫股霊界之介「やはりか・・・。あのドリンクは失敗じゃったか・・・。」

おタマ「まったく、大先生ったら・・・・。」

プルルン「遅れてごめんなさい!」タタッ

おタマ「プルルンさん!遅いですよ!」

猫股霊界之介「もう薬が切れたのか?」

プルルン「ええ。この人たちのおかげで助かったの!」

おタマ「あっ!あなた達は!」

ラバウル

ドゴーンドガーン

艦娘達「あわわ・・・。」

バクハツ5号「怖がることはない。さあ、皆で青春の歌を歌おうではないか!」

バクハツロボ達「君のー行くー道はー♪果てしーなく♪」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

幻ナリ斎「おや?一人足りないぞ?」

ヤッ太郎「今日は野暮用で1人いないが、お前達はオイラ達だけで十分だ!」ガッ

バクハツ5号「チッチッチ。君達、青春を甘く見てるね。だが、敗れた涙。それも美しい青春じゃないか!」ガッ

スカシー「僕のこの顔と、おミツちゃん以外に美しい物なんて、この世にはない!」ガッ

幻ナリ斎「これ以上は埒が明かない!やっちまえ!」

バクハツロボ達「おう!!」

「待てー!」

艦娘達「!?」

ヤッ太郎達「何だ!?」

じーさん「ラバウルで起きたその悪事、お天道様が許しても、このわしは絶対に許さん!」

じーさん「でんぢゃらすじーさん、只今見参!」ビシッ

幻ナリ斎「出たー!ラバウルの危険人物!」

校長「それだけじゃない!我輩もいるのじゃい!」ビシッ

じーさん「校長!お前、いつの間に!?」

校長「エドロポリスの連中がいつまでも目立っているわけにはいかないからな。我輩も戦うのじゃい!」

ヤッ太郎「何だか知らないが、味方が増えたのはラッキーだぜ!」

じーさん「それだけじゃない!お友達軍団、集まるのじゃー!」

「了解、じーさん!」

ヤッ太郎「お友達軍団?」

じーさん「そう、わしが作った心強い味方じゃ。」

三子間弟下ヌ&火ダルマくん「お待たせ、じーさん!」

半・分太「ども。」

五十鈴「な、なんなのよ、こいつ等・・・。」

天龍「よく見るとまともな奴がいないじゃないか!」

三子間弟下ヌ「心配するな。俺達に任せりゃ・・・、ぐはっ!!」ブボォッ

三子間弟下ヌ「」チーン

じーさん「名前の通り登場して3コマで死にます☆」

ヤッ太郎「そんな人、連れてくるな!」

吹雪「あなたもこっちに来て戦ってください!」

半・分太「嫌です。僕は半分しか出ませんので。」

大和「頭痛くなってきた・・・。」

幻ナリ斎「ええい!すぐに勝負を始めるぞ!早く準備を!」

バクハツロボ達「おう!!」バッ

ガリガリ、ドン、ババーン

ヤッ太郎「何だ?」

バクハツロボ5号「今、青春はドッチボールだ!僕の球が避けられるかな?」

ヤッ太郎「てやんでえ!自慢じゃねえが、オイラはさすらいのドッチャーと呼ばれた事もあるんだぜ。」

孫「ホントかよ・・・。」

じーさん「上等じゃ!かかってこい!」

バクハツ5号「行くぞ!一球入魂!」ビュン

ギュルルルル

じーさん「頼んだぞ、ゲベ!」

ゲベ「ゲベ!」

バシーン

バクハツロボ5号「お、俺の球を取っただと!?」

ゲベ「お遊びはこれまでだ。覚悟しろ!」ギュン

ドギューン、ドゴーン

孫「爆弾ー!!!???」ガビーン

バクハツ5号「青春は爆発だ!そこにあるのは、血と汗と涙の筋書きのないドラマだ!」

孫「んな訳あるか――――――!!」ウガラー

バクハツ5号「ボール一つじゃまどろっこしい。まとめていくぞ!」ビュン

バクハツロボ達「おう!!」ビュンビュン

ヒュルルルル、ドゴーン、ドガーン

ヤッ太郎達「うわあああああ!!」バタバタ

バクハツ5号「どうした!返球はないのかー!?」ビュン

ドッゴーン

校長「ギャアアアアアア!!」

ヤッ太郎「校長ー!!」

長門「いくら何でもこれは酷すぎる!」

大和「ルール違反よ!」

バクハツ5号「青春にルールなどない!」

「そうはさせません!」ドギュン

ヤッ太郎「な、何だ!?」

ドガアアアアア

バクハツロボ達「うわあああああ!!」ドゴーン

プルルン「皆、大丈夫!?」

艦娘達「プルルン提督!」

ヤッ太郎「もう大丈夫なのか!?」

プルルン「ええ。今、突進した彼に助けてもらったの。」

ヤッ太郎「突進した彼?」

じーさん「おお!ようやく来たようじゃな。」

スカシー「知り合いか?」

じーさん「お友達軍団の1人じゃ!彼の名は殺せんせー。教師を務めている古き友人じゃ。」

殺せんせー「どうも。殺せんせーです。」

睦月「殺せんせーっていったら、暗殺教室の!という事は・・・。」

殺せんせー「そのまさかです。」パチン

ザッザッザッザッ

若葉「生徒達だけでなく、烏間先生にイリーナ先生まで!」

カルマ「話はじーさん達から聞いた。俺達も協力するぜ。」

ヤッ太郎「これで勝負ありだな。さあ、どうする?」

幻ナリ斎「それはどうかな?バクハツ5号!」

バクハツ5号「おう!よーし、皆、集まってくれ!」

渚「何をする気だろう・・・。」

バクハツロボ達「ファイオー!」

バクハツロボ5号「我等青春、巨大バクハツ5号!」

バクハツロボ達「おー!」

ピカアアアア

ババーン

ヤッ太郎「でっかくなりやがった・・・。」

イリーナ「卑怯よ!」

幻ナリ斎「ふふふふ。青春に卑怯という言葉が無ければドラマにならん。なんちゃって。」

ズガーッ←ヤッ太郎達がずっこけた音

幻ナリ斎「やれ!」

ズシンズシン

ヤッ太郎「くそ・・・。どうすれば・・・。」

「ほにゃははははは!」

ヤッ太郎「こ、この声は!?」

猫股霊界之介「古来より、悪の栄えた試しなし。教えてやろう。あ、正義の心で!」

イヨーッ

猫股霊界之介「わしは正義と勝利のピンチヒッター。猫股霊界之介じゃ!」ボウッ

ニャンキー達「だ、大先生!」

猫股霊界之介「わしにいい考えがある。ちょっとそこのカワイコちゃん。」

神崎「はい?」

ガッ

神崎「むぐ!?」

トクトクトクトク

神崎「ヒック!こ、これはいったい・・・。」

ポーッ

渚「神崎さん!?」

神崎「か、体が勝手に!?」バタバタ

猫股霊界之介「そしてわしがくっつけばこれで完璧。」ヒョイ

猫股霊界之介「にょほほほ。」スリスリ

神崎「ギャアアアアアア!!」ビョーン

ドドドドドド

茅野「あっ!神崎さんが突撃しに行った!」

イリーナ「このままだとぶつかるわ!」

猫股霊界之介「今じゃ!飛べ!」

神崎「何だか分からないけど・・・、えい!」

じーさん「と、飛んだ!」

神崎「いっけー!」ヒュルルルル

ドガーッ

バクハツ5号「ぐわあああああ!!」

ドゴーン

プルルン「今がチャンスよ!」

ヤッ太郎「てやんでえ!本当の青春ってのはな、悪い事しちゃいけねえぜ!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

じーさん「わしもやるぞ!孫を傷つけ、ラバウルを破壊した罪、償ってもらうぞ!」

じーさんの孫を思う気持ちが奇跡を呼び、必殺技『孫爺砲』が発動したのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」ズバッ

じーさん「必殺!孫爺砲ー!」

孫爺砲とは!身体中のエネルギーすべてを相手にぶつける超大技なのだ!

ドゴーッ

五十鈴「後頭部からー!?」ガビーン

中村「すぐに鏡を!」

茅野「了解!」

ヤッ太郎「何をする気だ?」

中村「ほい!」キン

矢田「はい!」キン

律「今です!」

速見「そこ!」キン

ドッゴーン

金剛「このような連携攻撃もあるんデスネ。」

矢田「まあね。」

ヤッ太郎「という訳で、天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

じーさん「これにて、一件落着!」

ドドン

コーン守のアジト

幻ナリ斎「あーっ!もーう!悔しい悔しい悔しいコーン!」ダンダン

コーン守「アタシのセリフ、取らないでよ!」

バクハツ5号「青春を燃やしているな?」

コーン守「ん?」

バクハツ5号「よーし!一緒に青春の炎となろう!」

コーン守「ゲンちゃん。こいつと一緒に青春すれば?」

幻ナリ斎「いや、あの、コンちゃんこそね。」

コーン守・幻ナリ斎「!?」

ドッゴーン

コーン守「ぷは・・・。これが青春なわけね。」

幻ナリ斎「青春が爆発した?」

バターン

ラバウル

ヤッ太郎「いやー。じーさん達もやるじゃないか。」

じーさん「お前達こそ見事じゃぞ。しかも全ての艦娘を集めるとはお見事じゃ。」

烏間「そうだな。さすがは天下無敵のエドロポリスだ。」

ヤッ太郎「まーな。」

孫「俺達もエドロポリスの皆に負けないように頑張るよ。」

スカシー「ああ、お互い頑張ろうな。」

ヤッ太郎「という訳で、今日もラバウルは!」

じーさん「日本晴れだぜ!」

ハハハハハ

こうしてヤッ太郎達とじーさん達の活躍により、ラバウルに平和が訪れた。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達! 負けるな、じーさん達!

ドエロポリスの艦娘じゃないのか

次回予告

ヤッ太郎「艦娘達が畑を作り、野菜や果物などを植え始めた。」

おタマ「まあ、自分たちで作った野菜を使えば費用の削減にもなりますしね。」

ヤッ太郎「ところが数日後、彼女達が植えた野菜が化物となってしまった!」

暁「ピーマンが恐竜になったり、トマトがモグラになったりするなんて・・・。」

瑞鶴「いったいどうなっているの!?」

加賀「原因が分かりました!コーン守がバイオ農薬を使ってイタズラをしていたそうです!」

長門「だったらすぐにひっ捕らえるぞ!全員出動だ!」

艦娘達「おう!!!」

ヤッ太郎「オイラのセリフなのに・・・。」

深雪「次回、『バイオ農薬の恐怖!モンスターベジタブル、大襲撃!』。よろしくな!」

おまけ

さて、校長はどうしたかと言うと・・・・。

校長(せっかくゲストとして出演したのに・・・、我輩、こんな役か―――い!)

青空となっていました。

第15話 バイオ農薬の恐怖!モンスターベジタブル、大襲撃!

エドロポリス鎮守府

シャアアア

吹雪「柿の木、梨の木、桃の木にリンゴの木っと。」

睦月「カボチャの種を埋めました!」

比叡「じゃあ、すぐに水と肥料を。」

睦月「はい!」

ヤッ太郎「何やっているんだ?」

長門「ヤッ太郎提督か。実は私達で野菜や果物などを植え始めた。」

ヤッ太郎「何故そのような事を?」

翔鶴「テレビで放送されたとある鎮守府で、農業作業をしている艦娘達の姿を見たのです。」

龍田「で、私達もそれをやろうと思って。」

ヤッ太郎「なるほどな。確かに自分自身で作った野菜ならうまいのも当然だからな。」

おタマ「もちろん費用の削減にもなりますし。」

ヤッ太郎「おタマ、いつの間にいたのかよ・・・。」

五十鈴「スイカの苗を買ってきたわ!」

大和「じゃあ、あそこに植えてね。」

五十鈴「はい!」

イオナ「あっ、プチトマトの実がなったよ!」

ハルナ「まだ実は緑だけどな。」

タカオ「キュウリはまだまだね。」

ヤッ太郎「まっ、こういうのも悪くないな。」

プルルン「そうね。私達も手伝いましょう。」

スカシー「そうだな。」

コーン守のアジト

コーン守「ゲンちゃん。新しいバイオ農薬を開発したって聞いたけど。」

幻ナリ斎「左様。こちらが開発したバイオ農薬です。」

コーン守「何々?モンスタープラント2?」

幻ナリ斎「このバイオ農薬を植物にかければ、植物はモンスターと化して人々に襲い掛かります。」

コーン守「なるほどね。で、誰がそれをかけるの?」

幻ナリ斎「こちらです。」

ババーン

幻ナリ斎「これぞ農業専用マシン。農業ガール30号です。彼女はそれだけでなく、相手の衣服を変える事も出来るのです。」

コーン守「なるほどね。では、今回はそれでいきましょう。」

幻ナリ斎「分かりました。」

数日後、エドロポリス

電「あれから数日経ったのです。畑の様子でも見に行きましょう。」

暁「そうね。成長しているかな?」

ギャオオオオオ

雷「ん?今の音は何だろう?」

響「向こうから声がする。」

電「何だか嫌な予感が・・・。」ソーッ

ギャオオオオオ
ブモオオオオオ
シャアアアアア

暁・電・雷「キャアアアアアアアア!!」

キャアアアアア

ヤッ太郎「今の悲鳴・・・。まさか!?」

タタタタタ

スカシー「何があった!?」

響「あれ・・・。」ユビサシ

ギャオオオオオ

ヤッ太郎「な、何だこりゃ!?」

おミツ「ピーマンが恐竜、トマトがモグラ、キュウリがダチョウ、ジャガイモが犬になっているなんて・・・。」

プルルン「しかもリンゴがゴリラ、ミカンが豚、ココナッツが牛になるなんて・・・。」

電「感心している場合ではないのです!何とかしてください!」

ヤッ太郎「そうだったな。何かいい方法はないのか?」

加賀「ここは私に任せてください!」

ヤッ太郎「よし!行って来い!」

加賀(奴等を元に戻すには・・・、これしかない!)ダッ

バッ

響「あれは・・・。」

加賀「それっ!」バシャッ

ザパーン

赤城「水をかけた!?」

コロコロ

電「元に戻ったのです!」

加賀「やっぱり水を掛けると元に戻るのね。」

吹雪「でも、いったい誰がそのような事を・・・。」

ヤッ太郎「考えてみるまでも無い。やるのはあいつだって分かるはずだ。」

暁「じゃあ、まさか・・・。」

艦娘達「コーン守!?」

ウーウー

イオナ「あっ、警報。」

大淀「緊急事態です!コーン守の放った刺客がエドロポリスに侵入し、次々と野菜をモンスターに変えています!」

ヤッ太郎「やっぱりか。よし!出動だ!」

ウーウー

おタマ「只今より、おいしい宅配ピザが発射します。危ないですので離れてください。」

おタマ「では、発射!」

ドゴーンドゴーン
ヒュルルルル

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが空を飛んでるよ。」

伊津茂乃母「そうね。最近は滅多に見ないからね。これを見るのも久しぶりじゃないかしら?」

ワーワーギャーギャー

黒薙「これだけやればあとは大丈夫だろう。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

黒薙「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

黒薙「そう簡単にはいかないみたいだな。」

長門「よくも我々の畑を滅茶苦茶にしてくれたな!その恨み、晴らさせてもらうぞ!」

黒薙「そうはさせるか!やれ、農業ガール30号!」

農業ガール30号「了解!」ダッ

天龍「そっちがその気なら、迎え撃ってやるぜ!」ダッ

農業ガール30号「そこ!」ビュン

天龍「くっ!」ビビビビ

ボワン

龍田「て、天龍ちゃん?」

天龍「ん?何だこの衣装は!?」

黒薙「農業ガール30号はバイオ農薬をばら撒くだけでなく、相手の衣服を裸オーバーオールに変える事もできるぞ。」

天龍「くっ・・・!迂闊だったか・・・。」

黒薙「お前達も裸オーバーオールにしてやる!やれ!」

ボワワワン

艦娘達「キャアアアアアアアア!!」

ヤッ太郎「艦娘全員が裸オーバーオールになってしまったか!」

スカシー「けど、これはこれでいいかも・・・。」

プルルン「感心している場合か!」ドガーッ

ヤッ太郎「いたた・・・。こうなったらお助けメンバーだ!」

カランカラン

エドロポリス鎮守府

カランカラン

おタマ「お助けメンバー集合の合図ね。よし!」

ピッ

おタマ「ネッキーさん。ヤッ太郎さん達がピンチよ。すぐに駆けつけて!」

ネッキー「了解だっちょ!」

説明しよう!彼はお助けメンバーの1人、ネッキー。水中戦が得意で水中は100ノット、水上では1000ノットで走ることが出来るのだ!

ドゴーン

戦場

ガキンガキーン

ヤッ太郎「くそっ!こいつ、手強いぞ!」

黒薙「奴の鍬は鉄より固い。止めだ!」

ネッキー「そうはさせないっちょ!」バッ

ニャンキー達「ネッキー!」

黒薙「こんな時にお助けメンバーが来るとは・・・。」

ネッキー「お前達の好きにはさせないっちょ!すぐに水を!」

吹雪「準備できました!」

ネッキー「よし!」

ゴキュゴキュゴキュゴキュ

ネッキー「今だっちょ!激流アクアブラスター!」ドギューン

バシャアアアアア

農業ガール30号「き、機能停止・・・。」

黒薙「しまった!水を掛けられたせいで機能が停止してしまった!」

ヤッ太郎「てやんでえ!オイラ達の畑を滅茶苦茶にしただけでなく、モンスター・ベジタブルを使ってエドロポリスに迷惑をかけ、艦娘達の衣装を裸オーバーオールにするとは・・・。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

炎「やっぱりこうなったとは・・・。ヒュルルルル

黒薙「覚えてろー!」ヒュルルルル

キラーン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

ネッキー「だっちょにー!」

コーン守のアジト

コーン守「キーッ!くやしー!」

幻ナリ斎「はいはい、悔しいね。」

黒薙「しかし衣装を裸オーバーオールにするとは予想外でしたね。彼女達には精神的なダメージを受けたのではないでしょうか?」

幻ナリ斎「確かにそうだが、今は逃げるぞ!」

コーン守「逃がさないわよ!」バッ

黒薙「しまっ・・・。」

ドゴーン

幻ナリ斎「今回は助かったが、黒薙が巻き込まれてしまったな・・・。」

黒薙「もう嫌・・・。」

エドロポリス鎮守府

大和「見て!全ての野菜と果物が実っているわ!」

ヤッ太郎「おっ!良かったじゃないか!」

長門「よし!早速収穫するぞ!」

艦娘達「はい!」

ヤッ太郎「やれやれ。一時はどうなるかと思ったが、無事で良かったぜ。」

おミツ「そうね。」

金剛「提督達も手伝ってクダサーイ!」

ヤッ太郎「じゃ、行くとするか!」

プルルン「ええ!」

こうしてヤッ太郎達の活躍により、コーン守の野望は打ち砕かれた。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「鎮守府対抗体育祭が開幕!」

吹雪「私達はランク1位ですし、優勝候補として噂されています!」

睦月「でも、前回大会優勝者の横須賀、じーさん達率いるラバウルがいる限り、そう簡単にはいきませんね。」

夕立「おまけに新たな強敵も現れたっぽい。」

ヤッ太郎「へっ!相手が誰であろうとも、オイラ達は一歩も引かないぜ!こうなった以上は優勝を狙うのみだからな!」

天龍「確かにそうだ。オレだってこんなところで負けるわけにはいかないからな。」

おタマ「言い忘れましたが、ラバウルにはじーさん達だけでなく、暗殺教室のキャラもいるのですが・・・。」

ヤッ太郎達「ええっ!?」

イオナ「次回、『激闘!鎮守府対抗体育祭!!』。お楽しみに!」

第16話 激闘!鎮守府対抗体育祭!!

艦これマリンスタジアム

ワーワー

ヤッ太郎「うひゃー。すごい大歓声だな。」

五十鈴「艦これ最大のイベントの一つだからね。お客さんが多いのも当然でしょ。」

ヤッ太郎「それもそうだな。よし!行くとするか!」

艦娘達「おう!!」

ワーワー

ゲベ「まもなく開幕する鎮守府対抗体育祭、実況は私、ゲベでお送りいたします。」

ウサ姫「解説はウサ姫でお送りするぞ。」

パパパー、パッパラパラパ、パーン!

ゲベ「それでは、選手入場です!」

BGM:星条旗よ永遠なれ

ゲベ「さあ、星条旗よ永遠なれが演奏されると同時に選手たちが入場しました。」

ゲベ「まずはランク最下位のブルネイ、その後に続いてタウイタウイ、リンガなどと続いています。」

ゲベ「次はラバウルの入場です。提督であるじーさんを先頭に、艦娘とお友達軍団が後に続きます。」

ウサ姫「おお!まさにすごいメンバーじゃのう。」

ゲベ「さらに暗殺教室のメンバーも・・・あら?暗殺教室からは神崎と矢田の2人しかいないぞ!?」

ウサ姫「どうなっておるのじゃ!?」

ゲベ「ああ。只今入ってきた情報によると、岡野、茅野、片岡、中村、倉橋、速水、不破はラバウルのチアリーディング。原は屋台の手伝い。男性陣は審判や準備の係をしている事が判明しました。」

律「因みに私は解説です。」

ウサ姫「おお、よろしく頼むぞ。」

律「ええ、こちらこそ。」

BGM:スポーツショー行進曲

ゲベ「さあ、次はランク1位のエドロポリスの入場です!」

ワアアアアア

ゲベ「ものすごい大歓声の中、ヤッ太郎選手を先頭にスカシー、プルルン、お助けメンバー、そして全種類の艦娘達が行進しています!」

ウサ姫「エドロポリスは天下無敵の最強鎮守府と言われておるからのう。そのくらい人気があるのは当然じゃ。」

律「ええ。ヤッ太郎選手を中心としたチームですからね。彼の活躍はもちろん、艦娘達の活躍に注目ですね。」

BGM:行進曲「旧友」

ゲベ「最後に昨年の優勝者、横須賀が入場しました。艦娘と提督の数は全鎮守府中、最多です。」

律「前々回、前回に続いて優勝していますね。3連覇に期待がかかりそうです。」

ゲベ「そして全ての選手たちが入場し、いよいよ開会式に入ります!」

開会式

律「司会進行、ウグイス嬢は私が務めます。始めに、艦これ本部長よりご挨拶です。」

テクテク

本部長「皆さん、ついに体育祭が幕を開けましたね。貴方達の活躍を大いに期待しています。」

本部長「それにこの体育祭の結果により、ランクの変動もありますのでそれを忘れないように。以上!」

テクテク

律「次に選手宣誓です。選手宣誓はエドロポリスからヤッ太郎選手。」

吹雪「ヤッ太郎提督、呼ばれましたよ。」

ヤッ太郎「分かった。」

テクテク

ヤッ太郎「宣誓!我々選手一同、正々堂々と戦う事をここに誓います!」

パチパチパチパチ

律「次は準備体操です。体操の指揮は校長です。」

孫「何だか嫌な予感が・・・。」

テクテク

校長「それでは、体操の始まりじゃい!」

BGM:ラジオ体操第一

孫(あっ、普通の体操なんだ。これなら大丈夫そうだな。)

校長「それでは全員土下座の態勢に・・・。」

孫「待て待て待て待てー!!」

校長「ん?文句あるのか?」

じーさん「大有りじゃボケー!何でわし等が校長に土下座せねばならんのじゃ!」

校長「だって我輩が一番偉いから、土下座するのは当たり前じゃい!」

じーさん「おい、矢田。」

矢田「了解。バンブーダンス!」

ドゴオオ

校長「ギャアアアアアア!!!」ビョーン

じーさん「馬鹿も始末したし、体操の代理、頼んだぞ。」

神崎「あっ、はい!」

その後、神崎が代理として体操の指揮を取り、開会式は幕を閉じた。

ヤッ太郎「ふー・・・。やっと開会式が終わったか。」

千歳「ええ。大変でしたね・・・。」

千代田「ところで・・・、向こう側が何か騒がしいですね。」

秋津洲「ええ。いったい何があったのかしら?」

バッ

衣笠「モーゼの十戒!?」

青葉「皆、あれ!」

ヤッ太郎達「!?」

ザッザッザッザッ

「君達が天下無敵のエドロポリスだね。」

ヤッ太郎「何だお前は?」

「僕は佐世保鎮守府所属の提督、月原徹也さ。因みにチームのリーダーを務めている。」

スカシー「佐世保鎮守府か。確か若い提督が多いって聞いたな。」

月原「それはどうも。今回、僕達が君に声を掛けたのは挑戦状を叩き着けに来たのさ。」

プルルン「挑戦状か・・・。これは受けないと仕方がないわね。」

月原「で、僕達が勝ったら君達の艦娘を半分貰う。もしそっちが勝ったら、こちらの艦娘を半分くれよう。」

ヤッ太郎「いいだろう。望むところだ!」

ワイワイガヤガヤ

那智「提督、いいのか?あんな約束をして。」

月原「ああ、奴等は全種類の艦娘を持っているからな。僕達もコンプリートをしようとしているが、なかなか揃わなくてね。」

妙高「でも、エドロポリスは強敵ですよ?」

月原「心配するな。僕の完璧な作戦に隙はないからね。」

第1種目 100m走

渚「まずは第1走者。エドロポリスからヤッ太郎、佐世保から愛宕、呉から・・・。」

吹雪「ヤッ太郎提督、頑張ってください!」

ヤッ太郎「ああ、任せろ!」

渚「よーい!」

ドゴーン

ゲベ「おーっと!ヤッ太郎選手、いきなり全力疾走だ!その差はどんどん広まっているぞ!」

ヤッ太郎「へへん!走るのには自信があるからな!」

ドギューン

ヤッ太郎「な!?」

ゲベ「あーっと!愛宕が逆転勝ち!しかもロケットに乗ってだー!」

ヤッ太郎「そんなの有りかよ!いくら何でもインチキ過ぎるぞ!」

愛宕「いや、私はロケットに乗った経験がありますので・・・。」

プルルン「いくら何でも卑怯すぎるわよ!」

おタマ「そっちもその気ならこっちだって考えがあります。皆さん、円陣になってください。」

サッ、ゴニョゴニョゴニョゴニョ

第2種目 玉入れ

神崎「玉入れね。やったのは2年前だったかしら?」

孫「因みに僕は小学2年の時にやりました。」

じーさん「わしは球の代わりに毬藻を使った玉入れをやったことがあるぞ。」

孫「毬藻で玉入れだなんて気色悪いわ!」ウガーッ

寺坂「話はそこまでだ。すぐに配置に着け。」

じーさん「分かったよ、ジャ〇アン。」

寺坂「誰がジャ〇アンだ!###」

吉田「では、始め!」ピピーッ

ポイポイポイポイ

ヤッ太郎「奴等は何をしでかすか分からない。ミエトル、頼んだぞ!」

ミエトル「了解でゲス!」

ポイポイポイポイ

ゲベ「おーっと!ミエトルの活躍で百発百中だ!」

月原「そっちがその気なら・・・、高雄!」

高雄「任せてください!」

ジャキン

高雄「な!?」

プルルン「卑怯な事をしたら・・・、分かってるわよね?」

月原「く・・・。」

ピピーッ

ヤッ太郎「よし!この調子で勝ちに行くぞ!」

艦娘達「おう!!!」

第3種目 長縄

夕立「ほい!」ピョン

第4種目 艦娘達による騎馬戦

天龍「もらったぜ!」バッ

五十鈴「あっ!」

第5種目 大玉ころがし

じーさん「お先に失礼!」ドドドドド

月原「くっ!球に乗りながら進むとは・・・。」

杉野「いや、普通にできないから。」

第6種目 艦娘達によるリレー

吹雪「大和さん!」バッ

大和「はい!」パシッ

前半の6種目が終了し、昼休みを終えて後半へと移ったのだ。

ヤッ太郎「今のところ、オイラ達がトップに立っている。だが、油断はするなよ。」

瑞鶴「え、ええ・・・。」

高雄「提督、どうします?」

月原「心配するな。綱引きではある仕掛けをしている。これで逆転は間違いなしだ。」

第7種目 綱引き

ヤッ太郎「思いっきり引っ張るぞ!」

艦娘達「はい!」

烏間「では、始め!」

ピーッ

ヤッ太郎「うぎぎぎ・・・。いくら何でも手強過ぎるぞ・・・。」

吹雪「どうなっているのでしょうか・・・?」

月原(フフフ・・・。こんな事もあろうかと、地面の下に強力なウインチを仕掛けといたのさ。)

ヤッ太郎「くそ・・・。もう駄目だ・・・。」

プルルン「ここは私に任せなさい!オラァ!」グイッ

ボゴォッ

月原「何!?」

プルルン「よし!」グッ

ヤッ太郎「今だ、引っ張れー!」

艦娘達「おう!」

ピピーッ

ヤッ太郎「よっしゃ!オイラ達の勝利だ!」

月原「くそ・・・。こうなったらパン食い競争で逆転してやる!」

第8種目 パン食い競争

ヤッ太郎「雪風、頼んだぞ!」

雪風「任せてください!」

ドゴーン

雪風「パン食い競争はパンが食べれる。私にとっては大好きな競技なんだから!」

ビョン

雪風「もーら・・・げっ!」

ババーン

雪風「ぴ、ピラニア!?そんなの有り!?」

愛宕「今がチャンス!」バッ

バン

愛宕「げ、激辛カレーパン・・・。私、辛いの苦手なのに・・・。」

雪風「えーい!たとえピラニアでも、私は負けない!」ダッ

愛宕「しまった!」

月原「妙高!準備はいいか!?」

妙高「はい!」グイッ

シュルル

雪風「キャアアアアアア!!」グイーッ

ヤッ太郎「雪風!」

ゲベ「ここで愛宕が逆転!佐世保が1位に上がったー!」

ウサ姫「でも、こういうのも有りなのか?」

律「ええ。正々堂々とやる方々もいますが、中には卑怯な奴等もいますからね。このくらいはあってもいいでしょう。」

孫「いい訳ないだろ!」ウガーッ

じーさん「最後は提督で3人一組のリレーバトルか。ここはわし、神崎、矢田で勝負じゃ!」

ヤッ太郎「こっちはオイラ、スカシー、プルルンで勝負!」

月原「こちらは僕、江藤、栗原で行こう!」

最終種目 提督でのリレー

ゲベ「いよいよ最終種目です!全ての対決がこの競技で決まります!

ウサ姫「優勝圏内にいるのはエドロポリス、ラバウル、佐世保の3つか。楽しくなってきたのう!」

磯貝「それでは、位置に着いて、よーい!」

ドゴーン

ゲベ「最初に飛び出したのはエドロポリス!その後にラバウル、佐世保と続いています!」

スカシー「こう見えてもスピードには自信があるからな。」

矢田「私だって負けないんだから!」

ドドドドド

五十鈴「おお!他の選手達との距離がどんどん離れていく!」

陸奥「まだ分からないわ。佐世保は何を仕掛けていくか分からないからね。油断は禁物よ。」

五十鈴「え、ええ・・・。」

パシッ

プルルン「現在のところ、私達が1位ね。このまま維持しないと!」

神崎「こっちだって負けませんよ!」

ブロロロロ

プルルン「ん?何かしらこの音は?」

ドガーッ

プルルン・神崎「キャアアアアアア!!」

ゲベ「おーっと!佐世保鎮守府の妙高が車でプルルンと神崎を跳ねたー!」

ウサ姫「痛そうじゃのう・・・。」

江藤(フッ・・・。これで勝利は我々の・・・。)

ドガーッ

江藤「うげっ!」

火ダルマくん「悪い悪い!つい当たってしまった!」

ボオオオオ

火ダルマくん「うわ・・・。やっちゃった。」

孫「どーすんだよ、この状況!」

じーさん「仕方がない。こうなったらアンカーで決着を着けよう。」

月原「いいだろう。」

ヤッ太郎「手加減は無用だぜ。てやんでえ!」

ドゴーン

月原(まともにやったら負けてしまうな。なら、ここは手榴弾で・・・。)

ギュイーン

ヤッ太郎「何だ!?」

ゲベ「言い忘れましたが、アンカーはこの宇宙人と戦ってもらい、それを撃破したらゴールまで走ります。」

ヤッ太郎「マジかよ・・・。」

ボソボソ

ウサ姫「ん?何と話しておるのじゃ?」

律「えーっと、この宇宙人さんは実は女の子で、佐世保鎮守府の月原提督に一目ぼれしたそうです!」

月原「へ?」

宇宙人「私ト夫婦ニナリマショウ、ダーリン。」

月原「ぼ、僕は国際結婚はしない主義ですから!」

ギュイーン

月原「助けてー!」

キラーン

ゲベ「ここで佐世保が脱落!残るはエドロポリスとラバウルの一騎打ちだ!」

じーさん「絶対に負けんぞ!」

ヤッ太郎「それはこっちのセリフだ!」

ヤッ太郎・じーさん「うおおおおおおおお!!」

ゲベ「ゴールまでの距離はみるみる縮まっていく!あと10mを切った!」

ドゴーン

ゲベ「そして今、ゴールイン!写真判定に移ります!」

ゴクリ

それから30秒後

律「結果が出ました!ヤッ太郎選手の足が先にゴールラインを踏んでいたことが判明!よって優勝は、エドロポリスです!」

ワアアアアア

じーさん「くそー!もう少しだったのにー!」

神崎「でも、おじいさんの活躍はお見事でしたよ。ヤッ太郎さんと互角に戦っていたじゃないですか。」

孫「神崎さんの言う通りだよ。本当にかっこ良かったよ、おじいちゃん。」

じーさん「まっ、そこまで言うなら奴等を祝福するか。お見事じゃ、エドロポリス!」

ヤッ太郎「ありがとな!というわけで、天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

一方、コーン守のアジトでは・・・。

幻ナリ斎「やはりエドロポリスが勝ったようですな。」

コーン守「まっ、アタシ達には関係ないから別にいいけどね。」

幻ナリ斎「そうですか。それよりも深海棲艦達は?」

コーン守「ああ。彼女達なら本を読んだり、それぞれの趣味をしているわよ。」

幻ナリ斎「なるほど・・・。では、私も盆栽の手入れをしますか。」

コーン守「そうね。それじゃ、私も自分の趣味に入るとしますか。」

幻ナリ斎「は、はあ・・・。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「いやー、まさか優勝するとは思わなかったぜ。」

おタマ「ヤッ太郎さんの活躍があったからこそ、優勝できたんですよ。」

瑞鶴「そうそう。今回のMVPはヤッ太郎さんで決まりですね!」

艦娘達「異議なし!」

ヤッ太郎「ありがとな。それじゃ、エドロポリス鎮守府、初優勝を記念して、乾杯!」

艦娘達「乾杯!」

こうして、鎮守府対抗体育祭はエドロポリスの優勝で幕を閉じた。
だが、来年の体育祭では新たな強豪が姿を現すだろう。頑張れ、ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

一方、長屋では。

ヒュウウウウ

伊津茂乃子「おっ母、帰ろうか。」

伊津茂乃母「そうね。」

うう・・・。可愛そうないつもの親子。今日がダメでも明日があるさ!
頑張れ、負けるな、いつもの親子!

次回予告

ヤッ太郎「ええっ!?カラ丸が結婚!?」

カラ丸「そうなんだよ。ウサ姫と強制結婚させられる事になったんだ。俺にはおカラがいるのに・・・。」

吹雪「これは重大な問題ですが、逆らうと島流しですからね・・・。」

如月「何かいい方法はないのかしら?」

スカシー「おまけに闇の四天王も現れて大混乱になってしまった!どうすればいいんだ!?」

天龍「考えても仕方がない!こうなったらその結婚を取り消しにするのみだ!」

ヤッ太郎「天龍の言う通りだ。すぐにカラ丸を助けるぞ!」

艦娘達「おう!!」

カラ丸「次回、『恐怖の結婚騒動!カラ丸、絶体絶命!』。よろしくな!」

第17話 恐怖の結婚騒動!カラ丸、絶体絶命!

メカ江戸城

ウサ姫「ふむ。そろそろじゃのう。」

ワンコー守「何がですか?」

ウサ姫「姫もそろそろ嫁入りの時期じゃ。結婚を考えておる。」

ウサ局「で、相手は決まっているの?」

ウサ姫「お気に入りの人が一人おる。そやつと結婚する予定じゃ。」

ウサ局「なら決定ね。すぐに結婚相手を連れ出しましょう。」

イエッイエッ「パフパフ!」

ピザキャット烏山支店

おカラ「カラ丸さん、手紙が届きましたよ。」

カラ丸「おう、どれどれ?」パサッ

カラ丸「何々?『今からお主と結婚するためこちらへ向かう。逆らうと島流しじゃぞ。 ウサ姫』・・・。け、結婚だと!?冗談じゃない!俺にはおカラがいるんだ!」

おカラ「でも、逆らったら島流しって書いてあるだ。」

カラ丸「とは言ってもな・・・。そうだ!この際、あいつ等に相談するとしよう!」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「何だって!?ウサ姫様と結婚!?」

カラ丸「そうなんだ・・・。しかも逆らったら島流しだぜ・・・。」

吹雪「そうですか・・・。何かいい方法はないのでしょうか?」

深雪「ならいい方法があるぜ。ウサ姫に直接会って、正直な答えを出せばいいんだ。」

プルルン「それをしたら間違いなく島流しよ。」

深雪「う・・・。」

スカシー「ウサ姫様は我儘だからな。少しは我儘に付き合わされる人達の気持ちも考えて欲しいな。」

ヤッ太郎「まったくだ。オイラ、あの我儘姫は苦手だからな・・・。」

カラ丸「俺もだぜ・・・。」

大和「じゃあ、他にいい案は?」

如月「ウサ姫様に見つからないように隠れたらどうでしょうか?」

夕張「ばれたらすぐに捕まり、結婚させられるわよ。」

如月「あ・・・。」

初雪「他は?」

イオナ「じゃあ、カラ丸の代わりに結婚相手を探したらどうかな?」

夕張「それがいいかも知れないけど、なかなかいい人がいないし・・・。」

艦娘達「うーん・・・。」

コーン守のアジト

コーン守「へー。カラ丸が結婚するとはね・・・。祝い品でも持ってあげないと。」

幻ナリ斎「ですがコーン守様。この結婚式を利用してエドロポリスを征服してみたらいかがでしょうか?」

コーン守「それはいい考えね。今回はどうしようかしら?」

ザンカア「なら、ここは俺達に任せな!」ザッ

コーン守「あら、ヤミの四人衆じゃないの。それじゃ、今回は貴方達に任せるわよ。」

ヤミの四人衆「ははっ!」

そして数日後、カラ丸の結婚式の日が訪れてしまったのだ。

ヤッ太郎「いいか。結婚式が始まると同時に夕張が爆弾を投げてくれ。」

夕張「了解。」

ヤッ太郎「それと同時にオイラ達がカラ丸を救出し、そのまま何処かへ逃亡する。」

プルルン「まあ、それしか方法はないからね。」

スカシー「敵が出ない以上、こうするしか方法はない。幕府を敵に回すのは辛いけどね・・・。」

カラ丸「ああ。頼んだぜ。」

おカラ「私は何をすればいいんだ?」

吹雪「カラ丸さんが来たと同時に、彼を連れて逃げてください。」

おカラ「分かっただ。」

ヤッ太郎「よし!作戦開始だ!それぞれの配置に着け!」

艦娘達「了解!」

結婚式会場

ワイワイガヤガヤ

夕張(もう少しで始まるわね。そろそろいい頃だと思うけど・・・。)

司会『只今より結婚式を始めます。新郎、新婦の入場です。』

夕張(来た!よーし・・・。)

ギイイイ

夕張(せーの・・・。)

ドゴーンドガーン

ウサ姫「!?」

夕張「な、何!?」

ザンカア「久しぶりだな、カラ丸。まさかお前がウサ姫様と結婚するとはな・・・。」

カラ丸「お、お前等・・・。」

ボンカア「まあ、お前が結婚しようが俺達には関係ない。目的はエドロポリスを征服する事だ。」

ウォッカア「さあ、覚悟はできてるだろうな?」

カラ丸「それはどうかな?」

レッカア「何!?」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

ザンカア「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

ザンカア「久しぶりだな、ニャンキー共。今日こそお前達を倒してやる!」

ヤッ太郎「それはこっちのセリフだ。カラ丸、行くぞ!」

カラ丸「おう!!」

黒薙「我々もいる事を忘れずに。」スタッ

ヤッ太郎「だろうな。総攻撃開始!かかれー!」

艦娘達「うおおおおお!!」ドドドドド

ザンカア「こちらも総攻撃だ!かかれー!」

深海棲艦達「うおおおおお!!」ドドドドド

ドゴーンドゴーンガキンガキン

ワンコー守「姫様!ここは危険です!すぐに安全な場所へ!」

ウサ姫「う、うむ!」ダッ

レッカア「逃がすか!」ギュオオオ

ワンコー守「しまっ・・・。」

ガキン

レッカア「ぐおっ!」

長門「ここは私が相手だ!」

レッカア「面白い!」

ガキンガキン

ボンカア「邪魔をする気なら容赦せぬ!」ドゴーン

天龍「それはこちらも同じだぜ!」ヒュンヒュン

ウォッカア「水の力で倒してくれる!」ドゴオオオ

赤城「私はこの程度で倒れないわ!」ドガガガガ

電「現在のところは互角に戦っていますが、このままだと長期戦になっちゃうのです・・・。」

ヤッ太郎「こうなったらお助けメンバー、全員集合だ!」カランカラン

エドロポリス鎮守府

カランカラン

おタマ「あっ、お助けメンバー集合の合図だわ。よし。」ダッ

ピポパ

おタマ「お助けメンバーの皆さん。ニャンキーが大ピンチです。すぐに救援を!」

お助けメンバー「了解!!!!」

おミツ「私達も行きましょう!」

おタマ「ええ!」

結婚式会場

ドゴーンドガーン

ヤッ太郎「くそっ!いくら何でも手強過ぎるぜ!」

加賀「ええ。このままだと・・・。」

ギュイーン

大鯨「あれは!?」

ミエトル「大丈夫でゲスか!?」

涼風「お助けメンバーの皆さん!」

五月雨「すぐに援護を!」

ゴットン「ゴットンだ、もとい合点だ~!」

スタタタタッ

ネッキー「覚悟するっちょ!」ドパアアア

ウォッカア「ぐおっ!」

赤城「ネッキーさん!」

ネッキー「ここからが本番だっちょ。気を引き締めていくっちょ!」

赤城「はい!」

ウォッカア「おのれ!まとめて倒してくれるわ!」バッ

赤城「今だ!」ジャキッ

ドガガガガ

ウォッカア「ぐわあああああ!!」

ゴットン「喰らえー!」ギュオオオオ

リキノシン「どすこーい!」ドゴーン

ミエトル「喰らうでゲス!」ドゴーン

ドカーンドゴーン

長門「ヤッ太郎提督!すぐに止めを!」

ヤッ太郎「てやんでえ!結婚式をぶち壊しただけでなく、エドロポリスの侵略とウサ姫様の命を狙おうとした。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「やっぱりこうなってしまうとは・・・、不幸だー!」ヒュルルルル

キラーン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

愛宕「ちょっと待ってください!カラ丸さんとウサ姫様の結婚を台無しにする作戦は!?」

ヤッ太郎「そうだった!早くカラ丸を見つけないと!」

朝潮「あれ・・・。」

ヤッ太郎「へ?」

ウサ姫「新しい婿を見つけたぞよ!」ズリズリ

「放してくれ~!」

ウサ局「あら。結構いい男じゃない。」

イエッイエッ「パフパフ!」

スカシー「どうやら新しい彼氏を見つけたみたいだな。」

ヤッ太郎「ああ。これにて一件落着だな。」

プルルン「それじゃ、帰りましょうか。」

吹雪「はい!」

コーン守のアジト

幻ナリ斎「というわけで、失敗したそうです。」

コーン守「キーッ!くやしー!」バリバリ

ザンカア「まずい!逃げろ!」

ドドドドド

コーン守「く、や、しー!!」バチバチ

ドッゴーン

幻ナリ斎「もう嫌・・・。」

黒薙「ハァ・・・。」

エドロポリス鎮守府

カラ丸「助かったぜ。あのままだったらどうなるかと思ったな。」

おカラ「んだ。けどヤッ太郎さん達のおかげで、この騒動は収まっただ。」

愛宕「ええ。ウサ姫様もこれからはあの男と共に一緒に暮らすでしょうね。」

ワンコー守「そうだな。あとはあの2人がどうなるかだな。」

ヤッ太郎「そう言う事ですね。というわけで、今日もお江戸は日本晴れだぜ!」

こうしてウサ姫の結婚騒動は収まり、カラ丸はウサ姫の呪縛から解放されたのだ。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

一方、いつもの親子は・・・。

伊津茂乃子「おっ母。早くしないとバーゲンに送れちゃうよ。」

伊津茂乃母「そうだね。すぐに急がないと!」

バーゲンに夢中で、今回はそれどころじゃなかったそうです・・・。

次回予告

ヤッ太郎「何だって!?コーン守がさまざまな次元へ行くマシンを開発したのか!?」

吹雪「はい。それを使ってさまざまな次元へと行き、悪さをしようと企んでいます!」

おタマ「こうなった以上はこちらもそのマシンを開発しないといけませんね。」

猫股霊界之介「心配するな。こんな事もあろうかと、さまざまな次元に行けるタイムキャラバンを開発したぞ。」

ヤッ太郎「さすがは大先生!よし!コーン守を捕まえに行くぞ!」

艦娘達「おう!!!」

妙高「次回、『次元を超えたチェイスバトル!コーン守を捕まえろ!』。お楽しみに!」

第18話 次元を超えたチェイスバトル!コーン守を捕まえろ!

コーン守のアジト

カーンカーン

コーン守「頼んでおいたタイムマシンの開発は?」

幻ナリ斎「もう少しで出来上がります。」

黒薙「幻ナリ斎様、終わりました!」

幻ナリ斎「ご苦労。これが開発したタイムマシンです。

ババーン

コーン守「あら、なかなかいいできじゃない。」

幻ナリ斎「それはどうも。これぞさまざまな次元へ行くマシン、タイムSL999です!」

コーン守「蒸気機関車のタイムマシンね。それじゃ、早速さまざまな次元に行き、悪さを行うわよ!」

幻ナリ斎・深海棲艦達「はっ!」

エドロポリス鎮守府

吹雪「うう・・・。フランダースの犬は何度見ても感動しちゃうよ・・・。」ウルウル

睦月「あっ、天使が舞い降りてきた・・・。」

夕立「ネロとパトラッシュは天国へ旅立つっぽい・・・。」

如月「ええ。見送りましょう。天国へ行く彼等を・・・。」

シュシュシュシュシュシュシュシュ

睦月「あれ?汽車の音が聞こえるよ?」

吹雪「何か嫌な予感が・・・。」

ポッポー

吹雪、睦月、夕立、如月「えええええええええ!!??」ガビーン

コーン守『まあ、フランダースの犬の感動シーンを生で見るなんて感激ね!』

幻ナリ斎『左様でございますな。』

コーン守『でも、このパトラッシュは使えそうだから、彼だけ生き返らせちゃいましょう。黒薙。』

黒薙『はっ!』

シュン、パシッ

黒薙『捕まえました。』

コーン守『ご苦労。次の次元へ出発よ!』

ポッポー

ネロ『パトラッシュー!』

パトラッシュ『ギャンギャン!』

シーン

吹雪「こんな結末ってあるのかな・・・。」

睦月「そうかもね・・・。でも、今はそれどころじゃないよ!この事を提督達に伝えないと!」

如月「ええ!」

甘味処 間宮

ヤッ太郎「へ?フランダースの犬にコーン守が姿を現し、パトラッシュを誘拐した?」

吹雪「そうなんです。この目ではっきりと見ました!」

ヤッ太郎「病気なんじゃないのか?」

睦月「病気ではありません!」

天龍「大変だ!あらいぐまラスカルの世界でラスカルがコーン守にさらわれた!」

スカシー「何だって!?」

長門「母をたずねて三千里でアメデオがコーン守にさらわれた!」

大和「ロミオの青い空でピッコロが!」

瑞鶴「名犬ラッシーでラッシー、七つの海のティコでティコが!」

愛宕「大草原の小さな天使 ブッシュベイビーからマーフィーが!」

ヤッ太郎「お前等、病院行きなよ。」

五十鈴「病気なんかじゃないわよ!それよりもこれ見て!」

スカシー「何だ?」

五十鈴「コーン守が新しいタイムマシンを開発し、さまざまな世界へ行ってイタズラをしている事が判明されたわ!」

プルルン「何ですって!?」

ヤッ太郎「パトラッシュ達が誘拐したのもコーン守の仕業だったのか・・・。」

おタマ「でも、彼等を捕まえるにしても、タイムマシンがないとコーン守を捕まえるのは・・・。」

猫股霊界之介「それなら心配いらん。」

ヤッ太郎「大先生!」

猫股霊界之介「こんな事もあろうかと、さまざまな次元に行けるタイムキャラバンを開発したぞ。」

ヤッ太郎「さすがは大先生!よし!コーン守を捕まえに行くぞ!」

艦娘達「おう!!」

ウーウー

おタマ「只今よりタイムキャラバンが出動します。危ないですので離れてください。」

ギイイイ

おタマ「ゲート解放!出動せよ!」

ヤッ太郎「よし!出動だ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母。ピザ屋さんがバスに乗って出動してるよ。」

伊津茂乃母「そうね。いったいどこに行くのかしら?」

ギュイーン

ヤッ太郎「よし!ワープゲイトに突入だ!」

ギュオオオオオ

ラスベガス

ギャンギャンキーキー

コーン守「まあ、いい景色じゃないの。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

コーン守「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

コーン守「な、何故ニャンキー達がここに!?」

ヤッ太郎「大先生の作ったタイムキャラバンで来たからな。覚悟はできているだろうな?」

コーン守「これじゃまずいわね・・・。皆、逃げるわよ!」

ドギューン

ヤッ太郎「よし!オイラ達も後を追うぞ!」

ギュイーン

コーン守「捕まえる物なら捕まえてみなさいよ!」

ヤッ太郎「くそー!アクセル全開だ!」

ドギューン

電「ヤッ太郎提督!前!」

ヤッ太郎「おわっ!」

ガシャーン

雷「看板が壊れちゃった・・・。」

ヤッ太郎「知ーらないっと。」

天龍「おい。」

ギュイーン

ヤッ太郎「誰か操縦できる奴はいないか!?」

ハルナ「ここは私に任せてくれ!」

ヤッ太郎「よし!頼んだぞ!」

イオナ「あっ!前に家が!」

ギュン

ハルナ「このくらいは朝飯前だ。それよりもコーン守は?」

長門「あそこだ!」

コーン守「さあ、次の次元へ行くわよ!」

ギュイーン

ハルナ「私達も後に続くぞ!」

ギュオオオオオオ

ギュイーン

コーン守「チッ!しつこいわね!」

タカオ「覚悟しなさい!」ジャキッ

ドゴーン

幻ナリ斎「なんの!」ガッ

ギュイーン

タカオ「かわされた!?」

ドッカーン

コーン守「残念だったわね。」

タカオ「ぐ・・・。」

黒薙「でも・・・、気持ち悪い・・・。ウプ。」

高雄「あれだけ派手な操縦をすれば、気持ち悪くなるわね。」

コーン守「放たれた弾丸は誘拐された少年に直撃。アンタ、やってしまったわね。」

タカオ「うう・・・。」

コーン守「まっ、その内いい事があるわよ。それじゃ。」

ドギューン

ヤッ太郎「落ち込んでいる場合じゃない!すぐに追いかけるぞ!」

タカオ「そうね・・・。すぐに急ぎましょう!ライフル部隊、用意!」

ジャキッ

タカオ「撃てー!」

ドガガガガガ

コーン守「ついに本気を出してきたわね。でも、タイムSL999は鉄壁の守りを誇っているわ。いくら攻撃しても無駄よ。」

那珂「なら、遠慮なく撃つのみ!」

ドガガガガ

コーン守「そのつもりね。なら、こちらも反撃よ!」

ガシャンガシャン

五十鈴「な、何!?」

コーン守「発射!」

ドンドーン
ドゴーンドガーン

川内「キャッ!」

コーン守「さあ、次の次元へ行くわよ!」

ギュイーン

ヤッ太郎「逃がすかー!」

ギュイーン

原始時代

ギャオオオオ

ヤッ太郎「ついに原始時代に突入か。それにしても恐竜がたくさんいるな。」

大和「ティラノサウルスにトリケラトプス、アパトサウルスやアロサウルスまで・・・。」

ギャース

イオナ「あっ、プテラノドンだ。」

幻ナリ斎「うわっ!こっちに来た!」

コーン守「あっちに行きなさい!シッシッ!」

ドゴーン

コーン守「きゃああああああ!!」

スポーン

那珂「あれは・・・、パトラッシュ達!?」

ハルナ「すぐに救出するぞ!」

タカオ「分かったわ!」

如月「捕獲ネット発射!」

ドギューン
パシッ

プルルン「すぐにタイムキャラバンの中へ!」

ガシーン

吹雪「もう大丈夫よ。」

ラスカル「キキーッ。」

ヤッ太郎「あとはコーン守を捕まえるのみだな。で、そのコーン守は?」

初雪「あそこ・・・。」ユビサシ

ビービー

幻ナリ斎「今の衝撃でエネルギーが低下!これ以上は無理です!」

コーン守「ええい!エドロポリスへ戻るわよ!」

ギュイーン

ヤッ太郎「よし!オイラ達も行くぞ!」

ギュイーン

エドロポリス鎮守府

おタマ「皆さん、大丈夫かしら・・・。」

ギュイーン

間宮「あれは・・・、コーン守の!」

ドボーン

おミツ「着水したわ。」

ギュイーン

伊良湖「あっ、ヤッ太郎提督達も帰って来た!」

プシュー

おタマ「こちらは着地したようですね。」

球磨「ヤッ太郎提督、すぐに止めを!」

ヤッ太郎「てやんでえ!動物たちを誘拐させて物語を滅茶苦茶にし、さらにイタズラまでした。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ


黒薙達「うわああああああ!!」ヒュルルルル

コーン守「キーッ!くやしー!」バリバリ

ドッゴーン

ヤッ太郎「天下無敵の、あ、大勝利!」

カカン

吹雪「ふう・・・。これで騒動は終わりましたね。」

睦月「で、この子達はどうするの?」

大和「そうね・・・。だったら私達で育てましょう。元の次元に戻すよりもこの次元にいた方がいいかも知れないし。」

金剛「いいデスネ。提督は?」

ヤッ太郎「オイラ達も賛成だ。エドロポリスはにぎやかがお似合いだからな。」

おタマ「そうそう。それに芸を教えれば大儲け間違いなしですからね。」

ヤッ太郎「相変わらずだな・・・。」

電「ハハハ・・・。」

こうしてヤッ太郎達の活躍により、コーン守の野望は阻止され、新たな仲間も増えたのだ。
だが、この世に蔓延る悪の種が尽きる事はない。頑張れ、秘密忍者隊ニャンキー!戦え、エドロポリスの艦娘達!

次回予告

ヤッ太郎「何だって!?鎮守府が次々と陥落した!?」

大井「はい。コーン守の作戦によってやられてしまいました。」

弥生「それだけではありません!横須賀、佐世保、ラバウルまでも陥落してしまいました!」

多摩「これで残っているのはエドロポリスだけだにゃ!」

ヤッ太郎「こうなった以上は仕方がねえな。全力で奴等を叩きのめすぞ!」

艦娘達「おう!!!」

北上「次回、『艦これ最終決戦!深海棲艦達とのラストバトル!』。お楽しみに!」

第19話 艦これ最終決戦!深海棲艦達とのラストバトル!

ブルネイ

ゴオオオオオ

黒薙「これで鎮守府ランク最下位であるブルネイは陥落だな。」

煉獄「ああ。案外、弱かったな。」

黒薙「で、トラック、タウイタウイ、リンガ部隊の状況は?」

煉獄「彼女達から通信を聞いたが、今のところはうまくやっているそうだ。」

黒薙「そうか。すぐに帰還してコーン守様に報告しよう。」

煉獄「ああ。」

翌日、エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「ふあーあ、今日もいい天気だぜ。」

暁「ヤッ太郎提督ー!」タタタタタ

ヤッ太郎「暁、響、雷、電じゃないか。いったい何があったんだ?」

雷「これを見て!」バッ

ヤッ太郎「何々?ブルネイ、トラック、タウイタウイ、リンガが陥落!?どういう事だ!?」

響「記事の内容によれば、黒薙率いる深海棲艦達が奇襲攻撃を仕掛けたそうです。」

電「これで残る鎮守府は16。奴等の次の狙いはブイン、ショートランド、佐伯湾、鹿屋です。」

ヤッ太郎「そうか。コーン守が本気を出した以上、やるしかないみたいだな。」

暁「そうですね。すぐに作戦会議を開きましょう!」

ヤッ太郎「ああ。」

コーン守のアジト

幻ナリ斎「昨日の作戦は本当に良くやった。これで残る鎮守府は16となった。」

黒薙「ありがとうございます。」

幻ナリ斎「ところでコーン守様の姿が見えないが、いったいどうしたのだろうか・・・。」

朝日「私に言われても・・・。」

コーン守「皆、お、は、よー。」

ガラッ

幻ナリ斎「あっ、コーン守様・・・げっ!」

深海棲艦達「!?」

ババーン

コーン守「もー、こんな朝早くから何なの?アタシの卵お肌が荒れちゃうじゃないの。」

ズガーッ←幻ナリ斎たちがずっこけた音

コーン守「うふーん♡悩ましおまたポーズ。」

ザアアアアア

たいへんお見苦しい物をお見せして失礼しました。
あなたの深海棲艦達

幻ナリ斎たち「どうもすいません。」

コーン守「なんでアタシが大変お見苦しいものなのよ!」

コーン守「ねえねえ、ゲンちゃん!どういう事!?どういう事!?」

幻ナリ斎「まあまあ、深く追求なさらずに。」

コーン守「それで何なの、今日は?」

幻ナリ斎「こちらをご覧ください。」

ビーッ

コーン守「これは?」

幻ナリ斎「鎮守府の現在の状況です。今のところ、ブルネイ、トラック、タウイタウイ、リンガが陥落し、残るは16となっています。」

コーン守「なるほどね。で、次の目標は?」

幻ナリ斎「ブイン、ショートランド、佐伯湾、鹿屋となっていますが、どの作戦を取りますか?」

コーン守「そうね・・・。黒薙達はショートランド、煉獄達はブイン、朝日達は鹿屋、炎達は佐伯湾に進撃し、その鎮守府を陥落させて頂戴。失敗は許されないわよ。」

黒薙「分かりました。必ず成功させてみせます。」

コーン守「頼んだわよ。」

深海棲艦達「はっ!」

タタタタタ

コーン守「これからの展開が楽しみね。ホホホ。」

エドロポリス鎮守府

ヤッ太郎「ええっ!?救援要請はなし!?」

ワンコー守『そうだ。本部から先ほど連絡があり、この件については自分達で守りたいと言ったそうだ。』

プルルン「そんな!コーン守率いる深海棲艦達はかなり強力ですよ!いくら彼等でも・・・!」

大和「仕方がありません。彼女達は自分達の基地は自分で守らなきゃならない使命を持っています。私達が何を言っても無駄でしょう。」

長門「私も同感だ。こうなった以上は手が出せない。」

おミツ「そんな・・・。」

ヤッ太郎「仕方がない。オイラ達は自分達の基地を守るため、演習をするとしよう。すぐに準備を始めるぞ!」

大和・長門「了解!」

タタタタタ

おタマ「皆さん、大丈夫でしょうか・・・。」

スカシー「さあ・・・。」

コーン守の作戦は次々と成功し、多くの鎮守府が次々と崩壊し始めた。

佐世保

黒薙「喰らえ!」ドゴーン

提督A「ぐは・・・!」

横須賀

ゴオオオオオ

煉獄「ハハハハハ!」

ラバウル

提督B「ぐは・・・。」

バターン

黒薙「これで残るはエドロポリスだな。すぐに帰還するぞ!」

深海棲艦達「はっ!」

コーン守のアジト

コーン守「おっほっほ!これで残るはエドロポリスとなったわね。」

幻ナリ斎「そうでございますな。」

黒薙「我々が19の鎮守府を陥落した事で、多くの深海棲艦達が次々と集結しましたね。」

コーン守「ええ。これならニャンキー達を倒せるのも夢じゃないわ!」

幻ナリ斎「で、出発はどうします?」

コーン守「そうね・・・。3日後に出撃するわよ。それまで各自自由に行動をして頂戴。」

深海棲艦達「はっ!」

エドロポリス鎮守府

おタマ「緊急報告です!佐世保、ラバウル、横須賀が陥落!残っているのはエドロポリスだけとなりました!」

ヤッ太郎「くそっ!コーン守の野郎!」

伊58「あともう一つ報告でち!コーン守は3日後にエドロポリスに向かうでち!」

スカシー「分かった。で、どうするんだ?」

ヤッ太郎「明日はコーン守達の襲撃で亡くなった人たちを弔い、その次の日には訓練を行う。」

おタマ「分かりました。予定表に書いておきますね。」

伊58「ヤッ太郎提督。この戦い、絶対に勝つでち!」

ヤッ太郎「もちろんそのつもりだ!てやんでえ!」

翌日、艦これ慰霊碑

伊168「コーン守の襲撃作戦によって、多くの提督と艦娘達が亡くなったのね・・・。」

伊19「酷すぎるのね・・・。」

ヤッ太郎「ああ。奴等のやる事は絶対に許されない。けど今は黙とうを捧げよう。」

吹雪「ええ。黙とう。」

シーン

ヤッ太郎「よし!決戦まであと2日。帰ったらすぐに訓練を行うぞ!」

艦娘達「おう!!」

決戦当日、コーン守アジト

コーン守「出動部隊はこれで全員ね。では、今回の作戦について説明するわ。」

黒薙「」ゴクリ

コーン守「今回はエドロポリスの鎮圧よ。そしてこの戦いこそが、私達の最後の戦いよ!」

黒薙「じゃあ、因縁の戦いもこの戦いで終わるという事ですね!」

コーン守「そうよ!いい?今回の戦いは敗北は許されないわよ!必ず勝利を掴み取り、エドロポリスを拠点に新しい国を作るわよ!」

深海棲艦達「おう!!!」

エドロポリス鎮守府

ウーウー

おタマ「コーン守率いる深海棲艦達が出動しました!」

ヤッ太郎「いよいよこの時が来たか。全員出動だ!」

艦娘達「おう!!」

ウーウー

おタマ「只今より出動態勢に入ります。すぐに準備をしてください!」

ピコーンピコーン

おタマ「ゲート解放!」

ギイイイイイ

おタマ「出動せよ!」

ドギューン

伊津茂乃子「おっ母、ピザ屋さんが海の上を走っているよ。」

伊津茂乃母「そうね。今回は何処へ行くのかしら?」

ギュイーン

コーン守「ニャンキー達が出てくるとしたら、そろそろね・・・。」

ヤッ太郎「ニャーッハッハッハ!」

コーン守「この声は!?」

ヤッ太郎「古来より、悪の栄えた試しなし!教えてやろう!あ、正義の心で!」

スカシー「この世にはびくる悪の影、討ってくれようこの顔で!」

プルルン「たとえいかなる闇だとて、払って見せましょこの愛で!」

ヤッ太郎「我等、正義と勝利の使徒、秘密忍者隊。」

ニャンキー達「ニャンキー!」

吹雪「そして、エドロポリス特殊部隊、艦娘軍団!」

艦娘達「只今見参!!」

コーン守「ついに来たわね!ニャンキー達!」

ヤッ太郎「コーン守。19の鎮守府の陥落、多くの艦娘、提督達を死なせた罪は重いぞ。」

吹雪「裁かれる覚悟はできていますか?」

金剛「覚悟しなサーイ!」

コーン守「それはこちらのセリフよ!なぜならあなた達は、これだけの深海棲艦達にやられる運命だからね!」

ズラーッ

天龍「これだけ数が多くいれば苦戦するな・・・。けど、そっちの方が燃え上がるぜ!」

龍田「そうね。私達だって負ける訳にはいかない!」

コーン守「いい度胸ね。さあ、やっておしまい!」

深海棲艦達「おう!!」ドギューン

ヤッ太郎「こっちも暴れさせてもらうぜ!出動だ!」

艦娘達「おう!!!」ドギューン

ドゴーンドガーンドゴーン

天龍「動きが遅い!」ドゴーン

金剛「そこデース!」ズバーッ

伊168「喰らえ!」ドゴーン

伊19「はっ!」ズバッ

コーン守「やはり彼女達は侮れないわね・・・。なら・・・、最大兵器を発動するわよ!」

ヤッ太郎「最大兵器だと!?」

コーン守「出でよ!轟沈した艦娘達を引き上げ、それを一つにした最強戦士、天空姫!!」

ギイイイイ

ヤッ太郎「な、何だこいつは!?」

ガコーン
キラーン

コーン守「天空姫は全種類の艦娘のデータを取り入れているのよ。さあ、やっておしまい!」

天空姫「了解!」ドギューン

ヤッ太郎「全員、かわせ!」

バッ

天空姫「そこ!」ドガガガガ

睦月「キャッ!」

吹雪「睦月ちゃん!」

夕立「よくも睦月ちゃんを!」

ドガッ

夕立「がはっ!」

プルルン「夕立ちゃん!」

ドガッバキッドゴッ

ヤッ太郎「このままだとやられてしまう!こうなったらお助けメンバーを・・・。」

カラ丸「その必要はないぜ!」

ヤッ太郎「この声は!?」

ザアアアアアア

カラ丸「待たせたな!」

ヤッ太郎「カラ丸!お助けメンバーの皆におタマ、おミツちゃん達まで!」

おタマ「ここからは私達も助太刀します。怪我をした艦娘達はこちらに来てください!」

睦月「は、はい・・・。」

コーン守「フン!いくらメンバーが増えても、この天空姫には勝てないわよ!」

ヤッ太郎「それはやってみなきゃ分からないぜ!今まで以上に気を引き締めていくぞ!」

艦娘達「了解!」

コーン守が出した最終兵器、天空姫に苦戦しているニャンキー達。だが、カラ丸達の増援でピンチから脱する事に成功したのだ!
果たしてニャンキー達はコーン守の野望を打ち破り、平和を取り戻す事ができるのか!?物語はいよいよクライマックス!

次回予告

ヤッ太郎「天空姫はかなり手強いが、オイラ達はこの程度でくたばる訳にはいかないぜ!」

吹雪「そうですね。怪我をした睦月ちゃん達の為にも、頑張らないと!」

大和「それだけではありません。これまで登場したゲストキャラ達が提督達の応援に駆けつけてきました!」

長門「おお!これは心強いな。」

吹雪「ヤッ太郎提督。この戦いは絶対に勝ちましょう!」

ヤッ太郎「もちろんそのつもりだ!絶対に勝ちに行くぞ!」

艦娘達「おう!!」

ヤッ太郎「次回、最終回!『完全決着!エドロポリス鎮守府よ、永遠に!』!エドロポリスは永遠に不滅だ!てやんでえ!」

最終回 完全決着!エドロポリス鎮守府よ、永遠に!

エドロポリス海上

コーン守「さて・・・、そろそろ本気をださないとね。天空姫!」

天空姫「はっ!」

<戦闘モードチェンジ。エクストラモード!>

ガシャンガシャン

ヤッ太郎「いきなり強化モードに入っただと!?」

カラ丸「これは骨が折れそうだぜ・・・。」

コーン守「ホホホホホ!このモードであなた達は終わりよ。覚悟しなさい!」

カラ丸「それはどうかな?駆けつけて来たのは俺達だけじゃないぜ。」

黒薙「どういう事だ?」

「こういう事じゃ!」

ヤッ太郎「そ、その声は・・・!」

ギュイーン

じーさん「ヤッ太郎!わし等も助太刀するぞ!」

孫「ラバウルがコーン守によって陥落したからね。」

校長「この借りは100倍返すのじゃい!」

ゲベ「さあ、ショータイムの始まりだ!」

殺せんせー「さあ、お手入れの始まりです。」

烏間「防衛相からの命令だ。ヤッ太郎達の手助けをしろと。」

イリーナ「私の暗殺術、見せてあげるわ。」

神崎「ここからは私達も助太刀します!」

矢田「パワーアップした真の力、見せてあげるよ!」

速水「失敗は許されない。任務開始!」

律「天空姫のデータを確認。戦闘モードに移行します!」

ヤッ太郎「お前等・・・。オイラ達のために・・・。」

コーン守「ええい!こうなったら深海棲艦達、奴等を叩きのめしなさい!」

深海棲艦達「了解!」ドギューン

ヤッ太郎「吹雪達は深海棲艦達を倒してくれ!オイラ達は天空姫を倒しに行く!」

吹雪「はい!」

ズギューン

天空姫「油断は禁物。」バッ

ガキン

ヤッ太郎「そう簡単に倒れると思ったら大間違いだ。甘く見るなよ。」

天空姫「うぐ・・・。」

ドゴーンドゴーン

ヲ級A「ヲー!」ブン

速水「その動きは見切った!」ジャキッ

<モードチェンジ、フリーズ!>

速水「アイスキャノン!」バンバン

ヲ級A「ヲ!?」キンキン

速水「すぐに攻撃を!」

律「了解!高速斬!」ダッ

ズババ、ドゴーン

如月「すごいわね・・・。」

律「このくらいは朝飯前ですから。」ニコッ

矢田「それじゃ、私も本気を出しますか!バンブーダンス!」

ドゴーンドゴーン

空母棲鬼「海から竹が生えただと!?」

矢田「さらに双剣で切り倒す!」バッ

ズババババ

戦艦棲姫「た、竹が倒れてきた!」

矢田「今だよ、有希子ちゃん!」

神崎「任せて!」ダッ

泊地棲鬼「そうはさせるか!狙い撃て!」

殺せんせー「私がいる事をお忘れなく。」

泊地棲鬼「なっ!」

バババババ

空母棲鬼「あ、頭が・・・。」

神崎「今がチャンス!天竜の咆哮!」ゴオオオ

ギュオーン

戦艦棲姫「しまったァァァァァ!!」

ドッゴーン

神崎「これでボス級3体始末完了。」

矢田「あとは雑魚を倒しに行かないと。」

神崎「ええ。」

ガキンゴキン

じーさん「大和、大丈夫か!?」

大和「ええ。それにしても倒しても次々に出てきます。」

じーさん「だったらゲベ!頼んだぞ!」

ゲベ「ゲベ!」

スッ

五十鈴「な、何をする気なの?」

じーさん「今に分かる。」

ブッ

艦娘達「へ?」

ドッゴーン

天龍「おならで深海棲艦達を撃破・・・。」

龍田「これは見事としか言いようがないわね・・・。」

ゲベ「ゲベ♡」スッキリ

イリーナ「なんか納得できないけど・・・、まあ、いいとしましょう。」

ドゴーンドガーン

烏間「どうやら一筋縄ではいかないみたいだな。」

孫「どうします?」

校長「ならここは我輩の出番なのじゃい!」

孫「校長先生!」

校長「必殺!校長ドリルアタック!」ドギューン

ドガガガガガ

烏間「おお!次々と敵が蹴散らされていく!」

孫「これで残るはあとわずかだ!」

校長「ワハハハハ!止めじゃーい!」

ドゴーン

校長「」チーン

孫「最後は自爆して死んだー!!」ガビーン

烏間「自らを犠牲にして敵を倒すとは・・・。まさしく自殺行為だな。」

孫「そうですね・・・。」

ガキンガキン

天空姫「おとなしくくたばれ。」

ヤッ太郎「嫌だね。カラ丸!」

カラ丸「任せろ!」ビュン

天空姫「チッ!」キンキン

ヤッ太郎「今だ!」ジャキッ

ズバッ

天空姫「ば、馬鹿な・・・。」

ザパーン

ヤッ太郎「よし!撃破したぜ!」

吹雪「こちらも終わりました!」

ヤッ太郎「これで残るはコーン守だけだな。さあ、覚悟はいいか?」

コーン守「それはどうかしら?天空姫にはまだ隠された秘密があるのよ。」

スカシー「隠された秘密だと!?」

プルルン「どういう事?」

黒薙「こういう事だ。」ポチッ

ザパパーッ

伊58「た、倒された深海棲艦達が・・・。」

長門「次々と海から姿を現し・・・。」

比叡「合体し始めた・・・。」

ピカアアアアア

おタマ「な、何ですかこの光は!?」

おタマ「皆、あれ!」

ラスカル「キキッ!?」

パアアアアアア

じーさん「な、何じゃこいつは!?」

煉獄「これぞ天空姫が進化した新たな姿、深海女帝だ!しかも技の威力は天空姫をはるかに越えている!」

ヤッ太郎「そんなの有りかよ!」

スカシー「汚いぞ!」

コーン守「おだまり!けだまり!卑怯もクソもないわよ!さあ、やっておしまい!」

深海女帝「了解。覚悟しろ!」

ドギューン

ヤッ太郎「こうなったら立ち向かうしか方法はない。一斉攻撃開始だ!」

艦娘達「了解!」

ドゴーンドガーン

速水「そんな!全然効果がないなんて!」

深海女帝「今度はこちらの番だ。覚悟しろ!」

ドガガガガガ

艦娘達「キャアアアア!!」

ヤッ太郎「くそ・・・。このままだとまずいぜ・・・。ニャゴキングさえあれば・・・。」

スカシー「でもニャゴキングは大破しているし・・・。」

夕張「その事についてなら心配ありません。ニャゴキングのデータを確認しながら、作成する事に成功しました!」

ヤッ太郎「本当なのか!?」

夕張「ええ。では、行きます!出でよ、ニャゴキング!」

ピカアアアアア

ギュイーン

ヤッ太郎「おお!ニャゴキングだ!」

おタマ「まさか復活するなんて・・・、夢みたいです!」

ヒュンヒュンヒュン

スカシー「トリツックンまで出てきたぞ!」

プルルン「よし!装着よ!」

ガシャンガシャンガシャン

吹雪「これが提督達の新たな姿・・・。」

瑞鶴「カッコいいわね・・・。」

ヤッ太郎「そのままニャゴキングに乗り込むぞ!」

ギュイーン、シュン
スタタタタ

ヤッ太郎「よし!今回は乗り込むことに成功したぜ!」

深海女帝「そっちがその気なら、巨大化!」

ギュイーン

深海女帝「これで準備完了だ。では、行くぞ!」

ヤッ太郎「おう!!」

ガキンガキンガキンガキン

金剛「互角に戦ってマス!デスが、このままだと・・・。」

比叡「明らかにまずいわね・・・。」

おタマ「なら、お助けメンバーの皆さん、すぐに攻撃を!」

ゴットン「ゴットンだ、もとい合点だ〜!」

リキノシン「了解でゴワス!」

ミエトル「了解でゲス!たとえ大将の為なら、たとえ火の中、闇の中!」

ネッキー「お任せだっちょ!」

じーさん「よし!わし等も助太刀するぞ!」

孫「おう!」

ジャキンジャキンジャキンジャキン

おタマ「攻撃開始!撃てー!」

ドガガガガガガ、ヒュンヒュン

深海女帝「うぐ・・・。」

カラ丸「おおっ!効いているぞ!」

吹雪「今がチャンスです!」

プルルン「よし!もらった!」

ズバッ

深海女帝「ぐあああああああ!!」バリバリ

じーさん「さあ、ヤッ太郎!最後はお前が決めて来い!」

ヤッ太郎「おう!」ビュン

ジャキン

ヤッ太郎「てやんでえ!多くの鎮守府を滅ぼし、艦娘達や提督達を殺した。その罪、許さん!」

説明しよう!ヤッ太郎の正義の怒りが限界値を超えた時、妖刀マサマサの封印は解け、恐るべき力が解放されるのだ!

ヤッ太郎「必殺!ネコ目スラッシュ!」バッ

ドコオオオオ

黒薙「深海女帝が負けるなんて・・・。」ヒュルルルル

煉獄「この戦いに敗れた事により、我々深海棲艦は降伏します・・・。」ヒュルルルル

コーン守「キーッ!く、や、しー!!」バリバリバリ

ドッゴーン

ヤッ太郎「これで艦これの戦いは終わったな。」

吹雪「ええ。最後はいつものあれで締めましょう!」

ヤッ太郎「おう!天下無敵の大勝利!」

カカン

艦娘達「大勝利!」

ドドン

おミツ「深海棲艦達が降伏した事により、戦いは幕を閉じたわね。」

吹雪「ええ。それによってエドロポリス鎮守府も解体するんですよね・・・。」

ヤッ太郎「そうだな・・・。こうなった以上はオイラ達も店を元の位置に引っ越さなきゃならないし・・・。」

吹雪「でも、私は提督達と別れたくありません!貴方達と別れるなんて絶対に嫌です!」

大和「私達も同じです!離れ離れになりたくありません!」

スカシー「分かっている。けど・・・。」

ワンコー守「その事についてだが、エドロポリス鎮守府は存続する事になった。」

プルルン「ワンコー守様、どういう事ですか?」

ワンコー守「お前達の活躍を本部の方々が高評価したそうだ。ぜひともこの鎮守府は残しておきたいとな。」

吹雪「という事は・・・、私達は提督達と再び一緒にいられるんですね!」

ワンコー守「そう言う事だ。」

キャアアアアアア

ヤッ太郎「よし!戦いの勝利とエドロポリス存続を記念して、宴の始まりだ!」

艦娘達「おう!!!」

最終回ED:おっとどっこい日本晴れ(EKM48ver.)

数日後、エドロポリス鎮守府

吹雪(あの戦いが終わってから数日後、私達はエドロポリス鎮守府にあるピザキャットで働いている。)

吹雪(深海棲艦達との戦いと同じくらい忙しいけど、それでも張り切って頑張っているわ。)

吹雪(横須賀、ラバウルなどの滅ぼされた鎮守府の生き残った提督達は別々に別れ、それぞれの道で頑張っている。)

吹雪(他の艦娘達は本部に帰り、そこで仕事をする事になったけどね。)

吹雪(コーン守についてだけど、彼は多くの部下を失っても、懲りずにエドロポリスの侵略を考えているの。)

吹雪(でも、何度来ても私は一歩も引かない。だって私は、エドロポリス鎮守府の艦娘なんだから!)

ヤッ太郎「おーい、吹雪!集合写真を撮るぞ!」

吹雪「あ、はい!」タタタタタ

ワイワイガヤガヤ

猫股霊界之介「これで全員か?」

カラ丸「ああ。カメラの用意もできてるぜ!」

おカラ「それじゃ、早速始めるだ!」

ヤッ太郎「おう!今日もお江戸は!」

全員「日本晴れだぜ!」

パシャッ

ヤッ太郎「これで物語は幕を閉じるが、オイラ達の活躍はまだまだ続くぜ!」

吹雪「そしてここが終着点でもあり、新たなスタートでもあります。」

ヤッ太郎「というわけで、キャッ党忍伝てやんでえと。」

吹雪「艦隊これくしょんを。」

全員「よろしくお願いします。」

カン、カンカンカンカンカン、カカン

~完~

以上でこの物語は幕を閉じます。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom