【艦これ】赤城「貝類が食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 (1000)

赤城「んー……♪今日もいい天気」

加賀「はい。さすがに気分が高揚します」

吹雪「あっさりー、しっじみー、はーまぐーりさーん」シャクシャク

赤城「今日も精が出ますね。吹雪さん」

吹雪「あ、赤城先輩!加賀さん!おはようございます!」

加賀「今日も貝を掘っているのね」

吹雪「はい!私、1人でこのドラム缶一杯になるまで貝を集めるのが夢なんです!」

赤城「それはすばらしい夢ですね♪」

吹雪「はい……でも何日たっても全然一杯にならなくて……やっぱりドラム缶に一杯なんて無理なのかな……」

加賀「努力に憾み勿かりしか。吹雪さん、あなたは本当に十分な努力をしたのかしら?」

赤城「吹雪さんの夢を私たちが手伝うことは出来ません。ですがここから見守るくらいはさせてください」

吹雪「赤城さん……加賀さん……」

赤城「あなたなら出来るはずです。このドラム缶を一杯にすることが」

吹雪「はい!頑張ります!!」

加賀「赤城さん、ハマグリが焼けました」

赤城「上々ね♪」

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「ラーメンが無料で食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します
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赤城大辞典(あかぎだいじてん)
わたしのひみつ、ていとくだけにおしえますね。

原子(げんし)ろ
何(なに)を食(た)べても原子力(げんしりょく)エネルギーになる。

吹雪「あっさりー、しっじみー、はーまぐー……あれ?なんだろう、いい匂い」

赤城「吹雪さん、あまり根をつめてやり過ぎると疲れてしまいますよ」

吹雪「あ、赤城ぱいせん!」

赤城「あさりの酒蒸しと焼きハマグリができましたから一緒にいかがですか?」

吹雪「そっか……この匂いはお二人の料理の匂いだったんですね」

赤城「さあ、むこうで加賀さんが料理してくれてますから一緒に食べましょう♪」

吹雪「それではお言葉に甘えて……」


赤城「加賀さん、吹雪さんもお連れしましたよ」

加賀「そうですか。では追加で作りますね」

吹雪「すみません、私までご馳走してもらう事になっちゃって……」

加賀「別に1人増えたくらいでどうという事は無いわ。材料はまだ有りますから」ガコン

吹雪「え……?あの、それは……」

加賀「この扉の事かしら?これはドラム缶の底の方に扉を作って下から貝を抜きとれるようにしてあるの」

吹雪「へー…………えええ!?そ、それ、私が集めた貝を入れているドラム缶ですよ!?」

加賀「まあ……そうなるわね」

吹雪「どういう事なんですか!?お二人は私の夢を応援してくれてたんじゃないんですか!?」

赤城「おちついてください、吹雪さん。これには訳が……」

吹雪「ううう……どうりで全然たまらない訳だよぉ……酷いじゃないですか!応援するとか言って邪魔するなんて!」

加賀「いいかげんになさい!」

吹雪(ええー……なんで私怒られたの……?)

加賀「吹雪さん。あなた、このドラム缶一杯に貝を集めるとか言っていたわね」

吹雪「はい、言いましたよ!」

加賀「それはどれくらいで溜まるのかしら?1日?2日?それとも数時間?」

吹雪「それは……1日1時間くらいしか時間はありませんけど……でも何日かけたってきっとやり遂げて見せます!!」

加賀「それが甘いと言っているのよ」

吹雪「どういう事ですか!説明してください!」

加賀「あなた、最初にとった貝がこの水も砂も無いドラム缶で一週間も二週間も生きていると思っているの?」

吹雪「それは……」

加賀「あなたがこのドラム缶を一杯にした時、最初の頃に採った下に入っている貝はどうなると思っているの?」

吹雪「…………」

加賀「貝は死んで数日たって腐っているでしょうね。あなたはそれでも構わないと言うのかしら?」

吹雪「それはその……」

加賀「もちろん私たちにあなたの夢をどうこう言う資格なんて無いかもしれません。だからあなたがそれで良いと言うならこの場から立ち去ります」

加賀「あなたが自分の夢のために何百、何千と言う貝の命を無駄にしても構わない。そう思っているのならね」

吹雪「…………」ガクッ…

加賀「私たちはまだギリギリたべれる状態の貝を下からとって調理していたの。黙ってしていた事は謝るわ。ごめんなさいね」

吹雪「いえ……私が間違ってました!お二人のお陰で!私の勝手な夢のせいで犠牲になる貝は救われていたんですね!ありがとうございます!」

赤城「吹雪さん……!」ダキッ



陽炎「……何あれ」

吹雪「全ては私の貝をとるスピードが遅いのが原因……!これからはもっと早く
掘って掘って掘りまくります!」

加賀「よく言ったわ。それでこそ私達が一目置く駆逐艦ね」

吹雪「よーし、じゃあいっぱい食べて栄養つけますよー!」

赤城「あらあら♪それじゃあもっと作らないといけませんね♪」

加賀「わかりました。お任せください」ガシッ

吹雪「あれ?下の扉からとらないんですか?」

加賀「ええ。もう殆どありませんからひっくり返しましょう」パラパラ

吹雪「明日はもっと沢山とりますよー!」

赤城「そのいきです♪」

陽炎「ねー、ぬいぬい。あれどう思う?」

不知火「どうと言われましても」

陽炎「毎日あれの繰り返しだけどドラム缶一杯になんてなる日は来るのかしら」

不知火「そんな事、不知火は知らぬいです」

陽炎「……ん?」

不知火「……」

陽炎「えっ?今何か言った?」

不知火「夢に向かって頑張る事は素晴らしい事だと思いますが」

陽炎「まあねー……でもあれはどうなの?だいたい貝を一杯にしてどうするつもりなのかしら?」

不知火「そんな事は知らぬいです」

陽炎「……ん?」

不知火「でも同じ駆逐艦として影ながら応援してあげようじゃないですか」

陽炎「まあ別に良いんだけどさー」

不知火「吹雪さん、今日も1日がんばるぬいっ」

陽炎「……」

不知火「元気100倍ぬいぬいきゅんっ」

陽炎「そっか。もう春だもんねー」

陽炎「やっほー。吹雪ちゃん頑張ってるねー」

吹雪「陽炎さん、不知火さんも」

不知火「吹雪さん、頑張るぬいっ」ぱちんっ!決めポーズ←真顔

吹雪「あのー……不知火さんどうかしたんですか?」

陽炎「ねえ、一つ聞きたい事があるんだけど良いかしら」

吹雪「あっ、こっちの質問には答えてくれないパターンですね。はい、なんでしょう?」

陽炎「吹雪ちゃんさ、ドラム缶一杯に貝を集めてどうするつもりなの?」

吹雪「私、このドラム缶一杯に貝を集めたら……一山当てようと思ってるんです!貝ドリームを!」

陽炎「あっちゃー……」

不知火「がんばるぬいっ」

吹雪「そしてゆくゆくは貝になりたいんです!」

朧「分かる」

陽炎「じゃあ私、面倒くさそうだから帰るねー。ばいばーい」

不知火「……陽炎、一つ良いですか?」

陽炎「止めた方が良いわよ。そのキャラ」

不知火「やっぱりそうですか」

黒潮「おーい、ぬいぬーい。なんや司令はんが探しとったでー?」

不知火「不知火をですか?」

黒潮「えらい剣幕やったけど何かやったんか?」

不知火「いえ、心当たりはありませんが……」

執務室

不知火「失礼します。お呼びでしょうか、司令」

TV「今日も1日がんばるぬいっ!」

提督「…………」

TV「元気100倍ぬいぬいきゅんっ」決めポーズ

不知火「…………」

提督「さっき青葉からコレを3000円で買ったんだがな。安い買い物だったよ」

不知火「それで何か用でしょうか?」

提督「俺にもぬいぬいビームを売ってくれないか?股間がイライラして仕方ないんだ。あのドヤ顔決めポーズもお願いします」

不知火「ご命令ならば」


提督は射精した。

数日後、砂浜の貝を取り尽くし夢を諦めた吹雪は朧と蟹になる特訓を始めた。

夕飯作りつつ次の主人公さんは>>46でお願いします

曙「はー……誰かさんがいないと静かねー……」

ドタドタドタドタ!!

漣「た、た、た、大変だー!!」

曙「うっさい!!」

漣「違うんだって!大変なんだって!」

曙「わかったから落ち着きなさいよ」

漣「落ち着いてられないくらいのメシウマ情報なの!まままま、間宮さんの店に新メニューのトロピカルあんみつがでたんですって!おくさん!!」

曙「誰が奥さんよ。だいたいそんな物出てもお金が無いじゃない。高いんでしょ?」

漣「それが今だけ試食でタダなの!タダ!!無料キタコレ!!だけど先着5名様限り!!」

曙「あんたねぇ……そういう事は早く言いなさいよ!!」

漣「さっすがぼのぴー!ちょろいぜ!」

曙「あんた先行ってて!私は朧と潮呼んでくるから!」

漣「えっ?でも今すぐ行かないと売り切れちゃうかもー……」

曙「そんな事言ったって仕方ないでしょ。先着5名様なら4人で食べれるし!」

漣「いやー、その……潮ちゃん達はもう先に行ってるから!」

曙「は?あそこにいるじゃない」

漣「ああー!ちがった、あれだ!実は先に私達は食べてきたんだった!だから後2人前!」

曙「なんでその時に私も呼ばないのよ!ってかそんな前だったらもう無いでしょ……」

漣「とにか急いで!さっきはまだ一人前だけあったから!」

曙「もーう!!バカ漣」ダッ

漣「プー、くすくすくす」タッ

お食事処 間宮

曙「はぁ……、はぁ……」

間宮「あら、どうしたの?そんなに慌てて」

曙「間宮さん、トロピカルあんみつ、まだありますか……?」

間宮「トロピカルあんみつ?そんなのは無いけど……?」

曙「あー!もう、間に合わなかったじゃない!!」

漣「クスクスクス、見事に騙されましたなぁー♪」

曙「……騙された?」

漣「そう!まんまと漣に踊らされたのです!!」

曙「へー、いい度胸してるじゃない」

漣「まあまあ話を聞いて。今日はエイプリルフベラッ!!」ゴスンッ

曙「フンッ」

またかきます

漣「はにゃあぁー……なんも言えねぇ……」

曙「で?エープリルフベラって何なのよ」

漣「エイプリルフール。年に一度、エイプリルフールは嘘をついても許される日なんだって」

曙「でもあんた許されなかったじゃない」

漣「逆になんで許してくれなかったのか聞きたいんだけど!」

曙「そんなマイナーなお祭り誰も知らないわよ。殴られて当然でしょ」

漣「そんな事無いって。えーっと、間宮さーん。エイプリルフールって知ってますかー?」

間宮「エイプリルフール?確か嘘をついても良い日ですよね♪そういえばもうそんな時期ね」

漣「ね?」

曙「嘘……ね、ねぇ、エイプリルフールって知ってる!?」

朝潮「はい。確か騙される方が悪いって言われる日ですね」

満潮「って言うか、エイプリルフールに騙されるバカなんて今時いないでしょ?」

曙「そ、そんな……」

漣「ねー?だから今のは騙されたぼのぴーがお間抜けで悪」

ガスンッ

漣「はにゃあぁぁぁぁ!!」

漣「いてて……」

曙「ったく、誰よそんなふざけた日を作ったバカは!迷惑でしかないでしょ!」

漣「そう漣に言われましてもー……でもエイプリルフールだからって、嘘にもついて良い限度があるのよね」

曙「限度?」

漣「そうそう。例えばさっきの漣みたいな茶目っ気たっぷりの可愛い嘘なら全然オッケー♪」きゃるんっ

曙「まだ殴られたいの?」

漣「でー、えーっと……あっ、足柄さーん」

足柄「あら、何かしら?」

漣「さっき提督が探してましたよ?」

足柄「提督が?何かしら?」

漣「何か二人きりで話がしたいとか何とか……そういえば小さい箱を持ってたような……」

足柄「二人きりで……?」

漣「うーん、確かケッコンがどうとか……」

足柄「ケッコン!?じゃあその箱は指輪!?……提督が、婚期が私を呼んでいるわ!!」ダッ


曙「…………」

漣「と言うわけで、今のがエイプリルフールと言えどシャレにならないからついちゃダメな嘘ね」

曙「どうすんのよ」

漣「それじゃー漣は一時的に青葉の秘密基地に身を隠すとしますか。ぼのぴーはもう騙されないようにねー」シタタッ


曙「あんなのに騙されたなんて……なーんか腹立つわね……」

曙「……ま、まぁ法律で嘘が許されてるなら私も少しくらい」←若干勘違い

曙「あー、でも潮は間違いなく引っかかりそうだけど可哀想だし、朧は吹雪と砂浜行っちゃったし……」

曙「どこかに手頃な馬鹿はいないかしら……」

足柄「曙ちゃーん?漣が何処にいるかしらないかしら♪」にっこにこ

曙「あのバカなら青葉の秘密基地に隠れてますよ」さらっ

足柄「ありがとう♪」

手頃な馬鹿「ん?やっほー!曙ちゃーん!!今日もウルトラかわいいね!!」

曙「うっさい!このクソ提督!!」

手頃な馬鹿「うひょー!ありがとうございます!!」

曙「ん……?いるじゃない、手頃な馬鹿が♪」

提督「ん?」

花見に行きますまたかきます

曙「よーく聞きなさい!このクソ提督!」

提督「はい」

曙「と、特別に明日デートしてあげても良いわよ!」

提督「でえと?それはもしかして男女が2人で出掛けたりちょっといやらしい事するアレですか?」

曙「そうよ。なに?私が相手だと文句あるの?」

提督「…………」スタスタ

曙「ちょっと、どこ行くのよ!返事は!?」

ガラッ

提督「うおおおおォォォォーーーー!!!!!!」


グラウンド

電「はわわっ……びっくりしたのです」

雷「どうしたのかしら?窓から何か叫んでるわね」

暁「ねぇ、司令官なんだか泣いてない?一人前のレディーは泣いたりしないんだから!」

響「ウラーー!!」

曙「ねえ!返事はどうなってんのよ!!」

提督「喜んで!いやー、寿命30年くらい犠牲になったんじゃないかってくらい嬉しいよ」

曙「ふーん。そんなに嬉しいの?」

提督「当たり前だろ!曙ちゃんとデートなんて……俺は幸せもんだなぁ!よし、早速明日の支度しなくちゃな!」

曙「…………」


曙(すぐにネタばらしする予定だったけど……もう少しからかってやろうかしら)←喜ぶ提督を見てまんざらでもない曙ちゃん

曙「ねえクソ提督。明日は私がお弁当作ってあげても良いわよ?」

提督「マジで!?脇おにぎり……」

曙「普通のおにぎりよ!!」

提督「ああー……その小さな手で握られたおにぎり……想像しただけで脳がとろけそうなんじゃー……」

曙「それと、明日の支度するなら私のも手伝ってよね」

提督「もちろん2人分用意するよ!」

曙「そうじゃなくて……わ、私の服とかも選ぶの手伝いなさいよ!いつも制服だから良く分かんないし!」

提督「実は偶然なんだけど、曙ちゃんに似合いそうなワンピースがココにあるんだけど」スッ

曙「なんでクソ提督の引き出しからワンピースが出てくるのよ……」

提督「去年、似合いそうだったんでつい買いました!サイズもピッタリなんだけどどうかな?」

曙「なんでサイズまでピッタリなのよ!」

提督「オーダーメイドだからね。一寸の狂いも無いよ」

曙「それもう偶然じゃないわよね……」

提督「いやー、嬉しいなぁー。ここ数年で一番嬉しいなぁー」

曙「私にじゅーぶん感謝しなさい!このクソ提督♪」

提督「ありがとうございます!!」

曙(そろそろいい頃合いね……どんな顔するか見ものだわ……♪)


曙「ねぇクソ提督♪」

提督「んー?」

愛宕「パンパカパーン♪」ガチャッ

提督「敵襲ー!!」

愛宕「あら、随分賑やかね♪どこかお出かけかしら?」

提督「おう!実は曙ちゃんにから明日デートに誘われてな!」

愛宕「まあ♪それは凄いじゃないですか♪」

曙「あ、あの……」

愛宕「でも提督、明日は超大事な会議があるんだー!って今朝言ってませんでしたかー?」

提督「あっ、そうだった」ピッピッ


提督「すみません!明日の会議は欠席します!」

提督「え?偉い人が集まるから絶対に来い?……しりませんよそんな事は!!とにかく休みますから!!」

提督「え?はあ…………上等ですよ!陸軍でも空軍でもかかって来いってんだ!」ガチャッ


提督「……なんか明日は会議無くなったみたいだからデート大丈夫だって」

曙「な、なにやってんのよ!?」

曙「いっ、言っとくけどさっきのは嘘なんだから!エイプリルフールよ!エイプリルフール!!」

提督「明日は曇りか……一応雲を散らしておくかな……」ググッ…

愛宕「もう、提督?あんまり天候とかはいじらないで自然のままって約束でしたよね?」

曙「なんで拳一つで天候が変わるのよ!!……じゃなくて、さっきのは嘘なんだって!!」

提督「ハッハッハッ、曙ちゃんが嘘なんてつくわけないだろ?」

曙「胸が痛い!エイプリルフール辛い!!このクソ提督!!」

愛宕「そもそもエイプリルフールは明日だから♪」

曙「…………」

提督「さて、一応替えのパンツ8枚持っていくか」

曙「あのバカ……!!日にち間違えてんじゃないわよ!!」

またかきます

行き先を>>102

遊園地

リンリンリンリンリンッ!!←曙ちゃん怒りのテーマ

ガチャッ!!

曙「ちょっと漣!あんた何間違った情報……」

漣「ううー……なんもいえねぇー……」

潮「さ、漣ちゃん、大丈夫?」パタパタ

曙「あんた、お尻出してなにやってんのよ」

漣「いやー、足柄さんに捕まってお尻ぺんぺんされてしまいましたがー……はにゃあ……ヒリヒリする」

曙「はぁ……自業自得よ。なんかもう怒る気もしなくなったわ。潮もそんなの放っときなさい」

潮「う、うん……」

曙「それじゃあ私はもう寝るから。ったく、なんで私がクソ提督と……」


漣「……やれやれ。サンキューね、うっしー!」

潮「うん。私はお尻扇いでただけだから……」

漣「しっかしまんまと騙されちゃって。ぼのぴーは本当に純粋なんだから」

潮「漣ちゃん、おしりは大丈夫なの?」

漣「おしり?ああ、えっとね……確かに1回叩かれたけど軽くね!かるーく!」

潮「そうだったんだ。急におしり出して扇いでって言い出したから、酷く叩かれたのか頭がおかしくなっちゃったのかと思ったよ……」

漣「いやー、エイプリルフールを1日間違ってたってバレちゃったらぼのぴー怒るでしょ?だから私も被害者面しておいたわけよ!」

潮「…………」

漣「ぼのぴー優しいからそんな漣を見たら同情して怒るのやめるって事!ちょろいちょろい♪」

曙「ふーん」

漣「…………あいたたた!」

曙「丸聞こえだったわよ!!あんた、二段ベッドの上に私がいる事くらい知ってんでしょーが!!」ばちこーん!

漣「はにゃー!!ぼのぴー、そんなに強く叩いたらお尻が、お尻が割れちゃう!!」

曙「もうとっくに割れてるわよ!!」ばちこーん!


この後さんざん叩かれて結局お尻を出したままうつ伏せで寝た。

翌朝早朝4時 お食事処間宮

曙「あーもう面倒くさい。なんで私が早起きしてお弁当作らなきゃいけないのよ!」

曙「適当に作ってさっさと二度寝してやるんだから……」にぎにぎ

カタンッ…

曙「ひぁっ……!な、なに!?だ、誰かいるなら出てきなさいよ!!お、おばけなんていないんだから!!」

愛宕「パンパカパーン♪バレちゃったなら仕方ないわねー♪」

曙「愛宕さん?こんな時間に何してるんですか?」

愛宕「昨日間宮さんに曙ちゃんがお台所を貸して欲しいって言ってきたって聞いたから、ここで寝て待ってたのよ♪」

曙「風邪ひいちゃいますよ……?」

愛宕「大丈夫よー♪それより作るんでしょ?提督にお弁当♪」

曙「うっ……。ま、まあ一応……約束破って嘘つきにはなりたく無いし……」

愛宕「そうなの♪だからこんな早起きしてきたのね♪

曙「これはその、適当に終わらせたら2度寝するつもりで!」

愛宕「それにしても……」

ぐっちゃり……

愛宕「なかなか個性的なおにぎりね♪」

曙「わ、私……料理とかはあまりやらないって言うか、初めてって言うか……」

愛宕「平気よ♪その小さな手で握ったいびつな形したおにぎりこそ提督の大好物なんだから♪」

曙「本当に……?」

愛宕「でもおにぎりだけって言うのも寂しいわねー」

曙「それなら大丈夫、こっちにはおかず入れますから」

愛宕「よーし、じゃあ私も手伝うわ♪」

曙「ええっ!?いや、あの……えっと」

愛宕「?」

曙「言い出したのは私だし、愛宕さんに迷惑かける訳にいかないし、約束は私が作るお弁当だから……1人で作らないとダメって言うか……」

愛宕「わかったわ。全部自分の手作りで仕上げたいのね♪」

曙「ごめんなさい……せっかく手伝ってくれるって言ってくれたのに……」

愛宕「良いのよ♪そういう気持ちは提督も嬉しいはずだから♪」

曙「べ、別にクソ提督の為じゃなくて、自分が納得いかないから作るだけで!」

愛宕「でもお料理初めてなのに1人で作れるの?」

曙「それは……」

愛宕「もし不安なら隣で私が作ってみるから、同じ様に真似して作ってみる?」

曙「愛宕さん料理出来るんですか?」

愛宕「当然よ♪こう見えて結構得意なのよ?」

愛宕「えーっと、材料は何があるのかしら?」

曙「理由を話したら間宮さんが、冷蔵庫の残り物なら使って良いって言ってくれました」

愛宕「なるほど」カチャッ

愛宕「卵にソーセージ……野菜や果物もたくさんあるし……」

愛宕(これは残り物と言うより……曙ちゃんの為に用意してくれたみたいね♪)

曙「……ね、ねぇ、愛宕さん」

愛宕「うん?」

曙「卵焼き……私にも作れるかな?しょっぱいやつ」

愛宕「もちろん作れるわよ♪でも甘い卵焼きじゃなくて良いの?」

曙「うん。クソ提督は甘い卵焼きより塩の入ったやつが好きだから」

愛宕「あらあら♪良く知ってるのね♪」

愛宕「じゃあ卵焼きは決まりとして、後は……」

曙「あ、あのっ……」

愛宕「はい、曙ちゃんどうぞ♪」

曙「タコさんウインナーとか、ウサギの形したリンゴとかは難しいかな……って」

愛宕「提督の為に作ってあげたいの?」

曙「べ、別にクソ提督の為とかじゃなくて、自分がなんとなく作ってみたかったから!!」

愛宕「もちろん作れるに決まってるじゃない♪」

曙「本当に!?」

愛宕「それじゃあ作りましょうか♪」

曙「はい!先生」

愛宕「あっ、そこはお母さんでお願い♪」

曙「お母さん?……はい、お母さん」

愛宕「ハアァ……!こう言うの夢なのよね……♪」

曙「?」


結局日が昇るまで料理は続いた。

またかきます

遊園地

曙「そわそわ……そわそわ……」

提督「どうかした?暁みたいな声出して」

曙「ねぇ、今何時?」

提督「10時半前だけど……今日はやけに時間を聞いてくるなー。3分おきくらいで聞いてない?」

曙「まだお昼には早いわね……」ぼそっ

提督「ん?もしかしてお腹すいた?」

曙「うっさいハゲ!!」

提督「は、はは、は、はげてないから!!まだフサフサだから!!デリケートな問題だから!!」

曙「なんでそんなに必死なのよ」

提督「まあそんな事より乗り物乗ろうぜ!よし、あのジェットコースターにしよう!そうしよう!」

曙「あんなの何が面白いのよ?海面走ってる方がよっぽどスリルあるでしょ」

提督「涙目になりながら絶叫してる曙ちゃんが見たい!」

曙「別に泣かないけど……」

ジェットコースター乗り場

係員「はい、ようこそー!」

提督「結構並んだけどようやくだな!替えのパンツ持ってきたから存分に漏らしてね!!」

曙「ハゲ提督」

提督「わお!」

係員「あのー……そちらのお嬢さんなんですが、身長がですねー」

提督「小さくて可愛いでしょ?1000あるチャームポイントの1つなんです」

係員「はあ……えっとですね、このアトラクションには身長制限がありまして……」

提督「大丈夫です。命に代えても守りますから」

係員「そのー……規則ですので」

提督「何に怯えている。そんな規則はぶっ壊してやれ!」

曙「係員の人を困らせてんじゃないわよ。私はあっちに座ってるからクソ提督だけでも乗ってくれば?」

提督「ええー……」

曙「せっかく並んだんだから勿体無いでしょ」

ジェットコースター

提督「おーい!おーい!!上ってる、超上ってるよー!!ここだよー!!」ブンブン

曙「はいはい。うっさいわねぇ……」フリフリ

男「お、お嬢ちゃん1人?」

曙「はあ?」

男2「お父さんやお母さんは??デュフフwww」

曙「そんなの居ないわよ。見れば分かんでしょ。バカじゃないの?」

男「おうふwwwこれは手痛い一言でござるww」

曙「…………」

男2「お兄さん達がお父さんを探してあげるよ」

曙「だからいないって言ってんでしょ」

男「そりゃ大変だ!あっちにお兄さん達のハイエースがあるから警察まで連れて行ってあげよう!」

曙「……うざいわねぇ」

曙「もう良いからあっち行ってよ。怒るわよ」

男「ど、どど、どんな風に怒るのかな?怒るのかな?ブヒヒ!」

男2「とりあえず荷物が重そうだから運んであげるね!」グイッ

曙「あっ!!リュックにさわんな!!このクソ提……クソ野郎!!」

男2「まあそう遠慮せずに」

ヒュルルル……

男「ん?何か降ってきて……」

ズドンッ

提督「貴様らは可及的速やかに苦しみ抜いて死ね!!」

曙「ったく。お弁当大丈夫かな……」

数分後

提督「いやー、お待たせお待たせ」

曙「さっきの人はどうしたのよ」

提督「ハイエースに積んできたよ。その道の熟練者を一緒に5人ほど放り込んできたから今頃掘られてるんじゃないかな」

曙「あっそ」

提督「それより怖い思いさせてごめんよぉ……」

曙「別にそんな思いしてないわよ。それよりジェットコースターから飛び降りてきたそっちの方が怖いでしょ」

提督「まぁ下るか落ちるかの違いだから似たようなもんだよ。それより本当に大丈夫だった?」

曙「全然平気よ。どうせクソ提督がすぐ来ると思ってたし」

提督「ヒュー!信頼されてるぅー!」

曙「今日は遅かったけど」

提督「ぐうの音も出ない……」

曙「そんな事よりお昼にするわよ!」

提督「もうそんな時間か。よし、じゃああっちでお弁当と洒落込むか!」

曙「はい、お茶」

提督「ありがとう!いやー、なんかシートを敷いて外でお弁当食べるなんて久々だなー」

曙「ち、ちょっと形は上手くできなかったけど……味は大丈夫だから!」

提督「いやいや、形も最高だ!」

曙「じ……じゃあ勝手に食べれば!?フンッ!」

提督「はい!いただきます!!」

またかきます

ちょっと早いですけど次の主人公さんは>>173

青葉

提督「うむうむ……」もぐもぐ

曙「…………なんとか言いなさいよ!」

提督「海苔や具はもちろん、塩すら入っていない米の旨みと握り方だけで勝負したシンプルなあじわい……」

提督「素晴らしい!!」

曙「あっ、そ。じゃあ次は卵焼きでも食べれば?」

提督「いただきます。……はむっ」

曙「…………」

提督「これはまた……米がシンプルだった分、こちらはふんだんに塩を使っているんだな」

曙「前に甘いのよりしょっぱいのが好きとか言ってたからでしょ!このクソ提督!!」

提督「ここなんかもう塩の塊だな!いやー、白米にちょうどいい感じに合う塩加減……最高だ!!」

提督「これは……」ひょいっ

曙「ふーん、そこに目を付けるなんてクソ提督にしてはやるじゃない」

提督「…………」

曙「なかなか大変だったのよね。そのタコさんウインナー」

提督「タコ……タコ!あ、ああ、確かにタコだ!!」

曙「は?どっからどう見てもタコでしょ?」

提督「うん!美味い!!この黒く焦がしてある辺りがタコさ加減を引き出してるな!」

曙「やっぱり?私も最初は焦がして焦っちゃったけど、なんかいい感じだと思ったのよね♪」

提督(よかった、とりあえず上機嫌そうだ)

曙「じゃあ最後はコレね!一番の力作なんだから十分感謝して食べなさい!このクソ提督!」

提督(なに……これ……)

提督(りんご……?りんごだよね……?)

曙「りんごが残ってて本当にラッキーだったわ」

提督(りんごだ!よし、まずは一つ謎が解けたが……)

提督(どうしてこんなに切り刻まれてるんだ……?何かりんごに恨みでも……?)

曙「ほら、この辺り可愛く出来てるでしょ?」

提督(可愛く?可愛いものなのか?りんごと言えばウサギが定番だが……なぜあちこちえぐられてるんだ!?違うのか?)

曙「特に1番苦労したのはこの前足ね」

提督「前足!?」

提督(つまり動物だな?やはりウサギ?)

曙「ちょ、ちょっと、そんなに眺めてないで早く食べなさいよ!なんか恥ずかしいじゃない……」

提督「そ、そうだな。じゃあいただくとするか。この可愛い……ウサギさんを!!」キリッ

曙「え?うん、だから早く食べなさいってば」


提督「あーん」

曙「あっ……」

提督「ん?」

曙「な、なんでもないわよ!」

提督「そう?では改めて……あーん」

曙「あぁっ……」

提督「…………」

曙「何よ!さっさと食べてよね!このクソ提」

提督「あーん」

曙「やぁ……っ」

提督「…………」

曙「だからなんで食べないのよ!!」

提督「食べるのを寸前でやめると涙目で見つめられてちょっとエロい声聞こえるからだよ!」

曙「いいから早く食べろ!このクソ提督!!」


この後30回繰り返した。

帰り道

提督「いやー、あのお化け屋敷は怖かったなー!」

曙「ほんと……戦艦棲姫が出てきた時はどうしようかと思ったわよ」

提督「まさかあの遊園地が深海棲艦の趣味で作られた所だったなんてな」

曙「そういえば確か無料招待券で入場したけどあんなのどこで手に入れたのよ」

提督「……楽しかったなー」

曙「はあ?」

提督「また一緒に行きたいな!」

曙「あんな所二度とごめんよ」

提督「まあまあ、そう言わず!」

曙「でも……他の所にならまた一緒に行ってあげても良いけど……」

曙「ねえクソ提督」

提督「うん?」

曙「クソ提督は私の事……ど、どう思ってるのよ」

提督「愛してるよ」キリッ

曙「キモい」

提督「フヒヒ、ありがとうございます」

曙「でも……じゃあ、ね。してあげても良いけど……」

提督「えっ……なにその性欲を駆り立てる台詞……曙ちゃん?」

曙「だから、クソ提督がしたいなら……ケッコンとか、してあげても良いって言ってんのよ……クソ提督」

提督「いきなりケッコン!?大人の階段何段飛ばし!?」

曙「なに?嫌なの!?嫌ならハッキリそう言いなさいよ!」

提督「そりゃーもちろん嬉しいけど、ケッコンと言うとあれだよ?お互い愛し合って……」

曙「だからしてあげても良いって言ってんのよ!何回も言わせんな!このクソ提督!!」

提督「それはつまり愛し合っているという事でよろしいのかな!?」

曙「そっちがそう思ってるんならそうなんでしょ。だって私……」

提督(なに?ひどい落ちが待ってるの!?)

曙「私もクソ提督の事、好きだから。ケッコンしたい……かなって」

提督「ファーーーー!!!!」

提督「いよっしゃー!!これは帰りに3時間休憩コース!?駆逐艦でもケッコンしてれば合法だよね!?」

曙「ちょっ……!待ちなさいってば!それよりケッコン記念日くらいちゃんと覚えておきなさいよ!!」

提督「そりゃそうだ!大切な記念日だからな!!今日は確か4月1日…………あっ」

曙「…………プッ」

提督「は、はあ!はああぁぁぁ!!!!いやいやいやいや、偶然か!偶然だよね!」

曙「エイプリルフールに騙されるなんて、ほんっ……とうにバカなんだから」ベー

提督「ちょっ!ダメダメダメ!!この手の嘘はダメだって!!」

曙「騙される方が悪いのよ!このクソ提督!!」

提督「ああああああああ!!」

曙「フフッ……♪」

今朝方

曙「なんか愛宕さんと同じように作ったのに私の方は黒いわね……」

愛宕「料理は見た目じゃないわよ♪それに提督も喜ぶと思うわよ?エイプリルフールなのにちゃんとお弁当作ってくれてて♪」

曙「まあ約束しちゃったのは昨日だし……でもせっかくのエイプリルフールだし何か嘘つこうかしら……」

愛宕「曙ちゃん普段から嘘なんて言わないし、提督なんでもすぐ信じちゃいそうねー♪」

曙「うーん……どんな嘘が良いのかな……」

愛宕「いくら嘘でも大っ嫌いとか言っちゃダメよ?提督泣いちゃうから♪」

曙「そ、そんなの本当の事だし言いません!!」

愛宕「あと一応ルールみたいなのもあって、午前中にしか嘘はついちゃダメなんですって」

曙「へー……じゃあお昼過ぎたら本当の事になっちゃうんだ」

愛宕「まああんまり知られてないローカルルールみたいなものね♪」


帰り道

曙「ほら!さっさと帰らないと真っ暗になっちゃうわよ!」

提督「こんなダメージのでかいエイプリルフールは初めてだぜ……」フラフラ

曙「ほんっとうに何にも分かってないんだから。このクソ提督♪」

つぎは青葉でまたかきます

提督と曙が遊園地へ行った直後……

愛宕「行ってらっしゃーい♪……さてと」

青葉「お弁当よし!おやつよし!カメラよし!青葉よし!」

愛宕「青葉ちゃーん?何してるのかしら♪」

青葉「ちょっと取材……いえ、出掛けようかと!」

愛宕「一応言っておくけど、あの2人の邪魔はしちゃダメよ?」

青葉「ご安心ください!バレないように隠し撮りしますから!」

愛宕「フフッ♪」グイッ

青葉「え?なんですかなんですか?どこへ行くんですか??」



地下非常食置き場

青葉「ここは地下非常食置き場……通称開かずの間……」

愛宕「万が一この鎮守府が非常事態に陥った際に……と、提督が用意した倉庫よ♪」

青葉「もちろん知っていますよ!鎮守府の謎として有名ですからね!」

愛宕「そういえばそんな風にいわれてたわね♪」

青葉「非常食置き場と言うことは食材がある……にも関わらず一航戦が寄り付かないんですよね」

愛宕「ええ♪この扉は鍵が付いてないけど一航戦でも開かないくらい重く硬く作られてるのよ。もちろん壁もね♪」

青葉「ひゃー……、つまり鍵が無くても提督以外は開く事が出来ないと……」

愛宕「そんなこと無いわよ♪ちょっとコツがいるんだけど……」グググッ……

ミシッ……メキメキメキメキ……!!

青葉「えっ!?ええ!?なんか扉が開くような感じの音じゃないですよね!?と言うか、明らかにコツじゃなく力任せですよね!?」

愛宕「ふー……ちょっと隙間開けるだけでも大変ねー。鈍ったのかしら?でもこれだけ隙間があれば……」グイッ

青葉「え?あれっ?あの、どうして青葉を中にーー」

愛宕「ごむたんなさいね?曙ちゃんの邪魔をさせるわけにはいかないのよ♪帰ってきたら開けてあげるから♪」

ギギギギギギ……

青葉「あっ!ちょっと!!愛宕さ」

バタンッ!シーン……


数日後

提督「最近なんだか知らんがえらい平和だな」

衣笠「おーい、提督ちょっといいー?」

提督「んー?」

衣笠「最近青葉を見ないんだけど提督知らない?全然部屋にも帰ってこないの」

提督「ああ、どうりで平和な訳だ」

衣笠「まあ青葉が取材とか言って帰ってこない事はしょっちゅうなんだけどね。御飯時もいないしちょっと気になって」

提督「わかった。見つけたら部屋に顔出すよう言っておくよ」

衣笠「うん、よろしくね♪」


提督「さてと、青葉青葉ー……っと」

提督「…………」

提督「あいつあんな所で何してるんだ?」


提督は集中する事で周囲数百メートルにいる艦娘の位置を把握できる。

駆逐艦の場合は数キロいけるらしい。

非常食置き場

提督「よっ」グッ

ギギー…

青葉「暗いよう……怖いよう……取材したいよう…………」ぐすん

提督「青葉、何やってんだ?って言うかよく入れたな」

青葉「司令官……!司令官司令官司令官!!」むぎゅっ

提督「おおう?」

青葉「しれいかぁーん!!うわあぁぁぁん……」

提督「?」

青葉「へっくしゅっ!」

提督「ああっ!おま……今服に顔押し付けてくしゃみを……」

青葉「すぅー……ぶぴゅうぅ!」

提督「ぎゃー!!俺の服で鼻をかむな!!

青葉「あっ、すみません。青葉、感激のあまり鼻をかんでじゃいました」

提督「なんて事を……」べっとり

青葉「はぁ……一時はどうなる事かと思いましたけど……司令官がまるで神様の様に見えましたよ!」

提督「とりあえず出るぞ。一航戦の2人がココに来る前に扉を閉めないと」

青葉「はい!青葉もこんな場所こりごりです!!」

提督「しっかし缶詰とか日持ちするものばかりとは言え一度入れ替えないとダメか」

青葉「この数日で青葉も結構食べちゃいましたからね!」

提督「確かに……よく見たらゴミだらけだな。ゴミは持って出ないと」

青葉「司令官も手伝ってくださいよお!青葉、一人で入るの怖いんですから!」

提督「わかったわかった。とにかくさっさと片付けるぞ」

青葉「はい!」

提督「ったく、ペットボトルのジュースも飲みかけで……あれ?飲み物は水しか用意して無かった気がしたけど……」

青葉「うわああああああ!!」

提督「ふぁ!?」

青葉「し、司令官はあっちを片付けてください!このレモンジュースは青葉が処理しますから!!」


執務室

提督「という事があったんだが」

愛宕「本当にごめんなさい。曙ちゃんの話を聞くのに夢中になってすっかり忘れてたわ♪」

青葉「もー、勘弁してくださいよう……」

提督「まあ青葉にも落ち度はあったんだろ?」

青葉「ありませんよ!ちょっと後をつけて、いく先々に先回りしてトラブルを起こして記事にしようとしただけで!」

青葉「あわよくば弱みを握って司令官をゆすろうだなんてこれっぽっちも!」

提督「落ち度しかないな……」

愛宕「いっけない!今日は曙ちゃんとお買い物の約束だったわ!それじゃあ行ってきまーす♪」

提督「こっちはこっちで反省してないな」

この後は提督に恋する青葉でまたかきます

青葉「うーん、なんだか胸元がキツくなったような……」

青葉「またサイズが大きくなっちゃったのかしら?」

青葉「ん?あれっ?あれれっ!?」ぬぎぬぎ

青葉「わわっ……なんだかちょこっとだけ、前よりお尻にも余計なおにくが付いちゃってるような……」

青葉「やっぱりそうですよ!前までこんな風におにくがはみ出たりしてなかったですから!」

青葉「ハッ!もしかして閉じ込められてる間に食っちゃ寝ばかりしていたからですか!?」

青葉「そうですよ!そうですよね!?ちょっと聞いてるんですか司令官!」

青葉「ここのところとか、胸の辺りとか、おにくが……」

提督「そういうガールズトークは衣笠とやれ衣笠と!下着で誘ってんのか!?こちとらもうヴィンヴィンだぞ!!」

青葉「そんな冷たい事言わないでくださいよぅ」

提督「だいたい別に太ってる訳でも無いのに気にすること無いだろ?ちょっとばかし胸と尻が育っただけじゃないか」

青葉「司令官は乙女心が分かってませんねぇ」

提督「男の前で下着姿になる奴が乙女心を語ってもな」

青葉「決めました!青葉、今日からダイエットをします!!」

提督「ダイエットねえ……」

青葉「と言うわけで今日から青葉の前でおやつは禁止です!そのお菓子も片付けてください!」

提督「俺を巻き込むなよ」もしゃもしゃ

青葉「司令官だって太らない様にダイエットしましょうよぅ」

提督「大丈夫。俺は赤城や加賀と同じで太らない体質なんだ」

提督「痩せたいからって無理して食べる物を減らすんじゃなく、運動する時間を増やせばいいだろ?」

青葉「太らない体質とか言っちゃう人の言う事はあてになりません!」

提督「いやいや、よく考えたら俺とかは無駄なエネルギー使いまくってるから太らないんだよ」

青葉「確かに司令官達の馬力は尋常ではないですけど……なるほど、運動ですね!では青葉と一緒に運動してください!」

提督「だから俺を巻き込むな」

青葉「いいじゃないですか。何か良いアイディアありませんかー?」

提督「まあ男女がやるスポーツと言えば、なあ?」

青葉「なんですかなんですか!?」

提督「セックス!」直球

青葉「司令官と青葉がセックスですか……」

提督「フヒヒ」

青葉「それは良いアイディアですね!是非やりましょう!」

提督「ええっ!?今のは冗談のつもりって言うか、え?ええっ?」

青葉「大丈夫ですよぅ!やましい気持ちはありません!ダイエットの為ですから!」

提督「ダイエットの為……?」

青葉「はい!これはあくまでスポーツ!スポーツセックスですよ!」

提督「そ、そうか!スポーツなら仕方ないな!!」スポーン

青葉「あっ、でもダイエットするのは青葉ですから。司令官はそのまま、青葉が腰を動かしたり全部やっちゃいますね」

提督「俄然やる気出てきた。重巡は高雄型が目立って忘れられがちだが青葉も相当な身体だからな……」

青葉「そうなんですか?」

提督「ああ。身体のエロさだけならトップだと俺は思ってるよ」

青葉「いやー、なんだか照れますねぇ♪」

提督「じゃあ始めようか。スポーツセッ」

妙高「裸でいったい何を始める気ですか?」

提督「あっ……」

青葉の部屋

青葉「はぁー……」

衣笠「どうしたの?ため息ついて」

青葉「実は青葉、ちょこっと太っちゃったみたいで」

衣笠「太った?見た感じはわからないけど……」

青葉「若干胸とお尻に脂肪がついてきたみたいで」

衣笠「別にそのあたりなら問題ないじゃない」

青葉「でも下着がきついのって太った事を実感できて辛いんですよねぇ」

衣笠「ふーん。でも珍しいわね。青葉がそんな事で悩むなんて」

青葉「そうですか?」

衣笠「だって今までなら脂肪が付いてもすぐ落ちるから平気ーとか言ってたよね?」

青葉「そう言われてみればそうですねぇ……なんで急に気になり始めたんだろう?」

ガチャッ

足柄「それは恋よ!」アシガラッ

青葉「恋?」

足柄「そう、恋なのよ!みなぎってきたわ!!」

衣笠「えー、青葉に限ってそれは無いよー。だって青葉だよ?」

青葉「そう言えば……青葉、心当たりがあります!」

足柄「ちょっと待って!お茶を入れてくるから!」


ズズズ……

足柄「はぁー……よし、じゃあ始めましょうか!」

青葉「ノーマルな青葉の恋愛対象と言えばこの鎮守府で言うと司令官だけですよね?」

足柄「そうね!だいたいは皆んなそんな感じだけど」

衣笠「でも青葉っていつも提督を怒らせてばっかりじゃない」

青葉「でもさっき司令官とセックスしようと思ってましたから……いくらスポーツ感覚とは言え」

衣笠「ちょ、ちょちょ、ちょっと待って!!え?今……」

足柄「詳しく聞かせて貰おうかしら!!」

衣笠「な、なるほど……」

青葉「それに下着姿を司令官に見られた時、凄くドキドキしたんです。今までなんども裸を見せ合いっこしたのに」

衣笠「はあ!?」

青葉「あっ、今のは自分で撮った卑猥な映像を司令官に売ったり、青葉が司令官のあられもない姿を盗撮したりと言う意味ですよ」

足柄「自分の卑猥な映像を……なるほど」メモメモ

衣笠「でも太った事を気にしてるの時、好きな人に裸を見せたりしたくないでしょ?普通」

青葉「そういうものなんですかねぇ?」

足柄「でも下着姿を殿方に見せ付けるのは行為を持っているからじゃないかしら?
まさにセックスアピールなのよ!」

青葉「じゃあやっぱり青葉は司令官に恋していたんですねぇ。なんだか不思議な気持ちです」

衣笠「青葉……しっかり頑張んなさいよ!提督は倍率高いんだから!」

青葉「はい!」

青葉「そうかぁ、これが恋なんですねぇ♪よーし、青葉ダイエット頑張っちゃうぞー!」

衣笠「やれやれ……まーたライバルが増えちゃった」

足柄「…………」

衣笠「ん?どうかした?」

足柄「まずいわね……」

衣笠「まずい?」

足柄「あの子が提督を好きになったって事は、独占欲が出てきてもおかしくないのよ」

衣笠「そりゃまぁ私だって好きな人は独占したいですよ?でもそれがどうしてまずいの?」

足柄「あの子が独占してしまったら……」

衣笠「してしまったら?」

足柄「提督の盗撮DVDが発売されなくなる可能性が高いのよ!!」

衣笠「あっ……」

足柄「この鎮守府でオカズを作るのが上手いのは鳳翔さん、間宮さん、そしてあの青葉なんだから」

衣笠「それ青葉だけカテゴリー違うわよね……」

またかきます

青葉「運動たくさん!ご飯はすこし!これですぐに元通りなんだから!」

青葉「善は急げ!今日からバリバリダイエットしちゃいますよー!」

ぐうぅぅぅ……

青葉「とは言えお夕飯時かぁ……まったく食べない訳にも行きませんからね。量を控えめにしてれば大丈夫!」

お食事処 鳳翔

利根「おお!今日は肉じゃがではないか!鳳翔さん、大盛りでたのむぞ!!」

鳳翔「はい♪沢山召し上がってくださいね♪」

青葉「くうぅ……まさかダイエット初日にいきなり大好物の肉じゃがが出るなんて……!」

赤城「今日は肉じゃがですか♪鳳翔さん、赤城盛りでお願いします♪」

加賀「さすがに気分が高揚します。私は加賀盛りでお願いします」

鳳翔「次の方どうぞ♪」

青葉「あの、えっと……」ごくり

鳳翔「青葉さんは肉じゃが大好物でしたね♪大盛りで良いですか?」

青葉「いえ、そうじゃなくてですね……は、半分くらいで!!」

鳳翔「あら、どこか調子が悪いの?」

青葉「えーっと……すこしお腹の調子が……あはは」

鳳翔「そうでしたか。あまり無理なさらないようにしてくださいね?では肉じゃがも少しだけに……」

青葉(はぁ……)

提督「おお、美味そうな肉じゃがですね」

鳳翔「ありがとうございます♪実は今日、知り合いから上等な牛肉をいただいて張り切っちゃったんですよ」

提督「そうだったんですか。じゃあ大盛りにしてもらおうかな」

鳳翔「まあ、提督が大盛りなんて珍しいですね♪それじゃあ少しお肉を奮発して……はい、どうぞ♪」



青葉「これもダイエットの為……とは言え、せっかくの肉じゃがが……」

青葉「お腹を心配してほんのちょこっと……しかもじゃがいも多めだなんて……」

どさっ

青葉「へ?し、司令官、何するんですか!青葉の肉じゃがに……こんなに足されたらダイエットにならないですよぅ!」

提督「好きなんだろ?肉じゃが」

青葉「そりゃあ好きですけど……」

提督「言ったはずだけどな。食うのを我慢するんじゃなくて運動を増やせって」

青葉「でもカロリーを消費するにはかなりの運動が必要なんですよ!こんなに食べちゃうと、どれだけ走れば良いか……」

提督「その時は一緒に走ってやるよ」

青葉「でもでも!青葉がこんなに貰っちゃったら司令官の分が……」

提督「いいのいいの。今日はあんまり食欲が無くてな。どのみち残そうと思ってたんだ」

青葉「うーん……」

提督「とにかくだ、せっかくやったんだから残さず食えよ。お残しは許しまへんでーってな」

スタスタ

青葉「司令官…………いただきます!」

提督「やれやれ、世話の焼ける……」

赤城「あのー、今日はあんまり食欲が無いと聞きましたが」

加賀「残そうと思っていたらしいですね。後は私達にお任せください」

提督「え?あっちょっ、俺の飯!!」


全部食われて提督は1キロのダイエットに成功した。

翌日

青葉「司令官、おはようございます!」

提督「なんだ?ずいぶん元気になったんだな」

青葉「はい!実は昨日お風呂に入った時に気がついたんですけど、下着がガッサちゃんの物だったんですよ!」

提督「下着を間違えるって……」

青葉「どうりで小さい訳ですよ」

提督「そうか。衣笠より青葉の方が育ちが良かったんだな」

衣笠「ちょっと!衣笠さんだって脱いだらすごいんだから!」

青葉「本当に?なんなら青葉が撮りましょうか!?ヌード写真集!!」

提督「買います」

衣笠「ぬ、脱がないわよ!!」

提督「3冊予約します」

青葉「まあそんなこんなで元気になった青葉から司令官にお伝えしたい事があるんですよ!」

提督「お伝えしたい事?」

青葉「実は今夜……久々に開催されると言う情報が……」

提督「ああ……もうそんな時期か」

青葉「はい。足柄さん主催の合コンパーティーが開催されるみたいなんです!」

提督「それで今回は?」

青葉「青葉の情報によるとですねぇ……この先は有料です!」

提督「ふぁー」

青葉「3000円です!」

青葉「まいどありです♪」

提督「相手は提督で……割と洒落た居酒屋か」

青葉「うちから行くのは足柄さんだけで、他のメンバーは皆んな初対面みたいですね」

提督「その合コン盛り上がるのか……?」

青葉「それで司令官はどうするんですか?」

提督「ん?もちろん偶然を装って妨害するよ?」

青葉「では青葉もおともします!」

合コン会場

足柄「それでは皆んな揃ったところで始めましょうか♪」

空母棲姫「私、空母棲姫と言います。よろしく」

ヲ級「ヲー?」

飛行場姫「よろしくぅー」

足柄「…………」

足柄(なんでこっちが深海棲艦ばっかなのよ!!)

提督a「ははっ、なんだか不思議な面子ですね。提督と艦娘と深海棲艦なんて」

提督b「まあ酒の席では無礼講だ!」

提督「無礼講?そりゃよかった。ぜひ俺たちも入れてくれないか?」

提督c「あのー……どちら様で?」

足柄「提督!!」

提督「やっほー。来ちゃった」

空母棲姫「……はじめまして。私の提督。マイマスター」

足柄「ちょっ、いきなり何絶対服従してるの!?」

飛行場姫「なになに?あっしーの鎮守府、こんないい男が提督なの!?」

足柄「あっしー!?」

ヲ級「ヲッ」

わいのわいの……

足柄「ちょ、ちょっと待ってよ。これじゃ男女の頭数が合わないじゃない!」

提督c「確かに俺たちとすれば……なぁ」

提督「大丈夫。こっちも1人女の子つれてきてるから。おーい」

青葉「は、はい、ただいま……!」ヨロヨロ

提督a「ぬっ!?」

青葉「あ、青葉も混ざって良いですか?」

提督a(何故か乱れた服装と息……)

提督b(汗ばんだ額と赤らめた顔……)

青葉「んっ……」ピクッ

提督c(ときよりピクッと反応して漏れる吐息……)

提督「大丈夫か?青葉」グイッ

青葉「あっ……し、司令官……そんなに、触られたら……青葉、もう……」ピクンッ

提督d(なんかエロい!!)

足柄「提督、まさか……」

提督「うむ……ちょっとトイレで改装してきた」


青葉改二……提督に何度も寸止めされフェロモンが最大に放出される。

その姿を見た場合、だいたいの男は前かがみになる。

ちょっと休憩を
またかきます

提督「うちの近くの海域にも飛行場姫とかよく来るよ」

空母棲姫「空母棲姫とかも来たりするんですか?」キャピキャピ

提督「ああ。月末とかは良く一緒におでん食べてるよ」

ヲ級「ヲッ?」

提督「もちろんヲ級ちゃんもね」

飛行場姫「なーにがキャピキャピよ。オ・バ・サ・ン♪」

空母棲姫「何か言ったかしら?」ピキピキ

飛行場姫「やーん、こわーい♪提督守ってぇー♪」

空母棲姫「あんたねぇ……!」

提督「空母棲姫はオバサンじゃないだろ?」

飛行場姫「えー?どうかしら?」

提督「もしオバサンだとしたら……俺は熟女好きって事になるんだけど」

空母棲姫「えっ?いまのってその、つまり私の事……」

提督「にしても飛行場姫かそんなに遠くにいるのってなんだか変な気分だな」

飛行場姫「?」

提督「俺の知ってる飛行場姫なら顔見るたびに飛びついてくるからな。君はそう言うのは好きじゃない?」

飛行場姫「もちろん……抱きついて良いなら早く言ってよ♪」ダキッ

空母棲姫「ちょっと、この提督は私のよ!」ダキッ

ヲ級「ヲッ!」むきゅっ

足柄「ああ……私の合コンが……」

提督a「キミ本当に青葉ちゃんなんだよね?」

青葉「はい。青葉は青葉ですよ?」

提督b「なんか凄く色っぽいって言うか、フェロモンが出てるって言うか……うちにも青葉はいるけどキミの方が断然可愛いよ!」

提督c「確かに!うちのと交換して欲しいくらいだ!」

提督「……」イラッ

提督d「いったいどんな風に育成したらこんなにエロかわいく育つんだ!?うらやましい!」

青葉「あんまり褒めないでくださいよぅ♪青葉、照れちゃいますから」

提督a「かぁーっ!照れた顔も最高に可愛い!写真撮ってうちのにも見せてやりたいよ」

提督「このっ……ごみ虫共が!!!!」

飛行場姫「えっ?なになに?どうしたの?」

提督「さっきから聞いてれば……自分の鎮守府の青葉より可愛いだと?あほか!!」

提督「提督なら自分の鎮守府の艦娘が1番って即答しろ!お前ら全員提督やめちまえ!!ハゲ!ハゲハゲ!ゲーハー!!」

一同「ぐぬぬぅ……」

提督「もういい。胸糞悪いし帰るぞ青葉」

青葉「は、はい!」

提督「なんか空気悪くして悪かったね。じゃあ失礼します」スタスタ

シーン……

足柄(どうすんのよこの空気……)

足柄「あ、あのー、とりあえず飲み直ーー」

飛行場姫「あっしー!あなた確かあの提督の鎮守府から来てるのよね!?」

空母棲姫「ぜひ連絡先を教えて欲しい」

提督a「「俺も!あの青葉ちゃんの連絡先を!!」

足柄「うるさいわねっ!!もう私も帰るわ!


青葉「し、司令官……青葉もう、歩いてるだけで……擦れた感覚が、身体中に……」

提督「しかしこんな人混みが多いところで…………仕方ないか。青葉、飛ぶぞ」

青葉「は、はい……お任せします」


足柄「まったく……見つけたら文句言ってやるわ!」

提督「せーのっ」

足柄「いたっ!ちょっと提督」

びゅんっ!!……キランッ

足柄「消えた……?あれ?雨かしら……月は見えてるけど……」


この日、上空数百メートルから青葉の聖水が巻き散らかされた。

眠気には勝てなかったよ……
またかきます

提督「よっと」ストン

青葉「司令官……すごい、です……♪」クタッ

足柄「ちょっと提督!どうしていつもいつも合コンの邪魔をするのよ!!」

提督「おっ、足柄も帰りか?確かにろくな面子じゃなかったからな」

足柄「提督のせいよ!」

提督「…………」

足柄「…………」

提督「ばかっ!!」

足柄「何ギレ!?」

提督「お前なぁ、自分の鎮守府の艦娘がよその男とこっそり合コンなんてしてりゃ……そりゃもう戦争だろ」

足柄「だからどうしてそうなるのよ!」

提督「何度も言うようだが、俺は今いる艦娘を一人たりとも手放す気は無い!」

足柄「そんな事ばっかり言って……じゃあ私はどうすれば良いの!?」

青葉「なんですかなんですか?痴話喧嘩ですか?青葉、取材しても」

クチュクチュクチュッ!

青葉「ふにゃんっ!」ビクンッ!ガクッ……


足柄「もうこれ以上私を束縛しないでよ……」

提督「束縛?」

足柄「そうよ!いつも誰にも渡さないとか言って、鎮守府に戻れば私なんて相手にしないくせに……」

提督「えっ……?」

足柄「だってそうじゃない!いっつもいっつも駆逐艦駆逐艦……空母や戦艦にもセクハラとかしているくせに……」

足柄「私にはそんな事も一切なし!」

提督「お前……それは」

足柄「いやっ!言い訳なんて聞きたくないの!だったらいっそ突き放してよ!!キープされてるだけなんて辛いの……」

提督「足柄……」

足柄「もう……私には時間がないのよ……」ぐすっ

提督「お前マジでいい加減にしろ!!」

足柄「え、ええ!?私!?」

提督「確かに俺も悪かったかもしれん。だがな、お前マジか!?」

足柄「だから何がよ!!」

ある日の鎮守府

提督「おーい、曙ちゃーん。可愛いワンコがいるよー」

曙「は?ワンワン?そんなの興味ないんだけど」タッ

提督(ワンワン……)

曙「ほら、お手してみなさいよ。それくらいできるでしょ」

犬「ワンッ!」てふっ

曙「へー、このクソ提督よりは頭良さそうね♪じゃあ次は……」

提督「あれなんだっけ?立ち上がらせるやつ」

曙「ちんちんでしょ?そんな事もしらないの?」

提督「へー……え?なんだっけ?」

曙「だからちんちんよ!ちんちん……」

提督「フヒヒ」

曙「……ッ!このクソ提督!!」バシンッ!

提督「ありがとうございます!!」


曙「さいってー!!」

満潮「なによ、あんたもやられたの?」

曙「えっ?もしかしてみんなもなの?」

朝霜「ったく、とんでもねーセクハラ提督だな!!まぁ許してやんよ!!」

提督「ふむ……この芸にちんちんと名付けた奴はセクハラの天才だな」

足柄「あら、提督。その犬はどうしたの?」

提督「どこからか逃げ出してきたらしい。色んな芸が出来るんだ」

足柄「そうなの?私も試してみていいかしら?」

提督「おう!」

足柄「お手」

犬「わふっ!」

足柄「じゃあ次は……」

提督「あれなんだっけ?ほら、前足あげて」

足柄「あっ、あれね!ちんぽっ!!」

提督「えっ……いや、もっと可愛らしい名前だった気が……」

足柄「おちんぽだったかしら?命令したらちんちんを剥き出しにするアレよね!ちんちん?おちんちん??」

提督「鎮座とかそう言う意味じゃ……と言うか、ご近所迷惑だからこれくらいにしようか……」

足柄「ほら、ちんちん見せなさい!」

提督「やめて!」

またある日

足柄「まるで飢えた狼の様だと言われたのよ!」

摩耶「うっせぇなぁ。ぶっ殺されてえのかぁー?」

足柄「辛辣!」

提督「なんの話だ?」

摩耶「うっせぇなぁ。ぶっ殺されてえのかぁー?」

提督「辛辣!」

足柄「私、足柄が英国の観艦式にーー」

提督「あー、その話か。まあ確かに飢えた狼の様だよ。ほんと……妙高方型では1番エロい身体してるよな!」

足柄「でしょ?そうよね!?」

提督「ああ!この少し手に余る乳なんてサイズ的にも最高だぜ!」ムニムニ

足柄「さすが提督ね!もっと余す事なく褒めてちょうだい!!さぁ!!もっと身体を触って!!」

提督「お、おう……」

またまたある日

足柄「今日は姉さんも愛宕もいないから私が秘書官よ!」

提督「そうか。ならまず服を脱ごうか」

足柄「服を?」

提督「秘書艦は下着姿で執務の手伝いをするもんなんだぞ?」

足柄「そうだったの……分かったわ!」ぬぎぬぎ


足柄「さぁ、それじゃあ今日も1日頑張りましょ!」

提督「うん。今のは冗談だったんだが」

足柄「あら、そうなの?」

提督「お前は単純……純粋だからな。言えば脱いでくれるかも知れないと思ってさ」

足柄「もう、どうしてそんな事するのよ!」

提督「足柄の下着姿が見たかったからだよ。ムラムラする!」

足柄「提督……そんなに私のパーフェクトバディが見たかったのね!それなら存分に見て!この磨きあげた身体を!!」決めポーズ

提督「……うん」


何か罪悪感にかられ、アホの子には手出し出来ない提督であった。

現在

提督「俺はなぁ、分け隔てなくセクハラをしているつもりだ」

足柄「じゃあどうして私にはしてくれないのよ!」

提督「逆にどうしたらセクハラになるんだよ!」

足柄「そんなの……お尻触ったり?」

提督「この前めちゃくちゃ揉みしだいたらマッサージありがとうってお礼言われたわ!」

足柄「胸を触ったり!」

提督「しょっちゅうしてる!!」

足柄「じゃあもうセックスするしかないじゃない!!」

提督「よし、じゃあ今から3時間休憩コースだな。お前がセクハラされてると認識するまで突き倒してやる!」

足柄「えっ……ええー!?」

足柄「ね、ねぇ提督、本気なの……?」

提督「丁度青葉にあれこれして俺もヴィンヴィンなんだ」

足柄「で、でも青葉だっているのに……今は背中でグッタリしておぶられてるけど……」

青葉「青葉の事ならお構いなく。少し休めば大丈夫ですから……」

足柄「でも3人でホテルだなんて……」

青葉「最初の3回くらいはお二人でどぞ♪途中から青葉も混ざりますから」

足柄「最初の3回!?一晩でそんなに何度もするものなの!?」

提督「まあ3時間あれば10回くらいかな?」

青葉「足柄さん、もしかして初めてなんですか?撮影しても良いですか!?」

青葉「司令官、初めてでキツキツなら15回は余裕ですね!」

提督「セクハラなんだからしっかり尻も攻めてやらないとな」

足柄「そんな……いっぺんに2つも初めてをだなんて……無理よ…!」

提督「基本的には蔑まれて興奮するタイプだが……足柄がセクハラを認識して屈服しながらやめてと言う姿は興奮するな」

青葉「ギャップ萌えですね!その時はカメラ目線で一言お願いします!」

足柄「あっ……あっ……」

提督「じゃあ行こうか足柄。お前の身体を見てるとこっちまで飢えた狼になってしまいそうだ」

足柄「やっ、やっぱり無理!じゃなくて、分かったわ、分かったわよ!」


恋愛マスターの足柄さんは、最終的にヘタレ

足柄「提督の気持ちはよく分かったわ!私の事をどう思ってるかとか……」

提督「いやいや、やはり身体で示さないと。誤解は解いておきたいしな」

足柄「だったら!だったら他の形で示してよ……」

提督「他の形?」

足柄「指輪……私の事、一生大切にするって約束!」スッ

提督「足柄」

足柄「ケッコンしてくれたら……許してあげる……ほら、早く!」

提督「……いや、お前まだ練度が足りないんだけど」

足柄「ええっ!?」

提督「だってお前……毎日恋愛話ばかりで出撃しないから……」

足柄「…………」

足柄「なんて事なの……恋愛のレベルだけ上がって戦闘での練度が不足していたなんて……」

提督「いや、恋愛のレベルもかなり低そうだが……」

足柄「ああーん!もう、今回こそはケッコン出来ると思ったのにー!!」

提督「まあそう落ち込むなよ。練度が上がればケッコンするからさ」

足柄「本当に!?」

提督「まあ全員とするつもりだけど」

足柄「ケッコンさえ出来れば後はなんだって良いわよ!!」

提督「じゃあ明日からしっかり戦闘訓練も頑張るんだぞ?」なでなで

足柄「はっ……!ちょっ、ちょっと止めてよ!頭を撫でるなんて……ダ、ダメなんだからー!!」ダッ

提督「……胸や尻は良くて頭はダメ……分からん奴だな」

提督「しかし参ったな……」ヴィンヴィン…

青葉「司令官、司令官!」

提督「ん?」

青葉「青葉で宜しければお慰めしますよぅ♪」

提督「でもさっき2回派手にイッたばかりだろ?」

青葉「いえ!さっきから司令官にお尻を触られて何度も!」

提督「これはおんぶした不可抗力で……」

青葉「ずっとイキッぱなしでビクビクしてる中に挿れてみたくありませんかぁ?」

提督「…………」ごくり

青葉「秋雲さん程名器な自信はありませんけど……青葉だってそれなりの自信はありますよぅ?」

提督「……でもお高いんでしょ?」

青葉「やですよぅ♪青葉と司令官の間でそんな金銭なやり取りなんて♪ただ……」

提督「ただ?」

青葉「撮影だけさせていただければ♪」



後日、提督がまるで獣の様に誰かと交尾しているDVDが1枚2000円で販売され、青葉は10万近く荒稼ぎした。

またかきます

次を>>344で!

朝潮

暁「今日という今日は絶対に負けないんだから!」

雷「かけっこで私に勝とうなんて100年早いわ!」

電「いちについてー、よーい……」

電「ドンなのです!!」

雷「いっけぇー!」ダッ

暁「ふなっ!!」バタンッ

電「はわわっ、転んじゃったのです!」

雷「おっさきー♪」

暁「ずるいわ!やり直しよやり直し!!」

ファサー……バサバサバサ……

電「響ちゃんが一番なのです!」

響「不死鳥の名は伊達じゃない」パタパタ

雷「ちょっと!空を飛ぶなんてずるいわよ!!」


提督「いやー、朝早くから元気があって結構結構(響って羽とか生えてたんだ……)」

朝潮「…………」ぽー…

提督「あれは」

クラインフィールドだょ(白目)

飛べない艦娘は七面鳥だ

>>363
瑞鶴「クケーッ!ケーケケケッ!ケケケッ」

提督「どうした?ぽーっとして」

朝潮「はっ、司令官。おはようございます」

提督「もうすっかり桜も満開だな」

朝潮「はい。思わず見とれてしまいました。本当に綺麗ですね」

提督「ああ。まぁ朝潮の方が綺麗だけどな!」ドヤ顔

朝潮「それは何かの新しい暗号でしょうか?」

提督「ん……いや、その……(いまだに朝潮との接し方がよく分からないな……もっと朝潮を知らねば)」

朝潮「見てください。蝶々が飛んでいますよ。桜が綺麗だからお花見に来たんでしょうか」

提督「へー、珍しいな。こんな所に蝶なんて……」

朝潮「あっ……私の胸に蝶々が……」

提督「さてはこいつ、綺麗な桜じゃなくて綺麗な朝潮につられて来たんだな!桜より綺麗なんだってさ」ドヤ顔

朝潮「しかしこの蝶々はメスですから……大井さんと同じタイプなのでしょうか?」

提督「なにそれこわい。大井の顔した蝶を想像してしまった」

朝潮「こんなに綺麗なのに花が咲いている時間は短くて残念です」

提督「まあ短い間しか見れないから人も集まって来るんだろうな」

ホー…………ホケキョッ

提督「おお!ウグイス!!どっかで鳴いてる!!」

朝潮「鳥もお花見に来たんですね」

提督「どこにとまってるんだろうなー。朝潮、見つけれたかー?」

朝潮「はい。発見しました」

提督「えっ?どこどこ?」チラッ

ホー……ホケキョッ!

提督(がっつり朝潮の頭にとまってる……)

提督「朝潮……頭にウグイスが……」カタカタ…

朝潮「それは新しい暗号でしょうか?」

提督「いやいや、そりゃもうがっつり頭にウグイスとまってるんだが」

朝潮「はい。どうやら昔から小鳥が寄ってくる体質のようで」

提督「そういう体質とかあるんだ……やっぱ心が綺麗だと小動物も寄って来るのかね」

朝潮「司令官、リスもお花見に来たみたいですよ」

提督「またスルーされた……ってか桜の木にリスって……」

朝潮「名前は子日にしましょう」

提督(当たり前のように肩にのってる……)

提督「朝潮は凄いな。これだけ生き物に好かれるなんて」

朝潮「司令官こそ艦娘全員に慕われているではありませんか」

提督「おっ?その言い方だと朝潮も俺の事好いてくれてるのかな?ヒューヒュー!」

朝潮「はい。朝潮、恥ずかしながら司令官の事をお慕いしております」

提督「ふぁっ……」

朝潮「どうかしましたか?」

提督「いや、ちょっと……」

提督(くっ……人前で股間ぽろりする以上に恥ずかしい。こんな気持ち久々だな……)

提督「それにしても……これだけ暖かいと寝転がって花見とかしたくなるな」

朝潮「その気持ち分かります。今日はとてもいい天気ですから」

提督「思い切って寝そべってみるか!」

朝潮「ご命令ならば!」

提督「お、おう……でも地面に寝転がる訳にもいかないしビニールシートでも探して……」

ワサワサワサワサ……

朝潮「やはり緑の絨毯は最高ですね」ごろんっ

提督「…………」

朝潮「……と、申し訳ありません!はしたない姿を晒してしまいました!」

提督「えっと……たった今までここ砂だったよね……?って言うかグラウンドだよね?なんでこの一部だけ緑が……」

朝潮「昔から草や花が生えやすい体質のようで」

提督「体質!?」

提督「凄いな……朝潮は俺の持ってない力を沢山持ってて」

朝潮「そんな、私の力なんて司令官に比べれば微々たるものです!」

提督「いやいや、こうして目を瞑れば緑の匂いに鳥のさえずり……動物達の気配までハッキリ感じ…………」

朝潮「司令官?どうかしましたか?」

提督(ほんの数秒目を瞑ってただけで鹿とか兎とかハムスターとか集まって来てる……)

卯月「ぴょんっ!!」

提督「なんかもう……とにかく凄いな……」

朝潮「みんなお花見を楽しみたいんでしょうか」

提督「もう一度目をつむったらゾウでも来るんじゃないか?」

朝潮「?」

提督「…………」スッ


バルルッ……ヒヒーン!

提督(馬か……確かに凄いがもうこれくらいじゃ驚かないな)パチッ

朝潮「これは大きな馬ですね」

提督「黒王号……」

朝潮「ばん馬でしょうか?」

提督「黒王号ー!!」

朝潮「頭を下げて……乗れと言っているんでしょうか?」

提督「自分が認めた者しか乗せない事に定評のある黒王号さんが……」

朝潮「たてがみを掴んでも痛くありませんか?」ギュッ

ヒヒーン!!

ドスンッ!ドスンッ!ドスンッ!!

朝潮「凄いです!早いです!!」

提督「もう馬の走る足音じゃないな」

暁「ちょ、ちょっと!暁も乗りたいんだけど!!」

電「はわわっ!暁ちゃん、あぶないのです!」

提督「暁、危ないから離れて!!」

朝潮「危ない!!」

ヒヒーン!!ドタンッ!!

提督「と、飛んだー!!」

大鳳「いい天気。走り込みでも始…………なに!?爆発!?」

プチッ…

提督「大鳳ー!!」

大鳳「装甲甲板は伊達ではないわ……!」

提督「良かった。運は無いけど丈夫でよかった!」

陸奥「さっきからドンドン何の音なの?火遊びはしないでっていつも言っ」

プチッ。ボンッ

提督「陸奥ー!!」

陸奥「ば、爆発なんてしてないんだから!!」

提督「良かった。服はビリビリだけど元気そうで良かった」

朝潮「ふふっ。こら、少しスピードを落として」

提督「足元で悲惨なことが起きてるとも知らずに無邪気だなあー」にっこり

朝潮「さて、遊んでばかりもいられません。司令官、そろそろ任務のご命令を!」

提督「よし!じゃあ今日もしっかり遊んでいっぱい食べなさい!」

朝潮「了解しました!」

提督「っと、その前に。髪に桜の花びらが付いてるぞ」

朝潮「どの辺りでしょうか?」サッサッ

提督「そのままでも良いんじゃないか?髪飾りみたいで可愛いぞ?」

朝潮「…………」カアァァ…

提督「ん?」

朝潮「か、可愛いだなんて……わ、私は、朝潮は……あのっ、に、任務がありますので失礼します!」ダッ

提督「綺麗はダメだったけど可愛いは効いたな」

提督「しかし朝潮にあんな凄い能力が有ったなんてなー」

提督「朝潮が帰ったら動物達もいつの間にかいなくなったし」

榛名「提督、御一緒にお花見でもいかがですか♪」

提督「そうだな。今日はゆっくり花見でもするか」

榛名「はい!では皆さんにも伝えてあちらで用意して待っていますね♪」

提督「え?こっちの桜の方がでかくて綺麗だろ?」

榛名「えっと……?こっちの桜……ですか?」

提督「ああ。このでかい桜…………あれ?」

榛名「もう、提督ったら榛名をからかってるんですか?鎮守府に桜の木はあの一本だけじゃないですか♪」

提督「そう言えばそうだったな……じゃああれはいったい……」

暁「んー……なんで朝潮が帰ったら桜の木も消えちゃったのかしら?」

電「桜ですか?大きなお馬さんはいたけど桜なんてどこにもなかったのです」

暁「ええーっ!あったわよココに!ねぇ、司令官!!」

提督「…………」


身も心も子供にしか見えない桜だったのか……?そう思ったが提督は面倒くさそうなのでだんまり決め込んだ。

おお1レスで寝落ちするとは情けない。またかきます。
次は>>383

さざなみ

提督「夢だけど!」
暁「夢じゃなかった!」

居酒屋 鳳翔

提督「この場所に来るといつも思うんだけど」

早霜「お替わり、いただけますか……?フフッ……」

朝霜「だからよぉ!今日はなんだか朝まで飲みたい気分なんだって!胸がキューッとしてよぉ……聞いてっかぁ!早霜ー!!」

早霜「聞いていますよ……聞いています……フフッ……」

叢雲「いよいよ私も……、私も……!」


提督「うちの駆逐艦とか潜水艦って当然のように酒を飲んでるよね。いや、合法なんだから問題ないんだけど」

鳳翔「はい、合法ですから♪」

漣「ご主人さまぁー♪ビール一緒に飲みましょうよぅ♪」

漣「うっしーは寝ちゃったし、ぼのぴーとおぼろんはお酒飲まないしー……漣、ちょっと暇かも♪」

提督「ほどほどにしないと明日しんどいぞー」

漣「大丈夫、大丈夫!ご主人さま優しいからー♪鳳翔さん、おかわり!」

提督「おかわりは良いけどお金は持ってるんだろうな?」

漣「ほいさっさー♪今日は飲むつもりでお小遣い使わなかったんですよ♪」ちゃりん


駆逐艦 お酒各種、おつまみ付き 一杯10円

提督「そう言えばもうかなり前から気になってたんだが、なんでご主人さまなんだ?」

漣「はい?」

提督「ほら、みんな俺を提督とか司令官とか司令って呼んだりするのに漣だけご主人さまって呼ぶだろ?」

漣「それはもちろんアレですよ!キャラ作りです!!」

提督「しまった、聞くんじゃなかった!!」

漣「ネームシップとしてキャラを立てるのも大変なんですよー」

提督「いや、お前はネームシップじゃないだろ?」

漣「まあ第七駆逐隊を束ねる長として頂点に立ち続けるプレッシャーがですねー!ヒック……」

提督「はあ……でも別にキャラ作りなんて必要ないだろ?」

漣「ご主人さま!ぶっ飛ばしますよ!!」

提督「やれるもんならやってみて下さい!お願いします!」

漣「短なところで言うと朝潮ちゃんを見てください。彼女は真面目で少し地味な印象を持たれたりしていましたが……最近謎の力を手に入れてますよね!?」

提督「確かに」

漣「陽炎さんは陽炎さんで書籍を出して密かに存在感をアピールしてますよ!」

提督「お、落ち着いて」

提督「確かに皆んな色んな面で活躍してるかもしれないけど、漣だってクリスマスはサンタコスで大人気だったじゃないか」

漣「龍驤さんだけ2パターンあったじゃないですか!ネットじゃアーイチソアーイチソって……!」

提督「でも漣はケーキ食べてたし……」」

漣「みんなと差別化をはかってプレゼントじゃなくてケーキ持って行ったのにこのザマですよ!メシマズですよー!!」

提督「…………」

漣「こうなってしまっては行き着く先はただ一つ……第六駆逐隊状態です……」

提督「第六駆逐隊状態?」

漣「ネームシップが一番地味と言う悲惨な状態です!!」

暁「ちょ、ちょっと!聞き捨てならないんだけど!!」

漣「第六駆逐隊……抜群の知名度で飛ぶ鳥を落とす勢いの駆逐艦達……そのネームシップであるツッキーを見てください」

提督「うん、可愛い」

暁「と、とうぜんよ!」

漣「雷ちゃんと言えばダメ男製造機と言われ、仕事や日常生活で疲れた人に甘えさせてあげるロリおかんと言う確固たるーー」

提督(これは長くなりそうだ……)

漣「その妹の電ちゃんは初期艦人気ナンバーワン。姉の雷ちゃんと双子のような容姿で大人気……」

漣「響ちゃんは最初は無口な地味キャラかと思ったら改二とかでロシア人になってハラショーハラショー大人気!」

漣「それに比べてツッキーの地味さ加減と言ったら!!」

提督「やめてあげて!!背伸びしてお姉さんぶってる可愛いキャラだから!!」

暁「お姉さんぶってるじゃなくてお姉さんなのよ!!」

提督「それに漣だって初期艦じゃないか。なかなか人気があるって聞いてるぞ?」

漣「漣がパンツ見せて「なんも言えねぇ……」って体張ってる時に、電ちゃんは「はわわっ」の一言で何倍もチヤホヤされてるんですよー!うわあぁーん!!」

暁「暁だってそれくらい出来るし。は、はわわ……びっくりしたんだから!」チラッ

提督「あー、心がポカポカするんじゃー」なでなで

暁「あ、頭をなでなでしないでよ!もう子供じゃないって言ってるでしょ!!」

提督「そーれそーれっ!」

暁「もう、抱っこはやめてって言ってるでしょ!!」

漣「ちょっと、ご主人さま!?」

利根「お主、ケンカを売る相手を間違ってしまったようじゃのう」

漣「へ?」

利根「提督は昔から暁を猫可愛がりしておるのじゃ。練度もこの鎮守府ではトップくらすなのじゃぞ?」

漣「そんな……!さ、漣スカウターで…………れ、練度が90を超えて……!」ボンッ

漣「そんな……それじゃあ漣はツッキー以下の地味キャラに……」

暁「なんかその言い方バカにされてる気がするんだけど!」

漣「はぁ……。漣が第七駆逐隊に入った時、すぐにリーダーに指名されたんですよ」

提督「まあ他の三人はあまり前に出るタイプじゃないからな」

漣「そうなんです。はっきり言って最初は皆んなパッとしなくて漣が中心だったのに……」

漣「気づいたらうっしーは巨乳駆逐艦として一世を風靡してるし!!いつの間にか改二とかなっちゃってるし!!」

漣「ぼのぴーはお正月に着物着てるし!ノーパンですよノーパン!!更にツンデレで提督の股間を鷲掴みじゃないですか!!」

漣「おぼろんだけは漣を置いていかないと思ってたのに、謎のカニキャラとして不思議ちゃんデビューしてるし……」

漣「漣は、漣は……」ぐすっ…

提督「元気出せ。きっと疲れてるんだな。お前の気持ちも知らず曙ちゃんばかり可愛がってた俺の責任もあるし……」

提督「よし!何所か気晴らしに連れて行ってやろう!好きなところ言ってみろ!」

漣「うぅっ…………キタコレ!メシウマァ!!」

曙「ほらね。簡単でしょ?」

提督「!?」

雷「本当に司令官は駆逐艦に甘いんだから!」

漣「いやー、実は漣行ってみたいところがあってみんなに相談したら泣き落としが一番だって電ちゃんが!」

電「はわわっ、計算通りだったのです」

曙「まったく、こんな事で私たちを使うなんて迷惑なのよ!」

漣「ありがとうぼのぴー!ぼのぴーのご主人さま貸してくれて!」

曙「べ、別に私のじゃないわよ!!」

漣「みんなも協力サンクスね!!」

雷「もーっと私を頼って良いのよ!」

提督「…………」

漣「それでね、ご主人さまー♪漣、>>435に行きたいかも……♪」ヒソヒソ

牧場

漣「漣、牧場に行きたいかも……♪」

提督「え?牧場ってあの牛とかがいる?」

漣「違いますよ!馬です!馬に乗ってみたいんです!」

提督「馬かぁ……よし!任せておけ!」

漣「キタコレ!」

提督「じゃあ一時間後にグラウンドで待ってるからな」

漣「さっすがご主人さま!話がわっかるー♪」

提督「うむ。じゃあ俺も支度してくるから」

漣「はーい♪」


提督「おーい、朝潮いるー?」

朝潮「はい。御用でしょうか?」

グラウンド

提督「ようこそ朝潮牧場へ」

漣「わーい♪……って、グラウンドじゃなぃ……です…………」

一面に広がる牧草、爽やかな風。馬たくさん。牛たくさん。ついでに小動物満載

漣「くぅ……完璧に牧場でなんも言えねぇ……」

提督「で、乗っていただく馬はアレです」

バサバサバサ……

朝潮「すみません、こちらへ来てもらえないでしょうか」

ヒヒーン!

漣「と、飛んでる……」

提督「ペガサスさんです」

漣「…………」

天馬「ヒヒーン!」

バサバサバサ……

電「凄いのです!飛んでるのですー!」

暁「暁も乗りたいんだけど!ねぇ司令官!暁もあれほしい!!」

潮「漣ちゃーんかっこいいですよー」

曙「ほら、もっと楽しそうな顔しなさいよー!」

バサバサ……

上空

漣「あ、あはは……」

天馬「なぁ、嬢ちゃん。なんとか朝潮ちゃんのパンツ売ってくれんかのぅ」

漣(なにこの馬……)

天馬「ワシら朝潮ちゃんが願った時だけしか会えんのや。せやからな、どないしても温もりが欲しいねん」

漣「はあ……」

天馬「温もり言うたらパンツやろ?ワシあの温もりが忘れられんねん。背中に乗っとる朝潮ちゃんの尻の温もりが」

漣「…………」

天馬「ここだけの話やけどな、ワシもう朝潮ちゃんが乗っとる時ビンビンやったんよ」

漣「もう降ろして!怖いんだけどー!!」

朝潮「ペガサスさん、降りてきてください」

天馬「あーもうドサクサ紛れでスカートの中顔突っ込んだろかいなぁ!ほんでこう後ろから、な?ワシら馬やん?馬並みやん?」

漣「ダイブッ!!」ぴょん

天馬「あー、交尾しったいなぁー!!朝潮ちゃんと交尾しったいなぁー!!……ん?あれ?」

曙「きゃー!なに飛び降りてんのよー!!」

提督「よっと。おかえり」パシッ

漣「ご主人さまぁぁー!怖かったぁー!!」

暁「ね、ねっ!次は暁の番よね!?」

朝潮「はい。ではお願いします」

天馬(ちっ、朝潮ちゃんの頼みならしゃーないなぁー……)

バサバサバサ……

暁「わーい、たっかーい♪」ゆさゆさ

天馬(!! こ、これは……朝潮ちゃんと同じ感覚!幼女の尻の感触やないか!!たまらん、たまらんで!!)


この後ペガサスさんはビンビンになって、後日から暁が願えば天から降りてくるようになった。

またかきます次は>>446

赤城

キャッキャッ

暁「高い高ーい!暁が一番大きいんだからー!」

曙「あんなのではしゃぐからお子様って言われるのよ。まったく……」ソワソワ

朝潮「曙ちゃん、この子が曙ちゃんを乗せて走りたいって」

曙「はあ?なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ!」

黒王号「バルルッ」

提督「あの自分が認めた者しか背中に乗せない事に定評のある黒王号が……」

朝潮「こっちは霞」

赤兎馬「バルルッ」

霞「なんであたしが馬なんかに乗らなきゃいけないのよ!ほんっと迷惑だわ!!」

パカラッパカラッ

満潮「結局二人とも飛び乗って行っちゃうし。本当にガキなんだから」

朝潮「もっといれば満潮のも用意したかったんだけれど、他の子達が遊んでて」

満潮「別に良いわよ。私は馬とか興味ないし!」

提督「よいしょー!ヒヒーン!!フヒヒーン!!」ダキッ

満潮「ちょっ、何よ!離しなさいってば!!ウザいのよ!!」ジタバタ

提督「よーしよしよし、俺を馬と思って馬乗りになってごらん!!」

満潮「はぁ?意味わかんない。それで気を使ってるつもり!?…………ありがと」

提督「ぺろぺろ……」

満潮「ちょっと、くすぐったいってば」

提督(許された)

曙「ふっふーん♪だいぶ慣れてきたわね」

霞「ほら!ちんたら走ってんじゃないわよ!!ったく!」

曙「クソ提督!ちゃんと見てるんでしょうねー!!」チラッ

提督「おー、上手い上手い。落ちないように気をつけろー」

曙「なっ!!」

提督「ん?」←満潮を片手に抱き手を振る提督

満潮「ちょっと、しっかり支えてなさいよ。お尻が落ちちゃうじゃない……」←ここぞとばかりに甘える満潮

曙「な、な……なにやってんのよ!」慌てるも馬が止まらず焦る曙

霞「ほらっ!!もっとスピード出せるでしょ!!このクズ駄馬!!」←調教の鬼と化した霞


数分後……

提督「満潮はー、よいこーだー、ねんねーしなぁー……♪」トントン

満潮「…………」スー……

提督「どうしよう……マジで寝たんだが……可愛い。よし、持って帰」

妙高「私が部屋までお運びしますね♪」にっこり

提督「……はい」

曙「とまりなさいってば!!」

霞「もっとよ!もっと走りなさい!!」

赤城「ずいぶん賑やかですね」

提督「ああ、ちょっと大量の名馬が集まって来てな」

赤城「まあ。あんなにたくさん馬肉が……」

提督「うん、そういう目で見るの止めようか」

赤城「あっちの黒いのとか大きい馬肉ですね!あっちの馬肉なんて手羽までついて空を飛んでますよ!!」

提督「食用みたいに言うなってば!!」

赤城「随分大きいですけど何キロくらいあるんでしょうか?」

提督「馬場クラスなら1トンとかあるんじゃないか?」

赤城「それは……たべれない所込みですか?」

提督「こいつやばい!!」

提督「お前、加賀はどうしたんだ?」

赤城「加賀さんなら瑞鶴さんと入渠ドックにいきましたよ」

提督「え?あの二人が一緒なんて珍しいな」

赤城「実はついさっき……」


瑞鶴「私と勝負しなさいっ!今日と言う今日はギャフンと言わせてやるんだから!!」

加賀「五航戦……あなた達も練度をあげていると言うの……?」

瑞鶴「あったりまえでしょ!腕相撲で勝負よ!!」

加賀「そう……良いでしょう。見せていただきます。実戦で……」ギュッ

翔鶴「瑞鶴ったら……良いことを思い付いたとか言い出して何かと思えば……先輩と手を繋ぎたいなら素直に言えば良いのに」

瑞鶴「そ、そんなんじゃないわよ!!」

赤城「レディー、ゴー♪」

ゴキャンッ!!

瑞鶴「あ、あれ?手が変な方向に……」

加賀「やりました」


赤城「という感じに瑞鶴さんが脱臼したので……」

提督「なにやってんだあいつら……」

赤城「それよりこんなに馬がいるのを見てるとお腹がすきますね……」

提督「馬見て腹が減る奴なんて初めて聞いたよ」

赤城「……」ぐぎゅるるるぅ…

提督(このままここに居たらマジで凄惨な食事が始まってしまいそうで怖いな……)

提督「よし、これ以上ココにいるのも危険だし飯でも食いに行くか!」

赤城「はい♪」

今日は寝落ちする前に〆つつまたかきます

赤城「提督、今日は何を食べに連れて行ってくれるんですか♪」

提督「今日はな……赤城、お前の躾をしっかりしようと思ってるんだ」

赤城「躾……ですか?」

提督「思えばお前がこんな風に暴飲暴食を繰り返してしまうようになったのは、きっと俺が甘やかし過ぎたのが原因なんだ」

赤城「提督……」

提督「食べ放題は禁止だ。徹底的に食を管理して普通の艦娘にしてやる」

赤城「やめてください……そんな話聞きたくありません!!」

提督「ダメだ!ラーメンは7杯まで!!ハンバーグも3人前までだ!!」

赤城「やめて……いや、いやああぁー!!」ガクッ

通行人(なにあれ……)

提督「と言うわけで今日は食べ歩きしようと思う」

赤城「はい♪」けろっ

提督「自制心。それを鍛えてもらう。まずはあのたこ焼き屋だ」

店員「はい、いらっしゃい!」

提督「赤城、もしお金があるとしてお前ならいくつ買う?」

赤城「そうですね……とりあえずあるだけで良いです」

提督「はいダメ!!それは15個買おうとしたら12個しか無かった時とかに言うセリフだから!!」

提督「ざっと見た感じ100個はありそうな時に使うセリフじゃない!」

赤城「じゃあいくつ買えば良いんですか……?」

提督「…………」ヒソヒソ

赤城「そんな……ッ」

提督「さあ、言ってみろ」

赤城「か……ぁっ、ハァッ……ぐっ……」

提督「どうした!!」

赤城「出来ません提督……私には、そんな事……」

提督「一航戦の誇りはそんなものか!勝利の為に食い意地も捨てられんのか!!」

赤城「どうしてそんな酷い事を……ッ」

提督「お前自身と今後の食費の為だ」

赤城「提督……分かりました。一航戦赤城、最後まであらがってみせます!」

提督「よし、そのいきだ!!」

赤城「あ、あのっ……」

店員「はい?」

赤城「小パック、ひとつ……ぐだざぃ……っ!!」

提督「よーし!よく言った赤城!!」

提督(なんだこの客……)

赤城「はふっ、はふっ……」

提督「そうだ、ゆっくり噛み締めて食べれば満腹感が増すからな」

赤城「あむっ……」ごくん

提督「と言うわけで、次はクレープ屋に来たわけだが」

赤城「良いですね♪甘味は私も好きですから♪」

提督「たこ焼き屋での教訓を生かして注文してみろ。商品は番号で注文するんだぞ」

赤城「はい!沢山頼んだり全部頼んではダメ……一航戦赤城、出ます!」

スタスタ……

赤城「すみません、この3番から11番までをーー」

提督「はいストップ!その歯科検診みたいな注文してるキミ止まりなさい」

赤城「はい?たこ焼きと同じ9個だけしか頼んでいませんけど……」

提督「なんでたこ焼き1個とクレープ1個を同じ様に数えちゃうんだ。1種類だけにしなさい」

赤城「じゃあ3番を9個……」

提督「すみません、3番を1個ください」

赤城「ッッッ!やっぱり運命には、抗えないと言うの……?」

店員(なんだこの客……)

その後も赤城の躾は続き、そして夕方……

赤城「甘いものを食べたらオカズ系を食べたくなっちゃいますね♪」

提督「でたな、デスループ。オカズを食えば甘いものを食べ、甘いものを食べればオカズ系が欲しくなる」

赤城「見てください!揚げたてコロッケが売ってますよ!」

提督「わかったわかった。じゃあ買っておいで」

赤城「はい♪」

スタスタ

赤城「すみません、ジャンボコロッケ1つください♪」

店員「はいよ」

提督「サイズはジャンボだがとりあえず1つだけ注文出来るようになったか。1日でめまぐるしい成長だな」

赤城「提督、お待たせしました」

提督「ああ。偉いぞ、よく1つだけ買ってこれたな」なでなで

赤城「もう、私は子供じゃないんですよ?」

提督「それもそうか」

赤城「はい、提督もどうぞ♪」

提督「え?」

赤城「2人で分けようと思って大きいのを買って来ましたから♪」

提督「……」ブワッ

赤城「提督?」

提督「買って来た1つのコロッケを誰かに分けてあげるまで成長していたなんて……」ぽろぽろ…

赤城「提督、あっちにたい焼き屋がありますよ!」

提督「そりゃ良いがそろそろ帰らないとダメだからあれが最後だぞ?」

赤城「はい♪」タッ

提督「ん?あ、あぶない!!」グイッ

プワアァァァン!!!!

トラック運転手「ばっきゃろー!死にてーのかー!!」


提督「スピード出し過ぎだろ……にしても、いきなり飛び出すな。危ないだろ」

赤城「すみません、はしゃぎ過ぎてしまって……でもこうして提督に助けていただくと……色々と思い出してしまいますね」ぎゅっ

提督「それにしてもラッキーだったな。あの運転手も」

赤城「?」

提督「赤城にぶつかってたら大破炎上間違いなしだし、加賀いたら赤城の事を怒鳴りつけた時点で大破炎上間違いなし」

提督「あいつは三度の死期を乗り越えた訳だ」

赤城「二度では無くて三度ですか?」

提督「ああ、お前がこうやって抱きついてなきゃ俺が追い回してる所だったよ」



通行人(チッ、クソが。爆発しないかな)

赤城「提督は餡子とカスタードクリームどちらがお好きですか?」

提督「んー、餡子だな」

赤城「そうですか♪あと……頭から食べる派ですか?それとも尻尾からですか?」

提督「あんまり考えて食べてないけど……頭かな?」

赤城「では頭の方をどうぞ♪」

提督「そりゃありがたいが……でもたい焼きくらい1個づつ食べても良いんだぞ?」

赤城「でも私がそうしたいんです。たくさん食べるのも勿論幸せですが、こうしてほんの少しの物を大切に食べるのも違った幸せがありますから♪」

提督「じゃあカスタードも買って半分づつ食べるか!」

赤城「いえ、それは次の楽しみに……♪だからまた連れてきてくださいね?」

提督「あ、ああ……」

赤城「どうかしましたか?」

提督(油断してたけど、やっぱり普通にしてると可愛いな)

提督「それにしても喉が渇いたな」

赤城「提督、あそこに自販機がありますよ」

提督「おっ、ちょうど良い。赤城も何か飲む?」スタスタ

赤城「私は提督と同じもので♪」

提督「それじゃあホットコーヒーにするか」ガタンッ

赤城「今日は冷えますから。まだまだホットは欠かせませんね」

提督「はいよ。俺も同じのをーー」

赤城「あっ……提督、せっかくですからコーヒーも半分づつ飲みませんか?」

提督「ん?そりゃ構わないけど……」

赤城「提督、お先にどうぞ」

提督「お、おう……」ごくごく…

提督「はぁー……美味い。体に染み渡りますなぁー」

赤城「……あのー、提督?私にもコーヒーを」

提督「ああ、すまんすまん」

赤城「ではいただきます♪」ごくごく…

提督(あ、あれ?これって間接キス……?いやいやいや、もうそんなもんでときめく様な歳じゃないだろ……)

提督(だいたい赤城とは何度もアレした仲だし、今更……)

赤城「ほんと……身体がポカポカしますね♪はい、どうぞ」

提督(か、かか、間接キス返し!ああああ!なんだこの10年以上忘れていた感情は!!)

赤城「提督?お飲みにならないんですか?」

提督「の、飲むさ!飲みますとも!!」

提督「…………」ごくごく…

赤城「あっ、これって間接キスですね♪」

提督「ぷはーっ!!ちくしょー!心がキュンキュンするんじゃー!!」

赤城「きゅんきゅん?」

提督「キュンキュンってのはつまりあれだ、こう……胸が苦しいと言うか」

赤城「胸焼けというのですね!私はなった事ありませんけど!」

提督「違う違う!そうじゃなくて、今日のお前はいつもよりおしとやかで……恥ずかしいが、その、……可愛いぞ」

赤城「あら♪それは嬉しいですけど……でもいつも色んな子達にも言っているのに恥ずかしいんですか?」

提督「いやー、なんかな。なんなんだろうな。お前に言うのは恥ずかしいんだよ」

赤城「そうなんですか?何も恥ずかしがる事なんてありませんよ?」

提督「そうは言ってもなぁ……」

赤城「提督?」

提督「……ん」

赤城「いつもありがとうございます」

赤城「私は提督の事が大好きです」

赤城「提督はいつも素敵です」

赤城「提督と一緒にいれて嬉しいです」

赤城「これが私の大切な人への大切な気持ち……私、赤城は提督の事を愛しています♪」

提督「は、は……恥ずかしいわ!!」

赤城「はい♪私も凄く恥ずかしいですから♪……あっ、これがきゅんきゅんと言うものなんでしょうか?」

提督「知らん知らん!とりあえず帰るぞ!帰る!!」ダッ

赤城「あっ、提督」

提督「…………」

赤城「提督?」

提督「キュンキュンついでに……たまには年甲斐も無く手でもつないで帰るか」

赤城「はい♪」

提督「なんか若返った気がするな」

赤城「まだぜんぜん若いじゃないですか♪」

提督「いやいや、十代の頃が懐かしいよ」

赤城「あっ、雪が降ってきましたよ!こんな春にも降るんですねー」

提督「確かに珍しいな。テレビ局のカメラとかも来てるし」

赤城「少しの遠回りして帰りましょうか♪」

提督「そうだな」

テレビ局「あのーー」


翌日、一晩寝ると赤城はいつもの赤城に戻っていた。

さらに数日後、テレビに提督と赤城が手を繋いで歩いている姿が映し出されひと騒動起こる。

提督『恋人ている時の雪って特別な気分に浸れて僕は好きです』

テレビで提督のこの台詞を聞いて、艦娘達は提督を追い回し、青葉はネットに画像を拡散した。

元に戻った赤城に提督が何も言わなかったのは、その日の夜の営みでも食欲を半減したからです。

またかきます

次を>>523に!

五十鈴

提督「…………」

青葉『くぅっ……ほんのちょこっとタイミングがおかしいのかしら……』

提督「…………」

青葉『司令官、もう一度お願いします!』

提督「…………」

バシンッ!

青葉『きゃあっ!いたた……まだまだこれからですよー!』中破!

提督「…………」


主演・青葉

脚本・青葉

監督・青葉

スタッフ・青葉

以下、青葉


提督「ふぅ……今回のおっぱいバレー青葉は最高だったな」

提督「透けやすい体操着に色の濃い下着、下はブルマで汗だくになりながら延々とレシーブを繰り返すだけだが見応えがあった」

提督「特に脇を締めてレシーブする時にできる谷間とかもうたまらん。本当に青葉はエロい身体してやがるぜ!」

提督「さてと、それより青葉がくれたもう一つの情報だが……」

愛宕「提督?むずかしい顔してどうかしたんですか?」

提督「ん?いや、ちょっとな……」

愛宕「?」

提督「よし!出掛けてくる!」

愛宕「でも今日は大切な演習がーー」

提督「全部愛宕に任せとくよ。こっちもなかなかどうして大変な用事なんだ」

愛宕「そこまで言うなら一応やれるだけやりますけど……」

提督「そいじゃー!頼んだ!ばいびー!!」

愛宕「あっ、提督!どこへ行くのかまだ聞いて無……」

提督「みなぎる力、ぶるんっぶるんっぶるんっ!」

夕張「あれ?提督が車で出掛けるなんて珍しいわね。走った方が速いのに」

提督「さぁ走り出そう、光の海へ~」

夕張「?」

明石「ん?提督、お出かけですかぁ?」

提督「いーつぅーまーでもぉー、いーつぅーまーでもぉー」

夕張・明石「あっ!」

提督・夕張・明石「はーしれ、はしーれー、いすゞのトラックー!」

ブロロロロ……

愛宕「もう、提督ったら……こっちに提督来なかったかしら?」

夕張「提督ならたった今出掛けましたよ?」

明石「いすゞのトラックで」

提督「街が近づく~街が近づく~……と、見つけた。あの子だな」

キキーッ

五十鈴「…………」しゅん…

提督「よっと。そこのキミ」

五十鈴「……え?五十鈴の事?」

提督「もし時間があるなら一緒にデートしようよ」

五十鈴「なんで五十鈴が初対面のあんたなんかと……だいたい今はそんな気分じゃないのよ」

提督「そう言わずにさ!」

五十鈴「しつこいわね!誰があんたなんかと」

提督「このいすゞのトラックでドライブしないかい?」

五十鈴(うそっ……カッコいい……!!)

ブロロロロ……

五十鈴「い、言っとくけどこの車に興味があってあんたなんかオマケなんだから「

提督「さぁ、走り出そう。朝日の海へ。朝が始まる、朝が始まるー」

五十鈴「いーつーまーでもぉー……いつーまーでも…………」

提督「何か悲しい事でもあった?」

五十鈴「別に悲しくなんてないわ。ただ……そうね、提督に捨てられちゃっただけよ」

提督「そっか……」


数時間前

青葉「司令官、この青葉のDVD買ってくれませんか♪おっぱいバレー青葉」

提督「買いまぁす!タイトル買いしまぁす!!」

青葉「さっすが司令官♪あとこれはDVDとは関係ない情報なんですけど、またあったみたいなんです……」

提督「あったって、まさか……」

青葉「この地図の辺りに座り込んでいました。もう2日前からずっといるので間違い無いかと」

提督「……」


今までもレベル12になると解体や近代化の材料に使われ、偽装を取られ普通の女の子にされる事案が幾度となく発生はしていたが、

最近はこうした事もせずソナーなどの装備を剥ぎ取られ、その後めんどくさいと言う理由で艦娘のまま捨てると言う非人道的な行為が目撃されていた。


提督「じゃあもう帰る場所がないのか?」

五十鈴「そうね。まぁどうにでもなるわよ」

提督「なら来るか?うちの鎮守府へ……と言いたい所だけど、うちも手狭でな。だから用意したんだ」

五十鈴「これって……」

五十鈴改二「あら提督、いらっしゃい。なに?また新しい子を連れてきたの?はぁ……本当にお人好しなんだから」

五十鈴「私が、いっぱい……?」

提督「俺の作ったもう一つの鎮守府……と言うか、五十鈴しかいないけどな」

五十鈴改二「あなたも改造されて直ぐに捨てられちゃったのね。安心しなさい。今日から私たちが家族よ」

提督「どうせ行く場所が無いんだし暇潰しに寄っていけばいい。衣食住には困らないぞ?」

五十鈴改二「ちょっと!甘やかさないでちょうだい!しっかり訓練してもらうわよ!」

五十鈴「ちょ、ちょっと待ってよ!なに?なんなの!?」

五十鈴改二「ここはあんたと同じ境遇の子が集まる鎮守府。ここでビシバシ鍛えて改二になったら提督の選んだ新しい鎮守府へ配属される……通称、五十鈴牧場よ!」

五十鈴「五十鈴牧場!?なにそれカッコ悪い!!」

またかきます

五十鈴改二「で?今日はどれくらいココにいるの?」

提督「そうだなー……今日は何か大事な演習があるみたいだし、すぐに戻」

五十鈴改二「当然お昼くらいは食べていくんでしょ?」

提督「……まぁ少しくらいゆっくりしていっても良いか。どっちみち帰ったら愛宕か妙高に説教されるだろうし」

五十鈴改二「決まりね。仕方ないから五十鈴特製カレーを食べさせてあげるわ!」

提督「だいたいいつもカレーだな。美味しいから良いけど」

五十鈴改二「ほら!新人も手伝いなさい!」

五十鈴「私も?」

五十鈴改二「役割を分担するわよ。お米は五十鈴、食器の用意は五十鈴、具材の用意は五十鈴!その他、五十鈴!!さぁ作るわよ!!」

提督「そりゃまあ、こうなるな……」

五十鈴改二「どう?五十鈴特製カレー味は?」

提督「うむ。相変わらず美味いな」もぐもぐ

五十鈴改二「そう。まあ普通に当たり前だけど」

提督「まだ倉庫の資材や資源は大丈夫か?食料とか」

五十鈴改二「ええ、まだ大丈夫。それよりもこの子を見てあげて!」

提督「ん?」

五十鈴改二「そろそろ改二になれるくらい練度をつんだつもりなんだけど」

提督「確かに……」

提督「五十鈴、改装するか?」

五十鈴a「ほんとに!?やったわ、これで戦える!!」

提督「じゃああのいすゞのトラックの荷台に来てくれ。改装の準備は出来てるから」

五十鈴a「わかったわ!」

バタンッ


荷台内

提督「じゃあ脱いで」

五十鈴a「ええっ!?」

提督「それじゃあまずココをこうして、揉んで揉んで……搾乳搾乳……」

五十鈴a「ちょっ、ちょっと、やっ、ダメ……上部兵装が、あっ……だめえぇぇ!!」

シーン……

ガチャッ

提督「ふぅ……」

五十鈴改二a「あ、新しく改装された五十鈴よ!」

提督「それじゃあ俺はこの五十鈴を新しい鎮守府へ連れて行くよ」

五十鈴改二a「あっ……そっか、改二になったって事はみんなともお別れね……」

五十鈴改二「なに暗い顔してるのよ!他のみんなだってすぐにあんたの後に続くんだから!一足先に行くだけよ!」

五十鈴改二a「うん……」

五十鈴改二「次に会う時は海の上ね。それまで沈むんじゃないわよ!」

五十鈴改二a「ちょっ……出発前に縁起でもない事言わないでよ!」

五十鈴改二「うん、それだけ元気があれば大丈夫。しっかりやんなさい!」

五十鈴改二a「そうね……ありがとう。がんばるわ」

五十鈴「あのー……どうしてあなたは鎮守府へ配属されずにココにいるの?あなたも改二よね?」

五十鈴改二「私?私はココが気に入ってるから残ってるの」

提督「やっぱり鎮守府をまかせるリーダーが必要だからな。こいつには残ってもらってるんだ」

五十鈴「そうだったんだ……」

五十鈴改二「だから、私はココが好きだから残ってるだけ!何度も言わせないでくれる?」

提督「ああ、そう言ってくれて助かってるよ。でもいつかきっと……本当に苦労かけて悪い」

五十鈴改二「バカね、心配しないで。私なら大丈夫。それよりさっさと行きなさい。私達は片付けがあるんだから」

提督「じゃあまた来る。何かあったらすぐ連絡してくれ」

五十鈴改二「仕方ないわね。新入りも入ったし張り切ってあげるわ!」


ブロロロロ

車内

提督「はーしーれ、はしーれぇー」

五十鈴改二a「…………」

提督「なんだ?緊張してるのか?か

五十鈴改二a「ち、ちがうわよ!ただちょっと……」

提督「安心しろ。しっかり下調べした。まだぢ新米だが真面目な奴さ」

五十鈴改二a「だから違うってば!私はただ……」

提督「ん?」

五十鈴改二a「あの日、提督が私を拾ってくれたから、だから……ありがとう」

提督「みんな勝手に育ったんだから俺は何もしてないよ」

五十鈴改二a「そんな事ない!私に居場所をくれた!だから……少しだけ、まだ私の提督はあんたなんだから……お礼させてよ」

提督「それはその……」

五十鈴改二a「車、邪魔にならない所に停めて。荷台、広かったし……」


この後、五十鈴改二aの機関部の扉が提督の魚雷で破られた。

またかきます

某鎮守府 (五十鈴改二a→五十鈴)

新人「本当によろしいんですか……?」

提督「もちろん。五十鈴もすっかりキミと鎮守府を気に入ったみたいだしね。はぁ……」

五十鈴「私が来たからにはこの鎮守府はもう大丈夫よ!どんどん戦って戦果をあげてあげるわ!中を案内してちょうだい!」タッ


新人「ですがどうして僕みたいな新人にこんな練度の高い艦娘を……」

提督「うちの特殊機関が独自の方法で調べてね。キミが対潜対空を得意とする艦娘を欲しがっていると知ったからだよ」

新人「特殊機関……」

提督「もちろんそれだけで選んだわけじゃない。悪いとは思ったが他にも色々調べさせてもらったさ。大切な娘を渡すわけだからね」

新人「全然気づかなかった……」

提督「家族構成、学歴、あだ名、人柄、周りの評判、身長体重座高、友人の数、趣味、好きな食べ物、飲み物ーー」

新人「ええ!?座高まで!?怖い怖い怖い!!」

提督「まあそんな感じで131の項目を全てクリアしたからキミに五十鈴を任せることにしたんだよ」

新人「飼っているハムスターの好みがクコの実と言う事まで……」

提督「あの子は最初に着任した鎮守府で提督に恵まれなくてね……」

提督「12で右も左も分からない鎮守府外に投げ出された……言ってみれば捨て子のようなものだったんだ」

新人「そうだったんですか……」

提督「だから今度こそ幸せになってもらいたいんだ。どうか大切にしてやってくれ」

新人「もちろんです!!最近の戦いでは軽巡が必要な場面が多いと聞きますから。僕の鎮守府では間違いなくエースですよ」

提督「そうか、直接キミの口からその言葉を聞いて安心したよ。でも万が一また五十鈴に悲しい思いをさせたら……って、心配しすぎか」

新人「お気持ちは分かります」

提督「どうも娘を持つ父親の様な気持ちになると過保護になってしまってね」

新人「あはは……あっ!でもさっきの万が一の話、もちろん大切にしますけど悲しい思いをさせたらどうするつもりだったんですか?」

提督「深海棲艦の姫級と鬼級がフラグシップや改級を連れてこの鎮守府の提督執務室に総攻撃をかける事になるよ」

新人「なんで!?」


法律で演習以外、艦娘同士の戦闘は禁止されています。(深海棲艦を引き連れて攻め込む事は禁止(想定)されていない)

提督「それじゃあ長居しても別れが辛くなるだけだし帰るとするよ」

新人「あっ、すぐ呼んできますからせめて最後に挨拶を」

提督「いいよいいよ。どうせまたそのうち海の上で会うさ」

新人「はあ……」

新人(提督なのに海の上で会う??)

提督「その時にはもっと練度を上げて強くなった五十鈴を見せてくれるんだろ?」

五十鈴「あ、当たり前よ……!!」

新人「あれっ、玄関にいるなら出てきて挨拶ーー」

提督「それじゃあ元気でな」

ブロロロロ

新人「あっ……いってしまった……良かったのか?挨拶しなくて……」

五十鈴「さよなら、提督……ありがとう、本当にありがとう……」

新人「ああ、そうか。最後に泣いてる顔なんて見せる訳にはいかないか」


帰り道、前が見えないくらいになるまで泣きながら車を運転していた提督は、4回単独事故を起こし血だらけで帰った。

鎮守府

提督「…………」

ガタン…

愛宕「あっ、帰ってきたわね。もう!提督!!どこへ行ってたんで…………きゃー!!」

バタバタバタ

妙高「何事!?あなたがそんな叫び声だすなんて……ミョウコオぉぉぉ!!!!」

愛宕「それ叫び声なの?」

金剛「ヘイ、大声出してどうしたデー……ス…………」パタリ

曙「なんなのよ、うるさいわねぇ。ほんと、なんなのよ!なんなのよ」スタスタ

愛宕(ハッ!いけない、曙ちゃんが提督の匂いを嗅ぎつけて来ちゃうわ!駆逐艦の子が提督のこんな姿見たら一生のトラウマものに……)

妙高「止まりなさい!駆逐艦は部屋で待機!いいわね!?」

曙「え?どうして……」

妙高「お願い、言うこと聞いてちょうだい。さもなくば毎晩枕元であの顔をするわよ」

曙「ひっ……」

愛宕(ナイス妙高!でもこれはこれでまた変なトラウマを……)

妙高「でも提督がこんな姿になるなんて……息はあるのよね……?」

愛宕「いったいどうやればあの提督がこんなになるまで……」


提督はあまりに悲しい事が起こると一般人レベルまで力が低下する。

またかきます

曙「駆逐艦は部屋で待機だなんて何かあったのかしら……」そわそわ

漣「いやー、でもおかげでこうやってゴロゴロできてますからー」ゴロゴロ

潮「でも廊下でバタバタしてるみたいだし気になっちゃうね……」キョロキョロ

朧「…………」カニカニ

曙「……私、ちょっと様子見てくる」

漣「あっ!ぼのぴー……って、行っちゃったし。本当、ご主人様の事となると必死なんだから」

朧「えいっ」ズブッ

漣「はにゃー!!頭に、頭にカニの爪が!!な、なな、なにしちゃってくれてるのよ!!」

朧「曙に、漣が変な事を言ったらこれで刺せと言われてた」ズブッ

漣「ぼのぴーめー……って、なんでまたさしてるのよー!!」

衣笠「ああー、もう……どうしたら……」

曙「衣笠さん、何かあったの?」

衣笠「え?ああ……今ね、提督が大怪我して帰ってきたらしいの……」

曙「クソ提督が大怪我?そんな訳ないじゃない。あのクソ提督よ?」

衣笠「うーん……でも青葉がね」

曙「青葉の言う事なんて間に受けちゃダメよ。いっつも1を10にも100にも大袈裟に伝えるんだから」

衣笠「それが今日は様子が違うって言うか、提督が大怪我したって聞いて真っ先にスクープだーってカメラ持って走って行ったんだけど……」

衣笠「五分もしないうちに帰ってきてベッドに入ったきり出てこないのよ」

曙「どうしてなの?」

衣笠「提督の様子を聞いても黙って首を振るだけだし……青葉が写真も撮らずに引きこもるなんてただ事じゃないもの!」

曙「そんな…………やっぱり直に確かめてくる!」

入居ドック

愛宕「ドックに入れてみたけれど人間でも大丈夫かしら……温まって血がダバダバ出てるけど……」

妙高「一応タイマーは修理時間を出しているのよね。でも……」

99:59:59

利根「ピクリとも動かんのう……」

霧島「高速修復剤も使ってみましたが……やはり変わりなしですね」

武蔵「そもそも提督クラスが大破したらどれ程の直をついやすのだ?」

大和「一週間前……いえ、一ヶ月?一年?」

愛宕「とにかく今は提督の回復を祈るしかないわね」

金剛「ていとくぅー……」

ガチャガチャッ

妙高「誰かしら?見てきますね」

ガチャ

叢雲「あら、妙高さん。服を着たままお風呂で何をしているの?」

妙高「え?叢雲ちゃん!?駆逐艦は自室待機の命が……」

叢雲「大丈夫よ。この改二になった私を一目披露したいだけだから♪」

妙高「それがー……」

叢雲「あら?なーに?あの赤いの」

妙高「提督よ。ひどい怪我をしているの」

叢雲「怪我!?怪我って、あの司令官が?」

叢雲「ちょ……ちょっとあんた、大丈夫なの?」

利根「無駄じゃぞ。吾輩らもずっと語りかけておるが一向に反応せんのじゃ」

愛宕「心臓は動いてるから生きてはいるはずなんだけど……」

大和「普段から体にダメージを受けたりしない方ですから……もしかして回復能力は低かったりするんでしょうか……」

提督「…………」

叢雲「なによ、せっかく改二になったからお披露目しにきてあげたって言うのに。使えない司令官ね」

妙高「叢雲ちゃん、とにかく今は絶対安静だから……」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「あんた……いつまでそうやって黙ってるつもりなのよ!!早く起きなさいよ!この叢雲をいつまで待たせるつもりなのよ!!」

提督「…………」

叢雲「……ったく、早くしてよ。バカ」

提督「…………」ピクッ

利根「むむっ!今ピクリと動いたぞ!!ちんちんが!!」

妙高「普通こういう場合は指や目が最初に動くものなんじゃ……」

愛宕「提督、聞こえますかー?提督が大好物の駆逐艦ですよー」

叢雲「ええ!?大好物って……」

妙高「提督、今日だけは駆逐艦に何をしても怒りませんよ!」

叢雲「ちょ、ちょっと!勝手にそんな事言わないでよ!!なんで私がそんな……」

利根「まあそう堅いことを言うでない。提督の命がかかっておるのやもしれぬのだぞ?」

叢雲「ああもう……わかったわよ!何でもあんたの好きにすれば良いでしょ!!だからさっさと元気になりなさいな!!」

筑摩「ほら、提督。授乳スリット付きのいやらしい服とノーパンスパッツですよー♪」クイッ

叢雲「ちょっ……授乳って、ちがっ、開かないでよ!恥ずかしいじゃない!!」

提督「いま、何でもって……授乳って……」

利根「おお!目が開いたぞ!!提督よ、吾輩がわかるか!?」

提督「…………」グイッ

利根「およ?」

ドプンッ!!

筑摩「利根姉さん!?」

榛名「見てください!!提督の修復時間が凄い勢いで!!」

00:00:00

バシャンッ

提督「いやー、よく寝た気がする」

筑摩「提督!何をしても良いのは利根姉さんじゃなくて叢雲ちゃんです!!利根姉さん、大丈夫ですか!?」

利根「ち、筑摩か……?吾輩、吾輩……く、うぅ……」ビクビク

筑摩「姉さん!?大丈夫?大丈夫!?」

利根「ま、また……!余韻で、筑摩、内緒じゃぞ……?吾輩が、吾輩がまた……お風呂でお漏らしを……くぬぅっ……!」ビクンッ

筑摩「利根姉さん!!」ビクンッ


風呂に引き込まれた数秒で何があったのかは提督と利根以外には分からないが

利根は数秒で3回目の絶頂を迎え、ついでにその姿を見て筑摩も昇天した。

金剛「わーお……♪いつもより一回り大きく感じマース♪ビンビンデース♪」

榛名「榛名、感激です!」

提督「ところで叢雲に何をしても怒られないと聞いたんですが」

叢雲「チッ……聞こえてたのね……」

提督「…………え?叢雲?」

叢雲「何よ、言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよ!」

提督「どうしたんだ?随分雰囲気変わったな……」

叢雲「だからそれがどうしーー」

提督「かわいい」

叢雲「なっ……!そ、そう、まあ素直な反応は嫌いじゃないわ。もっと褒めなさい」そわそわ

提督「いただきます」

叢雲「え?」

愛宕「しまっ……」

びゅんっ!!

妙高「あの一瞬で駆逐艦1隻を抱き抱えて目に追えないスピードで姿を消すなんて……完治したみたいね」

高雄「でも良かったわ。元気になられたみたいで」

リンリンリンリンリンッ!!

ガチャッ!!

曙「あ、あのっ!!」

高雄「あら、曙ちゃん。そんなに急いで……もしかして提督が心配で来たの?」

曙「ちがっ、そんなんじゃ……!って、やっぱりクソ提督が大怪我したってのは本当なんですか!?」

高雄「ええ……ついさっきまで瀕死の重体だったのだけど……」

曙「うそ……」

高雄「でももう大丈夫。すっかり元気になったから心配しないで♪」

曙「そう、良かっ…………じゃなくて!迷惑かけんじゃないわよ!このクソ提……あれ?クソ提督は?」

高雄「提督ならさっき叢雲ちゃんを抱いて走って行ったわ♪提督が目覚めたのも彼女のおかげなの♪」

曙「えっ……?」

愛宕「あっ……高雄ちゃ」

高雄「まるで王子様とお姫様みたいだったわ♪」

曙「…………っ」イラッ


この日、曙ちゃんは何かに敗北した。

またかきます

数日後

提督「叢雲いるかー?」ガチャッ

叢雲「なによ、また来たの?あんた暇なの?」

提督「たまには一緒に遊ぼうぜ!」

叢雲「たまにはって、昨日も一昨日その前も……毎日じゃない」

提督「毎日でも足りないくらいなんだが!!」

叢雲「なーに?そんなに私の事が好きなの?」

提督「大好きだよ!!」

叢雲「あら、そういう素直な所は嫌いじゃないわ。なら甘い物でもご馳走してもらおうかしら?」

提督「はい喜んでー!!」

間宮

提督「いやー、毎日でも飽きないよな!このパフェも叢雲も!」

叢雲「そうかしら?このパフェは別として私は毎日同じ事の繰り返しなんて飽きちゃうけど?」

提督「そうですよねー。飽きちゃいますよねー!」

叢雲「あんたもせいぜい私に飽きられない様に気をつける事ね」

提督「はい!!」

叢雲「ふふっ、いい返事。ご褒美に一口食べさせてあげようかしら?」

提督「うひょー!!」


愛宕「もう、提督ったら……また悪い癖が出てるわね」

妙高「まぁ少ししたら落ち着くでしょ。いつもの事じゃない」

愛宕「それはそうかもしれないけど……」チラッ

曙「ふぅー……っ」←イライラが限界の駆逐艦

金剛「ウゥー……!!」←イライラが限界の戦艦

秋雲「いやー、やっぱ間宮さんの作るデザートは最高だわぁ♪」←一時の平穏を満喫する駆逐艦

吹雪(おかしい……私だって改二になってアニメの主人公までしたのに……)←何か納得いかない駆逐艦

古鷹(普通の黒インナーじゃ地味だったかな……)←密かに覇権を狙っている重巡



愛宕「提督があんなだから変な空気になってるじゃない」

妙高「こればっかりは仕方ないわよ」

愛宕「ちょっと一言だけ言わせて貰ってくるわ」


愛宕「提督、楽しそうに過ごすのは良いですけど執務もしっかりお願いしますよ?」

提督「え?あ、うん。そろそろ演習の時間だったな」

愛宕「そうです!」

提督「じゃあ今日も旗艦は叢雲に任せるか」

叢雲「また私?人使いが荒いわね。まぁ良いわ、それだけ私を信頼していると言う事でしょ?」

提督「もちろん!おなしゃっす!!」

愛宕「提督!演習は6隻なんですよ!」

提督「お、おう。なんか怒ってる……?」

愛宕「もうっ……」

提督「後のメンバーは曙ちゃん、秋雲、摩耶、オイゲン!」

曙「あっ、そう。私はどうせ2番目よね!」

秋雲「ええー……この後まだ原稿がー……」

摩耶「っしゃあ!対空の事なら摩耶様にまかせな!!」

オイゲン「でも空母無しで対空迎撃は厳しくないですか?」

提督「大丈夫だ。今日の演習は空母無しの予定だからな。対空は必要ない」

摩耶「なっ……!」

提督「とは言えこれじゃあちょっと戦力的に厳しいだろうし……金剛、一緒に行ってきてくれ」

金剛「うぅー……提督ぅ!!」

提督「な、なんだ?」

金剛「毎日駆逐艦駆逐艦で、こんな時だけ頼りにするなんてずるいデース!!」

愛宕(そうよ金剛!ガツンと言ってやりなさい!)

金剛「ふすーっ!」ぷくー

提督「なに言ってんだ。俺はいつだってお前を頼りにしてるぞ?」

金剛「ふえ……?」

提督「確かに俺は駆逐艦を過保護にしすぎてるかも知れん。だからこそ、その子達を任せるのは信頼しているお前なんだ」

金剛「そ、そうだったのデスカ!分かりました!この金剛にお任せくだサーイ!」

愛宕(ちょろい……)

ちょっと休憩してまたかきます

金剛「やっぱり提督はこの私を1番頼りにしてくれて…………あ、あれ?もしかしてこれは……」

金剛(こもり!?)

金剛(シット!また提督に上手く言いくるめられてしまったデース……)


金剛「はぁ……」しゅん…

提督「ん?金剛、なんか元気ないな。大丈夫か?」

金剛「大丈夫デース。私はいまから子守の出撃を……」

提督「いや、明らかにおかしいだろ?風邪でもひいたのかな……調子悪いなら榛名に代わってもらうか?」

榛名「はい!榛名は(2番手で代わりでも)大丈夫です!」

金剛「心配いらないネ。本当に大丈夫デース」

提督「ちょいとデコかしてみ」

金剛「おでこデスカ?……ハッ!これはまさかおでこを引っ付けあって体温を確かめるあのーー」ふんすっ

提督「うーん……少し熱いような……」←手のひらで触る提督

金剛「まあ、そうなりマース……」

提督「とりあえず工廠で診てもらうか」

金剛「もう、提督ぅ。心配し過ぎデース」

提督「心配するのは当たり前だろ。お前に万が一の事があったらどうするんだ」

金剛「そ、そんなに心配なのデスカ……?」

提督「冗談言ってる様な目に見えるか?ほら、付いて行ってやるから工廠へ行くぞ」グイッ

金剛「提督ぅ……そんなにまで……」

愛宕「ちょっと、二人とも……」

提督「叢雲、悪いけど少しの間席を外すから演習まではゆっくり食べててくれ」←真剣な目

叢雲「言われなくてもそうするつもりよ」

金剛「提督ぅ……♪」←ハートが映る目


愛宕(やっぱりちょろかったわね……)

曙「なんなのよあのクソ提督は!」むしゃむしゃ

漣「これは荒れてますなぁー」

曙「だいたい最近叢雲が旗艦の日が多過ぎるのよ!改二になったんだから他の艦の育成をしなさいよね……あのクソ提督!」もぐもぐ

漣「そうは言っても練度の問題と言うかー……」

叢雲「司令官の分も食べちゃって良いのかしら?」←改二 レベル72

曙「もっと改二が来てない艦とかを育てるべきなのよ」←とっくにレベル90突破

漣「私達からすれば二人とも席を空けてほしいんですがー」


提督「またせたな!!……と、金剛大丈夫みたいだからさっきのメンバーで行きまーす」

曙「じゃまよ!このクソ提督!!」げしっ

提督「あいたっ!!ありがとうございます!!」

提督「なにやら不機嫌だったような……」

叢雲「はぁ……あんた、本当に鈍感なのね」

提督「?」

叢雲「あの子はヤキモチをやいてるのよ」

提督「曙ちゃんがヤキモチとか……なにその可愛いフレーズ」

叢雲「私の事は良いから早く追いかけてあげなさい。じゃないと泣かせちゃうわよ?」

提督「それはいかん!!しかし叢雲は……」

叢雲「さっきも言ったでしょ?私は大丈夫よ」

提督「わかった!次はちゃんと最後まで付き合うから!」ダッ


叢雲「やれやれ……ほんと、鈍感なんだから」

白雪「でもこれで本当にムームーは良かったの?」ひょこっ

叢雲「わっ!びっくりするじゃない!……って、その呼び方やめなさいよ!!」

寝落ち寸前またかきます

白雪「最近司令官がよく遊びに来てくださって、むーちゃん嬉しそうだったのに……」

叢雲「だから変な呼び方やめてよ!ムームーとかむーちゃんとか……あんた以外誰も使ってないわよ」

白雪「むーちゃんは私の可愛い妹だからねー」

叢雲「吹雪や初雪は普通にちゃん付けで呼んでるのに、どうして私だけそんな変な呼び方なの?初雪だって妹じゃない」

白雪「それよりさっきも言ったけど提督を渡しちゃって本当に良かったの?むーちゃん」

叢雲「あんた……全然私の言う事聞かないわね……」

叢雲「良いのよ別に。泣かせちゃかわいそうでしょ。私にとってはあの子も大切な妹だもの」

白雪「でもむーちゃんだって司令官欲しいんでしょ?」

叢雲「欲しいって、別に誰の私物でもないんだから……」

白雪「もちろんそうだけど……でもむーちゃんが欲しいなら私はむーちゃんを応援するよ?」

叢雲「あら、良いの?あの子は白雪にとっても妹じゃない」

白雪「もちろん曙ちゃんも私の大切な妹だよ。でも私達はもっと絆が深い十一駆の仲間じゃない♪」

叢雲「あんた……曙もちゃん付けなのに……」

白雪「むーちゃん、話を逸らさないの!ちゃんと自分に正直になりなさい!めっ!」

叢雲「ええー……なんで私が怒られてるのよ。もう、あれね……うん、もう良いわ……」

叢雲「まぁこの何日かはそれなりに楽しませてもらったわ。少しだけ曙や秋雲の気持ちが分かった気がするし」

白雪「やっぱり楽しかったんだ♪」

叢雲「か、勘違いしないでちょうだい!私はただ、毎日こうやって甘い物をーー」

白雪「司令官と一緒に食べるのが楽しかったのよね」

叢雲「……はぁ。もう好きに解釈しなさいな」

白雪「うん♪」

陸奥「ねぇあなた達、さっきから私の事呼んでた?」

白雪「陸奥さん、お疲れ様です。それはきっと私が彼女をむーちゃんと呼んでいたからですね……紛らわしくてすみません」

陸奥「ううん、私の勘違いだったならそれで良いのよ♪それに、私の事もむっちゃんって呼んでくれてもいいのに♪」

白雪「そんな……逆に緊張してしまいますから、これからも陸奥さんでお願いします」ぺこり

陸奥「あら、残念ね♪じゃあ私は用があるから。またね♪白雪ちゃん、むーちゃん♪」


白雪「えっと……むーちゃん、なんの話だっけ?」

叢雲「ちょっと!なんか広まっていきそうだからその呼び方やっぱりやめなさいよ!

叢雲「まったく……にしても甘い物食べてたら辛い物が食べたくなるわね……」

叢雲「白雪、あんたちょっとカレーを作りなさいよ。食べてあげるから」

白雪「またカレー?食堂でもでるのに……週に1回は作ってるよ?」

叢雲「良いのよ。食堂で出るカレーとあんたの作るカレーは味が違うんだから」

白雪「むーちゃん、カレーのお姫様にでもなるつもりなの?」

叢雲「うるさいわねぇ……」

白雪「じゃあ私の良いところを10個言えたら作ってあげる♪」

叢雲「あんた……私の前でだけ態度が違い過ぎるのよ……」


この後普通に10個即答してカレーを手に入れた。

翌朝

叢雲「んーっ…………久しぶりね、こんな静かな朝は」

叢雲「…………」

ガチャッ

叢雲「!」

白雪「おはよー。むーちゃん今日も早いわね♪」

叢雲「あっ、白雪…………おはよう、良い天気ね」

白雪「どうしたの?もしかして司令官だと思って期待した?」

叢雲「べ、べつにそんなんじゃーー」

提督「おはよう。今日も良い授乳日和だな。さぁ俺に授乳してくれ!」

叢雲「は、はあ!?なんであんたがここにいんのよ!!」

提督「好きだから?」

叢雲「あんたねぇ……」

提督「今日も一段とかわいいよ。むーちゃん」

叢雲「誰がむーちゃんよ!あんた、酸素魚雷を尻にねじ込むわよ!!」

提督「魚雷を身体にねじ込むスキルなら俺の方が上だと思うぞ!」

叢雲「だいたいこんな所にいたら曙が泣くわよ!昨日も私とばかり構うから怒ってたじゃない」

曙「誰が泣くって?」

叢雲「あ、ほら、もう来ちゃったわよ!私は知らないから」

提督「大丈夫。曙ちゃんも承知の上だから」

曙「別にクソ提督は私の物でもなんでもないから。あんたがどうしようと勝手でしょ?」

叢雲「それは……」

曙「いちいち私に気を使わなくて良いって言ってんのよ!むーちゃん」

叢雲「むーちゃんやめろ!!」

叢雲「あーあ、なんかもう気を使って損したわ」

提督「うむ。もう気を使う事はない。さあ授乳を!」

叢雲「……あんた、そんなに私の事が好きなの?」

提督「それはもう毎日言ってる通り!特に改二になってめちゃくちゃ可愛くなった!」

叢雲「あら、それって前までは可愛くなかったって事かしら?」

提督「可愛くないと思ってる子が実装初日で改二になれる練度まで鍛えられているとお思いか?」

叢雲「そういえば……最近は新たな改装のペースが速すぎて育成が追いつかないとか言ってた割に、駆逐艦だけはすぐ改二に出来るのね」

提督「ああ、何故か駆逐艦だけは育ってるんだ。なんでだろうな」


鎮守府七不思議の一つ、異様に育つ駆逐艦。

叢雲「ったく、私の何がそんなに好きなのよ」

提督「何もかもが8段階くらい良くなったな。特に胸から太ももにかけてのラインとか、お腹あたりがもうたまらん!」

提督「控えめな胸も最高だし授乳してもらいたい服だし!一言で言うとエロ可愛い。靴を脱いでもらって踏まれたい!!」

叢雲「この……変態!!」

提督「そんなに可愛くなったのが悪い!!」

ドゲシッ!!

提督「あ痛っ!え?曙ちゃん、なんで!?」

曙「そういう事言うのはせめて私のいない時にしなさいよ!このクソ提督!!」ゲシゲシ

叢雲「恥かしい事言ってんじゃないわよ!」ガスガス

提督「あ、いたっ、いたっ!あり、ありがとうございます!!」

曙「ったく……」

白雪「それで、司令官はどっちが好きなんですか?」

叢雲「また火に油を注ぐような事を……」

提督「どっちかと言われると困るな……可愛いのベクトルが違うから」

白雪「そうなんですか?」

提督「例えば曙ちゃんの場合は愛でたい可愛さだな。抱きしめたり頭撫でたり一生可愛がりたいタイプだ」

曙「……ふ、ふんっ」

提督「叢雲……むーちゃんの場合はもう、ね。同じ雲を名にもつ秋雲と同じで……ね?」

白雪「孕ませたいんですか?」

叢雲「孕……!?あ、あんた、何言ってんのよ!!」

提督「本当にミルクが出るようにして授乳プレイもありですね」ゲス顔

曙「わ、私だって……!」

提督「ん?」

曙「あっ……う、うぅ……このクソ提督!!」

叢雲「じゃあ白雪はどうなのよ!!」

白雪「私?」

提督「白雪は料理も上手いし、いつもそばに居て欲しいタイプだな。地味と言われるかも知れんが結婚したら絶対相手は幸せになれる。俺を幸せにしてください!」

白雪「あら、嬉しいです♪でも授乳プレイはむーちゃんとお願いしますね?」

提督「うん!」

叢雲「なにいい返事してんのよ!!」

曙「ほんと!あっちもこっちも手を出してーー」

叢雲「……あら?曙、あなた髪留めなんか少し変わったわね」

曙「う、え?えぇ?そ、そんな事無いけど……」

叢雲「そう?そんな小さい輪っかなんて付いてたかしら?」

曙「…………う、うっさいわね!クソむーちゃん!!」カアァァ…

提督「指に付ければ良」

曙「うっさい!ハゲ!!クソ提督!!ばーかばーか!!」ダッ

叢雲「なんなのよいったい……まぁ良いわ。もう疲れたし……二度寝よ二度寝」

提督「やれやれ……二度寝か」スッ

叢雲「って、なに勝手に入って来て……!ゃ……んっ。……あんた……!酸素魚雷をくらわせるわよ!!」


それからしばらく叢雲は皆んなからむーちゃんと呼ばれた。

またかきます

ニンシンカッコカリを>>705

手は出さないけど濃厚カルピスは出してそう

これは腕がなる安価ですね。頑張ります

第82回 提督懲らしめ会議

妙高「最近、提督の素行には目に余るものがあります!」

愛宕「そうねぇ……ちょっとおいたが過ぎるわね」

金剛「寝ても覚めても駆逐艦駆逐艦駆逐艦駆逐艦……もう我慢の限界デース!」

愛宕「金剛はちょろ過ぎなのよー」

榛名「そもそもこのケッコンカッコカリなんてシステムがよく無いんじゃありませんか?」

霧島「確かに。多数の艦娘とケッコンカッコカリ出来るという事で、提督はあっちこっちに手を出し過ぎなんです」

陸奥「提督ったらケッコンを軽く考え過ぎなんじゃ無いかしら?」

大和「ケッコンカッコカリと言えば私達にとって一大イベントですから……提督にも真剣に考えていただきたいですね」

武蔵「なら一度本気でケッコンと言うのを考えさせてやれば良い」

愛宕「それが出来れば苦労しないんだけど……」

武蔵「名付けてケッコンカッコマジ!ニンシンカッコカリ作戦だ!!」

金剛「ワオ!スーパーダサい作戦名デース!!」

金剛「…………」ぷすぷす…

榛名「金剛お姉様、大丈夫ですか!?榛名は大丈夫です!!」

武蔵「作戦はこうだ。まず提督を酔い潰すだろ?」

武蔵「そんで目が覚めたら、しこたまセックスして確実に妊娠したって言ってやると」

妙高「そんな一晩で妊娠確実なんてあり得ないと思うけど……」

武蔵「まぁその辺は適当に流してだ。とにかく子供が出来たと言えばこう……なんか良い感じに焦って考えを改めるだろ?」

金剛「なんデスカ!そのガバガバの作戦は!」

霧島「なんだか禁酒を促す作戦みたいになってませんか?」

愛宕「でも意外と真面目な人だから、ちゃんと責任とるとか言い出すかもしれないわね」

武蔵「だろ?」

愛宕「ただ問題があるとすれば……どうやって提督を酔い潰させるの?」

大和「提督が酔い潰れる所なんて見た事ありませんね……」

『だったらあたしらも加勢するってばー♪』

隼鷹「お酒の事ならこの隼鷹にお任せさー!ヒャッハー」

飛鷹「あんたはタダ酒を飲みたいだけでしょ。魂胆見え見えなのよ」

隼鷹「いやー、相手を酔わすにはまず自分からってね♪」

那智「私も是非その作戦に参加させてもらおうか!」

千歳「みんなで力を合わせればきっと提督だって酔い潰せますよ♪」

陸奥「もちろんお酒代は経費から落ちるのよね♪」

妙高「……はぁ。そうね、今回はそうしましょう」

隼鷹「ヒャッハー!そうと決まれば買い出しだー!者共かかれー!!」

隼鷹「ビールにワインに焼酎……あと日本酒もわすれずにー♪」

那智「ウイスキーも忘れるんじゃないぞ?竹鶴がいいな……」

千歳「あても必要ですよね♪刺身にスルメに……焼き鳥も♪」

武蔵「この際だ、樽で買ってしまうか!」

愛宕「みんな目が生き生きしてるわねー」

妙高「今月はやりくりが厳しくなりそうね……」


暁「あら、みんなしてお出かけ?」

隼鷹「おう♪今晩は宴会だから買い出しにねー♪」

暁「宴会!?それってあの、食べたり飲んだり歌ったりする!?」

隼鷹「もっちろん!飲んで歌って踊って気持ちよーくなる宴会さあ♪」

暁「あ、暁もお酒を飲まないレディーの代表として買い出しに付き合ってあげてもいいけど!!」

隼鷹「あー……確かにお酒飲まない子供の分も買わないとダメか」

暁「子供じゃなくてレディー!今は禁煙中なのよ!ぷんすか!」

飛鷹「それを言うなら禁酒でしょ。付いてくるのは勝手だけどちゃんと皆んなが飲めるものを選ぶのよ?」

暁「もちろんよ!しっかりリサチン済なんだから!!」

飛鷹「リサーチでしょ」

暁「もう!細かいわねぇ。そんなんじゃ一人前のレディーになれないわよ!」

飛鷹「はいはい。で?何を買うつもりなのよ?」

暁「えっとねぇ……」


暁「濃厚カルピスよ!」ドンッ

飛鷹「濃厚カルピス?」

暁「そんな事も知らないなんてブームに乗り遅れてるわよ!」

飛鷹「知ってる?」

隼鷹「さあ……あたしってばお酒以外の飲み物には興味ないからねぇ♪」


長門「濃厚カルピスとは通常の原液の2倍の濃さを誇る今子供達の間で大人気の飲み物だ」

隼鷹「わっ……いつの間に。って言うか、それって水で割るんでしょ?原液が濃くても水が増えるだけで一緒じゃないの?」

長門「これをスリーフィンガーで飲むのが流行りであり、子供達の夢でもあるんだ」

暁「さっすが長門さん!暁も認める一人前のレディーなだけあるわ!」

長門「保護者に見つかってしまうとその余りの濃さにワンフィンガーまで減らされてしまうからな」

暁「暁も一人前のレディーとしてスリーフィンガーデビューするんだから!」

飛鷹「なんだか知んないけど、そんなに濃くて大丈夫なの?喉がおかしくなりそうね……」

長門「その喉に絡みつきドロドロしている事から、まるで精液。妊娠確実ーと叫ぶ女人が続出しているらしい」

暁「そ、そうよ!(せーき?)」

飛鷹「はいはい。取り敢えず買い物いくわよー」

またかきます

妖精さん「絶倫になる薬作るです?」
妖精さん「それとも妊娠確実な薬作るです?」

宴会中

隼鷹「ほらほらぁ、提督ー♪ググッといきなよぉ♪」

提督「ググッといくのは良いけどなんで宴会してるんだ?」

金剛「今日は提督の快気祝いネ!」

提督「祝ってくれるのは嬉しいけどこんなに派手にやったら愛高に怒られるぞ……」

妙高「なにが愛高ですか。変な省略しないでください」

愛宕「今日は私達も公認しているから安心して朝までどんちゃん騒ぎしましょうねー♪」

暁「仕方ないわね!ここは大人のレディーとして暁も朝まで付き合っちゃうんだから!」

愛宕「はいはい、子供は8時半には歯を磨いてお布団に入ること♪」




暁「

暁「愛宕さん、今日はお祝いパーティーだからスリーフィンガーでお願いね!」

愛宕「だーめっ。カルピスはツーフィンガーまでって言ってるでしょ?」

暁「で、でも今日は特別だし!」

愛宕「そうねー……濃厚カルピスって書いてるしワンフィンガーで十分かしら?」

暁「はわわ……分かったわよ!ツーフィンガーで手をうつから!」

愛宕「はい♪じゃあコップの底から指二本並べてねー♪」

暁「くうぅ……」プルプル←指の隙間を空けて少しだけでも多くもらおうとする少女

チャプッ…

暁「はぁ……憧れのスリーフィンガー……」

長門「私もカルピスで頼む」

愛宕「はい♪じゃあツーフィンガーね♪」

トプッ…

響「…………!」

響「長門さん、ちょっといいかい?」

長門「ん?どうかしたか?」

響「こっち」ぐいっ

長門「?」ドキドキ

響「愛宕さん、カルピスをもらいたい」

愛宕「はい♪ツーフィンガーねー」

響「ああ。指は長門さんので計ってくれないかい?」

長門「なんだか分からんが……よし、まかせておけ」

トプッ…

響「ありがとう。感謝する」

長門「なに、構わんさ。それより響たn……響。なぜ私にあんな事を?」

響「長門さんの方が手が大きいから。……ね?私が指を並べると実質スリーフィンガー」スッ

長門「なるほど……」

雷「長門さん!次は私と来て!!」グイッ

文月「だめだよぉー。次は文月と来るのー!」グイッ

弥生「順番に……」グイグイ

暁「あ、暁も2杯目飲んじゃうんだから!」グビグビ

駆逐艦達「私が私がーー」

長門「な、なんだ!?春が来たのか?祭りか!?」

眠くて頭割れてきたんでまた明日の昼くらいにかきます

提督「いやー、曙ちゃんを肴に飲む酒は最高だな!」グビグビ

曙「勝手に肴にするんじゃないわよ。このクソ提督」グビグビ

提督「もう本当にね。曙ちゃんのクソ提督になりたいだけの人生でしたよ」

曙「はあ?最近は叢雲叢雲言ってる癖に」

提督「確かに叢雲も天井知らずの可愛さだけどな!」

曙「あっそ……」

提督「でもやっぱり曙ちゃんには実家のような安心感があるから」

曙「なにそれ?喧嘩売ってんの?」

愛宕「実家のような安心感って言うのはね、一緒にいて心が安らぐとか、自分の帰る場所とかそう言う意味なのよ♪つまり曙ちゃんが大好きって事ね♪」

曙「ふ、ふんっ!こっちはベタベタされていい迷惑よ!」

愛宕「その割にはこっちの大人席でジュース飲んでるのよねー♪」

曙「そ、それは、その……どうせ寄ってくるし、向こうにいたら皆んなに迷惑けかるから仕方なく来てるだけよ!」

提督「その飲みかけのカルピス3000円で売ってくれないかな?」

愛宕「さてと、そろそろ子供は寝る時間よー」

暁「うとうと……ちょっと飲み過ぎて酔いがまわっちゃったのかしら……」こくこく…

雷「なんでカルピスで酔うのよ」

妙高「ちゃんと歯を磨いて寝るのよー」

駆逐艦達「はーい」

曙「私はまだ眠くないし……」

愛宕「だーめっ♪また明日遊んでもらいなさい♪」

提督「よし、じゃあ俺と一緒に部屋へ戻ろうか?フヒヒ」

曙「ま、まあ別に良いけど。しょうがないわね!」

愛宕「はい、それもダメでーす♪提督は私達と付き合う事♪」

曙「…………」じーっ…

提督「ああああ、愛宕!こんな何かを訴える目で見られたら俺に断る事はできないぞ!?」

愛宕「我慢してください!」

曙「もう良いわよ。愛宕さんもクソ提督も私と一緒にいたくないんでしょ……」トボトボ…

提督「愛宕おおお!!俺に何か恨みでもあるのか!?曙ちゃんを悲しませるなんて人間失格だぞ!!」

愛宕「わ、私だって悲しみで膝が震えているんですよ!」

提督「だったら引き止めるべきだろ!もし嫌われたら俺は提督をやめるぞ!!」

曙「…………」ちらっ

愛宕「ああっ、なにか振り返って期待の眼差しを……私ももう……!」

金剛「あの2人はいったい何をしているデース?」


この後2人は廊下で10分間曙に愛を注ぎまくり部屋へ帰した。

隼鷹「さーて、ここからは大人の時間だ!ヒャッハー!!」

妙高「予定どうりちゃんぽん作戦で行きましょう」ヒソヒソ

隼鷹「んじゃあまずは私とビールで乾杯ー♪」

提督「お前は本当によく飲むな」グビグビ

千歳「さあさあ提督、次は日本酒で私と一杯やりましょう」

提督「ええ?日本酒をジョッキに!?」

金剛「次は私と梅ーっしゅするデース♪」

那智「その次は私のウイスキーだな」

陸奥「じゃあ私とは焼酎ね♪」

愛宕「私は酎ハイよー♪」

提督「お、おう……なんかお腹の中で混ざりそうだな」

3時間後

大和「も、もう限界です……」フラフラ

武蔵「こっちは10人以上で巡回して相手をしていると言うのに……化け物か!」

提督「やれやれ、さすがに酔いが回ってきたしそろそろお開きにするか」

隼鷹「ああん、提督ー♪もうちょっとあたしらと付き合ってよう♪」

提督「いや、そろそろ戻るよ。若干フラフラしてきたしな」スタッ

飛鷹「ちょっと!どうすんのよ!」ヒソヒソ

隼鷹「大丈夫、手は打ってあるさ♪」


羽黒「あ、あの、司令官さん……!」

古鷹「少しだけ相手をしていただけませんか……?」

提督「ん?どうした羽黒、古鷹」

羽黒「私達も司令官さんにお酌をしたいかなって……だ、だめなら良いんです!呼び止めたりしてごめんなさい!」

提督「まいったな……お前達に頼まれたんじゃ断れないじゃないか。じゃあ注いで貰おうかな」

古鷹「はい!」


隼鷹「提督はあの辺の大人しい子に頼まれると断れないからねえ♪」

妙高「それに羽黒は那智程じゃないけどなかなかお酒に強いのよね」

更に1時間後…

提督「ぐがー……」

那智「でかしたぞ羽黒!」

羽黒「私ももうフラフラで……」パタリ

古鷹「むにゃむにゃ……」


愛宕「後は起きた時に、提督が酔って無理やり私達とエッチして子供が出来たって言えば良いのよね?」

陸奥「それなら私達も着崩して提督も脱がした方が良いんじゃないかしら?」

妙高「それもそうですね……」

シュルシュル……ぽろんっ

金剛「ほ、ほわああああ……!」キラキラ

榛名「少し大き過ぎる気もしますけど……榛名は大丈夫です!」

ギンギン…

金剛「提督のココ……なんだかいつもに増して大きい気がしマース!」

愛宕「そういえば……以前提督に聞いたことがあるんだけど……」

金剛「?」

愛宕「ほら、提督ってしょっちゅう秋雲ちゃんと交尾してるわよね?」

霧島「はあ……」

愛宕「こんなに大きなモノを挿れられたら痛みで辛いだけのはずなのに、秋雲ちゃんは気持ちよさそうにしてるでしょ?」

那智「私も何度か目撃したが、確かにそうだな……」

愛宕「あれって秋雲ちゃんの膣が提督に合ってるんじゃなくて、提督が股間を調節して秋雲ちゃんの膣内に合わせてるらしいのよ」

妙高「なんだかもう……それは人間なの?あと皆んなに目撃されてると言うのは……」

金剛「つまりこれが提督の……本気のエクスカリバー……!」

愛宕「あともう1つ不思議だったのが、何度中出しされても妊娠しない秋雲ちゃんなんだけど」

愛宕「あれも提督が精子の濃さを体内で調節してるかららしいのよ」

霧島「つまり秋雲さんに出す時は子種は含まれていないと…………もうそれ人間やめてますよね?」

飛鷹「それに関してはかなり昔から人間離れしているじゃない」


金剛「という事は……意識の無い今、提督のココはマックスサイズまで勃起していて……」

榛名「この状態から射精される精液は無調整……正真正銘の子種……!」

千歳「この提督が本気で射精したらいったいどれくらいの量が……」

大和「そんな物を膣に出されたら間違いなく……」

一同(妊娠確実!正妻待った無し!!)

ジリッジリッ……


狙われる提督の股間、皆が目指すは正妻の座。(既成事実)

提督の子種を中に注がれるのは戦艦か、空母か、重巡か、濃厚カルピス(瓶)か……


またかきます

あ、安価は、妊娠するのは濃厚カルピスだったような

妙高「それで……これからどうしましょう?」

提督「スヤァー……」←下半身丸出しで寝る勃起提督

加古「目が覚めた時に子供が出来たって言えば良いんだよね?」

霧島「1つ気になったんですが……男性は射精したら何か体に変化が出たりしないのでしょうか?」

金剛「変化?それならまさにココが大きくなったり小さくなったりしマース」

霧島「いえ、そうでは無くて……そのー、例えば射精をするとしばらく何処かに痛みが出るとか……」

霧島「もしそのような状態があるなら起きた時に射精したかどうか自分でわかってしまうのでは?」

愛宕「そういえばエッチを何度かした後はいつもココが小さくなっているわよね」

金剛「やっぱりココが大きくなったり小さくなったりするのが何かしらの合図に違い無いデース!」

那智「つまりこの大きい状態のまま放置していては射精していなかった事がバレてしまうという事か」

榛名「榛名も提督と夜戦を行った後は凄い眠気に襲われますし……殿方にもそう言った症状があるかもしれませんね」

古鷹「でも私は……終わった後のあの疲れて寝ちゃう感覚、好きだな……」

羽黒「その気持ち分かります……!凄く疲れてるのに心地よくて……羽黒も大好きです」

足柄「ちょ、ちょっ、ちょっと待って!!え?皆んな何なの!?そんな事してたの?羽黒まで!?」

千歳「私の場合は疲れよりも胸がヒリヒリしちゃって……提督、コレがお好きみたいですから……♪」

足柄「まってよ!私……私は、そう言うお誘い受けた事無いんだけれど!!」


足柄は何度も提督に誘われているが気付いていなかった。

金剛「まあこれに関しての解決策は簡単デース!単刀直入に言うと射精させてしまえば良いネ!!」

愛宕「そうねー。これだけ大きくなってるんだからすぐ出ちゃいそうだけどー……」

榛名「誰がその……射精を?」

武蔵「よし、ここはこの武蔵がサッと手で処理してやろう」シュッシュッ

金剛「ス、ストーップ!なんてもったい無い……じゃ無くて、荒っぽい事を言っているデース!」

千歳「そうですよ!ここは私の胸で優しくーー」

榛名「いえ、榛名がお口で!」

妙高「もう……皆んな酔い過ぎですよ。こうなったらケンカの元は私が責任をもって……」

隼鷹「よっこいしょ……」くちゅっ……

飛鷹「ちょっとあんた!提督に跨って何やってんのよー!」トライッ!

隼鷹「あいたた……アハハ、なんかもうせっかくだから本当に妊娠しちゃおうかと思ってさー♪」

愛宕「とりあえずみんな落ち着いて。いったん座りましょう」ストン

金剛「フーッ、フーッ……!」ストン

羽黒「そうですよ……、もっと平和的に話し合うのが良いですから……」ストン

那智「よし、とりあえず飲みながら話そうじゃないか」ストン

隼鷹「よーし、じゃあ飲み比べ勝負で最後に残った奴が提督の一番搾りゲットだ!ヒャッハー!」ドスン

妙高「これ以上飲んでどうするのよ」ストン

飛鷹「ほんと……こんな酔いどれが姉妹だなんて恥ずかしいわ。……んっ」ズブッ

榛名「では平等にジャンケンで決めましょうか♪」ストン

金剛「ノーッ!そんな運任せな作戦はダメデース!!」

一同「…………ん?」

飛鷹「んっ……♪」ずんずんっ…

金剛「ああああー!なっ、どこに座っているデース!!そこは股間のうえネ!!」

隼鷹「こらぁ!上下運動するなー!!」トライッ!

飛鷹「チィッ!」

提督「うう……」ビンビン

愛宕「どうしましょう……とりあえず射精はしていないけど、もう我慢出来なさそうね……」

榛名「今にも射精してしまいそうですよ……」

金剛「シット……!せっかくの妊娠チャンスが!」

羽黒「あっ……!もう出ちゃいそうです……!」

金剛「とにかく撒き散らすなんて勿体無いデース!なにか受け止めるものを!」

霧島「そうです!それを皆さんで分配しましょう!榛名姉様、コップを!!」

榛名「それがさっきの騒ぎで何処かへ行ってしまったのか見当たらなくて……!」

金剛「もーう!なんでもいいから入れ物を渡すデース!!」

愛宕「金剛!まだ中身が少し残ってるけどとりあえずこの瓶に!!」

金剛「イエース!」キュポッ

ビュルルルル!!

濃厚カルピス(瓶)「あ、ああっ……入ってくる、熱いのが……!妊娠……妊娠確実ー!!」

チャプチャプ

提督「むにゃむにゃ……」

金剛「凄いデース……中身は三分の一も入っていなかったのに8分目くらいまで溜まったネ……」

羽黒「えっと……どうしましょう……」

隼鷹「とりあえずコップを用意して……カルピス入りだし水割り?」

那智「私は日本酒で割ってみるか」

金剛「紅茶のミルクとしていただきたいデース♪」

古鷹「私は原液のまま下から……」

ガチャッ

比叡「金剛お姉様の妹分、比叡!ただいま戻りましたー……って、あー!!なに楽しそうな事をしてるんですかー!!」

金剛「比叡?」

比叡「私が出掛けてる間に宴会するなんて酷いですよー!!もう……!私だって喉が渇いているんですよ!!」

榛名「比叡お姉様、お水を……」

愛宕「そう言えば比叡さんは何か偉い人の集まるパーティーへ行ってたんですよね。一緒に行った空母の皆さんは?」

比叡「いつまでもバイキングしてたので置いてきました。って、水よりも私にだってお酒……ああもう!この際カルピスで良いです!!」カチャカチャ

金剛「ああっ!それは……!!」

比叡「ぷはーっ!さっすが濃厚カルピスですね!この喉に絡みつく濃い味……って、あ、あれ?皆さんどうかしましたか?」

またかきます

比叡「あのー……もしかして何かまずい事しちゃいましたか?」

金剛「…………」

愛宕「落ち着いて。まずはその瓶をゆっくり床に置いて。ね?」

比叡「ええっ?もしかしてコレ爆発とかしちゃう感じですか!?飲んじゃいましたよ!?」

榛名「大丈夫です!もしかしたらお腹が膨れ上がって体内からその……大きな何かが激痛と共に体外へ排出されるだけですから!」

比叡「ひえー!!」

金剛「あーもう!こんな争いは止めデース!だいたいこんな物があるから争いが生まれるのデース!!」

霧島「金剛お姉様?なにを……」

金剛「こんな物は……こうしてやるネ!!」ダバダバダバ

比叡「ひえー!!どうして私の頭にカルピスを!?ひえー!!」どろり…

隼鷹「あーあ、貴重な子種が」

比叡「ひえー……こんなに浴びたらもう爆発確実じゃないですか……ひえー!ひえー!」

金剛「あんなの冗談に決まっているネ」

榛名「申し訳ありません。ちょっと榛名も悪ノリしすぎました……」

金剛「ほら、早く着替えを取ってきてお風呂に入るデース。そのままじゃベタベタがとれなくなりマース」

比叡「もーう……宴会は知らされてないし冗談まで言うなんて怒りますよ!」

霧島「とにかく話は後で。アリが来てしまいますよ?」

比叡「それもそうですね……」とぼとぼ

金剛「さて、私達もお開きにしまショウ♪」

榛名「はい♪」


金剛「…………♪」

金剛姉妹の部屋

比叡「あーもうベタベタ……まさか榛名まで冗談言うなんて……」

ガチャッ

金剛「比叡ー?まだいるデスカー?」

比叡「あ、はい!比叡ならここに!これからお風呂へ向かいます!」

金剛「そうデスカ♪そうデスカ♪さっきは悪かったデース」

比叡「いえ、もう気にしていませんから……って」

金剛「こんなにベタベタにしてしまって……本当に申し訳ないデース……」ズィズィ♪

比叡「あ、あの、金剛お姉様……?なんだか近っ……」

金剛「うぅー……やっぱりいつもと全然違いマース♪」スンスン

比叡「ええ!?な、なんですか?」

金剛「このむせかえるような香り……やっぱり今日のは特別ネ……」スンスン

比叡「む、むせかえる!?そんなに臭いますか!?確かに汗はかきましたけど……」

金剛「んー……んっ、ちゅっ……味もいつもより全然濃いネ……」ぺろっ

比叡「ひ、ひえー!!金剛お姉様!?な、なな、何を」

金剛「ジッとしてくだサーイ。今ゆっくり味わっている所ネ」ツツーっ…

比叡「ひえっ……首筋は、だ、ダメです……ぅ」

金剛「なんだかとてもエッチな気分になってきちゃったネ……♪やっぱりこの匂いは私を発情させる匂いデース」

比叡(私からそんな謎の体臭が!?)

金剛「はぁ……っ、はぁっ……もう、我慢出来ないネ……」

比叡「金剛お姉様……私は、比叡ならいつでも……準備オッケーでーー」ポー…

金剛「んんー…………提督ぅー!!」ダッ

比叡「……えっ?あ、あの、金剛お姉様?」

比叡「…………」

比叡「ひえー!!」


榛名「どうなさったんですか?」

比叡「榛名!実は金剛お姉様様子がおかしくて!」

榛名「金剛お姉様がここにいらしたんですか?」

比叡「そうなんですよー!それでその、少し様子が変で……」

榛名「様子が変と言うのは……こんな感じですか……?」ぺろっ

比叡「は、榛名!?」

榛名「んっ、ん……すみません、少しだけ……榛名にも味見を……」

比叡(ひえー!!私の汗とカルピスが謎の化学反応を起こして皆さん淫乱に!?)

榛名「はぁっ……身体が……」ビクンッ

比叡「だ、大丈夫ですか?榛名……」

榛名「はい。少しベッドで横になれば大丈夫です……」

比叡「そうですか。なら良かっーー」

榛名「では私はこれからベッドで横になりますけど……もし変な音が聞こえても決して覗かないで下さいね?」

比叡「それはまあ……これからお風呂ですから」

比叡(鶴の恩返し?)

ガチャッ

霧島「比叡お姉様!よかった、まだお風呂には入られてなかったのですね!」

比叡「き、霧島……まさかあなたまで……」

霧島「はい?」

比叡「……はぁ、良かった。どうやら霧島はいつも通りみたいですね」

霧島「あのー、なんの話でしょうか?」

比叡「いえ、こっちの話しです。それで何か用ですか?」

霧島「はい。実はこのスポイトで身体に付着している精……カルピスを採取させていただきたくて」チューッ

比叡「?」

霧島「よし。これを上手く使って体内に……」

比叡「それはなんなんですか?」

霧島「いえ、お気になさらず。では私は少し用がありますから失礼します」

比叡「みんなしていったいなんなんでしょうか」

『んっ、ん……!提督、提督……榛名は、こんな……妊娠、しちゃいます……!』

比叡「榛名?どうかし……あっ、そう言えば覗くなと言われてましたっけ」

比叡「はぁ。新たなゴタゴタに巻き込まれる前にお風呂に入りましょうか」

ガチャッ

またかきます

最後に提督を拾って行くのは>>853(誰でもいいです)

足柄

風呂場

比叡「さぁ、さっさとお風呂にー」

愛宕「あら、比叡ちゃんもお風呂?偶然ねー♪」

比叡「え?あ、はい?あれ?お風呂に入るって言いませんでしたっけ?」

愛宕「洗濯済ませちゃおうと思ってたんだけど比叡ちゃんのも一緒に洗っちゃう?」

比叡「本当ですか!助かります!ではお言葉に甘えて……うへー、ベタベタ。一緒に洗っちゃって大丈夫ですか?」ヌギヌギ

愛宕「平気よ♪もともと汚れた物を洗う機械なんだから」

比叡「それではーー」

愛宕「後はやっておくからお先にお風呂どうぞ♪お出かけで疲れてるでしょ?」

比叡「いやー、なにからなにまですみません。ではお先に!」

比叡「さてと、とりあえずシャワーでベタベタを流さないと……」

千歳「あらあら、比叡ちゃんもお風呂ですか?」

比叡「はあ……なんだかさっきも同じような事を言われたような……」

千歳「そうなんですか?」どたぷん

比叡「ひえー……相変わらずの存在感ある胸ですねー」

千歳「そう言えばこの前バストアップの話しで相談してくれましたよね♪良かったらマッサージ方法教えましょうか?」

比叡「本当ですか!?じゃあ早速……まずはシャワーで綺麗に流してきますね!」

千歳「あっ、いえ。そのままの方が滑りが良さそうですから♪」

比叡「でも……」

千歳「さあ横になって。まずは首から……」ぺろっ

比叡「ひえー!!な、なんで皆さん私の首を舐めるんですか!?」

千歳「あら、髪にもついて……」ちゅっ…

比叡「わわわわわ……」

比叡「ちょ、ちょっと失礼します!!」ダッ

千歳「フフフ……」

ガラッ!

比叡「あ、あのっ!千歳さんがひどく酔って…………」

愛宕「あっ、そっちの方にもまだついてるわね」はみはみ

妙高「少し気が引けますけど……恥かしながら生欲が……」はみはみ

羽黒「司令官さんの匂い……司令官さんの味……」はみはみ


比叡(なんか私の服が食べられてる!!)

金剛「ヘイ!大変デース!!」

比叡「金剛お姉様!助けてください、皆さん酔ってておかしいんです!!」

金剛「そんなことより!」

比叡「ひえー!そんなことで終わらされました!?」

金剛「提督が宴会場から姿を消していたネ
!誰か何か知りませんカ!?」

愛宕「あれだけ酔いつぶれていたのに姿が?いったいどうやって……」

金剛「なんだか胸騒ぎがしマース!」

愛宕「困ったわねぇ……」もぐもぐ

金剛「本当に困りまシタ」むしゃむしゃ

比叡(金剛お姉様まで私の服を!?いえ、これは少し興奮しますけど!!)

金剛が宴会場に来る少し前

足柄「まさか私だけ出遅れていただなんて……もう一度話を聞こうかしら」←一度涙目敗走したが戻ってきた足柄

足柄「ちょっと皆さん、さっきの話なんだけどー……って誰もいない?」

提督「ぐがぁー……」←下半身丸出しで爆睡する提督

足柄「…………」


足柄「キャーッ!な、な、なんて格好しているんですか!?」←普通の女の子っぽい反応

足柄「こんな所にマツタケが!収穫が、股間が私を呼んでいるわ!狩って狩って勝ちまくるんだから!」←飢えた狼みたいな反応


足柄「提督……せめてパンツくらい穿かないと風邪ひきますよ?」←この鎮守府にいる足柄の反応

足柄「もう、本当に手の掛かる提督なんだから。仕方ないわね、私が部屋まで運んであげるわ」

提督「むにゃむにゃ……」

足柄「よいしょ……あ、あれ?男の人って結構重たいのね……」グッ

提督の体は見た目こそ一般人程度だが、尋常じゃないレベルで鍛錬されているため重量は鉄の塊と同等である。

もちろん駆逐艦に覆い被さることを想定して体重の変化も自由自在。しかし今は酔いつぶれているのでMAX体重。

足柄「こうなったら引きずって運ぶしか無いわね……ぬぬぬぅ~!」

ズリズリ…

足柄「おーもーいー……!」

ズリズリ……ガスンッ!!バキッ!!ボコン!!

提督「う、うーん……」

足柄「あれ?今なにかぶつけたかしら?」

寝室

足柄「よいっ、しょ……!」

提督「…………」ぼろっ…

足柄「ふぅ。いい事をした後の気分は最高ね!」

足柄「とは言え何も褒めてもらえ無いのもシャクだし……そうだわ!手紙を書いて枕元に置いとけばいいのよ!」

足柄「私、足柄が提督を寝室まで頑張って運びました。お礼は指輪とかネックレスとか貴金属が良いです……と」

グイッ!

足柄「キャッ!」

ボスンッ

提督「超頭痛い……」

足柄「もう、提督。二日酔いですか?飲みすぎですよ!」

提督「いや、どちらかと言うと外傷が……」

提督「フハハハハ!生娘が男の寝室で布団に引き込まれるという事がどういう事か分かるな?」

足柄「提督。私、そろそろ部屋に戻って寝たいんですけど?夜更かしはお肌に悪いんですよ!」

提督「えっ……いや、だから今まさに布団の中で2人……」

足柄「ですから!私は自分の部屋で寝たいんです!枕が変わるとなかなか眠れ無いんですから」

提督「こ、今夜は寝かさ無いぜ!」

足柄「何言い出すんですか!私に恨みでも!?」

提督「あの……男女が同じ布団に入っ」

足柄「もう良いです。わかりました。今夜はここで寝させていただきますから」

提督「…………えい」←困ったのでとりあえず乳を揉む提督

提督「…………」ふにふにふに

足柄「…………」

提督「…………」こねこねこね

足柄「は、はい!?な、なにしてるんですか!?」バッ

提督「えっ……とりあえず目の前に良い形の乳があったから……」

足柄「当然です!日々のシェイプアップ……じゃなくて!どうして揉むんですか!!」

提督「そこに山があるから?」

足柄「だいたいこんな……エ、エッチじゃないですか!!」

提督「エッチだよ俺は!!」

足柄「も、もしかして布団に引き込んだのは、こういう事をするため!?」

提督「今更!?逆にビックリだよ」

足柄「あっ……あぅ……」うるうる

提督「えっ……あの、想像以上に拒絶されてて焦ってるんですけど……ごめんなさい。まさかここまで純情だったとは」

足柄「べ、別に嫌とかそう言うんじゃありません!ただ順序があるじゃない!!」

提督「順序?」

足柄「最初は手をつないだり……」

提督「……」にぎっ

足柄「抱き合ったり!」

提督「……」ギュッ

足柄「こ、告白とかもされてないわ!」

提督「お前は鈍すぎるからな……ストレートに言うと好きだよ」

足柄「うぅ……」

提督「ああ、その赤らめた顔もめちゃくちゃ可愛いよ。で、次は?」

足柄「……ち、膣内射精?」

提督「そこはキスとかだろ!もう台無しだよ!!」

足柄「キス!?提督はその……したいんですか?」

提督「ゴーサイン出ればすぐにでも」

足柄「…………」ちらっ

提督「ん?」

足柄「……」もじもじ…

提督「……」

足柄「じゃあ……軽い、フレンチキスから…………んんっ!?んー!!んんーーッッッ!!」ジタバタ

破廉恥キス

提督「ふぅ」

足柄「はぁ……、はぁ……っ。提督、口の中に蛇でも飼ってるの……?」

提督「普段は駆逐艦に恋愛どうこう言ってるくせに……全然だな」

足柄「仕方ないでしょ!初めてなんだから……って言うか、酒臭いです!!」

提督「おう、そりゃ失礼。エチケットは大事だよな。ちょっと歯を磨」

足柄「あっ……待って!」

提督「?」

足柄「お酒の匂い……別に嫌いじゃないですから……」

提督「だったら次は……」

足柄「…………」

提督「夜更かしは肌に悪いなら部屋に戻って寝るか?」

足柄「……っ」

提督「…………」

足柄「さっ……さ……」

提督「さ?」

足柄「…………ッ」パクパク

提督「声が出てないぞ?」

足柄「いじわるしないでよ……もうっ!」

提督「トゥービーコンテニュー!!トゥービーコンテニュー!!」

足柄「ちょ、ちょっと!」

提督「ん?」

足柄「照明!電気消してくれなきゃダメに決まってるじゃない!」

提督「電気なら豆球になってるけど?」

足柄「全部消して真っ暗にしてください!」

提督「それだとよく見えないんだが……

足柄「だから言ってるの!そんな……いろいろ見られたら恥ずかしいじゃない……」

提督「はいはい」ピッ


提督「足柄……」

足柄「な、なに?どこかおかしい!?」

提督「見えなくても触ってるだけで綺麗な身体だって分かるよ」

足柄「……ばかっ」


その日、消えた提督を金剛達が探していたが、寝室は真っ暗だったので朝までスルーされた。

翌朝

足柄「さぁ演出よ!戦場が、勝利が私を呼んでいるわ!!」キラキラ

那智「あまり大声を出すな……頭に響く」

足柄「もう!二日酔いなんてだらしないですよ!」

羽黒「姉さん、今日はなんだかお肌がツヤツヤしてますね」

那智「羽黒。こういう時は「今日も」と言わないとうるさいぞ。こいつは」

羽黒「はうっ……ごめんなさい……!」

足柄「分かる!?そうなのよ、今日はとってもお肌の調子が良いの♪」

那智「なんだ、怒らないのか?」

羽黒「なにか秘訣があるんですか?」

足柄「それは秘密よ♪企業秘密♪」

那智「普段は聞いてなくてもうるさく教えてくるくせに。珍しいこともあるもんだな」

提督「おー、みんな頑張れよー」

足柄「任せてちょうだい!最高の勝利を提督にプレゼントしてみせるわ!」

提督「そりゃ楽しみだ」

足柄「だから提督はフタフタマルマルから2時間は空けておいてよ!」

提督「十時から?夜更かしはお肌に悪いんだろ?」

足柄「仕方ないじゃない♪早寝よりもお肌に良い運動みてけちゃったんだから!くせになりそう♪」

提督「はいはい。演習しっかりな」


提督「そういえば昨日、部屋まで運んだお礼……指輪とかネックレスがどうとか言ってたよな」

愛宕「あら、提督?お出かけですか?」

提督「んー、ちょっと買い物行ってくるわ」

愛宕「お買い物?」

提督「ああ?指輪を買いに行ってくるよ」

愛宕「ゆび、わ……?」


提督の言う指輪が普通の指輪なのかカッコカリの指輪なのか分からないが

しばらく鎮守府はその話で持ちきりだった

またかきます

少し遡ったある日……

秋雲「うーん……和姦か陵辱か……」

夕雲「あら、また絵本を描いているの?」

秋雲「え?あ、うん。そーそー、絵本絵本」

朝霜「つーかよー、最近いつも漫画描いてねーか?」

秋雲「漫画?あー、うん。いやー、夏が近づくとねぇ」

巻雲「そういえば最近司令官さまが来ませんね。いつもなら3日に30回は来るのに」

秋雲「それがさー、最近叢雲が改二になったでしょ?提督ってば今叢雲にどっぷりハマってるらしいよぉー♪」

清霜「あー、そういえば曙ちゃんの機嫌悪かった気がするー!」

早霜「あなたは良いの?のんびりしてて……?」

秋雲「まあいつもの事だし?それよりも提督の意識が他所へ行ってる今のうちに書き溜めておかなくっちゃ!」

長波「なに?田中少将の話し?」

秋雲「まぁ今回の件で1番の被害者?は私でもぼのぴーでもなくあの人でしょ」

曙「演習から帰ったわよ!このクソ提督!!」

提督「おかえり!どうだった?」

叢雲「バカね。当然の結果を聞かないでくれる?わざわざ答えるまでもないでしょ?」

オイゲン「もちろん大勝利ですよ♪」

摩耶「あったりまえだろ!この摩耶様がいるんだからよ!」

青葉「曙さんのドヤ顔と、叢雲さんのお腹と、摩耶さんのおっぱいと、オイゲンさんのお尻、バッチリ撮りましたよー♪」

提督「よっしゃ!お前は本当にやるべき事がわかってるな!」

曙「ちょっと青葉!あんた写真パシャパシャやってないでちゃんと戦いなさいよ!」

青葉「もちろん戦ってますよお♪まさに戦場カメラマン青葉です!」

叢雲「まったく……勝ったとは言え少し服が汚れたわ。お風呂に入ってきて良いかしら?」

提督「そうくると思って沸かしておいたよ!お風呂!この部屋のお風呂だけど。ふひひ」

叢雲「あら、気が効くじゃない。褒めてあげても良いわよ?」

提督「じゃあ踏んでください!!」

叢雲「良いわ。さぁ跪きなさい♪」

提督「ははーっ!」ペタコーン

ゲシゲシ

提督「ああっ!曙ちゃん!?」

曙「私も服が汚れたんだけど!」ゲシゲシ

提督「ありがとうございます!ありがとうございます!」

提督「よし!じゃあ3人で入ろうか!」

曙「そ、そんな事言って私の裸が見たいだけなんでしょ!!」

提督「むしろそれ以外に何があると言うのだね。いや、見るだけで満足できるかどうか」

叢雲「まぁ改二になってグラマラスな私の裸が見たいと言う気持ちは分からなくも無いわね」

曙「はあ?胸はほとんど変わって無いじゃ無い」

叢雲「イ、インナーで抑えつけてるのよ!!」

摩耶「ったく、そんなつまんねー事でケンカすんなよ」どたぷんっ

オイゲン「そうですよー。仲良く仲良く」たぷんっ

青葉「司令官、お風呂でも撮影しましょうかー?」たゆんっ

曙「…………」ちんまり

叢雲「…………」ちんまり

ビスマルク「ほんと、2人ともまだまだお子様ね」

曙「う、うるさいわね!そっちだっておっきい暁のくせに!」

叢雲「そうよ!だいたいあなた、いつの間に着任したのよ!!」

ビスマルク「言ったわねあなた……絶対に言ってはなら無い事を……」

叢雲「な、なによ!私が何かしたって言うの!?」

オイゲン「叢雲ちゃん!それ以上いけない!!」

さらに遡って4月1日……

愛宕「提督ー、そろそろ鋼材が30万を超えそうなんだけどー」

提督「そうか、次の作戦を見越して溜め込み過ぎたか」

愛宕「どうしますか?まだ他の資源にはいくらか余裕はあるんだけれど……」

提督「いや、この際だから作っちゃいますか!ビスマルクちゃん!!今からなら次の作戦までに育成も間に合うだろう!」

愛宕「そうですね♪私も久々に大型建造で資源を溶かす人の顔が見たいです♪」

提督「ハッハッハッ、こーいつー」ぽいんっ


大型建造1度目→あきつ丸

大型建造2度目→ビスマルク

ビスマルク「私は戦艦ビスマルク」

提督「ファー!できる時はあっさりできるもんなんだなー……」

レーベ「うまくいって良かったよ」

提督「レーベきゅんありがとう!あいてる!」

レーベ「うん、ボクも提督の事は愛してるよ」

提督「マックスにもパンツ売ってくれって伝えてくれ。これ、間宮特製あんみつ引換券。2人で食べておいで」

レーベ「ありがとう!じゃあ行くね!」


提督「そうかそうか、ついに我が鎮守府にもビスマルクちゃんが……」

愛宕「良かったですね、提督♪」

提督「ああ!明日からは旗艦でガンガン練度を積んでもらうからな!」

ビスマルク「望むところよ!」


この約10日後、叢雲改二実装

ビスマルク「あなたの改二で話は持ちきり。気づけば私は旗艦では無くなっていたわ……」

叢雲「し、知らないわよそんな事!」

曙「嬉しそうにずーっと秘書艦してたじゃない」←まだちょっと根に持ってる

叢雲「だから知らないわよ!私はただ、こ……こいつがココにいろって言うから仕方なく!」

曙「そんなの断ればいいでしょ」

叢雲「うるさいわねぇ……正月は着物まで着て秘書艦独占してたくせに!」

曙「あ、あれは……このクソ提督がたまたまああいう服が好きで、ココにいろって言うから仕方なくいたのよ!」

叢雲「どうだか。好みでも調べたんじゃ無いの?」

曙「なー……っ!ラッピングされたチョコを落ちてたとか言って渡した癖に!」

叢雲「ど、どうしてそんな事知っているのよ!!」

青葉「まぁまぁ、ケンカはそれくらいにして♪」←全ての情報源

曙・叢雲「お前か!青葉!!」

ワイワイギャーギャー!!

ビスマルク「…………い、良いのよ!?もっと私にかまっても!!」


満を持して登場したビスマルクちゃんでしたが、影はとても薄かったらしい。

クソ提督になりたいだけの人生だった……

デミちゃんは語りたいって言う漫画が本屋に置いてたんですが、表紙が秋雲に似てて買う事にした。
今日も秘書艦は秋雲(中破)です。

またかきます

ビスマルク着任後、数日

オイゲン「おはよー、小さいビスマルク姉様ー♪」

暁「小さい言うなー!」

響「やあ、大きい暁。良い天気だね」

ビスマルク「駆逐艦と一緒にし無いでもらえるかしら」

暁「ちょっとビスマルク!あなた私とキャラが被ってるんだけど!!」

ビスマルク「なに言ってるのよ。あなたと私じゃ全然違うじゃない!どう見たって大人とお子様でしょ」

暁「お子様言うなー!」

ビスマルク「だいたいあなた、子供のくせに呼び捨てにするなんて……提督、あなたの艦隊は規律がなってないみたいね」

提督「まあそう怒るなよ。大きい暁!」

ビスマルク「あなた……!だいたい提督がしっかりしていないからこう言う艦娘に育ってしまうのよ。まったく……」

曙「……」

ビスマルク「戦果もサッパリだし……もう一度学校からやり直したらどうなの?」

提督「なに言ってるんだ。今月はもう戦果3だぞー。新記録だぞー」

金剛「ワーオ!それはさっそくお祝いしまショー♪」

ビスマルク「そっちこそ何言ってるのよ!私が来たからには元帥を目指してもらうわよ!それが出来ないならーー」

愛宕「はいはい、ストップストップ♪」

ビスマルク「止めないでちょうだい!あなた達も甘やかしてはダメよ!!」

愛宕「そうじゃなくて……ね?」

ビスマルク「何よ?」

ビスマルク「こんな不真面目な人は今すぐ更迭してもらって新しい提督を着任させるべきだわ!」

愛宕「んー……何を言っても提督は右から左なんだけどー……聞き流せない子もいるから♪」

曙「……」←自分はボロクソ言うけど他の人が悪く言うのは許せないワガママガール

金剛「……!」←既に大和型が取り押さえている金剛

不知火「そうですね……」←どうやって排除するか考える不知火

羽黒「…………」←きのこの図鑑を身始める羽黒

比叡「金剛お姉様を悲しませる訳には……!」←皇居へ向かおうとする比叡

青葉「事件のにおいを嗅ぎつけて駆けつけた青葉です!」←事件のにおいを嗅ぎつけて駆けつけた青葉


愛宕「こんな提督でも人気だけはあるから、あまり悪く言うと自分に返って来ちゃうわよ?」←笑ってはいるが内心穏やかではない愛宕

ビスマルク「なによみんなして。こんな提督の何が良いのよ!戦いもしない腰抜けじゃない!」

榛名「落ち着いてください。提督はそんな方じゃありませんよ?なんでしたら今から海へ出てみてはいかがですか?」

ビスマルク「海へ?私が提督と?」

妙高「そうですね。口で説明するより実戦で感じてもらうのが良いかもしれませんね」

ビスマルク「意味がわからないけど……海の上から指揮をとるの?誰が運ぶのよ」

青葉「あっ、大丈夫ですよ。司令官はご自分で海面を走れますから」

ビスマルク「え……?」

提督「よし!じゃあ戦果もらいに行くか。サーモンのあのー、なんだ!深いところまで!」

ビスマルク「ちょっと、それってレ級が出るところでしょ!?」

提督「制空権あったほうが楽だし鳳翔さんも付いてきてくれるかな?」

鳳翔「はい♪今日は生魚を調理しましたし、少々血生臭くなっても気になりませんから♪」

ビスマルク「戦艦1隻と軽空母1隻でどうするのよ……!」



帰ってきたら大人しくなってた。

現在のビスマルク

暁「ビスマルク、ご機嫌ようです!」

ビスマルク「おはよう、暁姉さん」

オイゲン「ビスマルク姉様、どうして暁ちゃんを姉さんって呼ぶんですか?」

ビスマルク「当然でしょ。暁姉さんは練度が90をとっくに超えている歴戦の勇者なのよ?」←練度65

暁「えっへん!」←練度93

提督「やあ、おはよう」

ビスマルク「気安いわね。私はともかく暁姉さんにはもっと敬意を表してもらえるかしら?」

提督「いったいどうしてこうなった」


あの日、出撃してすぐ低レベルのビスマルクは地獄(主に提督と鳳翔)を見て気を失い、目覚めた時にたまたま介抱していたのが暁だった事から

暁をあの地獄から救い出してくれた命の恩人と思い込み、姉さんと呼び慕っている。

ようは初めに見たものを親と思うひよこのアレである。

提督「ぐぬぬ……結構マジメにたたかった俺は慕ってくれないとは……!」

ビスマルク「?」←すぐ気を失ったので前後の記憶があやふや

愛宕「よしよし、私は慕ってあげますからねー♪」

提督「うん……」もにゅもにゅ…

金剛「ヘーイ、ビス子!ご機嫌ようデース♪」

ビスマルク「ハッ!おはようございます!」ビシッ

金剛「そんなにかしこまらなくて良いデスヨ?」

ビスマルク「何を言うんですか!金剛さんはもうすぐ練度が150に届こうかと言うエース!尊敬しています!」

不知火「ぬいぬい」

ビスマルク「不知火さん、おはようございます!」

潜水艦s「おはようでちイクワオ!ダンケ!」

ビスマルク「おはようございます!」



ビスマルクさんは規律に厳しい。艦娘は縦割りの社会だと考えている。

ただし提督は慕わない。

ここで終わります。
ビスマルクのキャラ設定はリセットされます。

ここまでコメントありがとうございました。いつも楽しみに見ています。グリコさん夕雲型コラボお願いします。

赤城「祝賀会でご馳走食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」
赤城「祝賀会でご馳走食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 - SSまとめ速報
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もうこのスレはもたない。

次スレで選挙に立候補しそうなキャラで埋めてくだち

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月10日 (金) 02:05:45   ID: 6Hq0f4Ny

安定した面白さで大好きなssです!

2 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 22:12:27   ID: cZ0u7Wz0

いい加減すげーなこの人のネタの量

3 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 22:29:13   ID: _IoNfspp

期待続き待ってます ( ・`д・´)

4 :  SS好きの774さん   2015年04月18日 (土) 20:27:58   ID: s_ygE8wE

おもしろい!

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