姉「知らないあなた」 百合ver (46)

エロ 亀更新 短い


姉「ええ、明日は夕方には家に行くから。え? 駅まで来る? いいわよ遠いし。うん。妹は家にいて。じゃ」

携帯を切る。
少し散らかった部屋に視線を移してため息。重い腰を上げて、かごに詰め込んだ衣類を洗濯機へ放り込んでいく。

ごうんごうんと、ドラム缶を叩く音が響いた。部屋のスイッチを消す。やけに肌寒い。昼間の陽気が嘘のよう。

姉は、羽織っていたストールをソファーへひらりと被せた。転がっていた豚の細長い縫いぐるみを抱き上げる。

姉「妹・・・」





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桜色の豚の瞳としばし見つめ合う。
身体は、火照っていた。
熱?
否。
姉は胸中で首を振る。

姉(昨日も……したのに、なんで……)

行為の後の気怠さと、
後悔を思い出す。
洗濯機は回り始めたばかり。

姉はそっと自分の下腹部へゆっくりと手を差し込んでいく。
声を聴き、自分の名を呼ばれ。
それだけで悦ぶような、単純な身体。
とても簡単に湿る。

自分の横で、小さく息を吐いて眠る可愛らしい妹を思い出す。
触れるか触れないかの距離。
白くしとやかな肌。
Tシャツの上からでも、彼女の丸みを帯びた身体が、
どんなに気持ちよい手触りか理解できた。

昼間は簡単に触れることができる。
けれど、陽が落ちるととたんに臆病になる。
触り方一つに、気を遣う。
ばれてしまわないかと。

姉「んッ……」

ベージュのカジュアルスーツのスカートのホックを外す。
するすると、ストッキングと擦れながら落ちていく。
そのままストッキングもずらしていく。
解放感。
途中まで降ろして、下着の上から秘所をまさぐった。

姉「……妹ぉ」

ぷるるる――

姉「……ッえ」

姉はとっさに、通話ボタンを押した。

妹『あ、お姉ちゃん。明日、夜暇ならカラオケ行こうよ』

姉「う、うん……ッ」

指を中へ埋めた。

妹『どうかした?』

姉「なんでもないわ……」

妹『えへへ、楽しみ! 宿題終わらせて待ってるからね。早く来てね』

姉「分かったわ……」

蜜があふれ出す。
かき混ぜる。
ぷちゅぷちゅと音が出た。

姉「あ……ッ」

妹『お姉ちゃん、明日はどこで寝る? また、私の部屋で寝るのでいい? そうしようよー』

姉「……ええ」

妹『やったッ。お姉ちゃんが隣にいると、いつもの3倍ぐっすり眠れるのッ』

姉「そんなことないわよっ……ん」

妹『あの、どこかしんどいんじゃ……?』

姉「違うの……」

指が締め付けられる。
可愛い声が、

妹『お姉ちゃん……』

私を呼ぶ。

妹『そう言えば、異動とかなかったの?』

姉「ええ……。どうして」

妹『だって、こっちに帰ってくればずっと一緒にいられるのに』

姉「そうね……。そうなるように頑張るわ」

妹『お姉ちゃんいないと寂しい……』

姉「妹……」

姉は腰が自然と浮いてくるのを止められなかった。
頬と肩で携帯を挟み、もう片方の手で胸に触れた。
先端はすでにそそり立ち、敏感になっていた。
じれったいほどゆっくりと撫でる。

妹『へへ、夜遅くにごめんね。疲れてるでしょ? お仕事お疲れ様。また、明日ね』

姉「ううん。妹の声聞いたら元気出たわ」

妹『ならいーんだけどっ、おやすみー』

姉「おやすみ……」

妹が先に通話を終了した。
姉は痺れを疼きをもう我慢できない。
淫らな座り方で、膣を刺激して軽くイく。

声が出る。
細い、艶めかしい声。
もし、妹に男の男性器がついていたら。
姉は目を閉じる。
後ろから、両腕を引っ張られながら、突いて欲しい。
前からでもいい。
妹にまたがって、馬乗りになって、揺さぶられるのでもいい。

もしくは。

妹をめちゃくちゃによがらせたい。
恥ずかしがりながら、顔を背ける彼女の乳首を舐めながら、
下から思い切り突きあげたい。

姉「……」

可愛い妹。
何も知らないあなたのことが、
愛おしくてたまらない。
離れてなお、身体はあなたばかりを欲している。

姉は膝を立てて、膝がしらに顔を埋めて、
襲ってきた寂しさに嗚咽を漏らした。

翌日、その日一番早いバスで実家へ帰省した。
バス停から徒歩5分で駅へと到着し、5駅程またいで、よくよく見慣れた道を歩く。
数か月前に戻ってきた時にはなかったお店が立っていたり、
取り壊しになってしまった家があったり。

姉(変わったわね……)

実家の花壇が見えてくる。
犬が吠えた。
家の番犬。
白黒の犬だったが、今は白の毛の方が多いような気がした。

玄関が突如開かれる。

妹「お姉ちゃん、お帰り!」

姉「ただいま」

妹は飛び出した勢いのまま、姉に飛びついた。
姉は後ろによろけながら、妹を抱きとめる。

姉「もう高校生でしょ? 甘えん坊ね」

妹「お姉ちゃんに甘えたい年頃なの」

姉「しょうがないわね……」

妹「中、入ろう」

手を握られる。

姉「……待って」

妹「?」

姉「もう少し、外にいたい」

妹「寒くない?」

姉「ええ……だめ?」

妹「だめじゃないけど……」

姉は妹の身体を再度抱き寄せた。

妹「あれ、甘えん坊だ」

姉「ええ……」

妹「よしよし」

妹が姉の頭を撫でる。

姉「くすぐったいわ……」

妹「だって、お姉ちゃんこんな風に抱きしめられたら……可愛くてよしよししちゃうよ」

期待

姉「……」

気づかれることはないだろう。
ただ、ずっとこうして私のそばにいて欲しい。
決してそれを伝える日は来ないだろうけれど。

知らないあなた。
愛しい私の妹。



おわり

眠いのでここまで
続きは気が向いたら書きます


エロもいいな。こっちも期待
おわりだけど続きもあるのか
気長に待ってます

2

帰省一日目の夕方。姉は妹と犬の散歩へ出かけた。
田畑に囲まれたあぜ道を通り、お寺の横に差し掛かった所で、

妹「ねえ、昔ここで私が怪我したの覚えてる?」

姉「ええ、覚えてるわ。あなた、昔から男勝りというかやんちゃだったから、いつも擦り傷を作ってた」

妹「今は可憐な少女ですよ?」

姉「そう?」

妹「そうだよ」

姉「確かに、スカートなんて昔ははいてなかったかしら」

妹「うんうん……わっ」

犬がぐいぐいと妹を引っ張っていく。
転がりそうになりながら、犬のペースに合わせるように妹は駆け出した。

姉「待って、妹っ」

妹「早く早くー」

いつの間にか、私よりも足が速くなっていた。
身長も同じくらいで。
伸ばしていた髪も、ばっさりと肩まで切ってしまって。
姉は妹の髪を編むのが好きだった。

妹「お姉ちゃん、ほら、土手に菜の花がたくさん咲いて綺麗」

姉「ほんと……」

人肌のような風が花粉を運ぶ。姉の鼻孔を甘いにおいがくすぐった。
夕暮れ時、川沿いを散歩コースにする人は多い。
故郷を出る前まで、いつもこの時間は妹と犬の散歩へ出かけていた。
黒く焦げたような古めかしい家々の広がる山すそが、なんだか侘しい気持ちにさせる。
妹は青を踏み、自ら道を作る犬の後に続く。

妹「お姉ちゃんが出て行ってからね」

姉「ええ」

妹「私、一人でこうやって歩いて、思ったのが」

姉「うん」

妹「お姉ちゃんと一緒にいられていた時間って、長い人生の中でほんのちょっとだけだったんだなって」

姉「どうしたの急に」

姉は笑いかける。

妹「だってね、小さい頃からお姉ちゃんがいることが当たり前だったでしょ。でも、離れ離れになって分かったの。そんな当たり前のようなことも、ほんのひと時のことだった」

妹は犬のリードを持ち替えて、右手で私の腕に自分の腕を絡めた。

妹「これから、お姉ちゃんが結婚したりすれば、もっと会う機会ってなくなっちゃうよね」

姉「当分、ないわよ」

妹「うそ。お姉ちゃんは、隠し事が下手」

姉「ないったら。そういう妹こそ」

妹「……」

妹は押し黙る。

姉「まさか……」

顔を下に向けて、くすくすと笑い始めた。

妹「なんちゃって、いないよー?」

姉「びっくりしたじゃない」

妹「先越されたかと思った?」

姉「……ええ」

今日はここまで

乙乙

どうしてそんな紛らわしいことを言うのか、と姉は首をひねる。
期待させるようなことを。

妹「お姉ちゃんは、私がお嫁に行ったらいや?」

姉「何言ってるのよ。喜ばしいことじゃない。いやなんて思わないわ」

妹「そっかー」

言って、小石を蹴り上げる。

妹「私はいやだな。いつまでも、私のお姉ちゃんでいて欲しい」

姉「姉であることは変わらないじゃない」

妹「うんん。私だけのお姉ちゃんじゃない誰かのものになるの」

姉「妹だって、私だけの妹じゃないでしょ……?」

ふいに、犬が立ち止まった。
妹も足を止める。

姉もそれにならう。
すんすんと鼻を鳴らし、犬が土を嗅ぐ。

妹「そんなこともないと思うけど……」

妹が小声でもごもごと呟いた。

姉「今だけよ、そんなこと言うの。すぐに大人になって、日々のことに追われて、私のことなんてたまに思い出すくらいで」

妹「だったら、一緒に住んだらいいんじゃないの?」

姉「そうね、一緒……に」

妹が絡めていた腕を離して、姉の真正面に立った。

妹「楽しそうだよね?」

冗談っぽく笑う。

姉「妹は、どんな所に住みたい?」

妹「私は海沿いのマンションだよ、やっぱり!」

姉「街中の駅の近くの方が便利じゃない」

妹「なんだろ。夢とかロマンとかなさそうじゃんか。休みの日とか、ベランダからお姉ちゃんと海を眺めたり、夕暮れにお姉ちゃんと海岸沿いを散歩したり。すっごく素敵じゃん!」


姉「仕事し始めたら、そんな悠長なこと言ってられなくなるわよ」

妹「むう」

ふてくされた声。
妹の語る未来図に一喜したのを悟られたくはなかった。

姉「現実見なさいよ」

妹「また、そんなこと言う」

姉「妹っ」

妹は頬を膨らませた。それから、踵を返す。
拗ねるように、先へ進む妹。ずるずると引きずられるようにして共に犬が歩きだす。

姉「……」

そんな風に二人で暮らせたら、どんなに幸せだろうか。
妹はいつも欲しい言葉をくれる。
けれど、それはとても難しい選択だった。
土手の上の木々が揺れ、不安を掻き立てるような生温い風が吹いていた。

その日は夜まで、掛け違ったボタンのように姉は妹との隙間を感じていた。
喧嘩をすることは今までも何度かあった。
しかし、それとはまた違う。相手を罵り合うこともなく、和解を求めるでもなく。
落ち着く先はどこか。分からない。姉は妹の部屋の前で、一度深呼吸した。
妹の部屋のドアをノックする。

姉「妹? カラオケ行かないの?」

返事はない。

姉「開けるわよ」

カギはかかっていなかった。
廊下の蛍光灯が部屋の中に一筋の線を引いた。

姉「いないの?」

返事はない。
お風呂にでも入ったのか。
姉が扉を閉めようとした時だった。

「っくしゅん」



姉「……いるの?」

妹「はい……」

姉「行かないの?」

妹「行く……」

部屋のどこにいるのか。

姉「電気、つけるから」

妹「待って」

木の板がきしんだ。
ベッドにいるのか。

妹「電気付けずに、扉閉めて」

姉「どうして?」

妹「いいから」

姉は妹の言う通りにした。
階下のテレビの音が、ふっと消えた。
静まり返る部屋。
暗闇に目が慣れて、カーテンの隙間から街頭の光がほのかにのぞく。

姉「具合でも悪いの?」

妹「ん……ちょっと貧血気味みたい。明るいのも眩しくて」

姉「寝てたの? 今日は出かけるのやめておく?」

妹「うーん……もう少し休んだら行きたい。ごめん、せっかく夜空けてくれたのに」

姉「高校受験終わったばかりでしょ? 疲れてたのよ」

妹「そうかもしれないね……」

姉「飲み物取ってこようか」

妹「いいの、傍にいて欲しい」

姉「……できない」

ついと口を出た言葉。

妹「……どうして? 」

姉「あ、いや……その」

なぜそんなことを。

妹「どうして……どうして一緒に住めないの」

姉「それは」

姉は喉を鳴らした。

ここまで

いいとこで

姉「その話しはもういいでしょ」

吐き捨てるように言った。
手探りで、姉はベッドへと移動していく。

妹「お姉ちゃん、ダメな理由分かってるよ」

足が止まる。真っ黒い妹を見た。
何を言うつもりなのだろうか。
姉は顎を引いた。

妹「私のこと、好きなんだよね」

姉「……どういう意味」

妹「知らないとでも思ってるの? 私、一度見たことあるんだよ」

口から水分が無くなったように、喉が張りつく。
心臓が身体をぐらぐらと揺らしていた。

妹「お姉ちゃんが私の部屋で……してた……の」

姉は見えない蛇が首を絞めているような錯覚に陥った。

何も言えず、足がわずかに震えていた。

妹「枕に顔を埋めて……夢中でしてたから気づかなかったんだよね。びっくりした……」

最も知られてはいけない相手の口から、
事実が述べられている。
姉は瞳の奥がじわりと熱くなった。

姉「……あ……ごめ……」

妹「謝らないでもいいの。認めてくれたらそれでいいから、ね」

認める。
姉は脳裏で妹の言葉を反芻した。
認めてはいけないものを認める。

妹「お姉ちゃん、私が好きなんだよね? 私とエッチなことしたいって思ったんじゃないの?」

姉「……」

妹「それとも、私に犯されたかった?」

次々と出てくる卑猥な言葉。
幼かった妹。
もう、違う。
姉は腰から砕けるようにカーペットの上にへたり込んだ。

続きはよ

ええぞ

姉「ごめんなさい……もう、しないからっ。嫌だった……気持ち悪かったでしょっ」

妹「ち、違うって……そりゃ、最初は驚いたけど、嫌な気持ちになんてならなかったもん」

姉「え……」

妹「お姉ちゃんなら、いいよ」

衣擦れの音。
妹が身体を起こす。
両腕を広げている。

妹「おいで」

こちらを見下ろす。
姉は力の入らぬ手足で、ベッドへ近づいていく。
妹の手を掴んで、頬に寄せた。

姉「こんなの変よ……」

妹「その変なことしてたのはお姉ちゃんだよね」

ベッドから妹が足を出す。

妹「ね、見てみたいな」

姉「なにを……」

妹「私の前で、してみてよ」

姉「できるわけっ」

妹「……そっか」

妹は姉の腕を強く引っ張った。

姉「きゃっ!」

妹の上に倒れこむ。
柔らかな胸の上に、顎が埋まる。

妹「じゃあ、私が先にするからね、見てて……」

言って、姉の下で妹は服を脱ぎだした。
驚いて、身体を起こそうとすると、

妹「上にいないと、お母さん呼んじゃうよ?」

姉「どうして……」

身動きを止める。
妹は少し声を潜めて、

妹「安心するからだよ……」

姉の視線の先には妹の顔があった。
今ではもうはっきりとどんな表情をしているのか分かった。
眉根を寄せ、目を伏せ、顔を背け、
恥ずかしそうにしていた。
弱弱しい。
こんな妹は初めて見た。
妹を両腕で押し倒すような形だった姉は、呆然と妹を眺めていた。

妹「……ん」

下腹部の方で、くちゅりと音がした。
ベッドが揺れる。
姉は見たわけではないが、妹が何をしているのか理解できた。


妹「……はぁっん、お姉ちゃんっ」

呼ばれる。どきりとした。
声が余りにもしっとりとしていて。

姉「……っ」

下で激しさを増す妹。
時折、腰を上に持ち上げて姉の下腹部と密着した。

妹「んっ……ひっ……おねえ……ちゃ」

ギイギイと軋むベッド。
階下に響いてしまわないか。
姉の恐れをよそに、妹は喘ぐ。

妹「見て……」

妹の指が姉の目の前に突き出される。
何かがまとわりついていた。
欲望を増幅させる匂い。
心をかき乱す。

姉「そんなもの見せないで……」

しゃぶりついてしまいそう。

妹「あははっ……」

少し傷ついた声。

姉「……」

抱き着くこともなく、

妹「っ……もうっ……」

一人で快感に耐える妹。

姉「妹……」

触れずにいられない。
胸の上にそっと手をおいた。

妹「ひあっ……!? ん?!」

姉「だ、大丈夫っ!?」

妹「ごめっ……なんでもっ……」



妹の身体が一際跳ねて、姉は不安になる。
くたりと、妹が横を向いた。
動きが止まった。

妹「はあ……っ……は」

姉「イったの?」

妹「……うん」

達したせいか、やけに威勢の無くなった返事。

姉「……本当に、私のこと好きなの?」

妹「……うん」

姉「私、どうしたらいい……」

妹は視線だけをこちらに向ける。

妹「私がキスするから……それだけさせて」

妹が目を閉じて、顔を近づける。
なすがままに。
姉は唇の感触に戦慄いた。
求めていた通りの柔らかさ。
舌を捻じ込んで、息ができないほどキスをしてやりたい。

妹「っ……ありがと」

一瞬くしゃりと顔が歪んだ。
すぐに左腕で隠される。

妹「両想いになっても、困るだけなの……分かってるんだよ。だから、今日だけ……今日だけは」



それを言いたかったのは何よりも自分だった。

姉「……妹」

早く、彼女を抱きしめてやれと。
姉の背を押す暗闇。
今日だけの慰めが何になるのかと。

妹は顔を拭く。
ついで、着ていたシャツのボタンを外し始めた。
姉がその手を掴む。

妹「離してよ……」

姉「私がするから……」

妹「え……あ」

姉「……」

姉は妹の横に移動し、彼女の身体を起こす。
互いに向かい合って、ぽかんと目を瞬く妹にくすりと笑いかける。
彼女はさっと目を逸らす。

姉「やーね、今さら恥ずかしがってるの?」

妹「……う」




脱がせながら、首筋を舐め上げる。
汗ばんで、濃厚な肉体の匂い。
半ばまで上着を脱がして、
姉は我慢ができずに胸にしゃぶりついた。
ブラの布地を唾液で濡らしながら、
ぷるんとした胸を緩慢に押しつぶす。

妹「ぁ……お姉ちゃんっ……それだめえ」

姉「おっきい……ずっとね、こうやってしたかった」

親指で突起部分をくりくりと捏ねる。
優しく、優しく。
前に、後ろに、横に。
硬くなったそれに、唇を寄せた。
妹の肩が跳ねる。

姉「もう、知らないから……」

妹「ンアっ?!」

乳首を噛み、口の中で転がしてやる。
姉の胸に強張った手のひらが押し付けられる。
力の抜けた妹の腕を一まとめにして、頭の上に貼り付けた。

姉「嫌だった?」

妹「変……な感じになりそうで」

姉「そう……」

妹「腕、ほどいて……よ」

姉「いやよ……」

妹「お姉ちゃっ……ん」

彼女の唇をふさぐ。
左手は勝手に乳房をまさぐっていた。




姉「自分でするより、いい?」

妹「……え、あ」

口ごもる妹。

姉「さっきまであんなに大胆だったのに、どうしたの……?」

妹「お姉ちゃんこそ……急に強気になって」

姉「私はもともと……あなたを、犯して、わたしだけの妹にしたいと思ってたわ」

妹が固まる。

姉「ほら、引いたでしょ」

妹「そ、そんなことない。お姉ちゃんなら、私、大丈夫……っ」

姉「こんなことされても……?」

姉は脇にあったハンドクリームのキャップ側を妹の下にあてがう。

妹「な、に?」

姉「これを差し込んで、壊れるくらいに乱暴にかき混ぜていい?」

高校生の妹は一瞬何を言われたのか理解できないようだった。
はっと、太ももを閉じる。
スカートを抑えて、姉を見た。

姉「ダメでしょ? いいの、無理しなくて」

妹「……あ、う」

姉はハンドクリームを置こうとして、

妹「待ってっ、大丈夫! いいよっ」

姉「何言ってるの……こんなの」

妹「いいのっ……お姉ちゃんだからっ。私も、私もお姉ちゃんに入れて欲しい」

姉「初めてじゃないの?」

妹「……もらってくれないの?」

姉「……バカ」

妹はスカートを降ろそうとして、

姉「じゃあ、そのまま入れさせて」

妹「う……ん」

足をM字に開かせて、
スカートの中、湿って重たくなった下着の隙間から、
ハンドクリームのキャップ側を捻じ込んだ。

妹「いっ……」

姉「狭い……」

姉は唇を寄せる。
舌を這わせて、
手伝ってやる。

妹「舐めてる?! やだっ舐めないでよっ!?」

姉の頭をぺしぺしと叩く。

姉「もおっ大人しくして」

暴れ始めた腕を掴む。

妹「やだあっ……お姉ちゃんの変態っ……もおっ」

だから言ったのに。
姉は胸中で付け加える。
くぷぷと頭が入った。

妹「んぐっ……広がってる……」

妹がのけぞる。
シーツを掴み、耐える。
最高に興奮した。

姉「……妹」

妹「っ……」

キス。
舌を絡める。
その間にも、その身を膣へと埋めていくハンドクリーム。
ちゅぽん、と全部入った。
妹の許可を取らずに、ゆっくりと動かし始める。

妹「奥……いきすぎだよっ……ぁ」

姉「どう……?」

妹「中で何か生き物が動いているみたいっ……ぁっあ!?」

姉「ここ良かった?」

妹「あ……う……そんなに擦らないで……変に」

と、ノックの音。

『二人とも、カラオケ行かないの? お店時間大丈夫?』

母だった。

姉「もう少ししたら行くから」

姉は抜き差しの速度を早めた。

妹「ひっ……いんっ!?」

姉「静かにしなさい……」

小声で、妹の耳元に話しかける。

妹「や、聞こえちゃ……おかあさんにっ……ぁ」

かき混ぜるたび、蜜が空気と混じり合う。
甘だるい匂いが、姉の支配欲を掻き立てる。

姉「妹が声我慢すればいいだけでしょ……」

おへそのあたりを舌先で味わう。
膣が締め付けられ、ハンドクリームが外に出ていこうとする。
姉は強く押し込んで、ぐりぐりとかき混ぜた。

妹「っ!?!?」

腰が逃げていく。

『暗いから気をつけなさいよ』

姉「ええ」

足音が遠ざかる。
姉は奥の方を一際擦る。
妹のお尻を掴んで、逃げられないように自分の足で、妹の足を固定した。
ベッドからはい出ようとして妹が、快感に耐え切れず身体を振った。

妹「っ……ふーっ……んんんっ!?」

姉「もう、むり?」

妹が無言で素早く顎を引く。
自分を抱きしめるようにしていた妹が、姉の身体にすがる様に腕を回した。

姉「……妹、好きよ」

もう妹の耳には届いてはいなかった。
彼女は身を振りしだいて、果てた。

その後、二人でシャワーを浴びてからカラオケに行った。
妹はほとんど喋らなかった。
歌はそれなりに歌って、どこか自暴自棄な印象もあった。
時折熱っぽい瞳で姉の方を見ていた。

その帰り道。

妹「ねえ、お姉ちゃん」

姉「どうしたの」

妹「トイレ行きたい……」

姉「……なんでカラオケで行かなかったのよ」

妹「行ったもんっ」

姉「公園、近くにあったっけ」

妹「うん、こっち……」

妹が姉の腕を掴んで走り出す。

姉「走って大丈夫?」

妹はそれには答えなかった。
公園について、トイレに一直線に駆け込んでいく。

個室に入ろうとした妹が言った。

妹「お姉ちゃん……」

姉「?」

妹「さっきのもう一回して……?」

姉に口づけて、身体を摺り寄せる。

姉「……ええ」

知らないあなたが目を覚ましていた。




おわり

読んでくれてありがと

乙…おわり…だと…
結局一緒に暮らせないのかな…この一日だけの事にしちゃうのかな

おつおつ


俺の脳内ではこの後一緒に暮らすから…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月12日 (日) 16:57:37   ID: rlTMFPQI

神作品!!!

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