神崎蘭子「天秤の守り手よ!」(116)

キャスター「貴方が私のマスターですか?」

蘭子「ふぇ…誰ですか…?」

キャスター「サーヴァントキャスター召喚に応じ参上しました。」

蘭子「サーヴァント…?」

以下7人のマスターを中心に物語が進行します

神崎蘭子
島村卯月
武内P
黒川千秋
遊佐こずえ
北条加蓮
村松さくら

総選挙ももうすぐはじまりますのでアイドルのステマなども入れられれば入れたいと思います(´・ω・`)

暇つぶしなどに読んでくれれば幸いです

神崎蘭子
中学二年生。たまたまキャスターを召喚してしまい聖杯戦争に参加する事になってしまう。絵を描く事が趣味。難解な熊本弁で話す。


キャスター
蘭子ちゃんが召喚したサーヴァント。蘭子ちゃんのグリモワール(スケッチブック)に描かれていた絵に近い姿をしている。宝具を二つ扱う事が出来る。北欧の英霊。

01:英霊召喚


蘭子「明日は束の間の休息日…グリモワールに我が魂を刻むとしよう…(明日は久しぶりのお休みだしお絵かきしようかなぁ…)」

凛「蘭子お疲れ。」

蘭子「蒼き乙女よ…(凛ちゃん♪)」

凛「蘭子明日はオフだよね。」

蘭子「明日は翼を休める時!蒼き乙女は…?(久しぶりのお休みなんです。凛ちゃんは?)」

凛「私は卯月と未央トークイベント。でもちょっと心配かな?」

蘭子「貴方の瞳はアイドル界を揺るがす力…!下僕達を引きつけるであろう…!(凛ちゃんなら大丈夫です!)」

凛「ありがと。蘭子は久々の休みだしゆっくりしなよ。」

蘭子「うむ…(ありがとうございます♪)」

凛「それじゃ、お疲れ様。寮のみんなにもよろしくね。」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です♪)」


蘭子「夜ご飯はハンバーグが食べたいなぁ…」

みく「蘭子ちゃん今帰りかにゃ?」

蘭子「は!猫かぶりの乙女!」

みく「え?ひどくない?」

蘭子「今宵の聖なる戦いは終わりを告げたわ…(さっきお仕事終わったところです!)」

みく「そうかにゃ。みくも今日はハンバーグ食べたいにゃ~」

蘭子「やっぱりきかれてたぁ~…」


みく「あれ?こんなとこに雑貨屋さんなんてあったかにゃ?」

蘭子「新たなる降臨か…(最近出来たんですかね?)」

みく「最近帰りが遅かったから気付かなかったにゃ。」

みく「夕飯までまだ時間あるしちょっと寄ってみるかにゃ?」

蘭子「ククク…よかろう…!(そうですね!寄ってみましょう!)」

みく「結構いろんな物が置いてあるにゃ~」

蘭子「おお!魂のざわめきを感じるわ…!(私の好みな感じの物も置いてあります!)」

みく「猫の置物があるにゃ!みくはこれを買うことにするにゃ!」

蘭子「これは…!」

みく「なにか良さそうな物見つけたの?」

蘭子「うむ…ただならぬ魔力を感じるわ!(はい!これが気に入りました!)」

みく「ポスターかにゃ?値段も手頃な感じだし良いかもね!」

蘭子「刻まれし魔法陣より魂の鼓動を感じる…(この魔法陣が凄くカッコイイです!)」

みく「お互い気に入った物が見つかって良かったにゃ!」


アナスタシア「おかえり、蘭子、みく。」

みく「ただいまにゃ~」

蘭子「今帰還した!(ただいま~)」

小梅「おかえり。二人も一緒にDVD観ない?」

蘭子「わ、我をまといしオーラが限界をむかえたわ!(先に着替えたいので遠慮します!)」

みく「みくも今はやめとくにゃ。」

小梅「そう…残念」



蘭子「あれ?ポスターと一緒に何か入ってる…。紙と何だろう…?」

みく「蘭子ちゃん一緒に食堂行こう!」

蘭子「い、今行くわ!」

みく「今日のメニューはハンバーグらしいにゃ!」

蘭子「おお!」

みく「みくもお腹ぺこぺこにゃ」


蘭子「禁断の果実が魔力を高めるわ…」

みく「おいしいね。あーにゃんは明日はみくと一緒にお仕事だよね。」

アナスタシア「はい、よろしく、お願いします」

みく「撮影だからかわいく撮って貰えるようにしないとにゃ」

アナスタシア「がんばりましょうね」

みく「千秋さんと加蓮ちゃんも一緒らしいから二人に負けないように気合いを入れていくにゃ!」

蘭子「ふむ…乙女達よ存分に己の力を解放するがよい…!(二人共頑張って下さいね!)」

みく「みくの魅力を出しきれるように頑張るにゃ!」

アナスタシア「ありがとう、蘭子」




蘭子「明日はゆっくりしよう。おやすみなさい。」


みく「じゃあ、お仕事行ってくるにゃ!」

アナスタシア「行って来ます」

蘭子「頑張って来るがよい…(行ってらっしゃい♪)」


蘭子「さて、我がグリモワールに…」

蘭子「…」カキカキ

蘭子「うまくかけました!」

蘭子「そうだ!昨日買ったポスターがあったんだった!」

蘭子「やっぱり魔法陣がカッコイイです!」

蘭子「何か書いてある紙と宝石のような物も付いて来ました!」

蘭子「おお!呪文みたいのが書かれています。」

蘭子「ふむふむ…」


蘭子「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公」

蘭子「祖には我が大師シュバインオーグ」

蘭子「降り立つ風には壁を」

蘭子「四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。」

蘭子「みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。」

蘭子「繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」

蘭子「セット。告げる。」

蘭子「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

蘭子「誓いを此処に」

蘭子「我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

蘭子「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」


蘭子「何かカッコイイ!」

ゴゴゴ

蘭子「ひゃっ!何…?」



キャスター「貴方が私のマスターですか?」

蘭子「ふぇ…誰ですか…?」

キャスター「サーヴァントキャスター召喚に応じ参上しました。」

蘭子「サーヴァント…?」


キャスター「はい、聖杯を手に入れる為に全力を尽くします。マスター!」

蘭子「魔法陣から人が…!あの…あなたはいったい…?」

キャスター「なるほど…。マスター、貴方は聖杯戦争に自らの意志で参加した訳ではないようですね…。」

キャスター「しかし、サーヴァントを召喚してしまった以上聖杯戦争に参加していただくしかありません。」

蘭子「あの…よくわからないです」


キャスター「聖杯戦争とは聖杯を手に入れる為に私たち使い魔(サーヴァント)を最後の一騎になるまで競わせる事です。」

キャスター「それでマスターがサーヴァントのクラスの一つであるキャスターの私を召喚したのですが今は理解出来ないのは仕方ないですね」

キャスター「失礼、マスターのお名前をまだお伺いしてませんでした。」

蘭子「私は神崎蘭子です!」

キャスター「では、蘭子とお呼びしても?」

蘭子「はい」

キャスター「聖杯戦争については後々理解出来るようになるでしょう。」

蘭子「よくわかりませんが、とりあえず…お友達と言う事で…」

キャスター「蘭子がそうおっしゃるならばそういう事で」

蘭子「では我が友よ!よろしく頼むぞ!(とりあえずよろしくお願いします!)」

キャスター「はい!蘭子!」


みく「今日は外での撮影もあるから天気が良くて良かったにゃ」

アナスタシア「そうですね、みく」

みく「ここが撮影会場みたいにゃ」


みく「おはようございます!346プロの前川みくです!」

アナスタシア「アナスタシア、です」

スタッフ「それでは控え室の方へどうぞ」


みく「おはようございますにゃ!」

アナスタシア「おはよう、ございます」

千秋「おはよう。今日はよろしくね。」

みく「千秋さん。よろしくお願いします」

アナスタシア「よろしく、お願いします」

みく「加蓮ちゃんはまだ来てないみたいにゃ」

千秋「そうね、先に着替えを済ませておきましょう。」

みく「わかりましたにゃ」

アナスタシア「ダー」


加蓮「おはようございます!もしかして遅れちゃいました?」

みく「まだ大丈夫だにゃ!加蓮ちゃんも撮影の準備お願いにゃ」

加蓮「りょーかい!」


みく「この春物のお洋服凄く可愛いにゃ!」

アナスタシア「すごく、似合ってますよ。みく」

みく「あーにゃん、ありがとうにゃ!」

加蓮「この服いいかも。春用のネイルと合いそうね。」

千秋「みんな凄くお似合いよ。」

みく「やっぱりみんなスタイルいいにゃ…。みくも負けてないけどにゃ!」


スタッフ「それじゃ撮影入りますのでスタンバイお願いします!」


カメラマン「じゃあ、ポーズもとりながらお願いします!」

千秋「こうかしら」スッ

カメラマン「良いですね!そんな感じでお願いします!」パシャパシャ

みく「みくもねこキャラを全面に押し出して行くにゃ!」

アナスタシア「人気のファッション誌に、掲載されるらしいので、緊張、しますね」

みく「あーにゃんは普段通りにいけば大丈夫にゃ!」

アナスタシア「ダー、ありがとう」




スタッフ「一通り室内での撮影が済んだら外の方に移動しますので」


みく「いい天気にゃ!」

加蓮「…」

みく「加蓮ちゃん大丈夫かにゃ…具合悪そうにゃ」

加蓮「ちょっと疲れちゃったかな…。でも平気よ。」

みく「そうかにゃ。でも無理しない方がいいにゃ」

加蓮「ありがとう」


スタッフ「じゃあ撮影していきます!」

みく「可愛く撮ってにゃ!」

カメラマン「いい感じです!」パシャパシャ

カメラマン「次は北条さんお願いしまーす!」

加蓮「はい!あっ…」フラッ

みく「加蓮ちゃん!」

千秋「北条さん大丈夫!」

千秋「…っ!」

加蓮「ちょっと目眩がしただけ…」

千秋「少し休んだ方がいいわ。歩けるかしら?控え室まで一緒に行くわ」

加蓮「はい…ごめんなさい…」




みく「お疲れ様にゃ」

アナスタシア「おつかれさま、です」

千秋「お疲れ様。」

みく「加蓮ちゃん、もう平気かにゃ。」

加蓮「ええ、もう大丈夫。みんな迷惑かけてごめんね。」

千秋「そういう日もあるわ。」

みく「帰り一人で大丈夫かにゃ、みく次の仕事までまだ時間あるから駅まで送るよ」

加蓮「ううん、一人で平気よ。ありがとう。」

みく「そうかにゃ、またお仕事一緒の時はよろしくにゃ。」


加蓮「うん、お疲れ様!」

千秋「北条さんお大事にね。」

加蓮「ありがとうございます。」



加蓮「はぁー…アイドルの仕事には影響しないようにしないと…」

加蓮「やっぱり魔力の量が課題かな?」

こずえ「こんにちはー…」

加蓮「…!?」

こずえ「…ふぁ…あなたも…ますたー?…」

加蓮「という事はあなたもね!」

こずえ「こずえ…せいはい?…てにいれないと…いけないのー…」

こずえ「きてー…ばーさーかー…」

加蓮「…っ!バーサーカー!」

加蓮「初戦からバーサーカーが相手かぁ…」

加蓮「今は万全じゃないから戦いは避けたいんだけどね…」

加蓮「仕方ないなぁ…やるしかないか…!」



  ――――――――――――――――



千秋「…」ピッ

千秋「もしもし」

?「『こんばんは!千秋さんお疲れ様です!』」

千秋「こんばんは」

?「『サーヴァントの召喚がまだのようですね、聖杯戦争に参加するならお早めに召喚の方お願いしますね!』」

千秋「ええ、わかっているわ」

?「『本日までに五騎のサーヴァントが召喚されています。残る席は後二つ、セイバーとランサーのクラスだけですよ!』」

千秋「わかったわ」

?「『では召喚の方が済んだら連絡お願いしますね!今ならお得な』」

千秋「…」ピッ

千秋「シャワーでも浴びようかしら」

 ザー

千秋「準備はしてきたし大丈夫だわ」

千秋「シャワーを浴び終わったら今夜中にサーヴァントを召喚しないといけないわね」




   ―――――――――――


千秋「安定して戦うにはやっぱりセイバーよね」

千秋「魔力の波長良好!いけるわ!」




    ―――――――――



千秋「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」


ここまで読んでくれた方ありがとうございます!
ここまでが「01:英霊召喚」になります!

総選挙もはじまりましたね。

どのこに投票するか迷ってる方は西園寺琴歌ちゃんって子に投票するといいと思います!

続きは明日以降投下していきますのでよろしくお願いします!

02:聖杯戦争開幕


蘭子「昨日はいろいろあったなー。キャスターは霊体になれるみたいだし寮に居ても大丈夫そう」

蘭子「今日もお仕事頑張ろう♪」

ガチャ

蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

ちひろ「蘭子ちゃん、おはようございます!」

武内P「神崎さんおはようございます」

武内P「昨日はゆっくり休めましたか?」

蘭子「魔力の回復は充分よ…(はい!)」

武内P「そうですか。神崎さんにはこれからインタビューの後撮影、トークイベント、CDのお渡し会がありますのでよろしくお願いします」

蘭子「造作もないわ!(わかりました!)」

武内P「では準備の方お願いします」


帰り道

蘭子「今日は疲れたなー」

蘭子「早めに帰ろう!」

シュッ


キンッ


キャスター「無事ですか?蘭子!」

蘭子「きゃっ…!…なに?…矢?…」

キャスター「いきなり仕掛けて来るとは!これはアーチャーのサーヴァントですね!」

キャスター「かなり遠距離からの攻撃です」


アーチャー「外したか…あちらには戦に長けた英霊がいるようだな。」


キャスター「このままではこちらが不利になりますね」


アーチャー「しかし、幼き頃より鍛えあげた我が弓術、そう何度もかわせはしないぞ。」

アーチャーの攻撃を凌ぐキャスター

シュッ

キャスター「かなり正確な攻撃ですね。かなりの鍛練を重ねてきたのでしょう」

キャスター「こちらもそろそろ仕掛けるしかないですね。」

キャスター「だいたいのアーチャーの位置は掴めました。」

キャスター「蘭子!一時的に防御の結界を張ります。」

キャスター「私は宝具を使ってアーチャーに攻撃を仕掛けます!」

蘭子「ζ(@_@)ζ」

キャスター「アーチャーいきますよ!」


アーチャー「何か策があるようだな。」


キャスター「傷ついた悪姫(ブリュンヒルデ)!」バサッ

蘭子「あれは堕天使の翼!」

アーチャー「そのような宝具を持っていたとは!」

キャスター「一気詰め寄ればこちらが有利になります」

キャスター「対魔力がある三騎士には魔術が効きにくい」

キャスター「ならば剣で挑みます」


キャスター「はぁぁぁぁ!」

アーチャー「…っ!」



蘭子「待って!キャスター!」レイジュ

キャスター「っ!何故です!蘭子!」

アーチャー「…」

アーチャー「キャスターのクラスで剣術も扱えるとは…」

アーチャー「本来は魔術師の英霊ではないと言うことか…?」

アーチャー「これ以上の戦闘は無意味だな。今宵はこれで引くとしよう」

キャスター「待て!アーチャー!」


キャスター「逃がしてしまいました」

キャスター「今回は不意をつけましたが宝具を知られてしまった以上あれほどの弓兵相手に次はそうはいかないでしょう。」

蘭子「…」

キャスター「私とアーチャーはかなりの遠方での戦闘、蘭子のいた位置からでは肉眼では見えなかったはずですが…」

キャスター「まあ、いいでしょう。蘭子が無事でしたので今回は良しとしましょう。」

蘭子「ありがとう。キャスター」

キャスター「蘭子はまだ聖杯戦争についてはよく知りませんので仕方ないですね」

キャスター「早めに帰りましょう。蘭子」

蘭子「はい!」

暫く放置していてすみませんm(__)m
これから頑張って書いて行きます!


登場するサーヴァントはステイナイト等のサーヴァントとは異なります。派生作品の英霊と同じ英霊が出ることがありますが別個体だと思ってくださいw

よろしくお願いしますm(__)m


同時刻 某ライブ会場

武内P「本日で7人のマスターが揃ったそうです。」

アサシン「そう、あんたも大変ね。聖杯戦争になんか巻き込まれて」

武内P「いえ…」

アサシン「まあこれでやっと戦えるわ」

武内P「はい。ですが約束はしっかり守って下さい」

アサシン「わかってるって」

アサシン「それより近くにサーヴァントの気配があるわ」

武内P「はい」

アサシン「あたしが様子を見てくるわ。あんたは先に帰ってて」

武内P「ですが…」

アサシン「出過ぎた真似はしないわ。それでいいでしょ。」

武内P「わかりました」


アサシン「このへんかー…」

アサシン「戦闘の形跡があるけどもう終わったあとかー」

アサシン「まあ仕方ないか。せっかく召喚されたんだしセイバーあたりと戦って見たかったんだけどね。」

アサシン「何もないようなら早めに戻るか。まだ聖杯戦争は始まったばかりだし」


アサシン「…っ!誰だ!」


ライダー「サーヴァントの気配を辿ってきたが居たのはお前のような女だけか…」

アサシン「あんたもサーヴァントね」

ライダー「ライダーのサーヴァント。」

アサシン「マスターが居ないみたいだけど。」

ライダー「俺のマスターは貧弱でな。昨日の戦闘の影響で寝込んでしまってな。」

アサシン「単独行動のスキルなしに余り一人で動き回らない方がいいわよ。」

ライダー「ふん、まあいい。」

ライダー「それよりお前に戦う意思はあるのか」

アサシン「マスターにはやり過ぎ無いように言われてるけど当然サーヴァントと戦う為に来ている!」

ライダー「ならば、お前にはここで脱落して貰うとしよう。」


アサシン「あたしから行かせてもらう!」チャキッ

アサシン「はぁっ!」ズバッ

ライダー「珍しい剣を使うな…」フワッ

アサシン「よく動けるな!」

アサシン「はぁ!」ズバッ

ライダー「…」フッ

アサシン「かわされてばかりではあたしも面白くないんだけどね…」

ライダー「相手の攻撃パターンを把握するのも必要な事だろう」


アサシン「随分と慎重なんだな」

ライダー「それは違うな。」

ライダー「本来の攻撃とは軍隊による圧制!」

ライダー「ではこちらからも攻めるとしよう」

ライダー「お前を葬る!」

アサシン「そう来なくっちゃね!」

アサシン「こちらも全力で行くよ!」


ライダー「どれだけ戦えるか楽しみだ」ズズッ

アサシン「兵士の召喚!それがあんたの宝具か!」

ライダー「これは俺の宝具のひとつ。まあ今は本来の力は出し切れないがな。」

ライダー「しかしお前を仕留めるには充分」

ライダー「さあ来るがいい!」

アサシン「望むところよ!」


武内P「アサシンさん!様子見と言っていたはずですが…」

アサシン「っ!マスターどうして此処に!帰っていてと言ったはず何だけど。」

武内P「はい。ですが戦闘を行うなら事前に準備が必要です。マスター不在では思うように力も発揮出来ないでしょう」

ライダー「お前のマスターか。ならマスター共々くたばるがいい。」

ライダー「行け!我が兵士よ!」

武内P「はぁっ!」ドゴッ

ライダー「何っ!…俺の宝具が…!…たいしたマスターだな…」

ライダー「やはり今は魔力の供給がたりないか…」

武内P「今日はここまでです。帰りますよアサシンさん。」

アサシン「わかったわ…」


ライダー「…」

武内P宅

アサシン「あそこでライダーを仕留めておくべきだったと思うけど」

アサシン「あのサーヴァントかなり厄介よ」

武内P「はい。だからこそ準備が必要です。」

アサシン「まああんたがそう言うなら従うわ」

武内P「私はあのサーヴァントの対策を考えますので」

アサシン「次は確実に倒すわ!」

武内P「はい」

深夜

卯月「ん~。今度のイベントは凛ちゃんと未央ちゃんの足を引っ張らないようにしないと…」

アーチャー「まだ起きて居たのかマスター」 

卯月「アーチャーさんお帰りなさい!どこに行ってたんですか?」

アーチャー「なに、少し町の様子を見てきただけよ」

卯月「なるほどー。」

アーチャー「頑張るのもよいが余り根を詰め過ぎるなよ。」

アーチャー「我も幼少より弓の修業を積み重ねて来たがやり過ぎるのも良くないぞ」

卯月「はい!気遣いありがとうございます」

アーチャー「邪魔してすまなかったな。しかし早めに休めよ」

卯月「はい!がんばります!」

アーチャー「いや、早めに休め」


深夜 346プロダクション

セイバー「やはり此処に敵が居た形跡があるな」

千秋「やっぱりそうね」

千秋「まだ魔術や結界は仕掛けてないみたいだけど」

セイバー「恐らく此処を拠点にと考えているのだろう…」

セイバー「相手のマスターには心あたりがあるんだろう」

千秋「ええ…」

千秋「けど、挑んで来るからには誰であろうと容赦はしないわ」

セイバー「そうか。」

千秋「まあ彼女は気付いてなかったみたいだけど」

セイバー「不意を付くのは好まないだろうが、あちらのマスターには気をつけておけよ」

千秋「より慎重に探って見るわ」


ランサー「なるほど、このプロダクションにはマスターが複数いるようですね…」

千秋「…っ!」

セイバー「いつまでそこで盗み聞きしているのかと思ったよ」

千秋「気付いていたなら言ってほしいわ…セイバー…」

セイバー「何もして来ないならばそれで構わないと思ってな」

セイバー「だがマスターに危害を加えないように注意はしていた」

千秋「…」


セイバー「しかし話かけて来たからには戦う意思があるのだろう?」チャキッ

ランサー「今日は様子見だけのつもりでしたが仕方ありませんね」スッ

千秋「ランサーのサーヴァント…」

セイバー「はぁっ!」キンッ

ランサー「…!」キンッ

セイバー「はぁぁ!」キン

ランサー「っ!」キンッ

セイバー「はぁぁぁ!」ズバッ

ランサー「くっ!」ズズズ

ランサー「流石はセイバー…かなりの剣技…」

セイバー「どうした?ランサー」

セイバー「槍兵には最速の英霊が選ばれると言うが槍兵の機動力を出し切れていないようだが」

ランサー「言ってくれますね…」


ランサー「今はステータスが下がっているのも事実です…」

ランサー「あまり手の内は明かしたくはなかったのですが…」

セイバー「何っ!」グッ

千秋「セイバー!」

セイバー「動けない!これは宝具か…!」

セイバー「いつ仕掛けた!」

ランサー「それは知る必要はないでしょう」

ランサー「これで終わりです」チャキッ

ランサー「はぁっ!」ザクッ

ランサー「この手応えは…」スッ

千秋「セイバー!」


セイバー「いや、大丈夫だ。マスター」

セイバー「その攻撃では俺は倒せない!」

ランサー「不死身の肉体…いえ貴方のは呪いに近いですね…」

セイバー「お互い相性が悪いかもな」

ランサー「ええ」

セイバー「今日の分けと言うことにしないか?ランサー」

ランサー「わかりました。今日はここまでいいでしょう」

ランサー「しかし次はそうは行きません!」

セイバー「ああ」

ランサー「ではこれで!」


千秋「勝手な事はしないでもらえるかしら?」

セイバー「ああするのが最善だったと思ってね」

千秋「あなたの宝具があればあそこでランサーを倒せたわ!」

セイバー「そうかもしれないが、やつ本来の武具で挑まれては俺もあの時は危なかったよ…」

千秋「ランサーの正体に気付いたのね?」

セイバー「ああそうだマスター」


わかりにくいかと思いますので登場するサーヴァントの性別をまとめておきます


キャスター →女
セイバー  →男
アーチャー →男
ランサー  →男
ライダー  →男
バーサーカー→男
アサシン  →女

となっています!
よろしくお願いします!
いつもコメントくれる方ありがとうございます!


03:望みの為に

前日 教会

ちひろ「サーヴァントが揃って来ましたね!聖杯が現れるまでもうすぐです!」

クラリス「サーヴァント召喚の支援をしているようですね。ちひろさん。」

ちひろ「はい!マスターをサポートするのも私の役目ですので!」

クラリス「しかし、聖杯を手に入れる為にこのような争いをしないといけないのですね…」

ちひろ「聖杯はサーヴァントが最後の一騎になるまで現れないので仕方ないですね…」

ちひろ「ですが、これも完全なる聖杯を呼び出す為に必要な事ですから!」

クラリス「私も必要とあれば相応の対処をしますので…」

ちひろ「はい!」

クラリス「…」


さくら「あの…」ガチャ

ちひろ「あ、来たみたいです!」

クラリス「ちひろさんへの来客ですね、私は席を外すとします。」


さくら「聖杯があれば私も二人の力になれるんですね?」

ちひろ「はい!聖杯はどんな願いでも叶える事が出来ますよ!」

ちひろ「サーヴァントにもまだ空きがありますので聖杯戦争に参加するなら召喚の準備を手伝いますよ!」

さくら「私はいつもイズミンとアコちゃんに助けて貰ってるから…」

さくら「少しでも二人の役に立ちたくて…」

ちひろ「聖杯戦争に参加するならサーヴァントを失うまでリタイア出来ませんよ!命も狙われるでしょう。覚悟はありますか?」

さくら「はい」

ちひろ「わかりました。では早速サーヴァントと契約しましょう!」


ランサー「聖杯を手に入れるまでの間よろしくお願いしますね、マスター。」

さくら「はい。よろしくおねがいします。」

ランサー「マスター。あなたの願いは本当に聖杯を使わなければ叶わないのですか?」

さくら「それは…」

ランサー「私は聖杯を悪用しようとするものは許しません。そのために私が聖杯を手に入れます。」

ランサー「望みとは自分で叶えるから意味があるのですよ。」

時間戻ってアーチャーとの戦闘の次の日

蘭子「我が魔力…が…」フラフラ

みく「蘭子ちゃん大丈夫かにゃ」

蘭子「大丈夫です…」

アーニャ「らんこ、少し熱があるみたいですね…」

みく「今日はプロデューサーさんに言ってお休みもらった方がいいと思うよ?」

蘭子「休みだったばかり…ですので…」

みく「みくから言っておくにゃ!」

蘭子「はい…」


キャスター「蘭子、疲れているようですね…」

蘭子「いえ…」

キャスター「蘭子にはだいぶ無理をさせてしまっていますね…」

蘭子「我は不滅よ!(ぜんぜん大丈夫です!)」

キャスター「そうですか…ありがとう蘭子」

キャスター「蘭子の部屋には蘭子なりのこだわりを感じますね!」

蘭子「キャスターと出会ってまだ数日だけど…ずっと居たような感じがします…」

キャスター「ふふ、私もです蘭子」


キャスター「蘭子は魔術を習っていないのですよね?」

蘭子「はい…」

キャスター「蘭子、この宝石は?」

蘭子「えっと…最近出来たお店で…魔法陣のポスターと一緒について来たものです。」

キャスター「そうでしたか。」

蘭子「?」

キャスター「いえ、たいした事ではないのです」


キャスター「蘭子は絵を描くのが趣味何ですね。」

キャスター「このスケッチブックは蘭子のお気に入りですか?」

蘭子「我がグリモワールよ!(そうです!)」

キャスター「何が描いてあるのです?」

蘭子「そ、それは我が第二形態。我が本来在るべき姿。(ラ、ライブの衣装をイメージして描いたんです~)」

キャスター「他にはどんなものが?」

蘭子「き、禁忌に触れるな!(は、恥ずかしいのであまり見ないでくださ~い)」

キャスター「ふふ、失礼しました」


キャスター「それと蘭子に話しておくべき事があります。」

キャスター「事前に話しておくべきでしたが…令呪についてです。」

蘭子「レイジュ…?」

キャスター「令呪とはサーヴァントとの契約の証でもありサーヴァントに対する絶対命令権でもあります」

キャスター「蘭子がアーチャーとの戦闘で私に対して使いました。」

キャスター「蘭子はあの時アーチャーに攻撃を仕掛ける私に待てと言う命令をしました。」

蘭子「あの時の…」

キャスター「令呪は三回まで使えますが最後の一回を使うと私との契約が切れてしまいますので気をつけてくださいね。」

キャスター「出来るだけ蘭子には今まで通りの平和な生活していて貰いたいのですが…契約が切れてしまっては私の目的も果たせなくなってしまいます…」

蘭子「承知した!(わかりました!)」

キャスター「私の望みを叶える為に改めてよろしくお願いします!蘭子!」

キャスター「体調が悪いのに話に付き合わせてしまって申し訳ありません。」

キャスター「では今日はゆっくりお休みください。蘭子。」


千秋「セイバー、346プロを拠点にと考えていたのはランサーとは別の陣営よね?」

セイバー「そうだろうな。あいつがあの場所に居たのは俺達と同じ目的だろう」

セイバー「最初にいたのは恐らくキャスター陣営かライダー陣営だろうな」

千秋「拠点を持って戦おうとするなら確かにそうね。」

千秋「でもキャスター陣営が痕跡を残すような事するかしら?」

セイバー「何もキャスターだからといって必ず優秀な魔術師の英霊が選ばれる訳じゃないさ」


千秋「彼女が召喚したのはキャスターかライダーね…」

千秋「まあ、聖杯戦争の戦い方を把握してない素人には変わり無いわ。バーサーカーのマスターなら聖杯戦争の知識が乏しいなんて事はないでしょうしね。」

セイバー「そうだな、マスター」

千秋「それでランサーだけど次は遅れを取るような事は無いんでしょ?セイバー。」

セイバー「ああ勿論だよ、マスター」

セイバー「マスターを勝利させるのが俺の役目だからな。」

千秋「私は参加するからには必ず一番になりたいの」

千秋「セイバーも聖杯で叶えたい願いがあるのでしょ?」

セイバー「マスターそろそろ仕事の時間だろ?」

千秋「ええ、言われなくてもわかっているわ」

04:強敵


かつて神に仕え活躍していた者がいた

その者は主神の命によりとある戦いに参加する

しかし主神の命を背いてしまう

命令を破った事で怒りに触れたその者は神性を剥奪される

長い眠りに付き再び目覚める

その後の人生は騙し騙される人生

最後には自害しその人生を終える


蘭子「ん…夢…」

ガチャッ

キャスター「蘭子起きたのですね。」ガサゴソ

キャスター「コンビニでアイス買って来ましたよ!」

キャスター「どうぞ」つアイス

蘭子「ありがとうキャスター」

蘭子「これは…漆黒のモノリス!何故この地に!(ブラックモンブラン!東京にあるんですか!)」

蘭子「おいしいです」ペロペロ

キャスター「そうですね」ペロペロ

蘭子「サーヴァントってお買い物出来るんですか?」

キャスター「キャスターですので!」

蘭子「そうなんですか?」

キャスター「ふふ、体調は良くなりましたか?蘭子」

蘭子「だいぶ良くなりました!」

キャスター「そうですか。安心しました。」


蘭子「これから今後の予定の確認にプロダクションに行ってみようと思います。」

キャスター「無理をしなくても…電話などで済ませればいいと思いますが」

蘭子「大丈夫です!」

キャスター「そう言うのなら分かりました。真面目ですね、蘭子は。」

蘭子「いえ…普通です!」

346プロダクション

ちひろ「蘭子ちゃん体調は大丈夫何ですか?みくちゃんが今朝蘭子ちゃんが熱を出したって言ってましたよ。」

蘭子「無論だ!(大丈夫です!)」

蘭子「我が友は何処へ…?(プロデューサーは今居ないんですか?)」

ちひろ「もうすぐ戻ると思いますよ!」

蘭子「承知した!(ありがとうごさいます!)」

武内P「只今戻りました。」

ちひろ「プロデューサーさん蘭子ちゃんが待ってますよ!」

武内P「わかりました。」


武内P「神崎さんもう大丈夫何ですか?」

蘭子「うむ!(はい!)」

武内P「今後のスケジュールの確認ですね」

   ーーーーー

武内P「といった感じです」

蘭子「あの…今日は休んでしまって…ごめんなさい」

武内P「いえ今日の予定は後日にずらす事が出来ましたので問題ありません」

武内P「帰りは寮まで送りましょうか?」

蘭子「大丈夫です!」

武内P「では気を付けて下さい。」

蘭子「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」

帰り道

蘭子「明日からまたしっかり頑張ろう」

キャスター「蘭子!」

蘭子「キャスター…?」

キャスター「サーヴァントの気配がします!」

蘭子「また敵…?」


こずえ「こんにちはー」


蘭子「…!」

こずえ「あなたもますたー……?このまえのひとには…にげられちゃったのー……」

こずえ「こずえ………せいはい………てにいれるのー………」

バーサーカー「――!!!」

キャスター「バーサーカーですか!」

蘭子「確か狂戦士…」

キャスター「蘭子下がっていて下さい!」

蘭子「わかりました!」

こずえ「おねがいねー………ばーさーかー……」


バーサーカー「―――!!!」ダッ

キャスター「はっ」キンッ

剣で挑むキャスター

キャスター「くっ…流石はバーサーカー…」

バーサーカー「―――!!!」

キャスター「はぁぁぁ」バキッ

キャスター「剣が…」

こずえ「そんなのは…ばーさーかーにきかないのー…」

キャスター「キャスターとして与えられた借り物のスキルで創った武器では駄目ですね…」


キャスター「蘭子!宝具を使います!」

キャスター「傷ついた悪姫!(ブリュンヒルデ!)」バサッ

蘭子「この前の…!」

こずえ「おそらとんで……たのしそー……」

こずえ「ばーさーかー…がんばってー………」

バーサーカー「ーーー!!!」

キャスター「はぁぁぁぁ!」ゴゴ

蘭子「魔法攻撃!?」

キャスター「これが私の宝具の力です!」ゴッ

キャスターの攻撃がバーサーカーを包み込む

バーサーカー「ーーー!!!」

    ーーーーーーーーー

蘭子「倒したんですか?」

キャスター「いえ……」


こずえ「ばーさーかー……だいじょうぶー………?」

バーサーカー「ーーー!!!」

こずえ「さすが………ばーさーかー…」

キャスター「まだのようですね…」

蘭子「あの攻撃を受けて…」

キャスター「こちらもそれなりのランクの宝具なんですが…」

キャスター「恐らくは力だけでなく不死身も逸話に持つ英霊…」

キャスター「(もうひとつの宝具は今の私では魔力が足りない…)」

蘭子「キャスター…どうすれば……」

キャスター「ここは一度退いた方が良さそうですね…」


キャスター「蘭子は逃げて下さい!」

蘭子「でも!」

キャスター「私なら大丈夫ですから!」

バーサーカー「ーーー!!!」ダッ

キャスター「!?」

バーサーカー「ーーー!!!」ドゴ

蘭子「キャスター!!」

吹き飛ばされるキャスター

キャスター「バーサーカー相手に正面から挑むのはきついですね…」

こずえ「とどめ……ばーさーかー………」

バーサーカー「ーーー!!!」ダッ

蘭子「危ない!!キャスター!」

キャスター「(宝具を使用したばかりで魔力が…)」

バーサーカー「ーーー!!!」


バーサーカーの攻撃を受け止めるサーヴァント

セイバー「バーサーカー相手なら少しは楽しめそうだな!」チャキッ

こずえ「だれー………?」

キャスター「っ!…セイバーのサーヴァント…!」

蘭子「キャスターっ!」

キャスター「私は大丈夫です、蘭子それより…」

セイバー「別にお前を助けたわけじゃない」

セイバー「サーヴァントとして召喚された以上強い者と戦いたいからな」

キャスター「…」


セイバー「死にたくなければ下がっていろ!キャスター!」

こずえ「まとめてたおすのー……やっちゃって………ばーさーかー………」

バーサーカー「ーーー!!!」

セイバー「はぁっ!」キンッ

バーサーカー「ーーー!!!」ガッ



千秋「また勝手に……」

千秋「全く…もう!」


蘭子「キャスター怪我が…」

キャスター「問題ありません蘭子。」

千秋「あなたは確か…」

千秋「まあいいわ。」

千秋「バーサーカーは引き受けるわ。あなた達はここから去りなさい。」

キャスター「ですが…」

蘭子「行こうキャスター…」

キャスター「わかりました…」

蘭子「キャスターを助けてくれてありがとう…」

千秋「セイバーが勝手にやった事よ」


千秋「これだけ346プロからの参加者が多いとなると…」

千秋「これは早めに手を打っておかないと無関係の人を巻き込む事になるわ…」

千秋「とりあえず今はバーサーカーね…」


セイバー「これは思ったより厄介な相手だな…」キンッ

バーサーカー「―――!!!」ガッ

こずえ「きゃすたーにはにげられちゃったのー………」

セイバー「これほどの不死性恐らくは…」


こずえ「こずえそろそろ……ねむくなってきたのー……」

こずえ「もうかえるよー……ばーさーかー……」

こずえ「…またねー………」

セイバー「まあ、いいだろう…」

蘭子 部屋

蘭子「キャスター大丈夫ですか…?」

キャスター「はい、傷も次期に癒えるでしょう。」

キャスター「(しかし、今の私にバーサーカーに勝つ手はない…)」

某所

アーチャー「…」スッ

ランサー「待って下さい。争いに来たわけではありません。」

アーチャー「よく我の居場所がわかったな…。」

アーチャー「何の用だ…」

ランサー「話があって来ました。」

アーチャー「…?」

ランサー「マスター。」

さくら「はい、えっと…」

05:協定


蘭子「夢を見た…」

きっかけは主神の命によってとある家同士を争わせ、ある戦士をはじめとした者たちを迎え入れる策略を任されたことだった。


しかし、ある戦士とその妹が恋仲にあり、息子を身籠っていることを知ってしまう。

情に流されてしまった私は主神の命に反して情を入れ込んでしまった片方の家を勝たせてしまう。 

命に背き勝手な行動をとってしまった私に激怒した主神は、私から神格を奪い、人間の男と共に、生を過ごす罰を下した。

そして長い間私は、炎の壁に囲まれた祭壇で長い眠りに着くことになった。

その時が来るまで。


蘭子「これはキャスターの過去…?」

キャスター「蘭子どうかしましたか?」

蘭子「何でも無いです!」

蘭子「キャスター怪我は…?」

キャスター「もうほとんど大丈夫です!」

蘭子「良かったー…」

キャスター「これからはより気を付けなければいけませんね…」

キャスター「他の陣営もこれから活発になって来るでしょう…」

蘭子「あのキャスターは…」

キャスター「何ですか蘭子?」

蘭子「何でもないです」

蘭子「我が友よ!魔力の補給をするとしよう!(ご飯食べましょ!)」

キャスター「はい!」

セイバー陣営

千秋「バーサーカーは厄介そうね…」

セイバー「そうだな」

千秋「他のマスターと協力するって手もあるけど…」

セイバー「もし協力を求めるならランサーだろう。奴の宝具なら神性の高いあのバーサーカーなら倒す事が出来るだろうからな」

千秋「あのバーサーカーがどこの英霊か大体の見当はついてるようね。」

セイバー「ああ」

千秋「それと貴方が助けたサーヴァントだけれど何か心当たりは…?」

千秋「貴方と関わりのある英霊だと思ったんだけど…」

セイバー「いや、覚えはないな。」

千秋「そう…、昨日のサーヴァントはキャスターよね?あのサーヴァントと手を組むと言うのはどう?」

セイバー「マスターもわかっていると思うがあのサーヴァントはバーサーカーと相性が悪いだろう。」

セイバー「キャスターのマスターは聖杯戦争に巻き込まれたといった感じだろうしな」

千秋「そうね…」

千秋「バーサーカーを倒すよりマスターを倒す方が当然いいのだろうけど何か得体の知れなさがあるわ…」

セイバー「バーサーカーに俺一人で挑めば必ず令呪を使わなければいけなくなるだろう…」

千秋「そうなると残りの戦いが苦しくなるわね…」

千秋「まだ他の陣営が大きく動いてない以上なるべく令呪は温存して置きたいわ。」

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