十代「二十三次元か」 遊星「はい」 遊馬「多いよな」 遊矢「確かに」 (36)

遊馬「今どんぐらい見つかったんだ?」

遊星「合計で十一・・・のはずだ」

十代「けどよ二十三だぜ二十三!凄くねえか?」

遊矢「それだけデュエルを愛している人が居るんだよな」

遊馬「何処かで何かの拍子に出会えるかもしれねえよな」

十代「そう考えるとワクワクするぜ!」

遊矢「俺も!」

遊星「俺もだ」

遊馬「二十三次元すべてにかっとビングだぜ!」

十代「そんじゃ俺はガッチャだな!」

遊星「フッ」

遊矢「ハハハ!」

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小鳥「遊馬!何処に行ってたのよ!」

遊馬「ん?十代さんと遊星さんと遊矢とな」

小鳥「お客様よ。遊馬に」

遊馬「客?俺に?」

小鳥「うん!ほら真紅眼の黒竜の赤ちゃん覚えてる?」

遊馬「あのデュエルモンスター次元の・・・まさか」

小鳥「ドラゴン・ウィッチが遊馬を訪ねに来たのよ」

遊馬「あいつが!?」

小鳥「うん」

遊馬「何だろうな・・・妙な予感がするぜ」

小鳥「どうするの?」

遊馬「会うしかねえじゃん、それで何処に居るんだ?」

小鳥「カイトの家で待ってるわ」

遊馬「じゃあ行くか」

小鳥「うん!」

ドラゴン・ウィッチ「遊馬!」

遊馬「久しぶりだな」

小鳥「カイトも久しぶりね。怪我はもう治った?」

カイト「あの程度で俺が寝込むと思っているのか」

遊馬「ミザエルも居るのか」

ミザエル「カイトに呼ばれてな」

カイト「ドラゴンと言えばミザエルだ」

遊馬「それで俺に相談ってのは?」

ドラゴン・ウィッチ「こいつだ」

黒竜の雛「ピーピー!」

遊馬「少し大きくなったな、こいつ」

小鳥「この子の事?」

ドラゴン・ウィッチ「成長すれば真紅眼の黒竜になる・・・そこからが問題なんだ」

遊馬「ふーん・・・問題って?」

ドラゴン・ウィッチ「ああ!」

遊馬「そこからのさらなる進化を相談したいって!?」

ミザエル「真紅眼の黒竜とは別名・可能性の竜と呼ばれている」

小鳥「可能性か」

ミザエル「メテオ・ドラゴンとの融合でメテオ・ブラック・ドラゴンへデーモンの召喚との融合でブラック・デーモンズドラゴンへデーモンと名のつくモンスターとの融合で悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴンへ」

ミザエル「そしてリリースする事により真紅眼の闇竜へ手札からの特殊召喚によりレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンへ」

ミザエル「デュアルモンスターの真紅眼の黒炎竜へ少し違うが真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモンへ」

ミザエル「装備魔法によりレッドアイズ・ブラックメタルドラゴンへ」

ミザエル「そしてエクシーズの真紅眼の鋼竜」

ミザエル「さらにSin真紅眼の黒竜や真紅眼の不死竜に真紅眼の飛竜、黒鋼竜などが居る」

遊馬「ふーん・・・けどさ、それってカードでの話なんだろ?」

カイト「デュエルモンスター達はどのように進化するんだ?お前の同族はどうなんだ」

ドラゴン・ウィッチ「・・・いや」

小鳥「まさか知らないんじゃ」

ドラゴン・ウィッチ「・・・面目ない」

ミザエル「・・・」

遊馬「じっくりと考えてやろうぜ!」

遊馬「俺はエクシーズの真紅眼の鋼炎竜がいいな!」

カイト「それは俺も聞いた事が無いな」

小鳥「カイトでも知らない事があるんだ」

ミザエル「それならカイトが遊矢とデュエルをしている時に天上院吹雪が来てな」

小鳥「吹雪さんが?」

ミザエル「吹雪は見事に真紅眼の鋼炎竜を創造し元の次元へと帰って行った」

遊馬「けど真紅眼の闇竜も捨て難いよな!」

小鳥「どうして?」

遊馬「名前がカッコいいじゃんか!」

カイト「不死竜はアンデット族か」

ドラゴン・ウィッチ「あっ」

ミザエル「どうした?」

ドラゴン・ウィッチ「シンクロモンスターが居ないぞ」

カイト「言われてみればそうだな」

遊馬「ここまで来たなら居るよなミザエル!」

小鳥「そうだよね!」

ミザエル「・・・」

遊馬「まさか居ないのか?」

ミザエル「いや」

カイト「ジャックのモンスターは確かレッド・デーモンズ・ドラゴンだったな」

小鳥「ジャックさんか!」

遊馬「これで悩みが解決だぜ!」

ミザエル「カイト・・・」

カイト「そうなんだろ」

ドラゴン・ウィッチ「お前はどうだ?」

黒竜の雛「ピーピー!」

ドラゴン・ウィッチ「そうか」

遊馬「何だって?」

ドラゴン・ウィッチ「好きにしろ。道を開くのはお前自身だ・・・と言っている」

遊馬「だよな」

小鳥「こういうのはあなたが自分でその赤ちゃんと一緒に考えた方がいいんじゃない?」

ミザエル「相棒とお前のな」

カイト「時期が来れば答えは見つかるだろう」

ドラゴン・ウィッチ「わかった。考えてみよう」

遊馬「そう言えばどれぐらいで成長するんだ?」

ドラゴン・ウィッチ「デュエルモンスターもデュエリスト同様に1年ごとに成長して行く」

ミザエル「そうか」

カイト「見た目は違うがそこら辺は人と大差が無いのか」

ドラゴン・ウィッチ「勉強になったぞミザエル!お前は生粋のドラゴン使いのようだ」

ミザエル「私以上のドラゴン使いはおそらくあらゆる次元を探しても居ないだろう」

ドラゴン・ウィッチ「それほどの使い手なのか!?」

遊馬「何たってカイトとミザエルは月でデュエルする程の奴らだからな!」

ドラゴン・ウィッチ「月・・・あの月か!」

遊馬「そう、あの月だぜ!」

ドラゴン・ウィッチ「どうりで何か違うと思ったら・・・すごいな」

カイト「フッ」

ミザエル「ドラゴンを知りたければ私を訪ねるがいい。ここが私の家の住所だ」

小鳥「いいのかな、勝手に住所教えて」

遊馬「いきなり来てもシャークが驚くだろうぜ」

数日後

小鳥「ドラゴン・ウィッチか・・・いっぱい友達ができたね」

遊馬「ああ!おっぱいデカいし美人だし!」

小鳥「遊馬」

遊馬「・・・」

小鳥「そういう話じゃないよね?」

遊馬「ああ・・・そうだな」

小鳥「今それって関係ないよね?」

遊馬「そうだな」

小鳥「真紅眼の黒竜の赤ちゃんの成長の相談なのにそんな事を考えてたの?」

遊馬「だ、だって男だぜ!俺」

小鳥「遊馬」

遊馬「・・・」

小鳥「流石に軽蔑したよ。今の発言は」

遊馬「すまねえ・・・」





遊矢「いい天気だな・・・」

柚子「うん」

ユート「したな。俺の調べではこれで4回目だ」

黒咲「ユート」

ユート「隼!?驚かさないでくれ」

黒咲「また瑠璃と遊矢を尾行か」

ユート「いや違う」

黒咲「ちょうどいい。俺もあいつに用があったんだ」

ユート「用?」

黒咲「カイトとのデュエルはどっちが勝ったと思う」

ユート「デュエルの勝敗は本人同士が知っていればいいだけだ」

黒咲「確かにそうだが」

ユート「尾行はやめて帰るか」

黒咲「やはり尾行だったか」

ユート「ち、違う」

黒咲「まるで不審者だぞ、最近のお前は」

遊矢「手を握ろうかな・・・一度も握った事ないし」

柚子「ねえ遊矢!」

遊矢「う、うん?」

黒咲「さっきから手をブラブラさせてるな」

ユート「ああ」

黒咲「何故だ?」

ユート「遊矢は柚子の手を握りたいんだろう」

黒咲「手!?遊矢が瑠璃の手を!?」

ユート「そこまで驚かなくてもいいだろ」

黒咲「手か・・・手ならば認めるしかない。何故なら交際してるから」

ユート「どうした握るんだ手を」

柚子「遊矢の手・・・握っちゃおうかな」

黒咲「接吻系はダメだ。いいなユート」

ユート「そ、そうだな」

黒咲「瑠璃がふしだらな妹だとは思わんが遊矢は」

ユート「遊矢の誠実さは隼も知っているだろ」

遊矢「さすがに握ってもいいよな・・・けどな」

柚子「握るべきよね・・・キスしてるぐらいだもん」

遊矢「普通は手を握るのが先だよな・・・」

柚子「考えてみれば手を握るのが一番最初なんじゃないかな?」

ユート「何故だ2人とも・・・握るだけなら簡単じゃないのか?」

黒咲「そろそろ昼にするか、この辺に美味いラーメン屋の屋台が来ているらしいぞ」

遊矢「手・・・」

柚子「手・・・」

ユート「手・・・!握るんだ・・・!チャンスだぞ・・・!」

黒咲「お前は腹が減らないのか?」

ユート「いや・・・手が」

黒咲「仕方がない。俺が握らせてくるから4人でラーメンを食べに行こう」

ユート「待つんだ隼!」

黒咲「手ぐらいで何でマゴマゴしているんだ!?」

ユート「初心・・・だからじゃないのか?」

黒咲「初心なら仕方がない。しかし腹が減ったな」

遊矢「あ、あのさ柚子」

柚子「ん?」

遊矢「手をさ」

柚子「う、うん」

黒咲「ヘックシュ!」

遊矢「ん!?」

柚子「誰か居るの!?」

ユート「カーッ!カーッ!」

黒咲「カーッ!カーッ!」

遊矢「何だカラスか」

柚子「驚いた・・・」

ユート「危うくバレる所だった」

黒咲「もうバレてもいいだろ」

ユート「雰囲気を壊してはダメだ」

黒咲「そうか」

ユート「手を握るだけなんだ、難易度はかなり低いんだぞ2人とも」

黒咲「青春か・・・エクシーズ次元に平和が戻ったら謳歌したいものだ」

ユート「そうだな」

黒咲「ユートは瑠璃が帰って来たらするがいい。俺が許可する」

ユート「すまないな」

黒咲「だがシンクロ男と瑠璃の交際と十代と瑠璃の交際は認めんからな!」

ユート「十代は少し違うだろ。それにユーゴは交際も何も」

黒咲「いいや!認めない!」

ユート「隼!」

黒咲「先ずは俺を通すのが筋だ!違うか!?」

ユート「・・・」

黒咲「その点では遊矢は俺とデュエルした!筋の通った男だ」

ユート「そ、そうだな」

遊矢「何を悩んでるんだ俺・・・こういう時は男の俺がリードしないと」ギュッ

柚子「あっ・・・」

黒咲「そもそも俺は・・・ユート!俺の話を」

ユート「ついに握ったんだな」

遊矢「・・・」

柚子「・・・」

遊矢「暖かいな」

柚子「え?もう春だしね」

遊矢「柚子の手だよ」

柚子「そう?遊矢の手も暖かいよ」

遊矢「へへ」

柚子「ふふ」

遊矢「暖かいな。本当に」

柚子「うん・・・そう言えば遊矢が寝込んでたから言うの忘れてたね」

遊矢「何を?」

柚子「お帰りなさい遊矢」

遊矢「・・・ただいま柚子」

ユート「・・・青春か」

黒咲「飯でも食べに行くか?俺の奢りだ」

ユート「ああ、すまんな」

黒咲「手を握ってやってもいい。俺が」

ユート「それは勘弁してくれ」

数日後

遊矢「今日は寒いな」

柚子「こうすれば暖かいんじゃない?」ギュッ

遊矢「・・・暖かいな」

柚子「暖かいね」

ユート「これが合言葉か」

黒咲「また見ているのか」

ユート「・・・」

黒咲「お前の気持ちもわからんではないが遊矢は遊矢でユートはユート、瑠璃は瑠璃じゃないか」

ユート「・・・そうだな」

オベリスクフォース「エクシーズ次元の残党発見!」

オベリスクフォース「仲良しこよしで何やってんの!」

黒咲「フンッ!」ドスッ

オベリスクフォース「ぐっ!」

黒咲「ユートから青春を奪った下劣な融合次元の連中が何のようだ?」

ユート「柚子が狙いなんだろう。隼」

黒咲「デュエルだ、さっさと終わらせて瑠璃達を尾行せねばならん!」





ジャック「遊星!現金輸送車が襲撃されたぞ!」

遊星「何!?」

クロウ「どういう事だよ。それ!」

ジャック「わからんがやられたらしい」

クロウ「これはさすがに俺達の管轄じゃ」

ブルーノ「だよね」

ジャック「それがその現金輸送車の近くに俺達の知り合いが居てな」

遊星「知り合い?誰だ?」

ジャック「DT次元のフレムベル・アーチャーだ」

クロウ「あいつかよ!」

遊星「それでアーチャーは!?」

ジャック「第一容疑者として連行されたようだ」

クロウ「どうするよ遊星」

遊星「俺達が動かねばならない!」

ブルーノ「そう来ないとね!」

遊星「救わねば、別次元の友を!」

遊星「牛尾」

牛尾「遊星か、おい!遊星が来たぞ!」

アーチャー「遊星か・・・すまない」

クロウ「こいつはやっちゃいねえよ!」

牛尾「それぐらい俺もわかってる。そう喚くな」

遊星「そもそも俺達の次元でアーチャーの次元では通過が違う」

ジャック「そうだぞ」

牛尾「だがよ・・・一体誰が何の目的で現金輸送車なんかを」

遊星「それは俺が調べる」

牛尾「形式上こいつは一応ここで預かっとくからな」

遊星「頼む」

牛尾「なーに客人に手荒な真似はしねえよ。それに見た目は俺らと違うがいい目をしてるぜ」

ジャック「俺達が必ず犯人を探し出す!」

クロウ「安心しろよ!」

遊星「さあ行こうか」

ジャック「犯人の目処は付いているのか?」

遊星「いや」

ブルーノ「ここが現場だね」

クロウ「しかしアーチャーは何で俺達の次元に?」

遊星「アーチャーが来るとすればワームを追ってきた可能性がある。これは」

ブルーノ「何だろう?」

遊星「この臭いと粘り気はワームの唾液・・・」

ジャック「ワームがフレムベルの勇者を罠にかけたとでも言うのか?」

クロウ「けど、そこまでの知恵なんてねえだろ」

遊星「いやかつてのデュエルにおいて知能の高いワームも居た・・・」

ジャック「なら知能の高いワームが金を?」

クロウ「奴らなら金を盗まなくても欲しい物なんて強奪するんじゃねえか?」

遊星「・・・取り引き」

ブルーノ「取り引き?」

遊星「若しくは何者かに頼まれて現金輸送車を襲撃した。そう考えられる」

鬼柳「遊星!ここに居たんだな!」

ジャック「どうした?何かあったのか?」

クロウ「悪りいが今は」

プラシド「俺もこいつと現金輸送車襲撃犯を追っていてな」

ジャック「珍しいなお前が進んで動き出すとは」

プラシド「あの中には俺の給料もある」

遊星「それで何があったんだ?」

鬼柳「アジトだ」

ジャック「アジト・・・まさか!?」

遊星「間違いない。例の組織が絡んでいる」

プラシド「改造デュエリストか」

ブルーノ「ワームと改造デュエリストが手を組んでんじゃ」

遊星「案内してくれ」

鬼柳「こっちだ、ついて来い!」

クロウ「よく鬼柳と一緒に暴れなかったな」

プラシド「ここで遊星に借りを作っておくのも悪くはない」

「イーッ!」

「約束の金とかいう物だ」

「ならばお前も我々に例のブツを渡せ」

遊星「その取り引きは待ってもらおうか!」

「不動遊星!?」

「それに遊星一派の連中まで!」

プラシド「誰が遊星一派だ、訂正しろ」

遊星「何の目的だ!」

「クワックワックワッ!それを言う必要などない!」

ジャック「聞けワーム!貴様らがやった事によってアーチャーは濡れ衣を着せられたぞ!」

「所詮はフレムベルよ。一匹や二匹が死のうとどうって事は無い!」

ジャック「許せん!」

鬼柳「そんじゃデュエルと行こうじゃねえか!」

「イーッ!」

プラシド「こいつらは俺が斬り倒す。不動遊星!貴様に改造デュエリストとのデュエルを譲ってやる!」

遊星「わかった」

ジャック「ならば俺はワームだ」

「クワックワックワッ!」ビュッ

遊星「右腕のコブラで相手を締め上げる戦術を得意としているようだな」

「噛まれたらひとたまりも無いぞ!コブラの改造デュエリストを舐めるな!」

遊星「それはどうかな」

「何だと!?」

遊星「それだけでは俺を倒せんぞ!」ゴソゴソ

「な、何をする気だ!」

遊星「フッ」スッ

「ふ、笛・・・?」

遊星「そう、笛だ」

「笛なんぞで俺を操れると思っているのか!死ねェ!不動遊星!」

遊星「これは蛇を操る笛でな。こうすると」ピューッ

「か、身体が勝手に!?」

遊星「蛇の本能がそうさせる!」ピューッ

「う、動きが止まらん・・・ぐわああああああああああああ」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

遊星「落ちてしまったか、だがこの程度の高さならば生きているはずだ。そして元のデュエリストに戻ったはずだ」

ジャック「何と身軽なワームだ!」

「冥土の土産に教えてやろう!俺の名は!」

牛尾「ジャック!」

ジャック「牛尾か!?それに」

アーチャー「ワームとは俺が決着をつける!手を貸してくれ!」

ジャック「牛尾・・・お前」

牛尾「本人がこう言ってんだ。出すしかねえだろ」

ジャック「・・・わかった。スモール・ピース・ゴーレムを召喚!」

ジャック「俺はレベル3スモール・ピース・ゴーレムにレベル3フレムベル・アーチャーをチューニング!」

ジャック「シンクロ召喚!現れよフレムベル・ウルキサス!」

「なっ・・・」

ジャック「バトルだ!ワームを粉砕してやれ!!!」

ウルキサス「オオオオオオオオオオオオッッッ!!!」

「うわ・・・うわあああああああああああ」

ジャック「俺の・・・いや俺達の勝ちだ」

遊星「こっちも終わったぞ」

牛尾「これで全部か」

遊星「現金輸送車襲撃事件は無事解決か」

クロウ「けどお前は何でこっちに来たんだ?」

アーチャー「ワームを追ってな。何体かのワームがこっちへやって来ているようだ」

遊星「何だと!?」

鬼柳「ワームだろうが何だろうがドンと来いってんだ!なあ!」

プラシド「突っかかってきたら斬るまでだ」

牛尾「俺も極力協力するぜ」

遊星「それは頼もしい」

アーチャー「俺も何か情報を掴んだら君達に知らせる」

クロウ「もう行っちまうのか?」

アーチャー「戦いが待っている」

遊星「こっちも何か掴んだら知らせる。必ずな」

アーチャー「君達との絆に感謝したい」

プラシド「ちょっと待て、俺は無関係だ」

アーチャー「さらばだ」

プラシド「人の話を聞け・・・何て奴だ」

数日後

ボマー「そんな事があったのか?」

遊星「ああ」

クロウ「・・・遊星!ボマー!危ねえ!」

ボマー「こんな所にコブラ!?ぐああ・・・」

遊星「ぐわああああああああああああ」

ブチッブチッ

ジャック「遊星!」

ブルーノ「何かを食べられちゃったよ!」

クロウ「キンタマだ・・・あのコブラ!キンタマを食っちまった!」

ジャック「キンタマだと!?コブラは何処に逃げた!」

ブルーノ「あっちへ行ったよ!」

クロウ「逃がすか!」

ジャック「遊星を頼むぞ」

ブルーノ「うん!」

クロウ「待ちやがれ!」

ジャック「逃がしはせんぞ!」





ユーゴ「うげっ!?何だこりゃ・・・コブラか?」

遊矢「何やってるんだ?」

ユーゴ「見ろよ、こいつを」

柚子「やだ・・・コブラの死骸?しかも口から球を吐き出してる」

ユーゴ「すっげえ金ピカだ・・・欲しいか?」

遊矢「いいの!?」

柚子「ユーゴが見つけたのに?」

ユーゴ「いらねえよ!持ってけ泥棒!」

遊矢「泥棒って・・・」

ユーゴ「二つあんならお前ら持ってろよ」

柚子「どうする?」

遊矢「貰うか?」

柚子「そうね。それにしても綺麗な球ね」

遊矢「うん」

ユーゴ「ったくよ。お揃いってか?まあ別にいいけどよ」

ジャック「居たか!?」

クロウ「居ねえよ!」

ユーゴ「何やってんだ?」

クロウ「ユーゴじゃねえか!」

ジャック「コブラを見なかったか?」

ユーゴ「コブラ?それなら死んでたぜ」

ジャック「死んでいた!?」

クロウ「タマなかったか?」

ユーゴ「球?球ならあったぜ」

ジャック「どこだ!」

ユーゴ「遊矢と柚子にやっちまったよ」

クロウ「馬鹿野郎!そいつは遊星のキンタマだ!」

ユーゴ「嘘だろ!?」

ジャック「それで遊矢と柚子は!」

ユーゴ「あっちへ行ったぜ」

ジャック「あっちだな!」

遊矢「何の球だろうな」

柚子「高価な物だったりして」

遊矢「高価な物か・・・」

柚子「多分だけどね」

遊矢「売ったら・・・金になると思う?」

柚子「ど、どうしたの?真面目な顔して」

遊矢「いや俺に小遣いじゃ・・・」

柚子「お小遣いじゃ?」

ジャック「見つけた!キンタマを寄越せ!」

クロウ「バカ!いきなりキンタマはねえだろ!」

ユーゴ「あれが遊星のキンタマなら遊星はタマ無しか?」

クロウ「ああ」

ユーゴ「そいつはやべえな」

ジャック「早く元の場所にセットせねば遊星が女になってしまう」

ユーゴ「取り戻すしかねえよな」

クロウ「はぐらかして遊矢達からキンタマを貰うか」

数日後

十代「それでキンタマは無事に戻ったのか?」

遊星「この通り無事に」

遊馬「タマがもげちまう何て遊星さんらしいぜ!」

遊馬「十代さんは何処に行ってたんだ?」

十代「俺か?俺はコナミの居るTF次元にセレナとな。その後に色々あって勝鬨ってのとデュエルして」

遊星「こうやって色々な次元のデュエリストと交流を深めて俺達は成長して行く」

遊馬「そうだよな遊星さん!」

十代「そういや遊矢が居ないな?どこ行ったんだ」

遊星「デートですよ、柚子と」

遊馬「遊矢はデートばっかしてるよな」

十代「これからも居ろんな次元の奴らと出会うかもしれねえ」

遊星「ええ」

遊馬「夢はでっかく二十三次元のデュエリスト全員と仲間になろうぜ!」

遊星「ああ!」

十代「デュエリストは助け合いだからな!」









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