ベジータ「ブルマァ!! 俺もツーリング行きたい!!」(66)


~  カプセルコーポレーション  ~


ベジータ「・・・はぁ・・・はぁ・・・・っつ!!
     今日はここまでにするか・・・・」


ブルマ「ちょっとー ベジーター!!
    孫君達きてるわよ~!!」


ベジータ「なに!! カカロットが!! 今行く!!」


ベジータはシャワーを浴びてすぐに外に出た。


悟空「よう!!  ベジータ久しぶりだな!!」


ベジータ「何の用だカカロット!! 勝負の申し込みか!!
     よしっ!!  今から重力室でやるか!!」


ゴクウ「いやいや、今日は近くまで来たから寄ったんだよ!!」


ゴハン「どうも、ベジータさん。僕たちサタンシティーまで行く途中なんです。」


チチ「たまには親子で旅行だっぺよ~」


ベジータがよく見ると・・・・・


ベジータ「おまえら、その・・・機械に乗って来たのか?」


ゴハン「ベジータさん、これはオートバイって言う乗り物ですよ~」


ゴクウ「おめんちの会社も作ってるだろ~! ブルマも昔乗ってたぞ。
    ほんとおめぇ機械とか興味ないな~」


ベジータ「俺は重力室さえあればなにもいらん!!
     そもそも移動の機械なんぞサイヤ人に必要ない!!」



ゴハン「たまにはこうして乗るのもいい気分転換になりますよベジータさん。」


ベジータ「おやおや、カカロットさんともあろうお方が、
     空を飛ぶのにつかれちまったと言うのかい??」


ゴクウ「確かに舞空術や瞬間移動ですぐに行けるけどさぁ、
    のんびり地球の自然を見るのも悪くねーぜぇ?
    オラも最近乗り始めたんだけどさ・・・おめーも乗ってみっぺ?」


ベジータ「フン!! 修行にそんなもの必要ない!!」


ゴクウ「まぁまぁそういうなって。 そうだ、オラのブログに
    これまでツーリング行った写真とかのっけてるから見てくれよな!!」


ブルマ「あら~あんたブログなんてやるようになったの~
    ちょっとは人類に近づいたみたいね~」


チチ「これで働いてくれたら言うことねえべがな!!」


ブルマ「ベジータも一緒よ。ほんと純血のサイヤ人って働かないわ!!」


ベジータ「くそぅブルマのやつ・・・無職をばらしやがって・・・・」


ゴクウ「ま、おめぇも時間は有り余ってるだろうから、気が向いたら乗ってみろよ!
    またみんなでツーリングするかもしんねぇからさ!!」


そういうと、孫ファミリーは爆音を響かせながらカプセルコーポレーションを後にした。


ベジータ「ふん、そのブログとやらを見てやるか・・・・・」


ガチャっ


トランクス「どうしたのパパ! いきなり入ってきて・・・」


ベジータ「おいトランクス! お前カカロットのブログとやらを見れるか?」


トランクス「うん、見れるよ。前にゴテンに教えてもらったから。
      えっっと!  あった、これだ。」

ベジータ「見せろ!!」


ブログには、ゴクウがバイクでツーリングした楽しそうな内容が書かれていた。


ベジータ「あの野郎、すっかり平和ボケしちまいやがって・・・・
     ん?  コメントがあるな・・・」


リンクリ:この前は乙でした!!  また誘ってくれよな!!
     嫁も娘にいい家族サービス出来たよ!!  じゃあな。

ベジータ「これはクリリンか・・・」


マジュニア:先日は楽しかったです。途中別行動になってしまってスマン。
      無事あのjkはお持ち帰り出来ました。じゃ、またな。」

ベジータ「なにぃぃぃぃぃ!! ピッコロの野郎jkお持ち帰りだとぅ!!
     ツーリングするとそんな楽しみもあるのか?」


トランクス「パパjkって何?」


ベジータ「お前にはまだ早い。一人前のサイヤ人になったら分かる時が来る。」


トランクス「はーい!! ねぇパパ僕もツーリング行きたいなぁ。」

ベジータ「何?おまえ行きたか?」

トランクス「うん、前ゴテンもおじさんの後面白かったって行ってたし
      山でキャンプとかもしたりするんだって」

ベジータ「ふん、家族サービスか・・・・・
     無職の俺様の株をここいらであげておかなくてはな・・・・」


ベジータ「ブルマ!! バイクを出してくれ!!」

ブルマ「あらあら、早速孫君に刺激を受けちゃったようね。」

ベジータ「つべこべ言わずにさっさと用意しろ。トレーニングに入る。」

ブルマ「残念ね。まずcpはもうオートバイは作ってないのよ。」

ベジータ「なにぃ?」

ブルマ「ほとんどエアカーになっちゃったからね。
    でも、協力会社で作ってるからそこに行ったらあるわよ。」

ベジータ「そうか、場所を教えてくれ!!」


ブルマ「ちょっとまってベジータ!!
    オートバイにも種類があってね、免許が必要なのよ。」

ベジータ「免許だと、免許ならエアカーがあるじゃないか!」

ブルマ「エアカーの免許でも乗れないのよ。
    エアカー免許は一応50cc以下のオートバイ・・・つまり
    小さなバイクしか運転しちゃだめなのよ」

ベジータ「なんだとぅ!! えぇい面倒臭い法律作りおって!!
     国王にちょいと脅しをかけてくるぜ!!!」

ブルマ「国王脅てどうすんのよ!! 免許は教習所で取れるから
    そう焦るんじゃないわよ」

悟空の口調がチチになってるぞ

っか悟空ファミリーはちゃんと漢字で書いてくれ
違和感ハンパないぞ

>>11
了解


ベジータ「教習所・・・・あのエアカーの免許取ったところか?」

ブルマ「そうよ。あんたが何人も教官を病院送りにしたあそこよ!!
     ま、頭下げてもう一度行くことね!」

ベジータ「く、くそったれ!! 他に教習所はないのか?」

ブルマ「そうねぇ、もうやってるとこはあそこだけだし・・・・・  
     無いこともないんだけど・・・・・」

ベジータ「どこだ、他にやってるところは!!」

ブルマ「警察よ、け・い・さ・つ!!」

ベジータ「警察だとぉ?」


ブルマ「そもそも運転免許って警察が管理してるのよ。
    あんたが教習所卒業した時に免許もらったところあるでしょ?
    あそこで運転試験やってるの。」

ベジータ「運転試験・・・・卒業検定みたいなことか?」

ブルマ「簡単に言うとそうね。飛び込み試験って言われてるけど。
    ただ、す~っごく厳しいの。
    小さなミスをしただけですぐ落とされちゃうのよ。」

ベジータ「フン。トレーニングすればすぐ受かる!!」

ブルマ「みんな何回も行ってるから結構難しいのよ。
    でも合格したらすぐに免許くれるから、早く欲しいのなら
    教習所行くよりいいかもね。」

ベジータ「よ~し!! 俺は飛び込みで取るぞ!!」


           ~  翌日  ~

ベジータ「確かここだったな。また来ることになろうとはな!!
     受け付けは・・・・あそこか。」

受付「今日はどうされましたか?」

ベジータ「オートバイの免許をいただきにきた。さっさと試験とやらを準備しろ!!」

受付「ちょ、、、ちょっと待って下さいね・・・・」

ベジータ「早くしろ!!」

受付「ええ~と、オートバイの免許ですが・・・普通ですか?
   それとも大型でしょうか?」

ベジータ「むろん大型だ。」

受付「わ、わかりました。ではこちらの書類にご記入いただいて、
   あそこで印紙を買って、あちらの部屋で適性試験を受けてもらえれば
   試験が受けれるようになります。」

ベジータ「助かる!!」


無事書類を用意して、適正試験をパスしたベジータは
試験の開始を待っていた。

ベジータ「フッフッフ、このサイヤ人の俺に出来ぬことはない。
      早く試験を受けたくて仕方がないぜ!!」

試験管「ベジータさん。試験の時間になりました。
     ええっと、ベジータさんは初回なんでオートバイの引き起こしと
     8の字押しをしていただきます。わかりますか。」

ベジータ「フッ、愚問を。」

そうするとベジータは軽々とcb750を引き起こし、
そのまま担いで8の字に走り出した。


試験管「あーっ、ベジータさん。8の字はバイクを押して!押して!」

ベジータ「そうか!」

勢いよく落とされたcb750は天寿を全うした。


試験官「・・・・な、なんて人だ・・・・。
    しかし、適性は合格か。」

ベジータ「ふん、なんてもろい機械だ。」

試験官「ではベジータさん。 次はコースにでて走っていただきます。」

ベジータ「昨日の夜トランクスのモンキーで重力100倍で練習したからな!
     凄さを見せてやるぜ!!」

ベジータはおもむろにcbにまたがり、エンジンに火を入れた。

試験官「はい、ベジータさん試験終了です。こちらにもどってきてくださ~い。」

ベジータ「な、何だとぉぉぉ?」


ベジータ「よし、免許をよこせ!!」

試験官「いぇいぇ、ベジータさん今日は失格なんで・・・」

ベジータ「なん・・・だと?」

試験官「エンジンを始動するまでに、色々しないとだめでしょ?
    エアカーもそうです。まずは周囲確認。
    またがるときは後続車がないか確認してまたがらなきゃ。」

ベジータ「そ、それだけで失格なのか?」

試験官「はい。嫌なら教習所行ってください。」

ベジータ「クソッタレェェェェェ!!!」


  ~  カプセルコーポレーション  ~

ブルマ「その様子じゃ駄目だったみたいね」

ベジータ「クソッタレ、あの試験官め!!」

ブルマ「まぁまぁ。試験官も人間だから、嫌われちゃうと受かんないわよ。
    そうそう、孫君はたしか3回目で受かったらしいわよ」

ベジータ「なにぃ・・・・・そうか。
     では俺は次合格すれば奴を超えるというわけか・・・・」

ブルマ「試験なんて回数じゃないんだからじっくりやればいいわよ。
    あんた昨日初めてオートバイ乗ったんだし。」

ベジータ「フッ、今日みっちりトレーニングすれば明日はいただきだな。」

ブルマ「あの調子じゃ・・・・明日どころか受かるの難しそうね・・・。
    何か満足させる物でも作っとこうかしら。」


   ~  カプセルコーポレーション広場  ~

ベジータ「ふぅ、大体の減点されるポイントはつかんだぞ。
     ムッ!!  この近いづいてくる雑魚の気は・・・・」

爆音と共にオートバイが近づいてきた・・・・

ヤムチャ「よう、ベジータ。久しぶり。」

ベジータ「貴様・・・・何の用だ。 そして・・・・そのバイク・・・」

ヤムチャ「ああこれか。最近買ったんだよ。悟空たちが最近ハマってるだろ?
     俺はガキの頃から乗ってたし。久々に復活ってとこかな。」

ベジータ「そのバイクは・・・」

ヤムチャ「ああこれか! 隼っていうバイクなんだ。舞空術よりは遅いけど、
     バイクの中じゃ速いほうなんだぜ・・・」

ベジータ「フンッ!! お前ひょっとして自慢しに来たのか?」


ヤムチャ「いやいや、ブルマに頼まれたんだよ。」

ベジータ「ブルマに?」

ヤムチャ「あぁ。お前が飛び込みで試験受けてるって聞いて。
     練習に付き合ってやってくれないかって電話があったんだ。」

ベジータ「チッ、余計なことを言いやがってブルマの野郎。」

ヤムチャ「どうなんだ? もう大丈夫なのか?」

ベジータ「俺はサイヤ人の王子ベジータ様だぞ!!!
     俺に出来ないことはない!! 目障りだ!!」

ヤムチャ「ハイハイ、最初からそう言うと思ってたよ。
     久々にブルマに会って帰るとするか・・・・チラッ」

そう言うとベジータはモンキーに跨り、練習を再開した。

ヤムチャ「・・・・・・ブログのネタに使えるな・・・・写真撮っとこw」


ベジータ「ふぅ、我ながら自分の才能に惚れ惚れするぜ!!
     明日は間違いなく免許をいただく!!」

深夜まで練習に励んだベジータは明日に備え、
ブルマに買ってもらったヘルメットを抱えながら眠った・・・・


      ~   翌日   ~

ベジータ「今日も来てやったぜクソ野郎ども!!
     さっさと受付をしやがれ!!」

試験官「べ、ベジータさんは3番目なんで待っててください。」

ベジータ「ちぃぃぃぃ!! 早く乗ってあいつらに見せつけてやりたいぜ!!」


   ~  カプセルコーポレーション  ~

プルルルルルルッ

ブルマ「もしもし、あら孫君どうしたの?」

悟空「ベジータいっか?」

ブルマ「今居ないのよ。あなたに刺激されてバイクの免許取りに
    試験場行ってるのよ。」

悟空「ひゃ~!! あいつもなんだかんだ言って乗りたかったんだなw
   ちょうどいいや! 来週の土日にみんなでカリン塔まで
   ツーリングに行くんだ! あそこでキャンプする予定なんだけど。」

ブルマ「あら、あんた気楽でいいわね~。分かった。一応ベジータにも
    言っておくわ。免許が取れるかは怪しいけどねw」

悟空「亀仙人のじっちゃんとか色々メンバー集めとくから、
   楽しみにしててくれ! じゃあな!!」


トランクス「あ~、パパ帰って来た!! おかえり~!!」

ブルマ「どうだっ・・・・あ、駄目だったんだ・・・・」

ベジータ「クソッタレェ!! コースは出れたんだコースは!!
     もたもたしてたやつが前に居たからギャリック砲でふっとばしたら
     検定中止にしやがって・・・・あいつら~!!」

ブルマ「あ、あんた馬鹿じゃないの? バトルじゃないんだから!!
    そうそう、孫君から電話があってね・・・・・・・だって。」

ベジータ「なにぃ。ツーリングだと!! べ、別にあいつらなんかと
     キャンプなんか行きたくはない!! 」

ブルマ「まぁまぁせっかく誘ってくれてんだし・・・・
    ちょうど免許取れたらいいじゃない、行って来れば!!」

ベジータ「・・・・・ツーリングか・・・・(jkに出会えるだろうか)」


トランクス「パパ!! ちょっと来て!!」

ベジータ「何だトランクス!! 無修正画像でも見つけたか!!」

トランクス「違うよパパ! これ見てこれ!!」

ベジータ「こ、これは!!!   俺じゃないか!!!!」


画面にはベジータがモンキーで練習する様子がupされていた・・・

ベジータ「いったいどこのどいつだ!!・・・・こ、これは!!」

投稿者:ヤムー

お題 :モンキーに跨る中年m禿金髪自称サイヤ人王子

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ベジータ「あの野郎ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
     絶対にゆるさんぞぉぉ!!!!!!!!!」

ベジータは怒り狂ったが、明日の試験に備え
気を抑えてブルマに買ってもらったジャケットを抱いて眠った。


     ~  翌日  ~

ベジータ「フッ、今日でここともおさらばだな。さっさと行ってくるか。」

受付を済ませ、コースまで向かうベジータ。

試験官「アッ、べ、ベジータさん!! き、今日も受けるんですか?」

ベジータ「当たり前だ。今日でお前との付き合いも最後だなw
     さっさと試験を始めやがれクソ野郎!!」

試験官「今日は4番手なんで、もう少し待っててください。」

ベジータ「心得た!!」



ついにベジータの番になり、ベジータは試験車両に向かった。

しかし、どうも様子がおかしい・・・・・

試験官a「おい、あのバイク・・・・動いてるが、エンジンかかってるか?」

試験官b「いえ、かかってませんね・・・・」

試験官a「じゃあなんでバイク動いてんだよw 
     ブレーキランプもつかないのに止まってるしw」

試験官b「う~ん、分かりません。とりあえずどうします?」

試験官a「まぁ、とりあえず失格だな。」


試験官「はい、ベジータさんお疲れ様です!!
    コースまで戻ってきてください!!」

ベジータ「っっしやぁぁぁぁぁぁぁっぁぁ!!!」

ベジータは合格を確信し、帰って来た。

試験官「ベジータさん・・・失格です。また来てください」

ベジータ「なん・・・だと・・・・?」

試験官「失格です。」

ベジータ「なぜだぁ!! ちゃんとルールも守って 
     コース走ってただろうが!!」

試験官「え~っとですね・・・・ベジータさん、
    バイクのエンジンかけました?」

ベジータ「エンジンなんぞかかってようが俺には関係ない。
     動かしてるのは俺様だからな!! 流行りのエコってやつか!」


試験官「自分で?」

ベジータ「見てみろ」

ベジータは得意げに舞空術を披露した・・・・

ベジータ「分かったか。俺はこういうこともできるんだ。
     バイクを動かさんでも、俺様が動けばいんだよ!!
     さっさと免許をよこしやがれクソッタレ共!!」

試験官「えっと、・・・・・・ベジータさん・・・・・・
    免許いらないでしょ・・・・」

ベジータ「な・・・なにぃ・・・・」

こうして無残にも不合格&基礎からやり直すはめになったのである。


ベジータはモンキー程度のパワーのないバイクなら大丈夫だったが、
少しパワーのある車両だとスロットルをひねる加減ができないらしく、
舞空術で自分が動かすという裏技?を披露したのである・・・・


ブルマ「あ、お帰り!!どうだったの?」

ベジータ「だ、駄目だった・・・・・  カカロットに負けた・・・」

ブルマ「何言ってるの! 別に回数競う訳じゃないんだから・・・
    そうそう、今孫君来てるからアドバイスでもしてもらったら?
    今新しい重力室見に来てるから」

ベジータ「カカロット!!」

ベジータは重力室まで向かった・・・・


ベジータ「カカロットォォォ!!」

悟空「ようベジータ、免許取るの頑張ってるか?」

ベジータ「実はだな・・・・・・・てな感じだ!!」

悟空「・・・・ッププ、お、おめえ自分で動かしたら
   オートバイに乗る意味ないぞ~  ひゃ~w!!」

ベジータ「だ、だまれぇっ!! 貴様はどうやって取ったんだ?」

悟空「オラか? オラは最初悟飯が乗ってた250ccのオートバイで
   練習したんだ!! それで試験場で取ったんだよ」

ベジータ「この前貴様が乗ってのは大型か?」

悟空「ああ、今のは忍者1000っちゅうオートバイだ。」

ベジータ(1000ccってことか・・・てことは、これより大きいのを乗れば
     俺はすぐにカカロットを超えるってことだな・・・・・)


悟空「なにぶつぶつ言ってんだおめぇ。
   まあ頑張って取れよ。ツーリングには間に合わせてくれよな。」

ベジータ「フン、勝手にしろ・・・」


ベジータ(ツーリングで・・・・一番すごいマシンで行けば・・・・
     俺がno,1だ!! フフッ)

ベジータは再度トレーニングを始め、基礎から見直すことにした。


そして次の日に備え、ブルマに買ってもらったブーツとグローブを履いて
ツーリングの夢を見ながら眠るのであった・・・・・


~  翌日  ~

ベジータ「ふう、今日も来てしまったか・・・・・
     さすがに慣れてきたから、早くついてしまった 。
     軽くコンビニで腹ごしらえするか・・・・」

ウイィィン

店員「いらっしゃいませ」

ベジータ「さてと・・・よしよし、小岩井ミルクコーヒーと、
     カロリーメイトと、・・・ファミチキにするか。」

ベジータ「おい、これとあとファミチキを一つ頼む。」

18号「げ、ベジータ!!」

ベジータ「じ、18号!! 貴様こんなところで何やってんだ?」

18号「面倒臭い客が来たねぇ~。見て分からないかい?
    バイトだよ。バ・イ・ト!!」


ベジータ「ハッハッハッ!! とうとうクリリンの給料では
     生活出来なくなってきたか!!」

18号「相変わらずムカツクやつだねアンタ!!
    別に家の家計は働かなくてもやっていけるだけの金は
    ミスターサタンから巻き上げたからあるんだよ!!」

ベジータ「じゃあなんでバイトなんかやってんだ?」

18号「あんたも知ってるかもしれないけど、最近孫悟空の周りで
    バイクに乗るのが流行ってるだろう? このまえクリリンと
    一緒に行ったんだけどやっぱり自分でも欲しくなってねぇ。
    こうやって稼いで買おうというわけ。無職のあんたと一緒にしないでくれ。」

ベジータ「ぐぬぬ・・・」


18号「ところであんたこんな時間になにやってんの?」

ベジータ「俺様は今日オートバイの飛び込み試験を受けるのだ!!
     その辺の教習所に行くやつとは違うぞぉ!!」

18号「ふ~ん。私もクリリンも飛び込みでとったけどね。クリリンは
    1回落とされて2回目で受かってたよ。クリリンらしいけど。
    私はおかげさまで1回でもらったけどねぇ。」

ベジータ(な、なにぃ。クリリンが2回目で・・・こいつに限っては1回だと・・)

18号「ベジータは今日初めて受けるのかぃ?」

ベジータ「あ、あぁ今日が初めてさ!
     ところで貴様はどんなバイク買うんだ?」

18号「そうだねぇ。娘も後に乗せても安心なのがいいから、
    cb1300ぐらいかねぇ。」

ベジータ(1300ccってことか・・・負けてられないぜ・・・・)


18号「ま、来週のツーリングには乗ってくるさ。
    あんたもご自慢のマシンでくることだね。」

ベジータ「フン。釣りはとっとけ。じゃぁな。」


    ~  試験場  ~

試験官「えっと、ベジータさんは今日は2番目になります。」

ベジータ「はい!!」

試験官「それと、明日から2輪コースは工事になりますので
    飛び込み試験は今日逃すと1カ月後となります。」

ベジータ「フン。今日いただいて行くから問題ない。」


    ~  試験コース  ~

試験官「はい、じゃぁベジータさんお願いします!!」

ベジータ「は、はい!!」

ベジータはスーパーサイヤ人に変身し、試験に臨んだ。

試験官「なんかすごいな。あ、でも今日は結構いい感じっぽい。
    うんうん、一本橋に・・・・あ、あれっ?
    スラロームは・・・・あ、あぁ~。
    そういやあの人やったことなかったっけw」


試験官「かわいそうだけど・・・まぁ最後まで走らせてあげよう。
    練習になるしな。」

ベジータは、無事コースを走り終え発着点に帰って来た。

ベジータ「っぷぅ!! どうだった俺様の走りは!!
     サービスでスーパーサイヤ人で走ってやったぜ!!
     さぁ免許はいただいて行くぜ!!!」

試験官「失格です」

ベジータ「・・・・ん?」

試験官「失格です。失格です」


ベジータ「えーっと。」

試験官「失格です。」

ベジータ「な、な、、、、何故だぁぁぁっぁ!!!!!!!!」

試験官「ベジータさん、さっきの一本橋のところどうしました?」

ベジータ「ちゃんと10秒以内に通過したぞぉ!!
     4秒もかかんなかったかぁ!! 」

試験官「スラロームとクランクはどうされました?」

ベジータ「貴様・・・見てなかったのか!!!!
     1つ残らず蹴散らしただろうが!!華麗な運転で!!

試験官「失格です。じゃ、次の人~♪」

ベジータ「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!」


     ~  カプセルコーポレーション  ~

トランクス「あ、パパ帰って来たよ~!! あれ、元気ないや・・・」

ブルマ「トランクス、今日はあまりパパに話しかけちゃだめよ・・・」

ベジータはすべての力を使い尽くし、カプセルコーポレーションに帰って来た。


ブルマ「ベジータ・・・・なんか・・・まぁ・・・お疲れ」

ベジータ「く、クソオオォォォl!!! 今日も落とされたぁぁぁ」

ブルマ「また明日行けばいいじゃないのよ!! ね!」

ベジータ「明日は・・・・無いんだ・・・・・」

ブルマ「もう行かないの?」

ベジータ「明日から・・・2輪コースは工事で使えないらしい。」


ブルマ「なんだぁ、工事の間練習すればいいじゃないの。」

ベジータ「・・・・ツーリング・・・・・みんなと・・・・キャンプ・・・」

ブルマ「・・・そうね・・・ツーリングには間に合わないわね。
    私から電話して、孫君に予定を延ばしてもらおうか!」

ベジータ「そんなことできるか!!! 」

ブルマ「弱ったわねぇ」

ベジータ「ツーリング・・・ツーリング・・・・ツーリング・・・・・」

トランクス「パパだっせぇ」


ベジータ「うっぐ・・うっぐ・・うっ・・・・ツーリング・・・」


その頃、ブルマは研究所にこもり、何かを作り始めた。


そして、ツーリングの前日がやってきた・・・・・

ブルマ「ちょっと、ベジータ!! いつまで泣いてるの?」

ベジータ「う、うるさい・・・・・ツーリング・・・。」

ブルマ「まぁとりあえず、ベジータにぴったりな物作ったから
    見てみてよ!!」


       ~  研究室  ~

一室にはカバーを掛けられたバイクらしきものがあった・・・・

ブルマ「ベジータ・・・貴方にプレゼントよ・・・」

ベジータ「本当か!!! しかし俺は免許が・・・・」

ブルマ「貴方の免許でも乗れるようにしてあるのよ!!」

ベジータ「な、なにぃぃ!!」

ベジータはバイクにかけより、カバーをめくった・・・・・


ベジータ「こ、これは・・・・・」

ブルマ「どう? 一応これでも50ccなのよ?
    でも心配しないで!! ブルマ様特性チューニングしてあるから?」

ベジータ「ほ、本当か? 」

ブルマ「ええ、リッタークラスに付いて行っても全然大丈夫よ!!
    さすがに2人乗りはしちゃだめだけど、
    ツーリング行く気になった?」

ベジータ「ブルマ・・・・流石は俺の妻だ・・・・
     よし、そうとなれば明日のキャンプの準備だ!!」


ベジータ「テントよし、キャンプ道具一式よし、カメラよし、避妊具よし、
     食材は誰か持ってくるだろう。」

トランクス「わーパパいいなぁ。」

ベジータ「トランクス。今回は、今回はお前を連れて行ってやることはできないんだ。
     しかし必ずツーリングに連れて行ってやる!!それまで我慢するんだ!!」

トランクス「ぜ、絶対だよ!! 約束だよ!!」

ベジータ「ああ。もちろんだ。パパがお土産買ってきてやるから
     おとなしくしてるんだぞ?」

トランクス「はーい。パパ気をつけて行ってきてね!!」


そしてツーリング当日がやってきた・・・・・

ベジータ「じゃぁ行ってくる。」

ブルマ「大丈夫だと思うけど、事故は気をつけるのよ。」

ベジータ「分かった。明日の夜には帰るだろう。」

トランクス「パパかっこいい!!」

ブルマ「あ、ベジータ急がなきゃ!! 」

ベジータ「フッ、主役は遅れていくものだ!!」

ベジータは愛機に跨り、そしてエンジンを掛けた。
台地が震えるような排気音をまきちらしながら、集合場所へ向かった。


    ~  集合場所  ~

悟空「あ、来た来た!!  おーい!!」

亀仙人「おお悟空ひさしぶりじゃの。」

悟空「じっちゃんまた渋いの乗ってんな~」

悟飯「たしかこれは・・・k0ですね!!  うわぁ~フルオリジナルだ!!」

亀仙人「どうじゃ、伊達に長生きはしとらんて。ま、今日明日よろしくな。
    すぐにクリリン達もくるじゃろ。

快音と共に、2台のバイクがやってきた・・・・


クリリン「よ、久しぶり!!」

悟空「お、クリリンこの前とバイクちがうじゃねーか!
   なんちゅうやつだ!!」

クリリン「ああ、これはyzf-r1ってやつだ。
     一般的にツーリングに向いてない種類だけど、18号が
     cb1300stを買ったから、俺はこっちを買ったんだ。」

18号「まったく、マーロンと荷物は私に持たせやがって・・・」

悟飯「あ、あれはピッコロさん達かな?」


ピッコロ「よう待たせたな!!まぁ俺たちはユンザビットから
     カリン塔に帰る途中だけどな!」

悟空「おめえのzzr1400マフラー代えたんかぁ?いい音すんなぁ~」

悟飯「デンデ久しぶり!! デンデはrvf400かぁ。」

デンデ「えぇ、軽くて走りやすいですよ!!
    荷物はポポに甘えて載せてもらってます」

ポポ「ポポのgt-r、パニアついてる。荷物のる。神様のバイク載らない。
   ポポ載せる。神様負担減る。ポポ、うれしい」

亀仙人「ところであとは誰がくるんじゃ?」


悟空「えっと、あとは天津飯と、ヤムチャだ。
   一応ベジータにも声は掛けたけど、多分こねぇだろうな。」

18号「あいつならこの前飛び込みで大型取りに行ってたぞ!!」

悟空「そうそう、俺が遊びに行ったときなんかもう3回も落とされたらしく、
   どうすりゃいいんだって、ひつこくてまいっちまったよ!!」

18号「なんだいそうだったのかいw
    プライドの高い王子様も大変だねぇw」


天津飯「すまん、遅くなったな!!」

悟空「おお天津飯久しぶり、ぎょうざも久しぶりじゃないか!!」

悟飯「天津飯達さんそれなんていうのですか?」

天津飯「ああ、これはスーパーテネレってバイクだ。
    見ての通り、旅に適したマルチなバイクだ。」

悟空「ぎょうざ足とどいてねぇw ひゃーw」

悟飯「あ、ヤムチャさん来ましたよ!!」

ヤムチャ「よう、みんな揃ってるな!! どうやら俺が最後か!!」

悟空「いや、多分ベジータも来るとは思うんだけど・・・・」

ヤムチャ「あいつかw  モンキーで練習してたけど、ありゃ大型は無理だぞw」

亀仙人「な、なんじゃい!! なんかすごいのが近づいてくるぞ!!!」


ベジータ「ハッハッハ!! 待たせたな!!!」

一同「・・・・・・・・・・・・・・・」

ベジータ「どうした、さっさとツーリングに行くぞ!!」

クリリン「あのさ・・・ベジータ。 その・・・お前のバイク・・・」

ベジータ「フンこれか。これはブルマ特性の50ccベースのスペシャルなバイクだ!!
     俺様の運転技術だと、これぐらいのハンデをつけてやらんとなw」

18号「きっと、免許が駄目だったんだろう・・・・」

クリリン「たぶんな・・・」

悟空「おめえ・・・・それ・・・・マグナ50じゃねーかw」

ベジータ「なんだ、俺はブルマに貰ったから名前は知らん。
     あ、ヤムチャ貴様ぁぁぁぁぁっぁ!!!」


ヤムチャ「な、なんだよ急に!!」

ベジータ「貴様!!俺の練習風景をブログに載せただろうがぁ!!」

ヤムチャ「わりぃわりぃ、お前が頑張ってるからつい応援したくなって、
     載せちまったよ!! 」

ベジータ「そうか!! それならよい!!」

ヤムチャ(ップ・・・マグナ50・・・・最高のブログネタゲット!!!)

ベジータ「さっさと行くぞ野郎共!!」


クリリン「あのさ、ベジータ・・・その・・・それじゃ行けないんだ・・・」

ベジータ「貴様さては、俺が足手まといになるとでも言いたいのか?」

クリリン「そうそう・・・じゃなくてだな・・・・その・・・・」

悟飯「確かにベジータさんのマグナは天才ブルマさんのチューニングがなされてます。
   エンジンはターボ付いてるし、フレーム・サスもすごい改造です。
   ですが、ブルマさんは、あえて50ccの枠内でチューニングされてます。」

ベジータ「そんなことは分かっている・・・・しかしパワーはすごいぞぅ!!」

亀仙人「ベジータよ・・・そのバイク、速度はいくらでるんじゃ?」

ベジータ「フン、驚くなよ!! 制限速度30をはるかに超えて
     軽く80はでるぞぉ!!」

一同「・・・・・・・・・・・」

悟空「あのさ、ベジータ。お前のバイクは普通のマグナ50じゃないことは
   よ~くわかった。でもよぉ、お前のマグナ・・・・・」

ベジータ「お前ら俺をそんなに連れて行きたくないのか!!」

悟空「違う違う・・・・そうじゃないんだけど・・・・分からないか?」

ベジータ「な、なにがだ・・・」


デンデ「あなたのそのバイクは、高速道路に乗れません。
    高速道路は125cc以上のバイクでないと走行できません。
    よって、あなたはここでお別れです。」

ベジータ「なん・・・だと・・・・」

悟空「わりぃな、ベジータ。お土産買って来るから
   その辺でキャンプでもしてろよ!! じゃあな!!

ベジータ「く、く、くそったれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」


一同は一斉に勢いよく出発した。

ベジータは懸命に追いかけたが、すぐに見えなくなった・・・・
ベジータが最後に見たのはヤムチャが中指を立てる姿だった・・・


ベジータ「もう俺は・・・・バイクに乗らん!!」


数日後・・・・

トランクス「パパ!!パパ!! ちょっとこれ見て!!」

ベジータ「どうしたトランクス・・・・こ、これは!!!」

投稿者:ヤムー

お題:リアルマグナキッド金髪m禿野郎

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ベジータ「あの野郎ぉぉぉ!!!!!!!」


おしまい


ご希望が万が一あればまた書きます。

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