30日間オナ禁チャレンジ (20)

オナ禁
それは男性が行う中で最も苦行と言われる行為
独身非リア童貞野郎の唯一の楽しみ、オナニーを禁ずるということだ

しかしオナ禁による効果は凄まじいとされており、することによって彼女が出来た等と色々な良いことがあるとされている
つまりリア充への近道であるのだ

(´・ω・`)「オナ禁すれば僕も一般的に呼ばれるリア充の仲間入りか?」

(´・ω・`)「もしも1ヶ月間オナ禁をすることが出来れば…リア充になれるだろうか?」

(´・ω・`)「試してみよう!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427420045

我々は専門的な意見を聞くためにも友人である童貞さんに協力を依頼した

( ^∀^)「オナニーの頻度はどんくらいだね?」

(´・ω・`)「大体…そうですね…3日に一回程度ですかね」

( ^∀^)「今まででの最長オナ禁日数は?」

(´・ω・`)「一週間…もってないですね…」

( ^∀^)「ふうむ……恐らく山場となるのは最初の一週間だろうね。そこを乗りきれれば後は恐らく大丈夫だろう」

童貞さん曰く、オナ禁は最初の一週間ほどキツいものは無いらしい。大半の男性がその一週間でオナ禁・誓いウォーカーからダークサイドへ転ずるらしいのだ

( ^∀^)「ちなみに私の最長オナ禁日数は4日だがね。ハハッ!」

続いて我々は近年のエロ事情に詳しい非リア教授に相談をすることにした

( ´_ゝ`)「近年では画像や動画等がインターネットで手軽に見ることが出来ます。オナ禁を妨げているのは主にそういうところでしょうな」

(´・ω・`)「つまりまずはインターネットからそういうのを遮断すべきだと考えているわけですね?」

( ´_ゝ`)「…そういうことになりますな。手軽に見ることが出来ることによっていつでも自慰行為が出来る、これに繋がってしまうわけです」

と言うわけで僕は持っていたエロゲー及びオナ禁の障害になりそうなもの全般を童貞さんに預けることにした
ブックマーク類はUSBに保存しておけばOK
準備は万端と言える

オナ禁しようとしても大体一ヶ月以内に夢精する

オナ禁チャレンジ一日目
(´・ω・`)「まぁ普通に3日は耐えれるので初日は余裕だな」

( ^∀^)「そんなこと言ってられるのも今の内だぞ」

(´・ω・`)「うっせーお前も少しはオナ禁しろよ」

( ^∀^)「やだよーん」

(≧∇≦)「あ、僕くんおっはー!」

(´・ω・`)「あ、ヒロインさんコニチワッス」

童貞さんとの下らないやり取りの最中にクラスメイトのヒロインさんが入ってきた
実のところ今回のオナ禁にはヒロインさんが大きく関わっているのだ

見ての通りヒロインさんは僕に気さくに話し掛けてくれるのだが、如何せん僕は目を見てすら話せないのだ
この事に関して童貞さんの意見はこうだ

( ^∀^)「童貞乙。目を見て話せないとかないわー」

( ´_ゝ`)「常に女の乳ばかり見てる奴に言う資格は無いぞ」

確かに童貞と言う大きなブランクが存在しているのかもしれない
しかしエロに詳しい非リア教授はこう語っている

( ´_ゝ`)「童貞云々ではなく僕くんに自信が無いことが課題点なのではないのだろうか?」

聡明な諸君ならお気付きだろうが、オナ禁は堂々と相手と喋れるなどの効果があるのだ
つまり、僕がヒロインさんと目を見て堂々と話すためにオナ禁は必要なのだ

オナ禁チャレンジ4日目。ここからが山場とも言えるだろう

(´・ω・`)「いつもなら抜いてるんだが何だか…こう…良い意味での爽快感と言うか何と言うか感じるなぁ…」

( ´_ゝ`)「オナ禁はしてる間は少しだけハイになるからね」

ネット上でオナ禁については熱く語られているわけだが、そこには様々な意見がある
している間は堂々としていたというのが大多数の意見である。だがオナ禁の障害となっているのは誘惑だけじゃない

>>6のように「オナ禁しようとしても大体一ヶ月以内に夢精する」と言うのもある
無論生理現象なので致し方無い事なのだがこの夢精と言うのに苦しめられるのだ

夢精したらオナ禁は失敗だろうか、いや違う

重要なのは射精するか否かではなく、自慰行為を行うか否か、ここがオナ禁においては重要なのでないか?

( ^∀^)「自分で出すのか、それとも人体が勝手に出すのか…今回のオナ禁チャレンジにおいては夢精はノーカンで良いんじゃない?」

(´・ω・`)「そだな。取り敢えずお前は深夜のゴールデンタイムに僕にエロ画像を送るのをやめてくれ」

( ^∀^)「オナ禁失敗させてやんよ…ハッハッハ!」

( ´_ゝ`)「はた迷惑すぎるだろこいつは…」

5日目
順調に思われていた我々にある事態が発生する

(´・ω・`)「体に活力がみなぎってるような気がする。無論ムラムラもするけどね」

( ´_ゝ`)「良い感じじゃないか。順調そうだね」

(≧∇≦)「おっはー!僕君!」

(´・ω・`)「あぁ、おはようヒロインさん」

(≧∇≦)「いえー!元気良いねー!」

ハイテンションなヒロインさんがとった行動はいきなり僕にボディタッチ
軽いハイタッチとは言え、柔らかなヒロインさんの手が触れ、すごく良い髪の匂いが僕の鼻をくすぐった
史上初の彼女からのボディタッチに正直童貞の僕は…凄く反応してしまった

コレがもしも女友達のツンデレやら委員長なら問題なく興奮も対して(少しだけはするかもしれない)しないだろう
しかし意中の相手のヒロインさんとなると話は別だ

(≧∇≦)「?どしたの急に前屈みになって」

(#´・ω・`#)「アイヤソノアレデシテ……」

(≧∇≦)「ふーん……ふふっ変な僕君!」

童貞かつ溜まっているというのか溜めていると言うべきか微妙な僕はこんなシュチュエーションに反応しないわけが無かった
だがこの破壊力は凄まじいものと知るのは夜になっての事だった

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