母「私勇者になっちゃった♪」娘「え…」(12)

母「じゃあ酒場に行って仲間集めてくるね~♪」

娘「ちょっ、母さん!待って私も行く」




みたいなね

―――酒場――――

女将「いらっしゃい、王様から話は聞いてるよ」

母「あ、女将ちゃん久しぶり~♪」ギュゥゥ

女将「あ、ちょっと!コラ……母ちゃんやめてよぉ///」

母「ふふふ♪」ギュゥゥ

娘「うちの母は酒場の女将さんと知り合いだったのか…」

女将「あのね母ちゃんのために強い仲間を用意しておいたんだよ…あの、だから」

母「ほんと!ありがとう、女将ちゃんはホントに優しいね」ナデナデ

女将「はぅぅぅぅ///」


娘「ちょ、私空気じゃない?」

娘「ってわけでお仲間さんの自己紹介です」

女戦士「女戦士だ…あんたが勇者か?ただの主婦にしかみえないが…」

僧侶「僧侶です…あの、よろしくお願いいたします…」

遊び人「どもー、なんかチョーめんどいんですけどー」

娘「なんで全員女なんですか?」

女将「そりゃ、男なんて連れていったら母ちゃんのこと襲っちゃうかもしれないだろ?それを回避するためのメンバーだよ」

娘「ダメだこりゃ」

母「みんな可愛いね♪よろしく女戦士ちゃん」ギュゥゥ

女戦士「ちょ、離れろよ!恥ずかしいだろうが(あぁ、すげぇいい匂いだ」

母「僧侶ちゃんも♪」ギュゥゥ

僧侶「ふぁ、あぅぅ(この匂い、落ち着きますぅ」

母「遊び人ちゃんも♪」ギュゥゥ

遊び人「ちょ、マジそういうの勘べ…(あれ?なんだろこの感覚……あっ、そうか」

母「遊び人ちゃん?」

賢者「私はもう遊び人じゃありません、これからは賢者と呼んでください」


娘「ちょ、なんか一人悟り開いた人がいるんですけど!」

母「じゃあみんな行こっか♪」

女戦士「うん、お母さん」

僧侶「はい、ママ」

賢者「はいお供します、母さん」


娘「ちょ、なんか皆うちの母親なのにお母さんとか言っちゃってるんですけど!
あ、待って私も行くから!!」

――フィールド―――

母「じゃとりあえず今日のうちに次の村まで行きましょうね、魔物も出ると思うけど頑張ろうね!」

女戦士「うん、お母さんは私が守るからね」

僧侶「疲れたら言ってくださいね、私が回復してさしあげますから!」

賢者「魔物の攻撃など母さんには指一本触れさせません!」

母「あらあら、みんなありがとう」ナデナデ

戦士僧侶賢者「「はぅぅ」


娘「何なんだこのパーティ…
つか家の母さんなんですけどー!!!」

ガサガサ

母「あら?何かしら」

ガサガサ
ゴブリンたちが現れた

母「きゃぁ」

女戦士「お母さん!」

ゴブリンaの攻撃

ゴブリンa「ケケケッ」モミモミ

母「ふぁぁ///やめてぇぇ」

女戦士「……コロス」

女戦士の攻撃
ギガスラッシュ

ゴブリンたちをやっつけた


娘「え?なんでギガスラッシュとか使えんの?え、え?」

女戦士「お母さん大丈夫?」

母「うん、ちょっと胸触られただけだから」

賢者「ちょっと母さん胸見せてもらえますか?」

母「え?あ、うん」

賢者「これは…」

僧侶「どうしたんですか?ケガなら私が…」

賢者「呪われている…」

母「え?」

女戦士「どういうことだ!」


娘「私も聞きたいわ!どういうことだ」

賢者「母さんの胸はゴブリンに触られたことにより呪われています…このままだと呪いが心臓まで伝わり…死にます」

女戦士「なっ!」

僧侶「そんな…治す方法はないんですか?」

賢者「あります、私が呪いを解く呪文を覚えていますから」

僧侶「なんだ、それなら安心ですね」

女戦士「あぁ、早く呪いを解く呪文をお母さんに唱えてくれよ」


娘「序盤からなんて厳しい展開なの、でも母さんが死ななくてよかった、グスッ」

賢者「では母さん…いきますよ?」

母「う、うん…」

賢者「では…シャナク」モミモミ

母「ふぇ、ひゃ///賢者ちゃん///」

賢者「なかなか手強いですね、シャナクシャナク」モミモミモミモミ

母「ふぁ、ゴブリンに触れられたのはこっちだけだよぉ///」

賢者「呪いの進行が早く両方しないとダメなんです!シャナクハァハァシャナク」モミモミモミモミモミモミ

母「んぁ、もうダメ///あん、んんっ賢者ちゃんダメ///」

賢者「もうすぐです母さん、ハァハァシャナクハァハァシャナクハァハァハァハァ」モミモミモミモミモミモミ

女戦士「やめろや!この変態」ゴスッ


娘「よく止めた女戦士さん、ナイス」

賢者「なにするんですか、まったく…」

女戦士「黙れよこの変態!呪いとか嘘だろ、お母さんの胸揉んでただけじゃねぇか!」

賢者「違いますよ、ちゃんと呪いは解いてました…ただ呪いが手強くて」

女戦士「嘘つくなッ」ゴスッ

僧侶「ママ大丈夫ですか?」

母「う、うん///大丈夫だよ、ちょっと疲れちゃったけど」ニコッ

僧侶「そうですか、では私が回復させて差し上げますね♪ホイミ」モミモミ

母「んっ///」

女戦士「お前もなにやってんじゃコラぁぁぁあ」ゴスッ


娘「母さんをこのパーティに置いておいたら危ない…
はやくどうにかしないと」

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