俺「安価でわらしべ長者ってか」 (65)

俺「どうか彼女と地位と名誉と友人とこの世で一番の幸福をください」ナムナム

仏「…」

俺「彼女はおっぱいが大きくて色白で男を立ててくれる、頭が良く可愛い女の子にしてください」ナムナム

俺「性欲が強いといいです。あと料理が上手だともっといいです」ナムナム

俺「今まで不幸だったんですから、これくらいの幸せは許されるはずです」ナム

仏「…そこなる醜男よ」

俺「うお!仏の像が喋った!?」

仏「そちの願い、叶えてやろうぞ」パァア

俺「ま、まじっすか!?」

仏「うむ。ここから出て、最初に己が手につかんだ物が幸運の鍵となろう」シュウ…

俺「え。どういうことっすか!ねぇ!」

仏「…」

俺「な、なんだったんだ…」

俺「まあいいや。アニメの時間だから帰るか」ヨッコラショット

俺(それにしても一体何だったんだろう、あの声は)

俺(疲れてんのかなー)

ガッ

俺「んひぃ!?」グラッ

ドサァ

俺「おぎょ!?」

俺「…いてぇぇええ…!」

俺「くそっ、何だよこんな所に段差かよ!…あれ」

俺の手には、>>5が握られていた!

金属バット

俺「き、金属バット!?」

俺「なんでこんなもんが…」

俺「うお。おもてぇ」ズシ

俺は金属バットを手に入れた!

俺(そういや)

俺(仏が幸せの鍵がどうたらって言ってたような)

俺「…信じてみる価値はあるか!」

俺「しかし重いぜ」ズリズリ

俺(ここ3年はコントローラー以上に重いもん持ってなかったしな)

俺「くそっ、はぁはぁ」

俺「家までこれ引きずるのキツいぞ」ハァハァ

野球部「…」キョロキョロ

俺「およよ?あんな所に高校生野球部が」

野球部「こまったな…どうしよう…」

俺(リア充軍団のトップに降臨しうる野球部なんてクソだ。回避していこう)ズリズリ

野球部「あ!」

俺「きょぽ!」ビク

野球部「ちょちょ、ちょっとそこのお兄さん待って!」

俺「あ、ドゥ、俺っしゅか。どぅふ」

野球部「そのバット、どこで拾いましたか!」

俺「あ、アヒュッそこの寺のちか、くでしゅ」カヒュカヒュ

野球部「ちょっと見せてください!」バッ

俺「アイッ」

野球部「…やっぱこれ、先輩のだ」

俺「え?w」

野球部「すみません、俺の部活の先輩がこの近くで素振りしてて…。愛用のバットなくしたンすよ」

俺「あ、はっ…」

野球部「名前も書いてあるし…。拾ってくれてありがとうございます!」ペコ

俺「あ、いぁ…、いっす…ぜんぜん…」

野球部「困ってたんですよ、探して来いって言われて」サワヤカスマイル

俺「あ、いぃ…、そっすか…」キモオタスマイル

野球部「あ、そうだ!これ、ほんの少しですがお礼です!」

野球部君は>>14を差し出した

アイスの当たり棒

俺「あ、アイスの棒…?」

野球部「そこのコンビニで買ったアイスが当たったんスよ。よければ、どうぞ」

俺(えぇ…。野球部のオスガキがしゃぶしゃぶした棒もらってもなぁ…)

俺(…ん、待てよ?これもまさか幸運への鍵…?)

俺「あ、じゃ…。もらぃましゅ…」

野球部「あざっした!」ペコ

俺「あひんっ」ビク

野球部「では、さようなら!」タタタ

俺「…声でけぇ」

俺はアイスの当たり棒をてにいれた!

俺「なにはともあれ、幸運へと一歩前進したわけだな」

俺「じゃあこの野球部の唾液付き棒を、コンビニへと持っていくか」

=コンビニ

女性店員「いらっしゃいませ~」

俺(あ、女の店員しかいねぇ…クソ)オドオド

女性店員「…?」

俺(いい年した男が安アイスの当たりを出すなんて…恥ずかしいだろ)

俺(い、いやしかし!これも幸運のためだ!)

スッ

俺「あ、ぁの。アイス…フヒw当たったんすけどぉ」

女性店員「あ、アイス。ですか?」ビク

女性店員「あ、本当ですね…」

俺(受け取れよ…)

女性店員「このタイプのアイスのあたりですと、キャンペーン商品との交換になりますね」

俺「あ、そっすか(だから受け取って確認しろよ)」

女性店員「少々おまちください~」タタタ

俺「あ、はい…」

女性店員「お待たせしました、商品の>>20になります!」

エノキダケ

女性店員「エノキダケです!」

俺「え、エノキ?」

女性店員「はい!」

俺「あ、じゃあ棒と…こ、こぅかんで」

女性店員「当たり確認ができましたので結構です!」ニコ

俺「ぇ、でも」

女性店員「エノキです!」ニコ

俺「…はぃ」

アリガトウゴザイマシター

俺「…エノキか。この棒はもういらないな」ポイ

俺はエノキダケをてにいれた!

俺「むふふ、着実に近づいてるぞ。俺の幸せ」ニヤニヤ

俺「しかし、当たり棒ならまだしも」

俺「エノキはどうやって活用すりゃあいいんだろう」

俺「…なるようになるか。帰ろう」

俺「…ん?」

家路を急ぐ俺の目の前に、>>23が現れた!

母ちゃん

母「あ、ゆうすけ…」

俺(ゆうすけ)「か、かあちゃん!」

母「良かったここにいたのね。家からいきなり出たから、何事かと思ったわ」

俺「さ、散歩してただけだっつーの」

母「そう、たまには外に出るのも良いわよね」

俺「お、おう」

母「それよりゆうすけ、その手に持ってるの…エノキダケ?」

俺「ん?そうだけど」

母「まあ!買ってきてくれたの!?」ガシ

俺「ファ!?」

母「ちょうど切らしてたのよ!お使いありがとうね」

俺「お、おお…(いやそんなつもりじゃなかったんだけど)」

母「あ、そうだ。お使いのお礼にこれあげるわ。おつかれさま」ゴソゴソ

俺の母ちゃんは>>28をさしだした!

kskst

母「はい、これ」ポン

俺「え、これ何…って、パパパパンツ!?」

母「そうよ。女性用パンティ」

俺「え、なんでこれ、え!?」

母「ちなみに脱ぎたてよ」

俺「母ちゃんのかよ!!?」

母「そうよ。2年ほど履いてたんだけど、もう破けてきたからあげるわ」

俺「いやきたねぇ!いらね…」

母「それじゃあね~」スタスタ

俺「ええええちょお待ってよ母ちゃん!」

俺「…行きやがった」

俺「おい何だよこのダークマター!こんなんで幸せになれるかぁ!」

俺「だいたい母ちゃん今ノーパンってこと!?えぇ!?」

俺「まあしかし、読めてきたぞ」

俺「俺が最初に掴んだバット…。そこから物々交換が成り立ってるんだ」

俺「つまり、藁しべ長者ってことだ!」テレーン

俺「…しかし物語だったら藁、みかん、反物、馬、家…ってかんじだったけど」

俺「俺の場合モノが段々ショボくなってるような…」

俺「母ちゃんのパンツだし…」

俺「でもまあ、仏も言ってるようだし役に立つのかなぁ?」

その刹那!

悩む俺の前に、>>36が現れた!

松岡禎丞

松岡禎丞「も、もしもし」ゴホゴホ

俺「オッヒョ!?」

松岡禎丞「あ、そのー。いきなり声かけてごめんなさい。…ゴホッ」

俺「あ、いえ…(な、なんだこの人。どっかでみたことあるような…)」

松岡禎丞「あなたが持ってるその布、ちょっと譲ってもらえませんか?」

俺「え?こ、これ…」

松岡禎丞「ゴホッ、ゴホッ…。俺、今風邪引いてて、鼻かみたいんです」ズビ

松岡禎丞「今から収録だし…。お願いします、ティッシュ代わりに譲ってもらえませんか?」

俺「(収録…?放送関係の人かな?)うーん、まあ、いいですけど」

松岡禎丞「ありがとうございます」ズビズビ

松岡禎丞「あ、じゃあお礼にこれを…」

鼻声松岡は、>>40をさしだした!

女性声優のサイン

松岡禎丞「これ、どうぞ」ズビ

俺「し、しきしっすか」

松岡禎丞「ええ。僕の仕事仲間のサインです。よかったらどうぞ」

俺「サイン…あ、じゃあまさかあなたは有名じ…」

松岡禎丞「それでは、さようなら!」

俺「あ、待って…」

俺「行ってしまった…」


松岡禎丞「は~早速鼻でもかむか」ゴソ

松岡禎丞「ブーン」チーン

松岡禎丞「!?う、うおっなんだこれ臭っ!?」

松岡禎丞「ヴォェ!は、鼻についてとれな…」

松岡禎丞は収録に遅れた

俺「はぁ~しかし、やっと価値の或るものになったな」

俺は女性声優サインをてにいれた!

俺「これはヤフオクとかで売れば結構な金になるんじゃないか?」

俺「ハッ…まさかこれで億万長者に?ハハハ、まさかな」

俺「はー、今日は疲れたな。一旦家に帰るか…」

=俺宅

カタカタ

俺「有名女性声優のサインです。状態良し、本物です…」

俺「…」ワクワク

俺「うおお!早速メッセージがきたぜ!」

俺「どれどれ…」

俺「ふんふん、やっぱこれは本物なんだな」

俺「あんまアニメとか詳しくねーけど、信者は金落としそうだしな」カタカタ

俺「…おお、どんどん値段あがってくぜ」

俺「…な、なんだって!?」

俺「最高額>>44だ!よし、この人に売ろう!」

23000

俺「…23000円かあ」

俺「なーんだ、ほぼ無名の声優だったんだな。がっくりだぜ」

俺「しかし臨時収入には変わりないな。売ろう」ポチ

落札者「ありがとうございます!早速明日●●駅で引渡ししましょう!」

俺「…え」

俺「ち、直接渡すのかよ!?」

俺(し、しかし暇だし…。お、落札者は女の子っぽいぞ)

俺(まさかこれが…未来の嫁…!?)トゥンク

俺「うおおおお!来てる!俺の時代がああ!」

=●●駅前

俺「…」ソワソワ

俺(嫁…じゃなかった落札者には俺の服装伝えておいたし)

俺(もうすぐ来てくれるはず…)

俺(うふふ、石原さ●みちゃんみたいな女の子だったらどうしよ~)クネクネ

「あのー」

俺「ハ、ハヒュッ!?」

「あ、俺さんですか?私です、昨日サイン落札した…」

俺「…あ」

爆弾岩似の腐女子「よかった~みつかった~」キャピ

俺(ブッサwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

爆弾岩「早速ですが商品見せてもらえます?」キャピ

俺「あ、はいw」プルプル

爆弾岩「うわぁ~!本物だぁ~しゅご~い!」

俺「…」

爆弾岩「じゃあ、約束のお金です!あ、それと…」

爆弾岩「その、お暇でしたら一緒にお茶でも…」チラ

俺「あ、忙しいんでいいっす」

爆弾岩「ぇ…そうですか!すみませんっ」

俺「はい」スタスタ

俺は元ナマ23000円を手に入れた!

俺(チッ、そう簡単に美女は現れないか…)

俺(しかし現金となるとどうやって物に変えればいいのだろうか)

俺「…」

俺「そもそもこれは、本当に幸せへの道なのだろうか…」

俺「母ちゃんのパンツあたりから疑問だったのだが」

俺「こんなもので幸せになれるのか?」

俺「仏の声も幻聴だった可能性が微レ存…?」

…それは違うぞ、醜男よ…

俺「な、なんだ!?」

私だ。仏だ…

俺「ち、直接脳内に!?」

そうだ…。お前が聞いたのは私のお告げ…。決して幻聴などではないのだ

俺「そ、そうだったのか…でも仏様!こんな現金どうしたら」

諦めるのではない…。お金も用はモノに過ぎぬ。欲する者と交換するがよい

俺「お金もモノ…確かに」

さらばだ、醜男。道を掴むのだ…

俺「あ、ちょ…」

俺「ふむぅ。やはり幻聴じゃなかったんだな」

俺「仏の言うとおり、金だってモノだ」

俺「ってことは、このお金をぴったり使い切る値段の商品を買えばいいのか?」

俺「折角駅前に出てきたんだし…」

俺「ウインドウショッピングでもしながら考えるか」

……

俺(くそ、リア充の毒気にあてられてクラクラするぜ)

俺(はやいところ交換して帰らねば…お?)

俺(税込み23000円…!あれがぴったりだ!)

俺は>>54の店で>>56を見つけた!

ダイソー

ラジコン

アリガトウゴザイマシター

俺「ダイソーってもう既に100円の概念が崩壊してるよなあ」

俺はラジコンを手に入れた!

俺「仏の助言もいただいたし、段々自信ついてきたぞ」

俺「…早速川原で遊んでみるか」

=川原

ブーン

俺「おっひょwww楽すぃwww」カチャカチャ

俺「小さい頃あんまりオモチャ買ってもらえなかったけどwww」

俺「こういうのって楽しいんだなwww」カチャカチャ

ブーン

俺「おっとっと、コースアウトだぜ」

主婦「うわぁ…」

主婦2「あの人ちょっとやばくない…?」

子ども「…」

子ども「ねえねえママ」クイクイ

主婦「なあに?まーくん」

子ども「僕あれほしい~」

主婦「え、あのラジコン?だめよ」

俺「ィイイイヤッハアアアwwwww」カチャカチャ

子ども「やだ。欲しい!ほしいー!」

主婦「や、やめなさい見苦しい!だめよ!」

子ども「いやああああああああああああああ!」バタバタ

俺「どうしたのかな、僕~?」

子ども「ひっ…」ピタリ

主婦「あ、何でもありません!」

俺「これ欲しいのかな~?ん~?」

子ども「…」

子ども「う、うん…」

主婦「こら、まーくん!?」

俺「けどね、これ23000円するんだよね。新品だし」

子ども「…う」

俺「そんなに欲しいの?」

子ども「…」コクコク

俺「じゃあ…」

俺「君の>>61と交換なら、いいよ!」

主婦「…」

俺「僕のお母さん、美人だね」

子ども「う、うん」

俺「じゃあ僕のお母さんと交換なら、いいよ…」ニコリ

子ども「え!?」

主婦「は!?」

俺「さあどうかな?」

子ども「…だ、だめだよ」

俺「そうなの?じゃあラジコンはなしね」

子ども「…うう」

主婦「ちょっと何言ってるんですか!?」

子ども「ほ、ほしい…」

主婦「まさひろ!?」

俺「どうするのかな~?」

子ども「…」

俺「あ、でも交換って言っても君がラジコンで遊んでる間だけだよ」

子ども「そうなの?」

俺「そう。君が遊び終わったらお母さんは返す」

子ども「…」

主婦「なによそれ…」

子ども「うん!じゃあ、そうする!」

俺「よーし遊んで来い!」

子ども「やったあああ!」カチャカチャ

主婦「えええええええ!?まさひろぉおお!?」

俺「やれやれ…元気なお子さんですね」

主婦「…」

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