【艦これ】榛名が自慰するだけの話【R-18】 (28)

ほんの出来心だった


夜、私は提督に明日の作戦やご予定を聞きに司令室へ行った


こんな些細な事だが、夜にも提督に会えるという事実で少し浮かれていた


しかし執務室へ入ると提督は不在だった


榛名「こんな夜に何処へ行ったのでしょう?」


不思議に思って辺りを見回すと机に書置きが


『急な用事が出来た。明日の朝には戻る』


なるほど、何か大事な用だったのだろう


余程急いでいたのか、部屋には服が脱ぎ散かっていた

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折角なので少し整理しようと思い、服を集め畳むことにした


一つ拾っては畳み、次を処理していく


そこには提督がいつも着ている軍服もあった


私はそれを手に取った時、提督の姿を思い浮かべた


これを着た提督の大きな背中、頭を撫でてくれる大きな手、優しい笑み、温もり……


気が付けば私は軍服を抱きしめ、その匂いを嗅いでいた


だがこんなのはやってはいけないこと


すぐに服から顔を離し、落ち着こうと自分に言い聞かせる


それでも服から漂ってくる提督の汗や他の何かが混ざり合ったような匂いに気持ちが揺らぐ

ほんの少しなら、それだけで満足できるから……


そんな考えが頭をよぎり、私の理性はすぐに負けてしまった


再び軍服に顔を押し付け匂いを感じ取ろうとする


全身が提督に包まれているような感覚がしてとても幸せだった


榛名「こんな風に榛名だけを抱きしめていてくれたら、どんなに嬉しいことでしょう……」


しかし提督は一人だけに構ってくれる事は殆どない


MVPを取った者には提督から何か褒美がもらえるが、それ以外の時に個人と接することはなく、平等に対応している


だから私個人にはあまり話をすることはないのだ


そんな時に現れたこの機会、私をいつもと違う気分にさせるには十分だった

手が自然とスカートの中へ潜りこんでいく


下着の布越しに触ると、そこは既に湿り気を帯びていた


自分がはしたない女だと思いつつも、アソコはじんっ……と熱くなる


布越しでもカリカリと刺激を与えていくと、電撃が走ったように快感が駆け巡っていく


私の指はそのまま下着をずらし、直接触れるまでになっていた


提督の匂いを感じることも忘れない


もう片方の手で胸も弄るため、軍服を半分肩に掛けるように着る


服越しに自分の胸を揉みしだく


自慢ではないが、それなりに大きいため手には収まらない


榛名「うっ……ふ、う……」

段々と声も抑えきれなくなっていた


膣内に挿入された方の手の指は何の抵抗もなく滑る様に奥に入り込んでいった


そしてかき回した後に一旦半ばまで引き抜く


そうすると掻き出された液体が手まで垂れ、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音を伝えてくる


胸は突起を弾くように刺激していく


指で弄ぶたび柔らかい乳房が揺れ動く


榛名「あ、ふっ……!んん……」

もう止まれない


滑るのに任せたまま指の付け根でぷっくりと固く勃起したクリトリスを弾く


少し乱暴なほどの強さが逆に提督自身に触られているような錯覚を引き起こさせ、全身を通り抜ける頃には甘美な快感に変わる


榛名「ああ……!く、う……ん!」


もうすぐ絶頂するだろうと感じた私は軍服をぎゅっと噛み、声を殺した


一層小刻みな挿入のペースを上げる


胸は先端を抓り、痺れるような快感を与えていく


じゅぶじゅぶという静かな部屋に響く音、提督の匂い


榛名「ッ!!んぐ……んんん!!」


それを意識した瞬間私の頭が真っ白になった


びく、びく、と体が震える


立っていられなくなり、その場にへたり込んでしまった

榛名「ぁ……ぁ……」


声にならない声が喉から出る


口からはだらしなく涎が垂れるが、ふき取る気力も出ない


絶頂時の倦怠感が全身を支配していた


ふと軍服を見ると、先ほどの絶頂時に余程強く噛んだのか自分の歯形と唾液の染みが付いていた


それが自分が提督にマーキングをしたようで優越感が湧いてくる


榛名「あひっ……」


気が付けば指は再び股間へ


しかしその途中私の目にあるものが目に映った

提督の机


いつもそこに座り、仕事を黙々とこなしている


あそこにも、マーキングをしたい


そう考えてしまった


そうなれば私の行動は早かった


絶頂後の身体をのっそりと動かし、軍服を自分の肩に掛け提督の机へと向かう


そして正面から抱き着きように机の角に跨り、自分の股間を押し付けながらゆっくりと動かす


榛名「ん、ふ……っ」


ぎし、ぎぃ、という机の軋む音


抑えながらも漏れ出る切ない溜息

上気した顔は、傍から見れば体調を崩し寄りかかっているようにも見えるかもしれない


だが行われているのはただ快楽をむさぼる卑しいものだ


提督がいないのをいいことに好き勝手に自分を刻み付けようとしている


私は、榛名は、悪い子だ


榛名「榛名……は……んぁっ……悪い、子、っ……」


言葉とは裏腹にそんな状況も快感へと変換されていく


丸い角に強く、或いは弱く


前後に小刻みながらも力を入れ、食い込ませ、引き、押し込む


自分の体温と同じになった表面が性器をなぞる


強く食い込ませるように腰を出すと、膨らんだ突起が潰れ、そのたびに喘ぎ声が漏れる

榛名「んあ!あふぅ……」


机が揺れ音を立てるのを聞くと、まるで提督と性行為をしている気分になれた


私が上で腰を振るが、提督は優しくリードしてくれる


そんな妄想内のシュチュエーションが白く濁った頭の中で生々しく再生されていく


段々と慣れてきた動きで提督の性器に見立てた角を叩き付けるように上下にも擦る


榛名「提督、気持ちいいですか……?榛名は、んんッ!……大丈夫です」


すっかり透けた下着はもはや本来の役割を果たしていない


抱き着くような姿勢で倒した身体


足は爪先立ちでおぼつかないほどだが夢中になった私には気になることでもない


異常なほど出た愛液が机の表面をすべり、地面に垂れて絨毯を汚す


口から漏れ出る唾液は大きな乳房が傘となり受け止めていた

榛名「あっイッちゃ……!」


角から搾り取る様にぐりぐりと腰を回転させる


食い込んだ角が私の中へ容赦なく入り込み掻き乱していく


そして終わりは予想外なところで来た


榛名「え……?あっ!」


あまりに夢中になっていたからか、足を滑らせてしまったのだ


その結果角が一気に奥まで食い込んだ


その衝撃は尋常ではなく、一瞬本当に意識が飛んだ


榛名「ああ、あああああ!!」


びくんっ、と大きく体が跳ねる


つま先から頭までピン、と伸ばし全身でこの快楽を味わった

そして目を見開いたまま数秒間机に寄りかかった後、ズルズルとうつ伏せの体勢のまま地面へと横たわった


榛名「あぅ……眠い……」


こんなところで寝たら提督になんて言われるか


後処理も何もしていないのに


だが2度も達した上、元から少し眠気が来ていたため行動する思考を少しずつ奪われていく


肩に羽織った軍服を自分の正面まで引っ張り嗅ぐ


それが引き金となり、安心感とともに一気に眠気が襲ってくる


榛名「提督……榛名は、お慕い、申し上げています……」


そう寝言のように呟き、意識が闇へと落ちていった








─────────────────────


妖精「ということがあった」


提督「だからこの前俺の部屋で榛名が危ない恰好で寝てたのか……というかなんだこの映像」


妖精「お前の部屋の監視カメラに決まってんだろ」


提督「そんなもんいつ付けた。どうして付けた」


妖精「人間観察記録のためにずいぶん前からですけど?それが何か問題?」


提督「……まぁいいや。何言っても変わんないし」


妖精「あ、ビデオいる?自慰に使えるぞこれ」


提督「いらんわ!」


妖精「ヘタレが……それで、何で襲っちゃわなかったんだよ。あんな美味しい機会そうないぜ」


提督「責任とらないといけないの既に3人だぞ3人!もうやだ!」


提督「榛名を見つけた後何事もなかったように部屋まで送り届けるの滅茶苦茶大変だったんだぞ!榛名も榛名で無意識に俺を感じ取ったのか抱き着いてきて離してくれなかったし!」

妖精「おおほんとだ、お姫様抱っこなのにがっちり腕でホールドしてるな」


提督「おい、まさか監視カメラってあらゆるところにあるのか……?」


妖精「禁則事項です☆」


提督「」


妖精「巷では無理やりお前を襲えば責任とって貰えるのでは?という噂が立ってるねぇ」ニヤニヤ


提督「なぁ、俺提督やめて田舎行こうかな」


妖精「いいんじゃね?多分全員付いてきて今より狭い家でさらに警戒する羽目になると思うけどな」


提督「…………」


妖精「お前に逃げ場なんてないんだよ。恨むなら自分の部下との接し方を恨むんだな」


提督「うう……」


妖精「気持ちわりぃ声出すんじゃねえよ。もう要は済んだから早く帰ってくれ」


提督「なぁ、せめていつの間にか既成事実作られないような防犯グッズくれないか?」


妖精「甘えんな」

提督「そこを何とか!何でもするから!」


妖精「ん?……よし分かった。今天啓が下りてきたから何とかしてやろう」


提督「ありがとう!」


妖精「やめろ。男に感謝されても気分が悪くなるだけだ」


提督「お前、やっぱ殴っていいか?」


妖精「早く消えろ、開発の邪魔だ。一刻も早く作ってほしいんだろ?」


提督「……わかったよ。それじゃ頼んだからな」スタスタ


妖精「んー」











妖精「ククク……なーんちゃって!!」


妖精「ああ!!手が滑って艦娘が発情しちゃう薬作っちゃったぁ!!」


妖精「捨てるのももったいないし誰かで試すかぁ」


妖精「そうだな、さっきのビデオの子にあげて後押ししてあげよう」


妖精「俺ってなんて優しいんだろう!恋のキューピットだな!」


妖精「あいつも許してくれるよな!だって何でもするって言ったもんな!」


妖精「ぎゃはははははは!!」

終わり
前々作に「只管匂いだけ嗅ぎそうな艦娘とか特殊なのも出来れば見たい」とかあったからクンカクンカ自慰書きたくなった
でもめっちゃ書くの難しかった……
では今回も短いけど読んでくれた方はありがとうございました

ゼンサクノリンクデス。モトメラレルトハオモワナカッタ

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月02日 (土) 05:55:03   ID: jPBtaGy8

この人の話好きなんだけど最近は書いてないんだろうか

2 :  SS好きの774さん   2015年05月05日 (火) 23:27:58   ID: 0nf5_FMD

ぜひ続編をば!

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