デーモン小暮閣下「やはり我輩の青春ラブコメは間違っている」 (113)

注意
・実在する人物が出てきますが、その設定や史実、年齢は事実と少し異なります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427387346

我輩にとって高校時代の青春など地球征服の一歩、序章に過ぎぬ

青春を謳歌する生徒達よ、精々いまは人間らしく平穏な一時を過ごすがよい
やがてこのデーモン小暮閣下が率いる聖飢魔IIが人間達を洗脳し、骨の髄まで悪魔色に染め上げるであろう

悪魔こそが至高の存在である事を思い知らせて差し上げよう
我々が天下を手中した際は皆よ、この我輩を敬うがいい

あと世界はもっと相撲に注目すべきだ

平塚「おい小暮、何だこのふざけた作文は」

デーモン小暮閣下「む?見ての通り『高校生活を振り返って』との課題で、我輩の高度な知力を振り絞り、知的に書き綴ったものだが」

平塚「この作文のドコが知的なんだ!キミはテロでも起こす気なのか!?」

平塚「何なんだ!この『青春とは地球征服の一歩、序章に過ぎぬ』とか!『この我輩を敬い、崇拝するよい』とか!!あと何で最後に相撲が出てきた!?」

デーモン小暮「フハハハハハハハハハ!!いかにも。我輩は悪魔界のトップである。あと相撲は趣味だ」

平塚「…………」

デーモン小暮「なんだ、その目は」

平塚「キミはキチガイだな。頭がイカれてる」

デーモン小暮「フハハハハハハハハ!!キチガイ?悪魔の我輩にとっては
褒め言葉以外何者でもない!」

平塚「大体、そのメイクと髪型はなんだ」

デーモン小暮「これは悪魔としての正装…そう、つまりこれが我輩の真の姿である」

デーモン小暮「それと先生、一つ言わせて貰うが我輩の事は『閣下』と呼べ!」

平塚「何が閣下だ…小僧が。ふざけた態度はその見た目だけにしておけ」

デーモン小暮「小僧だと?フハハハハハ!!愚かな…我輩の年齢は既に10万年を超えている…」

デーモン小暮「むしろ若者なのは貴様の方だ…年配者を敬え。この愚か者が!!」

平塚「え、若い?私ってそんなに若い?///」ポッ

デーモン小暮「何だそんなに嬉しいのか?」

平塚「ハッ!…ご、ごほん。とにかくキミには罰を与えないとな」

デーモン小暮「ほう、この我輩に懲罰とは不届きな…」

平塚「ところでキミは友達とかはいるのか?」

デーモン小暮「違うクラスに、古い友人もとい構成員ならいるが」

平塚「構成員?まあいい…ついてきたまえ」

~~~

雪乃「アナタ、小暮君ね」

デーモン小暮「む、我輩を知っているのか」

雪乃「アナタを知らない人なんていないでしょ」

デーモン小暮「ほう…あの才色兼備の雪ノ下雪乃に知られているとは光栄だ」

雪乃「こっちを見ないで、気持ち悪い」

デーモン小暮「な、な!?なんだと!!我輩を誰だと思っている!!」

雪乃「変質者」

デーモン小暮「まてまて。キチガイならともかく変質者は許さん」

雪乃「基準がよく分からないのだけれど…」

平塚「まあ雪ノ下、彼は見ての通り変人だ。クラスにも友人がいない」

デーモン小暮「だから違うクラスには古い友人がいると言ったではないか」

平塚「少し黙ってろ…まあとにかく、彼の変人体質を更正してほしい。それが私からの依頼だ」

雪乃「先生、彼は病院に連れてったほうが良いかと」

デーモン小暮「むむ、何か馬鹿にされてる気がするぞ?」

デーモン小暮「さて平塚先生が退出なされたが…一体この部活は何なのだ?」

雪乃「ではゲームをしましょう。この部活は何部でしょう?」

デーモン小暮「ふむ…デブ?」

雪乃「違うわ」

デーモン小暮「ならば後頭部?」

雪乃「ふざけてるの?」

デーモン小暮「ふざけてなどない」ニヤッ

雪乃「アナタ、女子と話したのはいつ振り?」

デーモン小暮「我輩は毎日、男女問わずクラスメイトにはキチンと挨拶しているぞ。こう見えて礼儀は弁えるほうだ」

デーモン小暮「もっとも、我輩に畏怖して誰も気安く声をかけてこないがな!フハハハハハハ!!!」

雪乃「アナタ、友達がいないのね」

デーモン小暮「同じクラスにはな。んで?この部は一体何なのである?」

デーモン小暮「なに?奉仕部?」

雪乃「ええ、そうよ。アナタの変人体質を更正してあげる」

デーモン小暮「更正?フハハハハハハハ!!!笑わせてくれる!!」

デーモン小暮「言っておくが我輩のスペックはなかなかだぞ?」

デーモン小暮「全教科テスト学年2位、バンドも組んでいて、先日には陛下からリーダーの権限も引き受け継いだ。顔もイケメンである!」

雪乃「最後のはまず無いわね」

デーモン小暮「なにぃ!?このたわけ!!」

雪乃「それと私は実力テスト学年1位だし、楽器だって大抵の物は扱えるわ」

デーモン小暮「ほう大抵の楽器…いや武器を扱えるのか。それは良いことを聞いた」

デーモン小暮「ならば雪ノ下、我輩のバンドに」

雪乃「全力でお断りさせて頂くわ」

平塚「おう、二人とも仲良くやっているか」

デーモン小暮「む、先生か。我輩いまいち状況が飲み込めないのであるのだが」

平塚「まだ雪ノ下から聞いてないのか。奉仕部とは自己変革を促し、お悩みを解決する部活だ」

デーモン小暮「……つまり何だ。悩める生徒達を我々が解決へと導くべく、御奉仕してやると?」

平塚「そんなところだ」

デーモン小暮「奉仕部…悪魔の我輩が人間に御奉仕だと?フハハハハハハ!下らん!」

デーモン小暮「我輩はこれから家に帰ってテレビで相撲観戦をする。帰らせてもらうぞ」

平塚「……私から提案がある。これから君たちがどちらが多くの問題を解決できるかだ」

平塚「勝者には、敗者に何でも言う事を命令ができる。どうだ」

デーモン小暮「ん?いま何でもと申したな」

雪乃「このキチガイが相手だと貞操の危機を感じるのでお断りします」

平塚「む?雪ノ下、そんなに勝つのに自信ないのかね」

雪乃「…………良いでしょう。その挑発に乗るのは癪ですが、受けて立ちます」カチン

平塚「だそうだ。小暮、お前も覚悟を決めたらどうだ」

デーモン小暮「……」

デーモン小暮「フフ、フハハ…フハハハハハハハハハハ!!」

デーモン小暮「良かろう!!このデーモン小暮閣下が直々に、残忍に!残酷に!悪魔的に!問題を解決して差し上げようではないか…!!フハハハハハ!!!」

デーモン小暮「さて、そうと決まったら早速、連絡を取らないとな」

雪乃・平塚「?」

デーモン小暮「えーと…あ、もしもし。我輩だ」

『何ですか閣下。部活中なんですけど』

デーモン小暮「緊急召集だ」

『なるほど了解です』

デーモン小暮「それと悪魔の正装で来るようにな」

『えーー世を忍ぶ仮の姿じゃダメ?』

デーモン小暮「だめ」

『えーー』

デーモン小暮「それと他の構成員も呼んで置くように」

『あーはいはい。わかりましたよっと』

雪乃・平塚「?」

――10分後

平塚「いったい誰を呼んだんだ?」

デーモン小暮「まあ慌てる出ない、そろそろ来るぞ」

ガララ

「ちわーっ三河屋で~す」

デーモン小暮「お~サブちゃん!今日もありがとね!」

「いやいやどうもどうも閣下。今日も良い天気ですね~」

デーモン小暮「全くである。フハハハハハ!!」

「カーッカカカカカカ閣下」

雪乃・平塚「」

雪乃(こんな悪魔メイクした人。小暮くん以外にいたかしら…?)

平塚「だ、誰だキミは!?さては部外者か!?」

「え~?僕はただのしがない酒屋の店員ですよ~」

平塚「嘘付け!警察に連絡するぞこの変質者!」

「あー冗談ですって先生。もう少し空気合わせて下さいよ~。せっかく美人なんだからさ~」

平塚「え///び、美人…///」ドキドキ

平塚「……って、ごまかすな!キミは何者だ!?」

エース清水長官「俺ですよ、2年E組の清水ですよ。またの名をエース清水。天才清水。役職は長官。カンチョーじゃないからね?」

平塚「し、清水だと!?確かバレー部の…そのメイクはどうした!?」

エース清水「閣下が『悪魔の正装』で来いって言うから速攻で変身してきました。文句があるなら閣下に言ってください。このバ閣下!な~んちゃって」

エース清水「あ、普段の俺は『世を忍ぶ仮の姿』で、コッチが本来の俺の姿なので、ヨロシクね先生。わっはっはっはっは」

平塚「」

雪乃「この男も大概ね」

エース清水「あ、残念なお知らせが。ライデン湯沢とゼノン石川は来れないって。理由は面倒くさいからだってさ。ド偉いゴミ、じゃなくてド偉い御身分ですね」

デーモン小暮「なにぃ!?全くあいつら…まあいい。陛下が間も無く来られるだろ」

キャー浜田くーん!///

デーモン小暮「む?この黄色い声援…きたな」

すまぬがどいてくれ、急用なのだ

エース清水「きましたね。良いね~イケメンは。うらやまうらやま」

雪乃・平塚「?」

ガララ

ダミアン浜田陛下「待たせたな」

雪乃「……アナタは2年E組の浜田くんね。数学のテスト学年3位の」

平塚(2年E組の浜田…そのクールでビジュアル系の容姿で、F組の葉山隼人と同じくらい女子から人気のある男)

平塚「む?そういうばキミはあまり見た目が悪魔らしくないが…」

エース清水「陛下は血縁云々の事情で普通の悪魔と違うんですよ。詳しくはwikiでも見てください」

平塚「そ、そそ、そうか(困惑)」

ダミアン浜田「話はエース長官から聞いてる。それで閣下、どうしたのだ?」

ダミアン浜田「あの有名な雪ノ下雪乃といっしょにいるが…ラブコメごっこでもしてるのか?悪魔のくせに」

デーモン小暮「違う違う。実はこのたび奉仕部に入る事になって」

ダミアン浜田「奉仕部だと?悪魔の我々が人間相手に御奉仕を?」

~説明中~

デーモン小暮「っという訳だ」

ダミアン浜田「……デーモン閣下。私から言わせれば『世を忍ぶ仮の姿』で学校生活を送らない閣下に責任があるとしか言えんのだが」

デーモン小暮「なっ…それなら陛下だって日頃から悪魔の正装で生活してるじゃないですか!」

ダミアン浜田「私は人間ウケのいい容姿だからな。私、カッコいいから」

デーモン小暮「」イラッ

エース清水「つーか閣下が世を忍ぶ仮の姿になれば問題解決するんじゃないんですか?」

雪乃「正論ね」

平塚「うん正論だ」

デーモン小暮「なっ…納得いかぬ!我輩とて悪魔としての誇りがある!大体、エース長官は悪魔としての自覚が足りんのだ!!」

エース清水「ごめんなしゃーい」

ダミアン浜田「まあ閣下の非常識ぶりはさておき…私とエース長官をここへ呼んだ理由はその事実を伝える為?」

デーモン小暮「まだ続きがある。実は雪ノ下雪乃と勝負する事になって、問題解決をしまくり勝利すれば敗者に何でも命令できるらしい」

ダミアン浜田・エース清水「な、ななな!!何でも!!?」ガタッ

雪乃「」ドンビキ

デーモン小暮「まてまて、己のマラを鎮めよ。我輩には考えがあるのだ」

デーモン小暮「雪ノ下雪乃は大抵の楽器なら何でも扱えるらしい…故に、その才能を見込んで、我が聖飢魔Ⅱの新メンバーとして加えたいと思うのである」

雪乃「!!?」

ダミアン浜田「なるほど」

エース清水「良いっすね。あのむさ苦しいグループが少しは爽やかになるでしょう」

雪乃「待ちなさい。さっき却下だと言ったじゃない」

デーモン小暮「ん?天下の雪ノ下さんどうしました?まさか我輩に負けるのが怖くてそんな逃げ腰なことを言ってるんですか?ん?ん?」

雪乃「……」イラッ

雪乃「……良いでしょう。その安っぽい挑発に乗るのは癪だけれど。もし負ける事態になったら小暮くんのバンドメンバーになってあげるわ」

デーモン小暮「チョロい」

ダミアン浜田「チョロい」

エース清水「チョロい」

雪乃「……」イラッ

エース清水「こうなったら俺達も閣下のサポートしないとね」

ダミアン浜田「うむ」

雪乃「まったく…クラスでは友達のいない小暮くんが、どうしてこうも他のクラスメイトには慕われてるのかしら…」

エース清水「みんなまだ気付いてないのさ」

雪乃「なにが?」

エース清水「閣下ほどカリスマに溢れた人…じゃなくて悪魔はいない。閣下は俺達の尊敬すべきお方」

ダミアン浜田「うむ。閣下はいずれ大物になる男だ。それこそ私やエース長官以上…そして雪ノ下、貴様よりもな」

デーモン小暮「フハハハハハハハハハ!!雪ノ下よ、精々覚悟するが良い!!」

雪乃「こんな男のドコにカリスマが…馬鹿らしいわ」

平塚「この学校は私が想像してる以上に問題児が多いようだ」

デーモン小暮「……目にものをみせてやる。我輩の華麗なる解決術をな!」

ダミアン浜田「ハハハハハハハハハ!!!ハハハハハハ!」

エース清水「わっはっはのはーーー」

デーモン小暮「フハ!フハハハ!!フハハハハハハハハハハ!!!」

今日はここまでです
もうノリでSSは書かないと誓ってたのに、久々に聖飢魔Ⅱを聞いてたらノリで書いてしまった…

話の続きが思いついたら更新します

過去にけいおんのやつ書いた方ですか?あれ最高でした。

コメントどうも

>>32
SSの方はこれまで幾つか書いてますが、その作者とは違います
一応続きは少しづつ書いてきます

>>12(訂正)

エース清水「あ、残念なお知らせが。ライデン湯沢とゼノン石川は来れないって。理由は面倒くさいからだってさ。ド偉いゴミ、じゃなくてド偉い御身分ですね」

エース清水「あとルーク篁(たかむら)は、サイクリング中だから来れないって」

デーモン小暮「なにぃ!?全くあいつら…まあいい。陛下が間も無く来られるだろ」

キャー浜田くーん!///

デーモン小暮「む?この黄色い声援…きたな」

すまぬがどいてくれ、急用なのだ

エース清水「きましたね。良いね~イケメンは。うらやまうらやま」

雪乃・平塚「?」


ガララ

ダミアン浜田陛下「待たせたな」

雪乃「……アナタは2年E組の浜田くんね。数学のテスト学年3位の」

平塚(2年E組の浜田…そのクールでビジュアル系の容姿で、F組の葉山隼人と同じくらい女子から人気のある男)

平塚「む?そういうばキミはあまり見た目が悪魔らしくないが…」

エース清水「陛下は血縁云々の事情で普通の悪魔と違うんですよ。詳しくはwikiでも見てください」

平塚「そ、そそ、そうか(困惑)」

ダミアン浜田「話はエース長官から聞いてる。それでデーモン、どうしたのだ?」

ダミアン浜田「あの有名な雪ノ下雪乃といっしょにいるが…ラブコメごっこでもしてるのか?悪魔のくせに」

デーモン小暮「違う違う。実はこのたび奉仕部に入る事になって」

ダミアン浜田「奉仕部だと?悪魔の我々が人間相手に御奉仕を?」

――次の日

ガララッ

結衣「失礼しまーす…ってカッカー!?」

デーモン小暮「む、貴様は由比ヶ浜ではないか」

結衣「カッカー、なんでここにいるの?」

デーモン小暮「うむ実は、ここの部員でな。それで…」

~説明中~

デーモン小暮「っという訳だ」

結衣「ふーん、雪ノ下さんと勝負してるんだ」

雪乃「それで要件は?」

結衣「えっと実はね…クッキーを渡したい人がいて」

デーモン小暮「ほうクッキーを」

――家庭科室

結衣「できた!」

デーモン小暮「うむ、まるで地獄を表現した食物だな。いただきます」

デーモン小暮「……」モグモグ

結衣「ど、どう?」

デーモン小暮「ゴハァァァ!!?」

バタッ

デーモン小暮「」

結衣「え、ちょ!?カッカー大丈夫!?」

雪乃「よくアレを食べる気になったわね…」

デーモン小暮「……うむ、危うく地獄に帰還するところであったぞ。『恐怖のレストラン』を歌いたい気分だ」

デーモン小暮「まあ何だ、武器としてなら有効活用できそうだな」

結衣「全然嬉しくないし!?」

雪乃「手本に作ってみたわ」

デーモン小暮「うむ、これは美味である!」モグモグ

結衣「あたしのと全然違う…」

デーモン小暮「……」

デーモン小暮「…実は我輩も、知り合いに先ほどメールを送ったんだが」

デーモン小暮「これより、料理の得意な者がくる」

結衣「え?」

雪乃「また変人がくるのかしら…」

~~~

ガララッ

エース清水(仮の姿)「やぁ」ノ

雪乃「またアナタね」

結衣「あれ清水くん!カッカーと知り合いなの!?」

エース清水「うん。一応、俺の尊敬すべきお方。そして設定上では俺の上司」

デーモン小暮「由比ヶ浜もエース清水長官と知り合いだったのか」

結衣「去年、同じクラスだったんだ。あと清水君の友達の…石川君とか湯沢君とか篁君とか…あと浜田君も一緒だったよね」

デーモン小暮「ふむなるほど…しかし見事に我輩だけ違うクラスだな」

デーモン小暮「それよりエース長官、世を忍ぶ仮の姿ではないか。悪魔の正装はどうした?」

エース清水「毎回毎回、部活抜け出して、悪魔の正装に変身する俺の身になって下さいよ~」

デーモン小暮「ならぬ!変身して出直して来い!」

エース清水「あーはいはい、面倒だな~」

結衣「?」

ガララッ

エース清水「ふわはははは。変身してきたよ~」

デーモン小暮「うむ」

結衣「っ!?清水君なにその格好!?」

エース清水「本来の俺の姿ってやつだね、普段は世を忍ぶ仮の姿だから」

エース清水「んで、おれはクッキーを作れば良いんだよね」

デーモン小暮「うむ。だがその前に…同じく調理の得意なゼノン石川はどうした?」

エース清水「気が向いたら来るって言ってましたよ」

デーモン小暮「何だそれは!体たらくな奴め!」

雪乃「どうでも良いけど、早く作ってくれないかしら?」

デーモン小暮「うむ…まあ雪ノ下も一人で作ってたし、まあ良いだろう」

デーモン小暮「さあエース長官!さっさと作るが良い!」

エース清水「はーい」

~~~

エース清水「できたよ」

雪乃・結衣「……」モグモグ

結衣「おいしい!清水君って料理も得意なんだね!」

エース清水「わっはははは」

雪乃「……悔しいけど、これだけの物を作るとは大したものね」

デーモン小暮「うむ、流石は長官」

ゼノン石川「おいしー」モグモグ

雪乃・結衣「……」

ゼノン石川「イェーイ」v

雪乃「誰!?」ヒキッ

結衣「な、なんか角とか羽とか生えてる…」ヒキッ

デーモン小暮「む、やっと来たかゼノン石川」

結衣「え…もしかして去年同じクラスだった石川君!?」

ゼノン石川「うん、久しぶり由比ヶ浜さん。あ、閣下。お菓子作るの面倒だからベースの練習してた」

デーモン小暮「そんな暇があるならとっと来んかい!馬鹿者め!」

ゼノン石川「あとルーク篁参謀は、またまたサイクリング中だってさ」

デーモン小暮「おのれ…審査委員として呼んだのに…!あの自転車マニアが!」

雪乃「……で、どうかしら由比ヶ浜さん。清水君のは見ていて参考になったかしら?」

結衣「う~ん…一応手順とか見えたけど、雪ノ下さんと大して作り方に変わりが無いような…」

結衣「味も同じ位、美味しかったし」

雪乃「それを言われたら…そうね、私からも同じ事しか言えないわ…」

デーモン小暮「エース長官と雪ノ下が同じレベルだと?フハハハハハハ!!!たわけ!!エース長官の方が美味しかったぞ?」

ゼノン石川「閣下と同じく」

雪乃「……何ですって?」ピキッ

デーモン小暮「ハッキリ言おう!彼のほうが2倍は上手い!」

エース清水「ありがたいけど、また微妙な点数の付け方だな~」

雪乃「一応、理由を聞かせて貰おうかしら?」

デーモン小暮「ふむ、我輩が今回、二人を呼んだのは他でもない。これからいう我輩の哲学を述べる為だ」

雪乃・結衣「……?」

デーモン小暮「確かに我輩には、同じクラスには友達がいない。皆、我輩に畏怖してるからな。だが我輩には古くからの付き合いある仲間がいる」

デーモン小暮「その仲間の作る料理には…我輩への愛とか友情とか…そうだ、色んな物が込められている。」

デーモン小暮「雪ノ下、貴様が作る料理はただ旨いだけだ。我輩への感情は特に感じなかった」

雪乃「ある訳無いじゃない」

デーモン小暮「それだ。それなのだ雪ノ下。ハッキリ言うが単純な味自体はそんなに大差はないのだ。用は想いが込められているか、否かである」

雪乃「………」

デーモン小暮「そして由比ヶ浜よ、我輩から貴様に言いたい事はただ一つ」

結衣「?」

デーモン小暮「もっと仲良くなってみたらどうだ?そのクッキーを渡したい人物とやらに」

デーモン小暮「相手と親密になればお前はより一層、料理する際に美味しくなるよう
気持ちを込めるハズだ」

デーモン小暮「そして例え殺人的な味でも、仲良くなった相手はお前の事を気に入ってるからこそ、相手もより美味しく感じれるようになるはずだ」

結衣「な、なるほど!!」

エース清水「あ、由比ヶ浜さんのクッキーまだ食べて無かったね」

エース清水「俺達は友達だし、食べても良いよね?」

結衣「え、うん!清水君も石川君もどうぞ!」

エース清水・ゼノン石川「いただきまーす」

エース清水・ゼノン石川「……」モグモグ

エース清水・ゼノン石川「ゴハァァァ!!?」

バタッ

デーモン小暮「おい!?しっかりするのだ二人とも!!」

エース清水・ゼノン石川「」

雪乃「……気持ちも大事だけど、大事ゆえに料理の技術も磨かないといけないわね」

結衣「」

エース清水・ゼノン石川「閣下…恐怖のレストラン、演奏したい」ピクピク

デーモン小暮「うむ、部活終わったらスタジオ行くか」

デーモン小暮「ところでそのクッキーを渡したいと言う人物は何者なのだ?」

結衣「えっと実はね…」

~説明中~

結衣「……っという事が入学式にあって」

雪乃「………っ」

デーモン小暮(入学式?事故?はて…)

エース清水「へーそりゃ夕刊だな」

ゼノン石川「漢字を間違えてるよエース長官」

雪乃「…………………」

結衣「それでね、住所とか聞いて…お礼もしに行ったんだけどね」

結衣「名前がカッカーと同じ苗字の『小暮』って人だったんだけど」

結衣「学校中探しても見付からなくて…」

デーモン小暮「一応、聞いておこう。どんな容姿だったのだ?」

結衣「んっとね、髪が長くて金髪だったかな」

結衣「でもカッカーみたいに白塗りメイクしてないし、髪の毛逆立ってないし…」

デーモン小暮「…………」

デーモン小暮「あーー由比ヶ浜よ。もしかしたら…否、間違いなくだが」

デーモン小暮「その男は我輩だ」

結衣「え…えええええええーーー!!!!?」

エース清水・ゼノン石川「な、なんだってーーー(棒)」

雪乃「」

デーモン小暮「実はだな。あの日、我が妹のデーモン小町に『入学式くらい仮の姿で行って!蝋人形にするよ!』っとしつこく注意を受けてだな」

デーモン小暮「止む無く『世を忍ぶ仮の姿』で登校したのだ」

デーモン小暮「んで、そんな時に犬を見つけて…突撃の結果、右腕やら左足やらありえない方向に曲がってしまい…」

雪乃「」

エース清水「なんとなんと!流石は閣下!惚れちまうぜ!でもやってる事が悪魔っぽくないぜ!」

ゼノン石川「さすが閣下。イエーイ。もう悪魔やめたら?」v

結衣「カッカーが助けてくれたんだ…あの時はありがとう…それとごめんねカッカー…」ウルッ

デーモン小暮「フハハハハハハハハハハ!!!気にするな。その昔、ミサ(ライブ)の時はよく事故って改造手術(骨折)をしたものだ」

結衣「……?そうなの?」

結衣(そっか…カッカーがあの幻の恩人『小暮君』だったんだ…///)ドキドキ

結衣(あれ?カッカーを見てたらドキドキして来ちゃった…///)

雪乃「」

デーモン小暮「さて!由比ヶ浜から殺人クッキーも頂いたし、今日は引き上げるか!」

結衣「殺人いうなし!」

雪乃「」

エース清水「ん?雪ノ下さんさっきから顔色悪いよ?」

ゼノン石川「どうしたのかなー。あ、俺達の悪魔の正装を見てドンビキしてたとか?」

結衣「え、今更?」

デーモン小暮「…………そういえば、あの日。高級車にはねられたが」

雪乃「」ビクッ

デーモン小暮「まさかあの車に雪ノ下がいたとか?それで罪悪感のあまり、震えているとか?」

雪乃「!!!?」

デーモン小暮「が、しかし!葛藤が渦巻き、なかなか素直に言えない自分がいる…」

雪乃「」

デーモン小暮「なーんちゃって!!そんな偶然があるわけn」

雪乃「ええ、その通りよ」

全員「!!!?」

雪乃「ごめんなさい…その…二人には何とお詫びをしたら…」

結衣「雪ノ下さん…あたしはそんな!大丈夫だから…それに今日の事は感謝してるし」

デーモン小暮「ふむ、雪ノ下よ。もう頭を上げろ」

雪乃「で、でも」

デーモン小暮「でもじゃない!デーモン閣下だ!」

デーモン小暮「いいか雪ノ下よ、本来なら貴様を蝋人形にでもしてやりたいが…誇り高き貴様のしおらしい姿など見たくないのである」

デーモン小暮「貴様がそんなんでは張り合いが無いではないか」

雪乃「…………」

デーモン小暮「どうしても罰が欲しいか?良かろう!ならば…」

デーモン小暮「この余った、殺人クッキーを共に全て喰い尽そうではないか」

雪乃「うっ………ええ、分かったわ」

デーモン小暮「あ、由比ヶ浜。残った材料でまた殺人クッキーを量産してほしいのだが」

結衣「だから殺人いうなし!ちゃんと美味しく作って見せるから!」

~お菓子完成後~

エース清水「ゴハァァァ!!?」

ゼノン石川「ゴハァァァ!!?」

デーモン小暮「ゴハァァァ!!?」

バタッ

聖飢魔Ⅱメンバー「」

雪乃「ひっ……」ガクブル

結衣「」

雪乃「……」ガクガク

結衣「む、無理しなくて…良いよ?」

雪乃「……食べるわ。食べつくしてみせるわ」

雪乃「……」モグモグ

バタッ

雪乃「」

結衣「…………」

結衣「………グスン」

今日はここまで
話が思いついたらまた来ます

すいません。ちょっとアンケート
締め切りは今夜12時まで

この先の展開はある程度までは思いついてます
ただ設定的な事で悩んでます。設定によって展開を変えてく予定です

①現実通り、自称悪魔(笑)のハイスペック中二病キチガイ集団
持ち前のカリスマと芸人体質で問題を悪魔的に問題解決

②SSで良く見られる本物の悪魔。キチガイの集い
持ち前の芸人体質、カリスマのみならず、超能力的も使い悪魔的に問題解決


因みに自分は元々①のつもりで書いてましたが、よく考えたら従来の閣下SSは②のパターンが多いので
読み手としてはどっちが良いのか気になりました



投下します
アンケートありがとね①で行きます

一応、よく分からない人の為に構成員の画像と簡単な説明を

デーモン小暮閣下(リーダー・vo。相撲番組とかにもよく出てくる)
http://www.seikima-ii.com/seikima-ii/profile/images/demon.jpg

エース清水長官(ギター)
http://www.seikima-ii.com/img/profile/ace.jpg

ルーク篁(たかむら)参謀(ギター)
http://www.seikima-ii.com/img/profile/luke01.jpg

ゼノン石川和尚(ベース。)
http://www.seikima-ii.com/seikima-ii/profile/images/xenon.jpg

ライデン湯沢殿下(ドラム)
http://www.seikima-ii.com/seikima-ii/profile/images/raiden.jpg

ダミアン浜田
(聖飢魔Ⅱの創始者。デビュー前に脱退。あるミサで限定的の復活もした。現在は魔界で大魔王(数学教師)をしている)
http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/220026244.jpg

教室

デーモン小暮「おはよう諸君!」

クラスメイト全員「っ」ビクッ

葉山「………」

三浦「うっわぁ」ヒキッ

デーモン小暮「今日はあまり天気が良く無いな。悪魔の我輩はこういう日は好きであるがな!フハハハハハハ!」

結衣「あ、カッカー!やっはろー!」

デーモン小暮「由比ヶ浜か。うむ、やっはろーだな」

デーモン小暮「しかし珍しいな、みな我輩に恐怖して挨拶などして来ないのだが」

結衣「だってあたしとカッカーはもう友達じゃん。挨拶してもおかしくないでしょ?」

デーモン小暮「む…そ、そうか」ドキッ

デーモン小暮「素直に挨拶されるのも悪くないな。フハハハハハハ!」

~~

三浦「ちょっと結衣」

結衣「ん?」

三浦「あんまあのキチガイに関んなし」

結衣「え…どうして?」

三浦「は?いちいち言わなくてもわかるっしょ?」

戸部「優美子の言うとおりっしょ!小暮くんマジ危なそうな人…人?だしさ、とにかくマジ関らない方がいいからー!」

結衣「でも…」

葉山「ま、まあまあ。小暮くんも見た目アレだけど別に悪いことしてる訳じゃないし…」

三浦「隼人優しい…!」

昼休み・部室

雪乃「……」

エース清水「閣下~!新しい戦闘服よー」

デーモン小暮「元気百倍!デーモン閣下!」

ルーク篁「やるなエース長官。なかなか良い戦闘服だ」

ゼノン石川「そんじゃ早速セッションをしましょうか」

ライデン湯沢「石川君よ。まだダミアン陛下が来てないぞ」

雪乃「ねぇ貴方達」

デーモン小暮「む、どうした」

雪乃「奉仕部の部室で何をやっているのかしら?」

デーモン小暮「バンドのミーティングである。新しい戦闘服(衣装)が出来あがったと聞いてな、試着してセッションでもしようと思ってな」

雪乃「奉仕部の部室でそういう事をするのは止めてくれるかしら?」

デーモン小暮「そういう貴様は昼休みになぜ部室に?」

雪乃「由比ヶ浜さんとお昼御飯を食べる約束をしたのよ」

デーモン小暮「ほう。だがまだ来てないようだな」

雪乃「ええ、一体どうしたのかしら」

ルーク篁「そういやさ、まだダミアン陛下も来てないよね」

デーモン小暮「確かに。真面目なお方なのに珍しい」

雪乃「ねぇ小暮君。そこのゲームやってる人と、ギター背負って自転車にまたがってる人は誰なの?」

デーモン小暮「おっとこの2悪魔とは合った事無かったな。紹介しよう。ライデン湯沢殿下とルーク篁参謀だ」

ルーク篁「初めまして雪ノ下さん。おれは参謀のルークね。趣味はチャリとギター」グルグル

雪乃「私の周りを自転車でグルグルと運転するの止めてくれない?」

ルーク篁「こんど一緒に二人乗りして帰ろうよ」チリンチリン

雪乃「無理」

ライデン湯沢「雪ノ下君!私はライデン湯沢だ!よろしく!」ピコピコ

雪乃「威勢が良いようだけど、ゲーム画面見てないでこっち見て話しなさい」

ライデン湯沢「無理な話である!いま忙しいのだ!あ、でも雪ノ下君が私とデートしてくれるなら考えt」ピコピコ

雪乃「無理」

ライデン湯沢・ルーク篁「(´・ω・`)」

雪乃「アナタの友達にはマトモな人がいないのね」

デーモン小暮「いかにも!我々は人ではない…悪魔である。フハハハハハハ!!」

雪乃「……」ガタッ

デーモン小暮「む、ドコへ行く?」

雪乃「由比ヶ浜さんに会いにF組へ」

デーモン小暮「ほう、ならば我輩も途中まで同行しよう。陛下があまりに遅いから我輩も行く」

雪乃「……その怪しげなコスプレで、校内を歩くの?」

デーモン小暮「コスプレではない!悪魔の正装である!」

ルーク篁「よっしゃ!校内サイクリングだ!あ、雪ノ下さん二人乗りしよ」

雪乃「……廊下を自転車で走るのは止めなさい」

雪乃「あとセッションするなら、部室じゃなくて音楽室に行って許可を得てきなさい」


デーモン小暮「うむ、仕方あるまい…よし、武器(楽器)をもっていくぞ」

エース清水「えーダメなの雪ノ下さん?武器持ってくの面倒だな~」

ライデン湯沢「たしかに。私はスネアドラムしか持って来てないから良いけどさ」

【教室】

デーモン小暮「む?」

雪乃「……」

三浦「結衣さ、最近付き合い悪くない?」

結衣「えと…止むに止まれぬ事情があるというか…」

三浦「はぁ?そんじゃ分かんないから、はっきり言ってよ?」


雪乃「……なるほど。頭の悪い輩に足止めされてたのね」


結衣「えと…あぅぅ…」キョロキョロ


雪乃「仕方が無いわね」ススッ

デーモン小暮「待つのだ雪ノ下」ポンッ

デーモン小暮「我輩が…いや、我輩達が行こう」

雪乃「その格好で!?」

デーモン小暮「その辺にしておけ三浦優美子よ」

三浦「!?」ビクッ

クラスメイト全員「!!?」

結衣「カッカー…!?何その格好!?」

デーモン閣下「フハハハハハハハハハ!」

ゾロゾロ

聖飢魔Ⅱ全員「フハハハハハハ!」

クラスメイト1「おい…なんだよあの集団」

クラスメイト2「小暮みたいなのが、うじゃうじゃいるぞ」

エース清水「やぁ、戸部っちに葉山」

葉山「え!?その声は清水くん!?」

戸部「マジ清水君どうしちまったんだよその格好!?頭イカレちゃったん!?なんで小暮君何かと一緒に…」

エース清水「おっと閣下の悪口はそこまでだ」

ルーク篁「あんまり閣下の事を侮辱すると、自転車で引いちゃうぞ!」チリンチリン

三浦「な…なによ!アンタらには関係ないでしょ!」

デーモン小暮「アンタら…?我輩はアンタらという珍妙な名前ではない!デーモン閣下だ!!」

聖飢魔Ⅱ全員「そして俺たちは聖飢魔Ⅱだ!」

デーモン小暮「さあ全員、三浦を囲め!」

聖飢魔Ⅱ全員「イエッサー!」ササッ

三浦「ひぃっ…!!」ビクッ

エース清水「あ、戸部っち。教室のコンセントの差込口はどこ?」

戸部「へ?あそこだけど、どしたん?」

エース清水「準備だよ準備」

デーモン小暮「フハハハハハハ!獄炎の女王と呼ばれているお前だが、流石に我輩には畏怖しているようだな?」

デーモン小暮「三浦よ。我輩の要求は一つ。由比ヶ浜を開放せよ」

デーモン小暮「彼女はお前の友達でもあるが、我輩の友人であり信者でもある」

三浦「は、はぁ!?」

デーモン小暮「さあ、解放せよ」

三浦「ざ…ざけんなし!なんでアンタみたいなキチガイの言う事を聞かなきゃなんない訳!?」

デーモン小暮「キチガイで結構!だがしかし…要求が飲み込めないような愚か者は…」

三浦「な、なによ…」

ライデン湯沢「1,2、3」パチパチ


デーモン小暮「お前も蝋人形にしてやろうか!!!」

https://www.youtube.com/watch?v=qJ0-lpjyX6c

~演奏終了後~

雪乃「」

結衣「」

クラスメイト全員「」

三浦「」ガクガク

デーモン小暮「アアアアアァァァ~~!!」ハイトーンボイス

エース清水「~~♪」ハヤビキ

ピロピロピロピロ

戸部「っべーー!!マジかっけぇぇ!!」パチパチ

大岡・大和「ああ!マジやべぇな!」パチパチ

デーモン小暮「フハハハハハ!!!信者(ファン)が3人増えたな…」

デーモン小暮「いや、4人か?」チラッ

三浦「」ガクガクガク

デーモン小暮「分かったか三浦よ。我輩に逆らえば蝋人形にされてしまうぞ?」

三浦「……っ!!っざけんなし!あーしを囲って演奏とか気ぃ狂ってんじゃないの!!?」ガクガク

デーモン小暮「いかにも、悪魔だからな」

エース清水「でも、ま~だ減らず口を叩いてますね~」

ルーク篁「まだ洗脳が足りないみたいだねこれは」ニヤッ

三浦「ひぃっ…」

ライデン湯沢「三浦君!いい加減に観念して我々のファン…じゃなくて信者になるのだ!」

ゼノン石川「もう一曲いっちゃう?大音量で!」

三浦「も…もう止めて…」ガクガク


雪乃「流石に止めに行こうかしら…収拾が付かなくなる前に」

ダミアン浜田「F組がやけに騒がしいな」

雪乃「アナタは…」

ガララッ

ダミアン浜田「デーモン。これは一体どういう状況だ」

デーモン小暮「む、ダミアン陛下。遅かったではないか」

ダミアン浜田「すまぬ。ギターを持って廊下を歩いていたら、多くの女子達に包囲されてしまい、身動きが取れなかった」

エース清水「ギターにイケメンとか反則だもんな」

ゼノン石川「俺も陛下みたいにメイクを薄くしたらモテるかな」

ダミアン浜田「それでこれは一体どういう状況なのだ」

デーモン小暮「うむ実は」

~~~~

ダミアン浜田「なるほど。私を探していたが、由比ヶ浜を助ける為に三浦を叱責…と見せかけて布教活動をしていたのか」

ダミアン浜田「で、洗脳できたのか?」

デーモン小暮「うむ、信者が3人増えた」

ダミアン浜田「よくやった。だが三浦の方がまだ洗脳完了を仕切れてないようだが?」

デーモン小暮「うむ、困った物だ」チラッ

三浦「は、早く教室から出てってよ…!!」ガクガク

葉山「ま、まあまあキミ達落ち着いて…ほら優美子も結衣の事はy」

ダミアン浜田「待て葉山、我々の布教活動はまだ終わってない」

葉山「は?」

デーモン小暮「陛下も共に、もう1曲やるのであるか?」

ダミアン浜田「演奏したい所だが、昼休みは時間が限られている。時間がない。腹も減ったしな」

ダミアン浜田「ここは誠心誠意を込めて、頭を下げて、気持ちを伝えるのが大事だ」

デーモン小暮「陛下…!人間ごときに頭を下げるなどお止めください!」

ダミアン浜田「三浦優美子」チラッ

三浦「は、はぁ?今度は誰…?」ガクガク

ダミアン浜田「頼む。由比ヶ浜は我々の信者だ。彼女の気持ちを察してくれ」キラキラキラ


三浦「」ズキューン

三浦「え?あ…うん…///」ドキドキ

ダミアン浜田「感謝する」ペコッ

三浦(や、やだコイツ。超かっこいい…///)

三浦(って、あーしには隼人が…!!これじゃ浮気に…ってまだ付き合ってないけどさ…)ブンブン


デーモン小暮「うむ、流石は陛下だ。色々とズルいがな」

聖飢魔Ⅱ全員「流石は地獄の皇太子!サタン45世!やることズルい!」

~~~~

結衣「さっきはやり過ぎだよカッカー!」

デーモン小暮「いかにも!我輩は悪魔だ!悪いことは率先して行うものだ…フハハハハハハ!!」

結衣「もう…バカッカー!」

デーモン小暮「馬鹿とはなんだ!このたわけ!」

結衣「たわけなのはカッカーだよ!もう…!」

結衣「……でもありがとう。うれしかったよ///」

デーモン小暮「え、お?む、むう…そうか照れるではないか…」ドキッ

結衣「あと凄い歌唱力だったね!ビックリしちゃった!」


デーモン小暮「フハハハハハ!!!我輩の声の素晴らしさにようやく気付いたか!」

戸部「清水君も篁君マジッパネェー!ギター上手すぎでしょ!」

エース清水・ルーク篁「いや~それほどでも~」テレテレ

大和「石川君のんびりしてそうで、ベース凄く上手いだな」

ゼノン石川「いや~それほどでも~」テレテレ

大岡「湯沢君ドラムやってたんだな!以外だわ」

ライデン湯沢「フハハハハハ!私がゲームばっかりやってる思ったら大間違いだぞ大岡君!」

デーモン小暮「うむ、信者が増えたようで良かった」

結衣「ごめんねゆきのん!遅れちゃって!」

雪乃「いいえ大丈夫よ。小暮君たちが変な活躍をしたせいで問題が解決したようだし」

デーモン小暮「フハハハハハハハハハ!!」

女子1「ねえ浜田君、さっきの曲ってドコのバンドの曲?」

ダミアン浜田「アレは私が作詞作曲した曲だ。いずれ世に広く知れ渡る名曲だ。覚えておけ」

女子2「えーー!?うっそ!浜田君は曲も作れるの!?」

キャーキャー

ダミアン浜田(くっ…囲まれて身動きが取れぬ…)

聖飢魔Ⅱ全員「………」

ダミアン浜田(このままじゃ購買に行けぬ…ただでさえ時間ないのに…)

ダミアン浜田「おいデーモン!私を助けろ!」

エース清水「どうします閣下?」

デーモン小暮「うむ、放っておけ」

ダミアン浜田「なっ!?私を誰だと思ってる!!サタン45世だぞ!!」

ルーク篁「魔王なら俺達がいなくても、なんでも出来るでしょ?」

ゼノン石川「大魔王(笑)」

ライデン湯沢「あー腹減ったーメシメシ」

ダミアン浜田「おい貴様ら!くそ…これもゼウスの妨害か!?我が忠実なる部下の精神操るとは…卑怯な!!」


結衣「浜田くんって面白いね!去年同じクラスだったけど知らなかったよ!」

雪乃「どうしてこの学校には頭のおかしい輩が多いのかしら…」

デーモン小暮「さて我々も購買へ向かうぞ」

聖飢魔Ⅱ全員「はーい」

デーモン小暮「む?」チラッ

エース清水「どうしました?」

デーモン小暮「いや…いま何か、ゼウスの手先がいた気がしてだな」

エース清水「はあ…気のせいじゃないですか?」

デーモン小暮「だといいが」


戸塚「…………」

今日は以上です

【奉仕部の部室前】

雪乃・結衣「……」

デーモン小暮「どうしたのだ二人とも」

雪乃「っ!?」

結衣「ひゃっ!!ってカッカー…もう驚かさないでよ」

デーモン小暮「なぜ部室の前に立っているのだ」

結衣「部室に不審人物がいるの…」

デーモン小暮「ほう、さては変質者か?」

雪乃「アナタが誰かを変質者呼ばわりするのも、変な感じがするわ…」

ガララッ

材木座「クックックッ…待ちわびたぞ!デーモン!!」

雪乃「誰?」

結衣「なにあれ…」

デーモン小暮「………」

結衣「カッカー?」

デーモン小暮「フハ…フハハハハハハハハハ!!」

デーモン小暮「久しぶりだな…剣豪将軍・義輝!!」

雪乃・結衣「」

材木座「今日こそ貴様を倒す!!」

デーモン小暮「面白い!ならば見せるがいい…剣豪将軍よ!己の底力を!!」

雪乃・結衣「」

材木座「それじゃいつもの準備を」

デーモン小暮「ああ、えーと確か…あったあった」ゴソソ

雪乃(カバンから白いガムテープを?)

デーモン小暮「よいしょっと」ペタペタ

結衣「カッカー?なんで床に白いガムテープを張ってるの?」

デーモン小暮「まあ見ておれ」

雪乃「テープを床に円状に貼って…真ん中に二つの線…ってこれってまさか」

デーモン小暮「いかにも!これは土俵だ」バッバッ

材木座「さあデーモン閣下!!いざ尋常に勝負!!」バッバッ

雪乃「部室に塩をばら撒かないで欲しいのだけれど」

ライデン湯沢「はっけよーい!のこった!!」

結衣「湯沢くんいつの間にいたし!?」

デーモン小暮・材木座「せい!」ダダッ

デーモン小暮「ふん!ふん!」バシバシ

ライデン湯沢「のこった!のこった!」

雪乃・結衣「………」

材木座「ふん!ふん!」バシバシ

デーモン小暮「シャッ!!!」ハイトーンボイス

バシッ!!

材木座「ぐあぁぁぁ!!」

ライデン湯沢「勝者!デーモン閣下!」

デーモン小暮「フハハハハハ!!我輩の勝ちだな」

材木座「くそ!!またしても負けた…!!」

デーモン小暮「また出直して来るが良い!!フハハハハハハハハハ!!!」

雪乃「……アナタたち小学生?」

結衣「二人とも暑苦し過ぎ!!てか何で湯沢くんまでここにいるの!?」

ライデン湯沢「私は材木座くん…いや!剣豪将軍とは良くゲーセンで遊ぶ仲なのだ!」

デーモン小暮「さて、今日の要件は我輩との決闘だったのか?」

材木座「いや、本当の要件はラノベの原稿をだな」

【次の日】

雪乃「完結してない物語を人に読ませないで。最低限の常識を身につけなさい」

結衣「む、む、難しい漢字いっぱい知ってるね!」

材木座「」チーン

材木座「えっと、その、湯沢氏はどうなのだ…?」

ライデン湯沢「ぐがーー…カツ丼もう一杯…zzz」

材木座「……」

雪乃「寝てるわね。さて小暮くん、アナタの意見を聞かせて頂戴」

デーモン小暮「うむ。剣豪将軍よ、散々な言われ様だったが…」

デーモン小暮「正直、言葉に出来ない」

結衣「あーやっぱカッカーもきつかったよね?」


デーモン小暮「我輩、このシナリオ非常に気に入った!!」

雪乃・結衣「」

材木座「おお!?本当か!!」

デーモン小暮「うむ、なかなか作りこまれた世界観!魂が打ち震える設定の数々!」

デーモン小暮「伊達に我輩のライバルではないな!フハハハハハハ!!!」

材木座「デーモン…!!」ジーン

デーモン小暮「ただ設定に…そうだな、主人公を時に助け、時に邪魔をする、謎の悪魔がいる事も入れた方がより面白くなると思うぞ?」

材木座「なるほど!」

雪乃「自分が物語の中に出たいだけじゃない…」

【ベストプレイス】

結衣「あ、カッカー…それに浜田君達も!」

デーモン小暮「む、由比ヶ浜か」

ダミアン浜田「こんな所で会うなど珍しいな、どうした」

結衣「ゆきのんとジャンケンして負けた罰ゲーム。ジュースを買いにきたの」

結衣「てかカッカーたちはいつもここで御飯たべてるの?」

デーモン小暮「我輩はいつもここで、1人…間違えた1悪魔しずかに昼食を取っていたんだがな」

デーモン小暮「今日から構成員とともに食事を取る事にした」

結衣「ふーん」

エース清水「閣下が寂しそうだから俺達も混ざることにしたんだ」

ゼノン石川「てか閣下が1悪魔でメシ食ってたなんて知らなかったよ」

デーモン小暮「クラスメイトたちは皆、我輩に畏怖をしているからな!フハハハハハ!!」

デーモン小暮「でもちょっぴり寂しかった」

結衣「そ、そうだったんだ…カッカーも本当は寂しかったんだ…」

結衣(今度、カッカーも昼食に誘ってみようかな…)

戸塚「あれ、結衣ちゃんに小暮くん?」

結衣「あ、彩ちゃん!」

聖飢魔Ⅱメンバー全員「……………」

結衣「凄いね、昼休みまで練習って」

戸塚「うん、ウチのテニス部弱いから頑張らなと…」

デーモン小暮「……」

戸塚「あ、そういえば小暮くんってさ、テニス上手いよね?」

結衣「そうなの?」

戸塚「うん!小暮くんってもしかしてテニス経験者?」

デーモン小暮「……ふん貴様に答える義理など無いわ」

結衣「ちょ、カッカー!なにその言い方!」プンプン

デーモン小暮「いいか由比ヶ浜、貴様も我らの信者なら覚えておけ…奴は天使。ゼウスの手先、我らの敵なのだ!」

結衣「はぁぁ!?」

戸塚「あはははは、またそんな事いって…」

戸塚「小暮くんって面白い人だね」キラキラキラ

聖飢魔Ⅱメンバー全員「」ドッキュン

戸塚「フフッ」ニコニコ

エース清水「かわいい」

ルーク篁「かわいい」

ゼノン石川「かわいい」

ライデン湯沢「かわいい」

デーモン小暮「くっ…ゼウスめ…心臓に直接攻撃とは…!!」

ダミアン浜田「これも妨害か…くっ!」

結衣「思いっきりときめいてるし!?」

デーモン小暮「ぐっ…違う!断じて違う!」

ゼノン石川「ねぇ閣下、オレ悪魔やめても良い?」

デーモン小暮「だめ!」

【翌日・体育】

デーモン小暮「喰らえ!エルドラドサーブ!」バコンッ

戸塚「てい!」バコンッ

デーモン小暮「早く逝け、早く逝け!」バコンッ

戸塚「えい!」バコンッ

デーモン小暮「夢にまで~見た!エルドラドスマッシュ!!」バコンッ

戸塚「てや!」バコンッ

デーモン小暮「くっ…無念…我輩の負けだ」

戸塚「えへへへ」

デーモン小暮「悪魔の力を誇示するつもりだったというのに…くそ!これが天使の力なのか…!!」

戸塚「小暮くんも凄いよ。僕との点差はワンポイント差だし」

戸塚「歌も上手くて運動も出来て、面白くて…小暮くんって素敵だね!」キラキラキラ

デーモン小暮「ぐっ…!!くそ!!またしても我輩の心臓に攻撃を…!!」ドキドキ

デーモン小暮「所で今日はなぜ我輩を誘ったのだ」

戸塚「前から小暮くんとテニスしてみたかったんだ!」キラキラ

デーモン小暮「ぐっ!またそうやって我輩に攻撃をしかけて…!」

デーモン小暮「いやそれより、いつも一緒に組んでるジードはどうしたのだ?」

戸塚「ジードって…ああ、飯島くんのこと?」

デーモン小暮「ああ」

戸塚「今日は風邪でお休みだって。知り合いなの?」

デーモン小暮「過去に我輩のバンドに所属してドラムをやっていたんだが…我らを裏切り神に寝返ってな」ギロッ

戸塚「?」

ジード飯島「人聞き悪いな閣下~僕は可愛い子が好きなだけですってば。戸塚くんが好きなだけで、ホモではないですよ」ヒョコッ

戸塚「!?」

デーモン小暮「ジード、貴様なぜ学校に来ている」

ジード飯島「いや~よくよく考えたら、今日は体育がある事を思い出して。戸塚くんと楽しい一時を過ごす為に学校きました」

ジード飯島「閣下もいつまでも悪魔なんかの信者を増やしてないで、戸塚くんの信者を増やしましょうよ~」

デーモン小暮「悪魔…なんかだと!?このたわけ!そんなことだから単調なドラムしか叩けんのだ!!」

ジード飯島「単調で結構!戸塚くんがこの世にいればそれで全て解決なんです!悪魔の時代はもう終わりですよ閣下!」

戸塚「飯島くんも小暮くんも面白いね」クスクス

デーモン小暮「天使の分際で我輩を笑うな!」

戸塚「ははは…あ、そういえば小暮くんにお願いが」

戸塚「良かったらさ、テニス部に入ってくれないかな?」

デーモン小暮「……は?」

ジード飯島「それは素晴らしい案ですね。閣下!僕もテニス部員なので一緒に汗を流しましょう!」

デーモン小暮「お前は少し黙っておれ」

今日はここまで。次回はテニス編

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月01日 (水) 10:36:51   ID: pN_FkXqx

これは期待だろww

2 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 06:49:54   ID: 8D18znXR

聖飢魔IIスレに外れなし

3 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 14:23:15   ID: yUcWMq1T

これいいよぉ

4 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 16:44:55   ID: A8JvQV3a

閣下カッコ良い…

5 :  SS好きの774さん   2015年04月19日 (日) 12:59:28   ID: QPy6-yPE

さらばぁ!でんせーつのあかあああああいーーーーーーたまあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"

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