…………ｼーﾝ

時雨「ボクはつまんだことあるよ」

提督「マジか！？」ｶﾞﾀｯ

時雨「一瞬だけどね、事故を装って入渠中に『ｸﾞﾆｯ』って」

提督「『ｸﾞﾆｯ』だと！？ﾌﾟﾆｭ、ではなくﾌﾞﾆｭｯでもなくか！？」

時雨「うん、『ｸﾞﾆｯ』って感じの場所だった。あれは骨盤付近の肉だったのかな？」

提督「〜〜〜ッ！！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

時雨「まあ、一瞬のことさ、でも、怒られたなあ……」

提督「どんな風にだ！？どんな表情でだ！？」

時雨「驚きと、ほんの少しの羞恥が混じった顔で、『やめなさい！！』って、さ」

提督「ぐあああ……羨ましい」

時雨「夜の生活でそういうのは出来ないの？」

提督「無理だ。
最近あいつ就寝時でもコルセット的なあれを外そうとしない」

時雨「そんな……ボクは山城のお腹の肌が心配だよ」

提督「まったくだ、かぶれやしないか、あれもはできてないか、
金属アレルギーなんておこしていた日には、
俺はあいつの偽装を全部医療用ステンレスに改装するぞ」

時雨「そんな予算、本営が許すかなあ……」

提督「許させる……というかその程度の書類偽装の一つや二つできないと
本人に無断で山城とのケッコン書類なんか作れない」

時雨「提督の愛し方って、なんか湿っぽいね」

提督「雨ｷﾁの中二病に言われたくないな」

時雨「ああ？やんの？」

提督「おお？ｼﾞｮーﾄーだっつ……」

ｶﾞﾁｬ

山城「提督、午前の演習結果をもってきたわ」

提督・時雨「……」ｶﾘｶﾘｶﾘ……

山城「あら、執務中か。不幸だわ……。
ここに置いておくわね。ちなみにMVPは日向よ。ﾁｯ……」

提督「あ、ああ」

時雨「ふ、扶桑じゃなくて、残念だったね」

山城「まったくよ。これで失礼するわ……」

ｶﾞﾁｬ

提督「ときにあの姉ｷﾁについてどう思う？」

時雨「素晴らしいね。既に想い人がいるなんて、
寝取るわけでもないのに支配欲がかき立てられるよ」

提督「まったくもって同意見だ。
しかもそのせいで隙が増えている節もある。
最初こそ目の上のたんこぶだったが、今では扶桑あっての山城だ」

時雨「屈服させて、快楽の虜にしたいね」

提督「山城のアヘ顔ダブルピースを見た扶桑は」

時雨「悲しみながらも股を濡らしてそう」

提督「扶桑のアヘ顔ダブルピースを見た山城は」

時雨「怒りにわななき、自分を見失って寝取り相手を沈めに行きそう」

提督「しかし、それにもし協力すれば？」

時雨「案外あっさり落ちて、寝取り相手排除後、ベットインできそう」

提督「流石……分かってるな」

時雨「提督こそ……」

ｳﾃﾞｸﾐｶﾞｼｲｯ!

………………ｼーﾝ

時雨「でも提督はいいよね。生まれつき、もがみん棒生えててさ」

提督「もがみん棒とか言うな。またあいつ泣くだろ」

時雨「生えてるっていうのはそれだけで大きなアドバンテージだよ。
いくら小さくても、悦ばすための器官が体に付いているだなんて」

提督「そんなもんか？結構制御効かなくてあっても割と困るもんだぞ？」

時雨「それこそ知らないよ。提督もTNKの先から毎月血が出ればいいんだ」

提督「おいおい怖いこと言うなよ、なんかTNKがﾑｽﾞﾑｽﾞすんだろ」

時雨「ま、愛し合う上で、あったらいいなと想像する訳さ。
とにかく深爪をして、指テクを磨くしかないボクたちからしてみれば、さ
いくら提督の7.7㍉砲でも」

提督「しらねーよ、それに俺のは試製51だっつの」

時雨「は？何言ってんの？ガチで14㌢単装砲レベルもないくせに」ｺーﾋーﾄﾝ

提督「ふかしてんじゃねーよボケ、どこ情報だそれ」ｺーﾋーｽﾞｽﾞｽﾞ

時雨「山城」

提督「ぶふぉっ！」

時雨「隼鷹さんたちとの飲みの席でしつこい追求に負けた山城がこぼしたんだ」

提督「まままま、マジかよ」ｶﾞｸｶﾞｸ

時雨「その後はもう下ネタの嵐さ。
悪酔いした隼鷹さんが『ヒャッハー、山城！こいつを咥えなァ！』って、
ハムに包んだ砲身を持ち出してきたり」

提督「皮はかぶってねえぞ！？」

時雨「鈴谷さんがカルーアミルク砲頭のハムにぶっかけて、
『なんかネバネバするー』とかさ」

提督「皮はかぶってねえぞ！？」

時雨「はいはい、ボクがきちんと割礼してあげたもんね。
はあ……あの頃は提督も可愛かったのになあ」

提督「ｳｯ……ひ、ひぎゃあああああ！！！」ﾄﾗｳﾏｽｲｯﾁｵﾝ

………………

提督「それで、具体的に山城はいつ、
どこで、どんな風にその……言ったんだ？それが大事だ」

時雨「立ち直り早いね。
そうだなあ……しつこい提督に山城がOKを出したあの夜のすぐ翌日。
そういや鳳翔さん、足柄、熊野なんかも聞いてたなあ……」

提督「」（それで最近熊野に避けられてた……！？）

時雨「山城が『私の旦那様のTNKサイズはだいたい、アレぐらいです』って
熊野さんの単装砲を指差したんだ。顔を真っ赤にしてね。
もう最高に可愛かったよｗｗ」

提督「ほぎゃああああああああ！！！！」

提督「もういい、この話はやめよう。
山城の腹の話だったな」

時雨「そういえば提督、お腹以外にも好きな箇所があるようだね」

提督「腹の話だったよな。やー、腹でよく挙げられるのは阿賀野ｇ」

時雨「提督、お尻が好きなんだってね」

提督「腹の話だったよな！！！！！」

提督「もうやだ……なんなんだよこれ、この話題の流れ。
なんで俺がいじられてんの？
誰も得しねえよ、時雨の黒い笑いが増えるだけだよ……」

時雨「じゃあ提督はどういう話がしたいの？」

提督「そりゃもう、女の子の体についてのマニアックなシチュエーションプレイ的な」

時雨「キモい」

提督「」

時雨「キモい」

時雨「けど聞いてあげようか」

提督「」ﾊﾟｱｱｱ

時雨（ちょろい）

時雨「で、その情熱でもって語りたいシチュエーションプレイってどんなの？」

提督「山城はさ、なんだかんだで我が鎮守府で一番、
委員長・または風紀委員的な属性力があると思うんだ」

時雨「属性力か、忘れかけてたエレメリアンが狙ってきそうなアレだね
まあ確かに。姉以外が関わらなければ真面目だし、文句いいながらも世話焼きっぽいし」

提督「そう、その文句いいながらも世話焼きってとこがミソなんだよ！
大井程になるとなんかヤバい人だが、山城程度だったら、
うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ」

時雨「今の、録音したよ」

提督「あっそ」

提督「そういう奴ほど押しに弱い！頼み込んだらコスプレもしてくれるハズ！
ということで看護婦コスを頼み込んで、お腹触って青筋立てた顔で『めっ』されたい」

時雨「ふむ、山城に看護婦か……なかなかいいセンかもね」ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

提督「だろ！？だろ！？だからさ、そこはかとなーく今夜の入渠のときに、
服を看護婦のやつと入れ替えてさ」ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

時雨「さりげなく偽装も隠してボクが執務室に誘導すればいいんだね！」ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

提督「ああ、頼んだぞ！」ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

時雨「長い付き合いだもの、お安い御用さ！」ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

提督「うおお、今から夜が楽しみだぜ！」

〜夜　執務室〜

ｺﾝｺﾝ

山城「戦艦山城……は、入ります！」

ｶﾞﾁｬ

提督「うおっ！？」

山城「ひいっ！？」

提督「ｺﾞﾎﾝ……山城、そのだな、今日呼び出したのは他でもない、今月の5−５ラストダンスについてお前の意見を……」

山城「つっこまないのね……」

提督「は？」

山城「いつも通り武蔵、マル子、大和の三人火力でぶっちったらいいんじゃないの？
どうせ私の出る幕はないわ」ﾌﾟﾝｽｶ

提督「い、いや、今回は戦術の幅を広げてS勝利を目指そうかｔ」

山城「お断りよ」

提督「へ？」

山城「艦娘の容姿の変化にも気がつかないような
節穴提督の采配に従うのはご免だと言ったの！」

提督「へ、あの、山城さん？」

山城「……何よ」

提督「髪は別に切ってない、よな？」

山城「撃つわよ」

提督「待て！！ウェイト！フリーズ！！
…………ナース服、お似合いでございます……」

山城「最初からそれを言えばいいのよ、まったく。
人に恥かかせておきながら……」

提督「いや、いざとなるとその……」

山城「何！？」ｽﾞｲｯ

提督「眩しすぎて、言葉が見つからなかったんだ……」ｳﾂﾑｷ

山城「そ、そう……」ｳﾂﾑｷ

提督「それで山城、お前にはまだ言いたいことがありそうに見えるんだが……」

山城「浮気者……」

山城「時雨が古参なのは分かっているけど、いくらなんでも仲良すぎよ……
嫉妬……するわ……」

提督「山城」ｶﾞﾀｯ　ﾎﾟﾁ
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

山城「何、今の？」『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

提督（時雨が忘れたボイスレコーダーが！？落ちて壊れた！？）
『うわー、不幸な自分に酔っちゃってんなーみたいなｗｗ』

山城「私のこと、陰でそんな風に……」

提督「誤解だ！誤解！なにくそ……俺は酔ったお前が好きなんだ！」窓ｱｹ

提督「中二病バンザーイ！！山城ラビュー！！！！死んでもお前を幸せにするぞおおおおお！！」
『おおおぉ』ｴｺー

山城「は……はあ！？恥ずかしいでしょう！やめなさい！」

提督「山城のナースコス最高うううううううイヤッフーーーー！！！！！」

山城「も、もう、このバカ提督……」窓ｱｹ
山城「私も好きいいいいいい！！！短小でドケチでスケベでアホだけど好きいいいいいい！！！」
提督「や、山城……今の本当か」

山城「本当よ……はぁ……ほっんとーに不幸だわ！」ﾆｺｯ