【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part3 (1000)

これまでのあらすじ:
トラック諸島で緊急事態が発生した。
ブッダを逮捕したと主張する深海棲艦がトラック沖に陣取り、
日本政府に対してサンオクエンの身代金とハワイ高飛び用の燃料を要求したのだ。

これからのあらすじ:
トラック諸島での難事を解決した提督と雪風と愉快な仲間たちは未知なる海外艦、新たな改二情報などの期待を胸に深海棲艦ハントに勤しむのであった。

・雪風メイン……とはなんだったのか
・俺設定満載
・雪風がよく泣く
・思いついたネタ不定期に投げると思われます。投稿速度はあまり期待しないでね
・ヤギ前後
・地の文つき
・わかったか
・小ネタとして艦娘とかを安価で取ってそれとは関係なく思いついたネタを突然投下したりする
・わかったか!!
・このスレは艦これSSとニンジャスレイヤーと鋼鉄少女と幻想再帰のアリュージョニストを応援しています。あとFFS
・わかったかと言っている!!!

過去ログ
Part1:【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383229485/)
Part2:【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405605220/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427203255

登場人物紹介

提督:
もはや漁業のこと忘れかけててアイデンティティが危ぶまれる元釣り人。よくスカム思考する。
もう枯れてるんじゃないかとの疑惑あり。でも提督業にはなんら問題ないからいいよね。

猫吊るし:
提督に提督業を押し付けた、いつも手に白い猫を吊るしている謎の少女。一説には妖精さんの一種とも。
本気を出せば海域丸ごと深海棲艦を弱体化できるが疲れるし根本的解決には至らないので普段はやらない。

雪風:
提督の最初の艦娘にして嫁。昔のことを思い出しては泣き出すが猫吊るし曰く、イレギュラー的なものらしい。
でも戦闘中は泣かない。自分がまごまごしたせいで僚艦が沈んでは元も子もないのだ。

妖精さん:
艦娘の艤装や艦載機などに住まう謎の住人。深海棲艦に対抗できるのは彼女たちの力あってこそ。
と猫吊るしは言うが、何がどう役立っているのかは提督も艦娘も知らない。

未着任艦娘:
2015/3/24現在全員着任済み

このスレについて:
イベントとかなんかで長編書いたり一発ネタ書いたりなんか安価とって小ネタ書いたりします

小ネタの安価ルールは「小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下」です。前スレの1000についても多分書きます

現時点での既出艦娘

DD
如月/吹雪/響/五月雨/朝潮・山雲/陽炎・舞風/秋月

CL/CLT
由良

CA/CAV
青葉/加古/三隈(ネタ消化待ち)・熊野

CV/CVL
飛鷹

BB/BBV
扶桑/比叡

SS/SSV
まだ

Other
まだ

というわけで瑞鶴に決まりましたー
【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405605220/1000)

――― レベリングとは均すという意味がある ―――

南西諸島、バシー沖。ボーキサイトの名産地。オリョールと並ぶ要所である。

主力艦隊を処分したといっても深海棲艦は定期的に湧いてくる上、輸送ワ級と名づけられた補給艦が随伴するため、

湧いた敵艦隊が海上に居座る時間が長く、脅威度が高いので定期的に掃討する必要があるのだ。


雪風を旗艦とした、最上型航巡3、球磨型雷巡2の無慈悲な水上打撃艦隊が超長距離から敵水雷戦隊を圧殺する。

残敵も中口径砲により掃討されていく。

そんな状況をぷかぷか丸の甲板から憂え気に眺める少女が一人。最上型航巡次女、三隈である。

三隈「提督、何故三隈をもがみんと一緒に出撃させてくれないのですか?」

提督「といわれてもなぁ……最上型では一人だけ抜きんでて練度高いし」

三隈「昔はサーモン海でもがみんとあんなに活躍しましたのに」

提督「それが原因なんだよなぁ。旗艦じゃないのに上がる上がる」

三隈「まさか活躍しすぎたせいて出撃させてもらえなくなるなんて……」

提督「練度低い子も育てて行きたいからな」


一方艦隊の方では……

大井「北上さんと出撃させてくれないなんて、提督も何を考えてるのかしら」

木曾「俺の練度が姉さんたちに追いつけば出してもらえるだろ、多分」

もとは20以上差があったんだよなぁ……

安価は瑞鶴消化したら取ります

――― 鏃が艦載機 ―――

鎮守府、工廠。資材を積んで艦娘を喚んだり、装備を開発したり、改造、改修、装備の変更や点検などを一手に担う鎮守府の重要拠点。

そこの一角で椅子に座って黙々と作業をする少女が一人。瑞鶴である。

瑞鶴「……よしっ、これで烈風は完成、と」

提督「何してんだ?」

瑞鶴「これよこれ。艦載機の準備」

そう言いながら烈風をつけた矢を格納庫にしまう。

瑞鶴「提督さんも手伝ってよ。艦載機に矢を差し込んで固定するだけだし」

渡される矢と彗星一二甲。

提督「全く、しょうがねぇなぁ」

ぶつくさ言いながらも隣の椅子に腰掛け、提督も作業を始める。

提督「ところで疑問なんだが」

瑞鶴「何かしら?」

提督「一航戦や二航戦は普通に矢を飛ばしてから艦載機に変えてるが、瑞鶴たちはなんで先に艦載機つけてるんだ?
    箭の部分も結局艦載機になるんだし鏃の部分だけ艦載機のままにしておく理由がわからん」

瑞鶴「それね、隊長機なのよ」

提督「ほう」

瑞鶴「隊長機を前もって決めておくことで統率性を高めてるの」

提督「赤城たちも取り入れてて良さそうなもんだが」

瑞鶴「先輩たちは自分で直接統率してるから……労力は増えるけどその分即応性が高いわ」

提督「オートとマニュアルみたいなもんか」

瑞鶴「そうね。オートと言っても妖精さんに判断を委ねる感じだけど」

提督「……よし、出来たぞ。これでいいか」

瑞鶴「ん……うん、さーんきゅっ」

提督「どういたしまして」

翔鶴・瑞鳳もおんなじ感じ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

レーベ了解ー



艦載機に矢を差し込んで固定する……って、艦載機に矢を刺す穴なんてあるか?
妖精さんならともかく……あっ(察し

――― フミカネ氏の解説がなければどこが変わったのかわからなかったので俺は不憫で先見性がないぜ ―――

提督「これでレーベも改二、いやZweiか」

レーベ「ダンケ!」

提督「……見た目全然変わってない様に見えるんだが」

レーベ「結構変わったよ? ほらこの艤装の艦首部分とか」

提督「長くなってるな」

レーベ「他にも砲を機銃に積み替えたり、電探も増やしたりしてるよ」

提督「ホントだ」

レーベ「あとそれと……」

提督「それと?」

レーベ「写真撮るときの表情変えたよ」

提督「いやそれはどうでもいいだろ」

レーベ「えー」

>>14:艦載機側に取り付け用のアタッチメントを用意してあるのでごあんしんください。けそいことはけそいひとにまかせましょう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

夕張了解ー

――― 遅い遅いというけれど ―――

夕張「出撃よ! って、やだー! 私が一番遅いって、置いてかないでよー!」


提督「……というわけで」

南方海域前面。月初め恒例のマンスリー任務。低速戦艦3、軽巡1を機軸とする艦隊による出撃任務。

提督「じゃ、夕張が旗艦だ。任せたぞ」


夕張を旗艦に、長門、扶桑、山城、利根、筑摩。利根型の二人を先頭にした複縦陣で敵艦隊を警戒しながら進む。

提督「この構成なら足の遅い夕張でも戦艦たちと進んでいるはず……」


利根『敵艦隊を発見したぞ!』

夕張『潜水艦反応は?』

利根『いるようじゃな!』

夕張『オッケー! 爆雷をお見舞いしてあげる! 各艦、最大戦速!』


提督「……あれ、夕張、利根たちに普通についていってるぞ……」

どんどん積んだ結果遅くなったとはいえ低速戦艦ほどじゃないのだ……
三川艦隊任務の話にしようかと思ったけど夕張そこまで活躍してなかったので急遽変更

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

明石了解ー

――― 壊れたものは戻らない ―――

提督「おーらよっと、いっちょ上がり」

見るも無残に解体されたツ級。特にドロップを持っているわけでもなかったのでまさに斬られ損である。

明石(提督、この戦いが終わったら人斬り魔になるんじゃないかと凄く心配です……)


明石「あの、提督?」

提督「うん、何だ?」

明石「深海棲艦の解体ですが……私に任せてはいただけないでしょうか?」

提督「いや、申し出はありがたいが出来る限りは自分でやるさ」

明石「どうしてですか? 大変でしょうに」

提督「まぁなんだ。艦娘は敵艦と戦ったり、鎮守府や工廠などでいろいろ働いたりしてるだろ? 俺のすることといえば艦隊編成とか、艦娘の輸送とかいわば裏方仕事だ」

明石「私も似たようなものですし」

提督「明石も艤装の修繕や……最近では装備の改修もやってるだろ? 俺も俺のできる範囲でやれることやりたいんだよ」

明石「そうですか……」

明石(ちゃんと提督なりに考えてるんですね)

提督「それに」

明石「それに?」

提督「深海棲艦の奴ら解体するの楽しい」

明石(前言撤回)

提督がどんどん壊れていくが何ら問題ありません

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

磯風了解ー

赤く燃える空。そして照り返して赤く染まる海。そして油の燃える匂い。

あたりは火の海。地獄絵図。

目の前には、艤装も服もぼろぼろの、黒髪ロングの艦娘。

「ちっ……私もここまでか。。雪風、すまん……また頼めるか」

「そんなの……、そんなのダメです! 雪風が、連れて帰ります!」

雪風は磯風の手を握り、曳航しようとする。だが、体が重い、なかなか前に進まない。

「雪風、機関の調子、良くなってないのだろう? このままでは共倒れだ。私を処分して、お前だけでも……」

「でも、また撃つなんて、そんなこと……!」

「私が沈めば、またいつか撃つことになる。……その時に、この磯風だと分かって撃てるか?」

艦娘が沈むと深海棲艦にされるという。それが嘘か真かは不明だが、鬼・姫クラスに艦娘を模した手合いがいることは信憑性を裏付けるといえよう。

艦娘の砲撃・雷撃などによって処分することで、艦魂を逃がせば少なくとも囚われる事はない。だが、それは死と同義である。特に身体の構築が困難な艦娘だと。

「―――っ!!」

歯を食いしばり、連装砲を磯風に向ける。涙で磯風の姿が滲む。

「そうだ、それでいい」

微笑む磯風。

「……外すなよ?」

「磯風……!」

直後、砲撃音と、弾が磯風の身体を砕く音が聞こえ―――

「――――――あ゛っ!?」

目を見開く雪風。居所は布団の中。目の前には提督のおぼろげな顔。目元を拭うと涙。

「……どうした、雪風」

片目を開けて問いかける。

「悪い、夢を見ました……」

「ほう」

「あたしが、磯風を……砲撃処分、する……」

「そうか、辛かったな」

そう言って雪風を両腕で抱きしめる。

「うっ、うっ、ぐすっ……」

「よしよし」


ひとしきり泣いた後。

「磯風は、大丈夫でしょうか……」

「大丈夫だろ。夢は逆夢って言うしな」

「でも、もし正夢だったら……」

雪風のその言葉に、提督はちらりと時計を見やる。午前二時。

「そろそろ、磯風たちの遠征が終わる頃だ。出迎えに行くか?」

提督の誘いに、雪風はこくりと頷いた。

手早く着替えた二人は鎮守府の桟橋まで来た。夜空に星が瞬いている。雪風は双眼鏡で水平線とにらめっこをしている。

「さて、そろそろ帰投時刻だが……」

「……あっ、見えました! ひぃふぅみぃしぃごーろく、皆います!」

「居なかったら困るというか緊急連絡入るだろ」

矢矧を先頭に、桟橋まで近づく艦娘たち。

「全艦、鼠輸送作戦より帰投しました」

「あぁ、皆お疲れ様。補給と点検を済ませたら休むといい。今回の遠征の書類は明朝提出してくれ」

「了解です」

提督が手早く矢矧に指示を伝えている横で、雪風は磯風に抱きついていた。

「うわぁぁぁぁん、磯風ぇぇぇぇぇ……グスッグスッ」

「どうした、雪風?」

「ごめんなさい、ごめんなさい……」

「謝られるようなことは何もしていないのだが……」

そこに割り込んで声をかける提督。

「雪風が磯風を沈める夢を見たらしくてな」

「そうか」

話を聞いた磯風は、ぎゅう、と雪風を抱きしめ返す。

「私がいる。だから大丈夫だ、雪風」

「……うん」

「さ、戻ろう。私達も、司令も、みんないる。不安がることはないさ」

「うん……」

「司令」

雪風を抱きしめたまま磯風が向き直る。

「何だ?」

「雪風のこと、よろしく頼むぞ」

「勿論だ」

返事を聞いて頷くと、提督に雪風を預けた。

「じゃ、また明日な」

「もう今日だけどな」

雪風の顔を見ると、泣き疲れたのか、安心したのかうとうとしている。

「……休もう」

別の単発小ネタ考えてたらだいぶ遅れた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

白露了解ー

――― 白露も歩けば ―――

鎮守府、埠頭。

提督「今日の遠征だが確か面子は……」

白露「白露いっちばーんっ!!」

提督「そうだったな。名取と白露型5人だったな」

白露「一番だよ一番! ところで今日は何の遠征?」

提督「今日はタンカー護衛任務だ。まぁいつも通りの場所だから特に細かくは言わないが……」

五月雨「あの、提督……?」

提督「五月雨も来てたか。なんだ、質問か?」

五月雨「白露姉さん、もう行っちゃいました」

提督「おいぃ!?」

驚いてる間に他の遠征班も集まってくる。

名取「ふぇぇぇぇん~、白露ちゃんが居ません~」

提督「もう遠征行っちゃったよ! ひーふーみーしーご、他は揃ってるようだから点呼はいいから急いで追っかけて!」

名取「は、はいぃ~」

数時間後……

名取「艦隊帰投しました。じゃあ私はこれで……」

提督「ちょっと待て」グワシ

名取「ふぇぇ」

提督「何だあれは」

提督の指差す先には、頭にでっかいこぶを作った白露の、村雨に曳航されている姿が!!

涼風「あぁ、これかい? 今日は天気が荒れ模様でねぇ。タンカーを目的地まで護衛したはいいんだけど……」

春雨「姉さんが波に足取られてバランス崩したところをタンカーにゴーン、って」

白露「うぁ~……」

提督「名取、これぐらいなら別に怒らないから旗艦なんだし自分で報告しような?」

名取「ふぁい……」

提督「村雨、悪いが白露をそのまま入渠ドックまで運んで。明石に診てもらおう」

村雨「はいはーい!」

白露「うぁぁ……やっぱタンカーはだめぇ……」

昨日のネタ、今日やるべきだったのではとふと思う

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

山城了解ー

――― 日ごろの行い ―――

提督「あー、扶桑姉妹もそろそろこの時期か」

提督の手元には小さな箱が二つ。中にあるのはケッコンユビワである。

提督「扶桑はともかくとして問題は山城だな。まぁこじれたら扶桑と一緒に説得すりゃいいか」



提督「山城、ここまで練度を上げてきた祝いだ。受け取れ」

山城「あ、ありがとう。でも、私の心は常に扶桑姉様と共に……」

提督「それは知ってるから。強くなれば姉を守ることも出来るだろ。ってわけでさっさと指輪つけろ」

山城「これって明らかにパワハラよね……不幸だわ……」

提督「こっちだってこっ恥ずかしいんだよ! 判れよ!」

山城「戦艦、雷巡、潜水艦を中心に十数人とケッコンしておいて何言ってるんですか……」

提督「何度やっても慣れないものは慣れないの! ……まぁ、これからも扶桑ともども活躍期待してるぞ」

山城「はい。……それと」

提督「ん、なんだ?」

山城「姉様と、同じくらい……提督も、いい人だと思います。 いつも、感謝しています。……本当ですよ?」

提督「……!?」

山城「提督に日頃の感謝の気持ちを伝えたら鳩が豆鉄砲食らったような顔をされた……不幸だわ……」

雪風と声の妖精さん的に一緒なんだよなぁ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

赤城了解ー

――― 運命の五分間も今は昔 ―――

鎮守府、埠頭。何はともあれ見晴らしがいい。

赤城「……はぁ」

提督「どうした、溜息なんかついて」

赤城「夏の、MI作戦ありましたよね」

提督「あぁ。まぁいろいろゴタゴタあったが何はともあれ勝利した」

赤城「あの時は昔の無念を晴らしたと思ったんですが……案外気分晴れないものですね」

提督「まぁそんなもんだ。大体無念が晴れたからって連中が消えてなくなるわけでもなし」

赤城「そうですね……」

提督「あいつらは戦時の怨念が具現化したものらしいし。戦地巡って一つ一つ鎮めていく他ない。そのためにも、これからもよろしく頼むぞ」

赤城「はい、お任せください!」


赤城「……ところで提督」

提督「ん?」

赤城「ここしばらく私の出撃機会が全くないようなのですが」

提督「ま、まぁ後進の育成もしなきゃならないからな……」

叢雲も無事改二になったし1-6と観艦式終わらせてイベントに備えるか……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

叢雲了解ー

――― マストアイテムな槍はどこへ消えた? ―――

叢雲「いいわね、こういうのを待っていたのよ。やれば出来るじゃない!」

提督「コレで叢雲も改二か……って持ってた槍はどうしたんだよ」

叢雲「ふふん、内緒」

提督「まぁいいや。輸送船団の護衛に行くぞ」

叢雲「アンタ、改二になった私に遠征行かせようってわけ?」

提督「最近、佐世保の方でヲ級や潜水艦が湧いてくるから精鋭を送って護衛してもらいたいんだと。他には雪風、五十鈴、初霜、吹雪、鈴谷が出撃予定だ」

叢雲「へぇ、だいぶ本気じゃない。改装された叢雲の力、存分に発揮してあげるわ!」


佐世保近海、復路

叢雲「落ちろっ!!」

吹雪「当たって!!」

五十鈴「一機残らず、落ちたわね」

鈴谷「こっちは駆逐三隻沈めたよ」

雪風「しれぇ、先に進みますか?」

提督『まぁ弾薬も余ってるしちょっかい掛けたこと後悔させてやれ。鈴谷は瑞雲をこっちの直掩に回してバックアップを』

雪風「了解です。砲雷撃戦、続行します!」


雪風「雪風はツ級をやります! 他の方はヲ級をお願いします!」

叢雲「追い詰めるわ。逃がしはしない!」

逃げるヲ級を先回りする叢雲。そのまま真正面から突進する。

叢雲「私の前を遮る愚か者め、沈めぇ!!」

突進しながら槍を具現化する。突進の勢いのままに、穂先がヲ級の腹を貫通する!!


叢雲「はい、ヲ級鹵獲したわ」

ぷかぷか丸に戻り、ヲ級を穂先から蹴り抜く。

提督「……あぁそうか、隠してたのか」

叢雲「別に砲雷撃戦では使わないしね。夜戦距離で戦うならアリだけど。じゃ、護衛に戻るからアンタもしっかりやりなさいよ」

提督「お前もな」

半分忘れられてるかもしれないがこの世界観では艤装は念じることで出したりしまったり出来るのだ。自動的に修理はされないから直すときは物理的に外すけど

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

長月了解ー

――― 改修したら装備も良くなる ―――

長月「酸素魚雷の力、思い知れ!」

至近からの砲雷撃。軽巡ホ級は爆炎をあげ、海の底へ沈んでいく。残った駆逐たちは我先にと遁走する。

長月「作戦完了だ」

提督「うーむ……」

長月「どうした、司令官?」

提督「いや、酸素魚雷なんて積んでたっけか?」

長月「近代化改修したからな」

提督「それで酸素魚雷になるモンなのか?」

長月「なるさ」

提督「だとすると装備のほうの魚雷はどうなるんだ。いや普通の魚雷装備は改修用除いて破棄してるけど」

長月「基本的に発射管にカード差し込んで強化する感じだからな。連装数増やすと重たくなって辛い。五連装のを普通につけてる島風や雷巡たちは凄いと思う」

提督「そういうもんなのか……」

元が霊とか魂とかであるためカードにしたり物理的に顕現したりふわっとした運用が可能

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

朝霜了解ー

――― 覚悟はいいけど ―――

提督「これで朝霜も改か……磯風もだけど駆逐艦にしては改に必要な練度高すぎでしょ」

朝霜「細かいことは気にすんなって!」

提督「鉢巻に……左足だけストッキング黒いな」

朝霜「磯風や初霜と違って、夕雲型は靴下じゃないからねぇ。代わりに特注のストッキングってわけ」

提督「そういや磯風や初霜も左靴下長いな……」

朝霜「そそ。大和さんのリスペクトってやつさ」

提督「しかし、初霜みると坊ノ岬後っぽいし、改の時点で坊ノ岬意識するとなると朝霜や磯風の改二はどうなってしまうんだろうな……」

朝霜「……まぁその時はその時さ!」

いやほんと、改の時点で最後の戦いの際の艤装意識してる艦娘の改二どうなっちゃうの? 大和型は超大和型意識したものになるのかね5スロ予定と聞くし

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

陽炎了解ー

……了解っつったけど既出じゃねーか!!

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

早いなぁ。川内了解ー

――― 的がなければ夜戦は出来ぬ ―――

川内「夜戦したい! 夜戦しよう! 夜戦! やーせーんー!」

提督「お前それしかないんかい!」

川内「沖ノ島沖北ルートでもサブ島でもいいから早くー!!」

提督「どっちも行く用事ねぇよ! ……そういや今月のALはまだだったな」

川内「夜戦するの!?」

提督「少なくとも敵旗艦落とさなきゃならないからな。夜戦はまず必要になるだろう」

川内「やったー!!」


~~~~~~


北方AL海域。毎月、最奥にいるツ級を4回沈めることにより上から勲章などがもらえる画期的システムが採用されている。


利根「その艦もらったぁ!!」


利根の三号砲がタ級の臓腑を貫く。主力を一撃で沈められうろたえる敵艦隊に川内型の三姉妹が吶喊する。


川内「突撃よ!!」

神通「油断しましたね」

那珂「いつもありがとー!!」


ツ級と護衛の駆逐が次々とやられていく。残ったワ級も必死に砲弾を放つが所詮は蟷螂の斧。


島風「五連装酸素魚雷、いっちゃってー!」

雪風「艦隊をお守りします!」


多勢に無勢、なす術もなく沈んでいく。


川内「さぁ、私と夜戦しよ!!」

神通「姉さん、もう敵はいませんよ」

川内「えっ、でも提督は夜戦するって」

神通「この前も提督に言われたでしょう、敵がいなければ夜戦は出来ないって」

川内「えー」


提督「夜戦したがるくせに昼のうちから本気出しちまったら意味ないなぁ……」

バシーとかで任務消化してると昼で済んでしまうので夜戦する機会ないんだよなぁ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

漣了解ー

――― いったいあのうさぎ何なんだろうな ―――

提督「そういや漣よ」

漣「何でしょう、ご主人様?」

提督「そのうさぎ……まぁうさぎとしとこう。そいつは何だ?」

提督が指差すは漣の砲に乗っかっている、妖精と同じぐらいの大きさの謎生物。実物のうさぎよりは明らかに小さい。

漣「可愛いでしょう?」

提督「可愛いかどうかじゃなくて何者かを訊いてるんだよ」

漣「といわれても、この『漣』が建造されたときからいっしょにいるし……」

提督「そうだな」

漣「それに漣の艤装の損傷度合いに比例するように弱っていくんですよね」

提督「なにそれこわい」

漣「いつだったか大破したときなんか白目剥いて泡吹いてそりゃもうそのまま死ぬんじゃないかと。艤装に修復材ぶっ掛けたらすぐ治りましたけど」

提督「いったいなんなんだよ……」

漣「漣の艤装の一部なんじゃないですかね。ほら連装砲ちゃんとかと似たようなの」

提督「でも明らかに有機的だよなぁ」

漣「それ言ったらみんなの肉体部分全部そうですし。『こまけぇこたぁいいんだよ!』ってやつですよ、ご主人様」

提督「うーむ……」

妖精さんの亜種なのかね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

飛龍

飛龍了解ー

――― 信じたものが現実になる世界 ―――

飛龍がまだ改の頃。

飛龍「友永隊、頼んだわよ!」

提督「友永隊ってなんだよ」

飛龍「提督ってば無粋ですね。私がまだ普通の空母だった頃活躍した艦攻隊ですよ」

提督「名づけてなんか変わるのか?」

飛龍「こういうのは気分の問題ですよ。そう名づけてればやってくれそうじゃないですか」

提督「そういうもんかね」

飛龍「そういうもんです」


時は下って改二&友永艦攻実装

飛龍「これで友永隊、天山一二型に機種転換完了! これでもういつもの流星改に名前付けただけとか言わせませんよ!」

提督「……そういえば装備扱いだから他の艦娘も使えるんだよな」

飛龍「まぁ、配置換えとかはよくありますけど、なるべく私が使いたいかなーって」

提督「状況次第だな」

専用と汎用の違い……。漣のウサギや島風の連装砲ちゃんズなどが前者になるのであろう。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

清霜了解ー

――― 信じたものが現実になるといっても限界はある ―――

清霜「しれーかーん、戦艦にしてよー」

提督「無茶言うな。お前は駆逐艦だろう」

清霜「でも艦種変更とかあるじゃん。龍鳳とかさー。ねぇ、ねぇねぇ」

提督「あぁ、もう。ちょっと工廠行くぞ」

清霜「戦艦にしてくれるの!?」


鎮守府、工廠

清霜「ねぇねぇどうやんのどうやんの!?」

提督「おらよっと」

提督が下ろすは試製51cm連装砲。とにかくでかい。

提督「これ装備できたら証明するまでもなく戦艦だから装備しろ」

清霜「よーし」

なんら疑問を抱くことなく51cm砲をカード化し、自分の連装砲のスロットに挿す。だが。

清霜「あれぇ?」

ブザー音とともに排出されるカード。駆逐艦が装備できるわけはないのだ。何度か試すが当然結果は一緒。

提督「じゃ、戦艦になれるよう頑張れ」

手を振り振り工廠から立ち去る提督。

清霜「うー……」

清霜はふと、姉から聞いた提督の武勇伝を思い出した。攫われた雪風を助けるため、人間の身でありながら51cm砲を腕に取り付け、深海棲艦と渡り合ったという話。

清霜「そっか、スロットに挿さらないなら物理的に持てばいいよね!」

カードを振るい、51cm砲を現出させる。それを両手で抱えて持ち上げようとする。

清霜「うーん……しょ、お、おも、おっと、っとととと」

あまりの重さにバランスを崩す。両腕に相当な重量を抱えた状態で転べばどうなるか、言うまでもない。


この後、たまたま通りがかった夕雲が51cm砲に押しつぶされていた清霜を発見し、何とか救助した。
ついでに提督は夕雲に叱られた。

46cm連装砲はだいたい駆逐艦ぐらいの排水量だったそうで、51cmがそれを上回るのは当然ですね?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

村雨了解ー

――― ダメコン大事 ―――

村雨「本当に困るんですけどぉー……うわぁん……」

艦娘はダメージが一定量を超えると服や艤装がボロボロになり、能力が低下する。

だが大破してもその戦闘で沈む事はない。艦娘自身にダメコン能力があるためだ。だが、次の戦闘に入るまでにはその力も切れる。

故に大破が出たら応急修理要員をつけてない限りは撤退が原則である。

提督「むぅ、帰投だ、帰投」

~~~~~~

村雨「はふ、ごめんなさ~い……」

提督「まぁ大破するのはしょうがないとして……靴どうした?」

村雨「やられたときに無くなっちゃいました~……」

提督「よく戻ってこれたな。海面に立つのに重要そうなのに」

村雨「無くても浮いてられますよ」

提督「そうなのか?」

村雨「艤装に入れた燃料から推進力や浮力を作ってますからね」

そう言って黒煙を噴いてる背中の艤装をコン、と叩く。

提督「ぶっ壊れたらやばいんじゃないの?」

村雨「艤装も結局は体の一部ですから。いざとなればこの身一つでも立てますよ」

提督「マジで」

村雨「長くは続かないから緊急時だけですけどね。それじゃ、入渠してきま~す」

提督「あ、あぁ。引き止めて悪かったな」

村雨「いえいえ~」

ダメコンは大切です

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

時津風了解ー

――― 前後から抱き付かれたい人生だった ―――

雪風「しれぇ、作戦終了しました!」

とてとて走って雪風が提督に飛びつく。

提督「よしよし、よくやったな」

それに応えるように抱き寄せて頭を撫でる。だがその背後に忍び寄る影あり。

時津風「むー、雪風ばっかずるーい。時津風もー」

そう言って提督の背中にぴょん、と飛び乗る。ちょうどおんぶの形になる格好だ。

提督「へもげっ」

雪風「あっ、じゃあ雪風も!」

そう言って前から飛びつく。それはまさにだいしゅきホールドの形。

提督「あばばばばばば」

奇声をあげながらよろめき歩く提督。

初風「……提督、何してんの?」

雪風「しれぇ」

時津風「しれー」

提督「見りゃわかんだろあばばっばばば」

初風「新手の筋トレ?」

提督「ちげーよ」


結局自室に戻るまで離してもらえなかったそうな。

鎮守府、執務室。資料片手に唸る提督。

「うーん、まるゆが出ない。余剰資源の使い道があるのはいいが……せめて三隈欲しいよなぁ」

「そんなあなたに朗報です!」

バン、と床下から出てくる猫吊るし。ちなみに執務室は二階である。

「なんだ、またどっか襲われたか。横須賀か?」

「いや、そこらへん襲われたらもう喉元同然じゃないですか」

「佐世保の近くにフラヲが来てることは無視か」

「おかしいと思ったんですよね。あの近くにマスターとなる泊地ないのにあんな艦がうろついてるなんて」

「結論から言え」

「というわけで準備が整い次第、第十一号作戦を発令します」



2015 Spring Event:Eleventh Operation of Western Sea


「なんだよそれ」

「結論から言えといったのはあなたじゃないですか」

「モノには順序があるんだよ。大体の概要話してから細部を説明するってやつだ」

「いちからか? いちからせつめいしないとダメか?」

「煽りはいいからさっさと話せ」

「はいはい」

猫吊るしが指を鳴らすとホワイトスクリーンが下がり、プロジェクターが西方海域の地図を映し出す。

「第十一号作戦はもともとミッドウェー前に行なわれる予定だった作戦でした」

「それをやろうってのか」

「えぇ、やらざるを得ません。我々が太平洋方面にコマを進めてる間に、着々と戦力を溜めてたようで、西側の深海棲艦の動きが活発になってきてます」

カレー洋、リランカ島を中心に深海棲艦の活動を示す赤い靄が地図上にかかる。

「また叩き潰せばいいだけだろ」

「えぇ、その通りです。今回、カレーとリランカに連合艦隊を出せるよう、セットアップします」

「毎度思うんだがどこでも連合艦隊出せるようにしろよ」

提督の疑問に、猫吊るしは肩をすくめて首を振る。

「霊的干渉の広域制御は難しいんですよ? まぁまずこいつらを打ち破ります」

「それで終わりじゃない、と言いたげだな」

「そこから更に、海上打通作戦を行い、ヨーロッパへのアクセスを確かなものとします」

「飛行機じゃいかんのか」

「コストが高いんですよ。その点、船なら大量に輸送できて比較的安価ですし。タンカーが今現在も使われてるのはそういうことですよ」

「うーむ」

「じゃ、準備できたらまたお知らせしますんで」

言うだけ言うと猫吊るしは床下に飛び込んで退場していった。残されるは提督のみ。

「あ、あぁ……」

つまりノープランイベントSSが始まり、いつもの平常業務であるところの小ネタの更新はいったん止まる公算が大きい。というわけでご了承願います

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

祥鳳了解ー

――― 甲板ニーソ(今回の話とはあまり関係ない) ―――

祥鳳「軽空母、祥鳳です」

提督「変わった弓だな」

祥鳳「えぇ、これ飛行甲板も兼ねてるんですよ」

提督「ほほう」

祥鳳「発着艦シークエンス、ご覧になります?」

提督「そうだな」


~~~~~~


屋外演習場。イ級を模した標的艦が航行している。

祥鳳は矢羽が艦載機となった矢を慎重に番える。

祥鳳「では……攻撃隊、発艦してください!」

ビィン、と弦が鳴り、飛び出した矢が複数の艦攻となり編隊を組む。そのまま低空飛行で標的に接近し、模擬魚雷を投下する。

命中した証である金属の衝突音を背に、編隊が戻ってくる。弓の甲板部分を水面と平行に構え、着艦に備える。

祥鳳「おかえりなさい」

着艦するそばから回収し、全機回収したところで再び矢に戻す。

祥鳳「いかがでしたか、提督?」

提督「弓が飛行甲板兼ねてるのはわかったが……矢が複数の艦載機になったり戻ったりするのは謎いなぁ」

祥鳳「式神形式よりはオカルトじゃないと思うんですけど」

提督「俺にとってはどっちも謎いよ」

よつばのあの煽り好き
というわけでイベント頑張っていきましょう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

ゆーちゃん了解ー

――― ユーちゃん育成訓練 ―――

ユー「ドイツ海軍所属、潜水艦U-511です。ユーとお呼びください」

提督「よろしくな。ふーむ、最初から二段改装あるのか……龍鳳改みたいなもんかな」

ユー「何をすればよろしいでしょうか……?」

提督「そうだな。潜水艦寮に伊58というピンク髪の潜水艦娘がいるからいろいろ教えてもらって練度向上に努めるといい」

ユー「はい」

~~~~~~

潜水艦寮。

ゴーヤ「提督から聞いたよ、新しい仲間が来るって! よろしくでち!」

ユー「よろしく……」

ゴーヤ「ビッシビシいくよ! ユーを旗艦にしてオリョクルでち!」

ユー「うん、頑張る」


~~~~~~

南西海域、オリョール海

ユー「敵艦隊発見です。ふぉいあー!」ドーン

ゴーヤ「なかなかやるでち」

はち「……ユー、小破してから全然中破しないね」

しおい「んぐぅっ、やられた……」

イク「先輩としての威厳が崩れてくのね……」


~~~~~~

ろー「ろーちゃんです! はい!」

提督「日に焼けたな……」

ろー「オリョールの訓練、長かったですって!」

提督「しかもスク水になってる」

ろー「小破のまま使ってたらなんか駄目になっちゃったから新しいのもらいました!」

提督「いいのかそれで……」

ろー「はい!」

イベントはあとE-7を残すのみなので次回からイベント編書いていきたいですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

葛城かぁ。了解ー

なおローマと高波については現在未入手なので安価とっても出せるかどうかの保証はないです(可能な限り掘るけど)

鎮守府、執務室。提督の目の前には一人の少女。

「お前が来たということは、ついに作戦準備が整ったか」

「ええ。あとは貴方が指示をだすだけです」

「……そうか。では」

机の受話器を取り、ダイアルを回す。鎮守府全体への放送である。

『全艦娘に告ぐ。本日一〇〇〇より、第十一号作戦を発令する。繰り返す。本日一〇〇〇より、第十一号作戦を発令する』

一呼吸おき、言葉を続ける。

『この作戦は西方にまたぞろ湧いてきた深海棲艦を押し返し、シーレーンを奪い返し、ヨーロッパへの海路を打通するものである』


『暁の水平線に勝利を刻めぃ!!』



2015 Spring Event:11th Operation of Western Sea Episode 1 ~ カレー洋強襲偵察!! ~


西方海域、カレー洋。

「さて、まずは敵情の強行偵察か……。雪風、島風に、川内三姉妹に、夕立。彼女たちならやってくれるだろう」

提督はぷかぷか丸から出撃する雪風たちを見送りながら呟く。

その後ろから声をかける猫吊るし。

「そうそう、一つ言い忘れてました」

「なんだよ」

「トラックでやったアレですが、リチャージしておきました」

「ほう」

「勿論それ相応の代償はいりますが」

「艦娘の命か?」

提督の言葉にため息を付いて首を振る猫吊るし。

「全く、暴力的でいけませんね貴方は」

「もしそうだったら断るところだった」

「海域突破したらプレゼントする予定の装備ですよ装備」

「具体的には?」

「この試製51cm連装砲が」

どこからか51cm砲をドン、と取り出す猫吊るし。物理質量はだいぶ重かったはずだが。

「試製46cm連装砲になります」

「……あれ、それウチになくね?」

「ないですね。更に弱めると試製35.6cmになる上……まぁいっか」

「51cmはあるから46cmくれ。よこせ」

「はいはい。でも渡すのはクリアしてからですよ」

そう言って猫吊るしは連装砲の上に載り、詠唱を始めた。

カレー洋、深海東洋艦隊警戒部隊主力艦隊

「全く……私がここのフラグシップだってこと判ってんのかね」

そこにはうんざり顔のリ級改がいた。理由は言うまでもない。

「さーて、強行偵察の連中はこの軽巡棲鬼ちゃんがバッシバシ沈めちゃうからねー」

テンションの高い軽巡棲鬼である。

一応リ級改の随伴艦だということになっているが、相手は鬼姫クラスである。強くは出られない。

(あー、もう。神様いるならあいつをいっぺん目の前から消してください)

そう思っていた矢先、東のほうからまばゆい光が!

(何だアレ)

次の瞬間、その光は軽巡棲鬼に直撃し、彼女をベーグル湾の方までふっ飛ばした!!

(……サンキュー神様!!)

だが、その感謝をすぐさま後悔することになる。


「今の光、なんだったんでしょうね?」

「ちょうど行き先に着弾してたっぽい?」

「まぁまぁいけば分かるって」


「げっ、艦娘……オレンジの服の軽巡は危険度の高いヤツで……駆逐は……ヤバイの上から三隻じゃん」

なんだかんだで軽巡棲鬼は戦闘では頼りになる。だが、彼女は先ほどどっか遠くの方まで吹っ飛んだ。

そこに精鋭の水雷戦隊が突撃してくる。つまるところ、死。


「やっせんーやっせんー♪」

「姉さん、あくまで偵察ですよ?」

「別に倒してしまっても構わないんでしょ? 夜戦で」


リ級改だったものが、残骸となって波の上を漂うことになるのはその会話の数分後のことであった……。

次回予告!

「カレー洋の敵情視察、完了しました!」

陣容の把握……!!

「艦隊決戦か……胸が熱いな」

ついにあの艦娘が出撃……!!

「またお前か!!」

復讐に燃える深海棲艦……!!


次回、11th Operation of Western Sea Episode 2 ~ 第二次カレー洋作戦!! ~

E-7終わったので>>110については忘れてください。イベント終了までにはSSも完走したいですね

鎮守府、戦艦娘寮、長門型の部屋。

「また大規模作戦の時期か……」

「そうね」

机に伏せっている長門と、向かいでその様子を見つめる陸奥。

「こういうときは大体金剛型が出るからな……。出撃しなければビッグセブンの力を振るうことも出来ない」

「月に一度南方海域に出てるじゃない」

「あれでは物足りない。連合艦隊を組んでその旗艦としてだな……」

「はいはい」

と、適当に雑談しているところに通信音が入る。

「どうやら強行偵察が終わったようだな」

「カレー洋だっけ? 一度制圧されたところを盛り返してくるのは珍しいわよね」

『……により、敵情の把握に成功した。我々はこれより連合艦隊を以って敵艦隊先鋒を挫き、叩き潰し、リランカより東の制海権を確保する』

「連合艦隊か……」

『以下呼ばれた者は工廠に集合し、出撃準備をすること』

長門は短くため息をつく。

「どうせ第一艦隊は金剛姉妹だろう」

だが。

『第一艦隊旗艦、長門』

「……!?」

反射的に長門の身体が跳ね上がる。

「あらあら」

『随伴艦は陸奥、扶桑、山城、摩耶、加賀……』

「い、今確かに私の名前が呼ばれたな!?」

「えぇ。久々の出撃ね」

『第二艦隊旗艦雪風、随伴艦は神通、島風、北上、大井、木曾……』

「よし、戦艦長門、出撃する!!」

もはや自信を喪いだらけ切っていた者の姿はなく、戦艦長門の姿がそこにあった。



11th Operation of Western Sea Episode 2 ~ 第二次カレー洋作戦!! ~



「カレー洋の敵情視察、完了しました!」

工廠に集まるは先ほどの強行偵察部隊。島風が手早く机上に地図を広げる。

「……これ南方海域のだぞ。その隣のヤツだ」

「おうっ!?」

改めて広げなおし、四方に重石を置く。

「カレー洋のポータルがここですね。ここにヲ級の改、こちらにル級の改……」

テキパキとコマを配置しながら説明していく神通。川内は近くの椅子に腰掛け既に睡眠状態である。

「……そして敵主力の旗艦は、装甲空母姫です」

「またお前か!!」

リランカ島の東、そこに鬼を象ったコマが置かれる。

「……装甲空母姫とかいつ以来だろうな。ま、大したことあるまい」

「普通の船舶にとっては十分脅威ですよ」

「ま、そのために艦娘がいるんだ」

なんてことはない、という顔をして柱に掛けてある鎮守府内放送用の通信機を取る。

『鎮守府内全艦娘に告ぐ。我々は強行偵察部隊により、敵情の把握に成功した。我々は……』

西方海域、カレー洋。海の上を12隻の艦娘が突き進む。

出遭った艦隊はことごとく航空攻撃からの甲標的による雷撃で半壊、長門型と扶桑型の砲撃で撃滅。

「ビッグセブンの力、侮るなよ」

その言葉に違わず、長門の放った徹甲弾はル級改のバイタルパートを正確に捉え、轟沈せしめた。

「主砲、副砲、撃てーっ!」

他の戦艦も負けじと続く。

「鎧袖一触ね……」

青い袴の正規空母が呟く。

「でもなぁ、こんなんじゃアタシ達の出番ないんじゃないか?」

「そんなことないわ。機銃を構えなさい」

摩耶の愚痴から程なく、空の向こうに黒い点が見えてくる。

「そうだな、防空巡洋艦摩耶さまの腕の見せ所だな!」

装備している機銃と砲門を空に向ける。同じくして加賀も弓を引く。

放たれた矢は烈風となり、その戦闘機の名の如く、激しく敵艦載機を翻弄する。

防空網を抜けた数少ない艦載機も、天地のひっくり返った雨の如き機銃と砲の嵐に晒される。

「ざっとこんなもんだ!」

カレー洋最深部。装甲空母姫率いる敵艦隊を残すのみ。

「艦隊決戦か……胸が熱いな」

自艦隊12隻に対し、敵艦隊はわずか6隻。もはや数の暴力でしかない。

アウトレンジからの航空戦、雷撃による漸減、そして水上打撃部隊と水雷戦隊による決戦。まさに理想的といって良い戦闘である。

護衛艦である駆逐と軽巡は加賀の艦攻と北上達の雷撃で始末され、残るはヲ級、タ級、そして装甲空母姫のみ。

だが、戦意を失った様子はない。砲を構え、残り少ない艦載機を収容し、一矢報いようと目を光らせる。

(私たちも、一歩違えばあのようになっていたのかもしれないな。いや、実際大和たちは……)

「どうしたの、姉さん。難しい顔して」

「いや、なんでもないさ」

陸奥の心配そうな声が長門の思考を断つ。軽くかぶりを振って、砲を構えなおす。扶桑姉妹の砲撃が空母と戦艦を一撃で沈めていく。

(提督も言っていたな、『昔は昔、今は今』と。雪風に向けての言葉だったが、私たち皆に共通することだ。加古にとらわれては前に進めない)

観測機の情報により微修正が行なわれる。装甲空母姫が砲を接近する長門に向ける。

「……全主砲、斉射、撃てーっ!!」

長門の艤装が火を噴くのと、装甲空母姫の砲撃が放たれたのはほぼ同時だった。


一瞬の後。鉄塊の砕ける音と爆音。

「ふっ……効かぬわ」

長門の拳から鉄の破片がボロボロとこぼれる。姫の砲弾を打ち砕いたのだ。

その視線の先は、爆炎を上げて沈み逝く深海棲艦の姿があった。

次回予告!

「通商破壊ね……任せて!!」

通商破壊のプロ……!!

「あれが敵の補給線……」

糧道を断つは勝利への近道……!!

「何故ここまで吹っ飛ばされた……」

復讐に燃える深海棲艦……!!(再度)


次回、11th Operation of Western Sea Episode 3 ~ ベーグル湾通商破壊戦!! ~

51cm取ろうかと悩んだけど図鑑を埋められるという魅力には勝てなかったよ……

乙でしたー
長門さんがビッグセブンしてる、感激(過去が加古になってるの見なかった事にしつつ

>>125
脳内補完してください(震え声)

鎮守府、執務室。先の連合艦隊の活躍により、敵前線を押し返すことに成功した。

提督は一人、偵察や資料の情報を元にコマが配置された地図と睨めっこしている。

「次はリランカ島か……」

「その前に」

ひょっこり顔を出す猫吊るし。遠慮がないのはいつものことだ。

「なんだよ」

「敵は豊富な物資を以ってがっちりリランカを支配下に置いてます」

そう言いながらリランカ南岸のコマを指差す。

「いつものことだろ。あそこは連中のリスポーン地点だから住人は西側に避難してるし」

制圧すれば復活地点から遠く離れなくなり被害が激減するとはいえ、近寄ればやはり危ないのは変わらない。

「今回の作戦、リランカ島を長期的に抑える必要があります」

「MIのときみたいにまた拠点作るのか」

「そういうことです。で、まず敵の補給線をぶった切ります」

リランカから北東の艦隊群を指し示す。その海域にはベーグル湾と記されている。

「ここにワ級が大量に集まっています。ここを滅茶苦茶にすれば敵戦力は殺がれ、陽動も兼ねる事になるでしょう」

「なるほどな、一理ある。具体的な資料はあるか?」

「もちろん、ここに」

猫吊るしの渡したベーグル湾付近の資料を捲り、メモ紙に艦娘の名を記していく。

「……よし、出撃するか」



11th Operation of Western Sea Episode 3 ~ ベーグル湾通商破壊戦!! ~



西方海域、ベーグル湾。

ビスマルクを先頭に、重巡那智、足柄、航巡利根、筑摩、軽空母隼鷹の艦隊が広大な海原を往く。

その後方から提督はぷかぷか丸に乗って追う。

「ビスマルク、やる気高すぎてから回りしないといいが」

~~~~~~

ブリーフィング時、最も士気が高かったのはビスマルクだった。

「通商破壊ね……任せて!!」

「結構乗り気だな」

「ティルピッツも魚雷載せて通商破壊戦に携わったと聞くし、このビスマルクに出来ないはずないじゃない!」

~~~~~~

前衛の艦隊を手早く撃退し、次の敵艦隊に差し掛かる。

「電探に感あり。軽巡クラスだけどこれは……」

「軽巡棲鬼じゃな」

ビスマルクの言を利根が引き継ぐ。

シニョンは解け、服もぼろきれを引っ掛けたような状態になっている。

「何か怒ってますね」

「元からじゃん? ま、気づく前に一発お見舞いしてやろうぜぇ。モノども、かかれぇ!!」

隼鷹の巻物甲板から次々と艦載機が飛び出す。後を追うように利根と筑摩も瑞雲を飛ばす。

「ここに鬼級とかこの補給線、よほど重要らしいわね!」

艦載機の離脱後、間髪入れずビスマルクが主砲を叩き込む。

「逆に言えば、ここが奴らの急所だってことだ!」

「この戦い、絶対勝って見せるわよ!!」

那智と足柄もあとに続く。

そうこうするうちに敵随伴艦は全て沈み、艤装部分をボコボコにされた軽巡棲鬼が撤退していく。

「追撃するか?」

「いいえ、本来の目的は補給線の断絶。ここで弾を無駄使いすることはないわ。行きましょう」

「了解だ」

更に先に進むと、いるわいるわワ級の大群。護衛艦より輸送艦の方が多いぐらいである。

「あれが敵の補給線……。あいつら、自衛用の砲を備えてるエリートやフラグシップばかりね」

「さすがに普通の船だと危ないでしょうね。でも私たちなら勝てるわ!」

瑞雲を飛ばして索敵していた利根が眉をひそめる。

「空母はおらんが……あやつら、輸送艦の陰にフラタをひそめとるのぅ。皆反撃には気をつけるんじゃぞ」

「ふっ、そのぐらい無くてはやりがいがない」

各々残弾を確認し、戦闘準備を整える。

「いつでもいけます。姉さんも大丈夫?」

「もちろんじゃ!」

「頭上はアタシに任せな!」

「それじゃ、いくわよ……Feuer!!」

ビスマルクの主砲発射を合図に、獲物を見つけた狼の如く、艦娘たちは勢いよく敵陣に飛び込んだ。

ベーグル湾某所。ボロボロになった軽巡棲鬼は西の空を眺めている。

「何故ここまで吹っ飛ばされた……」

状況を把握し、臨時に護衛艦隊の旗艦になったところで巡洋艦たちの無慈悲な奇襲。護衛の任を果たすこともできず無様に撤退。

視線の先にはいくつもの黒い煙。

自分たちの守ろうとしたものがどうなったか、想像に難くない。

ギリリ、と歯軋りをしても状況は変わらない。

目を瞑って息を吸い、精神を落ち着ける。

「……まぁいい。我々も進歩しているのだ。水鬼様達なら……」

そう呟くと、海の底にゆっくりと、深く深く沈んでいった。

次回予告!

「これが艦隊司令部施設……」

連合艦隊旗艦の喜び……!!

「これ西にいく意味あるの?」
「いいドロップあるかもしれませんよ?」

究極の決断……!!

「四月(ハル)の喧嘩(イクサ)……開始(ハジ)めてみるか……!?」

凶悪な面構え……!!


次回、11th Operation of Western Sea Episode 4 ~ 決戦!リランカ島攻略作戦!! ~

高波などを掘るついでにあ号とろ号が消化できる伝説の地……
通商破壊とはいえここまでワ級大盤振る舞いするとは正直思わなかったです

西方海域、ぷかぷか丸改二甲板。

「ベーグル湾は抑えたわ。あとは現地の方で補給しながら哨戒ってところね」

「了解。リランカ制圧したら一報入れるんで後処理済ませてこっちに合流してくれ」

「わかったわ。じゃ、頑張りなさいよ」

「そっちもな」

ビスマルクとの通信を終え、一息つく提督。そこに長門が通りがかる。

「提督、艦隊の準備は九分通り終わったぞ」

「うむ。カレー洋に引き続き、長門が第一艦隊旗艦だったな。これを持て」

提督が取り出したのは一枚のカード。

「これが艦隊司令部施設……」

艦隊の指揮権を切り替え、護衛退避を可能とする画期的装備。艤装のスロットに差込み、満足げに頷く長門。

「よしよし。あの頃を思い出すよ」

「さて、リランカ島を落としに行きますか……!!」



11th Operation of Western Sea Episode 4 ~ 決戦!リランカ島攻略作戦!! ~


リランカ島沖。

長門を旗艦とし、陸奥、摩耶、赤城、蒼龍、飛龍と続く第一艦隊、

雪風を旗艦とし、神通、島風、鳥海、金剛、羽黒が並ぶ第二艦隊。

皆一線級の練度を持つ艦娘たち。万全の体制でこの海戦に臨む。

「そういえば、加賀はどうしたんだ?」

「次の作戦を見据えて待機中だそうです」

摩耶の疑問に赤城が答える。

「そうそう、敵泊地に精鋭で切り込むとか」

どこで小耳に挟んだのか、飛龍が訳知り顔で呟く。

「あぁ、それで……」

「おしゃべりはそこまでだ。敵艦隊が近い。第一、第二艦隊対空戦闘用意」

長門の号令により、空母艦娘は弓を取り、他の艦は砲を空に向ける。

弓なり音とともに無数の烈風が飛び出し、敵艦載機を迎え撃たんと青空を駆け抜けていった。

『――各艦、戦闘に支障はないか?』

「第一艦隊、全員問題なし、だ」

「第二艦隊も問題ありません!」

機動部隊を軸とする敵艦隊を突破し、リランカ島に近づく一行。そこは、初めて西方に来たときとは全く違う様相を呈していた。

深海棲艦の勢力圏下では馴染み深い赤黒い空。そして、港湾部に女王然として佇む、巨大な艤装を背負った深海棲艦。

『あれが……港湾水鬼!!』

『四月(ハル)の喧嘩(イクサ)……開始(ハジ)めてみるか……!?』

無線に割り込む音声。自らの艤装や護衛要塞から次々と艦載機を繰り出す。

「全艦、突撃! 敵艦載機に気をつけろ!」

「摩耶さまの力、思い知れッ!!」

交錯する艦載機、乱れ飛ぶ弾幕。

「Phew、第一波は凌げまし……!!」

一息付く金剛。だが、息付く暇も有らばこそ。響く砲撃音に、反射的に己の身を艤装で庇う。

直後、着弾。彼女の艤装の左半分がボロボロに砕ける。

「……Shit!! テートクに貰った大切な装備が!」

もし庇っていなかったら、自分の身体がこうなるところであったろう。

「金剛さん、大丈夫ですか!?」

「ちょーっとHeavyなの貰っただけネ! まだ平気デース!」

ここで萎縮しては士気に関わる。強いて己を奮い立たせる。

「全艦雷撃用意、雷撃後装備換装し、第一艦隊の攻撃後再突入します!」

次々と上がる火柱。駆逐と要塞があらかた片付いた証拠である。

「全主砲、斉射、てーっ!!」

雪風たちが反転すると同時、長門率いる第一艦隊の砲撃が始まった。先ほどよりも大きな水柱が次々立ち上る。

『すこしは"殺"るのか……"愉"しいなぁ……』

「装備換装、急い……きゃぁっ!?」

港湾水鬼の主砲が赤城を水面に叩き付ける。

「こっ、こんなところで……」

フラフラになりながら立ち上がるも、甲板が中ほどからぽっきりへし折れている。

「第二次攻撃隊、発艦! 赤城の攻撃隊は私か蒼龍の所に着艦して!」

「ごめんなさい……」

「後は私たちに任せて!」

即座に二航戦の二人がカバーに入る。

「ル級も仕留めたわ。後はあのデカブツだけ!」

「第二艦隊、換装完了しました!」

雪風からの通信。つまりは突撃準備完了の合図。

「よし、第一艦隊砲撃止め! 後は頼むぞ、雪風……!」

「砲雷撃戦、続行します!!」

雪風、島風、そして神通が構えているのはいつもの砲ではない。 

WG42、対地攻撃用ロケットランチャー。艦娘用にスケールダウンしてはいるものの、軽量級の艦娘でも陸上の相手にダメージを叩き出す事のできる数少ない兵器である。

次々と港湾水鬼の艤装に着弾し、爆発していく。港湾水鬼は悶え苦しみながらもまだ稼動している砲で撃ち返す。

「!! 雪風ちゃん、危ないっ!」

雪風に向かう砲弾に島風が割り込む。着弾の衝撃で二人して海面にたたきつけられる。

「島風ちゃん!?」

「私なら平気……だって早いもん……」

その一言を最後に気を失う。よく見ると背中の魚雷発射管がひしゃげている。連装砲ちゃん達も主がダウンしたことで機能不全に陥っている。

「あとは鳥海さんたちに任せましょう!」

神通の声がかかる。二人で島風と連装砲ちゃん達を曳航し、後の三人と交代する。

「お疲れ様、後は任せて! 鳥海、突撃します!」

最大戦速で鳥海が横切る。その後を羽黒と金剛が追う。


港湾水鬼の20インチ砲が軋み音を上げながら照準を鳥海に合わせようとするが、

「計算通りです!」

鳥海の砲撃が、それをへし折る。そのまま真正面から突っ込む。

「主砲、斉射……」

鳥海の砲門が港湾水鬼を狙う。港湾水鬼は巨大な両腕を交差させ、衝撃に備える。

だが、パシャリという水音のみ。衝撃は来ない。そっと腕を開く。

高雄型重巡洋艦四番艦、鳥海。勢いよく跳躍し、水鬼の上を取っていた。

その全主砲は港湾水鬼の開いた腕の中、胴と頭のあるバイタルパートを向いていた。

「……てーっ!!」

射撃の反動できりもみ回転しながら着水。爆発大炎上する港湾水鬼。

金剛と羽黒が追いつく頃にはあらかた焼け落ちていた。

「Oh, 私たちが出るまでも有りませんでしたネ」

「でも、戦いは続くんですよね……」

羽黒の呟きに鳥海が頷く。

「ええ。でも今回はおしまい。司令官さんに連絡を入れて、臨時泊地を作りましょう」

今日の次回予告はお休みです。
WG42は三個あれば十分かな、感。この先改修が実装されなければだけど

西方海域、臨時ポータル出口。

既に送り出した通商破壊艦隊、主力連合艦隊のほかにもう一艦隊、そこに待機していた。

「ん……リランカの制圧完了したみたいだよ」

「よし、いよいよ私たちの出番か」

最上が受けた電文に、武蔵が頷く。後ろには三隈、霧島、加賀、そして呂500。

「リランカ南西の環礁に泊地が建設されているという話でしたね」

と、霧島が言う。

「うん。まずは回遊している敵艦隊を突破し、リランカ島にて先行した主力艦隊と合流。三式弾を受けとった後環礁に行き敵泊地を叩くよ」

地図を広げて航海ルートを指差しブリーフィングする最上。

「そういえば、提督は何故彼女を入れたのかしら……」

加賀が目を向けた先には、潜水艦娘の呂500。近くに敵影は無いため、浮上して航行している。

「提督にお尋ねになればよいのでは?」

「そうね。向こうに着いたら訊いてみましょう」

三隈の意見に頷く加賀。

「じゃあみんな、出撃するよ!」



11th Operation of Western Sea Episode 5 ~ アンズ環礁泊地攻撃作戦! ~


リランカ島、臨時泊地。先行した艦娘たちが何やら物々しい基地らしきものを建造していた。

そして提督もヘルメットをかぶり、指揮を取っていた。

「提督、旗艦最上および旗下五名、泊地攻略部隊ただいま到着しました」

「おう、お疲れ様。ここはまだ建築中だからな、装備の換装はぷかぷか丸で行ってくれ」

「了解!」

最上と入れ替わりに加賀が来る。

「今回の作戦、陸上基地相手ですが何故潜水艦の子を?」

「ろーちゃんのことか」

加賀の問いに顎を掻きながら言葉を続ける。

「あの基地の近く、水雷戦隊が待ち構えてるらしくてな。敵の目を逸らすための言わば囮だ」

「危なくはありませんか?」

「なぁに、オリョールなどで鍛えた練度の見せどころだ。それに……」

「それに?」

ニヤリと意味深な笑みを浮かべる提督。

「ま、見てれば分かるさ」

戦艦・航巡の三式弾の搭載を終え、再度出撃する泊地攻略艦隊。彼女らの目の前に立ち塞がるは……。

「例の煙幕ですわね」

暗夜煙幕。通常、深海棲艦の撤退時に使われるが稀に広域に渡って張り巡らされているときがある。

「もがみん、どうします?」

だが最上が口を開くより早く、行動するものがいた。

「ろーちゃんにお任せ、ですって!」

言うが早いか、どぶんと水面下に潜り、煙幕の中に突入していった。

「あぁ、もう! 追いかけるよ! 衝突には気をつけて!」

最上たちも後を追う。


煙幕とは便宜上の呼び名で、実際のところ光の殆ど通らないドーム内に近い。闇夜の如き暗さは撤退や奇襲に最適である。

そのため、慎重に行動する必要があるが今回は違った。爆雷の発射音と爆発音が次々と聞こえてくる。

「敵艦隊、電探に捕捉。対潜攻撃に集中してこちらに気づいてないようです」

「囮ってこのことだったのね……」

「それより早く片付けないと。ろーちゃんが危ないよ」

潜水艦に気を取られていた深海棲艦達は突然の砲撃になす術も無く撃沈された。

「全艦撃沈、っと。ろーちゃんは……」

「がるるー」

「うわっ!?」

最上の後ろにひょっこり浮上する呂500。

「ろーちゃんは無事ですって!」

「ならいいけど……」

何事も無かったかのように航行を再開する呂500。だがその水着の背中部分は少し黒く焦げていた……。

アンズ環礁、敵秘匿泊地。

護衛と思しきル級改が睨みを利かせ、護衛要塞が哨戒し、輸送艦が物資を運んでくる。

その中央に居座る、巨大な艤装をつけた深海棲艦。

「あれが泊地水鬼……」

「データによるとその装甲は硬く、大口径主砲による砲撃すら弾くとか」

霧島の分析に、武蔵は腿につけた弾を引き抜いて砲に装填する。

「だから、この三式弾があるんだろう?」

「補給艦はろーちゃんに任せて!」

手を振り、水面下に潜る呂500。

「もがみん、準備できましたわ」

「こちらも発艦準備出来てるわ」

二人が航空戦の準備を終えるのを見て、最上もカタパルトに瑞雲を載せる。

「よし、発艦後突撃し、敵護衛艦隊と交戦、可能な限り近づいてあの泊地水鬼を討つよ! 発艦準備!」

飛行甲板を構え、瑞雲を射出。同時に加賀が艦載機を次々と繰り出す。

敵も襲撃に気づいたらしく、艦載機が迎撃しに来る。

「全艦、突撃! 爆撃に注意して!」

敵の戦闘機は少なく、制空権は艦娘の側にあった。輸送艦は呂500の魚雷に次々と襲われ、泊地水鬼と護衛要塞の目はそちらにひきつけられた。

一方、最上たちの前に立ちはだかるル級改。駆逐を盾に、砲撃を寄せ付けない。

「全く、これは厄介だな」

数の不利をものともせず、致命打にならないよう弾を防ぎ、反撃してくる。

「あぁっ、くまりんこのお洋服が……!」

「三隈!」

更に追い討ちをかけようとするル級。だがその隙を逃すほど甘くは無い。

「隙ありだッ!」

「主砲、斉射! 撃てーっ!」

戦艦二人の砲撃を喰らい、爆発炎上して沈んでいく。

「護衛要塞と輸送艦も大方片付きました」

加賀の報告が入る。残すは泊地水鬼のみ。

「もう、飛べないの……飛べないのよ……わかる? ねぇ……?」

泊地水鬼の嘆きが環礁に響く。

「鬼や姫クラスの深海棲艦は思いのたけを呟くというが、今回は訳がわからないな……泊地が飛ぶわけなかろうに」

「確かにね。飛ばせない、ならわかるんだけど」

突入に備え、砲と弾の最終確認をしながら雑談する武蔵と最上。

「三隈さんは加賀さんに預けて、私たちで突入しましょう」

霧島からの意見具申に頷く最上。

「ここでもがみんと別れるだなんて……三隈、残念ですわ……」

「大破してるし、仕方ないよ」

「三隈の分まで頑張ってくださいな」

「もちろんさ!」

最上は振り返って速度を上げ環礁内に突入、霧島と武蔵も後に続く。

「フフッ…痛い……痛いわ…ウッフフフフフフ……」

降り注ぐ三式弾の雨霰。だが、痛い痛いという割にはそこまで艤装へのダメージが少ないように見える。

「見た目以上に硬いな……もっと近づくか?」

「霧島の分析ではバイタルパートに直接撃ちこむ必要がありそうです」

「よし、近づこう。衝突と敵の砲撃には気をつけて!」

接近しながら更に撃ちこむ三人。

泊地水鬼の下部艤装が大きく顎を開く。

「今だッ!」

最上の連装砲から放たれた三式弾が艤装の中に飛び込み、大爆発を起こす。

「よし!」

「やりましたね!」

勝ちを確信する最上と霧島。だが、武蔵は違った。

「……いや、まだだ!!」

艤装は丸ごと吹っ飛んだものの、肉体部分はまだまるまる残っていた。

「だから…何度来ても……同じなのよ……」

全砲門からの一斉射。

「ぐぅ!?」

「うあぁっ!?」

最上と霧島を立て続けに吹き飛ばす。

「ちっ、何てヤツだ……!」

武蔵は振り返り、フラフラになりながら立ち上がる最上に告げる。

「最上、霧島をつれて離脱しろ」

「武蔵さん、何を……!?」

「単騎駆けでアイツを討ち取る」

「さすがに一人じゃ……!」

「私を誰だと思ってるんだ? 大和型戦艦、その改良二番艦武蔵だ。あとはこの武蔵に任せろ」

「……わかりました。でも無茶して沈まないでくださいよ!」

最大戦速で泊地水鬼に接近する。次々と放たれる砲弾。

あるときは旋回し、あるときは艤装で弾き飛ばし、ある時は拳で打ち砕く。

「そうだ、いいぞ。どんどん撃って来い!! 私はここだ!」

右肩の単装砲を武蔵に向け左肩の砲門とともに斉射する。響く轟音。上がる水柱。だが。

「戦艦が、簡単に沈むか!」

機関一杯、更に加速する。そして右腰につけた連装砲―――試製51cm連装砲―――を腕に装着しなおす。

「もう飛べないと言っていたな? なら私が飛ばしてやろう!!」

その勢いのまま、泊地水鬼の体を連装砲で真っ直ぐに殴り、腕を振り上げた。。宙を舞う白い身体。

「また……あの空に……」

「撃ち方……始めッ!!」

泊地水鬼の言葉はそれ以上続くことはなかった。武蔵の砲撃が彼女を破壊せしめたからである。

「空、か……」

見上げれば赤黒い空。まだこの海域に深海棲艦が残っている証拠。

「もうひと踏ん張りだな……」

次回予告!

「甲種勲章なんていらないのだが」
「これを見ても同じことが言えますか?」

人類の意地……!!

「今度こそ沈めてあげるわ……」
「沈むわけには行きません!」

雪風の真の力……!!

「忌々しいガラクタどもめ……!」
「火の塊となって沈んでしまえ……!」

最悪のコンビ!!


11th Operation of Western Sea Episode 6 ~ 西方打通最終決戦!! ステビア海を越えて! ~

泊地水鬼のモデルの一説としてキ77の二号機があげられてるらしいですね
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD77_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29

西方海域、リランカ島。

「これでポータルの準備もよし、と」

アンズ環礁への攻撃完了後間もなく。臨時の泊地は完成し、鎮守府とのポータルも繋がった。

「へぇ、短期間で結構なものができてるじゃない」

通商破壊作戦後、合流したビスマルクが建物を見て感心する。

「なぁに、中は簡素なもんだ。作戦終了後は撤退するしな」

「ふぅん? ところでもう一戦あるんでしょう?」

「あぁ、そうだ。ビスマルクも作戦に参加することになるからな。準備しておけ」

「腕が鳴るわね!」

いそいそと真新しい建物に入っていくビスマルク。

入れ替わるように現れるは猫吊るし。彼女の方を向くことなく、提督は口を開く。

「偵察の情報によると、例の戦艦水鬼が敵の総旗艦らしいな」

「えぇ。倒せたら甲種勲章あげますよ」

「甲種勲章なんていらないのだが」

「これを見ても同じことが言えますか?」

り向くと、どこから取り出したのか猫吊るしが大型電探を掲げている。

「FuMOレーダー……!」

最強の対空電探。あれば重巡洋艦クラスの戦力の向上が見込まれる。

「今回私のパワーをちょっと使ってこれ作っちゃいました。弱体化させるとなるとこれもおじゃんですねぇ」

「ぐっ……!! 茨の道を歩ませるつもりか……!」

「あなたたちならそこまで苦労することもないでしょう? それに」

「それに?」

「私に頼り過ぎたら、私がいなくなったとき苦労するのはあなたたちですよ?」

ギリ、と歯を食いしばる。

「……いいだろう。お前の力に頼らずともヤツらを撃滅せしめる艦隊になったこと、証明してやる!」



11th Operation of Western Sea Episode 6 ~ 西方打通最終決戦!! ステビア海を越えて! ~


リランカ臨時泊地、埠頭。

「第一艦隊旗艦に隼鷹、随伴は大和、武蔵、長門、ビスマルク、千代田。第二艦隊旗艦に雪風、随伴は神通、島風、妙高、北上、大井。この12名で連合艦隊を組む」

「質問だ」

「長門か。何だ?」

「何故我々戦艦ではなく隼鷹が旗艦なんだ?」

「艦隊司令部によって徹甲弾を積む枠をとられたくないからな。これからブリーフィングに入るがナメプで勝てる相手ではない」

提督は手を振り合図を送る。間もなく大淀が地図を貼り付けたホワイトボードを運んでくる。

「アンズ環礁の秘匿泊地に打撃を与えたことにより、敵の主力をステビア海に誘引することに成功した」

リランカの西、カスガダマから北にあたる海域に敵を示す赤いコマをいくつも貼り付ける。

「なすべきことは単純明快だ。この敵艦隊旗艦を撃滅し、制海権を奪取する。ここを越えればスエズを抜けてヨーロッパまでのシーレーンが確保できる」

同時に中東への海路も拓け、タンカーの輸送も容易になる、と付け足しながら地図の北側に向けて矢印を引く。

「偵察隊によると敵艦隊に空母棲姫やあの戦艦水鬼の姿も確認されているという。これが決戦となるだろう。暁の水平線に勝利を刻めぃ!!」

西方海域、ステビア海。

「敵艦撃沈確認、っと」

「肩慣らしにもなりませんね」

敵前衛艦隊はハイパーズの雷撃と戦艦の砲撃により、なす術もなくひき潰された。

「ん、雪風から通信だ。……っとこちら隼鷹。どうした?」

「暗夜煙幕が広域に張られています。第二艦隊で突入後、安全を確保します」

「了解。無理すんなよー」

「しばらく待機か……」

武蔵が残念そうに呟く。

「まぁ、奇襲されたら危ないもんね」

と、千代田。カラクリ箱の烈風の調整に余念がない。

暗夜煙幕内。神通の飛ばした夜偵をもうひとつの目として慎重に航行する。

「……! 敵艦隊発見です!」

夜偵からの通信に神通は一瞬息を飲んだ。

「あれは、戦艦棲姫……! こちらに向かってきます!」

「迎撃します、雪風に続いてください!」

闇の中とはいえ、広い海の上。隠れる場所などない。即座に交戦の判断を下す。

かすかな光の中でも浮かび上がる特徴的艤装の影。

「今度こそ沈めてあげるわ……」

戦艦棲姫は全砲門を雪風に向け、斉射。

「沈むわけには行きません!」

ドウ、と轟音とともに水柱が盛大に上がる。だが、雪風は着弾点より更に先に進んでいた。

身体をひねり、魚雷を海面に発射しながら更に接近。戦艦棲姫も副砲で牽制をかけるが照準が追いつかない。

「この程度の魚雷で……!」

「油断大敵、次発装填済みです!」

再度の発射。更にばら撒かれる魚雷。

「くっ、回避を……!!」

「捕捉済みです!」

水面を蹴り、雪風が飛び上がる。その右手には53cm艦首酸素魚雷。

雪風の投げつけたその魚雷は過たず戦艦棲姫に直撃し、先に発射した魚雷ともども大爆発を起こした。

着水し、残心。轟沈していくさまを確認する。

「……敵艦、撃沈です。神通さん、残敵は?」

「姫の撃沈により、混乱をきたしています。こちらで片付けますので第一艦隊に連絡をお願いします。あと……」

「?」

「強くなりましたね。二水戦旗艦として、誇りに思います」

「あ、ありがとうございます!」

「でも気を抜いてはいけませんよ。敵はまだまだいますから」

「はい!」

暗闇を抜けると、そこには空母棲姫率いる機動艦隊と戦艦水鬼率いる精鋭の水上打撃部隊。

対するは精鋭の水雷戦隊を前衛に置き、大和型を主軸とした連合艦隊。

まさに連合艦隊同士の決戦といった様相である。

「全く、大した歓迎だ」

「このぐらい来なければ手応えがないというものだ」

敵陣容に怯むことなく、ポキポキと指を鳴らす武蔵と長門。

近づくにつれ、深海棲艦の威圧が増す。並大抵の人や艦娘ならその空気だけで腰を抜かして動けなくなり死を待つだけとなるだろう。

「忌々しいガラクタどもめ……!」

「火の塊となって沈んでしまえ……!」

だが今更ここで尻尾を巻いて逃げ出すものはない。

「……よし、第一、第二艦隊、対空砲火準備用意!」

各々空に向けて射角を取る。遠くの空から白い飛翔物体が見えてくる。

「千代田、出し惜しみは無しだ! 艦上戦闘鬼烈風、全機発艦!」

「了解よ!」

隼鷹が巻物を広げ式神を飛ばせば、千代田はカラクリ箱を全開にし中の艦載機を次々と空に放り上げる。

交錯する緑の翼と白き獣。空中では恐るべきドッグファイトが繰り広げられている。

「よーっし、上は抑えた! あとはあいつ等だけど……」

その時、提督から通信が入る。

『一発でかいの行くぜ! その隙に切り込めぃ!!』

『こちら支援艦隊旗艦翔鶴、支援攻撃いきます!』

敵前衛部隊に襲い掛かる砲火の嵐。水柱に混ざり爆炎が上る。

「よし、全艦隊突撃ぃ! ヒャッハー!!」

鬼・姫クラスは巨大な艤装を装備しているが、見た目と裏腹に動作は機敏である。戦艦の砲弾の雨の中でも狙いをつけさせない。

当たったとしてもその装甲は量産型の深海棲艦の比ではない。

「ちっ、一式でもバイタルパートに至らないか」

武蔵の放った一射。戦艦水鬼に直撃すると思われたが、巨大な拳で弾を粉砕した。指が少し焼け焦げたがその程度である。

「まずは敵の手数を減らしましょう」

大和が狙うはル級の改。46cm三連装砲の斉射を浴び、大きくよろめく。

「……そこっ!!」

間髪いれず追撃を叩き込み、戦艦を水底へ返す。長門とビスマルクもヲ級に狙いを定め、次々と沈めていく。

前衛の艦隊は第二艦隊と交戦中。だが、数の不利をものともせず、大和たちと渡り合う。

「ぐっ……敵艦隊もなかなかやるな……!」

戦艦水鬼の一撃に艤装を半分吹っ飛ばされる長門。

「大丈夫!?」

「あ、あぁ。致命傷ではないが……大和が吹っ飛ぶのも頷ける威力だな」

それを見て煙幕を張りながら撤退していく戦艦水鬼達。

「だが向こうのダメージも小さくないようだ」

戦艦水鬼の腕にはいくつもの着弾の痕。空母棲姫の艤装も少なからぬ損傷を受けている。

ここで逃せば再び体勢を立て直して戻ってくるだろう。泥沼の戦いである。

「あとは雪風たちの仕事だね」

艦載機を着艦させながら、隼鷹は無線を繋ぐ。

「第二艦隊各位、残敵を追撃、掃討だ! 逃すんじゃないよ!!」

「了解です! 砲雷撃戦、続行します!!」

闇に紛れて進む二つの影。その背後から強烈な光が差す。

「敵艦、発見しました!」

雪風の持つ探照灯が二隻の姿をくっきりと浮かび上がらせる。

「忌々しい……!!」

光源に向かって放たれる20インチ砲。轟音とともに光が消える。

「やったか……」

呟く戦艦水鬼。だが、その言葉を口に出した直後聞こえた言葉によってその思いを打ち消される。

「おっそーい!」

砲撃と同時に雪風はサーチライトを閉じ、島風と一緒に戦艦水鬼の懐まで飛び込んだのだ!

「行くよ、島風ちゃん!」

「任せて!」

二手に別れ、水鬼の腕に飛び乗り更に跳躍。艤装の二つの顔面目掛け魚雷をぶちまける!!

「GYAAAAAAAAAAAAAAA!!」

悶え苦しむ艤装。空母棲姫から引き離される。

空母棲姫は振り向くことなく進む。だが。

「夜偵、空母棲姫を捉えました」

「神通さん、足止めをお願い出来ますか?」

神通が頷くと同時に加速する妙高。夜偵の情報と熟練の見張妖精。闇の中でも迷うことなく目標に向かって突き進む。

後ろからの砲撃音。フレンドリーファイアを恐れぬ一見無謀とも思える乱射。だが、その弾道は空母棲姫の進路を的確に阻む。

「もう、降参してください!」

真後ろから聞こえる声。思わず振り向く空母棲姫。彼女が最後に見たものは、迷彩艤装の重巡洋艦と雷巡と見紛う数の数多の魚雷だった。

最後の足掻きとばかり暴れまわる戦艦水鬼。がむしゃらに振り回される拳に当たれば致命傷は免れ得ない。

そんな怪物と対峙するは白い服の重雷装巡洋艦二人。

「さて決めちゃいますか。大井っち、準備はいい?」

「えぇ、北上さん!」

言うや否や、互いの右手を繋ぎ、ぐるぐる回転し始める。速度が最高潮に達したその時、その手が離れ、大井が怪物の頭上を取る。

北上はその勢いのまま四肢に装備した魚雷を次々と放ち、大井も雨霰と魚雷を降らす。次々と爆発する魚雷。

全弾撃ち尽くした二人は砲を構える。北上は海面で、大井は空中で。

「ギッタギタにしてあげましょうか!」

「海の藻屑となりなさいな!」

着弾、大爆発。大井の宣言通り、戦艦水鬼は海の藻屑と消え去った。

次回予告!

「そういうわけで地中海まで打通できたよ!」
「ボンジョルノ! リットリオです!」

新たな戦力……!

「あれ、ローマが先に着てると思ったのですが」
「知らんぞ」

新たな難題……!

「かもです!」
「かもかも?」

新たなカモ……!


11th Operation of Western Final Episode ~ 地中海からの刺客!! ~

「ちょっと私のことは!?」
「多分出るよ、多分」

雪風の新規ボイスに脳みそが蕩けそうです。次回でラスト、そのあとは平常進行に戻ります。……たぶん!

ぷかぷか丸改二。その舳先で提督は待っていた。艦娘が勝つ瞬間を。

遠くから響く轟音。程なくして空気が変わる。重苦しさは失せ、赤い空と黒い雲は青と白に変わる。

程なく入る無線。

『しれぇ、敵艦隊主力、撃滅しました!』

「よし、皆よくやった。残敵に注意し、帰投せよ」

無線を切る。そして周囲に誰もいないことを確認し、手を打ち合わせガッツポーズをとる。

「オラッシャァァァァァ!! 見たか猫吊るしめ! これが俺たちのチカラってやつよ!!」

「あなたの力じゃないでしょう」

後ろから冷や水を浴びせるが如き声。当の猫吊るしである。さっきまで影も形もなかったはずだが。

「まぁ、それはそうだがどっから出やがったこのストーカー紛い」

「あなたが呼べばいつでも来られる位置に」

「やっぱりストーカーじゃねーか!!」



11th Operation of Western Sea Final Episode ~ 地中海からの刺客!! ~


「そういうわけでステビア海の制海権を抑え、スエズ経由で地中海まで打通できました」

「これで交易も盛んになるか」

「それだけじゃないですよ」

そう言って意味深な笑みを浮かべる猫吊るし。

「どういうことだ?」

提督の疑問に返事をすることなく猫吊るしは緊急脱出用の救命艇に乗り込み、そのまま着水。モーターをフル回転させ、フルスピードで北に突っ走りだした。

「ちょっとイタリアいってきまーす」

という声を残して。

「……まぁ、ここからイタリアならだいぶかかるだろう。しばらくヤツの顔を見なくて済むなら清々するな」

ちょうど艦娘たちが入れ違いに戻ってくるのが見える。

「さ、リランカに戻って戦勝パーティーだ!」

リランカ島、臨時泊地。

埠頭には見慣れない少女が三人と、見慣れた顔が一つあった。

「おかえりー。遅かったね」

見慣れた顔は、そう、先ほど別れたばかりの猫吊るしだった。

「おかしいでしょ!? 何でお前がここにいるの!? イタリア行ったんじゃなかったの!?」

「イタリアへのポータルがないとは言ってないです」

「そーかいそーかいファッキン。で、何しにいったんだよ」

「まぁまぁその前に。新しい艦娘を紹介しますね」

猫吊るしが目を向けたほうには着物を着崩した黒髪の少女、あの二式大艇を軽々と持ち上げる明緑色の服を着た少女、
そして、いかにも色合いと艤装の形状からイタリアの戦艦と言わんばかりの栗毛の少女。

「雲龍型航空母艦、三番艦、葛城よ!」

「水上機母艦、秋津洲よ!」

「ボンジョルノ! ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦二番艦、リットリオです!」

「雲龍型の三番艦や秋津洲は聞いたことがあるからいいとしてヴィットリオ……ヴェネト?」

聞きなれないクラス。猫吊るしがドヤ顔で付け足す。

「大戦中のイタリアの主力戦艦ですね。海上打通の成功と引き換えにイタリア政府に艦娘設計許可貰って建造したわけですよ」

はた、と何か気づいたかのようにきょときょと左右を見回すリットリオ。

「ん、どうした?」

「えぇ、妹のローマが先に来てるはずなんですが」

「姉妹艦なら同じような艤装・服装してるはずだよな。帰投時には見当たらなかったが」

「まだステビア海を彷徨ってるのかしら。あんまり大きな声では言えないけど私たち遠洋航海向きじゃないし……」

そこまで聞いて提督は頭を抱える。

「探せというのか……」

そんな提督の袖を引っ張る猫吊るし。

「ん、なんだよ」

「探しに行くならついでにアンズ環礁の泊地の再建邪魔してください。あとろ号とかまだ残ってましたよね」

「全く、新人育成に艦娘探しに任務の消化に……あぁもう、休む暇もありゃしない!!」

しばらく後。提督たちは再びステビア海に来ていた。

「通商破壊部隊をベーグル湾に、秋津洲と軽空母数隻をキス島に。後はローマの捜索か……」

アンズ環礁近辺。規模は小さいものの、深海棲艦の回遊が見られる。

「全く、泊地水鬼がまた復活してやがる」

護衛の駆逐の合間をワ級が行き交い、再建の準備を整えている。

「あんまり交戦したくはないんだよなぁ」

「遠くから補給艦を狙うのはどうでしょう?」

意見を具申するリットリオ。

「そうだな、空母で爆撃すれば邪魔できるだろう。葛城、初仕事いけるか?」

「まっかせて! 航空母艦葛城、出撃するわ!」

「戦艦リットリオ、抜錨します!」

「えっ、おい、ちょっと?」

提督が止めるより早く、リットリオも水面に降り立ち、葛城に続いていった。


葛城が式紙を取り付けた矢を飛ばすと矢は烈風と流星改となり、編隊を組んで泊地へ飛んでいった。

リットリオも主砲斉射の準備に入る。

「38cmスケールの砲で届くわきゃねーだろ? 超長射程の大和砲ならともかく」

ぶつくさ言いながら遠眼鏡で泊地の方を見やる。葛城の流星改がワ級に雷撃を叩き込み、烈風が泊地水鬼の艦載機を追い回す。

「よしよし。……だがいくつか逃したか」

直後、戦艦の主砲発射音。そして、逃げていた補給船に大穴が開き、轟沈する。

音の出所を見ると、砲口から煙を吐くリットリオの姿。

「えぇ? あの距離でも届くの……? イタリア艦半端ねぇな……」

更に先に進むと、ル級とにらみ合っている、リットリオによく似た艤装をつけた一人の少女がいた。

「……んん? あれがローマか?」

よく見ると他にも深海棲艦が見受けられる。程なくして始まる砲撃戦。

「あれじゃ多勢に無勢だ。葛城、リットリオ、出撃だ!」

言うより早く、リットリオはぷかぷか丸から飛び出していた。

「ローマ、待っててね!」

続けて葛城も着物を翻し、水面に飛び降りる。すぐさま艦載機を飛ばし、リットリオを追う。

背後からの奇襲は想定外だったらしく、敵陣はあっさり崩れた。艦隊旗艦と思しきル級は後ろの敵を確認した隙に、ローマに一撃を浴びせられて海の底送りとなった。


ぷかぷか丸船内。一通り補給と修理を済ませた後、改めて挨拶をする。

「ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦四番艦、ローマです、よろしく。何? あまりジロジロ見ないでくださいね」

「……いや、何であんなところに? ポータルがあるならリランカまですぐだろ」

「目障りな爆撃機を沖に見つけて追いかけてたんだけど、見失った上に流されたのよ」

「爆撃機? ……あぁ泊地水鬼のか?」

「多分そうね。まぁ、姉さんたちと一緒に助けに来てくれたことは感謝するわ。Grazie」

「あ、あぁ。これからよろしくな」

リランカに戻ると、ビスマルクたち七人の艦娘が埠頭で待っていた。……七人? 今七人といったか?

ビスマルク、利根、筑摩、足柄、那智、隼鷹、そして夕雲型の制服を着た、おどおどした艦娘。確かに七人だ。

「新しい艦娘を見つけたというのか……!!」

「夕雲型駆逐艦、六番艦の高波です。あ、あの……頑張ります! ホントかもです!」

そう言ってぺこりと頭を下げる高波。

「ふふん、お帰りなさいアトミラール。私のこと、褒めてもいいのよ?」

ドヤ顔で胸を張るビスマルク。

「よくやったよくやった。ところでろ号」

その言葉に胸をそらしたままピシリ、と身体を硬直させる。

「8割だからあと1回か2回は行く必要があるな」

ビスマルクの代わりに答える那智。

「すまんが残り消化してきてくれ。そうしたら鎮守府戻って戦勝パーティーだ」

「了解だ。ほら行くぞビスマルク」

「ちょ、ちょっと待って艤装のアーム部分無理に引っ張らないであ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

後に残されるは提督と高波の二人のみ。

「……なんだか大変そうかも、です」

「まぁそのうち慣れるさ」

そして、大戦は終結し、日常へ回帰する。再び深海棲艦の活動が活発になったときのために、練度を上げ、資材を貯め、装備を調えるのだ。

鎮守府、執務室。

「この椅子に座るのも久方ぶりだな……」

「しれぇ、資料お持ちしました」

「ん、ありがと」

雪風から資料を受け取る。

「また新しい遠征か……よし、高波と秋津洲を送るか。他に送るのは……」

「了解しました!」

雪風に手早く指示を伝え、退室するのを見送る。

「さて、次に連中が湧くのはどこになるやら」

窓越しに海を見やる。穏やかな海。だが深海棲艦は神出鬼没。提督と艦娘の戦いはまだまだ終わらない……。


11th Operation of Western Sea ~~ The End ~~

というわけで次回からいつもの形式に戻ります。葛城でしたね。

――― 悲しい物語だぜ ―――

雲龍「新しい機体は、やっぱり昂るわね」

天城「烈風……眩しい翼……あっ、自分の艦載機なのに、見惚れちゃいました!」

葛城「そっかそっか、これが流星改ね。……んでもってこれが烈風……いいじゃない!」

提督「姉妹揃って艦載機好き過ぎだろ……」

葛城「私たち、前世じゃ艦載機飛ばすことなんてなかったんだから。空母なのによ?」

提督「それもそうか」

葛城「だからこういうの憧れだったのよねぇ」

~~~~~~

キス島沖。いつもの場所

葛城「敵発見っ! 全高射砲は……ちっ違う、回せー! 攻撃隊、直掩隊、発艦準備!」

提督「艦載機飛ばすより先に高角砲に手が伸びてるじゃねーか!!」

葛城「いや、ほら、つい癖で」

久々なので既出艦娘

DD
如月・長月/吹雪・叢雲/漣/響/白露・村雨・五月雨/朝潮・山雲/陽炎・時津風・磯風・舞風/朝霜・清霜/秋月/Z1

CL/CLT
由良/川内/夕張

CA/CAV
青葉/加古/三隈・熊野

CV/CVL
飛鷹/祥鳳/赤城/瑞鶴/葛城

BB/BBV
扶桑・山城/比叡

SS/SSV
U-511

Other
明石

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

【悲報】既出一覧に飛龍追加し忘れてた(>>78

というわけで安価下

秋津洲了解ー

――― はしより重いものはメソッド ―――

提督「秋津洲は水上機母艦なのか……」

秋津洲「そう、大型飛行艇の運用支援や、洋上補給のために建造された、飛行艇母艦!」

提督「とりあえず甲標的つけてキス島沖に」

秋津洲「甲標的母艦じゃないから装備できないかも」

提督「ええー。じゃあ大発載せて遠征に」

秋津洲「大艇ちゃんより重いもの持ったことないから大発とかは無理かもー」

提督「……」

~~~~~~

数日前

提督「これが二式大艇か……。なんか大型爆撃機を落としたとか言う逸話があるとかなんとかかんとか」

千歳「提督、物凄く嫌な予感がするのですが」

提督「たしか水上機母艦に積むんだったな。装備しようか」

千歳「え、でもこの大きさはちょっと」

提督「大丈夫大丈夫、鳳翔さんでも烈風とか積めるし」ドサッ

千歳「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」グシャリ

提督「あるぇー?」


この後千代田に脛を蹴られた。脚部艤装つきで。

~~~~~~

提督「重い軽いで言うなら二式大艇の方が重いだろオラッ!!」

秋津洲「無理なものは無理かもー!!」

秋津洲流戦闘航海術とはバトルシップでやってた戦艦ドリフトと同様のものだそうな

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

春雨了解ー

――― 危ないのはどっちだ ―――

ある日の昼下がり。鎮守府近くの警備任務からの帰途中。

春雨「あれ? あんなところに夕立姉さんが。危なくないですか?」

春雨が指差す先には背部艤装のみを付けた夕立。

村雨「あぁ、いつものアレね。春雨はアレ見るの確か初めてよね?」

春雨「?」

春雨が疑問に思っていると夕立からやや離れたところに深海棲艦が浮上する。駆逐イ級だ。

春雨「! 夕立姉さん、危ない!!」

春雨の叫びとイ級の砲撃はほぼ同時だった。

夕立のいたところに水柱が立つ。だが、水柱の中に夕立の姿は無い。

夕立「さぁ、素敵なパーティーしましょ?」

彼女は既にイ級の背後に回っていた。そして殴る蹴るの暴行を加えていく。

春雨「うわぁ……」

村雨「砲撃だけでなく近接格闘も取り入れるべきって提督の案で始まったんだけど……夕立はちょっとやりすぎかなーって気も……」

そうこうしているうちにイ級は海の藻屑と成り果てていた。

~~~~~~

鎮守府、埠頭。

白露「白露いっちばーん! ……あれ、村雨と春雨は?」

夕立改二みたいに春雨も毛先が違う色してるんだよなぁ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

朧了解ー

――― 中破時限定 ―――

鎮守府近海の深海棲艦掃討をしていた頃の話。

朧「艦隊、戻りました……」

提督「中破か。まぁしょうがない。戻ってドックに……ん?」

朧「どうしたんですか?」

提督「太ももやふくらはぎにヒトデがついてるぞ」

朧「これはつけてるんです」

提督「何でだよ」

朧「これで傷口塞いでるんです。絆創膏みたいなものだから無闇にはがしたりしないでくださいね?」

提督「あ、あぁなるほど。じゃ、早くドックいってこい」

朧「はい。失礼します」


提督「……あれ吸血ヒトデだったりしない?」

謎のヒトデ……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

矢矧了解ー

――― 日課 ―――

鎮守府、工廠。日課をこなせばいくばくかの資源がもらえるので全艦娘着任済みでもここに来ない日はない。

提督「今日もまたいつもの作業が始まる……」

矢矧「今日のデイリー任務は私に任せてみない?」

提督「ほう、じゃあ頼むぞ」


艦娘作業中……

矢矧「えーと、開発して、建造して……また開発して建造三回……」

提督「装備の改修は明石の領分だから矢矧はもうひとつの方やってくれ」

矢矧「もう一つというと……軍縮条約? 艦を二体解体って……私には無理! ……やるけど」

意を決して解体装置の前に立つ。解体装置、ぷらずまちゃんDrei。

解体時に螺子釘残さずバラされて霊と資材に還元される刺激が本体までフィードバックされる不具合を解消した最新式の解体装置である。

矢矧「それで……誰を解体するの?」

提督「さっき建造でできた駆逐で」

開発妖精から建造された艦娘のカードを受け取る。

矢矧「これをぷらずまちゃんの口に入れればいいのよね……」

恐る恐るぷらずまちゃんの口にカードを置き、手を引く。直後、ガコンと口が閉じて解体時独特の金属音が鳴った。

まもなく背部艤装から資材が排出され、妖精たちが手早く回収していった。

提督「おつかれさん」

矢矧「デイリー任務も、結構大変なのね……」

日果ではない

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

千歳了解ー

――― メチルアルコールは酒ではない ―――

千歳「給油はいかが?」

提督「俺は船じゃねぇよ」

千歳「お酒ですよお酒」

提督「俺の酒癖悪いの分かってていってんのか」

千歳「そういえばそうでしたね」

提督「……酒で給油できるなら燃料の代わりに酒飲ませればOKなんじゃねーか? 隼鷹とか」

千歳「艤装に入れる油とお酒はまた別ですから」

提督「艤装と本体は実質一緒なんだろう?」

千歳「まぁそうですけどお酒じゃ艤装動きませんし」

提督「面倒なもんだな」

千歳「美味しいから飲みますけどね」

軽油は軽巡洋艦や軽自動車用の燃料ではないからね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

暁了解ー

――― 補助輪 ―――

提督「これで暁も改二か」

暁「これで私も一人前のレディよね!」

提督「……」ジーッ

暁「司令官、そんなに見つめられると私……私っ……!」

提督「……なんか魚雷の装填数減ってねぇ?」

暁「三連装酸素魚雷にしたのよ! って私に見蕩れてたんじゃないの!?」

提督「あと靴についてたバルジかなんかが無くなったな」

暁「だいぶスマートになったでしょ?」

提督「妹三人は最初からつけてなかったが……まさかあれは浮きみたいなモンで自転車でいう補j」

暁「……」ポチッ

暁の左肩後ろの装置から強烈な光が提督の顔面に浴びせられる! 探照灯だ!!

提督「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛目が、目がぁぁぁぁぁ!!」

暁「ぷんすか!」

強い光を目に浴びせるのはとても危険なのでリアルではやらないようにね!

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

蒼龍了解ー

探照灯の使い方おかしいww

――― 量産不可 ―――

蒼龍「これで私も改二……これで、飛龍には負けません! 江草隊も彗星に機種転換して強化されましたし!」

提督「そうだな。ところで蒼龍よ」

蒼龍「なんでしょう?」

提督「遊休状態の彗星がざっと二十数機あるわけだが」

蒼龍「上位艦載機作るときに副産物として出てきますからね」

提督「そこでだ、蒼龍改二を量産して江草隊を次々と彗星に載せかえれば」

蒼龍「それはちょっと無理ですね……」

提督「何でだよ」

蒼龍「機種転換任務あるでしょう? アレで妖精に特殊な改造施すんですよ。基本的に自分の装備からは離れられないのでそのための措置ですね」

提督「ままならんもんだな……」

でも実際のところ九九江草でも役に立つので量産してる人は量産してるそうな

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

>>216
雪風も探照灯による目潰しで敵機撃墜とかしてたし(震え声)

球磨了解ー

――― 語尾に引き摺られる ―――

提督「球磨の髪は触り心地がいいなぁ」

球磨「なでなでしないで欲しいクマー、ぬいぐるみじゃないクマー……」

提督「そもそも何で語尾がクマなんだよ兎なキャラが語尾にウサとかつけるようなもんじゃねーかそういう鳴き声じゃないだろ」

球磨「そんなこと球磨に言われても困るクマ……」

提督「いっそ語尾を変えてみるか」

球磨「どこら辺がいっそ何だクマ……」

提督「『かも』とかどうだ?『ぽい』っぽくて女の子らしさが上がるのでは?」

球磨「……」

提督「……」

~~~~~~

『敵艦発見かもー』

『お手紙が届いてるかも』

『ゆとりの行動をするかも』

~~~~~~

提督「まるで秋津洲じゃん!」
球磨「まるで高波クマ!」

提督「……」

球磨「……」

提督「うん、やっぱなしで」

球磨「そもそも何でもう二人いる『かも』にしたクマ……」

軽巡改二誰になるんだろ……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

あきつ丸了解ー

――― そういや出番がなかった ―――

鎮守府、執務室。第十一号作戦中の頃の話。

提督「ふー、これでリランカの制圧完了、と。書類片付けて向こうに引っ越すか。一時的だけど」

あきつ丸「提督殿!!」

提督「おおどうしたそんなに慌てて」

あきつ丸「遠征から帰ったら揚陸作戦があったと聞いたであります!」

提督「あったがもう終了したぞ」

あきつ丸「では自分の出番は」

提督「無いな」

あきつ丸「くっ、この日のためにシャベルの素振りをしてきたというのに!」

提督「お前の本来の武器じゃないだろ砲撃しろよ。というかそのシャベル、MIのときに使ってたのより新しくなってるな」

あきつ丸「ちょっと古くなってきてしまったのでちょっとそこの農園にあったのを拝借したであります」

提督「山雲のじゃねーか!!」

今回そこまで制空厳しくなかったしなぁ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

大和了解ー

――― 大和の改二ってどうなるんだ ―――

提督「なぁ大和よ」

大和「提督、なんでしょう?」

提督「改二ってあるよな」

大和「えぇ」

提督「大体最期の出撃のときをモチーフにした感じの改装がなされるよな。夕立だったらソロモン海海戦だし飛龍や蒼龍はMIだ」

大和「死線に立つ事で限界を超えると聞きましたね」

提督「然るに大和、お前もう最期のときの装備じゃんどうなるんだよ。武蔵もだけど」

大和「それは……まぁその、多分計画のみあった超大和型みたいになるんじゃないでしょうか」

提督「超大和型というと51cm砲だよなぁ……夢があるなぁ……」

大和「51cm砲といえば……、この前みたいな無茶はもうしないでくださいね?」

提督「わかってるわかってる」

大和「……あら無線。……えっ、雪風ちゃんがさらわれた!?」

提督「おいちょっと51cm砲借りるぞ」

大和「嘘です。というかやっぱりダメじゃないですか」ペシ

提督「おうふ」

「傾斜復元しないと……注水を急いで!」ってメンタルモデル方式でない場合どこに注水すんの?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

愛宕了解ー

――― 予測を外すのって辛いですね ―――

提督「六月に重巡の改二か……」

愛宕「あら、本当?」

提督「大本営からの資料だからまぁ間違いない。進水日が六月半ばの愛宕が一番ありそうな気がするので重点的に鍛えようと思う」

愛宕「久々に頑張っちゃおうかしら」


艦娘演習中……

愛宕「主砲、撃てぇー!!」

提督「やっぱ安定して強いなぁ」


艦娘通商破壊中……

愛宕「喰らいなさぁい!!」

ワ級「ウボァー」

提督「よしよし、いい感じだ」


~~~~~~

提督「これで練度70、まぁ大丈夫だろう」

愛宕「摩耶ちゃんは75だったわよ?」

提督「あいつ改が18だし……」

雪風「しれぇ、大本営から通信が入っています」

提督「へいへいどれどれ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

愛宕「どうしたの?」

提督「……【第六戦隊の一員として、緒戦及びソロモン海の夜戦で活躍した】ある重巡洋艦のさらなる改装だとさ……」

愛宕「あら、残念……」

提督「衣笠と古鷹は済んだし青葉かなぁ、加古かなぁ……」


その後……

提督「これで青葉も練度70、慢心はない」

青葉「そうそう、大本営から連絡届いてますよ!」

提督「へいへいどれどれ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

青葉「【ソロモン海での夜戦、活躍の後その帰り途に没した重巡洋艦】……ありゃー……」


この後無茶苦茶加古育てた

――― 海水でぐっしょぐしょ ―――

大和「右脚部艤装に被弾、浸水。傾斜復元しないと……注水を急いで!」

艦において浸水して傾いたときに、浸水した部分と逆側に注水することによってバランスをとるダメージコントロールがある。

妖精「ほいほいさー」

つまり、浸水した分と同じぐらい注水すればバランスは保たれる。

大和「よし、反撃に転じます! 全主砲、撃てぇー!!」

だが……。


鎮守府、入渠ドック。

大和「~~~~っ、ふー……」

ドックにたどり着くなり手早く脚部艤装を脱ぐ大和。上下逆さにひっくり返すと海水がだばぁ、と流れる。

大和「こっちも洗って乾かさないといけませんね」

当然、靴下もぐしょ濡れである。

大和「仕方ないこととはいえ、なかなか慣れませんね……」

陽炎、抜錨します! だとちゃんと注水でバランスとってたな……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

文月了解ー

――― とろける ―――

鎮守府、工廠内の一室。防音加工を施されている。そこには文月と彼女の声を録音する猫吊るしの姿。

猫吊「……よし、録音完了です。ご協力ありがとうございます」

文月「どういたしまして~。ところでそれ何に使うの?」

猫吊「知りたいですか?」

文月「うんうん」

猫吊「じゃあちょっと移動しましょうか」


鎮守府、執務室。ドアノブには「昼寝中。濫りに起こすな」とかかれた札がかけてある。

猫吊(では起こさないようそーっと入りますよ)

文月(いいのかなぁ)

猫吊(ではこのヘッドホンを……)


椅子にもたれかかり安らかに昼寝している提督に手早く装着。


文月(あたしの声を聞かせるの~?)

猫吊(あなたの声にはリラックス効果があるんですよ)

文月(へ~)

猫吊(再生、と。これで連日お疲れの提督も手早く疲労回復するでしょう)

文月(よかったぁ)

猫吊(さ、出ましょう)


しばらく後……

雪風「しれぇ、そろそろ午後の仕事を……」

提督「」ドロドロドロ

雪風「しれぇ!? しれぇぇぇぇぇ!?」

びしょびしょの脚部艤装で何するつもりなんですかね……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

足柄了解ー

――― 問:第五戦隊任務に入れなくて構わない妙高型重巡洋艦は ―――

提督「毎月恒例の沖ノ島沖第五戦隊任務の時期だなぁ。妙高型姉妹と利根姉妹の出番だ」

足柄「私たちの出番ね。戦場が、勝利が、私を呼んでいるわ!」

提督「そういや重巡改二が近いんだよなぁ。一人入れ替えるか……?」

足柄「」ビクッ


足柄(まずいわ、利根たちはドラム缶のために固定、そして第五戦隊の構成的に抜けるのは私……。それだけはダメ! 私が抜けるなんて絶対嫌!!)


提督「どう思う、足柄?」

足柄「あ、そ、そうねあの任務は途中夜戦も行うし敵主力を撃滅しないと達成にならないしそれに装備取り替えるの面倒でしょういつものメンバーで行くのがいいと思うわ」

提督「そうだな、いつものメンバーで行くか」

足柄(ほっ)

提督「というか第五戦隊の構成忘れちゃったからなぁ。いつものメンバー内だってことは確かなんだが」

足柄(ええー……)

もう一つの2-5マンスリー任務の重巡枠は別に足柄でなくてもいいのだ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

初霜了解ー

――― 実は結構期待してた ―――

1月ごろの話

提督「……ほほう、『矢矧達最後の二水戦と共に奮戦し、多くの仲間を助けて生還した、ある駆逐艦のさらなる改装』か……あと那智。つまりは」

雪風「雪風か……」

初霜「私ですね」

提督「どっちも練度は十分だから問題ないがこれだけではどっちかわからんのよなぁ。追加情報待ちだな」


数日後……


雪風「しれぇ、通信が届いています!」

提督「続報来たか……『坊ノ岬沖海戦において矢矧率いる最後の二水戦と共に以下略』その戦いなのは知ってるよファック!!」


更に数日後……


初霜「提督に、ご連絡があるみたい」

提督「来たか続報……『坊ノ岬沖海戦で大和、そして矢矧たち最』だから他の情報をよぉ!?」


当日

初霜「これはすごいわ!」

雪風「初霜ちゃんでしたね! おめでとうです! ……しれぇ? どうしたんですか微妙な顔して」

提督「いや雪風改二、ちーっとは期待してたんだよ」

初霜「その、ごめんなさい提督……」

提督「いやいや初霜が悪いわけじゃないから謝られても」

丹陽まだですかね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

リットリオ了解ー

なおこの後イタリアでとっても重複扱いになります

――― 不自然かと思ったらそうでもない ―――

イタリア「ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦二番艦、リットリオ改め、イタリアです。よろしくお願いしますね」

提督「うーむ……」

イタリア「どうかしましたか、提督?」

提督「国名や都市名そのままつけちゃうのってどうなのかなぁって」

イタリア「それを言ったら大和や扶桑は日本のことですし、武蔵や山城もローマと同じような名づけですよ」

提督「昔の呼び方だしなぁ」

イタリア「まだ艦娘にはなってはいませんが海防艦に『沖縄』というのがあるじゃないですか」

提督「うぐっ……そうだな……そうだな」

海外艦、皆日本語流暢よなぁ。勉強してきたんだろうか

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

巻雲了解ー

――― 年上に見えない問題 ―――

提督「夕雲型も増えたよなぁ。ネームシップの夕雲を筆頭に、巻雲、長波、早霜、清霜、朝霜……」

巻雲「巻雲の妹もだいぶ増えましたね、司令官さま」

提督「……ん? 巻雲は末子では?」

巻雲「えっ」

提督「末っ子」

巻雲「次女です! 二番艦ですよ!! 何で二番目に挙げたのに末っ子なんですか!?」」

提督「え、だって着任順だし、長波や朝霜や早霜より見た目年上に見えないし」

巻雲「むー……あっ、清霜とならどうですか!!」

提督「……うーん、清霜の方が年上に見えるな」

巻雲「もー! 司令官さまのばかぁ!」ベフッベフッ


~~~~~~

後日……


提督「高波も夕雲型か……」

巻雲「あっ、さすがに高波よりはお姉さんに」

提督「見えない」

巻雲「う゛ー!」ベフッベフッ

やはり袖余りが幼く見える理由なのだろうか

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

舞風了解ー

舞風は既出でしょうが

>>273
そうでしたてへぺろ
というわけで榛名になります

――― AGPのあれ ―――

提督「ほー、榛名の艤装がこんなに……」

榛名「提督、お呼びになりましたか?」

提督「おお、榛名か。ほれ、この資料。別世界線の榛名の話らしいが艤装の側面部が巨大な手になるギミックが仕込まれてて格好いい」

榛名「うーん……。榛名にはちょっと難しいですね」

提督「まぁ出来なくても問題あるまい」

榛名「この資料、借りていってもよろしいでしょうか?」

提督「一通り目を通したし構わんよ」

榛名「ありがとうございます!」


後日……

榛名「提督! 見ていただけますか?」

提督「何をだ?」

榛名「榛名、明石さんの協力を得てあの艤装を完全再現しました!」ガッショガッショ

明石「いやぁ、指の関節部分は苦労しましたねぇ」

提督「マジで。というか大丈夫なのか榛名」

榛名「はい、榛名は大丈夫です!!」

提督「マジか……」

金剛のは盾になるそうだし霧島や比叡にもなんかギミック搭載されるのかね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

艤装が手とか盾とか元ネタがわからない……
艤装変形ギミックは心惹かれるけど

阿武隈了解ー

>>278
そういうギミック仕込んだフィギュアがあるそうな

――― お気に入り ―――

鎮守府、執務室。提督はたまにオリジナルな掛け軸を作るため書道することがある。なおあまり上手くない。

提督「さて、どうするかな。死と虚無の王とかがいいかな」

阿武隈「ねぇ、提督」

提督「なんだ、いい案でもあるのか?」

阿武隈「あたしの名前、漢字で書けます?」

提督「このタイミングで訊くとはな……よし書いてやろうじゃないか。よいしょ」

阿武隈「……何で半紙を横向きに?」

提督「……」サラサラ

阿武隈「あ、あの」

提督「よし出来た」


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阿武隈「ぜんぜん違う、とかそれ以前に漢字で、って言ったじゃない! 提督のバカぁ!」ポカポカ

提督「軽いジョークだ、って単装砲出すな痛い痛い」

陽炎抜錨します5巻の阿武隈はとても格好良いです

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

浜風了解ー

――― 前髪長いよね ―――

提督「浜風さぁ」

浜風「なんでしょうか、提督?」

提督「髪で視線遮られたりしないの? 傍目見えづらそうな気がするんだけど」

浜風「大丈夫ですよ。それに髪留めで視界確保してますし」

提督「左目分しか確保してないじゃないか」

浜風「照準定めるときは片目の方がやりやすいんですよ」

提督「ふーん……」

ヒョイ

浜風「あっ、ちょっと提督!? 髪留めとらないでください!?」

提督「戦闘中はずれたらまずくね?」

浜風「取ってから言わないでくださいよ!? 返してください」

提督「鬼さんこちら手のなるほうへー」

浜風「あぁもう髪が邪魔……」


こんな風になんやかんやしてたら雪風に怒られました。とっぴんぱらりのぷう。

新海域は秋津洲の出番……!?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

利根了解ー

――― 改二は積極的に最前線で戦うことになる ―――

提督「さて、月も跨いだ事だし」

利根「我輩と筑摩の出番じゃな?」

提督「そうだ。ほれ、ドラム缶持って」

利根「沖ノ島沖じゃな」

提督「妙高姉妹とともに出撃だ!!」


艦娘戦闘中……


利根「当然の勝利じゃ」

提督「よっしゃ、ドラム缶を整備員ととっかえて今度は北方だ」

利根「北方棲姫はなんとかせんのか?」

提督「潰しても潰しても生えてくるし放置だ放置」

利根「では、出撃じゃな!」


艦娘奮闘中……


利根「ぬぅ、吾輩もちと疲れたぞ……しばらく寝る!」

提督「そうもいかん。南方海域が残っている」

利根「我輩たちでなくとも最上たちが居るじゃろ?」

提督「敵の勢力強いからなぁ。やはりここは練度が高くて頼りになる利根たちに任せたいんだよ」

利根「なら仕方ないのぅ」


艦娘激闘中……


利根「ぜー、ぜー……これで今月の分は終了じゃな……」

提督「あぁ、それなんだがなんかリランカに港湾棲姫が生えてきたから三式弾積んだ巡洋艦で屠るべしとか言う指令書が届いてだな」

利根(くらっ)バタリ

提督「まぁ面倒だし別にやる気は、って倒れてるー!?」

ふと気がつくとbob改二艦娘をマンスリー任務で物凄く使い倒していた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

天津風了解ー

――― 燃焼の結果……のはず ―――

提督「なぁ、天津風よ」

天津風「何かしら?」

提督「頭頂部のそれ、煙突だよな。普通に煙出るし」

天津風「えぇ、そうよ」

提督「いったい何燃やしてんだよ。吹雪型とかなら背部艤装で燃料燃やしてどうこうってわかるけど天津風の場合魚雷しかないじゃん」

天津風「あぁ、これね。この煙突、ここのガーダーに繋がってるのよ」

とんとん、とふとももの金属部分を指差す。

天津風「航行で燃焼したぶんを排出するってわけ」

提督「なるほ……ど……?」

天津風「まだ何か?」

提督「ってことはこのバンド、服の下スーッと通って煙突まで繋がってるのかよ。謎いデザインだな」

天津風「こうなってるものはこうなってるんだからしょうがないでしょ!?」

煙突とガーダーつないでるバンド、透けて見えるんだよねぇ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

しおい了解ー

――― スエズ運河行くと思っていた ―――

第十一号作戦の頃の話

提督「そうか……リランカ攻略した後ヨーロッパ方面への打通作戦するのか……。こりゃ最終決戦は運河かな……?」

しおい「えっ、運河いくんですか!?」

提督「いくんじゃないかなー。運河行かなかったら大陸大回りしなきゃいけないからなぁ」

しおい「いいですよねー、運河。楽しみー」


提督作戦攻略中……


しおい「ろーちゃんが泊地攻略した、って話してたしそろそろ私の出番かな。提督のところ行ってみよっと」


リランカ臨時泊地執務室。

しおい(提督と猫吊るしさんがなんか話してる。ちょっと聞き耳立てちゃお)

~~~~~~

猫吊「泊地水鬼に打撃を与えたことで敵主力がステビア海まで出張ってきましたね。いよいよ最終決戦です」

提督「これで最終か……運河はどうすんだ?」

猫吊「まぁ向こうも向こうで水際でナントカしてたんで何とか守られてますよ」

提督「じゃあ別に行かないのか」

猫吊「そうですね。挟み撃ちにされて頓死するのを避けるために広いステビア海を決戦のバトルフィールドにしてるわけですし」

~~~~~~

しおい(えっ、運河行かない……? 嘘……!?)

提督「よしブリーフィングしに行くか、ってうぉっ、しおいどうしたこんなところで」

しおい「」マグロメ

提督「おい、しおい、しおい!?」

6-3において攻略上ちとちよのほうが明らかに優秀だった時の秋津洲の顔にそっくりでした

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

伊勢了解ー

――― 装備更新の確実化はとてもコストが高い ―――

提督「ほほー、21号電探が改修できるようになったのか……」

伊勢「私と日向の担当ね」

提督「これで大量に余っていた21号電探の在庫処分ができる。100個の21号より21号改+10を1個の方が役に立つのだ」

伊勢「改は大和さんたちの担当だからそれは忘れないでね?」

提督「まぁまずは改を作らねばな。千里の道も一歩からってヤツだ」


数週間後……


伊勢「提督、21号改完成しましたよ!」

提督「……今気づいたんだが」

伊勢「何?」

提督「めっちゃネジ消費するのな……特に確実化した場合……」

伊勢「残りいくつだっけ」

提督「30個超えてたのが2個にまで減ってる……」

伊勢「うわぁ」

提督「しばらく1個消費のだけにしよう……改+10はまた今度だ……」

伊勢「諦めてはいないのね……」

日向は瑞雲狂といわれているが伊勢もカタパルトがないとダメになるっぽい

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

衣笠了解ー

――― 練度より装備 ―――

衣笠「提督、艦隊練度表見てたんだけど……」

提督「うん」

衣笠「私、いつの間にか重巡のなかで下から数えたほうが早くなってない!?」

提督「改二実装が相次いだし、青葉か加古かわからないから70にしたしなぁ」

衣笠「初の改二だったのもいまや昔……うぅ」

提督「それに最近なんか猫吊るしからバフ受けただろ」

衣笠「それはそうだけど……3号砲のために別の私育てる分の経験合わせたら練度99ぐらいいかないかなぁ」

提督「冗談抜きで行きそうなんだよなぁ……」

世の中には3号★MAX量産する人もいるんだよなぁ。あと多分近々K作戦の話書きます。

ともあれ小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

満潮了解ー そういえば瑞の海、鳳の空2巻出ましたね

――― 人の頭をむやみになでてはいけない ―――

提督「ふむ、最近ナデポとか言うのが流行っているらしいな」

ナデポ。要するに頭を撫でて仲がよくなるとかそういうアレである。

提督「ツンケンしている子もこれで態度を和らげるかもしれん。何か減るもんじゃないし早速やってみよう」


~~~~~~


提督「おーい、満潮ー。ちょっとこっち来てくれ」

満潮「何よ?」

提督「」ナデナデ

満潮「……なにそれ、意味分かんない」

提督(撫で方が足りないのか?)ナデナデ

満潮「……で、なに?」

提督(もうちょっと撫でてみよう)ナデナデナデナデ

満潮「……うざいのよ!!」

そう言うと満潮は提督の腕を掴み、270度ほどねじった。

提督「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ちぎれるちぎれるぅぅ!!」

提督の右腕の耐久力が大幅に減りました。とっぴんぱらりのぷぅ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

白雪了解ー

鎮守府、執務室。提督の机の上にはいつも通り資料が山と積まれていた。だが、いつもと違うところが一つあった。

「今度は偵察作戦ねぇ……」

書類の一番上に載った紙を取り上げる。それは新たな作戦指令書。

作戦名は――

「K作戦、か……」


泣き虫雪風と釣り人提督 6-3 Operation K


「史実では二式大艇を使った偵察作戦だったらしいな……」

「大艇ちゃんが活躍するかも!?」

二式大艇という単語に反応して勢いよく執務室に飛び込んできた艦娘、秋津洲。この鎮守府で唯一、二式大艇を扱える艦娘である。

「次の作戦、この秋津洲にお任せかも!」

「そうだな、有用そうなら艦隊に組み込むことも考慮に入れるか」

うきうきしている秋津洲をよそに、グアノ環礁沖海域の敵艦隊資料を捲る。

「1戦目、潜水艦……これはいい。2戦目、エリツ……? 駆逐が少ないとエリネとぶつかるのか……」

「ふんふふ~ん♪」

秋津洲は大艇ちゃんを手入れしている。

「うん、偵察後近くにいる駆逐棲姫沈めて来い……ってどういうことだよ!? 偵察じゃなかったのかよ!?」

「駆逐棲姫? 見たことないかも」

「そりゃ見たことないだろうよ。あいつが出たのは半年ほど前の1回だけだしその時お前はいなかった」

更に資料を読み進める。

「随伴艦は……フラタ2、フラリ1、後期ニが2。おいおい、水雷戦隊で挑む戦力じゃないぞこれ」

「戦艦がいるの? 手強いかも……」

その他情報にざっと目を通した後、資料を机に放る。他にたいしたことは書いてない。重要なのは航路と敵戦力である。

「秋津洲」

「はい!」

「第四艦隊が帰ってきたら千歳と交代、遠征よろしく」

「秋津洲、了解したかも!」

元気のいい返事。だが、はたと気づく。

「……えっ、ちょっと待って大艇ちゃんの偵察任務は!?」

「別に普通の水偵でいいみたいだし、ツ級に制空用の水上爆撃機落とされると辛い。せめて6機ぐらい積めればねぇ。それと」

「それと?」

「甲標的。駆逐ひとつ落とすだけでも戦況は変わる」

「私、甲標的母艦じゃないからそういうのは無理かもー!」

「つまりはそういうことだ。どっかで活躍の場があるさ、多分」

「うわぁん!」

鎮守府、工廠。

「えー、K作戦の艦隊は旗艦、雪風」

「はい!」

「で、随伴が神通、島風、夕立、綾波、そして水母千歳」

「あの、提督」

「何だ千歳」

「今回偵察任務ですよね?」

「そういうことになっている」

「でも、この編成って……精鋭もいいところですよね」

「うむ。我らが鎮守府でも屈指の水雷戦隊だな」

今回は偵察の要である水上機母艦を軸に、水雷戦隊を護衛として挑む作戦である。

「それに……私に探照灯?」

「夜戦用だ。夜偵は神通が飛ばす」

雪風と綾波は五連装酸素魚雷を装備している。

「綾波、念のため見張員つれてけ」

「了解です!」

「……あの、偵察ですよね?」

千歳が念押しと言わんばかりに訊ねる。

「そういうことになっている」

「明らかに『絶対殺す』といわんばかりの編成と装備って必要なんですか?」

「なんか偵察地点の近くに駆逐棲姫がタ級おともにうろついてるらしくてそれの排除も作戦に含むんだとさ」

「……偵察ってなんなんでしょうね」

「俺が訊きたいよ」

はぁ、と二人揃って溜息。敵主力の撃沈も作戦に含まれている。最早、強行偵察というレベルではない。

グアノ環礁沖海域。途中の潜水艦隊や水雷戦隊を蹴散らし、偵察を行っている。

「赤黒い霧……ここまで濃いなんて……」

試製晴嵐を飛ばし、妖精とリンクして偵察を行っている千歳が驚嘆の声を上げる。

大規模作戦の時を除けばここまで濃い霧が出ているのはAL海域ぐらいのものである。中部海域の敵本拠地に近づいているのだろう。

『偵察の調子はどうだ?』

「晴嵐でも厳しいですね……二式大艇くらい丈夫なら奥まで偵察できるかもしれませんが」

『まぁ無いものをねだっても仕方ない。敵主力はいたか?」

「ここから北東で哨戒してますね。事前の資料の通り、駆逐棲姫を中心とした水上打撃部隊です」

『……よし、千歳の晴嵐が戻り次第、全艦突撃。駆逐棲姫を討ち果たせ!』


~~~~~~


口で「倒せ」と言うのは簡単である。だが、実際の戦闘はそうもいかない。

そもそも水雷戦隊の砲撃戦で戦艦を倒すというのが無茶振りなのだ。駆逐棲姫も艦種こそ駆逐艦なものの、そこらの戦艦を凌駕する装甲と耐久を持つ。

つまりは夜戦に賭けるしかないが、それも昼間の猛攻を凌いだ上で、である。

『雪風、状況報告!』

「千歳さん大破、神通さんと夕立ちゃん中破、雪風小破、敵艦は駆逐撃沈で残存5です!」

「あの、提督」

雪風の報告に千歳が割り込む。

『どうした?』

「敵の攻撃で探照灯が壊れてしまったようです……」

『仕方ない。あるだけの札で勝負するしかない。千歳は下がって水雷戦隊で決着をつける!』

夜戦はいわば至近距離でのガチの殴り合い。敵残存戦力が少なければ数に任せて一方的に叩きのめすだけだが、同等数いる場合話は別である。

随伴艦が守りを固め、本命である駆逐棲姫への攻撃を許さない。

雪風の必殺の魚雷はニ級を盾に防がれ、駆逐棲姫の反撃で島風が大破させられる。

「こちらが交戦したタ級、撃沈しました」

神通からの報告。中破してなお戦艦を屠るだけの火力。

(後は無傷の綾波が姫を狙えば……)

神通が飛ばした夜偵からの通信映像を見ながら黙考する提督。だが。

「……っ!」

もう一隻のタ級が綾波に砲撃を浴びせる。

「まっ……まだ、戦える、はずです……!」

大破こそ免れたものの、決して浅くはないダメージ。追撃を狙うタ級。そこに夕立が飛び込む。

「綾波ちゃん、ここは夕立に任せて! 早く追わなきゃ逃げられるっぽい!」

「はい!」

リ級を護衛に、戦闘海域から離脱し始める駆逐棲姫。主砲が捻じ曲がっている以上、この距離から砲撃で倒すことは不可能。

ならば、接近して撃滅するより他に無し。

(……機関は、何とかいけそうですね)

狙うは大将首ただ一つ。マストに載せた見張員が駆逐棲姫の行く先を指し示す。

「方位三六○、機関一杯です!」

速度を目一杯上げる。リ級が立ちはだかり砲撃を仕掛けてくるが狙いをつけさせない。

両者の距離がどんどん縮まる。あわや正面衝突する直前、綾波は水面を蹴って飛び上がり、更にリ級を踏み台にして更に高く飛び上がった。

眼下には駆逐棲姫。両太ももに装着した五連装の酸素魚雷管に触れる。

「角度よし、深度調定よし……ってーっ!!」

降り注ぐ魚雷。しかし、全て駆逐棲姫から左右にずれた場所に沈む。姫は目で追って自分に向かっていないことを確認する。

その後頭部に、硬いものをぶつけたかのごとき衝撃が伝わった。

それは落ちてきた綾波が振り下ろした主砲であった。帽子のような装甲の上から伝わる衝撃。一瞬の意識の喪失。

その隙は、綾波に二撃目を与えるに十分な隙であった。着地の勢いを使ったボディチェック。その体当たりは駆逐棲姫のバランスを崩し、転倒させた。

急いで体を起こす駆逐棲姫。だが、遅すぎた。


大爆発。沈んだ後浮上してきた酸素魚雷を避けることはかなわなかった。

駆逐棲姫の撃沈を見たリ級はなすすべなく撤退していく。

『や、やったのか……?』

「司令官さん、やりましたー!」

綾波の歓声。

「しれぇ、任務達成しました! これより帰投します!」

『あ、あぁ。お疲れ様。気をつけて帰って来い』


通信を切り、一息つく。

「綾波、魚雷と見張員載せて夜戦特化にしたとはいえ、思った以上にやってくれたなぁ……」

後日

「私も活躍したいかもー!」

秋津洲が二式大艇片手に提督に訴える。

「大体なー、その二式大艇が爆装や雷装してるならともかくなぁ、対潜・触接補助だけじゃ……ん、待てよ」

「?」

「そうかその手があったか! これなら活躍できるかも!」

「あっ、それ私の口癖! とらないでー!」


北方海域、アルフォンシーノ方面

「さぁ、やるわ! 第六○一航空隊、発艦始め!」

「よし、第一次攻撃隊、発艦始め」

「天城航空隊、お……お願いします!」

「稼働全艦載機、発艦はじめっ!」

空母から放たれる艦載機の群れが敵艦隊を蹂躙する。それを援護するは秋津洲の二式大艇。

「大艇ちゃん、いっけー!!」

二式大艇は触接の成功率を大幅上昇させるという。艦載機で先手を取って敵艦隊を壊滅させる戦法において、その効果はとても有用である。

残敵も戦艦が先手を取って沈めるため、艦隊の被害は最小限に抑えられる。

「やっぱり後方支援ならバッチリかも! ね、大艇ちゃん!」

適材適所である。

K作戦、何で敵主力倒さなきゃならないんでしょうね……

白雪小ネタはまた別の日にやります

――― 19世紀末ごろには渦巻き型蚊取り線香は既に実用化されていた ―――

提督「あぢーなー……蚊だ。よっと」パチン

白雪「ううん……この季節、飛び交う虫は苦手です」

提督「そうだなー」

白雪「ぐるぐる型のお香を焚きましょ! 白雪にお任せください! 一網打尽です!」

提督「そんなの使わなくとも、てい」ポチッ

白雪「電気蚊取りだなんて風情がないですよ、司令官……」

意外と歴史古いんだねぇ、渦巻きの蚊取り線香

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

神通了解ー

――― 武士の命 ―――

神通「提督」

提督「何じゃらほい」

神通「姉さんは魚雷をクナイのように逆手に持ってますよね」

提督「忍者みがあるな」

神通「那珂は高角砲をマイクのように握ってますよね」

提督「アイドルみがあるな」

神通「そんなわけで私も明石さんの協力のもと、作ってみました」

そう言って彼女がとり出したるは魚雷。だが川内型が標準で装填してるものの二倍から三倍の長さがある。

提督「なんだよこれ。これで敵艦を撲殺するつもりか」

神通「近いですがちょっと違いますね」

神通が魚雷の根元部分を引っ張ると中から刃が現れる。

提督「仕込み杖ならぬ仕込み魚雷かよ……」

神通「砲が折れ、魚雷が尽きてもこれで最後まで戦えます」

提督「物騒だなオイ」

神通「戦とはそういうものです」


なお、バランスの問題などがあることが判明したため使用されなくなった。

魚雷管の場所が刀っぽく感じる

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

瑞鳳了解ー

――― 最初に思いついたの誰だよ ―――

瑞鳳「私の作った玉子焼き、食べるぅ?」

提督「食うが……鶏の卵だよな?」

瑞鳳「そうだけど……ウズラとかダメなの?」

提督「……この資料を見ればわかる」

瑞鳳「?」


提督が差し出した資料。空母艦娘についての資料らしい。

ぱらり、とページを捲る。そこにある文字列を認識した瞬間、瑞鳳の身体は固まった。


瑞鳳「な、に……これ……」


一番目の大見出しが「空母は卵生」とか書いてあればそうなるのもむべなるかな。

瑞鳳「空母は卵産んだりしないよ!?」

提督「猫吊るし曰く、この世界での与太話は別世界の真実であるという。つまり産む世界線があるって事だ。怖いな」

瑞鳳「知りたくなかったぁ……」

提督「俺もだ」

2013年の7月までは遡れた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

酒匂了解ー

――― ご飯かライスかお米 ―――

酒匂「司令? お風呂にする? ご飯にする?それとも……さ か わ?」

提督「それはちょっとまずいだろ」

酒匂「えっ? これってだめなの? なぁんでぇ!?」

提督「そりゃさぁ」

雪風「しれぇは雪風のものです! あ、いや雪風はしれぇのもの? とにかくダメです!!」

雪風は提督に背中から飛びつき、ほっぺたを膨らまして酒匂を威嚇する。

酒匂「えー、独り占めするのよくないよー」

雪風「むー」

酒匂「ぴゅぅぅぅ」

提督「はいはい、二人とも落ち着け。一緒に飯食いに行こう」

雪風「はい!」

酒匂「わぁい!」

酒匂って好意高いよね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

長門了解ー

――― 長門の個人的趣味ではないか? 提督は訝しんだ ―――

長門「艦隊、水着で浜辺に集合だ! 演習、ビーチバレーというのをやるぞ!」

提督「去年、深海棲艦とやりあったな。つーか白露が言ってた夏季特別演習ってこれのことか……」

長門「チーム分けはこの長門が考えておいた! ところで提督」

提督「なんだ?」

長門「ビーチバレーのルールを知っているか?」

提督「知らんぞ、というかお前知らずに開催しようとしたのか」

長門「提督は去年ヤツラとビーチバレーでやりあったのだろう?」(【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383229485/954-956))

提督「あれは殺人ビーチバレーであって普通のビーチバレーは知らんぞ」

長門「むぅ、割と当てにしていたのだが」


このあとルールを知ってた陸奥がナントカして解決した。

どうでもいい話なんだけどK作戦の話、最初綾波がわるさめちゃんの顔面ぶん殴って首を360度ほどねじれさせた挙句爆発四散とかにしようかと思ってた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

翔鶴了解ー

――― ま、まぁ榛名よりは待たずに済むだろうし(震え声) ―――

提督「これで翔鶴・瑞鶴も練度最大か……」

翔鶴「やりました!」

瑞鶴「これが五航戦の力よ!」

提督「そんな二人に悪いニュースと良いニュースがある」

瑞鶴「何?」

提督「どっちから聞きたい?」

翔鶴「では悪いニュースから……」

提督「恒例のケッコンカッコカリ指輪だが二人ともしばらくお預けだ」

瑞鶴「えっ、何でよ? 赤城さんたちには渡してたじゃない」

翔鶴「それでは良いニュースは……?」

提督「近々空母の改二が来るという話があってな。もしマリアナ・レイテで生き残ったらというIf改装になるらしい」

翔鶴「それってもしかして……!」

瑞鶴「私たちの改二!?」

提督「あぁ、まず間違いないだろう。そのときに指輪を渡そうと思う」

瑞鶴「よしっ、これで加賀さんを見返せる!」

提督「そういうわけで装備は回収させてもらうよ。しばらく出撃することはないと思うからゆっくりやすんでいってね!!」

~~~~~~

翔鶴「瑞鶴、暇ね……」

瑞鶴「榛名さんなんか三ヶ月ぐらい待たされたらしいわ」

翔鶴「いつごろになるか聞いておけばよかったわね」

阿武隈改二楽しみですね。翔鶴・瑞鶴はイベント前後かな?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

プリンツ・オイゲン了解ー

――― 皆ここらの記憶あやふやですよね ―――

プリンツ・オイゲン着任直後あたりの話

提督「で、こっちが工廠で……」

プリンツ「んっ? あ、長門だぁ! おーい、なーがとー!」

長門「おお、プリンツ・オイゲンだったか? 久しいな」

提督「あれ、まだ互いに紹介してなかったと思うが……その前に会ってたか?」

プリンツ「……ん? どこで会ったかって? それはもちろん! ……っと……あれ? えっと…どこだっけ…?」

長門「そういえば私も、そうだな……一目見て誰だかわかったが……うーむ」

酒匂「あっ、しれぇ? その子新しく来た子?」

プリンツ「酒匂! 久しぶりー!」

酒匂「プリンツちゃん? ぴゅう! おひさー!」

提督「酒匂とも知り合いなのか」

プリンツ「そうそう! ……あれ、でもどこで知りあっ……うっ頭が」

提督「……えーとプリンツ・オイゲンの艦歴は……あっ。やめようこれ以上深く追求するのはやめよう」

プリンツ「……うん」

「思い……出した……!!」とかならないよう祈るばかりです。あとケ号作戦の話書くかもしれません

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

大鳳了解ー

鎮守府、執務室。今日も今日とて提督は資料に目を通し書類仕事を行っていた。

「ふーむ、これが阿武隈改二の一部か……この軌条、どっかで見たことがあるな?」

そこに突然開くドア。扉の向こうで仁王立ちするは猫吊るし。

「せめてノックして返事を待てよ」

「別に床や天井から入っても良かったんだけど」

「良くねぇよ俺の部屋だぞ」

繰り返されるいつものやり取り。突然入ってくるのを止めた試しがない。

「そうそう、グッドニュースを持ってきました」

「何だよ」

「キス島の羅針盤条件が緩くなりました。軽巡旗艦、他駆逐艦でもキス島に近づけるルートにいけます」

「もう2回か3回はいっただろ。今更緩めてどうするんだよ」

「他の平行世界ではまだ救出できてない人だっているんですよ。まぁそれはともかく」

「何だよ?」

「新しい任務です。任務の消化がてら、羅針盤の正常動作をご確認ください」

そう言って提督に書類を投げ渡す。

「ふむ、『阿武隈を旗艦とし、響、初霜、若葉、五月雨、島風の編成を組め』、でこっちが『同艦隊でキス島主力に打ち勝て』と……」

「まさか難しいとか言いませんよね?」

「どうせ羅針盤次第だろ。昔と違って資材もバケツも大量にあるし、あとは繰り返すだけだ」



ケ号作戦、推進中!


鎮守府、工廠。任務に必要な駆逐艦娘を集め、ブリーフィングを行っている。阿武隈は改装中である。

「……と、まぁそういうわけで諸君らには阿武隈の指揮の元、キス島へ向かってもらう」

「奇跡の作戦、キスカ……!?」

「そういうこった。昔は駆逐のみでないといけなかったから軽巡の指揮が出来なかったが、今日からは違う……はず」

改装用のドック――実質更衣室みたいなものだが――の方を向く。

「阿武隈、準備はいいか?」

「あたしの出番? そうこなくっちゃ! 阿武隈、出撃です!」

ドックから姿を見せた少女は改装前とは違って、自信に満ち溢れた顔をしていた。

「よーし、いい面構えだ。この作戦、旗艦はお前だ。成功を期待しているぞ」

「阿武隈、ご期待に応えます!」


キス島沖、南方。陸戦隊が撤収した今も、何かを守るように深海棲艦がうろついている。

「ここに来るのもいつぶりだか」

出撃する阿武隈たちを見送る提督。あいては最早顔なじみ同然の水雷戦隊。

接敵前に敵駆逐艦が沈む。阿武隈の甲標的による先制攻撃だ。続けざまに砲撃が飛び交う。昔と違い練度の高まった今、苦戦する要素はない。

「よしよし、次が本番だ。気を引き締めてかかれ」

『はぁい……』

進撃を指示するが阿武隈の声に覇気がない。出撃前は結構やる気があったはずだが。

問題の地点。リ級やル級のEliteクラスが回遊する恐怖の海域。軽巡洋艦を連れて行けるようになった今でもワンパン大破は十分ありうる地点。

「皆さん私の指示に従ってくださーい!」

甲標的で敵の数を減らしつつ阿武隈が指示を飛ばそうとする。だが。

「さて、やりますか」

「おっそーい!」

以前参加したことのある島風と響は聞く必要はないとばかりに先行し、

「おい初霜、ちょっと近づきすぎうわぁ」

「きゃぁ!?」

若葉と初霜が衝突し、

「もう、なんでぇ!?」

五月雨は何もないところでずっこけていた。

どう見ても阿武隈の指示を聞いていないか聞くどころではない。


「こりゃいっぺん戻って立て直しかなぁ……」

ぷかぷか丸の甲板で頭を抱えていると通信が入った。

『こちら阿武隈です……今なら北上さんの気持ちちょっとわかる気がします』

「あぁ、誰か大破したか?」

『いえ、皆小破すらしてません』

「見た感じかなりぐだぐだだったように見えたが」

『うー……ともかく進撃には問題ありません』

唸りながら答える阿武隈。若葉と初霜が思いっきりぶつかってたはずだが平気ならそれに越したことはない。

「よし、進め。海流はどうだ?」

『東に流れてますね』

「よしよし、キス島の主力は輸送艦がいる都合上大したことないし撃滅もたやすい。全艦、突撃せよ!!」

鎮守府、埠頭。任務は無事成功した。

「はぁー、疲れたー」

「よしよし阿武隈よくやったな」

阿武隈の頭をぐしぐし撫でる。

「わあぁ! あんまり触らないでくださいよぉ! あたしの前髪崩れやすいんだから!」

そんな感じで戯れていると猫吊るしが近づいてきた。

「どうやら無事任務を達成したようですね」

「さすがは阿武隈改二だ。よくやってくれた」

「だから止めてってばぁ!」

もう一回撫でようとしたが止められた。猫吊るしは気にせず懐から書類を取り出す。

「で、追加任務ですがもう一回キス島行ってもらいます」

「は? さっき行ったじゃん」

「えぇ、五月雨、初霜、若葉OUT、秋雲、夕雲、長波INで」

「阿武隈は」

「響、島風とともに続投です」

前髪を必死で直している阿武隈に向き直り、

「というわけでもう一回頼むぜ」

「うぅー、やりますけど今度は撫でないでくださいね?」

結局同じように吶喊して同じように撫でられたのであった。

おしまい。まさか軽巡のまま甲標的を載せられるとは……

――― イタリアの昼カットインって青少年の何かがめっちゃ危なすぎでしょこれ ―――

イタリア「新しい水着も用意したの。うふふ」

提督「主砲はつけるのな」

イタリア「戦艦ですし」

提督「金属部分肌に直接触れてるけど熱くねぇの?」

イタリア「平気ですよ。私の一部ですし」

提督「でも取り外しは出来るんだよな」

イタリア「えぇ。よいしょっと。ほら、火ぶくれとかもありません」

提督「ほほー……。いい事を思いついた」

イタリア「?」

提督「おーい清霜ー。これ新しい戦艦の装備だぞー。つけてみるかー?」

清霜「つけるつけるー!!」

イタリア「駆逐の子がつけて大丈夫でしょうか……」

提督「ほれ、よいしょっと」

清霜「どぉ? 清霜かっこい(ゴキッ」

提督「……肩脱臼してる。やはりダメか」

イタリア「やっぱり……」


清霜の肩は入渠したら治ったのでご安心ください

――― 航空機ぽんぽん量産できるのって恐ろしくない? ―――

大鳳「未帰還機……って言葉は嫌な言葉よね。なるべくなら出したくないけれど、戦いだから」

提督「艦載機って中に妖精がいるんだよな」

大鳳「えぇ」

提督「あいつらはどうなるんだ?」

大鳳「海面に無事落ちた子は回収するけど、戻ってこなかった子は……」

提督「子は?」

大鳳「実際見てもらったほうが早いですね。これが流星改入りのマガジン。そしてこれがボーキサイト」

提督「うん、わかる」

大鳳「これをこうして、こうして、えいっ」

ポンッ、という音とともにボーキサイトが流星改とその妖精に変化した。

提督「おお」

大鳳「あとは艦載機を矢にしてマガジンに補充すれば完了です」

提督「ボーキを贄に呼び出すのはいいとしてどっから湧いてくるんだ」

大鳳「さぁ……。猫吊るしさんに聞いたら『むつーでりーとさいこーちく方式』なんだとか。よくわかりませんけど」

提督「……思ったよりヤバイ技術なのでは」

大鳳って改のほうが中破時の損傷大きくない? 特に胸とスパッツ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

ビスマルク了解ー

――― 他のUボートや呂号潜水艦出るのかどうか ―――

ユー「ドイツ海軍所属、潜水艦U-511です。ユーとお呼びください」

ビスマルク「Uボートの子かぁ。懐かしいわね……」

提督「ほう、前世での知り合いか」

ビスマルク「この子じゃなくて同じUボートのU-556だけどね。私の騎士に当たる子よ。実際宣誓だってしたんだから」

提督「なるほど。ところで」

ビスマルク「何かしら?」

提督「伊号潜水艦たちの通称は番号名もじったものになってるがU-511は番号名の方もじらずユーだよな。もしかして他のUボートdグエッ」

ビスマルク「そこまで」

ビスマルクの腕が提督の首に絡みつく。

ビスマルク「こっちじゃコトダマとかいって言った事が真実になったりするんでしょう? あの子が来ないなんて認めないわ」

提督「ぐるじい……ぐび……ぐびじまっでる……」

フミカネさんがUボートの資料を入手したらしいので新規艦に期待が高まりますね?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

マックス・シュルツ了解ー

――― 丈短いよね ―――

提督「さて、レーベが建造依頼することによってマックスが来るというが……24分、来たかな?」

マックス「私が駆逐艦マックス・シュルツよ。マックス、でもいいけれど。よろしく」

提督「あぁ、よろしくな」

レーベ「マックス、久しぶり!」

マックス「えぇ、久しぶりね。それにしても……」

レーベ「?」

マックス(服の丈が短くないかしら? レーベもだけど)

マックス「いえ、なんでもないわ」

提督「んで、この子がウチの秘書艦にして筆頭艦娘、雪風だ」

雪風「マックスさんですね! よろしくお願いします!」

マックス「ふぅん……よろしく」

マックス(この子も短いわね)

島風「てーとくー!! 爆雷とソナーどこー?」

提督「対潜哨戒か。確かレーベが持ってたな。装備受け渡せ」

レーベ「うん、ちょっと待ってね」

島風「はやくー!」

マックス(!? あの子のスカート、もう用を為してないレベル……。艦娘はあのくらいの丈がデフォルトなの!?)

マックス「ふ、ふぅん……」


この誤解は他の駆逐艦娘に会うまで続いた

なおマックスが着任したのは14春以前なので時津風も天津風もいないころです

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

涼風了解ー

――― 図鑑のあの部分の疑問 ―――

涼風「涼風だよ。特型駆逐艦として数々の攻略作戦に参加したんだ。その後は」

提督「ちょい待ち」

涼風「なんだい提督?」

提督「なんかおかしい部分があった気がする」

涼風「えー? 歴戦艦に見えないって? そりゃあまぁ雪風には負けるけどさぁ、あたいも」

提督「そっちじゃなくてもうちょっと前」

涼風「え、特型駆逐艦としてってとこ?」

提督「そこ。どこぞの一人前のレディーが暁型が最終完成形だって言ってたし暁型でも綾波型でも吹雪型でもないだろ」

涼風「ふふん、これを見なよ」

提督「ポケット海軍年間だぁ?」

涼風「ここの記述に初春型以降も特型と呼んでる記述があるし間違いじゃないさ!」

提督「……これ、1935年のだよな。お前まだ進水してないよな。初春型以降9隻ってまだ村雨までしか進水してないよな」

涼風「こまけぇこたぁいいんだよ!!」

他の解釈の思いつきがない

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

初風了解ー

――― デザインの相互影響 ―――

阿武隈改二直前あたりの話

提督「改二になるとだいたい艦娘のデザイン変わるよなぁ」

初風「何よ、藪から棒に」

提督「睦月・如月は改二になって月型のアクセサリがついただろ」

初風「そうね」

提督「摩耶・鳥海も改二になって高雄・愛宕に近いデザインになったろう」

初風「えぇ、それで?」

提督「初風が改二になったら他の十六駆の三人に近いデザインになるんじゃね?」

初風「……何考えてんのよ」グイー

提督「痛い痛いほっぺつねるな」

初風「妙高姉さんに言わないだけマシと思いなさいよ」

提督「完全に脅迫じゃねぇか」

初風「それに初春と初霜は互いの姉妹デザインに近づいた感じはないでしょ」

提督「それもそうだな。じゃあ一つ賭けをしようじゃないか」

初風「何かしら?」

提督「近々阿武隈が改二になる。確かデザイン担当は初風と同じはずだ。俺は長良たちと同じようなデザインになる方に間宮券を賭ける」

初風「ということは私は現状に近い方に賭けることになるわね」

提督「ククク、実装当日を首を洗って待っているがいい!!」

初風「そっちこそ、券の用意忘れないようにしなさいよ」


当日


阿武隈「あたし的には、とってもOKです!」


初風「主砲も変わったし、缶部分も変わったわね……」

提督「かいt甲標的軌条もついたし魚雷発射管も足首についた……服も一新されてる……」

初風「まさかここまで変わるなんてね……」

提督「金剛型の服はそう変わらなかったのに……」

初風「これ勝敗どうなんの……」

提督「ノーコンテスト、かな……」

よく見ると睦月たちはバレンタインの時点でついてました(チョコのリボンとエプロンの結び目)
あと海軍年鑑ですね誤字ったふぁっきん

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

最上了解ー

――― 流行り廃り ―――

最上「提督、最近15.5cm主砲を集めてるらしいね」

提督「あぁ、そうだ。軽巡にフィット概念が出来たらしくてな。集めたのを軽巡艦娘に装備させてるわけだ」

最上「へぇ~」

提督「だから最上のドロップや建造は喜ばしいのだ」

最上「なんか喜ぶべきかどうか微妙な気がするなぁ」


後日……

提督「……」

最上「あれ、15.5cm主砲外してる?」

提督「フィットの対象外らしいことが明らかになったのだ……」

最上「ありゃ~……これどうするの?」

提督「とりあえず保管だ。OTO砲の改修にまわそう……」

最上「でも最近は徹甲弾の改修ばっかなような」

提督「それはいいっこなしだ」

15.5cmは最上と大淀くらいしか持ってこないんだよなぁ。最上の妹達は最初から20.3だし

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

イムヤ了解ー

――― 浮き輪 ―――

イムヤ「私、今は浮き輪に乗ってるけど、ホントは潜るとすごいのよ!」

提督「しかしその浮き輪持って潜れるのか?」

イムヤ「もちろん!」

提督「じゃあちょっと埠頭まで行こうか」


~~~~~~


イムヤ「司令官、今から潜るからよく見ててね」

そう言ってイムヤは海に飛び込んだ。もちろんあの浮き輪を持った状態でだ。

提督「そうだよなぁ、普通は沈むよなぁ。普通の艦娘は海面に立つけど普通は沈むよなぁ」

一分、二分……未だ浮かび上がる様子がない。

提督「……まさか溺れてたりしないだろうな……っと」

イムヤ「ぷはーっ! 司令官、見てた?」

提督「そもそもこっからじゃ海中の様子見えないし何で浮き輪ごと沈めるかの問いに答えられてないぞ」

イムヤ「それは簡単よ。この浮き輪、バラストタンク代わりになってるの!」

提督「なるほど……」

ろーちゃんの浮き輪はコルク製だとどっかで見た気がする

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

敷波了解ー

――― 自己参照による無限循環 ―――

鎮守府、工廠。提督が執務室にも食堂にいなければ大体ここにいる。

敷波「司令官、近海の実戦訓練終わったよー」

提督「お疲れさん。ついでに今しがた建造が終わった艦娘でも見てみるか?」

敷波「きっと可愛い子でしょうね……ふんっ」

建造妖精「あーい、デイリーぶんいっちょあがりー」

提督「……ほう。敷波の言う通りだったな」

敷波「誰だったの? いやそんなに興味あるわけじゃないけど」

提督「ほれ見てみろ」

現れたのは綾波型の二番艦。つまるところ敷波である。

言葉につまる敷波。ニヤニヤしながら言葉を続ける提督。

提督「いやぁ、案外自己評価高いじゃないか敷波」

敷波「うぅ、司令官の意地悪……」

提督「『きっとあたしより可愛い子』だなんて自己参照で無限に可愛くなってしまうな?」

敷波「いや『あたしより』とはいってない」

提督「バレたか」

もっと自己評価高くてもいいと思う

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

野分了解ー

――― 静かな夜 ―――

野分「フタマルマルマル。司令、食事の後は運動した方がいいですよ、運動」

提督「そうかもな」

野分「野分もちょっと運動してきます」

提督「いってらー」

~~~~~~

野分「フタフタマルマル。司令、静かな夜ですね。ずっとこんな夜だといいですね」

提督「そうだな……ん?」


ふと考える。静かな夜であることの意味を。


「もう……やっぱり今日もあの子が騒いでいるのね!」

「そろそろ夜戦の時間か…。騒がしくなるね」

「あーもう5500トン級が一隻うるさいですね」

「チッ、まーた軽巡が一隻騒いでるわね……」

「おっ、何か水雷戦隊のほうが夜なのにうるさいかも」


提督「……どんな運動したんだ?」

野分「夜戦演習です」

提督「そうか」


提督(……まさかな)

初風も似たようなこと言った気がするんだよなあ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

夕雲了解ー

――― あんま甘えないタイプ ―――

夕雲「提督、甘えてくれても、いいんですよ?」

提督「といわれてもなぁ。鎮守府の運営は安定期入ってて苦労するでもなし、それに……」

夕雲「それに?」

雪風「しれぇのこととっちゃいやです!」

素早く提督の肩に乗って所有権を主張する雪風。素早い。

提督「雪風が既にいるからな」

夕雲「あらあら。疲れたときはいつでも言ってくださいね?」

提督「あぁ、そうだな」

雪風「むー」

その言葉に雪風はぎゅーっと頭にしがみつく。

提督「あだだだだ緊箍児かよオイ」

夕雲「仲のよろしいことで」

ところで夕雲にメガネかけさせるとトラウマ引き起こす人がいるらしいな?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

大井っち了解ー

――― 遠征メンツは非情 ―――

遠征のメンバーを決めるのも基本的に提督の仕事である。

提督「第二艦隊に北上入れて、第三艦隊にも北上入れて、第四艦隊にも北上をいれて、と」

同一艦隊でなければ同じ艦娘を入れられるのでこのような運用も可能である。

大井「!? 提督も北上さんのよさに気づいたというの!?」

提督「いや、軽巡の練度全員だいぶ上がったしダダ余りさせるのももったいないから開いた軽巡枠に突っ込んで改二練度待ちだ」

大井「私も随伴させてよ、ねぇ!!」

提督「東京急行と水上機前線輸送と北方航路に無理にねじ込んでるから無理。雷巡を入れる余裕はない」

大井「軽巡の『私』もいるでしょ?」

提督「今度はレベルが足りねぇだろ」

大井「チッ、これだから頭の固いヤツは……」

提督「今日の演習、育成枠として大井と北上を出す予定だったが大井だけにするか」

大井「あっ、何でもありませぇん。うふふ」

提督「と思ったがやっぱり二人とも出すか」

大井「北上さんをダシにするなんて提督汚い……(北上さんと一緒なら無敵です。提督、見ててくださいね)」

提督「本音と建前が逆転してるぞ」

大井「気のせいですよ、提督」

あ、例によって例のごとくイベント編やるので小ネタの更新頻度は低下します

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

卯月了解ー



~~反撃! 第二次SN作戦 プロローグ~~


鎮守府、執務室。南方で大規模な作戦が行われるということで艦娘たちは準備ではおおわらわ。

雪風に指揮を一任して提督は情報の分析にあたる。

「飛行場ねぇ。あんのクッソうざったい(検閲)のことを思い出すなぁ。水鬼にでもなったか?」

資料をペラペラ捲っていると窓から白い戦闘機が一機、執務室に入ってきた。もちろん原寸大ではない。そうだったら提督は既にお陀仏だろう。

「零戦……?」

「てーとくさん、つくえのしょるいとか、どけてもらえます? ちゃくりくしたいので」

プロペラ音に混じって聞こえる妖精の声。

「嫌だと言ったら?」

「ふじちゃくします」

書類が飛んだり墜落の余波で発火したりしたら困るのでとりあえずどける。

程なくして着陸する零戦。手馴れたものである。載っているのは長髪を後ろで束ね、鉢巻を巻いた茶服の妖精。零戦21型の熟練妖精である。

「ほーしょーさんにくらべれば、このていどいーじーわーくすですな」

「訓練なら他所でやってくれ。俺は忙しいんだ」

「おじかんはとらせません。だいほんえいからしりょうをもってきました」

その言葉に怪訝な目を向ける提督。

「普通、艦娘か猫吊るしが持ってくるもんだろそういうのは」

「みなさんいそがしいのでかわりに」

言いながら妖精は筒状に丸めた紙を機体から取り出す。機体の大きさと紙の体積がどう見ても合致しないが細かいことを考えるのは後にする。

そこにはデフォルメされた艦娘の顔がいくつかあった。

「だいほんえいのこえのようせいさんからとどいたしりょうです」

声の妖精。艦娘は艦の魂、それを入れる体、そして意志を伝える声があって完成するという。

「いや、どうでもいいだろそんなの」

「ぜんぶみましたか?」

そう言われて見直す。それぞれのイラストの横にはきぬ、あぶくま、しょうかく、ずいかく、はやすいと書かれて……

「んん? はやすい……?」

「あらたなかんむす、きますよ」

急いで海軍資料を漁る。速吸。流星を射出できるカタパルトを搭載した給油艦。それを使うことはなかったらしいが。

「あと、かんさいきようせいにもこのたびじゅくれんどせいどがつくことになりました。チョーシアゲアゲでつよくなるっぽいです」

「よくわからんがまぁなんか強くなるってことか?」

「そんなかんじで。じゃ、つたえることはつたえたのでかえります」

言うだけ言って飛び去る零戦と妖精。

「……さて、今年の夏はどうなることやら」

このときはまだ、地獄が待ち受けているとは思いもよらなかったのであった……。

可能な限り新艦娘と新装備回収したいですね(ランダムドロップに怯える日々)

ショートランド近海、ぷかぷか丸甲板上。

「またここに来ることになるとはな……」

「半年振りくらいですかね」

提督が感慨にふけっている横で何かをしている猫吊るし。

「何やってんだ」

「おにぎり握ってるんですよ。戦闘糧食」

「すぐ食うわけでもあるまいし腐ったりかびたりしないのか?」

「新たに出来た妖精さんの力で腐らず安心」

「相変わらずわけのわからんヤツラだよ」

遠くから砲撃音。しばらくして艦隊からの通信が入る。

『ふぇぇ……こちら名取です。初霜ちゃん大破、叢雲ちゃん中破しました……』

「相手はフラ戦だっけか? しゃーない。帰投せよ」



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード1 発動準備、第二次SN作戦!~~


鎮守府、執務室。提督は書類とにらめっこしている。

「うーむ、水雷戦隊でフラ戦に挑むのはかなり無謀だぞ……ん?」

ふと、書類の一文に気づく。

「水雷戦隊を含む……?」

艦娘における水雷戦隊の最小単位は軽巡1、駆逐2である。

「じゃあ、別に重巡とか空母とか戦艦とか使ってもいいのか……?」

そのことに気づくと同時にノック音。入室を促すと雪風が書類を持って飛び込んできた。

「しれぇ! 新しい情報がはいりました!!」

「よっしゃ。……何? 菊月がいれば最短ルートを通れる……?」

「でも菊月ちゃん遠征に出てたような」

「いや、そろそろ戻ってくる頃だ」

メモ紙に艦名を書き連ね、雪風に渡す。

「雪風、彼女たちを工廠に連れてきてくれ。出撃準備だ。俺は菊月のほうに向かう」

「日向さん、衣笠さん、古鷹さんですね」

「よし行くぞ!」

遠征から戻ってくる睦月型の面々。

「睦月型は消費が少ないとはいえ、遠征ばかりでは物足りないな」

「あぁ。本格的に出撃して敵の首魁を討ち果たしたいものだ」

長月と菊月が雑談に興じている。そこに卯月が割り込んでくる。

「司令官にも睦月型の本当の力見せてあげたいぴょん!」

「こういう地道な物資輸送も大事です。資源あってこそ艦隊が動けるのですから」

「みーちゃんは夢がないぴょん。ぷっぷくぷぅ~」

「皆、鎮守府につくわよ……あら?」

「どうした、如月姉?」

「司令官が待ってるわ」

提督は大規模作戦のためにショートランド方面に行っているはず。戻るのはポータルですぐにしても待っているのは解せない。急いで港に戻る。

「如月以下五名、東京急行任務から帰投いたしました」

「うむ、お疲れ。書類は後でまとめるとして菊月」

「何か?」

「今回の第一作戦に参加だ」

「!?」

驚きを隠せないといった表情をする菊月。

「如月、菊月が抜けた分の穴埋めは天津風で。なに、第一作戦が終わるまでだ」

「了解です、司令官」

菊月の方を見ると、震えていた。

「ほ、本当にこの菊月が……」

「あぁ、ドラム缶下ろして連装砲とってこい。面子が揃い次第、出撃だ」

再びショートランド近海。

「……見えた、こっちだ」

菊月の先導によって敵警戒艦隊の旗艦まで最短距離で到達した。

「あれは……駆逐棲姫か。随伴艦も駆逐だ」

瑞雲からの報告を受ける日向。

駆逐棲姫。渾作戦やK作戦では水雷戦隊で挑まざるを得ず、苦戦を強いられた相手。だが……。

「衣笠さんにお任せ!」

「主砲狙って、そう…。撃てぇー!」

「あたってくださーい!」

巡洋艦や戦艦をふんだんに入れた艦隊の前ではもはや駆逐棲姫など相手にならないのであった。

「グ……バカな……」

大破した駆逐棲姫に一歩一歩近づく。

「悪いが、ここの海域はよく知っている。ここに陣取った時点でお前の負けだ」

至近で放たれた菊月の砲撃は駆逐棲姫への介錯となった……。

鎮守府、執務室。

「さて、ここから本格的に進行するわけだが猫吊るしよ」

「何でしょう?」

「敵の情報はあるのか?」

「ここに」

どこからともなく渡された資料をとりあげ、読む。

「ふむ、水母棲姫に……新艦載機に……防空棲姫?」

麦茶を口に含みスペックにも目を通し……

「ブー!?」

提督の口から勢いよく噴出される麦茶。猫吊るしは間一髪回避。

「汚いですねぇ」

「いやそういう問題じゃないだろこれ」

口を拭いながら防空棲姫の装甲スペックを指し示す。

「この値マジかよ!? 弱化できるよな!?」

「二割程度なら」

「全然足りねぇよ!? こんなの倒せるのか?」

問われて猫吊るしは珍しく眉をひそめ肩をすくめる。

「数名、ってとこですね。なんか仕掛けがあるのでしょう」

「欲しいのはその情報だよ!」

「ま、ゆっくりお待ちください」

「ほんとどうしよこれ……」

提督の弱音に猫吊るしが指差す。

「そうそう、そういう弱音は艦娘たちの前では見せてはいけませんよ。不安がりますから」

「……あぁ、わかってるよ。そっちも解析急いでくれ」

「はいはい」

そう言って猫吊るしは床下に消えた。

「……本当に、勝てるのか……?」

瑞穂も海風も風雲もE-6までの攻略中にでませんでした。ヤバイ
E-7はギミック判明したらしいのでどうにもならないこともなさそうですね……

――― 烈風拳 VS 流星拳 ―――

鎮守府、屋外訓練場。

直接戦場に出ることはなくとも、練度の維持に努めるのも艦娘にとって大事なことである。

陸軍艦娘のあきつ丸も例外ではない。

あきつ丸「ふぅ、今日はこの辺にしておくのであります」

訓練を終え撤収しようとしたところに、訓練場に入ってくる見慣れない艦娘。

あきつ丸「新入りでありますな。補給艦娘で名前は確か……」

速吸「はい、速吸って言います!」

あきつ丸「自分、あきつ丸であります」

速吸「よろしくお願いします!」

あきつ丸「こちらこそよろしくであります」


せっかくなので雑談しながら訓練の様子を見ることにした。

速吸「へぇ~、FS作戦に参加したんですか」

あきつ丸「もちろんであります。敵主力への攻撃を援護するため付近の陸上棲艦に繰り返し攻撃を仕掛けたのであります」

自分の攻撃で痛撃を与えて活躍したことも忘れず語る。

速吸「私も改装間に合えば出られたのかなぁ。でも補給艦ですし」

そうこうしているうちにターゲットが出てくる。ル級を模した戦艦クラスだ。

あきつ丸「戦艦……? 無茶なのでは?」

速吸「これで試してくるように、と提督さんから言われてるので」

そう言いながら速吸は甲板を構える。カタパルトに乗っているのは……。

あきつ丸「流星……?」

速吸「はい、流星改です。……速吸航空隊、発艦!」

あきつ丸(補助艦艇というものは概して戦闘には向かないもの。幾ら装備が良くても……)

思考は爆音によって中断される。気がつくと標的は撃沈判定を出していた。

あきつ丸「な、な……!?」

速吸「……あ、着艦どうしましょう……」

あきつ丸の驚愕をよそに、速吸は航空機を戻す方法に頭を悩ませていた。

やりたいネタは先にやるのが人情というもの。嘘です。計算式が変わるかもしれないのでその前にやっておきたかっただけです。
速吸改は艦攻載せると空母の砲撃計算式になる上熟練艦載機整備員も載る為、やろうと思えば補給艦にもかかわらず正規空母並の砲撃戦火力が出せます。

あ、速吸及びあきつ丸のぶんにはカウントしません。イベント話の続きはもうちょっとまってね

(ヤバい情報を見てしまった……。だが平常心を保たねば……)

鎮守府、埠頭。次の作戦のため、連合艦隊として出撃する艦娘を招集。

「第一艦隊旗艦伊勢、同随伴日向、最上、三隈、祥鳳、飛鷹。第二艦隊旗艦那智、同随伴足柄、初春、叢雲、木曾、名取」

全員揃っている。装備も問題ない。

「この艦隊を以って、敵の先鋒を撃滅する。各自奮戦し、作戦を遂行せよ!」

応という掛け声をあわせ、ぷかぷか丸に乗り込む。

(俺の動揺ばれてないだろうな……別に噛まなかったし大丈夫なはず)

などと考えながら艦橋へ向かう提督。

「提督、なんか汗凄かったねぇ。話してる間中顔から汗だらっだらだったよ?」」

「暑いんじゃないか?」

「いや、あれほど汗っかきではなかったはずじゃ」

「冷や汗にしてもこんな序盤で緊張するほどじゃあるまいし……」



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード2 連合艦隊、ソロモン海へ!~~


ぷかぷか丸、艦橋。基本的に妖精たちによって航行しているので特段来る必要はないのだが冷暖房完備で過ごし易い。

「~~っはぁ~……」

緊張から解き放たれ、提督は大きくため息をついた。

「全く大きいため息ですねぇ」

振り向くとそこには猫吊るし。なんか頭陀袋を背負っている。

「何だその袋は」

「例によって海域突破の報酬ですよ」

袋から取り出したおにぎりやら勲章やらを並べていく。

見たところ勲章とカタパルト――資料にあった、翔鶴型改二に必要と目されるやつだ――と大型の電探以外はさしたることない消耗品のようだ。

「……それの一部を使って敵を弱体化できるんだったな?」

「えぇ、できますよ」

「やろう」

「弱気ですねぇ」

「海域の平穏を取り戻すのに弱気もクソもあるか」

艦橋から猫吊るしがビームを照射。実際に効果があるかどうかは傍目には判らない。

「だがこれで敵が弱るならやる価値はある」

「高射装置要らないんですか?」

「いらないだろ。既存のも改修済んでないし」


~~~~~~


一方のソロモン海域。

「ぷかぷか丸から謎の光線を確認」

「提督が以前話していた、猫吊るしのヤツのだろう」

伊勢たちにも光線は見えている。

「む、私の瑞雲隊から敵艦隊の弱体化確認の報せが入った」

「僕たちの隊も確認したよ」

偵察機からの報告を受け頷く伊勢。

「よーし、全艦第四戦闘隊形! 突撃します!」


潜水艦を撃退し、敵艦隊を薙ぎ払い、補給部隊を潰してたどり着いた先に……。

「敵艦隊確認、旗艦は軽巡棲鬼ですわ。一隻足りないのが気になりますが……」

「たしかに見当たらないわね。大抵六隻一組で行動するのに」

いぶかしみながらも交戦に入る。軽空母が艦載機を飛ばし、雷巡の木曾が甲標的で先制をしかけるいつものスタイル。だが……。

「よし、随伴を片付けて旗艦を沈め……!?」

何もなかったはずの空間から砲撃音。弾は逃げる間もなく飛鷹に着弾。水面にしたたか打ち付けられる。

「がっ……は……!?」

「大丈夫ですか!?」

祥鳳がカバーに入り、日向が発射されたと思しき地点に撃ち返す。

「あの辺か!?」

着弾。空間がわずかにゆがんだように見える。

「やるな……ククク」

そのシルエットは……。

「戦艦棲姫!? 光学迷彩か!?」

思わぬ伏兵に苦戦を強いられる艦娘たち。相手はろくすっぽ見えず、しかも熾烈な砲撃が飛んでくる。

雷撃を交わし、離脱体制に入る深海棲艦たち。

「まずいな、木曾が大破している。追撃はするがこの状況で壁となる戦艦棲姫を倒せるか……」

「なぁに、大将首さえとれば勝ち! この足柄に任せなさい。那智姉さん、援護よろしくね!」

そう言って敵陣に突撃する足柄。

「全く無茶をする……! 第二艦隊全艦、動けるものは足柄を援護せよ!」


降り注ぐ砲弾を右へ左へと避ける足柄。

敵味方ともに砲火が飛び交い、狙いがつけられない。

戦艦棲姫は見えづらいとはいえ、度重なる砲撃で輪郭が分かる程度には体表が焦げ付いていた。

気づけば戦艦棲姫の前に足柄。主砲は間に合わない。ニヤリと笑みを浮かべる足柄に副砲を向ける。

「これで終わりよ!」

「させるかッ!!」

盛大に水柱が上がる。目の前の敵に副砲が当たった感触がない。そして戦艦棲姫自身も撃たれた様子がない。

ふと見上げると回転跳躍する足柄の姿。その狙いは、撤退する軽巡棲鬼。

「十門の主砲は伊達じゃないわよ!」

上空からの集中砲火。軽巡棲鬼はなす術もなく爆炎を上げて轟沈していく。戦艦棲姫も戦意を失い海中に沈み行く。

着水し、残心を決める足柄。そしてVサインを掲げる。

「だって私、足柄がいるんだもの。当然の結果よね、大勝利ぃ!」

あと1削りかと思ったら突然戦艦棲姫が随伴してる上なんか読み込みの問題でバナーが空白になってたの草しか生えないあと海風が出ない

――― キラーバズソー ―――

卯月「おつかれぴょん! 」

提督「……」

卯月「んぅ? どうしたぴょん?」

提督「いや、"ぴょん"ってなんなんだろうと思ってな……」

卯月「うーちゃんの卯はウサギのウ、ぴょん」

提督「何で鳴き声じゃなくて跳ねる時の擬音なんだよ。……そもそもウサギの鳴き声って……」

~~~~~

????「バニィィィィーッ!!」

~~~~~

提督「……いや違ったこれじゃない」

卯月「何言ってるぴょん?」

たまには小ネタで精神の安寧を保つ。これがイベントのコツ
ぷうぷう鼻を鳴らすとかあるそうですね。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

大潮了解ー

鎮守府、食堂。艦娘といえど腹が減っては戦が出来ぬ。また、数多の艦娘が交流する場所であるが故、噂話も絶えない。

「なぁ、北上姉。最近、提督の様子おかしくないか?」

「んー、そうねぇ、まぁ、そうねぇ」

木曾の問いに曖昧に返事をしながら煮物を食べる北上。

「何かを隠そうとして隠しきれてない感じだな。姉さんはなんか心当たりあるか?」

「作戦資料が届いてからだったかなぁ、あんなふうになったの」

「……資料に何かあった?」

考え込む木曾。その間にごはんを食べ終える北上。

「ま、そのときになったらきっと説明してくれるよ。じゃ、あたしは出撃予定があるから行くね」

「おう」



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード3 激突!第二次南太平洋海戦~~


ぷかぷか丸甲板上。今回の作戦のブリーフィングを行っている。

「今回確認された新たな深海棲艦。上はコイツを水母棲姫と名づけた」

提督がホワイトボードに異形の深海棲艦の写真を張る。

「航空攻撃と開幕雷撃を同時に行ってくることが確認されている」

「レ級みたいなものか」

長門の呟きに首肯する提督。

「うむ。砲撃は戦艦クラスほどではないがそれでもこちらの改二重巡クラスの火力を打ち込んでくる。これを殲滅して制海権を確保し、飛行場攻撃への足がかりを得る」

長門、陸奥、加賀、大鳳、千代田、摩耶、阿武隈、愛宕、鳥海、北上、島風、そして雪風。

確実に勝ちを取りにいく構成。だが冷や汗が止まらない。先に進むなという警告するように。



海戦自体は優位に運んでいる。猫吊るしのビームの影響もあるが、ともかく苦戦する要素はない。

『こちら長門。水母棲姫を撃退した。ヤツらは存外しぶといな……む?』

「長門、どうした?」

『水母棲姫が空母棲鬼をつれて戻ってきた。しかも二隻だ』

「ふむ……いったん帰投せよ。艦隊の再編成を行う」

ぷかぷか丸、作戦室。

「相手が鬼姫クラスを増やすなら仕方ない。こちらも長門と陸奥に代わり、大和と武蔵を投入する。制空権を考え、摩耶を千歳に変える」

「もう大和たちを投入するというのか。早すぎはしないか?」

長門の質問に手を振り答える提督。

「念には念を入れたいのだよ。連中も背水の陣ということだ。資材消耗も激しいとはいえ、一回で決着がつくならそこまで損害はない」

「むぅ……」

惜しそうに海図を睨む長門。しばし黙り込んだ後、顔をあげ、口を開いた。

「提督、何か焦っていないか……?」

「いや、そんなことはないぞ」

「ならいいのだが。焦っていてはいつか取り返しのつかないことが起きるぞ」

「うむ。平常心が大切だ」

そう言う提督の表情は、冷静さとは程遠いものだった……。



再び、南太平洋。連合艦隊は水母棲姫たちを追い詰めていた。

「支援も送った。昼も大破者なし。敵は虫の息といっていいだろう」

『第二艦隊旗艦、阿武隈。水雷戦隊、いつでも突撃できます』

「オーケイ、連中に引導を渡してやれ」

『よーし、どっかの夜戦バカには負けないんだから! 第二艦隊、突撃!』

突撃指示を送る。これで制海権は確保したも同然。

一足先に戻ってきた艦娘たち。支援射撃のための第三艦隊だ。

長門、陸奥に二航戦。護衛に綾波、夕立。なんら問題はない構成。

長門は支援砲撃で敵に痛打を与えられたせいか満足そうな表情をしている。

「そうそう、提督」

「なんだ、飛龍?」

「私たち艦載機積まないまま引っ張り出されたんですが」

「……あ」

「早く決着をつけたいのは分かりますが準備はちゃんとしましょ?」

蒼龍にダメ押しの突込みを入れられる。

「そうだな、少し落ち着くか……」

本隊からの勝利の報せを聞いても、提督の心が浮き立つことはなかった……。

ノー艦載機の空母の支援の攻撃力ってどうなるんでしょうね……

しかし卯月小ネタの意味分かった人どのくらいいるやら

――― デイリー建造の闇 ―――

鎮守府、工廠。艦娘の建造もここで行うのだが……。

大潮「新しい仲間、どんどん来ますね!」

提督「来るのはいいけど知った顔ばっかりなんだよなぁ」

建造で来る艦娘はほとんど増えていない。デイリーの最低値ならなおさらである。

提督「で、誰が建造された?」

工廠妖精「大潮と大潮と大潮と、そして大潮ですね」

提督「偏りすぎぃ!!」

大潮「「「「「困ったときこそ大潮にお任せください!!」」」」」

提督「サラウンド過ぎて困るよ! というか何普通に並んでるの!?」

大潮「「「「「えー」」」」」


建造された大潮は近代化改修に回されました

やっぱり艦載機積まないと支援も攻撃してくれないのか……
というわけでイベント期日も終盤に差し掛かったのでここで既出一覧

DD
如月・卯月・文月・長月/吹雪・白雪・叢雲/敷波・朧・漣/暁・響/初霜/白露・村雨・春雨・五月雨・涼風
朝潮・大潮・満潮・山雲/陽炎・初風・天津風・時津風・磯風・浜風・野分・舞風/夕雲・巻雲・朝霜・清霜/秋月/Z1・Z3

CL/CLT
由良・阿武隈/球磨・大井/川内・神通/矢矧・酒匂/夕張

CA/CAV
青葉・衣笠/加古/足柄/愛宕/最上・三隈・熊野/利根/プリンツ・オイゲン

CV/CVL
千歳/飛鷹/祥鳳・瑞鳳/赤城/蒼龍/飛龍/翔鶴・瑞鶴/大鳳/葛城

BB/BBV
扶桑・山城/伊勢/比叡・榛名/長門/大和/ビスマルク/リットリオ

SS/SSV
U-511/伊168/伊401

Other
明石/秋津洲/あきつ丸


小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

速吸了解ー

ソロモン海、某所。そこでは戦艦娘二人と駆逐艦娘二人が待機していた。

「ンー、テートクたちを待つのも退屈デース」

「……あ、金剛姉様、暗号通信が入りました」

「Oh、テートクから?」

「えぇ。ちょっと待ってください。解読しますので姉様は他の二人を呼んでください」

「OK、榛名。任せたヨー! 綾波ー! 夕立ー! 出撃準備ネー!」

金剛に後を任せ、榛名は解読に集中する。

―――機動部隊、制海権奪取ニ成功セリ。敵制空権ノ要ニ楔ヲ打チ込ムベシ

「うまくいったのですね」

制海権奪取に成功し次第、アイアンボトムサウンドに潜む飛行場姫を討ち取る手筈になっている。

―――コチラカラ援軍ヲ送ル。協力シ敵ヲ粉砕セヨ

「援軍?」

ポータルの方を振り向くとカラクリ箱型の甲板とともに向かってくる艦娘たちが見えた。

「こっちの方にも駆り出されるなんてね」

「頭上は私たちに任せて!」



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード4 激突!第二次南太平洋海戦~~


ちょうど金剛たちも戻ってくる。

「全員揃ったネ。簡単にBriefingしマース。目標はアイアンボトムサウンド深部、名称飛行場姫」

「一昨年の秋以来ですね……」

榛名が心配そうに呟く。アイアンボトムサウンド。今よりはるかに練度も低く、夜戦装備もない状況下、まさに地獄の如き戦場であった。

「正面から行くと暗夜煙幕が張られているので空母を連れて行くのは困難デース。そこで北回りルートを取りマス」

「制海権を取ったとはいえ、いくつか敵艦隊が確認されてるけど……強行突破しちゃう?」

「敵編成次第ネ。千歳、敵情はどうデス?」

「最初に偵察したときよりずいぶん弱体化してましたね」

千歳からの敵艦隊の報告。真正面からぶつかっても問題なく倒せる相手。

「私たちならどうと言う事はない相手デース」

「損耗を抑え、倒れるまで繰り返し飛行場姫に打撃を加える。そのための綾波ちゃんと夕立ちゃん、そしてこの三式弾ですしね」

駆逐艦娘たちは対地ロケット砲、WG42を構える。

「今度はこれがあるから前より楽勝っぽい!」

「綾波も行きます!」

「OK、Follow Me!! 皆サン、付いてきて下さいネー!!」

金剛の掛け声とともに、飛行場姫攻撃のための挺身部隊は出撃した。

繰り返される飛行場姫への砲撃。護衛要塞も空母もない上、前世代の艦載機を使用する飛行場姫相手に千歳と千代田の熟練烈風隊が遅れをとることはなかった。

「勝手は、榛名が! 許しません!!」

榛名の放った三式弾が飛行場姫に直撃。数度目の大爆発。再生が確認できたら補充と修理のために撤退し、再度出撃する、というローテーションを繰り返す。

「ウーン、しぶといデース……」

「疲れたっぽいー……」

毎出撃ごとに補給と破損の修復は行っているが、精神的疲労はそう簡単には取れない。

偵察隊を送っていた千歳が眉を顰める。

「うーん、まずいわね」

「What happen? Troubleでもありましたか?」

「北ルートの艦隊構成が重くなってるわ。フラタに……エリツ・たこ焼きヲ級も確認できたわ」

「敵の構成が変わったら背水の陣、とテートクもいってたデース。テートクに支援を要請しマース」

すぐさま提督に打電する金剛。程なく返信が来る。


『支援要請受理。千歳・千代田ニ代ワル艦娘ヲ送ル。中央突破ニテ攻略セヨ』


やってきた援軍は、利根と筑摩であった。

「おーい、金剛よ! お主のための装備を持ってきたぞ!」

利根の手には94式高射装置。

「航空戦力がなくなる代わり、といったところじゃな」

夜偵と交換で装備する。榛名の方を見ると測距儀つき21号電探を筑摩から受け取っているところだった。

「さて、今度こそ決着をつけマース!! 全艦、私についてきてくださいネー!!」

北ルートの守りが濃くなった分、中央ルートの守りは薄くなっていた。

目に付く相手を片っ端から薙ぎ払いながら、飛行場姫のもとまでたどり着く。

憤怒の形相をした飛行場姫。滑走路じみた艤装から次々と離陸する異形の飛行物体。

「全艦、対空戦闘用意ネ!」

金剛の指示にあわせ砲身の照準を飛来する敵機にあわせる。

「Fire!!」

三式弾を積んだ主砲が一斉に火を噴く。群のど真ん中で炸裂した三式弾は効果的に敵機を落としていく。

間をおかず入る通信。

『金剛姉様、聞こえますか? これよりこの比叡が支援砲撃を行います!』

『霧島もいますよ!』

『OK、My Sisters! 遠慮なくやっちゃってヨー!!』

通信を切り、艦隊に指示を出す。

「全艦、支援艦隊の着弾確認ののち最大戦速! Destroy'em All! 全弾撃ちつくしてでも撃滅ネ!」

直後、着弾音。盛大に水柱と火柱が上がる。それを合図に、艦隊戦の第二ラウンドのゴングが鳴らされた。


~~~~~~


金剛の放った三式弾は怒れる飛行場姫の心臓を食い破り、大爆発を起こした。

「……これで、本当にFinish、デスネ……」

再生する様子はない。ソロモン海周辺の制空権は取ったも同然。さらに東にコマを進めることも不可能ではないだろう。

提督と通信をつなぐ。

『……ん、金剛か。うまく行ったか?』

『金剛旗艦挺身部隊、飛行場姫を撃破、制空権を奪取したネ』

『よし、よくやった。お疲れ様、といいたいところだが……』

『huh?』

『激戦で疲れてるところ悪いが、可能な限り全速力で鎮守府に戻ってくれ。説明はあっちで行う』

それだけ言うと通信が切れる。他の仲間は支援艦隊と合流し、喜びを分かち合っている。

「皆サン、テートクからのMessageデース。ASAPで鎮守府に戻るよう連絡がありました。これより帰投しマース」

海域の主たる飛行場姫が敗北したため、深海棲艦も大人しくなっている。

「……即時の呼び戻し……何があったデース?」

なんか延長の目が出てきてゆっくりできそうですね。ついでに速吸小ネタいきます

――― 燃料は戦艦並に食う ―――

艦娘は資材を食うほど健啖家の傾向にある。燃料・弾薬の補充は艤装側の話だが、肉体部分もそれに引きずられる傾向にある。

提督は速吸と『旅行』中である。施設をぐるりと回って最後に食堂というのがいつものパターンである。


提督「で、ここが食堂だ。飯時だしなんか食ってくか?」

速吸「はい!」


提督「基本タダだからな。好きなモン注文していいぞ」

速吸「じゃあお言葉に甘えて、これと、これとこれと……」

提督「……」

速吸「これとこれと、あとそれにこれ」

提督「……マジか……?」


並ぶ大量の皿。

速吸「いただきます」

提督「そんなに食って大丈夫なのか……?」

速吸「はい、平気ですよ」

提督「戦艦とか正規空母クラスだぞ……」


実際ぺろりと食べきってしまい、提督はしばらく速吸のことを畏れたと言う。

燃料を大量に食う=ダメージを受けたときの鋼鉄消費量が大きい。つまりは食うのだ。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

加賀さん了解ー

鎮守府、埠頭。金剛が戻ってきたときには既に提督が雪風・加賀とともに待っていた。

「Hey、テートク! 何があったんデース?」

金剛の問いに、提督はうむ、と唸り、口を開く。

「現在我々は南方海域を攻めているが、これに乗じて西方海域の深海棲艦の活動が活発化してきた」

大淀がホワイトボードを運んでくる。そこには西方海域の地図が張り出されていた。

「本来なら別働隊を送って抑えるのだがそこらへんは猫吊るしが何とかしてくれるということなので、ちょっと大変だが引き続き攻略を任せたい」

指し棒で緑×印の二点を指し示す。リランカ島とアンズ環礁だ。

「リランカ、アンズ、この二点を偵察し、更に敵の主力を撃沈する。単純な話だ」

「MIの頃を思い出しますネー……」

「まぁ、普通来るよな。今回は来る前に叩き潰すが」

などとブリーフィングをしていると、銀髪をサイドテールにした、明緑色の服を着た艦娘が駆け込んでくる。

「いま航空偵察って言ったかも! この秋津洲と大艇ちゃんの出番かも!! 私の出番かも!!!」

「……」

顎に手を当て、しばし沈思黙考する提督。

「筑摩、偵察隊は出せるか」

「いつでも準備万端です」

「よし。加賀の彩雲隊もつくしまぁ大丈夫だろう。金剛、榛名、筑摩、綾波は1時間の休憩のあと、加賀、雪風とともに西部方面へ」

「無視しないで欲しいかもー!!」



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード5 奮戦!西部方面派遣艦隊~~


西部海域。道中の敵を蹴散らしながら進む艦娘たち。

「リランカ島、港湾棲姫が位置を変えてますね……」

「hmm? とりあえずテートクに報告デース」

偵察も順調。だがそれを妨げる相手はいるのだ。

「ん……彩雲隊より敵艦隊発見、敵旗艦は装甲空母姫」

「OK、全艦対空射撃用意。加賀、発艦準備は?」

言いながら振り向くと加賀は既に矢を番えていた。

「いつでもいいわ」

水平線の向こうから見えてくる黒い粒。敵艦載機であろう。

「Good。3カウント後に発艦、その後対空射撃、第一次攻撃隊収容と同時に敵艦隊にEngageしマース」

「わかったわ」

加賀の返答を確認しカウントを始める。

「3、2、1、Take off!!」

金剛の声にあわせ、加賀が烈風を飛ばす。装甲空母姫のロートル機体と熟練の妖精が載った加賀の烈風。もはや鎧袖一触である。

そして制空はそのまま水上艦の打撃力に繋がる。勝敗は火を見るより明らか。



その後もとくに然したる問題もなく進んでいく。

「……筑摩偵察隊、アンズ環礁は大きな動きはないようです。備蓄も陸上棲艦の活動も確認できません」

「こちら榛名、敵補給艦隊を撃滅しました。ここより北北西の方向に向かっていたので主力がそちらにいるものと思われます」

「加賀、榛名の推測は当たってマスか?」

「いまそっちに向かわせてるわ……いた。戦艦棲姫」

「全く、これで何度目でしょうネ」

軽くため息をついて肩をすくめる金剛。アイアンボトムサウンド以来、霧の艦隊が来たときを除いて大規模作戦でその顔を見ない時はない。

今回も戦艦棲姫にソロモン海で遭遇したとの報告が入っている。

「随伴は大したことないわね。大きくて巡洋艦クラス。制空はフラヌだけね」

「では、サクッと片付けて帰りまショウ。既にティータイムに遅れてマース」

随伴艦の弱い戦艦棲姫など、熟練の艦娘たちの前では少しばかり硬い的に過ぎない。

「着弾観測、よろしくね!」

筑摩の砲撃により、バイタルパートを貫かれ、轟沈していく戦艦棲姫。

「むー、雪風たちの出番がありませんでした……」

「ちょっと残念です」

雪風と綾波は五連装酸素魚雷を積み、更に見張り員まで載せた、殺意の高い装備を施していた。

「おー、成功したようだねぇ」

木製のボートに乗ってやってきたのは猫吊るし。モーターもマストもないのに自在に動いている。

「じゃ、後は私がやるから帰って提督に報告しな。というか危ないから離れときなー」

猫をぶんぶん回しながら一方的に通告する。

何をするのかは艦娘たちにも分からないし理解できないが、危険なことだけは分かるのでそそくさとその場を後にする。



鎮守府、埠頭。西部に派遣されていた艦娘がポータルから戻ってくる。

一人、二人、三人。

「戦果Resultがあがったヨー!!」

「榛名、帰投いたしました」

「利根姉さん、心配してないかしら」

四人、五人、六人。

「しれぇ! 雪風帰投しました!」

「綾波、帰投しました」

「提督、任務完了しました」

七人。

「チャオ!」

……七人?

「……誰だ!?」

そこには小麦色の肌をしたツインテールの女の子。服のカラーリングからリットリオやローマと同郷の者と思われる。

「ボンジョルノ! マエストラーレ級駆逐艦、リベッチオです。リベでいいよ。猫吊るしって人から話は聞いてるよ! 提督さん、よろしくね!」

「いつの間に……」

唖然としていると通信機が鳴る。

『はい、こちら鎮守府』

『私からの突然のプレゼントは喜んでくれたかい?』

『猫吊るしか。こういうことは事前に言っとけ』

『じゃ、これで後顧の憂いも断ったし、いよいよFS作戦に取り掛かりますか。私が戻ったら詳細説明するから首を洗って待っててね』

『何で覚悟しろと脅されねばならんのだ』

『脅しでもなんでもなく覚悟したほうがいいよ。じゃーね』

言うだけ言って通信を切るのはいつものことだが、ここまで警告したのは初めてのことである。

「あの情報といい、猫吊るしの言い方といい、嫌な予感しかしない……」

今日はここまで。新しい護衛艦の名前、「かが」だそうですね。
加賀のリクエストがはいった直後にこれとは……運命?

鎮守府、執務室。提督は猫吊るしからFS作戦の概要について説明を受けている。

「……というわけで、まずは敵機動部隊を粉砕します」

「敵旗艦は」

「空母棲姫です」

「またかよ。クソだるいな」

うんざりした顔をする提督。

「戦うのは艦娘でしょう」

「一緒だ一緒。あいつらの苦労は俺の苦労だ。可能な限り弱めよう」

「ところで、今回犠牲にするのはこの、某正規空母姉妹の改二に必要となる予定の試製カタパルト甲板ですが」

「また作り直せばいい。というか作れ」

躊躇いなく横暴な指示をする。軽くため息をつく猫吊るし。

「量産するの結構大変なんですよこれ」

「知ったことか。だいたいまだ改二自体は実装されてないんだろう。敵をすりつぶすほうが先だ」

「ま、そうですがね」

そう言って猫吊るしは膝で甲板をへし折った。



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード6 反攻作戦!FS方面進出~~


ソロモン海東部。ぷかぷか丸甲板上。

既に艦娘たちは出撃し、敵艦隊と交戦に入っている。

「祈るしかないってのも辛いもんだな」

「嫁さん送ってますもんね」

提督の呟きに返答する猫吊るし。

「深海棲艦のどてっぱらぶち抜きてぇ」

「提督は戦闘海域に突っ込んじゃダメです。あなたがいなくなったら誰が指揮するんですか」

「雪風と大和に総指揮のハウツーは教え込んだし何とかなるだろ」

「なりません。提督あっての艦娘なんですから」

強い口調で否定する猫吊るし。

「お前はどうなんだよ。そもそも俺にやらせず自分でやればよかっただろ」

提督の詰問に猫吊るしは目を逸らしながらぼそぼそ呟く。

「そういうわけにもいかないんですよね……」

提督が更に問い詰めようとしたその時、無線通信が入った。

『こちら長門。潜水艦隊を撃退。海流は北と南に分かれている。どちらに向かう?』

猫吊るしに目を向けると彼女は既に艦隊の配置が記された海図を開いていた。南周りにはヲ級改の文字がぼつぼつ見える。

「北のほうがまだ手薄そうだな……」

通信機を取り、北回りルートをとるよう伝える。

改めて猫吊るしに更に質問しようとしたところで、先に猫吊るしが口を開いた。

「それに……」

「それに?」

「もう二年以上艦隊の指揮を執って、たくさんの戦果をあげているんですよ? 今更あなたから変えるなんて考えられません」

「俺が死んだらどうすんだよ」

「またやり直しですかね。あなたが攻略した海域ぶんは楽になるでしょうが。というわけで軽挙妄動は慎んでください」

「ふん、持ち上げられたもんだ」

そんなこんなで雑談している間にも艦娘たちは敵艦隊を撃破し、ついに空母棲姫を追い詰める。

『残存艦は敵旗艦、空母棲姫のみ。全く、手応えないわね!』

第二艦隊旗艦、ビスマルクからの通信。

「よし、止めを刺せ」

『皆、聞いたわね。第二艦隊、全艦最大戦速!』

ビスマルクの号令とともに、第二艦隊が追撃をを開始する。妙高と鳥海から放たれる夜偵が逃げる空母棲姫の位置を捉える。

距離を縮めていくビスマルクたち。空母棲姫は死に物狂いで残りの艦載機を飛ばすも、さらに詰め寄られて爆弾の投下タイミングを逸する。

『逃がさないわよ……甘く見ないで! Feuer!!』

38cm連装砲から放たれた徹甲弾は空母棲姫の体をズタズタに引き裂き、深海棲艦の艤装ごと大爆発を起こした。


「――――っ!! アイツ、無線切り忘れてたな」

「ヘッドホンつけっぱなしなのがいけないんですよ」

爆音に頭をくらくらさせる提督。軽く頭を振って気を取り直す。

「まぁ作戦は成功だな」

「えぇ、これでFS作戦を実行する準備は整いました」

「つまり、今回の敵総旗艦とまみえることができるわけか」

提督が手に取った一枚の書類。そこにはどこかで見たような風貌をした深海棲艦の画と、そのスペック、そしてその名前が記されていた。

「防空棲姫に……!!」

今日はここまで。E-6……うっ思い出したくない。ついでに小ネタもやります

――― 今なら無料! 急いで聴け!! ―――

南西諸島防衛線。あ号とい号を同時に消化するのに最適な海域。

今日もまた潜水艦隊が瑞雲と魚雷で無慈悲に敵艦隊を粉砕していく。

提督「さーて、敵主力が近いぞ。気を引き締めていけー」

すると背後から突然特徴のある演歌調のBGMが流れ始めた!

提督「!?」

振り向くとそこには加賀とジュークボックスが!!

提督「こんなとこで何やってるんだよ」

加賀「いえ、せっかく私の歌が登録されたものですから盛り上がるときに流そうと」

流れる曲は加賀岬。

提督「いやただのルーチンワークだから! 盛り上がるところじゃないから! というかジュークボックス勝手に持ち出すなよ!?」

加賀「やはり生で聴くほうが好みですか」

提督「いやいやそうじゃねぇよマイク取り出すなよ何ノリノリで歌い始めてんだよ!?」

ジュークボックス分も無料になったそうですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

羽黒了解ー

――― 内気なほうが殺意が高い ―――

羽黒「し……司令官さん? ……ごめんなさい!」


提督「とか言ってたのが」

羽黒「全砲門、開いてください!!」

着弾観測連撃で吹っ飛ぶタ級フラグシップ。明らかに致命傷である。というか上半身丸ごと吹っ飛んでいる。

羽黒「このまま、全ての戦いが終わってしまえばいいのに……」

提督「これだもんなぁ……」

気弱な性格だが改二になってトップクラスの砲戦力を誇り、夜戦も強い。

提督「まぁ歴戦の武勲艦だしなぁ」

そう呟くと同時に武勲艦について思い返す。

~~~~~~

『あの、その…あのっ……ごめんなさい』
『油断しましたね。次発装填済みです』

『はぁ~癒されます、感謝ですね~』
『殺~りま~した~』

『っぽい?』
『ソロモンの悪夢、見せてあげる!!』

『えっ、やだ、あたし!? い、いけるけど』
『ほーらね、そこにいたでしょ?』

~~~~~~

提督「みんな大人しそうな顔して改二になったら殺意高すぎでしょ……羽黒と言い神通と言い他の子と言い……」

羽黒「あの、司令官さん、何か……?」

提督「いや、なんでもない。なんでもないぞ」

羽黒「??」

まぁイベント延長されたし終了までには間に合うでしょう(震え声)

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

大鯨了解ー

鎮守府、執務室。ここは提督の私室兼寝室でもある。提督も人間なので睡眠は必要である。艦娘も休養を取るに睡眠がベストなのは論を待たない。

「さて、明日はFS作戦だ。ゆっくり休んで明日に備えよう」

資料を片付け、提督は言う。

「はい、しれぇ」

雪風は既に寝巻き姿。寝る準備は万全である。

布団は新婚のときに貰った煎餅布団。提督と駆逐艦娘が入るに十分な大きさ。

部屋の明かりを消し、布団に潜り込む。

「……しれぇ、体が震えてます」

「夜は冷えるからな」

「今は夏真っ盛りですよ、しれぇ」

「じゃあ武者震いだ。明日は決戦だからな」

そう嘯く提督の体をぎゅぅ、と密着するように雪風が抱きついてくる。

「しれぇ……不安なときは雪風が、ううん、雪風たちがいますから。あたしたちを信じて下さい」

「んむ……」

曖昧に返事をしつつ、提督は眠りについた……。



~~反撃! 第二次SN作戦 エピソード7 FS作戦~~


提督が眠りにつく数時間前。執務室では二人きりのブリーフィングが行われていた。

一人は提督。もう一人は猫吊るしである。

「目下の懸念点にして敵総旗艦であるところの防空棲姫について、良いニュースと悪いニュースがあります。どちらからお聞きになりたいですか?」

「良いニュースから」

「そうですか。では」

猫吊るしは軽く咳払いし、ホワイトボードにFS方面の海図を張り出した。

「ここらへん、敵中枢付近だけあって陸上棲艦が複数確認されています。ここと、ここですね」

二箇所のポイントに深海棲艦を模したマグネットを貼り付ける。港湾棲姫と離島棲鬼だ。

「この二箇所を繰り返し叩くことで、敵に致命打を与えやすくなることが判明しました」

「どんな理屈だよ」

「まぁおそらく、拠点からパワーを得ているんでしょう」

肩をすくめてかぶりを振る猫吊るし。ふわっとした物言いなのはいつものことなので置いておく。

「で、悪いニュースってなんだよ」

「本当に聞きたいんですか?」

「話を振ったのはそっちだろう。言えよ」

「……いいでしょう」

提督が促すと、猫吊るしの表情からおちゃらけた調子が消えた。

「ヤツの来歴が分かりました」

「それのどこが悪いニュースなんだよ」

「以前、私のいないときに雪風ちゃんが攫われる事件あったでしょう」

「あぁ、絶望させてあっち側に引き込む作戦だって話だったな」

「それに近いことやってます。ヤツの核は、防空駆逐艦秋月型二番艦、照月」

「というかこっちに似た艦今までもあったじゃねーか。駆逐棲姫しかり軽巡棲鬼しかり」

その言葉を待ってたかのように、一枚の写真を取り出す。

「あれらは沈んだ艦の記憶――それも曖昧模糊な――を元に型をとったに過ぎません。ヤツは……艦娘としての彼女そのものから出来てます」

猫吊るしが見せた写真。防空棲姫の近影。艤装こそ深海棲艦のものだが本体部はこれまでになく艦娘に近い。

「目元がこう、似てるな。秋月に」

「彼女の姉妹艦が元ですから」

「つまるところ、雪風がこういうことになる可能性もあったわけか。反吐の出る話だ」

昔のことを思い返す。あれからずいぶん時が経った。今でも鮮明に覚えている。

「というわけで彼女を、救ってあげてください」

「戦うのは艦娘だ。俺じゃない」

「指示を下すのは貴方ですよ、提督」

翌日、FS方面海域。FSとはフィジーとサモアの頭文字から来ている。

ぷかぷか丸の甲板上では提督によるブリーフィングが行われている。

「――というわけで、敵基地を焼き潰したのち艦隊を再編成し、敵中枢を叩く。質問はあるか?」

手を挙げる艦娘が一人。

「秋月か。何だ?」

「その、防空棲姫ですが、私と……その……似ているような」

秋月が目を向ける先には防空棲姫の近影。

「あぁ、だいぶ似ているな」

「私たちも沈んだらあのようになってしまうのでしょうか……」

「沈まない為に日々訓練しているし沈まんように指揮する為に俺がいるわけだ。それに」

「それに?」

「万一そうなったとしても皆で取り返すさね」

「しれぇ、昔一人で取り返そうとしましたよね」

横から入る雪風のツッコミ。

「昔は昔、今は今、だ」

「?」

何のことかと首を傾げる秋月。

「あの時は秋月はまだいなかったな。雪風か大和あたりに聞けば分かる」

手を振り話題を打ち切る提督。

「他に質問は無いな? さぁ最終決戦だ。暁の水平線に勝利を刻めィ!!」

艦娘たちの装備の最終チェックを行う。

第一艦隊旗艦にはあきつ丸。第二艦隊には三式弾やWG42を積んだ艦娘を配備。

燃料、弾薬、艤装のダメージチェックなども欠かせない。

準備が完了し、次々とぷかぷか丸から飛び出す艦娘達を見送る。

「まずは、陸上側の制圧だ……」

~~~~~~

『港湾棲姫、撃破したのであります。全艦損害軽微、戦闘に支障なしであります』

「よし。続けて離島棲鬼も撃破せよ」

『了解であります!』

あきつ丸からの連絡を受け、さらに艦隊を進める。作戦は順調。猫吊るしによるデバフもあいまって大した損害も受けていない。

「うまく行ってるときこそ、油断してはならないんだよなぁ」

離島棲鬼も打ち倒し、撤退。これを数度繰り返す。


「深海棲艦は倒しても倒してもまた平気な顔をして元の位置に湧くので難儀でありますな」

何度目かの帰還時。あきつ丸が少々うんざりした様子でぼやく。

「全くだ。だが平気な顔に見えても内部的に損害は入っているはず。こういうのも重要な役目だ」

「うむ、本隊のためにももう一頑張り、であります」

烈風の補充を終え、踵を返すあきつ丸。

「さて、そろそろ本隊の準備に入るか……」


「道中にあのクソたこ焼きもちヲ改がいるらしいからなぁ」

「それで空母4……私たちが出ることも含め、相当重たい構成ですね」

そう言いながら46cm三連装砲の調整をする大和。

「烈風も熟練度が上がったとはいえ、制空争いも厳しいからな」

第一艦隊には大和型の姉妹のほか、赤城、加賀、大鳳、雲龍が名を連ねている。

「たどり着けなければ倒せませんからね」

「うむ」

「しれぇ、第二艦隊、準備整いました!」

雪風が手を振り伝える。

「第一艦隊も調整完了です」

大和の言に頷く提督。

「よし、陸上攻略部隊が帰還し次第敵中枢艦隊攻略部隊を進発させる! 陸上攻略部隊の一部は決戦支援部隊として援護に回す!」

空は紅く海は黒く。強力な深海棲艦が跳梁跋扈する海域はいつもそうだ。

「損害軽微、と……。いよいよか。全艦、心して進軍せよ」

進軍の命を下す提督。あとは艦娘たちがうまくやってくれることを祈るのみ。

戦艦棲姫をお供に、現れる異形。艤装のあちこちに天を貫く柱の如く砲門が生えたそれは、艦娘に酷似しつつも艦娘とは決定的な断絶を感じさせる姿。

「来たンだァ……。ヘーェ、来たンだァ……」

ギリ、と歯を食いしばる秋月。

「照月……!」

「秋月ちゃん、今は抑えて。空母の皆さんが攻撃を……」

雪風が押しとどめるが後半が続くことは無かった。

防空棲姫の砲門が火を噴いたかと思えば無数の艦載機が墜落していく。

「そんな……!?」

正規空母四隻分の猛攻をも物ともしない驚異の対空砲火。

「む、村田隊全機未帰還!!」

赤城が動揺を隠せぬ声で報告する。

「まさに空母の天敵ね……」

残り少なくなった友永隊を収容しながら加賀が呟く。

続けて降り注ぐ支援砲撃。だが、防空棲姫は平気な顔をしている。

そこから先は血で血を洗うが如き激戦だった。

「照月、この秋月が貴方を止め」

秋月が言い切らぬうちに砲撃を浴びせ、再起不能に追い込む。

「秋月ちゃん、しっかり!」

引き上げにかかった雪風に返す刀で魚雷をぶち込む。

駆逐艦とは思えぬ火力を持つ防空棲姫は戦艦棲姫とのコンビで第一艦隊相手に大立ち回り。無事な艦が残らぬ有様。

「ぐぅっ、だが、打撃は与えた。残るは第二艦隊か……」

武蔵が呟く。この時点で第二艦隊は雪風と秋月が大破、阿武隈が中破。到底追える様な状態ではない。

だが、ここで逃がしてはまたやり直しである。


「逃がさないわよ!!」

一番槍はビスマルク。全砲門を開き、魚雷も全弾撃ちつくす勢いで弾幕を張る。

そこに妙高も援護に入る。

「こっちは任せてください!」

だが、防空棲姫は夜戦力も尋常ではない。妙高を牽制しながら、ビスマルクに痛烈な一撃を放つ。

「が、っ……!?」

ビスマルクは思い切り吹き飛ばされ、受身も取れず転がる。追い討ちとばかりに戦艦棲姫が妙高を狙い撃つ。

だが、一人残っていた。戦況を分析し、隙を見せるチャンスを狙うものが。

「主砲、よーく狙って……」

その声に防空棲姫が振り向くが、遅い。

「てーっ!!」

20.3cm主砲は防空棲姫の腹を過たず貫いた。

晴れ行く空。沈む戦艦棲姫。そして防空棲姫の身体も、また。

「アレ……? ウゴカナイ……アッハハハ……。ウミトソラガ…綺麗……」

防空棲姫の腹に開いた穴から何かが零れ落ちる。鳥海がそれを手に取る。

「これは……」

提督がいつも処理しているからわかる。雫だ。

雪風と肩を貸しあいながら秋月が近づいてくる。

「鳥海さん、これは……まさか……」

「きっと、貴方の考えてる通りでしょうね」

「…私が提督に持って行って良いでしょうか」

「えぇ」

そう言って秋月に雫を手渡す。


こうして、拡張作戦たるSN作戦は幕を閉じた。だが、それは新たな始まりに過ぎなかった。

今日はここまで。終わらない理由はわかりますね?

南太平洋海域。制海権を取ったとはいえ、深海棲艦自体はまだ存在する。

そして、姫・鬼クラスの深海棲艦は通常海域にない『雫』を持っている可能性が高い。

「まぁ蛸を捌くようなもんだ。あらよっと」

提督の持つ包丁に腹を裂かれる水母棲姫。そして切り口に手を突っ込み、『雫』を持って引き抜く。

「……この感触は……来た!?」

……そう、一般的に『掘り』と呼ばれている行為である。

「ヒャッハー!! モノども、第一次作戦終了だー!! ウィーピピー!!」

水母棲姫だったものを蹴っ飛ばして海に還し、奇声をあげて喜ぶ提督。作戦中とはえらい違いである。

「しれぇ、元気になったのはいいですけど、こういう元気はちょっと違うと思います……」


一日ほど日を遡る。鎮守府、執務室。

提督の背後には「進捗ダメです」「電撃棒」「当たり以外は全て外れ」「Welcome Hell!!」「とみみ」など威圧的な文言の書かれた掛け軸が所狭しと飾られている。

提督の目の前には雪風。

「戦勝パーティー中、江風と巻雲とちとちよ姉妹に思いっきりせっつかれた」

「大体予想はつきます。つまり……」

「……追加の出撃だ」

「いつもの、ですね」

大規模な深海棲艦の活動があるとき、その海域で新たな艦娘の雫が発見されるという。その捜索である。

江風の姉である海風、巻雲の妹にあたる風雲、そして千歳・千代田の後継として就役した瑞穂。

深海棲艦が撤退すれば、次いつ探せるかわからない。決断は一つ。

「探すぞ」

手首をほぐし、首をゴキゴキ鳴らす。

「艦隊はどうしますか?」

「攻略に使った艦隊をもとにもうちょっと練ろう」

今夏最後の作戦が始まる……



~~反撃! 第二次SN作戦 ファイナルエピソード 海は青く風は白く~~



アイアンボトムサウンド。飛行場姫は大人しくなったが彼女がいなくなったわけではないし、近づいたら攻撃されるのは変わらない。

だが、彼女が海風を持っている以上、彼女の腹を裂くには倒すより他にないのだ。

「勝手は! 榛名が!! 許しません!!!」

榛名の三式弾による連撃が飛行場姫を艤装ごと吹き飛ばす。

「榛名、Good Job! サァ、回収するネー!」

倒れ伏す姫の本体部慎重に引き摺り出し、抵抗しないことを確認して連行する。

少しでも怪しい動きをすれば加賀の飛ばしている村田隊が吹き飛ばす寸法である。

どさり、とぷかぷか丸の甲板に下ろされる姫。

「やりました」

「おう、おつかれさん」

姫を吊るして包丁一閃。その後手を突っ込んで雫を取り出す。完全なルーチンワークである。

「……これは貴重だけど違うな」

『養殖』とぞんざいに書かれた箱に雫を放り込む提督。

「駆逐艦っぽい?」

「高波だった」

もちろん、掘りというものはすぐ出るものではない。傷や体の疲労は高速修復剤で回復できるが、精神の疲労はそうもいかない。

「テートクぅ、皆そろそろ限界デース……」

「ぽぃぃ……」

いつも明るい金剛や戦闘狂の夕立もさすがに度重なる出撃で元気がなくなっている。

加賀や大淀、綾波も疲労の色が見える。その一方で……

「榛名は大丈夫です!」

「ハイになってないか?」

他の五人とは逆の意味で危なそうな気配を感じた。

「まぁ仕方ない。コイツの腹掻っ捌いたら今日は撤収だ」

宣言通り腹を切り開いて雫をもぎ取る。もぎ取ったところで提督の動きが止まる。

「……Hey、テートク?」

心配になって金剛が声をかける。

「あ、ちょっとこれ持ってて」

「アッハイ」

もぎ取った雫を手渡される。

「……やったぁぁぁぁ! やりましたぁぁぁぁぁぁ!!」

提督は歓喜の叫びを上げ、飛行場姫をフックから無理やりもぎ取ると腕を思い切り掴んで振り回し始め、そのまま甲板の端まで近づき、手を離した。

慣性に従い飛行場姫は放物線を描きながら飛んでいき、岩礁にぶつかった後、水底に沈んでいった。

「Oh...」

呆然としている金剛から雫を取り上げ、

「よーし今晩はステーキだYeah!!」

さっきの榛名と負けず劣らずのハイテンションで帰路に着いた。

「……妹、増えたっぽい?」

夕立の呟きに返答するものはいなかった。

翌日。FS方面海域。空母棲姫が風雲を腹に隠しているらしいっぽいかもという曖昧な情報を元に、艦隊を出撃させていた。

もちろん、鹵獲しては腹を裂くルーチンワーク。最初は普通に採っていたが、回数が増えるごとにだんだん暴力的になってきている。


艦娘たちは次の出撃の為に小休止を取っていた。腹を裂いてからリリースするまでの時間がだんだん長くなってきている。小休止の時間もそれに比例して長くなる。

ふと雪風が右舷側見ると、猫吊るしが歩いていた。

「そういえば猫吊るしさん」

「なんでしょう?」

「しれぇって包丁で深海棲艦のお腹開いてますよね。姫クラスの深海棲艦は物凄く装甲が硬いのにどうして切り開けるんですか?」

「あぁ、それはですね」

例の包丁を手に取る猫吊るし。

「これ妖精さんが鍛刀してるんですよね。貴方たち艦娘の砲が深海棲艦に効くのと同じようなもんです。妖精さんの力です」

「ほへー……」

説明を聞いててふと気づく。今提督が鹵獲した姫を処理中のはずだが何故猫吊るしの手元に解体用の包丁があるのか。

困っているのではないかと提督の方を向く。

「早よ風雲よこせゴルァァァァ!!!」

空母棲姫の身体に貫手が刺さっていた。

「あの、猫吊るしさん、しれぇ、素手で貫通してますが……」

「……人の怒りってコワいね!!」

そう猫吊るしが言うのと、風雲で無かった腹いせにサッカーボールの如く蹴っ飛ばされた空母棲姫が海中に沈むのはほぼ同時だった。

そんなこんなで。

「水上機母艦、瑞穂、推参いたしました」

「改白露型一番艦となる海風です」

「夕雲型駆逐艦、三番艦の風雲よ」

鎮守府、工廠。海風は江風や春雨と、風雲は夕雲や巻雲、長波や高波と再会を喜び合っている。

「それで早速だが出撃任務だ。海風と風雲は江風、リベ、照月と一緒にFS海域の対潜哨戒だ」

「えっ」

驚く海風。一方春雨は遠い目をする。

「私もやりましたね……爆雷を投げる日々……」

「なぁに、江風や風雲の姉妹も一緒に出るし、対潜のエキスパートである伊勢、龍驤、あきつ丸がサポートしてくれる。安心して欲しい」

出口の方に対潜装備に換装した三人が既に待っていた。

「瑞穂は速吸と一緒に演習だ。戦艦・空母の子と一緒に出撃するから気楽にするといい」

そう言いながら試製晴嵐と甲標的を瑞穂に渡す。

「あっ、はい」

「さて、また備蓄と育成の日々だ……」

こうして第二次SN作戦およびFS作戦は完了した。だが次もまた勝てるとは限らない。勝てるようにするための地道な下積み、それが大切なのだ。

おまけ

江風「改造してもらったと思ったら遠征遠征また遠征。こう夜戦とかでバーッと活躍したいもんだよ」

風雲「仕方ないわよ。駆逐艦の層が厚すぎるもの」

海風「夕立姉さんが異常すぎるともいえますね」

照月「秋月姉さんもこの戦いでとても練度が上がったと聞きます」

リベ「そういえばミズホは?」

江風「なんかAL海域の哨戒に駆り出されたとか。羨ましいぜ」


~~~~~~


瑞穂「……くしゅん!」

利根「どうした、風邪か? ここは冷えるから体調には気をつけるんじゃぞ」

瑞穂「利根さんこそ寒くは無いのですか?」

利根「毎月行ってて慣れておるからな! はっはっは!」

イベント編おしまい。

というわけで小ネタに今イベント七名(速吸消化済みだけど)ぶち込んでも何ら問題無いです

――― 面倒な任務は消化しなくたって構わない ―――

鎮守府、執務室前廊下。毎日、毎週、毎月、その他一回こっきりの任務表はここに張り出されている。

「海上突入部隊、進発せよ!」の任務用紙の上には殺意の込められた、しかし最早読めない字で書かれた紙が張られている。

そんな任務表を大鯨は見つめる。

大鯨「……やっぱり手を付けてませんね」


鎮守府、執務室。

大鯨「て・い・と・く」

提督「龍h……今は大鯨か」

大鯨「あ、あの、潜水艦作戦は……」

大鯨の手には【『潜水艦隊』出撃せよ!】の任務用紙。

提督「絶対いかん」

大鯨「そうなんですか……理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

提督「難度が高すぎる。対潜部隊掻い潜った先の空母を随伴艦ごと全滅させること三度とかやってられん。月毎任務じゃなかったら張り紙張って永久封印するところだ」

大鯨「でもこの大鯨がいればルートは固定でき……」

提督「自分の練度考えろ。行くにしても大鳳・阿武隈あと雷巡と潜水艦で行くし」

大鯨「うー、活躍の場が……」

大鯨の練度と龍鳳の練度は艤装の都合上別なのです

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

海風了解ー

――― 部屋割り ―――

鎮守府、執務室。艦娘寮の管理についても提督の担当である。大体明石に投げっぱなしだが部屋割りはそうも行かない。

新規着任艦娘が来るごとにどこに割り当てるか決めなくてはならないのだ。

提督「昔はよかった。開いてるところに勝手に入れ、で済んだのに」

現実は厳しい。大規模な作戦があるたびに増改築が繰り返されている。特に今回は駆逐艦娘が5人もだ。

提督「リベッチオはレーベたちと一緒に突っ込んでおくとして……改白露型ねぇ」

海風「お呼びでしょうか?」

ひょっこり顔を出すは海風。白露型七番艦にして改白露型の一番艦にあたる。

提督「呼んではいないが……部屋割りのこと聞きに来たんだろ。それで頭悩ませてるんだよ」

海風「何か問題でも?」

提督「白露型もお前たちの加入で九名だ。だいぶ揃ったんで駆逐隊ごとに分けようかと思ったんだがな……2の4の3になるんだよなぁ……」

初春型の二隻が足りない現状、駆逐隊で分けると二十七駆の白露と時雨は二人になる。

提督「第二駆逐隊から一人引っこ抜くのもなんだしなぁ……」

海風「では4の5で分けましょう」

提督「いいのか? 基本四人部屋だから五人だと狭くなるぞ?」

海風「大丈夫でしょう」

提督「まぁ白露にも確認とって見るか」


一晩やってみたもののやっぱり狭いので白露・時雨と海風たちで部屋を分けることになった

白露・時雨が二十七駆、村雨・夕立・春雨・五月雨が二駆、海風・江風・涼風が二十四駆なのだ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

ローマ了解ー

――― 別に浮気性とかそういうのではない ―――

鎮守府、執務室。艦娘が提督に話をしにくることもあれば、提督が艦娘を呼ぶこともある。今回は後者だ。

提督「よし、イタリアとローマ揃ったな」

イタリア「提督、改まって何でしょうか?」

ローマ「何です? 私、こう見えて忙しいんですけど」

提督「おほん。まー、なんだ、その。二人とも頑張ってきたからな。これプレゼントだ」

二人に手渡される青い小箱。

ローマ「……この箱はなに? 開けて見ろって? じゃ、後で開けるわ」

提督「いやここで開けようよ」

ローマ「ええ?」

提督「ほらイタリアなんて」

イタリア「提督……大切に、大切にします!」

既にイタリアは指輪を付けている。

ローマ「……」

箱を開けて中身を確認する。やはり指輪だ。

ローマ「これって……エンゲージリングじゃなくて?」

提督「しょうがないだろこういう体裁なんだからよー!」

ローマ「……ま、いいわ」

三番艦の話して提督が壁ドン(物理攻撃)される話も考えてはいた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

磯波了解ー

――― 例のバナー ―――

磯波「あ、あのこれ資料お持ちしました……」

提督「ほう、出展……島風……わかる。強いし見た目のインパクトもでかい」

磯波「はい」

提督「伊勢……わかる。最初期からの戦艦の看板だ」

磯波「はい」

提督「翔鶴も電もわかる。でセンターだが」

磯波「吹雪ちゃんですよね」

提督「磯波、お前になってるぞ」

磯波「えええ!?」

提督「俺も驚きだよ」

磯波「なんかの間違いなんじゃないでしょうか?」

提督「いやたしかに磯波なので吹雪と間違えたんじゃなきゃ熱烈なファンが担当者だった可能性がある」

磯波「一体……」

何の話かは【磯波 バナー】あたりで検索すれば出てくると思います

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

夕立了解ー

――― 大一番以外では出番が無い ―――

艦娘寮、前期二駆部屋。

夕立「最近出撃機会がないっぽーい……」

村雨「この前ものすごく出撃してたじゃない。アイアンボトムサウンドとか」

夕立「平時は出番が無いっぽいー……村雨たちは遠征とかで出番あるっぽい……」

村雨「じゃあこんなのはどぉ? ちょっと耳貸して」

夕立「ぽい?」

~~~~~~

提督「えーと次の遠征ローテは春雨、五月雨、村雨、白露か」

白露「いっちばーん!」

春雨「春雨、出撃します!」

五月雨「お任せください!」

村雨?「村雨、いくっp……いっきまーす!」

提督「おい夕立ェ」

村雨?「夕立じゃないっぽい! 村雨っぽい!」

提督「ツインテしてカラコンして跳ね毛まで固めて寝かせる努力するなら口調も隠す努力しろよ!」

夕立「バレたっぽいー!」

村雨「ダメかぁ~」

改二になるとイベントで経験値を稼ぐぶん平時の稼働率低下が避けられないジレンマ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

霞了解ー

――― 面倒な任務は消化しない。しないったら! ―――

提督「大規模作戦も終わったし備蓄備蓄。これでゆっくり休める」

霞「ちょっと、だらけてないでビシッとしなさいな。艦隊指揮も仕事のうちでしょ」

提督「とは言ってもなぁ。あ号ろ号終わったし北方ウィークリー任務も終わったし」

霞「東方任務」

提督「……」

霞「マンスリー潜水艦任務」

提督「……」(メソラシ

霞「海上突入部隊任務、水上反撃部隊任務にリランカの港湾棲姫、サーモン海のヲ級改」

提督「し……知らない子ですね?」

霞「こっちの目を見て言いなさいな」

提督「オコトワリします」

霞「なら限界ぎりぎりまで逸らさせてあげるわ」

提督「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛人の首はフィギュア模型のようにはねじれないの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」

カタパルトにあの任務が必須でないことを祈るのみ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

鬼怒了解ー

――― そういえば今回の出撃任務、全部秋衣装持ちが含まれてますね ―――

提督「16戦隊に21戦隊に五航戦……特に五航戦任務は大事だな。えーとメンツは球磨・多摩・木曾に、那智柄に……長良もか。多分鬼怒あたりと一緒に訓練してるだろ」


所変わって演習場

提督「お、鬼怒いたいた。長良どこ行ったか知らんか」

鬼怒「名取姉と一緒に秋祭り行ったよ」

提督「マジで? というかうちの近所で秋祭りなんてやってたっけ」

鬼怒「あー、提督、最近執務室に籠もってたから知らないか。こっちこっち」

提督「?」


妖精街。倉庫に保管だけされておいて使用されない妖精たちによって作られた鎮守府内の街。特に用事はないので提督は滅多に来ない。

提督「前来た時よりでかくなってるし……」

鬼怒「倉庫に仕舞いっぱなしの装備も増えたし、そりゃ大きくなるよね」

提督「妖精だけでできるモンなのか?」

鬼怒「出撃予定のない艦娘たちも協力してるよ。結構皆暇持て余してるんだよ?」

提督「ま、まぁ大本営からの出撃任務が来たし、ここに来たのも長良を始めその要員探すためだしな」

鬼怒「鬼怒の出撃予定は!?」

提督「……ないな」

鬼怒「うぅ~……」

「人を楽しませるネタをたぁ~くさん仕込ませる秋」とはいったい……ウゴゴゴ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

イク了解ー

――― 建造可不可の境界 ―――

鎮守府、工廠。日々艦娘が建造されては解体されたり近代化改修のエサとなったりする無常み溢れる場所。

提督「秋雲と香取が建造可能になったか……そこで疑問なんだが」

イク「何なのね?」

提督「何でお前は建造できないんだよ。レアリティ同等のゴーヤやレアリティが一段上のはちは建造可能なのに」

イク「ふふーん、この魅惑のボディはそう簡単に手に入らないってことなのね!」

提督「何言ってるんだ」(ペシ

イク「へぶっ」

提督「大体お前は鉄底海峡のときに加入したクチだろ。苦労0%だろ。同時期加入したはちはともかく」

イク「冗談は置いといて、雷装が一回り上だからかもしれないの……」

提督「とは言ってもなぁ。夜戦ではゴーヤの方が期待値では上回るししおいも大型建造できるし」

イク「きっとマリアナ海溝より深い事情があるの。舞風あたりも建造に来ておかしくないのに来る様子がないの」

提督「うーむ」

別にレア装備持ってくるわけでもないし建造出来てもいいのにねぇ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

香取了解ー

――― まる一日は長すぎる ―――

香取「次の遠洋練習航海の準備は……」

提督「悪いがそんな予定はないぞ」

香取「敵の攻勢もだんだん強まる中、みっちり訓練したほうがいいと思わないんですか?」

提督「といってもなぁ。艦隊一つをまる一日練習航海に当てたらその分遠征出せなくて辛いし……」

香取「そうは言っても資源もだいぶ溜まってるじゃないですか」

提督「それに練度が必要ならキスかリランカかサーモン行ってブートキャンプするし……実戦第一だ」

香取「練習巡洋艦としての矜持が……」

提督「まぁまぁ。パッシブソナーの改修担当があるし。93式改修しようや」

香取「それもそうですね……参りましょうか」


明石の工廠

提督「邪魔するぜぇ」

明石「あっ提督、お待ちしてました!」

時雨「93式ソナーの改修しておいたよ」

香取(ガクッ)

提督「あっ、最後の希望まで折られてる……」

香取(いじいじ)

提督「よ、四式ソナーのときは出番あるから、ね?」

時雨改二は木~日まで93式ソナーの改修ができるのだ(香取は土日のみ)

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

子日了解ー

――― 物を持つのに向いていない ―――

遠征。各海域へお使いに行き、その報酬として資材などを得る、鎮守府運営に欠かせない仕事。
艦娘も不眠不休で動くわけにも行かない。当然腹も減る。

初春「小腹が減ったのぅ」

子日「ふふーん、てーとくから貰ったコレを使うときが来たね!」

若葉「なんだ?」

子日「じゃじゃーん! 戦闘糧食!」

初春「おお、ナイスじゃ子日!」

初霜「そういえば提督、この前のイベントで大量に貰って持て余してましたね……」

子日「みんなで分けて食b」(コロッ ボチャ

初春「……」

子日「……」

初霜「……」

若葉「全部落ちてしまったな」

子日「……」(ブワッ

初霜「こういう日もあります。また次の機会に一緒に食べましょう?」

子日「ぐす、ぐすっ……」

ちゃんと艤装は取り外しておにぎりは持ちましょう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

照月了解ー

――― 世界観上の問題 ―――

鎮守府近海航路。資源取得のための往復路に深海棲艦がうろついているため、艦娘の護衛が必要となる。
空母もいるため、防空駆逐艦が活躍できる場の一つでもある。

照月「敵航空隊、第二波凌ぎました。敵艦隊、離脱していきます!」

提督『そうだな、たまには追っかけて撃退しておくか』

照月「了解です! 全艦、追撃に移行します!」


追撃に気づいた敵艦隊は暗夜煙幕を張る。墨で塗りつぶした用な闇が辺りを覆う。だが、妖精の加護を受けた艦娘たちにとっては普通の闇夜とかわらない。


照月「照らす月の下で夜戦です!艦隊、突入開始!」

提督『時刻的には真昼間だし月も出てないぞ』

照月「こういうのは気分的な問題です!」

航空戦マスは艦載機撃墜数も戦果ゲージに加算してくれないかなぁと思うのであっ.た

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

――― イッツクール ―――

第二次SN作戦のちょっと前あたりの話。


提督「あぢー……こんな中で書類仕事とか地獄かよ」

龍田「今年も暑くなるわね」

提督「涼しそうなかっこうしやがってからに。というかなんで風呂が沸いてくるのにクーラー無いんだよ。明石に頼むか」

龍田「執務室にクーラーですって? 何をふざけているのかしら? その服を……涼しくしてあげましょうね」

そう言うと龍田は薙刀を取り出し、構える。人体に直ちに影響は無いが、服は別である。

提督「降りかかる火の粉は払わねばな……。覚悟はいいか?」

それに応じて提督も壁に掛けていた銛を手に取り、構える。毎度砲弾喰らっている艦娘に直ちに影響はないが、水着は別である。

提督「うおおおおお!!」

龍田「うふふ~」

~~~~~~

雪風「しれぇ、通信が入っ……て……」

提督「オラオラオラオラオラオラァ!」

龍田「あらあらあらあらその程度ぉ?」

穂先と穂先がぶつかり合う、まさに真剣勝負。長柄武器だが。入ってきた雪風には気づかない。

雪風「しれぇも龍田さんも何してんですか!?」


この後、二人揃って雪風に叱られたことは言うまでもない。

雪風はもうLv150なのです

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

雲龍了解ー

――― 漁船大淀 ―――

アルフォンシーノ方面。ここはサンマの一大漁場である。今回、秋刀魚漁の支援のために艦隊を出すことになった。

提督「げへへ、久しぶりの漁だ。腕が鳴るぜぇ」

大淀「あの、提督、言葉遣いが」

提督「知らんなぁ?」

秋刀魚漁支援艦隊にはケッコンカッコカリが出来る練度の近い龍驤を筆頭に、雲龍型三姉妹および大鳳を出撃させている。

龍驤「艦載機のみんな、お仕事お仕事ォ!!」

同時に44機の村田隊を飛ばすその技量は、軽空母随一である。第三・第四隊を運用する代わりに整備員やバルジで攻防の強化を行っている。

随伴の正規空母が制空を担当しているからこそできる芸当である。

大淀「提督、あくまで秋刀魚漁の支援ですからね?」

提督「だから大淀を連れてきたんだろう。今日という日のために四式ソナーまで作ったんだぞ」

大淀の装備は四式ソナー、熟練見張員、探照灯、そして三式爆雷。

大淀「あの……私は漁船じゃないんですが」

提督「四スロ装備できる軽巡の装甲硬いほうだから仕方ないね」

大淀「それに爆雷ってこの漁法は違h」

提督「シャラーップ。実際効果あるかどうか判らんが試してみなければわかるまい」

大淀「あとぷかぷか丸の後ろに設置された網って」

提督「それもいいっこなしだ。ほら、砲撃戦が始まるぞ。さっさと行け」

大淀「こんな装備でまともに砲撃戦できるとは思えませんが……」

秋刀魚イベントがあったので 雲龍は次やるから(震え声)

――― 一方現場の方は ―――

提督と大淀が言い争ってる一方、空母たちはアウトレンジからの交戦に入ろうとしていた。

雲龍「雲龍、突撃します」

空母5隻、300機を超える艦載機が宙を舞う。それもよく習熟した妖精を載せたものが。

雲龍「制空権確保。艦攻隊、艦爆隊は速やかに攻撃を」

シャクジョウを振るい、指示を出す。他の空母も同様に攻撃指令を下す。

間もなく敵艦隊は戦艦も空母もみな等しく爆発炎上し、沈んでいった。

雲龍「……でも、これでいいのかしら」

龍驤「なんやなんや、えらい巧くいったのにどしたん?」

雲龍「……今回の秋刀魚漁の支援ですよね」

龍驤「せやね。そのための敵艦排除や」

雲龍「爆弾とか使いまくって大丈夫なんでしょうか」


辺りを見回すと逆さ向いて浮かぶ魚がいくつも。


龍驤「……ま、まぁウチらの攻撃方法はこういうもんやし。あとは提督と漁師さんたちの問題や」

雲龍「……それもそうですね」

失踪したように見えたのは秋刀魚とってたからなんだからねっ(震え声)

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

天城了解ー

――― 横倒し ―――

天城「うぅ……やられました……艦載機、発着艦不能です……」

横倒しになる天城。それでよく沈まないもんだと思うがとにかく水上で横倒しになる。

提督「あれでいいのか……?」

~~~~~~~

天城「というのが従来の天城でした」

提督「そうだな」

天城「しかし、これからの天城は違います!」

提督「ほう」

天城「中破になっても、こう、機銃を構えて最後まで戦い抜く感を出しました!」

提督「それで神通や夕立のように一矢報いられるのか」

天城「機銃では無理です」

提督「ダメじゃん」

天城「さすがに改にもなってやられたからといって戦闘放棄したような格好だとちょっと問題ある気がしますし……」

改で寝転がりやめたのちょっと残念な気も

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

鳥海了解ー

――― 横倒し ―――

鳥海「私の計算通りだったわ。もちろん、司令官さんの戦略だからできたのよ」

大井(大破)「完全に作戦が悪いのよ……」

鳥海「……今、何か仰いましたか?」

大井「何でもありませーん。ウフフ」

鳥海「いえ、確かに聞こえましたよ。作戦が悪い、と」

大井「……取り繕っても仕方ないようね」

鳥海「ちょうどいい機会です。演習場行きましょうか。大井さんとは一度じっくり『お話』をしたいと思ってたところですし」

大井「『お話』ねぇ。いいわよ、どちらが正しいかじっくり『話し』合いましょうか」

大井はバケツを被り、即座に修復。二人連れ立って演習場へ向かっていった。


摩耶「どう考えても口での話じゃないよな」

北上「提督、あの二人止めなくていいの?」

提督「砲撃最強の巡洋艦と雷撃最強の巡洋艦の間に割って入りたいと思うか? 艦娘の砲雷撃が直ちに人体に影響はないとは言っても」

北上「んー、そうねぇ……。まぁ、そうねぇ……」

摩耶「アタシだって勘弁だよ」

提督「まぁそういうことだ」

いい作戦なのか悪い作戦なのかはっきりとしない

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

古鷹了解ー

――― 物理攻撃 ―――

渾作戦終了から間もなく。古鷹に改二が実装された。

古鷹「これなら夜戦もバッチリです!」

提督「なんか右腕のそれ、前よりでかくなってない?」

古鷹「そうですね……そうですね!」

提督「重くねぇの?」

古鷹「んー」

右腕艤装をぶんぶん振り回す古鷹。

古鷹「問題ないですね!」

提督「……ちょっとこのドラム缶殴ってみてくれ」

古鷹「砲塔は殴るためのものじゃないと思うんですが」

提督「夜戦で至近距離になったら取っ組み合いになる可能性もあるだろう。殴り合いに使えるかどうかは重要だ」

古鷹「じゃあ、ちょっと試してみますね……えいっ!」

潰れるドラム缶。一方の艤装は見た感じ無傷。

古鷹「すごい……」

提督「やべーなこれ……」

古鷹「三川艦隊の仲間にも、自慢できちゃいます!」

提督「それでいいのか?」

加古の艤装はそう分厚いもんでもなかった

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

時雨了解ー

――― ミームの侵食 ―――

提督「なぁ、時雨よ」

時雨「なんだい、提督」

提督「別世界じゃ食用艦娘とか言うのがあるそうだ」

時雨「そういう情報は聞きたくなかったよ」

提督「それを知って以来時雨煮に恐るべき感情が生まれてな」

時雨「提督、ちょっと布団の上に仰向けに寝てもらって構わないかな」

提督「こうか?」

時雨「そうそう、でこうして足を組んで」

提督「うんうん」

時雨「で、こうして脚を入れて、えい」

提督「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! 4の゛字固め゛痛゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」

艦これ時雨煮合同とか言うワード思いついた人だれ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

初雪了解ー

――― あったけぇ ―――

提督「コタツも出したし冬対策は万全」

白雪「あのぅ、司令官、初雪見ませんでしたか?」

提督「見てないな。というかまたいなくなったのか」

白雪「布団に潜ってるのかと思ったら偽装してました。布団の中が定位置だったので油断してました……」

提督「確か次の遠征、白雪たちの番じゃなかったか」

白雪「そうです。そろそろ戻ってくるから準備しなければいけないのに……」

コタツ(ゴソッ)

提督「ん?」

白雪「どうしました?」

提督「突然コタツを動かしたくなった。白雪はそっち持ってくれるか」

コタツ(ガサガサガサッ!!)

白雪「ひぁっ!? 動きましたよ!?」

提督「やはりか! 逃がすな! 追え! 深雪と磯波に連絡しろ! 退路を塞ぐんだ!」

初雪(inコタツ)「楽園……奪わせはしない……」

提督「というかコタツ背負って高速移動できるならいつもそのぐらい気合入れろってんだよ!!」

結局通りすがりの叢雲が捕まえました

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

金剛了解ー

――― よく考えたら単発なのがおかしい ―――

艦これアニメ視聴中。

提督「ウワッ吹雪にル級の砲撃がとんだ早くもアニメ終了ですね」

吹雪「洒落にならないので止めてください」

グーパンで金剛が敵の弾を粉砕するシーン。

提督「おお、庇った」

金剛「Oh, Awesome!! ちょっと後で私もTryしてみまショウ!!」


屋外演習場。大口径主砲の射程で相対する二人の戦艦娘。片方は金剛。もう片方は長門。


金剛「とイウわけで、長門、お願いしマース!」

長門「本当にいいのか?」

金剛「Of course!!」

長門「どうなっても知らんぞ」

そう呟くと長門は主砲の発射体制に入る。

長門「風向き良し、射角修正よし……。撃ち方、始め!」

一方の金剛は目を瞑り、感覚で飛来する弾の軌道を感じていた。

金剛「……ここデース!!」

腕を振りぬく金剛。その拳は長門の放った九一式徹甲弾を一つ粉砕した。


一つである。

基本的に戦艦の砲撃は単発で撃つことはまずない。つまり残りの弾はそのままなわけで。


長門「だからどうなっても知らんといっただろう」

金剛「uh... 前が見えまセーン……」


弾の一つが顔面を直撃していた。幸い命に別状はないが。

長門「まぁ入渠すれば治るはずだ」

金剛「日頃の無理が祟ったみたいデース……」

このスレも二周年ですが特に何もないです。体調崩したので寝たい

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

那智了解ー

――― 読み込みの問題 ―――

鎮守府カウンターバー。見晴らしがよく、月を見ながら一杯やったり食事をしたりするのに最適な場所
そういうわけで提督の私室にもかかわらず執務室で呑む艦娘は後を絶たない。

那智「今月の沖ノ島沖、攻略完了だ。さて今夜は飲ませてもらうぞ!!」

そういって那智はカウンターバーのあった方角を見る。

あっ「た」。

つまり今はない。

那智「カウンターバーが……。いや……窓が……ない……!?」

そう、あるべき窓がない。ただの壁になっている。

帰港した時には執務室に見えてた窓がなくなっている。

那智「提督、これは一体!?」

提督「あー、それね。猫吊るしが『時空が歪んでますね。家具再配置すれば直りますよ』とか言ってた」

那智「じゃあ何で直さないんだ」

提督「この状況もなかなか面白いし、特に問題ないんでしばらくこのままで」

那智「換気の問題があるだろう!」

提督「えー」

SSとっとけばよかったかな

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

鈴谷了解ー

――― 航巡バシーマジオススメ ―――

提督「最上型4名と阿武隈とあと衣笠でバシー出撃。あそこらへんのワ級じゃんじゃん片付けて来い」

鈴谷「はいよー」

~~~~~~

バシー沖。ボーキの名産地。物資輸送のためかワ級もここでよく見られる。

熊野「とぉぉぉぉおぅ!!」

ワ級「」ズブズブ

鈴谷「ま、こんなもんかな……とはいえ最近アタシたち働きすぎじゃない?」

最上「そうかな? 任務があるのはいいことだと思うけど」

鈴谷「うーん……」

~~~~~~

潜水艦寮。敷地の半分がプールでできているという噂があるが別にそんなことは無い。

鈴谷「おーい、でっちー」

ゴーヤ「でっちじゃないでち!」

鈴谷「あはは、ごめんごめん」

ゴーヤ「全く、ろーちゃんじゃあるまいし……で、何の用でち?」

鈴谷「ここ数週間の勤務表を見せて欲しいんだけど」

ゴーヤ「? いいけど……」


艦娘資料探索中……


ゴーヤ「はい、これ」

鈴谷「ふんふん……やっぱり私たちの方が出撃回数多い! 潜水艦隊より多いなんてもしかして働きすぎ……!?」

ゴーヤ「……最近、鈴谷たちがバシー行ってるからそのぶんゴーヤたちの負担が減ってるし、総出撃回数は去年より少ないでち。ほら」

鈴谷「ホントだ」

ゴーヤ「こっちもろーちゃん入ってからだいぶ効率よくなったし改善はされてきてると思うよ?」

鈴谷(……というか去年の今頃は特に何もしてなかったな……)

いま母港見たらまた窓なくなってた

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

多摩了解ー

――― 余った秋刀魚は美味しくいただきました ―――


提督「秋刀魚2尾ほど余ったけど今更もう1尾取りに行くのもなぁ」

多摩「」ピクッ


~~~エラー娘メンテ中……~~~


提督「いつの間にか秋刀魚がなくなっている」

多摩「知らないにゃ」

提督「……ほう」

多摩「本当にゃ」

提督「ところで猫が秋刀魚を食べると旨さのあまり尻尾がピンと張るというが」

多摩「!?」

提督「何ケツ確認してんだよお前猫じゃねーだろというかやっぱ食ったんじゃねーか!」

多摩「そこは『間抜けは見つかったようだな』にゃ」

提督「いや本当に確認するとは思わなかったし」

風邪引いててぶっ倒れてました

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

菊月了解ー

――― 巨人殺し ―――

第二次SN作戦、緒戦。駆逐棲姫に引導を渡したのは菊月であった。

提督「菊月が姫を仕留めたか……巨人殺し(ジャイアントキリング)だな」

菊月「既に大破していたしな。威張れることじゃない」

提督「それでも止めを刺したのは事実だろう」

菊月「まぁ、そうだが」

提督「つまり、船団護衛だけじゃなく、敵艦との戦闘でも活躍できるんだってお前自ら証明したってコトだろう。もっと胸を張ってもいいんだぞ」

菊月「そうか……」


後日……

睦月「提督、あれから菊月ちゃんがこう、明るくなった気がするのです!」

提督「えぇ? あいつが明るいところ想像できんが」

睦月「うーん、テンションは変わらないけど、なんか機嫌がよくなったかにゃー、って」

提督「まぁ、それならそれでいいんじゃないか」


提督(やっぱり嬉しいのか……)

「11月か……。またぞろ連中が活発になる頃だな」

「御明察」

鎮守府、執務室。椅子に背を預け、行儀悪く机に足を乗せている男と、部屋の中央で猫を持って仁王立ちしている少女。

鎮守府のトップ2である提督と猫吊るしである。

「で、次はどこだ?」

「南方です。物資輸送路の安全確保がてら敵を殲滅していただきます」

スクリーンに映し出される南方海域。幾度となく激戦を繰り広げてきた場所である。

「作戦名は」

「【突入!海上輸送作戦】で」



突入!海上輸送作戦 Episode0 ~ 彼の海に娘の亡骸 ~


まんまじゃねーか、と突っ込もうとしたところで、ノック音が鳴った。

一呼吸置き、激情を鎮める。

「入って構わんぞ」

「失礼します」

部屋に入るは川内型軽巡洋艦が次女、神通。

「作戦会議中でしたか」

「あぁ。南方海域での作戦になる。物資輸送もあるらしいから神通に指揮を任せる場面もあるだろう」

「これまでの鍛錬の成果を見せるときですね」

神通から資料を受け取り、頷く提督。

「そうだな。猫吊るしよ、主な戦線はどこになりそうだ?」

「そうですね……この辺りになりますかね」

猫吊るしが指し示すは円形の小島。それを見た神通の目つきが変わる。

「コ…ン……バ…ガラ……」

「ん? どうした?」

「……いえ。用事は済みましたので失礼いたします」

そそくさと執務室を後にする神通。

「どうしたんだ一体?」

それを見て猫吊るしは呆れたように肩をすくめる。

「全く、ここがどこだかわからないんですか?」

「海外の地理には疎いんでな」

「太平洋戦争の戦地ぐらいいい加減覚えなさいよ。ここは……」



「コロンバンガラ……」

後ろ手に扉を閉めた神通はその地の名を呟く。

コロンバンガラ沖の夜戦にて神通は壮絶に戦い、没した。

「私の番、ということですね……」

拳を握る神通。いかなる地獄が待っていようとも切り抜ける。その覚悟を胸にして。

というわけでいつものイベント編に入ります。小ネタは遅れること必死ですね。とるけど

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

風雲了解ー

選べる艦挙げた方がよかったかな?
 駆逐
睦月,弥生,三日月,望月/深雪,綾波,曙,潮,雷,電/初春,若葉
江風/荒潮,霰,朝雲/不知火,黒潮,谷風,浦風,嵐,萩風/早霜,長波,高波
 軽巡
天龍/北上,木曾/長良,名取,五十鈴/那珂/阿賀野,能代/鹿島
 重巡
妙高/高翌雄,摩耶/筑摩
 母艦
千代田/隼鷹/GrafZeppelin
 戦艦
霧島/日向/陸奥/武蔵
 潜水艦
伊8/伊58
 他艦艇
給糧艦

鎮守府、執務室。提督の机には山と積まれた資料。

「そうそう、こうでなくっちゃな」

満足そうに頷く提督。資料に手を付ける様子は無い。

「この書類の山がなければ連中との戦いが始まった気がしない」

「しれぇ、読まないんですか?」

不安げに声をかける雪風。

「あぁ、いいんだいいんだ。ここにあるのは九割がた連中に遭遇したヤツラの愚痴やら所感やらだ。必要なのは」

書類の山からジェンガのピースを抜くように紙束を引っこ抜く。

「別世界の提督の戦果だ」



突入!海上輸送作戦 Episode1 ~ 力を以て尊しと為す ~


しばし後、埠頭にて。提督直々に先鋒を務める艦娘が呼び出される。

「水雷が旗艦球磨、睦月に如月、衣笠に古鷹、そして木曾。主力が千歳に千代田、高雄に愛宕。そして……イタリアとローマ」

どよめきの声。イタリアとローマは着任してから半年以上実戦に出ていない。つまり、この作戦が実質初陣である。

「戦艦ふたりは実戦に出るのは初めてだと思うが、まぁ所詮はただの深海棲艦だ。気楽に……」

ここまで行ってふと気づく。ローマの衣装と艤装が普通で無いことに。

「まって。こんな装備で大丈夫か?」

「あ、いや、これはその」

うろたえるローマ。ハロウィンの魔女衣装のままであった。381mmの三連装砲もかぼちゃのデコレーションが施されている。

「……まぁ、弾は出るよな?」

「出ますが……」

「うん、ならいいや。変更なし」

夏の時期、イタリアが物凄い軽装で演習を行っていたがいつもと変わらぬ調子で敵艦を撃沈していたのを思い出して首を振る。

「とりあえず、敵艦隊を片付けて輸送路を確保する。皆の健闘を祈る」

戦闘そのものについてはなんら苦労するところは無かった。

「イタリアの本当の力、お見せします!」

「食らいなさぁい」

「馬鹿め、といって差し上げますわ!」

ちとちよの航空攻撃、木曾の先制雷撃からの砲撃の嵐。並み居る敵艦は次々と海の底に還される。

「三連装主砲は、玩具じゃないのよ!」

『どう見ても玩具だろそれ』

「黙ってて」

などと莫迦な掛け合いをしている間に敵旗艦のネ級が沈み、

「ローマには負けてられないわね」

イタリアが残った駆逐棲姫を沈める。

「睦月たちの出番がないです……」

「ま、敵艦隊への警戒も俺たちの仕事だからな」

鎮守府、執務室。提督は新たな敵戦力の資料に目を通していた。

「新たな姫クラス軽巡洋艦の深海棲艦か……」

そこに入ってくる艦娘が一人。

「失礼します」

「神通か。どうした?」

「単刀直入に訊きます。次の作戦はコロンバンガラへの輸送作戦だとか」

「まぁコロネハイカラとなってるが……実質は、そうだな」

資料を手に取り、ひらひらさせる。内容は軽巡を旗艦とし、駆逐艦による反復輸送作戦。

「この作戦、私に委細任せていただけますか?」

「……恐ろしくは無いのか? お前が沈んだ場所だろう?」

「だからこそ、です。この作戦、私の、いえ、私たちの手で乗り越えなくてはならないでしょう」

「たち、か。随伴艦も考えているのか」

「はい。提督に別のお考えがあるならそちらに従いますが」

「……よし、この作戦、神通に任そう。随伴艦の希望は?」

「皐月、三日月、浜風、谷風、そして……雪風」

「いいだろう。各艦娘の通達はこちらで行う。工廠にて出撃準備だ」

「ありがとうございます」

一礼して部屋を辞する神通。

「……さて前世の軛とやらめ、覚悟しておけ。今は昔ではないということをもう一度叩き込まれるが良い」

今日はここまで

>>615
thx。二周目もだいぶ消化されましたね……

鹿島とツェッペリンと萩風と嵐、全員着任しましたので小ネタ安価躊躇わなくて大丈夫です

鎮守府、工廠。集うは二水戦。

戦闘用の艤装のほか、輸送用のドラム缶が用意されている。

「さて、ブリーフィングを始めるぞ」

提督が手を叩き、注目を向ける。壁にコロンバンガラ島周辺の地図が広げられる。

「今回の主目的は暗号名コロネハイカラ……まぁぶっちゃけコロンバンガラだが。そこへの輸送作戦だ」

コロンバンガラ島南部に緑の旗を立て、周辺に赤いコマをいくつも貼り付けながら説明を続ける。

「最近この周辺に大量の深海棲艦がわき、物資が不足している。無論、通常の船を送るのは論外だし、ここらの地形は複雑で戦艦、空母クラスの艦娘を出すのも困難だ」

「そこで出てくるのが、戦闘と輸送の両方をこなせる水雷戦隊というわけですね」

「そうだ、神通。高練度の水雷戦隊を以って周囲の深海棲艦を撃退しながら輸送し、敵の後詰めが輸送した物資を台無しにするのを防ぐ」

ドン、とひときわ大きなコマをコロンバンガラ北東部に貼り付ける。

「これを打ち払って輸送作戦の橋頭堡を作る。健闘を祈る」



突入!海上輸送作戦 Episode2 ~ コロンバンガラに血の雨 ~


「コロンバンガラかぁ、懐かしいねぇ」

「遠征で何度も近くは通ってるけど……」

ピクニック気分で航行しながらおしゃべりする皐月と三日月。

「主な敵艦隊は先鋒が撃退したとはいえ、油断できません。警戒を怠らないように」

「下は谷風さんに任せときな。浜風は水上艦を頼むよ!」

敵艦隊を警戒する浜風と谷風。

「……」

「神通さん……」

そして出航してから最低限の指示を除き黙ったままの神通、それを心配する雪風。

「! 敵艦隊、発見しました! 駆逐艦隊による警戒部隊と思われます!」

「……全艦、単縦陣。突撃します」

浜風の報せに即座に指示を下す神通。その声には威圧感があった。

「今日の神通さん、いつもよりおっかないよ……」

「無様な戦いは見せられませんね!」

コロンバンガラ島、物資輸送地点。運んだ物資を次々と下ろしていく。

「ぷかぷか丸がここまで来られればよかったんだけどね」

「岩礁とか危険ですし、それに深海棲艦のリスポーンもだいぶ間隔が短いですから仕方ないですね」

ぷかぷか丸は普通の船と違い、艦娘と同等の対深海棲艦装甲があるとはいえ、碌に舵のきかない場所で敵中に飛び込むのは自殺行為。

故に寄れるだけ寄った後に艦娘の手で小分けして運搬するしかないのだ。

「提督、もう少しで輸送完了いたします」

『オーケイ。手の開いた駆逐艦を送ってくれ。決戦用の装備を渡す』

「了解しました」

神通が通信を切ると、輸送した物資にもたれかかって休んでいる皐月と三日月に声をかける。

「二人とも」

「はっ、はい!!」

「な、なんでしょうか!?」

慌てて立ち上がる二人。

「もう一度ぷかぷか丸に戻って提督から装備を貰ってきてください」

「了解です!」

「いってきます!」

いうや否や海に向かって駆け出していく。

「神通さん」

「雪風、どうしました?」

「今日の神通さん、とてもピリピリしてます……」

「そうですね……。やはり、自分の過去が近づいてくるとなると……」

そう言って神通は海の向こうに目をやる。浜風と谷風が哨戒を行っているのが見える。

「過去、ですか……」

「あなたも覚えているでしょう。この海で起きた夜戦を。そして私の最期を」

「はい……」

「それが、近づいています」

「おーい、電探と、神通さんに探照灯持ってきたよ!」

「司令官、いつの間にか改修してたんですね……」

そこに戻ってくる皐月と三日月。

「では装備を換装し、浜風達と合流して決着を付けましょう」

海の向こうに見えるは傍目、駆逐艦を率いる、漆黒に染まった川内型の軽巡洋艦娘。

だがその顔の上半分は角の生えた覆面に覆われ、異常に肥大化した左腕艤装には単装砲、魚雷、そして探照灯がこれでもかといわんばかりに載っている。

『あれが、軽巡棲姫だ』

「条件はほぼ同等ですね」

『は? 向こうは軽巡3だぞ? しかも一隻は姫クラスだぞ? こっちはお前以外巡洋艦いないぞ?』

「提督は自らの部下を信じられないのですか?」

『いやそういうわけじゃないが』

「私は私の、そして二水戦の皆の力を信じます」

そこまで言って神通は首を振る。

「いえ、信じるというのもおかしいですね。これまでの訓練のことを考えれば勝って当然です」

『お、追っ払うだけでいいんだぞ?』

「そろそろ接敵します。二水戦、全艦突撃!!」

水雷戦隊はスピード勝負。いかに敵を突き崩し、魚雷を叩き込み、夜戦距離に持ち込むかである。

「敵旗艦は私が抑えます! 雪風たちは随伴艦を!」

「了解しました!」

飛び交う砲弾、走る魚雷。その只中を神通と軽巡棲姫は撃ちあう。

「この程度、あの時と比べれば!」

一進一退の攻防。どちらも致命打を与えるに至らない。

「こちら雪風、敵大破2、撃沈3。大勢は決しました!」

「了解です。魚雷発射後、再装填。再突入準備!」

「はい!」

通信終了とともに辺りが闇に包まれる。だが、いつもとは一点違う点があった。

探照灯。軽巡棲姫の青白い光が神通を照らしだす。

「いいでしょう……探照灯照射。二水戦旗艦神通、推して参ります!」

負けじと白熱灯が軽巡棲姫を照らしだす。そのまま互いに衝突コースで直進。

「貴女ノ……帰リ途ハ……無イノ……。 モウ…無イノヨォ……!」

「無いというなら、塞ぐというのなら……押し通るまでです!!」

200m、100m、50m、両者とも全くコースを変える気がない。

軽巡棲姫が左腕を振り上げ、そのまま神通を轢き潰すコースで腕を薙ぎ払う。

だが、手応えはない。

更に加速した神通が左拳を腹に打ち込む。

「油断しましたね。次発、装填済みです」

拳を撃ち込んだ反動で体をひねり右拳を握る。

「これで……終わりです!」

渾身の右ストレートが軽巡棲姫の顔面に刺さる。神通の影から力が抜け、あっけなく海の底に沈んでいく。

己の拳を見て、沈んだ跡を見て、再び拳を見る。

「……さぁ、みなさん。作戦は成功です。帰りましょう」

今日はここまで

これはあれかな?
敵ラリアットを躱して腹部に左回し打ち、その反動を使って右正拳でフィニッシュ……と。

姉は忍者、妹はアイドル、神通はサムライ……と見せかけて空手家とは、意外だったな。

鎮守府、執務室。室内は暗く、プロジェクターからコロンバンガラ周辺の海図がスクリーンに映し出されている。

つまりはブリーフィングの真っ最中。提督は話す側ではなく、聞く側である。説明するのは猫吊るし。

「二水戦の活躍により、敵艦隊は退けられ、本格的に物資を輸送する準備が整いました」

「なんかまたぷかぷか丸に手を加えていたな」

「連合艦隊の準備です」

「今度は戦艦や空母に運ばせようってのか?」

「いえ、今回は駆逐艦主軸の艦隊となります。その名も輸送護衛部隊!」

「輸送護衛部隊」

「ぷかぷか丸も専用のになります」

「専用」



突入!海上輸送作戦 Episode3 ~ 小さき艦の大きな作戦 ~


「……というわけでこのメンツで輸送護衛部隊を編成する」

鎮守府、工廠。呼ばれたのは前作戦の駆逐5名に綾波、夕立、巡洋艦に利根、鳥海、妙高、大淀、そしてあきつ丸。

「あきつ丸と利根で頭上の安全を確保し、護衛艦隊に巡洋艦や火力の高い駆逐艦を配することで前方の安全を確保する」

「あれ、神通さんは?」

疑問の声を上げる皐月。

「水上機使った上でドラム缶積めるの、大淀ぐらいだからなぁ。仕方ない」

「艦載機の格納庫はドラム缶置き場ではないのですが……」

ため息をつく大淀。

「しょうがないだろ。こっちの人員に制限がある以上手早く輸送を終えるには一人当たりの数を増やすしかない」

「それでもボクたちにドラム缶ガン積みはやりすぎじゃない?」

「前衛がなんとかしてくれることを祈れ」

コロンバンガラ沖。輸送護衛艦隊用となったぷかぷか丸には資材をたんまり積み込んである。

「敵艦隊、掃討完了じゃ。これより資材の揚陸を行う」

『オーケイ。敵増援が来る前に出荷を済ませるんだ。降ろしたら迎撃に向かえ』

「了解なのじゃ」

利根は通信を切り、手早く指示を下す。

「鳥海、妙高は敵艦隊の警戒、雪風たちは資材の輸送、あきつ丸は敵艦載機を警戒しながら大発で輸送の援護じゃ」

手早く指示を下し、利根も資材輸送に回る。

さしたる敵の妨害もなく、ほぼ荷降ろしが完了した頃、哨戒中の妙高から通信が入る。

「北東方向から敵接近中、ル級FSを含む水上打撃艦隊、更にその奥に水母棲姫を含む艦隊……!」

『やはり来たか……。全艦に告ぐ。艦隊を再編成し、敵艦隊を撃退せよ。深追いはする必要ないぞ』

次々聞こえる了解の返答。無線からは再編成の指示、そして進撃の合図。

「近くまで寄れないのが、辛いな……」

魚雷艇型の深海棲艦が付近を回遊しているとの情報もある。迂闊に動けば餌食である。

「信じて待つしかない、か……」

******

「作戦終了、艦隊帰投したのじゃ……」

駆逐艦を中心に、輸送艦隊も護衛艦隊もボロボロである。

「水母のヤツは取り逃がしたが、資材は守れたのじゃ……」

「よし、お疲れ様だ」

「しれぇ~……」

ボロボロの雪風がよたよたと提督に近づき、すがりつくようにもたれかかる。

「雪風もよく頑張ったな」

他の艦娘たちも上がってくる。

「よーし、輸送作戦は完了だ! 今はゆっくり休めぃ!」

今日はここまで

>>629
至近距離なので魚雷による居合より直接ぶん殴るほうがいいのです

……本当は連撃で軽巡棲姫屠るのを見て今回の構図を思いついたのです

「西方への出撃だぁ?」

「はい」

鎮守府、執務室。提督の不服そうな声にも平然とした声で返事をする猫吊るし。

「春にボコって夏にもっかいやっただろ。またやんのか?」

「というかリランカの港湾放置してるじゃないですか」

痛いところを突かれてしばし押し黙る提督。

「で、何でまた行くことに?」

「夏の作戦の後、秘密裏にドイツで新艦娘を喚ぶ為の研究をしてましてね。そろそろ完成予定なのでシーレーン確保ついでに迎えに行ってください」

「そういえば海外の大型艦がどうこう言ってたな。シャルンホルストか? ティルピッツか?」

「いいえ、戦艦ではありません。空母です」

「ん? 空母? ドイツに空母ってあったか?」

「それは見てのお楽しみです」



突入!海上輸送作戦 Episode4 ~ 西方深海姫退治 ~


ぷかぷか丸、艦橋。一面見渡す限りの海。カレー洋からステビア海に至る西方海域のシーレーン。またぞろ深海棲艦の活動が活発化しているという。

「全く、毎季ごとにこっち来てるような気がするぜ……」

「まー、涌いちゃったなら仕方ないよねぇ」

提督のぼやきに北上が答える。

「で、次の相手は誰? 陸のだったらあたしらじゃお手上げだよ?」

「何でも姫クラスの潜水艦を投入してきたらしい。それがマスターだろう」

「へぇ。昔から出るんじゃないかって恐れられてたヤツじゃん」

潜水棲姫。アイアンボトムサウンドの死闘以来、出るのではないかと事あるごとに言われてきた空想上の存在だった。だが今は確実に存在する。

「そっちは雪風や大淀たちに対潜装備がっつり載せて対処するから、お前と大井は甲標的による水上艦の処理と残敵の掃討だな」

「ま、大井っちもいるし大船に乗ったつもりで任せてよ。というかあたしら重雷装巡洋艦だしね」

手を振り振り艦橋から降りる北上。気負うところは全く無い。

「さて……」

今回送り出すは長門型とビスマルクを軸にした水上打撃部隊。

「軽空母のアウトレンジ、雷巡の甲標的、戦艦の砲撃。この三重の先制打撃によって第二艦隊を温存し、潜水棲姫に致命打を与えられるようにする」

艦橋から見下ろせばぷかぷか丸から次々と出撃する艦娘達。

「しっかし、噂だけだった存在が本当に出てくるとはなぁ……」

「敵潜水艦、撃沈確認しました」

敵艦の残骸が浮かび上がる。綾波の投下した爆雷が直撃した証拠だ。

「これで最後じゃな。皆、被雷はないな? 先を急ぐぞ」

引き続き連合艦隊の旗艦を務める利根が進軍の合図を下す。

長門が「何故この長門が旗艦ではないのだ」と提督に直談判しにいったが、「司令部積んだら徹甲弾積めないじゃん」との理由であえなく却下された。

「しかし提督も心配性だな。徹甲弾などなくともそこらの戦艦や空母など一撃で沈めて見せるというのに」

「ふぅん」

「なんだ、陸奥よ。長門型の強さはお前もよく知っているだろう」

「でも、あれは徹甲弾なしじゃちょっと厳しいんじゃないかしら?」

陸奥が指差す先。そこに佇むは戦艦棲姫。

「……提督はこれを予期していたのか」

「またなの? あの顔、毎回見ている気がするわね」

呆れ顔で呟くビスマルク。

「随伴艦は……二隻? 少なくない?」

「水面下に更に三隻、うち一隻が普通のじゃないね」

陸奥の疑問に隼鷹がこたえる。

「ま、随伴はあたしと千歳が片付けるからむっちゃんらは戦艦棲姫だけに集中しなよ」

言いながら偵察に飛ばしていた彩雲を着艦させる。

「よし、全艦第一警戒序列! 目標、潜水棲姫の撃沈じゃ!」

その後の戦闘は一方的なものだった。

航空攻撃と先制雷撃により敵随伴駆逐が沈み、戦艦の観測射撃により一方的に戦艦棲姫が沈められる。

後は軽空母と水雷戦隊による爆雷の雨霰である。

「痛イ……止メテヨォ……!!」

潜水棲姫の悲痛な叫び。

「なんだかちょっと可哀想ですね……」

「んー、でもまぁほっといたら普通の船襲われちゃうから仕方ないんじゃない?」

そうこうしている間に爆雷でボロボロに砕けた潜水棲姫の艤装が次々と浮かび上がってきた。

「深海棲艦の反応、海底へ沈んでいきます。艤装部分の大半は砕きましたし自然沈降でしょう。戻るまでにはしばらく時間がかかるはずです」

大淀が聴音機を耳に敵の撃沈を確認する。

******

こうして、西方海域のクリアリングは完了した。帰投する艦娘達の姿を見て、提督は満足げに頷いた。

「あとはドイツからの来訪を待つのみだ……ん?」

通信機から呼出が入る。猫吊るしからだ。

『悪いニュースが二つあります。どちらから聞きますか?』

「どちらもクソもあるか。どっちでもいいからはよ言え」

『ひとつ。ドイツ空母くるのもうちょっと後だったわ♪』

「ふざけんなよテメェ」

『てへぺろ』

ドスの聞いた提督の声にも全く悪びれない猫吊るし。

「で、もう一つはなんだよ。ふざけた案件だったらケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯がたがた言わせッぞ」

『コロンバンガラですが、水鬼クラスを旗艦とした伏撃部隊に取り囲まれ、ピンチです』

「は!?」

先ほどのふざけた口調は完全に消えている。つまりは冗談抜きでまずい自体であるということだ。

『駆逐艦より更に小型の深海棲艦の群れを引き連れてて、艦娘なくては手のうちようが無いです』

「どういうことだよ……」

『詳細はまとめてこちらで話します。一刻も早く帰還願います』

「了解だ」

通信を切る。

「さて、水鬼クラスが来たとなると、いよいよ最終決戦か……」

今日はここまで。

大淀が引き続きいるので丙です。はい。潜水棲姫柔らかかったです。

鎮守府、埠頭。そこには書類の束を抱えた猫吊るしが待っていた。猫は彼女の帽子の上で丸くなっている。

「やれやれです。ハメられましたね」

「感想はいいから状況を説明しろ」

「いいでしょう。こちらの地図、コロンバンガラ周辺ですね」

倉庫の壁に張り付けられている地図を指しながら説明を始める。

「コロンバンガラ島沿岸の七割から八割が暗夜煙幕に覆われました。残るは北東部ぐらいですね」

「それってまずいんじゃないの」

「えぇ、まずいです。更に不味い事に連中は水鬼のほかにも新たな兵を投入したようです」

壁に貼り付けられる、駆逐艦クラスの深海棲艦を更に一回り小さくしたような三つ子の写真。

「大本営はこれをPT小鬼群と名づけました。雷撃に特化された艦で、中・大口径主砲による攻撃がほとんど通用しません」

「どうすんだよ」

「副砲や小口径主砲なら通るのでそれで何とか。幸い耐久力は低いのでまともに当たれば一発でおちます」

「ふーむ」

思案するように顎を掻く提督。

「で、肝心の作戦ですが軽巡を旗艦とした水雷戦隊を送ります。駆逐のうち一隻は巡洋艦でも構いません」

「また輸送でもすんのか?」

「えぇ、医療用品や食料などですね。そして輸送が終わったら敵の大ボスを叩きます」

「いい加減、無駄だってことをわからせてやらんとな……」



突入!海上輸送作戦 Episode5 ~ 倶に海を戴かずとも ~



鎮守府、執務室。資料を慌しく捲りながら編成や装備の考慮を行う。

「ルート的に夜戦中心になるだろうな……」

「何、夜戦!?」

提督の呟きに反応して室内に闖入するは川内型の長女、三水戦旗艦川内である。

「夜戦なら任せといて!!」

「いや阿武隈あたり投入しようかと」

その言葉に対し川内はチッチッチ、と舌打ちしながら指を振る。顔が近い。

「ベラ湾通るんでしょ? ここで戦ったことあるからねぇ。時雨と、江風と……」

途中まで喋ったところで何かを思い出すかのように顔をしかめ、振り払うように頭を振る。

「ま、ともかくそこらへんの地理詳しいし連れて行って損は無いよ」

南方海域、ベラ湾付近。作戦暗号ではバニラ湾となっている。

「よーし、こっから先は暗夜煙幕に覆われていてぷかぷか丸では近づけん。敵の排除と輸送頼むぞ」

「任せといて!」

言うや否やくびきを解かれた犬のように飛び出す川内。

「私が一番速いんだから!」

「この江風も負けてらんないね!」

負けじと島風、江風も後に続く。

「まったく、江風ったら僕の妹ながらなんと言うか……」

「無鉄砲?」

「そこまで言わなくてもいいと思うけど、提督」

「ま、呉の雪風、佐世保の時雨と幸運艦が揃ってるんだ。安心して攻められるってモンだろう」

「そうだといいけど」

着水し、三人の後を追う時雨。

「全く、皆せっかちだねぇ」

「ま、夜戦だからなんかが滾るんでしょ」

「夜戦って面倒くさいんだよねぇ」

「夜戦最強の座にいるお前が言うか?」

提督の言に手をパタパタ振る北上。

「そういうのは鳥海さんか妙高さんに譲ったげてよ。じゃ、出撃しますかぁ」

提督の返事を待たず海面に飛び降り、航行する。

「後は……雪風」

「はい!」

「みんなを頼むぞ」

長年の相方に多くの言葉など要らない。海に飛び出す小柄な少女の後姿を見て、提督は勝ちを確信していた。

「そこだっ!」

川内の放つオートメラーラ製152mm砲が小鬼群を貫く。

「本当、敵多いよね。江風、魚雷に気をつけてよ」

「大丈夫、時雨の姉貴。同じ轍は踏まないって」

うじゃうじゃいる駆逐や小鬼を蹴散らしながら上陸地点へ到達する。

前二回の輸送と違って人がいる。陣地の構築やらなんやらで慌しい。

「あー、人を送ったところで分断されたのか……そりゃ急を要するよねぇ」

急造の陣地を見て北上がつぶやく。

「早く運びましょう」

「あたしは周辺警戒しとくよ。雪風たちと違ってドラム缶持ってきてないしね」

「お願いします」

「しっかし暗いと見づらいねぇ」

ぶつぶつ呟きながら哨戒へ向かう北上。

「さて、雪風たちも頑張りましょう!」

******

一通り輸送も終わり、艦娘たちは準備を整える。

「こっちが電探で、こっちが照明弾ですね」

「夜偵は?」

「制空取れないので今回はないですね」

「まぁ、しょうがないか」

いつもの夜偵の代わりに照明弾を装填する川内。

「雪風、今回は追加の魚雷はなしかな?」

「無いですね。砲撃戦のうちに魚雷艇を片付けろ、とのことです」

「時雨姉貴の魚雷攻撃、見たかったなぁ」

「いつか演習の時にでも見せてあげるよ」

時雨たちも電探を積み、微調整を行う。

「はやくー! 待ちくたびれたー!!」

一足先に準備を済ませた島風は、装備を換装しなくていい北上と一足先に沖で待っていた。

「敵は北東部だっけね。向こうももう待ちくたびれてるんじゃないかな?」

「んじゃ、準備も整ったし行こっか! 三水戦、川内抜錨!」

暗夜煙幕を抜けた先、そこには多数の小鬼群、そして戦艦棲姫の後ろの両腕をひと回り小さくしたような艤装をつけた少女型の姿……。

「雪風、あれが駆逐水鬼かな?」

「きっとそうですね」

「ここらへんも夜にしてくれれば楽しいのに」

川内のその言葉に反応するかのように駆逐水鬼が口を開く。

『本当ハ…夜ハネェ……? トォッ…テモ……怖イノヨ…?』

「ふーん……。残念だけど、その意見には賛同できないなぁ」

「川内さんならそう言うと思ったよ」

茶々を入れる江風。

「あんなに楽しいのに、夜を怖れる理由がわかんないよ。皆、準備はいい?」

それぞれの返事が返ってくる。

「全艦、砲雷撃戦、用意! ってーっ!!」

******

迂闊に近寄れば魚雷艇の餌食。かといって遠くからでは水鬼を捉えることなどできない。

「まずは小鬼から潰すしかないかなー、って川内ちょっと待って飛び出しすぎ」

「私が撹乱するからその間に小鬼潰して! そっちは任せたよ!」

北上の呼びかけを無視して敵陣に突っ込む川内。

「全く、しょうがないねぇ」

駆逐艦に声をかけようと辺りを見回すと既にいない。既に川内の後を追っている。

「もー、これだから駆逐艦は……」

言いながら放った砲弾は、小鬼に直撃せしめ、海の底へ還していった。

「よしよし、数は順調に減ってるね」

駆逐水鬼と撃ち合いながらちらりと後方の確認をする川内。

魚雷も何射かされたが悉く回避。

「そこだっ!」

川内の砲弾が駆逐水鬼の頭部を打ち抜く。帽子のようなパーツが吹き飛び、海中に落ちる。

それと同時に、駆逐水鬼の体から闇が広がり始める。

『夜ノ…夜ノ闇ハ……。 怖クテ…怖クテ……フフフ…!』

それを見て指をポキポキと鳴らす川内。

「いいね、いいねぇ。さぁ、私と夜戦しよ!!」

******

闇が辺りを包み込み、一寸先すら見えなくなる。動くは僅かな影のみ。

『何モ……何モ、見エナイママ…沈ンデ逝ケ!』

駆逐水鬼の艤装腕から射出される砲弾と魚雷の嵐。

真正面の影にこれでもかとばかりに叩き込まれるが、動じる様子がない。

影から何かが射出される。

暗闇の中でも駆逐水鬼には飛んでくるものが見える。砲弾のような何か。最小限の動きで回避運動を行おうとした刹那。

それはまばゆい光を放った。照明弾である。

『キャアァーッ!オノレ……ッ、オノレェェーッ!』

目が眩んだ一瞬。それは致命的な隙。

「つっかまえた、っと」

喉首に手がかかる。艤装腕の弾は再装填中。

「離……セ……!!」

川内の左腕を掴み引き剥がそうとするもがっちり掴まれている。

川内は右腕を後ろに引く。

「ヤメ……テ……!!」

「ここまで付きあわせちゃって悪いね。夜の闇は怖いんでしょ? 今、終わらせるからね」

限界まで引き絞った腕を突き出す。その手は駆逐水鬼の胸を貫き、"雫"を掴んだ」

「暗クテ、冷タクテ、淋シクテ、苦シクテ…南ノ海ニ、沈ンデイタノニ……。 ワタシ…見える、あなたが……」

「……萩風!」

腕を引き抜く。直後、駆逐水鬼の体は力を失い、崩れ行きながら水底へ沈んでいった……。

今日はここまで。イベントは明日まで。次回が海上輸送作戦編最終回予定です

コロンバンガラ島を覆っていた闇が晴れる。すなわち、艦娘達がうまくやったことの証拠である。

それから間もなく、川内を先頭に艦隊がぷかぷか丸に帰投した。

「いやぁ、満足満足」

「夜戦しまくって満足したか、川内」

「もちろん! あ、これ水鬼から獲った"雫"ね。大切に扱ってよ?」

提督の手にしっかりと雫を持たせ、船内へ入る川内。次に上がってきた北上も雫を持っている。

「お前もか、北上」

「なんか駆逐が魚雷艇の中に一隻混ざっててねぇ。しかもしぶといのなんの。致命打与えても必死に食らいついてくるから持ってきちゃった」

そう言って提督の開いた手に押し付ける。どちらも手触り的に初めての感触。

「さてさて、誰が来るやら……」



突入!海上輸送作戦 EpisodeEx ~ 未確認独国航空母艦 ~


鎮守府、工廠。深海棲艦からもぎ取った雫を艦娘にするのもこの施設の大事な役割である。

「よーし、新しいの二つだ。頼んだぞ」

「お任せください、提督さん」

淀みない動作で雫を受け取り、建造ドックの妖精に回すは銀髪ツインテールの、香取によく似た服を着た少女。

「……って誰!?」

「申し遅れました。香取型練習巡洋艦二番艦、妹の鹿島です。コロンバンガラへの輸送作戦成功時に着任したのですが提督さんはお忙しいようでしたので……」

思えば西方に行って取って返してすぐさまコロンバンガラに行く多忙なスケジュールであった。

「あぁ、まぁ、そうだったな。これからよろしくな」

などと話していると工廠の扉が開く音。そこには舞風と野分。

「どうした? なんか急用か?」

「いえ、サプライズなプレゼントがあるからあたしたち二人で工廠に行って、って川内さんに言われて……」

「ふーむ?」

舞風の返事に首を傾げる提督。見回したところ川内がいる様子はない。どこかに隠れているのかもしれないが見た感じそういう気配も無い。

「提督さん、新しい船がご挨拶したいんですって。うふっ♪」

鹿島が艦娘の建造完了を告げる。

「出来上がったか。誰だ?」

建造ドックを見やると二人の駆逐艦娘の姿。服装から一目見て陽炎型とわかる。

「陽炎型駆逐艦、十六番艦、嵐だ! 司令、よろしくな!」

「陽炎型駆逐艦十七番艦、萩風、まいりました」

ふと舞風たちの方を見ると舞風が駆け出し、二人に抱きついていた。

「嵐! 萩風! 会いたかったよ!」

「舞風、はしゃぎ過ぎですよ」

「まぁまぁ、せっかくの第四駆逐隊集結だ」

「ほらのわっちも早くー!」

川内には誰だか判っていたのだろう。そう納得し、積もる話もあるだろうと工廠を出たところで猫吊るしと遭遇した。

「提督」

「なんだ?」

「我々が何故西方に向かったか覚えていますか?」

「シーレーンの解放だろ」

「50点」

「あと友軍との接触。日付間違えよってからに」

ため息をつく提督のうんざりした表情を無視して猫吊るしは言葉をつむぐ。

「えぇ、実際の日付がわかりました」

「明日か?」

「今日です」

「ふざけんなよテメェ」

提督は頭をつかもうと腕を伸ばすが、既に猫吊るしは手の届かないところへ後退済み。

「さ、今すぐ行かないと遅れますよ。またぞろぼちぼち敵艦が回遊し始めてるのでついでに片付けましょう」

西方海域、ステビア海。道中の敵を片付け、ランデブー地点に到達。

「痛イ……止メテヨォ……」

潜水棲姫は鹵獲され、解体されていた。

「こいつ、艤装部分と肉体部分のどっちが本体だかわかりゃしねぇな。どっちを刺しても痛がるし」

「しれぇ……」

どう見ても猫吊るしとの会話でたまった鬱憤の解消だが深くは追求しない。

「そろそろ時間ですし片付けたほうがいいのでは」

「そうだな」

潜水棲姫をフックから降ろし、甲板から直に海に放り込む。

「ほれ、土産だもってけ」

潜水棲姫の後を追うように降り注ぐ爆雷。

「土産は土産でも冥土の土産だがなぁぁぁぁっ!!」

上がる水柱。これでしばらく復活することはない。

「しれぇ……気は晴れましたか?」

「ちょっとは」

ふと空を見ると見慣れない艦載機。

「深海棲艦の機体じゃなさそうですね……」

二度、三度とぷかぷか丸上空を旋回すると、海の方へ戻っていった。

艦載機が向かう先には海面を滑る様に進む影。

「あれは……」

雪風は双眼鏡を手に取り、その姿を確認する。

「航空甲板……ビスマルクさんたちが被っているような帽子……きっとあの人です!」

まもなくその空母艦娘はぷかぷか丸にたどり着いた。

「私が航空母艦、グラーフ・ツェッペリンだ。貴方がこの艦隊を預かる提督なのだな。そうか……了解だ」

「よろしく。しかし、ドイツに空母があったとはな……」

「進水はしてたんだが、竣工前に建造中止命令が下されてな……だが」

懐からカードを取り出すツェッペリン。それには先ほど見かけた艦載機が描かれていた。

「今は艤装も整って艦載機も稼動できる。それに……」

「それに?」

「夜戦距離での砲撃戦も可能だ。発艦できない状況でも戦える」

ほぅ、と感嘆のため息を漏らす提督。

「まぁ判らんことがあったら大体は俺か雪風に聞けばいい。艦載機等については空母の艦娘に聞けばいい」

「了解した」

ふと気づいたか

「……ところで」

「なんだ?」

「先ほど母艦の近くで水柱が上がっていたが……攻撃を受けていたのか? 何があったのかとメッサーシュミットを飛ばしたが」

「あ、あぁ。潜水艦が近寄ってたから爆雷をな」

「そうか……」

嘘ではない。

******


鎮守府、執務室。提督は深々と自らの椅子に腰を下ろす。

「はー……。今回も何とかなったな、雪風」

「皆無事で、本当によかったです。妹二人も着任しましたし」

「さてさて、次はどんな任務が押し付けられるやら。楽なのだといいけど」

「全くしれぇってば」

「お前らに苦労は掛けたくないからな……って、礼号作戦!?」


深海棲艦との戦いは続く。戦力を増強すれば向こうも新たな艦を持ち出してくる。それはまるで終わりのないイタチごっこ。

この争いに終止符を打つ日は、まだまだ先である……。

海上輸送作戦編、おしまい。実際の話、嵐はクリア後の周回で出しました

次回から小ネタに戻ります

――― 風雲も秋雲も十駆 ―――

鎮守府、執務室。今日も今日とて提督は資料の山とにらめっこ。そこにノックも無しに飛びいる駆逐艦。

提督「どうした、風雲。そんなに慌てて」

風雲「提督、ちょっと匿って! 説明は後でするから!」

提督「……じゃあちょっと狭いが机の下にでも隠れてろ」

風雲「恩に着るわ」

もぞもぞと潜り込む風雲。間もなくもう一人駆逐艦がスケッチブック片手に執務室に飛び込んだ。

秋雲「提督、風雲見なかった?」

提督(なるほどね)

どういうことか大体察した提督は一計を案じた。

提督「そこの窓から飛び降りて逃げたぞ」

秋雲「必死だねぇ」

提督「俺の部屋は駆逐艦用の抜け道じゃねぇんだぞ全く……」

秋雲「じゃ、秋雲さんは普通に降りまーす。提督、ありがとねー」

バタン、と扉が閉まる音を確認して這い出る風雲。

風雲「提督、ありがとう」

提督「いいってことよ」

再び開く扉。そこには秋雲。

風雲「なっ、ばっ、そんな!?」

秋雲「この秋雲さんをなめちゃいけないよぉ?」

提督「くっ」

秋雲「こりゃぁ提督も風雲と一緒にモデルになってもらうしかないねぇ」

提督「風雲、逃げるぞ!」

風雲「でも出口は秋雲が塞いでるし、どこから!?」

提督「窓からに決まってんだろ!」

そう言うや否や風雲を引っ掴み窓から身を投げ出す提督。

秋雲「うわ、本当に飛び降りちゃったよ。早く追っかけないと」


この日は昼下がりを秋雲との追いかけっこで潰す羽目になったのだった。

今回のイベント編のサブタイトルにはある共通点があることはここだけの話

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

五十鈴了解ー

――― いすゞのトラック ―――

提督「なんか作戦を終了して掛け軸がもらえるらしい」

五十鈴「ふーん?」

提督「そのうち一つはトラックがらみらしい」

五十鈴「それで、それと五十鈴を呼んだことに何の関係が?」

提督「担当が五十鈴なんじゃないかと思ってな」

五十鈴「違うけど……なんでそう思ったのよ?」

提督「いすゞのトラック」

五十鈴「バカね、何いってんのよ。それだったら扶桑さんの可能性もあるじゃない」

提督「扶桑はまぁ以前書いたことあったし……」


数日後、掛け軸が配送される。

提督「これがお詫び掛け軸か。こっちは江風で……これはまた神通か。前にも書いてたはずだが」

五十鈴「扶桑さんの可能性出てきたわね」

提督「で、これがトラックので……四季七曜……? で、押印は【文】……?」

五十鈴「文月ちゃんね。……なるほどねぇ」

提督「風流だがどこら辺がトラックだかわけがわからねぇ。五十鈴はわかるのか?」

五十鈴「本人に訊いたら? 私はこれから防空演習だし」

******

提督「――というわけでこれどういう意味だ?」

文月「それはねぇ。日本がトラック諸島まで勢力を伸ばしてたときに、そこの島々に四季や曜日を冠した名前をつけてたの」

提督「そういうわけか……」

あの掛け軸、文月教の聖遺物かなんか扱いされるでしょ……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

谷風了解ー

――― 奈良県で見た ―――

谷風「提督、谷風さんのこのクリスマス衣装、どうだい?」

提督「いいんじゃないか?」

谷風「へへーん」

提督「しかしどこかで見たような。ちょっと右手を下ろして斜めにしてみて」

谷風「こうかい?」

提督「……そうだ、思い出した。せんt」

谷風「おっとそれ以上は思い出さないほうが賢明だね?」

提督「止めろ義兄の喉にスコップだかシャベルだか突きつけて脅すのは止めろ」

――― >>390参照 ―――

提督「おう、初風もクリスマス衣装か……」

初風「メリークリスマス、って何よその顔」

提督「なんかいつもと艤装が違うな。背負い魚雷管といい脚部艤装といい他の十六駆に近いデザインだ」

初風「その、天津風がくれたのよ」

提督「しかし、この調子だと初風の改二は他の十六駆にあわせたデザインになりそうだな?」

初風「来てみるまではわからないわよ?」

初風は見てたら思いついたので追加しました。(特にカウントとかは)ないです

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

不知火了解ー

――― 弥生の次くらい ―――

鎮守府でもクリスマスのパーティーは行われる。

彼女たちが現役だったあの頃にそんな習慣あったかと疑問に思う提督であったがなんだかんだで楽しんでるようなのでそれ以上の追求はやめた。

提督「なんか大半がケーキと七面鳥を食う祭りだと思ってるんじゃないか。まぁ楽しんでるならいいか」

不知火「……(もぐもぐ)」

提督「おお、不知火、クリスマス楽しんでるか?」

不知火「まあまあ。まあまあですね。クリスマス、悪くはないかと思います(もぐもぐ)」

提督「そうか……」

陽炎「不知火は……意外と楽しそうね♪」

提督「えっ」

陽炎「ほんとほんと。本人に聞いても否定するだろうけどあれで楽しんでるわよ」

提督「マジで」

念のため他の姉妹にも聞いてみたが皆「不知火は楽しんでる」との回答だった。

提督「マジで……」

雪風「不知火姉さん、あまりこういう感情表に出しませんから」

あからさまに霞を次回の改二に名指ししてきましたね……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

雷了解ー

――― 礼号作戦の話 ―――

提督「礼号作戦だ? ずっと前にやった気がするんだが?」

水上反撃部隊の任務が実装されたのは去年の12月、足柄改二が実装された頃の話である。

雪風「今度は編成が固定みたいです。霞ちゃん旗艦、随伴に足柄さん、大淀さん、あと朝霜ちゃん、清霜ちゃんですね」

提督「だっるーい……。でもまぁいい機会だ。水上反撃と構成一緒だし一緒に報酬貰おう。一挙両得だ」

雪風「残りの随伴は誰にしますか、しれぇ?」

提督「索敵厳しいしなぁ。高練度の駆逐が必要だな。雪風、頼むぞ」

雪風「了解です!」


******


沖ノ島沖、敵主力艦隊西地点


霞「艦隊被害状況報告。旗艦霞中破、他目立った損傷なしよ」

提督『よし、進撃し敵主力艦隊に引導を渡せ』

霞「了解。通信切るわよ」

朝霜「霞、大丈夫か?」

霞「ふん、このぐらいで弱音吐いてられないわよ。敵編成を確認しましょうか」

足柄「いつも通りならフラタを旗艦にエリル2、フラホ1、エリニが2。毎月行ってるから覚えちゃったわ」

霞「ありがと。大淀さん、敵艦隊捕捉できた?」

大淀「……敵艦隊発見。ここより東南東の方角です!」

霞「ガンガン行くわよ! ついてらっしゃい!」

個々の練度が上がったとしても、艦種の違いは覆しがたい。特に遠距離での戦となる砲撃戦では装甲の違いが如実に現れる。

敵戦艦の砲撃でまず雪風が中破、続いて大淀が大破。残りで小型艦を片付けるものの清霜も中破。

霞「結構やられたわね……。敵は残りが戦艦3、任務は敵艦隊の撃滅……。追撃するしかないわね」

足柄「こんなので帰すなんてありえないわよね。突撃よ、突撃!」

朝霜「夜戦かぁ……いいねぇ、思い出すねぇ……!」

清霜「ほんと、あの夜思い出しちゃう」

雪風「雪風も、いけます……!」

霞「あぁ、もう、馬鹿ばっかり! 大淀さんは一歩引いて! 他動ける艦は私に続いて!」

大淀「すみません、退避します。御武運を……!」


******


霞「死ねばいいのに!!」

足柄「十門の主砲は伊達じゃないのよ!」

霞がル級の片割れの首を吹き飛ばし、足柄がタ級をゼロ距離からの全門斉射で屠る。

だがもう片方のル級は残る駆逐艦に狙いを定めていた。

雪風「! 朝霜ちゃん、危ない!」

朝霜「んなっ……!?」

雪風が朝霜を突き飛ばした直後、巨大な水柱が雪風を包み込んだ。

朝霜「っ……無茶しやがって。清霜、雪風を頼む! アイツはあたいが殺る!」

清霜「あ、うん!」

体勢を立て直して砲撃の弾源に向かって突っ走る朝霜。

清霜は横倒しに倒れてる雪風を引き起こす。

清霜「雪風、大丈夫!?」

雪風「げほっ、ごほっ……雪風は、沈みませんから……」

そう言うと清霜にもたれかかるように気を失った。

清霜「あわわわわ」

それとほぼ同時に、残るル級を朝霜が撃沈。

朝霜「ざっとこんなもんだ!」

霞「全く、雪風ときたら無茶しすぎよ」

清霜「あわわわ、雪風動かなくなっちゃったどうしよう」

霞「清霜、うろたえない! ちょっと貸しなさい」

動揺する清霜から半ば強引に雪風を奪い、呼吸と脈を確かめる。

霞「……単に気絶してるだけよ。雪風はこのまま私が曳航するわ」

清霜「わかった。……あれ、足柄さんは?」

霞「一足先に大淀さん連れて戻ったわ」

そこにドヤ顔で寄ってくる朝霜。

朝霜「どうだ、見たかい霞ぃ!」

霞「あれで仕留め損ねてたらどうしてやろうかと思うところだったわ。さ、帰るわよ」


******


ぷかぷか丸に帰投した霞たち。

提督「おう、お疲れさん。大淀たちは先に憩ってるぞ」

霞「そんなことよりほら、雪風が大破してるわ。ドックに連れてってあげなさいな」

提督「お前も中破してるじゃねーか」

霞「このくらいどうってことないわよ」

提督「ともかくお前もドック入りだ。あと清霜も中破してたな?」

清霜「うん」

提督「よし、朝霜、清霜。霞をドックまで連れてけ。その後、清霜も入れ」

清霜「おっけー!」

朝霜「あいあいさー!」

霞「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

朝霜「いやぁ、提督命令だから仕方ないねぇ」

清霜「うんうん」

霞「覚えてなさいよこの独裁者! クズ! #$%&!!」

提督「いってらっしゃーい」

雪風「んぅ……ここは……」

提督「ぷかぷか丸だ。作戦は成功したぞ」

雪風「よかった……」

提督「歩けるか?」

雪風「んーん……。雪風、今日は疲れちゃいました……」

提督「じゃ、俺がドックまで運ぼう。今日はお疲れ様。ゆっくり休め」

雪風「はい……」

霞「水上反撃にこだわらなきゃこんなに苦労しないで済んだのよ。航空戦艦使えるでしょ」
提督「その手があったか」
霞「あーもう! 馬鹿ばっか!!」

というわけで雷は次回に。ちなみに実際のプレイでは雪風は夜戦突入時点で大破してました

――― 雷ちゃんは頼られたい ―――

暁型駆逐艦三番艦、雷。彼女は今、未曾有の危機に瀕していた。

雷「しれいかんが、頼ってくれない……」

マグロのような目をして暁型の部屋にて横たわっている。

雷「電たちは一線級の練度になってるのに私はまだ遠征組……」

暁「困ったわね」←既に改二

響「私たちで何とかしないと」←既にヴェールヌイ

電「なのです」←初期艦組の流れで改二が来ると思われて底上げされた

雷「う゛ぁ゛~……」

響「といっても、どうすればいいやら……」

暁「ふふん、いい考えがあるわ」

響「それ失敗フラグ」

暁「失礼ね! これを見て!」

電「任務の書類ですか……?」

『海上突入部隊、進発せよ!』

暁「これよ、これ! この任務は完全に艦隊編成固定、そしてその中にあか…雷も含まれてるのよ!」

響「今、自分の名前を挙げようとしなかったかい」

暁「この任務を成功させて頼れるところを見せれば司令官もきっと見直してくれるわ!」

雷「!! ホント!?」

暁「よし、それじゃ行くわよ!」

電「なのです!」

響「いってらっしゃい」


響(……この任務、なんか理由があって消化してなかった気がするけどなんだったっけ。……まぁ、いいか)

艦娘寮、廊下

雷「♪~♪♪~」

霧島「あら、雷に暁に電じゃない。雷、最近元気がなかったようだけど今日は機嫌がよさそうね」

暁「司令官にこれから作戦任務の書類届けて、出撃するのよ!」

電「霧島さんも出撃メンバーに入っているのでその時はよろしくお願いするのです」

霧島「なるほど……」

雷「さ、早く行きましょ!」


霧島「……しかし、あの三人に私が必要となる任務、この霧島の予測ではこのままだと確実に却下されますね。ちょっと手を打っておきましょう」

鎮守府、執務室

雷「司令官! 出撃任務の書類よ!」

提督「ふむ」

提督は受け取った書類をちらりと見るなり八つ折にして暖炉へ放り込んだ。あっという間に焼け落ちる書類。

突然のことに呆然とする駆逐艦三人。一番最初に正気を取り戻したのは雷だった。

雷「ちょ、ちょっと!? ちゃんと読んだの!?」

提督「『海上突』まで読んだ。労多くして益少なしというか重巡2なしで南方行けとかお上は頭おかしいんじゃねぇの」

海上突入任務に重巡を入れる枠など無い。

暁「というか燃やしちゃって大丈夫なの!?」

提督「どうせ明日には猫吊るしが気づいて再度張り出すから大丈夫だろ」

などといっている間に雷が電を引きずって退室しようとしていた。

雷「電、明石さんに頼んで重巡洋艦にしてもらうわよ。私と電が重巡になればもっと頼ってもらえるわ」

既に雷の目には光が無い。

電「無理なのです! 無茶言わないで欲しいのです!」


そこにバン、と扉を開けて雪風が入ってきた。

雪風「しれぇ!」

言うなり最短距離で机を飛び越し提督の背中に乗っかる。

提督「うわ、なんだよ雪風」

雪風「話は聞きました! そんな投げやりな心構えでは雷ちゃんがだめになってしまいますし他の艦娘たちにも示しがつきません!」

提督「でも資材がなぁ」

雪風「資材庫から溢れるほど余らせてるのに何言ってるんですかしれぇ!」

提督「ぐぁぁ揺さぶるな雪風」

雪風「ほら暁ちゃん達も揺さぶるの手伝ってください!」

暁「あ、うん」

雷「わかったわ!」

電「仕方ないのです」

提督「ヤメロー! ヤメロー!」


霧島(よしよし、うまくいきましたね。雪風ちゃん以外ではこうはいかないでしょう。司令は彼女には甘いですから)

あの任務ホントどうにかなんないかなぁ……特に羅針盤

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

電了解ー

――― 大規模改造は身体部分の成長を意味するとは限らない ―――

提督「霞の改二は来年か……。今年の改二は打ち止めかな」

電「結局、電たちの改二来ませんでしたね……」

提督「来ると思ったんだがなぁ」

電「改二になれば電も大きくなれると思ったんですが……」

提督「姉二人は改二になったが背丈は大して変わってないぞ」

電「い、五十鈴さんみたいにバスt」

提督「それ以上いけない。龍驤がアンブッシュしてくる可能性がある」

~~~~~

龍驤「へぶしゅ」

隼鷹「おやおや、風邪かい?」

龍驤「なんか、ろくでもない事いわれた気がするわ……」

~~~~~

電「あんまり少女の夢を壊さないでほしいのです」

提督「すまんな」

4-5ぶっ壊すだけで東方ウィークリーの半分以上をこなせたので調子に乗って珊瑚任務まで終了させた。気持ちいい!
というわけで近日4-5編やるかも

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

弥生了解ー

――― 本当に海上突入任務消化してしまった…… ―――

鎮守府、工廠。提督の前に横並びに立つ六人の艦娘。

提督「比叡、霧島、長良、暁、電、雷。よし、全員いるな」

比叡「いよいよこの任務を行う時が来たのですね! 気合! 入れて! 行きます!!」

提督「というか何度かやろうとして失敗してるんだけどな」

比叡「ショボン」

提督「途中大破が二割、敵旗艦に潜水艦がいること一割、残り七割はあのクソふざけた#$%&羅針盤*=+@だ」

電「途中言語がむちゃくちゃなのです」

提督「だいたい四戦目なんだから潜水艦への攻撃は通り難い。今までは雷に対潜装備ガン積みにしていたがヤメだ」

そう言って提督は雷に二つの小口径主砲を渡す。

雷「これは……」

提督「ドイツのが使ってた12.7cm単装砲とイタリアのが使ってた120mm連装砲だ。夜戦で当てて潰せ」

雷「わかったわ!」


******


南方海域前面。

比叡「ひえー。また北ですよ」

霧島「道中は扶桑さんたちが支援砲撃掛けてくれますが、資材とか大丈夫なんでしょうかね」

提督『この前の大規模作戦以上のペースで資材吹っ飛んでるが心配は要らんぞ。大型建造で消費するか考えたところだしな』

比叡「とりあえず片付けたら帰投しますよー」

提督『あいあい』


雷「うー……」

暁「ほら、ふて腐れてないの」

電「羅針盤はしょうがないのです……」

長良「やったぁ! もう一周できる!」

暁「でもポジティブすぎるのも問題よね」

長良「暁ちゃん、なんか言った?」

暁「な、なんでもないわ!!」

そんなこんなで出撃を繰り返すこと十数回……

霧島「いつもの司令ならもうとっくに諦めてるはずですが……」

比叡「たまに意固地になるからなぁ。電、大丈夫?」

電「なんとか、進めるのです……」

電が中破した他は大きな負傷はなし。

比叡「無理はしないでね。さて、例の分岐点……気合、入れて、行きます!!」

暁「気合じゃどうにもならないと思うけど」

比叡「……南東ッッ!!」

暁「ええっ!?」

雷「いよいよ決戦ね……!」

長良「ソナー、感なし! 千載一遇のチャンスよ!」



昼の戦闘は熾烈を極めた。

ヲ級の航空攻撃で雷が中破、タ級の砲撃で電が大破。駆逐2とリ級を撃沈するも、霧島がタ級に大破させられる。

魚雷攻撃も功を奏せず、敵は撤退を開始する。

比叡「この任務は敵主力の撃滅前提……でしたよね、司令」

提督『そうだ。殺れ』

比叡「うわ、怖ッ!」

提督『絶対仕留めて帰って来い』

比叡「り、了解です!」

手を振り合図する比叡。

比叡「これより敵艦隊を追撃します!」

暁「電はちょっと下がって待ってなさい。雷も無理しちゃダメよ?」

電「了解なのです」

大破して速力が落ちてることもあって引き下がる電だが、雷は違った。

雷「……雷は大丈夫なんだから!」

暁「しょうがないわね、危ないときには退くのよ?」

雷「もちろん!」

敵の陣形はヲ級を庇うようにト級とタ級が待ち構えている。

比叡(あのタ級は私が倒す必要がある、ト級は長良に任せるとなると……)


比叡「暁! 雷! タ級とト級は私と長良が止めます! ヲ級は任せたよ!」

一声かけた直後、タ級に突撃をかける。長良ももう一隻の護衛を追いかける。

暁「がら空きね。突撃するんだから!」

最大戦速でヲ級目掛け突き進む暁。やや遅れて雷も後を追う。

ヲ級は慌てて艦載機を飛ばして反撃を行うも、爆弾の投下地点には既に暁も雷もいない。

暁「お子様! いうなぁーっ!!」

接近してからの主砲の連撃。一撃目は頭部艤装を大きく破損させたものの、胴を狙った二撃目はカス当たりに終わる。

暁「そんなっ!?」

その直後、ごしゃり、と硬いものが更に硬いものでひき潰されたような音がした。

雷が、手に持った錨でヲ級の脳天を艤装ごとかち割ったのだ。

雷「この雷様に……」

振り下ろした錨をその勢いのままに振り子の如く反転。振り上げた錨が沈み逝く空母の胴に直撃する!

雷「敵うとでも思ってるのかしら!」

打ち上げられたヲ級の体は空中で数回回転し、着水。そのまま起き上がることなく海中に没していった。



比叡「海上突入部隊、ただいま帰投しました! って何自分の顔つねってるんですか司令」

提督「いや、夢じゃないかと思ってな」

雷「暁と一緒に敵旗艦倒したわ!」

提督「マジか。夢じゃないんだな」

雷「もーっと頼ってもいいのよ!」

******

後日、第六駆逐隊の部屋。雷は再び倒れていた。

雷「遠征に呼ばれる回数減った気がするわ……」

電「きっと練度が上がったからなのです」

暁「基本的に練度の低い子から回してるしね」

響「仕方ないね」

雷「もっと頼ってよしれいかーん!!」

提督「ところで主砲渡したのに錨で殴っていいのか」
雷「火力が上がれば近接攻撃の威力も上がるから大丈夫大丈夫セイシンテキセイシンテキ」

というわけで4-5や弥生の話はまた次かその次に

乙!

まあ電ちゃんも「魚雷は鈍器なのです!」っていってるから、大丈夫だろ。

――― わかる人にしかわからない ―――

提督「しっかし弥生はホント感情を顔に出さんな」

弥生「すみません、表情硬くて……」

提督「いや、ポーカーフェイスなのが悪いとは言わんが……そうだ」

弥生「?」

提督「ここにマンガ本がある。この俺をして読んでる間中笑い転げさせた一品だ。読むといい」

弥生「執務中なのに、いいの……?」

提督「俺が許す。なんなら豊かな感情をはぐくむためのレクリエーションとでも思えばいい」

弥生「それなら……」

提督「ほれ」


弥生「……」

提督(……クスリともしねぇ)


弥生「……」

提督(……笑い転げた俺がおかしかったのか?)


弥生「読み終わりました。お返ししますね」

提督「あ、あぁ」

弥生「面白かったです。では、弥生はこれで……」

提督(いや面白そうには見えなかったが)

弥生と入れ替わりに入ってくる望月

望月「しれーかん、荷物届いてるよー」

提督「お疲れさん。そこに置いといてくれ」

望月「しかし、弥生姉上機嫌だったな。なんかした?」

提督「えっ、上機嫌」

望月「うん」

提督「これ読ませただけだが……望月も読んでみるか?」

望月「おおー、読む読む」


望月「ゲラゲラゲラ」

提督「……本当に面白いと思ってたのか」

読み直したら長良結構ひどいな。まぁ海走り回れれば喜びそうだし、軽巡は駆逐にとって畏怖の象徴って陽抜にあったし(震え声)
>>692>>690に対する返答でしょう。たぶん

というわけで小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

三日月了解ー

――― お祝い事のキメラ ―――

三日月「これ、ささやかなものですが日ごろの感謝を込めて、三日月からです!」

提督「ありがとう……はいいとして少々疑問に思うことがあるんだが」

三日月「なんでしょうか?」

提督「細かいことは忘れたがクリスマスは子供の守護聖人であるところの聖ニコラウスにちなんで子供にプレゼントを配る行事のはずだが」

三日月「あの、僭越ながら司令官の方が年下では?」

提督「そうだな……いやいや待て少なくとも子供ではないだろ三十数年生きてるわけだし」

三日月「でもこういう機会でもないと御礼する機会ありませんし」

提督「まぁ、いいか。なんか知らないけど飯をたらふく食える日と思ってるのも結構いるみたいだし」

三日月「元々は異国の冬至祭でしたっけ」

提督「そこから後付でいろいろついた結果が今のクリスマスってわけだ……」

なんかプレゼントくれる駆逐艦娘多くない? こっちが渡す役のはずじゃないの? みたいなことを別スレでも書いたなぁ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

武蔵了解ー

――― 今年最後の(予定だった)大掃除 ―――

鎮守府、艦娘寮大和型の部屋。向かい合ってコタツに入るは部屋の主二人。

武蔵「大和よ、我々が最後に出撃してからどのくらいになる?」

大和「もう四ヶ月になりますね……」

武蔵「まさか大規模作戦にお呼びがかからないとは……」

大和「水雷戦隊中心でしたからね……」

武蔵「ということはあと二ヶ月は出番なしだ。腕が鈍ってしまうぞ」

大和「とは言っても、私たちが出撃すると資源が物凄く飛びますし」

武蔵「提督のことだ。その消費に見合うだけの相手が来なければ出さないだろうな」

大和「私たちが出なくて良いというのは平和な証拠ともいえますが、出番が無いと寂しいものですね……」

はぁ、と二人揃ってため息をつく。

……ヤマト、ムサシ、イジョウノモノハシュツゲキジュンビヲトトノエ……

武蔵「なんか出撃しろとか言う幻聴が聞こえるぞ……」

大和「偶然ですね、私もです……」

ぐでん、と二人してこたつに突っ伏す。

程なくして廊下から聞こえる騒々しい足音。バン、と開かれる扉。

提督「おいぃ! 出撃だっつってんだろオラァ!!」

その言葉にガバリと起き上がる二人。

武蔵「そ、それは本当か!?」

提督「おぉ、マジマジ。というか放送しただろ」

大和「演習じゃなくて本当に実戦で……!?」

提督「おうよ。出撃海域は……」

西方海域、リランカ沖。ぷかぷか丸の上でブリーフィングが行われている。

提督「今回の作戦の要はリランカにて港湾水鬼撃破地点跡に涌いて出た港湾棲姫の撃滅。この一点だ」

武蔵「質問だ。港湾棲姫なら我々が出ずとも片がつくのでは?」

提督「それなんだが……鳥海、資料を」

鳥海「はい。先ほどの出撃後、再度復活した港湾の様子です」

プロジェクターから映し出される基地の様子。艤装が半壊してなお戦う意思を見せている。

鳥海「艦載機が俗に『たこ焼き』と呼ばれるタイプの強化型艦載機になり、長距離砲撃も行ってきました。離脱があと少し遅れたらやられるところでしたね……」

周辺を飛び回る艦載機や、砲撃の映像も収められている。

大和「なるほど……」

提督「どうやら港湾棲姫も発狂モードを手に入れたらしい。というわけで、陸奥、大和、武蔵の三名はこれの撃滅に向かってもらう」

提督は説明しながら三人に三式弾を渡す。

提督「漸減で出撃した大鳳、翔鶴、瑞鶴は引き続き出撃。筑摩、鳥海、妙高は休憩。では健闘を祈る。抜錨!!」



重巡洋艦クラスでも対処できた前衛部隊にこの編成で苦戦するわけもなく。

陸奥「ざっとこんなもんね」

大和「そういえば長門さんは? こういうときは喜び勇んで出てくるものだと思ってましたが」

陸奥「なんかクリスマスの用意で忙しいみたいだから代わりに出てきちゃった」

武蔵「この話聞いたら機嫌悪くするかもしれないな」

陸奥「まぁその時は私が何とかするから」



カ級「無視サレンノメッチャ辛イ……」



翔鶴「敵艦隊発見! 軽巡棲鬼、ル級改を含む機動部隊!」


軽巡棲鬼「コレマデノ屈辱、今ココデ晴ラシテクレル……!」


瑞鶴「アウトレンジで決めたいわね!」

大和「主砲、薙ぎ払え!」

武蔵「シブヤン海のようには行かないぜ!」


無慈悲に降り注ぐ航空魚雷と砲弾の雨霰。

敵が精強な艦隊といえども、それを上回る暴力に襲われれば為す術も無い。

ふと気づくと残るは軽巡棲鬼のみ


軽巡棲鬼「ヒッ、ヒィ……化物ー!!」


煙幕を出し逃げ出す鬼。

陸奥「軽巡棲鬼が逃げてくけど追い討ちは必要かしら?」

提督『放っとけ。追いかけてこないのを確認して港湾のところに行くぞ』

陸奥「もし追いかけてきたら?」

提督『殺れ』

陸奥「ま、その心配は無いと思うけど」

リランカ島。どういうわけか港湾棲姫がここを拠点として居座っている。

提督『ともあれ、ヤツを片付けて今年の深海棲艦の大掃除を終える』

大和「あの、南方海域の拡張作戦は」

提督『拡張作戦? 知らない子ですね……』

武蔵「全く、あそこの連中が他の海域に出てきたらとんだ大災害になるぞ」

提督『いいから目の前の敵に集中してくれ』



港湾棲姫が持ち出すは要塞砲。砲の大きさは戦艦クラスには及ばないものの、安定した立地から放たれる徹甲弾は大型艦艇にも確実に打撃を与える。

大和「ぐぅっ!?」

武蔵「大和、大丈夫か!」

大和「なんとか……!」

大鳳「にしても無茶苦茶ですねあれ。飛行場の火力とは思え」

その後の言葉は続かなかった。大鳳が要塞砲に吹っ飛ばされたからだ。

瑞鶴「そろそろ日が暮れるわ。これ以上の航空支援は……」

武蔵「あぁ、後はこの武蔵たちに任せてもらおう! 大和、行けるか?」

大和「いけます!」

陸奥「さーて、トドメを刺すわよ。三式弾装填! 突撃よ!」

大和「大和、続きます!」

武蔵「この武蔵も続くぞ!」



提督「……リランカの港湾棲姫、破壊確認、と」

陸奥『敵基地、撃滅完了よ。大和中破、大鳳大破、他は大きな損傷はないわね』

提督「おつかれさん。全艦帰投してゆっくり体を休めるといい」

陸奥『了解。これより帰投します』

交信を終了する。被害状況を元に電卓を叩く。

提督「ふーむ、資材の消費も案外安く済んだな。資材に余裕がある時は毎月叩いておくか」


だが、この時提督は知らなかった。更に資材を消費する任務に挑むことになることを……

海上突入任務編へ続く

というわけで今年もお疲れ様でした。また来年もよろしくね

コレで武蔵消化ということで小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

曙了解ー

――― 大掃除(普通の) ―――

鎮守府も年末は大掃除に入る。その中でも気合が入っているのが曙だ

曙「年末の大掃除……。これを大義名分にクソ提督の部屋を掃除、そこで弱みになるものを見つけで来年こそクソ提督をギャフンと言わせるんだから!」

そんなこんなで執務室前。

曙「クソ提督、入るわよ! たまには自分の部屋の掃除……を……」

嘘みたいに綺麗になっている。昨日はこんなに片付いていなかったはずだが。

雪風「曙ちゃん、なにかご用でしょうか?」

曙「あ、いや、えーと、その、執務室の掃除の手伝いに来たんだけど」

雪風「しれぇが出撃に行ってて留守だったので雪風が全部やっちゃいました!」

曙「そ、そうなの。ふーん」

雪風「寮の方も忙しそうですし二人で手伝いに行きましょう!」

曙「そうね。片付いてるなら手伝う必要もなさそうだし」

曙(思わぬ伏兵がいたなんて……!)


この後普通に艦娘寮を掃除した

というわけで新年も頑張っていきましょう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

萩風了解ー

――― 夜は怖いというが微妙に夜戦火力は高い ―――

萩風「夜は、やっぱり少しだけ…怖いですね。司令は、夜は全然平気なんですか?」

提督「ぜーんぜん。まぁ敵襲があるかもしれないという意味では要警戒だが」

萩風「さすが司令です!」

提督「さすがといわれてもねぇ。しかし夜が怖いとか川内の部下とは思えんな」

萩風「? 元は那珂さんの旗下でしたよ」

提督「なん……だと……」

萩風「戦時中はいろいろ編成変わりましたから。長良さんの下でも働きましたよ」

提督「意外だなぁ」

萩風「あと阿賀野さんの代理で第十戦隊の旗艦を務めたりも……まぁこの話はこの辺にしましょう。川内さんの下についたのはその後でしたね」

提督「たまには戦史本紐解いてみっか……」

萩風「多分そのほうが詳しいと思いますよ。私たちの記憶もそうしっかりしたものではないですし」

普通の駆逐艦と比べ火力+1

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

摩耶了解ー

――― 対空の要らない作戦 ―――

海上輸送作戦の頃

摩耶「おっ、大規模作戦か! 腕が鳴るな!」

提督「とりあえず敵も様子見といったところだから摩耶を出すのはまだ早いだろうな」

摩耶「敵機動部隊が出てからが本番ってヤツだな! この防空巡洋艦の摩耶様がガンガン艦載機落としてやるからな!」


提督「えーと、水雷部隊による輸送か……」

摩耶「それじゃあアタシの出番は無いな……」

提督「特に空母の出撃もないようだしな」


提督「輸送部隊、枠がきついなー。あきつ丸と利根で一杯一杯だ。前衛は砲撃に集中させたいし」

摩耶「あのクソクラゲが出るらしいじゃないか。そんなんで大丈夫なのか?」

提督「まぁ頭上はあきつ丸がナントカしてくれるだろ」


摩耶「西方への遠征は……」

提督「ねこビームぶっぱしてもらったから敵の航空戦力は大したこと無い。対潜部隊に枠を取りたいし摩耶の出番は無いな」

摩耶「ちぇっ、つまんねーな」


提督「最後も水雷戦隊。敵航空戦力は確認できず、と」

摩耶「アタシの出番は!?」

提督「残念ながら」

摩耶「姉妹の中でアタシだけ参加してないじゃないか畜生ッッ!!」

提督「また次の機会を待とうな」

対空は敵航空戦力が強いと心強いんですけどね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

朝雲了解ー

――― 陽炎型にもピンキリ ―――

朝雲「陽炎型なんかに、まだまだ負けないわ。当たり前じゃない!」

提督「ほう。んじゃ陽炎型とタイマン張ってみるか?」

朝雲「いいわよ! で、お相手は?」

雪風「雪風です!」

朝雲「」

提督「ほれほれ何とか言え」

朝雲「ちょっと! オーパーツにもほどがあるじゃない!」


この鎮守府において、雪風と朝雲とでは練度にして倍以上、経験にして軽く10倍以上は差がある。艦娘としての基本性能は言うに及ばず。

避けて当てればいいだけだがそれでうまくいくならとっくにやっている。


提督「逆境に身を置いて""圧倒的成長""できる。圧倒的感謝ってやつだな」

朝雲「あぁ、もう! こうなったらヤケよ!!」

~~~~~~

朝雲「」プシュー

提督「やはり雪風に挑むにはまだ早かったな」


なお、陽炎とは普通にいい勝負になった。

正月特別新年任務編

雪風「新年、あけましておめでとうです!」

提督「そのこと自体はめでたいがめでたくない事態が舞い込んだ」

雪風「なんですか、しれぇ?」

提督「大本営は俺たちを松の内から働かす気らしい」

提督が取り出すは任務がしたためられた紙の束。

提督「任務自体は大したことない。製油所沿岸の主力を1回、オリョールの主力を3回、戦艦四隻入れてカレー洋主力を2回、空母二隻入れてMS諸島沖の主力を2回屠れば良い」

雪風「では雪風たちがちゃちゃっと片付けてきますね!」

提督「あぁ。あと月初恒例の月イチ任務も片付けねばな……」


第一ラウンド:謹賀新年!「水雷戦隊」出撃始め!

提督「えーと、水雷戦隊か。航空戦力が無いときの軽巡旗艦は阿武隈に頼むに限る」

雪風「随伴は誰にしますか?」

提督「駆逐の練度上から五名。雪風、島風、綾波、夕立、響だな」

雪風「では、皆を呼びに行ってきますね!」


製油所沿岸敵主力艦隊

阿武隈「敵艦発見! 砲雷撃戦用……」

島風「おっそーい!」

阿武隈「もー! あたしの指示に従ってくださーいー! 向こうは戦艦もいるから危ないのに!」

雪風「島風ちゃんは相変わらゲフッ」


よそ見した隙に雪風がル級からの砲弾を食らう。中破である。


阿武隈「ちょっ、雪風ちゃん!?」

雪風「けほっ、まだ、沈みませんから……」

響「あとは私たちに任せて後方へブッ」


ル級の二射目が直撃。響も中破。


なおル級は残り四名の一斉雷撃により撃沈。

夕立「仇はとったっぽい!」

綾波「大丈夫ですか?」

雪風「新年からこんなんじゃしれぇに顔向けできません……ぐすん」


帰投後雪風を慰めるのにしばらく時間がかかりました。

第二ラウンド:新年の「伊良湖」のお手伝い!

提督「伊良湖よ。オリョールに何の用事があるというのだ」

伊良湖「ちょっとしたヤボ用ですよ」

提督「……まぁいい。阿武隈と雪風を引き続き出撃させて、軽空母に水母入れればどうにかなるだろ。千代田、鳳翔、飛鷹と……」

秋津洲「秋津洲の出番かも!!」

提督「瑞穂だ」

秋津洲「ゔ~!!」


提督「うん、計算上六割は主力のところにたどり着けるはずだが」

瑞穂「8回出撃して1回しかたどり着いてませんね……」

雪風「雪風のせいでしょうか……」

提督「それは無いと思うが……皆疲労の色が濃いな」

??「ふっふっふ……お困りのようでちね」

提督「誰d……ゴーヤだろ」

ゴーヤ「てーとく、ノリ悪いよ」

提督「正月早々から働きたいのか」

ゴーヤ「困ってるようだから見るに見かねてきただけでち」

ろー「でっち、すごく退屈そうにしてたからみんなで応援に着たんですって!」

ゴーヤ「それは言わないでって言ったのに!」

提督「まぁホームグラウンドみたいなもんだし、物は試しだ」


2出撃2勝

提督「今までの苦労はなんだったの」

ゴーヤ「ゴーヤたち、ちゃんと頑張ったでしょ?」

第三ラウンド:漲る戦艦魂!大艦巨砲なお正月!

提督「戦艦4でカレー洋……あぁ、しまったなぁ」

雪風「どうしたんですか、しれぇ?」

提督「月初め恒例のカレー洋任務と同時達成が出来ない」

雪風「空母2駆逐2ですしね」

提督「まぁいいや。金剛シスターズと千代田、赤城で行くか」

雪風「千代田さんは重点育成中として赤城さん?」

提督「最近出番無いしな。たまには出てもらおう」


赤城「艦載機の皆さん、用意はいい?」

金剛「Burning Looooove!!」

比叡「気合! 入れて! 撃ちます!」

榛名「勝手は! 榛名が! 許しません!」

霧島「距離速度良し! 全門、斉射ァ!!」

千代田「さあ、艦爆隊、艦攻隊、出番よ!」


提督「もうこれ暴力といって過言じゃないんじゃないかな」

雪風「制空権取った戦艦はやっぱりすごいですね……」

提督「こんな楽に一式徹甲弾もらえていいのかなぁ」

最終ラウンド:迎春!「機動部隊」抜錨せよ!

提督「空母2でMS諸島ねぇ」

雪風「最短ルート通れませんね」

提督「資料によると重2雷2空2がいいと聞いた。筑摩に鳥海、五航戦、そしてハイパーズだ」


MS諸島沖

提督「ここ、敵も精強揃いなんだけど案外すいすい進むな。空母が中破すること考慮しての五航戦採用だったが杞憂だったか?」

筑摩『そろそろ敵主力と交戦に入りますね』

提督「了解。討ち取って来い」


艦娘戦闘中……


瑞鶴「もうっ、私がここまで被弾するなんて!」

北上「こんなこともあるよね……早く修理したーい……」


提督「瑞鶴と北上が中破たぁ珍しいこともあるもんだな」

翔鶴「いつもは私なのにね」

大井「さぁ北上さん一緒にお風呂入りましょう!」(小破)

提督「もう一回出撃する必要があるからバケツで直したら再出撃だ」

大井「チッ」


艦娘再出撃中……


筑摩『最深部、到達しました』

提督「これで新年出撃任務も終わりだ。全力でかかれぃ!!」



瑞鶴「もうっ、私がここm(ry」

北上「こんなこともあ(ry」


提督「またかよ!?」

瑞鶴「うー……。まぁ翔鶴姉に怪我なかったからいいか……」

大井「さぁ北上さん今度こそ一緒にお風呂入りましょう!」

提督「お前今回無傷だろ!」

大井「チッ」

というわけで今年も頑張っていきたいですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

阿賀野了解ー

――― なんかこわい ―――

提督「阿賀野、そのノート何だ?」

阿賀野「提督日誌よ!」

提督「……見ても構わないか?」

阿賀野「いいわよ」

提督「……断られるもんだと思っていたが」

阿賀野「提督さんが知ってることしか書いてないし隠す理由もないもん」

提督「ふーん」


ぱらぱらと捲る。

そこには提督自身の一日一日の行動が事細かに記載されていた。

出撃や遠征の指示は言うに及ばず、起床時刻やら三度の食事のメニューやら提督自身記憶が曖昧な部分も克明に記されていた。


提督「……何冊あるんだよこれ」

阿賀野「数えてないけど二年分以上はあるかな」


なお、阿賀野の着任はアイアンボトムサウンド攻略の頃である。つまり、着任して以来ほぼ毎日ということになる。


提督「なにそれこわい」

阿賀野「これからもどんどんつけてくからなんか忘れたことがあったら訊いてね☆」

提督「……」


止めるかどうか三日三晩考えた末、とりあえず様子見ということにした。

次のイベント終わってしばらくあたりで二周目終わるかな?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

筑摩了解ー

――― 着弾観測とは ―――

筑摩「水偵のみんな、着弾観測よろしくね」

提督『あれ爆撃機だと思うんだが』

筑摩「爆撃も出来ますけどあくまでオマケですよ。本懐は着弾観測からの……」


言いながら一射目を当てる。続いて二射目。敵艦は反応する間も無く沈んでいく。


筑摩「高精度砲撃です」

提督『一発目から当ててるじゃねーか』

筑摩「それならそれで目標命中とわかりますからそのまま撃てばいいんです」

提督『偵察機通さなくとも見てわかるもんだと思うが』

筑摩「妖精さんとリンクして三次元的に捉えることでより正確に撃てるんですよ」

提督『そんなもんかねぇ』


夜戦。至近距離での撃ち合い。時には殴る蹴るの暴行を繰り出すこともある。よく考えてもらいたい。
艤装の質量の乗った腕を高速でぶつけられたら痛い。そうだろう?


筑摩「水偵のみんなッ」

右腕をふるう。重巡リ級の首がへし折れる。

筑摩「着弾観測、よろしくねッ!」

返す勢いで左腕を振るう。リ級の上半身が腰から下と泣き別れ。

提督『着弾観測関係ないよね!?』

筑摩「私が強い理由? 護りたい人がいるからよ」

提督『いやスルーしないで!?』

昼観測射撃は夜戦と同じ台詞が使われるのだ……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

陸奥了解ー

――― 戦艦の運用も楽じゃない ―――

戦艦娘は強い。だが、その分資材の消耗も激しい。故に特殊な任務か海域、ないし深海棲艦の大量発生時でも無い限りは出撃することは無い。

提督「で、また長門がヘソ曲げてる、と」

陸奥「そうそう。この前のリランカ攻略に出してもらえなかったから、って」

提督「まぁ南方海域でバカンスすべきなんだろうな。ほれ長門旗艦の出撃指令書」

陸奥「いつものマンスリー任務じゃない。まぁこれで機嫌は直ると思うけど」

提督「なんにせよ、戦艦が出張るほどの任務は早々ないんだよなぁ。対潜警戒に赴いてる伊勢は別として」

陸奥「資材だだ余りなのに節約する必要ないんじゃない?」

提督「といってもなぁ。溢れそうな資材でまるゆ祈って建造するくらいしか……あ」

陸奥「どうしたの?」

提督「次の改二の練度が足りなさそう……」

陸奥「次は霞ちゃんだっけ?」

提督「うむ。そこで陸奥にはリランカで彼女のお守りを頼む。雷巡三人とツェッペリンもつける」


リランカ沖

霞「全く、改二の練度を読み違えるなんてどういうことよ!?」

提督『追加情報が入ってきたんだからしょうがねーだろ』

カ級「ウボァー」

霞「そんなの言い訳のうちに入らないわよ。念には念を入れておきなさいよ」

提督『それもそうだな。こないだの三倍ぐらいは経験積んでもらおうか』

霞「上等よ!」

カ級「アバーッ」


陸奥「よく通信しながら的確に爆雷当てられるわねぇ」

ツェッペリン「日本の艦隊ではアレが普通なのか?」

陸奥「ここが制圧済み海域なのもあるけど……あの子が特殊なだけね」

霞「次行くわよ!」

霞改二の準備は出来てますか?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

能代了解ー
ちなみに極めて高いと示されたのは飛龍とか榛名とか隼鷹とかその辺り

――― 週一の習慣 ―――

鎮守府、食堂。150を超える艦娘の胃袋を満たすことが出来る一大供給施設。

間宮、伊良湖の給糧艦娘および彼女らに従う妖精たちにより運営されている。

提督「提督になってよかったことの一つが己一人のために三食作らなくてよくなったことだ。旨いし」

能代「大勢で食べたほうが楽しいですもんね」

提督「そういや能代は料理とか作れるのか?」

能代「お恥ずかしながら軽食のほかはカレーくらいしか……」

提督「そういや大抵の艦娘はカレーを作れるな」

能代「海軍では日付もわからない海の上で長期に渡って過ごしますからね。曜日感覚を忘れない為に週に一回カレーを作るんです。その記憶の名残ですね」

提督「まぁそりゃそうか」

能代「うーん、やっぱり阿賀野姉のためにももっと料理のレパートリー増やしたほうが良いかなぁ」

提督「それが良いかもな。……そういや阿賀野は普通にチャーハンとか作ってたな。旨かったぞ」

能代「えっ……!? そんなまさか阿賀野姉が料理出来たなんて……」

提督「いや驚きすぎだろ。気持ちはわからんでもないが」

無事改二乙にできました
いや夜戦するなら無印のほうが強いけど

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

隼鷹了解ー

――― 酒癖悪し ―――

鎮守府食堂の片隅にあるカウンター。そこはいつの頃からか空母艦娘のたまり場となっていた。
誰が呼んだか「居酒屋鳳翔」。鳳翔が調理場を借りて酒のつまみやら何やら出すようになったのが始まりとかなんとか。

隼鷹「おぅ、提督じゃないか。こっちに来るなんて珍しいねぇ」

提督「飲兵衛どもに執務室占拠されたからな」

隼鷹「カウンターバー置くのが悪いんじゃない?」

提督「まぁそれはそうなんだが。というかお前も向こうにいるもんだと思ってたが」

隼鷹「鳳翔さんの手料理味わいたい気分でね」

提督「俺もだ。鳳翔、ご飯の大盛りと肉じゃが頼む」

鳳翔「少々お待ちくださいね」

隼鷹「せっかくここに来たんだ。一杯やるかい?」

提督「半日ほど顔面くぼんだまま過ごす事になるぞ。俺の酒癖の悪さを知らんわけではあるまい」

隼鷹「軽い冗談だよ」

鳳翔「お待たせしました」

提督「あんがとさん。ではいただきます、っと」モ゙ッモ゙ッ

鳳翔「そんなに慌てて食べなくてもおかわりはたくさんありますよ」

提督「……っ゛!?」

鳳翔「ほら、喉も詰まらせちゃいますし」

隼鷹「ってそんな暢気にしてる場合じゃないだろ! ほらこれ飲んで」

提督「ん゛ー」ゴキュゴキュ

鳳翔「……それ隼鷹さんが飲んでたお酒ですよね」

隼鷹「あ」

鳳翔「間接キスになっちゃいますね」

隼鷹「いやそれより重大な問題がってちょっと鳳翔さん皿持って奥へ下がらないで」

~~~~~~

飛鷹型の部屋

隼鷹「前が見えねぇ」

飛鷹「派手にやらかしたわね……」

~~~~~~

執務室

提督「喉詰まらせてからの記憶が無いんだけどどうして後頭部が痛むの」

雪風「止めるの苦労したんですからね、しれぇ」

何があったかはお察しください

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

伊良湖了解ー

――― 新年任務しんじつ ―――

提督「そういや伊良湖よ」

伊良湖「なんでしょう?」

提督「新年のあの任務あっただろ。あの野暮用ってなんだよ」

伊良湖「ほら、オリョール海って油田地帯でしょう?」

提督「そうだな。ゴーヤたちがあそこらへんの深海棲艦退治ついでに燃料とかおすそ分けしてもらってるな」

伊良湖「そこでいつもお世話になってる皆さんに料理をと思いまして。でも私は戦闘艦じゃ無いでしょう?」

提督「そこであらかた退治してもらって大人しくなってから料理を振舞いに行った、と」

伊良湖「そうです!」

提督「別に怒らないからそういうことは先に言え」

伊良湖「いひゃいいひゃいやめへくだひゃいほっへふねらないでくだひゃい」

そういえば昭和14年の昨日は雪風の命名日だったそうですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

望月了解ー

――― 寒いのはだれだって嫌 ―――

望月「うー、さぶさぶぅ」

提督「どうした、望月。陳情なら大体いつでも聞くぞ。聞き流すかどうかは内容を聞いてから判断するが」

望月「あれ、しれーかん、今年はコタツは出さないの?」

提督「コタツ出すと一部の艦娘が執務室に入り浸るからな。そういうわけで設置を取りやめにした」

望月「ちぇっ」

提督「お前もその一部かよ」

望月「でもこの寒いのによく平気だねぇ。エアコンもないし」

提督「ふふん」

望月「……机の下が怪しい」

提督「あっこらちょっと待て」

望月「このマット電熱式だ。道理で」

提督「バレたか」

最近ストーブとか見なくなった感。家具にあったはずだからたまには出すか……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

夕張了解ー

>>17,>>18,>>19
おいこら

>>760
忘れてましたてへぺろ取り直し

――― 一番謎な艤装 ―――

提督「ゴーヤ、前から疑問に思ってたんだが」

ゴーヤ「なんでち?」

提督「お前が座ってるその艤装なんだが」

ゴーヤ「カッコイイでしょ?」

提督「航行においてなんの役に立つんだ?」

ゴーヤ「……カッコイイでしょ?」

提督「いや別にそれ使うことなく普通に潜ってるよな?」

ゴーヤ「その、攻撃受けると艤装側もにダメージ反映されるでしょ? 艤装側で肩代わりしてるから致命傷を負わないんでち」

提督「艤装側が限界に達した状態でダメージを受けると沈むわけか」

ゴーヤ「そうでち」

提督「でもあんなでかいの潜水艦娘でお前だけだぞ」

ゴーヤ「……デザインの都合上かなぁ……」

マジであれ何なんでしょうね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

荒潮了解ー

――― いつもは雪風がいないわけ ―――

鎮守府、執務室。元は提督の私室なので提督は仕事以外でも大抵ここにいる。


荒潮「提督、今お暇かしらぁ?」

提督「忙しい、といいたいところだがぶっちゃけ暇だ。クソ書類は大抵突っ返してるし深海連中もここしばらく大人しいからな」

荒潮「雪風ちゃんはいないのかしら?」

提督「この通り、全然忙しくないんでね。時津風たちと遊ばせてるさ。どうせ練度も極限まで上がってるし」

荒潮「へ~ぇ? じゃああの子のいない間に提督を誘惑しちゃったり」

提督「無駄無駄。俺がその程度で揺らぐような男だとでも?」

荒潮「……本音はぁ?」

提督「雪風に見られたら慰めるのが大変なんで冗談でも勘弁してください」

荒潮「それも面白いかもねぇ?」

提督「俺にとっては全く面白くないが」

あと人払いしてるほうが相談しやすいかもしれないというのもある

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

霧島了解ー

――― 改修は大事 ―――

鎮守府、執務室。資料の束とにらめっこしながらうんうん唸る提督。

提督「うーむ、どうしたものか」

霧島「何かお悩みですか、司令?」

提督「いや、まぁな。この先の装備の改修どうしたもんかな、と」

霧島「35.6cm砲の改修とかどうでしょう、司令?」

提督「大口径主砲の改装って重そうなんだよなぁ」

霧島「いえいえ、35.6cmは割と消費軽いですし改修すれば試製35.6cm砲より強力になりますよ」

提督「……ふーむ、確かに軽いようだが」

霧島「何か問題点でも?」

提督「自分がもっと強い装備欲しいだけだったりしないよな?」

霧島「そ、そんなわけないじゃないですか」

提督「イタリア砲もそこまで重くはないようだしあいつらに改修頼むか……?」

霧島「確かに命中率に難があるので改修も手ですが……」

提督「改修できたら霧島に載せるか」

霧島「とてもいい考えだと思います、司令!」

提督「正直すぎるぞ」

霧島「いえいえ、重い46cm砲担ぐことなく超長距離砲撃できる381mmはベストチョイスかと」

提督「さっき言いよどんだのはなんだったんだ」

霧島「気のせいですよ、司令」

改修で火力と命中を上げておきたいですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

黒潮了解ー

――― 姉妹といえど年の差があんまり無い ―――

鎮守府、執務室。元々提督の私室であることを忘れられてるレベルで艦娘が来る部屋。

黒潮「司令はん、おるかー?」

提督「居るぞ」

黒潮「これが今日の資料や」

提督「おつかれさん。そこ置いといて」

黒潮「……そういや、うちからしたら司令はんは義弟なんやなぁ」

提督「理屈の上ではそうかも知れんが物凄く違和感があるぞ」

黒潮「なぁに、進水日でも竣工日でもうちらの方がよっぽど年上や」

提督「それを含めてだよ。……姉妹関係といえば艦娘って姉妹という割にこう、年の差があんま無いよなぁ」

黒潮「まぁ概念的なものやからなぁ。生まれも姉妹で違うなんて当たり前やし。実際年の差もそこまであらへんし」

提督「ほう」

黒潮「例えばうちらは19人姉妹やろ。三人着任しとらんけど」

提督「そうだな」

黒潮「長女の陽炎姉さんが1938年9月進水、末っ子の秋雲が1941年の4月や。3年も経っとらん」

提督「確かにな」

黒潮「それに生まれが近い艦で駆逐隊組んで一緒に行動するさかい、級友感覚の方が近い感じや」

提督「そういうモンなのか」

黒潮「せやせや」

提督「つまり同級生がケッコンしたような感覚に」

黒潮「それとこれとは別や。雪風の事悲しませよったら姉妹一堂で……」

提督「ごく自然に上役を脅さんでください」

なんか初期設定ではクラスメイトみたいな関係性を示すなんかがあったらしいですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

グラーフ・ツェッペリン了解ー

――― 夜戦で役立つ空母は貴重 ―――

提督「ツェッペリンは夜戦が出来るそうだな」

ツェッペリン「そうだな。艦載機の発艦が困難な暗闇でも砲撃で処理できる」

提督「というわけでその力が必要になるかもしれん。村田天山2隊にOTO砲2基。これらを装備するといい」

ツェッペリン「ほう?」

提督「珊瑚諸島沖の敵主力に確実に辿りつくためには艦隊の半数が空母である必要があるからな。夜戦できる空母は心強い」

ツェッペリン「ふふ、任せておけ」

提督「他の皆はもう既に埠頭で待ってる。今回は霞が旗艦だ」

ツェッペリン「了解だ。グラーフ・ツェッペリン、出撃する!」

~~~~~~

珊瑚諸島沖、敵主力。旗艦である南方棲戦鬼を除き、全艦海の底に還した。

ツェッペリン「脆いものだ」

霞「アイツを沈めなきゃ意味ないわよ」

ツェッペリン「そうだな。このグラーフ・ツェッペリンがただの空母でない所を見せてやろう!」

飛び出した霞に追随するツェッペリン。

ツェッペリン(霞が攻撃を当てて敵の体勢が崩れたところでトドメを刺す。よし)

敵の動きを注視しながら砲を構える。だが。

霞「あぁ、もうバカばっかり! 死ねばいいのに!!」


霞の連撃によりあっさり沈む南方棲戦鬼。


ツェッペリン「あ……私の夜戦……」

霞「夜戦夜戦うるさいとどっかの軽巡みたいになるわよ」

ツェッペリン「せっかくの装備が……」

駆逐艦(うーちゃん!)ぐらいの夜戦火力はでます

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

深雪了解ー

――― だいぶ前の話 ―――

まだ提督になりたての頃の話。

雪風「艦隊、帰投しましたぁ……」

提督「ふぃ~、おつかれさん。これで敵前衛部隊とやらを片付けたわけか」

猫吊「そんなあなたに朗報です!」

提督「なんだよ」

猫吊「基本的に第二次世界大戦……というか太平洋戦争で戦い、沈んだ艦艇の記憶、艦霊、まぁ要は艦の魂から艦娘は生成されるんですが……」

提督「が?」

猫吊「このたび、それ以外の艦から生成できました!」

提督「ほう」

深雪「深雪だよ! よろしくな!」

提督「服やら装備やらは白雪とそう違わんように見えるが」

深雪「そりゃ白雪は姉さんに当たるからな!」

提督「同年代じゃねーかどこが太平洋戦争以外じゃオラッ」

猫吊「戦争が起きる前に事故で沈んでますんで」

提督「以外ってそういうことかよ!!」

雪風「ところでこれドロップです」

提督「んじゃ早速艦娘にしてもらうか。戦力は増やしたい」


深雪(ドロ)「深雪だよ! よろしくな!」

深雪(報酬)「おぅ、ダブル深雪様ってか! ハハッ!」

提督「軽率にダブってるんですが」

猫吊「まー、そういうこともあるよねー」

提督「なんか苦労したみたいな言いかたしてたけど」

猫吊「苦労したとは言ってないので」

提督「この野郎……!」

軽率にダブるよね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

鹿島了解ー

――― これで装備艦種拡張されたの二回目 ―――

提督「これで鹿島も改か」

鹿島「うふふっ、これは期待できそう」

提督「……初期装備に探照灯?」

鹿島「えぇ。ご存知だと思いますが夜戦でお役に立ちますよ」

提督「……いや、そもそも練巡には装備不能なはずだったが」

鹿島「でも実際装備できていますし」

提督「おかしい……。ちょっと香取を呼ぶか」


艦娘呼出中……


香取「香取をお呼びになりましたか?」

提督「ちょっとこの探照灯装備してみてくれ」

香取「香取の改装ですか? 有り難いです」

提督「……え、何で普通に装備できんの? この前まで無理だったよね?」

香取「そうですね」

提督「ナンデ!?」

鹿島「きっと私が来た影響ね。うふっ」

提督「そんなんで納得いくか!!」

山城改二が探照灯持ち込んだときも装備艦種が拡張されたよね。あの時も秋イベントだった……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

長波了解ー

何やかやしている間にイベントの時期になったのでイベントしてイベント編とか書きます。小ネタはちょっとまってね

鎮守府、執務室。提督は午睡を決め込んでいた。シエスタともいう。

「Zzz...」

そこに扉を蹴破り重力を無視して床と平行に飛び込んでくるは猫吊るし。

「何寝てるんじゃワレェェェェ!!」

蹴りは提督の顔面に突き刺さり、その反動で後ろ宙返りからの綺麗な着地。提督は痛みに悶えている。

「~~~~~!!!」

「ほら、痛がってる暇なんてありませんよ」

「ありませんよ、じゃねーよボケ!!」

蹴られたところをさすりながら悪態をつく。

「仕事もせずに寝てるのが悪いんです」

「全部終わったんだから自由にさせろダラズ」

「深海棲艦が反攻作戦の準備をしているというのにダラダラしてるのが悪いんですよ」

その言葉に提督は眉をピクリと動かす。

「もうそんな時期か」

「そういうわけでこれ資料です」

猫吊るしから渡された資料にざっと目を通す。

「……本格的な侵攻が行われる前に、敵の物資集積地を叩き潰す、と」

「そういうことです。深海棲艦も無限に動けるわけじゃないですからね」



出撃! 礼号作戦 Chapter.1 爆雷鳴り響くカンパン湾



カンパン湾沖、ぷかぷか丸甲板上。

「そういうわけで、まず敵陣近辺の潜水艦を掃討する、というわけだ」

提督の前に居並ぶは阿武隈、伊勢、大井、北上、木曾、瑞鳳。いずれも対潜を軸とした装備をしている。

「なーるほど! あたし的にはOKです!」

阿武隈はいつもの高射砲に代えて爆雷投射機を握っている。

「水雷戦隊もうろついてるから見つけたら甲標的で始末しとけ。何か質問は?」

「提督、しつもーん。雪風は出さないの?」

北上の質問に、思案するように顎を掻きながら答える。

「あぁ、雪風はもう練度上限まで達してしまったからな……。対潜だから支援も要らないし……」

と、ちょうど甲板に上がってきた雪風が提督に駆け寄り、彼の背中に飛び乗る。

「ま、対潜も対水上艦もこなせる雷巡のほうが今回は適役だ。敵旗艦も潜水らしいし、万一硬かったら大淀とかを呼ぶさ」

「雪風はしれぇと一緒に皆さんの無事を祈ってます!」

「んー、まぁ何とかなるかな。大井っちも木曾っちもいるし」

「では他に質問は無いな? 抜錨ッ!!」

道中、苦戦する様子もなし。甲標的の魚雷と瑞鳳の放つ九七式艦攻の雷撃で敵水雷戦隊は壊滅、潜水艦は爆雷ソナーで返り討ち。

そして敵主力ポイントに到達。

「まーた、潜水棲姫だよ」

ぼやく北上。

「また海の藻屑にすればいいだけよ!」

水上艦を無視し、集中攻撃を仕掛ける。

「うーん、いい当たりしたんだけどな……」

「なかなか沈まないね……」

伊勢や瑞鳳もカ号や三式連絡機を飛ばして追撃をかけるも後一歩及ばない。

「敵艦隊、撤退していきます……」

阿武隈が口惜しそうに

水上艦ならまだしも、相手が潜水艦では夜闇の中で撃沈するのは困難。

「提督、追撃しますか?」

「……いや、いったん帰投だ。次の手を打つ」

「雷巡3人は爆雷とソナーを返却、後詰めに用意した三人に渡す」

「後詰め?」

大井の疑問符に答えるかのように三人の艦娘が並ぶ。

「五十鈴です」

「夕張よ」

「大淀にお任せください」

「この三人に対潜装備ガン積みさせてとにかく屠る」

艤装も完全に対潜用装備である。

「これであの潜水棲姫もさすがに沈黙するだろ」


再び潜水棲姫。次々上がる水柱。

「うーん、どうにもこうにも硬いな」

「ソナー反応、まだありますね」

ぷかぷか丸から戦闘の様子を眺める提督たち。

「五十鈴には、丸見えよ!」

乾坤一擲、大打撃を与える。

「まだ生きてるわね。そこっ!」

間髪いれず夕張が逃亡先に回りこむように爆雷を投射する。

ゴゥン、という鈍い音がし、ソナー反応が小さくなっていく。

「……潜水棲姫、撃沈完了です!」

今日はここまで
最近忙しくて書くひまがない…

「さてさて、いよいよ礼号作戦だ。敵集積地を深海棲艦ごと焼き討ちすれば言いだけの簡単な仕事だ」

「ということはいよいよ私たちの出番ですね!」

大淀、足柄、霞、朝霜、清霜。いずれもかつての礼号作戦に参加した艦である。

「あー、それなんだが、大淀は外れてもらう」

「!?」

「何で大淀さん外すのよ!?」

驚く大淀に代わって文句をがなり立てる霞。

「うちにはロケランが3つしかない。そして前情報によると駆逐3かつ礼号参加者4でルート固定。となると自ずと外すべきは大淀となる」

「ぐっ」

「そういうわけで残りは利根と筑摩を入れる。三式弾で焼き討ちできるし道中制空権とって安全に戦える」

「なら私のロケランを渡せば……!」

「三式弾のほうが信用置けるからな……重巡クラス1増やせるほうが利点が大きいし、仕留め損ねは勘弁だからな。駆逐全員に持ってもらいたい」



出撃! 礼号作戦 Chapter.2 これから毎日集積所を焼こうぜ!!



オートロ島、マーマレード湾沖。いつもとは違う、泥団子に翼が生えたような緑の発光体が艦娘たちに狙いを定めて飛んでくる。

「全く、下からも上からも攻撃が来て忙しいったらありゃしないわ!」

「そのために我輩たちが呼ばれたんじゃろ?」

黒緑の爆撃機は利根達の瑞雲と交戦して数を減らす。

「このくらいならいけるね!」

「楽勝、楽勝!」

朝霜・清霜が霞とともに高角砲で残敵に向かって打ち込み、攻撃を逸らす。

「……ゔ~……」

唯一、三式弾を打ち上げていた足柄のみが不満げな顔をしていた。霞が近づいて声をかける。

「どうしたのよ。機関が不調なの?」

「どこから飛ばしてるかわかればこの三式弾ありったけ叩き込んでやるのに……」

「そんなのにかまけてたら作戦どころじゃなくなるでしょ」

と、そこへ筑摩から隊内無線が入る。

「リ級フラグシップ敵水上艦隊を発見しました。各艦、戦闘用意をお願いします!」

「ふふーん。この足柄の本領、見せてあげるわ!」

「全く、現金にもほどがあるわね……」

機嫌を直した足柄に呆れつつ、後を追う霞であった。

オートロ島、深海棲艦集積所

「どうやらあそこが集積所のようじゃな」

「姫クラスの陸上棲艦がいますね。あれが集積所棲姫でしょう」

利根達の報告に頷く足柄。

「よーし、さっさと燃やして勝利するわよ!!」

「……ちょっと待って」

「どうしたのよ」

何か思うところがあった霞が血気にはやる足柄を制止する。

「集積所ならもしかしたらこっちのものとして転用できるかもしれないわ」

「いい考えじゃな。ただ、輸送用の装備じゃないから提督に連絡して輸送用の艦隊を送ってもらわんとな」

霞の思いつきに賛同する利根。さっそく提督と通信をとる。


「かくかくしかじかというわけなんじゃが」

『それは面白い手だな……へぶっ』

提督の返事が途切れ、別の声に取って代わる。

『はいこちら猫吊るし。それはオススメしませんね』

「何故じゃ?」

『連中、廃油とか不純物たんまり混ざった代物で動いてますよ。本気でそういうの使いたいですか?』

「うっ、でもそれなら精製すれば……」

『コストに見合いません』

すげなく却下される。

「ダメじゃとさ」

「聞いてたわ。それなら燃やすしかなさそうね」

うむ、と頷く利根。

「よし、全艦、対陸戦闘準備用意! 三式弾装填じゃ!」

「集メタ物資……、ヤラセハシナイ!!」

飛び交う三式弾とロケット弾。火の回ったドラム缶を海中に投棄し、砲撃で応戦するが間に合わない。

護衛はPT小鬼群しかなく、輸送艦は戦力に入らない。

「よし、魚雷艇は片付けたわよ!」

「じゃ、ドイツ仕込みのこれ、いっちょ打ち上げるか!」

次々と打ち上げられるロケット弾。姫に当たらずとも周囲の物資に引火するので効果は大きい。

「痛イ……止メロ! 燃エテシマウ……!」

「この作戦成功したら戦艦になれるかな!?」

「なれないわよ。さっさと撃ちこみなさい」

「ちぇーっ」

清霜の望みをすげなく粉砕する霞。

三式弾とロケット弾の嵐により、集積所は程なく姫ごと焼け落ちていった。


「だーい勝利ッ! だってこの足柄がいるんだもの! 当然よね!」

「うむ、これで敵の攻勢を未然に防いだというわけじゃな!」

勝利を喜ぶ足柄と利根。だが一方で霞と筑摩は眉を顰めていた。

「幾らなんでもあっさり過ぎるわ……」

「そうね。補給路を断たれるのは四肢をもがれるのも同じ。その割には防衛網の陣容も薄かったし……。利根姉さんはどう思います?」

「ふむ……。ま、罠なら罠で罠ごと踏み潰せばいいじゃろ」

あっけらかんと答える利根。

「それでは、全艦、帰投するぞ! 提督によると鎮守府に特別ゲストがきとるらしいからの!」

という訳で今日はここまで。イベント短かったしこんどこそイベント終了までに終わるかな

「観艦式といえば聞こえはいいが、実際のところ海外艦迎えに行くだけだよな……」

あと親善交流。いち早く慣れてもらおうという名目。近々アメリカの艦娘の建造が出来るという情報も入ってきた。

「ま、ゆっくり養生してそれから改になるまで訓練してもらいましょ」

そこに飛び込んでくる猫吊るし。

「いいニュースと悪いニュースがありますがどっちから聞きたいですか?」

「こういう場合いいニュースはどうでもいいニュースで悪いニュースは致命的ニュースなんだよな。まぁいい、良いニュースから」

「新海外艦は無事わが鎮守府の艦隊と合流しました」

「まぁ合流できなきゃ困るわな。で、悪いニュースは?」

「北海道北東から敵の有力な艦隊が攻めて来ました」

「それ最優先で言うべきだよね!? どうでもいいニュースを流してる場合じゃないよね!?」

「精神的緩衝は必要かと」

あっけらかんと答える猫吊るし。

「で、どう迎撃する? モーレイ海から行くのか?」

「懐に飛び込まれてますからね。露軍との協力取り付けましたんで何とかしてください」



出撃! 礼号作戦 Extra Operation 北方決戦、捷四号作戦!


「そういうわけで露軍に物資輸送を行い、千島列島近辺の防衛が出来るようにした上で連合艦隊を以って敵を叩き潰す」

鎮守府、工廠内。外でブリーフィングを行うにはまだまだ寒いので広くて屋内である工廠が使われる。

「第一艦隊は大発積んだ霞を筆頭にドラム缶ガン積みした駆逐艦を利根と筑摩に率いてもらう」

他に吹雪、叢雲、響改めヴェールヌイが担当する。

「いいわね、大発のぶん多く持てて」

「良くないわよ! これ結構取り扱いづらいのよ!」

軽口を叩く叢雲に反論する霞。

「まぁともかく、手順は前回の輸送作戦と一緒だ。揚陸した後、物資を焼き討ちされないように付近の有力な艦隊を叩き潰す」

それは第二艦隊の役目、と続ける。

阿武隈、夕立、綾波、島風、鳥海、妙高。こちらの装備は戦闘に特化している。駆逐艦の三人は潜水艦に備えソナーも装備している。

「任せて、提督!」

阿武隈の自信に満ちた声。着任直後とは大違いである。


輸送作戦はソ級率いる潜水艦隊と遭遇したり、空襲を間一髪で避けたりしたものの、おおむねつつがなく進んでいった。

「駆逐棲姫、撃沈したっぽい!」

「予定された物資の積み込みも完了じゃな」

それからしばらくして、主力となる艦娘を率いてぷかぷか丸が入港。

「お疲れ様、といいたいところだが阿武隈、夕立、綾波は引き続き主力艦隊に加わってもらう」

「まぁ、秋はなんだかんだで出番なかったし、あたし的にはOKです」

北海道北東沖。物資輸送地点を拠点に、地道に敵艦を地道に片付けていく。

「全く、アイアンボトムサウンドでボスやってた戦艦棲姫が今じゃ前衛に出張ってくるんだぜ?」

『それは今に始まったことじゃないんじゃないかい?』

「まぁそうだけどさー」

隼鷹に愚痴る提督。猫吊るしによって敵艦隊が弱体化しているとはいえ、戦艦棲姫は一隻だけでも脅威である。

『そのために、大和や武蔵がいるんだろ?』

その通信とともに、46cm砲の爆音が響く。

『敵主砲、半壊。中破確定です』

『大和には負けてられないな! いくぜ!』

大規模戦闘のたびに顔を合わせていればもはや慣れたものである。


そして敵主力遊弋地点。


『あれが重巡棲姫……』

「ノコノコト……役立タズ…ドモ…ガ……沈メェ……ッ!」

ヒトの身体に異形の艤装。禍々しいことこの上ない。

「提督ぅ、あんな事言ってますけど?」

阿武隈から不満げな声色の通信が入る。

『なぁに、連中の負け惜しみだ。うちの鎮守府に役立たずなんていねぇ。ヤツを張っ倒して証明してやれ!』

「了解です! 開幕雷撃用意!」

阿武隈とハイパーズの甲標的から放たれる魚雷が敵随伴艦を落伍させる。だが。

「きゃぁ!?」

雷撃が阿武隈にぶち当たる。重巡棲姫からの魚雷らしい。嘲笑うような表情を浮かべ、阿武隈の方を向き挑発じみたジェスチャーをする。

「やっぱあたしじゃムリ……? でも、このまま負けるなんて嫌!」

阿武隈は体勢を立て直す。既に第一艦隊が砲戦に入っている。

「……アイツはあたしがやるわ」

「へー、阿武隈がやり損ねたら獲っちゃうけどいい?」

「うー……絶対取り逃がさないんだから!」

北上の煽りを振り切るように敵艦隊へ突撃する阿武隈。他の艦娘もそれに続く。

「全く、北上さんったら……」

「ま、本人がやる気だからいいでしょ。私たちはそれまでに障害となる相手を減らすだけ、っと」

追いかける大井と会話しながら片手間に砲撃を浴びせる北上。

「素直じゃないわね」

「あの子はあのくらいで丁度いいと思うよ」

返す刀で雷撃。気づくと残るはボロボロの重巡棲姫のみ。

機関を軋ませながら吶喊する阿武隈。

「憎ラシヤァァァァ!!」

憎悪を込めた重巡棲姫の砲撃。だが、既にそこに阿武隈は居らず。

「がら空きなんですけどっ!!」

阿武隈の至近距離からの砲撃は、過たず重巡棲姫の胸を貫いた。

というわけで後日エピローグだして礼号作戦編はおしまいです

鎮守府、執務室。いつもの提督と猫吊るし。

「さて、今回も敵勢力は大体沈黙したか」

「まぁ次は春ですかね」

深海棲艦は大体3ヶ月に1回の頻度で活動が活発になる。次は5月頃になるだろう。

「ザラのほかにも新しい艦娘が着任したし、また育成計画立てなきゃな」

「提督業が板について何よりです」

「そういやザラで思い出したが、なんかイタリア艦が瑞雲飛ばしてたんだが」

「えぇ、水上爆撃機や水上戦闘機を搭載できるように改修しましてね」

「水上戦闘機? 水上爆撃機とどう違うんだ?」

「まぁそれはこちらに資料があるのでご確認を」

猫吊るしはどさり、と資料の山を机の上に載せる。先ほどまで書類など影も形もなかったはずだが。

「あとは長門型改と大和型改の仕様変更とヴェールヌイの装備仕様と、さらに皐月改二の仕様に……」

「全く、最新情報を頭に叩き込むのも楽じゃないな」

ぶつくさ言いながら書類を捲る提督。

「しれぇ~!」

部屋に飛び込んでくるは雪風。

「午後の出撃はどうしますか?」

「そうだな……ザラがどこまで水上機を扱えるか確かめてみたい。最上たちと一緒にバシーに出撃させよう」

「了解です!」

深海棲艦との戦いはまだまだ終わらない。果て無きもぐらたたきか永劫続くいたちごっこか。

それでも海の平穏のためには戦い続けるしかないのだ。

そういうわけで次回からいつもの形式に戻ります。イベントお疲れ様でした!

――― ツートンカラー ―――

提督「なー、長波」

長波「なんだ、提督?」

提督「お前の妹の大半もそうだが、その髪の色、どうなってんの? 染めてんの?」

長波「いや、地毛だな」

提督「マジで? どれどれ」ワシャワシャ

長波「ちょっ、ちょっと提督」

提督「ほほー、こうなってるのか。すげー」ワシャワシャ

長波「……ていっ」ゲシッ

提督「たわばっ」

長波「まったく、触りすぎにもほどがあるだろ……」

夕雲型の一部の最大の謎

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

初月了解ー

あ、沖波は掘ったんで大丈夫です

――― 中破してなお機銃をぶっ放し続ける ―――

初月「秋月型駆逐艦、その四番艦、初月だ。お前が提督か。いいだろう。僕が行こう」

提督「よろしく。しかしこの長10cm砲たち、姉たちのに比べていかつい顔してるな」

初月「あぁ。それとその横の内火艇もなかなかいいだろう?」

提督「そこらへんはよくわからんが……強そうだな」ペチペチ

初月「提督、僕の長10cmには余り触らないほうがいいと思う」

提督「何でだ?」ペチペチ

長10cm「」ガチャ、バララララ

提督「うぉぅ!?」

初月「危険を感じると機銃を乱射するからだ」

提督「先に言えよ!?」

初月「言う前に撃ち始めてしまったからな。すまない」

いない子は今のところいません

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

天龍了解ー

――― 性能によって遠征番長であることを求められている ―――

天龍「なー、提督よー」

提督「却下だ」

天龍「まだ何も言ってねーぞ」

提督「『前線に出せ』とかそういうのだろ」

天龍「そうだけどさぁ。遠征ばかりじゃ鈍っちまうぜ」

提督「遠征先は南方の激戦区だぞ」

天龍「それでもさー、最前線でデカいことしたいって言うか」

提督「最前線で主力が存分に戦えるのはお前たちが必死こいて資源を鎮守府に持ち帰ってるからだぞ。つまり……」

天龍「つまり?」

提督「お前は実質最前線で戦ってるも同じ! 天龍の働きなくして艦隊は回らない!」

天龍「そ、そうか?」

提督「あぁ、そうだとも。あ、これ次の遠征予定とメンツな。準備が整い次第出撃したまえ」

天龍「よっしゃ、行くぜぇ!」

提督「いってらっしゃい」


龍田「なんだか天龍ちゃんの機嫌良かったけど……提督、何したのかしら~?」

提督「ちょっと褒めた」

水上機が積めないので開き直って副副魚装備にする選択肢もあり
あ、いない子はいないと言ったがアイオワは本実装を待って。うん。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

間宮了解ー

――― 時報聞く限り皆割といいもん食ってるよね ―――

提督「前から疑問に思っていたんだが」

間宮「何でしょうか?」

提督「税金でこの艦隊は運営されてるとはいえ、こんだけの食料、どこで仕入れてるんだ? 金だけでは解決しない問題があると思うが」

間宮「まぁ……皆さんが海域の安全確保してくれてますから」

提督「数年前、つまりは俺が艦隊運営開始した頃からあまり変わってない、つまり昔から十二分にあったように思えるのだが」

間宮「……」

提督「おい目を逸らすな。なんかコワくなってきたぞ」

間宮「……禁則事項です☆」

提督「時代が古い、いやそうじゃないそんなんでごまかされんぞ」

間宮「おっと仕入れに行かなければなりません」ダッ

提督「待てコラ!!」ダッ


結局提督は海上を走る術がないので追いつけなかったのであった。

艦これ改やると想像以上に制海権クソヤバ感ある

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

霰了解ー

――― 煙突帽子 ―――

提督「その帽子、煙突を模してるんだよな」

霰「うん……」

提督「やっぱ煙とか出るのか? 天津風がポンポン出してたが」

霰「出そうと思えば、出る……」

提督「出るのか」

霰「こんな感じで……」モクモク

提督「おお、って量多すぎ! おま! 室内で出すなゲホッゴホッ」

霰「多分大潮も出せる……」

提督「そういう情報今はいらないからね!?」

天津風のより大きい分、煙が出る量も多いことですね?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

綾波了解ー

――― ちょうど前回は改二こないかなという話だった ―――

提督「これで改装完了、と」

綾波「綾波、まるで生まれ変わったみたい!」

提督「まぁ改二は改からさらに能力が伸びるというが……髪も伸びたな」

綾波「あら、本当ですね」

提督「まさか武器になったりしないだろうな」

綾波「多分そんなことはないと思いますけど」

提督「といっても由良が自分の髪をカタパルトにしてたからな……。こう、念じてみたら動いたりとか」

綾波「うーん、うーん……あ、動きました」ヒュンヒュン

提督「えっ」

綾波「このドラム缶を……えいっ」スパ


がらんがらん、と音を立てながら二つに分かれて倒れるドラム缶。


提督「……禁止な」

綾波「……そうですね」

綾波の改二が実装されたのはだいぶ前の話だけど構わずやってしまう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

千代田了解ー

――― 実は秋津洲にとっても大きなバフだよね ―――

千代田「ふふーん、水偵の改修も来たし、大発の改修も来るって話だし、これからは水上機母艦の時代ね!」

提督「軽空母モードもあるってのに欲張りすぎやしませんかね」

千代田「千歳お姉に負けてられないしね! なんかピーコック島の攻略に制空と大発が必要なんでしょう?」

提督「水母は脆いからちょっと……」

千代田「えー」

提督「というか甲標的の改修も来そうだな。回t」

千代田「ないです」

提督「咬ry」

千代田「ないです」

提督「無いのか」

千代田「幾らでもリスポーンするからって妖精さんを死ぬこと前提で送るわけには行かないでしょ」

提督「そうだよなぁ……」

大発の改修はあきつ丸だろうな、きっと

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

提督「震y

あきつ丸「ないです」

>>847
嵐了解ー

――― 爆雷を直接手に持つとか危なくない? ―――

提督「なー、嵐よ」

嵐「なんだ、提督?」

提督「お前が手で弄んでるそれ、爆雷だろ? 危なくねぇ?」

嵐「このくらいの衝撃で爆発したりはしないって。艦娘だから一個や二個爆発したぐらいじゃ死なないし」

提督「俺は生身の人間なんだが?」

嵐「艦娘の攻撃は人間にはあまり効かないし大丈夫だろ」

提督「……しかし軌条やら投射機やらで放つもんだろ。何で手で持ってるんだよ」

嵐「両腕があるってのにわざわざ機械にセットするほうが面倒くさいだろ」

提督「……そうだな……そうかな?」

投射機やらつけてる艦娘もいたりする

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

早霜了解ー

――― バーのマスターが一番似合う駆逐艦 ―――

鎮守府、執務室。提督の私室も兼ねているはずなのだが。

提督「ふー、今日もよく出撃した」

早霜「司令官、おかえりなさい……」

提督「うお!?」


窓と反対側にカウンターバーがいつの間にか出来ていた。

早霜は私がバーのマスターだといわんばかりにシェイカーを振っている。


早霜「一杯いかがですか?」

提督「俺が酒を飲まないことを知ってるだろ」

早霜「ソフトドリンクもありますよ」

提督「そもそもなんでここにバーカウンター作ってるんだよ。窓側のがあるだろ」

早霜「みなさん大体この部屋にボトルキープしてますしね」

提督「どうしてこうなった……。あぁもういいやオレンジジュース頂戴」

早霜「はい、少々お待ちを……」

今日は雪風・羽黒・那珂の進水日にしてこのスレ一周年です。とくになにもないけど。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

ザラ了解ー

――― 長射程で爆雷を撃ちこむための砲 ―――

提督「ザラの砲撃早いな。他の巡洋艦より先に撃ち込んでる」

ザラ「この203mm連装砲、戦艦並みの射程がありますから敵の捕捉もその分早いんです!」

提督「へー……。おーい夕張」

夕張「なんでしょう、提督?」

提督「この新しい装備ちょっと試してみろ。行き先は鎮守府近海だ」

夕張「了解しました!」


~~~~~~


夕張『おぉ、これ凄いですよ! 伊勢さんの飛ばしたカ号より先に敵潜水艦撃沈しました!』

提督「やはりな」

ザラ「あの」

提督「何だ?」

ザラ「ユーバリさん、203mm砲で爆雷撃ってるように見えるんですが」

提督「そうだな」

ザラ「あぁやって使うものじゃないんですが」

提督「でも実際使えるならよくない?」

ザラ「よくないかな……」

提督「えー」

*よい子はちゃんと爆雷投射機を使ってください

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

北上了解ー

――― 艦艇という概念 ―――

北上「酸素魚雷満載で、重いわ~」

提督「よくそんだけ魚雷発射管と魚雷つけて水上に立って……浮いて? いられるな?」

北上「艦娘だからねー」

提督「そんなんで理由になるなら俺も艦娘名乗ってれば水面走れるんじゃねーの」

北上「あたし達、元は艦艇でしょ」

提督「まぁそうだな」

北上「艦であるからして浮く。だからこんだけ魚雷積んでても、どんな姿勢でも水上に立ってられるってわけ」

提督「ぶっちゃけ水上に立つってどんな感じなんだ?」

北上「まぁ、そうねぇ。水たまりかごく浅い川や池に立つような感じかな」

提督「わかったようなわからんような」

こんな板の底の底まで沈み込んだスレにまでわざわざグロ画像貼ってageるなんてどういう神経してるんだか

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

江風了解ー

――― 実装から改二までもっと早い艦娘は存在する ―――

提督「江風改二かぁ。早いな」

江風「まさかもう来るとはね。バニラ湾で活躍し過ぎちまったか?」

提督「いやそれはない」

江風「時雨の姉貴に負けないよう頑張らねぇとな」

提督「白露型ならもう一人改二いただろ」

江風「……夕立姉ェは規格外だからな……」

提督「やっぱそういう認識なんだ……」

まさか大潮がこの前ネタにした傍から帽子を脱ぐとは

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

那珂さん了解ー

――― 提督は結構冷たい ―――

提督「えーと、この任務は綾波、摩耶、阿武隈、川内、那珂さん、瑞穂でこなしてもらう」

那珂「えー、なんでさん付けなの。那珂ちゃんって呼んでよー!」

提督「しゃーないな。えーと、綾波、摩耶、阿武隈、川内、那珂ちゃんさん、みz」

那珂「そうじゃないってばー!! そもそもなんでさん付けなの!?」

提督「野分が言ってた」

那珂「あー、のわっち堅いもんねー、って真似する必要ないよね? ね?」

提督(そっぽ向き)

冷たいというか単にいじり倒したいだけだな?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

高波了解ー

――― ぶっちぎりでヤバそうな駆逐艦 ―――

高波「夕雲型駆逐艦、高波です。精いっぱい頑張ります!ホント……かもです!」

提督「てな訳で高波も無事着任したわけだが見た感じたよりなさそうだなぁ」

長波「そうでもないぜ」

提督「そうか?」

長波「というか最後がアレでアレだからなぁ……。命令されればなんだってやるだろうけど」

提督「ほう」

長波「進水して数ヶ月だってのにな……。これでこの長波サマを慕ってるんだからなぁ……」

提督「嬉しくないのか?」

長波「いや嬉しくないってこたぁないけど……なんかこう、モヤッとするというか……」

高波「長波姉さま、司令官と何を話してるんですか?」

長波「いや、なんでもねぇよ」

誰かが言ってた「長波にとって高波の存在そのものが致命的地雷」という話がなんか印象に残っている

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

潮了解ー

――― どこからか現れる謎のオプション ―――

提督たちがサンマ漁に勤しんでいた頃の話

提督「一つ疑問があるのだが」

潮「な、なんでしょうか……」

提督「その旗、どこから持ってきた」

潮「なんか気づいたらありました」

提督「それ出撃に必要なのか」

潮「持たなければならない気がして……」

提督「その芋もか」

潮「いえ、これはさっき買ってきたものです」

七駆、結構シーズン差分多いな?

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

睦月了解ー

――― 大発ブートキャンプ ―――

睦月型第三の改ニ、皐月改二実装。彼女は大発動艇を運用できる。

睦月「うぅ~、燃費そのままで大発が運用できるなんて、長女の威厳がぁ……」

如月「皐月ちゃんのほうが生まれ(進水日)は先だけどね」

睦月「そんなこと言ってる場合じゃないよ如月ちゃん!」

如月「うふふ、そんなこともあろうかとこんなの見つけてきたわ」

如月が差し出すは一枚のパンフレット。

睦月「大発ブートキャンプ……?」

如月「これで秋津洲さんや速吸さんも大発の運用ができるようになったとか」

睦月「もう手段とか選んでられないよ如月ちゃん! 一緒に行こう!」

~~~~ブートキャンプ場~~~~

提督「オラッ、あと十周だ! 引いて引いて引きまくれ! 回転数が全てだ! どっかのサンタも言ってた!」

大発妖精s「おらおらーひけひけー」

睦月「陸上で大発引っ張っても何にもならないと思うよ……ゼェゼェ」

如月「でも実際効果あったそうだし……ハァハァ」


後日運用可能になったので効果はあったようである。

瑞穂は季節限定グラの累計期間が通常モードより長かったこともあったそうな

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

黒いですね
若葉了解ー

――― 似てるようで似てない ―――

提督「ふむ、第三十駆逐隊の出番か……。集合だ!」

睦月「睦月の艦隊、いざ参ります!」

如月「第三十駆逐隊、如月。出撃します!」

弥生「いい? 睦月、望月、いくよ……弥生、出撃します」

望月?「望月、出撃する」

提督「四番目ちょっと待て。お前の名前を言ってみろ」

望月?「望月だ」

提督「いや眼鏡かけてるけどどう見ても若葉だろ」

若葉「大丈夫だ」

提督「というか望月はどうしたんだよ」

若葉「間宮さんの羊羹と引き換えに任された」

提督「任された、じゃねーよ!!」


この後望月を引っ張りだすのに悪戦苦闘したがそれはまた別の話

回転数が全てでしたね。イベントも海域をぐるぐる回りましょう

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

妙高了解ー

――― 艦首とはいうけれど ―――

提督「なー、妙高よ」

妙高「何でしょうか、提督?」

提督「初風が妙高のことめっちゃ恐すぎなんだが」

妙高「まぁ前世で衝突して艦首がトびましたからね……」

提督「そうそう、艦首って首……というか頭なのかねぇ。頭脳的に考えると艦橋な気もするが」

妙高「そうですね……」

提督「扶桑姉妹は艦橋髪飾りだし、阿武隈も艦首やられたの気にしてたけど前髪だし……」

妙高「人それぞれ……艦娘それぞれじゃないでしょうか」

天津風の艦首はどこになるんだろう。右の艤装かな

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

名取了解-

――― あれは一体何なんだ ―――

鎮守府秋祭りの頃

提督「名取も浴衣姿か。似あってんな」

名取「え、あ、はい……」

提督「それは金魚すくいでとったやつか」

名取「はい、結構得意なんです」

提督「……その黒いのは」

名取「黒金魚では?」

提督「どう見ても深海の駆逐だが……」

名取「じゃあ私はコレで……」 ススス

提督「おい待てせめてそれ出してた店を吐いてからにしろ!」

謎は尽きない

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

はっちゃん了解ー

――― 内火艇改修は潜水艦にお任せ ―――

提督「内火艇手に入れたけどコレも改修できるのかな」

はち「出来ますよ」

提督「マジで」

はち「実は潜水艦も装備できるんですよ」

提督「まるゆもか」

はち「積めますね」

提督「元は積めるような艦だったか?」

はち「まぁ妖精の方が潜水艦と認識してるようなので」

提督「めっちゃ判定ガバガバだな」

はち「それで、改修しますか? 明石さんと協力すれば出来ますよ」

提督「あぁ、頼むわ」


はち「7.7mm機銃が足りませんでした」

提督「ふぁっきん!」

金剛型、天龍型、睦月など一部の艦が持ってくるので引っぺがすのも手

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

木曾了解ー

――― 軌条ないよね ―――

木曾が改二なりたての頃

木曾「いいねぇ、こういうの」

提督「これで木曾も重雷装巡洋艦か。甲標的が装備できるわけだが……どこにつける?」

木曾「そういや姉さんたちは何処からともなく出してたな」

提督「とりあえず魚雷発射管のあたりにつけておくか」

木曾「おう」

甲標的妖精「ソレチガウソレチガウ」

提督「よし、試し撃ち行ってみようか」

木曾「見てろよー!」

甲標的を取り付けたまま高速回転する魚雷管。特に意味は無い。

甲標的妖精「アババババババババ」

木曾「行っけぇぇぇぇ!!」

放たれる甲標的。そのまま進むことなく沈降する。

提督「……あれ?」

木曾「おっかしーなー……」


このあと二人して妖精さんにめっちゃ怒られた

艦これ運営のツイッターアイコンいいですねコレ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

浦風了解ー

例によって例のごとくイベントモードにはいります。心して待て!

それは、礼号作戦が終わってしばらくしてからのことであった。

「まーたウェーク島が占拠されたのか」

「ピーコック島です」

「あのゴスロリのようだしとっとと取り返すか」

猫吊るしのツッコミに聞く耳持たず、部隊を編成して送り出すまではよかった。


「え? うそ? んなバカな」

時津風のセリフではない。提督のセリフである。

精鋭部隊を送って少しも削れない。

「どーすんのこれ」

「今、揚陸用の装備とかの準備してますがそれだけでは不足ですね……」


そして時は流れ……

「機銃が足らんしまぁ内火艇の改修はこんなもんか。夜偵も改修できるようになったし」

そこに飛び込んでくる猫吊るし。

「良いニュースと悪いニュースが有ります」

「絶対どっちもろくでもないだろ」

「では良いニュースから言いますね」

提督を無視して話をすすめる猫吊るし。

「このたび、基地航空隊を設営することになりました!」

「ほう?」

「北太平洋のこの辺りです」

プロジェクターのスイッチを入れ、映しだされた地図の一点を指し示す。

「ここに航空基地を設営することでウェーク島やあわよくば敵の中枢を叩くことも出来るでしょう」

「今サラリとすごい事言わなかったか?」

「えぇ、今回は肝煎りですから破壊力バツグンですよ」

「そうじゃなくて、敵の中枢って」

「さぁ、設営しに行きましょう!」

「おい! 話を聞け!!」

そういうわけでイベント一通り堪能したのでぼちぼち書いていこうと思います。
今度こそイベント完了までに完結できるといいな

「それで、悪いニュースってなんだ」

「当然この立地を敵が押さえてないわけないので制海権を確保してください」

「どこが適地じゃ。敵地じゃねーか!!」

「ま、このご時世、深海棲艦がいないほうが珍しいですよ」

猫吊るしの返事に、提督は大きくため息を付いた。

「……で、編成は? 水雷か?」

「まず連合艦隊を送り、そののち上陸部隊を島に送ります。簡単でしょう?」

「連合艦隊使えるなら容赦はいらんな……」

よっこらしょっとと言いながら提督は立ちあがる。

「さくっと攻略して基地立てるぞ」



開設! 基地航空隊編 Chap.1 砲台の保護者


エレワイナ島近海。敵旗艦のタ級が沈んでいくのが双眼鏡で確認できる。

『敵島嶼防衛艦隊旗艦、撃滅完了しました。旗艦榛名以下11隻、これより帰投します』

「了解。お疲れ様」

ぷかぷか丸にて作戦完了の報せを受け、通信を切る。

「さて、前線を掃除していよいよ上陸だが、猫吊るし?」

「はいはい、少々お待ちを。あ、広げるんで雪風さんそっち持って」

「はい!」

島周辺の地図を広げる二人。付近の海流と敵遭遇ポイントが記されている。

「敵は陸上型、それもあの砲台小鬼なんで相応の準備はしてくださいね」

「あぁ」

頷きながら海図を睨む。

「こう、南から行くのが早いか?」

「そちらはダメです。いや行きたいなら止めませんが」

「何故だ?」

「水雷戦隊で制空権確保してるフラグシップのル級と戦いたいならどうぞ」

フラルがいるという情報に露骨に顔をしかめる提督。

「なんでそんな余力があるんだよ……。と、なるとこう島を大きく回って東側からか」

「そうなりますね」

「しれぇ、雪風の出番はありますか?」

「島嶼攻略だし……内火艇とか積めるの優先だから無いな」

「むー……」

後編はまた今度。書き上がったところから小分けにして投下しよう。

再び、エレワイナ島付近。

『敵PT小鬼群、掃討しました。これより敵防衛施設の破壊に向かいます』

「あいあい」

大淀からの通信を受ける。万事は順調。そう思った矢先。

『……なっ!? 敵陸攻確認!? 全艦対空戦闘用意!』

珍しく焦った大淀の声に続き、砲火と銃声。

「陸攻? 砲台が? バカな……」

『敵に姫級反応! 集積地棲姫です!』

「なんで出張ってきてんだよ!?」

『被害甚大、撤退します!』

「詳細は後でいい、さっさと戻れ!」

「全く、どんな采配してんのよ!」

「いやまさか集積地が居るとはなぁ」

「まぁまぁ」

ぷかぷか丸、作戦室。一通り入渠したあと、作戦の練り直しである。

霞に罵声を浴びせられるがそれもいつものこと。

「鈴谷と熊野にWG42を持たせていたが集積地が居るとなると話は別だな」

「そもそもこういう大一番は利根たちの仕事じゃありませんこと?」

「いつの間にか水上機の搭載量強化されてたし、難海域でも運用できるか試しておきたいわけだよ」

熊野の質問に手を振り答える提督。

「でもさー、三式弾やら積むならあたしたちの場合一緒じゃない?」

「それもそうだな」

鈴谷のもっともなツッコミ。

「まぁともかく、三式弾をWGの代わりに持ってもらって、大淀と江風に……一つ余るな」

「かすみんと大潮ちゃんは内火艇だしね」

再び島に戻る。今度こそ準備は万端。

「敵要塞に集積地棲姫確認、対空戦闘用意! そののち接近しこれを撃滅します!」

大淀の号令のもと、敵基地に総攻撃を仕掛ける艦娘たち。

「砲台と魚雷艇は水雷戦隊で抑えます! 鈴谷さんと熊野さんは集積地を!」

「了解!」

「承りましてよ!」

立ち上る水柱の間をくぐり抜けながら集積地棲姫の待つ島へ肉薄する鈴熊コンビ。

「ほらほら、そんなんじゃ当たんないよ!」

「鈴谷、行きますわよ!」

「オッケー! 射角、風向きよーし! いっけぇーっ!!」

鈴谷の放った三式弾は集積地に積んである燃料に引火、大爆発。後追いで放たれた熊野の弾が過たず集積地棲姫に止めを刺した。

「……よし、作戦は成功したようだな」

ぷかぷか丸、甲板上にて敵基地の破壊を確認した提督。

「これで基地ができるわけだ」

「そうですね。物資を運ぶ必要がありますが」

「え? 何それ聞いてない」

提督の素っ頓狂な声に猫吊るしは溜息をつく。

「全く、資材もなしに飛行場が出来るわけ無いでしょう? 輸送船団作ってください。物資はこちらで用意してあります」

「ぷかぷか丸でガーッと運べないの?」

「資材積み下ろししてる時に沈められたいんですか。ある程度丈夫にしてあるとはいえ限度があるのは知ってるでしょう」

「ぐぬぬ」

「とにかく一旦戻って再編しましょう」

歯ぎしりする提督をよそに、猫吊るしは帰りの航路を設定する。

「ほら、そろそろ艦娘達も帰ってきますよ」

「お、おう」

基地隊が出来るまであと少し……

続きはまた今度。

イベント海域に行く理由が基地隊の熟練度上げ以外なくなってしまった……

「物資の輸送は順調か?」

『えぇ、問題はありません。敵空母も今のところこの近辺には見られません』

「オーケイ。そのまま作戦を続行せよ」

『了解です』

ぷかぷか丸甲板上。千歳率いる輸送船団により、エレワイナ島に航空基地が急速に建設されつつある。

「しかし、小分けにして運ばねばならんのが面倒くさいな」

「まぁ主に妖精が使うものですし、艦娘が管理したほうが普通の船で運ぶより安全ですしね」

積み荷の上に座って答える猫吊るし。

「沈まないのはいいが……あと何往復だ?」

「二、三往復ってところですかね」

「敵が来る前に完了したいところだが……」

『……提督、新たな敵艦隊を発見しました!』



開設! 基地航空隊編 Chap.2 発艦! 基地航空隊!


『敵艦隊、エレワイナ島に接近中!』

「よし、輸送は中断。敵艦隊を迎撃せよ!」

『了解です!』

通信を切る。

「ま、そううまくは行かないもんだ」

「タダで航空基地を建設させてもらえるほど敵も甘くはありませんからね」

などとうだうだ言っている間に通信が入る。

『敵主力艦隊、発見しました。敵旗艦は……ザザッ』

突然途切れる通信。

「ん、機器の調子が悪くなったか?」

「10年保証ですよこれ」

『ダカラサ……。ソンナノ造ッタッテサ……。何ニナルノサァ!』

割り込んできた通信、その直後に魚雷が当たったかのような音。

『吹雪、中破! 敵は鬼クラス、開幕魚雷を持っているみたいです!』

「解説はいい! そいつを追っ払わないと基地建設どころじゃないぞ!」

「全く、冗談じゃないわ!」

第一艦隊の霞が叫ぶ。

「私が護衛艦隊だったらあんなのどうとでもなるのに!」

「まぁまぁ、大発運用出来るからこっちにいるんだし、ドーンと構えていきましょう!」

「それが歯がゆいのよ!」

大潮が霞をなだめるが

「まー、この距離じゃ砲撃も互いに当たんないしね」

江風が持ってる砲で前衛の援護を試みるが彼女の言うとおり射程が足りない。

一方で前衛はというと

「ま、ドラム缶持って輸送も手伝ったけど」

「巡洋艦の火力ならこの程度、一捻りですわ!」

鈴谷と熊野のコンビが敵旗艦――駆逐古鬼を追い詰めていた。

「ヨォシ……喰ラエッ!!」

古鬼の左腕についている艤装の顎からほうが飛び出す。

「遅くってよ!」

だが、熊野の砲撃が一瞬早かった。

古鬼の艤装の大半をふっ飛ばし、水面に叩きつけた。

「熊野、やるじゃーん!」

「当然ですわ。ところで……鹵獲すべきかしら?」

ぷかぷか丸、甲板上。鹵獲された駆逐古鬼が吊るされている。

「捕まえといてなんだけどやっぱこの光景慣れないなー」

「そうは言うがな鈴谷よ、俎上だとやりづらくて仕方ないんだよ」

「配置じゃなくて捌く方なんだけど」

「しょうがないだろ。見る必要はないんだし、とりあえず部屋戻って休め」

「はーい」

鈴谷が船内に戻ったのを確認して解体作業に入る。

「……? 手触りに馴染みがない……?」

中から取り出した雫は、ひと回り小さく、儚げであった。


鎮守府、工廠。

「これ、頼むわ」

「あいあいさー」

先ほどとった雫を建造担当の妖精に投げ渡す。程なくして大正風味の艦娘が現れる。

「待たせたわね、司令官。神風型駆逐艦、一番艦、神風。推参です!」

「……? 12cm単装砲ってことは睦月型の亜種か?」

「睦月型の前級に当たるのが私達神風型なのよ」

そう言って胸を張る神風。

「つまり、旧型……」

「旧型ですって? 馬鹿ね。駆逐艦の実力は、スペックじゃないのよ?」

「だが、練度なくばその実力も発揮できなかろう」

「ま、まぁそうだけど」

「じゃ、特訓だな。雪風」

「はい、しれぇ!」

「いろいろ教えてやってくれ。そろそろ基地航空隊の準備も出来てるはずだしそっちの様子見てくる」

「了解です! 神風ちゃん、まずは一緒に施設見て回りましょう!」

「あっ、ちょっと待って……」

雪風に引っ張られていく神風を見送りながら、提督も工廠をあとにする。

「さて、基地航空隊の力、見せてもらうとするか……!!」

続きはまた今度。

ってこんなペースで大丈夫か? またイベント終わってたとかならない?

「これが基地航空隊か……」

「えぇ、陸攻だけでなく空母用の艦載機もおけますよ」

基地航空隊は遂に完成した。猫吊るしから説明を受けながら視察している。妖精たちがせわしなく右往左往している。

「今は4中隊しか置けませんが」

「が?」

「ちょうど北東の方から敵艦隊が来ててですね。これを叩き潰せば安心して拡張工事できます」

「全く、落ち着きのない連中だ」

「早速使ってみますか?」

いかにも悪の参謀が邪悪な提案をした時の表情で言う。

「いいだろう」



開設! 基地航空隊編 Chap.3 ラバウル奇襲戦!



「あれが航空隊ってやつね……。上を気にせず戦えるのはありがたいけど、酸素魚雷撃つ機会減っちゃうじゃない」

とは、中破しながらも重巡棲姫を倒し、鹵獲した大井の言。

「とは言いながら敵旗艦の首級挙げてるじゃねーか」

「たまには北上さんにいいとこ見せないといけませんから。では、入渠してきますね」

そう言いながら船内へと引っ込む。

「……さて、これで敵中枢への道は開けたか」

「その前に」

「何だよ猫吊るし」

「この地図を見てください」

猫吊るしが広げた地図は南方海域、アイアンボトムサウンド近辺。

「なんか別の敵拠点でも見つかったというのか」

「ビンゴです。敵も飛行場を建設してるみたいで、これが完成した暁には南方の制空権は危険が危ないデンジャラスです」

「取り返せ、と」

「えぇ、程なく第二航空隊も完成しますし向こうが完成し切る前に撃滅しましょう」

「よし、敵中枢侵攻の前に後方の安全を確保する!!」

南方海域、ラバウル。

「てーとくさんによると、ここに新たな敵基地が出来たからパーッとやっつけるっぽい」

航行しながら旗艦の夕立がものすごくふわっとしたブリーフィングを行う。

「しかし航空基地ということは向こうも航空機を飛ばしてくる。航空戦力が我輩と筑摩だけでは少々心許ないのではないか?」

「心配は要らないっぽい」

夕立が指差した方向には敵の陸上攻撃機。

「ってちょっと待たんか! 早く瑞雲を飛ばさんと」

「間違えたっぽい。あっちだった!」

夕立が反対方向を指差すと烈風の群れ。猛禽類が獲物を見つけたかのごとく敵機に飛びかかる。

「今のうちに対空戦闘用意! 素敵なパーティーしましょ!」

「あれが基地航空隊ね、利根姉さん」

空襲も大した被害なく抜け、その次の艦隊も航空隊による先制攻撃により一方的に事を運ぶことが出来た。

「凄いもんじゃな。これなら安心して敵基地を叩けるな!」

飛び交う戦闘機は敵航空隊と丁々発止。観測射撃の隙を与えない!

「これならいけr」

だが油断は禁物。敵基地、リコリス棲姫も砲撃はできるのだ。

「利根姉さん!?」

「こ、この程度では吾輩は沈まん……」

「大破してるじゃないですか! ここは下がってあとは任せて!」

そう言うなり反転して敵基地に単身突撃する筑摩。

ル級が二隻立ちふさがるが、

「その程度では、止められません!」

砲撃の合間を縫って跳躍、片方の砲塔に乗り、更に高く。

「そこっ!」

「片腹痛イノサ……ソンナ攻撃ハッ!」

筑摩の砲弾がリコリス棲姫の艤装に刺さる。だが、致命傷には程遠い。

「不発カ……?」

「こっちが、本命です!」

続けて放たれた弾は一発目の着弾地点に違わず命中し、大爆発。

「これで、終わりですね」

連鎖爆発が生じ、リコリス棲姫とその基地艤装は完全に破壊された。


『敵基地、撃滅したっぽい!』

「よし、全艦帰投せよ」

提督は通信を切り、地図を見る。

「いよいよ、敵の中枢か……」

続きはまた今度。

Q:空襲は?
A:来る前にE5終わらせました

続きは明日かあさってになりそうです

結局イベント終了までに終わらなかったし!!

『何故ダ……ドウヤッテ…キタァ…………。ドウ…ヤッテ……?』

「まぁ、障害をひたすら排除し続ければ辿り着くよな」

北太平洋、深海中枢泊地。ラバウルの敵飛行場を撃滅後、取って返して怒涛の勢いで攻め込んだ。

降り注ぐ爆弾と砲弾の雨霰。それは確実に敵中枢の戦力を削っていった。


「これで終わりです! 全門、斉射ァ!!」

霧島の放った砲弾は、中枢棲姫に着弾し、大爆発した。

『やったか!?』

中枢棲姫は艤装に突っ伏し、もはや虫の息と思われた。

「敵中枢反応、微弱になって……!? エネルギー反応増大!?」

『馬鹿な!? かつての鉄底海峡でもこれほどの回復力はなかったぞ!?』

中枢棲姫から多量の赤黒い霧が放出される。

「可能なかぎり全速にて全艦撤退! 急いで!」

第一艦隊旗艦の大淀の指示に従い、艦娘たちは撤退を急ぐ。その間も霧は放出し続ける。



開設! 基地航空隊編 Chap.4 波濤を超えて!


「まだ余力を残してたか……」

「敵航空機もブンブン飛んでますね。基地に攻撃を仕掛けてくるかもしれません。まぁ資材があれば再建は容易ですが」

ぷかぷか丸、作戦室。地図を挟んで猫吊るしと向かい合い作戦を練る。

「一隊を防空に回して他を敵中枢にありったけぶち込んでやれ。出撃はいつでも出来るな?」

「出来ますね」

「敵の反攻準備が整う前に是が非でも黙らせる必要がある。一度戻って艦隊の再編成、再度出撃だ」

「しれぇ、雪風に出来ることはありませんか?」

「ふむ、そうだな。やる気に満ちた駆逐ひとりと爆撃支援装備の整った正規空母四人とともに、決戦支援を頼む」

「了解です!」

とてとてと立ち去る雪風。

「さてあとは主力だが……」

「そうそう、今回アメリカ側にも協力仰ぎましてね」

「いつも思うんだがどうやって敵地の向こうに渡ってるんだ、猫吊るしよ」

「内緒です。ともあれ時期的にそろそろ出来上がる頃だと思われます。戦力に厚みが増しますよ」

いつもの表情で持ってる猫をぶん回しながら答える。これ以上追求したら次はお前がこうなる番だという構えである。

「ふーん……」

提督はそれ以上追求しないことにした。

鎮守府、駆逐寮。

「やる気のある、と言ってもそういう子はたいてい遠征行っちゃってますし、改二の子はだいたい出撃しておつかれですし……」

資源集めに東奔西走、駆逐艦娘はフル回転である。

「ふー、今日の演習もおしまいっと」

そこに現れるは演習帰りの神風。ものすごく好調そうである。

「神風ちゃん!」

「どうしたの、雪風?」

「出撃です! 神風ちゃんが旗艦で!」

「え、え? えええ!? そ、装備は!?」

「そのままで大丈夫です! いざとなったら雪風がサポートします!」

「対潜装備なんだけど!?」

「問題無いです! さぁ、行きましょう!」

北太平洋、敵中枢泊地付近。

「まさか艦娘になってからの初出撃がこんな大一番だなんて……」

支援艦隊旗艦として駆りだされた神風。

「大丈夫ですよ、神風ちゃん。陸上攻撃隊の攻撃に合わせて発艦命令を出すだけですから」

「と言われても……」

随伴は赤城に飛龍、蒼龍に翔鶴。いずれも歴戦の正規空母艦娘である。しかも決戦の地。

「あっ、来ました! しれぇたちも、陸攻も!」

「本当に私が……?」

「絶対、大丈夫!」

「……うん!」

神風は自らの頬をパンパンと張り気合を入れた。

「よし! 全機発艦、目標敵中枢基地及びその護衛艦!」

号令一閃、合図とともに四人の正規空母が立て続けに矢を放つ。およそ300機の艦載機が飛んで行く。

「凄い……」

「あとは帰還を待って上手くいくのを祈るだけです」

「あと一歩……!」

随伴はほぼ沈み、中枢もほぼ虫の息。

「これで……終わりじゃ!」

WG42を打ち込んでからの三式弾。

「まだまだ、筑摩のやつには負けんぞ!」

この一撃で中枢棲姫の艤装の大半を吹き飛ばした。

「……そんな、まだ、動いて、再生の兆しが……!?」

敵の反応をモニターしていた大淀が悲鳴を上げる。

そこに放たれる大口径主砲音。

「Take this!!」

死角から飛んできた砲弾が中枢棲姫を叩き伏せる。

「艦娘……!?」

弾の飛んできた方角を見やるとそこには金色の長い髪を持つ艦娘――主砲は41cmクラスの三連装砲を持つ――がいた。

次回で基地航空隊編終了予定です。

スレもそろそろ終わりですね

「何があった!?」

『正体不明の艦娘が中枢棲姫を攻撃、敵反応、減衰していきます!』

提督と大淀の通信にその艦娘が割りこむ。

『Youがこの艦隊のAdmiralなの?』

「あぁ、そうだが……一体誰なんだ?」

『Oh, sorry. アイオワ級戦艦NameShip、アイオワよ』

「ということは……あいつが言ってたアメリカの艦娘というのは」

『Exactly!! 本日付けでそちらに合流するわ。よろしくね!』

「よし、じゃあうちの艦隊についてってくれ。こっちの母艦についたら改めて挨拶しよう」

『Roger!』



開設! 基地航空隊編 Final Chapter まだまだ戦は終わらない


ぷかぷか丸、作戦室。改めて提督とアイオワが対面する。

「つまり、猫吊るしのいってたアメリカの協力ってのは」

「Meのことね!」

「確か今も現存する艦だったはずだが」

「Ah,それはShip spirits? そういうのから引っ張ってるからNo Problemね!」

「そういうもんなのか? ……ところで、その小脇に抱えてるのは何だ?」

アイオワが抱えているもの。よく見るとそれは、神風と同じ和服を着た、サイドヘアーがロールしている少女。

「Oh, 紹介が遅れたわね。さ、Wake up!」

アイオワが床におろすと、二、三度まばたきし、

「神風型駆逐艦の3番艦、春風と申します。司令官様、どうぞお見知りおきくださいませ」

「神風型ということは……神風の妹か」

「はい。姉さんともどもよろしくお願いします」

深々とおじぎをする春風。

「確か下で他の皆と休んでるから挨拶がてら行ってくると良い」

「はい、それでは失礼しますね」

静々と退室していく春風を見送ったあと、提督はアイオワに向き直った。

「一体どこで春風を?」

「ちょっと艤装の試運転中に来たEnemyを返り討ちにしてね。鹵獲してネコツルシ?に預けたら翌日彼女も連れてって、って」

「マジか……」

その後、北太平洋の深海棲艦残党を退治する中で、親潮が着任。

「陽炎型駆逐艦四番艦親潮、参りまし……うわっと!?」

「親潮姉さーん!!」

「気をつけろ、雪風が抱きついて……って警告が遅かった」

と、ドタバタやっているのを眺めていると後ろから猫吊るしがやってきた。

「ちょっとお耳に入れたい話が」

「何だよ、早よ言え」

「こないだ破壊した中枢ですが……復活の兆しがあります」

「マジかよ。完全破壊とか出来ないのか」

「今はちょっと。瘴気が濃すぎますね。何度か出てきたらその都度叩くことになるでしょうね」

「まったく、面倒くさい」

「他にも中枢に相当するものがないとは限りませんし、とにかくまだまだ休めませんよ」

提督はため息を付き、そのモヤを打ち消すように頭を振り払う。

「まずはピーコック島から潰すか。航空隊の準備はできてるか?」

「空襲でだいぶやられましたからね……もうしばらくお待ちを」

まだまだ戦は終わらない……。

だいぶ駆け足になったけど基地航空隊編完結。次から通常営業に戻ります。浦風からだな……

――― Android版実装記念 ―――

浦風「提督、何手元でピコピコいじりよん?」

提督「あぁ、これな。なんでもスマホから出撃・編成、果ては遠征命令まで出せるようになったんだ」

浦風「つー事は執務室外からでも指示できるんか」

提督「そういうことだな。えーとここはこうして」

浦風「効率化はええことじゃけんのぉ」

提督「そうだな」

<ダイグンシノキュウキョクジンチ カエラズノジン!!

浦風「……任務と関係ない音声が聞こえたような」

提督「……気のせいでは」

<シニハッタラヨロシオス センシバンコーシンベンキドク

浦風「……くらそうか?」

提督「ギニャッァァァァ手首ひねったららめぇぇぇぇぇ!!」」

編成時の艦娘選択欄がめっちゃ狭いの除けばいい感じですね

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

春風了解ー

――― 梅雨時 ―――

提督「今日もまた雨か……」

春風「こういう時は傘の出番ですね」

提督「番傘ねぇ。大正風味でそれはそれでいいと思うが使ってる奴なんて他に早々おらんだろ」

春風「でもあれみてください」

提督「ん?」

春風が指差した先、窓の外には……

千代田「キャッキャ」

千歳「ウフフ」


春風「ね?」

提督「Oh...」

たまには時節モノも
あと回転数が全てでありマネーイズパワーシステムの賜物です。何とは言いませんが

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

沖波了解ー

――― 鯨のほうが貴重では? ―――

提督「今日は沖波がステーキを作ると言ってたが……」


沖波「ビフテキは……材料がなかったので、鯨のステーキにしてみました。どうでしょうか?」

提督「うむ、これはこれでなかなか……だが」

沖波「何でしょうか?」

提督「深海棲艦が跳梁跋扈してるのに一体どこで鯨を」

沖波「鎮守府の近くに打ち上げられてて、可哀想ですがもう死んでたので……」

提督「それならわかるが一体誰が解体を……」

沖波「間宮さんですよ。あれは凄かったなぁ」

提督「くっ、いいものを見そこねた!」

鯨に捨てるところはないという。肉も脂も骨も使えるとか。

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

高雄了解ー。saga入れないと翌の字が入って大変ね

――― 次の次の改二は誰ですかね ―――

提督「もう6月か……雪風の改二突然来たりしないかなぁ」

高雄「さすがに事前情報は来るでしょう」

提督「一昨年だっけか、妙高の改二が来たのは。高雄もそろそろ来てもいいと思うんだがねぇ」

高雄「摩耶も鳥海も改二になって大活躍してますしね」

雪風「しれぇ、次の改二の情報が来ました!」

提督「雪風か!?」

高雄「私かもしれませんよ」

雪風「朝潮型駆逐艦だそうです!」

提督「ぬ。そうか」

高雄「違いましたね……」


雪風「というかだいぶ前に朝潮型の改二がもう一隻来るって話あったじゃないですか、しれぇ」

提督「忘れてた」

朝潮はLv80まで育てておきました

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

ポーラ了解ー

――― ザル ―――

提督「……うん、まぁ、そのなんだ。何故カウンターバーセット一式が出てるんだ」

ポーラ「執務室にバーがあると聞きましたので~」

提督「……まぁ、加古やイクもたまにやってるが……。呑み過ぎんなよ。俺は寝る」

ポーラ「あ~い」


翌朝

提督「嘘、まだ飲んでるよ!? 酒瓶全部空にするつもりか!?」

ポーラ「ウェーイ提督~がふたり~ウェッヒヒヒ」


この後二人してめっちゃザラに怒られた

会話調べてたらどう見ても人間の飲酒量越えてるぞ……

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

日向了解ー

――― 水上戦闘機の強化は便利でしたね ―――

日向「提督よ」

提督「何だ日向、藪から棒に」

日向「この前、水上戦闘機が強化されただろう」

提督「あぁ、そうだな。おかげで南方任務が楽に消化できた」

日向「これを機会に瑞う……水上爆撃機も強化を」

提督「俺に言われても困るんだよなぁ。そもそも爆弾抱えながらドッグファイトやるほうが無茶だろう」

日向「しかしできたら戦力が大幅強化されると思わないか」

提督「というか水戦も熟練度依存だろう。妖精に訊くべきでは」


瑞雲妖精「ムチャイウナ」

提督「だとさ」

日向「くっ」

そりゃ監督不行き届きの件ですよ

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

長良了解ー

――― 梅雨時は走るには不向き ―――

長良「今日も雨ですね、司令官」

提督「まぁ梅雨だからな」

長良「これじゃあ走りこみも出来ないし……」

提督「室内で走るわけにもいかんからな。演習場も……ん?」

長良「どうしたんですか?」

提督「もともと艦船なんだし雨天でも海上で走ることは出来るのでは」

長良「そっか! 海の上ならいくら走っても平気ですね!」

提督「そうだろうそうだろう」

長良「時化とか考慮に入れなければですけどね」

提督「あっ」

長良「司令官、本当に船乗りなんですか」

提督「いだいいだい手首に握撃かけるのやめでぇぇぇぇ!!」

次スレが出来ましたー

【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part4
【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466857654/)

小ネタ艦娘とか>>1000 例によってダブっていようが採ります

あ、抜けてるっぽいですね。忘れないよう向こうに追記しときます

――― 近代兵器がない理由 ―――

提督「アイオワってWW2のあとも活躍してたよな」

アイオワ「Yes!!」

提督「トマホークとかそういうの持ってこないの? 接敵前に沈められれば楽じゃない?」

アイオワ「それ、ネコツルシが言ってたんだけど……」


猫吊『近代兵器に妖精さん憑かないんですよね』


アイオワ「ArmがあってもFairyがいないと使えないのよ」

提督「そんな事情が……」

向こうの3の分消化したので

初春か親潮か神風、直下! 選べぃ!!

初春了解ー

うめ

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