ちひろ「プロデューサーさんが、刺された!」 アイドル「!?」 (65)

P「では、よろしくお願いします」

D「こちらこそ。あっ、そうだ」

P「?」

D「プロデューサーさんも、この番組に少し出ませんか?」

P「いえ、自分は」

D「今や200人近いアイドルをプロデュースする敏腕プロデュサー。前に少し顔が映った時も反響が凄かったし」

P「自分は裏方ですよ」

D「そうか…気が変わったら連絡してくれ」

P「わかりました。では」 ガチャ

D「お疲れ」

P「お疲れ様です」 バタン



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P「~♪」

ズイっ

男「cgプロダクションのプロデュサーさん、ですね」

P「?そうですが」

男「死ねっ!」

ドスッ

P「…え?」

男「ひゃはは!死ね!死ねぇ!アイドルを独り占めしやがって!」

ザクッ ドスッ

P「ぐっ…が、は」

男「ははは…ざまぁ」

キャー!

何だ?

男「チッ」 ダッ


大変だ!人が刺されてるぞ 救急車と警察を呼べ!

P(い、痛い。血が…) ダラー

大丈夫ですか? しっかりして

P「…」 ガクッ

プルルル ガチャ

ちひろ「はい。こちらCGプロダクションですが」

ちひろ「はい。えぇ、Pはここの社員ですが…」

ちひろ「えっ?プロデュサーさんが刺されて危ない状態に?」

ちひろ「は、はい。搬送先は○○病院ですね。わ、わかりました」

ガチャ

ちひろ「しゃ、社長!」 ダッ

○○病院

社長「そ、それで彼の容態は?」

医者「刺された場所が少し悪く今、手術をしています」

社長「そ、そんな。だ、大丈夫ですよね?」

医者「…」

社長「頼む。彼を救ってください」

医者「今は無事を祈りましょう」

手術室前

社長「…」

ちひろ「ハァ、ハァ…社長!プロデュサーさんは?」

社長「まだ手術中だ」

ちひろ「そんな」

社長「アイドルの皆には知らせたかね?」

ちひろ「は、はい。今日、休みのアイドルには知らせました」

社長「そうか」

パッ

ちひろ「っ!」

ガラッ

医者2「…」

ガララ

P「…」

社長「け、結果は?」

医者2「手術は成功しましたが、出血が酷く、意識が戻るかわかりません」


ちひろ「そ、そんな」

社長「…そうですか」

タタタ

凛「ちひろさん、プロデュサーは?」

ちひろ「…」

卯月「まさか…」

社長「手術は成功だ…しかし」

未央「しかし?」

社長「意識が戻るかわからない、と」

卯月「…嘘」 フラッ

凛「卯月!」

未央「しっかりして」

社長「お見舞いは明日にしなさい」

ちひろ「今日は遅いから送るわね」

凛「…」

未央「…はい」

あー、これシリアスじゃなくてイチャイチャSSです。ごめんなさい

一週間後

ちひろ(犯人は逮捕されましたがプロデュサーさんは目を覚ましません)

ちひろ(犯人が逮捕されたと聞いたとき、まゆちゃんや拓海ちゃんなど数名のアイドルが警察署に行こうとして押さえ込むのに苦労しました)

P「…」

ちひろ「プロデュサーさん、アイドルの皆、笑顔が少なくなりましたよ。早く起きてくださ」

P「…」

ちひろ「じゃあ仕事に行きますね」

バタン

P「う、うーん」 パチッ

P「ここは?」 ムクっ

Pっ!?痛い。俺は…」

死ねぇ!

P「思い出した。男に刺されて」

ガラッ

看護婦「あっ」

P「ど、どうも」

看護婦「せ、先生。Pさんが!」 ダッ



医者「目が覚めましたか。調子の方は?」

P「の、喉が乾きました」

医者「君、水を」

看護婦「はい」

医者「何があったか覚えてますか?」

P「はい。男に刺されて」

医者「君は一週間も寝てたんだよ」

P「そんなに!」

看護婦「お持ちしました」

P「ありがとうございます」

医者「少し、寝ていなさい。連絡するので」

P「はい」

P(連絡を聞いたみたいで、社長、ちひろさん、アイドルの皆、トレーナーさん姉妹が来て、皆泣いて)

P(俺の退院が決まって…退院日、当日)

医者「では、しばらくは無理をしないで安静に」

P「はい。お世話になりました」

医者「お大事に」

P「はい」 ガチャ

バタン

P「ちひろさん達に迷惑かけたな。そうだ、何か差し入れを持っていこう」

ガチャ

P「お疲れ様です」

ちひろ「ぷ、プロデュサーさん!なんでここに?」

社長「大丈夫なのかね?」

P(目元にクマが)

P「いえ、これ差し入れのケーキです。」

社長「こんな事しなくても」

P「あはは」

ちひろ「もう。笑い事じゃありません。プロデュサーさんは帰るんです」

P「わかりましたよ」

社長「お大事に」

P「はい」



P「…」

P(俺が入院してる間、大変だったんだろうな)

P(事務所の鍵はあるし…よしっ)

P(明日から出社しよう。それがいい)

P「よし。お休み」

ちひろ「ね、眠い。でも頑張らないと」

ガチャ

ちひろ「あれ?開いてる」

ガチャ

P「ちひろさん、おはようございます」 カタカタ

ちひろ「ぷ、プロデュサーさん!?」

P「この書類、できましたよ。次は」

ちひろ「な、何してるんですか?安静にしてないと」

P「大丈夫ですって」

ガチャ

拓海「うーす」

P「拓海、おはよう」

拓海「P、おは…!?」

拓海「な、何で事務所にいるんだよ!?」

P「見てわからないか?仕事だよ」 カタカタ

拓海「け、けどよ」

P「大丈夫だって。拓海は心配性だな」

拓海「ち、ちが///」

ちひろ「本当に大丈夫なんですか?」

P「はい。俺が入院してる間、何かありませんでしたか?」

ちひろ「プロデュサーさんが刺された後、大変だったんですよ」

ちひろ「都ちゃん達は犯人探しをするし、巴ちゃんはご両親に頼んで犯人を探すし」

ちひろ「犯人が捕まったら拓海ちゃん達が警察署まで犯人を殴りに行こうとするし…」

拓海「ち、ちひろさん!」

P「そうですか。拓海、心配かけてすまん」 なでなで

拓海「っ///な、撫でんな!」 ドカッ


P「ぐっ」 ガクッ

ちひろ「プロデュサーさん!」

拓海「あっ…」

P「だ、大丈夫です」

拓海「す、すまねぇ」

P「…ぐぅ」

ちひろ「プロデュサーさん?」

P「…」

ちひろ「た、大変!」

医者「まったく!いいですか、絶対に安静ですからね」

P「すいません」

医者「では、お大事に」

P「失礼しました」 ガチャ


拓海「わ、悪かった」

P「大丈夫だって。事務所に戻るぞ」

拓海「…」

社長「まったく。焦ったよ」

P「すいません」

拓海「すいません」

ちひろ「大丈夫なんですね?」

P「はい。なので事務所で書類作成だけでも」

ちひろ「プロデュサーさん!」

P「そうしないと社長とちひろさんが」

ちひろ「…」

社長「…わかった」

ちひろ「社長!」

社長「ただし、定時には帰ること。いいかね?」

P「はいっ!」


社長「それから…うーん」



プロデュサーに気になって仕方ない

拓海「あ、あのよー」

社長「何だね?」

拓海「アタシが悪化させたからPを看護する。だからPの家に寝泊まりして…」

P「た、拓海!」

ちひろ「それはダメです!」

拓海「でもそうしねぇと、Pは無理するぞ」

社長「ふむ」

バーン

凛「それなら私がする」

まゆ「Pさんのお世話はまゆが…うふふ♪」

拓海「チッ。聞き耳か?」

社長「ふむ。ならば君」

P「はい?」

社長「君の家にアイドルを泊まらせるとパパラッチ達の的になる。そこで女子寮のでしばらくは暮らしなさい」

P「なっ!?」

社長「千川君も彼が無理をしないか女子寮に…いいかね?」

ちひろ「はい」

社長「では明日から。いいね?」

P「…」

凛「プロデュサー?」

まゆ「行きましょう」

拓海「…」

P「お、お願いします」

ここまでです

>>34

自分も気づきました。プロデューサーですね

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