鳳翔「名前を呼んでください」 (163)

あれだけ文量文量言ってたのに、今回の本編短いです。ごめんなさい。
今回は今までの作品と雰囲気が違うと思いますが、お付き合いいただけたらと思います。
本編はこれから一気に投下し、間を空けてからおまけを投下するという形にします。温度差が凄いので。
今回も拙い文章になると思いますが、よろしくお願いします。


【過去作】

提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌っている」」
提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌っている」」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426258147/)

曙「クソ提督がクソ過ぎる」
曙「クソ提督がクソ過ぎる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426599766/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427034412

5


鳳翔「……提督のお子さんですか?」


???「ああ。今日一日相手をしてくれないか」


鳳翔「私が、ですか?」


???「お前なら適任だろ?」


鳳翔「分かりました」


鳳翔「初めまして。私は鳳翔といいます」


「ほーしょー?」


鳳翔「はい」


「ほーしょー!あそぼー!」


鳳翔「ふふっ、そうですね。何をして遊びましょうか………」

15


「…………………」


「…………鳳翔さん」


鳳翔「…………はい」


「…………父の最期は、どうでしたか?」


鳳翔「………ご自身が囮となって、私達を逃がしてくださいました。立派な、司令官でした。」


「…………そうですか」


鳳翔「すみません、私達が不甲斐ないばかりに………」


「…………父は最高の部下達を持ったと常々自慢していました。あの父が自慢するような部下を責めることなんて出来ませんよ」


「………それに、辛いのはお互い様でしょうから…………」


鳳翔「……………ありがとう、ございます」

25


「今日からこの鎮守府に着任する―――です。よろしくお願いします」


鳳翔「存じていますよ」ニコッ


「はははっ、そうですね」


鳳翔「……もうあなたが上官なのですから、敬語じゃなくてもいいんですよ?」


「いえ、鳳翔さんには昔からお世話になっていますから」


鳳翔「……それじゃあ、私が年寄みたいじゃないですか」ムスッ


「え。いえ、そんなつもりは………」


鳳翔「分かっています。少しからかっただけですよ♪」


「……………意地悪ですね」


鳳翔「さて、なんのことでしょう?」ニコッ


「ははっ」


鳳翔「ふふっ」


「鳳翔さん」


鳳翔「はい」


「これからも、よろしくお願いします」


鳳翔「はい」ニコッ

35


「鳳翔さ――――」


鳳翔「………今は二人きりですよ」


「…………ほ、鳳翔」


鳳翔「全く……そろそろ慣れてくださいよ」


「つい昔の癖で………」


鳳翔「もう夫婦なんですからねっ!」


「はい……すみません………」


鳳翔「しっかりしてくださいよ?」


「は――――じゃないな。分かってるよ。鳳翔」


鳳翔「合格です、あなた♪」


「………照れるな」


鳳翔「何回も呼べば慣れますよ」


「そういうものか?」


鳳翔「はい」

「じゃあ………鳳翔」


鳳翔「はい」


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「…………これ何回続ければいいんだ?」


鳳翔「私の気が済むまで、です」ニコッ


「…………その笑顔には敵わないな」

45


鳳翔「私を解体してください」


「何を言ってるんだ」


鳳翔「………このままあなただけが老いていくのを見たくないんです」


「………………出来ない」


鳳翔「何故ですか!?」


「………………艦娘は解体すると、本来の年齢に戻るんだ」


鳳翔「……………私が解体されたら、死ぬ………と?」


「ああ………………」


鳳翔「そう………ですか……………」


「だから」


鳳翔「………?」






「だから、今のうちにやれることをしよう」
「色々な場所に行って、色々な物を見て、色々な事を聞いて、色々な思い出を作ろう」
「いつまでも互いが忘れないように。いつかまた巡り会えるように」





鳳翔「………………はい」


「鳳翔」


鳳翔「………………はい」ポロポロ


「お前には泣いてる顔は合わないな。笑ってくれ」


鳳翔「………はいっ」ニコッ

55


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「次の休みはどこに行こうか?」


鳳翔「ふふっ、元帥が休みのことばかり考えていていいんですか?」


「む。それは、旅行の本を持ちながら言う言葉か?」


鳳翔「ふふっ、私達同罪ですね」


「ああ、そうだな。同罪だ」

鳳翔「それで、どこへ行きます?」


「鳳翔の行きたいところへ」


鳳翔「毎回それじゃないですか」


「俺は鳳翔がいれば、どこでも楽しめるからな」


鳳翔「それは私もですよ」


「そうか」


鳳翔「はい」


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「俺達は似たもの同士だな」


鳳翔「似たもの同士ですね」

65


鳳翔「海軍を辞めるんですね」


「もう歳だからな」


鳳翔「あなたがそれを言ったら、私はどうなるんですか」


「鳳翔ももうお婆さんだな」


鳳翔「……そこは、『若いまま』って言うべきですよ」


「そうか?」


鳳翔「はい」


「じゃあ、鳳翔はいつまでも若いままだな」


鳳翔「じゃあってなんですか」ムスッ


「駄目か?」


鳳翔「駄目ですね」



「………嫌いになったか?」


鳳翔「いいえ」


「そうか」


鳳翔「はい」


「鳳翔」


鳳翔「はい」


「…………いつまでも、こんな老いぼれに付き合わなくてもいいんだぞ?」


鳳翔「あら。私の中では、あなたはまだ子供のままですよ」ニコッ


「……………そうか」


鳳翔「はい」


「やはり、その笑顔には敵わない」


鳳翔「そうですか?」


「ああ」

75


「鳳翔」


鳳翔「あら?まだ、朝ごはんは出来てないですよ?」


「ああ、偶には手伝おうと思ってな」


鳳翔「珍しいですね」


「そうか?」


鳳翔「はい」


「………さすがの手際だな」


鳳翔「何十年もやってきましたから」


「………鳳翔」


鳳翔「はい」


「すまなかった」


鳳翔「どうしたんですか?」


「もっと手伝えば良かったな」


鳳翔「そうですか?」


「ああ。いつも食べるだけだからな」


鳳翔「あなたはご飯を美味しく食べてくれればいいんですよ」


「そうか?」


鳳翔「はい」


「鳳翔の作るものは何でも美味しいから、楽な仕事だな」


鳳翔「あなたのために作るから、美味しくなるんです」


「食べるだけで美味しくなるなら、一緒に作ればもっと美味しくなるな」


鳳翔「………そうですね」


「ああ」






85









「鳳翔」





鳳翔「はい」





「いるか?」





鳳翔「はい」










「鳳翔」





鳳翔「はい」





「手を、握ってくれないか」





鳳翔「はい」










「鳳翔」





鳳翔「はい」





「ここに、いるか?」





鳳翔「はい」










「鳳翔」





鳳翔「はい」





「今まで、ありがとう」





鳳翔「はい」










「鳳翔」





鳳翔「はい」





「笑って、いるか?」





鳳翔「はい」















「鳳翔」










鳳翔「はい」






















「鳳翔」












鳳翔「はい」



























「鳳、翔」















鳳翔「はい」



































「鳳………翔………………」




















鳳翔「はい」






























鳳翔「はい」




















鳳翔「はい」



















鳳翔「私は、ここにいます」



















鳳翔「何度でも、返事をします」
























鳳翔「だから、何度でも呼んでください」


































鳳翔「名前を、呼んでください………」





























鳳翔「名前を呼んでください」

こういう作風もいけるんやね
感動した乙

この後に来るであろう砂糖の波への準備は出来たからはよ

こういう行間の取り方良いなあと思った。

いかがでしたか?前作までの雰囲気のSSを楽しみにしていた方には申し訳ないです。
鳳翔さんは良妻だな……と考えていたらこうなってました。最初はほのぼの書くつもりだったのに、どうしてこうなった。

感想、助言等を書いてくださると今後のモチベーションに繋がるので、何卒。

間の使い方が上手だな…
最初左上の数字が何かわからなかったが、読んでいくうちにわかった…

>>33-34 (今回のおまけに糖分は)ないです。迷走中に勢いだけで書いたものなので、期待はしない方が……
     あと、おまけの投下は今日はしません。温度差がとんでもないので。

>>35 内容が薄い分、分け方に気を配りました。そう言っていただけると、幸いです。

こういう話に弱いんだよ…
泣けた

>>37-38 読み進めていくうちに意味が解るって面白いので、それが少しでも味わえてもらえたら…と思います。

人間だけが歳を取っていくなら当然こういう事もあるよな
色々考えさせられたわ

>>40 ありがとうございます。少しでも琴線に触れられたのなら、書いて良かったと思えます。

>>42 生まれたときからあの見た目ならば……と考えた結果がこれです。艦これは捉え方が人それぞれなので、面白いですよね。

。・゜・(/Д`)・゜・。ウワアアアア

25で勘付いてしまって、やばいこれ死んでまうって思った瞬間もう一気に目頭が熱くなった
あぁ……DQ7だかのロボットエピソード思い出す

おれもこんな人生を送りたかった

誰かが側にいてくれることは幸せだな。独りぼっちは辛いよ。

いたかも知れない鳳翔と提督の子孫に、私が愛した人はこんなだったんだよって伝えながら見守っていってほしいものだ

乙です
今度は塩辛くて砂糖が欲しい

最後のやりとりでH×Hのメルエムとコムギを思い出した

くそうっ、BGMランダム再生しながら見るんじゃなかった……何でコレのタイミングで桜見丘なんだよ

>>44 (実はこれ書いてる時より、前作の曙に嫌われる場面書いてる時の方が泣いたなんて言えない)

>>45 >>51 二つとも知らなかったので、桜見丘聞きながらロボットの話読みました。涙腺が……

>>46 >>47 目頭が熱くなりました。いつか、いつかきっと………

>>49 味覚がおかしくなりそうですね……

>>50 そういえば、キメラアント編の最後もこんな感じでしたね。あれは泣きました。

>>48 子供に関する話も入れようと思っていました。流れを優先し、切りましたが。

このお話の世界では、艦娘は解体されて初めて人間と同じになります。それまでは、あくまで人間に限りなく近い兵器なわけですね。
そういうところも考えながら読んでいただけたらと思います。

最高だな(ハンケチで鼻をかみつつ)

>>54 外国だと普通とか聞きましたが、私にはハンカチで鼻をかむのは無理です。

適度にスレも埋まったので、おまけ投下します。本編との温度差が凄いので、気を付けてください。

まずは先日、不知火のスパッツに関係する漫画を見たので、書いた作品を。

>>1の不知火のSSの世界です】

不知火「ない……ない………」ガサガサ

陽炎「不知火?どうしたの?」

不知火「……スパッツがないんです」

陽炎(まあ、私が隠したからね)

陽炎「別に無くてもいいんじゃない?」

不知火「で、ですが、あれがないと……その…………」モジモジ

陽炎「えー?司令はそっちの方が喜んでくれるかもよ?」

不知火「」ピクッ

陽炎「不知火がどうしてもって言うなら、私のを貸すけど……どうする?」ニヤニヤ

不知火「……………無い物は仕方ありません」スクッ

陽炎(ちょろい)

不知火「では、行ってきます」ガチャ

陽炎「頑張ってね~♪」

不知火(………とは言ったものの、どうしましょう。恥ずかしいです)

不知火(やはり、陽炎にスパッツを…………)





陽炎『司令はそっちの方が喜んでくれるかもよ』





不知火(……………)

――――コンコン

不知火「不知火です」

提督「入ってくれ」

不知火「………失礼します」

――――ガチャ

提督「」

不知火「きょ、今日もよろしくお願いします」ペコリ

提督「あ、ああ………」

提督(不知火の足って白くて、滑らかで、綺麗だなぁ……)

不知火「………あ、あの…………恥ずかしいので、あまり見ないでいただけると…………///」モジモジ

提督「す、すまん!!」メソラシ

不知火「い、いえ………///」

提督「きょ、今日はスパッツはどうしたんだ?」

不知火「全部洗濯してしまったようで………」

提督「そ、そうか」

不知火「………し、司令はスパッツが無い方がお好きですか?」

提督「え!?い、いや………それは…………」

不知火「」ドキドキ





提督「…………不知火にはスパッツを履いていてほしい」





不知火「………そう……ですか…………」

提督「ああ……」



提督「…………俺以外の奴にその美しい足を見せたくないからな」ボソッ



不知火「!?!?」

提督「……………………」カオマッカ

不知火「…………………次からは陽炎に借ります///」

提督「………………おう///」



ぬいぬいが可愛すぎてぬいぬい。 By作者

何故>>39で砂糖がないと嘘をついた!言え!

「ぬいぬいや 嗚呼ぬいぬいや ぬいぬいや」 芭蕉

砂糖あるじゃないですかー!やだー!(ブラック用意)

スレ完結させておいて、なんでこんなに引っ張ってるんだって感じですね。すみません。

今後の予定を書いておきます。現在おまけが5つと、スレを締める用の文を書き溜めている状態です。
今日、明日、明後日でそれらを投下していき、このスレを完結させます。
26日以降は私生活やら、ブラッドボーン(主にこれ)やらで更新頻度が落ちると思います。ご了承ください。
次回作については、考え中です。まあ、引退はしないと思うので気長に待っていただけたらと思います。

そういうことで、今日はあと一本投下します。全部投下するのに変わりはないですが、せっかくなので安価下で。
蒼龍、漣、瑞鳳、加古、扶桑姉妹のどれかからお一つ。ちなみに、左ほど完成度が高いと思われます。扶桑姉妹ごめんなさい。

>>64 >>66 これ今書いたばかりなので。まあ、微糖なのでセーフですよ…………よね?

>>65 ぬいぬい可愛いよぬいぬい。色々なタイプのぬいぬいがいるけど、どれもいいと思います。

トップバッターは加古さんですね。了解しました。
残りは明日、明後日で。

【提督拘束実験】


青葉「ターゲットは………加古さんです!」

提督「まあ、今日の秘書艦だからな」

青葉「さあ、提督!さっさと拘束されちゃってくださいな!」

提督「…………手錠と猿轡だけじゃダメ?」

青葉「足枷もですよ!動けるのに動かないって不自然じゃないですか!」

提督「いや、執務室で拘束されてる時点で不自然極まりないんだがな……」

ぶらっどぼーん?
血の骨...

青葉『提督、そろそろ時間ですよ!』

提督「」ジャラ

加古「ふぁあ、ねむ……」テクテク

――――コンコン

加古「提督―、入るよー」

――――ガチャ

提督「んー!んーー!」

加古「ん?提督何してんの?」

提督「んー!んー!」

加古「………ふむ。机の上の鍵で助けてってこと?」

提督「」コクコク

加古「…………そうだなぁ」テクテク

提督「ん!?んーーー!?(え!?なんでお前も横になるんだよ!!)」

加古「ふわぁ………おやすみ」ダキッ

提督「ん!?んーーーー!!(なんで!?なんで抱き枕代わりにしてんの!?)」

加古「…………ZZZ」

提督「んーーーーー!!(寝るなぁああああああああ!!)」



提督に傷一つ無かったし、ここの警備厳重だから内部犯だろうし、何より眠かった by加古

エロい展開ないの…?(´・ω・`)

というわけで、提督拘束実験。
これでスレ立てようと思ってた時価が私にもありました。R-18不可避だったので断念しましたが。
R-18書ける方書いてください。お願いします。なんでもはしません。

>>72 木曜日発売のゲームです。絶望してほのぼのどころじゃなくなると思われ……

>>75 エロは書くと心が折れます。

ぶらっどぼーん
ブラ、どぼーん

閃いた

>>78
憲兵呼んだ


ブラボは期待値高いゲームだよねぇ

憲兵さんが本編とおまけの差で倒れそう

木曜日発売と聞いて某爆乳ハイパーバトル思い出した。

選択肢があるなら是非頼む、後生だ。漣を書いて下さい!
お願いだぁ……もう、一週間母港に帰っていないんだ……。

>>78 >>79 惜しい人を亡くした。絶望を楽しみにしている自分が怖いです。

>>80 憲兵「幸せな夫婦を見守っていたら、イタズラが始まった」

>>81 あれも木曜日なんですか。大きいのはあまり好きじゃないのですよ。

>>82 漣メインの本編を書いてということですかね?曙スレでのイメージが強くて浮かばないですね……
    ちなみに私は数か月母港に帰ってません。二次創作に生きる提督なのです。
    いつだったか、消えた提督が久しぶりに帰ってきたという内容のスレを見て心が痛みました。

1はロリコ...いや、なんでもないです

所でスパッツってさ、分類的には下着だから直穿きが基本なんだよね
ぬいぬいは妙に恥ずかしがってたし、もしかしてノーp(ry

パンツにスパッツの子なんて割といると思うけど

>>84 ち、違いますよ?

>>85 ほう……ノーパンでスカートを引っ張って、モジモジしながら秘書をするぬいぬいですか………ふぅ

>>86 割とってことは、そうじゃない人もいるってことなんですよ(ニコッ

つまりぬいぬいは履いてない!?ガタッ

ちょっと用事を済ませてから投下します。二時間はかからないと思います。
今日投下する二組は誰がいいですかね?蒼龍、漣、瑞鳳、扶桑姉妹からどうぞ。
↓1と↓2で。

>>89 ちょっとこれはyaggyを招集しないといけませんねぇ…(ゲス顔)

今回リクエストとって分かったことは、私には向かないということ。
好きなキャラとそうでもないキャラの差が酷い。本当加古と、扶桑姉妹ごめんなさい。

そんなこんなで漣投下。

>>1の曙スレのおまけ】


曙「そういえば、あんた漣とイタズラの案を話し合ってたのよね?」

提督「そうだが……それがどうした?」

曙「漣が被害者になったことないな……って」

提督「なるほど……何かいい案あるのか?」

曙「こういうのはどう?」

――――ガチャ

漣「ご主人様―、遠征成功しましたよー」

曙「おう、ご苦労様」

漣「え?なんで曙がご主人様の席に?というかその口調は何?」

提督「それは私から説明するわ」

漣「わ……たし…………」

提督「私とあいつの体が入れ替わったのよ!」









漣「………はい?」



曙「まあ、そうなるよな………」

漣「…………曙がご主人様で、ご主人様が曙?」

曙「そういうことだ」

漣「……………ご主人様」ユビサシ

曙「おう」

漣「……………曙」ユビサシ

提督「そうよ」

漣「…………………」

漣「……………ご主人様」

曙「何だ?」










漣「曙の秘蔵写真」
提督「いくらだ――――ハッ!」



漣「……………」

曙「……………」

提督「……………」

漣「………説明」

提督・曙「「…………はい」」

漣「ふ~ん、それでこのイタズラですか」

曙「ごめん……」

提督「申し訳ない……」

漣「間宮のパフェ」

提督・曙「「奢らせていただきます」」

提督「……それにしても、良く気づいたな」

曙「そうね。お互い結構似せてたと思うんだけど……」

漣「それは………」

提督・曙「「それは?」」











漣(ご主人様のことはずっと近くで見てましたから………なーんて言えるわけないか)





漣「秘密ですっ♪」





漣とかいう天使 by作者

そういう裏事情解説して謝らないで
空しい気分になる

漣を書けば書くほど可哀想になってくる………誰か漣を幸せにしてあげてください……………

づほは少し見直したいのでまた後で。

>>101-102 ごめんなさい。本当すみません。

読み返してて思いましたが、好きなキャラは筆が進むというより、これはネタがネタだからなのかもしれませんね。
とりあえずづほ投下します。

【ウ=ス異本実験】


提督「で、今度はなんだ?」

秋雲「ふっふっふ、今日は提督の机に自分の同人誌があったらどうなるか!?って実験だよ!」

提督「俺は降りるぞ。こんなことで信頼を失いたくない」ガタッ

秋雲「まぁ、まぁ、待ちなよ。もしかしたら、艦娘のアレが見れるかもよ?」

提督「今日の秘書艦は瑞鳳だったな。きちんと準備してあるのか?」

秋雲「………清々しい変わり身だね」

提督「男の性だ」

秋雲「………まあ、いいけどさ。おっ!来たよ!!」

――――コンコン

瑞鳳『提督、入りますよ』

――――ガチャ

瑞鳳『ってあれ、いない?まだ寝てるのかな……』

提督「ふむ、まあ普通そう考えるよな」

瑞鳳『って、あれ?提督の机にあるのって………』

秋雲「おっ!瑞鳳さんが薄い本に気づいたね!」

提督「まあ、机のど真ん中にあれば気づくだろ……」

瑞鳳『えっ、ええ!?これってわ、私の……?』

提督「ちなみに、どんな内容なんだ?」

秋雲「提督と瑞鳳さんがラブラブする話だよ」

提督「俺も出てるのかよ…」

瑞鳳『ちょ、ちょっとだけならいいよね………』ペラ

瑞鳳『提督は皆の人気者で、私も好意を寄せている一人……か…………』

提督「人気者か……憧れるな」

秋雲「………………」

瑞鳳『い、一緒にお出かけ!?』

秋雲「提督が瑞鳳さんにデートの誘いをする場面だね」

瑞鳳『…………楽しそう……………』

提督「ふむ……あとであの本貸してくれ」

秋雲「なんで?」

提督「女の子が喜ぶ場所とか知りたいじゃん?」

秋雲「………行く相手はいるの?」

提督「ぐっ…………」

瑞鳳『て、提督から告白!?』

秋雲「デートの最後に二人きりの場所で告白……憧れるね~」

提督「高級レストランとか二人きりじゃない場所もいいんじゃないか?」

秋雲「ま、好みは人それぞれだね」

瑞鳳『最後はケッコンで終わるのね………いいなぁ…………』

提督「やっぱり、皆ケッコンに憧れを抱いてるものなんだな」

秋雲「皆?」

提督「ああ、ケッコンしたいって話をよくされるからな」

秋雲「…………まあ、私は何も言わないよ」

提督「?」

秋雲「さて、瑞鳳さんが読み終わったので出て行ってね」

提督「え、終わり?」

秋雲「提督、薄い本が全部R-18だと思ってない?」ニヤリ

提督「お前が普段書いてるの全部そうだろ!なんで今回は普通のなんだよ!」

秋雲「全く……提督はナニを期待してたんですかね~」ニヤニヤ

提督「くっそ……騙された………」

秋雲「最初からR-18なんて言ってないよ。ほら、行った行った」

提督「ちくしょう………」

――――ガチャ

提督「瑞鳳、ごめん寝坊した」

瑞鳳「ふぇ!?」サッ

提督(あ、隠した)

瑞鳳「も、もうしっかりしてよ!」

提督「ごめんごめん」

提督「それじゃ、今日も頑張りますか」ポンポン

瑞鳳(あ、頭ポンポン……本にもあったなぁ………)

提督「ん?どうした?」

瑞鳳「な、なんでもないっ!///」

提督「いや、でも真っ赤だぞ?」ズイッ

瑞鳳「なんでもないっ!本当になんでもないからっ!!///」

提督「そうか?体調悪かったら遠慮せず言えよ?」

瑞鳳「う、うん」

提督「じゃあ、仕事しますか~」

瑞鳳(……本のことバレてないよね?というか、なんで提督がこんなものを持ってたんだろ………)

瑞鳳(………………私の事が、好き……だったり……………)カァア

提督「やっぱお前体調悪いんじゃないか?」オデコピトッ

瑞鳳「!?!?」ボッ

提督「んー………って熱っ!!すぐに明石のところにっ!!」オヒメサマダッコ

瑞鳳「」プシュー

秋雲(……………R-18のだったらどうなってたんだろ)


本は返ってこなかったよ By秋雲

これは秋雲が陽炎型の机に薄い本(R-18)を置くというSSを参考に書きました。
ネタの性質上、どうしても文量が多くなってしまうんですが……字数の比較がこちら。
扶桑姉妹:383 加古:477 漣:594 蒼龍:895 瑞鳳:1451
蒼龍は個人的に書きたくて、暖めてたネタだからしょうがないと思うんですが、同じリクなのにここまで差が出ると申し訳ないですね。

日付が変わったので続きを。
締めは本編同様シリアスなので、先におまけを投下します。

【日常とは】


――――コンコン

扶桑「提督。入ります」

提督「おう」

――――ガチャ、ボトッ

扶桑「虫………じゃない?落ちてきたのが本物じゃなく人形なんて、今日は雪でも降るのかしら……」

提督「……………」

山城「はぁ……姉さまはどうしているかしら………」

提督「仕事を早く終わらせれば、扶桑にその分早く会えるぞ」

山城「そうですね。それじゃあ、早く終わらせましょう」ストン

――――ブッ(ブーブークッション)

山城「………音だけで、椅子が腐っていたりしないなんて……………」

提督「……………」

――――コンコン

山城「帰還しました」

提督「入ってくれ」

――――ガチャ、バチッ

山城「報告します」

提督「え?今凄い音したけど、大丈夫なのか?」

山城「静電気ですか?いつものことですから」

扶桑「そうですね。基本的に、冬場は毎日ですから慣れました」

提督「……………」


二人にはその日晩御飯を奢りました by提督

【ただあのセリフを言わせたかっただけ】


明石「うーん………どうしようかな……………」

蒼龍「明石さん、こんにちは。どうしたんですか?」

明石「こんにちは、蒼龍さん。いや~、この包みを青葉さんのところへ届けなきゃいけないんですけど、店番があるんでどうしようかな……と」

蒼龍「それなら、私が届けましょうか?」

明石「いいんですか!?」

蒼龍「はい。困った時はお互い様ですから!」

明石「ありがとうございます。じゃあ、お願いします」テワタシー

蒼龍「任せてください」テクテク

明石「……………」ニヤリ

提督「どうしたんだ、青葉?いきなり俺を寮に連れてきて」

青葉「いや~、ちょっと手伝ってほしいことがありまして……」

提督「手伝ってほしいこと?」

青葉「照明が切れかかってるんですよ~」

提督「なるほど。どこのだ?」

青葉「そこの角のです」

提督「角?」

蒼龍「~♪~~~♪」テクテク

青葉(今です!)ドン

提督「うおっ!」

――――ゴチン、ドサッ

提督「いてて………って、蒼龍!?すまん、大丈夫か!?」

蒼龍「いたた………って提督!?すみません、お怪我わないですか!?」

提督「ああ、俺は大丈夫だ。それより、何か落とした……ぞ…………」

蒼龍「提督?どうしたん……で…………」





袋の中から大人のおもちゃ





提督「あー………その………すまん」

蒼龍「ち、違うんです!これは私のじゃなくて、頼まれた物で――――」

――――ヒラヒラ

レシート「蒼龍様、お買い上げありがとうございます」

提督「………………」

蒼龍「えぇ!?なんでっ!?」ナミダメ

提督「その………まあ、命を懸けた戦いをしてるのだから、ストレスも溜まるのだろう。気にすることはない…………と、思う」メソラシー

蒼龍「やだやだやだぁ!私じゃないんですっ!道具なんて使わないですもんっ!!」

提督「」

蒼龍「あっ!?そ、そのっ!?」カオマッカ

提督「………………………俺はここで誰とも会わなかった」

蒼龍「う、うぅ………違うんですぅううううううう!!!」ダダダダダ

青葉(「………流石に記事にするのは可哀想なので、やめておきましょう」)

明石(「そうしてあげて………」)


しばらくの間提督の態度が優しくなりました…… by蒼龍

可哀想に…

これは明石と青葉のケジメ案件では?

というわけで、おまけでした。今後もSSを続けるとしたら、今回みたいにならないようにします。
お目汚し失礼しました。

締めの文は本日の夜になると思います。その投下を以てこのスレは完結となります。
お付き合いありがとうございました。

>>122 >>123 後日、蒼龍の部屋に匿名で高級菓子折りが届けられたとかなんとか……

割りに合わなすぎだなあ
急に雑になった?コメディでもいいから誤解といてあげないと

道具なんか使わない=シテはいるって発想になる提督さんサイドにも責任はあるのではないか

>>126 展開が雑ですかね?すみません。逃げてそのまま終わる方がテンポが良いかなと思ったので、ネタばらし無しになってます。

>>127 この状況で「道具なんて使わない」と言われたらそういう発想になりません?私が揚げ足取りなだけですかね、すみません……

>>127は別に揚げ足取りとかそんな風に言ってるんじゃないと思うぜー

>>129 責任でしたら、まあ提督は完全に巻き込まれただけですので……

もう数時間後には最速の地域でアニメ艦これが終わりますね。
途中から一人で見るのは精神に優しくないと判断し、ニコニコで見てる私はまだ10話ですが。
とりあえず、明日朝ネットを見て発狂することのないように祈ります。

さて、今作の〆を投下します。本編を見返していただけると、より楽しめるかと思います。

―――――――――――――――
――――――――――――
―――――――――










初めて会った時、あなたは私に「遊ぼう」と言い、一緒におままごとをしましたね。
「夫婦ごっこ」の「ごっこ」が取れ、本物の夫婦になるなんて当時は思ってもいませんでしたよ。




















あなたのお父様の葬式では、私達を責めることなく、一人、前を向いていましたね。
その優しさに救われ、その強さに惹かれました。




















あなたが私のいる鎮守府に着任したとき、私はあなたに意地悪な事を言いましたね。
内心は嬉しくて、飛び上がりたい気持ちでいっぱいでしたよ。




















あなたが私の手を取り指輪を嵌めてくださった日、あなたは照れ臭そうにしていましたね。
あの時の会話は一言一句忘れることが出来ません。




















私があなたに解体を頼んだ日、初めて泣き顔を見せてしまいましたね。
あなたの前では美しくあろうと決めていたのに、感情の波を止めることが出来ませんでした。




















あなたとの旅はどんな時でも、どんな場所でも楽しかったですね。
「二人でのんびりと船旅をしたい」という私の願いを叶えてくださってありがとうございました。




















あなたが海軍を辞めた時、「いつまでもこんな老いぼれに付き合わなくていい」と私に言いましたね。
私があなたのいない日々を考えられなかったように、あなたも考えられなかったのでしょうね。
「そうか」という返事に安堵の気持ちが隠しきれていませんでしたよ。




















段々と家で過ごす日が多くなっていき、あなたは私と一緒に料理をするようになりましたね。
日ごとに立っていられる時間が短くなり、弱っていくあなたを間近で見るのは苦痛でした。
別れの時がじわじわと近づいて、楽しい日々が失われる事に恐怖し、毎晩枕を濡らしました。




















寝たきりになると、あなたは私の名前を何度も呼びましたね。
「鳳翔」とたった一言聞くだけで、安心できました。




















最期の時、あなたはずっと微笑んでいましたね。
私は泣きたくて仕方ありませんでしたよ。
それを見透かしたように「笑っているか」なんて聞くんですから、あなたは酷い人です。
私を置いて、一人で旅立ってしまうのですから本当に酷い人です。





















あなたがいない世界は、



















孤独で、



















殺風景で、



















冷たく、



















広過ぎます。




















また二人で旅をしましょう。



















また二人で料理をしましょう。



















二人でいることの幸せを噛みしめましょう。



















変わらぬ笑顔で呼んでください。



















私の名前を呼んでください



















鳳翔「名前を呼んでください」

今まで投下した二つとは違い、シリアスな作品になりましたが、いかがでしたか?
鳳翔さんが生きる道を選んだのなら葬式、解体を選んだのならその直前の言葉なのでしょうね。
どちらの道でも、二人の幸せになればいいなと思います。

このスレはこれを以って完結とさせていただきます。
次回作がいつになるか、そもそもあるのかはわかりませんが、あるのならばその時はまた生暖かい目で見守っていただけたらと思います。
お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

乙乙
久しぶりにCVが脳内再生されるSSだった

>>155 そう言っていただけると幸いです

木曾「悪くない」
木曾「悪くない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427814566/#footer)

次回作です。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月27日 (金) 00:42:35   ID: Qr1rRXtt

ボカロのしわみたいな話しでした

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