男「約束?」 女「うん!」(103)

初めての投稿。
拙い文章ですが、読んで頂けたら幸いです。
一応ssのつもりですが長くなる可能性があります。

男「相変わらずだな、女。で、約束ってどんな約束をしたいんだ?」

女「あぅ…あのね、あの…笑わない?」

男(出た、上目遣い!威力が桁違いだ)

男「わ、笑わねぇよ。言ってみろ」

女「あの、あのね。告白されたの。a君に。で、断ろうと思うんだけど、何されるかわかんないから、怖くて」

男「やっぱモテるんだな。」

女「あぅ…そ、そんなことないよー!と、とにかく、断ろうと思ってるんだけど…怖いから」

男「怖い?」

女「うん、なにかされるんじゃないかって…」

女「だ、だから…いざって時は守ってね…?」

書き込みしてないし、そもそも掲示板とかに書き込むの初めてだから色々おせーて。
あと、書くやつは一度別サイトに書き込んだことのあるやつです。
携帯かえて、インできなくなったから、イライラして書いた。
色々新しくして書きますので、時間がかかるかもです。

そもそも。
ことの始まりを言っておこう。

俺の名前は男。
◯◯高校に通う生徒だ。部活は陸上部。
今まで、色恋沙汰には無縁の人生を送ってきたが…まあ、そうしてきたのは俺だが…
この春、ついに恋に目覚めた。
女、という一人の生徒に一目惚れしたのだ。

回想


男「疲れた…」

乳酸が溜まり、疲れきった足に鞭打ち帰り道を歩く。
陸上部が終わり、部活内での人付き合いも悪い俺は一人家への帰路へとついていた。
辺りには同じ高校の制服の生徒がちらほらといる。
中には手を繋ぐ生徒、自転車に二人乗りの生徒までいる。
もちろん、どちらも男女での行為だが。
無論、俺は彼女なしだ。
そもそも作る気になれない。俺を縛る枷がある限り…いや、この枷が外れることはないか。
そんな考えにふけながら歩いていると、正面に小学生かと見間違えるほどの小ぢんまりとした女子生徒がいた。
いや、小学生かと最初は思った。だが、うちの高校の制服を着ているのだ、高校生だろう。
俺はその女子生徒に何故か無償に声をかけたくなった。
なぜか、他人とは思えなかったから。
少し小走りで前を歩く女子生徒の元へと急ぐ。

あんまり長いと省略されるのか…
気をつけよう。

>>7
改行が多いのも弾かれるからな

とにかく書け、全てはそれからだ

男「あの…」

女「ひゃ、ひゃい!?」

びっくりした様子で変な声を出す女子生徒。
声をかけた俺もびっくりした。
まさか…こんな可愛い子だとは思わなかったからだ。

女「あぅ…えと…なんですか…?」

おどおど、そんな擬音が聞こえてきそうなくらいの様子で女子生徒が俺に声をかける

男「あ、すみません。えーと…なんていうか…その…い、一緒に…帰らない?」
女「え…?」
何を言ってるんだろうか俺は。今知り合ったばかりの名前さえ知らない男と、一緒に帰る女の子なんざいるわけ…
女「い、いいよ…?」
男「…え?」
女「え?」
少しばかりの沈黙が流れる。あれ…俺何してんだろ…なんで家族以外に声なんか自分からかけてんだ?
男「いや…やっぱり…」

女「あー、思い出した!」
そう言いかけた時、ちんまりした女子生徒が声を大きくだした。
男「なんでもな…って、え?」
口から出たなんでもない、の言葉は止まらず、ちょっと変な感じになってしまった。
しかし、思い出した…?俺、こんな小学生みたいな女の子と接点なんかあっただろうか。
女「陸上部の男くんでしょ~、部内で1番速いから覚えてたよ~。あぅ、どっかで見たことあるなーと思ってたんだよ」
な、なんか急に似非小学生が饒舌になり始めたぞ…長い間、家族以外とは事務的な会話しかしたことのない若干コミュ障チックな俺にはキツイ。

だが、俺は何故か不思議なことがあった。この子からは…ドス黒い感情が生まれない。
なんでだろう…俺は今まで…他人にはいつも嫉妬、怒り、憎しみ恨み、人間が持つ黒い感情のどれかを必ず感じてきたはずなのに…
なんで俺はこの子のことが少し、好意的に感じているのだろう。
男「あの…俺のこと知って…?」
とりあえず、何か喋らなければと思い気になった部分を聞いてみた。
すると目の前の少女はさも不思議と言わんばかりの表情でこちらを見上げ…というよりなんだこの子、なんでこんなに背が低いんだ?150ないんじゃないか?
少女がしているリボンの色は赤。つまり俺のネクタイと同じ色。同学年になるわけだが…

俺の身長は175センチくらい、まあ、高校二年では平均値だろう…多分。対して目の前の少女の身長は明らかに150に足りてない。
そうなると少女は常に俺を見上げる形だが、上目遣いがなんとも可愛い。って何考えてんだ俺。
女「あぅ、知ってるよ~。だって男くんは有名だからね。顧問の先生がうちの学校のホープだホープって言ってるし」
男「顧問…ってもしかして、君、同じ部活?」
女「そうだよ~。って…今まで気づいてなかったの?」
あれ、おかしいなこんな小ぢんまりした子いたか?一回見たら絶対覚え…てなさそうだな俺。人の顔覚えるの苦手だし。
男「ご、ごめん。全然わかんなかった」
女「あぅ~。ひどいな~、ってこんなとこで立ち話もあれだね。帰ろっか。家どこらへん?」

男「え?いや△△だけど…」
そうだ忘れていた。一緒に帰らないかって言ったんだった。
女「ならうちと近いね。よし、しゅっぱ~つ!進め、目標は北東!」
少女は元気に北東ではない方角を腰に片手を当てビシッと指差している。
男「いやそこ南東だし、しかも△△は西だよ…って、まだ君の名前聞いてなかった!」
危ない危ない、大事な所を聞き忘れるとこだった。
女「あぅ、まさか…あたしの名前まで知らないとは…強敵だよ!」

男「何がどう強敵なのかさっぱりだけどごめん。知らないんだ君の名前」
女「あぅ~、本当に知らないのか~。これは強敵だね。まあ仕方ないか。あたしは女。陸上部では男くんと同じ短距離だよ。よろしくね。」
そう言いながら、少女…女さんはなぜかサムズアップをする。なぜだ?
男「よ、よろしく」
女「さあさあ行った行った!れっつご~!」
どんどん歩いていく女さんの背中を、どうしてこうなった。と思いつつ後を追った。

わかってはいたが…過疎ってるなぁ。
まあ、書き続けるけどね。

女さんと帰ったその日は、久々に充実していた気がする。
下らない話しをして、笑いあって、また話して。少し大きめな十字路について、お互いここで道が別れるらしく、そこで女さんが手を振り、俺もぎこちなく手を振り返す。そんなやり取りをしてその日の女さんとの帰り道は終わった。
他人との関わりを随分持ってなかった俺にとって、その日はまるで…あの日を忘れるさせてくれそうなほど楽しかった。
自分の愚かさと、言葉の重さと、人の死というものを身近に感じたあの日を。

その日から俺は、頻繁に女さんと帰るようになっていた。
帰り道は同じ、部活が一緒なんだから、帰る時間も同じ。
ともなると、一緒に帰ることが多くなっていた。
女さんは身長と同じく、中身も小学生みたいだった。天真爛漫、ころころ表情が変わる変わる。それに…笑顔がとても印象的だった。
そして、俺達は一つ約束をした。一緒に帰ってる時はお互い呼び捨てにして名前を呼ぶこと。女さんからの強い要望でそうなった。
俺は、女といられる帰る時間のために学校にきているようなものだった。
それほどまでに俺の中で女の存在は大きくなり、また、依存していった。

時間が時間だからな

それから改行して地の文の行間空けてくれると読みやすいんだが…

しかしそれから数日、女と一緒に帰る事はなかった。
いや、そもそも女が学校にきてなかったのだ。

そして、今日久しぶりに女と帰っている。

<<20
で、あってるのかな?
レスありがとう。ちょっと心折れそうだった。
うむ、わかった。指摘ありがとう。

男「久しぶり、女」

久しぶりの女との帰り道。今日、久しぶりに女が学校にきていた。というより部活で見かけたんだが。部活も終わり楽しみにしていた帰り道。

女「男~。ひさしぶり。げんきだった?」

いつもと変わらない笑顔を見せてくる女。これだけで嬉しくなる。

記号→>>22 が逆だなwww

とにかく見てるから頑張ってくれ

やられたw
逆だったとは…
ありがとう。がんばる。

女「いや~、最近忙しくってね。でもほんとーにひさしぶりだね、男と帰るのも」
男「そりゃな。四日ぶりか?」
女「そんなになるのか~。そだ、男、約束してほしいことあるんだけど…」

ここで、最初に戻る。

な…ま、まさかこんな事を言われるとは…。でも…なんだろう。この感じ、なんか胸ん中がズキズキする。

男「あ、ああ。いざって時はな」
女「約束だよ…?」

女が俺に向かって小指を差し出す。これは…指切りげんまんってことか?

男「ああ、約束だ」

俺はそう言い、小指を差し出した。すっ、と互いの小指が絡み合い、ぎゅっと結ばれる。
まるで互いを離さないかのように。
少しの間そうしていた。しかし俺は恥ずかしくなってきて小指を離した。

いつもの十字路で別れ、家につく。
その夜はひどく怖い夢を見た。
少年がこちらをじっと見ている。年は7歳くらいだろうか。
俺は…この少年を知っている。忘れるわけがない。忘れられるはずがない。
自分が殺した少年を事を。
呆然と佇む俺のもとへ、少年がゆっくりと歩を進める。

ーーお前が幸せになっていいわけがない。

ーー人殺しがなんで人並みの幸せを求めているんだ。

ーー人殺し。人殺し。人殺し。

動けない。動くことができない。

いつもの十字路で別れ、家につく。
その夜はひどく怖い夢を見た。
少年がこちらをじっと見ている。年は7歳くらいだろうか。
俺は…この少年を知っている。忘れるわけがない。忘れられるはずがない。
自分が殺した少年を事を。
呆然と佇む俺のもとへ、少年がゆっくりと歩を進める。

ーーお前が幸せになっていいわけがない。

ーー人殺しがなんで人並みの幸せを求めているんだ。

ーー人殺し。人殺し。人殺し。

動けない。動くことができない。

声すら出せない。
そうだ…俺が幸せになっていいはずがない。
俺は幸せになっちゃいけない。誰がこんな俺を受け入れてくれる?
いや、もし受け入れてくれたとしても、先には絶望しかないんだ。
俺は人と関わっちゃいけない。
なんで女とあんなに仲良くなってるんだ?
駄目だ。駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ!
殺せ、好意を殺せ。
人を好きになるな。お前はその人を悲しませたいのか?

そうだ…そうだったじゃないか。
心を……殺せ。

翌日。

いつものように部活が終わり、帰り道。

女「お~と~こっ」

あの声がする。最近いつも聞いていた声。慣れ親しんだ、聞くと安心すらする声。
だが、反応するわけにはいかない。反応していいはずがない。

女「あぅ…聞こえなかったのかな…お~と~こ~っ!」

後ろにいるであろう少女は、俺の返事を待ってから横に並ぶつもりなのだろう。
だが、駄目だ。こんなんじゃ駄目だ。俺は後ろを振り返り、上から彼女を出来るだけ冷たい視線で見下ろした。

男「るせぇな…なんなんだよ。毎っ回毎っ回…俺の周りをうろちょろしやがって」
女「ぇ…?」

俺は、自分が持てる限りの冷たい言葉を少女にぶつける事にした。

男「あの日声をかけたのは…一緒に帰ったのはただの気分だ。それで何か、彼女気取りのつもりか?うっとおしいんだよ。てめぇみたいなチビにひっつかれて…俺は保護者ヅラでもすりゃいいのか?」

女「ぉ…おとこ…?どしたの…?」
男「俺はな、あの日の気分でお前と一緒にいただけだ。気分が向かなきゃ誰がお前みてぇな足のおせぇチビと一緒にいっかよ。なのにてめぇは毎日毎日すり寄ってきてよォ。気持ちわりぃんだよ。くそチビ。人様の気持ちを考えねぇのか?」
女「ちがっ…ぁぅ…あ、あた…そんなつもりじゃ…」

女が目尻に涙を溜め出す。
駄目だ。自分で言ってて吐き気がする。自分を今すぐ殴り殺したい。
俺はなんでこんなことをしている?
そうだ、そもそも俺が女と関わらなきゃよかったんじゃないか。
関わらなければ…こいつがこんな…悲しい表情すること……なかったのに…

男「そんなつもりじゃなかっただぁ?じゃあどういうつもりだったんだよ、言ってみろよ!え!?」

声を大きくしたからか、周りにいた生徒がこちらを見る。
だが、止めない。止める理由がない。

男「何か言えよ、言えっつんだよ!」

周りからヒソヒソと声がする。それはそうだ。こんなの痴話喧嘩どころじゃない。ただのいじめだ。

女「ぁ…あた…し……ごめん…なさい…」

女はそれだけ言い残し、走り去って行く。その時宙に流れた雫は、俺の心を抉るには充分すぎた。

そうだ。
これで…これでよかったんだ。
何も間違ってない。
間違ってないんだよ…だから…なんで…





なんでこんなに悲しんだよ…

家に帰った記憶すらない。
ただ気づいたら朝だった。携帯を見れば、もう七時半。
いつもならもうとっくに出てる時間だ。とりあえず、体を起こす。

男母「男ー、学校はー?」

リビングからの母親の声。
なんでだろう…なんでこんなに気分が沈んで……そうか、昨日…女にひどい事言ったんだっけか。

男母「男ー、ちょっと起きてるのー?」

そう言いながら母親が部屋のドアを開けてくる。

男母「なんだ、起きてるんじゃない。そうだ、今日は久しぶりに行きましょ」

そうか…そういえば、もうそんな時期か。

男「…ああ、わかった」
男母「学校には休むって伝えておくわ。準備、しておいてね」
男「…ああ」

男君ヒドいっ! 三(ノд<)

翌日。

学校に行くとひどい有様だった。
一昨日の事、やっぱりもう噂になってるか。まあ、あんな往来のど真ん中であんだけいじめりゃ、そうもなるか。
皆、俺をみてはヒソヒソと何かを話し始める。
すると、その時、女がいた。友達らしき女子生徒と二人並んで楽しそうに話している。
女は俺を見つけると、さっと視線を下に向けた。その様子を見ていた女の友達らしき女子生徒は俺をキッと睨みつけ、こちらに向かって歩いてくる。

女友「ちょっといいですか」
男「……なにかな」
女友「あなたですよね。女にひどい事言ったの」

まさか噂になってることを、人の多いとこで聞いてくるとは。中々肝が据わってることだ。

男「…ひどい事…ああ、一昨日の事か」

俺はあくまでも悪びれる様子のない体を装い言う。
嫌われるように。人が近寄ってこなくなるように。
誰もが俺を嫌うように。

女友「ちょっと、その言い方はないんじゃないんですか?女は傷ついてるんですよ?」
男「事実を言ったまでだよ。それとも何かな、君はそこの小さい女子生徒の気持ちを優先すれば、他の人の気持ちはどうでもいいのかな?」
女友「あなたは…!」
男「なにか……っっ!!」

その時だった。突如として、俺の目の前がほんの一瞬真っ暗になる。
正常に戻ると、激しい眩暈に襲われた。平行感覚を失う。立っていられない、だが、倒れるわけにはいかない。
脳に太い釘を打たれてるかのごとく、激しい頭痛に襲われながらも、俺は言葉を続ける。

男「なに…かな……まだ…っ!何か用が…?」
女友「どうしたんですか?顔色が…」
男「寄るな!!!」

予期しなかった俺の大声に、周りの生徒がびくっと肩を震わせる。

男「…ただの眩暈です。風邪気味なんで」

そう言いながら、俺は足を前に進める。
大丈夫、もう治まってきた。歩ける。俺はまだ、大丈夫。
俺は女の所まで来て…足を止めた。
ひどい事…したな。俺。
もっと他にやり方あったかもな…

男「ごめん…」ボソッ
女「ぇ…?」

俺はそう言い残し、教室へと入った。
その日はもう眩暈に襲われる事なく、無事に部活も終えた。
俺はまた一人、帰路につく。
なんでだろうな…一人で帰るのって…こんな寂しかったっけ。
なあ…友…俺は……まだ赦せてもらえないよな…。

しばらく歩くと、そこに女がいた。
小さな背丈、短めの綺麗な黒髪。最近の帰り道はずっと隣にいた少女。
俺は無視して通り過ぎようとする、しかし、女に腕を掴まれた。

と、今はここまでにします。
また今日の夜にくると思うので。
流石に眠くなってきた。

ではまた。

乙(・ω・)

女「あぅ…な、なんで無視するの…?」

女が俺に向かって少し震えながら声をかけてくる。
しかし俺は…俺は…

男「ちっ…」

少し大きく舌打ちをする。
女が更に震え始めた。それを見た俺は罪悪感に押しつぶされそうになる。しかし、こんなことで潰されてはいけない。

決めたじゃないか。もう関わらないって。
なのになんで俺は、もう心が悲鳴をあげてるんだ?
めげちゃ駄目じゃないか。心を殺せ。感情を潰せ。

女「ご、ごめんね…」

謝る女に、俺は…。
いいのか。俺は…幸せになっていいのか。
友を殺した俺が…一人の人間の人生を奪った俺が…人並みの幸せを掴んでいいのか…。

男「いいのか…俺は……」

女「ぁぅ…?」

男「いや…なんでもない」

そう言い残し、それ以上女の元にいるのが辛くなって走って逃げた。

申し訳ないですが、今日はここまでにします。

次も今日と同じくらいにくるのでその時はいっぱい書きます。

よっしゃー、書くぞー。

見てくださっている方、なにかご指摘などありましたらどんどん言ってください。

ーー男の家。


男「何言ってんだ俺…。なんで俺はあいつに寄り添おうとしてるんだ…」

そう自問するも、答えは出ない。
駄目だ。頭が回らない。思考が止まる。目の前がぼやける。
俺は急に全身に疲れを感じ、ベッドに横になった。俺の部屋はかなり質素なものになっている。ベッドに勉強机、クローゼット。それだけしかない。
だがまあ、これでも不自由はない。何かを得ても、どうせ失うのだから。
だから、何もいらないんだ。
そう。いるはずない。
自虐的な思考に耽っていると、リビングから母親の声がした。

男母「男ー?ちょっといいー?」

母親にそう呼ばれ、俺は自分の部屋を出て階段を降りる。
リビングに向かうと、母親が椅子に座って、神妙な面持ちで俺を迎えた。

男母「男、ちょっと座りなさい」

特に反抗する要素もないので、おとなしく言われた通りに座る。
すると母親はゆっくりとした調子で話し始めた。

男母「男、最近何かあったの?」

その質問は、予想していた。

男「いや、何もないよ。普段通りさ」
男母「嘘ね」

母親の答えは早かった。その瞳は真っ直ぐにこちらを見つめ、心の奥底まで見透かされているような、そんな感じがした。

男母「あんた最近、すごく元気だったじゃないの。最近はよく笑ってたし積極的に学校にも行ってた。でも、ここ数日は前みたく笑わなくなったし、学校も嫌がるようになったわよね?なにかあったの?」
男「何もないよ。ただ最近は気分が向いただけさ」
男母「ねえ。あんたやっぱりまだ友君の事…」

母親がそう言った瞬間、俺の中で何かが弾けた。
奥底に閉じ込めていた感情が込み上げてくる。

男「言うな!!」
男母「っ!…ご、ごめんなさいね。でも…」
男「…いや、言わないで。言った所で時間が戻るわけじゃない。この話しを続ければ友は戻ってくるのか?そうじゃない。もう友はいないんだ」
男母「なら、ならなんであんたは友君に縛られているの?」

…え?

男「…え?」
男母「友君言ってたわよね。ここを出たらお互い幸せになろう。約束だ。って」

約束…?

男「そんな約束してな……」

いや、した。
たしかにしたんだ、俺は。

セリフ同士の間も空けてくれると助かる

間が詰んでるとセリフが長い時とか読みにくかったりするんだ

いま一番続きが気になるss

ならなんで忘れていた?
そんな大切な約束を…人生初めての親友との約束を…俺はなんで…。

男母「あんたが忘れてても無理はないわよ。友君が亡くなった時、あんた自分のせいだ自分のせいだって泣いて、それから贖罪するかのように生きてきたんだから」
男「でも…あの約束があるからって…俺は幸せになんかなっていいはずが…!」

認めたくない。
認めてしまったら今までの自分を否定することになる。

男母「誰が、あんたが幸せになっちゃいけないって言ったの?」
男「誰がって…俺は友を殺したんだ、幸せになっていいわけが…!」
男母「それはあんたが勝手に決めたことでしょ?友君の気持ちはどうなるの?友君との約束はどうなるのよ」
男「友の気持ちなんて、今わかるわけないだろ!」
男母「そうね。なら…恨んでるとは限らないわよね。少なくとも私は、その逆だと思うわよ。いい、よく聞いて男。贖罪なんていうのはね、ただの生きてる人間の自己満足でしかないの。亡くなってしまっている友君の気持ちを理解する術がない以上、あんたの行動はあんたが決めなくちゃならないの。友君を理由にしちゃいけない。友君を枷になんかしてはいけないの。私はね、亡くなった人を唯一弔う手段は大切にしておくことなのよ」
男「大切に…?」
男母「そう。大切にしてあげること。その人との思い出を、その人の人柄を、良さを、悪さを。全てを大切にして。思い出の箱に閉まっておくことだと思うの。そして、たまに思い出してあげるのよ。いつまでも縛られてちゃいけないの。時間は戻らないんでしょ?あんたは幸せになっていいの」

>>53

指摘ありがとう。
次からそうする。

>>54

ありがとう。
すごく嬉しいよ。

男母「それじゃあ、話しはもうおしまい。あとはあんたが考えなさい」

そう言って、母親は出掛けて行った。
自室に戻って、ベッドに倒れこみ思考の海に沈む。
友との約束。
たしかにした。
病院でした約束。
俺は、思い出の箱を開けてみることにした。

あれは、十年くらい前だったっけ。

当時の俺はまだ七歳。
体が弱くて病気にかかっていた。七歳にして病院生活三年目。そんじょそこらのじいさんより長かった。俺がいた病室は二人が入院できる部屋で俺の隣にはかなり年のいったじいさんがいた。
そのうち、隣のじいさんがガンで亡くなった。七歳の俺には死というものはまだ曖昧で、よくわからなかったが、怖いものなんだな、というのを本能的に理解した。
新しく入ってきたのは俺と年が変わらなそうな男の子だった。その子は看護婦さんがいなくなるなり俺に話し掛けてきた。

??「ねえ、君名前は?あ、僕の名前は友。これからよろしくね」

その第一声をきっかけに、俺と友は仲良くなった。

それを知った俺は自分を責めた。
ただひたすらに責めた。
自殺しようと思い、首をカッターで切ったこともあった。
だけど、死ねなかった。
それから、友のお母さんに男君は友のぶんまで生きて、と言われた。その言葉を言われてからは生きるようにはしている。
ただし、贖罪のためだった。
友に対する後悔しかなかった。
俺自身に生きる意味なんてなかった。
ただ、友のぶんまで生きて、と言われたから生きてきた。

俺の行ってる高校の陸上部は、休日にも練習はもちろんある。
昨日の夜に考えていた事の答えはまだ出てないものの、部活をサボる気にはなれないため学校へと向かう。
女と帰らなくなって、もう一週間はたっただろうか。
それを、考えないと言ったら嘘になる。もし、俺が子どもの頃入院してなくて、健康体そのもので、あんな事がなければ…女と幸せになれたのだろうか。
いや、そもそも女の方から願い下げか。
考えてるうちに学校についた。
グラウンドに向かうと、ちょうどアップが始まる所だ。
グラウンドを四週して、その後準備体操、短距離なら短距離、長距離なら長距離の練習に入る。
俺の種目は百メートル。元々団体競技が好きじゃないので、リレーはやらない。
すると、いつもとはあることが少し違うのに気がついた。
女の様子がおかしい。
まだアップと準備体操、百メートルの流ししかやってない。
なのに、激しく肩を上下させ、過呼吸になっている。

体調悪いのか?あいつ。
いや、何考えてるんだ俺は。
そんな考えは必要ない。
ないのか…?本当に…幸せになっても、いいんじゃないか…?
そうだ、こうしよう…。

部活が終わり、帰り支度をすませて校門を出る。

女「あ、あの…」

少しの期待と、それを上回る罪悪感。そして、その聞き慣れた声でもう自分がどうするべきかをわかった俺は、声がした後ろを振り向いた。
少し、というよりだいぶ視線を下に下げる。
そこにいたのは、女だった。
そうか、友。俺は…幸せになっていいんだな。
部活中に決めたのは、今日の帰り、女が声をかけてきたら、俺は贖罪を理由に人に無関心でいるのをやめる、ということだった。

男「……」

しばし迷う。
酷い事をいっぱい言った。
俺は、友の事があったのに、また同じ事をした。
だから俺は、

男「ごめん!!」

酉とやらのやり方調べたんだけど、あってるかな?

まあ、とりあえずこれで行きます。


女「ぁ、ぁう?ど、どしたの?」

男「俺、女に酷い事いっぱい言って…だから、謝りたくて……女と帰らなくなって、寂しいな、なんて思って。でも自分が悪いんだし仕方ないか、とか。許してもらえるとは思ってない。ただ謝りたいんだ」

頭を下げる。
それはもう、明一杯。
すると、少しの笑い声と共に、上から声がした。

女「よかった~、男に嫌われたのかと思ったよ」

男「それはない!絶対に!」

女「ぁぅ…そ、そんなせーいっぱい力強くひてーしなくても…」

顔をあげると、女が少し頬を赤くしながらなんかくねくねしてる。
な、なんだなんだ。やっぱり調子悪いのか?

男「なあ、今日体調悪いのか?」

気になってそう聞くと、女ははっとした様子で少し慌て気味に答えた。

女「い、いま顔が赤くなってたのは…そ、そう、風邪ひいてるからで…」

男「いや、だから体調悪いのかって聞いただろ……って風邪ひいてんのか!?」

なら今すぐ帰らせなくちゃじゃないか。走るのは…きついだろうから、おぶるか?
いや、でも年頃の女の子をおぶるのはいいのだろうか?

女「い、いや、やっぱり風邪じゃないよっ、ちょ、ちょっと暑いだけ…」

男「ああ、まあ、たしかに今日は暑いな」

今日はまだ五月だというのにかなり暑い。
水分補給を大事にしなければならない暑さだ。

男「大丈夫か?」

女「う、うん。だいじょーぶ」

まあ、女がそう言うのならそうなんだろう。
でも、本当に久々だ。こうやって並んで歩くのは。

男「なあ、女」

女「あぅ?」

男「許してくれるか…?」

女「…当たり前だよっ。たしかに、ちょっと酷いこと言われたけど、それを差し引いてもあたしは男にいっぱい助けられてるからね」

そんなに女のためになるようなことした覚えがないんだが…。
でも、許してくれるのは嬉しい。
またこうやって、一緒に帰れるしな。
その日は、前一緒に帰った時よりも足並みは遅く、歩幅は小さく、ゆっくりと帰った。
楽しい時間を引き伸ばすかのように。
いつもより多くお互い笑いながら、いつもより多く話しをして。
それは、ここ数日で空いた俺の心の穴を埋めるよう暖かな時間だった。

十字路について、お互い向き合う。

男「あの、さ。女」

女「あぅ?」

毎回思うんだが、あぅってなんだろうあぅって。口癖か…?
まあいい。

男「携帯の番号、交換しないか?」

女「ぁぅ…?……うんっ!」

お互いの携帯をだし、赤外線で交換するべく、携帯を女に向ける。
すると女はきょとん、とし首をかしげた。

男「ま、まさか女、携帯の番号とかアドレス交換のやり方…知らないのか?」

女「えへへ…お恥ずかしながら、友達とかにやってもらうので…」

男「しゃあないな。貸して」

女「うん」

俺は女の携帯から赤外線通信を選び、俺の携帯と番号とアドレスを交換する。

男「よし、終わったぞ」

女「わぁぁ…」

満面の笑みで携帯のディスプレイを眺める女。
もしかして…あんま登録件数少ないとか…か?
いや俺もあまり人のこと言えたぎりじゃ…っていうか、家族以外のアドレス入れたの女が初めてだな…。
そう考えると、不意に顔が暑くなってきた。もしかしたら顔、赤くなってるかもしんねぇ。

男「ほ、ほら、そろそろ行くぞ。それじゃあ、なんかあったら連絡くれな。気をつけて帰れよ女」

女「あ、うん。わかった。男も気をつけてね。またねー」

男「おう」

俺と女はそこで別れ、お互い帰路へとついた。
なんか、幸せだな…。

携帯のアドレスなどを交換した日から一週間たっていた。
その一週間は前にも増して幸せな日々だった。
部活帰りだけの二人の時間。
それは…友と秘密の場所で過ごした時間を彷彿とさせるような、そんな感じで。
でも、友の場合と一つ決定的に違うことは。好意の差だった。
女と付き合いたい。俺は次第にそう思うようになっていたんだ。
それでも俺は、一線を踏み越える事が出来なかった。
この状態を壊したくない。もし気持ちを伝えて受け止めてもらえたなら、それはもう幸せだろう。
だが、もし受け止めてもらえなかったら。
俺の踏み出した一歩は無駄になる。
なにより、女と一緒に帰れなくなるだろう。
そう思えてならなかった。

それから更に一週間たった。
やはり俺は、行動を起こすことが出来なかったんだ。
怖い。
一度大切な物を自分のせいで失ってしまったためか、踏み出せない。
いや、これは言い訳か。ただ俺の勇気がないだけだ。
でも、今度修学旅行がある。ベタだが、そこで気持ちを伝えようとは思っている。

その運命の修学旅行の三日後に控えた今日。

帰りのshrも終わり、掃除の時間。
廊下は二人での担当なのだが、一人がゴミ捨てを頼まれて行ってしまった。
だから面倒だが今は俺一人で廊下を掃除している。
そんな時、廊下の向こうから俺の方に向かってくる一人の女子生徒がいた。
女では…ないな。ならどうでもいか。
今だに俺は、女以外にはあまり関心を持てずにいた。
だが、部員の顔と名前をようやく少しずつだが覚えようとはしてる。

??「こんにちは」

こっちに向かってきてた女子生徒が声を出していた。
少し小さめに辺りを見回すと、該当する生徒は俺一人しかいない。

男「…何か用?」

仕方がないので返事する。
でも、あんま女以外の女子はどうでもいいので早々に立ち去って頂きたいのが内心だ。

??「女の友達の、女友です。よろしくね」

おっと、これはいけない。
女の友達だったか。だったら少しは愛想よくしないと……

女友「女から伝言があるんだ」

男「伝言?」

なんだ?
何かあるなら直接言ってくれれば…

女友「付き合ってるみたいに思われるの嫌だから、もう一緒に帰らないで。だってさ」

………………え?

全身の力がほんの一瞬抜ける。
手に持っていたモップを落としそうになり、何とか力を入れ直して聞き間違いであることを祈り、もう一度聞く。

男「今……なんて…?」

女友「だから、付き合ってるみたいに思われるの嫌だから、もう一緒に帰らないでって。女からの伝言だよ」

今度こそ手からモップが落ちた。
カランッ、という音を合図としたかのように全身の力がふっと抜け、その場に座り込む。

女友「だ、大丈夫?」

男「用事は…終わりだね?帰ってくれるかな」

何とかそう声を絞り出す。

女友「で、でも…」

男「…帰ってくれるかな。三度目はない」

女友「わ、わかりました…」

がたがたと震えが止まらなくなる。
また…独り……。
俺はまた…暗闇の中に戻るのか…。
光明なんか、なかったのかな。

それから俺は、部活を出ないで帰ろうとした。とてもじゃないが出る気になれない。
すると下駄箱で、女と会った。

女「あ、男くん…あのね…」

男「……」

なんでだ、なんでこいつが話し掛けてくる?
ああ、そうか。こいつのしたい事なんか大概わかる。

女「あの、今日なんだけど…」

男「今更…」

女「あぅ?」

沸々と怒りが湧いてくる。
なんで怒りなんか湧くのだろう。これは八つ当たりなのに。最低だな、俺。
でも、こうなったら俺の場合、止まれない。

男「今更謝んなよ…偽善者ヅラすんじゃねぇ」

女「え?謝るなって、え?」

男「とぼけるなよ。白々しい」

駄目だ。これ以上言うな。駄目だ。またお前は失いたいのか。
脳のどこかではそう思っている。だが、止める事が出来ない。

女「お、男…?」

男「もう名前で呼ぶんじゃねぇよ」

女「ぇ…あ…ご、ごめ…」

男「もう、二度と話し掛けんな」

そう言い残し、足早に立ち去る時、背中越しに女の嗚咽が聞こえた。

家に向かってる時、俺は色々な事を思い出していた。
女の笑った顔。
女の困った顔。
女の拗ねた顔。
女の泣きそうな顔。
一緒に帰ったこの道。
帰りながら話した事。
女との思い出を箱に入れて鍵を閉めるからだ。

そうだ、思い出した。
帰ってる時、こんな話しをしたじゃないか。

ーーー好きでもない相手に告白されたなら、断ればいいじゃねえか。

ーーーあぅ、そうだけど、かわいそうだし…。

ーーーかわいそう?馬鹿かお前は。相手の気持ちもいいが、自分の気持ちを大切にしなきゃ駄目だろ。

ーーーでも、でもでも、それでも…自分の気持ちをがまんしなきゃーって時はあるんだよ?


そうだ、あいつは…自分を殺して相手の気持ちを優先する。
自己犠牲精神の持ち主だったな…。
きっと、俺と帰ってたのもそうだ。
何を付け上がってたんだろう。俺は。一人で勘違いして、舞い上がって…。

男「………だっせぇ」

それから俺は女との接触を避けるようにしていた。
そして、修学旅行を迎えた。


行き先は広島。
最初の難関は行きの電車だった。
何しろ席順が最悪だ。二人掛けの席の真ん中、つまり何故か補助席に俺は座ることになっていた。
隣にはクラスメイトの、まあ、最近喋るようになってきた男子生徒二人。その反対側の席には名前も知らない女子生徒二人。
更に、向かってる最中、男子生徒のイタズラで女子生徒が泣いてしまったのだ。何故か尻ぬぐいをする事になったのは俺。

男(なんで俺が…)

と、慣れない女子の相手、しかも話したくもない。更に泣いている、と三拍子揃った状態の相手を何とか慰めていると…

女子a「実は…好きだったんです。前から」

ときたもんだ。
言われた直後に、女の顔が頭ん中をよぎる。
もう、あいつは関係ない。無関係なんだ。
断ると、また泣いてしまう気がした。

男「あ、ああ。いいよ」

そう答えてしまった。
何でだろう。胸ん中がモヤモヤする。
でも、その答えを聞いて、とりあえず相手は泣くのをやめた。

これで一安心だ。

って、

男(結局俺もあいつと同じで他人優先…なのかね)

俺は、女との思い出の箱に鍵をして、全てを忘れる事にした。
そうだ。また、戻るだけだ。
前と同じように。
そっちの方が…気楽じゃないか……。

修学旅行中も、ずっと胸の中がモヤモヤしていた。
元々楽しむつもりなんかなかったが、
何故かまったく楽しくなかった。
三泊四日の修学旅行を終え、家に帰ると携帯に着信履歴があった、留守電も入っている。

ーーー女です。どうしても伝えたい事があるので、出来ればでいいです。いつもの十字路に来てください。待ってます。

これって…。
女…?どういうつもりだ…?
どうしても伝えたい事…。気になるな。
それに、なんだか嫌な予感がする。
でも…でも…。
考えていると、不意に友との約束を思い出した。
幸せに…。
俺は、今幸せか…?
好きでもない女子生徒と付き合って、好きだった女に気持ちを伝えられずに…?
違うだろ、そうじゃないだろ。
お前が幸せだったのはいつだ?
女といた時だっただろ、なら、最後に幸せを噛みしめるチャンスが来たんじゃないか。
これを最後に、俺は前の俺に戻ろう。

そう決めた俺は、いつもの十字路へと向かった。

十字路につくと、そこにはもう女がいた。
学校の制服。似合ってるけど、似合わないな。
小さな背丈に、びっくりするほど可愛い顔つき。

男「なんだよ」

女「もうね。時間もあんまりなくなってきたしね。子どもの頃に比べてさ。だから、最後に、言っておかなくちゃって」

時間がない…?
なんの話しだ…?

男「何を言っておかなくちゃなんだよ」

女「あたし…ぁぅ…その……お、男の事…好きなのっ!」

男「…は?」

いやいやいや。聞き間違いか?

女「だ、だからぁ…ぁぅー、男のこと好きなんだよっ」

男「ちょ、ちょっと待て。でもお前、付き合ってるって思われるの嫌だから一緒には帰らないって…」

そうだ、たしかに俺はそう聞いた。
たしか、女友とかいうやつに。

女「あぅ…それ、だれから聞いたの?」

男「女友ってやつだった気がするぞ」

女「あ~、やっぱりか。あのね。あたし、そんな事いってないんだよ」

…は?

男「は?」

女「それは女友がついたうそ。女友ね、男のことが好きなんだよ、それでそんなうそついたんだと思う」

はあああああ!?

男「ちょ、ちょっと待てよ、だったら何で俺に…」

女「男があたしを避けてたから…いえなかったの…。それに女友にあたしの男をとるなっておどされてたし…」

なんだよ…それ…。
結局俺の…独り相撲だったってわけかよ。
それにいざって時は守るって言っておきながら…俺が女を一人にさせちまったんだ…。

男「最低じゃねぇかよ俺」

そう自虐の言葉を吐くと、女は俺に一歩近づいた。

女「男はね、さいてーなんかじゃないよ?あたしは男にいっぱいいーっぱい助けられてるよ?」

だから、いつ俺がお前を助けたんだよ…

女「そだ、男、女aちゃんと付き合ってるでしょ?」

男「な、なんでそれを…」

女が知るにしては早すぎる。
もう噂になってるのか…?

女「あぅ、やっぱり男しらないか~。女aちゃんはね、陸部のまねーじゃーさんだよ?」

男「そ、そうだったのか…」

まったく知らなかった。

女「女aちゃんから聞いたんだ~。ちゃんと幸せにしてあげなよー?」

そう言いながら、女は俺の肩をつついてくる。
俺は…目の前に二つの選択肢がでた。

女aを切り捨てて、女をとるか。

女を切り捨てて、女aをとるか。

俺は…。

男「わりぃ、女…。俺、お前の気持ちに…」

女「ううん、男なら、そうすると思ってた。そうしなかったら、こっちからおことわりですよ~」

そういう女の声は震えていて、少し、体も震えていて。
見てて少し、痛々しくて…
だから俺は、女を抱きしめた。

女「あぅ…」

男「ごめん…ごめんな…女……俺…俺…っ!」

女「いいよ、ただ。少し…このままでいい?」

そういう女は、もう泣いていて…。
俺はもちろん、

男「ああ。いいぞ」

それから、どれくらいの間そうしていただろうか。
お互い、どちらも離そうとしなくて、

女「ね、男。ひとつ約束しよ?」



女としたその約束は。
とても儚いものに思えて。
でも、とても素敵なものだと思えた。
いつか、必ず果たそう。

男「約束?」

女「うん!」

この儚い少女が、壊れてしまいそうなほど脆い少女が、
こんな無関心の人でなしとした約束を。

以上で、

男「約束?」女「うん!」

は終わりです。
ssとして成り立つほど量があったか、そして資格はあったかわかりませんが。
少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。
まだ、回収してない部分などがあるので、機会があれば書きます。

では、レスしてくださった方、お読みしてくださった方、
お付き合い頂き、本当にありがとうございました。

終わったのにレス申し訳ないです。

一応。終わりです。
本当は二人がくっついてハッピーエンドにさせたかったんですが、
理由があるためできませんでした。
不明瞭な点などは続編の時に回収します。

グダグダになってしまいすみませんでした。

では、本当にありがとうございました。

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