【ラブライブ!】穂乃果「試獣召喚(サモン)!」【バカとテストと召喚獣】 (16)

ラブライブ!とバカテスのパロ&クロス
※下手な地の文、ご都合主義、キャラ崩壊etc……

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私、高坂穂乃果!音ノ木坂学院の高校2年生!
今世間で大人気のスクールアイドルをやっているの!
私たちは『μ's』っていう名前活動していて、今一緒に登校している幼馴染みの園田海未ちゃんと、南ことりちゃんも同じグループに入ってるんだ!
他にも1年生の小泉花陽ちゃんや星空凛ちゃん、西木野真姫ちゃんとか……
後は3年生の矢澤にこちゃんと絢瀬絵理ちゃんと東條希ちゃん!
今日も退屈な授業をしのいで練習に励もうってそう思ってたんだけど………

海未「おや?校門に張り紙がありますね?」

私たちの目に飛び込んできたのは……!



穂乃果「ええぇーーーーー!?音ノ木坂学院改修工事ぃーーーーー!!!??」

海未「っっ!!穂乃果!突然叫ばないでください!」

ことり「うぅ……耳が痛いよぉ……」

穂乃果「あ、あはは……ごめんごめん」

未だに2人は手を耳から離せないでいる
私の大声のせいで迷惑かけちゃった
でも何も知らされてないのにいきなり改修工事なんて……

海未「しかし急ですね、改修工事など……」

海未ちゃんが私の思ったことをそのまま口にする
それはことりちゃんも同じみたい

ことり「うん、ことりもお母さんからは何も聞いてないよ」

穂乃果「そっか……うーん」

考えてるふりをするけれども何も浮かんでこない
まぁ穂乃果に浮かぶくらいならとっくに2人が解決してるんだろうけどね

海未「この張り紙も妙ですね、ただ『本日は改修工事を行うので、休校と致します』とだけ……」

ことり「フェンスで中が見えないようにしてあるね」

穂乃果「うーん………そうだ!」

穂乃果の少ない脳みそで考えに考え抜いた末、ある一つの結論に行き着いた

海未「穂乃果?何か思い当る節でも?」

ことり「……穂乃果ちゃん?」





穂乃果「とりあえず帰ろう!」

帰り道背中に冷たい視線を感じたのは言うまでもなかった

そんな帰り道の途中、ことりちゃんの鞄から携帯の着信音が聞こえた

ことり「あ、ごめん…お母さんからみたい……」

海未「理事長が?」

海未ちゃんの言葉も聞かず、そそくさと電話に耳を傾けていた
ことりちゃん自身改修工事のこと気になってるんだろう

ことり「……えっと、大事な話があるからすぐ戻ってきて欲しいって」

大事な話?それってやっぱり………

海未「わかりました、ではここでお別れですね、私も家に帰ります」

海未ちゃんの発言に私は食い下がった

穂乃果「え~!?これから遊ぼうとしてたのに~!」

海未「穂乃果……休校ということはその分授業数が減るのですよ?なので私たち学生は勉強をしなければなりません」

ことり「あはは……また今度ね?」

海未ちゃんにピシャリと言われてしまい、ことりちゃんに慰められてしまった
せっかくの休日なのにもったいないよ~……
穂乃果が無言で俯いてると海未ちゃんが珍しく飴と鞭の飴をくれた

海未「わかりました、そこまで言うのであれば穂乃果の家に行ってあげましょう」

穂乃果「本当!?」

海未「夕方までみっちり勉強を教えてあげます、覚悟してくださいね」

……飴なんかじゃなかった

地獄の猛勉強をなんとか終わらせた(半分以上寝てたけど)私、高坂穂乃果の精神は



今にも風前の灯の如く消えてしまいそうです………


ことり「お、おはよー…海未ちゃんと……穂乃果、ちゃん?」


優しい小鳥のさえずりのような声で挨拶をする天使1名、あぁ、この声だけで眠れそうだよ

だけどそんなこともお構いなしに、いつものキリッとした声で挨拶をする


海未「おはようございます、ことり」


穂乃果の精神をズタボロにした悪魔1名


ことり「ほ、穂乃果ちゃん大丈夫…?」

穂乃果「……………大丈夫だと、いいなぁ……」


最早願望にしか聞こえない穂乃果の言葉を天使ことりちゃんは真に受けてくれたみたい


ことり「海未ちゃん!穂乃果ちゃんに厳しくしすぎだよ!」

海未「で、ですが授業数に相応した時間と教科をこなしただけです!」


うん、海未ちゃんは何も間違ったことは言ってないよ、でもね


ことり「穂乃果ちゃんは1日に人の平均睡眠時間の数倍寝なくちゃいけないんだよ!?」

海未「そ、それは理解していますが…!」


さすがの海未ちゃんもことりちゃんには弱いみたい

ずっと眺めていたいけど穂乃果の脳味噌が限界を迎えたらしい

次第に穂乃果の視界から言いあいを続けていた二人の姿はフェードアウトしていった………

ーーーーー気づくと穂乃果はベッドで寝ていた

なんでベッドで寝ているのか、ここがどこなのか、そもそも朝の記憶から先のことを全く覚えていない


穂乃果「ふわぁ~……いてっ」


軽くベッドの中で背伸びをすると、思ったより狭かったのか頭をぶつけてしまう

その音に反応したのか、カーテンの奥からことりちゃんの声が聞こえた


ことり「あ、穂乃果ちゃん起きた?」


内心ほっとした、でもどこか不安げな顔を覗かせる


穂乃果「うーん…まだ眠いけどね……ところで今何時?」


ふと気になったので聞いてみるとことりちゃんは少し困った顔をして答えた


ことり「もうお昼休み、穂乃果ちゃんはそれまでずーっと寝てたんだよ」


穂乃果「え、えぇー………」


驚きを通り越して自分に呆れてしまう

それに沢山寝たはずなのに元気が出ないし……

と思ったのと同時に穂乃果のお腹の虫がぐぅと音を鳴らした


ことり「……お腹が空いたから起きたんだね」

穂乃果「あ、あはは……」


何とも言えない気恥ずかしさに耐えられず、少し顔を赤くして俯く

でもことりちゃんは気にしてないみたい


ことり「まだお昼休み始まったばかりだから教室に戻ろっか♪」

穂乃果「そうだね!」


ご飯を食べれると知り元気を取り戻したその時

理事長による生徒の呼び出しが廊下から聞こえた


『ーーーーーアイドル研究部9名、至急理事長室に来てください、繰り返します、アイドル研究部9名は至急理事長室に来てください』

穂乃果「呼び出し……だよね」

ことり「うん……」


お互いの顔を見合い確認するようにそう言うと、ことりちゃんが頷いた

理事長からの呼び出しって何の用かな?


穂乃果「とにかく行ってみよう、行ったらきっとわかるから」

ことり「そうだね、でも穂乃果ちゃん…何も食べてないのに動けるの?」


そういえばそうだった


穂乃果「ことりちゃん肩貸して~」

ことり「うん♪」


穂乃果の頼みに嫌な顔一つせず肩を貸してくれることりちゃん

……海未ちゃんだったら自分で歩きなさい!とか言うんだろうなぁ

そうだよ海未ちゃん!海未ちゃんがいない事に今更気づく幼馴染みの私

若干引きずられながらも何とか歩いて、理事長室に向かっている廊下の途中


穂乃果「ねぇことりちゃん、海未ちゃんはどうしたの?」

ことり「う、海未ちゃん?えっとー……ご飯食べてるんじゃないかなぁ?」


この時穂乃果はすぐに嘘だと感じた

だって生真面目な海未ちゃんはことりちゃんが帰ってくるまで待っているだろうし、ことりちゃんが少し言いよどんだのも見逃さなかった

根拠はないけど幼馴染みの勘ってやつ?


穂乃果「ことりちゃん、本当のこと言って?」

ことり「うぅ…実はね、穂乃果ちゃんが倒れたのは自分の責任だからって日直をやってるの」


あ、穂乃果今日日直だっけ


ことり「先生にも休んでいるのは穂乃果ちゃん自身のせいじゃないって授業ごとに説明してるみたい」

穂乃果「そうなんだ……」


海未ちゃんも穂乃果のことちゃんと考えてたんだね

なのにさっき海未ちゃんなら歩かされるとか酷いこと思っちゃった

海未ちゃんも大切な友達だもんね……

心の中で反省をしているとことりちゃんが肩を叩いて呼びかけた


ことり「理事長室に着いたよ、入ろっか」

『失礼します』


ことりちゃんと声を揃え、理事長室へ

扉を開けると、私たちと同じμ'sに所属している、もといアイドル研究部に入部している7人のよく見知った顔が並んでいた


にこ「おっそいわよあんたたち!昼休み終わっちゃうでしょ!」


開口一番、憎まれ口をたたいてきたのはアイドル研究部部長矢澤にこちゃん

見た目はどこからどう見ても中学生かそれ以下なのに、これでもれっきとした3年生である


穂乃果「えへへ……ごめんね」


どうやら待たせたみたいだから、にこちゃんだけでなくみんなにも向かって頭を下げる

すると海未ちゃんが申し訳なさそうに口を挟んできた


海未「すみません、穂乃果が遅れてきたのは私の責任です、なので叱るのであれば私を叱ってください」

にこ「うっ…そう言われると怒るに怒れないわね……」


ことりちゃんの言った通り海未ちゃんは反省してるようだ

海未ちゃんの真面目さにやられたのか、にこちゃんも一歩引いたみたい


理事長「それでは話を始めてもよろしいですか?」


理事長の真剣な声にみんな思わず背筋がピンっと伸びる

それを良しと受け取ったのか理事長は続ける


理事長「皆さんは【試験召喚システム】というものをご存知ですか?」

穂乃果「しけんしょーかんしすてむ?」


全く聞き覚えのない言葉

みんなも黙っていたりご飯のことを考えていたりと知らないようだ

ただ一人を除いて


絵里「文月学園が導入しているというあの?」


そう知ってるみたいに言うのは金髪ポニーテールの生徒会長、絢瀬絵理ちゃん

μ'sのまとめ役で頭もいいけど、たまに天然さんになるんだよね


理事長「はい、【試験召喚システム】と言うのは、自分の学力や成績に応じて自分の分身である召喚獣の強さや装備が与えられ、試召戦争で戦い学力の向上を目的とした制度のことです」


もうだめだ、聞いてるだけで眠くなってきそう


真姫「…穂乃果、他の人が頭を抱えて考えてるのにあなたまで無理に理解しなくていいのよ、というか無理だから」


そう穂乃果に話しかけてきたのは西木野真姫ちゃん

容姿端麗、モデル体型、歌が上手くてピアノも弾けるまさに完璧超人

だけど運動は全然駄目で性格も友達ができなかった程度に少し難があるツンデレさん


穂乃果「む、そういう真姫ちゃんは理解できてるの?」

真姫「もちろん、何回かパパに聞いたことあるし」


それって頭の良さ関係ないんじゃ………


理事長「説明が下手でごめんなさい、実際に見た方が口で説明するよりはわかりやすいかもしれません」


そう言うと理事長は早足で奥の扉を開けて入っていった

あれ?理事長室にあんな扉あったっけ?

数分ほどすると再び扉が開き、理事長が出てきた


理事長「今試験召喚システムのスイッチを入れてきました、この理事長室一帯で召喚を行うことが可能です」

海未「り、理事長…?」

理事長「では初めに高坂穂乃果さん、試獣召喚(サモン)と言ってください」


色々聞きたいことが沢山あるけど、とりあえず言われた通りに…えーっと、さもんだっけ?


穂乃果「さ、試獣召喚(サモン)!」

叫んだと同時、床に見たこともない幾何学模様と謎の光が浮かび上がった


穂乃果「うわぁ!?何これ!?」


突然のことに驚き一瞬だけ目を離してしまう

恐る恐る同じ場所に目を向けるとそこには、身長80センチほどの小さな人(?)が立っていた


理事長「それが穂乃果さんの召喚獣です」


これが召喚獣…!獣には全然見えないけど

見た目は穂乃果をデフォルメした感じ…なのかな?

周りのみんなはぽかーんとしてる、そりゃ穂乃果だってびっくりしたけど好奇心の方が勝っちゃったんだもん


穂乃果「えへへ…よろしくね」


挨拶のつもりで手を差し延べるが、召喚獣は真っ直ぐ正面を向いたまま微動だにしない

それならこっちからと手をとろうとするも、見事に空ぶってしまう


理事長「召喚獣は自分の意思を持ちません、また他の召喚獣か装備品にしか触れません、そのことについては観察処分者という例外もいますが………」

穂乃果「なーんだ、残念」


穂乃果が落ち込んでいるとぼーっとしてたみんなが我に帰って理事長に問いただす


海未「待ってください理事長!これだけでは説明不足です!」

ことり「ことりたちも召喚できるの?」

希「どうしたらこんなことができるか教えて欲しいんですけど!」

真姫「その前にどこの差金かどうかが重要でっしょー!」

にこ「戦争って何よ戦争って!これ使って戦うの!?」

凛「凛訳がわからないよ~……」

花陽「お腹すいたなぁ……」


それぞれがそれぞれの考えを押し付けてる中、理事長が出てきた方の扉から誰かが姿を現しこう告げた

「騒がしいねぇ小娘ども!!静かにできないのかい!??」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月24日 (火) 02:00:06   ID: 325rGMLb

バッババア長

2 :  SS好きの774さん   2015年03月26日 (木) 22:36:59   ID: wMzNeneM

ばばぁ長登場じゃんwww

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