【咲-Saki-】嫁田「いい嫁さんだなぁ」咲「嫁さん違います!」 (47)

ノンケ咲さんにつき注意

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登校

嫁田「咲ちゃんおはよー」

咲「おはよう嫁田くん」

嫁田「朝一番に嫁さんに会えるなんて…今日はついてるなぁ」シミジミ

咲「もう!前から言ってるけど京ちゃんとはそんな仲じゃないよ!」

嫁田「そうなの?じゃあ咲ちゃんは俺の嫁ってことで!」

咲「は!?なにそれ!?」

嫁田「だって俺、咲ちゃんのこと好きだしさ」

咲「す、好きって…そんな簡単に…///」ゴニョゴニョ

嫁田「それじゃあ行こうか嫁さん」

咲「嫁さん違います!」

授業前

嫁田「しまった!英語の課題すんの忘れてた!」

咲「何やってるの…」

嫁田「頼む咲ちゃん!課題写させて!」

咲「はぁ…今回だけだよ」

嫁田「サンキュー!さすがは俺の嫁さん!」

咲「嫁さん違います!」

国語

嫁田「ぐぅ~~」zzz

咲(嫁田くん熟睡してる…)

先生「それじゃあ124ページからの朗読を…嫁田!」

嫁田「んあ…?」パチッ

咲「嫁田くんっ、当てられてるよ!124ページ!」ボソボソ

嫁田「おお、ありがと咲ちゃん」パラッ

嫁田「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった咲ちゃんマジ俺の嫁」

咲「嫁さん違います!」

数学

嫁田「ふわぁ…また眠くなってきた…」

咲「国語の時間にあれだけ寝てたのに?」ボソボソ

嫁田「いや~、数字ばっか見てると頭ぼうっとしてきちゃってさ」ボソボソ

咲「まぁそれは分かるかも」

嫁田「だろ?」

先生「うんうんお前ら廊下に立ってこい。目ぇ覚めるから」ニッコリ

咲「すみません先生…」

嫁田「よし、じゃあ廊下行こうか嫁さん」

咲「嫁さん違います!」

廊下に立たされ中

咲「もうっ、嫁田くんのせいだからね!」

嫁田「ごめんごめん」

咲「はぁ、全くもう…」

嫁田「しかし静かだな~」

咲「授業の真っ只中だからね」

嫁田「だな。でもこうして授業中に嫁さんと二人っきりってのも何か新鮮で良いな」

咲「だから嫁さん違います!」

先生「お前らバケツも持つか?」ガラッ

英語

嫁田「なあなあ咲ちゃん、これ何て訳すの?」

咲「どれどれ?Hold me…?」

咲「…し、知らない!///」

嫁田「へぇ~咲ちゃん読めないんだぁ」ニヤニヤ

咲「むむっ…読めないわけじゃないもん!」

嫁田「じゃあ読んでみてよ」

咲「…………抱いて」

嫁田「もっと大きな声で感情込めて!」

先生「うん。お前ら廊下行ってこい」

お昼休み

嫁田「咲ちゃんのお弁当すっげー美味しそう!」

咲「ふふん。毎朝早起きして手作りしてますから」

嫁田「なー、その卵焼き一つくれない?」

咲「しょうがないなぁ…はい」ヒョイ

嫁田「あーん」

咲「えっ」

嫁田「あーん」

咲「……やらないよ」

嫁田「まったく俺の嫁さんは照れ屋だなぁ」

咲「嫁さん違います!」

体育

咲『きゃっ!』ドサッ

嫁田『咲ちゃん大丈夫か!?』

咲『いたた、足すりむいちゃった…』

嫁田『無理すんな。さあ俺に掴まって』グイ

咲『ありがとう嫁田くん///』


嫁田「ってな展開を待ってるのに何で転ばないんだ咲ちゃん!!」

咲「……」

保健室

嫁田「いてて…まさか俺の方が転んで足すりむくなんてな」

咲「変な妄想してるからだよ、全く」テキパキ

咲「…はい、手当て終わり」ポンッ

嫁田「サンキュ」

咲「どういたしまして」

嫁田「やっぱ咲ちゃんはいい嫁さんになるな。俺の」

咲「嫁さん違います!」

掃除

咲「よいしょ…と。ゴミ箱けっこう重いなぁ」ヨロヨロ

嫁田「片方持つよ、咲ちゃん」ヒョイ

咲「ありがと。助かっちゃった」

嫁田「お安いご用だよ。…それにしても」

咲「ん?」

嫁田「こうして二人で共同作業してると、まるで新婚夫婦みたいだよな」ニコニコ

咲「…嫁さん違います///」

放課後

嫁田「うーん」

咲「どうしたの嫁田くん?そんなに唸って」

嫁田「これ。この黒板の文字」

『明日の日直 丸山・宮永』

咲「ああ、明日わたし日直なんだ」

嫁田「くそっ!こんなものこうしてやる!」ケシケシカキカキ

『明日の日直 嫁田・咲』

咲「は!?何やってんの!?」

嫁田「だって咲ちゃんの隣に別の男の名前が並んでるなんて嫌だし」

咲「…あのさぁ」

嫁田「嫁田咲ってけっこう語呂いいと思わね?」

咲「もう、何言ってるの///」


丸山「忘れ物取りに来たんだけど…入りずらいっす…」コソッ

下校

咲「あ。雨が降ってきちゃった…」

咲「傘持ってきてないんだよね…どうしよう」

嫁田「よっ咲ちゃん。今帰り?」ポン

咲「そうなんだけど…」

嫁田「あ、ひょっとして傘がないとか?」

咲「うん。今日は天気予報で雨は降らないって言ってたのに…」

嫁田「…よかったら俺の傘貸したげようか?」

咲「えっ?嫁田くん、傘二つ持ってるの?」

嫁田「いや。俺は走って帰るからいいよ。はいこれ」グイ

咲「ええっ?そんなの悪いよ!」グイ

嫁田「いいんだ。咲ちゃんが濡れて帰るくらいなら…」グイ

咲「悪いってば!」グイ

嫁田「遠慮しなくていいって!」グイ

咲「………なら、一緒に入って帰ろっか?」

嫁田「えっ…」

咲「何でそんなにポカンとしてるの?」

嫁田「いや、咲ちゃん嫌じゃないのかなって…」

咲「……嫌じゃないよ///」

嫁田「そ、そっか///」

嫁田「あ…俺が傘持つよ」ヒョイ

咲「ん、ありがと」

嫁田「……///」テクテク

咲「……///」テクテク

嫁田「…咲ちゃん、寒くない?」

咲「うん。大丈夫だよ」

嫁田「そっか…」

咲「ん…」

嫁田「……」

咲(いつもは煩いくらいによくしゃべるのに)

咲(何で、今はこんなに静かなんだろ…)チラッ

嫁田「……」

咲(あ……嫁田くんの肩が濡れてる)

咲(そっか、私の方に思い切り傘を寄せてるから……)

咲「……ありがと」ボソッ

嫁田「ん?いま何か言った?」

咲「ううん。何でもない///」ピトッ

嫁田「わっ!?さ、咲ちゃん!何でそんなにくっついてくるんだっ///」アタフタ

咲「だってこうでもしないと傘にちゃんと入らないでしょ?」

嫁田「うっ…///」

咲「さ、早く帰ろ?」

嫁田「……うん///」


咲(嫁さんかぁ……悪くないかも、なんてね///)


カンッ

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