【遊戯王】主人公「別世界? いつものことじゃん」【安価・コンマ】 (148)

普通のデュエリストが別世界に強制送還!? …遊戯王ならいつものこと、なるべく普通に生活しようとする物語。

◆このssの仕様
・ライフが4000
・カードプールは現代と一緒(アクセルシンクロォ!もNo.も使い放題)
・制限は2015年4月のを使用、常に最新のものを使います

以上の点を踏まえ…一緒に満足しようぜ?


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426684970

世界観はもちろんですが、とりあえず主人公をば。

↓1 主人公の性別は?

さらに↓1 名前は?

日本人設定なので漢字使ってお願いです

飾森 冥(しきもり めい)ちゃんに決定です。

↓1~3ぐらいで見た目。

明らかこれはヤバいってやつは弾く可能性があるので悪しからず…。

白衣、白髪、白い肌と全体的に白色

白髪なのか黒髪なのかだけきめさせてくり~

↓1のコンマで判定

00~49:黒髪
50~99:白髪

さてさて次は↓1~4で性格…的なのを。

甘いものが好きとか、めっちゃ臆病とかアバウトでおけ~です

自分の信念でしか動かない

次はお待ちかね、デッキ決めだー!

…といっても【無類のドラゴン好き】【複数の召喚法を使う】で候補が絞られちゃうけど…。

困ったら七皇の剣をピン刺ししたらxyz召喚にしたことになるし(汗)

↓1~4でデッキの案をあげてください!

子征竜「俺らを使うんだ!」

…なお役立たずの模様(白目)

デッキ候補は【聖刻】【ミザちゃん】【炎王】【現世と冥界】の4つで判定します。

【聖刻】00~25
【ミザちゃん】26~50
【炎王】51~75
【現世と冥界】76~99

↓1のコンマで判定します。

ひょ

レスに気づけなくて焦ったけど【聖刻】なら続けて大丈夫そうやね。

キャラ名鑑No.1

名前:飾森冥
性別:女
デッキ:【聖刻】
見た目:白い肌、お気に入りの白い服。それと対比するかのような黒髪を持つ女性。なお髪型
性格:あまり自分から動こうとしないが、それは争いが起こるのが嫌だからだそう。無類のドラゴン好きであり、タクシーや恒星、はたまたドラゴン族影霊衣など様々な龍を使うスタイル。

みんなのお陰でキャラできたよ~ありがと~!

プロローグ行くけど…いいよね?

おk
No1ってあるけどNo2以降も作成するってこと?

No.はとりあえず…かな。伏線としてそのうち回収されるでしょう(震え声)


私、冥さん。今、わけわからん空間にふよふよ浮いてるの。


…というボケはさておき私はミザエルの真似をしながら友人とデュエルして、帰宅後すぐ寝たはず。なぜこんなところにいるのか…。


「飾森冥。こちらを見るのです」


後ろの方から私の名前を呼ばれる。そっちの方を見る…。


「お前は…エルシャドール・ネフィリム!?」


そう、シャドールデッキの核にして4月から禁止となるネフィリムがそこにいた 。


「…君でいいか。突然だが君には別世界に行ってもらおう」


はぁ? 何いってるんだ…こいつ。というかネフィリムの姿のせいでストレスがヤバい。こいつのイメージが散々、私の切り札達を葬ってきたからだ。ついでにタートル落とすし。

「だが、代わりに少しばかり力をやるぞ?」


上から目線でそんなことを言ってくる。そこで私の我慢が限界を越えた。


「ふざけんな、この野郎!」


顔面に向けてパンチを放つが軽々と避けられる。


「…なんのつもりですか?」


「お前に力なんて貰いたくないよ! 私は私の信じる龍たちとデュエルするだけ!」


私の銀河眼が恒星龍が決闘竜達の仇、今ここでとってやる!


私は力を入れて再度、ネフィリムに突進した…はずだった。


キャラに似合わずついた悪態も奴に聞こえることはなく、まるで重力に引っ張られるかのように私は落ちていった…。


とりあえず簡単にここまで。

レダメを除いて強力な龍たちは大体、exデッキにいるからネフィリムは天敵

ブレイクスルーからクェーサー除去するのマジやめて…。

というわけでキャラ募集です。点プレとして

名前:
性別:
年齢:
デッキ:
見た目:
性格:
(職業)

をお使いください。あ、冥は高校1年生です。

職業が()なのは学生と教師以外は出しにくいため。キャラを配置しやすいのです…。ま、書いても書かなくても問題はありません。

では、よろしくお願いいたします。

異世界の方のキャラです。

ほとんど現実世界と同じでデュエルが国際競技になってるみたいな感じ。

難しく感じることはないで。ただカードに封印…とかそういうのはあるけど(白目)

>>37 融合次元じゃねーか!
名前: 朝神初音(あさがみはつね)
性別: 女
年齢: 16(高一)
デッキ: 妖仙獣
見た目: 実家が神社のため巫女服を着ている小柄な美人
性格: 男前で女に惚れられるタイプ。慇懃無礼な言葉遣いをする。
(職業)学生
こんな感じ?

黒飛剣人『くろとびけんと』
性別:男
年齢:20
デッキ『BK』
外見→オッドアイ・緑短髪

職業:一応学生
学校の成績そのもの自体は下から数えた方が早いが実はかなりの実力者
(劣等生のお兄様をイメージして貰えると助かる)

>>38 そういう感じでおけ~です。

設定はあとからはえるもの、という格言があるようにキャラを出してもらったら生かすも殺すも私しだいなんや(吐血)

名前: 神園 秀(かみぞの しゅう)
性別: 男
年齢: 16
デッキ: E-HERO(イービルヒーロー)
見た目: 若干怖めの顔も
短めのボサボサ黒髪と
着崩した制服。派手な装飾品は無いけど不良っぽい
性格: 楽な方に流れるタイプ。制服を崩してきているのもそれが原因。
ほとんど授業をまともに受けていないが学業面では学年トップクラスである。
しかし、普段の雑な素行からクラスの人たちからは敬遠されている、
そしてそれを寂しく思っている。
なお両親不在

名前: 坂上 要(さかがみ かなめ)
性別: 男
年齢: 15
デッキ: 暗黒界魔轟神
見た目: スーツを着ていて、かたまである金髪を一つにまとめている
性格: 関西弁を使うチャラい感じの男子。しかし、頭はそこそこいい。意外と気配りができる。つまりギャルゲの親友キャラのような性格。

名前:不知火 亜姫(しらぬい あき)
性別:女
年齢:42
デッキ:ユベル
見た目:どう見ても小学生な見た目。ピンク色のロリィタ風のドレスを着ている。デュエルをしているときはいつも笑顔。
性格:優しく母性に溢れる女教師。ときに優しくときに厳しく生徒を指導する。その性格と見た目から生徒からの人気は高い。
しかし、デュエルになるとヤンデレな性格となり、ユベルみたいな理論を語り始める。

あ、あと自分でも出しといてあれかもしれないけど、キャラが飽和状態になるのを避けるため20人くらいになったら一旦募集停止したほうがいいと思います

せやね。

>>60に届くor今日のお昼までで締め切りとさせていただきます。

更新は7~8時予定。では~

名前: 壇ノ浦 巡(だんのうら めぐる)
性別: 女
年齢: 17
デッキ: 天変地異コントロール
見た目: 基本的ににやにやしていて、表情から気持ちを読み取ることができない。金髪ショートのちっちゃい人
性格: 基本的に気さくだが、内心ではどうやって相手を驚かせるかを考えまくってる。

名前: 碧海 アオイ
性別: 女
年齢: 17
デッキ: ラヴァル
見た目: 猫っぽい髪型、つり目。基本変なデザインのTシャツを着ている
性格: 不良。素行が悪い。しかし、姐御肌。あとレズっけがある

開始したいけど人いる…?

います

落とされてから数分後、最初はネフィリムに対して悪態をつきまくっていたが周りの風景が色を得てくるにつれて怒りもだんだん収まってきた。


そして風景が明確になったとき下降が止まった…のは一瞬だった。


「えぇ!?」


変な空間から出たのか、今度は重力によって下に引っ張られる。お腹に嫌な感覚が走り猛スピードで地面に突っ込む。


「いったぁ!」


とる手段もなくそのまま地面に突っ込む。20メートルぐらいから落ちて無傷だけど気にしない。デュエリストだし。


私が周りを見て眼を見開く。…そこらじゅうにデュエリストとモンスター達がいたからだ。

ここでいきなりだけど

↓1 冥のfavoriteカードって? (ドラゴンでお願い!)

レダメ

私はこんな公園や周りの建物を見たことないことにすぐ気づいたからもう少し慌てるべきかもしれない。


でももし自分の前に実物大のモンスターがいたら興奮すると思わない? 私はしてる。


左腕についてるディスクに気づくのに大分、時間はかかってしまった。周りからしたらおかしな人に見えただろう。


メイン、exともに私の使ってたデッキだ…。私は唾を飲み込むとexデッキの1枚の手に取る。


「…出ておいで、蒼眼の銀龍!」


白い枠のカードをモンスターゾーンに置く。このときの感動を私は忘れることはないだろう。


目の前に青き輝きを放つ龍が飛翔した。

今まではカードのイラストからどう動くか妄想するしかなかった。…それで友人から気持ち悪がられたこともあったが。


「お姉ちゃん、デュエル…。どうしたの?」


後ろから小学生くらいの子に引っ張られて、恍惚な表情を慌てて真面目な顔に戻す。…戻せたかどうかはわからないけど。


「デュエルでしょ? しよっか!」


「うん!」


小学生くらいの子の動きを真似してディスクを起動させる。今、私の脳内にあるのは目の前を動き回る銀龍や時空竜の姿だ。


私のデッキは【聖刻】だ。一時期は征竜とともに暴れていたテーマ群だ。少なくともぼろ負けはしないでしょう。


軽く考えながらデッキから5枚カードを引いた。

ここで突然のコンマ。

↓1さん、よろしく~

「何、この感じ…」


デュエルし始めた頃は青かった空も日が沈んで赤黒くなっている。多かった人たちも今では私しかいない。


私は一人寂しくベンチに座っている。思い出すのはさっきまでのデュエルの内容だ。


あたった相手が【テラナイト】【ブンボーグ】【HERO】【海皇】ってなによ…。


相手がガン伏せしたから羽根帚で全部、飛ばしてやろうと思ったら【アーティファクト】だしさ…。

私の目、くすんでるわ。…誰だったかな、この台詞言ってたの。


そーいえば、この世界ってどの世界なんだろう。普通に小学生がNo.101飛ばしてくる世界何ておかしいじゃん…。


しかも原作って妨害系の魔法罠嫌ってるはずだよね!? 時空竜出したら強制脱出させられるし、タクシー出したらブレイクスルーされるし…。


非力な私を許してくれ…龍たちよ。

ぐぎゅーとお腹から音がする。今日は全く何も食べてないしね。


携帯…携帯…? あれ…どこにもない。あの神様もどきに無一文で放り出されたのか。
絶対許さねぇぇ! ドン…じゃなくてネフィリムぅぅぅ!!


適当にディスクをいじってたら街の名前と住所が載ってた。なるほど…あっちの携帯が、こっちではディスクなのね。めっちゃディスク有能じゃん。

↓1 街の名前

オリジン・ノア…知らない名前だ。あ…これ原作じゃないくさいね。一気にハードモード突入じゃないですかーやだー。


ベンチから立ち上がってディスクにだした地図を見つつ自分の家になっている住所まで歩き出す。


…冥の姿が見えなくなってすぐ。公園に3つの人影が現れる。


「…別に2人ともかかってきてもいいけど?」


「てめぇ…なめた野郎だ…」


「兄貴! やっちまいましょう!」


1対2…1人の方の少女は恐怖してもおかしくない状況である。相手の2人は明らかに不良であるし。


しかし少女はくるりと1回転すると不気味に笑った…。


「来いよ、雑魚ども」

ここで安価タイム。

冥に兄弟はいますか?

↓1 いるなら兄、弟、姉、妹のどれかを。

いないなら一人っ子とお答えください。

あに

↓1 では名前をどぞ~

↓1~4で見た目。

年齢は17にさせてください(涙目)

褐色気味

↓1~4で性格で。

纏めたら本編再開です。

驚く程性的知識がない

あ…デッキ決めるの忘れてた…。

↓1~4でデッキ案を。

【悪魔族好き】らしいですね。そこまで固くならずなんなりとどぞ~。

01~25:【魔轟神】
26~50:【チェス&ヴェルズ】
51~75:【ユベル】
76~00:【インフェルノイド】

↓1コンマで決定です。

超融合しそう(白目)

私的にデッキの自由度が上がるから嬉しいのか難しくなったのか…。

キャラ名鑑

名前:飾森 黄泉
性別:女
デッキ:【ユベル】
見た目:冥とは反対の褐色の肌、白銀の髪。なお髪型 。男っぽい服装の方が動きやすいから好きらしい。
性格:無類の悪魔族好きでありNTR大好き(No.11とか) の癖に性的知識はない。めっちゃ初々し
い。集中したことには超パワーを発揮するが…。

歩いて数分…。ディスクに記録されている住所まできて家があるのはいいんだけど…。


「入りづらい…」


公園で見た光景からここが自分のいた世界でないのは明らかだ。だからこっちの世界でも家族はいると思う…多分。


最悪、天涯孤独の身の方が楽なんじゃないかなと思いつつ静かにドアを開ける。


「…ただいま」


お邪魔しますはおかしいからただいまと言ってみる。


「もーどこほっつき歩いてたの? 冥!」


エプロンをつけてお玉を持った女性がいた。…ヤバい、誰だろこの人!

「どうしたの? 冥」


首をかしげている目の前の女性、冷や汗を流して苦笑いを浮かべる私。


母さんなのか…それとも姉? いやいや裏をかいて妹の可能性もある。


「早く入りなさい。夜ご飯冷めちゃうでしょ?」


結局、関係がわからないままだけどなんとかなったぽい。靴を脱いで…揃えて家に入った。

リビングに入ってみたら…普通の家と大差なかった。テレビにパソコン…デュエルディスクがあるぐらいだね。


「冥~ど~したの?」


出来た料理を皿によそっている姉(仮)。立ちっぱなしだといい加減怪しいので覚悟を決めて料理の前に座る。


「…いただきます」


「? …どうぞ」


一瞬、おかしそうな顔をしたがどうしたのだろう。…ってこれ美味しい!

↓1 コンマ判定。 60以下で…?

普通なら失敗扱いだけど66、77じゃ成功扱いにせざる得ないね。


「…もぐもぐもぐ」


めっちゃ美味しい…。現実だとカップ麺とかばっかりだから余計そう感じる。


姉?は自分の分は食べずにこっちを見てニコニコしている。


「…ほぉーしたの?」


口のなかに食べ物があるのではっきり喋れない。そうしたらニコニコしたままで話しかけてくる。


「…冥?」


「ふぁあに?」


「…あなた、私の知ってる冥じゃないでしょ?」


その言葉を聞いた瞬間、頭のなかが真っ白になって持ってた箸を落としてしまった。目の前の人物は変わらず笑顔のままだった。

落とした箸の跳ねる音でわれに帰る。動揺したら認めてるのと一緒じゃないか。


「…冥は靴を直さないし、そんなに美味しそうに食べない」


えぇ…そんなの知らないよ! てかこの世界の私だらしなさ過ぎじゃない!?


「い、いや…姉ちゃん何言ってるの? 私が冥じゃないなら誰だって言うのさ」


「…私の知ってる冥は『姉ちゃん』何て呼んでないよ?」


あかん…もうこれだめだ。やることなすこと全部裏目に出てるよ…。


はーっと息をついて両肘をついて手に顔をのせて笑顔を浮かべていた。

「ふ~ん、神様ねぇ…」


私が話している間、終始笑顔を浮かべ続けてた姉ちゃん。名前は黄泉っていうらしい。黄泉姉ぇ、黄泉姉ちゃん…なんて呼ぶか悩む。


「…てことは学校のことも友達のこともさっぱりって訳?」


「さっぱりというか別人だし…」


学校なんてものがなければ、そこら辺を散策しまくって神様もどきボコる予定だったんだけど…。

「……」


じーっと私を見つめる姉ちゃん。ふと思い付いたような顔を浮かべる。


「冥、あなたデッキはあるよね?」


「あ、あるよ。姉ちゃん」


…原作ではないけどここは遊戯王中心の世界。ってことは…


「デュエルしましょう」


やっぱりー! 私のデッキは原作っぽいロマンデッキ(聖刻でクェーサー、七皇の剣入り)なんだよ!? カステル、ナッシュ、姑息トラップ大好きな現実みたいな環境で勝てるわけないじゃん!


「というわけでLet's go~!」


「え、うわわわぁぁぁ!?」


夜の公園へ強制連行されるのだった…。

今日はここまで。

多少はアニメ効果とか使おうと思ったらスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンがいつでも除外できるとかいうシューティング・スターもびっくりチートだったので断念せざるえない。

でもどうやってヲーを使えばいいんだ!? 原作ってならチート、OCGなら紙。扱いに困るよ…。

ではー。次回は姉妹対決からスタート

今日は9時から開始。

聖刻デッキの破壊力やばい(回るとはいってない)。

シンクロもエクシーズもできるからEX枠が足りなくなる…。EX20枚にならないかな…。

引きずられること数分…数十分前までいた公園に来た。夜の冷たい風が私たちの間を流れる。


「ディスクの使い方はわかってるでしょ?」


ディスクをこちらに向けて確認をとってくる。首を縦に振って答える。


「じゃあ…楽しませてもらおうかしら」


姉ちゃんから出るオーラが変わり、嫌な汗が私の頬をつたう。それを無視してディスクをセットする。


「「デュエル!」」

冥 LP4000
黄泉LP4000

「先行は…あげるわ冥」


先行ドローがなくなったからカードゲーム特有の先行絶対有利はなくなった。だけどもプレアデスといったようなモンスターを先出しできるから先行の方が有利…だと思う。後攻1killは知らん。


【聖刻】なら聖刻龍が手札に2体いれば少なくてもシンクロかエクシーズを1体は出せる。


私は自分の手札へと目を向ける。ヤバい…また事故ってる…?


「わ、私はワン・フォー・ワン発動!」

《ワン・フォー・ワン/One for One》

通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。 手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

「手札の青眼の白龍を捨ててレベル・スティーラーを守備表示で特殊召喚」


デッキからてんとう虫のようなモンスターが出現する。レベル調整やモンスターの増量を行う過労死モンスターだ。


「モンスターをセット、カードを伏せてエンドだよ…姉ちゃん」


冥 LP4000 手札1 伏1

レベル・スティーラー DEF0
??? DEF???

ヤバいよ…聖刻龍が1体もいないよ。しかもあっちと違ってライフ4000しかないから下手したら1killされるから動いとかないといけないし…。


「ふふ…私のターンね、ドロー」


姉ちゃんがドローして手札が6枚になる。今、頼りになるのは1枚だけの手札だけ。私のターン…来るかな。


「相手の場にモンスターがいるとき、聖刻龍-トフェニドラゴンを特殊召喚できる!」

《聖刻龍−トフェニドラゴン/Hieratic Dragon of Tefnuit》

効果モンスター 星6/光属性/ドラゴン族/攻2100/守1400
相手フィールド上にモンスターが存在し、 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。 この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。
このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。


「トフェニドラゴン!?」


「冥どうしたの? …もしかして【聖刻】?」


「…チガウヨ-。セイコクジャナイヨー」


「…凄い棒読み。でも私のは純粋な【聖刻】じゃないから」

「さぁここから! トフェニドラゴンをリリースして邪帝ガイウスをアドバンス召喚!」


「ガイウスぅ~!?」


《邪帝ガイウス/Caius the Shadow Monarch》

効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1000
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、 フィールドのカード1枚を対象として発動する。 そのカードを除外し、除外したカードが闇属性モンスターカードだった場合、 相手に1000ダメージを与える。


さらにトフェニドラゴンをリリースしたからその効果も発動するね。でもさせない!


「リリースしたトフェニドラゴンとガイウスの効果を発動…」


「待って! 手札のエフェクト・ヴェーラーの効果発動! ガイウスの効果を無効化する!」


これで私の手札は0…これが私のハンドレスコンボだ、じゃないけど…。


「むぅ。トフェニドラゴンの効果でギャラクシーサーペントを特殊召喚するね!」


これで姉ちゃんの場のレベル合計は8…サーペントはチューナーだから出てきそうなのは漫画版のスターダスト、レッド・デーモンズとかスクラップ・ドラゴンとかかな…。なんとかなりそう…。


「ここで地獄の暴走召喚発動よ♪」


姉ちゃんの手札から抜き出された1枚の魔法のせいで私の背筋は凍りついた…。

《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》 †

速攻魔法 相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に 攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から 全て攻撃表示で特殊召喚する。 相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、 そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

「この効果でギャラクシーサーペントをさらに2体、攻撃表示で特殊召喚するね」


「…一応スティーラーを選択するけどピン刺しだから出せないね」


一気に姉ちゃんの場が埋まる。普通のデュエリストである冥にもこの先に起こることは容易に予想が出来た。


「まずはこれ! レベル6のガイウスにレベル2のギャラクシーサーペントをチューニング!」


ギャラクシーサーペントから2つの輪がガイウスを包み込む。そして抱くは8つの星。


「王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい! シンクロ召喚、レッド・デーモンズ・ドラゴン!」


エンターテイメントの元祖、元キング、元ジャックなど様々な異名のあるジャック・アトラスのエースがここに降臨する。

《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †

シンクロ・効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、 そのダメージ計算後に相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て破壊する。
自分のエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、 このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。

「まずはモンスターから! レッド・デーモンズ・ドラゴンでセットモンスターを攻撃!」


レッド・デーモンズはダメージ計算のあと相手の守備表示のモンスターを殲滅する。レベル・スティーラーを攻撃したほうが安全なのだろうが…。


「このモンスターはメタモル・ポット! メタモル・ポットのリバース効果発動。互いのプレイヤーは手札をすべて捨て5枚ドローする!」

黄泉 3→0→5 冥0→5


「あっちゃ~メタモル・ポットかぁ。ちょっと予定外かなぁ~」


超視力を持っていない冥は気づいていなかったが黄泉の捨てた手札のなかには死者蘇生もあった。例えライコウがいたとしてもこの後の展開には問題がなかったという訳だ。

「ダメージ計算後、冥の守備表示モンスターを全て破壊する! 2体のギャラクシーサーペントでダイレクトアタック!」


「…なにもない!」 冥LP4000→2000


2体の竜によってライフが半分に削られる。もう神の警告のコストを払えなくなった。この世界のデュエリストには普通のことだがLP8000に慣れている冥は密かに焦っていた。


「メイン2! 見せてあげる、最強の地縛神をね!」


レッド・デーモンズと2体のチューナー。原作ではチート効果を内蔵した悪魔龍が降臨する。


「レベル8のレッド・デーモンズにレベル2のギャラクシーサーペント2体をダブル・チューニング! 王者と悪魔、今ここに交わる。あらぶる魂よ、天地創造の叫びをあげよ!」


「…いきなり、これ!?」


「レベル12、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン!」

《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン/Red Nova Dragon》 †

シンクロ・効果モンスター 星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000 チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するチューナーの数×500ポイントアップする。 このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果では破壊されない。 また、相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをゲームから除外し、 相手モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。 エンドフェイズ時、この効果で除外したこのカードを特殊召喚する。

ソリッドビジョンによって冥の前に実物のスカーレッド・ノヴァが現れる。だがその姿に怯えを抱く前にノヴァの効果が発動する。


「スカーレッド・ノヴァの効果発動! 墓地のチューナー×500攻撃力がアップする! 墓地のチューナーは3体、よってスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンの攻撃力は5000になるよ!」


これこそがスカーレッド・ノヴァの恐ろしい効果…最低でも墓地に2体のチューナーが貯まるため攻撃力は4500以上…終盤になれば10000に達することだってある。


…ただ効果耐性がないので101に吸われることがよくあるが。その圧倒的な攻撃力もダーク・リベリオンには無意味だったりするし。なぜあいつらランク4なんだ…。縛り増やせよ…。


「私はカードを2枚伏せてエンド♪」

黄泉 LP4000 手札3 伏2

スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン ATK5000

「…私のターン、ドロー」


今の冥の手札は6枚。今度は…というより限りなくベストに近い手札だ。


「まずはサイクロン! 姉ちゃんから見て左の伏せカードを破壊する!」


地面から起きた竜巻が伏せカードを舞いあげ破壊する。絵柄から月の書だろう。


「よし…調律発動。ジャンク・シンクロンをサーチしてデッキトップを墓地へ。…トフェニドラゴンを特殊召喚する」


伏せを破壊してから流れるようにモンスターを召喚する。黄泉の方を見れば腕を組んでこっちの動きを観察している。


「墓地のレベル・スティーラーの効果発動。トフェニのレベルを下げて特殊召喚。トフェニドラゴンをリリースしてシユウドラゴンを特殊召喚する!」


金色のドラゴンは光に包まれ青いドラゴンと火を纏った小さな竜が現れる。


「さっき姉ちゃんがやったから説明はいいよね。リリースしたトフェニの効果でガード・オブ・フレムベルを特殊召喚するよ」

「ほーう…」


黄泉は回り始めた冥を見ながらも笑顔を崩さない。黄泉の知っている冥はデュエルがうまくはなかった。カードをうまく操っているのを見て内心は複雑だ。


「レベル1のレベル・スティーラーにガード・オブ・フレムベルをチューニング。シンクロ召喚、フォーミュラ・シンクロン!」


「これは来そうだねぇ…。防ぐ手段ないけど」


「フォーミュラ・シンクロンの効果でドロー。シユウドラゴンのレベルを下げてレベル・スティーラーを特殊召喚。そしてジャンク・シンクロンを召喚!」

《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》 †

チューナー・効果モンスター 星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

「ジャンク・シンクロンの召喚時効果でガード・オブ・フレムベルを特殊召喚。レベル5のシユウドラゴンにレベル3のジャンク・シンクロンをレベル1のレベル・スティーラーにガード・オブ・フレムベルをチューニング!」


数えきれない星たちが星空に浮かんでいく。そしてそこから現れるのは天を漂う星屑だ。


「来て! レベル2 TGレシプロ・ドラゴン・フライ。そしてレベル8、スターダスト・ドラゴン!」


「…3体のシンクロ・モンスター。レベル合計は12…ってことは!」


「ああ! 姉ちゃんがダブルチューニングでくるならこっちはオーバートップクリアマインドで対抗してやる!」


3体のシンクロ・モンスターたちが金色を輪となり空へと道を作っていく。


「レベル8スターダスト・ドラゴン…レベル2レシプロ・ドラゴン・フライにレベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!」


「遂に来るのか…!」


「レベル12…進化の光! シューティング・クェーサー・ドラゴン!」

《シューティング・クェーサー・ドラゴン/Shooting Quasar Dragon》

シンクロ・効果モンスター 星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守4000 シンクロモンスターのチューナー1体+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。 このカードはこのカードのシンクロ素材とした チューナー以外のモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。 1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの 効果の発動を無効にし、破壊する事ができる。 このカードがフィールド上から離れた時、 「シューティング・スター・ドラゴン」1体を エクストラデッキから特殊召喚する事ができる。

「恒星龍か…。綺麗なものだ」


「綺麗なだけじゃない! クェーサーは素材の数まで攻撃できて1ターンに1度、カウンター罠以外の効果を無効にして破壊するんだ!」


「…無慈悲なヴェーラー」


「…クェーサーで無効で」


ヴェーラーがあったからここまで無防備に展開させたわけだけど…。おかしい…攻撃力ではスカーレッド・ノヴァに届いていないのに。


「……」


冥が手をかけている1枚の手札…そうか。あのカードか…。


「バトル! クェーサーでスカーレッド・ノヴァに攻撃!」


「スカーレッド・ノヴァの効果発動! このカードを除外することで攻撃を無効にする!」


「だけどクェーサーはもう1度、攻撃できる! ダイレクトアタックだ!」


「終わらせないわよ冥! 手札から速攻のかかしを捨ててバトルフェイズを終了させる!」

「メイン2! カードを4枚セット! 」


フィールドゾーンにもカードがセットされる。これで冥の手札は0


「ってオネストじゃないのか!?」


黄泉が思っていたクェーサーがスカーレッド・ノヴァを越えるための手段…それはオネストだ。


「…普通、光属性だったらオネスト警戒するよね。でも今回はそれが仇となった! リバースカードオープン、リビングデットの呼び声!」


「リビングデット…? でもバトルフェイズはもう終わってるぞ…!?」


「私が呼び出すのは…かつて神と呼ばれた亀!」


「…え?」

《かつて神と呼ばれた亀/Testudo erat Numen》

効果モンスター 星1/水属性/水族/攻 0/守1800 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 お互いに攻撃力1800以上のモンスターを特殊召喚できない。

「…私はこのままエンド!」


「待った! スカーレッド・ノヴァは除外したターンのエンドフェイズに特殊召喚される! 来い、スカーレッド・ノヴァ!…ってあれ?」


リリースしたスカーレッド・ノヴァは普通ならばエンドフェイズに帰還するはずである。…だが


「…亀の効果でお互い攻撃力1800以上のモンスターは特殊召喚できない!」


冥のデッキには攻撃力5000なんてモンスターは入っていない。スカーレッド・ノヴァを倒すためにはこれしかなかった。調律で亀が落ちたのは幸運だった。

冥 LP2000 手札0 伏5+1(リビングデット)

シューティング・クェーサー・ドラゴン ATK4000

かつて神と呼ばれた亀 DEF1800

「…私のターン、ドロー」


今まで終始、笑顔だった姉ちゃんの表情が消えている。…なんか嫌な予感がする。


「…サイクロン発動」


「クェーサーの効果を発動! サイクロンを無効にして破壊する!」


十中八九、リビングデットを割って亀を処理しに来るだろう。だが…。


「ハーピィの羽根帚発動」


「あ…」


私の場に伏せられていた全てのカードが中に舞い上がり破壊されていく。リビングデットも割られたので亀も墓地送りになったのが痛い…。だけど手札1枚からじゃ展開は…。


「永続罠、リミット・リバース発動。甦れ…ユベル!」

《ユベル/Yubel》 †

効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカードは戦闘では破壊されず、 このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。 フィールド上に表側攻撃表示で存在する このカードが相手モンスターに攻撃された場合、 そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。 また、自分のエンドフェイズ時、 このカード以外の自分フィールド上のモンスター1体をリリースするか、このカードを破壊する。
この効果以外でこのカードが破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から 「ユベル−Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。

ユベル…!? あの最強のヤンデレを欲しいままにしたあの…。


「マジック・プランター発動。リミット・リバースを破壊して2枚ドロー」


リミット・リバースを破壊したことでユベルも破壊される。これになんの意味があるのか…。


「ユベルの効果発動。効果で破壊されたとき ユベル−Das Abscheulich Ritterを特殊召喚する! デッキより現れろ!」

《ユベル−Das Abscheulich Ritter/Yubel - Terror Incarnate》

効果モンスター 星11/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカードは通常召喚できない。 「ユベル」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは戦闘では破壊されず、 このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。 フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが相手モンスターに攻撃された場合、 そのダメージ計算前に攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。 また、自分のエンドフェイズ時、このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、自分の手札・デッキ・墓地から 「ユベル−Das Extremer Traurig Drachen」1体を特殊召喚できる。

「そしてブラック・ホール発動」


姉ちゃんと私のフィールドの真ん中にブラック・ホールが出現してユベルとクェーサーを引っ張っていく。…でもただではやられないよ!


「クェーサーの効果発動!」
「ユベルの効果発動!」


姉ちゃんと私の声が重なる。そしてブラック・ホールに全てが飲み込まれる。


私が衝撃から身を守るために目の前に構えていた手を下ろすと場にいたのは…

シューティング・スター・ドラゴン ATK3300

ユベル−Das Extremer Traurig Drachen ATK0

の2体だった。

「やっぱりリクルート効果持ちだったのか」


私は自分の予想通りなのでふっと笑顔になる。シューティング・スターはスカーレッド・ノヴァと同様に戦闘時に除外することで攻撃を無効にすることができる。


ユベル第3形態がどんな効果を持ってるか知らないけど大丈夫だろう!


「禁じられた聖槍発動」


「あ…」

《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》

速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。 エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は 400ポイントアップし、効果は無効化される。

攻撃力0のレベル12のモンスター…絶対何らかの効果を持ってるはずだ。なら最後はこの台詞をいってからでもいいだろう。


「攻撃力0のモンスターで何ができる!? こっちには攻撃力3700になってるシューティング・スターがいるんだ!」


…原作からの攻撃力低くてレベルの高いモンスターへの煽り。なおしたら大抵、痛い目を見る模様。


「バトル、ユベルでシューティング・スターに攻撃。だけどばとるでの私へのダメージは0になりダメージ計算後、攻撃したモンスターの攻撃力分相手にダメージを与え、モンスターを破壊する! これで終わりよ!」


「…きゃぁぁぁ!!!?」LP2000→0


こうして初めての姉妹対決は姉に軍配が上がった…。

ここまで~。

デュエルシーンは難しいねぇ…。

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