僕「ただいま」(27)

初投稿。



いつもの日常で、いつものように僕は家に着いた。

今日の学校は疲れたなぁ、などと思いつつ、リビングの扉を開けると、僕の両親がテーブルを挟んで座っており

テーブルの上に、離婚届が置いてあった

さて、なにをしようかな。と思いつつ、僕は、ベッドの下の引き出しからお気に入りの本を取り出した。が、なにもできなかった。なにをする気にもなれなかった。

だが、他に何かすることもないので、とりあえず適当にページを開いていくことにした。まだ見てないページなどがあったのが幸いだった。

これはイイナ。ここは次するときに使うか。そんなことを考えていたら。枕元に置いてあった携帯から、「paper moon」が流れ出した。

「全く、こんな暑い中なんでこんなに渋滞していやがるんだ。」

ふと気がついた時には、僕はいかついオジサンに拉致されていた。大人しく助手席に座り、行き先も伝えられぬまま車がゆっくり進んでいくのを黙って見ていた。

「なあ、お前もそう思わないか。」

オジサンが困った素振りをみせながら話を振ってくるので、仕方なく、そうですね。と返しておいた。オジサンは「そうだよなぁ」と言いつつ、ハンドルを握り返した。

ことの発端は、「papermoon」だった。

いや、正確には「papermoon」は悪くない。それを言い出したら僕の携帯の着信音全てが悪い事になってしまう。

電話出た僕は、すぐに全開の窓から身を少し乗り出した。通話相手は伯父さん。電話の内容はこうだった。

「今お前の家の前にいるんだけど。俺の車にこないか?」

最後の文が「ワンナイトカーニバル」の出だしに似せてたのが気になったが、生温い感覚を吹き飛ばしたかった僕は、適当に身支度をすませ、家から出た。

という訳で、僕は今オジサンの車に乗せられている。クーラー超涼しい。

すると伯父さんが思い出したように「そういや、お前昼飯食べたか?」と聞いてきた。

いえ、まだですね。クーラー超涼しい。

オジサンはそうか、と言いながら少し笑いつつ「じゃあマックへ行くか」と言った。クーラー超涼しい。

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