母「娘が反抗期に突入しちゃった」父「ふむ」(49)

気分転換にちまちま書く予定です
過度な期待はしないでください

母「なんとかならないかしらねぇ」

父「娘ももうそんな時期か。で、どんな感じなの?」

母「そうねぇ、まず昨日の事だけど一緒にご飯食べてる時についわたしが『相変わらずお父さん帰るのが遅いわねぇ』って言うと娘ったら急に不機嫌になってご飯残ってるのに部屋へ帰っちゃったわ」

父「へ、へー…なんで?」

母「理由を聞いたら…

娘『食事中にお父さんの事思い出すと食欲無くす』

って言ってたわよ」

父「…それって反抗期なのか?ただ寂しいだけじゃないのか?確かに俺は毎日仕事忙しくて帰るの遅れるけど…」

母「自惚れてるところ悪いけど、主にイライラらしいわ。ようはストレスね。寂しいなんて一言も言ってなかったわよ」

父「…え?」

母「そうねぇ、そういえばこんな事も言ってたわ。あの糞ハゲが、とか、臭い、気持ち悪い、とか、…後は…」

父「ちょ、ちょっとまて。え?糞ハゲ?臭い?キモイ?うちの可愛い娘がそんな汚い言葉使ってたの!?後俺ハゲじゃないから!」

母「そうよ。あなたとわたしの可愛い娘がそんな汚い言葉を使ったのよ。まぁ今の時代考えたら普通のことなのかもしれないけど。あとキモイじゃなくて気持ち悪いよ。ここ重要だから」

父「普通?それはおかしいだろ。俺が知ってる娘はちゃんとした言葉遣いをする娘だ。というかそもそもそんな汚い言葉遣いを教えた覚えはないぞ。後俺はハゲじゃない」

母「そう、あの娘はあんなことを平気で言う娘じゃなかったわ。でも最近は違う。そこでわたしは思ったのよ。反抗期なのかなぁって」

父「あぁなるほどね。それならわかるかも。で、その反抗期はいつ頃から起き始めたんだ?後俺はハゲじゃ…」

母「あなた」

父「ん?」

母「しつこい」

父「はい」

母「…で、いつ頃からって話なんだけど、大体一週間前からぐらいかしらねぇ。ほんとつい最近よ」

父「一週間前か…どんな反抗態度だった?」

母「そうねぇ。最初は洗濯しようと思って洗濯機に衣類とか入れてたら、娘が真っ赤な顔して

娘『私とお父さんのを一緒にしないで!』

って言ってきたわ」

父「よく聞くやつだな。お父さんは悲しいです」

母「気持ち悪…。あと、学校の三者面談あるでしょ?あれ基本的にわたしが行くのになぜかこの前…


娘『明日の三者面談お母さんが着いてきてね』

母『ん?いいけど…いつものことなのにどうして改まって…』

娘『…だってもしお父さんが学校に来たら、なんか嫌だもん…』


とか言ってたわよ」

父「………」

母「あ、あと一昨日の出来事!私と娘でファミレスに行ったんだけど、その時あの娘…


娘『あ~お父さんいなくてよかった~』

母『あら、なんでそう思うの?』

娘『だってお父さんタバコ臭いんだもん』


って…」

父「…母さん」

母「?」

父「それって反抗期っていうか…単に俺の事嫌いなんじゃないか?」

母「えぇ、そうでしょうねぇ」

父「うわぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!やっぱりそうかぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!娘が俺の事ををををををををををををををぼぼぼぼぼぼ」ガクブルブルガク…

母「あらあらまあまあ…そんなに発狂しちゃって…まったく親馬鹿なんだから」

父「あばばばばばばばばばばばばばばばば…」ブルガクガクブル…

母「………」

父「ぼぶぼばばべばびびぶぶばびばぼぶぶぶぼばばびぶびばんば……」ブルブルブルアイアイブルベリアイ…

母「あなた」

父「ぶ?」

母「うるさい」

父「はい」

母「えぇ、そうでしょうねぇ」

父「うわぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!やっぱりそうかぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!娘が俺の事ををををををををををををををぼぼぼぼぼぼ」ガクブルブルガク…

母「あらあらまあまあ…そんなに発狂しちゃって…まったく親馬鹿なんだから」

父「あばばばばばばばばばばばばばばばば…」ブルガクガクブル…

母「………」

父「ぼぶぼばばべばびびぶぶばびばぼぶぶぶぼばばびぶびばんば……」ブルブルブルアイアイブルベリアイ…

母「あなた」

父「ぶ?」

母「うるさい」

父「はい」

母「えぇ、そうでしょうねぇ」

父「うわぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!やっぱりそうかぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!娘が俺の事ををををををををををををををぼぼぼぼぼぼ」ガクブルブルガク…

母「あらあらまあまあ…そんなに発狂しちゃって…まったく親馬鹿なんだから」

父「あばばばばばばばばばばばばばばばば…」ブルガクガクブル…

母「………」

父「ぼぶぼばばべばびびぶぶばびばぼぶぶぶぼばばびぶびばんば……」ブルブルブルアイアイブルベリアイ…

母「あなた」

父「ぶ?」

母「うるさい」

父「はい」

いかん、色々ミスった

父「それにしてもそうかぁ…娘が俺の事をねぇ…ハァ…いつか来るかはわかってたんだけど…実際来ると…ハァ…」

母「ふふ、心配しなくてもそのうち元に戻るわよ」

父「だといいけど…ところでお前は娘になんか言われてないのか?」

母「わたし?わたしはいつも通りよ。むしろ前より仲が良くなったと思うわ」

父「なんだよちくしょー。俺だけ除け者扱いかよーやってらんねーい」

母(まぁ実際は“何か”言われたんだけどこれは黙っておきましょう)

母「まあまあ、あなた。そんなに落ち込まないで。明日から早く帰れるようになるんでしょ?それなら明日から娘に色々してあげたらいいんじゃないかしら?日頃構ってやれなかったお詫びに遊びに出掛けたりとか…」

父「お詫びね…うん、そうだな!そうしよう!さすが俺の妻!発想が豊かです!身体は貧しいけど!」

母「ふふ、殴られたいの?」

父「いえ、滅相もない」

次の日


父「ただいまー」ガチャ

母「おかえりなさい。ほんとに早いわねぇ」

父「急いだからな。娘はまだ帰ってないのか」

母「ええ、もうすぐ帰ってくると思うけど…」

父「よしよしそうか…ならさっそく準備でもするかな!」

母「準備…?」

父「娘が帰ってきたら教えてくれ。俺はちょっと着替えてくる」タタタッ

母「え、ええ…わかったわ」

母(いったいなにを考えてるのかしら。ちょっと心配になってきた)

娘「ただいま~」ガチャ

母「あら、おかえりなさい」

娘「ふぅ今日も学校疲れたよ~…ってあれ、お父さんの靴がある…居るの?」

母「ええ。今日からしばらくは早く帰ってくるらしいわよ」

娘「ふ、ふーん…別に帰ってこなくてもいいのに…」

母(まったく…素直じゃないわねぇ…)ハァ…

母「あらあら、そんなこと言ったらお父さんが悲しんじゃうわよ」

娘「!!…いいもん!別に悲しんでも私には関係無いし!」

父「…ん?その声は…娘はもう帰ってきたのか?」

娘「!お父さ……?!」

母「あら、ごめんなさいあなた。言うのを忘れ………て……?」

父「いやぁ、おかえり我が娘よ!学校はどうだ?楽しんでるか!?はははっ」デデーン

母「あ、あなた……?なんなのかしら………その格好は…?」

父「ん、これか?これは昔娘が大好きだったプリキ〇アの…」

娘「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!変態ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」ブン!

父「んごぉ?!!」キーン!


それはあまりにも綺麗な金的蹴りであった。
娘から放たれた右足は父の急所を的確に狙い打ちしたのだ。
完璧だった。全てにおいて完璧であった。
彼女の放ったあの迷いのない蹴り。
これこそが今正に日本にとって必要な事なのでは無いのだろうか?
迷っては駄目だ。
迷いは人を駄目にする。
大事なのは決断力。
そう、彼女の様な決断力が必要なのである。

母「う、うわぁ…」

娘「はぁ…はぁ……お父さんのバカ!お母さん!今日はもう晩御飯いらないから!!」

タタタタ、バン!

父「う、うぅ…いたいよぉ…」モゾモゾ

母「…あなた。とりあえず元の服に着替えてきて。今のあなた、女の子のコスプレしてイモムシみたいに動いてる気持ち悪いおっさんにしか見えないから…」


………30分後


父「死ぬかと思った」

母「死ねばよかったのに」

父「ひどい!?なんでそんなこと言うんだ!?」

母「ひどいのはあなたのほうよ。なにあのコスプレ」

父「あれか?あれは昔娘が大好きだったプリキ〇アに出てきたキ〇アブラックの衣装だよ。ほら昔買ってやったじゃないか娘の誕生日プレゼントに」

母「いや、それは知ってるわよ。わたしが聞いてるのはなんであんなのを着て娘の前に出てきたのかってことよ。てか良く着れたわねぇあんなちっちゃいの」

今回はここまで
出だしから連投すみませんでしたorz

今回はここまで
出だしから連投すみませんでしたorz

また連投…(´・ω・`)
なんでなるんだろう

父「ふふふ、正直ギリギリだったがな…。まぁ理由はあれだ。あれは娘が好きだったものだろ?それを俺が着るだろ?俺嫌われてるだろ?相殺するだろ?あとはわかるな?」キリッ

母「バカでしょあなた」

母「そもそもあんな姿見せられたら相殺するどころか嫌われ度がアップするわよ」

父「えーじゃあどうすればいいんだ?あ、わかった!コスチュームを変えればいいんだな!?実は後28種類あr…」

母「もうお前黙れよ」

母「ともかく…今度はそんな気持ち悪いコスプレなんてしないでもっとましな方法を考えなさい。わかった?」

父「(´・ω・`)」

母「返事は?」ニコッ

父「は、はい!」

母「ん、それじゃあ風呂入っといで」

父「はい!お父さん、お風呂にいきまーす!」

トテテテッ

母「…はぁ、疲れるわぁ…」

母「…さて、次は娘ね」

娘の部屋前

母「娘~入るわよぉ?」トントン

娘「………どーぞ」

ガチャ

母「気分はどう?…って良いわけないわよねぇ。ごめんなさいねぇ…まさかお父さんがあんな格好してくるとは思わなかったから…」

娘「…いいよ、別に。お母さんは悪くないし、それにお父さんも悪気があってやったんじゃないだろうし……たぶん」

母「ふふ、娘は優しいのねぇ。普通ならあんな姿見るだけでトラウマモノよ」

娘「言われなくても既にトラウマモノだよ…」ハァ…

母(でしょうねぇ)

母「まあそのうち忘れるから気にしなくていいわよ。むしろ気にしたら負けよ」

娘「………うん」

母「………」

母「…ねえ、娘」

娘「…なぁに?」

母「そろそろいつも通りに過ごしてもいいんじゃないの?あなた、無理してるわ」

娘「………」

母「いくら学校のお友達が“お父さんと仲良いのはおかしい”って言ってたからてそんなに気にしなくてもいいじゃない…」

娘「…わかってるよ」

娘「わかってるけど…その…なんていったら…」

母「………」

母(…この娘ったら、お友達の言ってることに対して無理矢理真に受けようとしてるのねぇ。正に思春期真っ最中…)

母「まったく、若いっていいわねぇ…」ボソッ

娘「え?」

母「いや、なんでもないわ」

母「とにかく、なにか困ったことがあったらいつでも相談しに来なさい。なんでも答えてあげるから」

娘「……ん」

母「あなたはまだまだ若いんだから、自分だけで考えなくていいの。だいじょうぶ、わたしがついてるから。なんてったって、わたしはあなたのお母さんなんですもの」

娘「…うん!」

母「ふふ、いい返事よ」ナデナデ

娘「ふぁ…?!」ビクッ

母(あーかわいいわねぇ…)ナデナデ

\オーイ、フロアガッタゾー!/

母「あらあら…お父さんあがったみたいね」パッ

娘「あ…」

母「あなた、先に入りなさい。お母さんまだやらなきゃいけないことあるから」

娘「…うん」シュン…

母(頭なでなでやめたらしょんぼりしだしたわ。やっぱりかわいいわねぇ)

娘「お母さん…」

母「ん?」

娘「…ありがとね」ニコ

母「…ふふ、どういたしまして」ニコニコ

娘「えへへ…」

娘「じゃあ…お風呂先に入るね」

母「ええ、行ってらっしゃい」

テテテテ、ガチャ…バタン!

母「………ふぅ。あとはお父さん次第ね」

風呂の中

娘「ふぅ…あったまるー…」チャポン

娘「………」ブクブクブク…

…………
………
……


友『ねーさぁ、最近親がうるさいんだよね~』

友2『あーわかるわかる!中学生になったんだからちゃんとしなさい!っとか言ってくるんだよね~ウザイたらありゃしないよ』

友3『てかさぶっちゃけると特に親父がうるさいっていうか、ウザイんだよなあの糞ハゲwww』

友・友2『わかるーwwww』

友『あれ、娘どうしたの?さっきから浮かない顔して…』

娘『え?いや、お父さんってそんなにウザイものなのかなって…』

友3『え!?それマジで言ってんの!?』

友2『娘ちゃんの家の親は両方とも優しいの?』

娘『んー…お母さんはわたしが悩んだりしてる時によく話を聞いたりしてくれて、お父さんは…仕事が忙しくて帰ってくるのが遅いけど、早い時は一緒に遊んだりしてくれるから優しいと思うよ』

友『へー、いいなぁお前ん家。普通なら毎日一回は怒鳴られるぜ』

友2『うん、珍しいよね~』

娘『…おかしいかな?』

友3『あー、まぁ娘は優等生だしなぁ~。俺達とは感じが“違う”んだろうな』

友『あーなるほどね』

友2『羨ましいな~』

娘『………』

…………
………
……


娘「………」ブクブクブク…

娘(みんなとは“違う”かぁ……)

娘(なんか嫌だったなぁ…あんなこと言われたとき…)

娘(なんて言えばいいのかな…。仲間外れっていうんだろうか。そう、仲間外れだ。あんなこと言われたとき、わたしみんなから仲間外れされてるみたいな感じがしたんだよね…)

娘(だからわたし…嫌いでもないお父さんのことをわざと嫌ってるように演じてるんだよね…。でもそんなこと簡単に出来ることじゃないよ…)

娘(言いたくもない悪口を言わなきゃいけないし、何より言った後に残る…もやもやしたものがイヤだ。だけど演じなきゃわたしはみんなから仲間外れに…置き去りにされたような気分にもなっちゃう)

娘(…なんなんだろう。もうわけがわかんないよ…)

娘「………」ブクブクブク…

娘「………っ!?」ブクブッ

娘「っぷはぁ!」ザパァッ

娘「はぁ…はぁ…」

娘「………なんかダルい…早くあがろ…」

今回はここまで
今のところ書いてて見てる人いるのかどうか心配なってきた

次の日

父「娘が熱出しただと?」

母「えぇ、といっても微熱ですけどねぇ。一日休めばすぐ治ると思うわ」

父「んーそうか…。とりあえず仕事行ってくるけど、帰りに薬とか買ってきた方がいいか?」

母「大丈夫よ。まだ余ってると思うから」

父「…そうか、じゃ後は頼んだぞ。いってきまーす」ガチャ

母「はぁい、いってらっしゃい」

娘の部屋

娘「ゴホッ、ゴホッ…」

娘「…苦しい」

コンコン

娘「ん…」

母「娘ー入るわよ?」ガチャ

娘「どーぞ…って言う前に入らないでよ…」

母「あらごめんなさい。それよりポカリ持ってきたけど飲む?」

娘「…後でいいよ」

母「そう。ご飯は食べれる?お粥でいい?」

娘「うん」

母「ん。じゃ作ってくるからゆっくり寝てなさい。ポカリは机の上に置いておくから」

娘「…うん」

母「………」ガチャ、パタン

夕方らへん

父「ハァ、今日は失敗こいたなぁ…部下に心配されるわ、社長にお叱り貰うわ…。娘が熱出しただけでこれじゃ上司失格だなこりゃぁ…」

父「それにしても大丈夫かな…昨日はあんなに元気だったのに。…まさか俺のせいか?俺がプリキ〇アのコスプレをしたせいでこんなことになってしまったのか…!?」

「あのーすいませんー」

父「なんてこった!!俺は娘と仲良くなるどころかむしろ娘を傷つけてしまってるじゃないか!!!バカか俺!アホだろ!?」

「…あのー?」

父「大体なんだよプリキ〇アのコスプレって!?いい歳したオッサンがそんなコスプレしたら気持ち悪いに決まってんじゃん!!アホだ!アホだよ俺!!」

「………おーい」

父「ハァ…俺はなんて取り返しのつかないことを…。もうダメだおしまいだぁ…。どっかそこらへんにタイムマシーン落ちてないかなぁ…そしたら過去に戻ってもう一度選択を…」

「す・い・ま・せーん!!!」

父「おぅふ!?なんだ!?」

友「はぁ…やっと気付いてくれた…」

友2「なかなか気付いてくれなかったよね~。ちょっとショックだった~」

友3「てかぶっちゃけ独り言の内容がキモかったんだけどwww」

友・友2「わかるーwwww」

父「き、君達は誰だ?」

友「あ、僕たちは娘さんの友達です。今日は娘さんが休みだったんでプリントを持ってきたんです」

父「あーなるほどね。ん?てかなんで俺が娘の父ってわかったの?」

友2「なんとなくです~」

父「なんとなく?凄いな君!超能力者かなんかになれるんじゃないか!?」

友2「えへへ、ありがとうございます~」

友(さっき独り言で言ってたじゃないか)

友3(しかもここ娘の家の前だし誰でもわかんだろ普通)

今回はここまで
21日の夜に更新すると言っておきながら結局27日更新する羽目になってしまいました
しかも超スローペースで連投しまくるというこの低スペック

誠に申し訳ございませんorz

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